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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024133920
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】情報処理システムおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/134 20200101AFI20240926BHJP
【FI】
G06F40/134
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023043942
(22)【出願日】2023-03-20
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100125346
【弁理士】
【氏名又は名称】尾形 文雄
(72)【発明者】
【氏名】紅林 誠
【テーマコード(参考)】
5B109
【Fターム(参考)】
5B109SA14
(57)【要約】
【課題】電子文書の作成時に参照されたウェブページを1から探索する場合に比べて、探索に要する時間を削減させる。
【解決手段】管理サーバ10の制御部11では、取得部101が、電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報を取得し、管理部102が、取得されたウェブページにアクセスするための情報を、電子文書に対応付けて保存させ、表示制御部103が、電子文書にアクセスするための情報を対応付けた電子文書のオブジェクトと、ウェブページにアクセスするための情報を対応付けたリンクオブジェクトとを、対応関係にあることを判別可能な態様で表示させる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1または複数のプロセッサを備え、
前記1または複数のプロセッサは、
電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報を取得し、
取得した前記ウェブページにアクセスするための情報を、前記電子文書に対応付けて保存させることを特徴とする、
情報処理システム。
【請求項2】
前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書にアクセスするための情報を対応付けた当該電子文書のオブジェクトと、前記ウェブページにアクセスするための情報を対応付けたリンクオブジェクトとを、対応関係にあることを判別可能な態様で表示させることを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記1または複数のプロセッサは、前記対応関係にあることを判別可能な態様として、前記電子文書のオブジェクトに重畳させて、または当該電子文書のオブジェクトの近傍に、前記リンクオブジェクトを表示させることを特徴とする、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する要素と、前記ウェブページにアクセスするための情報とを対応付けて保存させることを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する複数の要素のうちユーザにより指定された1以上の要素と、前記ウェブページにアクセスするための情報とを対応付けて保存させることを特徴とする、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記1または複数のプロセッサは、前記1以上の要素を指定するための操作として、前記電子文書を構成するページのうち当該1以上の要素を少なくとも含む領域を指定する操作を受け付けることを特徴とする、
請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する複数の要素のうちユーザにより指定された1以上の要素に、前記ウェブページにアクセスするための情報を対応付けるかどうかの指示を受け付けることを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記1または複数のプロセッサは、前記1以上の要素と、前記ウェブページの内容とを表示させたうえで、当該1以上の要素に当該ウェブページにアクセスするための情報を対応付けるかどうかの指示を受け付けることを特徴とする、
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新が行われた場合、当該ウェブページの更新に関する情報を前記電子文書に表示させることを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新に関する情報として、更新前の当該ウェブページにアクセスするか、更新後の当該ウェブページにアクセスするかをユーザに選択させる制御を行うことを特徴とする、
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新に関する情報として、前記更新前のウェブページと、前記更新後のウェブページとの比較により得られる情報を表示させることを特徴とする、
請求項10に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記1または複数のプロセッサは、
予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報をさらに取得し、
前記電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報と、前記予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報とを、前記電子文書に対応付ける情報の候補として表示させることを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記1または複数のプロセッサは、
前記電子文書に含まれるウェブページにアクセスするための情報をさらに取得し、
前記電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報と、前記予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報と、当該電子文書に含まれるウェブページにアクセスするための情報とを、当該電子文書に対応付ける情報の候補として表示させることを特徴とする、
請求項12に記載の情報処理システム。
【請求項14】
コンピュータに、
電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報を取得する機能と、
取得した前記ウェブページにアクセスするための情報を、前記電子文書に対応付けて保存させる機能と、
を実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザがウェブページを参照しながら作成した電子文書の内容を、そのユーザまたは他のユーザが確認する際、電子文書の作成時に参照されたウェブページを参照したい場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007-226501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電子文書の作成時に参照されたウェブページが閉じられてしまうと、作成された電子文書の内容に基づいてウェブページを1から探索することになり、ユーザにとって手間となる。
【0005】
本発明の目的は、電子文書の作成時に参照されたウェブページを1から探索する場合に比べて、探索に要する時間を削減させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載された発明は、1または複数のプロセッサを備え、前記1または複数のプロセッサは、電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報を取得し、取得した前記ウェブページにアクセスするための情報を、前記電子文書に対応付けて保存させることを特徴とする、情報処理システムである。
請求項2に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書にアクセスするための情報を対応付けた当該電子文書のオブジェクトと、前記ウェブページにアクセスするための情報を対応付けたリンクオブジェクトとを、対応関係にあることを判別可能な態様で表示させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記対応関係にあることを判別可能な態様として、前記電子文書のオブジェクトに重畳させて、または当該電子文書のオブジェクトの近傍に、前記リンクオブジェクトを表示させることを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する要素と、前記ウェブページにアクセスするための情報とを対応付けて保存させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する複数の要素のうちユーザにより指定された1以上の要素と、前記ウェブページにアクセスするための情報とを対応付けて保存させることを特徴とする、請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記1以上の要素を指定するための操作として、前記電子文書を構成するページのうち当該1以上の要素を少なくとも含む領域を指定する操作を受け付けることを特徴とする、請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する複数の要素のうちユーザにより指定された1以上の要素に、前記ウェブページにアクセスするための情報を対応付けるかどうかの指示を受け付けることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記1以上の要素と、前記ウェブページの内容とを表示させたうえで、当該1以上の要素に当該ウェブページにアクセスするための情報を対応付けるかどうかの指示を受け付けることを特徴とする、請求項7に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新が行われた場合、当該ウェブページの更新に関する情報を前記電子文書に表示させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新に関する情報として、更新前の当該ウェブページにアクセスするか、更新後の当該ウェブページにアクセスするかをユーザに選択させる制御を行うことを特徴とする、請求項9に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新に関する情報として、前記更新前のウェブページと、前記更新後のウェブページとの比較により得られる情報を表示させることを特徴とする、請求項10に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報をさらに取得し、前記電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報と、前記予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報とを、前記電子文書に対応付ける情報の候補として表示させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書に含まれるウェブページにアクセスするための情報をさらに取得し、前記電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報と、前記予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報と、当該電子文書に含まれるウェブページにアクセスするための情報とを、当該電子文書に対応付ける情報の候補として表示させることを特徴とする、請求項12に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載された発明は、コンピュータに、電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報を取得する機能と、取得した前記ウェブページにアクセスするための情報を、前記電子文書に対応付けて保存させる機能と、を実現させるプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の本発明によれば、電子文書の保存時に表示されているウェブページにアクセスするための情報と、その電子文書とが対応付けられて保存されるので、電子文書からウェブページを容易に特定できる。
請求項2の本発明によれば、電子文書のオブジェクトと、これに対応するリンクオブジェクトとを一見して把握できる。
請求項3の本発明によれば、電子文書のオブジェクトと、これに対応するリンクオブジェクトとを一見して把握できる。
請求項4の本発明によれば、電子文書を構成するページやテキストの単位で、ウェブページにアクセスするための情報を対応付けることができるので、ユーザの利便性が向上する。
請求項5の本発明によれば、ユーザは、電子文書に含まれる要素のうち自ら指定した要素ごとに、ウェブページにアクセスするための情報を対応付けることができるので、ユーザの利便性が向上する。
請求項6の本発明によれば、ウェブページにアクセスするための情報を対応付ける1以上の要素を、領域指定により選択できるので、ユーザの操作性が向上する。
請求項7の本発明によれば、ウェブページにアクセスするための情報を電子文書の要素に対応付けるかどうかをユーザが選択できるので、ユーザの利便性が向上する。
請求項8の本発明によれば、電子文書の要素とウェブページとの対応付けが行われる前に、電子文書の要素と、これに対応付けられるウェブページとのプレビュー画面が表示されるので、意図せぬ対応付けが行われることを防ぐことができる。
請求項9の本発明によれば、電子文書に対応付けられているウェブページの更新が報知されるので、最新の情報を維持できる。
請求項10の本発明によれば、ユーザは、更新前のウェブページと、更新後のウェブページとのいずれかを選択してアクセスできるので、ユーザの利便性が向上する。
請求項11の本発明によれば、ユーザは、更新前のウェブページと、更新後のウェブページとの比較により得られる情報に基づきアクセス先を選択できるので、差分に基づく選択が可能となり、利便性が向上する。
請求項12の本発明によれば、電子文書が保存されたときに表示されているウェブページのみならず、過去に表示されたウェブページについても電子文書に対応付けることができるので、ユーザの利便性が向上する。
請求項13の本発明によれば、電子文書が保存されたときに表示されているウェブページのみならず、その電子文書に含まれる「ウェブページにアクセスするための情報」についても電子文書に対応付けることができるので、ユーザの利便性が向上する。
請求項14の本発明によれば、電子文書の保存時に表示されているウェブページにアクセスするための情報と、その電子文書とが対応付けられて保存されるので、電子文書からウェブページを容易に特定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施の形態が適用される情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
図2】管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】管理サーバの制御部の機能構成の一例を示す図である。
図4】ユーザ端末の制御部の機能構成の一例を示す図である。
図5】管理サーバの処理のうち、電子文書を保存する操作が行われたときに開かれていたウェブページと、その電子文書の要素とを対応付けて保存するまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6】管理サーバの処理のうち、電子文書の要素に対応付けられているウェブページが更新されたときの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7】ユーザ端末に対する入力操作によりデータベースに保存される電子文書と、その電子文書が保存されるときにユーザ端末に開かれているウェブページのURLとの具体例を示す図である。
図8】電子文書の要素とウェブページのURLとを対応付けて保存する際、ユーザ端末に表示される操作画面の具体例を示す図である。
図9】電子文書の要素とウェブページのURLとの対応関係が可視化された画面の具体例を示す図である。
図10】文書オブジェクトおよびウェブリンクオブジェクトの具体例を示す図である。(A)は、対応関係にあることを判別可能な態様でユーザ端末に表示された、文書オブジェクトおよびウェブリンクオブジェクトの具体例を示す図である。(B)および(C)は、電子文書に対応付けられているウェブページが更新されたときにその電子文書に表示される情報の具体例を示す図である。
図11】電子文書に対応付けられたウェブページが更新され、そのウェブページを開く操作が行われたときに表示される操作画面の具体例を示す図である。
図12】ユーザ端末に表示される差分情報の具体例を示す図である。
図13】電子文書にウェブページを対応付けて保存する操作を手動で行う場合の具体例を示す図である。
図14】選択可能な態様でリスト化された、電子文書に対応付けるウェブページの候補の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
<情報処理システムの全体構成>
図1は、本実施の形態が適用される情報処理システム1の全体構成の一例を示す図である。
情報処理システム1は、管理サーバ10と、ユーザ端末30とがネットワーク90を介して接続されることにより構成されている。ネットワーク90は、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット等である。
【0010】
(管理サーバ)
情報処理システム1を構成する管理サーバ10は、情報処理システム1の全体の管理をするサーバとしての情報処理装置である。管理サーバ10は、ユーザ端末30および外部の各々から送信されてくる各種の情報を取得する処理、取得した各種の情報に対する各種の処理、各種の情報をユーザ端末30および外部の各々に向けて送信する処理を行う。
【0011】
例えば、管理サーバ10は、ユーザ端末30において電子文書を保存するための指示が受け付けられたときに、そのユーザ端末30に表示されているウェブページにアクセスするための情報を取得し、取得したウェブページにアクセスするための情報を、その電子文書に対応付けて保存する。ここで、「電子文書」とは、例えば、Word形式の文書などである。また、「表示されている」とは、実際に画面に表示されているもののみならず、タブを切り替える操作で表示可能なアクティブの状態のものが含まれる。また、「ウェブページにアクセスするための情報」とは、例えば、URL(Uniform Resource Locator)などである。なお、本実施の形態では、「ウェブページにアクセスするための情報」としてのURLが取得されるものとする。
【0012】
また、管理サーバ10は、ユーザ端末30において、電子文書の要素にウェブページのURLを対応付けるため入力操作が受け付けられると、その入力情報を取得する。ここで、「電子文書の要素」とは、電子文書を構成するテキストデータや画像データなどである。そして、管理サーバ10は、取得した入力情報から特定される、電子文書の要素と、ウェブページのURLとを対応付けて保存する。
【0013】
管理サーバ10は、保存した電子文書にアクセスするための情報を対応付けた、その電子文書のオブジェクト(以下、「文書オブジェクト」と呼ぶ。)をユーザ端末30に表示させる制御を行う。また、管理サーバ10は、その電子文書の要素に対応付けられたウェブページのURLを対応付けたリンクオブジェクト(以下、「ウェブリンクオブジェクト」と呼ぶ。)をユーザ端末30に表示させる制御を行う。
【0014】
さらに、管理サーバ10は、文書オブジェクトとウェブリンクオブジェクトとが対応関係にあることを判別可能な態様でユーザ端末30に表示させる制御を行う。例えば、管理サーバ10は、対応関係にあることを判別可能な態様として、文書オブジェクトにウェブリンクオブジェクトを重畳させてユーザ端末30に表示させる制御を行う。また、例えば、管理サーバ10は、対応関係にあることを判別可能な態様として、文書オブジェクトの近傍にウェブリンクオブジェクトを表示させる制御を行う。
【0015】
また、管理サーバ10は、保存している電子文書の要素に対応付けられているウェブページが更新されたことを検知し、その旨を示す情報を電子文書に表示させるための制御を行う。また、管理サーバ10は、更新前後のウェブページを選択させるためのボタンをユーザ端末30に表示させる制御を行う。ここで、更新前のウェブページを選択するための入力操作が行われると、管理サーバ10は、更新前のウェブページの保存画像をユーザ端末30に表示させる制御を行う。これに対して、更新後のウェブページを選択するための入力操作が行われると、管理サーバ10は、現在のウェブページをユーザ端末30に表示させる制御を行う。
【0016】
また、管理サーバ10は、更新前のウェブページと更新後のウェブページとを比較した結果として得られる更新前後の差分に関する情報(以下、「差分情報」と呼ぶ)を表示させるためボタンをユーザ端末30に表示させる制御を行う。ここで、差分情報を表示させるための入力操作が行われると、管理サーバ10は、差分情報をユーザ端末30に表示させる制御を行う。なお、管理サーバ10の構成や処理の詳細については後述する。
【0017】
(ユーザ端末)
ユーザ端末30は、情報処理システム1を利用するユーザが操作するスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。ユーザ端末30は、管理サーバ10および外部の各々から送信されてくる各種の情報を取得する処理、取得した各種の情報に対する各種の処理、各種の情報を管理サーバ10および外部の各々に向けて送信する処理を行う。例えば、ユーザ端末30は、ユーザにより入力された入力情報を、管理サーバ10および外部の各々に向けて送信する。なお、ユーザ端末30の構成や処理の詳細については後述する。
【0018】
上述の情報処理システム1の構成は一例であり、情報処理システム1全体として上述の処理を実現させる機能を備えていればよい。このため、上述の処理を実現させる機能のうち、一部または全部を情報処理システム1内で分担してもよいし協働してもよい。すなわち、管理サーバ10の機能の一部または全部をユーザ端末30の機能としてもよいし、ユーザ端末30の機能の一部または全部を管理サーバ10の機能としてもよい。また、情報処理システム1を構成する管理サーバ10およびユーザ端末30の各々の機能の一部または全部を、図示せぬ他のサーバ等に移譲し、上述の処理の一部または全部を行わせてもよい。これにより、情報処理システム1全体としての処理が促進され、また、処理を補完し合うことも可能となる。
【0019】
<ハードウェア構成>
(管理サーバのハードウェア構成)
図2は、管理サーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。
管理サーバ10は、制御部11と、メモリ12と、記憶部13と、通信部14と、操作部15と、表示部16とを有している。これらの各部は、データバス、アドレスバス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス等で接続されている。
【0020】
制御部11は、OS(基本ソフトウェア)やアプリケーションソフトウェア(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアの実行を通じて管理サーバ10の機能の制御を行うプロセッサである。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)で構成される。メモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、演算に際して作業エリアとして用いられる。メモリ12は、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される。
【0021】
記憶部13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。記憶部13は、例えばプログラムや各種設定データなどの記憶に用いられるHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、半導体メモリ等で構成される。記憶部13には、各種の情報を記憶するデータベースが格納されている。
【0022】
記憶部13に格納されているデータベースとしては、電子文書が記憶された文書DB131などである。文書DB131に記憶されている電子文書には、ウェブページのURLが対応付けられている。具体的には、電子文書を構成するテキストデータや画像データなどの要素の単位でウェブページのURLが対応付けられている。
【0023】
通信部14は、ネットワーク90を介してユーザ端末30および外部との間でデータの送受信を行う。操作部15は、例えばキーボード、マウス、機械式のボタン、スイッチで構成され、入力操作を受け付ける。操作部15には、表示部16と一体的にタッチパネルを構成するタッチセンサが含まれていてもよい。表示部16は、例えば情報の表示に用いられる液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイで構成され、画像(動画像および静止画像)データやテキストデータなどを表示する。
【0024】
(ユーザ端末のハードウェア構成)
ユーザ端末30のハードウェア構成は、図2に示す管理サーバ10のハードウェア構成と同様の構成を備えている。すなわち、ユーザ端末30は、図2の制御部11、メモリ12、記憶部13、通信部14、操作部15、および表示部16の各々と同様の機能を有する、制御部、メモリ、記憶部、通信部、操作部、および表示部の各々を備えており、図示および説明を省略する。
【0025】
<機能構成>
(管理サーバ)
図3は、管理サーバ10の制御部11の機能構成の一例を示す図である。
管理サーバ10の制御部11では、取得部101と、管理部102と、表示制御部103と、送信制御部104と、更新検知部105と、比較部106とが機能する。
【0026】
取得部101は、各種の情報を取得する。例えば、取得部101は、ウェブページにアクセスするための情報としてのURLを取得する。具体的には、取得部101は、電子文書を保存するために入力された情報から特定される、その電子文書を保存するための入力操作が行われたときに表示されていたウェブページのURLを取得する。
【0027】
また、取得部101は、ユーザ端末30および外部の各々から送信されてきた各種の情報を取得する。取得部101により取得される情報のうち、ユーザ端末30から送信されてくる情報としては、例えば、ユーザの操作により入力された入力情報などが挙げられる。取得部101により取得される入力情報としては、例えば、電子文書を保存するために入力された情報、電子文書の要素にウェブページのURLを対応付けるために入力された情報、URLが保存されているウェブページが更新されたときにユーザ端末30に表示させるウェブページのバージョン(例えば、更新前のウェブページ、更新後の現在のウェブページなど)を選択するために入力された情報、更新前後のウェブページの比較により得られる差分情報を表示させるために入力された情報などである。
【0028】
管理部102は、記憶部13(図2参照)のデータベースに各種の情報を格納して管理する。例えば、管理部102は、テキストデータや画像データなどの要素の単位でウェブページのURLを対応付けた電子文書を、文書DB131に格納して管理する。
【0029】
表示制御部103は、ユーザ端末30の表示部に各種の情報を表示させるための制御を行う。具体的には、表示制御部103は、後述する送信制御部104を介して、各種の情報を表示させるための制御情報をユーザ端末30に向けて送信させる。ユーザ端末30に向けて送信される、各種の情報を表示させるための制御情報としては、例えば、文書オブジェクトおよびウェブリンクオブジェクトを表示させるための制御情報、文書オブジェクトとウェブリンクオブジェクトとが対応関係にあることを判別可能な態様で表示させるための制御情報、ウェブページが更新されたことを示す情報を電子文書に表示させるための制御情報、更新前後のウェブページを選択させるためのボタンを表示させるための制御情報、更新前のウェブページの保存画像を表示させるための制御情報、更新後の現在のウェブページを表示させるための制御情報、更新前後のウェブページの比較により得られる差分情報を表示させるための制御情報などである。
【0030】
送信制御部104は、通信部14(図2参照)を介して各種の情報を送信する制御を行う。具体的には、送信制御部104は、ユーザ端末30および外部の各々に向けて各種の情報を送信する制御を行う。送信制御部104により送信が制御される情報のうち、ユーザ端末30に向けて送信される情報としては、例えば、各種の情報をユーザ端末30に表示させるための制御情報などである。
【0031】
更新検知部105は、管理部102により管理されている電子文書の要素に対応付けられているウェブページが更新されたことを検知する。なお、更新検知部105がウェブページの更新を検知する手法は特に限定されない。従来から用いられているウェブページの更新監視ツール等を用いてウェブページの更新を検知してもよい。
【0032】
比較部106は、更新検知部105により更新が検知されたウェブページについて、更新前のウェブページと更新後のウェブページとを比較する。また、比較部106は、更新前後のウェブページの比較の結果から差分情報を抽出する。ここで、比較部106が更新前後のウェブページを比較して差分情報を抽出する手法は特に限定されない。例えば、取得部101がウェブページのURLを取得する際、ウェブページの内容のキャプチャ画像を含むスナップショットを同時に取得しておき、そのスナップショットの内容と最新のウェブページの内容とを比較することで差分情報を抽出してもよい。
【0033】
(ユーザ端末)
図4は、ユーザ端末30の制御部の機能構成の一例を示す図である。
ユーザ端末30の制御部では、取得部301と、送信制御部302と、表示制御部303とが機能する。
【0034】
取得部301は、各種の情報を取得する。具体的には、取得部301は、操作部により入力が受け付けられた入力情報を取得する。また、取得部301は、管理サーバ10および外部から送信されてきた各種の情報を取得する。取得部301により取得される情報のうち、管理サーバ10から送信されてくる情報としては、例えば、表示部に各種の情報を表示させるための制御情報などである。
【0035】
送信制御部302は、通信部を介して各種の情報を送信する制御を行う。具体的には、送信制御部302は、管理サーバ10および外部に向けて各種の情報を送信する制御を行う。送信制御部302により送信が制御される情報のうち、管理サーバ10に向けて送信される情報としては、例えば、操作部を介して入力された各種の入力情報などである。
【0036】
表示制御部303は、各種の情報を表示部に表示させるための制御を行う。例えば、表示制御部303は、取得部301により取得された、各種の情報を表示させるための制御情報に基づいて、各種の情報を表示部に表示させるための制御を行う。
【0037】
<処理の流れ>
(管理サーバの処理の流れ)
図5は、管理サーバ10の処理のうち、電子文書を保存する操作が行われたときに開かれていたウェブページと、その電子文書の要素とを対応付けて保存するまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
管理サーバ10は、電子文書を保存するための入力操作が受け付けられると(ステップ501でYES)、その入力情報を取得する(ステップ502)。また、管理サーバ10は、その入力操作が行われたときに表示されているウェブページを特定し(ステップ503)、特定したウェブページにアクセスするための情報としてのURLを取得する(ステップ504)。これに対して、電子文書を保存するための入力操作が受け付けられていない場合(ステップ501でNO)、電子文書を保存するための入力操作が受け付けられるまでステップ501の判断処理を繰り返す。
【0038】
管理サーバ10は、電子文書の要素にウェブページのURLを対応付けるための入力操作が受け付けられると(ステップ505でYES)、その入力情報を取得する(ステップ506)。これに対して、ウェブページのURLを対応付けるための入力操作が受け付けられていない場合(ステップ505でNO)、管理サーバ10は、ウェブページのURLを対応付けるための入力操作が受け付けられるまでステップ505の判断処理を繰り返す。
【0039】
そして、管理サーバ10は、電子文書の要素にウェブページのURLを対応付けて保存する(ステップ507)。具体的には、管理サーバ10は、ステップ504で取得したウェブページのURLを、電子文書を構成する複数の要素のうちユーザにより指定された要素に対応付けて、記憶部13の文書DB131に格納して管理する。なお、ここでいう「指定」には、電子文書を構成するページのうち1以上の要素が含まれる領域を指定する操作が含まれる。
【0040】
図6は、管理サーバ10の処理のうち、電子文書の要素に対応付けられているウェブページが更新されたときの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
管理サーバ10は、電子文書の要素に対応付けられているウェブページが更新されると(ステップ601でYES)、ウェブページが更新されたことを検知し(ステップ602)、ウェブページが更新されたことを示す情報を電子文書に表示させる(ステップ603)。これに対して、電子文書の要素に対応付けられているウェブページが更新されていない場合(ステップ601でNO)、管理サーバ10は、電子文書の要素に対応付けられているウェブページが更新されるまでステップ601の判断処理を繰り返す。
【0041】
管理サーバ10は、ユーザ端末30に、更新前後のウェブページを選択させるためのボタンを表示させる(ステップ604)。そして、表示させる対象を選択するための入力操作が受け付けられると(ステップ605でYES)、管理サーバ10は、その入力情報を取得し(ステップ606)、ステップ607の判断処理に進む。これに対して、表示させる対象を選択するための入力操作が受け付けられていない場合(ステップ605でNO)、管理サーバ10は、表示させる対象を選択するための入力操作が受け付けられるまでステップ605の判断処理を繰り返す。
【0042】
管理サーバ10は、表示させる対象として、更新前のウェブページが選択された場合には(ステップ607でYES)、ユーザ端末30に、更新前のウェブページの保存画像を表示させる(ステップ608)。これに対して、表示させる対象として、更新前ではなく(ステップ607でNO)、更新後のウェブページが選択された場合(ステップ609でYES)、管理サーバ10は、ユーザ端末30に、現在のウェブページを表示させる(ステップ610)。これに対して、更新後のウェブページが選択されない場合(ステップ609でNO)、管理サーバ10は、ステップ607およびステップ609の判断処理を繰り返す。
【0043】
また、管理サーバ10は、更新前後のウェブページの比較により得られる差分情報を表示させるためボタンを表示させる(ステップ611)。そして、管理サーバ10は、差分情報を表示させるための入力操作が受け付けられると(ステップ612でYES)、その入力情報を取得し(ステップ613)、ユーザ端末30に向けて差分情報を送信する(ステップ614)。その結果、ユーザ端末30の表示部に差分情報が表示される。これに対して、差分情報を表示させるための入力操作が受け付けられていない場合(ステップ612でNO)、差分情報を表示させるための入力操作が受け付けられるまでステップ612の判断処理を繰り返す。
【0044】
<具体例>
図7は、ユーザ端末30に対する入力操作によりデータベースに保存される電子文書と、その電子文書が保存されるときにユーザ端末30に開かれているウェブページのURLとの具体例を示す図である。
ユーザが、ユーザ端末30に電子文書を表示させて作業を行い、その電子文書を保存するための操作を行うと、保存するための操作が行われたときにユーザ端末30に開かれているウェブページ100を電子文書に対応付けて保存するかどうかを選択させるための操作画面20が表示される。
【0045】
操作画面20には、「閲覧中の以下のページをWEBリンクとして保存しますか?」というメッセージとともに、電子文書に対応付ける対象となるウェブページ100のURLと、ウェブページ100が表示される。また、操作画面20には、「紐づけ対象ページ」と表記されたボタン201と、「詳細設定」と表記されたボタン202と、「キャンセル」と表記されたボタン203と、「OK」と表記されたボタン204とが表示される。
【0046】
ここで、ユーザが、ボタン201を押下すると、保存対象の電子文書を構成する1以上のページのうち、指定したページとウェブページ100のURLとを対応付けて保存することが可能となる。すなわち、電子文書のページ単位での対応付けが可能となる。また、ユーザが、ボタン202を押下すると、保存対象の電子文書に含まれる複数の要素(テキストデータや画像データ)のうち、指定した1以上の要素とウェブページ100のURLとを対応付けて保存するための操作画面が表示される。具体的には、後述する図8に示す操作画面21が表示される。また、ユーザが、ボタン203を押下すると、電子文書にウェブページ100のURLを対応付ける操作がキャンセルされる。また、ユーザが、ボタン204を押下すると、電子文書にウェブページ100のURLを対応付ける操作が実行される。
【0047】
図8は、電子文書の要素とウェブページのURLとを対応付けて保存する際、ユーザ端末30に表示される操作画面の具体例を示す図である。
上述の図7に示す操作画面20のボタン202が押下されると、図8に示す操作画面21が表示される。
【0048】
操作画面21には、「紐づけ箇所を指定して下さい」というメッセージとともに、保存対象の電子文書400とウェブページ100とが並んで表示される。また、操作画面21には、「紐づけ箇所指定(文書)」と表記されたチェックボックス205と、「紐づけ箇所指定(リンク先)」と表記されたチェックボックス206と、「キャンセル」と表記されたボタン203と、「OK」と表記されたボタン204とが表示される。
【0049】
ここで、ユーザが、チェックボックス205にチェックを入れると、電子文書400の1以上の要素をテキスト選択により指定することが可能になる。また、ユーザが、チェックボックス206にチェックを入れると、ウェブページ100の1以上の要素(例えば、テキストデータや画像データ)を含む領域を矩形選択することにより、1以上の要素を指定することが可能になる。図8の例では、チェックボックス205にチェックが入れられており、カーソル700により要素410が指定されている。具体的には、テキストデータである要素410がテキスト選択により指定されている。また、ユーザがボタン203を押下すると、電子文書400の要素にウェブページ100のURLを対応付ける操作がキャンセルされ、操作画面21が閉じる。また、ユーザがボタン204を押下すると、電子文書400の要素とウェブページ100のURLとの対応関係が可視化される。
【0050】
図9は、電子文書の要素とウェブページのURLとの対応関係が可視化された画面の具体例を示す図である。
上述の図8に示す操作画面21のボタン204が押下されると、図9に示すように、電子文書の要素とウェブページのURLとの対応関係が可視化される。
【0051】
操作画面21には、「関連付けを確認して下さい」というメッセージとともに、対応付けられる電子文書400の要素410とウェブページ100との対応関係を示す線500が表示される。さらに、電子文書400の要素410をハイライト表示させる枠420とウェブページ100をハイライト表示させる枠110とが表示される。また、操作画面21には、「戻る」と表記されたボタン207と、「キャンセル」と表記されたボタン203と、「OK」と表記されたボタン204とが表示される。
【0052】
ユーザは、対応付けられる電子文書400の要素とウェブページ100との対応関係に問題がないかを確認する。そして、ユーザは、問題があると判断した場合には、ボタン207を押下することで前の画面(図8に示す画面)に戻し、対応付けの作業をやり直す。これに対して、問題がないと判断した場合、ユーザは、ボタン204を押下することで対応付けを確定させる。また、電子文書400の要素にウェブページ100のURLを対応付ける操作をキャンセルする場合、ユーザは、ボタン203を押下することで操作画面21を閉じる。
【0053】
図10は、文書オブジェクトおよびウェブリンクオブジェクトの具体例を示す図である。図10(A)は、対応関係にあることを判別可能な態様でユーザ端末30に表示された、文書オブジェクトおよびウェブリンクオブジェクトの具体例を示す図である。図10(B)および(C)は、電子文書に対応付けられているウェブページが更新されたときにその電子文書に表示される情報の具体例を示す図である。
【0054】
電子文書とウェブページとが対応付けられて保存されると、文書オブジェクトとウェブリンクオブジェクトとがユーザ端末30に表示される。具体的には、図10(A)に示すように、電子文書400とウェブページ100とが対応関係にあることを判別可能な態様で表示される。ここで、「判別可能な態様」は特に限定されず、ユーザ端末30を視認するユーザの判別を支援できる態様であればよい。なお、図10(A)の例では、「判別可能な態様」として、電子文書400の文書オブジェクトの隣にウェブページ100のリンクオブジェクトが表示されている。さらに、電子文書400の文書オブジェクトが枠430によってハイライト表示されており、ウェブページ100のリンクオブジェクトが枠120によってハイライト表示されている。
【0055】
電子文書の要素とウェブページとが対応付けられて保存された後に、そのウェブページが更新されると、その旨を示す情報が電子文書に表示される。例えば、図10(B)に示すように、電子文書400に対応付けられているウェブページ100が更新されたことを示す情報として、その旨を表す「i」と表記されたマーク600が電子文書400のオブジェクトに付される。
【0056】
ここで、ユーザが、カーソル700を用いて、電子文書400の文書オブジェクトを指定する操作を行うと、図10(C)に示すように、電子文書400が開かれる。開かれた電子文書400には、対応関係にあるウェブページが更新されたことを示す情報として、「リンク先に変更が生じました」と表記されたメッセージが表示される。また、ユーザが、カーソル700を用いて、マーク600またはウェブページ100のリンクオブジェクトを指定する操作を行うと、図11に示す操作画面が表示される。
【0057】
図11は、電子文書に対応付けられたウェブページが更新され、そのウェブページを開く操作が行われたときに表示される操作画面の具体例を示す図である。
上述の図10に示すマーク600またはウェブページ100のリンクオブジェクトを指定する操作が行われると、図11に示すように、表示するウェブページのバージョンの選択を求める操作画面が表示される。
【0058】
図11に示す操作画面には、「リンク先に変更が生じました」という表記とともに、「どのタイミングの情報にアクセスするか選択してください」というメッセージと、表示するウェブページのバージョンを選択するための選択ボタンとが表示される。表示するウェブページのバージョンを選択するための選択ボタンは、「WEBリンク作成時」と表記された選択ボタンと、「現在の最新の情報」と表記された選択ボタンとからなる。
【0059】
操作画面に表示された2つの選択ボタンのうち、「WEBリンク作成時」と表記された選択ボタンが押下されると、更新前のウェブページの保存画像が表示される。具体的には、電子文書とウェブページとが対応付けられた際に取得されたウェブページの内容を示すスナップショットが表示される。これに対して、「現在の最新の情報」と表記された選択ボタンが押下されると、更新後の現在のウェブページが表示される。具体的には、電子文書に対応付けられているウェブページのURLにアクセスし、そのアクセス先のウェブページが表示される。また、図11に示す操作画面には、「差分表示」と表記されたボタン208が表示されている。ボタン208が押下されると、図12に示す画面が表示される。
【0060】
図12は、ユーザ端末30に表示される差分情報の具体例を示す図である。
ユーザが、上述の図11に示す「差分表示」と表記されたボタン208を押下すると、図12に示す画面が表示される。図12に示す画面には、更新前のウェブページ100の内容と、更新後のウェブページ100の内容との比較により得られる差分情報が判別可能な態様で表示される。
【0061】
具体的には、「WEBリンク作成時」と表記された更新前のウェブページ100と、「現在の最新の情報」と表記された更新後の現在のウェブページ100とが並べられた状態で表示され、それとともに差分情報がハイライト表示される。図12の例では、更新後の現在のウェブページ100の画像に対し、その画像をハイライト表示させるための枠130が付されている。すなわち、更新前のウェブページ100の内容と更新後のウェブページ100の内容との比較により、画像が更新されたという差分情報が抽出され、その画像がハイライト表示されている。
【0062】
[第2の実施の形態]
上述の第1の実施の形態では、ユーザが電子文書を保存する操作を行うと、そのときに表示されているウェブページが自動的に特定され、その電子文書に対応付けるかどうかをユーザが選択する。これに対して、第2の実施の形態では、ユーザが電子文書を保存する操作を行う際、その電子文書にウェブページを対応付けて保存するかどうかを選択する。そして、ユーザは、電子文書に対応付けるウェブページの候補の中から1の候補を選択して電子文書に対応付けるための操作を行う。
【0063】
<情報処理システムの構成、ハードウェア構成>
第2の実施の形態にかかる情報処理システム1の全体構成、情報処理システム1を構成する管理サーバ10およびユーザ端末30のハードウェア構成は、上述の第1の実施の形態にかかる構成と同様であり、図示および説明を省略する。
【0064】
<機能構成>
第2の実施の形態にかかる情報処理システム1を構成する管理サーバ10の制御部11では、上述の第1の実施の形態と同様に、図3に示す取得部101と、管理部102と、表示制御部103と、送信制御部104と、更新検知部105と、比較部106とが機能する。ただし、第2の実施の形態にかかる情報処理システム1を構成する管理サーバ10の機能構成のうち、取得部101および表示制御部103は、第1の実施の形態に加えて以下の構成を有する。
【0065】
すなわち、取得部101は、上述の図3に示す構成に加えて、予め定められた期間にユーザ端末30に表示されたウェブページにアクセスするための情報としてのURLを取得する。ここで、「予め定められた期間」とは、例えば、電子文書を保存する操作を行うタイミングである「現在」から遡る期間として予め定められた期間のことをいう。例えば、「予め定められた期間」が3日である場合には、3日前から現在に至るまでの間にユーザ端末30に表示された(または、現在表示されている)ウェブページのURLが取得される。
【0066】
また、取得部101は、保存対象の電子文書に含まれるウェブページにアクセスするための情報としてのURLを取得する。すなわち、電子文書の要素には、ウェブページのURLを示すテキストデータや、ウェブページのURLを示すQRコード(登録商標)等の画像データが含まれている場合がある。取得部101は、このような電子文書の要素からウェブページのURLを特定して取得する。ここで、取得部101が電子文書の要素からウェブページのURLを特定する手法は特に限定されない。例えば、電子文書の文書オブジェクトに対するマウスオーバーの操作が行われると、その電子文書に含まれるURLが抽出されるようにしてもよい。
【0067】
また、表示制御部103は、上述の図3に示す構成に加えて、電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報と、予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報と、電子文書に含まれるウェブページにアクセスするための情報とを、電子文書に対応付ける情報の候補として表示させるための制御を行う。
【0068】
<具体例>
図13は、電子文書にウェブページを対応付けて保存する操作を手動で行う場合の具体例を示す図である。なお、図13の例における電子文書を保存する操作とは、管理サーバ10により管理されるクラウドストレージにアップロードする操作であるものとする。なお、管理サーバ10により管理されるクラウドストレージにアップロードされた電子文書は、管理サーバ10の記憶部13の文書DB131に格納されて管理される。
【0069】
ユーザが電子文書を保存するための操作を行うと、図13に示す操作画面が表示される。ユーザは、図13に示す操作画面にて保存対象の電子文書を指定する。図13の例では、保存対象の電子文書として、「sample01.pdf」というファイル名の電子文書が指定されている。保存対象の電子文書を指定する操作は、ファイル名を直接入力する操作、または、「アップロードするファイルをここにドロップしてください」と表記された領域に保存対象の電子文書をドロップする操作のいずれかにより行われる。
【0070】
図13に示す操作画面には、「同じ名前の文書が存在する場合の動作」という表記とともに、「バージョン追加」と表記された選択ボタン209と、「別ファイルとしてアップロード」と表記された選択ボタン210とが表示されている。すなわち、保存対象として指定された電子文書とファイル名が同じ電子文書が既に文書DB131に格納されている場合には、選択ボタン209が押下されると、格納済みの電子文書とバージョンが異なる同一名称の電子文書として保存される。また、選択ボタン210が押下されると、格納済みの電子文書と異なる他の電子文書として保存される。
【0071】
ユーザは、電子文書にウェブページを対応付けて保存する場合には、「WEBリンクファイルの作成」と表記されたチェックボックス211にチェックを入れ、「アップロード」と表記されたボタン213を押下する。すると、図14に示す操作画面が表示される。なお、ユーザは、電子文書を保存する操作をキャンセルする場合、「キャンセル」と表記されたボタン212を押下する。
【0072】
図14は、選択可能な態様でリスト化された、電子文書に対応付けるウェブページの候補の具体例を示す図である。
上述の図13の「アップロード」と表記されたボタン213が押下されると、図14に示すように、電子文書に対応付けるウェブページの候補が一覧化されたリストが表示される。ウェブページの候補は、電子文書を保存する操作が行われたときに表示されているウェブページと、予め定められた期間内にユーザ端末30に表示されたウェブページと、保存対象の電子文書に含まれるウェブページなどである。
【0073】
ユーザは、ドロップダウンリスト214から表示条件を選択することで、電子文書に対応付けるウェブページの候補を一覧表示させる。図14の例では、ドロップダウンリスト214の表示が「タブから選択」になっている。この場合、電子文書を保存する操作が行われたときに表示されているウェブページと、過去に開かれた履歴のあるウェブページとが一覧表示される。なお、一覧表示される際の表示の順番は特に限定されず、例えば、開かれた日時、開かれた回数などを基準として一覧表示される。
【0074】
また、図示はしないが、ドロップダウンリスト214には、「タブから選択」以外に、予め定められた期間に表示された全てのウェブページを一覧表示させる「全ての履歴」や、電子文書にURLが含まれているウェブページを一覧表示させる「URL検索」などがあってもよい。
【0075】
一覧表示されたウェブページの候補には、それぞれ選択ボタン215が表示されている。ユーザは、選択ボタン215を押下することでウェブページを選択する。ここで、図示はしないが、一覧表示されたウェブページの各欄に対するマウスオーバーの操作が行われると、そのウェブページのプレビューが表示されるようにしてもよい。ユーザは、選択ボタン215を押下した後、「追加」と表記されたボタン217を押下する。これにより、指定された電子文書に対し、選択ボタン215で選択されたウェブページが対応付けられて保存される。また、ユーザは、電子文書にウェブページを対応付ける操作をキャンセルする場合には、ボタン216を押下する。
【0076】
[他の実施の形態]
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限るものではない。また、本発明による効果も、上述した実施の形態に記載されたものに限定されない。例えば、図1に示す情報処理システム1の構成、および図2に示す管理サーバ10のハードウェア構成は、いずれも本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。また、図3に示す管理サーバ10の機能構成、および図4に示すユーザ端末30の機能構成も例示に過ぎず、特に限定されない。上述した処理を全体として実行できる機能が図1の情報処理システム1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能構成を用いるかは図3および図4の例に限定されない。
【0077】
また、図5および図6に示す管理サーバ10の処理のステップの順序も例示に過ぎず、特に限定されない。図示されたステップの順序に沿って時系列的に行われる処理だけではなく、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別的に行われてもよい。また、図7乃至図14に示す具体例も一例に過ぎず、特に限定されない。
【0078】
(付記)
(((1)))
1または複数のプロセッサを備え、
前記1または複数のプロセッサは、
電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報を取得し、
取得した前記ウェブページにアクセスするための情報を、前記電子文書に対応付けて保存させることを特徴とする、
情報処理システム。
(((2)))
前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書にアクセスするための情報を対応付けた当該電子文書のオブジェクトと、前記ウェブページにアクセスするための情報を対応付けたリンクオブジェクトとを、対応関係にあることを判別可能な態様で表示させることを特徴とする、
(((1)))に記載の情報処理システム。
(((3)))
前記1または複数のプロセッサは、前記対応関係にあることを判別可能な態様として、前記電子文書のオブジェクトに重畳させて、または当該電子文書のオブジェクトの近傍に、前記リンクオブジェクトを表示させることを特徴とする、
(((2)))に記載の情報処理システム。
(((4)))
前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する要素と、前記ウェブページにアクセスするための情報とを対応付けて保存させることを特徴とする、
(((1)))乃至(((3)))のいずれかに記載の情報処理システム。
(((5)))
前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する複数の要素のうちユーザにより指定された1以上の要素と、前記ウェブページにアクセスするための情報とを対応付けて保存させることを特徴とする、
(((4)))に記載の情報処理システム。
(((6)))
前記1または複数のプロセッサは、前記1以上の要素を指定するための操作として、前記電子文書を構成するページのうち当該1以上の要素を少なくとも含む領域を指定する操作を受け付けることを特徴とする、
(((5)))に記載の情報処理システム。
(((7)))
前記1または複数のプロセッサは、前記電子文書を構成する複数の要素のうちユーザにより指定された1以上の要素に、前記ウェブページにアクセスするための情報を対応付けるかどうかの指示を受け付けることを特徴とする、
(((1)))に記載の情報処理システム。
(((8)))
前記1または複数のプロセッサは、前記1以上の要素と、前記ウェブページの内容とを表示させたうえで、当該1以上の要素に当該ウェブページにアクセスするための情報を対応付けるかどうかの指示を受け付けることを特徴とする、
(((7)))に記載の情報処理システム。
(((9)))
前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新が行われた場合、当該ウェブページの更新に関する情報を前記電子文書に表示させることを特徴とする、
(((1)))乃至(((8)))のいずれかに記載の情報処理システム。
(((10)))
前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新に関する情報として、更新前の当該ウェブページにアクセスするか、更新後の当該ウェブページにアクセスするかをユーザに選択させる制御を行うことを特徴とする、
(((9)))に記載の情報処理システム。
(((11)))
前記1または複数のプロセッサは、前記ウェブページの更新に関する情報として、前記更新前のウェブページと、前記更新後のウェブページとの比較により得られる情報を表示させることを特徴とする、
(((10)))に記載の情報処理システム。
(((12)))
前記1または複数のプロセッサは、
予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報をさらに取得し、
前記電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報と、前記予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報とを、前記電子文書に対応付ける情報の候補として表示させることを特徴とする、
(((1)))乃至(((11)))のいずれかに記載の情報処理システム。
(((13)))
前記1または複数のプロセッサは、
前記電子文書に含まれるウェブページにアクセスするための情報をさらに取得し、
前記電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報と、前記予め定められた期間に表示されたウェブページにアクセスするための情報と、当該電子文書に含まれるウェブページにアクセスするための情報とを、当該電子文書に対応付ける情報の候補として表示させることを特徴とする、
(((12)))に記載の情報処理システム。
(((14)))
コンピュータに、
電子文書を保存するための指示を受け付けたときに表示されているウェブページにアクセスするための情報を取得する機能と、
取得した前記ウェブページにアクセスするための情報を、前記電子文書に対応付けて保存させる機能と、
を実現させるプログラム。
【0079】
(((1)))の本発明によれば、電子文書の保存時に表示されているウェブページにアクセスするための情報と、その電子文書とが対応付けられて保存されるので、電子文書からウェブページを容易に特定できる。
(((2)))の本発明によれば、電子文書のオブジェクトと、これに対応するリンクオブジェクトとを一見して把握できる。
(((3)))の本発明によれば、電子文書のオブジェクトと、これに対応するリンクオブジェクトとを一見して把握できる。
(((4)))の本発明によれば、電子文書を構成するページやテキストの単位で、ウェブページにアクセスするための情報を対応付けることができるので、ユーザの利便性が向上する。
(((5)))の本発明によれば、ユーザは、電子文書に含まれる要素のうち自ら指定した要素ごとに、ウェブページにアクセスするための情報を対応付けることができるので、ユーザの利便性が向上する。
(((6)))の本発明によれば、ウェブページにアクセスするための情報を対応付ける1以上の要素を、領域指定により選択できるので、ユーザの操作性が向上する。
(((7)))の本発明によれば、ウェブページにアクセスするための情報を電子文書の要素に対応付けるかどうかをユーザが選択できるので、ユーザの利便性が向上する。
(((8)))の本発明によれば、電子文書の要素とウェブページとの対応付けが行われる前に、電子文書の要素と、これに対応付けられるウェブページとのプレビュー画面が表示されるので、意図せぬ対応付けが行われることを防ぐことができる。
(((9)))の本発明によれば、電子文書に対応付けられているウェブページの更新が報知されるので、最新の情報を維持できる。
(((10)))の本発明によれば、ユーザは、更新前のウェブページと、更新後のウェブページとのいずれかを選択してアクセスできるので、ユーザの利便性が向上する。
(((11)))の本発明によれば、ユーザは、更新前のウェブページと、更新後のウェブページとの比較により得られる情報に基づきアクセス先を選択できるので、差分に基づく選択が可能となり、利便性が向上する。
(((12)))の本発明によれば、電子文書が保存されたときに表示されているウェブページのみならず、過去に表示されたウェブページについても電子文書に対応付けることができるので、ユーザの利便性が向上する。
(((13)))の本発明によれば、電子文書が保存されたときに表示されているウェブページのみならず、その電子文書に含まれる「ウェブページにアクセスするための情報」についても電子文書に対応付けることができるので、ユーザの利便性が向上する。
(((14)))の本発明によれば、電子文書の保存時に表示されているウェブページにアクセスするための情報と、その電子文書とが対応付けられて保存されるので、電子文書からウェブページを容易に特定できる。
【符号の説明】
【0080】
1…情報処理システム、10…管理サーバ、11…制御部、30…ユーザ端末、90…ネットワーク、101…取得部、102…管理部、103…表示制御部、104…送信制御部、105…更新検知部、106…比較部、301…取得部、302…送信制御部、303…表示制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14