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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134534
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】決済サービスに関する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/24 20120101AFI20240926BHJP
【FI】
G06Q20/24
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024038148
(22)【出願日】2024-03-12
(31)【優先権主張番号】10-2023-0036176
(32)【優先日】2023-03-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2023-0082767
(32)【優先日】2023-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】キム,ウンハ
(72)【発明者】
【氏名】イ,ヒョウン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ユンジン
(72)【発明者】
【氏名】ムン,ジホ
【テーマコード(参考)】
5L020
【Fターム(参考)】
5L020AA52
(57)【要約】
【課題】決済サービスに関する方法及び装置が開示される。
【解決手段】一実施形態に係る決済サービスを提供するサーバの動作方法は、決済サービスに接続した端末の国家関連情報を取得するステップと、国家関連情報に基づいて、端末に国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップと、端末に対応するアカウントの認証有無を確認するステップと、アカウントの認証有無に基づいてアカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するステップとを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
決済サービスを使用する端末の動作方法であって、
前記端末の国家関連情報を取得するステップと、
前記国家関連情報に基づいて、国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定するステップと、
前記端末に対応するアカウントの認証有無に基づいて前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記国家関連情報は前記端末の国番号を含み、
前記国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定するステップは、国際クレジットカード決済サービスを支援する国の国番号に基づいて、前記国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントの認証有無を確認するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アカウントの認証有無を確認するステップは、前記端末の番号に加入したユーザ情報と前記アカウントに対応して入力されたユーザ情報との一致の有無が認証された履歴があるか否かを確認するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アカウントは1つ以上の番号と連動される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントが認証されないとの確認に基づいて、前記国際クレジットカードを前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントが認証されたとの確認に基づいて、簡単決済を前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ユーザから決済手段を選択する入力を受信するステップと、
前記認証の有無及び前記選択された決済手段が認証を要求する決済手段であるか否かに基づいて、前記アカウントの認証のためのインターフェースを呼び出すステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
決済サービスを提供するサーバの動作方法であって、
前記決済サービスに接続した端末の国家関連情報を取得するステップと、
前記国家関連情報に基づいて、前記端末に国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップと、
前記端末に対応するアカウントの認証有無を確認するステップと、
前記アカウントの認証有無に基づいて、前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するステップと、
を含む、方法。
【請求項10】
前記国家関連情報は前記端末の国番号を含み、
前記端末に国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップは、国際クレジットカード決済サービスを支援する国の国番号に基づいて、前記国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントが認証されないとの確認に基づいて、前記国際クレジットカードを前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントが認証されたとの確認に基づいて、簡単決済を前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記端末から、選択された決済手段に対応する決済要求を受信するステップと、
前記アカウントの認証有無及び前記選択された決済手段が認証を要求する決済手段であるか否かに基づいて、前記端末に前記アカウントの認証のためのインターフェースを提供するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
ハードウェアと結合して請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行させるために媒体に格納される、コンピュータプログラム
【請求項15】
決済サービスを使用する端末であって、
前記端末の国家関連情報を取得し、
前記国家関連情報に基づいて、国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定し、
前記端末に対応するアカウントの認証有無に基づいて前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するプロセッサを含む、端末。
【請求項16】
前記プロセッサは、
前記決済手段のデフォルト値を決定することにおいて、
前記アカウントが認証されないとの確認に基づいて、前記国際クレジットカードを前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定する、請求項15に記載の端末。
【請求項17】
前記プロセッサは、
前記決済手段のデフォルト値を決定することにおいて、前記アカウントが認証されたとの確認に基づいて、簡単決済を前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定する、請求項15に記載の端末。
【請求項18】
前記プロセッサは、
ユーザから決済手段を選択する入力を受信し、
前記認証の有無及び前記選択された決済手段が認証を要求する決済手段であるか否かに基づいて、前記アカウントの認証のためのインターフェースを呼び出す、請求項15に記載の端末。
【請求項19】
決済サービスを提供するサーバであって、
前記決済サービスに接続した端末の国家関連情報を取得し、
前記国家関連情報に基づいて、前記端末に国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供し、
前記端末に対応するアカウントの認証有無を確認し、
前記アカウントの認証有無に基づいて前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するプロセッサを含む、サーバ。
【請求項20】
前記プロセッサは、
前記決済手段のデフォルト値を決定することにおいて、
前記アカウントが認証されないとの確認に基づいて、前記国際クレジットカードを前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定し、
前記アカウントが認証されたとの確認に基づいて、簡単決済を前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定する、サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、決済サービスに関する方法及び装置に関し、具体的に、決済サービスを提供するサーバ及び決済サービスを使用する端末に関する。
【背景技術】
【0002】
フィンテック(FinTech又はFinancial Technology)は、金融(Finance)と技術(Technology)の合成語であって、モバイル、ビッグデータ、SNSなどの先端情報技術に基づいた金融サービス及び産業を意味する。IT技術を活用して既存の金融サービスとは差別化されるサービスを提供する技術基盤サービスであり、代表的な事例として、モバイルを通した決済、送金、資産管理、クラウドファンディング、アプリカードサービスなどがある。非金融企業が保持技術を活用して支給決済のような金融サービスを利用者に直接提供し、簡単で便利な金融サービスを提供することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以下の実施形態により、海外番号を使用しているユーザに国際クレジットカードを決済手段として選択可能にし、海外端末を介して利用可能な決済サービスを提供することにある。
【0004】
但し、技術的な課題は、上述した技術的な課題に限定されるものではなく、他の技術的な課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一側面に係る決済サービスを使用する端末の動作方法は、前記端末の国家関連情報を取得するステップと、前記国家関連情報に基づいて、国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定するステップと、前記端末に対応するアカウントの認証有無に基づいて前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するステップとを含む。
【0006】
前記国家関連情報は前記端末の国番号を含み、前記国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定するステップは、国際クレジットカード決済サービスを支援する国の国番号に基づいて、前記国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定するステップを含むことができる。
【0007】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントの認証有無を確認するステップを含むことができる。
【0008】
前記アカウントの認証有無を確認するステップは、前記端末の番号に加入したユーザ情報と前記アカウントに対応して入力されたユーザ情報との一致の有無が認証された履歴があるか否かを確認するステップを含むことができる。
【0009】
前記アカウントは1つ以上の番号と連動されることができる。
【0010】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントが認証されないとの確認に基づいて、前記国際クレジットカードを前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定するステップを含むことができる。
【0011】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントが認証されたとの確認に基づいて、簡単決済を前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定するステップを含むことができる。
【0012】
前記決済サービスを使用する端末の動作方法は、ユーザから決済手段を選択する入力を受信するステップと、前記認証の有無及び前記選択された決済手段が認証を要求する決済手段であるか否かに基づいて、前記アカウントの認証のためのインターフェースを呼び出すステップをさらに含むことができる。
【0013】
一側面に係る決済サービスを提供するサーバの動作方法は、前記決済サービスに接続した端末の国家関連情報を取得するステップと、前記国家関連情報に基づいて、前記端末に国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップと、前記端末に対応するアカウントの認証有無を確認するステップと、前記アカウントの認証有無に基づいて、前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するステップとを含む。
【0014】
前記国家関連情報は前記端末の国番号を含み、前記端末に国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップは、国際クレジットカード決済サービスを支援する国の国番号に基づいて、前記国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップを含むことができる。
【0015】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントが認証されないとの確認に基づいて、前記国際クレジットカードを前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定するステップを含むことができる。
【0016】
前記決済手段のデフォルト値を決定するステップは、前記アカウントが認証されたとの確認に基づいて、簡単決済を前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定するステップを含むことができる。
【0017】
前記決済サービスを提供するサーバの動作方法は、前記端末から、選択された決済手段に対応する決済要求を受信するステップと、前記アカウントの認証有無及び前記選択された決済手段が認証を要求する決済手段であるか否かに基づいて、前記端末に前記アカウントの認証のためのインターフェースを提供するステップをさらに含むことができる。
【0018】
一側面に係る決済サービスを使用する端末は、前記端末の国家関連情報を取得し、前記国家関連情報に基づいて、国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定し、前記端末に対応するアカウントの認証有無に基づいて前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するプロセッサを含む。
【0019】
前記プロセッサは、前記決済手段のデフォルト値を決定することにおいて、前記アカウントが認証されないとの確認に基づいて、前記国際クレジットカードを前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定することができる。
【0020】
前記プロセッサは、前記決済手段のデフォルト値を決定することにおいて、前記アカウントが認証されたとの確認に基づいて、簡単決済を前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定することができる。
【0021】
前記プロセッサは、ユーザから決済手段を選択する入力を受信し、前記認証の有無及び前記選択された決済手段が認証を要求する決済手段であるか否かに基づいて、前記アカウントの認証のためのインターフェースを呼び出すことができる。
【0022】
一側面に係る決済サービスを提供するサーバは、前記決済サービスに接続した端末の国家関連情報を取得し、前記国家関連情報に基づいて、前記端末に国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供し、前記端末に対応するアカウントの認証有無を確認し、前記アカウントの認証有無に基づいて前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するプロセッサを含む。
【0023】
前記プロセッサは、前記決済手段のデフォルト値を決定することにおいて、前記アカウントが認証されないとの確認に基づいて、前記国際クレジットカードを前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定し、前記アカウントが認証されたとの確認に基づいて、簡単決済を前記アカウントに対応する決済手段のデフォルト値として決定する。
【発明の効果】
【0024】
以下の実施形態により、海外番号を利用するユーザに国際クレジットカードを決済手段として選択可能にし、海外端末を介しても利用可能な決済サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】一実施形態に係る決済のためのシステムの概要を例示する図である。
図2】一実施形態に係る決済サービスを使用する端末の動作方法のフローチャートである。
図3】一実施形態に係る海外番号を使用する端末に提供される決済に関するアプリのインターフェース画面を例示する図である。
図4A】一実施形態に係る海外番号を使用する認証されていないアカウントの端末に提供される決済に関するアプリのインターフェース画面を例示する図である。
図4B】一実施形態に係る海外番号を使用する認証されていないアカウントの端末に提供される決済に関するアプリのインターフェース画面を例示する図である。
図5A】一実施形態に係る認証されたアカウントの端末に提供される決済に関するアプリのインターフェース画面を例示する図である。
図5B】一実施形態に係る認証されたアカウントの端末に提供される決済に関するアプリのインターフェース画面を例示する図である。
図6】一実施形態に係るアカウントの認証を要求する決済手段が選択された場合に提供される認証のためのインターフェースを説明するための図である。
図7】一実施形態に係るアカウントの認証が要求される決済手段と、アカウントの認証が要求されない決済手段とが区分して表示されるインターフェース画面を例示する図である。
図8】一実施形態に係る決済サービスを提供するサーバの動作方法のフローチャートである。
図9】一実施形態に係る決済サービスのためのシステムのハードウェア構成の例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は、単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されることなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0027】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に、第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0028】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0029】
単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0030】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含み、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0031】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。図面を参照して説明する際に、図面符号に拘わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0032】
図1は、一実施形態に係る決済のためのシステムの概要を例示する図である。
【0033】
図1を参照すると、一実施形態に係る決済のためのシステム100は、端末110、サーバ120、及びネットワーク130を含む。サーバ120及び端末110の具体的なハードウェア構成については以下で説明する。
【0034】
一実施形態に係るサーバ120は、決済サービスを提供するサーバを含む。決済サービスは、無線インターネット又は無線通信網のようなネットワーク130を介してソーシャルコマースプラットフォームで販売する商品及び/又はサービスをクレジットカードなどの様々な決済手段を用いて決済できるように支援するサービスを意味する。例えば、決済サービスは、登録されたカードあるいは口座情報を利用した簡単決済機能、ポイント(例えば、クレジットカードポイント又は様々なタイプのリワード)を利用した決済機能、及びカードあるいは口座情報を入力して実行される決済機能のうち少なくとも1つを提供してもよい。「簡便決済」又は「簡便決済機能」とは、迅速かつ簡単に決済を処理できる多様な方法を広範囲に意味し、ここれ、ユーザが取引完了のために毎回決済関連情報を手動で入力しなくてもできるようにし、ユーザの決済過程を円滑にすることも含まれる。
【0035】
簡単決済機能は、決済サービスで支援する簡単かつ迅速な手続だけで実行される決済機能を意味する。例えば、簡単決済機能は、認証された本人名義のカードあるいは銀行口座で簡単決済サービスの口座でお金を充電しておいて決済する方式のポイント増加型簡単決済機能、及び認証された本人名義のチェックカードあるいは銀行口座を予め連結して決済するときのみ銀行口座でお金を支払うモバイルチェックカード方式の銀行口座及びカード決済仲介型簡単決済機能を含み、これに限定されない。
【0036】
一実施形態に係るサーバ120は、フィンテック(FinTech)サービスを提供するサーバを含む。フィンテックサービスは、情報技術(IT)を利用した金融サービスで、無線インターネット又は無線通信網のようなネットワーク130を介して提供される預金、決済、送金などのモバイルバンキング及び決済に関するサービスを意味する。
【0037】
サーバ120は、ユーザインターフェース(UI)、機能(function)、動作(operation)、又は、サービスなどのために端末110で実行された決済サービスに関するアプリケーション(以下、アプリ)あるいは決済サービスに関するウェブと連動されてもよい。以下、決済サービスに関するアプリは決済アプリに称し、決済サービスに関するウェブは決済ウェブに称する。
【0038】
端末110は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、ネットブック、ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Appliance)、スマートフォン、ウェアラブルデバイス(Wearable device)、及び類似の機能を行う様々な装置を含んでもよい。
【0039】
端末110は、サーバで提供する決済アプリ又は決済ウェブによって駆動される。ユーザは、端末110で決済アプリ又は決済ウェブを実行してサーバ120で提供する決済サービスを使用することができる。ユーザは、決済アプリ又は決済ウェブを介して決済サービスに加入してユーザアカウントを生成することができる。ユーザは、決済サービスに加入したユーザアカウントの端末110を介して決済サービスを使用できる。決済サービスに加入したユーザアカウントの端末110は、決済サービスに加入したユーザアカウントでログインされた端末を意味する。
【0040】
一実施形態に係るサーバ120は、ネットワーク130を介して決済サービスと連動されたインスタントメッセージングサービス(instant messaging service)を提供するサーバを含む。インスタントメッセージングサービスは、無線インターネット又は無線通信網のようなネットワーク130を介してテキストメッセージ、音声メッセージ、メディアファイルなどのようなインスタントメッセージをリアルタイム送信し、複数のユーザがリアルタイムチャットできるようにするサービス及びそれに関するサービスを含んでもよい。
【0041】
一実施形態に係るサーバ120は、インスタントメッセージングサービスあるいはインスタントメッセージングサーバと連動されてもよい。サーバ120は、インスタントメッセージングサービスと連動された決済サービスを提供してもよく、インスタントメッセージングサーバと連動して決済サービスを提供してもよい。例えば、決済サービスで決済を要求する情報、決済が完了したという情報は、インスタントメッセージングサービスで提供するチャットルームを介してメッセージの形態に送信されてもよい。例えば、ユーザはインスタントメッセンジャーを介して決済サービスに接続してもよい。ユーザは、インスタントメッセージングサービスに加入したユーザアカウントを用いて決済サービスを使用することができる。あるいは、ユーザは、決済サービスに加入したユーザアカウントを用いてインスタントメッセージングサービスを使用することができる。
【0042】
図2は、一実施形態に係る決済サービスを使用する端末の動作方法のフローチャートである。
【0043】
一実施形態に係る端末は、図1を参照して上述した端末110に該当し、決済サービスは、サーバ120で提供するサービスに当該する。上述したように、端末は、決済に関するアプリあるいは決済に関するウェブを実行してサーバ120で提供する決済サービスを使用することができる。
【0044】
図2を参照すると、一実施形態に係る決済サービスを使用する端末の動作方法は、端末の国家関連情報を取得するステップS210を含む。端末の国家関連情報は、端末が位置する国家あるいは端末が使用される国家を指示する情報であり、例えば、端末の国番号を含み、これに限定されない。端末の国番号は、端末の携帯電話番号から取得されてもよい。端末の携帯電話番号は国番号を含む。国番号は、一つの国に位置する移動端末に他の国に位置する移動端末へ電話をかけるときに使用され、ITU-Tの標準に応じて+記号と最小一桁から最大三桁の数字に構成されている番号である。例えば、韓国の国番号は+82、日本の国番号は+81、アメリカとカナダの国番号は+1である。
【0045】
一実施形態に係る決済サービスを使用する端末の動作方法は、国家関連情報に基づいて、海外カード(海外クレジットカード、国際クレジットカード(international credit card)もしくは国際カード)を決済手段のうちの1つとして設定するステップS220を含む。国番号から端末の番号が国内番号であるか海外番号であるかが判断される。端末が海外番号を使用すると判断された場合、国際クレジットカードが決済手段のうちの1つに設定されてもよい。例えば、図3に示す決済に関するアプリのインターフェース画面301を参照すると、ユーザが選択できる決済手段のリストに国際クレジットカード決済リスト310が追加されてもよい。ユーザは、決済手段のリストに含まれているリストのいずれか1つを選択し、サーバに選択されたリストの決済手段として決済を要求してもよい。一実施形態によれば、簡単決済方式を容易にするために、端末で使用する国番号に基づいて国際クレジットカードを設定する過程が自動に行われてもよい。
【0046】
一実施形態に係る国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定するステップS220は、国番号が国際クレジットカード決済サービスを支援する国番号である場合、国際クレジットカードを決済手段のうちの1つとして設定するステップを含んでもよい。言い換えれば、端末の国番号が国内を除いた海外国家のうち決済アプリで国際クレジットカード決済サービスを支援する国番号である場合、国際クレジットカードが決済手段のうちの1つとして設定されてもよい。例えば、端末の国番号が+82(韓国)である場合、決済アプリでアメリカ及び日本の国際クレジットカード決済サービスを支援する場合、端末の国番号がアメリカの国番号である+1、又は、日本の国番号である+81であれば、国際クレジットカードが決済手段のうちの1つとして設定されてもよい。一実施形態によれば、国番号が国際クレジットカード決済サービスを支援する国番号である場合、決済手段の1つとして国際クレジットカードを設定する過程が簡便決済方式を容易にするために端末で自動に行われてもよい。
【0047】
一実施形態に係る決済サービスを使用する端末の動作方法は、端末に対応するアカウントの認証有無に基づいて、アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するステップS230を含む。
【0048】
一実施形態に係るステップS230は、端末に対応するアカウントの認証有無を確認するステップを含む。端末に対応するアカウントは、端末を介してログインされたアカウントを意味する。
【0049】
一実施形態に係る端末に対応するアカウントの認証有無を確認するステップは、端末の番号に加入したユーザ情報とアカウントに対応して入力されたユーザ情報の一致の有無と認証された履歴があるか否かを確認するステップを含んでもよい。アカウントの認証履歴がある場合、当該アカウントは認証されたものと確認される。
【0050】
アカウントは1つ以上の番号(例えば、国内番号、海外国番号などの国番号)と連動されてもよい。国内番号を利用する端末でアプリにログインした場合、ログインした1つのアカウントに国内番号が連動されてもよい。海外番号を利用する端末で当該アカウントにログインしてアプリを使用する場合、当該アカウントに海外番号が連動され得る。当該アカウントに海外番号が連動されている場合、国内番号の連動情報は削除されたり代替される代わりに維持されることができる。アカウントの認証有無は、連動された番号のうち少なくとも1つに対する認証が行われた場合に認証されたものと判断され得る。
【0051】
決済手段のデフォルト値は、決済手段選択に対するユーザの入力が受信される前に設定されている決済手段を指示する値である。例えば、ユーザが利用できる決済手段に第1決済手段及び第2決済手段が含まれている場合、デフォルト値が第1決済手段として設定されていれば、ユーザにより他の決済手段を選択する入力が受信される前に決済手段は第1決済手段として設定されてもよい。
【0052】
一実施形態に係る決済手段のデフォルト値を決定するステップS230は、アカウントが認証されないと確認された場合、国際クレジットカードを決済手段のデフォルト値として決定するステップを含んでもよい。例えば、図4Aに示す決済に関するアプリのインターフェース画面401を参照すると、アカウントが認証されないと確認された場合、決済手段選択に対するユーザの入力が受信されなければ、国際クレジットカード決済リスト410が決済手段として選択されていることがある。国際クレジットカード決済リスト410の他に異なる決済手段リストは、国際クレジットカード決済リスト410と区分されて表示されてもよい。一例として、国際クレジットカード決済リスト410の他に異なる決済手段リストは、本人認証必須決済手段リスト420にグルーピングして表示されてもよい。本人認証必須決済手段リスト420を選択する入力により簡単決済、携帯電話決済、振込のような本人認証を要求する決済手段のリストが表示されてもよい。アカウントが認証されていない場合、本人認証必須決済手段リスト420に含まれたリストは、決済手段として選択することが制限される。あるいは、本人認証必須決済手段リスト420に含まれているリストが決済手段として選択されている場合に本人認証が要求され、本人認証が完了した後決済手段として選択されてもよい。
【0053】
例えば、図4Bに示す決済に関するアプリのインターフェース画面402を参照すると、決済対象商品が国際クレジットカード決済を支援しない商品(例えば、引替券、仲介配送商品)である場合、認証されていないユーザアカウントの端末に国際クレジットカード決済リストは露出されない。一例として、決済対象商品が国際クレジットカード決済を支援しない商品である場合、簡単決済リスト430が決済リストのデフォルト値として決定されてもよい。
【0054】
一実施形態に係るステップS230は、アカウントが認証されたものと確認された場合、簡単決済を決済手段のデフォルト値として決定するステップを含んでもよい。例えば、図5Aに示す決済に関するアプリのインターフェース画面501を参照すると、アカウントが認証された場合、決済手段選択に対するユーザの入力が受信されなければ、第1簡単決済リスト510が決済手段として選択されていてもよい。第1簡単決済リスト510ではない他の決済手段リストを選択するユーザの入力が受信されれば、選択されたリストに対応する決済リストが決済手段として選択されてもよい。
【0055】
図5Bに示す決済に関するアプリのインターフェース画面502を参照すると、認証されたアカウントの国番号が海外番号である場合、国際クレジットカード決済のリスト520が決済手段として露出される。国際クレジットカード決済のリスト520を選択するユーザの入力が受信されれば、決済手段が簡単決済から国際クレジットカードに変更されてもよい。一方、認証されたアカウントの国番号が海外国番号でない場合、国際クレジットカード決済の項目520が決済手段のオプションとして露出されない。
【0056】
一実施形態に係る決済サービスを使用する端末の動作方法は、決済手段を選択する入力を受信するステップと、アカウントの認証有無及び選択された決済手段が認証を要求する決済手段であるか否かに基づいて、アカウントの認証のためのインターフェースを呼び出すステップを含む。
【0057】
認証されていないアカウントのユーザからアカウントの認証を要求する決済手段を選択する入力が受信された場合、認証のためのインターフェースが呼び出される。例えば、図6を参照すると、決済手段選択のためのインターフェース画面601を介して、認証されていないアカウントのユーザからアカウントの認証を要求するクレジットカード決済のリスト610を決済手段として選択する入力が受信された場合、認証のためのインターフェースが呼び出されることを知らせるインターフェース画面602が表示されてもよい。
【0058】
認証のためのインターフェースを介してアカウントの認証が実行されれば、選択した決済手段で決済されることができる。例えば、図6を参照すると、認証のためのインターフェースを介してアカウントの認証が実行されれば、選択されたクレジットカード決済を行うためのインターフェース画面603が表示される。
【0059】
アカウントの認証が失敗すれば、決済手段を再び選択することを要求する。例えば、図6を参照すると、アカウントの認証が失敗すれば、再び決済手段選択のためのインターフェース画面601が表示されてもよい。一実施形態にによれば、アカウントの認証が失敗した場合、インターフェースを介して認証を要求しない決済手段を選択することをガイドするメッセージが表示されてもよい。
【0060】
一実施形態によれば、決済手段選択のためのインターフェースは、アカウントの認証が要求される決済手段とアカウントの認証が要求されない決済手段とを区分して表示することができる。例えば、図7に示す決済に関するアプリのインターフェース画面701を参照すると、決済手段は、アカウントの認証が要求されるか否かに応じて、アカウントの認証が要求される決済手段のリスト710及びアカウントの認証が要求されない決済手段のリスト720に区分して表示されてもよい。
【0061】
一実施形態によれば、端末の国家関連情報及び端末に対応するアカウントの認証有無のうち少なくとも1つに基づいて、端末のユーザに露出される決済手段のリストに含まれている決済手段のリストが決定されることができる。
【0062】
一例として、端末の国家関連情報に基づいているとき、端末が使用される国で利用可能な決済手段のリストが端末のユーザに露出される決済手段のリストに含まれてもよい。端末が使用される国が国内であるか海外であるかに応じて、決済手段のリストに含まれている決済手段のリストの個数が異なり、決済手段のリストに含まれている決済手段の類型も異なる。
【0063】
一例として、端末に対応するアカウントが認証された場合、認証されたアカウントが利用可能な決済手段のリストが端末のユーザに露出される決済手段のリストに含まれてもよい。一例として、端末に対応するアカウントが認証されていない場合、認証されていないアカウントに利用が制限される決済手段のリストは、ユーザに露出される決済手段のリストから除外される。
【0064】
一実施形態によれば、端末の国家関連情報及び端末に対応するアカウントの認証有無のうち少なくとも1つに基づいて、決済手段のリストに含まれた決済手段リストの順序が決定されてもよい。一例として、デフォルト値として決定された決済手段のリストが決済手段のリストの最上端に位置するよう決済手段のリストに含まれた決済手段リストの順序が決定されてもよい。決済手段のリストに含まれた決済手段リストの順序は、ユーザの設定に応じて決定されてもよい。
【0065】
一実施形態によれば、決済手段のリスト内の位置に応じて決済手段のリストが表示される大きさが決定されてもよい。例えば、決済手段のリストの最上端に位置する決済手段のリストは、他の決済手段のリストよりも大きく表示されてもよい。
【0066】
図8は、一実施形態に係る決済サービスを提供するサーバの動作方法のフローチャートである。
【0067】
一実施形態に係るサーバ及び端末はそれぞれ図1を参照して説明したサーバ120及び端末110に該当し、決済サービスは、サーバ120で提供するサービスに当該する。上述したように、端末は決済に関するアプリあるいは決済に関するウェブを実行し、サーバ120で提供する決済サービスを利用あるいは決済サービスに接続することができる。
【0068】
図8を参照すると、一実施形態に係る決済サービスを提供するサーバの動作方法は、決済サービスに接続した端末の国家関連情報を取得するステップS810、国家関連情報に基づいて、端末に国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップS820、端末に対応するアカウントの認証有無を確認するステップS830、及びアカウントの認証有無に基づいて、アカウントに対応する決済手段のデフォルト値を決定するステップS840を含む。
【0069】
一実施形態によれば、国家関連情報は端末の国家情報を含む。端末の国番号は、端末の携帯電話番号から取得され得る。国番号は、端末からサーバに送信され得る。
【0070】
一実施形態によれば、端末の国番号から端末の番号が国内番号であるか海外番号であるかを判断することができる。端末が海外番号を使用すると判断された場合、サーバは、決済アプリあるいは決済ウェブを介して国際クレジットカードを決済手段のオプションとして端末に提供することができる。言い換えれば、ユーザが選択可能な決済手段のオプションとして国際クレジットカードが追加され得る。
【0071】
一実施形態に係るステップS820は、国番号が国際クレジットカード決済サービスを支援する国番号である場合、国際クレジットカードを決済手段のオプションとして提供するステップを含む。端末が海外番号を使用し、海外番号に対応する海外国家が国際クレジットカード決済サービスを支援する国番号である場合、サーバは、決済アプリあるいは決済ウェブを介して国際クレジットカードを決済手段のオプションとして端末に提供できる。
【0072】
一実施形態に係るサーバは、端末に対応するアカウントの認証有無を確認することができる。端末に対応するアカウントは、端末を介してログインされたアカウントを意味する。
【0073】
一実施形態に係る端末に対応するアカウントの認証有無を確認するステップS830は、端末の番号に加入したユーザ情報とアカウントに対応して入力されたユーザ情報の一致の有無が認証された履歴があるか否かを確認するステップを含んでもよい。一例として、アカウントの認証履歴は、サーバ内のメモリあるいはサーバでアクセス可能な外部メモリに格納されてもよい。サーバは、格納されたアカウントの認証履歴があるか否かを確認し、アカウントの認証履歴がある場合、当該アカウントを認証されたアカウントとして確認することができる。
【0074】
一実施形態に係るステップS840は、上述したステップS230と実行主体だけが異なり、同じ動作に当該する。一例として、決済手段のデフォルト値を決定するステップS840は、アカウントが認証されないと確認された場合、国際クレジットカードを決済手段のデフォルト値として決定するステップを含んでもよい。一例として、決済手段のデフォルト値を決定するステップS840は、アカウントが認証されたものと確認された場合、簡単決済を決済手段のデフォルト値として決定するステップを含んでもよい。
【0075】
サーバで決済手段のデフォルト値が決定された場合、サーバはデフォルト値の決済手段が選択されていることを指示する決済手段選択のためのインターフェースを端末に提供することができる。端末は、1つ以上の決済手段を選択可能な決済手段のオプションとして表示できる。端末は、決済手段のデフォルト値が決済手段として選択されていることを表示できる。
【0076】
一実施形態に係るサーバの動作方法は、端末から選択された決済手段に対応する決済要求を受信するステップと、アカウントの認証有無及び選択された決済手段が認証を要求する決済手段であるか否かに基づいて、端末にアカウントの認証のためのインターフェースを提供するステップをさらに含んでもよい。一例として、認証されていないアカウントの端末からアカウントの認証を要求する決済手段に対応する決済要求が受信された場合、サーバは、認証のためのインターフェースを端末に提供することができる。
【0077】
認証のためのインターフェースを介してアカウントの認証が実行されれば、サーバは選択した決済手段で決済を行うことができる。アカウントの認証が失敗すれば、サーバは、端末のインターフェースを介して決済手段を再び選択することを要求できる。
【0078】
図9は、一実施形態に係る決済サービスのためのシステムのハードウェア構成の例示図である。
【0079】
図9を参照すると、一実施形態に係るシステム(例えば、図1に示すシステム100)は、ネットワーク130を介して接続された端末110、サーバ120を含む。
【0080】
一実施形態に係る端末110は、コンピュータ装置で実現されるモバイル端末であってもよい。一例として、端末110は、無線又は有線通信方式を用いてネットワーク130を介してサーバ120及び/又は他の電子機器と通信することができる。
【0081】
一実施形態に係るサーバ120は、端末110及び/又は他のサーバとネットワーク130を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置又は複数のコンピュータ装置に実現される。通信方式は制限されず、ネットワーク130が含まれる通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式、機器間の近距離無線通信方式を含んでもよい。例えば、ネットワーク130は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでもよい。
【0082】
一実施形態によれば、サーバ120は、ネットワーク130を介して接続した端末110にアプリケーションをインストールするためのファイルを提供することができる。この場合、端末110は、サーバ120から提供されたファイルを用いてアプリケーション(例えば、決済アプリ、決済ウェブあるいはインスタントメッセンジャー)をインストールしてもよい。また、端末110が含むオペレーティングシステム(Operating System、OS)及び少なくとも1つのプログラム(例えば、ブラウザ又はインストールされたアプリケーション)の制御により、サーバ120に接続してサーバ120が提供するサービス又はコンテンツが提供されてもよい。例えば、端末110がアプリケーションの制御によりネットワーク130を介してサービス要求メッセージをサーバ120に送信すると、サーバ120は、サービス要求メッセージに対応するコードを端末110に送信し、端末110は、アプリケーションの制御に応じてコードによる画面を構成して表示することで、ユーザにコンテンツを提供することができる。
【0083】
一実施形態によれば、端末110及びサーバ120は、メモリ911,921、プロセッサ913,923、通信モジュール915,925、及び入出力インターフェース917,927を含む。
【0084】
一実施形態に係るプロセッサ913,923は、図1図8を参照して前述した少なくとも1つの動作を行うことができる。例えば、プロセッサ913は、図1図7を参照して前述した決済サービスを使用する端末110で実行される少なくとも1つの動作を実行し、プロセッサ923は、図8を参照して前述した決済サービスに関する少なくとも1つの動作を行ってもよい。プロセッサ913,923は、基本的な算術、ロジック、及び入出力演算を行うことによって、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成される。命令は、メモリ911,921又は通信モジュール915,925によりプロセッサ913,923に提供されてもよい。
【0085】
メモリ911,921は、コンピュータで読み出し可能な記録媒体として、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよい。一実施形態に係るメモリ911,921は、図1図7を参照して前述した決済アプリあるいは決済ウェブの駆動のための情報を格納してもよい。一例として、メモリ921は、決済サービスに加入したユーザアカウント情報及びチャットルーム情報を格納してもよい。
【0086】
一実施形態に係るメモリ911は、サーバ120でネットワーク130を介して提供するファイルによって端末110にインストールされて駆動する決済アプリあるいは決済ウェブのためのコードを含んでもよい。
【0087】
一実施形態に係るメモリ921は、図1図7を参照して前述した決済サービスのための動作が具現されたプログラムを格納してもよい。
【0088】
一実施形態に係る通信モジュール915,525は、ネットワーク130を介して端末110、サーバ120が互いに通信するための機能を提供し、他の電子機器又は他のサーバと通信するための機能を提供することができる。
【0089】
一例として、端末110のプロセッサ913がメモリ911のような記録装置に格納された決済アプリあるいは決済ウェブに関するプログラムコードに応じて生成した要求が、通信モジュール915の制御によりネットワーク130を介してサーバ120に送信されてもよい。
【0090】
一例として、サーバ120のプロセッサ923の制御により提供される制御信号又は命令、コンテンツ、ファイルなどが通信モジュール925とネットワーク130を経て端末110の通信モジュール915を介して端末110に受信されてもよい。
【0091】
入出力インターフェース917,527は、入出力装置919とのインターフェースのための手段であってもよい。例えば、入力装置はキーボード又はマウスなどの装置を、そして出力装置は、アプリケーションの通信セッションを表示するためのディスプレイのような装置を含んでもよい。異なる例として、入出力インターフェース917は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに組み込まれた装置とのインターフェースのための手段であってもよい。より具体的な例として、端末110のプロセッサ913は、メモリ911にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理することにおいて、サーバ120が提供するデータを用いて構成されるサービス画面又はコンテンツが入出力インターフェース917を介してディスプレイに表示されてもよい。ユーザから受信された入出力装置919を通した入力は、入出力インターフェース917を介して端末110のプロセッサ913で処理可能な形態に提供される。
【0092】
一実施形態によれば、端末110及びサーバ120は、図9に示されていない他の構成要素を含んでもよい。例えば、端末110は、上述した入出力装置919のうち少なくとも一部を含むように実現されたり、又は、トランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0093】
以上で説明した実施形態は、ハードウェアコンポーネント、ソフトウェアコンポーネント、及び/又はハードウェアコンポーネント及びソフトウェアコンポーネントの組み合わせで具現されることができる。例えば、実施形態で説明する適応スーパーサンプリング装置、方法及びコンポーネントは、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmeticlogicunit)、デジタル信号プロセッサ(digitalsignalprocessor)、マイクロコンピュータ、FPGA(FieldProgrammablegatearray)、PLU(Programmablelogicunit)、マイクロプロセッサ又はコマンドを実行して応答できる他の適応型スーパーサンプリング装置のように汎用コンピュータ又は特殊目的のコンピュータを使用して具現することができる。処理適応的スーパーサンプリング装置は、オペレーティングシステム(OS)及び上記オペレーティングシステム上で実行されるソフトウェアアプリケーションを実行することができる。また、処理適応的スーパーサンプリング装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成してもよい。理解の便宜のために、処理適応的スーパーサンプリング装置は1つが使用されるものと説明された場合もあるが、当該の技術分野で通常の知識を有する者は、処理適応的スーパーサンプリング装置が複数の処理要素(processingelement)及び/又は複数タイプの処理要素を含み得ることが分かる。例えば、処理適応スーパーサンプリング装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0094】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令(instruction)、又はそのいずれかの組み合わせを含んでもよく、希望のように処理適応的スーパーサンプリング装置を構成したり独立的又は結合的に(collectively)処理適応的スーパーサンプリング装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理適応スーパーサンプリング装置によって解釈されるか、処理適応スーパーサンプリング装置に命令又はデータを提供するために、いずれかのタイプの機械、コンポーネント、物理適応スーパーサンプリング装置、仮想適応スーパーサンプリング装置、コンピュータ記憶媒体、又は適応スーパーサンプリング装置、又は送信される信号波に永久的に具体化することができる。ソフトウェアは、ネットワーク接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された方法で格納又は実行されてもよい。ソフトウェア及びデータは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することができる。
【0095】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0096】
上記で説明したハードウェア適応的スーパーサンプリング装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモデルとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0097】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0098】
したがって、他の具現、他の実施形態及び特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9