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特開2024-134332行動継続応援装置、行動継続応援方法、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134332
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】行動継続応援装置、行動継続応援方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240926BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044575
(22)【出願日】2023-03-20
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100227019
【弁理士】
【氏名又は名称】安 修央
(72)【発明者】
【氏名】小泉 博一
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】 本発明は、利用者に適した応援者を選定し、選定した応援者から応援を受けられる行動継続応援装置の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の行動継続応援装置10は、ユーザ情報取得部11、応援者情報取得部12、応援者選定部13、応援者通知部14、応答受領部15及びユーザ連絡部16を含み、前記ユーザ情報取得部11は、行動継続のための応援が必要なユーザの情報を取得し、前記応援者情報取得部12は、候補者の応援候補者情報を取得し、前記応援者選定部13は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、応援依頼情報を生成し、前記応援者通知部14は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、前記応答受領部15は、前記応援者の応答情報を取得し、前記ユーザ連絡部16は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力する。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ情報取得部、応援者情報取得部、応援者選定部、応援者通知部、応答受領部、及び、ユーザ連絡部を含み、
前記ユーザ情報取得部は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得部は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定部は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知部は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領部は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡部は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力する、
行動継続応援装置。
【請求項2】
前記ユーザ情報取得部は、ユーザ評価情報を取得し、
前記ユーザ評価情報は、前記応答情報に関するユーザの評価に関する情報であり、
前記応援者通知部は、前記応援者に対して、前記ユーザ評価情報を出力する、
請求項1記載の行動継続応援装置。
【請求項3】
さらに、応援者評価部を含み、
前記応援者評価部は、前記応答情報を分析し、前記応答情報の方法及び内容が適切であるか否かの評価を行って、応援者評価情報を生成する、
請求項1又は2記載の行動継続応援装置。
【請求項4】
前記応援者評価部は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記ユーザに対する応答連絡情報を生成し、前記評価の結果が不適切となった場合には、前記応援者に対する修正依頼情報を生成し、
前記ユーザ連絡部は、前記応援評価部が前記応答連絡情報を生成した場合にのみ、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記応援者通知部は、前記応援評価部が前記修正依頼情報を生成した場合には、前記応援者に対して、前記修正依頼情報を出力し、
前記応答受領部は、前記修正依頼情報に対応する前記応答情報を再度取得する、
請求項3記載の行動継続応援装置。
【請求項5】
前記応援者評価部は、前記ユーザ情報及び前記応答情報から対象分野、応援方法及び応援内容に関する前記応答情報の評価のための評価特徴量を抽出し、対応する前記評価特徴量を対比して、前記応答情報評価のための分析を行う、
請求項4記載の行動継続応援装置。
【請求項6】
前記応援者選定部は、前記対象行動情報並びに前記ユーザ及び前記候補者の属性情報から対象分野、応援方法及び性格に関する前記応援者の選定のための選定特徴量を抽出し、対応する前記選定特徴量を対比して、前記応援者の選定のための分析を行う、
請求項4又は5記載の行動継続応援装置。
【請求項7】
ユーザ情報取得工程、応援者情報取得工程、応援者選定工程、応援者通知工程、応答受領工程、及び、ユーザ連絡工程を含み、
前記ユーザ情報取得工程は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得工程は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定工程は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知工程は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領工程は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡工程は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
行動継続応援方法。
【請求項8】
前記ユーザ情報取得工程は、ユーザ評価情報を取得し、
前記ユーザ評価情報は、前記応答情報に関するユーザの評価に関する情報であり、
前記応援者通知工程は、前記応援者に対して、前記ユーザ評価情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
請求項7記載の行動継続応援方法。
【請求項9】
さらに、応援者評価工程を含み、
前記応援者評価工程は、前記応答情報を分析し、前記応答情報の方法及び内容が適切であるか否かの評価を行って、応援者評価情報を生成し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
請求項7又は8記載の行動継続応援方法。
【請求項10】
前記応援者評価工程は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記ユーザに対する応答連絡情報を生成し、前記評価の結果が不適切となった場合には、前記応援者に対する修正依頼情報を生成し、
前記ユーザ連絡工程は、前記応援評価部が前記応答連絡情報を生成した場合にのみ、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記応援者通知工程は、前記応援評価部が前記修正依頼情報を生成した場合には、前記応援者に対して、前記修正依頼情報を出力し、
前記応答受領工程は、前記修正依頼情報に対応する前記応答情報を再度取得し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
請求項9記載の行動継続応援方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、行動継続応援装置、行動継続応援方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
記録や日記には心身の健康を保つ効果があるが、継続することが困難である。このような日々継続すべきことを習慣化するために、他人からの励ましは大きな力となる。そこで、対象となる者の環境等の情報から支援メッセージを生成する技術が公開されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-86282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置においては、行動をするための動機となる要因や阻害する要因を判定して、メッセージを作成することが可能である。しかし、得意とする分野の人、応援の方法が希望に合う人、性格が合う人等、対象者本人が望む人からの直接の応援とは異なるものである。
【0005】
そこで、本発明は、利用者に適した応援者を選定し、選定した応援者から応援を受けられる行動継続応援装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の行動継続応援装置は、
ユーザ情報取得部、応援者情報取得部、応援者選定部、応援者通知部、応答受領部、及び、ユーザ連絡部を含み、
前記ユーザ情報取得部は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得部は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定部は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知部は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領部は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡部は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力する。
【0007】
本発明の行動継続応援方法は、
ユーザ情報取得工程、応援者情報取得工程、応援者選定工程、応援者通知工程、応答受領工程、及び、ユーザ連絡工程を含み、
前記ユーザ情報取得工程は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得工程は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定工程は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知工程は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領工程は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡工程は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される。
【0008】
本発明のプログラムは、
ユーザ情報取得手順、応援者情報取得手順、応援者選定手順、応援者通知手順、応答受領手順、及び、ユーザ連絡手順を含み、
前記ユーザ情報取得手順は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得手順は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定手順は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領手順は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡手順は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0009】
本発明の記録媒体は、
ユーザ情報取得手順、応援者情報取得手順、応援者選定手順、応援者通知手順、応答受領手順、及び、ユーザ連絡手順を含み、
前記ユーザ情報取得手順は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得手順は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定手順は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領手順は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡手順は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、利用者に適した応援者からの応援を受けて、利用者が行動を継続しやすい環境を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態1の行動継続応援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1の行動継続応援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1の行動継続応援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態1の行動継続応援方法における処理の一例を説明する参考図である。
図5図5は、実施形態2の行動継続応援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図6図6は、実施形態2の行動継続応援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0013】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の行動継続応援装置10(以下「本装置10」ともいう。)の一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10は、ユーザ情報取得部11、応援者情報取得部12、応援者選定部13、応援者通知部14、応答受領部15及びユーザ連絡部16を含む。また、本装置10は、図示していないが、例えば、入力部、出力部、表示部及び/又は記憶部を含んでもよい。
【0014】
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等が挙げられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムのサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0015】
図2に、本装置10のハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0016】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、ユーザ情報取得部11、応援者情報取得部12、応援者選定部13、応援者通知部14、応答受領部15及びユーザ連絡部16として機能する。本装置10が、前記出力部を含む場合、中央処理装置101は、前記出力部として機能してもよい。本装置10は、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、CPUとこれらとの組合せを備えてもよい。
【0017】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、ユーザの端末、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等が挙げられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0018】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0019】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10が前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置104は、前記記憶部として機能する。前記記憶部は、例えば、後述するユーザ情報、対象行動情報、応援候補者情報及び応答情報等を記憶できる。
【0020】
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、前記ユーザ情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0021】
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等が挙げられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレー、液晶ディスプレー等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等が挙げられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレーのように、一体として構成されてもよい。
【0022】
つぎに、本実施形態の行動継続応援方法の一例を、図3のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の行動継続応援方法は、例えば、図1又は図2の本装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の行動継続応援方法は、図1又は図2の本装置10の使用には限定されない。
【0023】
まず、ユーザ情報取得部11は、ユーザ情報を取得する(S1、ユーザ情報取得工程)。前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含む。前記ユーザの属性情報は、例えば、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向等のユーザの性格に関する情報、期待する声かけの仕方等の希望する応援方法に関する情報等である。なお、前記属性情報は、前述の例示に限定されず、応援者の選定のために利用できる情報であれば、どのような設定をしてもよい。また、前記行動は、例えば、日記、記録等であるが、これに限定されず、例えば、早起き等、継続して行う行動であれば、どのようなものでもよい。また、前記ユーザ情報取得部11が取得する前記対象行動情報は、例えば、日記等の文書情報であるが、これに限定されず、写真、動画、音声等、どのような態様のものであってもよい。また、前記ユーザ情報は、例えば、ユーザが希望する応援者の情報等、前記属性情報及び前記対象行動情報以外の情報を含んでもよい。前記ユーザ情報の取得方法は、例えば、専用画面への入力等によって取得されるが、これに限定されず、例えば、追加で郵送された資料の画像読込み等、必要な情報を取得できる方法であれば、どのような態様のものであってもよい。また、前記ユーザ情報取得部11は、ユーザ評価情報を取得してもよい。前記ユーザ評価情報は、前記応答情報に関するユーザの評価に関する情報である。前記ユーザ評価情報は、どのような態様のものであってもよく、例えば、応援者による声掛けに対する感謝の手紙でもよく、声掛けへの返答でもよく、写真、動画、音声等の情報であってもよい。前記ユーザ評価情報は、後述の応援者通知部14によって、応援者に対して出力される。このように、応援者がユーザからの応答を受けることによって、応援者の意欲を高めることができる。
【0024】
つぎに、応援者情報取得部12は、応援候補者情報を取得する(S2、応援者情報取得工程)。前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含む。前記候補者は、例えば、医療関係者、カウンセラー等、ストレス改善の相談ができる者であるが、これに限定されず、例えば、特別な資格等を有していないものであっても、ユーザへの応援に適している者であれば、どのような者であってもよい。また、前記応援候補者情報は、例えば、応援者の性格に関する情報、得意な応援方法に関する情報、得意とする専門分野等であるが、これに限定されず、応援者の選定のために利用できる情報であれば、どのような設定をしてもよい。前記応援候補者情報の取得方法は、例えば、専用画面への入力等で取得されるが、これに限定されないことは、前記ユーザ情報の取得の場合と同様である。
【0025】
つぎに、応援者選定部13は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成する(S3、応援者選定工程)。なお、前記応援者選定部13は、前記対象行動情報並びに前記ユーザ及び前記候補者の属性情報から対象分野、応援方法及び性格に関する前記応援者の選定のための選定特徴量を抽出し、対応する前記選定特徴量を対比して、前記応援者の選定のための分析を行ってもよい。前記ユーザの対象分野は、例えば、対象行動情報に関する分野であり、医療、保健、福祉、教育、司法、産業、労働等である。なお、対象分野の内容は、これに限定されない。また、前記候補者の対象分野は、例えば、前記候補者の得意な専門分野であり、その内容は、前記ユーザの場合と同様である。前記応援方法は、例えば、前記ユーザの期待する声掛けの仕方及び前記候補者の得意な声掛けの仕方である。前記性格は、例えば、ビッグファイブ性格診断によって得られる性格特性(開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向)であり、性格特性の値を0パーセントから100パーセントの範囲で表されるものであるが、これに限定されず、対比が可能なように任意に設定してよい。前記選定特徴量は、前記対象分野、前記応援方法及び前記性格を対比するための各要素である。
【0026】
前記対象分野の一致度の分析方法は、例えば、対象分野毎にその分野に関連するキーワードを登録した分野辞書を用意し、ユーザの日記等を形態素解析により単語に分割して、前記分野辞書と対比して一致する数を算出して判定を行い、前記候補者の得意な専門分野との一致度を分析する。また、前記対象分野の分析方法は、例えば、日記等や分野の事例を機械学習させた分類器を作成し、ユーザの日記等から各分野の確率を算出し、確率の最も高い分野を前記日記等の分野と判定してもよい。なお、前記ユーザ及び前記候補者の対象分野は、それぞれ1つに限定しなくてもよく、例えば、それぞれ複数の対象分野を認定してもよく、重視する度合いを設定してもよく、前記対象分野の判定方法は任意に設定してよい。また、前記一致度の分析方法は、例えば、前記ユーザの日記等に係る対象分野と前記候補者の得意な専門分野との一致する対象分野の数を基準とするものであってもよい。これに限定されず、例えば、前記一致度は、前記候補者の得意な専門分野についての前記分類器で算出された前記ユーザの対象分野の確率としてもよく、前記一致度の基準は、任意に設定してよい。
【0027】
前記応援方法の一致度の分析方法は、例えば、前記ユーザ情報取得部11が取得した希望する応援方法の情報と前記応援者情報取得部12が取得した得意な応援方法の情報の対比によって分析する。なお、前記ユーザの期待する応援方法は、例えば、1つの応援方法に限定されず、複数の登録を可能としてもよく、避けてほしい応援方法の登録を可能としてもよく、重視度を設定してもよく、前記ユーザ情報取得部11が取得する応援方法は任意の設定をしてよい。前記候補者の得意な専門分野についても同様である。そこで、前記一致度の分析方法は、例えば、一致する応援方法の数を基準としてもよい。これに限定されず、例えば、前記一致度は、例えば、ユーザの重視度等に重み付けをする等、任意に設定してよい。
【0028】
さらに、前記性格の一致度の分析は、例えば、前記ユーザ及び前記候補者の性格に関する情報から特徴量(性格特性値)を抽出して、ベクトル化によるコサイン類似度、性格特性値の差分二乗和等によって、一致度を分析する。なお、前記性格特性値は、例えば、前述のビッグファイブ性格診断における性格特性の値である。なお、前記分析に使用する性格は、前述のとおり、ビッグファイブ性格診断における性格特性に限定されず、任意に設定してよい。また、前記分析の方法は、前述の例示に限定されず、任意の分析方法を採用してよい。
【0029】
応援者選定部13は、例えば、前述の分析方法の例示を組み合わせて、応援者選定の分析を行うが、分析方法は、これに限定されず、前記例示の一部の利用でもよく、他の分析方法を取り入れてもよく、任意に設定してよい。また、ユーザと候補者との適正な関係性は、例えば、性格の一致によることが必ずしも適正とは限らないため、別の基準で判断してもよい。また、前記ユーザ情報取得部11が取得する前記ユーザ情報に、前記ユーザによる特定の応援者の選定希望が含まれる場合には、応援者選定部13は、前記ユーザの希望に従って、応援者の選定を行ってもよい。
【0030】
つぎに、応援者通知部14は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力する(S4、応援者通知工程)。前記応援依頼情報は、例えば、応援者の決定をした旨、前記ユーザの属性情報、対象行動情報等を含む情報である。なお、これに限定されず、前記応援依頼情報は、応答のタイミングに係る情報等、前記応援者の応答に必要な情報を適宜加えてよく、不必要な情報は除外してもよく、応援者の応援に適した内容として、任意に設定してよい。また、前記応援者通知部14は、前記ユーザ情報取得部11がユーザ評価情報を取得した場合には、前記応援者に対して、前記ユーザ評価情報を出力する。
【0031】
つぎに、応答受領部15は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得する(S5、応答受領工程)。前記応答は、例えば、声掛けである。なお、前記応答は声掛けに限定されず、助言、励ましの絵等、ユーザの行動継続を後押しするようなものであれば、どのようなものでもよい。また、前記応答は、文章によるものに限定されず、例えば、画像、音声等でもよく、どのような態様のものであってもよい。
【0032】
つぎに、ユーザ連絡部16は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力する(S6、ユーザ連絡工程)。前記応答情報の出力方法は、例えば、専用画面への表示等であるが、これに限定されず、ユーザの携帯端末への出力等、どのような方法であってもよい。なお、これによって、前記ユーザは、前記応答情報を確認することができ、前記ユーザの行動継続を後押しすることができる。そこで、前記ユーザは、前記応援者に対する感謝等、前記応答情報に対する評価をしてもよい。この場合、前記応答情報に対する評価であるユーザ評価情報は、前述のとおり、ユーザ情報取得部11によって取得され、応援者通知部14によって前記応援者に対して通知されるようにしてもよい。
【0033】
なお、本装置10の対象となる行動は、継続することが前提となるため、例えば、新たな日記等の対象行動情報を取得し、応援者へ日記等の応援依頼情報を出力し、応援者から応答情報を取得し、ユーザに応答情報を出力する等、ユーザ情報取得工程(S1)、応援者通知工程(S4)、応答受領工程(S5)、ユーザ連絡工程(S6)が繰り返されてもよい。その際に、例えば、前述のとおり、ユーザが応答情報を確認してその評価を行い、応援者に対してユーザ評価情報が示されることによって、応援者の意欲を高めることができ、その後のより適切な応援が期待できる。なお、応援者へのユーザ評価情報の出力は、例えば、新たな応援依頼情報の出力と同時でもよく、別のタイミングでもよい。また、上記の例示に限定されず、例えば、同一のユーザに係る2回目以降の応援依頼にあたって、再度、応援者の選定を行ってもよく、同一のユーザに係る本装置10の利用に関しては、任意の設定を行ってもよい。
【0034】
以下、本装置10を用いた行動継続応援方法の具体的な処理の一例を示す。なお、以下の説明は、具体的な流れの一例であり、前述のとおり、本実施形態の本装置10及び行動継続応援方法は、以下の説明に限定されず、本実施形態の行動継続応援方法は、本装置10の使用に限定されない。
【0035】
まず、ユーザ情報取得部11は、ユーザ情報を取得する。ユーザ情報の一例は、図4の左側の部分である。図4の左側には、ユーザの性格に関する情報と期待する声掛けの仕方に関する情報が表示されているが、例えば、これに日記等、継続する対象行動に関する情報を含むものであってもよい。つぎに、応援者情報取得部12は、応援候補者情報を取得する。応援候補者情報の一例は、図4の右側の部分である。図4の右側には、候補者の性格に関する情報、得意な声掛けの仕方に関する情報、得意分野に関する情報が表示されている。つぎに、応援者選定部13は、対象分野、声掛けの仕方、性格に関する分析を行う。対象分野について、応援者選定部13は、対象行動となる日記等を解析して、キーワードを抽出し、対象分野の傾向を把握し、候補者が登録した保健の分野との一致度を分析する。声掛けの仕方について、褒めるという部分で共通点があることを確認する。性格について、登録された数値から一致度の分析を行う。これらの結果、ユーザと候補者の組合せが適正であると判断できる場合には、応援者選定部13は、応援依頼情報を生成する。これに伴い、応援者通知部14は、決定された候補者に対して、応援依頼情報を通知する。前記通知を受けて、候補者は、応援者として選定されたこと、応援の対象となる行動、ユーザの性格等の特性を把握し、ユーザの行動に対して応答の声掛けを行う。声掛けに係る文書等は、応答受領部15において取得され、ユーザ連絡部16は、ユーザに対して、応答に係る文書等の情報を発信する。例えば、前記文書等に対して、ユーザが感謝の文書等を作成してもよく、この場合、ユーザ情報取得部11は、ユーザの感謝の文書等をユーザ評価情報として取得し、応援者通知部14は、応援者に対して、ユーザの感謝の文書等を発信する。
【0036】
本実施形態の行動継続応援装置は、利用者に適した応援者からの応援を受けて、利用者が行動を継続しやすい環境を作ることができる。
【0037】
[実施形態2]
実施形態2は、本発明の行動継続応援装置の他の例である。
【0038】
本実施形態の行動継続応援装置10B(以下、「本装置10B」ともいう。)について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態の本装置10Bの一例の構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態の本装置10Bは、実施形態1の本装置10の構成(ユーザ情報取得部11、応援者情報取得部12、応援者選定部13、応援者通知部14、応答受領部15及びユーザ連絡部16)に加えて、例えば、応援者評価部17を含む。本装置10Bにおいて、例えば、応援者評価部17を含むこと以外の構成は、実施形態1の本装置10と同様であり、その説明を援用できる。
【0039】
つぎに、本実施形態の行動継続応援方法の一例を、図6のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の行動継続応援方法は、例えば、図5に示す本装置10Bを用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の行動継続応援方法は、図5の本装置10Bの使用には限定されない。
【0040】
本実施形態の本装置10Bにおける応援依頼情報の出力(S4)までの各工程は、実施形態1の本装置10の場合と同様であるから、それらの説明を援用できる。
【0041】
つぎに、応答受領部15は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得する(S5A、応答受領工程)。前記応答情報に関しては、実施形態1の本装置10の場合と同様であるから、その説明を援用できる。また、前記応答受領部15は、後述のとおり、応援評価部17において修正依頼情報が生成された場合には、再度、応援者からの応答を受けることになる。
【0042】
つぎに、応援者評価部17は、前記応答情報を分析し、前記応答情報の方法及び内容が適切であるか否かの評価を行って、応援者評価情報を生成する(S5B、応援者評価工程)。前記応援者評価情報は、例えば、応援者の評価度を示す情報であるが、例えば、どの部分に問題があるか等、その後の対応に利用できる情報を含むものであってもよい。また、前記応援者評価情報は、後述のとおり、応援者に対して修正依頼を行うか否かの判断に使用されるものであるが、例えば、応援者の交替、後の応援者の選定のための資料、行動と応答との適正判断のための資料等に使用するものであってもよく、その利用形態はどのようなものであってもよい。
【0043】
前記応援者評価部17は、前記ユーザ情報及び前記応答情報から対象分野、応援方法及び応援内容に関する前記応答情報の評価のための評価特徴量を抽出し、対応する前記評価特徴量を対比して、前記応答情報評価のための分析を行ってもよい。対象分野の分析は、例えば、対象分野毎にその分野に関連するキーワードを登録した分野辞書を用意し、日記等の対象行動に関する文書と応答とを形態素解析により単語に分割して、前記分野辞書と対比して一致する数を算出して判定を行い、対象分野との一致度を分析して行う。なお、これに限定されず、前記対象分野の判定は、例えば、応答情報や分野の事例を機械学習させた分類器を作成し、応答情報から各分野の確率を算出し、確率の最も高い分野を前記応報情報の分野と判定してもよい。前記分析方法は、実施形態1の本装置10における応援者選定部13での対象分野の分析方法と同様であり、任意に設定してよい。また、応援方法の分析は、例えば、声掛けの仕方毎にキーワードを登録した声掛け仕方辞書を用意し、応答に係る文書から名詞、動詞、形容詞の単語を抽出して、ユーザの期待する声掛けの仕方との対比をして行う。なお、これに限定されず、前記応援方法の判定は、例えば、応答情報や応援方法の事例を機械学習させた分類器を作成し、応答情報から応援方法の態様の確率を算出し、確率の最も高い態様を前記応答情報に係る応援方法と判定してもよい。また、前記応援方法の分析方法は、任意の方法を設定してよいことは、前記対象分野の場合と同様である。また、応援内容の分析は、例えば、応援内容に煽りや批判の表現が含まれている場合に、不適切であると判断するものである。具体的な評価方法は、例えば、対象行動情報、応答情報及びこれらに対応する評価の事例を機械学習させた分類器を作成し、不適切である確率より適切である確率が高い場合には、適切と評価する方法が挙げられる。なお、応援内容の分析方法は、これに限定されず、不適切な表現を登録した辞書を用意する等、任意に設定してよい。前記応援者評価部17は、例えば、前記対象分野の分析、前記応援方法の分析及び前記応援内容の分析に基づいて、前記応答情報の評価を行う。前記評価の方法は、例えば、前記各分析のいずれか1つを基準としてもよく、すべての分析に係る特徴量を乗算して、一定の基準値を超えるか否かを判断基準としてもよく、評価方法は任意に設定してよい。
【0044】
前記応援者評価部17は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記ユーザに対する応答連絡情報を生成し、前記評価の結果が不適切となった場合には、前記応援者に対する修正依頼情報を生成してもよい。つまり、前記評価が適正であれば、前記ユーザに対して前記応答情報を提供し、不適切であれば、前記応援者に修正を依頼する。なお、前記修正依頼後の流れは、後述のとおりである。これによって、前記ユーザには、適切な応答のみが提供されることになる。また、前記応援者評価部17は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記応援者に対する応答適合情報を生成してもよい。前記応援適合情報は、例えば、前記応答情報が適切であった旨の通知に係る情報であり、前記応援者の意欲を高めるためのものである。この場合、応援者通知部14は、前記応援者に対して、前記応答適合情報を出力する。
【0045】
つぎに、応援者通知部14は、前記応援評価部17が前記修正依頼情報を生成した場合には、前記応援者に対して、前記修正依頼情報を出力する(S5C、応援者通知工程)。この場合、前記応援者は、例えば、前記応答情報を修正して、修正後の前記応答情報を改めて提出する。そして、前記応答受領部15は、前記修正依頼情報に対応する前記応答情報を再度取得する(S5A、応答受領工程)。再度取得した前記応答情報に対して、前記応援者評価部17は、改めて前記応答情報の方法及び内容が適切であるか否かの評価を行って、前記評価の結果が適切となった場合には、前記ユーザに対する応答連絡情報を生成する(S5B、応援者評価工程)。このように、前記応答情報の評価が必要に応じて繰り返され、前記応答情報の方法及び内容が適切である場合にのみ、前記ユーザに対する前記応答情報に係る出力を行う。
【0046】
つぎに、ユーザ連絡部16は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力する(S6、ユーザ連絡工程)。なお、出力の方法は、実施形態1の本装置10の場合と同様である。また、前記応援者評価部17が前記応援者に対する修正依頼情報の生成の要否を判断する場合には、前記ユーザ連絡部16は、前記応援評価部が前記応答連絡情報を生成した場合にのみ、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力する。なお、実施形態1の本装置10の場合と同様に、前記応答情報を受領した前記ユーザは、前記応答情報に対する評価をしてもよく、ユーザ情報取得部11は、前記評価をユーザ評価情報として取得するようにしてもよい。その場合、応答者通知部14は、前記応援者に対して、前記ユーザ評価情報を出力するようにしてもよく、これによって、例えば、前記応援者の意欲を高めることができる。
【0047】
本実施形態の行動継続応援装置は、利用者に適した応援者からの応援を受けて、利用者が行動を継続しやすい環境を作ることができることに加えて、応援者による適切な応援を確保することができる。
【0048】
[実施形態3]
本実施形態のプログラムは、前述の行動継続応援方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、例えば、ユーザ情報取得手順、応援者情報取得手順、応援者選定手順、応援者通知手順、応答受領手順及びユーザ連絡手順を実行させるためのプログラムである。
【0049】
前記ユーザ情報取得手順は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得手順は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定手順は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領手順は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡手順は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力する。
【0050】
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、例えば、ユーザ情報取得手順、応援者情報取得手順、応援者選定手順、応援者通知手順、応答受領手順及びユーザ連絡手順として機能させるプログラムということもできる。
【0051】
本実施形態のプログラムは、前記本発明の行動継続応援装置及び行動継続応援方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、フラッシュメモリ(例えば、SSD(Solid State Drive)、USBフラッシュメモリ、SD/SDHCカード等)、光ディスク(例えば、CD‐R/CD‐RW、DVD‐R/DVD‐RW、BD‐R/BD‐RE等)、光磁気ディスク(MO)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。また、本実施形態のプログラム(例えば、プログラミング製品、又はプログラム製品ともいう)は、例えば、外部のコンピュータから配信される形態であってもよい。前記「配信」は、例えば、通信回線網を介した配信でもよいし、有線で接続された装置を介した配信であってもよい。本実施形態のプログラムは、配信された装置にインストールされて実行されてもよいし、インストールされずに実行されてもよい。
【0052】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0053】
<付記>
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ユーザ情報取得部、応援者情報取得部、応援者選定部、応援者通知部、応答受領部、及び、ユーザ連絡部を含み、
前記ユーザ情報取得部は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得部は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定部は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知部は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領部は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡部は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力する、
行動継続応援装置。
(付記2)
前記ユーザ情報取得部は、ユーザ評価情報を取得し、
前記ユーザ評価情報は、前記応答情報に関するユーザの評価に関する情報であり、
前記応援者通知部は、前記応援者に対して、前記ユーザ評価情報を出力する、
付記1記載の行動継続応援装置。
(付記3)
さらに、応援者評価部を含み、
前記応援者評価部は、前記応答情報を分析し、前記応答情報の方法及び内容が適切であるか否かの評価を行って、応援者評価情報を生成する、
付記1又は2記載の行動継続応援装置。
(付記4)
前記応援者評価部は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記ユーザに対する応答連絡情報を生成し、前記評価の結果が不適切となった場合には、前記応援者に対する修正依頼情報を生成し、
前記ユーザ連絡部は、前記応援評価部が前記応答連絡情報を生成した場合にのみ、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記応援者通知部は、前記応援評価部が前記修正依頼情報を生成した場合には、前記応援者に対して、前記修正依頼情報を出力し、
前記応答受領部は、前記修正依頼情報に対応する前記応答情報を再度取得する、
付記3記載の行動継続応援装置。
(付記5)
前記応援者評価部は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記応援者に対する応答適合情報を生成し、
前記応援者通知部は、前記応援者に対して、前記応答適合情報を出力する、
付記4記載の行動継続応援装置。
(付記6)
前記応援者評価部は、前記ユーザ情報及び前記応答情報から対象分野、応援方法及び応援内容に関する前記応答情報の評価のための評価特徴量を抽出し、対応する前記評価特徴量を対比して、前記応答情報評価のための分析を行う、
付記3から5のいずれか一項に記載の行動継続応援装置。
(付記7)
前記応援者選定部は、前記対象行動情報並びに前記ユーザ及び前記候補者の属性情報から対象分野、応援方法及び性格に関する前記応援者の選定のための選定特徴量を抽出し、対応する前記選定特徴量を対比して、前記応援者の選定のための分析を行う、
付記1から6のいずれか一項に記載の行動継続応援装置。
(付記8)
ユーザ情報取得工程、応援者情報取得工程、応援者選定工程、応援者通知工程、応答受領工程、及び、ユーザ連絡工程を含み、
前記ユーザ情報取得工程は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得工程は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定工程は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知工程は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領工程は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡工程は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
行動継続応援方法。
(付記9)
前記ユーザ情報取得工程は、ユーザ評価情報を取得し、
前記ユーザ評価情報は、前記応答情報に関するユーザの評価に関する情報であり、
前記応援者通知工程は、前記応援者に対して、前記ユーザ評価情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記8記載の行動継続応援方法。
(付記10)
さらに、応援者評価工程を含み、
前記応援者評価工程は、前記応答情報を分析し、前記応答情報の方法及び内容が適切であるか否かの評価を行って、応援者評価情報を生成し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記8又は9記載の行動継続応援方法。
(付記11)
前記応援者評価工程は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記ユーザに対する応答連絡情報を生成し、前記評価の結果が不適切となった場合には、前記応援者に対する修正依頼情報を生成し、
前記ユーザ連絡工程は、前記応援評価部が前記応答連絡情報を生成した場合にのみ、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記応援者通知工程は、前記応援評価部が前記修正依頼情報を生成した場合には、前記応援者に対して、前記修正依頼情報を出力し、
前記応答受領工程は、前記修正依頼情報に対応する前記応答情報を再度取得し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記10記載の行動継続応援方法。
(付記12)
前記応援者評価工程は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記応援者に対する応答適合情報を生成し、
前記応援者通知工程は、前記応援者に対して、前記応答適合情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記11記載の行動継続応援方法。
(付記13)
前記応援者評価工程は、前記ユーザ情報及び前記応答情報から対象分野、応援方法及び応援内容に関する前記応答情報の評価のための評価特徴量を抽出し、対応する前記評価特徴量を対比して、前記応答情報評価のための分析を行い、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記10から12のいずれか一項に記載の行動継続応援方法。
(付記14)
前記応援者選定工程は、前記対象行動情報並びに前記ユーザ及び前記候補者の属性情報から対象分野、応援方法及び性格に関する前記応援者の選定のための選定特徴量を抽出し、対応する前記選定特徴量を対比して、前記応援者の選定のための分析を行い、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記8から13のいずれか一項に記載の行動継続応援方法。
(付記15)
ユーザ情報取得手順、応援者情報取得手順、応援者選定手順、応援者通知手順、応答受領手順、及び、ユーザ連絡手順を含み、
前記ユーザ情報取得手順は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得手順は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定手順は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領手順は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡手順は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記16)
前記ユーザ情報取得手順は、ユーザ評価情報を取得し、
前記ユーザ評価情報は、前記応答情報に関するユーザの評価に関する情報であり、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記ユーザ評価情報を出力する、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記15記載のプログラム。
(付記17)
さらに、応援者評価手順を含み、
前記応援者評価手順は、前記応答情報を分析し、前記応答情報の方法及び内容が適切であるか否かの評価を行って、応援者評価情報を生成し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記15又は16記載のプログラム。
(付記18)
前記応援者評価手順は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記ユーザに対する応答連絡情報を生成し、前記評価の結果が不適切となった場合には、前記応援者に対する修正依頼情報を生成し、
前記ユーザ連絡手順は、前記応援評価部が前記応答連絡情報を生成した場合にのみ、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記応援者通知手順は、前記応援評価部が前記修正依頼情報を生成した場合には、前記応援者に対して、前記修正依頼情報を出力し、
前記応答受領手順は、前記修正依頼情報に対応する前記応答情報を再度取得し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記17記載のプログラム。
(付記19)
前記応援者評価手順は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記応援者に対する応答適合情報を生成し、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記応答適合情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記18記載のプログラム。
(付記20)
前記応援者評価手順は、前記ユーザ情報及び前記応答情報から対象分野、応援方法及び応援内容に関する前記応答情報の評価のための評価特徴量を抽出し、対応する前記評価特徴量を対比して、前記応答情報評価のための分析を行い、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記17から19のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記21)
前記応援者選定手順は、前記対象行動情報並びに前記ユーザ及び前記候補者の属性情報から対象分野、応援方法及び性格に関する前記応援者の選定のための選定特徴量を抽出し、対応する前記選定特徴量を対比して、前記応援者の選定のための分析を行い、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記15から20のいずれか一項に記載のプログラム。
(付記22)
ユーザ情報取得手順、応援者情報取得手順、応援者選定手順、応援者通知手順、応答受領手順、及び、ユーザ連絡手順を含み、
前記ユーザ情報取得手順は、ユーザ情報を取得し、
前記ユーザ情報は、行動を継続するために応援を必要とするユーザに関する情報であり、前記ユーザの属性情報及び応援を必要とする前記行動に関する対象行動情報を含み、
前記応援者情報取得手順は、応援候補者情報を取得し、
前記応援候補者情報は、前記ユーザを応援する候補者に関する情報であり、前記候補者の属性情報を含み、
前記応援者選定手順は、前記ユーザ情報及び前記応援候補者情報の分析を行い、前記ユーザの対象行動を応援する応援者を選定して、応援依頼情報を生成し、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記応援依頼情報を出力し、
前記応答受領手順は、前記応援依頼情報に対する前記応援者の応答に係る応答情報を取得し、
前記ユーザ連絡手順は、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記23)
前記ユーザ情報取得手順は、ユーザ評価情報を取得し、
前記ユーザ評価情報は、前記応答情報に関するユーザの評価に関する情報であり、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記ユーザ評価情報を出力する、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記22記載の記録媒体。
(付記24)
さらに、応援者評価手順を含み、
前記応援者評価手順は、前記応答情報を分析し、前記応答情報の方法及び内容が適切であるか否かの評価を行って、応援者評価情報を生成し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記22又は23記載の記録媒体。
(付記25)
前記応援者評価手順は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記ユーザに対する応答連絡情報を生成し、前記評価の結果が不適切となった場合には、前記応援者に対する修正依頼情報を生成し、
前記ユーザ連絡手順は、前記応援評価部が前記応答連絡情報を生成した場合にのみ、前記ユーザに対して、前記応答情報を出力し、
前記応援者通知手順は、前記応援評価部が前記修正依頼情報を生成した場合には、前記応援者に対して、前記修正依頼情報を出力し、
前記応答受領手順は、前記修正依頼情報に対応する前記応答情報を再度取得し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記24記載の記録媒体。
(付記26)
前記応援者評価手順は、前記応答情報の方法及び内容に係る前記評価の結果が適切となった場合には、前記応援者に対する応答適合情報を生成し、
前記応援者通知手順は、前記応援者に対して、前記応答適合情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記25記載の記録媒体。
(付記27)
前記応援者評価手順は、前記ユーザ情報及び前記応答情報から対象分野、応援方法及び応援内容に関する前記応答情報の評価のための評価特徴量を抽出し、対応する前記評価特徴量を対比して、前記応答情報評価のための分析を行い、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記24から26のいずれか一項に記載の記録媒体。
(付記28)
前記応援者選定手順は、前記対象行動情報並びに前記ユーザ及び前記候補者の属性情報から対象分野、応援方法及び性格に関する前記応援者の選定のための選定特徴量を抽出し、対応する前記選定特徴量を対比して、前記応援者の選定のための分析を行い、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記22から27のいずれか一項に記載の記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明によれば、利用者に適した応援者からの応援を受けて、利用者が行動を継続しやすい環境を作ることができ、さらに、応援者による適切な応援を確保することができる。これによって、通常継続しにくい行動であっても、利用者が行動を継続しやすい環境を作ることができる。例えば、日記の継続による利用者の心身の健康維持等に有用である。
【符号の説明】
【0055】
10、10B 行動継続応援装置
11 ユーザ情報取得部
12 応援者情報取得部
13 応援者選定部
14 応援者通知部
15 応答受領部
16 ユーザ連絡部
17 応援者評価部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス

図1
図2
図3
図4
図5
図6