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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024135471
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】会議用音響システム
(51)【国際特許分類】
   H04R 3/04 20060101AFI20240927BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
H04R3/04
H04R3/00 320
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023046168
(22)【出願日】2023-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100140914
【弁理士】
【氏名又は名称】三苫 貴織
(74)【代理人】
【識別番号】100172524
【弁理士】
【氏名又は名称】長田 大輔
(72)【発明者】
【氏名】バヴェジャ ウペンドラ
(72)【発明者】
【氏名】織田大原 重文
(72)【発明者】
【氏名】今井 拓水
(72)【発明者】
【氏名】トレンティノ ジョーイ ファウスト
【テーマコード(参考)】
5D220
【Fターム(参考)】
5D220AA03
5D220AB01
5D220BA30
(57)【要約】
【課題】音楽再生においてユーザエクスペリエンスの向上を図ることのできる会議用音響システムを提供すること。
【解決手段】会議用音響システムは、スピーカユニット10と、マイクロフォンとを備える。スピーカユニット10は、会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とが格納された記憶部11と、会議中において会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中においてミュージック用周波数特性を使用特性として設定する設定部12と、入力されたサウンドデータを使用特性を用いて調整する信号調整部13とを備える。設定部12は、会議開始の通知に用いられる信号を受信した場合に、会議用周波数特性を使用特性として設定する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スピーカユニットと、マイクロフォンとを備える会議用音響システムであって、
前記スピーカユニットは、
会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とが格納された記憶部と、
会議中において前記会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中において前記ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する設定部と、
前記使用特性を用いて、入力されたサウンドデータを調整する信号調整部と
を具備し、
前記設定部は、会議開始の通知に用いられる信号を受信した場合に、前記会議用周波数特性を前記使用特性として設定する会議用音響システム。
【請求項2】
前記マイクロフォンは、ステータスに応じて異なる態様で点灯する照明部を備えており、
前記会議開始の通知に用いられる信号は、前記マイクロフォンの照明部の点灯を要求するためのコマンドを含む請求項1に記載の会議用音響システム。
【請求項3】
前記設定部は、会議終了の通知に用いられる信号を受信した場合に、前記ミュージック用周波数特性を前記使用特性として設定する請求項1に記載の会議用音響システム。
【請求項4】
前記マイクロフォンは、ステータスに応じて異なる態様で点灯する照明部を備えており、
前記会議終了の通知に用いられる信号は、前記マイクロフォンの照明部の消灯を要求するためのコマンドを含む請求項3に記載の会議用音響システム。
【請求項5】
所定の周波数帯域において、前記ミュージック用周波数特性の出力は、前記会議用周波数特性の出力よりも大きな値に設定されている請求項1に記載の会議用音響システム。
【請求項6】
スピーカユニットと、マイクロフォンとを備える会議用音響システムであって、
前記スピーカユニットは、
会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とが格納された記憶部と、
会議中において前記会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中において前記ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する設定部と、
前記使用特性を用いて、入力されたサウンドデータを調整する信号調整部と
を具備する会議用音響システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、会議用音響システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、テレワークを行う機会が増加し、これに伴いウェブ会議も頻繁に行われるようになり、ウェブ会議に関する種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ウェブ会議に用いられる音響システム(以下「会議用音響システム」という。)として、例えば、スピーカユニットとマイクロフォンとが一体化された、いわゆるスピーカフォンと呼ばれる音響システムや、スピーカユニットとマイクロフォンとを無線又は有線によって接続して構成される音響システムなどが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-137095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような会議用音響システムでは、スピーカユニットによって生成された信号がマイクロフォンを介して会議の相手側にフィードバックされないようにするために、出力を抑制した周波数特性を使用している。
近年、上述したような会議用音響システムを音楽再生にも使用したいという要請が高まっている。しかしながら、従来の会議用音響システムを音楽再生に使用した場合には、臨場感のある音を再生することが難しく、ユーザエクスペリエンスの改善が求められていた。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、音楽再生においてユーザエクスペリエンスの向上を図ることのできる会議用音響システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、スピーカユニットと、マイクロフォンとを備える会議用音響システムであって、前記スピーカユニットは、会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とが格納された記憶部と、会議中において前記会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中において前記ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する設定部と、前記使用特性を用いて、入力されたサウンドデータを調整する信号調整部とを具備し、前記設定部は、会議開始の通知に用いられる信号を受信した場合に、前記会議用周波数特性を前記使用特性として設定する会議用音響システムである。
【0007】
本開示の一態様は、スピーカユニットと、マイクロフォンとを備える会議用音響システムであって、スピーカユニットは、会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とが格納された記憶部と、会議中において前記会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中において前記ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する設定部と、前記使用特性を用いて、入力されたサウンドデータを調整する信号調整部とを具備する会議用音響システムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示の会議用音響システムによれば、音楽再生においてユーザエクスペリエンスの向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の一実施形態に係る会議用音響システムの全体構成を概略的に示したシステム構成図である。
図2】本開示の一実施形態に係るスピーカユニットが備える機能の一例を示した機能構成図である。
図3】本開示の一実施形態に係る会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とを比較して示した図である。
図4】本開示の一実施形態に係る会議用音響システムが実行する制御方法の処理手順の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る会議用音響システムの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る会議用音響システム1の全体構成を概略的に示したシステム構成図である。図1に示すように会議用音響システム1は、スピーカユニット10と、マイクロフォン30とを備えている。
スピーカユニット10と、マイクロフォン30とは、有線によって接続されている。例えば、USB(Universal Serial Bus)による通信を使用することができる。また、Bluetooth(登録商標)、WiFiなどにより無線で接続されていてもよい。
なお、本実施形態では、スピーカユニット10とマイクロフォン30とが別体とされている場合を例示するが、これに限られない。スピーカユニット10とマイクロフォン30とが一体化され、1つの筐体に搭載された構成とされていてもよい。
【0011】
会議用音響システム1は、無線又は有線によって情報処理装置50と接続され、通信可能な構成とされている。情報処理装置50の一例として、例えば、ノートPC、デスクトップ型PC、タブレット端末、スマートフォン等が挙げられる。情報処理装置50については、公知の構成であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0012】
マイクロフォン30は、LED(Light-Emitting Diode:照明部)31と、ミュート切替部32とを備えている。LED31は、例えば、スピーカユニット10によって制御される。LED31は、ステータスに応じて異なる態様で点灯する。例えば、マイクロフォン30がオン(非ミュート状態)の場合には緑色、ミュートの場合には赤色で点灯する。また、LED31は、会議終了又はマイクロフォン30の電源オフ状態の場合には消灯する。
【0013】
ミュート切替部32は、ミュートと非ミュート(アンミュート)とをユーザが切り替えるための入力部である。例えば、ミュート切替部32は、入力ボタンとして設けられており、ユーザによって押下されるごとに、ミュートと非ミュートとが切り替えられる。
【0014】
図2は、スピーカユニット10が備える機能の一例を示した機能構成図である。例えば、スピーカユニット10は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)、主記憶装置(Main Memory)、二次記憶装置(Secondary storage:メモリ)などを備えるコンピュータを有している。後述する各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で二次記憶装置などに記憶されており、このプログラムをCPUが主記憶装置に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。
【0015】
図2に示すように、スピーカユニット10は、記憶部11、設定部12、信号調整部13、アンプ(増幅器)14、及びスピーカ15を備えている。また、スピーカユニット10は、音量を調整する音量調整機能など、スピーカが一般的に備えている機能を更に有していてもよい。
【0016】
記憶部11には、例えば、ウェブ会議などの会議に適した会議用周波数特性と、音楽の再生に適したミュージック用周波数特性とが格納されている。会議用周波数特性は、ウェブ会議に適した周波数特性であり、例えば、スピーカ15によって生成された信号がマイクロフォン30を介して会議の相手側にフィードバックされないようにするために、出力が抑制された周波数特性とされている。また、ミュージック用周波数特性は、音楽の再生に適した周波数特性とされている。
【0017】
図3は、会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とを比較して示した図である。図3において、横軸は周波数(Hz)、縦軸は出力(dB)である。図3に示すように、所定の周波数帯域Aにおいて、ミュージック用周波数特性の出力は、会議用イコライザーの出力よりも大きな値に設定されている。
【0018】
設定部12は、例えば、会議中において会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中においてミュージック用周波数特性を使用特性として設定する。例えば、設定部12は、会議中において、会議用周波数特性を使用特性として設定し、会議中以外において、ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する。
設定部12は、例えば、情報処理装置50から会議開始の通知に用いられる信号(以下「会議開始コマンド」という。)を受信した場合に、会議用周波数特性を使用特性として設定する。会議開始コマンドは、例えば、マイクロフォン30のLED31を緑色に点灯させることを要求するコマンドである。この信号は、例えば、HIDプロトコルを使用して情報処理装置50からスピーカユニット10に出力される。
【0019】
また、設定部12は、例えば、情報処理装置50から会議終了の通知に用いられる信号(以下「会議終了コマンド」という。)を受信した場合に、ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する。会議終了コマンドは、例えば、マイクロフォン30のLED31を消灯させることを要求するコマンドである。この信号は、例えば、HIDプロトコルを使用して情報処理装置50からスピーカユニット10に出力される。
【0020】
信号調整部13は、設定部12によって設定された使用特性を用いて、入力されたサウンドデータを調整する。すなわち、信号調整部13は、使用特性を用いてサウンドデータを調整するイコライザーの機能を有している。
アンプ14は、信号調整部13によって調整されたサウンドデータをスピーカ15に出力する。これにより、スピーカ15によって音が出力される。
【0021】
次に、本実施形態に係る会議用音響システム1の動作について図4を参照して説明する。図4は、本開示の一実施形態に係る会議用音響システム1が実行する制御方法の処理手順の一例を示したフローチャートである。以下の説明においては、デフォルトの設定として、ミュージック用周波数特性が使用特性として設定される場合を例示して説明する。
【0022】
まず、情報処理装置50と会議用音響システム1が接続された状態で、情報処理装置50においてウェブ(Web)会議のアプリケーション(以下「会議用アプリケーション」という。)が起動されると(SA1)、情報処理装置50から会議用音響システム1のスピーカユニット10に対して会議開始コマンドが送信される(SA2)。
【0023】
スピーカユニット10は、会議開始コマンドを受信すると(SA3)、このコマンドに従ってマイクロフォン30のLED31を緑色に点灯させる(SA4)。また、スピーカユニット10は、会議用周波数特性を使用特性として設定する(SA5)。
これにより、ウェブ会議中においては、情報処理装置50から受信したサウンドデータが信号調整部13において会議用周波数特性に基づいて調整(信号処理)され、アンプ14によって増幅されて、スピーカ15から音として出力されることとなる。
【0024】
続いて、ウェブ会議終了すると、情報処理装置50の会議用アプリケーションから会議終了コマンドがスピーカユニット10に送信される(SA6)。スピーカユニット10は、会議終了コマンドを受信すると(SA7)、このコマンドに従ってマイクロフォン30のLED31を消灯させる(SA8)。また、スピーカユニット10は、ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する(SA9)。
これにより、スピーカユニット10においては、次回、会議開始コマンドを受信するまで、ミュージック用周波数特性を使用したサウンドデータの調整が行われることとなる。これにより、例えば、音楽再生のコマンドを受信し、音楽のサウンドデータが入力された際には、ミュージック用周波数特性を用いたサウンドデータの調整が信号調整部13において行われ、調整後のサウンドデータがアンプ14によって増幅されてスピーカ15から音として出力されることとなる。
【0025】
以上、説明してきたように、本実施形態によれば、会議用音響システム1は、スピーカユニット10と、マイクロフォン30とを備えている。また、スピーカユニット10は、会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とが格納された記憶部11と、会議中において会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中においてミュージック用周波数特性を使用特性として設定する設定部12と、使用特性を用いて入力されたサウンドデータを調整する信号調整部13とを備えている。
【0026】
これにより、会議用音響システム1の用途に応じて、適切な周波数特性に切り替えることが可能となる。すなわち、会議中においては会議用周波数特性を用いたサウンドデータの調整を行い、音楽再生のときにはミュージック用周波数特性を用いたサウンドデータの調整を行うことが可能となる。これにより、音楽再生時においては、臨場感のある音を出力することが可能となり、ユーザエクスペリエンスの向上を図ることができる。
【0027】
また、本実施形態によれば、設定部12は、会議開始の通知に用いられる信号、具体的には、LED31の点灯を要求するためのコマンドを受信した場合に、会議用周波数特性を使用特性として設定する。また、設定部12は、会議終了の通知に用いられる信号、具体的には、LED31の消灯を要求するためのコマンドを受信した場合に、ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する。このように、LED31の点灯や消灯を要求するコマンドを周波数特性の切り替えにも用いるので、アプリケーションの作り込みを変えることなく、容易に周波数特性を切り替えることが可能となる。
【0028】
以上、本開示について実施形態を用いて説明したが、本開示の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。開示の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施形態で説明した処理の流れも一例であり、本開示の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
【0029】
例えば、上記実施形態では、周波数特性のデフォルトをミュージック用周波数特性としていたが、これに限られない。例えば、周波数特性のデフォルトを会議用周波数特性とし、音楽の再生開始を要求するコマンドを情報処理装置50などの音楽データ提供先の装置から受信した場合に、ミュージック用周波数特性を設定することとし、音楽の再生終了を要求するコマンドを受信した場合に、会議用周波数特性を設定することとしてもよい。
【符号の説明】
【0030】
1 :会議用音響システム
10 :スピーカユニット
11 :記憶部
12 :設定部
13 :信号調整部
14 :アンプ
15 :スピーカ
30 :マイクロフォン
31 :LED
32 :ミュート切替部
50 :情報処理装置
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2024-07-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スピーカユニットと、マイクロフォンとを備える会議用音響システムであって、
前記スピーカユニットは、
会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とが格納された記憶部と、
会議中において前記会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中において前記ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する設定部と、
前記使用特性を用いて、入力されたサウンドデータを調整する信号調整部と
を具備し、
前記設定部は、会議開始の通知に用いられる信号を受信した場合に、前記会議用周波数特性を前記使用特性として設定する会議用音響システム。
【請求項2】
前記マイクロフォンは、ステータスに応じて異なる態様で点灯する照明部を備えており、
前記会議開始の通知に用いられる信号は、前記マイクロフォンの照明部の点灯を要求するためのコマンドを含む請求項1に記載の会議用音響システム。
【請求項3】
前記設定部は、会議終了の通知に用いられる信号を受信した場合に、前記ミュージック用周波数特性を前記使用特性として設定する請求項1に記載の会議用音響システム。
【請求項4】
前記マイクロフォンは、ステータスに応じて異なる態様で点灯する照明部を備えており、
前記会議終了の通知に用いられる信号は、前記マイクロフォンの照明部の消灯を要求するためのコマンドを含む請求項3に記載の会議用音響システム。
【請求項5】
所定の周波数帯域において、前記ミュージック用周波数特性の出力は、前記会議用周波数特性の出力よりも大きな値に設定されている請求項1に記載の会議用音響システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本開示の参考例としての一態様は、スピーカユニットと、マイクロフォンとを備える会議用音響システムであって、スピーカユニットは、会議用周波数特性とミュージック用周波数特性とが格納された記憶部と、会議中において前記会議用周波数特性を使用特性として設定し、音楽再生中において前記ミュージック用周波数特性を使用特性として設定する設定部と、前記使用特性を用いて、入力されたサウンドデータを調整する信号調整部とを具備する会議用音響システムである。