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特開2024-134371情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134371
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20240926BHJP
   G06F 40/169 20200101ALI20240926BHJP
   G06F 16/383 20190101ALI20240926BHJP
   G06F 16/908 20190101ALI20240926BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F40/169
G06F16/383
G06F16/908
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044634
(22)【出願日】2023-03-20
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】坂上 はるか
【テーマコード(参考)】
5B109
5B175
5E555
【Fターム(参考)】
5B109NH02
5B175DA01
5B175FB03
5B175KA13
5E555AA23
5E555AA28
5E555BA02
5E555BB02
5E555BC08
5E555BD05
5E555CB44
5E555DB03
5E555DB49
5E555DC08
5E555DC09
5E555DD09
5E555EA26
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】リンク先の情報と、当該リンク先のテキスト情報の各単語の頻度分布情報との関連を、ユーザに容易に認識させる。
【解決手段】情報処理システムは、所定のリンク先の入力を受け付け、受け付けられた所定のリンク先に含まれるテキスト情報を解析して、テキスト情報に含まれる各単語の出現頻度に応じて各単語の表示態様が決定された頻度分布画像を生成し、生成された頻度分布画像を画像付箋300として作成し、頻度分布画像の生成元となる所定のリンク先の情報をとして作成し、画像付箋300とリンク付箋200とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のリンク先の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられた前記所定のリンク先に含まれるテキスト情報を解析して、当該テキスト情報に含まれる各単語の出現頻度に応じて各単語の表示態様が決定された頻度分布画像を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された頻度分布画像を第1電子付箋として作成する第1作成手段と、
前記頻度分布画像の生成元となる前記所定のリンク先の情報を第2電子付箋として作成する第2作成手段と、
前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる制御手段と、
を備えた情報処理システム。
【請求項2】
所定のリンク先の入力を受け付ける受付手段と、
前記所定のリンク先に含まれるテキスト情報からワードクラウド画像を生成する生成手段と、
前記ワードクラウド画像を第1電子付箋として作成する第1作成手段と、
前記ワードクラウド画像の生成元となる前記所定のリンク先の情報を第2電子付箋として作成する第2作成手段と、
前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる制御手段と、
を備えた情報処理システム。
【請求項3】
前記第2作成手段は、前記受け付けられた所定のリンク先のサムネイル画像を取得できた場合に、当該サムネイル画像を第2電子付箋として作成する請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記出現頻度に応じた各単語の表示態様は、当該各単語のフォントの大きさである請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記出現頻度に応じた各単語の表示態様は、当該各単語のフォントの色及び太さの少なくとも一方である請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記頻度分布画像は、当該頻度分布画像の生成日時情報を含む請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記制御手段は、同じリンク先について異なるタイミングで複数の頻度分布画像を生成した場合に、当該複数の頻度分布画像に対応する複数の第2電子付箋を比較する配置で表示する請求項1又は6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記制御手段は、前記頻度分布画像に追加する追加画像の操作入力に応じて、当該頻度分布画像に当該追加画像を反映する請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記制御手段は、前記頻度分布画像に前記追加画像を上書き又は重畳して反映する請求項8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記制御手段は、前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを紐でつなげて表示する請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項11】
所定のリンク先の入力を受け付ける受付工程と、
前記受付工程により受け付けられた前記所定のリンク先に含まれるテキスト情報を解析して、当該テキスト情報に含まれる各単語の出現頻度に応じて各単語の表示態様が決定された頻度分布画像を生成する生成工程と、
前記生成工程により生成された頻度分布画像を第1電子付箋として作成する第1作成工程と、
前記頻度分布画像の生成元となる前記所定のリンク先の情報を第2電子付箋として作成する第2作成工程と、
前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる制御工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項12】
所定のリンク先の入力を受け付ける受付工程と、
前記所定のリンク先に含まれるテキスト情報からワードクラウド画像を生成する生成工程と、
前記ワードクラウド画像を第1電子付箋として作成する第1作成工程と、
前記ワードクラウド画像の生成元となる前記所定のリンク先の情報を第2電子付箋として作成する第2作成工程と、
前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる制御工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項13】
コンピュータを、
所定のリンク先の入力を受け付ける受付手段、
前記受付手段により受け付けられた前記所定のリンク先に含まれるテキスト情報を解析して、当該テキスト情報に含まれる各単語の出現頻度に応じて各単語の表示態様が決定された頻度分布画像を生成する生成手段、
前記生成手段により生成された頻度分布画像を第1電子付箋として作成する第1作成手段、
前記頻度分布画像の生成元となる前記所定のリンク先の情報を第2電子付箋として作成する第2作成手段、
前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる制御手段、
として機能させるためのプログラム。
【請求項14】
コンピュータを、
所定のリンク先の入力を受け付ける受付手段、
前記所定のリンク先に含まれるテキスト情報からワードクラウド画像を生成する生成手段、
前記ワードクラウド画像を第1電子付箋として作成する第1作成手段、
前記ワードクラウド画像の生成元となる前記所定のリンク先の情報を第2電子付箋として作成する第2作成手段、
前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる制御手段、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、文章の内容を1枚の画像で表現する手法として、ワードクラウドが知られている。ワードクラウドは、文章中で出現頻度が高い単語を複数選び出し、その頻度に応じた表示態様(大きさ)で各単語を1枚の画像中に図示する手法である。ワードクラウドにおいて、例えば、出現頻度が多い単語ほど大きく表示される。
【0003】
例えば、管理対象のフォルダ又はファイルのタイトル及びタスクの説明を含むタスク情報からワードクラウドを作成して表示する管理装置が知られている(特許文献1参照)。タイトル、タスクの説明は、ユーザが入力する。
【0004】
また、情報処理装置において、リンク先のWebページのハイパーリンクを対応付けたURL(Uniform Resource Locator)をブラウザなどの表示画面に表示する技術が知られている。ユーザによりURLがクリック入力されると、情報処理装置が、リンク先のWebページを表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2020-115317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、情報処理装置で表示画面にリンク先のURLのみを表示する構成において、リンク先のWebページに含まれる情報を確認するには、当該URLをクリック入力して当該Webページにアクセスする必要がある。このため、当該情報の確認作業に手間がかかり煩わしい。
【0007】
リンク先のWebページの情報の確認作業を簡単にするため、当該Webページのテキスト情報に含まれる各単語の出現頻度に応じて、各単語の表示態様を決定した頻度分布画像(例えば、ワードクラウド)を生成して表示する構成も考えられる。この構成において、所定のリンク先の情報と、当該リンク先のテキスト情報の各単語の出現頻度に応じて各単語の表示態様を決定した頻度分布情報との関連を、ユーザが分かりやすく認識する要請がある。
【0008】
本発明の課題は、リンク先の情報と、当該リンク先のテキスト情報の各単語の頻度分布情報との関連を、ユーザに容易に認識させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の情報処理システムは、所定のリンク先の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けられた前記所定のリンク先に含まれるテキスト情報を解析して、当該テキスト情報に含まれる各単語の出現頻度に応じて各単語の表示態様が決定された頻度分布画像を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された頻度分布画像を第1電子付箋として作成する第1作成手段と、前記頻度分布画像の生成元となる前記所定のリンク先の情報を第2電子付箋として作成する第2作成手段と、前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる制御手段と、を備える。
【0010】
また、本発明の情報処理システムは、所定のリンク先の入力を受け付ける受付手段と、前記所定のリンク先に含まれるテキスト情報からワードクラウド画像を生成する生成手段と、前記ワードクラウド画像を第1電子付箋として作成する第1作成手段と、前記ワードクラウド画像の生成元となる前記所定のリンク先の情報を第2電子付箋として作成する第2作成手段と、前記第1電子付箋と前記第2電子付箋とを視覚的に関連付けて表示手段に表示させる制御手段と、を備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、リンク先の情報と、当該リンク先のテキスト情報の各単語の頻度分布との関連を、ユーザが容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施の形態の学習支援システムを示すブロック図である。
図2】サーバの機能構成を示すブロック図である。
図3】PCの機能構成を示すブロック図である。
図4】ノートブック処理を示すフローチャートである。
図5図4のノートブック処理のリンク付箋作成処理を示すフローチャートである。
図6図4のノートブック処理のリンク付箋詳細処理を示すフローチャートである。
図7】ノートブック画面を示す図である。
図8】リンク付箋メニュー画面を示す図である。
図9】リンク付箋詳細画面を示す図である。
図10】URL確認画面を示す図である。
図11】画像付箋詳細画面を示す図である。
図12】ノートブック画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施の形態及び図示例に限定するものではない。
【0014】
まず、図1図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1は、実施の形態の学習支援システム1を示すブロック図である。図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。図3は、PC20の機能構成を示すブロック図である。
【0015】
図1に示すように、本実施の形態の学習支援システム1は、小学校~高校などの教育機関で学習する生徒の学習支援を行うサーバクライアントシステムである。学習支援システム1は、サーバ10と、PC(Personal Computer)20と、を備える。
【0016】
学習支援システム1は、学習支援機能として、授業や自主学習時に、教育機関の生徒による、学習に有用な所望のWebページにリンク付けしたリンク付箋を作成する機能を有する。
【0017】
いわゆる電子付箋としての付箋は、学習事項を様々な表現で記録するWeb部品(デジタル部品)である。付箋の形状及び大きさは、ノートブックの画面上に貼り付け可能なものであるとする。ノートブックは、PC20に表示する表示要素として、ドラッグで無限遠方まで移動可能な広さのノート型のWeb部品(デジタル部品)である。ここでは、付箋の形状が略矩形である例を説明するが、これに限定されるものではない。電子付箋としてのリンク付箋は、クリック入力に応じて、予め対応付けられた所定のリンク先のWebページを表示する。
【0018】
また、付箋と付箋とは、有向な連結線により連結することができる。このため、連結線で連結された複数の付箋は、連結線の向きにより、順番(順序)を有する。連結された複数の付箋の順番は、例えば、付箋の学習のスケジュールや処理の向きの順番となる。また、連結された複数の付箋の順番は、各付箋を設定時間間隔で次々に表示するスライドショー機能の表示順番などとしてもよい。
【0019】
学習支援システム1は、サーバ10と、情報処理システムとしてのPC(Personal Computer)20と、を備える。サーバ10とPC20とは、通信ネットワークNを介して通信接続されている。
【0020】
通信ネットワークNは、サーバ10とPC20との通信を中継するネットワークであり、例えば、インターネットであるものとするが、LAN(Local Area Network)、専用線などを含んでいてもよい。
【0021】
サーバ10は、通信ネットワークNのクラウド上に設けられたWebサーバ装置であり、PC20に上述の学習支援機能を提供する。PC20は、生徒であるユーザが使用する情報処理装置であり、例えばノートPCとし、教育施設や、ユーザの自宅で使用される。ただし、PC20は、ノートPCに限定されるものではなく、デスクトップPC、タブレットPC、スマートフォンなど、他の情報処理装置としてもよい。また、図1のPC20は、複数のユーザがそれぞれ使用する複数台のPC20を代表した1台を表したものとする。
【0022】
図2に示すように、サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶部15と、通信部16と、を備える。サーバ10の各部は、バス17を介して接続されている。
【0023】
CPU11は、サーバ10の各部を制御する。CPU11は、記憶部15に記憶された各種プログラムのうち指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
【0024】
操作部12は、各種キーを有するキーボードと、位置入力を受け付けるマウスなどのポインティングデバイスとを有し、ユーザからのキー入力、位置入力の操作入力を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。
【0025】
RAM13は、情報を読み出し及び書き込み可能な揮発性の半導体メモリであり、CPU11に作業用のワークエリアを提供し、データ及びプログラムを一時的に記憶する。
【0026】
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの表示パネルを有し、CPU11などから入力される各種の表示情報を表示パネルに表示する。
【0027】
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などで構成され、情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶部であり、各種データ及び各種プログラムを記憶している。特に、記憶部15は、後述する学習支援提供処理を実行するための学習支援提供プログラムP1と、後述する学習支援処理を実行するための学習支援プログラムP2と、を記憶している。学習支援プログラムP2は、後述するノートブック処理を実行するためのノートブックプログラムP21を含む。
【0028】
学習支援提供プログラムP1は、CPU11が実行するプログラムである。学習支援プログラムP2、ノートブックプログラムP21は、PC20のブラウザ上で実行させるためのプログラムである。ブラウザは、Webサーバに接続してWebページのデータを受信して表示するソフトウェアである。
【0029】
通信部16は、通信ネットワークNに接続されるネットワークカードなどの通信部であり、CPU11の指示に従って、通信ネットワークN上のPC20などの外部機器と情報の送受信を行う。通信部16は、通信ネットワークNと有線で接続される有線通信部とするが、これに限定されるものではない。通信部16は、無線通信を行う無線通信部とし、基地局又はアクセスポイントを介して通信ネットワークNと接続される構成としてもよい。
【0030】
図3に示すように、PC20は、生成手段、第1作成手段、第2作成手段、制御手段としてのCPU21と、受付手段としての操作部22と、RAM23と、表示手段としての表示部24と、記憶部25と、通信部26と、計時部27と、を備える。PC20の各部は、バス28を介して接続されている。
【0031】
CPU21は、PC20の各部を制御する。CPU21は、記憶部25に記憶された各種プログラムのうち指定されたプログラムを読み出してRAM23に展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
【0032】
操作部22は、各種キーを有するキーボードと、位置入力を受け付けるポインティングデバイスとを有し、ユーザからのキー入力、位置入力の操作入力を受け付け、その操作情報をCPU21に出力する。ここでは、操作部22は、ポインティングデバイスとしてマウスを有するものとする。また、操作部22は、表示部14の表示パネル上に一体的に形成されたタッチパネルを含み、ユーザからのタッチ入力を受け付ける構成としてもよい。
【0033】
RAM23は、情報を読み出し及び書き込み可能な揮発性の半導体メモリであり、CPU21に作業用のワークエリアを提供し、データ及びプログラムを一時的に記憶する。
【0034】
表示部24は、LCD、ELディスプレイなどの表示パネルを有し、CPU21などから入力される各種の表示情報を表示パネルに表示する。
【0035】
記憶部25は、HDD、SSDなどで構成され、情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶部であり、各種データ及び各種プログラムを記憶している。特に、記憶部25には、上述のブラウザを実行するためのブラウザプログラムP3を記憶しているものとする。
【0036】
通信部26は、通信ネットワークNに接続されるネットワークカードなどの通信部であり、CPU21の指示に従って、通信ネットワークN上のサーバ10などの外部機器と情報の送受信を行う。通信部26は、通信ネットワークNと有線で接続される有線通信部とするが、これに限定されるものではない。通信部26は、無線通信を行う無線通信部とし、基地局又はアクセスポイントを介して通信ネットワークNと接続される構成としてもよい。
【0037】
計時部27は、リアルタイムクロックであり、現在日時を計時して、現在日時情報をCPU21に出力する。
【0038】
つぎに、図4図12を参照して、本実施の形態の学習支援システム1の動作を説明する。図4は、ノートブック処理を示すフローチャートである。図5は、図4のノートブック処理のリンク付箋作成処理を示すフローチャートである。図6は、図4のノートブック処理のリンク付箋詳細処理を示すフローチャートである。図7は、ノートブック画面100を示す図である。図8は、リンク付箋メニュー画面400を示す図である。図9は、リンク付箋詳細画面500を示す図である。図10は、URL確認画面550を示す図である。図11は、画像付箋詳細画面600を示す図である。図12は、ノートブック画面100Aを示す図である。
【0039】
学習支援システム1において、生徒であるユーザがPC20で学習支援機能を利用し、その中のノートブック作成機能を利用するケースを説明する。まず、PC20において、操作部22を介してユーザからのブラウザの実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、ブラウザプログラムP3に従い、ブラウザを実行する。
【0040】
そして、ブラウザを実行中のPC20において、操作部22を介してユーザからのサーバ10の学習支援機能提供のWebページのURLが入力されたことをトリガとして、CPU21は、入力されたURLを用いて、通信部26を介して、ユーザのログイン要求をサーバ10に送信する。
【0041】
サーバ10において、CPU11は、通信部16を介して、ログイン要求をPC20から受信すると、記憶部15に記憶されている学習支援提供プログラムP1に従い、学習支援提供処理を実行する。まず、CPU11は、ログイン画面データを生成して、要求元のPC20に送信する。そして、PC20において、CPU21は、通信部26を介してログイン画面データをサーバ10から受信して表示部24に表示する。そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからのID及びパスワードの入力を受け付け、通信部26を介して、入力されたID及びパスワードをサーバ10に送信する。
【0042】
サーバ10において、CPU11は、通信部16を介して、ID及びパスワードをPC20から受信すると、受信したID及びパスワードを用いてユーザのログイン認証を行う。CPU11は、ユーザのログイン認証が成功すると、学習支援プログラムP2を記憶部15から読み出し、通信部16を介して、学習支援プログラムP2をログイン認証したPC20に送信する。
【0043】
PC20において、CPU21は、通信部26を介して学習支援プログラムP2をサーバ10から受信し、学習支援プログラムP2をブラウザ上で実行して、学習支援処理を実行する。このように、PC20は、ブラウザ上で学習支援処理を実現する。
【0044】
CPU21は、学習支援処理において、操作部22を介してユーザからの操作情報の入力を受け付け、入力された操作情報に応じて、後述するノートブック処理の実行や、授業支援などの機能の提供を行う。また、CPU21は、学習支援処理において、適宜通信部26を介して、サーバ10への学習支援処理に必要な各種情報を送受信する。
【0045】
以下、学習支援処理の実行の主体は、CPU21である。CPU21が、サーバ10の記憶部15に記憶されている情報を読み出す場合、通信部26を介して情報の要求をサーバ10に送信する。サーバ10のCPU11は、通信部26を介して、情報の要求をPC20から受信すると、当該情報を記憶部15から読み出してPC20に返送する。これら一連の処理を、単に、CPU21が、記憶部15に記憶されている情報を読み出す、のように記載する。
【0046】
学習支援処理を実行中のPC20において、操作部22を介してユーザからのノートブック処理の実行要求が入力されたことをトリガとして、CPU21は、サーバ10から受信した学習支援プログラムP2中のノートブックプログラムP21に従い、ノートブック処理を実行する。このように、ノートブック処理の主体は、CPU21である。
【0047】
図4に示すように、まず、CPU21は、ログインユーザの新規のノートブックデータを生成して記憶部15に記憶し、当該ノートブックデータに基づくノートブック画面を表示部24に表示する(ステップS11)。ノートブックデータは、Web部品としてのノートブックの外観を示すデータと、当該ノートブックの識別情報と、を含む。
【0048】
ステップS11では、サーバ10の記憶部15に記憶されているログインユーザの過去に作成されたノートブックデータ及びノートブック管理情報に基づくノートブック画面が表示されることとしてもよい。ノートブック管理情報は、対象のノートブックの識別情報、当該ノートブック内に配置された付箋の識別情報、当該ノートブック内の当該付箋の座標情報、当該付箋の連結元/連結先の付箋の識別情報などを、互いに対応付けて有する。ステップS11において、ノートブックを新規作成する場合、当該ノートブックのノートブック管理情報が生成されて記憶部15に記憶される。
【0049】
ステップS11では、例えば、図7に示すノートブック画面100が表示される。ノートブック画面100は、終了ボタン101と、付箋配置領域102と、保管アイコン103と、アイコン群110と、を有する。なお、ステップS11の段階で新規のノートブック画面100が表示される場合に、後述するリンク付箋200及び画像付箋300は、ノートブック画面100に含まれていない。
【0050】
終了ボタン101は、ノートブック処理の終了指示の操作入力を受け付けるボタンである。付箋配置領域102は、後述するリンク付箋、画像付箋などの電子付箋を配置して表示する領域である。保管アイコン103は、付箋配置領域102のドラッグ移動された電子付箋を所定のフォルダに保管するためのアイコンである。
【0051】
アイコン群110は、付箋配置領域102に作成する各種の電子付箋を作成する処理に遷移するための開始指示などを受け付ける複数のアイコンである。アイコン群110は、特に、後述するリンク付箋を作成するためのリンクアイコン111を有する。
【0052】
そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからの操作入力を受け付け、操作入力があるか否かを判別する(ステップS12)。操作入力がない場合(ステップS12;NO)、処理はステップS12に移行される。操作入力がある場合(ステップS12;YES)、CPU21は、ステップS12の操作入力がノートブック処理の終了指示であるか否かを判別する(ステップS13)。終了指示の操作入力は、終了ボタン101のクリック入力である。
【0053】
終了指示である場合(ステップS13;YES)、CPU21は、終了処理を実行し(ステップS14)、ノートブック処理を終了する。終了処理は、例えば、学習支援処理のメイン画面への遷移などの処理である。
【0054】
終了指示でない場合(ステップS13;NO)、CPU21は、ステップS12の操作入力がリンクアイコン111のクリック入力であるか否かを判別する(ステップS15)。リンクアイコン111のクリック入力である場合(ステップS15;YES)、CPU21は、リンク付箋作成処理を実行する(ステップS16)。ステップS16の実行後、処理はステップS12に移行される。
【0055】
ここで、図5を参照して、ステップS16のリンク付箋作成処理を説明する。まず、CPU21は、リンク付箋メニュー画面データを生成し、リンク付箋メニュー画面データに基づいて、リンク付箋メニュー画面を表示する(ステップS31)。ステップS31のリンク付箋メニュー画面は、例えば、図8に示すリンク付箋メニュー画面400が表示される。
【0056】
リンク付箋メニュー画面400は、検索エンジン検索ボタン410と、動画投稿サイト検索ボタン420と、地図検索ボタン430と、URL入力欄440と、リンク付箋作成ボタン450と、を有する。検索エンジン検索ボタン410は、所定の検索エンジンのWebページへの遷移指示の入力を受け付けるボタンである。動画投稿サイト検索ボタン420は、所定の動画投稿サイトのWebページへの遷移指示の入力を受け付けるボタンである。地図検索ボタン430は、所定の地図検索サイトのWebページへの遷移指示の入力を受け付けるボタンである。
【0057】
URL入力欄440は、リンク先のURLの入力を受け付ける入力欄である。リンク付箋作成ボタン450は、URL入力欄440に入力されたURLのWebページをリンク先とするリンク付箋の作成指示の入力を受け付けるボタンである。
【0058】
そして、CPU21は、操作部22を介するユーザからの、検索エンジン検索ボタン410、動画投稿サイト検索ボタン420又は地図検索ボタン430のクリック入力の有無に基づいて、検索入力があるか否かを判別する(ステップS32)。検索入力がある場合(ステップS32;YES)、CPU21は、ステップS32の各ボタンのクリック入力に応じた検索処理を実行する(ステップS33)。
【0059】
ステップS33で、検索エンジン検索ボタン410がクリック入力されると、CPU21は、所定の検索エンジンのWebページに移動し、操作部22を介するユーザからの操作入力に基づいて、URLを含むWebページの検索を行う。ステップS33で、動画投稿サイト検索ボタン420がクリック入力されると、CPU21は、所定の動画投稿サイトのWebページに移動し、操作部22を介するユーザからの操作入力に基づいて、URLを含む動画のWebページの検索を行う。ステップS33で、地図検索ボタン430がクリック入力されると、CPU21は、地図検索のWebページに移動し、操作部22を介するユーザからの操作入力に基づいて、URLを含む地図上地点のWebページの検索を行う。このとき、CPU21は、通信部26を介するユーザからの検索用の情報の入力に応じて、通信部26を介して当該検索サイトのWebサーバに、検索用の情報を送信する。検索サイトのWebサーバは、検索用の情報を受信し、その検索結果をPC20に送信する。
【0060】
そして、CPU21は、通信部26を介してステップS33の検索処理のURLを含む検索結果をWebサーバから受信してブラウザ画面に表示する(ステップS34)。ステップS34の実行後、処理はステップS31に移行される。検索入力がない場合(ステップS32;YES)、CPU21は、操作部22を介するユーザからのリンク対象のURLの入力があるか否かを判別する(ステップS35)。リンク対象のURLの入力は、URL入力欄440へのURLの文字情報の入力と、リンク付箋作成ボタン450のクリック入力と、である。
【0061】
ステップS35では、例えば、地理の学習用に、本日の全国の地域別の降水量のランキングサイトのURLが入力されるケースを考える。本日の全国の地域別の降水量のランキングサイトは、各地域名に対応付けられた降水量の数値を、当該降水量が上位のランキング表を掲載するWebページを提供するサイトとする。
【0062】
URLの入力がない場合(ステップS35;NO)、処理はステップS31に移行される。URLの入力がある場合(ステップS35;YES)、CPU21は、通信部26を介して、ステップS35で入力されたリンク先のURLのWebサーバに、OGP(Open Graph Protocol)画像データの要求を送信する(ステップS36)。OGP画像データは、SNS(Social Networking Service)上でシェアするためのWebページの内容を示すサムネイル画像の画像データである。OGP画像データは、リンク先となる各Webページについて、予め用意されているWebサーバもあれば、用意されていないWebサーバもある。
【0063】
そして、CPU21は、通信部26を介して、OGP画像データがあるか否かの情報を、通信接続先のWebサーバから受信し、受信情報に基づいて、OGP画像データがあるか否かを判別する(ステップS37)。OGP画像データがある場合(ステップS37;YES)、CPU21は、通信部26を介して、OGP画像データを通信接続先のWebサーバからダウンロードする(ステップS38)。OGP画像データがない場合(ステップS37;NO)、CPU21は、予め作成されて記憶部15に記憶されているテンプレート画像データを読み出して取得する(ステップS39)。ステップS39のテンプレート画像データは、例えば、リンクを示すマークが入ったベタ画像の画像データである。ただし、これに限定されるものではない。ステップS39では、リンク先のURLの文字情報が描かれた画像データが生成されてテンプレート画像データとして取得される構成としてもよい。
【0064】
そして、CPU21は、通信部26を介して、Webページのページデータを通信接続先のWebサーバからダウンロードし、当該ページデータに基づくワードクラウド画像データを生成する(ステップS40)。ステップS40のワードクラウド画像データは、例えば、Webページ内のテキスト情報の各単語の出現頻度が高いほど当該単語のフォントの大きさが大きくなる表示態様とする。ワードクラウド画像の全単語の色は、例えば単色である構成とするが、各単語のフォントの色がランダムに配色される構成としてもよい。また、ワードクラウド画像の各単語の向きは、ランダムにされている。
【0065】
また、ワードクラウド画像データの表示態様は、上記のものに限定されるものではない。ワードクラウド画像データの表示態様は、ワードクラウド画像データの各単語のフォントの大きさを変化させる構成に加えて、同じく各単語の出現頻度に応じて、ワードクラウド画像データの各単語のフォントの色、太さ、種類、向きなどの少なくとも1つを変更する構成を適用してもよい。各単語のフォントの色、太さ、種類、向きに変化をつけることで、Webページのテキスト情報の内容を一目で印象付けることができる。
【0066】
そして、CPU21は、現在日時情報を計時部27から取得し、ステップS38でダウンロードされたOGP画像データ、又はステップS39で生成されたテンプレート画像データから、現在日時情報を含むリンク付箋の付箋データを作成し記憶部15に記憶する(ステップS41)。ステップS41において、さらに、CPU21は、ステップS30で生成されたワードクラウド画像データから、現在日時情報を含む画像付箋の付箋データを作成する。現在日時情報は、ワードクラウド画像データの生成日時情報となる。当該生成日時情報は、例えば、ワードクラウド画像データの画像上に上書きされるものとする。
【0067】
リンク付箋の付箋データは、Web部品としてのリンク付箋の外観のデータと、リンク付箋が格納するOPG画像データ又はテンプレート画像データ、リンク先のURL、対応するワードクラウド画像データの生成日時情報などの格納情報と、を有する。画像付箋の付箋データは、Web部品としての画像付箋自体の外観のデータと、画像付箋が格納するワードクラウド画像データ(生成日時情報含む)などの情報と、を有する。
【0068】
そして、CPU21は、ステップS41で生成されたリンク付箋及び画像付箋の付箋データに基づいて、リンク付箋及び画像付箋を連結線で紐づけてノートブック画面上に表示する(ステップS42)。ステップS42では、例えば、図7に示すノートブック画面100が表示される。ノートブック画面100には、リンク付箋200と、画像付箋300と、が表示されている。リンク付箋200と画像付箋300とは、有向な連結線L1を介して紐付けられている。なお、リンク付箋200と画像付箋300とを紐づける連結線は有向な連結線に限定されず、例えば線分を連結線とするようにしてもよい。
【0069】
リンク付箋200は、リンク画像210と、日時情報220と、リンク付箋マーク230と、を有する。リンク画像210は、リンク先のWebページのOGP画像データに基づき、「本日の全国降水量ランキングサイト」の文字を含む。日時情報220は、リンク付箋200に対応する画像付箋300(ワードクラウド画像データ)の作成日時情報である。リンク付箋マーク230は、リンク付箋200がリンク付箋であることを示すマークである。
【0070】
画像付箋300は、ワードクラウド画像310と、日時情報320と、を有する。ワードクラウド画像310は、リンク先のWebページに基づくワードクラウド画像である。日時情報320は、画像付箋300(ワードクラウド画像データ)の作成日時情報である。
【0071】
ノートブック画面が、横方向の座標をx座標とし、縦方向の座標をy座標とした2次元のxy平面であるものとする。リンク付箋200及び画像付箋300は、例えば、ノートブック画面上で同じy座標に配置されている。
【0072】
そして、CPU21は、ステップS42のリンク付箋及び画像付箋の表示状態に基づいて、記憶部15のノートブック管理情報を更新し(ステップS43)、リンク付箋作成処理を終了する。
【0073】
図4に戻り、リンクアイコン111のクリック入力がない場合(ステップS15;NO)、CPU21は、ステップS12の操作入力が、ノートブック画面上のリンク付箋のクリック入力であるか否かを判別する(ステップS17)。リンク付箋のクリック入力がある場合(ステップS17;YES)、CPU21は、リンク付箋詳細処理を実行する(ステップS18)。
【0074】
ここで、図6を参照して、ステップS18のリンク付箋詳細処理を説明する。まず、CPU21は、ステップS17のクリック入力に対応するリンク付箋の付箋データに基づいて、リンク付箋詳細画面データを生成し、リンク付箋詳細画面データに基づいてリンク付箋詳細画面を表示部24に表示する(ステップS51)。ステップS51では、例えば、図9に示すリンク付箋詳細画面500が表示される。
【0075】
リンク付箋詳細画面500は、戻るボタン501と、リンク画像510と、遷移ボタン520と、上書き用アイコン群530と、URL確認ボタン541と、WEBを見るボタン542と、を有する。戻るボタン501は、リンク付箋詳細画面500からノートブック画面へ戻る指示の入力を受け付けるボタンである。リンク画像510は、リンク画像210の表示サイズを大きくした画像である。遷移ボタン520は、リンク付箋詳細画面500から後述する画像付箋詳細画面600への遷移指示の入力を受け付けるボタンである。上書き用アイコン群530は、リンク画像510へのメモ書きなどの上書きに用いる各種入力を受け付ける複数のアイコンを有する。上書き用アイコン群530は、例えば、ポインタの種類の変更入力を受け付けるアイコンと、リンク画像510に上書きするテキスト入力を受け付けるアイコンと、リンク画像510に所定のマークの上書き入力を受け付けるアイコンと、リンク画像510への手描きの線の入力を受け付けるアイコンと、画像に対応付ける音声の録音入力を受け付けるアイコンと、リンク画像510の拡大縮小表示の入力を受け付けるアイコンと、を有する。
【0076】
URL確認ボタン541は、リンク画像510に対応付けられているURLの確認用の表示及び編集の指示入力を受け付けるボタンである。WEBを見るボタン542は、リンク画像510に対応付けられているURLのWebページの表示指示の入力を受け付けるボタンである。
【0077】
そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからの操作入力を受け付け、操作入力があるか否かを判別する(ステップS52)。操作入力がない場合(ステップS52;NO)、処理はステップS52に移行される。操作入力がある場合(ステップS52;YES)、CPU21は、リンク付箋詳細画面を表示中か否かを判別する(ステップS53)。リンク付箋に対応するリンク付箋詳細画面と、画像付箋に対応する後述する画像付箋詳細画面とは、互いに遷移操作して表示することが可能であり、いずれか一方の画面が表示される。
【0078】
リンク付箋詳細画面を表示中である場合(ステップS53;YES)、CPU21は、ステップS52の操作入力が、URL確認指示の入力であるか否かを判別する(ステップS54)。URL確認指示の入力は、表示中のリンク画像に対応するリンク先のURLの確認のためのURL確認画面の表示指示入力である。URL確認の指示入力は、例えば、URL確認ボタン541のクリック入力である。
【0079】
URL確認指示の入力である場合(ステップS54;YES)、CPU21は、URL確認画面データを生成し、URL確認画面データに基づいて、URL確認画面を表示する(ステップS55)。URL確認画面は、例えば、図10に示すURL確認画面550である。URL確認画面550は、URL入力欄551と、キャンセルボタン552と、変更ボタン553と、を有する。URL入力欄551は、表示中のリンク付箋に対応付けられたURLを表示するとともに、URLの編集入力を受け付ける入力欄である。キャンセルボタン552は、URL編集入力のキャンセル指示の入力を受け付けるボタンである。変更ボタン553は、URL編集(変更)指示の入力を受け付けるボタンである。
【0080】
そして、CPU21は、操作部22を介して、URL入力欄551へのURLの編集入力を受け付け、URLの編集指示の入力があるか否かを判別する(ステップS56)。URLの編集指示の入力がない場合(ステップS56;NO)、処理はステップS52に移行される。URLの編集指示の入力がある場合(ステップS56;YES)、CPU21は、ステップS56のURLの編集入力に基づいてURLを変更(更新)し、ステップS40と同様に、変更後のURLを用いてリンク先のWebページのワードクラウド画像データを生成する(ステップS57)。
【0081】
そして、CPU21は、ステップS41と同様に、現在日時情報を計時部27から取得し、ステップS57の変更後のURL及び現在日時情報を用いて、記憶部15の対象のリンク付箋の付箋データを更新し、ステップS57のワードクラウド画像データ及び現在日時情報を用いて、記憶部15の対象の画像付箋の付箋データを更新する(ステップS58)。ステップS58の実行後、処理はステップS52に移行される。
【0082】
URL確認の指示でない場合(ステップS54;NO)、CPU21は、ステップS52の操作入力が、WEBを見る指示の入力であるか否かを判別する(ステップS59)。WEBを見る指示の入力は、表示中のリンク画像に対応するリンク先のURLのWebページの閲覧のためのWEB画面の表示指示の入力である。WEBを見る指示の入力は、例えば、WEBを見るボタン542のクリック入力である。
【0083】
WEBを見る指示の入力である場合(ステップS59;YES)、CPU21は、表示中のリンク画像に対応するリンク先のURLのWebサーバにアクセスし、そのWebページを有するWEB画面をブラウザ上に表示する(ステップS60)。WEB画面の表示中に、操作部22を介してユーザから戻る(WEB画面表示終了)指示が入力された場合に、WEB画面表示が終了され、処理はステップS52に移行される。
【0084】
画像付箋詳細画面を表示中である場合(ステップS53;NO)、又はWEBを見る指示の入力でない場合(ステップS59;NO)、CPU21は、ステップS52の操作入力が、表示中のリンク画像又はワードクラウド画像への手描きの線などの上書きの操作入力であるか否かを判別する(ステップS61)。ステップS61において、リンク付箋詳細画面が表示されている場合と、画像付箋詳細画面が表示されている場合と、がある。画像付箋詳細画面は、例えば、図11に示す画像付箋詳細画面600である。
【0085】
画像付箋詳細画面600は、戻るボタン601と、ワードクラウド画像610と、遷移ボタン620と、上書き用アイコン群630と、を有する。戻るボタン601は、画像付箋詳細画面600からノートブック画面へ戻る指示の入力を受け付けるボタンである。ワードクラウド画像610は、ワードクラウド画像310の表示サイズを大きくした画像である。遷移ボタン620は、画像付箋詳細画面600からリンク付箋詳細画面500への遷移指示の入力を受け付けるボタンである。上書き用アイコン群630は、上書き用アイコン群530と同様に、ワードクラウド画像610へのメモ書きなどの上書きに用いる各種入力を受け付ける複数のアイコンを有する。
【0086】
ステップS61の上書きの操作入力は、上書き用アイコン群530又は上書き用アイコン群630の各種アイコンのクリック入力と、各種アイコンの機能による上書き用の線やテキストの手描きなどの操作入力と、である。
【0087】
上書きの操作入力である場合(ステップS61;YES)、CPU21は、ステップS61の上書きの操作入力に基づいて、上書きされた手描きの線などの上書き情報を表示中のリンク画像510又はワードクラウド画像610の画像データに反映し、反映した画像データに基づいて、リンク付箋又は画像付箋の付箋データを更新する(ステップS62)。上書きは、リンク画像510又はワードクラウド画像610の画像データの画像への上書き情報の上書きによる当該画像データ自体の更新とするが、これに限定されない。例えば、上書きは、リンク画像510又はワードクラウド画像610の画像データに、非透明の上書き画像を含む透明のオブジェクトとしての画像データを重畳することとしてもよい。ステップS62の後、ステップS52に移行される。
【0088】
上書きの操作入力でない場合(ステップS61;NO)、CPU21は、ステップS52の操作入力が、表示中の詳細画面の遷移指示の入力であるか否かを判別する(ステップS63)。ステップS63において、リンク付箋詳細画面500の表示中の場合の遷移指示の入力は、遷移ボタン520のクリック入力である。同様に、画像付箋詳細画面600の表示中の場合の遷移指示の入力は、遷移ボタン620のクリック入力である。
【0089】
遷移指示の入力がある場合(ステップS63;YES)、CPU21は、詳細画面の遷移指示が、リンク付箋詳細画面500から画像付箋詳細画面600への遷移指示であるか否かを判別する(ステップS64)。画像付箋詳細画面600からリンク付箋詳細画面500への遷移指示である場合(ステップS64;NO)、処理はステップS51に移行される。
【0090】
リンク付箋詳細画面500から画像付箋詳細画面600への遷移指示である場合(ステップS64;YES)、CPU21は、ステップS17のクリック入力に対応するリンク付箋に対応する画像付箋の付箋データに基づいて、画像付箋詳細画面データを生成し、画像付箋詳細画面データに基づいて画像付箋詳細画面を表示部24に表示する(ステップS65)。ステップS65の実行後、処理はステップS52に移行される。
【0091】
遷移指示の入力がない場合(ステップS63;NO)、CPU21は、ステップS52の操作入力が、ノートブック画面へ戻る指示の入力であるか否かを判別する(ステップS66)。ステップS66において、リンク付箋詳細画面500の表示中の場合の戻る指示の入力は、戻るボタン501のクリック入力である。同様に、画像付箋詳細画面600の表示中の場合の戻る指示の入力は、戻るボタン601のクリック入力である。
【0092】
戻る指示の入力がない場合(ステップS66;NO)、処理はステップS52に移行される。戻る指示の入力がある場合(ステップS66;YES)、CPU21は、リンク付箋詳細処理のステップS57,S62に基づいて、記憶部15のノートブック管理情報を更新する(ステップS67)。そして、CPU21は、記憶部15のノートブックデータ、リンク付箋及び画像付箋の付箋データと、ノートブック管理情報とに基づいて、ノートブック画面データを生成し、生成したノートブック画面データに基づいてノートブック画面を表示部24に表示し(ステップS68)、リンク付箋詳細処理を終了する。
【0093】
図4に戻り、リンク付箋のクリック入力がない場合(ステップS17;NO)、CPU21は、ステップS12の操作入力が、リンク付箋及び画像付箋の組合せの比較表示指示であるか否かを判別する(ステップS19)。リンク付箋及び画像付箋の組合せの比較表示指示は、ノートブック上に、複数組のリンク付箋及び画像付箋が表示されている場合にのみ、操作入力可能であり、比較のため並列表示させるリンク付箋及び画像付箋の組合せの選択入力を含む。
【0094】
比較表示指示である場合(ステップS19;YES)、CPU21は、選択入力されたリンク付箋及び画像付箋の付箋データに基づいて、当該リンク付箋及び当該画像付箋の組合せを、生成日時情報に応じて、ノートブック画面上に並列に配置して表示する(ステップS20)。ステップS21では、例えば、図12に示すノートブック画面100Aが表示される。
【0095】
ノートブック画面100Aは、リンク付箋200及び画像付箋300aの組合せと、リンク付箋200b及び画像付箋300bの組合せと、が配置されている。画像付箋300aは、画像付箋300と同様であるが、ワードクラウド画像310に上書き情報311が上書きされたワードクラウド画像310aを有する。ステップS61,S62において、ユーザの操作入力により、ワードクラウド画像310の所望の単語などに、下線や囲み線などの上書き情報311が描かれて、ワードクラウド画像310aとされている。
【0096】
リンク付箋200の日時情報220と、画像付箋300aの日時情報320とは、同じ日時である。リンク付箋200と画像付箋300aとは、有向な連結線L1を介して紐付けられている。
【0097】
リンク付箋200bは、リンク画像210と、日時情報220bと、を有する。画像付箋300bは、ワードクラウド画像310bと、日時情報320bと、を有する。リンク付箋200bと画像付箋300bとは、有向な連結線L2を介して紐付けられている。
【0098】
リンク付箋200b及び画像付箋300bは、リンク付箋200及び画像付箋300aと同じリンク先のURLのWebページに基づくが、上書き部分を除くワードクラウド画像310bの生成日時が、ワードクラウド画像310の生成日時よりも後である。このため、日時情報220b,320bは、同じ日時であり、かつ日時情報220,320よりも後の日時である。
【0099】
ワードクラウド画像のリンク先のURLのWebページは、内容(地域別の降水量ランキング情報)が毎日更新されている。このため、ワードクラウド画像310bの単語及びその大きさなどの内容は、ワードクラウド画像310aの内容と異なっている。また、ワードクラウド画像310bは、ワードクラウド画像310aと同様に、上書き情報311bが上書きされている。上書き情報311bは、下線、囲み線などの上書き線に限定されるものではなく、メモ書きなどのテキスト情報や各種マークなどとしてもよい。
【0100】
ステップS20の前の段階では、リンク付箋200及び画像付箋300aの組合せと、リンク付箋200b及び画像付箋300bの組合せとは、ノートブック上の任意の位置に配置されている状態とする。そして、ステップS20,S21により、リンク付箋200及び画像付箋300aの組合せと、リンク付箋200b及び画像付箋300bの組合せとは、図12のように並列表示される。より具体的には、日時情報220の時系列に、リンク付箋200及び画像付箋300aの組合せ、リンク付箋200b及び画像付箋300bの組合せが、上→下に順に配置されている。
【0101】
ノートブック画面100Aにおいて、リンク付箋200及び画像付箋300aは、同じy座標に配置されている。同様に、リンク付箋200b及び画像付箋300bは、同じy座標に配置されている。また、リンク付箋200及びリンク付箋200bは、同じx座標に配置されている。同様に、画像付箋300a及び画像付箋300bは、同じx座標に配置されている。
【0102】
このため、特に、ユーザは、互いに近くかつ並列に配置された画像付箋300aと画像付箋300bとを視覚により容易に比較して観察できる。ユーザは、例えば、画像付箋300a(2023.2.14作成)及び画像付箋300b(2023.2.15作成)から、次のような情報を予想(考察)できる。
・東京(島嶼部)、鹿児島では、2月14日,15日の2日とも雨だった。
・2月14日:新潟、富山などの北陸地方と、2月15日:沖縄、秋田などの北陸地方とにおいて、雨だった。
【0103】
そして、CPU21は、と同様に、ステップS20のリンク付箋、画像付箋の組合せの表示に基づいて、記憶部15のノートブック管理情報を更新する(ステップS21)。処理は、ステップS12に移行される。
【0104】
並列表示指示でない場合(ステップS19;YES)、CPU21は、ステップS12の操作入力に基づいて、ステップS14,S16,S18,S20以外のその他の処理を実行する(ステップS22)。ステップS22の実行後、処理はステップS12に移行される。
【0105】
なお、図12に示す例では、リンク付箋200及び画像付箋300aの組合せと、リンク付箋200b及び画像付箋300bの組合せとを、並列表示するようになっているが、画像付箋300a、300bについて他の表示態様を採用してもよい。例えば、複数の画像付箋の生成元となるURLが共通する場合には、複数の画像付箋(例えば、画像付箋300a及び画像付箋300b)を直列表示するようになっていてもよい。具体的には、リンク付箋200の右側に画像付箋300aを表示するとともに、画像付箋300aのさらに右側に画像付箋300bを表示するようにしてもよい。そして、各付箋を有向な連結線を介して紐付けるようにしてもよい。
【0106】
この場合でも、画像付箋300aは日時情報320を含んでおり、画像付箋300bは日時情報320bを含んでいるため、ユーザは、異なるタイミングで生成された画像付箋300aと画像付箋300bとを視覚的に容易に比較することができる。なお、画像付箋300a、画像付箋300bを直列表示した場合のリンク付箋200における日時情報220は、入力されたURLに基づいて最初の画像付箋が生成された日時を表示してもよいし、最後の画像付箋が生成された日時を表示してもよい。また、複数の画像付箋を直列表示する場合は、リンク付箋200における日時情報220を非表示とするようにしてもよい。
【0107】
以上、本実施の形態によれば、PC20は、所定のリンク先のURLの入力を受け付ける操作部22と、受け付けられた所定のリンク先のURLのWebページに含まれるテキスト情報を解析して、テキスト情報に含まれる各単語の出現頻度に応じて各単語の表示態様が決定された頻度分布画像としてのワードクラウド画像データを生成するCPU21と、を備える。CPU21は、生成されたワードクラウド画像データを画像付箋として作成し、ワードクラウド画像データの生成元となる所定のリンク先の情報をリンク付箋として作成する。CPU21は、リンク付箋と画像付箋とを視覚的に関連付けて表示部24に表示させる。
【0108】
このため、リンク付箋及び画像付箋により、リンク先の情報と、当該リンク先のテキスト情報の頻度分布画像(ワードクラウド画像データ)との関連を、分かりやすく表示して、ユーザに容易に認識させることができる。
【0109】
また、CPU21は、受け付けられた所定のリンク先のサムネイル画像としてのOGP画像データを取得できた場合に、当該OGP画像データを含むリンク付箋を作成する。このため、OGP画像データにより、所定のリンク先のWebページをユーザに視覚的に容易に認識させることができる。
【0110】
また、出現頻度に応じた各単語の表示態様は、当該各単語のフォントの大きさである。このため、各単語の出現頻度をユーザに視覚的に容易に認識させることができる。
【0111】
また、出現頻度に応じた各単語の表示態様は、当該各単語のフォントの色及び太さの少なくとも一方としてもよい。このため、各単語の出現頻度をユーザに視覚的により容易に認識させることができる。
【0112】
また、ワードクラウド画像データは、当該ワードクラウド画像データの生成の日時情報を含む。このため、ワードクラウド画像データの生成の日時情報をユーザに視覚的に容易に認識させることができる。
【0113】
また、CPU21は、同じリンク先について異なるタイミングで複数のワードクラウド画像データを生成した場合に、当該複数のワードクラウド画像データを比較する配置で表示(並列表示)する。このため、異なるタイミングで生成されたワードクラウド画像データの内容をユーザに視覚的に容易に比較させることができる。
【0114】
また、CPU21は、ワードクラウド画像データに追加する追加画像としての上書き情報の操作入力に応じて、当該ワードクラウド画像データに上書き情報を反映する。このため、ワードクラウド画像データに下線、メモ書きなどの上書き情報を画像上に記録させることができ、ワードクラウド画像に含まれる情報による学習効果を高めることができる。
【0115】
また、CPU21は、ワードクラウド画像データに上書き情報を上書き又は重畳して反映させる。このため、ワードクラウド画像データに上書き情報を確実に反映させることができる。
【0116】
また、CPU21は、画像付箋とリンク付箋とを紐としての連結線でつなげて表示する。このため、リンク先の情報と、ワードクラウド画像データとの関連を、ユーザにより容易に認識させることができる。
【0117】
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部15(HDD、SSD)を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD-ROMなどの可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
【0118】
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る情報処理システム、情報処理方法及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
【0119】
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
【符号の説明】
【0120】
1 学習支援システム
10 サーバ
20 PC
11,21 CPU
12,22 操作部
13,23 RAM
14,24 表示部
15,25 記憶部
16,26 通信部
17,28 バス
27 計時部
N 通信ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12