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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024135015
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】建屋の構造
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/18 20060101AFI20240927BHJP
   E04B 1/58 20060101ALI20240927BHJP
   E04B 1/41 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
E04B1/18 A
E04B1/58 511L
E04B1/41 501
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023045502
(22)【出願日】2023-03-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-01
(71)【出願人】
【識別番号】517240263
【氏名又は名称】有限会社タック・ケン
(74)【代理人】
【識別番号】100083068
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 一宣
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100165489
【弁理士】
【氏名又は名称】榊原 靖
(74)【代理人】
【識別番号】100200621
【弁理士】
【氏名又は名称】堀部 峰雄
(72)【発明者】
【氏名】竹内 伸夫
【テーマコード(参考)】
2E125
【Fターム(参考)】
2E125AA04
2E125AA14
2E125AA18
2E125BA01
2E125CA03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】従来、「台風(暴風)に強い家」を検索すると,いくつかのサイトで強い家の特徴が列挙されている。例えば、強風の下から巻き上げる力に着目し、軒や庇の対策が重要となる。しかし、風圧一般と飛散物に着目すると、壁対策と窓対策も重要となる。また、窓が割れて室内に風が入ると屋根が持ち上がる可能性がある。
【解決手段】上記課題に鑑み、本発明は、建屋の基礎2から梁4まで硬性の貫通ボルト5を柱1に付設し、前記建屋の軒先は、前記柱1に設けた軒板より外部に突出せず、また、前記建屋の各出隅には、前記柱1の外側を囲繞する補強板を付設し、前記建屋の外壁には、継手は不使用で、前記外壁を連続して施工し、前記各外壁間に隙間を無くし施工し、かつ前記各外壁は、前記建屋の下地材に接着施工し、かつ、前記外壁は、厚みを備えることを特徴とする建屋の構造、を提供し、これは「台風に強い家」の構造であり、有益である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建屋の基礎から梁まで硬性の貫通ボルトを柱に付設し、
前記建屋の軒先は、前記柱に設けた軒板より外部に突出せず、
また、前記建屋の各出隅には、前記柱の外側を囲繞する補強板を付設し、
前記建屋の外壁には、継手は不使用で、前記外壁を連続して施工し、
前記各外壁間に隙間を無くし施工し、
かつ前記各外壁は、前記建屋の下地材に接着施工し、
かつ、前記外壁は、厚みを備えることを特徴とする建屋の構造。
【請求項2】
前記外壁は、トタンとし、前記トタンの厚みを、10mm~200mmとする請求項1に記載の建屋の構造。
【請求項3】
前記外壁は、前記トタンを止める手段を、ビス固定とする請求項1に記載の建屋の構造。
【請求項4】
前記下地材を、硬い素材で構成する請求項1に記載の建屋の構造。
【請求項5】
前記建屋の前記各外壁より、前記建屋の全ての構築物が突出しない構造としたことを特徴とする請求項1に記載の建屋の構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建屋の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明が意図する「台風(暴風)に強い家」を検索すると、いくつかのサイトで強い家の特徴が列挙されている。例えば、強風の下から巻き上げる力に着目すると、軒や庇の対策が重要となる。また、風圧一般と飛散物に着目すると、壁対策と窓対策も重要となる。窓が割れて室内に風が入ると屋根が持ち上がる可能性がある。一方で、発明が意図する「基礎から梁までボルトを通した」家に関する検索結果はなかった。
【0003】
以下、関連する先行文献を挙げる。
【0004】
文献(1)は、特許第6247057号公報(柱脚部固定構造)において、柱脚部の固定構造が特許対象となっており、柱には,地震時、強風時等においては引き抜こうとする方向の力つまり上揚力が作用するとした、耐力壁を構成する柱に関する「ホールダウン部材とアンカーボルト」に関する。
【0005】
また、文献(2)は、特許第6779703号公報(木造柱の柱脚部固定構造)において、アンカーボルト、ラグスクリュー、樹脂充填で、木造建築の水平方向の抵抗力を高め、柱の引き抜き応力に抵抗する。耐力壁についての記述はないが、外壁に関する提案は「出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(構造計算のできる同業者)が容易に発明をすることができたもの」と指摘されており、例えば、外壁の面材については,長期間にわたる耐候性や耐久性が要求される。それ故、石膏板(耐火性能は優れている)は使われてこなかった。
【0006】
さらに、文献(3)は、特許第6412431号公報(木造外壁の耐力壁構造及びその施工方法)において、屋外側面に耐力面材として固定することにより、短期水平荷重に対して壁倍率2.0以上の耐力を保有するようにした木造外壁の耐力壁の提案であり、耐力劣化防止剤としてオルガノポリシロキサン化合物を含む石膏板が有効であるとの説明がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第6247057号公報
【特許文献2】特許第6779703号公報
【特許文献3】特許第6412431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
これらの先行文献には、本発明が意図する「台風(暴風)に強い家(以下、台風に強い家とする)」の構造に関しての具体的な構造とか、装置に関しては、直接的な提案は、開示されていない。
【0009】
そこで、本発明は、「台風に強い家」の構造に関し、解決策とか、有効な手段を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明が提案する、前記解決策の一例の基本は、下記の1ー13であり、その為に、請求項1-5を提案する。
1. 柱の基礎から梁までボルトを通す。
2. 軒の出を無くす。(屋根にかかる負荷を無くす。)
3. 建物から出ている部分をなくす。(庇は屋根に負荷がかかる。)
4. 地域により風向きを考えて建てる。(立地)
5. 建物の出角を巻く。
6. 外壁を硬い物にする。(壁の被害を無くす。)
7. 外壁のピッチを狭く。(壁の被害を無くす。)
8. 外壁継手を無くす。(壁の被害を無くす。)
9. 外壁の取り付けをビス固定。(壁の被害を無くす。)
10. 外壁材の隙間を無くす。(壁の被害を無くす。)
11. 外壁(トタン)の厚みを厚く。(壁の被害を無くす。)
12. 外壁の下地を接着。(壁の被害を無くす。)
13. 開口部分塞ぎを一体化。(ドアや窓の被害を無くす。)
【発明の効果】
【0011】
請求項1は、
建屋の基礎から梁まで硬性の貫通ボルトを柱に付設し、
前記建屋の軒先は、前記柱に設けた軒板より外部に突出せず、
また、前記建屋の各出隅には、前記柱の外側を囲繞する補強板を付設し、
前記建屋の外壁には、継手は不使用で、前記外壁を連続して施工し、
前記各外壁間に隙間を無くし施工し、
かつ前記各外壁は、前記建屋の下地材に接着施工し、
かつ、前記外壁は、厚みを備えることを特徴とする建屋の構造である。
【0012】
従って、請求項1に於いては、「台風に強い家」の構造と考えられる建屋の提案であり、有益である。
【0013】
請求項2は、前記外壁は、トタンとし、前記トタンの厚みを、10mm~200mmとする建屋の構造である。
【0014】
従って、請求項2に於いては、請求項1の目的達成と、目的達成の有益な、外壁の構造の提案の提案である。
【0015】
請求項3は、前記外壁は、前記トタンを止める手段を、ビス固定とする建屋の構造である。
【0016】
従って、請求項3に於いては、請求項1の目的達成と、目的達成の有益な、外壁の素材の提案の提案である。
【0017】
請求項4は、前記下地材を、硬い素材で構成する建屋の構造である。
【0018】
従って、請求項4に於いては、請求項1の目的達成と、目的達成の有益な、の素材の提案の提案である。
【0019】
請求項5は、前記建屋の前記各外壁より、前記建屋の全ての構築物が突出しない構造としたことを特徴とする建屋の構造である。
【0020】
従って、請求項5に於いては、請求項1の目的達成と、目的達成の有益な、外壁の構造の提案である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】建屋の柱の第1立面図
図2】建屋の第2立面図、一部欠截する
図3】建屋の平面図であり、従来型の建屋と比較して庇(破線部)が無い状態を表す
図4】建屋の側面図
図5】建屋が数軒並んでいる状態の好ましい一例である、(イ)平面図、(ロ)側面図
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の各実施例を説明する。各実施例は、好ましい一例であり、各実施例の説明、及び/又は、図面に限定されない。従って、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造、又は同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
【0023】
図1に示した建屋Aの第1立面図に於いて、柱1は、基礎2の上の土台3と、梁4の間に立設されており、中心に耐性のボルト5を付設する。尚、中心に限定されず硬性を確保できる処であれば限定されないことと、一本に限定されず、適宜、必要な本数が付設される。そして、また火災に強い資材が望ましく、その他、石、樹脂、コンクリート、金属、又は陶器、複合材等の材料が好ましく、また中空・無垢等の素材、複合素材、スプリング、複合木材等の資材も活用できる。
【0024】
そして、図2の如く、軒6、庇7は、外壁A1より突出せず、図示しないが、台座、出っ張り、窓枠、その他の出っ張りを無くし、風、融雪、雨水等の台風時の衝撃緩和と、この風、積雪、雨水、落下物等による建屋Aへの衝撃緩和と、加圧解消(加圧緩衝)を図ることも有り得る。また、一例として、図示しないが、風、融雪、雨水等の台風時の通過を考慮する手段を葺設する。
【0025】
図示しないが、外壁A1(例えば、厚みは、5mm~50mmとし、望ましくは8mm~40mmとする)の形状は、直線、丸形、三角、凹凸、孔・穴、空間、前記直線、丸形等の組合せとか、その他の形状であっても、図示しないが、風、融雪、雨水等の台風時の衝撃に対する緩衝性を備える構造も採用できる。また、弾性素材も採用できる。外壁A1は、下地材A2(例えば、厚みは、20mm~60mmとし、望ましくは30mm~40mmとする)に、接着、嵌め付け等で固定される。尚、前記建屋Aの外壁A1には、継手を不使用で、前記外壁A1を連続して施工する。
【0026】
図3に於いて、建屋Aの各出隅Aa(一部も有り得る。例えば、風向き方向を考慮する。)には、前記柱1の外側を囲繞する鍵形等の補強板9を付設する。外壁A1の補強と、建屋Aの崩壊防止、風対策とか、物の抵抗等を考慮する。形状は角でない、湾曲、凹凸等の他の形状も有り得る。補強板9(例えば、厚みは、5mm~50mmとし、望ましくは8mm~40mmとする)、他の補強資材、形状、色等は、例えば、建屋Aの景観、風の流れ、周りの障害物、又は取付価格、周りの状況、取り決め等を考慮し、取付けの有無の判断、或いは取り決めを、十分考慮して設置することが必要である(他の補強部材、設置部材等も同様である)。
【0027】
また、各図と、図4のように、外壁A1は、ビス止め取付けか否か、この外壁A1の数・重ねか否か、継手の有無、隙間なく取付け(窓に注意する)、或いは役割、又は、素材(鉄板、トタンか等)、必要性等を考慮し決定する(他の補強部材、設置部材等も同様である)。
【0028】
そして、図4の如く、窓10、及び/又は、この窓10を囲繞する窓枠10aと、外壁A1との屋根11とか、その他の外壁A1には、隙間(不図示)が形成されるが、この各隙間等も、必ず閉塞する。窓10と窓枠10aとか、その他の隙間は、必ず、硬材、シート等でガード12する(塞ぐ)。
【0029】
図5(イ)(ロ)は、今回の発明における建屋Aが数軒並んでいる様子を示す略図である。建屋Aの一階、二階の四方には、庇7やベランダや縁側等は設けない構造である。これにより、同じ面積内に多くの建屋Aを立てることができるため、土地の有効利用が可能となる。
【0030】
また、庇7やベランダや縁側等を設けないことにより、例えば、節税の効果が見込まれる。
【0031】
また、建屋A(または、台風に強い家)の床下には断熱材を施工する場合もある。断熱材を使用することにより、室内の温度変化が抑制され、快適な室内温度を保ちやすくなる。冷暖房を使用する機会が減り、光熱費の節約にも有効である。断熱材は、グラスウールやポリスチレンフォーム等とするが、特に限定しない。断熱材の厚みは、20mm~80mmとする。
【0032】
前述した、各実施例は、好ましい一例である。この各実施例の趣旨の範囲において、構成の一部を変更する構造、又は同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
【符号の説明】
【0033】
1 柱
2 基礎
3 土台
4 梁
5 ボルト
6 軒
7 庇
8 地面
9 補強板
10 窓
10a 窓枠
11 屋根
12 ガード
A 建屋
A1 外壁
A2 下地材
Aa 出隅
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2023-06-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建屋の基礎から梁まで少なくとも1本の貫通ボルトを柱内の軸方向沿って付設し、
前記建屋の屋根の軒は、前記柱および梁より外部に突出せず、
平面視における前記建屋の各出隅に立設する柱には、前記柱の外側を囲繞する補強板を付設し、
前記建屋の外壁には、継目および隙間のない連続した外壁を配設し、
かつ前記各外壁は、前記建屋の下地材に対し接着または嵌め付けにより配設されていることを特徴とする建屋の構造。
【請求項2】
前記外壁は、少なくとも5mm以上の厚みを備えている請求項1に記載の建屋の構造。
【請求項3】
前記外壁は、加工されたトタンとし、前記トタンの厚みを、10mm~200mmとする請求項1または2に記載の建屋の構造。
【請求項4】
前記外壁において、前記トタンを止める手段を、ビスによる固定とする請求項に記載の建屋の構造。
【請求項5】
記建屋の全ての構築物が、前記建屋の各外壁よりも外部に突出していない構造としたことを特徴とする請求項1に記載の建屋の構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明が提案する、前記解決策の一例の基本は、下記の1ー13であり、その為に、請求項1-5を提案する。
1. 柱の基礎から梁までボルトを貫通して通す。
2. 屋根のうち軒の出を無くす。(屋根にかかる負荷を無くす。)
3. 建物の外壁から外部に出ている部分をくす。(軒や庇は屋根に負担がかかる。)
4. 地域により風向きを考えて建てる。(立地)
5. 建物の出隅部には補強板を巻く。
6. 外壁を硬い物にする。(壁の被害を無くす。)
7. 外壁のピッチを狭くする。(壁の被害を無くす。)
8. 外壁を無くす。(壁の被害を無くす。)
9. 外壁の取り付けをビス固定とする。(壁の被害を無くす。)
10. 外壁材の隙間を無くす。(壁の被害を無くす。)
11. 外壁(トタン)の厚みを厚くする。(壁の被害を無くす。)
12. 外壁下地材に接着する。(壁の被害を無くす。)
13. 開口部塞ぎを外壁に一体化する。(ドアや窓の被害を無くす。)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
請求項1は、
建屋の基礎から梁まで少なくとも1本の貫通ボルトを柱内の軸方向沿って付設し、
前記建屋の屋根の軒は、前記柱および梁より外部に突出せず、
平面視における前記建屋の各出隅に立設する柱には、前記柱の外側を囲繞する補強板を付設し、
前記建屋の外壁には、継目および隙間のない連続した外壁を配設し、
かつ前記各外壁は、前記建屋の下地材に対し接着または嵌め付けにより配設されていることを特徴とする建屋の構造である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
請求項2は、前記外壁は、少なくとも5mm以上の厚みを備えている建屋の構造である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
請求項3は、前記外壁は、加工されたトタン板とし、前記トタン板の厚みを、10mm~200mmとする建屋の構造である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
請求項4は、前記外壁において前記トタン板を止める手段を、ビスによる固定とする建屋の構造である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
従って、請求項4に於いては、請求項1の目的達成と、目的達成の有効かつ具体的な素材の提供の提案である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
請求項5は、前記建屋の全ての構築物が、前記建屋の各外壁よりも外部に突出していない構造としたことを特徴とする建屋の構造である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
図1に示した建屋Aの第1立面図に於いて、柱1は、基礎2の上の土台3と、梁4の間に立設されており、前記柱1の中心に沿って硬性のボルト5を付設する。尚、柱1の中心に限定されず硬性を確保できる処であれば、特に限定されないことと、前記ボルト5の本数は、一本に限定されず、適宜、必要な本数が付設される。そして、前記柱1は、火災に強い資材が望ましく、例えば、石、樹脂、コンクリート、金属、又は陶器、複合材等、その他の材料が好ましく、また中空・無垢等の素材、複合素材、スプリング、複合木材等の資材も活用できる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
図示しないが、外壁A1(例えば、全体の厚みは、5mm~50mmとし、望ましくは8mm~40mmとする)の形状は、直線(平面)、丸形(曲面)、三角、凹凸(波形)、孔・穴、空間、前記直線および丸形等の組合せとか、その他の形状であっても良い。図示しないが、風、融雪、雨水等の台風時の衝撃に対する緩衝性を備える構造も採用できる。また、弾性素材も採用できる。外壁A1は、下地材A2(例えば、厚みは、20mm~60mmとし、望ましくは30mm~40mmとする)に対し、接着、嵌め付け等で固定される。尚、前記建屋Aの外壁A1には、継目や隙間を不とし、前記外壁A1を連続して使用する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
また、各図と、図4のように、外壁A1は、ビス止めにて取付けか否か、この外壁A1の数・重ねか否か、継の有無、隙間なく取付け(窓やドアに注意する)、或いは役割、又は、素材(鉄板、トタンか等)、必要性等を考慮し決定する(他の補強部材、設置部材等も同様である)。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
また、庇7やベランダや縁側等を設けないことにより、例えば、耐風圧性に加え、節税の効果見込まれる。