(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134569
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】予約受付システム及び電話機、携帯情報端末
(51)【国際特許分類】
H04M 1/00 20060101AFI20240927BHJP
H04M 1/72 20210101ALI20240927BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20240927BHJP
【FI】
H04M1/00 R
H04M1/72
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044823
(22)【出願日】2023-03-21
(71)【出願人】
【識別番号】000134707
【氏名又は名称】株式会社ナカヨ
(74)【代理人】
【識別番号】100144358
【弁理士】
【氏名又は名称】藤掛 宗則
(72)【発明者】
【氏名】元花 岳史
(72)【発明者】
【氏名】今井 崇
【テーマコード(参考)】
5K127
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5K127BA01
5K127BA03
5K127DA13
5K127GA12
5K127HA02
5K127JA01
5K127JA04
5K127JA09
5K127JA42
5L010AA03
5L049AA03
(57)【要約】
【課題】利用者が携帯端末に保存された電話番号やメールアドレスなどの個人情報を提供しなくとも、予約者に予約の順番が到来したことを通知することができる予約受付システムを提供する。
【解決手段】電話機1は、NFC装置100を介して携帯情報端末2から予約依頼情報を取得した場合、NFC装置100を介して携帯情報端末2に呼出コードを出力する。電話機1は、予約依頼情報の取得順に、当該予約依頼情報とこれに応じて出力された呼出コードとが関連付けて格納される予約者リストを記憶し、直近に取得した予約依頼情報とこれに応じて出力された呼出コードとを予約者リストの最後尾に格納する。電話機1は、所定の操作を受け付けたことを契機に予約者リストの最前列の呼出コードを抽出し、呼制御サーバを介して、抽出した呼出コードに対応する携帯情報端末2に対して呼出に関する情報を発信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
公衆回線網に接続される電話機と、当該電話機に接続される近距離無線通信装置と、当該電話機の通信を制御する呼制御サーバと、当該近距離無線通信装置との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信が可能な近距離無線通信ユニットを有するとともに、当該公衆回線網と無線通信を行う無線通信手段を有する携帯情報端末を有する予約受付システムであって、
前記電話機は、
前記近距離無線通信装置を介して前記携帯情報端末から取得した情報が予約依頼情報であるか否かを判別する判別手段と、
前記予約依頼情報を取得した場合、前記近距離無線通信装置を介して前記携帯情報端末に呼出コードを出力する呼出コード出力手段と、
前記予約依頼情報の取得順に、当該予約依頼情報とこれに応じて出力された前記呼出コードとが関連付けて格納される予約者リストを記憶する予約者リスト記憶手段と、
直近に取得した予約依頼情報とこれに応じて出力された呼出コードとを前記予約者リストの最後尾に格納する予約制御手段と、
前記呼制御サーバを介して、前記携帯情報端末に対して呼出に関する情報を発信する呼出制御手段と、を有し、
前記携帯情報端末は、
前記予約依頼情報を記憶する予約依頼情報記憶手段と、
前記近距離無線通信ユニットを介して出力された前記予約依頼情報に基づいて前記電話機が出力した前記呼出コードを記憶する呼出コード記憶手段と、
前記呼出コードを前記呼制御サーバに登録する登録手段と、を有し、
前記呼出制御手段は、前記電話機が所定の操作を受け付けたことを契機に、前記予約者リストの最前列の呼出コードを抽出し、前記呼制御サーバを介して、抽出した呼出コードに対応する前記携帯情報端末に対して呼出に関する情報を発信することを特徴とする、
予約受付システム。
【請求項2】
前記電話機の前記呼出制御手段は、前記携帯情報端末に対する呼出に関する情報の発信に対して当該携帯情報端末からの応答がなかった場合に、当該携帯情報端末に対応する呼出コードの予約者リスト上の位置を繰り下げる処理を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の予約受付システム。
【請求項3】
前記電話機は、前記呼出制御手段による呼出に関する情報の発信回数をカウントする発信カウント手段を有し、
前記呼出制御手段は、前記発信回数が所定の回数を超えた場合に、当該携帯情報端末に対応する呼出コードを予約者リスト上から削除する処理を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の予約受付システム。
【請求項4】
前記携帯情報端末は、前記呼出制御手段による呼出に関する情報の受信回数をカウントする受信カウント手段を有し、
前記登録手段は、前記受信回数が所定の回数を超えた場合に、前記呼制御サーバに登録した前記呼出コードを当該呼制御サーバから削除する処理を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の予約受付システム。
【請求項5】
前記携帯情報端末は、前記予約者リストを閲覧する閲覧手段を有することを特徴とする、
請求項1に記載の予約受付システム。
【請求項6】
前記呼出コードは、前記電話機に予め記憶された一時的な使用が可能な一時電話番号であることを特徴とする、
請求項1乃至4いずれか一項に記載の予約受付システム。
【請求項7】
公衆回線網に接続される電話機と、当該電話機に接続される近距離無線通信装置と、当該電話機の通信を制御する呼制御サーバと、当該近距離無線通信装置との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信が可能な近距離無線通信ユニットを有するとともに、当該公衆回線網と無線通信を行う無線通信手段を有する携帯情報端末を有する予約受付システムの当該電話機であって、
前記近距離無線通信装置を介して前記携帯情報端末から取得した情報が予約依頼情報であるか否かを判別する判別手段と、
前記予約依頼情報を取得した場合、前記近距離無線通信装置を介して前記携帯情報端末に呼出コードを出力する呼出コード出力手段と、
前記予約依頼情報の取得順に、当該予約依頼情報とこれに応じて出力された前記呼出コードとが関連付けて格納される予約者リストを記憶する予約者リスト記憶手段と、
直近に取得した予約依頼情報とこれに応じて出力された呼出コードとを前記予約者リストの最後尾に格納する予約制御手段と、
前記電話機が所定の操作を受け付けたことを契機に、前記予約者リストの最前列の呼出コードを抽出し、前記呼制御サーバを介して、抽出した呼出コードに対応する前記携帯情報端末に対して呼出に関する情報を発信する呼出制御手段と、を有することを特徴とする、
電話機。
【請求項8】
公衆回線網に接続される電話機と、当該電話機に接続される近距離無線通信装置と、当該電話機の通信を制御する呼制御サーバと、当該近距離無線通信装置との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信が可能な近距離無線通信ユニットを有するとともに、当該公衆回線網と無線通信を行う無線通信手段を有する携帯情報端末を有する予約受付システムの当該携帯情報端末であって、
予約依頼情報を記憶する予約依頼情報記憶手段と、
前記近距離無線通信ユニットを介して出力された前記予約依頼情報に基づいて、前記携帯情報端末に対して呼出に関する情報を発信するために前記電話機が出力した呼出コードを記憶する呼出コード記憶手段と、
前記呼出コードを前記呼制御サーバに登録する登録手段と、を有することを特徴とする、
携帯情報端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院等における予約受付システムに係り、特に個人情報に配慮しつつ受診者を容易に呼出すことができる予約受付システムの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば病院を受診する際には受診者は病院入り口にある受付にて受診予約を行い、待合室で呼び出されるのを待つことが一般的である。しかし、昨今のコロナ禍の影響で、院内でのクラスターを避けるため、待合室で患者が密になることは回避したい。
【0003】
例えば特許文献1に開示された順番待ち管理システムでは、娯楽施設や飲食店を利用する際、施設が混んでいて空きを待つまでの期間を有効に利用するため、サーバに設けられた順番待ちテーブルに利用者の人名等利用者情報と、利用者の携帯端末を呼び出す呼出コード(メールアドレス、電話番号、ショートメール)を登録する。
そして空きができると、順番待ちテーブルを参照して利用者を割り当て、当該利用者の呼出コードを用いて順番が来たことを報知するというものである。そのため、複数の受診者が待合室で待つ必要はなく、病院側も受診前に最少人数を呼び出せばよい、ということになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら特許文献1に開示された順番待ち管理システムでは、店側の管理するサーバに利用者が携行する携帯端末のメールアドレスや電話番号を登録しなければならず、個人情報の悪用を警戒される可能性がある、という課題が残る。
【0006】
本発明は、利用者が携帯端末に保存された電話番号やメールアドレスなどの個人情報を提供しなくとも、予約者に予約の順番が到来したことを通知することができる予約受付システムを提供することを、主たる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明は、公衆回線網に接続される電話機と、当該電話機に接続される近距離無線通信装置と、当該電話機の通信を制御する呼制御サーバと、当該近距離無線通信装置との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信が可能な近距離無線通信ユニットを有するとともに、当該公衆回線網と無線通信を行う無線通信手段を有する携帯情報端末を有する予約受付システムであって、前記電話機は、前記近距離無線通信装置を介して前記携帯情報端末から取得した情報が予約依頼情報であるか否かを判別する判別手段と、前記予約依頼情報を取得した場合、前記近距離無線通信装置を介して前記携帯情報端末に呼出コードを出力する呼出コード出力手段と、前記予約依頼情報の取得順に、当該予約依頼情報とこれに応じて出力された前記呼出コードとが関連付けて格納される予約者リストを記憶する予約者リスト記憶手段と、直近に取得した予約依頼情報とこれに応じて出力された呼出コードとを前記予約者リストの最後尾に格納する予約制御手段と、前記呼制御サーバを介して、前記携帯情報端末に対して呼出に関する情報を発信する呼出制御手段と、を有し、前記携帯情報端末は、前記予約依頼情報を記憶する予約依頼情報記憶手段と、前記近距離無線通信ユニットを介して出力された前記予約依頼情報に基づいて前記電話機が出力した前記呼出コードを記憶する呼出コード記憶手段と、前記呼出コードを前記呼制御サーバに登録する登録手段と、を有し、前記呼出制御手段は、前記電話機が所定の操作を受け付けたことを契機に、前記予約者リストの最前列の呼出コードを抽出し、前記呼制御サーバを介して、抽出した呼出コードに対応する前記携帯情報端末に対して呼出に関する情報を発信することを特徴とする。
【0008】
また本発明は、公衆回線網に接続される電話機と、当該電話機に接続される近距離無線通信装置と、当該電話機の通信を制御する呼制御サーバと、当該近距離無線通信装置との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信が可能な近距離無線通信ユニットを有するとともに、当該公衆回線網と無線通信を行う無線通信手段を有する携帯情報端末を有する予約受付システムの当該電話機であって、前記近距離無線通信装置を介して前記携帯情報端末から取得した情報が予約依頼情報であるか否かを判別する判別手段と、前記予約依頼情報を取得した場合、前記近距離無線通信装置を介して前記携帯情報端末に呼出コードを出力する呼出コード出力手段と、前記予約依頼情報の取得順に、当該予約依頼情報とこれに応じて出力された前記呼出コードとが関連付けて格納される予約者リストを記憶する予約者リスト記憶手段と、直近に取得した予約依頼情報とこれに応じて出力された呼出コードとを前記予約者リストの最後尾に格納する予約制御手段と、前記電話機が所定の操作を受け付けたことを契機に、前記予約者リストの最前列の呼出コードを抽出し、前記呼制御サーバを介して、抽出した呼出コードに対応する前記携帯情報端末に対して呼出に関する情報を発信する呼出制御手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
また本発明は、公衆回線網に接続される電話機と、当該電話機に接続される近距離無線通信装置と、当該電話機の通信を制御する呼制御サーバと、当該近距離無線通信装置との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信が可能な近距離無線通信ユニットを有するとともに、当該公衆回線網と無線通信を行う無線通信手段を有する携帯情報端末を有する予約受付システムの当該携帯情報端末であって、予約依頼情報を記憶する予約依頼情報記憶手段と、前記近距離無線通信ユニットを介して出力された前記予約依頼情報に基づいて、前記携帯情報端末に対して呼出に関する情報を発信するために前記電話機が出力した呼出コードを記憶する呼出コード記憶手段と、前記呼出コードを前記呼制御サーバに登録する登録手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、利用者が携帯端末に保存された電話番号やメールアドレスなどの個人情報を提供しなくとも、予約者に予約の順番が到来したことを通知することができる予約受付システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本実施形態に係る予約受付システムの全体構成の一例を説明するための図。
【
図2】予約呼出電話機(電話機)の機能構成の一例を説明するためのブロック図。
【
図3】携帯情報端末の機能構成の一例を説明するためのブロック図。
【
図5】予約呼出電話機(電話機)が実行する処理の処理手順の一例を示すフローチャート。
【
図6】携帯情報端末が実行する処理の処理手順の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を診療所や病院等の受診予約を管理する予約受付システムに適用した場合を例に挙げて、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、本発明は受診予約を管理することに適用する他、例えば娯楽施設や飲食店を利用する際などの各種予約を管理するシステムに適用することができる。
【0013】
[実施形態例]
図1は、本実施形態に係る予約受付システムSの全体構成の一例を説明するための図である。
予約受付システムSは、予約呼出電話機(以下、電話機と称する)1、携帯情報端末2、呼制御サーバ3を含んで構成される。また、電話機1は、近距離無線通信装置の一例であるNFC(Near Field Communication)装置100が接続されており、相互に情報の授受が可能に構成される。なお、NFC装置100はNFCタグリーダ・ライタと称される場合もあり、NFCタグに格納された情報(タグ情報)の読み取り、NFCタグへの情報(タグ情報)の書き込みを行うものである。
【0014】
また、電話機1、携帯情報端末2、呼制御サーバ3はそれぞれ公衆回線網5を介して相互に情報の授受が可能に接続される。
また携帯情報端末2は、例えばスマートホン(スマホ)などであり、NFC装置100との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信をする機能、及び、基地局4を介して公衆回線網5と無線通信を行う無線通信機能を有する。なお、携帯情報端末2の構成の詳細については後述する。
【0015】
呼制御サーバ3は、電話機1から携帯情報端末2への発信や通話が可能な状態にしたり、通話終了後に回線を切断する処理をしたりなど相手先と通話可能な状態にするための準備や通話終了後の処理を行う。呼制御サーバ3は、例えば電話機1の指示に応じて携帯情報端末2を呼出す処理(例えば、鳴動処理)、つまり呼出に関する情報を発信するなどの処理を行う。
【0016】
図2は、電話機1の機能構成の一例を説明するためのブロック図である。
電話機1は、接続インターフェース101、通信制御部102、端末制御部103、マンマシンインターフェース104、受診予約ID・呼出コード記憶部105、NFC制御部106を含んで構成される。また電話機1は、予約制御部107、予約者一覧記憶部108、Webサーバ機能部109を有する。
【0017】
接続インターフェース101、通信制御部102は、公衆回線網5と電話機1間の各種情報の授受を管理するインターフェースである。
端末制御部103は、電話機1が有する各機能部の動作を統括的に制御する。
なお、端末制御部103は、電話機1に実装されるプロセッサ及び内部メモリを有するコンピュータ装置のハードウエア資源と所定のコンピュータプログラムとの協働により実現される。また、電話機1は、例えば年月日と時間を表す時刻データと制御動作の同期クロックとを出力するRTC(Real Time Clock)モジュールを有する。
【0018】
また端末制御部103は、接続インターフェース101、通信制御部102、及び、呼制御サーバ3などを介して、携帯情報端末2に対して呼出に関する情報を発信する。詳細は後述する。
【0019】
マンマシンインターフェース104は、例えば電話機1の操作者により操作される各種機能ボタン、LCD、LED、スピーカ、マイク等の電話機1が有する機能部である。
NFC制御部106は、電話機1に接続されたNFC装置100の動作を制御する。
【0020】
予約制御部107は、近距離無線通信装置であるNFC装置100を介して、後述する携帯情報端末2から取得した情報が予約依頼情報(受診予約ID)であるか否かを判別する。
このように予約制御部107は、近距離無線通信装置を介して携帯情報端末から取得した情報が予約依頼情報(受診予約ID)であるか否かを判別する判別手段として機能する。
【0021】
本実施形態の説明においては、予約依頼情報(受診予約ID)は受診者を一意に特定する情報や日時情報などを含む情報であるとし、予約依頼情報(受診予約ID)は予め携帯情報端末2のNFCタグ(タグ情報)に書き込まれている(格納されている)ものとして説明を進める。
【0022】
なお、予約依頼情報(受診予約ID)は上記のものに限るものではない。例えば予め患者の受診予約が記載されたカルテ番号と紐付けられた番号を携帯情報端末2に登録しておいても良いし、前回受診した際、次回予約日時と予約番号を登録しておいても良い。
予約依頼情報(受診予約ID)は、上記例に限ることなく、少なくとも受診予約者(患者)を一意に特定することができれば良く、当該受診予約者(患者)呼出す際に本人であることの確認がとれれば良い。
【0023】
また予約制御部107は、予約依頼情報(受診予約ID)を取得した場合、近距離無線通信装置であるNFC装置100を介して、後述する携帯情報端末2に呼出コードを出力する。つまり呼出コードは、携帯情報端末2のNFCタグ(タグ情報)に書き込まれる(格納される)ことになる。
このように予約制御部107は、予約依頼情報(受診予約ID)を取得した場合、近距離無線通信装置を介して携帯情報端末に呼出コードを出力する呼出コード出力手段として機能する。
【0024】
なお、呼出コードは、本実施形態の説明においては「一時電話番号」を用いるものとして説明を進める。一時電話番号は、例えば電話機1に予め記憶された一時的な使用が可能な電話番号である。電話機1は、この一時電話番号を用いて携帯情報端末2を呼出す。
【0025】
なお、呼出コードは一時電話番号に限るものではなく、例えばメールアドレスやSNSを用いた呼出コード、受診者ごとに立てられた各スレッドのURLを用いた呼出コード、既読機能付きのSNSなど音声以外のコミュニティツールを用いた呼出コードなどを用いるように構成しても良い。
【0026】
予約者一覧記憶部108は、予約依頼情報(受診予約ID)の取得順に、当該予約依頼情報(受診予約ID)とこれに応じて出力された呼出コードとが関連付けて格納(登録)される予約者一覧(以下、予約者リストと称する場合もある)を記憶する。
このように予約者一覧記憶部108は、予約依頼情報(受診予約ID)の取得順に、当該予約依頼情報(受診予約ID)とこれに応じて出力された呼出コードとが関連付けて格納(登録)される予約者リストを記憶する予約者リスト記憶手段として機能する。
【0027】
また予約制御部107は、直近に取得した予約依頼情報(受診予約ID)とこれに応じて出力した呼出コードを予約者リストの最後尾(最後列)に格納(登録)する。
このように予約制御部107は、直近に取得した予約依頼情報(受診予約ID)とこれに応じて出力された呼出コードとを予約者リストの最後尾に格納(登録)する予約制御手段として機能する。
【0028】
また予約制御部107は、電話機1が発信する呼出に関する情報の発信回数をカウントする。発信回数(呼出回数)は呼出回数カウンタ(不図示)に記録される。
このように予約制御部107は、電話機1(端末制御部103)が携帯情報端末2に対して発信する呼出に関する情報の発信回数をカウントする受信カウント手段として機能する。
【0029】
受診予約ID・呼出コード記憶部105は、取得した予約依頼情報(受診予約ID)とこれに応じて出力した呼出コードを関連付けて一時的、又は、恒久的に記憶する。
【0030】
Webサーバ機能部109は、予約者リストの情報に基づいて予約状況の閲覧サイトを構築する。なお、例えば図示しないWebサーバに予約状況の閲覧サイトを構築して、Webサーバ機能部109が当該サイトの情報を適宜更新するように構成しても良い。
例えば閲覧サイトを受診予約者が見ることで、今現在、自身の予約の前にどれくらいの人数がいるのかがわからず不安になることなく待つことができる。
【0031】
このようにして、電話機1(端末制御部103)は、当該電話機1が所定の操作(オンフック操作)を受け付けたことを契機に、予約者リストの最前列の呼出コードを抽出し、呼制御サーバ3を介して、抽出した呼出コードに対応する携帯情報端末2に対して呼出に関する情報を発信する。このようにして携帯情報端末2に対して呼出しが実行され、受診予約者(患者)は自身の順番が到来したことを把握することができる。
【0032】
なおオンフック操作は、一般的に電話機の受話器を置いたままで相手への呼び出しなどを行う機能である。本実施形態においては、例えば電話機1の機能ボタンを押下するなど、受診予約者(患者)に予約の順番が到来したことを通知するためのトリガーとなる操作である。
【0033】
また端末制御部103は、携帯情報端末2に対する呼出に関する情報の発信に対して当該携帯情報端末2からの応答がなかった場合に、当該携帯情報端末2に対応する呼出コードの予約者リスト上の位置を繰り下げる処理を行う。
【0034】
なお、応答がなかったとする判断は、例えば発信を20[秒]継続したが携帯情報端末2から応答反応(電話に出るなど)がなかった場合に「応答がなかった」とする。この発信の継続時間は任意に設定することができる。
その他にも応答がなかったとする判断は、例えば携帯情報端末2(携帯情報端末2の所持者である受診予約者)が未応答であり、予約受付システムSの管理者あるいは受付担当者などが電話機1をオフフック操作した場合に「応答がなかった」とするように構成しても良い。
また、予約者リスト上の位置を繰り下げる処理は、例えば3列下に下げるなどである。この繰り下げ数は任意に設定することができる。
【0035】
これにより受診予約の管理の効率化を図ることができ、他の受診予約者にとっては無駄な待ち時間を低減することが可能になる。また、応答がなかった受診予約者は予約者リスト上の位置を繰り下げられるだけなので再度いずれかのタイミングで呼出されることになり、この時点では受診予約自体がキャンセル扱いにはならないという利点がある。
【0036】
また端末制御部103は、前述した呼出に関する情報の発信回数が所定の回数(例えば、3回)を超えた場合に、発信先の携帯情報端末2に対応する呼出コードを予約者リスト上から削除する処理を行う。
これにより受診予約の管理の効率化を図ることができ、他の受診予約者にとっては無駄な待ち時間を低減することが可能になる。なお、何らかの事情で応答ができなかった受診予約者は再度受診予約をする必要が生じることになる。
【0037】
図3は、携帯情報端末2の機能構成の一例を説明するためのブロック図である。
携帯情報端末2は、無線通信部201、通信制御部202、端末制御部203、マンマシンインターフェース204、NFC通信部205、NFCタグリーダ・ライタ206、アプリケーション処理部207を含んで構成される。
【0038】
アプリケーション処理部207は、レジスト処理部2071、Webサーバ制御部2072、呼制御処理部2073、受診予約ID記憶部2074、呼出コード記憶部2075を有する。
なお、これらの機能部は携帯情報端末2にインストールされたアプリケーションプログラム(アプリ)によって実現されるように構成したり、ハードウエアとして構成したりすることができる。
【0039】
携帯情報端末2は、近距離無線通信装置であるNFC装置100との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信が可能な近距離無線通信ユニット(NFC通信部205、NFCタグリーダ・ライタ206)を有するとともに、公衆回線網5と無線通信を行う無線通信手段(無線通信部201、通信制御部202)を有する。
【0040】
無線通信部201、通信制御部202は、基地局4を介して、公衆回線網5と無線通信を行う無線通信手段として機能する。
端末制御部203は、携帯情報端末2が有する各機能部の動作を統括的に制御する。
なお、端末制御部203は、携帯情報端末2に実装されるプロセッサ及び内部メモリを有するコンピュータ装置のハードウエア資源と所定のコンピュータプログラムとの協働により実現される。また、携帯情報端末2は、例えば年月日と時間を表す時刻データと制御動作の同期クロックとを出力するRTC(Real Time Clock)モジュールを有する。
【0041】
マンマシンインターフェース204は、例えば携帯情報端末2の操作者により操作される各種機能ボタン、携帯情報端末2の表示画面上に表示された操作ボタン、スピーカ、マイク等の携帯情報端末2が有する機能部である。
NFC通信部205、NFCタグリーダ・ライタ206は、近距離無線通信装置であるNFC装置100との間で近距離無線通信プロトコルを用いて通信が可能な近距離無線通信ユニットとして機能する。具体的には、NFCタグに格納された情報(タグ情報)の読み取り、NFCタグへの情報(タグ情報)の書き込みを行う。
【0042】
アプリケーション処理部207のWebサーバ制御部2072は、電話機1のWebサーバ機能部109が予約者リストの情報に基づいて構築する予約状況の閲覧サイトのアクセスを制御する。
このようにWebサーバ制御部2072は、予約者リストを閲覧する閲覧手段として機能する。
なお、例えば図示しないWebサーバに予約状況の閲覧サイトが構築されている場合、Webサーバ制御部2072を介して当該サイトにアクセスするように構成しても良い。
【0043】
アプリケーション処理部207の呼制御処理部2073は、端末制御部203の指示に基づいて、アプリケーション処理部207が有する各機能部の動作を統括的に制御する。
また呼制御処理部2073は、電話機1が発信する呼出に関する情報の受信回数をカウントする。受信回数(呼出回数)は呼出回数カウンタ(不図示)に記録される。
このように呼制御処理部2073は、電話機1(端末制御部103)が携帯情報端末2に対して発信した呼出に関する情報の受信回数をカウントする受信カウント手段として機能する。
【0044】
アプリケーション処理部207の受診予約ID記憶部2074は、予約依頼情報(受診予約ID)を記憶する。
このように受診予約ID記憶部2074は、予約依頼情報(受診予約ID)を記憶する予約依頼情報記憶手段として機能する。
【0045】
アプリケーション処理部207の呼出コード記憶部2075は、近距離無線通信ユニットであるNFC通信部205、NFCタグリーダ・ライタ206を介して出力された予約依頼情報(受診予約ID)に基づいて電話機1が出力した呼出コードを記憶する。
このように呼出コード記憶部2075は、近距離無線通信ユニットを介して出力された予約依頼情報(受診予約ID)に基づいて電話機が出力した呼出コードを記憶する呼出コード記憶手段として機能する。
【0046】
アプリケーション処理部207のレジスト処理部2071は、取得した呼出コードを呼制御サーバ3に登録する。
このようにレジスト処理部2071は、呼出コードを呼制御サーバに登録する登録手段として機能する。
【0047】
またレジスト処理部2071は、前述した呼出に関する情報の受信回数が所定の回数(例えば、3回)を超えた場合に、呼制御サーバ3に登録した呼出コードを当該呼制御サーバ3から削除する処理を行う。
これにより削除した呼出コードを新たな受診予約者に割り当てる(再利用する)ことが可能になる。
【0048】
図4は、予約者リストの一例を示す図である。
図4に示すように、No(受付番号)、受付日時、受診予約ID、呼出コードが予約者リストに格納されることが見て取れる。また
図4では、前述した各機能部の処理に関連する予約者リストの説明として、予約者リストの最前列、予約者リストの最後尾、繰り下げ処理などを記載している。
【0049】
図5は、電話機1が実行する処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
図5に示す各処理は、主として端末制御部103により実行制御される。
【0050】
端末制御部103は、NFCタグを検知したか否かを判別する(S101)。具体的にはNFC装置100に携帯情報端末2を近接させるスマホタッチ操作の有無を判別する。
NFCタグを検知した場合(S101:Yes)、端末制御部103は、NFCタグの読取・解析を行い(S102)、読取ったタグ情報は受診予約IDであるか否かを判別する(S103)。また、そうでない場合(S101:No)、ステップS108の処理に進む。
【0051】
端末制御部103は、受診予約IDである場合(S103:Yes)、NFCタグに呼出コードを書き込む(S104)。また、そうでない場合(S103:No)、ステップS101の処理に戻る。
【0052】
端末制御部103は、NFCタグにWebサーバURLの情報を書き込む(S105)。
端末制御部103は、予約者一覧(予約者リスト)の最後尾に呼出コードを登録する(S106)。
端末制御部103は、Webサーバ上の予約者一覧を更新する(S107)。
なお、Webサーバ上の予約者一覧を更新する処理の他にも、例えば受診者ごとにHPを生成し、自身の順番のみを更新するように構成しても良い。
【0053】
端末制御部103は、オンフック操作があったか否かを判別する(S108)。
なお、オンフックの各操作を契機に予約者一覧に基づいて順に発信する他にも、例えば予約呼出電話機に診療室手前に人感センサを設けて、受診者が診療室に入ったことを検知し、予約者一覧の最前列の呼出先に発信するように構成し、応答した場合には「待合室までお越しください。」等の音声メッセージを自動報知・自動切断してステップS114の処理に移行するように構成しても良い。
【0054】
端末制御部103は、オンフック操作があったと判別した場合(S108:Yes)、予約者一覧の最前列の呼出コードを抽出する(S109)。また、そうでない場合(S108:No)、ステップS101の処理に戻る。
【0055】
端末制御部103は、呼出コードへ電話発信・呼出処理を実行する(S110)。
端末制御部103は、発信先が未応答のままオンフック操作があったか否かを判別する(S116)。オンフック操作がないと判別した場合(S116:No)、端末制御部103は、発信先が応答したか否かを判別する(S111)。応答していないと判別した場合(S111:No)、ステップS116の処理に進む。
【0056】
端末制御部103は、オンフック操作があったと判別した場合(S116:Yes)、呼び出しを切断(中止)する処理を実行し(S117)、呼出回数カウンタを+1加算する(S118)。
端末制御部103は、呼出回数カウンタの値が3であるか否かを判別する(S119)。呼出回数カウンタの値が3である場合(S119:Yes)、端末制御部103は、予約者一覧の最前列の呼出コードを削除し(S114)、呼出回数カウンタをリセットする(S115)。そして端末制御部103は、Webサーバ上の予約者一覧を更新し(S121)、ステップS101の処理に戻る。
【0057】
端末制御部103は、発信先が応答したと判別した場合(S111:Yes)、呼接続処理・通話処理を実行する(S112)。その後端末制御部103は、呼切断/終話処理を実行し(S113)、ステップS114の処理に進む。
なお、電話機1側における呼切断/終話は、相手(受診予約者・携帯情報端末2)側の通話を切断する行為やオフフック操作に対応するものである。
【0058】
図6は、携帯情報端末2が実行する処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
図6に示す各処理は、主として端末制御部203により実行制御される。
【0059】
端末制御部203は、NFCタグの書込みを検知したか否かを判別する(S201)。具体的には、電話機1(端末制御部103)によるNFCタグに呼出コードを書き込む処理(S104)に対応するものである。
【0060】
端末制御部203は、NFCタグの書込みを検知した場合(S201:Yes)、NFCタグ解析を行い(S202)、書込んだタグ情報は呼出コードであるか否かを判別する(S203)。また、そうでない場合(S201:No)、ステップS206の処理に進む。
【0061】
端末制御部203は、呼出コードである場合(S203:Yes)、呼出コードを抽出すし(S204)、レジスト処理部2071を介して、呼制御サーバ3に呼出コードのレジスト処理を実行する(S205)。また、そうでない場合(S203:No)、ステップS201の処理に戻る。
【0062】
端末制御部203は、電話機1から電話着信があったか否かを判別する(S206)。着信があったと判別した場合(S206:Yse)、端末制御部203は、鳴動処理を実行し(S207)、オフフック操作があったか否かを判別する(S208)。
【0063】
端末制御部203は、オフフック操作があったと判別した場合(S208:Yes)、呼接続処理・通話処理を実行する(S209)。その後端末制御部203は、呼切断/終話処理を実行する(S210)。
なお、携帯情報端末2側における呼切断/終話は、相手(電話機1)側の通話を切断する行為やオフフック操作に対応するものである。
【0064】
端末制御部203は、呼出回数カウンタをリセットし(S211)、呼制御サーバ3に呼出コードのアンレジスト処理を実行する(S212)。その後端末制御部203は、ステップS201の処理に戻る。
【0065】
端末制御部203は、着信がないと判別した場合(S206:No)、Webサーバへのアクセス操作があったか否かを判別する(S213)。端末制御部203は、Webサーバへのアクセス操作がないと判別した場合(S213:No)、ステップS201の処理に戻る。また、そうでない場合(S213:Yes)、端末制御部203は、予約者一覧を取得しこれを表示する(S214)。その後端末制御部203は、ステップS201の処理に戻る。
【0066】
端末制御部203は、オフフック操作がないと判別した場合(S208:No)、呼出元(電話機1)が切断したか否かを判別する(S215)。端末制御部203は、切断していないと判別した場合(S215:No)、ステップS208の処理に戻る。また、そうでない場合(S215:Yes)、端末制御部203は、呼出回数カウンタを+1加算する(S216)。
【0067】
端末制御部203は、呼出回数カウンタの値が3であるか否かを判別する(S217)。呼出回数カウンタの値が3である場合(S217:Yes)、端末制御部203は、ステップS211の処理に戻る。また、そうでない場合(S217:No)、ステップS201の処理に戻る。
【0068】
このように、本実施形態に係る予約受付システムSでは、受診予約者(患者)が携帯情報端末2に保存された電話番号やメールアドレスなどの個人情報を提供しなくとも、受診予約者に予約の順番が到来したことをすみやかに通知することができる。
【0069】
また予約受付システムS(電話機1)は、携帯情報端末2に対する呼出に関する情報の発信に対して当該携帯情報端末2からの応答がなかった場合に、当該携帯情報端末2に対応する呼出コードの予約者リスト上の位置を繰り下げる処理を行う。
これにより受診予約の管理の効率化を図ることができるとともに、他の受診予約者にとっては無駄な待ち時間を低減することができる。また、応答がなかった受診予約者は予約者リスト上の位置を繰り下げられるだけなので再度いずれかのタイミングで呼出されることになり、この時点では受診予約自体がキャンセル扱いにはならないという利点がある。
【0070】
また予約受付システムS(電話機1)は、呼出に関する情報の発信回数をカウントし、発信回数が所定の回数(例えば、3回)を超えた場合に、携帯情報端末2に対応する呼出コードを予約者リスト上から削除する処理を行う。
これにより受診予約の管理の効率化を図ることができるとともに、他の受診予約者にとっては無駄な待ち時間を低減することができる。
【0071】
また予約受付システムS(携帯情報端末2)は、呼出に関する情報の受信回数をカウントし受信回数が所定の回数を超えた場合に、呼制御サーバ3に登録した呼出コードを当該呼制御サーバ3から削除する処理を行う。
これにより削除した呼出コードを新たな受診予約者に割り当てる(再利用する)ことができるため、予約受付システムSの管理者あるいは受付担当者においては管理すべき呼出コードを低減させることができる。
【0072】
上記説明は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれ、例えば上述した各実施形態の一部を適宜組み合わせても良い。
【0073】
また本発明は、情報処理システム、情報処理装置においてなされる各処理の手順を含む方法であっても良い。
また、本発明は、コンピュータに、上述した情報処理システム、情報処理装置においてなされる各処理の手順を実行させるためのコンピュータプログラム、アプリケーションソフトウエアであっても良い。このコンピュータプログラムは、各種記録媒体、あるいはネットワーク、クラウド上のDBを介して流布させることが可能なものである。このコンピュータプログラムがROMなどの記憶装置を有するコンピュータにインストールされることで実行可能となり、上述の情報処理システム、情報処理装置を実現する。また、本発明は、上述した情報処理システム、情報処理装置においてなされる各処理の手順を含む方法であっても良い。
【0074】
また、本発明は、コンピュータに、上述した情報処理システム、情報処理装置においてなされる各処理の手順を実行させるためのコンピュータプログラムであっても良い。このコンピュータプログラムは、各種記録媒体、あるいはネットワークを介して流布させることが可能なものである。このコンピュータプログラムがROMなどの記憶装置を有するコンピュータにインストールされることで実行可能となり、上述の情報処理システム、情報処理装置を実現する。
【符号の説明】
【0075】
1…予約呼出電話機(電話機)、2…携帯情報端末、3…呼制御サーバ、4…基地局、5・・・公衆回線網、100…NFC装置、101…接続インターフェース、102…通信制御部、103…端末制御部、104…マンマシンインターフェース、105…受診予約ID・呼出コード記憶部、106…NFC制御部、107…予約制御部、108…予約者一覧記憶部、109…Webサーバ機能部、201…無線通信部、202…通信制御部、203…端末制御部、204…マンマシンインターフェース、205…NFC通信部、206…NFCタグリーダ・ライタ、207…アプリケーション処理部、S…予約受付システム。