(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134660
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
H01L 21/60 20060101AFI20240927BHJP
H01L 25/07 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
H01L21/60 321V
H01L25/04 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023044970
(22)【出願日】2023-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】317011920
【氏名又は名称】東芝デバイス&ストレージ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100119035
【弁理士】
【氏名又は名称】池上 徹真
(74)【代理人】
【識別番号】100141036
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 章
(74)【代理人】
【識別番号】100178984
【弁理士】
【氏名又は名称】高下 雅弘
(72)【発明者】
【氏名】松尾 一輝
(72)【発明者】
【氏名】新井 雅俊
(72)【発明者】
【氏名】藤本 理恵
(57)【要約】
【課題】信頼性の高い半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体チップの上に設けられた金属膜と、金属膜の上に設けられ、開口部を有する絶縁膜と、開口部内の金属膜の上に設けられ、金属膜と接合された接合材と、接合面と、接合面に設けられ、接合面の外周に沿い、内径が外径の60%以上90%以下である環状溝と、を有し、接合面が接合材に接合されたコネクタと、を備える半導体装置である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体チップの上に設けられた金属膜と、
前記金属膜の上に設けられ、開口部を有する絶縁膜と、
前記開口部内の前記金属膜の上に設けられ、前記金属膜と接合された接合材と、
接合面と、
前記接合面に設けられ、前記接合面の外周に沿い、内径が外径の60%以上90%以下である環状溝と、
を有し、前記接合面が前記接合材に接合されたコネクタと、
を備える半導体装置。
【請求項2】
前記接合面は矩形の形状を有し、
前記環状溝は、前記接合面に対し、矩形の形状で形成されている、
請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記矩形の形状の角は面取りされている、
請求項2記載の半導体装置。
【請求項4】
前記接合面に平行な所定方向における前記環状溝の外径は、前記所定方向における前記接合面の長さの90%以上100%未満である、
請求項1記載の半導体装置。
【請求項5】
互いに同心状に設けられた複数の前記環状溝を有する、
請求項1記載の半導体装置。
【請求項6】
外側に設けられた前記環状溝の深さは、内側に設けられた前記環状溝の深さより深い、
請求項5記載の半導体装置。
【請求項7】
前記接合面に平行な所定方向における最も内側に設けられた前記環状溝の内径は、前記所定方向における最も外側に設けられた前記環状溝の外径の60%以上90%以下である、
請求項5記載の半導体装置。
【請求項8】
前記接合面に平行な所定方向における最も外側に設けられた前記環状溝の外径は、前記所定方向における前記接合面の長さの90%以上100%未満である、請求項5記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などの半導体チップを有する半導体装置は、電力変換等の用途に用いられる。例えば、上述の半導体装置が縦型のMOSFETである場合、半導体チップの上面に設けられたソース電極は、例えばMOSFETの上に設けられたコネクタと接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、信頼性の高い半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体装置は、半導体チップの上に設けられた金属膜と、金属膜の上に設けられ、開口部を有する絶縁膜と、開口部内の金属膜の上に設けられ、金属膜と接合された接合材と、接合面と、接合面に設けられ、接合面の外周に沿い、内径が外径の60%以上90%以下である環状溝と、を有し、接合面が接合材に接合されたコネクタと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図2】実施形態の半導体装置の要部の模式図である。
【
図3】実施形態の半導体装置の接合面の模式図の他の一例である。
【
図4】比較形態の半導体装置の要部の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一の部材等には同一の符号を付し、一度説明した部材等については適宜その説明を省略する。
【0008】
本明細書中、部品等の位置関係を示すために、図面の上方向を「上」、図面の下方向を「下」と記述する。本明細書中、「上」、「下」の概念は、必ずしも重力の向きとの関係を示す用語ではない。
【0009】
(実施形態)
実施形態の半導体装置は、半導体チップの上に設けられた金属膜と、金属膜の上に設けられ、開口部を有する絶縁膜と、開口部内の金属膜の上に設けられ、金属膜と接合された接合材と、接合面と、接合面に設けられ、接合面の外周に沿い、内径が外径の60%以上90%以下である環状溝と、を有し、接合面が接合材に接合されたコネクタと、を備える。
【0010】
図1は、本実施形態の半導体装置100の模式上面図である。
図2は、本実施形態の半導体装置100の要部の模式断面図である。
図2(a)は、
図1におけるA-A’断面の模式図である。
図2(b)は、実施形態の接合面55の模式図である。
図2(c)は、実施形態の接合面55の模式図の他の一例である。
図2(d)は、実施形態の接合面55の模式図の他の一例である。
【0011】
図1及び
図2を用いて、本実施形態の半導体装置100の説明をする。
【0012】
ダイパッド2は、半導体チップ10が配置される、Cu(銅)等の導電性材料を含む部材である。ダイパッド2は、第1ベッド部3と、第1アウターリード6と、を有する。第1ベッド部3は、上面4を有する。上面4の上に、半導体チップ10が設けられている。第1アウターリード6は第1ベッド部3に接続されている。第1アウターリード6は、半導体チップ10と、図示しない外部回路との接続に用いられる。
【0013】
ここで、X方向と、X方向に対して垂直に交差するY方向と、X方向及びY方向に垂直に交差するZ方向を定義する。上面4は、XY面に平行に配置されている。Y方向は第1方向の一例である。X方向は第2方向の一例である。
【0014】
半導体チップ10は、ダイパッド2の上面4の上に設けられている。半導体チップ10は、例えばSi(シリコン)、SiC(炭化珪素)、GaAs(ヒ化ガリウム)、又はGaN(窒化ガリウム)等の半導体基板、又はSi基板の上に設けられたGaN(窒化ガリウム)等の半導体層に、縦型のMOSFET、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はダイオード等が設けられたものである。
【0015】
第1接合材70は、上面4と半導体チップ10の間に設けられている。第1接合材70は、上面4と半導体チップ10を接合している。例えば半導体チップ10にMOSFETが設けられている場合、第1接合材70は、図示しない半導体チップ10のドレイン電極と、上面4を接合している。
【0016】
第1金属膜16は、半導体チップ10の上に設けられている。例えば半導体チップ10にMOSFETが設けられている場合、第1金属膜16は、かかるMOSFETのソース電極に相当する。第1金属膜16は、例えばAl(アルミニウム)を含む。
【0017】
第1絶縁膜12は、第1金属膜16の上に設けられている。例えば、第1絶縁膜12は、半導体チップ10の端部の上、第1金属膜16の端部の上に設けられている。第1絶縁膜12は、第1開口部13を有している。第1開口部13は、第1絶縁膜12を貫通している。第1絶縁膜12は、例えば、プラズマCVD(Chemical vapor deposition)によりTEOS(Tetraethyl ortho-silicate)から形成されるシリコン酸化物や、ポリイミド等の絶縁材料を含む。
【0018】
第1絶縁膜12は、絶縁膜の一例である。第1開口部13は、開口部の一例である。
【0019】
第1ポスト部54は、第2ベッド部58と、第2アウターリード56と、を備える。第1ポスト部54は、Cu等の導電性材料を含む。第2アウターリード56は、半導体チップ10と、図示しない外部回路との接続に用いられる。
【0020】
第2ポスト部64は、第3ベッド部68と、第3アウターリード66と、を備える。第2ポスト部64は、Cu等の導電性材料を含む。第3アウターリード66は、半導体チップ10と、図示しない外部回路との接続に用いられる。
【0021】
第1コネクタ(コネクタの一例)50は、第1端部50aと、第2端部50bと、を有する。第1端部50aは、接合面55を有する。第1コネクタ50は、例えば、Cu等の導電性材料を含む。なお、第1コネクタ50の表面に、例えばSnを含む材料によりめっきが施されていてもかまわない。第1端部50aは、第1開口部13内の第1金属膜16の上に設けられている。第2端部50bは、第2ベッド部58の上に設けられている。第1コネクタ50は、例えば、第2端部50bが接続される第1ポスト部54とダイパッド2の間を跨ぐY方向に、延伸して設けられている。
【0022】
第2金属膜18は、第1開口部13内において、第1コネクタ50の第1端部50aと第1金属膜16の間に設けられている。第2金属膜18は、例えば、Ni及びAuを含む。第2金属膜18は、例えば、第2接合材20と第1金属膜16の接合強度を増加させるために設けられている。
【0023】
第1金属膜16又は第2金属膜18は、金属膜の一例である。
【0024】
第2接合材20は、第2金属膜18の上に設けられている。第2接合材20は、第2金属膜18と第1端部50aの接合面55の間に設けられている。第2接合材20は、第1端部50aの接合面55と第2金属膜18を接合している。第2接合材20は、接合材の一例である。
【0025】
接合面55は、接合面55の外周57に沿って、環状溝51を有する。
【0026】
接合面55は、例えば、平面である。しかし、接合面55は平面でなくてもかまわない。例えば、接合面55に、第2接合材20の食い込み性を向上させるための研磨処理等がされていてもかまわない。
【0027】
図2(b)には、2本の環状溝51a及び環状溝51bが示されている。環状溝51bは、環状溝51aの外側に設けられている。環状溝51bと環状溝51aは、互いに同心状に設けられている。
図2(c)には、1本の環状溝51aが示されている。このように、接合面55は、互いに同心状に設けられた複数の環状溝51を有していても良い。また、環状溝51の本数は、特に限定されるものではない。
【0028】
接合面55に平行な所定方向における環状溝51の外径は、接合面55に平行な所定方向における環状溝51の内径の60%以上90%以下である。
【0029】
まず、1本の環状溝51aを有する
図2(c)を例として説明する。X方向の環状溝51aの内径L2は、X方向の環状溝の外径L1の60%以上90%以下である。また、Y方向の環状溝51aの内径L4は、Y方向の環状溝51bの外径L3の60%以上90%以下である。ここで、接合面55は、XY面に平行に設けられているものとする。X方向又はY方向は、接合面55に平行な所定方向の一例である。
【0030】
次に、2本の環状溝51a及び環状溝51bを有する
図2(b)を例として説明する。X方向において、内側に設けられた環状溝51aの内径L6は、X方向において、外側に設けられた環状溝51bの外径L5の60%以上90%以下である。Y方向において、内側に設けられた環状溝51aの内径L8は、Y方向において、外側に設けられた環状溝51bの外径L7の60%以上90%以下である。ここでも、接合面55は、XY面に平行に設けられているものとする。X方向又はY方向は、接合面55に平行な所定方向の一例である。
【0031】
同様にして、複数の環状溝51が設けられている場合は、接合面55に平行な所定方向における最も内側に設けられた環状溝51の内径が、接合面55に平行な所定方向における最も外側に設けられた環状溝51の外径の60%以上90%以下である。
【0032】
また、接合面55に平行な所定方向における環状溝51の外径は、接合面55に平行な所定方向における接合面55の長さの90%以上100%未満であることが好ましい。
【0033】
まず、1本の環状溝51aを有する
図2(c)を例として説明する。X方向の環状溝51aの外径L1は、X方向の接合面55の長さL10の90%以上100%未満であることが好ましい。また、Y方向の環状溝51aの外径L3は、Y方向の環状溝51aの外径L11の90%以上100%未満であることが好ましい。
【0034】
次に、2本の環状溝51a及び環状溝51bを有する
図2(b)を例として説明する。X方向において、外側に設けられた環状溝51bの外径L5は、X方向の接合面55の長さL10の90%以上100%未満であることが好ましい。Y方向において、外側に設けられた環状溝51bの外径L7は、Y方向の接合面55の長さL11の90%以上100%未満であることが好ましい。
【0035】
同様にして、複数の環状溝51が設けられている場合は、接合面55に平行な最も外側に設けられた環状溝51の外径は、接合面55に平行な所定方向における接合面55の長さの90%以上100%以下であることが好ましい。
【0036】
環状溝51は、例えば、
図2に示すように、矩形の形状を有する接合面55に対し、接合面55の外周57に沿って、矩形の形状で形成されている。しかし、環状溝51の形状はこれに限定されるものではない。
【0037】
また、
図2(d)に示すように、矩形の形状を有する環状溝51aの角53は面取りされていてもかまわない。
【0038】
第3接合材59は、第2ベッド部58と第2端部50bの間に設けられている。第3接合材59は、第2ベッド部58と第2端部50bを接合している。
【0039】
第2コネクタ60は、第3端部61aと、第4端部61bと、を有する。第2コネクタ60は、例えば、Cu等の導電性材料を含む。なお、第2コネクタ60の表面に、例えばSnを含む材料によりめっきが施されていてもかまわない。第3端部61aは、半導体チップ10の上に設けられた第4接合材80を介して、半導体チップ10と電気的に接続されている。第4接合材80の下には、例えば、図示しない半導体チップ10のゲート電極パッドが設けられている。そして、ゲート電極パッドが、半導体チップ10のゲート電極に接続されている。
【0040】
第5接合材69は、第3ベッド部68と第4端部61bの間に設けられている。第5接合材69は、第3ベッド部68と第4端部61bを接合している。
【0041】
第1接合材70、第2接合材20、第3接合材59、第4接合材80及び第5接合材69としては、例えば、Pb(鉛)及びSn(スズ)を含むはんだ、Pb、Ag(銀)及びSn(スズ)を含むはんだ、Sn及びSb(アンチモン)を含むはんだ、Au(金)及びSnを含むはんだ、Au及びSiを含むはんだ、又はAu及びGe(ゲルマニウム)を含むはんだ等を好ましく用いることができる。
【0042】
第1金属膜16の膜厚は、特に限定されないが、例えば4μm程度である。第2金属膜18の膜厚は、特に限定されないが、例えば3μm程度である。第1絶縁膜12の膜厚は、特に限定されないが、例えば5μm程度である。環状溝51の深さは、特に限定されないが、例えば数μmの程度である。
【0043】
図3は、実施形態の半導体装置110の模式断面図の他の一例である。外側に設けられた環状溝51bの深さd2は、内側に設けられた環状溝51aの深さd1より深いことが好ましい。
【0044】
次に、本実施形態の半導体装置の作用効果を説明する。
【0045】
半導体装置100が製造される際に、第2接合材20が半導体チップ10の端部に拡がり、第1絶縁膜12の上に残ってしまうことがあった。この、残ってしまった接合材により、半導体装置の特性不良や信頼性不良が発生することがあった。
【0046】
図4は、実施形態の比較形態となる半導体装置1000の模式断面図である。接合面55の全面に、環状溝51が形成されている。X方向において、最も内側に設けられた環状溝51aの内径L6は、最も外側に設けられた環状溝51dの外径L5の、60%未満である。Y方向において、最も内側に設けられた環状溝51aの内径L8は、最も外側に設けられた環状溝51dの外径L7の、60%未満である。
【0047】
接合面55の全面に環状溝51を設け、第2接合材20が接触する面積を増加させることにより、第2接合材20が第1絶縁膜12の上に残ってしまうことを防止できる。しかし、環状溝51が内側に複数設けられている場合、内側に設けられている環状溝51ほど、第2接合材20が充填されずに空洞が形成されやすい。そのために、接合面55と第1金属膜16の間の接触抵抗が増加してしまうおそれがあった。これにより、半導体装置のオン抵抗が増加してしまうおそれがあった。
【0048】
そこで、本実施形態の半導体装置においては、環状溝51の内径は、環状溝51の外径の60%以上90%としている。これにより、第2接合材20が第1絶縁膜12の第1開口部13内に十分に広がり、かつ、第2接合材20が第1絶縁膜12の上に残ることを抑制することが出来る。
【0049】
環状溝51は、接合面55に対し、矩形の形状で形成されることが好ましい。多くの場合半導体チップ10の形状は矩形である。そのため、半導体チップ10の形状にあわせて環状溝51を形成することにより、第1開口部13内における第2接合材20の広がり方を容易に制御出来るためである。また、矩形の形状の角は、面取りされている場合の方が、形成が容易である。
【0050】
また、接合面55は、複数の環状溝51を有していても良い。環状溝51の数を適切に制御することにより、第2接合材20が第1絶縁膜12の第1開口部13内に十分に広がり、かつ、第2接合材20が第1絶縁膜12の上に残ることを抑制することが、容易になるためである。
【0051】
接合面55が複数の環状溝51を有する場合、最も内側に設けられた環状溝51の内径は、最も外側に設けられた環状溝の外径の60%以上90%以下であることが好ましい。第2接合材20が第1絶縁膜12の第1開口部13内に十分に広がり、かつ、第2接合材20が第1絶縁膜12の上に残ることを抑制することが出来るためである。
【0052】
接合面55が複数の環状溝51を有する場合、外側に設けられた環状溝51の深さは、内側に設けられた環状溝51の深さより深いことが好ましい。内側の環状溝51を深くすると、第2接合材20が第1開口部13内に十分に広がりにくくなるためである。
【0053】
また、環状溝51の外径は、接合面55の長さの90%以上100%未満であることが好ましい。環状溝51の外径が90%未満であり、第1絶縁膜12の近傍に配置された第2接合材20の量が多すぎる場合を考える。この場合、第2接合材20が環状溝51に入り込まずに、第1絶縁膜12の上にはみ出ることが生じやすくなる。環状溝51の外径を、接合面55の長さの90%以上100%未満とすることにより、これを抑制できる。
【0054】
本実施形態の半導体装置によれば、信頼性の高い半導体装置を提供することが可能となる。
【0055】
本発明のいくつかの実施形態及び実施例を説明したが、これらの実施形態及び実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0056】
2 :ダイパッド
3 :第1ベッド部
4 :上面
6 :第1アウターリード
10 :半導体チップ
12 :第1絶縁膜
13 :第1開口部
16 :第1金属膜
18 :第2金属膜
20 :第2接合材
50 :第1コネクタ
50a :第1端部
50b :第2端部
51 :環状溝
53 :角
54 :第1ポスト部
55 :接合面
56 :第2アウターリード
58 :第2ベッド部
59 :第3接合材
60 :第2コネクタ
61a :第3端部
61b :第4端部
64 :第2ポスト部
66 :第3アウターリード
68 :第3ベッド部
69 :第5接合材
70 :第1接合材
80 :第4接合材
100 :半導体装置
L1 :外径
L2 :内径
L3 :外径
L4 :内径
L6 :内径
L7 :外径
d1 :深さ
d2 :深さ