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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024135209
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】シールドコネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/6592 20110101AFI20240927BHJP
   H01R 24/40 20110101ALN20240927BHJP
【FI】
H01R13/6592
H01R24/40
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023045779
(22)【出願日】2023-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】弁理士法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】康 麗萍
(72)【発明者】
【氏名】金村 佳佑
(72)【発明者】
【氏名】橋本 宣仁
【テーマコード(参考)】
5E021
5E223
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA14
5E021FA16
5E021FB07
5E021FC08
5E021FC21
5E021FC40
5E021LA21
5E223AB02
5E223AB59
5E223AB65
5E223BA05
5E223BB12
5E223CA13
5E223GA08
5E223GA22
5E223GA26
5E223GA52
5E223GA57
(57)【要約】
【課題】端子挿入時にハウジングが破損することを防ぐシールドコネクタを提供する。
【解決手段】シールド電線1に接続される内導体20と前記内導体20を覆う筒状の外導体22とを備えるシールド端子2と、前記シールド端子2が挿入されるハウジング4とを備え、前記外導体22は、前記シールド端子2の挿入方向Aに直交する方向へ切り起こして形成されるスタビライザ25を備え、前記ハウジング4は、前記シールド端子2の端子挿入口40と、前記スタビライザ25が入る収容部42とを備えるシールドコネクタ。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シールド電線に接続される内導体と前記内導体を覆う筒状の外導体とを備えるシールド端子と、前記シールド端子が挿入されるハウジングとを備え、
前記外導体は、前記シールド端子の挿入方向に直交する方向へ切り起こして形成されるスタビライザを備え、
前記ハウジングは、前記シールド端子の端子挿入口と、前記スタビライザが入る収容部とを備えるシールドコネクタ。
【請求項2】
前記外導体は第2外導体と前記第2外導体の外側に重なる第1外導体とを備え、
前記第1外導体は前記第2外導体と重なる位置に前記スタビライザを備える請求項1に記載のシールドコネクタ。
【請求項3】
前記第2外導体は前記スタビライザを保持する保持片を備える請求項2に記載のシールドコネクタ。
【請求項4】
前記第1外導体は前記スタビライザの切り起こしにより形成された切断面に連続してスリットを備え、
前記保持片は前記スタビライザの切り起こし前に対応する位置に設けられる請求項2または3に記載のシールドコネクタ。
【請求項5】
前記スタビライザと前記保持片は前記シールド端子の前記ハウジングへの挿入方向に対して直交方向に延びている請求項3に記載のシールドコネクタ。
【請求項6】
前記第1外導体は前記第2外導体を接合する接合部を備え、
前記第1外導体には両端部を継ぎ合わせた継目が形成され、
前記接合部は前記第1外導体における前記継目と前記スタビライザの間の位置に設けられる請求項2または3に記載のシールドコネクタ。
【請求項7】
前記ハウジングは、隣り合う一対の前記端子挿入口を備え、
一対の前記端子挿入口は対になる前記端子挿入口が設けられる側において前記収容部が設けられ、各々の前記収容部は互いに異なる方向に向かって深くなるように形成される請求項1または2に記載のシールドコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、シールドコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
同軸ケーブルを用いて伝送される電気信号の高周波化に伴って、同軸ケーブルに接続される高周波コネクタにも高周波特性の向上の要求が高まっている。
【0003】
特許文献1には、同軸ケーブルとシールド本体が加締め部材により接続されたシールドコネクタが開示されている。このシールドコネクタは、シールド本体と加締め部材の間に生じる隙間をシールドスリーブで埋めることにより、隙間からのノイズの出入りを防止し、ノイズの遮断性能の低下を抑制することができる。
なお、シールド本体はハウジング内でシールド本体の回転を規制する接触片からなるスタビライザを有し、ハウジングは接触片に対応する収容部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-69366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のシールドコネクタにおいては、スタビライザは、シールド端子のハウジングへの挿入方向に切り起こすことで形成される。したがって、シールド端子は、スタビライザの切断面がハウジングへの挿入方向を向いてしまうため、スタビライザとハウジングの収容部の位置とがずれている場合、スタビライザがハウジングに接触することで、シールド端子はハウジングを削りながら挿入されてしまうおそれがある。
【0006】
そこで、本開示は、シールド端子挿入時にハウジングが破損することを防ぐシールドコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のシールドコネクタは、シールド電線に接続される内導体と前記内導体を覆う筒状の外導体とを備えるシールド端子と、前記シールド端子が挿入されるハウジングとを備え、前記外導体は、前記シールド端子の挿入方向に直交する方向へ切り起こして形成されるスタビライザを備え、前記ハウジングは、前記シールド端子の端子挿入口と、前記スタビライザが入る収容部とを備えるシールドコネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、端子挿入時にハウジングが破損することを防ぐシールドコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、シールドコネクタの断面図である。
図2図2は、シールド端子、シールド電線の分解図である。
図3図3は、シールド端子の一部拡大断面図である。
図4図4は、シールド端子の斜視図である。
図5図5は、シールド端子の断面図である。
図6図6は、ハウジングと、シールド電線の断面図である。
図7図7は、シールド端子の挿入図である。
図8図8は、シールドコネクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のシールドコネクタは、
(1)シールド電線に接続される内導体と前記内導体を覆う筒状の外導体とを備えるシールド端子と、前記シールド端子が挿入されるハウジングとを備えるシールドコネクタであって、前記外導体は、前記シールド端子の挿入方向に直交する方向へ切り起こして形成されるスタビライザを備え、前記ハウジングは、前記シールド端子の端子挿入口と、前記スタビライザが入る収容部とを備えるシールドコネクタである。
上記構成によれば、スタビライザにより形成した切断面がハウジングへの挿入方向を向いていない為、誤ってスタビライザが収容部に対応しない位置でシールド端子を挿入したとしても、スタビライザによってハウジングが破損することを防ぐことが可能となる。
【0011】
(2)上記(1)において、前記外導体は第2外導体と前記第2外導体の外側に重なる第1外導体とを備え、前記第2外導体と重なる位置に前記第1外導体は前記スタビライザを備えてもよい。
上記構成によれば、第1外導体のスタビライザによってできた隙間を、第2外導体によって塞ぐことでシールド性能の悪化を防ぐことが可能である。
【0012】
(3)上記(2)において、前記第2外導体は前記スタビライザを保持する保持片を備えてもよい。
上記構成では、スタビライザにハウジングが接触した際に、保持片によりスタビライザが倒れないように補強することができる。
【0013】
(4)上記(3)において、前記第1外導体は前記スタビライザの切り起こしにより形成された切断面に連続してスリットを備え、前記保持片は前記スタビライザの切り起こし前に対応する位置に設けられてもよい。
上記構成によれば、スリットを設けることで、第2外導体の保持片を第1外導体のスタビライザの切り起こし位置に配置する際に、スリットの分だけ保持片の通過可能な幅が広がるため、第1外導体と第2外導体を容易に接続することができる。
【0014】
(5)上記(3)または(4)において、前記スタビライザと前記保持片は前記シールド端子の前記ハウジングへの挿入方向に対して直交方向に延びていてもよい。
上記構成によれば、スタビライザと保持片の間に隙間ができず、シールド性能を保ったまま補強することができる。
【0015】
(6)上記(2)~(5)において、前記第1外導体は前記第2外導体を接合する接合部を備え、前記第1外導体には両端部を継ぎ合わせた継目が形成され、前記接合部は前記第1外導体における前記継目と前記スタビライザの間の位置に設けられてもよい。
上記構成によれば、外導体が開かないように筒状を維持しつつ、第1外導体と第2外導体を確実に接合することができる。
【0016】
(7)上記(1)~(6)において、前記ハウジングは、隣り合う一対の前記端子挿入口を備え、前記一対の端子挿入口は対になる前記端子挿入口が設けられる側において前記収容部が設けられ、各々の前記収容部は互いに異なる方向に向かって深くなるように形成されてもよい。
上記構成によれば、収容部の配置を省スペース化することができ、ハウジングを小型化することができる。
【0017】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のシールドコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0018】
<実施形態1>
この実施形態1では、図1に示すように、シールド電線1にシールド端子2が接続され、ハウジング4に挿入されたシールドコネクタを備える。
【0019】
図2に示すように、シールド電線1は、軸中心から外側に向かって、中心導体10、絶縁体13、シールド導体11、シース14を備えた構造のものである。中心導体10はより線や単芯線からなる信号線を構成し、シールド導体11は編組線からなるアース線を構成する。シールド導体11の外側の端部にはスリーブ12が取り付けられる。
【0020】
シールド電線1の端末処理は、次のとおりである。まず、シース14の皮むきを行い、シールド導体11をむき出しにする。むき出しにしたシールド導体11はスリーブ12で圧着し、シールド導体11の先端を圧着したスリーブ12の位置まで反転させる。シールド導体11の反転によりむき出しにした絶縁体13を皮剥ぎすることで、中心導体10をむき出しにする。
【0021】
シールド端子2は、導電性金属からなる内導体20と外導体22、および誘電体21から構成され、図1に示すように、中心導体10に接続される内導体20の周りに、誘電体21を介して、外導体22が配される構造である。内導体20と外導体22は、導電性金属からなる板材を曲げ加工等して形成される。
【0022】
外導体22は、ハウジング4に挿入した際、ハウジング4のランス41に係止される係止凹部31を備える(図1参照)。外導体22は第1外導体23と第2外導体24の2部品構成とする。第1外導体23は端部において、第2外導体24の外側に重なり接合部30で接合される(図4参照)。
【0023】
第1外導体23は、図5に示すシールド端子2の中心軸Bを軸とした回転を規制するスタビライザ25を備える。第1外導体23は、端子挿入方向Aに第1継目28が形成される。第2外導体24は、スタビライザ25より幅の小さい保持片26を備える。第2外導体24は、端子挿入方向Aに第2継目29が形成される。スタビライザ25と保持片26は、第1外導体23と第2外導体24とが重り、互いに接する位置に設けられる。スタビライザ25は、保持片26に対し、端子挿入方向Aの前側に配置される。
【0024】
図3、4に示すように、スタビライザ25は、端子挿入方向Aに直交する方向へ後方からに切り起こされ、端子挿入方向Aと直交方向に延びる。スタビライザ25の切断面32は、端子挿入方向Aとスタビライザの延びる方向との2方向に対して直交する方向を向いている。スタビライザ25の切断面32は、板厚面である。スタビライザ25の前側の板面は、端子挿入方向Aを向いている。スタビライザ25の後側の板面は、保持片26に対向(対面)している。保持片26は、端子挿入方向Aに直交する方向へ前方からに切り起こされ、端子挿入方向Aと直交方向に延びる。スタビライザ25と保持片26は、互いに接触するように設けられる。第1外導体23には、スタビライザ25を形成するために切断面32に連続してスリット27が設けられる。
【0025】
図5に示すように、端子挿入方向Aから見て、第1継目28は、第2継目29と中心軸Bに対して同じ角度に形成される。スタビライザ25および保持片26は、第1継目28および第2継目29から中心軸Bに対して約90°の位置に設けられる。第1外導体23と第2外導体24を接合する接合部30は複数あり、それぞれ第1継目28から中心軸Bに対して時計回りに約25°、約155°、約205°、335°の位置に設けられる。
【0026】
図6~8に示すように、ハウジング4は合成樹脂製であって、4つの端子挿入口40と、端子を保持するランス41、スタビライザ25が納められる収容部42を備える。収容部42は、端子挿入方向Aに延び、端子挿入方向Aに直交する方向に深くなる溝状に形成される。
【0027】
図6において、ハウジング4は左右に隣り合う端子挿入口40を上下に2対備えている。以下の説明では、左右に隣り合う2つの端子挿入口40を一対の端子挿入口40として説明する。左側の端子挿入口40は右下に向かって深くなる収容部42を有し、右側の端子挿入口40は左上に向かって深くなる収容部42を有する。このように隣り合う一対の端子挿入口40は、対になる端子挿入口40が設けられる側において収容部42が設けられ、各々の収容部42は異なる方向に向かって深くなるように形成されている。
【0028】
また、ランス41は、収容部42とシールド端子2の第1継目28を避ける為に、各端子挿入口40において収容部42から中心軸に対して約135°の位置に端子挿入口40の中心方向に延びるように設けられる。
【0029】
シールド端子2の製造工程は、次のとおりである。第1外導体23は、金属板材を筒状に加工し、プレスにより第1継目28を形成する。誘電体21は、第1外導体23に挿入し、第1外導体23の内面に設けられた孔に係止する。第2外導体24の端部は、第1外導体23の内側へ挿入する。第1外導体23と第2外導体24は、それぞれ端部を重ねて、接合部30でレーザー溶接により接合する。ここで、保持部26は、スタビライザ25の後方に接触可能に位置し、スタビライザ25の切り起こしに伴って第1外導体23に形成された凹みの内側に嵌まり込む。これにより、保持片26がスタビライザ25に対して前後方向および第1外導体23の周方向に位置決めされ、第1外導体23と第2外導体24の接合作業を容易に行うことができる。
【0030】
シールド電線1とシールド端子2の接続工程は、次のとおりである。端末処理されたシールド電線1は、むき出しになった中心導体10の先端に内導体20を圧着する。圧着した内導体20は、組立工程を経た外導体22に内包される誘電体21内へ挿入する。第2外導体24の保持片26は、第1外導体23におけるスタビライザ25の切り起こし前に対応する位置(切り起こし位置)にくるように配置され、スタビライザ25と保持片26とは互いに接触させる。第2外導体24は、シールド電線1側が展開された状態からシールド電線1の外周に加締めることで筒状に閉じられ第2継目29を形成する。
【0031】
ハウジング4への組付工程は、次のとおりである。上記接続工程を経たシールド電線1の先端に取り付けられたシールド端子2は、端子挿入口40からハウジング4内へ挿入する。この挿入時にシールド端子2はスタビライザ25が、ハウジング4の収容部42を通るように位置合わせをして挿入する。シールド端子2は、スタビライザ25が収容部42に収まることで、ハウジング4内での回転を規制することができる。挿入されたシールド端子2は、係止凹部31にてランス41と係止することで、ハウジング4内に保持する。
【0032】
本実施形態1の場合、スタビライザ25を端子挿入方向Aに直交する方向へ切り起こして備えることにより、仮に収容部42とスタビライザ25の位置がずれて誤挿入しても、スタビライザ25の切断面32が端子挿入方向Aに直交する方向を向き、端子挿入方向A方向を向かない為、シールド端子2の端子挿入時に、ハウジング4を傷つけることを防ぐことができる。
【0033】
本実施形態1の場合、第1外導体23と第2外導体24の重なる位置にスタビライザ25を設けることにより、スタビライザ25の切り起こしによって生じる第1外導体23と第2外導体24との隙間を作らないことで、シールド性能の悪化を防止することができる。
【0034】
また、第1外導体23と第2外導体24を接合する際、保持片26が第1外導体23に当たってしまい挿入できないことを防ぐために、第1外導体23は切り起こしにより形成された切断面32に連続してスリット27を設ける。
【0035】
また、スタビライザ25の幅が保持片26の幅より小さいと、第1外導体23のスリット27により、第1外導体23と第2外導体24との隙間が生じてしまう。したがって、スタビライザ25の幅は保持片26の幅よりも大きいことにより、シールド性能の低下を防ぐ。
【0036】
また、接合部を上記のように設けることで、外導体が開かないように筒状を維持しつつ、第1外導体と第2外導体を確実に接合することができる。
【0037】
また、ハウジング4においては、ハウジング4が備える隣り合う一対の端子挿入口40は、対になる端子挿入口40が設けられる側において収容部42が設けられ、各々の収容部42は異なる方向に向かって深くなるように形成される。このような収容部42の配置を取ることで、ハウジング4に端子挿入口40および収容部42をコンパクトに配置することができ、ハウジング4を小型化できる。
【0038】
また、ランス41は収容部42と第1継目28および第2継目29を避けて設けることで、ハウジング4内においてシールド端子2を安定して保持できる。
【0039】
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施形態1の場合、第2外導体24の端部を覆う第1外導体23による2部品構成としていた。これに対し、ほかの実施形態によれば、第1外導体の端部を覆う第2外導体による2部品構成としてもよい。また、その場合、第2外導体にスタビライザ、第1外導体に保持片を備えるものとする。
上記実施形態1の場合、外導体22は、2部品構成でなくても、複数の外導体により構成されていればよい。また、ほかの実施形態によれば、外導体は一部品で構成されてもよい。
上記実施形態1の場合、4つの端子挿入口40と、各端子挿入口40に端子を保持するランス41、スタビライザ25を収める収容部42を備えるとしていた。これに対し、ほかの実施形態によれば、1つでも、複数でも端子挿入口40とそれに対応する収容部42とランス41とを備えてもよい。
【符号の説明】
【0040】
A…端子挿入方向
1…シールド電線
2…シールド端子
4…ハウジング
10…中心導体
11…シールド導体
12…スリーブ
13…絶縁体
14…シース
20…内導体
21…誘電体
22…外導体
23…第1外導体
24…第2外導体
25…スタビライザ
26…保持片
27…スリット
28…第1継目
29…第2継目
30…接合部
31…係止凹部
32…切断面
40…端子挿入口
41…ランス
42…収容部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8