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特開2024-134521情報処理プログラム、ゲーム装置および情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134521
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、ゲーム装置および情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/69 20140101AFI20240926BHJP
   A63F 13/792 20140101ALI20240926BHJP
【FI】
A63F13/69
A63F13/69 510
A63F13/792
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024010727
(22)【出願日】2024-01-29
(62)【分割の表示】P 2023044687の分割
【原出願日】2023-03-20
(71)【出願人】
【識別番号】511249637
【氏名又は名称】株式会社Cygames
(74)【代理人】
【識別番号】110000936
【氏名又は名称】弁理士法人青海国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】関口 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】比内 佑
(72)【発明者】
【氏名】小林 世司
(57)【要約】
【課題】ゲーム意欲を向上させる。
【解決手段】情報処理プログラムは、所定条件が成立した場合に第1期間を設定する処理と、第1期間において、第1景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第1操作を受け付け可能とする処理と、第1景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、第1景品をプレイヤIDに付与する処理と、第1景品を獲得する権利の取得に基づいて、第2期間を設定する処理と、第2期間において、第1景品と同一もしくは異なる第2景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第2操作を受け付け可能とする処理と、第2景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、第2景品をプレイヤIDに付与する処理と、をコンピュータに遂行させる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定条件が成立した場合に第1期間を設定する処理と、
前記第1期間において、第1景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第1操作を受け付け可能とする処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第1景品をプレイヤIDに付与する処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得に基づいて、第2期間を設定する処理と、
前記第2期間において、前記第1景品と同一もしくは異なる第2景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第2操作を受け付け可能とする処理と、
前記第2景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第2景品を前記プレイヤIDに付与する処理と、
をコンピュータに遂行させる情報処理プログラム。
【請求項2】
前記第1期間において、前記第1景品と同一もしくは異なる初期景品を獲得する権利を、対価を消費せずに、前記プレイヤIDに付与する処理と、
前記初期景品を獲得する権利の行使により、前記初期景品を前記プレイヤIDに付与する処理と、
をコンピュータに遂行させ、
前記第1操作を受け付け可能とする処理は、
前記初期景品を獲得する権利の行使に基づいて、前記第1操作を受け付け可能とする、
請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
過去に実施された複数の選択種別の中から、直近に実施された選択種別を選択する処理と、
選択された前記選択種別に対応する決定テーブルを参照して、複数種類の景品の中からいずれかを抽選により決定する処理と、
をコンピュータに遂行させ、
前記抽選により決定された景品が、前記初期景品、前記第1景品または前記第2景品として前記プレイヤIDに付与される、
請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記所定条件は、ゲームの進行状況が所定状況となることを含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
1または複数のコンピュータが遂行するゲーム装置であって、
前記コンピュータは、
所定条件が成立した場合に第1期間を設定する処理と、
前記第1期間において、第1景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第1操作を受け付け可能とする処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第1景品をプレイヤIDに付与する処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得に基づいて、第2期間を設定する処理と、
前記第2期間において、前記第1景品と同一もしくは異なる第2景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第2操作を受け付け可能とする処理と、
前記第2景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第2景品を前記プレイヤIDに付与する処理と、
を遂行するゲーム装置。
【請求項6】
1または複数のコンピュータが遂行する情報処理方法であって、
前記コンピュータは、
所定条件が成立した場合に第1期間を設定する処理と、
前記第1期間において、第1景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第1操作を受け付け可能とする処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第1景品をプレイヤIDに付与する処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得に基づいて、第2期間を設定する処理と、
前記第2期間において、前記第1景品と同一もしくは異なる第2景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第2操作を受け付け可能とする処理と、
前記第2景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第2景品を前記プレイヤIDに付与する処理と、
を遂行する情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、ゲーム装置および情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、所謂ガチャと呼ばれる抽選を無償もしくは有償で実行することにより、ゲームで利用するアイテムやキャラクタ等を獲得することができる情報処理システムがある。例えば、特許文献1には、ゲームを始めたばかりのプレイヤに対して、レアリティ値の高いアイテムやキャラクタが出現する抽選テーブルを用いて抽選する情報処理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6960974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、情報処理システムでは、所定期間中に限り、プレイヤが、特別なアイテムやキャラクタ等を獲得可能な抽選を実行することができる場合がある。しかしながら、抽選を実行可能な期間の設定によっては、プレイヤが抽選を実行することができず、プレイヤのゲーム意欲が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、ゲーム意欲を向上させることができる情報処理プログラム、ゲーム装置、および、情報処理方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、情報処理プログラムは、
所定条件が成立した場合に第1期間を設定する処理と、
前記第1期間において、第1景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第1操作を受け付け可能とする処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第1景品をプレイヤIDに付与する処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得に基づいて、第2期間を設定する処理と、
前記第2期間において、前記第1景品と同一もしくは異なる第2景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第2操作を受け付け可能とする処理と、
前記第2景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第2景品を前記プレイヤIDに付与する処理と、
をコンピュータに遂行させる。
【0007】
前記情報処理プログラムは、
前記第1期間において、前記第1景品と同一もしくは異なる初期景品を獲得する権利を、対価を消費せずに、前記プレイヤIDに付与する処理と、
前記初期景品を獲得する権利の行使により、前記初期景品を前記プレイヤIDに付与する処理と、
をコンピュータに遂行させ、
前記第1操作を受け付け可能とする処理は、
前記初期景品を獲得する権利の行使に基づいて、前記第1操作を受け付け可能としてもよい。
【0008】
前記情報処理プログラムは、
過去に実施された複数の選択種別の中から、直近に実施された選択種別を選択する処理と、
選択された前記選択種別に対応する決定テーブルを参照して、複数種類の景品の中からいずれかを抽選により決定する処理と、
をコンピュータに遂行させ、
前記抽選により決定された景品が、前記初期景品、前記第1景品または前記第2景品として前記プレイヤIDに付与されてもよい。
【0009】
前記所定条件は、ゲームの進行状況が所定状況となることを含んでもよい。
【0010】
上記課題を解決するために、ゲーム装置は、
1または複数のコンピュータが遂行するゲーム装置であって、
前記コンピュータは、
所定条件が成立した場合に第1期間を設定する処理と、
前記第1期間において、第1景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第1操作を受け付け可能とする処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第1景品をプレイヤIDに付与する処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得に基づいて、第2期間を設定する処理と、
前記第2期間において、前記第1景品と同一もしくは異なる第2景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第2操作を受け付け可能とする処理と、
前記第2景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第2景品を前記プレイヤIDに付与する処理と、
を遂行する。
【0011】
上記課題を解決するために、情報処理方法は、
1または複数のコンピュータが遂行する情報処理方法であって、
前記コンピュータは、
所定条件が成立した場合に第1期間を設定する処理と、
前記第1期間において、第1景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第1操作を受け付け可能とする処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第1景品をプレイヤIDに付与する処理と、
前記第1景品を獲得する権利の取得に基づいて、第2期間を設定する処理と、
前記第2期間において、前記第1景品と同一もしくは異なる第2景品を獲得する権利を、対価を消費して取得するための第2操作を受け付け可能とする処理と、
前記第2景品を獲得する権利の取得後、所定の操作の入力に基づいて、前記第2景品を前記プレイヤIDに付与する処理と、
を遂行する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ゲーム意欲を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、情報処理システムの概略的な構成を示した説明図である。
図2図2Aは、プレイヤ端末のハードウェアの構成を説明する図である。図2Bは、サーバのハードウェアの構成を説明する図である。
図3図3Aは、チュートリアル画面の一例を示す図である。図3Bは、マイページ画面の一例を示す図である。図3Cは、ガチャ画面の一例を示す図である。
図4図4A図4Dは、「初心者フェス」の抽選テーブルを説明する図である。
図5図5は、「STEP1」における初心者フェス画面の一例を示す第1の図である。
図6図6は、「初心者フェス」における各「STEP」における販売期間および利用可能期間の関係を説明する図である。
図7図7Aは、抽選結果画面の一例を示す図である。図7Bは、抽選結果確認画面の一例を示す図である。
図8図8は、「STEP1」における初心者フェス画面の一例を示す第2の図である。
図9図9は、「STEP2」における初心者フェス画面の一例を示す第1の図である。
図10図10は、「STEP2」における初心者フェス画面の一例を示す第2の図である。
図11図11は、「STEP3」における初心者フェス画面の一例を示す第1の図である。
図12図12は、「STEP3」における初心者フェス画面の一例を示す第2の図である。
図13図13Aは、アイテム獲得画面の一例を示す第1の図である。図13Bは、アイテム獲得画面の一例を示す第2の図である。
図14図14は、プレイヤ端末におけるメモリの構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。
図15図15は、サーバにおけるメモリの構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。
図16図16は、プレイヤ端末およびサーバの基本的な処理を説明するシーケンス図である。
図17図17は、サーバにおける初心者フェス第1管理処理の一例を説明するフローチャートである。
図18図18は、サーバにおける抽選処理の一例を説明するフローチャートである。
図19図19は、サーバにおける初心者フェス第2管理処理の一例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態の一態様について詳細に説明する。かかる実施形態に示す数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0015】
(情報処理システムSの全体の構成)
図1は、情報処理システムSの概略的な構成を示した説明図である。情報処理システムSは、プレイヤ端末1とサーバ100とが、通信基地局Naを有する通信ネットワークNを介して接続される、所謂クライアントサーバシステムである。
【0016】
プレイヤ端末1は、通信ネットワークNを介してサーバ100との通信を確立することができる。プレイヤ端末1は、サーバ100と無線もしくは有線による通信接続が可能な電子機器を広く含む。プレイヤ端末1としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器等が挙げられる。本実施形態では、プレイヤ端末1として、スマートフォンが用いられる場合について説明する。
【0017】
サーバ100は、複数のプレイヤ端末1と通信接続される。サーバ100は、ゲームをプレイするプレイヤを識別するためのプレイヤIDごとに各種の情報(プレイヤ情報)を蓄積する。また、サーバ100は、プレイヤ端末1から入力される操作に基づき、蓄積された情報の更新と、ゲームの進行制御とを行う。
【0018】
通信基地局Naは、通信ネットワークNと接続され、プレイヤ端末1と無線による情報の送受信を行う。通信ネットワークNは、携帯電話網、インターネット網、LAN(Local Area Network)、専用回線等で構成され、プレイヤ端末1とサーバ100との無線もしくは有線による通信接続を実現する。
【0019】
本実施形態の情報処理システムSは、プレイヤ端末1およびサーバ100がゲーム装置Gとして機能する。プレイヤ端末1およびサーバ100には、それぞれゲームの進行制御の役割分担がなされている。プレイヤ端末1とサーバ100との協働によって、ゲームが進行可能となる。
【0020】
(プレイヤ端末1およびサーバ100のハードウェアの構成)
図2Aは、プレイヤ端末1のハードウェアの構成を説明する図である。また、図2Bは、サーバ100のハードウェアの構成を説明する図である。図2Aに示すように、プレイヤ端末1は、CPU(Central Processing Unit)10、メモリ12、バス14、入出力インタフェース16、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24を含んで構成される。
【0021】
また、図2Bに示すように、サーバ100は、CPU110、メモリ112、バス114、入出力インタフェース116、記憶部118、通信部120、入力部122、出力部124を含んで構成される。
【0022】
なお、サーバ100のCPU110、メモリ112、バス114、入出力インタフェース116、記憶部118、通信部120、入力部122、出力部124の構成および機能は、それぞれ、プレイヤ端末1のCPU10、メモリ12、バス14、入出力インタフェース16、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24と実質的に同じである。したがって、以下では、プレイヤ端末1のハードウェアの構成について説明し、サーバ100については説明を省略する。
【0023】
CPU10は、メモリ12に記憶されたプログラムを動作させ、ゲームの進行を制御する。メモリ12は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)で構成され、ゲームの進行制御に必要となるプログラムおよび各種のデータを記憶する。メモリ12は、バス14を介してCPU10に接続されている。
【0024】
バス14には、入出力インタフェース16が接続される。入出力インタフェース16には、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24が接続されている。
【0025】
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリで構成され、各種プログラムおよびデータを記憶する。プレイヤ端末1においては、記憶部18に記憶されたプログラムおよびデータが、CPU10によってメモリ12(RAM)にロードされる。
【0026】
通信部20は、通信基地局Naと無線により通信接続され、通信ネットワークNを介して、サーバ100との間で各種データおよびプログラムといった情報の送受信を行う。プレイヤ端末1においては、サーバ100から受信したプログラム等が、メモリ12または記憶部18に格納される。
【0027】
入力部22は、例えば、プレイヤの操作が入力される(操作を受け付ける)タッチパネル、ボタン、キーボード、マウス、十字キー、アナログコントローラ等で構成される。また、入力部22は、プレイヤ端末1に設けられた、あるいは、プレイヤ端末1に接続(外付け)された専用のコントローラであってもよい。さらには、入力部22は、プレイヤ端末1の傾きや移動を検知する加速度センサ、または、プレイヤの音声を検知するマイクで構成されてもよい。すなわち、入力部22は、プレイヤの意思を、識別可能に入力させることができる装置を広く含む。
【0028】
出力部24は、ディスプレイ装置およびスピーカを含んで構成される。なお、出力部24は、プレイヤ端末1に接続(外付け)される機器でもよい。本実施形態では、プレイヤ端末1が、出力部24としてディスプレイ26を備え、入力部22として、ディスプレイ26に重畳して設けられるタッチパネルを備えている。
【0029】
本実施形態の情報処理システムS、ゲーム装置Gは、あらゆるゲームジャンルに適用可能である。換言すれば、本実施形態の情報処理システムS、ゲーム装置Gが適用されるゲームの内容は特に限定されない。例えば、情報処理システムS、ゲーム装置Gにより提供されるゲームとしては、RPG(Roll Playing Game)、シューティングゲーム、育成ゲーム、アクションゲーム、スポーツゲーム、シミュレーションゲーム、パズルゲーム等が挙げられる。ただし、情報処理システムS、ゲーム装置Gは、上記したゲーム以外にも広く適用可能である。
【0030】
本実施形態では、所謂ガチャと呼ばれる抽選を実行することができる。抽選では、プレイヤに付与される景品、すなわち、報酬が決定される。ここでは、報酬として、プレイヤがゲームで使用可能なゲーム媒体が付与される。ゲーム媒体としては、例えば、キャラクタ、アイテム、ゲーム内通貨が挙げられる。ただし、抽選で決定される報酬、および、ゲーム媒体の内容は特に限定されるものではない。
【0031】
図3Aは、チュートリアル画面30の一例を示す図である。プレイヤがゲームのアプリケーションを初めて起動すると、チュートリアル画面30が表示される。チュートリアル画面30では、プレイヤがゲームを始めてプレイする場合に提供される所定のコンテンツ(以下、チュートリアルと呼ぶ)が実行される。
【0032】
チュートリアルにおいて、プレイヤは、ゲーム内で使用するキャラクタの作成を行う。また、チュートリアルにおいて、プレイヤは、ゲームの世界観を反映した所定の映像を視聴する。また、チュートリアルにおいて、プレイヤは、ゲームのストーリー、注意事項、操作方法といったゲームの簡単な説明を受ける。また、チュートリアルにおいて、プレイヤは、簡単なクエスト(チュートリアルクエスト)を体験する。このようなチュートリアルを経験することで、プレイヤは、初めてゲームをプレイする場合でも、ゲームの内容を簡単に把握することができ、ゲームに馴染みやすくなる。
【0033】
チュートリアルが終了すると、マイページ画面32(図3B)が表示される。図3Bは、マイページ画面32の一例を示す図である。マイページ画面32は、初期画面に相当し、下部にメニューバー34が表示される。メニューバー34には、プレイヤが操作(タップ)可能な複数の操作部が設けられる。メニューバー34には、「マイページ」と記されたマイページ画面選択操作部34a、「編成」と記された編成画面選択操作部34b、「クエスト」と記されたクエスト画面選択操作部34c、「ガチャ」と記されたガチャ画面選択操作部34dが設けられている。
【0034】
マイページ画面選択操作部34aがタップされると、図3Bに示すマイページ画面32がディスプレイ26に表示される。
【0035】
本実施形態のゲームでは、複数の味方キャラクタが提供される。プレイヤが例えば後述するガチャ(抽選)等により新たな味方キャラクタを獲得すると、そのプレイヤのプレイヤIDに、獲得した味方キャラクタの味方キャラクタID(所持ゲーム媒体ID)が関連付けられる。
【0036】
本実施形態のゲームでは、プレイヤが所持している味方キャラクタの中から複数を選択してパーティを編成して、敵キャラクタと対戦する所謂バトルゲームが提供される。編成画面選択操作部34bがタップされると、不図示の編成画面が表示される。
【0037】
詳しい説明は省略するが、編成画面では、プレイヤが所有している味方キャラクタで構成されるパーティを編成、保存することができる。また、味方キャラクタには、武器や防具等の各種装備品を装備させることができる。各装備品には、攻撃力および防御力等に対する加算値が設定されている。装備品を装備させると、味方キャラクタのライフポイント、攻撃力、防御力等の戦闘力を高めることができる。
【0038】
クエスト画面選択操作部34cがタップされると、不図示のクエスト画面が表示される。詳しい説明は省略するが、クエスト画面では、複数種類設けられたバトルゲームの中からいずれかを選択し、バトルゲームを開始することができる。
【0039】
また、ガチャ画面選択操作部34dがタップされると、後述するガチャ画面38(図3C)が表示される。
【0040】
図3Cは、ガチャ画面38の一例を示す図である。図3Cに示すように、ガチャ画面38には、ガチャ種別選択操作部40が表示される。ガチャ種別選択操作部40には、現在開催(実施)されているガチャ種別(選択種別)を示すガチャ種別操作部が表示される。
【0041】
本実施形態においては、ガチャ種別として、「ピックアップ」、「フェス」、「初心者フェス」が設けられている。それぞれのガチャ種別では、基本的に、ゲーム内通貨を消費することで抽選を受けることができる。また、それぞれのガチャ種別では、抽選対象となるゲーム媒体の抽選確率(当選確率)が互いに異なっている。さらに、ガチャ種別では、抽選を行うことが可能な期間が設定されているものもある。
【0042】
ここで、ゲーム媒体には、通常ゲーム媒体、限定ゲーム媒体およびフェス限定ゲーム媒体が含まれている。通常ゲーム媒体は、全てのガチャ種別において獲得可能(当選可能)なゲーム媒体である。限定ゲーム媒体は、「ピックアップ」において獲得可能(当選可能)なゲーム媒体である。フェス限定キャラクタは、「フェス」または「初心者フェス」において獲得可能(当選可能)なゲーム媒体である。つまり、フェス限定ゲーム媒体は、「フェス」または「SPフェス」専用のゲーム媒体であると言える。
【0043】
また、「ピックアップ」、「フェス」、「初心者フェス」は、それぞれ、抽選が可能な期間(以下、開催期間と呼ぶ)が予め設定されている。「ピックアップ」は、所定の通常ゲーム媒体または限定ゲーム媒体を対象ゲーム媒体とし、対象ゲーム媒体の当選確率が、他のゲーム媒体よりも高く設定されている。また、「ピックアップ」は、例えば2週間毎に対象ゲーム媒体が変更される。したがって、対象ゲーム媒体または開催期間が異なる「ピックアップ」は、互いにガチャ種別が異なるものであると言える。
【0044】
「フェス」は、所定のフェス限定ゲーム媒体を対象ゲーム媒体とし、対象ゲーム媒体の当選確率が、他のゲーム媒体よりも高く設定されている。「フェス」は、「ピックアップ」に代えて例えば3日間に亘って開催される。また、対象ゲーム媒体または開催期間が異なる「フェス」は、互いにガチャ種別が異なるものであると言える。なお、「フェス」は、「ピックアップ」と並行して開催されてもよい。
【0045】
「初心者フェス」は、新たにゲームを開始したプレイヤを対象としたガチャである。「初心者フェス」は、上記した、チュートリアルが終了した時点から、所定期間に亘って開催される。「初心者フェス」は、既に終了している「フェス」のうち、最も開催期間が近い「フェス」と同内容である。
【0046】
サーバ100には、ガチャ種別ごとに、ゲーム媒体の抽選確率が設定された抽選テーブル、および、開催期間情報(当該抽選テーブルを参照可能な期間を示す情報)が記憶されており、選択されたガチャ種別の抽選テーブルを参照して抽選(ガチャ)が行われる。
【0047】
上記したように、「フェス」では、フェス限定ゲーム媒体が抽選により獲得可能である。そして、フェス限定ゲーム媒体は、通常ゲーム媒体および限定ゲーム媒体よりもゲームを有利に進められる可能性が高い(強いゲーム媒体であることが多い)。そのため、プレイヤは、フェス開催期間中に、「フェス」の抽選を行い、フェス限定ゲーム媒体を獲得することで、その後のゲーム(バトルゲーム)を有利に進めることが可能となる。
【0048】
ところで、新たにゲームを開始するプレイヤは、ゲームを有利に進めるためにフェス限定ゲーム媒体を獲得することを強く望む。しかしながら、フェス限定ゲーム媒体は、フェス開催期間中にしか獲得することができない。そのため、フェス開催期間中にゲームを開始しなければ、次のフェス開催期間中になるまで、フェス限定ゲーム媒体を獲得することができず、ゲーム意欲が減退してしまうおそれがある。
【0049】
そこで、本実施形態では、ゲームを新たに開始し、チュートリアルが終了したプレイヤに対して、そのプレイヤに対してのみ、「初心者フェス」の抽選を行える所定期間(以下、初心者フェス開催期間とも呼ぶ)が設定される。つまり、新たにゲームを開始したプレイヤは、ゲームの進行状況が所定状態となった時点から所定期間に亘って「初心者フェス」の抽選を受けることができる。
【0050】
図4A図4Dは、「初心者フェス」の抽選テーブルを説明する図である。図4A図4Dに示すように、1回目の「フェス」、1回目の「ピックアップ」、2回目の「ピックアップ」、2回目の「フェス」、3回目の「ピックアップ」が順に開催されたとする。なお、これらガチャは、全て抽選テーブルが異なっている。
【0051】
そして、図4Aに示すように、1回目の「フェス」が終了して1回目の「ピックアップ」が開催されているときに、チュートリアルが終了したとする。この場合、「初心者フェス」では、1回目の「フェス」の抽選テーブルが使用されることになる。つまり、「初心者フェス」では、1回目の「フェス」と同じ抽選確率でゲーム媒体が獲得可能となる。
【0052】
また、図4Bに示すように、1回目の「フェス」、1回目の「ピックアップ」が終了して2回目の「ピックアップ」が開催されているときに、チュートリアルが終了したとする。この場合も図4Aの場合と同様に、「初心者フェス」では、1回目の「フェス」の抽選テーブルが使用されることになる。つまり、「初心者フェス」では、1回目の「フェス」と同じ抽選確率でゲーム媒体が獲得可能となる。
【0053】
また、図4Cに示すように、1回目の「フェス」、1回目の「ピックアップ」、2回目の「ピックアップ」が終了して2回目の「フェス」が開催されているときに、チュートリアルが終了したとする。この場合も図4Aおよび図4Bの場合と同様に、「初心者フェス」では、1回目の「フェス」の抽選テーブルが使用されることになる。また、2回目の「フェス」が開催されている間は、「フェス」および「初心者フェス」の両方が開催されることになる。
【0054】
また、図4Dに示すように、1回目の「フェス」、1回目の「ピックアップ」、2回目の「ピックアップ」、2回目の「フェス」が終了して3回目の「ピックアップ」が開催されているときに、チュートリアルが終了したとする。この場合、「初心者フェス」では、2回目の「フェス」の抽選テーブルが使用されることになる。
【0055】
つまり、チュートリアルが終了した時点で、既に終了している過去の「フェス」の抽選テーブルを使用して「初心者フェス」が行われることになる。より詳細には、「初心者フェス」では、複数回の「フェス」のうち、直近に開催された「フェス」の抽選テーブルが使用される。
【0056】
「フェス」では、新たなフェス限定ゲーム媒体が追加されることがある。そして、新たに追加されたフェス限定ゲーム媒体は、他のフェス限定ゲーム媒体よりもゲームを有利に進められる可能性が高い(強いゲーム媒体であることが多い)。
【0057】
そこで、本実施形態では、新たにゲームを開始するプレイヤに対して、直近に開催された「フェス」の抽選テーブルで「初心者フェス」を行わせることで、ゲームをより有利に進められるフェス限定ゲーム媒体を獲得可能となっている。これにより、新たにゲームを開始するプレイヤは、チュートリアルの終了後に、フェス限定ゲーム媒体を獲得可能であり、ゲーム意欲を向上させることができる。
【0058】
初心者フェス開催期間中は、図3Bに示すように、マイページ画面32において、メニューバー34の上部に、「初心者フェス」と記された初心者フェス画面選択操作部36が表示される。また、初心者フェス開催期間中は、図3Cに示すように、ガチャ画面38に、「初心者フェス」に対応する第1ガチャ種別操作部40aが表示されている。
【0059】
第2ガチャ種別操作部40bがタップされると、「ピックアップ」に対応する不図示のピックアップガチャ画面が表示される。詳しい説明は省略するが、ピックアップガチャ画面においてプレイヤは、ゲーム内通貨を消費することで、現在開催されている「ピックアップ」に対応する抽選テーブルに基づく抽選を受けることが可能となる。本実施形態において、「ピックアップ」では、プレイヤは、ゲーム内通貨を「3000」消費することで、10回の抽選を纏めて行う所謂10連ガチャを実行することができる。
【0060】
図5は、「STEP1」における初心者フェス画面42の一例を示す図である。初心者フェス画面選択操作部36または第1ガチャ種別操作部40aがタップされると、「初心者フェス」に対応する初心者フェス画面42が表示される。
【0061】
本実施形態において、「初心者フェス」では、プレイヤは、10回の抽選を纏めて行う所謂10連ガチャを最大で30回、すなわち、最大で300回の抽選を実行することができる。
【0062】
図6は、「初心者フェス」の各「STEP」における販売期間および利用可能期間(初心者フェス開催期間)の関係を説明する図である。図6に示すように、本実施形態において、「初心者フェス」は、複数の段階(「STEP1」~「STEP3」)が設けられている。「STEP1」では、プレイヤは、ゲーム内通貨を消費せずに、10連ガチャを10回実行可能となっている。換言すれば、「STEP1」では、プレイヤは、ゲーム内通貨を消費せずに、10連ガチャを10回実行する権利を得ることができる。
【0063】
なお、本実施形態では、「初心者フェス」の「STEP1」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間は、チュートリアルの終了時点から8日間に設定される。また、本実施形態では、「STEP1」において、10連ガチャが10回実行されることによって、「STEP1」の終了条件が成立し、「STEP2」へと移行することとなる。
【0064】
また、図6に示すように、プレイヤは、「STEP2」において所定数のゲーム内通貨(本実施形態では、ゲーム内通貨「1500」)を消費することで、10連ガチャを10回実行する権利を得る(購入する)ことができる。なお、図6に示すように、「STEP2」において10連ガチャを10回実行する権利は、チュートリアルの終了時点から7日間の期間において購入可能となる。また、「初心者フェス」の「STEP2」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間は、「STEP2」における当該権利の購入時点から8日間に設定される。そして、「STEP2」において、10連ガチャが10回実行されることによって、「STEP2」の終了条件が成立し、「STEP3」へと移行することとなる。
【0065】
上記したように、初心者フェス開催期間は、当初、チュートリアルの終了時点から8日間に設定される。一方で、上記したように、「初心者フェス」の「STEP2」における10連ガチャを10回実行する権利をプレイヤが購入した場合、初心者フェス開催期間は、「STEP2」における当該権利の購入時点から8日間に設定される。すなわち、「初心者フェス」の「STEP2」の上記権利を、チュートリアルの終了の翌日以降にプレイヤが購入した場合、初心者フェス開催期間が延長されることとなる。
【0066】
また、図6に示すように、プレイヤは、「STEP3」において所定数のゲーム内通貨(本実施形態では、ゲーム内通貨「3000」)を消費することで、10連ガチャを10回実行する権利を得る(購入する)ことができる。なお、図6に示すように、「STEP3」において10連ガチャを10回実行する権利は、「STEP2」における上記権利の購入時点から7日間の期間において購入可能となる。また、「初心者フェス」の「STEP3」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間は、「STEP2」における上記権利の購入時点から8日間に設定される。
【0067】
本実施形態では、上述したように、「STEP2」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数(値段)が、「STEP3」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数(値段)よりも少ない場合について示した。しかしながら、「STEP2」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数(値段)と、「STEP3」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数(値段)は、上記した例に限定されるものではない。
【0068】
例えば、「STEP2」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数は、「STEP3」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数と同数であってもよい。また、例えば、「STEP2」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数は、「STEP3」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数以下であってもよい。また、例えば、「STEP2」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数は、「STEP3」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数以上であってもよい。また、「STEP2」および「STEP3」において上記権利の購入に必要なゲーム内通貨の数は、「ピックアップ」において10連ガチャを1回実行するために必要なゲーム内通貨の数以下であってもよい。
【0069】
なお、図6に示した上記の「販売期間」および「利用可能期間」の具体的な日数等の条件は、一例であり、上記例に限定されるものではない。また、上記した「販売期間」および「利用可能期間」の開始タイミングは、プレイヤがゲームを開始(ゲームアカウントのIDを作成)した後のタイミングであれば任意の条件で決定されてもよい。また、「利用可能期間」の終了タイミングについては任意の条件で適宜設定可能であり、設定されない場合があってもよい。すなわち、「初心者フェス」の各「STEP」における10連ガチャを10回実行する権利をプレイヤが、任意のタイミングで行使することが可能であってもよい。
【0070】
図5に示すように、初心者フェス画面42には、STEP表示部44が表示される。STEP表示部44には、「STEP1」に対応するSTEP1表示部44a、「STEP2」に対応するSTEP2表示部44b、「STEP3」に対応するSTEP3表示部44cが設けられている。図5に示すように、STEP表示部44のうち、現在のSTEPに対応するSTEP1表示部44a~STEP3表示部44cのいずれかが強調表示される。図5では、現在の「STEP」が「STEP1」であり、STEP1表示部44aが強調表示されている。
【0071】
また、現在の「STEP」が「STEP1」である場合、図5に示すように、初心者フェス画面42の中央部には、「初心者フェス」の「STEP2」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能となる期間(販売期間)が表示される。ここでは、販売期間として、チュートリアルの終了時点から7日後の日時が表示される。
【0072】
また、図5に示すように、初心者フェス画面42の中央部には、切替表示タブ46が表示される。切替表示タブ46には、「キャンペーンガチャ」と記された第1タブ46a、「アイテム紹介」と記された第2タブ46bが設けられている。図5では、第1タブ46aが選択されている状態を示している。
【0073】
切替表示タブ46の第1タブ46aが選択されている場合、切替表示タブ46の下部には、ガチャ表示部48およびアイテム獲得画面操作部49が表示される。ガチャ表示部48には、「初心者フェス」に対応する画像が表示される。また、ガチャ表示部48には、「初心者フェス」に対応する初心者フェスガチャ操作部48aが表示される。また、ガチャ表示部48には、現在の「STEP」において、10連ガチャを実行可能な残り回数を報知する残り回数表示部48bが表示される。
【0074】
図5に示す例では、「STEP1」において、プレイヤが未だ10連ガチャを1回も実行していないため、残り回数表示部48bに「あと10回利用可能!」と記されている。また、ガチャ表示部48の下部には、現在の「STEP」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間が表示される。ここでは、チュートリアルの終了時点から8日後の日時が表示される。
【0075】
また、「アイテム獲得」と記されたアイテム獲得画面操作部49がタップされると、後述するアイテム獲得画面54(図13Aまたは図13B)が表示される。
【0076】
切替表示タブ46の第2タブ46bが選択されている場合、切替表示タブ46の下部には、ガチャ表示部48に代わって不図示のアイテム紹介表示部が表示される。アイテム紹介表示部には、「初心者フェス」において獲得可能(当選可能)なゲーム媒体についての各種情報が表示される。
【0077】
図5における初心者フェスガチャ操作部48aがタップされると、サーバ100において、現在開催中の「初心者フェス」に対応する抽選テーブルが選択される。そして、サーバ100において、選択された抽選テーブルを参照してプレイヤに付与される報酬を決定する抽選(以下、「個別抽選」と呼ぶ)が10回実行される連続抽選(10連ガチャ)が実行される。つまり、連続抽選は、10回の個別抽選を1セットとして実行される。換言すれば、1回の連続抽選につき、10回の個別抽選が連続して実行される。個別抽選では、必ず、何らかの報酬が決定される。したがって、プレイヤは、1回の連続抽選により、10個の報酬を獲得することができる。
【0078】
図7Aは、抽選結果画面50の一例を示す図である。連続抽選の結果、すなわち、プレイヤに付与された10個の報酬は、図7Aに示すように、抽選結果画面50に表示される。抽選結果画面50は、連続抽選の演出の一部である。
【0079】
図7Bは、抽選結果確認画面52の一例を示す図である。抽選結果画面50の表示中にプレイヤの操作が入力されると、図7Bに示す抽選結果確認画面52が表示される。抽選結果確認画面52には、個別抽選で決定された報酬ごとに、各報酬についての簡易な説明が表示される。
【0080】
なお、個別抽選では、複数種類(例えば30~1000種類)の報酬それぞれの当選確率が予め設定されている。各報酬は、その当選確率により、「SSレア」、「Sレア」、「レア」、「一般」の4種類に大別される。ここでは、「SSレア」の当選確率が最も低く、「Sレア」、「レア」、「一般」の順に、当選確率が高くなる。なお、各報酬の当選確率は、期間ごとに設定される。また、本実施形態では、1回の連続抽選における10回の個別抽選は、各報酬の当選比率が等しく設定される。ただし、10回の個別抽選のそれぞれにおいて、各報酬の当選比率が異なってもよい。また、例えば、10回の個別抽選のうちの一部(例えば、10回目)の当選比率のみが異なってもよい。
【0081】
図8は、「STEP1」における初心者フェス画面の一例を示す第2の図である。抽選結果確認画面52の表示中にプレイヤの操作が入力されると、抽選結果確認画面52の表示が終了し、図8に示す初心者フェス画面42が表示される。上記したように、「STEP1」において、10連ガチャが1回実行されたため、初心者フェス画面42において、残り回数表示部48bの表示が更新され「あと9回利用可能!」と記される。
【0082】
図9は、「STEP2」における初心者フェス画面42の一例を示す第1の図である。図10は、「STEP2」における初心者フェス画面42の一例を示す第2の図である。「STEP1」において、10連ガチャが10回実行されると、「STEP1」の終了条件が成立し、「STEP2」へと移行することとなる。段階が「STEP2」へと移行すると、図9に示すように、STEP2表示部44bが強調表示される。
【0083】
また、図9に示すように、初心者フェス画面42のガチャ表示部48において、所定数のゲーム内通貨(本実施形態では、ゲーム内通貨「1500」)を消費することで、10連ガチャを10回実行する権利を購入することができることが報知される。すなわち、本実施形態では、「STEP1」において、10連ガチャが10回実行されて「STEP1」の終了条件が成立すると、「STEP2」において、10連ガチャを10回実行する権利が購入可能となる。
【0084】
また、ガチャ表示部48の下部には、「STEP2」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能となる期間(販売期間)が表示される。ここでは、販売期間として、チュートリアルの終了時点から7日後の日時が表示される。
【0085】
また、ガチャ表示部48の中央部には、「購入する」と記された購入操作部48cが表示される。購入操作部48cが操作されると、所定数のゲーム内通貨(本実施形態では、ゲーム内通貨「1500」)が消費され、10連ガチャを10回実行する権利がプレイヤIDに関連付けられる。なお、購入操作部48cが操作され場合に、不図示の確認画面が表示されてもよい。
【0086】
なお、ゲーム内通貨は、有償ゲーム内通貨と、無償ゲーム内通貨とを含む。有償ゲーム内通貨は、プレイヤが自身の資産(現実の金銭または現実の金銭に相当する資産)を消費することで購入できるゲーム内通貨である。無償ゲーム内通貨は、管理者からプレイヤに無償で付与されるゲーム内通貨である。なお、本実施形態では、「STEP2」および「STEP3」における10連ガチャを10回実行するそれぞれの権利の購入には、有償ゲーム内通貨のみを使用することができる。
【0087】
ただし、「STEP2」および「STEP3」における上記権利の購入に、無償ゲーム内通貨および有償ゲーム内通貨の両者を使用可能としてもよい。また、「STEP2」における上記権利の購入には、有償ゲーム内通貨のみを使用可能とし、「STEP3」における上記権利の購入には、無償ゲーム内通貨のみを使用可能としてもよい。また、「STEP2」における上記権利の購入には、無償ゲーム内通貨のみを使用可能とし、「STEP3」における上記権利の購入には、有償ゲーム内通貨のみを使用可能としてもよい。また、「STEP2」および「STEP3」における上記権利の購入に、ゲーム内通貨以外の対価を使用可能としてもよい。ゲーム内通貨以外の対価としては、例えば、プレイヤが自身の資産(現実の金銭または現実の金銭に相当する資産)とすることができる。ゲーム内通貨以外の対価として、例えば、プレイヤが所定の広告を視聴することと等の課題を達成することとしてもよい。
【0088】
上記したようにして、「STEP2」において、10連ガチャを10回実行する権利をプレイヤが購入すると、図10に示すように、初心者フェス画面42が表示される。
【0089】
このとき、図10に示すように、ガチャ表示部48には、初心者フェスガチャ操作部48aおよび残り回数表示部48bが表示される。残り回数表示部48bには、「あと10回利用可能!」と記され、「STEP2」において、10連ガチャを10回実行する権利がプレイヤに付与されたことが報知される。
【0090】
また、図10に示すように、ガチャ表示部48の下部には、現在の「STEP2」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間が表示される。ここでは、「STEP2」における上記権利の購入時点から7日後の日時が表示される。「STEP2」において、10連ガチャが10回実行されると、「STEP2」の終了条件が成立し、「STEP3」へと移行することとなる。
【0091】
図11は、「STEP3」における初心者フェス画面42の一例を示す第1の図である。図12は、「STEP3」における初心者フェス画面42の一例を示す第2の図である。段階が「STEP3」へと移行すると、図11に示すように、STEP3表示部44cが強調表示される。
【0092】
また、図11に示すように、初心者フェス画面42のガチャ表示部48において、所定数のゲーム内通貨(本実施形態では、ゲーム内通貨「3000」)を消費することで、10連ガチャを10回実行する権利を購入することができることが報知される。すなわち、本実施形態では、「STEP2」において、10連ガチャが10回実行されて「STEP2」の終了条件が成立すると、「STEP3」において、10連ガチャを10回実行する権利が購入可能となる。
【0093】
また、ガチャ表示部48の下部には、「STEP3」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能となる期間(販売期間)が表示される。ここでは、販売期間として、「STEP2」における上記権利の購入時点から7日後の日時が表示される。
【0094】
また、ガチャ表示部48の中央部には、「購入する」と記された購入操作部48cが表示される。購入操作部48cが操作されると、所定数のゲーム内通貨(本実施形態では、ゲーム内通貨「3000」)が消費され、10連ガチャを10回実行する権利がプレイヤIDに関連付けられる。
【0095】
上記したようにして、「STEP3」において、10連ガチャを10回実行する権利をプレイヤが購入すると、図12に示すように、初心者フェス画面42が表示される。
【0096】
このとき、図12に示すように、ガチャ表示部48には、初心者フェスガチャ操作部48aおよび残り回数表示部48bが表示される。残り回数表示部48bには、「あと10回利用可能!」と記され、「STEP3」において、10連ガチャを10回実行する権利がプレイヤに付与されたことが報知される。
【0097】
また、図12に示すように、ガチャ表示部48の下部には、現在の「STEP3」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間が表示される。ここでは、「STEP2」における上記権利の購入時点から7日後の日時が表示される。ただし、「STEP3」における上記権利の購入時点から、例えば7日後等、所定の期間に対応する日時が表示されてもよい。
【0098】
本実施形態では、「STEP3」において、10連ガチャが10回実行されると、アイテムの獲得条件が成立し、プレイヤIDにアイテム獲得権利が付与される。アイテム獲得権利は、予め設定された獲得可能ラインナップの中から、所望の1つのアイテム(ゲーム媒体)を選択し、選択したアイテムを獲得することが可能となる権利である。本実施形態では、例えば、獲得可能ラインナップに、フェス限定ゲーム媒体を含む複数のアイテムが設定される。
【0099】
上記したように、初心者フェス画面42のアイテム獲得画面操作部49がタップされると、アイテム獲得画面54が表示される。
【0100】
図13Aは、アイテム獲得画面54の一例を示す第1の図である。図13Bは、アイテム獲得画面54の一例を示す第2の図である。図13Aに示すように、アイテム獲得画面54には、複数の獲得可能ラインナップ表示部56が表示される。それぞれの獲得可能ラインナップ表示部56には、それぞれ対応するアイテムを示す情報が表示される。また、それぞれの獲得可能ラインナップ表示部56には、「獲得する」と記された獲得操作部56aが表示される。
【0101】
プレイヤIDにアイテム獲得権利が付与されていない状態では、獲得操作部56aは、図13Aに示すように、操作不可能な態様で表示される。一方、プレイヤIDにアイテム獲得権利が付与されている状態では、獲得操作部56aは、図13Bに示すように、操作可能な態様で表示される。
【0102】
そして、操作可能な態様で表示された獲得操作部56aがタップされると、アイテム獲得権利が消費され、対応するアイテムがプレイヤに付与される(プレイヤIDに、そのゲーム媒体IDが関連付けて記憶される)。なお、アイテム獲得権利が消費されると、獲得操作部56aは、図13Aに示すように、操作不可能な態様で表示されることとなる。すなわち、本実施形態では、アイテム獲得権利は、プレイヤが獲得操作部56aをタップして所望のアイテムを1回獲得することで消滅することとなる。ただし、アイテム獲得権利は、プレイヤが獲得操作部56aをタップして所望のアイテムを複数回獲得することで消滅することとしてもよい。
【0103】
なお、「初心者フェス」において、10連ガチャが1回実行されるたびに、交換ポイントとして10ポイントが加算され、交換ポイントの合計が300ポイントになると、獲得操作部56aが操作可能な態様で表示されることとしてもよい。
【0104】
また、交換ポイントの合計が300ポイント未満の場合には、初心者フェス画面42のアイテム獲得画面操作部49が操作不可能な態様で表示されることとしてもよい。また、交換ポイントの合計が300ポイントの場合には、初心者フェス画面42のアイテム獲得画面操作部49が操作可能な態様で表示されることとしてもよい。
【0105】
また、「STEP3」において、10連ガチャが10回実行され、獲得条件が成立する以前の期間においては、初心者フェス画面42のアイテム獲得画面操作部49が操作不可能な態様で表示されることとしてもよい。そして、「STEP3」において、10連ガチャが10回実行され、獲得条件が成立すると、初心者フェス画面42のアイテム獲得画面操作部49が操作可能な態様で表示されることとしてもよい。
【0106】
また、本実施形態では、「初心者フェス」の各「STEP」における販売期間が過ぎると、購入操作部48cが操作不可能となる。また、「初心者フェス」の各「STEP」における利用可能期間が過ぎると、初心者フェスガチャ操作部48aが操作不可能となる。このように、「初心者フェス」が限られた期間において実施されることとなるため、「初心者フェス」自体に希少価値が生じることとなる。これにより、ゲームを有利に進めたいと考える初心者のプレイヤに対して、有償ゲーム内通貨を購入する動機を付与することが可能となり、プレイヤのゲーム意欲を向上させることができる。
【0107】
また、本実施形態では、図6に示すように、「STEP2」における上記権利の販売期間を、チュートリアルの終了時点から7日間とする一方で、「STEP1」における上記権利の利用可能期間を8日間としている。これによって、プレイヤが、「STEP2」における上記権利を使いそびれるおそれを抑制することが可能となる。これにより、上記権利を使いそびれてしまい、プレイヤのゲーム意欲が減退してしまうおそれを抑制することが可能となる。
【0108】
また、本実施形態では、「STEP2」における上記権利の利用可能期間、「STEP3」における上記権利の販売期間、および、「STEP3」における上記権利の利用可能期間を、「STEP2」における上記権利の購入から8日間としている。これによって、プレイヤが、「STEP2」における上記権利の販売期間の終了間際に、「STEP2」における上記権利を購入した場合であっても、上記権利を使いそびれるおそれを抑制することが可能となる。すなわち、プレイヤが抽選を実行することができず、プレイヤのゲーム意欲が低下するおそれを抑制することが可能となる。これにより、上記権利を使いそびれてしまい、プレイヤのゲーム意欲が減退してしまうおそれを抑制することが可能となる。
【0109】
また、本実施形態では、図6に示すように、「STEP3」における上記権利の販売期間を、「STEP2」における上記権利の購入から8日間としている。すなわち、「STEP2」における上記権利を、チュートリアルの終了の翌日以降にプレイヤが購入した場合、「販売期間」が延長されることとなる。これによって、プレイヤが、「STEP3」において上記権利を購入しそびれるおそれを抑制することが可能となる。
【0110】
なお、図6における販売期間および利用可能期間の具体的な数値については一例であり、これに限定されるものではない。すなわち、「STEP2」における上記権利の販売期間は、「STEP1」における上記権利の利用可能期間以下の期間(時間)であってもよい。また、「STEP2」における上記権利の販売期間は、「STEP1」における上記権利の利用可能期間以上の期間(時間)であってもよい。
【0111】
また、「STEP3」における上記権利の販売期間は、「STEP2」における上記権利の利用可能期間以下の期間(時間)であってもよい。また、「STEP3」における上記権利の販売期間は、「STEP2」における上記権利の利用可能期間以上の期間(時間)であってもよい。
【0112】
また、「STEP3」における上記権利の販売期間は、「STEP3」における上記権利の利用可能期間以下の期間(時間)であってもよい。また、「STEP3」における上記権利の販売期間は、「STEP3」における上記権利の利用可能期間以上の期間(時間)であってもよい。
【0113】
また、「STEP2」における上記権利の販売期間は、「STEP3」における上記権利の販売期間と同じ期間(時間)であってもよいし、異なる期間(時間)であってもよい。
【0114】
また、「初心者フェス」の各「STEP」における販売期間内に上記権利を買いそびれてしまったプレイヤに対する救済措置として、定期的(例えば、1か月おき)に「初心者フェス」を再度実行(再開)することとしてもよい。この場合、各「STEP」における上記権利の利用可能期間および販売期間が短くなることとしてもよい。
【0115】
例えば、「STEP1」における上記権利の利用可能期間を、再開から3日間としてもよい。また、例えば、「STEP2」における上記権利の販売期間を、再開から2日間としてもよい。また、例えば、「STEP2」における上記権利の利用可能期間を、「STEP2」における上記権利の購入から3日間としてもよい。また、例えば、「STEP3」における上記権利の販売期間を、「STEP2」における上記権利の購入から2日間としてもよい。また、例えば、「STEP3」における上記権利の利用可能期間を、「STEP3」における上記権利の購入から3日間としてもよい。
【0116】
次に、上記「初心者フェス」に関連する各種処理を実行するためのプレイヤ端末1およびサーバ100の基本的構成および通信処理について説明する。なお、ここでは、「初心者フェス」を進行するための基本的な通信処理、ならびに、「初心者フェス」に関する主な通信処理の一例について説明し、その他の処理については説明を省略する。
【0117】
(プレイヤ端末1の機能的構成)
図14は、プレイヤ端末1におけるメモリ12の構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。メモリ12には、プログラム記憶領域12a、および、データ記憶領域12bが設けられている。CPU10は、ゲームが開始されると、端末側ゲーム制御用プログラム(モジュール)をプログラム記憶領域12aに記憶する。
【0118】
端末側ゲーム制御用プログラムには、ゲーム実行制御プログラム80、表示制御プログラム81が含まれる。なお、図14に列挙したプログラムは一例であり、端末側ゲーム制御用プログラムには、この他にも多数のプログラムが設けられている。
【0119】
データ記憶領域12bには、データを記憶する記憶部として、ゲーム情報記憶部90、プレイヤ情報記憶部91が設けられている。なお、上記の各記憶部は一例であり、データ記憶領域12bには、この他にも多数の記憶部が設けられている。
【0120】
CPU10は、プログラム記憶領域12aに記憶された各プログラムを動作させ、データ記憶領域12bの各記憶部のデータを更新する。そして、CPU10は、プログラム記憶領域12aに記憶された各プログラムを動作させることで、プレイヤ端末1(コンピュータ)を、端末側ゲーム制御部1Aとして機能させる。端末側ゲーム制御部1Aは、ゲーム実行制御部80a、表示制御部81aを含む。
【0121】
具体的には、CPU10は、ゲーム実行制御プログラム80を動作させ、コンピュータをゲーム実行制御部80aとして機能させる。同様に、CPU10は、表示制御プログラム81を動作させ、コンピュータを表示制御部81aとして機能させる。
【0122】
ゲーム実行制御部80aは、ゲーム全体の進行を制御する。ゲーム実行制御部80aは、例えば、チュートリアルを実行するための制御を担う。
【0123】
表示制御部81aは、ディスプレイ26に表示される画面を生成し、生成した画面をディスプレイ26に表示させる。
【0124】
次に、サーバ100の機能的構成、ならびに、サーバ100における具体的な処理について説明する。なお、以下では、「初心者フェス」に係る構成、処理について説明し、その他の構成、処理については説明を省略する。
【0125】
(サーバ100の機能的構成)
図15は、サーバ100におけるメモリ112の構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。メモリ112には、プログラム記憶領域112a、および、データ記憶領域112bが設けられている。CPU110は、ゲームが開始されると、サーバ側ゲーム制御用プログラム(モジュール)をプログラム記憶領域112aに記憶する。
【0126】
プログラム記憶領域112aに記憶されるプログラムには、ゲーム制御プログラム180、初心者フェス管理プログラム181、抽選プログラム182、抽選管理プログラム183、アイテム獲得管理プログラム184が含まれる。なお、図15に列挙したプログラムは一例であり、サーバ側ゲーム制御用プログラムには、この他にも多数のプログラムが設けられている。
【0127】
データ記憶領域112bには、データを記憶する記憶部として、ゲーム情報記憶部190、プレイヤ情報記憶部191、抽選情報記憶部192が設けられている。なお、上記の各記憶部は一例であり、データ記憶領域112bには、この他にも多数の記憶部が設けられている。また、これらの各記憶部は、プレイヤごとに設けられている。
【0128】
CPU110は、プログラム記憶領域112aに記憶された各プログラムを動作させ、データ記憶領域112bの各記憶部のデータを更新する。そして、CPU110は、プログラム記憶領域112aに記憶された各プログラムを動作させることで、サーバ100(コンピュータ)を、ゲーム制御部100Aとして機能させる。ゲーム制御部100Aは、ゲーム実行制御部180a、初心者フェス管理部181a、抽選部182a、抽選管理部183a、アイテム獲得管理部184aを含む。
【0129】
具体的には、CPU110は、ゲーム制御プログラム180を動作させ、コンピュータをゲーム実行制御部180aとして機能させる。同様に、CPU110は、初心者フェス管理プログラム181、抽選プログラム182、抽選管理プログラム183、アイテム獲得管理プログラム184を動作させ、それぞれ初心者フェス管理部181a、抽選部182a、抽選管理部183a、アイテム獲得管理部184aとして機能させる。
【0130】
ゲーム実行制御部180aは、ゲーム全体の進行を制御する。
【0131】
初心者フェス管理部181aは、「初心者フェス」を実行するための制御を担う。
【0132】
抽選部182aは、プレイヤ端末1から抽選要求情報が送信されると、抽選要求情報に基づいて、抽選管理部183aにより選択された抽選テーブルを参照して、抽選処理を行う。
【0133】
抽選管理部183aは、プレイヤ端末1から抽選要求情報が送信されると、抽選要求情報に基づいて、抽選情報記憶部192に記憶された複数の抽選テーブルから、抽選要求情報に基づく抽選テーブルを選択する。なお、抽選情報記憶部192には、ガチャ種別ごとの抽選テーブル、および、各ガチャ種別の開催期間情報が記憶されている。また、抽選情報記憶部192には、新たなガチャ種別が追加されると、そのガチャ種別の抽選テーブル、および、そのガチャ種別の開催期間情報が記憶される。
【0134】
アイテム獲得管理部184aは、予め設定された獲得可能ラインナップの中から、所望のアイテムを獲得することが可能となるアイテム獲得権利の付与および消費の管理を行う。
【0135】
(プレイヤ端末1とサーバ100との通信処理)
図16は、プレイヤ端末1およびサーバ100の基本的な処理を説明するシーケンス図である。なお、以下の説明では、プレイヤ端末1における処理をPn(nは任意の整数)と示す。また、サーバ100における処理をSn(nは任意の整数)と示す。
【0136】
プレイヤ端末1は、チュートリアルの実行および表示を制御するためのチュートリアル表示処理を行う(P1)。チュートリアルの実行が終了すると、ゲーム実行制御部80aは、サーバ100へチュートリアル完了情報を送信する。
【0137】
サーバ100の初心者フェス管理部181aは、チュートリアル完了情報を受信すると、初心者フェス第1管理処理(S1)を実行する。図17は、サーバ100における初心者フェス第1管理処理の一例を説明するフローチャートである。
【0138】
サーバ100の初心者フェス管理部181aは、チュートリアル完了情報を受信すると(S1-1のYES)、図6に示す関係に基づいて、「初心者フェス」の「STEP1」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間の設定を行う(S1-2)。具体的には、初心者フェス管理部181aは、利用可能期間として、チュートリアルの終了時点から8日間を設定する。
【0139】
また、初心者フェス管理部181aは、図6に示す関係に基づいて、「初心者フェス」の「STEP2」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能となる期間(販売期間)の設定を行う(S1-3)。具体的には、初心者フェス管理部181aは、販売期間として、チュートリアルの終了時点から7日間を設定する。ただし、本実施形態では、「STEP2」において上記権利が実際に購入可能となるのは、設定された販売期間期間内であって、「STEP1」において、10連ガチャが10回実行されて「STEP1」の終了条件が成立した後となる。
【0140】
また、サーバ100の抽選管理部183aは、現時点に対して直近の「フェス」の抽選テーブルを選択し、選択した抽選テーブルを「初心者フェス」の抽選テーブルとして設定する(S1-4)。
【0141】
また、初心者フェス管理部181aは、「初心者フェス」の「STEP1」における10連ガチャを実行可能な残り回数を示す残り回数情報として「10回」を設定する(S1-5)。すなわち、初心者フェス管理部181aは、「初心者フェス」の「STEP1」における10連ガチャを10回実行する権利をプレイヤIDに無償で付与する。
【0142】
そして、初心者フェス管理部181aは、上記ステップS1-1~ステップS1-5の設定内容を初心者フェス情報として、プレイヤIDに対応付けてプレイヤ情報記憶部191に記憶する(S1-6)。また、初心者フェス管理部181aは、プレイヤ情報記憶部191に記憶した初心者フェス情報をプレイヤ端末1が取得可能にセットする。
【0143】
図16に戻り、プレイヤ端末1の表示制御部81aは、初心者フェス情報をサーバ100から取得すると、図3Bに示すマイページ画面32の表示を行うためのマイページ表示処理を実行する(P2)。
【0144】
また、プレイヤ端末1の表示制御部81aは、初心者フェス画面選択操作部36(図3B)、または、第1ガチャ種別操作部40a(図3C)がタップされると、初心者フェス画面42(図5)を表示する初心者フェス画面表示処理を実行する(P3)。
【0145】
また、プレイヤ端末1のゲーム実行制御部80aは、初心者フェス画面42(図5図8図10、または、図12)の初心者フェスガチャ操作部48aがタップされると、サーバ100へ抽選要求情報を送信する(P4)。
【0146】
サーバ100は、抽選要求情報を受信すると、抽選処理(S2)を実行する。図18は、サーバ100における抽選処理の一例を説明するフローチャートである。
【0147】
サーバ100の抽選管理部183aは、残り回数が0回よりも多いか否かを判定する(S2-1)。その結果、残り回数が0回よりも多い場合(S2-1のYES)、抽選管理部183aは、抽選要求情報に含まれるガチャ種別を確認し(S2-2)、確認したガチャ種別の抽選テーブルをセットする(S2-3)。具体的には、抽選要求情報に含まれるガチャ種別が「初心者フェス」である場合には、抽選管理部183aは、上記ステップS1-4で設定された抽選テーブルをセットする。
【0148】
そして、抽選部182aは、セットされた抽選テーブルを参照して、ゲーム媒体を抽選により決定する抽選実行処理を行い(S2-4)、抽選結果を示す抽選結果情報をプレイヤIDに関連付けてプレイヤ情報記憶部191に記憶する(S2-5)。また、抽選部182aは、プレイヤ情報記憶部191に記憶した抽選結果情報をプレイヤ端末1が取得可能にセットする。なお、抽選結果情報には、抽選実行処理で決定されたゲーム媒体(ゲーム媒体ID)の情報が含まれる。
【0149】
サーバ100の初心者フェス管理部181aは、残り回数を1回減算する残り回数更新処理を実行する(S2-6)。初心者フェス管理部181aは、上記ステップS2-6で更新した結果、残り回数が0回となったか否かを判定する(S2-7)。その結果、残り回数が0回となった場合(S2-7)、初心者フェス管理部181aは、「STEP1」において、10連ガチャが合計10回実行されたか判定する(S2-8)。その結果、「STEP1」において、10連ガチャが合計10回実行された場合(S2-8のYES)、初心者フェス管理部181aは、「STEP2」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能とするSTEP2購入可能情報を設定する(S2-9)。すなわち、初心者フェス管理部181aは、「STEP1」において、10連ガチャが10回実行されて「STEP1」の終了条件が成立すると、「STEP2」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能とする。
【0150】
また、初心者フェス管理部181aは、「STEP2」において、10連ガチャが合計10回実行されたか判定する(S2-10)。その結果、「STEP2」において、10連ガチャが合計10回実行された場合(S2-10のYES)、初心者フェス管理部181aは、「STEP3」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能とするSTEP3購入可能情報を設定する(S2-11)。すなわち、初心者フェス管理部181aは、「STEP2」において、10連ガチャが10回実行されて「STEP2」の終了条件が成立すると、「STEP3」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能とする。
【0151】
また、初心者フェス管理部181aは、「STEP3」において、10連ガチャが合計10回実行されたかを判定する(S2-12)。その結果、「STEP3」において、10連ガチャが合計10回実行された場合(S2-12のYES)、初心者フェス管理部181aは、アイテム獲得権利をプレイヤIDに付与する(S2-13)。すなわち、初心者フェス管理部181aは、「STEP3」において、10連ガチャが10回実行されて獲得条件が成立すると、プレイヤIDにアイテム獲得権利を付与する。
【0152】
初心者フェス管理部181aは、上記ステップS2-6、ステップS2-9、ステップS2-11、ステップS2-13の設定内容を初心者フェス情報として、プレイヤIDに対応付けてプレイヤ情報記憶部191に記憶する(S2-14)。また、初心者フェス管理部181aは、プレイヤ情報記憶部191に記憶した初心者フェス情報をプレイヤ端末1が取得可能にセットする。
【0153】
図16に戻り、プレイヤ端末1の表示制御部81aは、抽選結果情報をサーバ100から取得すると、抽選結果画面50(図7A)および抽選結果確認画面52(図7B)の表示を行うための抽選結果表示処理を実行する(P5)。
【0154】
また、プレイヤ端末1のゲーム実行制御部80aは、初心者フェス画面42(図9、または、図11)の購入操作部48cがタップされると、サーバ100へ購入情報を送信する(P6)。なお、初心者フェス画面42(図9)の購入操作部48cがタップされた場合には、ゲーム実行制御部80aは、購入情報として、購入情報(STEP2)をサーバ100へ送信する。また、初心者フェス画面42(図11)の購入操作部48cがタップされた場合には、ゲーム実行制御部80aは、購入情報として、購入情報(STEP3)をサーバ100へ送信する。
【0155】
サーバ100は、購入情報を受信すると、初心者フェス第2管理処理(S3)を実行する。図19は、サーバ100における初心者フェス第2管理処理の一例を説明するフローチャートである。
【0156】
サーバ100の初心者フェス管理部181aは、購入情報(STEP2)を受信すると(S3-1のYES)、図6に示す関係に基づいて、「初心者フェス」の「STEP2」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間の設定を行う(S3-2)。具体的には、初心者フェス管理部181aは、利用可能期間として、現時点から8日間を設定する。
【0157】
また、初心者フェス管理部181aは、図6に示す関係に基づいて、「初心者フェス」の「STEP3」において、10連ガチャを10回実行する権利を購入可能となる期間(販売期間)の設定を行う(S3-3)。具体的には、初心者フェス管理部181aは、販売期間として、現時点から7日間を設定する。ただし、本実施形態では、「STEP3」において上記権利が実際に購入可能となるのは、設定された販売期間期間内であって、「STEP2」において、10連ガチャが10回実行されて「STEP2」の終了条件が成立した後となる。
【0158】
また、初心者フェス管理部181aは、「初心者フェス」の「STEP2」における10連ガチャを実行可能な残り回数を示す残り回数情報として「10回」を設定する(S3-4)。すなわち、初心者フェス管理部181aは、「初心者フェス」の「STEP2」における10連ガチャを10回実行する権利をプレイヤIDに付与する。また、初心者フェス管理部181aは、プレイヤの所持するゲーム内通貨から、所定数のゲーム内通貨、具体的には本実施形態では、ゲーム内通貨「1500」を消費する処理も実行される。
【0159】
そして、初心者フェス管理部181aは、上記ステップS3-2~ステップS3-4の設定内容を初心者フェス情報として、プレイヤIDに対応付けてプレイヤ情報記憶部191に記憶する(S3-5)。また、初心者フェス管理部181aは、プレイヤ情報記憶部191に記憶した初心者フェス情報をプレイヤ端末1が取得可能にセットする。
【0160】
また、サーバ100の初心者フェス管理部181aは、購入情報(STEP3)を受信すると(S3-6のYES)、図6に示す関係に基づいて、「初心者フェス」の「STEP3」における10連ガチャを10回実行する権利の利用可能期間の設定を行う(S3-7)。具体的には、初心者フェス管理部181aは、利用可能期間として、「STEP2」における上記権利の購入時点から8日間を設定する。
【0161】
また、初心者フェス管理部181aは、「初心者フェス」の「STEP3」における10連ガチャを実行可能な残り回数を示す残り回数情報として「10回」を設定する(S3-8)。すなわち、初心者フェス管理部181aは、「初心者フェス」の「STEP3」における10連ガチャを10回実行する権利をプレイヤIDに付与する。また、初心者フェス管理部181aは、プレイヤの所持するゲーム内通貨から、所定数のゲーム内通貨、具体的には本実施形態では、ゲーム内通貨「3000」を消費する処理も実行される。
【0162】
そして、初心者フェス管理部181aは、上記ステップS3-7~ステップS3-8の設定内容を初心者フェス情報として、プレイヤIDに対応付けてプレイヤ情報記憶部191に記憶する(S3-9)。また、初心者フェス管理部181aは、プレイヤ情報記憶部191に記憶した初心者フェス情報をプレイヤ端末1が取得可能にセットする。
【0163】
また、図16に戻り、プレイヤ端末1は、初心者フェス情報をサーバ100から取得すると、上記ステップP3~上記ステップP6の処理を繰り返して実行する。また、サーバ100は、上記ステップS2~上記ステップS3の処理を繰り返して実行する。
【0164】
また、プレイヤ端末1のゲーム実行制御部80aは、アイテム獲得画面54(図13B)の操作可能な態様で表示された獲得操作部56aがタップされると、サーバ100へアイテム交換要求情報を送信する(P7)。
【0165】
サーバ100のアイテム獲得管理部184aは、アイテム交換要求情報を受信すると、プレイヤ情報更新処理を実行する(S4)。具体的には、アイテム獲得管理部184aは、プレイヤIDに付与されているアイテム獲得権利を消費して、タップされた獲得操作部56aに対応するアイテムをプレイヤに付与する(プレイヤIDに、そのゲーム媒体IDを関連付けて記憶する)。
【0166】
以上、添付図面を参照しながら実施形態の一態様について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変形例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に技術的範囲に属するものと了解される。
【0167】
上記実施形態では、「初心者フェス」の「STEP1」において、10連ガチャを10回実行すると、「STEP2」において10連ガチャを10回実行する権利が購入可能となる場合について示した。また、「STEP2」において、10連ガチャを10回実行すると、「STEP3」において10連ガチャを10回実行する権利が購入可能となる場合について示した。しかしながら、これに限定されず、「STEP1」において、10連ガチャを10回実行するよりも以前に、「STEP2」および「STEP3」において10連ガチャを10回実行する権利を購入可能としてもよい。
【0168】
また、上記実施形態では、各「STEP」において、共通の抽選テーブルを使用することとしたが、これに限定されない。例えば、各「STEP」において、少なくとも一部または全部のゲーム媒体の当選確率が異なる共通の抽選テーブルを使用することとしてもよい。例えば、「STEP1」よりも「STEP2」の方がフェス限定ゲーム媒体の当選確率が向上する抽選テーブルを使用することとしてもよい。また、「STEP2」よりも「STEP3」の方がフェス限定ゲーム媒体の当選確率が向上する抽選テーブルを使用することとしてもよい。
【0169】
いずれにしても、情報処理プログラムは、1または複数のコンピュータに以下の処理を遂行させればよい。
【0170】
(コンピュータが遂行する処理)
所定条件(上記実施形態では、一例として、チュートリアルが終了した場合)が成立した場合に第1期間(上記実施形態では、一例として、「STEP2」の販売期間)を設定する処理(上記実施形態では、一例として、ステップS1-3)。
第1期間(上記実施形態では、一例として、「STEP2」の販売期間)において、第1景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)を獲得する権利(上記実施形態では、一例として、「STEP2」における10連ガチャを10回実行する権利)を、対価(上記実施形態では、一例として、ゲーム内通貨)を消費して取得するための第1操作(上記実施形態では、一例として、「STEP2」の購入操作入力)を受け付け可能とする処理(上記実施形態では、一例として、ステップS2-9)。
第1景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)を獲得する権利(上記実施形態では、一例として、「STEP2」における10連ガチャを10回実行する権利)の取得後、所定の操作(上記実施形態では、一例として、抽選要求操作入力)の入力に基づいて、第1景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)をプレイヤIDに付与する処理(上記実施形態では、一例として、ステップ2-1~ステップS2-6、ステップS3-1~ステップS3-5)。
第1景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)を獲得する権利(上記実施形態では、一例として、「STEP2」における10連ガチャを10回実行する権利)の取得に基づいて、第2期間(上記実施形態では、一例として、「STEP3」の販売期間)を設定する処理(上記実施形態では、一例として、ステップS3-3)。
第2期間(上記実施形態では、一例として、「STEP3」の販売期間)において、第1景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)と同一もしくは異なる第2景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)を獲得する権利(上記実施形態では、一例として、「STEP3」における10連ガチャを10回実行する権利)を、対価(上記実施形態では、一例として、ゲーム内通貨)を消費して取得するための第2操作(上記実施形態では、一例として、「STEP3」の購入操作入力)を受け付け可能とする処理(上記実施形態では、一例として、ステップS2-11)。
第2景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)を獲得する権利(上記実施形態では、一例として、「STEP3」における10連ガチャを10回実行する権利)の取得後、所定の操作(上記実施形態では、一例として、抽選要求操作入力)の入力に基づいて、第2景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)をプレイヤIDに付与する処理(上記実施形態では、一例として、ステップ2-1~ステップS2-6、ステップS3-6~ステップS3-9)。
【0171】
また、第1期間(上記実施形態では、一例として、少なくとも「STEP2」の販売期間)において、第1景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)と同一もしくは異なる初期景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)を獲得する権利(上記実施形態では、一例として、「STEP1」における10連ガチャを10回実行する権利)を、対価(上記実施形態では、一例として、ゲーム内通貨)を消費せずに、プレイヤIDに付与する処理をコンピュータに遂行させてもよい(上記実施形態では、一例として、ステップS1-1~ステップS1-6)。
初期景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)を獲得する権利(上記実施形態では、一例として、「STEP1」における10連ガチャを10回実行する権利)の行使により、初期景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)をプレイヤIDに付与する処理をコンピュータに遂行させてもよい(上記実施形態では、一例として、ステップ2-1~ステップS2-6)。
第1操作(上記実施形態では、一例として、「STEP2」の購入操作入力)を受け付け可能とする処理は、初期景品(上記実施形態では、一例として、ゲーム媒体)を獲得する権利(上記実施形態では、一例として、「STEP1」における10連ガチャを10回実行する権利)の行使に基づいて、第1操作(上記実施形態では、一例として、「STEP2」の購入操作入力)を受け付け可能としてもよい(上記実施形態では、一例として、ステップS2-8、ステップS2-9)。
【0172】
なお、上記実施形態では、初期景品、第1景品、第2景品がいずれもガチャの抽選結果に基づいてプレイヤIDに付与される場合について示したが、これに限定されるものではない。すなわち、ゲーム内通貨を消費して、何らかのゲーム媒体(初期景品、第1景品、第2景品)を購入することとしてもよい。
【0173】
また、過去に実施された複数の選択種別(上記実施形態では、一例として、「フェス」のガチャ種別)の中から、直近に実施された選択種別を選択する処理をコンピュータに遂行させてもよい(上記実施形態では、一例として、ステップS1-4、ステップS2-2~ステップS2-3)。
選択された選択種別に対応する決定テーブルを参照して、複数種類の景品の中からいずれかを抽選により決定する処理をコンピュータに遂行させてもよい(上記実施形態では、一例として、ステップS2-3~ステップS2-5)。
また、抽選により決定された景品が、初期景品、第1景品または第2景品としてプレイヤIDに付与されてもよい(上記実施形態では、一例として、ステップS2-5)。
【0174】
また、所定条件は、ゲームの進行状況が所定状況となることを含んでもよい(上記実施形態では、一例として、チュートリアルが終了した場)。ただし、ゲームの進行状況が所定状況となる場合については、上記一例に限定されるものではない。例えば、プレイヤが予め設定された期間においてゲームにログインした場合に、ゲームの進行状況が所定状況となることとしてもよい。また、予め設定されたバトルゲームにおいて、プレイヤが勝利した場合に、ゲームの進行状況が所定状況となることとしてもよい。また、プレイヤが予め設定されたゲーム媒体を獲得(所持)した場合に、ゲームの進行状況が所定状況となることとしてもよい。
【0175】
なお、上記実施形態では、クライアントサーバシステムである情報処理システムSが、上記の各情報処理を行う。しかしながら、上記実施形態におけるサーバ100の機能は、プレイヤ端末1が備えてもよい。この場合、通信機能は必須ではなく、プレイヤ端末1がゲーム端末装置として機能する。また、上記実施形態におけるサーバ100のみが、サーバ装置として設けられてもよい。
【0176】
また、上記実施形態および変形例におけるプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的記憶媒体に格納され、記憶媒体として提供されてもよい。さらには、この記憶媒体を含むゲーム端末装置またはサーバ装置として提供されてもよい。また、上記実施形態および変形例は、各機能およびフローチャートに示すステップを実現する情報処理方法としてもよい。
【符号の説明】
【0177】
1 プレイヤ端末
100 サーバ
S 情報処理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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