IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社トランストロンの特許一覧

<>
  • 特開-通気構造及びフィルタ 図1
  • 特開-通気構造及びフィルタ 図2
  • 特開-通気構造及びフィルタ 図3
  • 特開-通気構造及びフィルタ 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024133998
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】通気構造及びフィルタ
(51)【国際特許分類】
   H05K 5/02 20060101AFI20240926BHJP
   B01D 46/28 20060101ALI20240926BHJP
【FI】
H05K5/02 L
B01D46/28
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044057
(22)【出願日】2023-03-20
(71)【出願人】
【識別番号】391008559
【氏名又は名称】株式会社トランストロン
(74)【代理人】
【識別番号】100170070
【弁理士】
【氏名又は名称】坂田 ゆかり
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 弘憲
(72)【発明者】
【氏名】塚原 教史
【テーマコード(参考)】
4D058
4E360
【Fターム(参考)】
4D058JA46
4D058KA25
4D058KC04
4D058QA01
4D058QA11
4D058QA13
4D058SA20
4E360AA02
4E360GA22
4E360GA29
4E360GB99
(57)【要約】
【課題】通気性を確保しつつ、防虫性の高い通気構造及びフィルタを提供する。
【解決手段】電子部品を収容する筐体の内部と外部とを連通する通気流路の少なくとも1部の壁面に沿って設けられた複数の刺毛により構成される刺毛群を備え、刺毛群は通気流路を塞ぎ、刺毛は壁面に対して傾いている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品を収容する筐体の内部と外部とを連通する通気流路の少なくとも1部の壁面に沿って設けられた複数の刺毛により構成される刺毛群を備え、
前記刺毛群は、前記通気流路を塞ぎ、
前記刺毛は、前記壁面に対して傾いている
ことを特徴とする通気構造。
【請求項2】
前記壁面は、互いに対向する第1壁面及び第2壁面を有し、
前記第1壁面に設けられた前記刺毛である第1刺毛と、前記第2壁面に設けられた前記刺毛である第2刺毛とは、それぞれ、前記通気流路の前記刺毛が設けられている領域において、前記通気流路の中央を越えて伸び出る長さを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の通気構造。
【請求項3】
前記通気流路は、前記筐体に設けられた通気口と、前記通気口を覆う有底筒状の通気蓋と、の間の空間であり、
前記通気口は、筒状の第1筒状部を有し、
前記通気蓋は、筒状の第2筒状部を有し、
前記刺毛は、前記第1筒状部の外壁と前記第2筒状部の内壁とに設けられており、先端が根元よりも前記通気蓋の開口部寄りに位置するように傾いている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通気構造。
【請求項4】
電子部品を収容する筐体に設けられるフィルタであって、
前記筐体の内部と外部とを連通する通気流路の少なくとも1部に設けられた複数の刺毛により構成される刺毛群を備え、
前記刺毛は、前記通気流路の壁面に対して傾いている
ことを特徴とするフィルタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通気構造及びフィルタに関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の筐体内圧力の上昇防止等を目的に、筐体内部と外部とをつなぐ通気構造が知られている。通気構造においては、内部への水侵入を防止するため、通気流路内に防水フィルタを設ける。また、害虫が侵入しフィルタを食い破るおそれがあるため、通気流路の小径化や金属メッシュを設ける構造が採用されてきた。
【0003】
特許文献1には、筒体の外周を囲繞する輪環体を成すとともに、複数の孔を有し、筒体の外筒面と被覆体の内筒面との間に形成される隙間と外部との間での気体の流通路を形成するフィルタ及び収納ケースが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-137778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、防虫のために通気流路径又はメッシュの開口部を小さくすると、外部からのミスト(空気中の細かい水滴)や液体の付着により通気流路又はメッシュが目詰まりし、通気性を失うおそれがある。
【0006】
本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、通気性を確保しつつ、防虫性の高い通気構造及びフィルタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる通気構造は、例えば、電子部品を収容する筐体の内部と外部とを連通する通気流路の少なくとも1部の壁面に沿って設けられた複数の刺毛により構成される刺毛群を備え、前記刺毛群は、前記通気流路を塞ぎ、前記刺毛は、前記壁面に対して傾いていることを特徴とする。
【0008】
本発明の他態様に係るフィルタは、例えば、電子部品を収容する筐体に設けられるフィルタであって、前記筐体の内部と外部とを連通する通気流路の少なくとも1部に設けられた複数の刺毛により構成される刺毛群を備え、前記刺毛は、前記通気流路の壁面に対して傾いていることを特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、複数の刺毛により構成される刺毛群が通気流路を塞ぎ、刺毛が壁面に対して傾いているため、外部のミストが筐体の内部に侵入しようとする場合にも、ミストが刺毛群に付着するため侵入を阻止することができる。また、刺毛群が立体的に構成されるため、目詰まりを起こしにくい。さらに、刺毛群が害虫の侵入を防ぐことができる。したがって、通気性を確保しつつ、防虫性の高い通気構造及びフィルタを提供することができる。
【0010】
前記壁面は、互いに対向する第1壁面及び第2壁面を有し、前記第1壁面に設けられた前記刺毛である第1刺毛と、前記第2壁面に設けられた前記刺毛である第2刺毛とは、それぞれ、前記通気流路の前記刺毛が設けられている領域において、前記通気流路の中央を越えて伸び出る長さを有してもよい。これにより、通気流路の全面を刺毛群で覆い、害虫の侵入を効果的に阻止できる。
【0011】
前記通気流路は、前記筐体に設けられた通気口と、前記通気口を覆う有底筒状の通気蓋と、の間の空間であり、前記通気口は、筒状の第1筒状部を有し、前記通気蓋は、筒状の第2筒状部を有し、前記刺毛は、前記第1筒状部の外壁と前記第2筒状部の内壁とに設けられており、先端が根元よりも前記通気蓋の開口部寄りに位置するように傾いていてもよい。これにより、刺毛群が弁のような役割を果たし、筐体の外部から内部に向かって侵入しようとする害虫の侵入を効果的に防ぐことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、通気性を確保しつつ、防虫性の高い通気構造及びフィルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明に係る通気構造1及び筐体10の概略を示す図であり、(a)は斜視断面図であり、(b)は縦断面図である。
図2図1(b)の領域Aの拡大図である。
図3】(a)は本発明に係る通気構造1A及び筐体10の概略を示す縦断面図であり、(b)は(a)の領域Bの拡大図である。
図4】通気口の変形例であって、(a)は通気口20Aの概略を示す縦断面図であり、(b)は通気口20Aの概略を示す横断面図であり、(c)は通気口20Bの概略を示す縦断面図であり、(d)は通気口20Bの概略を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明にかかる通気構造の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る通気構造1及び筐体10の概略を示す図であり、(a)は斜視断面図であり、(b)は縦断面図である。
【0016】
以下、通気構造1の半径方向であって正面から見て左から右に向かう方向を+x方向とし、通気構造1の手前から奥に向かう方向を+y方向とし、鉛直上向き、すなわち通気構造1の軸方向を+z方向とする。
【0017】
通気構造1は、電子部品を収容する筐体10の内部と外部とを連通する通気流路の壁面に沿って設けられた複数の刺毛により構成される刺毛群40(図1では図示省略)を備える。筐体10は、主として上側筐体11と下側筐体12が連結することにより構成されている。また、筐体10の内部には、電子部品13等が収容されている。電子部品13は、同図においては平板状の矩形の部材であり、素子がマウントされた電子基板を想定しているが、電子部品13の形状はこれに限られない。
【0018】
筐体10は、通気口20を有する。通気口20は、例えば筐体10に設けられる略円筒状の部材であり、通気流路の一部を構成する。通気口20の内側は筐体10の内部に連通している。通気口20は、同図においては上側筐体11に設けられているが、通気口20が設けされる位置及び開口する向きはこれに限られない。
【0019】
通気口20には、通気蓋30が設けられている。通気蓋30は、通気口20を覆う有底筒状の部材である。通気口20は筒状の筒状部21(本発明の第1筒状部に相当)を有し、通気蓋30は筒状の筒状部31(本発明の第2筒状部に相当)を有する。筒状部31は、筒状部21の外壁を覆うように設けられている。通気口20と通気蓋30との間の空間及び通気口20の内部の空間は、通気流路を構成する。
【0020】
図2は、図1(b)の領域Aの拡大図であり、通気構造1が有する刺毛群40の様子を示す断面図である。刺毛群40は、通気流路の少なくとも1部、ここでは筒状部21と筒状部31との間の空間に設けられている。
【0021】
筒状部31の内壁31aと筒状部21の外壁21aは、互いに対向している。筒状部21の外壁21aには、複数の刺毛411を含む刺毛群41が設けられており、筒状部31の内壁31aには、複数の刺毛421を含む刺毛群42が設けられている。
【0022】
刺毛群40は、刺毛群41及び刺毛群42により構成される。刺毛群40は、通気流路(ここでは、筒状部21と筒状部31との間の空間)を塞ぐ。
【0023】
刺毛411、421は、所定の強度又は剛性を備えている。刺毛411、421の強度又は剛性は任意であるが、対象とする害虫によって異ならせることができる。
【0024】
刺毛411及び刺毛421は、先端411a、421aが根元411b、421bよりも通気蓋30の開口部30a寄りに位置するように傾いている。図2においては、先端411a、421aが根元411b、421bよりも-z側に位置するように傾いている。ここで、刺毛411、421の先端411a、421aとは、刺毛411、421の一番先の部分、すなわち刺毛411の外壁21aから最も離れた箇所であり、刺毛421の内壁31aから最も離れた箇所である。また、刺毛411、421の根元411b、421bとは、刺毛411のもっとも外壁21a寄りの箇所であり、刺毛421のもっとも内壁31a寄りの箇所である。
【0025】
刺毛411、421は空隙率が高いため、通気性が良い。また、先端411a、421aが根元411b、421bよりも通気蓋30の開口部30a寄りに位置するように傾いており、刺毛群40が弁のような役割を果たすため、筐体10の外部から内部に向かって通気流路を侵入しようとする害虫は、刺毛411、421に遮られて根元411b、421b側に移動する。これにより、害虫の侵入を防ぐことができる。
【0026】
刺毛411、421は、それぞれ、通気流路の刺毛411、421が設けられている領域、ここでは筒状部21と筒状部31との間の空間において、通気流路の中央cを越えて伸び出る長さを有する。その結果、中央c近傍で刺毛411と刺毛421とが交差している。これにより、害虫の侵入を効果的に防ぐことができる。ただし、すべての刺毛411、421が通気流路の中央cを越えて伸び出る長さを有する必要はない。
【0027】
本実施の形態によれば、通気性を維持しつつ高い防虫性を確保することができる。まず、刺毛群40は立体的であり、かつ、空隙率が高いため、目詰まりを起こしにくい。また、刺毛群40が立体的であるため、筐体10の内部に向かって侵入しようとする害虫の侵入を効果的に防ぐことができる。
【0028】
例えば、従来のように通気口20に平面的なメッシュを設ける場合には、メッシュの網目が浸水により目詰まりするおそれがある。それに対し、刺毛群40を用いる通気構造1によれば、刺毛群40が立体的に構成されるため、目詰まりを起こしにくい。また、外部のミストが筐体10の内部に侵入しようとする場合にも、ミストが刺毛群40に付着するため侵入を阻止することができる。
【0029】
また、例えば、従来のように通気口20に平面的なメッシュを設ける場合には、メッシュの網目より小さい害虫は網目を容易に通過してしまう。それに対し、壁面(外壁21a、内壁31a)に対して傾いている刺毛411、421を用いる立体的な刺毛群40を用いる通気構造1によれば、刺毛群40に害虫が捉えられやすく、害虫の侵入を効果的に防ぐことができる。
【0030】
また、本実施の形態によれば、先端411a、421aが根元411b、421bよりも通気蓋30の開口部30a寄りに位置するように刺毛411、421が傾いているため、害虫が刺毛411、421に遮られ、刺毛411、421に沿って根元411b、421b側に移動し、根元411b、421b近傍から害虫が移動できなくなる。これにより、害虫の侵入をより効果的に防ぐことができる。
【0031】
また、刺毛411、421が壁面(外壁21a、内壁31a)に対して傾いており、かつ、開口部30aが通気蓋30の鉛直方向下側にある場合には、刺毛411、421に付着したミストが刺毛411、421に沿って鉛直方向下側に移動する。これにより、防水性が向上する。
【0032】
なお、本実施の形態では、刺毛群40はすべて同一の長さの刺毛411、421により構成されているが、刺毛の長さはこれに限られない。刺毛群には、異なる長さの刺毛が含まれていてもよい。また、刺毛411、421の強度、剛性及び太さは、一定であってもよいし、場所により異なっていてもよい。
【0033】
また、本実施の形態では、先端411a、421aが根元411b、421bよりも通気蓋30の開口部30a寄りに位置するように刺毛411、421が傾いているが、刺毛411、421の傾きは逆でもよい。ただし、害虫が侵入し難くするためには、先端411a、421aが根元411b、421bよりも通気蓋30の開口部30a寄りに位置するように刺毛411、421を傾けることが望ましい。
【0034】
<第2の実施の形態>
図3(a)は、本発明に係る通気構造1A及び筐体10の概略を示す縦断面図であって、筒状部31を除いた状態を示す図であり、図3(b)は図3(a)の領域Bの拡大図であり、通気構造1Aが有する刺毛群40Aの様子を示す断面図である。
【0035】
刺毛群40Aは、通気流路の少なくとも1部、ここでは通気口20(筒状部21)の中空部に設けられている。刺毛群40Aは、通気流路(ここでは、筒状部21の中空部)を塞ぐ。内壁21bには、複数の刺毛431を含む刺毛群43が設けられている。
【0036】
筒状部21は円筒形状であり、筒状部21の内壁21bは、筒状部21の中心軸axを挟んで互いに対向している。本実施の形態においては、刺毛群40Aは、円筒状の内壁21bの全周に渡って設けられている。ただし、刺毛群40Aが、内壁21bの一部に設けられていてもよい。
【0037】
刺毛431は、先端431aが根元431bよりも通気口20の開口部20a寄りに位置するように傾いている。図3(b)においては、先端431aが根元431bよりも+z側に位置するように方向に向いている。
【0038】
刺毛431は、それぞれ、通気流路の刺毛431が設けられている領域、ここでは筒状部21の中空部において、通気流路の中央(中心軸ax)を越えて伸び出る長さを有する。その結果、中心軸ax近傍で刺毛431どうしが交差している。これにより、害虫の侵入を効果的に防ぐことができる。ただし、すべての刺毛431が中心軸axを越えて伸び出る長さを有する必要はない。
【0039】
本実施の形態によれば、立体的であり、かつ、空隙率が高い刺毛群40Aを用いることで、通気性を維持しつつ高い防虫性を確保することができる。
【0040】
また、本実施の形態によれば、先端431aが根元431bよりも開口部20a寄りに位置するように傾いており、刺毛群40Aが弁のような役割を果たすため、筐体10の外部から内部に向かって通気流路を侵入しようとする害虫が、刺毛431に遮られて根元431b側に移動する。これにより、害虫の侵入を防ぐことができる。
【0041】
<その他の変形例>
通気構造1、1Aはそれぞれ刺毛群40、40Aを有したが、通気構造が刺毛群40及び刺毛群40Aを有していてもよい。
【0042】
また、通気構造1、1Aでは刺毛群40、40Aが外壁21a、内壁31a、内壁21b等に直接設けられたが、刺毛群40、40Aは、外壁21a、内壁31a、内壁21b等に沿って配設可能なフィルタとして構成されてもよい。
【0043】
また、通気口20は、種々の形状が採用できる。図4は、通気口の変形例であって、(a)は通気口20Aの概略を示す縦断面図であり、(b)は通気口20Aの概略を示す横断面図であり、(c)は通気口20Bの概略を示す縦断面図であり、(d)は通気口20Bの概略を示す横断面図である。
【0044】
通気口20Aでは、筒状部21の内部に円柱状の部材22が設けられており、通気流路は筒状に構成されている。また、互いに対向する外壁22a及び内壁21bの間が通気流路であり、外壁22a及び内壁21bのそれぞれに刺毛群が設けられる。
【0045】
通気口20Bは、角筒状の筒状部23を有する。この場合、筒状部23の互いに対向する内壁23aと内壁23b、又は内壁23cと内壁23dに刺毛群が設けられる。
【0046】
なお、刺毛群が有する刺毛の長さを内壁23a、23bの幅以上とすれば、刺毛を内壁23c、23dのいずれか一方に設けてもよい。このような形態であっても、刺毛群が通気流路を塞ぐことができる。
【0047】
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。当業者であれば、実施形態の各要素を、適宜、変更、追加、変換等することが可能である。
【0048】
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。また、本発明において「近傍」とは、基準となる位置の近くのある範囲(任意に定めることができる)の領域を含むことを意味する。例えば、Aの近傍という場合に、Aの近くのある範囲の領域であって、Aを含んでもいても含んでいなくてもよいことを示す概念である。
【符号の説明】
【0049】
1、1A :通気構造
10 :筐体
11 :上側筐体
12 :下側筐体
13 :電子部品
20、20A、20B:通気口
20a :開口部
21 :筒状部
22 :部材
23 :筒状部
21a、22a:外壁
21b、23a、23b、23c、23d:内壁
30 :通気蓋
30a :開口部
31 :筒状部
31a :内壁
40、40A :刺毛群
41、42、43:刺毛群
411、421、431:刺毛
411a、421a、431a:先端
411b、421b、431b:根元
図1
図2
図3
図4