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特開2024-134246作業支援装置、作業支援方法、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134246
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】作業支援装置、作業支援方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240926BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044448
(22)【出願日】2023-03-20
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100227019
【弁理士】
【氏名又は名称】安 修央
(72)【発明者】
【氏名】谷沢 典子
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、作業者自身の作業によって気づきや内省を促すことが可能な作業支援装置、作業支援方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】本発明の作業支援装置10は、作業者情報取得部11、作業管理部12、作業提示部13、作業記録部14、作業結果生成部15及び作業結果出力部16を含み、前記作業者情報取得部11は、作業者に関する作業者情報を取得し、前記作業管理部12は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、前記作業提示部13は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、前記作業記録部14は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、前記作業結果生成部15は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、前記作業結果出力部16は、前記作業結果情報を出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業者情報取得部、作業管理部、作業提示部、作業記録部、作業結果生成部、及び、作業結果出力部を含み、
前記作業者情報取得部は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理部は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示部は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録部は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成部は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力部は、前記作業結果情報を出力する、
作業支援装置。
【請求項2】
前記作業管理部は、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達する前である場合には、前記作業内容情報を選定せず、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達した以後である場合には、前記作業内容情報を選定し、
前記作業提示部は、前記作業内容情報が選定された場合に、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示する、
請求項1記載の作業支援装置。
【請求項3】
前記作業管理部は、前記作業者に係る前記作業の進捗状況に対応した前記作業内容情報を選定する、
請求項1又は2記載の作業支援装置。
【請求項4】
前記作業者による作業の状態が指定条件を満たす場合に、
前記作業結果生成部は、前記指定条件に対応した入力内容確認情報、追加作業情報及び作業補足情報を生成し、
前記入力内容確認情報は、前記作業者が自ら入力した前記入力情報の内容を確認するための情報であり、
前記追加作業情報は、前記入力情報に基づき前記作業者が追加して行う必要が生じた作業に関する情報であり、
前記作業補足情報は、前記作業者が行った作業に関する補足の情報であり、
前記作業結果出力部は、前記入力内容確認情報、前記追加作業情報及び前記作業補足情報を出力する、
請求項3記載の作業支援装置。
【請求項5】
作業者情報取得工程、作業管理工程、作業提示工程、作業記録工程、作業結果生成工程、及び、作業結果出力工程を含み、
前記作業者情報取得工程は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理工程は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示工程は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録工程は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成工程は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力工程は、前記作業結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
作業支援方法。
【請求項6】
前記作業管理工程は、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達する前である場合には、前記作業内容情報を選定せず、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達した以後である場合には、前記作業内容情報を選定し、
前記作業提示工程は、前記作業内容情報が選定された場合に、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
請求項5記載の作業支援方法。
【請求項7】
前記作業管理工程は、前記作業者に係る前記作業の進捗状況に対応した前記作業内容情報を選定し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
請求項5又は6記載の作業支援方法。
【請求項8】
前記作業者による作業の状態が指定条件を満たす場合に、
前記作業結果生成工程は、前記指定条件に対応した入力内容確認情報、追加作業情報及び作業補足情報を生成し、
前記入力内容確認情報は、前記作業者が自ら入力した前記入力情報の内容を確認するための情報であり、
前記追加作業情報は、前記入力情報に基づき前記作業者が追加して行う必要が生じた作業に関する情報であり、
前記作業補足情報は、前記作業者が行った作業に関する補足の情報であり、
前記作業結果出力工程は、前記入力内容確認情報、前記追加作業情報及び前記作業補足情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
請求項7記載の作業支援方法。
【請求項9】
作業者情報取得手順、作業管理手順、作業提示手順、作業記録手順、作業結果生成手順、及び、作業結果出力手順を含み、
前記作業者情報取得手順は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理手順は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示手順は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録手順は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成手順は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力手順は、前記作業結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項10】
作業者情報取得手順、作業管理手順、作業提示手順、作業記録手順、作業結果生成手順、及び、作業結果出力手順を含み、
前記作業者情報取得手順は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理手順は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示手順は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録手順は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成手順は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力手順は、前記作業結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業支援装置、作業支援方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
メンタルヘルス上の課題を抱える人に対する心理療法の1つとして体験型の心理療法があるが、指導者等がいない状態で行うことは困難である。この状態を解消するためには、指導者等がいなくても、対象者に対して気づきと内省を促すことを可能にすることが重要である。なお、自宅で課題に取り組む方法として通信教育によることが挙げられる。通信教育に関する技術として、以下のような文献が公開されている。(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-338300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の指導法においては、受講者の特性に応じて通信教育を行うことができる。しかし、受講者自身の作業等によって気づきや内省を促すものではない。
【0005】
そこで、本発明は、作業者自身の作業によって気づきや内省を促すことが可能な作業支援装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の作業支援装置は、
作業者情報取得部、作業管理部、作業提示部、作業記録部、作業結果生成部、及び、作業結果出力部を含み、
前記作業者情報取得部は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理部は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示部は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録部は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成部は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力部は、前記作業結果情報を出力する。
【0007】
本発明の作業支援方法は、
作業者情報取得工程、作業管理工程、作業提示工程、作業記録工程、作業結果生成工程、及び、作業結果出力工程を含み、
前記作業者情報取得工程は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理工程は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示工程は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録工程は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成工程は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力工程は、前記作業結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される。
【0008】
本発明のプログラムは、
作業者情報取得手順、作業管理手順、作業提示手順、作業記録手順、作業結果生成手順、及び、作業結果出力手順を含み、
前記作業者情報取得手順は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理手順は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示手順は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録手順は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成手順は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力手順は、前記作業結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0009】
本発明の記録媒体は、
作業者情報取得手順、作業管理手順、作業提示手順、作業記録手順、作業結果生成手順、及び、作業結果出力手順を含み、
前記作業者情報取得手順は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理手順は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示手順は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録手順は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成手順は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力手順は、前記作業結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、指導者等がいない状態であっても、気づきや内省を促す効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態1の作業支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1の作業支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1の作業支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態1の作業支援方法における処理の一例を説明する参考図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0013】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の作業支援装置10(以下「本装置」ともいう。)の一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10は、作業者情報取得部11、作業管理部12、作業提示部13、作業記録部14、作業結果生成部15及び作業結果出力部16を含む。また、本装置10は、図示していないが、例えば、入力部、出力部、表示部及び/又は記憶部を含んでもよい。
【0014】
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等が挙げられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムのサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0015】
図2に、本装置10のハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0016】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、作業者情報取得部11、作業管理部12、作業提示部13、作業記録部14、作業結果生成部15及び作業結果出力部16として機能する。本装置10が、前記出力部を含む場合、中央処理装置101は、前記出力部として機能してもよい。本装置10は、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、CPUとこれらとの組合せを備えてもよい。
【0017】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、ユーザの端末、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等が挙げられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0018】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0019】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10が前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置104は、前記記憶部として機能する。前記記憶部は、例えば、後述する作業者情報、作業内容情報、及び作業結果情報等を記憶できる。
【0020】
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、前記作業者情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0021】
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等が挙げられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレー、液晶ディスプレー等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等が挙げられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレーのように、一体として構成されてもよい。
【0022】
つぎに、本実施形態の作業支援方法の一例を、図3のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の作業支援方法は、例えば、図1又は図2の本装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の作業支援方法は、図1又は図2の本装置10の使用には限定されない。
【0023】
本装置10の対象とする作業は、例えば、アクセプタンス アンド コミットメントセラピー(ACT)等に関するものである。前記ACTは、メンタルヘルス上の課題を抱える人に対する心理療法の1つである。まず、ACTの利用者は、専門家に相談し、専門家の助言を受けて、エクササイズを体験する。そして、前記利用者は、前記助言等で学んだ考え方を、生活の中で実践し、定期的に振り返り、再度専門家の助言等を受ける。前記エクササイズは、ACTの考え方を体験的に理解できるように使われるものであり、例えば、自分の考えを書き出す、心配事を受け流すイメージをつける、瞑想訓練を行う等が挙げられる。ACTでは、前記エクササイズ等、生活での実践、定期的な振り返りを繰り返すことで、その効果を得られる。そこで、本装置10は、例えば、ACTで行う内容を専門家等がいなくても繰り返し実践することを支援するためのものである。なお、本装置10の対象は、ACTに限定されず、内省を促す作業を行うものであれば、どのようなものであってもよい。
【0024】
まず、作業者情報取得部11は、作業者に関する作業者情報を取得する(S1、作業者情報取得工程)。前記作業者情報は、例えば、作業者を特定するための情報である。なお、作業者情報は、これに限定されず、例えば、作業回数に関する情報等、通常の作業であるか過去の作業の見直しであるかの別に関する情報等、作業を進める上で必要となる情報を含めてもよい。前記作業者情報の取得は、例えば、専用画面から入力して取得されるが、これに限定されず、携帯端末に登録された情報、カードからの取得等、適宜の方法で設定してもよい。
【0025】
つぎに、作業管理部12は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定する(S2、作業管理工程)。前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報である。前記作業内容情報は、例えば、作業条件として指定される日時に対応したコラム等、作業に使用される資料に関する情報である。ACTでは、例えば、エクササイズとして、コラムが使用され、作業者に考えさせ、考えをまとめさせる。その後、定期的に振り返りをさせ、作業者に内省を促す。このような作業を繰り返すことになるため、作業全体は、例えば、1週間で完結するプログラムが8セットで構成され、1セット中の作業は、コラムを使用するエクササイズ3日分を2回繰り返し、最終日を振り返りの作業を行う等、繰り返し実践できる内容となる。そのため、例えば、作業日に対応するコラムが用意され、決まった間隔で実施できるように作業のスケジュールが設定される。そこで、例えば、作業日に対応するコラム、各回の開始日時等が指定されることがある。そこで、前記作業条件情報は、具体的には、例えば、各回に対応する資料、開始日時等である。なお、ACTでは、繰り返し行うことが効果的であるが、内容によっては1回で完結させてもよく、また、過去に行った作業をスケジュールに関わらず再度行うことを可能にしてもよい。また、本装置10の対象は、前述のとおり、ACTに限定されないため、内省を促す方法として様々な態様があり得る。したがって、前記作業条件情報で指定する条件は、各回に対応する資料や開始時間等に限定されず、任意に設定してよい。
【0026】
前記作業管理部12は、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達する前である場合には、前記作業内容情報を選定せず、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達した以後である場合には、前記作業内容情報を選定してもよい。
前述のとおり、ACTでは、定期的に作業を繰り返して、定期的に気づきや内省を促すことが有用であることから、一時にまとめて作業を行うのは好ましくない。そこで、指定された日時まで、作業を実施できないように設定することも可能である。このような条件を設定した場合には、後述の作業提示部13は、前記作業内容情報が選定された場合に、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示することになる。なお、前記作業開始予定時の設定は、例えば、日単位でも、時間単位でもよく、作業の進め方の実態に合わせて、任意に設定してよい。
【0027】
また、前記作業管理部12は、前記作業者に係る前記作業の進捗状況に対応した前記作業内容情報を選定してもよい。
前述のとおり、ACTでは、例えば、スケジュールの管理が重要になる場合がある。そこで、前記作業管理部12は、例えば、各回の作業終了時に、終了した作業のセット数及びセット内の実施回数を記憶して、スケジュールに合わせて、次回の作業内容を選定するようにしてもよい。具体的には、例えば、2セット目の2日目が終了したときに、前記作業管理部12は、2セット目の2日目終了のカウントを行い、次回は2セット目の3日目の作業を行えるようにセットする等の処理を行う。また、前述の作業開始予定時間の管理も行う場合には、前記作業管理部12は、例えば、2セット目の2日目終了後、日付が変わるまでは、2セット目の3日目の作業は実施できないように管理する。なお、進捗状況の管理は、回数による管理に限定されない。例えば、1回の作業時間を限定して、設定された時間が経過した後は、続きの作業は翌日まで実施できないようにする管理方法でもよく、進捗状況による管理は、任意に設定してよい。
【0028】
なお、後述のとおり、作業結果生成部15において、振り返りのための情報及び作業者の行った作業内容に応じた最終課題が作成される場合がある。前記作業管理部12が選定する作業内容情報は、例えば、前述のとおり、作業に使用される資料に関する情報であるが、前記振り返りのための情報、前記最終課題等、作業に使用される情報であれば、各回の分として予め用意されていた資料に限定されない。
【0029】
つぎに、作業提示部13は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示する(S3、作業提示工程)。作業提示部13は、前記行管理部12が選定した前記作業内容情報、例えば、各回のコラム、振り返り情報、最終課題等、作業に必要な情報を提示する。前記提示の方法は、例えば、専用画面への表示であるが、これに限定されず、作業の実施が可能なものであれば、どのような態様であってもよい。
【0030】
つぎに、作業記録部14は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録する(S4、作業記録工程)。作業者は、前記作業提示部13によって提示された情報に従って作業を行い、例えば、その作業内容として、自身の考えをまとめて入力する等、入力作業を行う。作業記録部14は、例えば、このような作業に伴う入力情報を記録し、記録された情報は、後述の作業結果生成部15において、振り返りのための情報の生成等に使用される。
【0031】
つぎに、作業結果生成部15は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成する(S5、作業結果生成工程)。前記作業結果情報は、例えば、作業が完了した旨の情報、作業の進捗状況に関する情報、次回の作業に必要となる資料に関する情報等である。なお、これに限定されず、前記作業結果情報は、前記入力情報そのものでもよく、その他、前記入力情報に基づき作成可能なものであれば、実情に応じてどのような情報を作成してもよい。また、前記作業者による作業の状態が指定条件を満たす場合に、前記作業結果生成部15は、前記指定条件に対応した入力内容確認情報、追加作業情報及び作業補足情報を生成するようにしてもよい。前記指定条件は、例えば、6日間の作業終了後に振り返りを行う設定の場合に、6日目の作業終了時に前記入力確認情報等を生成する等の条件である。前記指定条件は、これに限定されず、作業の進め方の実情に応じて任意に設定してよい。なお、前記入力内容確認情報は、前記作業者が自ら入力した前記入力情報の内容を確認するための情報である。例えば、作業者が6日間入力した入力情報をまとめた資料等である。前記入力内容確認情報は、作業者の作業の振り返りのために使用されるものであり、前述の例示に限定されず、情報の内容は、任意に定めてよい。また、前記追加作業情報は、前記入力情報に基づき前記作業者が追加して行う必要が生じた作業に関する情報である。例えば、作業者の前記入力情報を踏まえた最終問題等に関する情報である。前記追加作業情報も、前述の例示に限定されず、情報の内容は、任意に定めてよい。そして、前記作業補足情報は、前記作業者が行った作業に関する補足の情報である。例えば、作業者による前記入力情報に応じた解説等である。前記作業補足情報は、例えば、最終課題が終了した後に、作業者が確認するのみのものであってもよく、補足した内容を参照して、次の作業の参考にするものであってもよく、その内容は限定されない。
【0032】
つぎに、作業結果出力部16は、前記作業結果情報を出力する(S6、作業結果出力工程)。なお、前記作業結果出力部は、前記入力内容確認情報、前記追加作業情報及び前記作業補足情報を出力してもよい。作業結果出力部16は、前記作業結果生成部15が生成した情報を出力する。出力方法は、例えば、専用画面への表示でもよく、外部データベースへの出力でもよく、その態様は限定されない。なお、出力する情報は、例えば、該当する回の作業が終了した旨の表示や残りの回数等、進捗に関する表示等、参加者への通知に関するもののほか、次回の予定確認のため前記作業管理部12が確認する情報、振り返りのための資料、最終課題等、次回の作業に使用する情報、コラムの解説等、次回の作業での使用が状況に応じて決まるもの等、様々な用途のものがある。そこで、作業結果出力部16は、情報の用途に応じて、それぞれ適切な方法で情報の出力を行う。
【0033】
以下、本装置10を用いた作業支援方法の具体的な処理の一例を示す。なお、以下の説明は、具体的な流れの一例であり、前述のとおり、本実施形態の本装置10及び作業支援方法は、以下の説明に限定されず、本実施形態の作業支援方法は、本装置10の使用に限定されない。
【0034】
まず、前提として、7日分で1セットを構成し、4セットで全体を構成するACTのプログラムがある。そして、1セットは、6日間のコラムによるエクササイズが予定され、7日目は、既に行った6日分の振り返りと最終課題を行う構成になっている。そこで、まず、作業者が、専用画面を開いて、1週目の1日目の作業を開始する。図4の上段は、1日目から6日目までのコラムによるエクササイズを行うための画面である。作業者は、図4上段の左側の画面のように、1週目を指定して、表示が1週間のセット内の指定画面に移り、1日目を指定する。作業者情報取得部11は、1日目指定の情報を取得し、作業管理部12は、1セット目の1日目のコラムを作業内容情報として選定し、作業提示部13は、前記コラムを表示して、作業者に提示する。図4上段の中央の画面が、コラム等の表示画面である。作業者は、提示されたコラムを読んで、考えをまとめる。作業者は、入力のための操作を行い、図4上段の右側の画面に移り、考えを入力し、内容を保存する。このとき、作業記録部14は、作業者の入力情報を記録する。作業者による記録の終了により、1日目の作業が終了する。作業結果生成部15は、1セット目の1日目の作業が終了した旨の情報を生成し、作業結果出力部16は、作業が終了した旨の情報を本装置10の記憶部に出力し、1日目の作業が終了する。
【0035】
2日目も同様に手順で作業が進むが、作業者による作業開始の操作の際に、例えば、日付が変わっていない等、指定時間になっていない場合には、開始ができない旨の表示がされ、時間がくるまで待ってからの操作となる。2日目も同様に、情報取得部11が開始の情報を取得し、作業管理部12は、指定時間が過ぎていることを確認し、1セット目の2日目のコラムを選定する。その後は、1日目と同様に作業が行われる。1セット目の6日目のコラムによるエクササイズが終了すると、終了の際に、作業結果生成部15は、作業終了の情報を生成するとともに、振り返りのためのフィードバックデータ及び最終課題を生成する。7日目の作業に関する画面は、図4の下段である。作業者は、7日目を選択する。情報取得部11が開始の情報を取得し、作業管理部12は、7日目に使用する情報として、フィードバックデータと最終課題を選択する。作業提示部13は、フィードバックデータと最終課題を表示し、作業者は最終課題の入力をする。フィードバックデータと最終課題の表示画面は、図4下段の中央である。作業結果生成部15は、7日目か完了し、2セット目に進める旨の情報を生成するとともに、解説を生成する。作業結果出力部16は、2セット目に進める旨の情報を本装置10の記憶部に出力するとともに、図4下段の右側のように、作業者に対して解説を提示する。
【0036】
本実施形態の作業支援装置は、指導者等がいない状態であっても、気づきや内省を促す効果を得ることができる。
【0037】
[実施形態2]
本実施形態のプログラムは、前述の作業支援方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、例えば、作業者情報取得手順、作業管理手順、作業提示手順、作業記録手順、作業結果生成手順及び作業結果出力手順を実行させるためのプログラムである。
【0038】
前記作業者情報取得手順は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理手順は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示手順は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録手順は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成手順は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力手順は、前記作業結果情報を出力する。
【0039】
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、例えば、作業者情報取得手順、作業管理手順、作業提示手順、作業記録手順、作業結果生成手順及び作業結果出力手順として機能させるプログラムということもできる。
【0040】
本実施形態のプログラムは、前記本発明の作業支援装置及び作業支援方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、フラッシュメモリ(例えば、SSD(Solid State Drive)、USBフラッシュメモリ、SD/SDHCカード等)、光ディスク(例えば、CD‐R/CD‐RW、DVD‐R/DVD‐RW、BD‐R/BD‐RE等)、光磁気ディスク(MO)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。また、本実施形態のプログラム(例えば、プログラミング製品、又はプログラム製品ともいう)は、例えば、外部のコンピュータから配信される形態であってもよい。前記「配信」は、例えば、通信回線網を介した配信でもよいし、有線で接続された装置を介した配信であってもよい。本実施形態のプログラムは、配信された装置にインストールされて実行されてもよいし、インストールされずに実行されてもよい。
【0041】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0042】
<付記>
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
作業者情報取得部、作業管理部、作業提示部、作業記録部、作業結果生成部、及び、作業結果出力部を含み、
前記作業者情報取得部は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理部は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示部は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録部は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成部は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力部は、前記作業結果情報を出力する、
作業支援装置。
(付記2)
前記作業管理部は、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達する前である場合には、前記作業内容情報を選定せず、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達した以後である場合には、前記作業内容情報を選定し、
前記作業提示部は、前記作業内容情報が選定された場合に、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示する、
付記1記載の作業支援装置。
(付記3)
前記作業管理部は、前記作業者に係る前記作業の進捗状況に対応した前記作業内容情報を選定する、
付記1又は2記載の作業支援装置。
(付記4)
前記作業者による作業の状態が指定条件を満たす場合に、
前記作業結果生成部は、前記指定条件に対応した入力内容確認情報、追加作業情報及び作業補足情報を生成し、
前記入力内容確認情報は、前記作業者が自ら入力した前記入力情報の内容を確認するための情報であり、
前記追加作業情報は、前記入力情報に基づき前記作業者が追加して行う必要が生じた作業に関する情報であり、
前記作業補足情報は、前記作業者が行った作業に関する補足の情報であり、
前記作業結果出力部は、前記入力内容確認情報、前記追加作業情報及び前記作業補足情報を出力する、
付記1から3のいずれか一項に記載の作業支援装置。
(付記5)
作業者情報取得工程、作業管理工程、作業提示工程、作業記録工程、作業結果生成工程、及び、作業結果出力工程を含み、
前記作業者情報取得工程は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理工程は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示工程は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録工程は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成工程は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力工程は、前記作業結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
作業支援方法。
(付記6)
前記作業管理工程は、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達する前である場合には、前記作業内容情報を選定せず、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達した以後である場合には、前記作業内容情報を選定し、
前記作業提示工程は、前記作業内容情報が選定された場合に、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記5記載の作業支援方法。
(付記7)
前記作業管理工程は、前記作業者に係る前記作業の進捗状況に対応した前記作業内容情報を選定し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記5又は6記載の作業支援方法。
(付記8)
前記作業者による作業の状態が指定条件を満たす場合に、
前記作業結果生成工程は、前記指定条件に対応した入力内容確認情報、追加作業情報及び作業補足情報を生成し、
前記入力内容確認情報は、前記作業者が自ら入力した前記入力情報の内容を確認するための情報であり、
前記追加作業情報は、前記入力情報に基づき前記作業者が追加して行う必要が生じた作業に関する情報であり、
前記作業補足情報は、前記作業者が行った作業に関する補足の情報であり、
前記作業結果出力工程は、前記入力内容確認情報、前記追加作業情報及び前記作業補足情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記5から7のいずれか一項に記載の作業支援方法。
(付記9)
作業者情報取得手順、作業管理手順、作業提示手順、作業記録手順、作業結果生成手順、及び、作業結果出力手順を含み、
前記作業者情報取得手順は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理手順は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示手順は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録手順は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成手順は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力手順は、前記作業結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記10)
前記作業管理手順は、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達する前である場合には、前記作業内容情報を選定せず、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達した以後である場合には、前記作業内容情報を選定し、
前記作業提示手順は、前記作業内容情報が選定された場合に、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記9記載のプログラム。
(付記11)
前記作業管理手順は、前記作業者に係る前記作業の進捗状況に対応した前記作業内容情報を選定し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記9又は10記載のプログラム。
(付記12)
前記作業者による作業の状態が指定条件を満たす場合に、
前記作業結果生成手順は、前記指定条件に対応した入力内容確認情報、追加作業情報及び作業補足情報を生成し、
前記入力内容確認情報は、前記作業者が自ら入力した前記入力情報の内容を確認するための情報であり、
前記追加作業情報は、前記入力情報に基づき前記作業者が追加して行う必要が生じた作業に関する情報であり、
前記作業補足情報は、前記作業者が行った作業に関する補足の情報であり、
前記作業結果出力手順は、前記入力内容確認情報、前記追加作業情報及び前記作業補足情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記9から11のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記13)
作業者情報取得手順、作業管理手順、作業提示手順、作業記録手順、作業結果生成手順、及び、作業結果出力手順を含み、
前記作業者情報取得手順は、作業者に関する作業者情報を取得し、
前記作業管理手順は、作業条件情報に対応する作業内容情報を選定し、
前記作業条件情報は、前記作業者に係る作業の前提条件として設定される情報であり、
前記作業提示手順は、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記作業記録手順は、前記作業者による前記作業に関する入力情報を記録し、
前記作業結果生成手順は、前記入力情報に基づき作業に関する作業結果情報を生成し、
前記作業結果出力手順は、前記作業結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記14)
前記作業管理手順は、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達する前である場合には、前記作業内容情報を選定せず、前記作業者情報の取得時が前記作業条件情報に係る作業開始予定時に達した以後である場合には、前記作業内容情報を選定し、
前記作業提示手順は、前記作業内容情報が選定された場合に、前記作業者に対して前記作業内容情報を提示し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記13記載の記録媒体。
(付記15)
前記作業管理手順は、前記作業者に係る前記作業の進捗状況に対応した前記作業内容情報を選定し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記13又は14記載の記録媒体。
(付記16)
前記作業者による作業の状態が指定条件を満たす場合に、
前記作業結果生成手順は、前記指定条件に対応した入力内容確認情報、追加作業情報及び作業補足情報を生成し、
前記入力内容確認情報は、前記作業者が自ら入力した前記入力情報の内容を確認するための情報であり、
前記追加作業情報は、前記入力情報に基づき前記作業者が追加して行う必要が生じた作業に関する情報であり、
前記作業補足情報は、前記作業者が行った作業に関する補足の情報であり、
前記作業結果出力手順は、前記入力内容確認情報、前記追加作業情報及び前記作業補足情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記13から15のいずれか一項に記載の記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明によれば、作業者自身の入力作業によって、無理なく気づきと反省を促すことができる。これによって、例えば、指導者等がいない状態であっても、体験型の心理療法等の実行が可能となり、特に、メンタルヘルス上の課題解決に有用である。
【符号の説明】
【0044】
10 作業支援装置
11 作業者情報取得部
12 作業管理部
13 作業提示部
14 作業記録部
15 作業結果生成部
16 作業結果出力部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス

図1
図2
図3
図4