(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134638
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】シートベルト固定構造
(51)【国際特許分類】
B60R 22/18 20060101AFI20240927BHJP
B60R 22/22 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
B60R22/18
B60R22/22
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044930
(22)【出願日】2023-03-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-12-06
(71)【出願人】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004222
【氏名又は名称】弁理士法人創光国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(74)【代理人】
【識別番号】100167793
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 学
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 徹
【テーマコード(参考)】
3D018
【Fターム(参考)】
3D018BA12
3D018CB06
(57)【要約】 (修正有)
【課題】乗員がシートベルトのタングプレートを接続しやすいシートベルト固定構造を提供する。
【解決手段】シートベルト固定構造S100は、第1シートベルトのタングプレート81aが接続される第1バックル本体11、及び、第1バックル本体11を支持する支持プレート12を有する自立型の第1バックル10と、第2シートベルトのタングプレート82aが接続される第2バックル本体21、及び、第2バックル本体21に接続されたウェビング22を有する非自立型の第2バックル20と、伸縮性を有し、第1バックル本体11と第2バックル本体21とを結束するバンド部材30と、を備え、バンド部材30は、第1バックル本体11及び第2バックル本体21の先端側がバンド部材30から突出するように、第1バックル本体11及び第2バックル本体21の基端側に設けられ、第1バックル本体11と第2バックル本体21との間に介在する仕切り部31を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1シートベルトのタングプレートが接続される第1バックル本体、及び、前記第1バックル本体を支持する支持プレートを有する自立型の第1バックルと、
第2シートベルトのタングプレートが接続される第2バックル本体、及び、前記第2バックル本体に接続されたウェビングを有する非自立型の第2バックルと、
伸縮性を有し、前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とを結束するバンド部材と、
を備え、
前記バンド部材は、
前記第1バックル本体及び第2バックル本体の先端側が前記バンド部材から突出するように、前記第1バックル本体及び第2バックル本体の基端側に設けられ、前記第1バックル本体と第2バックル本体との間に介在する仕切り部を有する、
シートベルト固定構造。
【請求項2】
前記バンド部材は、
第2バックル本体の長手方向に沿った全長の30%以上80%以下の領域を覆う、
請求項1に記載のシートベルト固定構造。
【請求項3】
前記バンド部材は、
前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体を先端側から見た状態で、前記仕切り部の折り曲げ部である端部を起点として前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体を包囲する外周部を含む、
請求項1又は2に記載のシートベルト固定構造。
【請求項4】
前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体は、
前記バンド部材が前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とを結束した状態で、前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とが、先端側に向かうにつれて互いに離れるように設けられている、
請求項1又は2に記載のシートベルト固定構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートベルト固定構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、シートベルトの固定構造として、自立可能な第1のバックルに対して自立不能な第2のバックルを結束部材で固定させた構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように2つのバックルが隣接して設けられた構造においては、乗員がバックルにシートベルトのタングプレートを接続しやすいように、バックルがある程度動くことができるように設けられていることが望ましい。この点、特許文献1の構造では、バックルの可動性に関して改善の余地が残されている。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、乗員がシートベルトのタングプレートを接続しやすいシートベルト固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態のシートベルト固定構造は、第1シートベルトのタングプレートが接続される第1バックル本体、及び、前記第1バックル本体を支持する支持プレートを有する自立型の第1バックルと、第2シートベルトのタングプレートが接続される第2バックル本体、及び、前記第2バックル本体に接続されたウェビングを有する非自立型の第2バックルと、伸縮性を有し、前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とを結束するバンド部材と、を備え、前記バンド部材は、前記第1バックル本体及び第2バックル本体の先端側が前記バンド部材から突出するように、前記第1バックル本体及び第2バックル本体の基端側に設けられ、前記第1バックル本体と第2バックル本体との間に介在する仕切り部を有する、シートベルト固定構造。
【0007】
前記バンド部材は、第2バックル本体の長手方向に沿った全長の30%以上80%以下の領域を覆ってもよい。
【0008】
前記バンド部材は、前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体を先端側から見た状態で、前記仕切り部の折り曲げ部である端部を起点として前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体を包囲する外周部を含んでもよい。
【0009】
前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体は、前記バンド部材が前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とを結束した状態で、前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とが、先端側に向かうにつれて互いに離れるように設けられていてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、乗員がシートベルトのタングプレートを接続しやすいシートベルト固定構造を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】車両のシート及びシートベルト固定構造を示す斜視図である。
【
図3】第1バックルに対し第2バックルの位置を移動させた状態を示す斜視図である。
【
図4】第1バックル本体及び前記第2バックル本体を先端側から見た状態の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、車両のシート及びシートベルト固定構造を示す斜視図である。
図2は、シートベルト固定構造を示す斜視図である。
図3は、第1バックルに対し第2バックルの位置を移動させた状態を示す斜視図である。
【0013】
本実施形態のシートベルト固定構造S100は、シートベルトを固定するためのものである。シートベルト固定構造S100は、一例として、センターシート92と後部右座席91との間に配置される。なお、本発明の一形態に係るシートベルト固定構造は、センターシート92と後部左座席との間に配置されてもよい。
【0014】
シートベルト固定構造S100は、
図2に示すように、第1バックル10と、第2バックル20と、バンド部材30と、取付部材50とを備えている。
【0015】
第1バックル10には、後部右座席91用のシートベルトである第1シートベルト81のタングプレート81aが接続される。第1バックル10は、バックル本体11と、支持プレート12とを有している。以下では、第2バックル20のバックル本体と区別するために、バックル本体11を第1バックル本体11と記載する。第1バックル10は、自立可能に設けられた自立型バックルである。
【0016】
第1バックル本体11は、
図2及び
図3に示すように、やや細長い直方体型の外形を有する。第1バックル本体11には、
図3に示すように、タングプレート81aが挿入される凹部17と、ロック解除ボタン19とが設けられている。第1バックル本体11は、例えば樹脂製である。
【0017】
支持プレート12は、
図2に示すように、第1バックル本体11の下部に設けられている。支持プレート12は、例えば金属製の板状部材である。支持プレート12は、取付部材50の一部に回動可能に固定されている。支持プレート12によって第1バックル本体11が支持されていることにより、第1バックル10は自立可能となっている。
【0018】
取付部材50は、固定部51と、立上り部52と、立上り部53とを有している。取付部材50は、例えば板金部材を折り曲げることによって作製された部材である。
【0019】
固定部51は、平板状の部分であり、例えば車両の床面に固定される。立上り部52は、固定部51の一方の端部から上方に向かって延び出している。立上り部53は、固定部51の他方の端部から上方に向かって延び出している。立上り部53には、開口部53hが形成されている。
【0020】
第2バックル20は、バックル本体21と、ウェビング22とを有している。以下では、バックル本体21を第2バックル本体21と記載する。第2バックル20は、自立できない非自立型バックルである。
【0021】
第2バックル本体21は、第1バックル本体11と同様、やや細長い直方体型の外形を有する樹脂製の部材である。第2バックル本体21には、第2シートベルト82のタングプレート82aが挿入される凹部27と、ロック解除ボタン29とが設けられている(
図3参照)。
【0022】
ウェビング22は、可撓性を備え、十分な強度を有する帯状の部材である。ウェビング22は、第2バックル本体21と立上り部53とを接続している。本実施形態では、ウェビング22は、具体的には立上り部53の開口部53hに通されている。
【0023】
本実施形態のように第1バックル10と第2バックル20とが並んで配置される構成の場合、両方のバックルを自立型に設けることも可能である。しかしながら、第2バックル20は
図1に例示するようにセンターシート92に隣接して配置されるものであるので、センターシート92に座る乗員に対して邪魔にならないように、第2バックル20は、ウェビング22を有する非自立型の構成となっていることが好ましい。
【0024】
(バンド部材30)
バンド部材30は、伸縮性を有する帯状の部材である。バンド部材30は、例えば平織りゴムである。平織りゴムとしては、第1バックル本体11及び第2バックル本体21に接する部分に布などの材質が存在し、ラバーシートなどの部材と比較して摺動性が高いものが好ましい。バンド部材30は、第1バックル本体11と第2バックル本体21とを結束する。このようなバンド部材30により、非自立型の第2バックル20が自立型の第1バックル10に対して固定され、第2バックル本体21が所定の位置に位置決めされる。
【0025】
図4は、第1バックル本体及び前記第2バックル本体を先端側から見た状態の模式図である。
図4に示すように、バンド部材30は、本実施形態では、仕切り部31と、外周部32とを含んでいる。
【0026】
バンド部材30は、第1バックル本体11の長辺11aと、第2バックル本体21の長辺21aとが互いに向かい合うような向きで、第1バックル本体11及び第2バックル本体21を固定する。仕切り部31は、第1バックル本体11と第2バックル本体21との間に介在する。外周部32は、第1バックル本体11及び第2バックル本体21の外側を取り囲む。
【0027】
なお、
図4では、説明の都合上、バンド部材30が第1バックル本体11及び第2バックル本体21に接していないが、実際には、バンド部材30は第1バックル本体11及び第2バックル本体21に接している。
【0028】
バンド部材30は、
図2に示すように、第1バックル本体11及び第2バックル本体21の基端側に配置されている。
【0029】
本実施形態では、第1バックル本体11のバンド部材30からの突出量と、第2バックル本体21の突出量とは例えば同一である。双方の突出量に若干の相違があってもよく、例えば、第1バックル本体11の突出量と第2バックル本体21の突出量との差が、第1バックル本体11と第2バックル本体21とのうちより突出している一方の突出量の20%以下に収まるような態様であってもよい。仮に、第1バックル本体11の突出量が第2バックル本体21の突出量に比べて非常に大きい場合、乗員が第2バックル本体21を掴みにくく、また、動かしにくいと想定される。この点、上記構成によれば、第2バックル本体21の操作性が低下せず、乗員がタングプレート82aの接続を行い易い。
【0030】
バンド部材30は、第1バックル本体11及び第2バックル本体21を全体的に覆ってもよいが、この構成の場合、第2バックル本体21を第1バックル本体11に対して移動させにくくなる。
【0031】
そこで、本実施形態では、第1バックル本体11及び第2バックル本体21の先端側が露出するようにバンド部材30が設けられている。バンド部材30は、一例として、第2バックル本体21の長手方向に沿った全長d1の30%以上80%以下の領域(長さd2に対応する領域)を覆う。バンド部材30の幅である長さd2が全長d1の80%より長い場合、第2バックル本体21の可動性が低下し、一方、長さd2が全長d1の30%未満の場合、バンド部材30による固定の安定性が低下するため、上記の範囲であることが一形態において好ましい。
【0032】
(使用方法及び効果)
上記のように構成されたシートベルト固定構造S100を使用することについて以下説明する。センターシート92に座る乗員が、例えば、第2シートベルトの位置に応じて第2バックル本体21を動かす必要がある場合、乗員は、第2バックル本体21が第1バックル本体11に対して回転する向きに、第2バックル本体21を動かすことができる。具体的には、第2バックル本体21は、バンド部材30によって拘束されている基端側を回転中心として、例えば
図3の矢印Aに示すように前方に移動する。
【0033】
このような構成によれば、非自立型の第2バックル20を移動させやすく、したがって、第2シートベルトのタングプレート82aを第2バックル20に接続しやすいという効果が得られる。特に、本実施形態の構成では、第1バックル本体11と第2バックル本体21との間に仕切り部31が存在しているので、仕切り部31が存在している部分では第2バックル本体21と第1バックル本体11とが接触しない。このような構成によれば、仕切り部31を摺動性のよい材質とすることで第2バックル本体21の可動性が向上し、また、硬質なバックル本体どうしが摺動する構成と比較して、第2バックル本体21を移動させる際の操作感が改善される。
【0034】
(変形例)
図5は、第1の変形例を示す模式図である。第1バックル本体11及び第2バックル本体21は、
図5に示すように、バンド部材30により結束された状態で、第2バックル本体21と第2バックル本体21とが、先端側に向かうにつれて互いに離れるように設けられていてもよい。具体的には、この例では、先端側の部分A1において、第1バックル本体11の面11sと第2バックル本体21の面21sとが互いに離れている。
【0035】
このように、第2バックル本体21と第2バックル本体21とが互いに離れている構成の場合、センターシート92に座る乗員は、第2バックル本体21を掴んだり移動させたりしやすいという点で好ましい。接触面積を低減させるため、面11s及び面21sは、少なくとも一方が曲面状に形成され、互いに点接触又は線接触するように設けられていてもよい。なお、
図5では仕切り部の図示が省略されているが、バンド部材30は上記実施形態と同様、仕切り部を有している。
【0036】
図6は、第2の変形例を示す模式図である。このバンド部材130は、伸縮性を有する一枚の部材で形成されている。バンド部材130は、具体的には、仕切り部131と、外周部132とを含んでいる。仕切り部131は、図面の下方の端部131aから上方の端部131bまで、第1バックル本体11と第2バックル本体21との間に延在している。端部131aは、一例として外周部132の一部に固定されている。
【0037】
外周部132は、折り曲げ部である端部131bを起点として第2バックル本体21及び第1バックル本体11の外側を取り囲むように延在している。外周部132の端部132aは、一例として端部131bに例えば縫付けにより固定されている。なお、
図6の端部131bは、外周部132の端部132aが固定されることを想定した形状として描かれているが、仕切り部131から折れ曲がる端部131bの形状はこのような形状に限定されない。
【0038】
図7は、第3の変形例を示す模式図である。
図7のシートベルト固定構造S101では、第1バックル10の第1バックル本体11と第2バックル20の第2バックル本体21とが、伸縮性のあるバンド部材230によって結束されている。バンド部材230は、第2バックル本体21の周辺部の幅が上記実施形態のものよりも長く形成されている。具体的には、バンド部材230は、第2バックル本体21の基端側から取付部材50側に延び出した延長部233を有している。延長部233は、ウェビング22を部分的に覆うため、このような構成によれば、ウェビング22に塵埃等が付着することを防止することができる。
【0039】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0040】
10 第1バックル
11 第1バックル本体
11a 長辺
11s 面
12 支持プレート
17 凹部
19 ロック解除ボタン
20 第2バックル
21 第2バックル本体
21a 長辺
21s 面
22 ウェビング
27 凹部
29 ロック解除ボタン
30 バンド部材
31 仕切り部
32 外周部
50 取付部材
51 固定部
52 立上り部
53 立上り部
81 第1シートベルト
81a タングプレート
82a タングプレート
91 後部右座席
92 センターシート
130 バンド部材
131 仕切り部
131a 端部
131b 端部
132 外周部
132a 端部
S100 シートベルト固定構造
【手続補正書】
【提出日】2023-10-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1シートベルトのタングプレートが接続される第1バックル本体、及び、前記第1バックル本体を支持する支持プレートを有する自立型の第1バックルと、
第2シートベルトのタングプレートが接続される第2バックル本体、及び、前記第2バックル本体に接続されたウェビングを有する非自立型の第2バックルと、
伸縮性を有し、前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とを結束するバンド部材と、
を備え、
前記バンド部材は、
前記第1バックル本体及び第2バックル本体の先端側が前記バンド部材から突出するように、前記第1バックル本体及び第2バックル本体の基端側に設けられ、前記第1バックル本体と第2バックル本体との間に介在する仕切り部を有し、
前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体を先端側から見た状態で、前記仕切り部の折り曲げ部である端部を起点として前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体を包囲する外周部を含む、
シートベルト固定構造。
【請求項2】
前記バンド部材は、
第2バックル本体の長手方向に沿った全長の30%以上80%以下の領域を覆う、
請求項1に記載のシートベルト固定構造。
【請求項3】
第1シートベルトのタングプレートが接続される第1バックル本体、及び、前記第1バックル本体を支持する支持プレートを有する自立型の第1バックルと、
第2シートベルトのタングプレートが接続される第2バックル本体、及び、前記第2バックル本体に接続されたウェビングを有する非自立型の第2バックルと、
伸縮性を有し、前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とを結束するバンド部材と、
を備え、
前記バンド部材は、
前記第1バックル本体及び第2バックル本体の先端側が前記バンド部材から突出するように、前記第1バックル本体及び第2バックル本体の基端側に設けられ、前記第1バックル本体と第2バックル本体との間に介在する仕切り部を有し、
前記第1バックル本体及び前記第2バックル本体は、
前記バンド部材が前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とを結束した状態で、前記第1バックル本体と前記第2バックル本体とが、先端側に向かうにつれて互いに離れるように設けられている、
シートベルト固定構造。