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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134829
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】建具
(51)【国際特許分類】
   E06B 1/32 20060101AFI20240927BHJP
   E06B 3/26 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
E06B1/32
E06B3/26
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023045226
(22)【出願日】2023-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100179833
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 将尚
(72)【発明者】
【氏名】山下 富広
【テーマコード(参考)】
2E011
2E014
【Fターム(参考)】
2E011CA01
2E011CB01
2E011CC03
2E014AA03
2E014BA02
2E014BB01
2E014BD06
(57)【要約】
【課題】断熱性を確保することができるとともに、障子の作動性に与える影響を抑制することができる建具を提供する。
【解決手段】建具は、金属枠11Aと、金属枠11Aの屋内側に配置された樹脂枠11Bと、を有する枠11と、金属框31Aと、金属框31Aの屋内側に配置された樹脂框31Bと、を有する框31と、金属枠11Aと金属框31Aとの間に設けられた気密材51と、を備え、樹脂枠11Bと樹脂框31Bとの間には、2mm以下の隙間T1が形成されている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属枠と、前記金属枠の屋内側に配置された樹脂枠と、を有する枠と、
金属框と、前記金属框の屋内側に配置された樹脂框と、を有する框と、
前記金属枠と前記金属框との間に設けられた気密材と、を備え、
前記樹脂枠と前記樹脂框との間には、2mm以下の隙間が形成されている建具。
【請求項2】
前記樹脂枠は、
屋外側に延びる突出部を有し、
前記突出部と前記樹脂框との間に、前記隙間が形成されている請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記樹脂枠は、
見付け方向の内側に位置する内側壁部を有し、
前記突出部は、前記内側壁部から屋外側に延びるように形成されている請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記突出部は、軟質樹脂で形成されている請求項2に記載の建具。
【請求項5】
前記樹脂框は、
前記屋内側に延びる框側突出部を有し、
前記框側突出部と前記樹脂枠との間に、前記隙間が形成され、
前記框側突出部は、軟質樹脂で形成されている請求項1または2に記載の建具。
【請求項6】
前記建具は、ビルに設置されるビル用建具である請求項1または2に記載の建具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、アルミ樹脂複合の引違い窓等の建具が知られている。アルミ合金等の金属部材と樹脂部材とが組み合わせられた枠体の内側に障子が納められ、障子の框体は金属部材と樹脂部材とが組み合わせられた構成である。枠体の樹脂部材に取り付けられた軟質樹脂製のヒレ部が框体の樹脂部材に向かって設けられて、断熱ラインが構成された建具が提案されている(下記の特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-203383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の建具では、枠体から軟質樹脂のヒレ材が突出していて、樹脂框との間に一定の隙間が形成されているが、気温や風等の外部環境によりヒレ材が樹脂框に当たってしまうケースがある。樹脂框は硬質樹脂で形成されているため、ヒレ材が樹脂框に当たることで障子の作動性が悪化してしまうという問題点がある。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、断熱性を確保することができるとともに、障子の作動性に与える影響を抑制することができる建具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る建具は、金属枠と、前記金属枠の屋内側に配置された樹脂枠と、を有する枠と、金属框と、前記金属框の屋内側に配置された樹脂框と、を有する框と、前記金属枠と前記金属框との間に設けられた気密材と、を備え、前記樹脂枠と前記樹脂框との間には、2mm以下の隙間が形成されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】一実施形態に係る建具の外障子部分の鉛直断面図である。
図2】一実施形態に係る建具の内障子部分の鉛直断面図である。
図3】一実施形態に係る建具の水平断面図である。
図4図1のA部拡大図である。
図5図1のB部拡大図である。
図6図2のC部拡大図である。
図7図2のD部拡大図である。
図8図3のE部拡大図である。
図9図3のF部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態に係る建具について、図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、本開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0009】
建物の開口部に設けられる建具の一例として、ビル用建具の引違い窓を用いて説明する。図1に示すように、引違い窓100は、枠体1と、外障子3Xと、図2に示す内障子3Yと、を備えている。外障子3X及び内障子3Yは、枠体1の内側を幅方向にスライド可能とされている。
【0010】
ビル用建具とは、中層ビル(地上からの高さ12m超え31m以下)、高層ビル(地上からの高さ31m超え)及び超高層ビル(地上からの高さ60m超え)の建物に設置される建具である。中層ビル、高層ビル及び超高層ビルに設置される建具は、低層ビル(地上からの高さ12m以下)に設置される建具と比較して、高い耐風圧性能や水密性能、気密性能等が求められる。このため、中層ビル、高層ビル及び超高層ビルに設置されるビル用建具に要求される性能は、JIS A 4706:2021で定められるとおり、耐風圧性能としてはS-4等級以上、水密性能としてはW-4等級以上、気密性能としてはA-4以上が挙げられる。
【0011】
以下の説明では、引違い窓100を正面から見た左右方向を、幅方向と称する。幅方向に直交し水平方向に沿う方向を、屋内外方向と称する。幅方向及び屋内外方向に直交する方向を、上下方向と称する。図面では、幅方向を矢印Xで示し、屋内外方向を矢印Yで示し、上下方向を矢印Zで示す。幅方向及び上下方向を、見付け方向という場合がある。枠体1の各構成部材において、幅方向及び見付け方向で枠体1の中心から離れる側を外側と称し、枠体1の中心に向かう側を内側という場合がある。外障子3X及び内障子3Yの各構成部材において、幅方向及び見付け方向で外障子3X及び内障子3Yの中心から離れる側を外側と称し、外障子3X及び内障子3Yの中心に向かう側を内側という場合がある。
【0012】
枠体1は、四方枠状をしている。枠体1は、図1に示す上枠構造11Xと、下枠構造12Xと、図3に示す縦枠構造13X,縦枠構造13Yと、を有している。図1に示すように、上枠構造11Xは、上枠11と、上アングル21と、を有している。下枠構造12Xは、下枠12と、下アングル22と、を有している。図3に示すように、幅方向の一方側に配置される縦枠構造13Xは、縦枠13と、縦アングル23と、を有している。幅方向の他方側に配置される縦枠構造13Yは、縦枠13を有している。各枠11,12,13は、金属枠と樹脂枠とが連結されて構成されている。
【0013】
図1に示すように、上枠11は、幅方向に延びている。上枠11は、金属上枠11Aと、樹脂上枠11Bと、を有している。樹脂上枠11Bは、金属上枠11Aの屋内側の下側に取り付けられている。金属上枠11Aは、「金属枠」に対応する。樹脂上枠11Bは、「樹脂枠」に対応する。
【0014】
下枠12は、幅方向に延びている。下枠12は、金属下枠12Aと、樹脂下枠12Bと、を有している。樹脂下枠12Bは、金属下枠12Aの屋内側の上側に取り付けられている。金属下枠12Aは、「金属枠」に対応する。樹脂下枠12Bは、「樹脂枠」に対応する。
【0015】
図3に示すように、縦枠13は、上下方向に延びている。縦枠13は、上枠11の幅方向の端部と下枠12の幅方向の端部とを連結している。縦枠13は、金属縦枠13Aと、樹脂縦枠13Bと、を有している。樹脂縦枠13Bは、一対の金属縦枠13Aのうち幅方向の一方側の金属縦枠13Aに取り付けられている。樹脂縦枠13Bは、一方の金属縦枠13Aの幅方向の内側に取り付けられている。樹脂縦枠13Bは、屋内側から見て左側の金属縦枠13Aに取り付けられているが、右側の金属縦枠13Aに取り付けられていてもよい。金属縦枠13Aは、「金属枠」に対応する。樹脂縦枠13Bは、「樹脂枠」に対応する。
【0016】
金属枠11A,12A,13Aは、アルミニウム合金等の金属材料の形材で形成されている。樹脂枠11B,12B,13Bは、樹脂材料の形材で形成されている。
【0017】
上アングル21、下アングル22及び縦アングル23を、総称してアングル2と称することがある。アングル2は、樹脂材料で形成されている。
【0018】
図1に示すように、上アングル21は、幅方向に延びている。上アングル21は、金属上枠11Aの屋内側且つ下側に取り付けられている。上アングル21は、「樹脂枠」に対応する。
【0019】
下アングル22は、幅方向に延びている。下アングル22は、金属下枠12Aの屋内側且つ上側に取り付けられている。下アングル22は、「樹脂枠」に対応する。
【0020】
図3に示すように、縦アングル23は、上下方向に延びている。縦アングル23は、一対の金属縦枠13Aのうち樹脂縦枠13Bが取り付けられていない方の金属縦枠13Aに取り付けられている。縦アングル23は、金属縦枠13Aの屋内側且つ幅方向の内側に取り付けられている。縦アングル23は、屋内側から見て右側の金属縦枠13Aに取り付けられているが、左側の金属縦枠13Aに取り付けられていてもよい。縦アングル23は、「樹脂枠」に対応する。
【0021】
外障子3X及び内障子3Yは、幅方向に移動可能に枠体1に支持されている。外障子3Xは、屋外側に配置されている。内障子3Yは、屋内側に配置されている。外障子3X及び内障子3Yを総称して、障子3と称することがある。
【0022】
障子3は、框体30と、ガラスパネル40と、を有している。框体30は、図1に示す上框31と、下框32と、図3に示す戸先框33と、召合せ框34と、を有している。各框31,32,33,34は、金属框と樹脂框とが連結されて構成されている。
【0023】
図1に示すように、上框31は、幅方向に延びている。上框31は、金属上框31Aと、樹脂上框31Bと、を有している。樹脂上框31Bは、金属上框31Aの屋内側に取り付けられている。金属上框31Aは、「金属框」に対応する。樹脂上框31Bは、「樹脂框」に対応する。
【0024】
下框32は、幅方向に延びている。下框32は、金属下框32Aと、樹脂下框32Bと、を有している。樹脂下框32Bは、金属下框32Aの屋内側に取り付けられている。金属下框32Aは、「金属框」に対応する。樹脂下框32Bは、「樹脂框」に対応する。
【0025】
図3に示すように、戸先框33は、上下方向に延びている。戸先框33は、上框31の幅方向の一方側である戸先側の端部と下框32の戸先側の端部とを連結している。戸先框33は、金属戸先框33Aと、樹脂戸先框33Bと、を有している。樹脂戸先框33Bは、金属戸先框33Aの屋内側に取り付けられている。金属戸先框33Aは、「金属框」に対応する。樹脂戸先框33Bは、「樹脂框」に対応する。
【0026】
召合せ框34は、上下方向に延びている。召合せ框34は、上框31の幅方向の他方側である召合せ側の端部と下框32の召合せ側の端部とを連結している。召合せ框34は、金属召合せ框34Aと、樹脂召合せ框34Bと、を有している。樹脂召合せ框34Bは、金属召合せ框34Aの屋内側に取り付けられている。
【0027】
金属框31A,32A,33A,34Aは、アルミニウム合金等の金属材料の形材で形成されている。樹脂框31B,32B,33B,34Bは、樹脂材料の形材で形成されている。
【0028】
金属框31A,32A,33A,34Aには、ガラスパネル40の端部が嵌め込まれるガラス溝が形成されている。図1に示すように、金属上框31Aには、下方に開口する上框ガラス溝31Cが幅方向の略全長にわたって形成されている。上框ガラス溝31Cには、ガラスパネル40の上端部40uが嵌め込まれている。金属下框32Aには、上方に開口する下框ガラス溝32Cが幅方向の略全長にわたって形成されている。下框ガラス溝32Cには、ガラスパネル40の下端部40dが嵌め込まれている。図3に示すように、金属戸先框33Aには、幅方向の内側に開口する戸先框ガラス溝33Cが上下方向の略全長にわたって形成されている。戸先框ガラス溝33Cには、ガラスパネル40の幅方向の端部40sが嵌め込まれている。金属召合せ框34Aには、幅方向の内側に開口する召合せ框ガラス溝34Cが上下方向の略全長にわたって形成されている。召合せ框ガラス溝34Cには、ガラスパネル40の幅方向の端部40sが嵌め込まれている。
【0029】
ガラスパネル40は、平板状に形成されている。ガラスパネル40は、屋外側ガラス401と、屋内側ガラス402と、スペーサー403と、を有している。スペーサー403は、屋外側ガラス401の四辺の縁部の略全長と屋内側ガラス402の四辺の縁部の略全長との間に配置されている。ガラスパネル40は、2枚のガラス401,402を有するペアガラスである。ガラスパネル40は、単層ガラスや複層ガラスであってもよい。ガラスパネル40は、板状部材であれば、樹脂製の板材等ガラスパネル以外であってもよい。
【0030】
ガラスパネル40の四辺の縁部には、屋外側を向く面40a及び屋内側を向く面40bとガラス溝31C,32C,33C,34Cとの間に、バックアップ材41及びシーリング材42が設けられている。バックアップ材41及びシーリング材42は、ガラスパネル40の四辺の縁部の略全長にわたって設けられている。シーリング材42は、バックアップ材41の見付け方向の内側に、バックアップ材41に隣り合って配置されている。
【0031】
上枠構造11X及び外障子3Xの上框31の構成について、詳細に説明する。図4に示すように、金属上枠11Aは、上側板部111と、屋外側板部112と、屋内側板部113と、中間板部114と、を有している。
【0032】
上側板部111は、金属上枠11Aの上部に位置している。上側板部111は、平板状に形成されている。上側板部111の板面は、上下方向を向いている。屋外側板部112は、上側板部111の屋外側の端部から下方に延びている。屋外側板部112は、平板状に形成されている。屋外側板部112の板面は、屋内外方向を向いている。屋内側板部113は、上側板部111の屋内側の端部から下方に延びている。屋内側板部113は、平板状に形成されている。屋内側板部113の板面は、屋内外方向を向いている。中間板部114は、上側板部111の屋内外方向の中間部から下方に延びている。中間板部114は、屋外側板部112と屋内側板部113との間に配置されている。中間板部114は、平板状に形成されている。中間板部114の板面は、屋内外方向を向いている。
【0033】
上側板部111の屋外側の部分111e、屋外側板部112及び中間板部114によって、下向きに開口する上枠屋外障子溝116が形成されている。上枠屋外障子溝116には、外障子3Xの上部が配置されている。上側板部111の屋内側の部分111f、中間板部114及び屋内側板部113によって、下向きに開口する上枠屋内障子溝117が形成されている。上枠屋内障子溝117には、内障子3Yの上部が配置されている。
【0034】
中間板部114の屋外側を向く面には、気密材係止部114cが形成されている。気密材係止部114cは、幅方向に延びる断面C字状である。外障子3Xの金属上框31Aは、屋内側に位置する金属屋内板部311を有している。金属屋内板部311は、平板状に形成されている。金属屋内板部311の板面は、屋内外方向を向いている。中間板部114と金属屋内板部311との間には、気密材51が設けられている。気密材51は、中間板部114の気密材係止部114cに係止されている。気密材51は、金属屋内板部311の屋内側を向く面311bに当たって面接触している。気密材51に沿って気密ラインM1が形成されている。
【0035】
上枠屋内障子溝117に設けられた樹脂上枠11Bは、樹脂中間板部161と、樹脂内側板部162と、樹脂延出板部163と、樹脂連結板部164と、を有している。
【0036】
樹脂中間板部161は、金属上枠11Aの中間板部114の屋内側に間隔を空けて配置されている。樹脂中間板部161は、平板状に形成されている。樹脂中間板部161の板面は、屋内外方向を向いている。樹脂内側板部162は、樹脂中間板部161の下端部から屋外側に延びている。樹脂内側板部162は、平板状に形成されている。162の板面は、上下方向を向いている。樹脂内側板部162は、樹脂上枠11Bの見付け方向の内側である下側に位置している。樹脂延出板部163は、樹脂中間板部161の上下方向の中間部から屋外側に延びている。樹脂延出板部163は、樹脂内側板部162の上側に間隔を空けて配置されている。樹脂延出板部163は、平板状に形成されている。樹脂延出板部163の板面は、上下方向を向いている。樹脂連結板部164は、樹脂延出板部163の屋外側の端部と樹脂内側板部162の屋外側の端部とを連結している。樹脂連結板部164の上端部は、金属上枠11Aの中間板部114の下端部に係止されている。樹脂内側板部162には、樹脂連結板部164との接続部分よりも屋外側に延びる突出部166が設けられている。突出部166は、樹脂内側板部162と一体に形成されている。突出部166の屋外側の端部は、上向きに折曲されている。樹脂内側板部162は、「内側壁部」に対応する。
【0037】
外障子3Xの樹脂上框31Bは、屋内側に位置する樹脂上框屋内板部361を有している。樹脂上框屋内板部361の上部は、金属上框31Aの金属屋内板部311の屋外側に沿って配置されている。樹脂上框屋内板部361は、平板状に形成されている。樹脂上框屋内板部361の板面は、屋内外方向を向いている。樹脂上框屋内板部361には、屋内側に延びる延出壁部362が設けられている。延出壁部362は、樹脂上枠11Bの突出部166と略同一の高さに配置されている。延出壁部362は、「框側突出部」に対応する。
【0038】
樹脂上枠11Bの突出部166の屋外側の端部である先端部と、外障子3Xの樹脂上框31Bの延出壁部362の屋内側の端部である先端部との間には、隙間T1が形成されている。隙間T1の屋内外方向の長さL1は、2mm以下である。樹脂上枠11B及び外障子3Xの樹脂上框31Bには、隙間T1を封止する樹脂製等の封止部材が設けられていない。JIS A22102-2で規定されているように、2mm以下の隙間は密閉キャビティとみなされる。樹脂上枠11Bの突出部166と樹脂上框31Bの延出壁部362とを結ぶように、断熱ラインN1が形成されている。
【0039】
下枠構造12X及び外障子3Xの下框32の構成について、詳細に説明する。下枠構造12X及び外障子3Xの下框32について、上枠構造11X及び外障子3Xの上框31を上下反転させた構成と略同一の構成について、同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】
図5に示すように、金属下枠12Aは、内障子支持板部121と、気密材支持壁部124と、を有している。
【0041】
内障子支持板部121は、金属下枠12Aの上部に位置している。内障子支持板部121には、樹脂下枠12Bが設置されている。内障子支持板部121の屋内外方向の中間部には、段部122が設けられている。内障子支持板部121における段部122よりも屋外側の部分121eは、内障子支持板部121における段部122よりも屋内側の部分121fよりも低い位置に配置されている。
【0042】
気密材支持壁部124は、内障子支持板部121の屋外側の端部から下方に延びている。気密材支持壁部124の屋外側を向く面には、気密材係止部114cが形成されている。外障子3Xの金属下框32Aは、屋内側に位置する金属屋内板部311を有している。気密材支持壁部124の気密材係止部114cには、気密材51が係止されている。気密材51は、金属屋内板部311の屋内側を向く面311bに当たって面接触している。気密材51に沿って気密ラインM2が形成されている。
【0043】
樹脂下枠12Bは、樹脂内側板部171と、樹脂垂下板部173と、を有している。
【0044】
樹脂内側板部171は、金属下枠12Aの内障子支持板部121の上側に間隔を空けて配置されている。樹脂内側板部171は、平板状に形成されている。樹脂内側板部171の板面は、上下方向を向いている。樹脂内側板部171の屋内外方向の中間部には、上方に突出する屋内レール172が設けられている。屋内レール172は、図7に示す内障子3Yの下端部に設けられた戸車35を幅方向に走行可能に支持している。樹脂垂下板部173は、樹脂内側板部171の屋内外方向の中間から下方に延びている。樹脂垂下板部173は、樹脂内側板部171の屋外側の端部よりもわずかに屋内側に設けられている。樹脂内側板部171には、樹脂垂下板部173との接続部分よりも屋外側に延びる突出部176が設けられている。突出部176は、樹脂内側板部171と一体に形成されている。樹脂内側板部171は、「内側壁部」に対応する。
【0045】
外障子3Xの樹脂下框32Bは、屋内側に位置する樹脂下框屋内板部371を有している。樹脂下框屋内板部371は、平板状に形成されている。樹脂下框屋内板部371の板面は、屋内外方向を向いている。
【0046】
樹脂下枠12Bの突出部176の屋外側の端部である先端部と、外障子3Xの樹脂下框32Bの樹脂下框屋内板部371との間には、隙間T2が形成されている。隙間T2の屋内外方向の長さL2は、2mm以下である。樹脂下枠12B及び外障子3Xの樹脂下框32Bには、隙間T2を封止する樹脂製等の封止部材が設けられていない。樹脂下枠12Bの突出部176から樹脂下框32Bに向かって水平面に沿うように断熱ラインN2が形成されている。
【0047】
上枠構造11X及び内障子3Yの上框31の構成について、詳細に説明する。上述の上枠構造11X及び外障子3Xの上框31と略同一の構成について、同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
図6に示すように、屋内側板部113の屋外側を向く面には、気密材係止部114cが形成されている。内障子3Yの金属上框31Aは、屋内側に位置する金属屋内板部311を有している。屋内側板部113の気密材係止部114cには、気密材51が係止されている。気密材51は、金属屋内板部311の屋内側を向く面311bに当たって面接触している。気密材51に沿って気密ラインM3が形成されている。
【0049】
上アングル21は、アングル内側板部211と、アングル係止部213と、連結部214と、を有している。
【0050】
アングル内側板部211は、上アングル21の下部に位置している。アングル内側板部211は、平板状に形成されている。アングル内側板部211の板面は、上下方向を向いている。アングル係止部213は、金属上枠11Aの屋内側板部113に設けられた受け部118に係止されている。連結部214は、アングル内側板部211とアングル係止部213とを連結している。アングル内側板部211には、連結部214との接続部分よりも屋外側に延びる突出部216が設けられている。突出部216は、アングル内側板部211と一体に形成されている。突出部216の屋外側の端部は、上向きに折曲されている。アングル内側板部211は、「内側壁部」に対応する。
【0051】
上アングル21の突出部216の屋外側の端部である先端部と、内障子3Yの樹脂上框31Bの延出壁部362の屋内側の端部である先端部との間には、隙間T3が形成されている。隙間T3の屋内外方向の長さL3は、2mm以下である。上アングル21及び内障子3Yの樹脂上框31Bには、隙間T3を封止する樹脂製等の封止部材が設けられていない。上アングル21の突出部216と樹脂上框31Bの延出壁部362とを結ぶように、断熱ラインN3が形成されている。
【0052】
下枠構造12X及び内障子3Yの下框32の構成について、詳細に説明する。下枠構造12X及び内障子3Yの下框32について、上枠構造11X及び内障子3Yの上框31を上下反転させた構成と略同一の構成及び上述の下枠構造12X及び外障子3Xの下框32と略同一の構成について、同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
図7に示すように、金属下枠12Aは、屋内側に位置する屋内側板部125を有している。屋内側板部125の屋外側を向く面には、気密材係止部114cが形成されている。屋内側板部125の気密材係止部114cには、気密材51が係止されている。気密材51は、内障子3Yの金属屋内板部311の屋内側を向く面311bに当たって面接触している。気密材51に沿って気密ラインM4が形成されている。
【0054】
下アングル22のアングル内側板部211には、アングル係止部213との接続部分よりも屋外側に延びる突出部216が設けられている。上アングル21の突出部216の屋外側の端部である先端部と、内障子3Yの樹脂下框32Bの樹脂下框屋内板部371との間には、隙間T4が形成されている。隙間T4の屋内外方向の長さL4は、2mm以下である。下アングル22及び内障子3Yの樹脂下框32Bには、隙間T4を封止する樹脂製等の封止部材が設けられていない。下アングル22の突出部216から樹脂下框32Bに向かって水平面に沿うように断熱ラインN4が形成されている。
【0055】
縦枠構造13X及び内障子3Yの戸先框33の構成について、詳細に説明する。縦枠構造13X及び内障子3Yの戸先框33について、上述した構成と略同一の構成について、同一の符号を付して説明を省略する。
【0056】
図8に示すように、金属縦枠13Aは、外側板部131と、屋外側板部132と、屋内側板部133と、中間板部134と、を有している。
【0057】
外側板部131は、金属上枠11Aの幅方向の端部に位置している。外側板部131は、平板状に形成されている。外側板部131の板面は、幅方向を向いている。屋外側板部132は、外側板部131の屋外側の端部から幅方向の内側に延びている。屋外側板部132は、平板状に形成されている。屋外側板部132の板面は、屋内外方向を向いている。屋内側板部133は、外側板部131の屋内側の端部から幅方向の内側に延びている。屋内側板部133は、平板状に形成されている。屋内側板部133の板面は、屋内外方向を向いている。中間板部134は、外側板部131の屋内外方向の中間部から幅方向の内側に延びている。中間板部134は、屋外側板部132と屋内側板部133との間に配置されている。中間板部134は、平板状に形成されている。中間板部134の板面は、屋内外方向を向いている。
【0058】
幅方向の一方側に配置される金属縦枠13Aでは、外側板部131の屋外側の部分131e、屋外側板部132及び中間板部134によって、幅方向の内側に開口する縦枠屋外障子溝136が形成されている。縦枠屋外障子溝136には、図9に示す外障子3Xの幅方向の端部が配置されている。外側板部131の屋内側の部分131f、中間板部134及び屋内側板部133によって、図8に示す幅方向の内側に開口する縦枠屋内障子溝137が形成されている。縦枠屋内障子溝137には、内障子3Yの幅方向の端部が配置されている。
【0059】
屋内側板部133の屋外側を向く面には、気密材係止部114cが形成されている。内障子3Yの金属戸先框33Aは、屋内側に位置する金属屋内板部311を有している。屋内側板部133の気密材係止部114cに係止された気密材52は、金属屋内板部311の屋内側を向く面311bに当たって面接触している。気密材52に沿って気密ラインM5が形成されている。
【0060】
縦アングル23では、アングル内側板部211が屋内外方向に沿うように配置されている。縦アングル23の突出部216の屋外側の端部である先端部と、内障子3Yの樹脂戸先框33Bの金属屋内板部311との間には、隙間T5が形成されている。隙間T5の屋内外方向の長さL5は、2mm以下である。縦アングル23及び内障子3Yの樹脂戸先框33Bには、隙間T5を封止する樹脂製等の封止部材が設けられていない。縦アングル23の突出部216から樹脂戸先框33Bに向かって鉛直面に沿うように断熱ラインN5が形成されている。
【0061】
図9に示すように、他方の金属縦枠13Aでは、中間板部134の屋外側を向く面には、気密材係止部114cが形成されている。外障子3Xの金属戸先框33Aは、屋内側に位置する金属屋内板部311を有している。中間板部134の気密材係止部114cに係止された気密材52は、金属屋内板部311の屋内側を向く面311bに当たって面接触している。気密材52に沿って気密ラインM6が形成されている。
【0062】
樹脂縦枠13Bは、樹脂外側板部181と、樹脂内側板部182と、屋外側連結板部183と、屋内側連結板部184と、を有している。
【0063】
樹脂外側板部181は、金属縦枠13Aの幅方向の内側に配置されている。樹脂内側板部182は、樹脂外側板部181の幅方向の内側に間隔を空けて配置されている。樹脂内側板部182は、平板状に形成されている。樹脂内側板部182の板面は、幅方向を向いている。屋外側連結板部183及び屋内側連結板部184は、それぞれ樹脂外側板部181と樹脂内側板部182とを連結している。屋外側連結板部183は、屋内側連結板部184よりも屋外側に配置されている。
【0064】
樹脂内側板部182には、屋外側連結板部183との接続部分よりも屋外側に延びる突出部186が設けられている。突出部186は、樹脂内側板部182と一体に形成されている。樹脂内側板部182は、「内側壁部」に対応する。突出部186の屋外側の端部である先端部と、外障子3Xの樹脂戸先框33Bとの間には、隙間T6が形成されている。隙間T6の屋内外方向の長さL6は、2mm以下である。樹脂縦枠13B及び外障子3Xの樹脂戸先框33Bには、隙間T6を封止する樹脂製等の封止部材が設けられていない。樹脂縦枠13Bの突出部186から樹脂戸先框33Bに向かって鉛直に沿うように断熱ラインN6が形成されている。
【0065】
図1に示すように、金属上框31Aは、中空部S101を備えている。中空部S101は、上框ガラス溝31Cの上側に配置されている。金属上框31Aと樹脂上框31Bとの間には、空間部S11,S12が形成されている。空間部S11,S12は、中空部S101の屋内側に配置されている。空間部S11は、空間部S12の下側に配置されている。空間部S11の上部及び空間部S12は、上框ガラス溝31Cと同じ高さに配置されている。中空部S101及び空間部S11,S12の上框31の長さ方向に直交する断面形状は、略矩形である。中空部S101及び空間部S11,S12は、上框31の長さ方向の略全長にわたって形成されている。上框31は、中空部S101、空間部S11,S12を備えることによって、断熱性能、遮音性能を向上させることができる。引違い窓100の屋内外の温度変化に起因した結露を抑制することができる。
【0066】
金属下框32Aは、中空部S111,S112を備えている。中空部S111は、中空部S112の下側に配置されている。中空部S112は、下框ガラス溝32Cの下側に配置されている。金属下框32Aと樹脂下框32Bとの間には、空間部S21,S22,S23,S24,S25が形成されている。空間部S21,S22,S23は、この順で上方から下方に並んで配置されている。空間部S24,S25は、S23の下側に配置されている。空間部S21,S22,S23,S24,S25は、中空部S112の屋内側に配置されている。空間部S21及び空間部S22の上部は、下框ガラス溝32Cと同じ高さに配置されている。空間部S22の下部及び空間部S23は、中空部S112と同じ高さに配置されている。空間部S24は、空間部S25の屋外側に配置されている。中空部S111,S112及び空間部S21,S22,S23,S24,S25の下框32の長さ方向に直交する断面形状は、略矩形である。中空部S111,S112及び空間部S21,S22,S23,S24,S25は、下框32の長さ方向の略全長にわたって形成されている。下框32は、中空部S111,S112及び空間部S21,S22,S23,S24,S25を備えることによって、断熱性能、遮音性能を向上させることができる。引違い窓100の屋内外の温度変化に起因した結露を抑制することができる。
【0067】
図3に示すように、金属戸先框33Aは、中空部S121を備えている。中空部S121は、戸先框ガラス溝33Cの幅方向の外側に配置されている。金属戸先框33Aと樹脂戸先框33Bとの間には、空間部S31,S32が形成されている。空間部S31は、空間部S32の幅方向の内側に配置されている。中空部S121及び空間部S31,S32の戸先框33の長さ方向に直交する断面形状は、略矩形である。中空部S121及び空間部S31,S32は、戸先框33の長さ方向の略全長にわたって形成されている。戸先框33は、中空部S121及び空間部S31,S32を備えることによって、断熱性能、遮音性能を向上させることができる。引違い窓100の屋内外の温度変化に起因した結露を抑制することができる。
【0068】
外障子3Xの召合せ框34を召合せ框34Xとする。内障子3Yの召合せ框34を召合せ框34Yとする。召合せ框34Xの金属召合せ框34Aは、中空部S131を備えている。中空部S131は、召合せ框ガラス溝34Cの幅方向の外側に配置されている。金属召合せ框34Aと樹脂召合せ框34Bとの間には、空間部S41,S42が形成されている。空間部S41は、空間部S42の幅方向の内側に配置されている。中空部S131及び空間部S41,S42の召合せ框34Xの長さ方向に直交する断面形状は、略矩形である。中空部S131及び空間部S41,S42は、召合せ框34Xの長さ方向の略全長にわたって形成されている。召合せ框34Xは、中空部S131及び空間部S41,S42を備えることによって、断熱性能、遮音性能を向上させることができる。引違い窓100の屋内外の温度変化に起因した結露を抑制することができる。
【0069】
召合せ框34Yの金属召合せ框34Aは、中空部S132を備えている。中空部S132は、召合せ框ガラス溝34Cの幅方向の外側に配置されている。金属召合せ框34Aと樹脂召合せ框34Bとの間には、空間部S46,S47,S48,S49が形成されている。空間部S47は、空間部S46の屋内側に配置されている。空間部S47は、召合せ框34Yの角部に沿って配置されている。空間部S48は、空間部S47の幅方向の内側に配置されている。空間部S49は、空間部S48の幅方向の内側に配置されている。中空部S132及び空間部S46,S48,S49の召合せ框34Xの長さ方向に直交する断面形状は、略矩形である。空間部S47の召合せ框34Xの長さ方向に直交する断面形状は、略L字形状である。中空部S132及び空間部S46,S47,S48,S49は、召合せ框34Xの長さ方向の略全長にわたって形成されている。召合せ框34Xは、中空部S132及び空間部S46,S47,S48,S49を備えることによって、断熱性能、遮音性能を向上させることができる。引違い窓100の屋内外の温度変化に起因した結露を抑制することができる。
【0070】
引違い窓100では、樹脂上枠11Bと外障子3Xの樹脂上框31Bとの間には、2mm以下の隙間T1が形成されている。2mm以下の隙間は閉塞空間とみなされる。樹脂上枠11B、樹脂上框31B及び気密材51で囲まれた空間部ができるため、断熱性を確保することができる。樹脂上枠11Bと外障子3Xの樹脂下框32Bの間、上アングル21と内障子3Yの樹脂上框31Bとの間、下アングル22と内障子3Yの樹脂下框32Bとの間、縦アングル23と内障子3Yの樹脂戸先框33Bとの間、及び樹脂縦枠13Bと外障子3Xの樹脂戸先框33Bとの間も同様である。
【0071】
従来のように、断熱ラインを形成するためのヒレ部等の部材が設けらていないため、ヒレ部等の部材が障子3に当たって、障子3のスライドする作動性に影響を与えることがない。
【0072】
樹脂上枠11Bの樹脂内側板部162に屋外側に延びる突出部166を設けることで、樹脂上框31Bとの間に2mmの隙間を形成することができる。突出部166は樹脂内側板部162と一体に形成されているため、断熱性を確保するための突出部166を容易に設けることができる。他の突出部176,186,216も同様である。
【0073】
樹脂上枠11Bの突出部166は、樹脂上枠11Bの見付け方向の内側である下側に位置する樹脂内側板部162から屋外側に延びるように形成されている。突出部166が樹脂上枠11Bの下側に位置している。気密材51との間で密閉空間とみなされる空間を大きく確保することができ、断熱性をより一層高めることができる。他の突出部176,186,216も同様である。
【0074】
以上、添付図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態について説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0075】
引違い窓100を例に挙げて説明したが、適用する建具はこれに限られない。滑り出し窓、框ドア、片引き戸等の建具にも適用可能である。
【0076】
突出部は、樹脂枠と一体に形成されているが、これに限られない。突出部は、樹脂枠に取り付けられる等、樹脂枠と別体で設けられていてもよい。
【0077】
突出部は樹脂枠側に形成されているが、これに限られない。突出部は、樹脂框側に形成されていてもよい。
【0078】
突出部166,176,186,216及び樹脂上框31Bの延出壁部362は、軟質樹脂で形成されていてもよい。突出部166,176,186,216及び樹脂上框31Bの延出壁部362が軟質樹脂で形成されていれば、障子3に接触しても摩擦抵抗が小さいため、障子3の作動性に与える影響を抑制することができる。
【符号の説明】
【0079】
1 枠体、2 アングル、3 障子、11 上枠、11A 金属上枠(金属枠)、11B
樹脂上枠(樹脂枠)、12 下枠、12A 金属下枠(金属枠)、12B 樹脂下枠(樹脂枠)、13 縦枠、13A 金属縦枠(金属枠)、13B 樹脂縦枠(樹脂枠)、21 上アングル(樹脂枠)、22 下アングル(樹脂枠)、23 縦アングル(樹脂枠)、30 框体、31 上框、31A 金属上框(金属框)、31B 樹脂上框(樹脂框)、31C 上框ガラス溝、32A 金属下框(金属框)、32B 樹脂下框(樹脂框)、32C 下框ガラス溝、33A 金属戸先框(金属框)、33B 樹脂戸先框(樹脂框)、33C 戸先框ガラス溝、34A 金属召合せ框、34B 樹脂召合せ框、34C 召合せ框ガラス溝、42 シーリング材、43 グレージングチャンネル、51,52 気密材、100 引違い窓、162,171,182 樹脂内側板部(内側壁部)、166,176,186,216 突出部、211 アングル内側板部(内側壁部)、T1,T2,T3,T4,T5,T6 隙間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9