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特開2024-134033シートフレーム、移動体用シートおよび移動体
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  • 特開-シートフレーム、移動体用シートおよび移動体 図1
  • 特開-シートフレーム、移動体用シートおよび移動体 図2
  • 特開-シートフレーム、移動体用シートおよび移動体 図3
  • 特開-シートフレーム、移動体用シートおよび移動体 図4
  • 特開-シートフレーム、移動体用シートおよび移動体 図5
  • 特開-シートフレーム、移動体用シートおよび移動体 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134033
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】シートフレーム、移動体用シートおよび移動体
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/427 20060101AFI20240926BHJP
   B60N 2/64 20060101ALI20240926BHJP
   B60N 2/68 20060101ALI20240926BHJP
【FI】
B60N2/427
B60N2/64
B60N2/68
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044116
(22)【出願日】2023-03-20
(71)【出願人】
【識別番号】000005887
【氏名又は名称】三井化学株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】保井 猛
【テーマコード(参考)】
3B087
【Fターム(参考)】
3B087CD02
3B087DB02
3B087DB06
(57)【要約】
【課題】樹脂製のサイドフレームに対して前後方向に付加される荷重に対する耐性をリンフォースメントにより高めることができるシートフレームを提供すること。
【解決手段】シートバックフレームが有する樹脂製のサイドフレームにリンフォースメントが取り付けられた移動体用のシートフレームであって、前記リンフォースメントは、平板状の本体部と、前記本体部の一方の面の前後両端に設けられた一対のフランジ部と、前記本体部の他方の面に設けられた凸部と、を有し、2枚の前記リンフォースメントが、前記凸部同士が接合され、かつ前記凸部の周囲には前記サイドフレームを構成する樹脂がインサートされて前記サイドフレームに接合された、シートフレーム。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートバックフレームが有する樹脂製のサイドフレームにリンフォースメントが取り付けられた移動体用のシートフレームであって、
前記リンフォースメントは、
平板状の本体部と、
前記本体部の一方の面の前後両端に設けられた一対のフランジ部と、
前記本体部の他方の面に設けられた凸部と、を有し、
2枚の前記リンフォースメントが、前記凸部同士が接合され、かつ前記凸部の周囲には前記サイドフレームを構成する樹脂がインサートされて前記サイドフレームに接合された、
シートフレーム。
【請求項2】
前記2枚のリンフォースメントは、前記凸部同士が溶接された、
請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項3】
前記2枚のリンフォースメントは、前記フランジ部が前記サイドフレームの外部に露出して配置された、
請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のシートフレームを有する、移動体用シート。
【請求項5】
請求項4に記載の移動体用シートを有する、移動体。
【請求項6】
自動車である、請求項5に記載の移動体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートフレーム、移動体用シートおよび移動体に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車などの移動体用のシートは、シートフレームが有する背面部のシートバックフレームおよび座面部のクッションフレームに、それぞれシートバックおよびシートクッションを取り付けた構造を有する。なお、シートバックフレームは、左右両側に設けられたサイドフレームが、上端部でアッパーフレームにより連結された構造を有する。
【0003】
シートにかかる荷重によるシートフレームの変形を抑制するために、サイドフレームにリンフォースメントを配置する構成が公知である(たとえば特許文献1および特許文献2)。特許文献1および2には、サイドフレームの側面に配置される平板状の本体部と、サイドフレームの全面に沿って配置されるように折り曲げられたフランジ部と、を有するサイドフレーム用のリンフォースメントが記載されている。
【0004】
サイドフレームは従来、鋼などの金属から作製されていた。一方で、近年、移動体の軽量化を目的とした樹脂製のサイドフレームも検討されている(たとえば特許文献3および特許文献4)。樹脂は金属よりも強度が低いため、樹脂製のサイドフレームを採用する際には、耐衝撃性の向上が要求される。特許文献3および特許文献4では、サイドフレームを他の部材に接合するブラケットを破壊させやすくして、衝突時のエネルギーを当該ブラケットに吸収させようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001-186957号公報
【特許文献2】特開2017-114423号公報
【特許文献3】特開2018-118584号公報
【特許文献4】特開2020-175712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した通り、樹脂製のサイドフレームには、強度の向上が求められる。これに対し、特許文献3および特許文献4に記載のようにブラケットの破壊により衝突時のエネルギーを吸収させる構成は、サイドフレームの変形は抑制できるが、一方でブラケットの破壊によりシートそのものが変形してしまうため、乗員にとって安全な構成であるとはいえない。
【0007】
これに対し、リンフォースメントの配置によりサイドフレームの変形を抑制すれば、ブラケットを破壊しやすくする必要はない。しかし、サイドフレームに対して前後方向に付加される荷重に対する耐性を高めようとして、特許文献1および特許文献2に記載のようにリンフォースメントにフランジ部を設けると、フランジ部からサイドフレームへと前後方向への応力が付与され、かえってサイドフレームに応力が集中してしまいサイドフレームが変形しやすくなってしまう。
【0008】
本発明はこれらの問題に鑑みなされたものであり、樹脂製のサイドフレームに対して前後方向に付加される荷重に対する耐性をリンフォースメントにより高めることができるシートフレーム、当該シートフレームを有する移動体用シート、および当該移動体用シートを有する移動体を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明の一態様は、下記[1]~[3]のシートフレームに関する。
[1]シートバックフレームが有する樹脂製のサイドフレームにリンフォースメントが取り付けられた移動体用のシートフレームであって、
前記リンフォースメントは、
平板状の本体部と、
前記本体部の一方の面の前後両端に設けられた一対のフランジ部と、
前記本体部の他方の面に設けられた凸部と、を有し、
2枚の前記リンフォースメントが、前記凸部同士が接合され、かつ前記凸部の周囲には前記サイドフレームを構成する樹脂がインサートされて前記サイドフレームに接合された、
シートフレーム。
[2]前記2枚のリンフォースメントは、前記凸部同士が溶接された、
[1]に記載のシートフレーム。
[3]前記2枚のリンフォースメントは、前記フランジ部が前記サイドフレームの外部に露出して配置された、
[1]または[2]に記載のシートフレーム。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の他の態様は、下記[4]~[6]の移動体用シートおよび移動体に関する。
[4][1]~[3]のいずれかに記載のシートフレームを有する、移動体用シート。
[5][4]に記載の移動体用シートを有する、移動体。
[6]自動車である、[5]に記載の移動体。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、樹脂製のサイドフレームに対して前後方向に付加される荷重に対する耐性をリンフォースメントにより高めることができるシートフレーム、当該シートフレームを有する移動体用シート、および当該移動体用シートを有する移動体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、移動体用シートのシートフレームの一般的な全体構成を示す、模式的な斜視図である。
図2図2は、本発明の一実施形態に関する移動体用シートのシートフレームの全体構成を示す、模式的な斜視図である。
図3図3Aおよび図3Bは、リンフォースメントの構成を示す模式図である。
図4図4は、2枚のリンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bが互いに接して配置されたときの構成を示す模式図である。
図5図5は、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bを図4に示す一点鎖線5-5で切断したときの断面の構成を示す模式図である。
図6図6は、移動体用シートを有する移動体を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[第1の実施形態]
図1は、移動体用シートのシートフレームの一般的な全体構成を示す、模式的な斜視図である。シートフレーム100は、シートバックが配置されるシートバックフレーム110およびシートクッションが配置されるクッションフレーム120を有する。なお、本明細書において、移動体の前進方向をX方向、右方向をY方向、上方向をZ方向とする。
【0014】
シートバックフレーム110は、左右両端に配置された上下方向に伸びる一対のサイドフレーム112と、これらのサイドフレームの上端部を連結するアッパーフレーム114と、を有する。また、シートバックフレーム110は、クッションフレーム120とアッパーフレーム114との間の高さで、一対のサイドフレーム112を架け渡すように配置された、1本または複数本(図1では2本)の幅方向バネ118を有する。
【0015】
一対のサイドフレーム112はそれぞれ、その下端部であるクッションフレーム120との接続部位から、それぞれのサイドフレームに沿って上方に伸びるように配置された、リンフォースメント130を有する。これらのリンフォースメント130はいずれも、平板状の本体部132と、サイドフレーム112の上方に向けて本体部132から延出した前後対称な略台形形状の延出部134とを有する形状であり、それぞれのサイドフレーム112に1枚のリンフォースメント130のみが配置されている。
【0016】
クッションフレーム120は、左右両端に配置された前後方向に伸びる一対のサイドフレーム122と、これらのサイドフレームをそれぞれ前後で連結するフロントフレーム124およびバックフレーム126と、を有する。また、クッションフレーム120は、一対のサイドフレーム122との間で、フロントフレーム124およびアッパーフレーム114を架け渡すように配置された、1本または複数本(図1では4本)の前後方向バネ128を有する。
【0017】
また、クッションフレーム120は、左右一対のスライドレール140により、前後方向に位置調整可能である。
【0018】
本実施形態において、シートバックフレーム110は樹脂製(特には繊維強化樹脂製)、クッションフレーム120は金属製(鋼製)である。
【0019】
図2は、本発明の一実施形態に関する移動体用シートのシートフレーム200の全体構成を示す、模式的な斜視図である。なお、図1に示した一般的なシートフレーム100と共通する構成については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0020】
本実施形態において、シートバックフレーム110が有する一対のサイドフレーム112はそれぞれ、その下端部であるクッションフレーム120との接続部位から、それぞれのサイドフレームに沿って上方に伸びるように配置されたリンフォースメント230を有する。それぞれのリンフォースメント230は同一の形状および構成を有する。そして、それぞれのリンフォースメント230はいずれも、同一形状を有する2枚のリンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bが背中合わせに互いに接して配置された構成を有する。
【0021】
図3Aは、リンフォースメント230bの構成を示す模式図であり、図3Bは、リンフォースメント230aの構成を示す模式図であり、図4は、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bが互いに接して配置されたときの構成を示す模式図である。図5は、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bを図4に示す一点鎖線5-5で切断したときの断面の構成を示す模式図である。
【0022】
リンフォースメント230aは、平板状の本体部232と、本体部の前後の端部に形成された、本体部232に対して一方の方向(Y方向およびその反対方向)に垂直に延出するフランジ部236と、を有する。いずれのフランジ部236も、本体部232の下端から上端まで形成されている。
【0023】
本体部232は、平面視(Y方向にみたとき)の形状が、サイドフレーム112の下方端部領域と略同一の形状である。そして、本体部232の前後の端部(X方向およびその反対方向の端部)がサイドフレーム112の前後の端部(X方向およびその反対方向の端部)に沿うように、サイドフレーム112の下方端部領域に密着して配置される。
【0024】
本体部232の中央部には、フランジ部236とは逆の方向に突出にする凸部238が形成されている。本実施形態では、フランジ部236および凸部238は、フランジ部236を構成する一枚の金属板をプレス成形して、フランジ部236では曲げ加工、凸部238では絞り加工をすることにより形成されている。
【0025】
そして、2枚のリンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bは、凸部238同士を接着剤で接着したうえでスポット溶接し、それ以外の本体部232はサイドフレーム112を構成する樹脂をインサート成形することにより、接合されている。なお、図5には凸部238の前後方向(X方向およびその反対方向)においてサイドフレーム112を構成する樹脂により本体部232が接合された様子を示すが、凸部238の上下方向(Z方向およびその反対方向)においても、同様に、サイドフレーム112を構成する樹脂により本体部232が接合されている。
【0026】
このとき、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bのフランジ部236は、互いから離間する方向に配置される。本実施形態では、フランジ部236は、サイドフレーム112の前後方向(X方向およびその反対方向)の端部から外部に露出して配置される。
【0027】
インサートされたサイドフレーム112の樹脂は、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bの本体部232が対向する領域112aを埋め、さらに本体部232の反対側の領域112bにおいても、前後のフランジ部236の間を充填する。そのため、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bは、フランジ部236のみが外部に露出し、その他の本体部232はサイドフレーム112の内部に埋められて配置される。
【0028】
そして、2枚のリンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bは、同一の位置に上下2つの挿入孔239aおよび挿入孔239bを有し、これらの挿入孔に締結部材(ボルト)を挿通させて、サイドフレーム112に締結される。なお、下方の挿入孔239bでは、クッションフレーム120に対して回動自在にサイドフレーム112を組み付けるためのヒンジ部材(図示せず)、あるいは回動させずにサイドフレーム112を組み付けるためのブラケット(図示せず)が、同一の締結部材により組み付けられる。
【0029】
本実施形態の構成によれば、2枚のリンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bにより、樹脂製のサイドフレーム112の、前後方向(X方向およびその反対方向)に付加される荷重に対する耐性を従来よりも高めることができる。そのため、本実施形態におけるリンフォースメント230は、サイドフレームに対して前後方向に付加される荷重の吸収効率が高い。このため、リンフォースメント230の前後両端のフランジ部236が、サイドフレーム112を前後方向から挟み込んでも、このフランジ部236からサイドフレームに前後方向への応力が過度に付与されることによるサイドフレーム112の変形が生じにくい。これにより、フランジ部236による衝撃耐性の向上効果がより効率的に奏される。
【0030】
また、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bは、本体部232同士が凸部238において接合されて、断面H字形状のリンフォースメント230を構成する。リンフォースメント230をこのような形状とすることで、リンフォースメント230の前後方向への断面二次モーメントが向上し、サイドフレーム112の強度向上効果が高まる。さらには、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bは、フランジ部236が互いに反対側を向くように配置される。これによっても、リンフォースメント230全体の前後方向への断面二次モーメントが向上し、サイドフレーム112の強度向上効果が高まる。
【0031】
図6は、上述したシートフレーム200にシートバックおよびシートクッションを取り付けた移動体用シート410を有する、移動体400を示す模式図である。この移動体400は、シートフレーム200のサイドフレーム122が樹脂製であるため軽量化されており、一方でサイドフレーム122の強度も高いため乗員の安全性も高い。
【0032】
[その他の実施形態]
なお、上述した各実施形態は、あくまで本発明の例示的な実施形態であり、本発明は、本明細書に開示された技術思想の範囲内において、様々に変更された実施形態をとり得ることはいうまでもない。
【0033】
たとえば、上述した実施形態では、2枚のリンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bが同一の形状を有するとしたが、互いに異なる形状であってもよい。また、凸部238の形状も、上述したような絞り加工されて反対側が凹部となった形状には限定されず、凸状の金型により成型されて反対側は平面状となる形状であってもよい。
【0034】
また、上述した実施形態では、2枚のリンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bは1箇所の凸部238のみで接していたが、凸部238を複数個設け、これらの凸部238により複数箇所で接していてもよい。また凸部238同士の接合は、上述した接着剤およびスポット溶接には限定されず、接着剤のみや溶接のみであってもよいし、ボルトなどによる締結であってもよい。
【0035】
また、上述した実施形態では、本体部232の両面(本体部232が対向する領域112aおよび反対側の領域112b)を充填していたが、本体部232が対向する領域112aのみを充填して、反対側の領域112bでは本体部がサイドフレーム112の左右方向の外部に露出する構成であってもよい。
【0036】
また、上述した実施形態では、フランジ部236はサイドフレーム112の前後方向の外部に露出していたが、フランジ部236の前後方向(X方向およびその反対方向)にも樹脂を充填して、フランジ部236も樹脂に埋め込まれる構成であってもよい。
【0037】
また、上述した実施形態では、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bは本体部232のみを有し延出部を有しないとしたが、これらのリンフォースメントは延出部を有する形状であってもよい。
【0038】
また、上述した実施形態では、リンフォースメント230はサイドフレーム112の下端部に配置されるとしたが、リンフォースメント230の位置はこれに限定されず、上端部や、下端と上端との中間部などの、任意の位置に配置することができる。また、下端部および上端部、下端部および中間部、あるいは中間部に複数個など、サイドフレーム112の異なる複数の位置にリンフォースメントを配置してもよい。このとき、複数のリンフォースメントのすべてを上述した複数枚を組み合わせたリンフォースメント230としてもよいし、上述したリンフォースメント230と他の構成のリンフォースメントとを組み合わせてもよい。なお、アッパーフレーム114や、クッションフレームなどがリンフォースメントを有してもよいことはいうまでもない。
【0039】
また、上述した構成では、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bの本体部232がサイドフレーム112の下端部領域と略同一の形状であるとしたが、本体部232の形状がこれに限定されないことも、いうまでもない。
【0040】
また、リンフォースメント230aおよびリンフォースメント230bの、サイドフレーム112の樹脂と接する面は、樹脂との接合強度を高めるための粗面化加工をされていてもよい。
【0041】
また、上述したシートフレーム200を有するシートは、折り畳み可能なサイドシートなどであってもよい。
【0042】
また、自動車のみならず、空飛ぶ自動車、バス、トラック、電車、飛行機、ヘリコプター、船舶などのあらゆる移動体に上述したシートフレーム200を有するシートを採用してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明に関するシートフレームは、移動体用シートの強度を高めることができる。
【符号の説明】
【0044】
100 シートフレーム
110 シートバックフレーム
112 サイドフレーム
112a 本体部が対向する領域
112b 本体部の反対側の領域
114 アッパーフレーム
118 幅方向バネ
120 クッションフレーム
122 サイドフレーム
124 フロントフレーム
126 バックフレーム
128 前後方向バネ
130 リンフォースメント
132 本体部
134 延出部
140 スライドレール
200 シートフレーム
230、230a、230b リンフォースメント
232 本体部
234 延出部
236 フランジ部
239a、239b 挿入孔
400 移動体
410 移動体用シート
図1
図2
図3
図4
図5
図6