(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134100
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】多店舗管理システム、多店舗管理システムのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20240926BHJP
G06Q 30/06 20230101ALI20240926BHJP
【FI】
G06Q10/10
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044211
(22)【出願日】2023-03-20
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年6月3日に「サテライトオフィス・多店舗管理機能for Google Workspace」ページに掲載 https://www.sateraito.jp/G_Suite_TatempoKanri.html 令和4年6月3日に「サテライトオフィス・多店舗管理for Google Workspace」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/multi-shop-management 令和4年6月3日に「サテライトオフィス・多店舗管理機能for LINE WORKS」ページに掲載 https://www.sateraito.jp/Lineworks_TatempoKanri.html 令和4年8月22日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine/2022-nen-merumaga-ichiran?hl=ja 令和4年11月27日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=ZPkbHwJYVWE 令和4年7月1日に「ネクストセット・多店舗管理機能for Microsoft 365」ページに掲載 https://www.nextset.co.jp/TatempoKanri.html 令和4年7月1日に「ネクストセット・多店舗管理for Microsoft 365」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/nextset-manual/home/duo-dian-pu-guan-li-ji-neng?hl=ja
(71)【出願人】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
(72)【発明者】
【氏名】原口 優
【テーマコード(参考)】
5L010
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA06
5L030BB72
5L049AA06
5L049BB72
(57)【要約】 (修正有)
【課題】各店舗のエリアの本日の気象予報情報に応じてお知らせ先店舗を選択してお知らせ情報を選択した店舗へ知らせる多店舗管理システムを提供する。
【解決手段】多店舗管理システム100は、本部の端末110と店舗の端末120とサーバ130とを備え、本部の端末の本部用ページ112において、所定操作があったとき、本部の端末が、各店舗名情報114eと、店舗選択欄114gと、各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ114を開き、サーバが、本部の端末からの本部用ページにおける入力情報を受信したとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報SNとしてサーバに保存するとともに店舗選択欄の選択情報を店舗へのお知らせ情報に関連付けて保存し、選択情報の店舗の端末がサーバにアクセスした場合、店舗の端末が、店舗用ページ122において、サーバに保存された店舗へのお知らせ情報を表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本部の端末と店舗の端末とサーバとを備え、本部の端末の表示部に表示されるブラウザ上において入力されたデータをサーバのデータベースに保存して本部の端末と店舗の端末との間で情報のやりとりをする多店舗管理システムであって、
前記本部の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力自在な本部用ページにおいて、所定操作があったとき、前記本部の端末が、各店舗名情報と、店舗選択欄と、各店舗のエリアの本日の気象予報情報とを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウを開くとともに、予め設定された条件に基づいてサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と対応させて表示し、
前記サーバが、前記本部の端末からの本部用ページにおける入力情報の受信の有無を判定し、受信有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウにおける店舗選択欄の選択情報を店舗へのお知らせ情報に関連付けて保存し、
前記店舗の端末がサーバと通信し、サーバが、アクセスしてきた店舗の端末がお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものか否かを判定し、アクセスしてきた店舗の端末がお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものである場合、前記店舗の端末が、店舗の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力不可である店舗用ページにおいて、前記データベースに保存された店舗へのお知らせ情報を表示する構成であることを特徴とする多店舗管理システム。
【請求項2】
前記お知らせ先店舗選択ウィンドウには、各店舗名情報と、各店舗のエリアの翌日の気象予報情報とが対応して表示され、
前記本部の端末が、予め設定された条件に基づいてサーバにアクセスして各店舗のエリアの翌日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と対応させて表示する構成であることを特徴とする請求項1に記載の多店舗管理システム。
【請求項3】
前記本部の端末が、予め設定された条件に基づいて、サーバにアクセスしてユーザー所望の情報として気象予報情報を引き出すとともに、本部用ページにおける所定領域内に気象予報情報を含むユーザー所望の情報の文字列を所定方向へ流すように移動させながら表示し、先に移動する第1群文字列と、後に移動する第2群文字列との色を相互に異なる色で表示設定自在な構成であることを特徴とする請求項2に記載の多店舗管理システム。
【請求項4】
前記本部の端末が、ユーザー固有情報および予め設定された条件に基づいて、サーバにアクセスしてユーザー所望の情報を引き出すとともに、ユーザー所望の情報の一部を選択切り換え自在に表示する構成であることを特徴とする請求項3に記載の多店舗管理システム。
【請求項5】
前記本部用ページにおいて、ユーザーが作成中の店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントの下書きデータに関して他のユーザーのユーザー固有情報が入力されることにより、ユーザーが作成中の店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントの下書きデータが、他のユーザーと共有される構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の多店舗管理システム。
【請求項6】
前記本部用ページにおいて下書きデータが表示されているとき、前記本部用ページが、ユーザーの入力操作によって入力されたテキストデータまたは画像データを表示するレイアウト領域と、
前記レイアウト領域の要素毎に対応してユーザーの入力操作によって入力されたコメントデータを時系列で表示するコメント領域とを備え、
前記コメント領域が、前記コメントデータを入力したユーザー名情報を表示し、
前記お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいてお知らせ先の店舗が選択されて店舗へのお知らせ情報の登録操作があったとき、前記サーバが、下書きデータの内容を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存し、
前記店舗の端末がサーバと通信し、アクセスしてきた店舗の端末がお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものである場合、サーバが、コメント領域のコメントデータおよびユーザー名情報を店舗の端末へ送信せず、レイアウト領域のテキストデータまたは画像データを店舗へのお知らせ情報として送信する構成であることを特徴とする請求項5に記載の多店舗管理システム。
【請求項7】
前記本部用ページにおいて店舗情報が入力されて登録操作があると、店舗情報がサーバに登録され、
前記本部用ページにおいてエリアマネージャー表示が選択されると、登録された店舗情報に基づいて、登録した店舗へのお知らせ情報が本部用ページにおいて表示される構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の多店舗管理システム。
【請求項8】
本部の端末の表示部に表示されるブラウザ上において入力されたデータをサーバのデータベースに保存して本部の端末と店舗の端末との間で情報のやりとりをする多店舗管理システムのプログラムであって、
前記本部の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力自在な本部用ページにおいて、所定操作の有無を判定する所定操作判定ステップと、
前記本部用ページにおいて、所定操作があったとき、本部の端末が、各店舗名情報と、店舗選択欄と、各店舗のエリアの本日の気象予報情報とを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウを開き、予め設定された条件に基づいてサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と対応させて表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ表示ステップと、
前記本部用ページにおける入力情報の入力の有無を判定する入力判定ステップと、
前記入力有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウにおける店舗選択欄の選択情報を店舗へのお知らせ情報に関連付けて保存する保存ステップと、
前記店舗の端末がサーバと通信し、サーバが、アクセスしてきた店舗の端末が、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものか否かを判定する店舗判定ステップと、
前記アクセスしてきた店舗の端末が、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものである場合、前記店舗の端末が、店舗の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力不可である店舗用ページにおいて、前記データベースに保存された店舗へのお知らせ情報を表示するお知らせ表示ステップとを有していることを特徴とする多店舗管理システムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本部の端末と店舗の端末とサーバとを備え、本部の端末の表示部に表示されるブラウザ上において入力されたデータをサーバのデータベースに保存して本部の端末と店舗の端末との間で情報のやりとりをする多店舗管理システム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、本部の端末と店舗の端末とサーバとを備え、ブラウザが、本部の端末用の本部用ページと、店舗の端末用の店舗用ページとを有し、サーバが、本部の端末からの本部用ページにおける入力情報の受信の有無を判定し、受信有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存し、店舗の端末がサーバと通信し、店舗用ページが、データベースに保存された店舗へのお知らせ情報を表示する構成である多店舗管理システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の多店舗管理システムは、各店舗へお知らせ情報を通知する際、ドキュメントを作成して単に文書種別情報としてラベル情報を付加する構成であったため、各店舗のエリアの気象情報に応じたお知らせ情報を通知することに対応することが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報に応じてお知らせ先店舗を選択してお知らせ情報を選択した店舗へ知らせることができる多店舗管理システム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、本部の端末と店舗の端末とサーバとを備え、本部の端末の表示部に表示されるブラウザ上において入力されたデータをサーバのデータベースに保存して本部の端末と店舗の端末との間で情報のやりとりをする多店舗管理システムであって、前記本部の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力自在な本部用ページにおいて、所定操作があったとき、前記本部の端末が、各店舗名情報と、店舗選択欄と、各店舗のエリアの本日の気象予報情報とを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウを開くとともに、予め設定された条件に基づいてサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と対応させて表示し、前記サーバが、前記本部の端末からの本部用ページにおける入力情報の受信の有無を判定し、受信有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウにおける店舗選択欄の選択情報を店舗へのお知らせ情報に関連付けて保存し、前記店舗の端末がサーバと通信し、サーバが、アクセスしてきた店舗の端末がお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものか否かを判定し、アクセスしてきた店舗の端末がお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものである場合、前記店舗の端末が、店舗の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力不可である店舗用ページにおいて、前記データベースに保存された店舗へのお知らせ情報を表示する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された多店舗管理システムの構成に加えて、前記お知らせ先店舗選択ウィンドウには、各店舗名情報と、各店舗のエリアの翌日の気象予報情報とが対応して表示され、前記本部の端末が、予め設定された条件に基づいてサーバにアクセスして各店舗のエリアの翌日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と対応させて表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載された多店舗管理システムの構成に加えて、前記本部の端末が、予め設定された条件に基づいて、サーバにアクセスしてユーザー所望の情報として気象予報情報を引き出すとともに、本部用ページにおける所定領域内に気象予報情報を含むユーザー所望の情報の文字列を所定方向へ流すように移動させながら表示し、先に移動する第1群文字列と、後に移動する第2群文字列との色を相互に異なる色で表示設定自在な構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、請求項3に記載された多店舗管理システムの構成に加えて、前記本部の端末が、ユーザー固有情報および予め設定された条件に基づいて、サーバにアクセスしてユーザー所望の情報を引き出すとともに、ユーザー所望の情報の一部を選択切り換え自在に表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された多店舗管理システムの構成に加えて、前記本部用ページにおいて、ユーザーが作成中の店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントの下書きデータに関して他のユーザーのユーザー固有情報が入力されることにより、ユーザーが作成中の店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントの下書きデータが、他のユーザーと共有される構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、請求項5に記載された多店舗管理システムの構成に加えて、前記本部用ページにおいて下書きデータが表示されているとき、前記本部用ページが、ユーザーの入力操作によって入力されたテキストデータまたは画像データを表示するレイアウト領域と、前記レイアウト領域の要素毎に対応してユーザーの入力操作によって入力されたコメントデータを時系列で表示するコメント領域とを備え、前記コメント領域が、前記コメントデータを入力したユーザー名情報を表示し、前記お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいてお知らせ先の店舗が選択されて店舗へのお知らせ情報の登録操作があったとき、前記サーバが、下書きデータの内容を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存し、前記店舗の端末がサーバと通信し、アクセスしてきた店舗の端末がお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものである場合、サーバが、コメント領域のコメントデータおよびユーザー名情報を店舗の端末へ送信せず、レイアウト領域のテキストデータまたは画像データを店舗へのお知らせ情報として送信する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0012】
本請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された多店舗管理システムの構成に加えて、前記本部用ページにおいて店舗情報が入力されて登録操作があると、店舗情報がサーバに登録され、前記本部用ページにおいてエリアマネージャー表示が選択されると、登録された店舗情報に基づいて、登録した店舗へのお知らせ情報が本部用ページにおいて表示される構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0013】
本請求項8に係る発明は、本部の端末の表示部に表示されるブラウザ上において入力されたデータをサーバのデータベースに保存して本部の端末と店舗の端末との間で情報のやりとりをする多店舗管理システムのプログラムであって、前記本部の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力自在な本部用ページにおいて、所定操作の有無を判定する所定操作判定ステップと、前記本部用ページにおいて、所定操作があったとき、本部の端末が、各店舗名情報と、店舗選択欄と、各店舗のエリアの本日の気象予報情報とを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウを開き、予め設定された条件に基づいてサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と対応させて表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ表示ステップと、前記本部用ページにおける入力情報の入力の有無を判定する入力判定ステップと、前記入力有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウにおける店舗選択欄の選択情報を店舗へのお知らせ情報に関連付けて保存する保存ステップと、前記店舗の端末がサーバと通信し、サーバが、アクセスしてきた店舗の端末が、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものか否かを判定する店舗判定ステップと、前記アクセスしてきた店舗の端末が、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものである場合、前記店舗の端末が、店舗の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力不可である店舗用ページにおいて、前記データベースに保存された店舗へのお知らせ情報を表示するお知らせ表示ステップとを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の多店舗管理システムは、本部の端末と店舗の端末とサーバとを備えていることにより、本部の端末の表示部に表示されるブラウザ上において入力されたデータをサーバのデータベースに保存して本部の端末と店舗の端末との間で情報のやりとりをすることができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0015】
本請求項1に係る発明の多店舗管理システムによれば、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と各店舗のエリアの本日の気象予報情報とが対応して表示されるため、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報に応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報を選択した店舗へ知らせることができる。
例えば、本日の気象予報情報の天気が雨であれば、雨のエリアの店舗を選択して傘立てや雨用足ふきマットなど雨の装備の手配をすることができる。
また、本日の気象予報情報が強風であれば、強風のエリアの店舗を選択して店頭看板の収納など強風対策を手配することができる。
さらに、本日の気象予報情報の天気が雪であれば、凍結防止剤の店頭散布や雪かき用具など雪の装備を手配することができる。
また、本日の気象予報情報の気温がゼロ度や氷点下であれば、そのエリアの店舗を選択して凍結防止剤の店頭散布など寒冷対策の手配をすることができる。
【0016】
本請求項2に係る発明の多店舗管理システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と各店舗のエリアの翌日の気象予報情報とが対応して表示されるため、本部のユーザーは各店舗のエリアの翌日の気象予報情報に応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報を選択した店舗へ知らせることができる。
例えば、翌日の気象予報情報の天気が雨であれば、雨のエリアの店舗を選択して傘立てや雨用足ふきマットなど雨の装備を本日の閉店時までに準備するように手配をすることができる。
また、翌日の気象予報情報が強風であれば、強風のエリアの店舗を選択して店頭看板の収納など強風対策を本日の閉店時までに準備するように手配することができる。
さらに、翌日の気象予報情報の天気が雪であれば、凍結防止剤の店頭散布や雪かき用具など雪の装備を本日の閉店時までに準備するように手配することができる。
また、翌日の気象予報情報の気温がゼロ度や氷点下であれば、そのエリアの店舗を選択して凍結防止剤の店頭散布など寒冷対策を本日の閉店時までに準備するように手配をすることができる。
【0017】
本請求項3に係る発明の多店舗管理システムによれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、本部用ページにおいて、他の静的な表示に対して所定領域内の気象予報情報を含むユーザー所望の情報の文字群が動的に表示されるため、本部のユーザーに対して注目してもらいたい情報を流すことができる。
さらに、第1群文字列と第2群文字列とが色分けされて表示されるため、ユーザーにとって読みやすくすることができる。
つまり、気象予報情報を本部用ページの所定領域内において動的に表示させて、本部のユーザーに対して注目させることができる。
【0018】
本請求項4に係る発明の多店舗管理システムによれば、請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、本部用ページにサーバのウェブサイトに点在するユーザー所望の情報であるお知らせ情報やファイル情報が引き出されてブラウザに選択切り換え自在に表示されるため、ユーザーはウェブサイトやデータベースを探し回ることなく、本部の端末のブラウザにおいて自分用のページに表示されたほぼ全ての所望の情報を簡単に確認することができる。
例えば、本部のユーザーは勤務開始の際に所望の情報が集められた所謂、ブラウザの1つのユーザー用ポータルガジェットページを見るだけで、気象予報情報や業務連絡事項などを簡単にチェックすることができる。
【0019】
本請求項5に係る発明の多店舗管理システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントの下書きデータが複数名で共有自在となるため、ユーザーは店舗の端末へ送信する前の段階において分担して店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントの下書きデータを作成することができる。
つまり、複数のユーザーが同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントを同時に作成してしまうといった非効率なことがなくなり、複数のユーザーが協力して同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントを作業することが可能となるため、本部のユーザーたちの作業効率を高めることができ、共有できない構成と比べて短時間で、店舗へ通知することができる。
例えば、本日の気象予報情報の急な変化に応じて、複数のユーザーが早急に協力して同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントを作成することができる。
【0020】
本請求項6に係る発明の多店舗管理システムによれば、請求項5に係る発明が奏する効果に加えて、要素毎にコメントデータが所謂、チャット形式で表示されるため、複数のユーザーは要素毎にチャットでやりとりしながらドキュメントを共同または協同で作成することができる。
つまり、電話でやりとりせずに1つのシステム上でドキュメント作成を進めることができ、例えば、本日の気象予報情報の急な変化に応じて、複数のユーザーが早急に協力して同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報を有したドキュメントを作成することができる。
ここで、「チャット形式」とは、1つの画面において1人の相手または複数の相手とのやりとりが対話のように時系列に表示される形式をいう。
さらに、レイアウト領域のデータのみが店舗へのお知らせ情報として送信されるため、作成途中のやりとりや作成途中に検討した事項などの余分な情報を店舗へ伝えず、伝えたいレイアウト領域のデータのみを店舗へ伝えることができる。
【0021】
本請求項7に係る発明の多店舗管理システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、エリアマネージャーであるユーザーが担当する店舗情報を登録してエリアマネージャー表示を選択すると、担当する店舗へのお知らせ情報が表示されるため、担当する店舗への連絡事項を簡単に確認することができる。
例えば、担当する店舗のエリアと、そのエリアの気象予報情報の天気の内容とのずれの有無を確認して、ずれがあれば、新たに店舗へのお知らせ情報を作成して店舗へ伝えることができる。
【0022】
本請求項8に係る発明の多店舗管理システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と各店舗のエリアの本日の気象予報情報とが対応して表示されるため、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報に応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報を選択した店舗へ知らせることができる。
例えば、本日の気象予報情報の天気が雨であれば、雨のエリアの店舗を選択して傘立てや雨用足ふきマットなど雨の装備の手配をすることができる。
また、本日の気象予報情報が強風であれば、強風のエリアの店舗を選択して店頭看板の収納など強風対策を手配することができる。
さらに、本日の気象予報情報の天気が雪であれば、凍結防止剤の店頭散布や雪かき用具など雪の装備を手配することができる。
また、本日の気象予報情報の気温がゼロ度や氷点下であれば、そのエリアの店舗を選択して凍結防止剤の店頭散布など寒冷対策の手配をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の実施例である多店舗管理システムの概念を示す図。
【
図2】本発明の実施例である多店舗管理システムの動作を示すチャート図。
【
図3】本発明の実施例である多店舗管理システムの本部用ページを示す図。
【
図4】本発明の実施例である多店舗管理システムの本部用ページにおける申請画面を示す図。
【
図5】本発明の実施例である多店舗管理システムのお知らせ先店舗選択ウィンドウを示す図。
【
図6】本発明の実施例である多店舗管理システムのお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて翌日の気象予報情報を表示した様子を示す図。
【
図7】本発明の実施例である多店舗管理システムの店舗用ページを示す図。
【
図8】本発明の実施例である多店舗管理システムの本部用ページにおいて追加ガジェットを表示した様子を示す図。
【
図9】本発明の実施例である多店舗管理システムの管理者用編集・作成ページを示す図。
【
図10】本発明の実施例である多店舗管理システムの下書き共有設定ウィンドウを示す図。
【
図11】本発明の実施例である多店舗管理システムのドキュメント作成画面の一例を示す図。
【
図12】本発明の実施例である多店舗管理システムのエリアマネージャー機能設定ウィンドウを示す図。
【
図13】本発明の実施例である多店舗管理システムの本部用ページのエリアマネージャー表示モードを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の多店舗管理システムは、本部の端末と店舗の端末とサーバとを備え、本部の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力自在な本部用ページにおいて、所定操作があったとき、本部の端末が、各店舗名情報と、店舗選択欄と、各店舗のエリアの本日の気象予報情報とを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウを開くとともに、予め設定された条件に基づいてサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と対応させて表示し、サーバが、本部の端末からの本部用ページにおける入力情報の受信の有無を判定し、受信有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウにおける店舗選択欄の選択情報を店舗へのお知らせ情報に関連付けて保存し、店舗の端末がサーバと通信し、サーバが、アクセスしてきた店舗の端末がお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものか否かを判定し、アクセスしてきた店舗の端末がお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものである場合、店舗の端末が、店舗の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力不可である店舗用ページにおいて、データベースに保存された店舗へのお知らせ情報を表示する構成であることにより、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報に応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報を選択した店舗へ知らせることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の多店舗管理システムのプログラムは、本部の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力自在な本部用ページにおいて、所定操作の有無を判定する所定操作判定ステップと、本部用ページにおいて、所定操作があったとき、本部の端末が、各店舗名情報と、店舗選択欄と、各店舗のエリアの本日の気象予報情報とを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウを開き、予め設定された条件に基づいてサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて各店舗名情報と対応させて表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ表示ステップと、本部用ページにおける入力情報の入力の有無を判定する入力判定ステップと、入力有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報としてデータベースに保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウにおける店舗選択欄の選択情報を店舗へのお知らせ情報に関連付けて保存する保存ステップと、店舗の端末がサーバと通信し、サーバが、アクセスしてきた店舗の端末が、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものか否かを判定する店舗判定ステップと、アクセスしてきた店舗の端末が、お知らせ先店舗選択ウィンドウにおいて選択された店舗のものである場合、店舗の端末が、店舗の端末用であって店舗へのお知らせ情報を入力不可である店舗用ページにおいて、データベースに保存された店舗へのお知らせ情報を表示するお知らせ表示ステップとを有していることにより、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報に応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報を選択した店舗へ知らせることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0025】
例えば、本部の端末および店舗の端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末などの情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、サーバは、1つのサーバやクラウド上の複数のサーバでもよい。
【実施例0026】
以下に、本発明の実施例である多店舗管理システム100について、
図1乃至
図13に基づいて説明する。
ここで、
図1は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の概念を示す図であり、
図2は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の動作を示すチャート図であり、
図3は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の本部用ページ112を示す図であり、
図4は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の本部用ページ112における申請画面113を示す図であり、
図5は、本発明の実施例である多店舗管理システム100のお知らせ先店舗選択ウィンドウ114を示す図であり、
図6は、本発明の実施例である多店舗管理システム100のお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において翌日の気象予報情報114iを表示した様子を示す図であり、
図7は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の店舗用ページ122を示す図であり、
図8は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の本部用ページ112において追加ガジェットを表示した様子を示す図であり、
図9は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の管理者用編集・作成ページMPを示す図であり、
図10は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の下書き共有設定ウィンドウ115を示す図であり、
図11は、本発明の実施例である多店舗管理システム100のドキュメント作成画面116の一例を示す図であり、
図12は、本発明の実施例である多店舗管理システム100のエリアマネージャー機能設定ウィンドウ117を示す図であり、
図13は、本発明の実施例である多店舗管理システム100の本部用ページ112のエリアマネージャー表示モードを示す図である。
【0027】
本発明の実施例である多店舗管理システム100は、
図1に示すように、本部の端末の一例であるコンピュータ端末110と、店舗の端末の一例であるタブレット端末120と、サーバ130とを備えている。
そして、本部のコンピュータ端末110の表示部111に表示されるブラウザ上において入力されたデータをサーバ130のデータベース131に保存して本部のコンピュータ端末110と店舗のタブレット端末120との間で情報のやりとりをするように構成されている。
【0028】
本実施例において、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、本部のコンピュータ端末用であって店舗へのお知らせ情報SNを入力自在な本部用ページ112をデータベース131に基づいて表示する。
他方、店舗のタブレット端末120のブラウザが、店舗のタブレット端末用であって店舗へのお知らせ情報SNを入力不可である店舗用ページ122をデータベース131に基づいて表示する。
言い換えると、本部用ページ112は、本部のコンピュータ端末110のブラウザに表示され、店舗用ページ122は、店舗のタブレット端末120のブラウザに表示される。
より具体的には、サーバ130が、ログインIDによって本部のコンピュータ端末110か、店舗のタブレット端末120かを認識して、本部のコンピュータ端末110に本部用ページ112を表示し、店舗のタブレット端末120に店舗用ページ122を表示するように構成されている。
【0029】
さらに、本部のコンピュータ端末110の本部用ページ112において、所定操作があったとき、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、各店舗名情報114eと、店舗選択欄114gと、各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ114を開く。
ここで、「対応して表示する」は、少なくとも各店舗名情報114eと各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとが対応して表示され、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114の店舗選択欄114gにおいてどの店舗が選択されているかがわかるようにという意味である。
これとともに、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいてサーバ130にアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fを取得して、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示する。
そして、サーバ130が、本部のコンピュータ端末110からの本部用ページ112における入力情報の受信の有無を判定する。
【0030】
受信有りのとき、サーバ130が、入力情報を店舗へのお知らせ情報SNとしてデータベース131に保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウ114における店舗選択欄114gの選択情報を店舗へのお知らせ情報SNに関連付けて保存する。
また、店舗のタブレット端末120がサーバ130と通信すると、サーバ130が、アクセスしてきた店舗のタブレット端末120がお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものか否かを判定する。
そして、アクセスしてきた店舗のタブレット端末120がお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものである場合、店舗のタブレット端末120が、表示部121のブラウザに表示される店舗用ページ122において、データベース131に保存された店舗へのお知らせ情報SNを表示するように構成されている。
【0031】
これにより、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとが対応して表示される。
その結果、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fに応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報SNを選択した店舗へ知らせることができる。
例えば、本日の気象予報情報114fの天気が雨であれば、雨のエリアの店舗を選択して傘立てや雨用足ふきマットなど雨の装備の手配をすることができる。
また、本日の気象予報情報114fが強風であれば、強風のエリアの店舗を選択して店頭看板の収納など強風対策を手配することができる。
さらに、本日の気象予報情報114fの天気が雪であれば、凍結防止剤の店頭散布や雪かき用具など雪の装備を手配することができる。
また、本日の気象予報情報114fの気温がゼロ度や氷点下であれば、そのエリアの店舗を選択して凍結防止剤の店頭散布など寒冷対策の手配をすることができる。
【0032】
続いて、多店舗管理システム100の動作について、より詳しく説明する。
図2に示すように、ステップS1では、所定操作判定ステップとして、本部のコンピュータ端末用であって店舗へのお知らせ情報SNを入力自在な本部用ページ112において、所定操作の有無を、本部のコンピュータ端末110またはサーバ130が判定する。
ここで、本部のコンピュータ端末110に表示された本部用ページ112において所定操作をすると、httpリクエストが本部のコンピュータ端末110からサーバ130へ送信されるので、本部のコンピュータ端末110またはサーバ130が、所定操作ありと判定する。
【0033】
より具体的には、
図3に示すように、本部のコンピュータ端末110が、サーバ130と通信し、データベース131のデータを読み込むと、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、本部用ページ112を表示する。
本部用ページ112には、一例として、最上段にラベル欄、上段に「お知らせ」の旨の項目欄112a、次の段に「予定している作業」の旨の項目欄112b、さらに次の段に「回答期限の迫ったお知らせ」の旨の項目欄112c、さらに次の段に「店舗通達ドキュメント作成」の旨の項目欄112d、「新規作成」ボタン112e、「設定」ボタン112fが設けられている。
【0034】
このうち、ラベル欄には、店舗へのお知らせ情報SNの付加された文書種別のラベル情報と対応するラベル名が表示されている。
「お知らせ」の旨の項目欄112aには、店舗へのお知らせ情報SNの一覧が表示される。
ラベル「全て」が選択されているとき、「お知らせ」の旨の項目欄112aには、店舗へのお知らせ情報SNの全てが表示される。
また、例えば、ラベル「キャンペーン」が選択されているとき、「お知らせ」の旨の項目欄112aには、店舗へのお知らせ情報SNのうち、文書種別が「キャンペーン」のラベル情報を有したもののみが表示される。
さらに、「お知らせ」の旨の項目欄112aには、題名、公開日、カテゴリー、文書種別、作成者、既読率(または既読者一覧画面)、回答率が表示されるように構成されている。
【0035】
「予定している作業」の旨の項目欄112bには、店舗へのお知らせ情報SNのうち、店舗作業依頼情報が付加されているもののみが表示される。
さらに、「予定している作業」の旨の項目欄112bには、日付別の件数、題名、公開日、作成者、作業内容、予定工数、実施工数、作業実施者、完了の有無のチェックボックスが表示されるように構成されている。
【0036】
「回答期限の迫ったお知らせ」の旨の項目欄112cには、店舗へのお知らせ情報SNのうち、回答期限付き質問情報が付加され、現在日時情報を基準として回答期限日時が所定期間内のもののみが表示される。
さらに、「回答期限の迫ったお知らせ」の旨の項目欄112cには、題名、公開日、カテゴリー、文書種別、作成者が表示されるように構成されている。
【0037】
本部のユーザーが、店舗へのお知らせ情報SNを作成する際、本部用ページ112において、所定操作の一部として「新規作成」ボタン112eを操作する。
すると、
図4に示すように、申請画面113が、本部のコンピュータ端末110の表示部111のブラウザに表示される。
申請画面113には、「申請する」ボタン113a、「下書き保存」ボタン113b、題名入力欄113c、公開日入力欄、緊急お知らせか否かのチェックボックス、作成者入力欄、本文入力欄113d、必要に応じてワークフロー形式を採用する場合の申請ルートの一例である承認者1および承認者2についての入力欄、閲覧制限選択ボックス113e、「ユーザー/グループ検索」ボタン113f、閲覧指定欄113g、通知メール追加選択ボックス113hが設けられている。
【0038】
例えば、本部のユーザーが、題名入力欄113cに「雪対策の実施」と入力し、本文入力欄113dに「寒波により、天気が荒れる予報です! 雪かき用具の準備など雪対策の実施。店頭で凍結防止剤の散布も忘れずに!」の旨を入力したとする。
そして、所定操作として、閲覧制限選択ボックス113eにチェックを入れて「ユーザー/グループ検索」ボタン113fを操作したとする。
【0039】
すると、所定操作ありと、本部のコンピュータ端末110またはサーバ130が判定する。
つまり、本部のユーザーによって所定操作の一例として、「新規作成」ボタン112eが操作され、閲覧制限選択ボックス113eにチェックが入れられて「ユーザー/グループ検索」ボタン113fが操作されたとき、所定操作ありと判定される。
所定操作ありと判定した場合はステップS2へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS1を繰り返す。
【0040】
ステップS2では、
図5に示すように、お知らせ先店舗選択ウィンドウ表示ステップとして、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、各店舗名情報114eと、店舗選択欄114gと、各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ114を開く。
お知らせ先店舗選択ウィンドウ114には、店舗表示タブ114a、ユーザー表示タブ114b、グループ表示タブ114cが設けられる。
【0041】
このうち、店舗表示タブ114aが選択されているとき、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114には、一例として、都道府県エリア、店舗名、本日の気象予報の項目が表示されるように設けられている。
そして、都道府県エリアの項目に対応する箇所には、都道府県エリア情報114dが表示され、店舗名の項目に対応する箇所には、店舗名情報114eが表示され、本日の気象予報の項目に対応する箇所には、本日の気象予報情報114fが表示される。
また、ユーザー表示タブ114bが選択されているとき、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114には、一例として、ユーザーについての氏名やメールアドレスなどの項目が表示されるように設けられている。
【0042】
さらに、グループ表示タブ114cが選択されているとき、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114には、一例として、グループ名やグループのメールアドレスなどの項目が表示されるように設けられている。
そして、店舗表示タブ114aが選択されているとき、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいてサーバ130または別のサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fを取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示する。
ここで、予め設定された条件として、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114のHTMLにおいて、各店舗のエリアに対応した本日の気象予報情報114fの取得先URLが設定されている。
【0043】
これにより、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114を開いたとき、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114に各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fが表示される。
例えば、本部のユーザーが、都道府県エリア情報114dの表示箇所において、東北エリアを展開して山形エリアと宮城エリアとを展開したとする。
すると、一例として、「ABC山形中央店」、「ABC庄内店」、「ABC寒河江店」、「ABC黒伏店」、「ABC仙台中央店」、「ABC泉中央店」、「ABC泉が岳店」の店舗名情報114eが表示される。
また、各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとして、天気アイコン、最高予想気温、最低予想気温、降水確率が表示される。
本部のユーザーが、店舗選択欄114gのその行を操作するとその行が網掛け表示に変更される。
【0044】
なお、店舗選択欄114gについては、店舗名情報114eに対応してそれぞれ配置したチェックボックス形式にしてもよい。
そして、「選択」ボタン114hを操作すると、網掛け表示に変更された行の店舗名情報114eが、申請画面113の「ユーザー/グループ検索」ボタン113fの近傍の一例として閲覧指定欄113gに入力されるように構成されている。
言い換えると、本部用ページ112の申請画面113においてお知らせ店舗指定情報として入力される。
【0045】
なお、
図5のお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において、「本日の気象予報の天気(気温・降水確率)」の項目表示の右側の右矢印を操作すると、
図6に示すように、「明日の気象予報の天気(気温・降水確率)」の項目表示に切り替わるとともに、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいてサーバ130または別のサーバにアクセスして各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iを取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示するように構成されている。
予め設定された条件として、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114のHTMLにおいて、各店舗のエリアに対応した翌日の気象予報情報114iの取得先URLが設定されている。
これにより、「明日の気象予報の天気(気温・降水確率)」の項目表示に切り替わったとき、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114に各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iが表示される。
【0046】
また、
図6のお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において、「明日の気象予報の天気(気温・降水確率)」の項目表示の左側の左矢印を操作すると、
図5に示すように、「本日の気象予報の天気(気温・降水確率)」の項目表示に切り替わるとともに、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいてサーバ130または別のサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fを取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示するように構成されている。
他方、
図6のお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において、「明日の気象予報の天気(気温・降水確率)」の項目表示の右側の右矢印を操作すると、図示しないが、「明後日の気象予報の天気(気温・降水確率)」の項目表示に切り替わるとともに、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいてサーバ130または別のサーバにアクセスして各店舗のエリアの明後日の気象予報情報を取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示するように構成されている。
【0047】
ステップS3では、入力判定ステップとして、本部用ページ112における入力情報の入力の有無を、本部のコンピュータ端末110またはサーバ130が判定する。
より具体的には、前述したように、本部のユーザーが、申請画面113の題名入力欄113cや本文入力欄113dに店舗へのお知らせ情報SNの一例としてテキストデータTDを入力して、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において店舗選択操作をして、申請画面113の「申請する」ボタン113aを操作すると、httpリクエストが本部のコンピュータ端末110からサーバ130へ送信されるので、本部のコンピュータ端末110またはサーバ130が、本部用ページ112における入力情報の入力ありと判定する。
なお、「申請する」ボタン113aの操作なしでも、入力欄に入力された時点で、本部のコンピュータ端末110からサーバ130へ送信されるように構成してもよい。
入力情報の入力ありと判定した場合はステップS4へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS3を繰り返す。
【0048】
ステップS4では、保存ステップとして、サーバ130が、入力情報を店舗へのお知らせ情報SNとしてデータベース131に保存する。
これとともに、サーバ130が、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114における店舗選択欄114gの選択情報を店舗へのお知らせ情報SNに関連付けて保存する。
言い換えると、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114の「選択」ボタン114hの操作によって、網掛け表示に変更された行の店舗名情報114eが、本部用ページ112の申請画面113においてお知らせ店舗指定情報として入力され、お知らせ店舗指定情報が、サーバ130のデータベース131において、店舗へのお知らせ情報SNに関連付けて保存される。
【0049】
ステップS5では、店舗判定ステップとして、店舗のタブレット端末120が、サーバ130にアクセスしてサーバ130と通信する。
ステップS6では、店舗判定ステップとして、サーバ130にアクセスしてきた店舗のタブレット端末120が、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものか否かを、サーバ130が判定する。
例えば、
図5に示すお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において、「ABC山形中央店」が選択されて、
図4に示す申請画面113に「ABC山形中央店」の店舗名情報114eが入力されて、サーバ130のデータベース131において店舗へのお知らせ情報SNに関連付けて保存された場合であって、「ABC山形中央店」の店舗のタブレット端末120が、サーバ130にアクセスしてきたとき、サーバ130は、サーバ130にアクセスしてきた店舗のタブレット端末120がお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものであると判定する。
【0050】
選択された店舗のものであると判定した場合はステップS7へ進み、他方、そうではないと判定した場合はプロセスを終了する。
なお、店舗のタブレット端末120の識別については、一例として、ログインIDやMACアドレスなどによって識別する。
【0051】
ステップS7では、
図7に示すように、お知らせ表示ステップとして、店舗のタブレット端末120が、表示部121のブラウザに表示される店舗用ページ122において、データベース131に保存された店舗へのお知らせ情報SNを表示する。
つまり、httpレスポンスとして、サーバ130が、店舗へのお知らせ情報SNを含む店舗用ページ122のデータを店舗のタブレット端末120へ送信し、店舗のタブレット端末120の表示部121に表示されるブラウザが、店舗へのお知らせ情報SNを含む店舗用ページ122を表示する。
【0052】
店舗用ページ122の表示内容は、本部用ページ112の表示内容と略同様である。
異なる点は、店舗用ページ122には、「お知らせ」の旨の項目欄122aに、既読率および回答率の表示がないことである。
言い換えると、店舗用ページ122は、最上段にラベル欄、上段に「お知らせ」の旨の項目欄122a、中段に「予定している作業」の旨の項目欄122b、下段に「回答期限の迫ったお知らせ」の旨の項目欄122cを表示している。
【0053】
これにより、前述したように、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとが対応して表示される。
その結果、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fに応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報SNを選択した店舗へ知らせることができる。
例えば、本日の気象予報情報114fの天気が雨であれば、雨のエリアの店舗を選択して傘立てや雨用足ふきマットなど雨の装備の手配をすることができる。
また、本日の気象予報情報114fが強風であれば、強風のエリアの店舗を選択して店頭看板の収納など強風対策を手配することができる。
さらに、本日の気象予報情報114fの天気が雪であれば、凍結防止剤の店頭散布や雪かき用具など雪の装備を手配することができる。
また、本日の気象予報情報114fの気温がゼロ度や氷点下であれば、そのエリアの店舗を選択して凍結防止剤の店頭散布など寒冷対策の手配をすることができる。
【0054】
さらに本実施例では、
図6に示すように、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114には、各店舗名情報114eと、各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iとが対応して表示される。
そして、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいてサーバ130にアクセスして各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iを取得して、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示するように構成されている。
【0055】
これにより、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iとが対応して表示される。
その結果、本部のユーザーは各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iに応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報SNを選択した店舗へ知らせることができる。
例えば、翌日の気象予報情報114iの天気が雨であれば、雨のエリアの店舗を選択して傘立てや雨用足ふきマットなど雨の装備を本日の閉店時までに準備するように手配をすることができる。
また、翌日の気象予報情報114iが強風であれば、強風のエリアの店舗を選択して店頭看板の収納など強風対策を本日の閉店時までに準備するように手配することができる。
さらに、翌日の気象予報情報114iの天気が雪であれば、凍結防止剤の店頭散布や雪かき用具など雪の装備を本日の閉店時までに準備するように手配することができる。
また、翌日の気象予報情報114iの気温がゼロ度や氷点下であれば、そのエリアの店舗を選択して凍結防止剤の店頭散布など寒冷対策を本日の閉店時までに準備するように手配をすることができる。
【0056】
また本実施例では、
図8に示すように、本部用ページ112において、種々のガジェットを追加自在に設けられている。
より具体的には、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいて、サーバ130または別のサーバにアクセスしてユーザー所望の情報として気象予報情報を引き出す。
予め設定された条件については、本部用ページ112のHTMLにおいて設定された表示場所情報や取得先のURL情報である。
これとともに、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、本部用ページ112における一例として最上段に位置する所定領域112g内に気象予報情報や緊急連絡情報を含むユーザー所望の情報の文字列を所定方向へ流すように移動させながら表示する。
この際、先に移動する第1群文字列112hと、後に移動する第2群文字列112iとの色を相互に異なる色で表示設定自在に構成されている。
【0057】
これにより、本部用ページ112において、他の静的な表示に対して所定領域112g内の気象予報情報を含むユーザー所望の情報の文字群が動的に表示される。
その結果、本部のユーザーに対して注目してもらいたい情報を流すことができる。
さらに、第1群文字列112hと第2群文字列112iとが色分けされて表示される。
その結果、ユーザーにとって読みやすくすることができる。
つまり、気象予報情報を本部用ページ112の所定領域112g内において動的に表示させて、本部のユーザーに対して注目させることができる。
【0058】
さらに本実施例では、本部のコンピュータ端末110が、ユーザー固有情報および予め設定された条件に基づいて、1つまたは複数のサーバ(サーバ130や別のサーバ)にアクセスしてユーザー所望の情報を引き出す。
ユーザー固有情報および予め設定された条件については、本部用ページ112のHTMLにおいて設定されたユーザー毎の詳細設定情報である表示場所情報や取得先のURL情報である。
これとともに、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、ユーザー所望の情報の一部を選択切り換え自在に表示するように構成されている。
【0059】
例えば、本部用ページ112において、タブ112jやプルダウン112kによって、表示の選択切り替えが自在に設けられている。
そして、ユーザー所望の情報の一例として、会社内電子掲示板のお知らせ情報112m、ユーザーのスケジュール情報112n、他のユーザーや会議室などのスケジュール情報112p、電子メール情報112q、任意で選択された1つのエリアの天気予報情報112rが表示されるように構成されている。
【0060】
これにより、本部用ページ112や店舗用ページ122にサーバ(サーバ130や別のサーバ)のウェブサイトに点在するユーザー所望の情報であるお知らせ情報112m(112n、112q、112r)やファイル情報(共有データなどのファイル情報)が引き出されてブラウザに選択切り換え自在に表示される。
その結果、ユーザーはウェブサイトやデータベース131を探し回ることなく、本部のコンピュータ端末110のブラウザに表示された本部用ページ112において自分用のページに表示されたほぼ全ての所望の情報を簡単に確認することができる。
例えば、本部のユーザーは勤務開始の際に所望の情報が集められた所謂、ブラウザの1つのユーザー用ポータルガジェットページである本部用ページ112を見るだけで、気象予報情報や業務連絡事項などを簡単にチェックすることができる。
【0061】
また本実施例では、
図9に示すように、管理者が管理者用IDおよびパスワードを入力すると、管理者用編集・作成ページMPが、例えば、本部のコンピュータ端末110の表示部111に表示される。
管理者用編集・作成ページMPでは、種々の設定をすることができ、例えば、「お知らせ申請」である申請画面113(
図4参照)における題名、公開日、文書種別、制作者、カテゴリー、作成日、バージョンなどの各入力フォーム項目の表示の有無が、チェックボックスによって選択自在に構成されている。
さらに、各入力フォーム項目のレイアウトが、三角印および逆三角印のボタンによって入れ替え自在に構成されている。
【0062】
また、本部用ページ112の表示項目、レイアウト、および店舗用ページ122の表示項目、レイアウトについても編集自在である。
さらに、管理者用編集・作成ページMPでは、本部用ページ112の申請画面113から入力された店舗へのお知らせ情報SN、アンケート作成画面(図示せず)から入力されたアンケート情報、作業指示画面(図示せず)から入力された作業指示情報のそれぞれについて、閲覧者を設定自在に構成されている。
例えば、店舗へのお知らせ情報SNの既読率や既読者一覧画面(図示せず)、アンケート回答の回答率や回答者一覧画面(図示せず)、作業指示に対する進捗率(図示せず)や店舗別進捗一覧画面(図示せず)などについて、本部用ページ112でのみ表示されるように設定することができる。
【0063】
さらに本実施例では、本部用ページ112において、ユーザーが作成中の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントの下書きデータに関して他のユーザーのユーザー固有情報が入力されることにより、ユーザーが作成中の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントの下書きデータが、他のユーザーと共有されるように構成されている。
より具体的には、
図4に示すように、申請画面113において、「下書き保存」ボタン113bが操作されると、店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントの下書きデータがサーバ130のデータベース131に保存される。
そして、
図3に示すように、本部用ページ112の「店舗通達ドキュメント作成」の旨の項目欄112dで「下書き」タブを選択して、任意のドキュメントを選択して、「設定」ボタン112fを操作したとする。
すると、
図10に示すように、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、下書き共有設定ウィンドウ115を開く。
下書き共有設定ウィンドウ115には、「下書き共有者メールアドレス」ボタン115a、共有者指定欄115b、「保存」ボタン115cが設けられている。
【0064】
「下書き共有者メールアドレス」ボタン115aが操作されると、他のユーザーについてのメールアドレス一覧が表示され、ユーザーが所望の他のユーザーのメールアドレスを選択操作すると、選択されたメールアドレス情報が、共有者指定欄115bに入力される。
そして、「保存」ボタン115cが操作されると、選択されたメールアドレス情報が、編集権限付与情報としてサーバ130のデータベース131においてドキュメントの下書きデータと関連付けられて登録される。
これにより、ドキュメントの下書きデータが、登録された複数のユーザーによって編集自在となる。
その結果、本部のユーザーは店舗のタブレット端末120へ送信する前の段階において分担して店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントの下書きデータを作成することができる。
つまり、複数のユーザーが同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントを同時に作成してしまうといった非効率なことがなくなり、複数のユーザーが協力して同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントを作業することが可能となる。
その結果、本部のユーザーたちの作業効率を高めることができ、共有できない構成と比べて短時間で、店舗へ通知することができる。
例えば、本日の気象予報情報114fの急な変化に応じて、複数のユーザーが早急に協力して同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントを作成することができる。
【0065】
さらに本実施例では、一例として、
図3に示す本部用ページ112の「店舗通達ドキュメント作成」の旨の項目欄112dで「下書き」タブが選択されているとき、「店舗通達ドキュメント作成」の旨の項目欄112dには、ドキュメントの下書きデータの一覧が表示される。
そして、登録された複数のユーザーによって編集自在となったドキュメントの下書きデータがダブルクリックなどで開く操作が行われたとする。
【0066】
すると、
図11に示すように、本部用ページ112としてのドキュメント作成画面116に切り替わって、開く操作が行われたドキュメントの下書きデータが表示される。
ドキュメント作成画面116は、レイアウト領域116aと、コメント領域116bとを備えている。
このうち、レイアウト領域116aは、ユーザーの入力操作によって入力されたテキストデータTDまたは画像データPDを表示するように設けられている。
【0067】
また、コメント領域116bは、レイアウト領域116aの要素毎に対応してユーザーの入力操作によって入力されたコメントデータCDを時系列で表示するように設けられている。
さらに、コメント領域116bが、コメントデータCDを入力したユーザー名情報YNを表示するように構成されている。
これにより、要素毎にコメントデータCDが所謂、チャット形式で表示される。
その結果、複数のユーザーは要素毎にオンラインでやりとりしながらドキュメントを共同または協同で作成することができる。
【0068】
例えば、
図11に示すように、要素としてレイアウト領域116aにおけるテキストデータTDの一部である「○○見せ方とは? ○○のユーザー目線を追求した……」の箇所がユーザー田中さんによって選択されると、第1コマンドウィンドウCW1が表示される。
一例として、第1コマンドウィンドウCW1には、リストを挿入する「リスト」、タスク情報を挿入する「タスク」およびコメントデータCDを入力する「コメント」の項目が表示されている。
【0069】
このとき、ユーザーが第1コマンドウィンドウCW1のコメントの箇所をカーソルCSで選択すると、コメントデータCDが入力自在となる。
そして、ユーザー田中さんが選択した箇所についてのコメントとしてコメントデータCDの一例として「佐藤さん、説明文変更お願い!」の旨を入力したとする。
すると、本部のコンピュータ端末110またはサーバ130の制御部が、コメント領域116bにおいて、コメントデータCDを表示するとともに、入力したユーザー名情報YNを表示する。
【0070】
例えば、
図11に示すように、コメント領域116bにおいて、ユーザー田中さんが「○○見せ方とは? ○○のユーザー目線を追求した……」についてのコメントしたコメントデータCDとして「佐藤さん、説明文変更お願い!」を表示する。
このとき、ユーザー田中さんのユーザー名情報YNである「田中」をもコメント領域116bに表示する。
さらに、本部のコンピュータ端末110またはサーバ130の制御部が、スレッド・返信でコメント入力の有無を判定する。
【0071】
例えば、
図11に示すように、ユーザー佐藤さんが田中さんのコメントを選択するとコメントデータCDが入力自在となる。
そして、ユーザー佐藤さんがコメントデータCDとして「どんな感じにしますか?」の旨を入力したとする。
すると、チャット形式で、「どんな感じにしますか?」の旨がコメント領域116bに表示される。
このとき、ユーザー佐藤さんのユーザー名情報YNである「佐藤」が表示される。
【0072】
コメントデータCDが表示されているレイアウト領域116aの要素については、ユーザーの理解を容易にするために、各要素に印が付されている。
例えば、レイアウト領域116aにおけるテキストデータTDにコメントがある場合、テキストデータTDには、一例として下線が付されている。
また、レイアウト領域116aにおける画像データPDにコメントがある場合、画像データPDには、一例として太線の外枠が付されている。
【0073】
そして、ユーザーが、コメントを有するレイアウト領域116aにおけるテキストデータTDまたは画像データPDの表示領域にカーソルCSを合わせると、コメント領域116bにおいて対応するコメントデータCDの箇所が枠線で囲まれるように構成されている。
逆に、ユーザーが、コメント領域116bにおいてコメントデータCDの表示領域にカーソルCSを合わせると、レイアウト領域116aにおいて対応する要素の箇所が色づけ(所謂、ハイライト)で表示されるように構成されている。
これにより、ユーザーは、どの要素と、どのコメントとが対応しているかを簡単に理解することができる。
【0074】
例えば、レイアウト領域116aにおけるテキストデータTDの「○○見せ方とは? ○○のユーザー目線を追求した……」について、コメント領域116bの枠線で囲まれた箇所において、ユーザー田中さんとユーザー佐藤さんとがチャット形式でやりとりしたことがわかる。
【0075】
また、カーソルCSをレイアウト領域116aにおける何もない箇所に設けると、第2コマンドウィンドウCW2が表示される。
一例として、第2コマンドウィンドウCW2には、リストを挿入する「リスト」、画像データPDを挿入する「画像」、音楽などのメディアデータを挿入する「メディア」、参照資料などのファイルを挿入またはリンク付けする「ファイル」、表を挿入する「表」、プログラムソースコードを挿入する「コード」、タイムラインスケジュール表を挿入する「タイムライン」、タスク情報を挿入する「タスク」およびコメントデータCDを入力する「コメント」の項目が表示されている。
ユーザーが、カーソルCSを用いて項目のいずれかを選択すると、選択されたものが、レイアウト領域116aに挿入されるように構成されている。
【0076】
本実施例では、コメント領域116bのコメントデータCDが、レイアウト領域116aの要素毎のやりとりについて終了した際のユーザーの操作によって非表示に切り替わるように構成されている。
例えば、レイアウト領域116aにおけるテキストデータTDの「○○見せ方とは? ○○のユーザー目線を追求した……」についてのやりとりが終了した際、ユーザーがコメント領域116bのコメントデータCDの箇所を選択すると、一例として非表示や解決済みの旨のボタンが表示される。
【0077】
そして、ユーザーが、非表示や解決済みの旨のボタンを操作する。
これにより、レイアウト領域116aの要素毎のやりとりについて終了した際のユーザーの操作によってコメントデータCDが非表示となる。
その結果、他のユーザーはその要素についてのやりとりが終了したことを簡単に把握することができる。
つまり、残っているコメントデータCDのみを気にすればよく、どの箇所の作業が未完了かを他のユーザーは簡単に把握することができる。
なお、コメント領域116bにおいて、履歴としてコメントデータCDの表示を残してもよい。
【0078】
さらに本実施例では、本部用ページ112のドキュメント作成画面116において下書きデータが表示されているとき、本部用ページ112のドキュメント作成画面116が、ユーザーの入力操作によって入力されたテキストデータTDまたは画像データPDを表示するレイアウト領域116aと、レイアウト領域116aの要素毎に対応してユーザーの入力操作によって入力されたコメントデータCDを時系列で表示するコメント領域116bとを備えている。
【0079】
このうち、コメント領域116bが、コメントデータCDを入力したユーザー名情報YNを表示する。
お知らせ先店舗選択ウィンドウ114においてお知らせ先の店舗が選択されて店舗へのお知らせ情報SNの登録操作である「申請する」ボタン113aの操作があったとき、サーバ130が、下書きデータの内容を店舗へのお知らせ情報SNとしてデータベース131に保存する。
【0080】
店舗のタブレット端末120がサーバ130と通信し、アクセスしてきた店舗のタブレット端末120がお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものである場合、サーバ130が、レイアウト領域116aのテキストデータTDまたは画像データPDのみを店舗へのお知らせ情報SNとして送信するように構成されている。
言い換えると、サーバ130が、コメント領域116bのコメントデータCDおよびユーザー名情報YNを店舗のタブレット端末120へ送信しない。
【0081】
これにより、要素毎にコメントデータCDが所謂、チャット形式で表示される。
その結果、複数のユーザーは要素毎にチャットでやりとりしながらドキュメントを共同または協同で作成することができる。
つまり、電話でやりとりせずに1つのシステム上でドキュメント作成を進めることができ、例えば、本日の気象予報情報114fの急な変化に応じて、複数のユーザーが早急に協力して同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントを作成することができる。
ここで、「チャット形式」とは、1つの画面において1人の相手または複数の相手とのやりとりが対話のように時系列に表示される形式をいう。
さらに、レイアウト領域116aのデータのみが店舗へのお知らせ情報SNとして送信される。
その結果、作成途中のやりとりや作成途中に検討した事項などの余分な情報を店舗へ伝えず、伝えたいレイアウト領域116aのデータのみを店舗へ伝えることができる。
【0082】
また本実施例では、本部用ページ112において店舗情報の一例としての店舗名情報114eが入力されて登録操作があると、店舗名情報114eがサーバ130に登録される。
そして、本部用ページ112においてエリアマネージャー表示が選択されると、登録された店舗名情報114eに基づいて、登録した店舗へのお知らせ情報SNが本部用ページ112において表示されるように構成されている。
より具体的には、
図3に示す本部用ページ112の図示しないその他設定のエリアマネージャー機能を選択操作したとする。
【0083】
すると、
図12に示すように、本部のコンピュータ端末110のブラウザが、エリアマネージャー機能設定ウィンドウ117を開く。
エリアマネージャー機能設定ウィンドウ117には、エリアマネージャー表示ラジオボタン117a、「担当エリアのアドレス」ボタン117b、店舗指定欄117c、「保存」ボタン117dが設けられている。
【0084】
本部のユーザーであるエリアマネージャーが、エリアマネージャー表示ラジオボタン117aを選択操作し、「担当エリアのアドレス」ボタン117bを操作すると、店舗名情報114eの一覧が表示される。
そして、一覧から自分が担当する店舗名情報114eを選択すると、選択した店舗名情報114eが、店舗指定欄117cに入力される。
その後、「保存」ボタン117dを操作すると、選択した店舗名情報114eが本部のユーザー識別情報と関連付けられてサーバ130のデータベース131に保存される。
【0085】
そして、本部のユーザーであるエリアマネージャーが、本部のコンピュータ端末110のブラウザに本部用ページ112を表示させたとする。
すると、
図13に示すように、本部のコンピュータ端末110のブラウザには、エリアマネージャー表示モードの本部用ページ118が表示される。
エリアマネージャー表示モードの本部用ページ118には、自分が担当する店舗についての店舗へのお知らせ情報SNが表示されるように構成されている。
【0086】
より具体的には、第1店舗としての「ABC山形中央店」に対する「お知らせ」の旨の項目欄118a、第2店舗としての「ABC庄内店」に対する「お知らせ」の旨の項目欄118b、第3店舗としての「ABC寒河江店」に対する「お知らせ」の旨の項目欄118cなどが表示される。
なお、エリアマネージャー表示モードの本部用ページ118の下端にある切り替えボタン118dが操作されると、エリアマネージャー表示モードの本部用ページ118が、
図3に示す通常モードの本部用ページ112に切り替わるように設けられている。
他方、通常モードの本部用ページ112の下端にある切り替えボタン(図示せず)が操作されると、
図3に示す通常モードの本部用ページ112が、
図13に示すエリアマネージャー表示モードの本部用ページ118に切り替わるように設けられている。
これにより、エリアマネージャーであるユーザーが担当する店舗名情報114eを登録してエリアマネージャーモード表示を選択すると、担当する店舗についての店舗へのお知らせ情報SNが表示される。
その結果、担当する店舗への連絡事項を簡単に確認することができる。
例えば、担当する店舗のエリアと、そのエリアの気象予報情報の天気の内容とのずれの有無を確認して、ずれがあれば、新たに店舗へのお知らせ情報SNを作成して店舗へ伝えることができる。
【0087】
このようにして得られた本発明の実施例である多店舗管理システム100は、本部の端末の一例としてのコンピュータ端末110と店舗の端末の一例としてのタブレット端末120とサーバ130とを備え、本部のコンピュータ端末用であって店舗へのお知らせ情報SNを入力自在な本部用ページ112において、所定操作があったとき、本部のコンピュータ端末110が、各店舗名情報114eと、店舗選択欄114gと、各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ114を開くとともに、予め設定された条件に基づいてサーバ130または別のサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fを取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示し、サーバ130が、本部のコンピュータ端末110からの本部用ページ112における入力情報の受信の有無を判定し、受信有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報SNとしてデータベース131に保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウ114における店舗選択欄114gの選択情報を店舗へのお知らせ情報SNに関連付けて保存し、店舗のタブレット端末120がサーバ130と通信し、サーバ130が、アクセスしてきた店舗のタブレット端末120がお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものか否かを判定し、アクセスしてきた店舗のタブレット端末120がお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものである場合、店舗のタブレット端末120が、店舗のタブレット端末用であって店舗へのお知らせ情報SNを入力不可である店舗用ページ122において、データベース131に保存された店舗へのお知らせ情報SNを表示する構成であることにより、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fに応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報SNを選択した店舗へ知らせることができる。
【0088】
さらに、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114には、各店舗名情報114eと、各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iとが対応して表示され、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいてサーバ130にアクセスして各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iを取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示する構成であることにより、本部のユーザーは各店舗のエリアの翌日の気象予報情報114iに応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報SNを選択した店舗へ知らせることができる。
【0089】
また、本部のコンピュータ端末110が、予め設定された条件に基づいて、サーバ130または別のサーバにアクセスしてユーザー所望の情報として気象予報情報を引き出すとともに、本部用ページ112における所定領域112g内に気象予報情報を含むユーザー所望の情報の文字列を所定方向へ流すように移動させながら表示し、先に移動する第1群文字列112hと、後に移動する第2群文字列112iとの色を相互に異なる色で表示設定自在な構成であることにより、本部のユーザーに対して注目してもらいたい情報として特に気象予報情報を流すことができ、ユーザーにとって読みやすくすることができる。
【0090】
さらに、本部のコンピュータ端末110が、ユーザー固有情報および予め設定された条件に基づいて、1つまたは複数のサーバ(サーバ130や別のサーバ)にアクセスしてユーザー所望の情報を引き出すとともに、ユーザー所望の情報の一部を選択切り換え自在に表示する構成であることにより、ユーザーはウェブサイトやデータベース131を探し回ることなく、本部のコンピュータ端末110のブラウザにおいて自分用のページに表示されたほぼ全ての所望の情報を簡単に確認することができ、例えば、本部のユーザーは勤務開始の際に所望の情報が集められた所謂、ブラウザの1つのユーザー用ポータルガジェットページを見るだけで、気象予報情報や業務連絡事項などを簡単にチェックすることができる。
【0091】
また、本部用ページ112において、ユーザーが作成中の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントの下書きデータに関して他のユーザーのユーザー固有情報が入力されることにより、ユーザーが作成中の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントの下書きデータが、他のユーザーと共有される構成であることにより、ユーザーは店舗のタブレット端末120へ送信する前の段階において複数のユーザーで分担して店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントの下書きデータを作成することができ、例えば、本日の気象予報情報114fの急な変化に応じて、複数のユーザーが早急に協力して同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントを作成することができる。
【0092】
さらに、本部用ページ112において下書きデータが表示されているとき、本部用ページ112が、ユーザーの入力操作によって入力されたテキストデータTDまたは画像データPDを表示するレイアウト領域116aと、レイアウト領域116aの要素毎に対応してユーザーの入力操作によって入力されたコメントデータCDを時系列で表示するコメント領域116bとを備え、コメント領域116bが、コメントデータCDを入力したユーザー名情報YNを表示し、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114においてお知らせ先の店舗が選択されて店舗へのお知らせ情報SNの登録操作があったとき、サーバ130が、下書きデータの内容を店舗へのお知らせ情報SNとしてデータベース131に保存し、店舗のタブレット端末120がサーバ130と通信し、アクセスしてきた店舗のタブレット端末120がお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものである場合、サーバ130が、コメント領域116bのコメントデータCDおよびユーザー名情報YNを店舗のタブレット端末120へ送信せず、レイアウト領域116aのテキストデータTDまたは画像データPDを店舗へのお知らせ情報SNとして送信する構成であることにより、複数のユーザーは要素毎にチャットでやりとりしながらドキュメントを共同または協同で作成することができ、電話でやりとりせずに1つのシステム上でドキュメント作成を進めることができ、例えば、本日の気象予報情報114fの急な変化に応じて、複数のユーザーが早急に協力して同じ趣旨の店舗へのお知らせ情報SNを有したドキュメントを作成することができる。
【0093】
また、本部用ページ112において店舗情報が入力されて登録操作があると、店舗情報がサーバ130に登録され、本部用ページ112においてエリアマネージャー表示が選択されると、登録された店舗情報に基づいて、登録した店舗へのお知らせ情報SNが本部用ページ112において表示される構成であることにより、担当する店舗への連絡事項を簡単に確認することができ、例えば、担当する店舗のエリアと、そのエリアの気象予報情報の天気の内容とのずれの有無を確認して、ずれがあれば、新たに店舗へのお知らせ情報SNを作成して店舗へ伝えることができる。
【0094】
また、本発明の実施例である多店舗管理システム100のプログラムは、本部のコンピュータ端末用であって店舗へのお知らせ情報SNを入力自在な本部用ページ112において、所定操作の有無を判定する所定操作判定ステップS1と、本部用ページ112において、所定操作があったとき、本部のコンピュータ端末110が、各店舗名情報114eと、店舗選択欄114gと、各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fとを対応して表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ114を開き、予め設定された条件に基づいてサーバ130または別のサーバにアクセスして各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fを取得してお知らせ先店舗選択ウィンドウ114において各店舗名情報114eと対応させて表示するお知らせ先店舗選択ウィンドウ表示ステップS2と、本部用ページ112における入力情報の入力の有無を判定する入力判定ステップS3と、入力有りのとき、入力情報を店舗へのお知らせ情報SNとしてデータベース131に保存するとともにお知らせ先店舗選択ウィンドウ114における店舗選択欄114gの選択情報を店舗へのお知らせ情報SNに関連付けて保存する保存ステップS4と、店舗のタブレット端末120がサーバ130と通信し、サーバ130が、アクセスしてきた店舗のタブレット端末120が、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものか否かを判定する店舗判定ステップS5、S6と、アクセスしてきた店舗のタブレット端末120が、お知らせ先店舗選択ウィンドウ114において選択された店舗のものである場合、店舗のタブレット端末120が、店舗のタブレット端末用であって店舗へのお知らせ情報SNを入力不可である店舗用ページ122において、データベース131に保存された店舗へのお知らせ情報SNを表示するお知らせ表示ステップS7とを有していることにより、本部のユーザーは各店舗のエリアの本日の気象予報情報114fに応じてお知らせ先店舗を選択して店舗へのお知らせ情報SNを選択した店舗へ知らせることができるなど、その効果は甚大である。