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特開2024-134961基板種グループ化装置、基板種グループ化方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024134961
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】基板種グループ化装置、基板種グループ化方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H05K 13/02 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
H05K13/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023045432
(22)【出願日】2023-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100181135
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 隆史
(72)【発明者】
【氏名】植野 義則
(72)【発明者】
【氏名】海田 雅代
(72)【発明者】
【氏名】眞鍋 貴彦
(72)【発明者】
【氏名】小田 賢治
【テーマコード(参考)】
5E353
【Fターム(参考)】
5E353CC04
5E353CC25
5E353DD08
5E353DD14
5E353DD18
5E353DD19
5E353EE03
5E353EE23
5E353EE89
5E353HH11
5E353HH71
5E353LL04
5E353QQ01
(57)【要約】
【課題】段取回数を減少させるとともに生産時間の増加を抑制させる。
【解決手段】基板種グループ化装置は、台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種毎の生産数と、基板1つを生産する際に表面実装する基板種毎の部品点数と、表面実装する部品の種類を示した基板種毎の部品種情報と、台車に一度に設置可能な最大設置部品種数と、を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記生産数と前記部品点数と前記部品種情報と前記最大設置部品種数とに基づいて基板種をグループ化するグループ化部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種毎の生産数と、基板1つを生産する際に表面実装する基板種毎の部品点数と、表面実装する部品の種類を示した基板種毎の部品種情報と、台車に一度に設置可能な最大設置部品種数と、を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記生産数と前記部品点数と前記部品種情報と前記最大設置部品種数とに基づいて基板種をグループ化するグループ化部と、
を備える基板種グループ化装置。
【請求項2】
前記グループ化部は、
前記生産数と前記部品点数とから基板種毎の総実装点数を算出し、
前記総実装点数が最多の1つの基板種を親基板候補とし、残り全部の基板種を子基板種とし、
全部の前記子基板種を前記親基板候補に割り当てて仮のグループを作成し、仮のグループ内で使用する部品種数が前記最大設置部品種数を超えない場合、最終的なグループとしてグループ化する
請求項1に記載の基板種グループ化装置。
【請求項3】
前記グループ化部は、
前記生産数と前記部品点数とから基板種毎の総実装点数を算出し、
前記総実装点数が上位N番目迄の複数の基板種を親基板候補とし、残り全部の基板種を子基板種とし、
夫々の前記子基板種を部品共通度が最も高い前記親基板候補に割り当てて仮のグループを作成し、全部の仮のグループについて、仮のグループ内で使用する部品種数が前記最大設置部品種数を超えない場合、最終的なグループとしてグループ化する
請求項1に記載の基板種グループ化装置。
【請求項4】
前記グループ化部は、
前記子基板種を前記総実装点数が多い順に、部品共通度が最も高い前記親基板候補に割り当てて仮のグループを作成する
請求項3に記載の基板種グループ化装置。
【請求項5】
台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種毎の生産数と、基板1つを生産する際に表面実装する基板種毎の部品点数と、表面実装する部品の種類を示した基板種毎の部品種情報と、台車に一度に設置可能な最大設置部品種数と、を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された前記生産数と前記部品点数と前記部品種情報と前記最大設置部品種数とに基づいて基板種をグループ化するグループ化ステップと、
を有する基板種グループ化方法。
【請求項6】
コンピュータを、
台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種毎の生産数と、基板1つを生産する際に表面実装する基板種毎の部品点数と、表面実装する部品の種類を示した基板種毎の部品種情報と、台車に一度に設置可能な最大設置部品種数と、を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記生産数と前記部品点数と前記部品種情報と前記最大設置部品種数とに基づいて基板種をグループ化するグループ化手段、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板種グループ化装置、基板種グループ化方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
SMT(Surface mount technology;表面実装)工程の搭載機では、ある基板種(基板)の実装が終了したら搭載機から全ての台車を取り外した後、次に実装する基板種で使用する台車を取り付けるが、1基板種で数百種類の部品(部品種)を使用することもあり(つまり、生産に使用する部品種数(部品の種類数)が数百の基板種も存在し)、全台車への部品取り付けに時間を要する。このため、類似の部品を使用する基板種をグループ化して、グループに属する全基板種の生産に必要な部品を台車へ取り付けることで段取回数(部品交換回数)を少なくし、生産への影響を低減することが行われている。例えば、特許文献1には、部品共通度(共通部品種数/グループ化する基板種の総部品種数)の高い基板種同士を、部品(フィーダ)が台車へ搭載可能な限りグループ化するといった方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-041160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法のような関連する方法では、1つのグループへ多くの基板種がグループ化されるため段取回数は減少するが、1グループで使用する部品種数は増加する。部品種数が増加すると複数の基板種の部品実装位置に対してフィーダを好適な位置に取り付けることが難しくなり、CPH(Chip per hour)が低下して生産時間が長くなる。
【0005】
特許文献1の方法は、複数種類の基板種の組み合わせに対して部品共通度が高いものから順に台車への部品の設置が可能か、総生産時間(実装時間+内段取り、外段取り時間)の短縮が可能かを評価する。部品設置可能かつ時間短縮可能である場合、組み合わせた基板種を同一グループ(メイングループ)とする。部品設置不能である場合でも、一部台車(=非固定台車)を交換すれば設置が可能かを評価し、設置可能である場合は同一グループ(=サブグループ)とする。複数の基板種で共通する部品は特定の台車(=固定台車)に設置し、上記グループ化を実施する。生産数または生産時間が閾値以上である基板種同士は、同一グループとしない(但し、部品共通度が閾値以上の場合は除く)。
【0006】
関連技術について具体例を用いて説明する。
図10及び図11は、関連技術を説明するための説明図である。
図10(A)に示すように、5種類の基板種(基板種A、B、C、D、E)があるものとする。基板種Aには8種類の部品(部品1、2、3、4、5、6、7、8)を使用し、基板種Bには7種類の部品(部品1、2、3、4、5、9、10)を使用し、基板種Cには5種類の部品(部品8、9、10、11、12)を使用し、基板種Dには6種類の部品(部品3、4、5、9、10、11)を使用し、基板種Eには5種類の部品(部品11、12、13、14、15)を使用するものとする。また、搭載機に設置可能な台車数は2台、台車1台に設置可能な部品種数は5であるものとする。
なお、実際の生産では1基板種あたり数十から数百種類の部品を使用するが、図10(A)(図5(A)も同様)では、説明の便宜上(説明の簡素化のため)、夫々の基板種の生産に使用する部品種数を5乃至8としている。台車1台に設置可能な部品種数等についても同様である。
【0007】
図10(A)の場面に対し、特許文献1に方法によれば、第1ステップとして、部品共通度が最も高い基板種Bと基板種Dの組み合わせ(図11(A)参照)が台車に設置可能であるため(部品種数は10以下の8)、基板種Bと基板種Dとを同一グループとする。グループ化した基板種Bと基板種Dとを「基板種BD」と表記する。第2ステップとして、部品共通度が最も高い基板種Aと基板種BDの組み合わせ(図11(B)参照)が台車に設置不能であり(部品種数は10超の11)、部品共通度が次に高い基板種BDと基板種Cの組み合わせ(図11(B)参照)が台車に設置可能であるため(部品種数は10以下の10)、基板種BDと基板種Cとを同一グループとする。第3ステップとして、全ての組み合わせ(図11(C)参照)が台車に設置できないため、グループ化を終了する。上記の結果、図10(B)に示すように、基板種B、基板種C、基板種Dが同一のグループにグループ化される。なお、基板種A、基板種Dは、便宜上、単体でグループとしている。
【0008】
この発明は、上記課題を解決する基板種グループ化装置、基板種グループ化方法及びプログラムの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様である基板種グループ化装置は、台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種毎の生産数と、基板1つを生産する際に表面実装する基板種毎の部品点数と、表面実装する部品の種類を示した基板種毎の部品種情報と、台車に一度に設置可能な最大設置部品種数と、を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記生産数と前記部品点数と前記部品種情報と前記最大設置部品種数とに基づいて基板種をグループ化するグループ化部と、を備える。
【0010】
本発明の一態様である基板種グループ化方法は、台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種毎の生産数と、基板1つを生産する際に表面実装する基板種毎の部品点数と、表面実装する部品の種類を示した基板種毎の部品種情報と、台車に一度に設置可能な最大設置部品種数と、を取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得された前記生産数と前記部品点数と前記部品種情報と前記最大設置部品種数とに基づいて基板種をグループ化するグループ化ステップと、を有する。
【0011】
本発明の一態様であるプログラムは、コンピュータを、台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種毎の生産数と、基板1つを生産する際に表面実装する基板種毎の部品点数と、表面実装する部品の種類を示した基板種毎の部品種情報と、台車に一度に設置可能な最大設置部品種数と、を取得する取得手段、前記取得手段によって取得された前記生産数と前記部品点数と前記部品種情報と前記最大設置部品種数とに基づいて基板種をグループ化するグループ化手段として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、段取回数を減少させるとともに生産時間の増加を抑制させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係る基板種グループ化装置の最小構成を示す図である。
図2】本発明の一実施形態に係る基板種グループ化装置のブロック図である。
図3】基板種グループ化装置の動作例を示すフローチャートである。
図4】基板種グループ化装置の動作例を示すフローチャートである。
図5】基板種グループ化装置の動作を説明するための説明図である。
図6】基板種グループ化装置の動作を説明するための説明図である。
図7】基板種グループ化装置の動作を説明するための説明図である。
図8】基板種グループ化装置の動作を説明するための説明図である。
図9】基板種グループ化装置の動作を説明するための説明図である。
図10】関連技術を説明するための説明図である。
図11】関連技術を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態に係るについて図1図9を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る基板種グループ化装置10は、SMT工程の搭載機において表面実装される複数の基板種(台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種)をグループ化する装置である。基板種グループ化装置10は、CPU等の演算部(情報処理部)を備える装置(例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等)であってもよいし、搭載機の一部として構成されてもよい。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る基板種グループ化装置10の最小構成を示す図である。基板種グループ化装置10は、図1に示すように、取得部11とグループ化部12とを備える。
【0016】
取得部11は、外部から種々の情報を取得する。取得部11による情報の取得態様は特に限定しない。例えば、取得部11は、当該基板種グループ化装置10の操作者の入力操作を受け付けて情報を取得してもよい。取得部11は、当該基板種グループ化装置10に挿入等された記憶媒体に記憶されている情報を読み取って情報を取得してもよい。取得部11は、他の装置等から送信された情報を受信して情報を取得してもよい。
【0017】
例えば、取得部11は、台車に設置した部品を表面実装して生産される基板種毎の生産数を取得する。基板種毎の生産数とは、例えば、基板種Aの生産数「50」、基板種Bの生産数「25」等である。
【0018】
取得部11は、基板1つを生産する際に表面実装する基板種毎の実装点数(部品点数とも称する)を取得する。基板種毎の実装点数とは、例えば、基板種Aの実装点数「200」、基板種Bの実装点数「200」等である。
【0019】
取得部11は、表面実装する部品の種類を示した基板種毎の部品種情報を取得する。基板種毎の部品種情報とは、例えば、基板種Aの使用部品「部品1、2、3、4、5、6、7、8」、基板種Bの使用部品「部品1、2、3、4、5、9、10」等である。
【0020】
取得部11は、台車に一度に設置可能な部品種数(最大設置部品種数とも称する)を取得する。最大設置部品種数は、搭載機に設置可能な台車数と台車1台に設置可能な部品種数とから算出される数である。例えば、搭載機に設置可能な台車数が2、台車1台に設置可能な部品種数が5である場合、最大設置部品種数は10である。
【0021】
グループ化部12は、取得部11によって取得された情報(基板種毎の生産数、基板種毎の実装点数、基板種毎の部品種情報、最大設置部品種数)に基づいて基板種をグループ化する。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態に係る基板種グループ化装置10のブロック図である。基板種グループ化装置10は、図2に示すように、取得部11、グループ化部12に加えて出力部13を備えてもよい。出力部13は、グループ化部12によるグループ化の結果を出力する。出力部13による結果の出力態様は特に限定しない。例えば、出力部13は、当該基板種グループ化装置10の操作者に上記結果を表示してもよいし、当該基板種グループ化装置10に挿入等された記憶媒体に上記結果を書き込んでもよいし、他の装置に上記結果を送信してもよい。
【0023】
続いて、フローチャートを用いて基板種グループ化装置10の動作を説明する。
図3及び図4は、基板種グループ化装置10の動作例を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、図3のフローチャートのステップS9に続くフローチャートである。具体的には、図4のステップS10は、図3のステップS9(YES)の続きであり、図4のステップS12は、図3のステップS9(NO)の続きである。なお、図3のフローチャートの開始時において、取得部11は、基板種毎の生産数、基板種毎の実装点数、基板種毎の部品種情報、最大設置部品種数を既に取得しているものとする。
【0024】
図3のフローチャート)
基板種グループ化装置10(具体的にはグループ化部12。ステップS2以下も同様)は、実装する基板種の中で総実装点数(実装点数×生産数)が最多の基板種を親基板種候補とし、残りの基板種を子基板種とする(ステップS1)。続いて、基板種グループ化装置10は、子基板種をグループ化未了とする(ステップS2)。
【0025】
基板種グループ化装置10は、グループ化未了の子基板種の中で総実装点数が最多の基板種を選択する(ステップS3)。続いて、基板種グループ化装置10は、親基板種候補は2以上であるかを判断する(ステップS4)。なお、後述するステップS16及びステップS17の処理によって親基板種候補の数は増加するが、増加前は親基板種候補の数は1である。
【0026】
親基板種候補が1である場合(ステップS4(NO))、基板種グループ化装置10は、親基板種候補を親基板種とするグループにステップS3で選択した子基板種を追加する(ステップS5)。続いて、ステップS8に進む。
【0027】
親基板種候補が2以上である場合(ステップS4(YES))、基板種グループ化装置10は、ステップS3で選択した子基板種と、夫々の親基板種候補との部品共通度を算出する(ステップS6)。続いて、基板種グループ化装置10は、部品共通度が最も高い親基板種候補を親基板種とするグループに、ステップS3で選択した子基板種を追加する(ステップS7)。続いて、ステップS8に進む。
【0028】
基板種グループ化装置10は、グループに属する基板種で使用する部品種数をカウントする(ステップS8)。続いて、基板種グループ化装置10は、カウントした部品種数が最大設置部品種数(台車に一度に設置可能な部品種数)以下であるかを判断する(ステップS9)。
【0029】
図4のフローチャート)
カウントした部品種数が最大設置部品種数以下の場合(ステップS9(YES))、基板種グループ化装置10は、ステップS3で選択した子基板種をグループ化済とする(ステップS10)。続いて、基板種グループ化装置10は、グループ化未了の子基板種が残っているかを判断する(ステップS11)。
【0030】
グループ化未了の子基板種が残っている場合(ステップS10(YES))、ステップS17に進む。グループ化未了の子基板種が残っていない場合(ステップS10(NO))、処理を終了する。
【0031】
カウントした部品種数が最大設置部品種数超の場合(ステップS9(NO))、基板種グループ化装置10は、ステップS3で選択した子基板種をグループから除外しグループ化未了とする(ステップS12)。続いて、基板種グループ化装置10は、グループの親基板種とした基板種を親基板種候補から一時的に除外する(ステップS13)。続いて、基板種グループ化装置10は、親基板種候補は残っているかを判断する(ステップS14)。
【0032】
親基板種候補は残っている場合(ステップS14(YES))、図3のステップS3に戻る。親基板種候補は残っていない場合(ステップS14(NO))、基板種グループ化装置10は、グループ化済の子基板種があれば、グループから除外しグループ化未了とする(ステップS15)。続いて、基板種グループ化装置10は、グループ化未了の子基板種の中で総実装点数が最多の基板種を親基板種候補として追加する(ステップS16)。
【0033】
ステップS11(YES)、又は、ステップS16に続いて、基板種グループ化装置10は、一時的に親基板種候補から除外している基板種を親基板種候補に戻す(ステップS17)。そして、図3のステップS3に戻る。なお、ステップS11(YES)→ステップS17の流れについて補足する。親基板種候補が複数存在する場合に、例えば、最初の親基板種候補とのグループ化がNG(ステップS9がNO)であるため親基板種候補から一時的に除外し(ステップS13)、2番目以降の親基板種候補とのグループ化がOK(S9がYES)となったような場合において、グループ化未了の子基板種が残っている場合には(S11がYes)、一時的に除外していた親基板種候補を候補に戻す必要があるため、ステップS11(YES)→ステップS17としている。
【0034】
図3及び図4のフローチャートによれば、最初に親基板種候補を1種決定し(ステップS1)、親基板種候補以外の基板種(つまり子基板種)の全てを当該1種の親基板種候補にグループ化できれば(ステップS9(YES),ステップS11(YES))、処理は完了する。子基板種の全てを当該1種の親基板種候補にグループ化できなければ(ステップS9(NO))、子基板種の1種を親基板種候補に追加して親基板種候補を2種とし(ステップS16、ステップS17)、子基板種の全てを当該2種のどちらかの親基板種候補にグループ化できれば、処理は完了する。子基板種の全てを当該2種のどちらかの親基板種候補にグループ化できなければ(ステップS9(NO))、更に子基板種の1種を親基板種候補に追加して親基板種候補を3種とし(ステップS16、ステップS17)、子基板種の全てを当該3種の何れかの親基板種候補にグループ化できれば、処理は完了する。以下、親基板種候補以外の基板種(子基板種)の全てを何れかの親基板種候補にグループ化できるまで、親基板種を増やしていく。
【0035】
続いて、具体例を用いて、図3及び図4のフローチャートの動作を補足的に説明する。
図5図9は、基板種グループ化装置10の動作を説明するための説明図である。
図5(A)に示すように、5種類の基板種(基板種A、B、C、D、E)があるものとする。基板種Aには8種類の部品(部品1、2、3、4、5、6、7、8)を使用し、基板種Bには7種類の部品(部品1、2、3、4、5、9、10)を使用し、基板種Cには5種類の部品(部品8、9、10、11、12)を使用し、基板種Dには6種類の部品(部品3、4、5、9、10、11)を使用し、基板種Eには5種類の部品(部品11、12、13、14、15)を使用するものとする。また、搭載機に設置可能な台車数は2台、台車1台に設置可能な部品種数は5であるものとする。なお、上記の条件は、図10(A)と同様である。
【0036】
また、図5(A)に示すように、基板種Aは、実装点数が200、生産数が50であるものとする。つまり、基板種Aの総実装点数は、10000であるものとする。基板種Bは、実装点数が200、生産数が25であるものとする。つまり、基板種Bの総実装点数は、5000であるものとする。基板種Cは、実装点数が100、生産数が300であるものとする。つまり、基板種Cの総実装点数は、30000であるものとする。基板種Dは、実装点数が100、生産数が200であるものとする。つまり、基板種Dの総実装点数は、20000であるものとする。基板種Eは、実装点数が100、生産数が250であるものとする。つまり、基板種Cの総実装点数は、25000であるものとする。
【0037】
[親基板種候補=1種(基板種C)]
ステップS1:実装する基板種A~Eの中で総実装点数が最多の基板種(基板種C)を親基板種候補とし、残りの基板種(基板種A、基板種B、基板種D、基板種E)を子基板種とする。ステップS2:子基板種(基板種A、基板種B、基板種D、基板種E)をグループ化未了とする。
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B、基板種D、基板種E)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種E)を選択する。
ステップS4(NO):親基板種候補は1(基板種C)。
ステップS5:親基板種候補(基板種C)を親基板種とするグループにステップS3で選択した子基板種(基板種E)を追加する。つまり、図5(B)に示すように、基板種Cと基板種Eとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種C、基板種E)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は8(部品8、9、10、11、12、13、14、15)である。
【0038】
ステップS9(YES):カウントした部品種数8≦10。
ステップS10:ステップS3で選択した子基板種(基板種E)をグループ化済とする。
ステップS11(NO):グループ化未了の子基板種は残っている。具体的には、基板種A、基板種B、基板種Dが残っている。ステップS3に戻る。
【0039】
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B、基板種D)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種D)を選択する。
ステップS4(NO):親基板種候補は1(基板種C)。
ステップS5:親基板種候補(基板種C)を親基板種とするグループにステップS3で選択した子基板種(基板種D)を追加する。つまり、図6(A)に示すように、基板種Cと基板種Eと基板種Dとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種C、基板種E、基板種D)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は11(部品3、4、5、8、9、10、11、12、13、14、15)である。
【0040】
ステップS9(NO):カウントした部品種数11>10。
ステップS12:ステップS3で選択した子基板種(基板種D)をグループから除外して、グループ化未了とする。つまり、図5(B)の状態に戻る。
ステップS13:グループの親基板種とした基板種(基板種C)を親基板種候補から一時的に除外する。
ステップS14(NO):基板種Cを親基板種候補から一時的に除外したため、親基板種候補は残っていない。
ステップS15:グループ化済の子基板種(基板種E)をグループから除外しグループ化未了とする。つまり、図5(A)の状態に戻る。
ステップS16:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B、基板種D、基板種E)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種E)を親基板種候補として追加する。
ステップS17:一時的に親基板種候補から除外している基板種(基板種C)を親基板種候補に戻す。つまり、親基板種候補の基板種は2(基板種C、基板種E)となる。ステップS3に戻る。
【0041】
[親基板種候補=2種(基板種C、基板種E)]
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B、基板種D)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種D)を選択する。
ステップS4(YES):親基板種候補は2(基板種C、基板種E)。
ステップS6:ステップS3で選択した子基板種(基板種D)と、夫々の親基板種候補(基板種C、基板種E)との部品共通度を算出する。基板種Dと基板種Cの部品共通度は、部品3、4、5、8、9、10、11、12のうち部品9、10、11が共通するため3/8である。基板種Dと基板種Eの部品共通度は、部品3、4、5、9、10、11、12、13、14、15のうち部品11が共通するため1/10である。
ステップS7:部品共通度が最も高い親基板種候補(基板種C)を親基板種とするグループに、ステップS3で選択した子基板種(基板種D)を追加する。つまり、図6(B)に示すように、基板種Cと基板種Dとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種C、基板種D)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は8(部品3、4、5、8、9、10、11、12)である。
【0042】
ステップS9(YES):カウントした部品種数8≦10。
ステップS10:ステップS3で選択した子基板種(基板種D)をグループ化済とする。
ステップS11(NO):グループ化未了の子基板種は残っている。具体的には、基板種A、基板種Bが残っている。ステップS3に戻る。
【0043】
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種A)を選択する。
ステップS4(YES):親基板種候補は2(基板種C、基板種E)。
ステップS6:ステップS3で選択した子基板種(基板種A)と、夫々の親基板種候補(基板種C、基板種E)との部品共通度を算出する。基板種Aと基板種Cの部品共通度は1/12である。基板種Aと基板種Eの部品共通度は0/13である。
ステップS7:部品共通度が最も高い親基板種候補(基板種C)を親基板種とするグループに、ステップS3で選択した子基板種(基板種A)を追加する。つまり、図7(A)に示すように、基板種Cと基板種Dと基板種Aとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種C、基板種D、基板種A)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は12(部品1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12)である。
【0044】
ステップS9(NO):カウントした部品種数12>10。
ステップS12:ステップS3で選択した子基板種(基板種A)をグループから除外して、グループ化未了とする。つまり、図6(B)の状態に戻る。
ステップS13:グループの親基板種とした基板種(基板種C)を親基板種候補から一時的に除外する。
ステップS14(YES):基板種Cを親基板種候補から一時的に除外したが、基板種Eが残っている。ステップS3に戻る。
【0045】
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種A)を選択する。
ステップS4(NO):基板種Cを親基板種候補から一時的に除外しているため、親基板種候補は1(基板種E)。
ステップS5:親基板種候補(基板種E)を親基板種とするグループにステップS3で選択した子基板種(基板種A)を追加する。つまり、図7(B)に示すように、基板種Eと基板種Aとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種E、基板種A)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は13(部品1、2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、14、15)である。
【0046】
ステップS9(NO):カウントした部品種数13>10。
ステップS12:ステップS3で選択した子基板種(基板種A)をグループから除外して、グループ化未了とする。つまり、図6(B)の状態に戻る。
ステップS13:グループの親基板種とした基板種(基板種E)を親基板種候補から一時的に除外する。
ステップS14(NO):基板種Cに続いて基板種Eも親基板種候補から一時的に除外したため、親基板種候補は残っていない。
ステップS15:グループ化済の子基板種(基板種D)をグループから除外しグループ化未了とする。つまり、図5(A)の状態に戻る。
ステップS16:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B、基板種D)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種D)を親基板種候補として追加する。
ステップS17:一時的に親基板種候補から除外している基板種(基板種C、基板種E)を親基板種候補に戻す。つまり、親基板種候補の基板種は3(基板種C、基板種E、基板種D)となる。ステップS3に戻る。
【0047】
[親基板種候補=3種(基板種C、基板種E、基板種D)]
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種A)を選択する。
ステップS4(YES):親基板種候補は3(基板種C、基板種E、基板種D)。
ステップS6:ステップS3で選択した子基板種(基板種A)と、夫々の親基板種候補(基板種C、基板種E、基板種D)との部品共通度を算出する。基板種Aと基板種Cの部品共通度は1/12である。基板種Aと基板種Eの部品共通度は0/13である。基板種Aと基板種Dの部品共通度は3/11である。
ステップS7:部品共通度が最も高い親基板種候補(基板種D)を親基板種とするグループに、ステップS3で選択した子基板種(基板種A)を追加する。つまり、図8(A)に示すように、基板種Dと基板種Aとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種D、基板種A)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は11(部品1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11)である。
【0048】
ステップS9(NO):カウントした部品種数11>10。
ステップS12:ステップS3で選択した子基板種(基板種A)をグループから除外して、グループ化未了とする。つまり、図5(A)の状態に戻る。
ステップS13:グループの親基板種とした基板種(基板種D)を親基板種候補から一時的に除外する。
ステップS14(YES):基板種Dを親基板種候補から一時的に除外したが、基板種C、基板種Eが残っている。ステップS3に戻る。
【0049】
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種A)を選択する。
ステップS4(YES):親基板種候補は2(基板種C、基板種E)。
ステップS6:ステップS3で選択した子基板種(基板種A)と、夫々の親基板種候補(基板種C、基板種E)との部品共通度を算出する。基板種Aと基板種Cの部品共通度は1/12である。基板種Aと基板種Eの部品共通度は0/13である。
ステップS7:部品共通度が最も高い親基板種候補(基板種C)を親基板種とするグループに、ステップS3で選択した子基板種(基板種A)を追加する。つまり、図8(B)に示すように、基板種Cと基板種Aとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種C、基板種A)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は12(部品1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12)である。
【0050】
ステップS9(NO):カウントした部品種数12>10。
ステップS12:ステップS3で選択した子基板種(基板種A)をグループから除外して、グループ化未了とする。つまり、図5(A)の状態に戻る。
ステップS13:グループの親基板種とした基板種(基板種C)を親基板種候補から一時的に除外する。
ステップS14(YES):基板種Dに続いて基板種Cを親基板種候補から一時的に除外したが、基板種Eが残っている。ステップS3に戻る。
【0051】
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種A)を選択する。
ステップS4(NO):基板種D、基板種Cを親基板種候補から一時的に除外しているため、親基板種候補は1(基板種E)。
ステップS5:親基板種候補(基板種E)を親基板種とするグループにステップS3で選択した子基板種(基板種A)を追加する。つまり、図示は省略するが、基板種Eと基板種Aとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種E、基板種A)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は13(部品1、2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、14、15)である。
【0052】
ステップS9(NO):カウントした部品種数13>10。
ステップS12:ステップS3で選択した子基板種(基板種A)をグループから除外して、グループ化未了とする。つまり、図5(A)の状態に戻る。
ステップS13:グループの親基板種とした基板種(基板種E)を親基板種候補から一時的に除外する。
ステップS14(NO):基板種D、基板種Cに続いて基板種Eも親基板種候補から一時的に除外したため、親基板種候補は残っていない。
ステップS15:グループ化済の子基板種はない。
ステップS16:グループ化未了の子基板種(基板種A、基板種B)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種A)を親基板種候補として追加する。
ステップS17:一時的に親基板種候補から除外している基板種(基板種D、基板種C、基板種E)を親基板種候補に戻す。つまり、親基板種候補の基板種は4(基板種C、基板種E、基板種D、基板種A)となる。ステップS3に戻る。
【0053】
[親基板種候補=4種(基板種C、基板種E、基板種D、基板種A)]
ステップS3:グループ化未了の子基板種(基板種B)の中で総実装点数が最多の子基板種(基板種B)を選択する。
ステップS4(YES):親基板種候補は4(基板種C、基板種E、基板種D、基板種A)。
ステップS6:ステップS3で選択した子基板種(基板種B)と、夫々の親基板種候補(基板種C、基板種E、基板種D、基板種A)との部品共通度を算出する。基板種Bと基板種Cの部品共通度は2/10である。基板種Bと基板種Eの部品共通度は0/12である。基板種Bと基板種Dの部品共通度は5/8である。基板種Bと基板種Aの部品共通度は5/10である。
ステップS7:部品共通度が最も高い親基板種候補(基板種D)を親基板種とするグループに、ステップS3で選択した子基板種(基板種B)を追加する。つまり、図9(A)に示すように、基板種Dと基板種Bとを同一のグループ(仮のグループ)にする。
ステップS8:グループに属する基板種(基板種D、基板種B)で使用する部品種数をカウントする。カウントした部品種数は8(部品1、2、3、4、5、9、10、11)である。
【0054】
ステップS9(YES):カウントした部品種数9≦10。
ステップS10:ステップS3で選択した子基板種(基板種B)をグループ化済とする。
ステップS11(YES):グループ化未了の子基板種は残っていない。これにより、図9(B)に示すように、グループが決定する。なお、基板種A、基板種C、基板種Eは、便宜上、単体でグループとしている。
【0055】
以上のように、基板種グループ化装置10(グループ化部12)は、生産数と部品点数(実装点数)とから基板種毎の総実装点数を算出する。基板種グループ化装置10は、総実装点数が上位N番目迄の複数の基板種を親基板候補とし、残り全部の基板種を子基板種とする(ステップS1、ステップS16)。基板種グループ化装置10は、夫々の子基板種を部品共通度が最も高い親基板候補に割り当てて仮のグループを作成する(ステップS7)。基板種グループ化装置10は、全部の仮のグループについて、仮のグループ内で使用する部品種数が最大設置部品種数を超えない場合(ステップS11(NO))、最終的なグループとしてグループ化する。
【0056】
また、基板種グループ化装置10(グループ化部12)は、子基板種を総実装点数が多い順に、部品共通度が最も高い親基板候補に割り当てて仮のグループを作成する(ステップS3)。
【0057】
本実施形態に係る基板種グループ化装置10によれば、段取回数を減少させるとともに生産時間の増加を抑制させることができる。
【0058】
関連する方法では、図10(B)に示したように、総実装点数の多い基板種Cが部品共通度の低い基板種B、基板種Dと同一のグループになっている。従って、基板種Cは、CPHが低下すると考えられ、生産性も低下する。これに対し、基板種グループ化装置10によれば、図9(B)に示したように、各グループのCPHが低下しないようグループ化を行うことで生産性の低下も抑制可能である。例えば、ある基板種の生産時間が次に生産する基板種のための段取時間より長くなる場合に有効と考えられる。
【0059】
以上、実施形態について説明したが、基板種グループ化装置10の構成、データの構成、処理の流れ、処理の順序、タイミング等は、適宜変更が可能である。
【0060】
また、基板種グループ化装置10の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより基板種グループ化装置10の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【符号の説明】
【0061】
10 基板種グループ化装置
11 取得部
12 グループ化部
13 出力部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11