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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024135574
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/32 20060101AFI20240927BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20240927BHJP
H04N 1/21 20060101ALI20240927BHJP
G06F 3/12 20060101ALI20240927BHJP
【ＦＩ】
H04N1/32 358
H04N1/00 127A
H04N1/00 350
H04N1/21
H04N1/32 005
G06F3/12 303
G06F3/12 360
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2023046339
(22)【出願日】2023-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100107216
【弁理士】
【氏名又は名称】伊與田 幸穂
(72)【発明者】
【氏名】高橋 透
【テーマコード（参考）】
5C062
【Ｆターム（参考）】
5C062AA02
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA25
5C062AA32
5C062AA35
5C062AB20
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB41
5C062AB42
5C062AB43
5C062AB44
5C062AB46
5C062AC02
5C062AC04
5C062AC22
5C062AC35
5C062AC43
5C062AC60
5C062AF01
5C062AF02
5C062AF06
5C062AF07
5C062AF13
5C062BC03
5C062BC06
5C062BD09
(57)【要約】
【課題】未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にする。
【解決手段】プロセッサを備え、プロセッサは、受信した画像データを画像データを格納する格納先に転送する場合、画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所４を示す情報を格納先に送信し、格納場所４に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、未処理画像データと処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所５に移動する指示を格納先に送信する、情報処理装置である。
【選択図】図３
【解決手段】プロセッサを備え、プロセッサは、受信した画像データを画像データを格納する格納先に転送する場合、画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所４を示す情報を格納先に送信し、格納場所４に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、未処理画像データと処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所５に移動する指示を格納先に送信する、情報処理装置である。
【選択図】図３
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信し、
前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する、
情報処理装置。
前記プロセッサは、
受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信し、
前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、
前記予め定められている格納場所における前記区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる、
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
前記予め定められている格納場所における前記区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる、
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記予め定められている時期は、前記担当者の業務終了から次の業務開始までの間のいずれかの時期である、
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記予め定められている時期は、一定の時間ごとである、
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である、
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記区別が可能な情報により、前記未処理画像データと前記処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される、
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって前記未処理画像データと前記処理済み画像データのいずれか一方を示す情報である、
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが前記未処理画像データであることである、
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記区別が可能な情報は、前記格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものである、
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記格納場所は、前記画像データを受信した日付に対応する格納場所であり、
前記他の格納場所は、前記担当者に対応する格納場所であって前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所である、
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
前記他の格納場所は、前記担当者に対応する格納場所であって前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所である、
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記他の格納場所に格納される前記画像データは、前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される、
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項12】
情報処理装置に、
受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信する機能と、
前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する機能と、
を実現させるプログラム。
受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信する機能と、
前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する機能と、
を実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献１には、ＦＡＸ受信部が受信した画像データを予め設定されている条件に従って転送する際、画像データの情報を参照することで転送先のフォルダを決定し、そのフォルダ名を例えば日付の階層を含む３つの階層とする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開２０１７－１３５５６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、受信した画像データが画像データを格納する格納先に転送されて予め定められている格納場所に格納されると、格納された画像データについて担当者が処理を行う場合を考える。もし、担当者が担当する画像データの数が多くなって通常の業務時間内で処理することが困難で例えば残業で対応しなければならない程になると、その担当者の業務負担が増大する。その一方で、処理しきれなかった未処理の画像データを翌日に処理するために例えば未処理の画像データを他の格納場所に移動させる手動操作が必要になる場合、操作に手間がかかったり操作誤りが発生し易かったりすると、手動操作して翌日処理とするよりも、残業で対応するようになることが懸念され、業務負担の軽減を図ることが困難になる。
本発明の目的は、未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることにある。
本発明の目的は、未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項１に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信し、前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する、情報処理装置である。
請求項２に記載の発明は、前記区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、前記予め定められている格納場所における前記区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置である。
請求項３に記載の発明は、前記予め定められている時期は、前記担当者の業務終了から次の業務開始までの間のいずれかの時期である、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置である。
請求項４に記載の発明は、前記予め定められている時期は、一定の時間ごとである、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置である。
請求項５に記載の発明は、前記予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置である。
請求項６に記載の発明は、前記区別が可能な情報により、前記未処理画像データと前記処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置である。
請求項７に記載の発明は、前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって前記未処理画像データと前記処理済み画像データのいずれか一方を示す情報である、ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置である。
請求項８に記載の発明は、前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが前記未処理画像データであることである、ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置である。
請求項９に記載の発明は、前記区別が可能な情報は、前記格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものである、ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置である。
請求項１０に記載の発明は、前記格納場所は、前記画像データを受信した日付に対応する格納場所であり、前記他の格納場所は、前記担当者に対応する格納場所であって前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所である、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置である。
請求項１１に記載の発明は、前記他の格納場所に格納される前記画像データは、前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置である。
請求項１２に記載の発明は、情報処理装置に、受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信する機能と、前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する機能と、を実現させるプログラムである。
請求項２に記載の発明は、前記区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、前記予め定められている格納場所における前記区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置である。
請求項３に記載の発明は、前記予め定められている時期は、前記担当者の業務終了から次の業務開始までの間のいずれかの時期である、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置である。
請求項４に記載の発明は、前記予め定められている時期は、一定の時間ごとである、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置である。
請求項５に記載の発明は、前記予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置である。
請求項６に記載の発明は、前記区別が可能な情報により、前記未処理画像データと前記処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置である。
請求項７に記載の発明は、前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって前記未処理画像データと前記処理済み画像データのいずれか一方を示す情報である、ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置である。
請求項８に記載の発明は、前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが前記未処理画像データであることである、ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置である。
請求項９に記載の発明は、前記区別が可能な情報は、前記格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものである、ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置である。
請求項１０に記載の発明は、前記格納場所は、前記画像データを受信した日付に対応する格納場所であり、前記他の格納場所は、前記担当者に対応する格納場所であって前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所である、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置である。
請求項１１に記載の発明は、前記他の格納場所に格納される前記画像データは、前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置である。
請求項１２に記載の発明は、情報処理装置に、受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信する機能と、前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する機能と、を実現させるプログラムである。
【発明の効果】
【0006】
請求項１の発明によれば、未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
請求項２の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、予め定められている格納場所における区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる構成を採用しない場合に比べて、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
請求項３の発明によれば、担当者が業務を行っていない時間に画像データの移動を行うことができる。
請求項４の発明によれば、担当者ごとに終業時間が異なる場合であっても、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
請求項５の発明によれば、予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である構成を採用しない場合に比べて、処理の制御負担の軽減を図ることができる。
請求項６の発明によれば、区別が可能な情報により、未処理画像データと処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
請求項７の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって未処理画像データと処理済み画像データのいずれか一方を示す情報であるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
請求項８の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが未処理画像データであるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
請求項９の発明によれば、区別が可能な情報は、格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものであるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の負担軽減を図ることができる。
請求項１０の発明によれば、別の格納場所は、担当者に対応する格納場所であって画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所であるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
請求項１１の発明によれば、別の格納場所に格納される画像データは、いずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される構成を採用しない場合に比べて、担当者に対する注意喚起を促すことができる。
請求項１２の発明によれば、未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
請求項２の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、予め定められている格納場所における区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる構成を採用しない場合に比べて、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
請求項３の発明によれば、担当者が業務を行っていない時間に画像データの移動を行うことができる。
請求項４の発明によれば、担当者ごとに終業時間が異なる場合であっても、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
請求項５の発明によれば、予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である構成を採用しない場合に比べて、処理の制御負担の軽減を図ることができる。
請求項６の発明によれば、区別が可能な情報により、未処理画像データと処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
請求項７の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって未処理画像データと処理済み画像データのいずれか一方を示す情報であるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
請求項８の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが未処理画像データであるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
請求項９の発明によれば、区別が可能な情報は、格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものであるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の負担軽減を図ることができる。
請求項１０の発明によれば、別の格納場所は、担当者に対応する格納場所であって画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所であるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
請求項１１の発明によれば、別の格納場所に格納される画像データは、いずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される構成を採用しない場合に比べて、担当者に対する注意喚起を促すことができる。
請求項１２の発明によれば、未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】画像管理システムの一例を示した図である。
【図2】画像形成装置に設けられた情報処理部及びサーバ装置に設けられた情報処理部のハードウェアの構成例を示した図である。
【図3】画像形成装置及びサーバ装置の機能構成を説明するブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る画像形成装置における情報処理部のＣＰＵでの処理例を説明するフローチャートである。
【図5】本実施の形態に係る画像形成装置における情報処理部のＣＰＵでの処理例を説明するフローチャートである。
【図6】本実施の形態に係る具体例を説明する図である。
【図7】本実施の形態に係る具体例を説明する図である。
【図8】本実施の形態に係る具体例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図１は、画像管理システム１の一例を示した図である。
本実施形態の画像管理システム１では、コピー、プリンタ、ファクス、スキャナ等の各種機能を備える画像形成装置１００と、画像形成装置１００に対して通信回線１９０を介して接続されるサーバ装置２００とが設けられている。本実施形態では、情報処理装置の一例としての画像形成装置１００が、ファクス受信した画像の管理を行う。かかる画像は、画像形成装置１００が備える親展ボックスに保存され、または、サーバ装置２００に転送されて対応する格納場所に格納されて管理される。画像データについて、転送元は画像形成装置１００であり、転送先がサーバ装置２００である。
図１は、画像管理システム１の一例を示した図である。
本実施形態の画像管理システム１では、コピー、プリンタ、ファクス、スキャナ等の各種機能を備える画像形成装置１００と、画像形成装置１００に対して通信回線１９０を介して接続されるサーバ装置２００とが設けられている。本実施形態では、情報処理装置の一例としての画像形成装置１００が、ファクス受信した画像の管理を行う。かかる画像は、画像形成装置１００が備える親展ボックスに保存され、または、サーバ装置２００に転送されて対応する格納場所に格納されて管理される。画像データについて、転送元は画像形成装置１００であり、転送先がサーバ装置２００である。
【0009】
さらに、本実施形態の画像管理システム１には、サーバ装置２００と接続可能であり、ユーザから操作を受け付けるユーザ端末３００が設けられている。
なお、図１では、ユーザ端末３００として１台を表示しているが、ユーザ端末３００が複数台であってもよい。
なお、図１では、ユーザ端末３００として１台を表示しているが、ユーザ端末３００が複数台であってもよい。
【0010】
画像形成装置１００には、情報処理部１００Ａが設けられている。情報処理部１００Ａは、画像形成装置１００について行われる各種の処理を実行する。画像形成装置１００は、例えば、ファクス装置４００からの画像データを受信すると、予め定められている処理を行う。
画像形成装置１００には、さらに、データを格納する格納装置１００Ｂが設けられている。格納装置１００Ｂは、ファクス受信した受信画像データや印刷する印刷データ等のデータを格納するものであり、ソフトウェアで作成され親展ボックス等のボックスとして用いることができる。格納装置１００Ｂは、例えばＨＤＤ（Hard Disk Drive）により実現される。受信画像データは、画像データの一例である。
画像形成装置１００には、例えば、インクジェット方式や電子写真方式を用いて記録媒体の一例である用紙への画像の形成を行う画像形成部が設けられている。
画像形成装置１００には、さらに、データを格納する格納装置１００Ｂが設けられている。格納装置１００Ｂは、ファクス受信した受信画像データや印刷する印刷データ等のデータを格納するものであり、ソフトウェアで作成され親展ボックス等のボックスとして用いることができる。格納装置１００Ｂは、例えばＨＤＤ（Hard Disk Drive）により実現される。受信画像データは、画像データの一例である。
画像形成装置１００には、例えば、インクジェット方式や電子写真方式を用いて記録媒体の一例である用紙への画像の形成を行う画像形成部が設けられている。
【0011】
サーバ装置２００には、各種の処理を実行する情報処理部２００Ａが設けられている。情報処理部２００Ａは、サーバ装置２００について行われる各種の処理を実行する。
サーバ装置２００には、データを格納する格納装置２００Ｂが設けられている。格納装置２００Ｂは、画像形成装置１００から転送されたデータを格納するための複数フォルダを備えることができる。かかるフォルダは、ユーザ端末３００からの指示に基づき作成されたり情報処理部２００Ａからの作成依頼に基づき作成され、管理される。
格納装置２００Ｂは、例えばＨＤＤにより実現される。
サーバ装置２００には、データを格納する格納装置２００Ｂが設けられている。格納装置２００Ｂは、画像形成装置１００から転送されたデータを格納するための複数フォルダを備えることができる。かかるフォルダは、ユーザ端末３００からの指示に基づき作成されたり情報処理部２００Ａからの作成依頼に基づき作成され、管理される。
格納装置２００Ｂは、例えばＨＤＤにより実現される。
【0012】
ユーザ端末３００には、表示装置３１０が設けられている。表示装置３１０には、サーバ装置２００の格納装置２００Ｂに格納されたデータが表示可能である。
ユーザ端末３００は、コンピュータにより実現される。ユーザ端末３００の形態としては、例えば、ＰＣ（Personal Computer）や、スマートフォンや、タブレット端末が挙げられる。
ユーザ端末３００は、コンピュータにより実現される。ユーザ端末３００の形態としては、例えば、ＰＣ（Personal Computer）や、スマートフォンや、タブレット端末が挙げられる。
【0013】
図２は、画像形成装置１００に設けられた情報処理部１００Ａ及びサーバ装置２００に設けられた情報処理部２００Ａのハードウェアの構成例を示した図である。情報処理部１００Ａ、２００Ａは、コンピュータにより実現される。
画像形成装置１００とサーバ装置２００の各々は、プログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算処理部１１と、情報を記憶する２次記憶部１２とを有する。
２次記憶部１２は、例えばＨＤＤ、半導体メモリ、磁気テープ等、既存の情報記憶装置により実現される。
画像形成装置１００とサーバ装置２００の各々は、プログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算処理部１１と、情報を記憶する２次記憶部１２とを有する。
２次記憶部１２は、例えばＨＤＤ、半導体メモリ、磁気テープ等、既存の情報記憶装置により実現される。
【0014】
演算処理部１１には、プロセッサの一例としてのＣＰＵ１１ａが設けられている。
また、演算処理部１１には、ＣＰＵ１１ａの作業用メモリ等として用いられるＲＡＭ１１ｂ、ＣＰＵ１１ａにより実行されるプログラム等が格納されるＲＯＭ１１ｃが設けられている。
また、演算処理部１１には、書き換え可能に構成され電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できる不揮発性メモリ１１ｄ、演算処理部１１に接続される通信部等の各部を制御するインターフェース部１１ｅが設けられている。
また、演算処理部１１には、ＣＰＵ１１ａの作業用メモリ等として用いられるＲＡＭ１１ｂ、ＣＰＵ１１ａにより実行されるプログラム等が格納されるＲＯＭ１１ｃが設けられている。
また、演算処理部１１には、書き換え可能に構成され電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できる不揮発性メモリ１１ｄ、演算処理部１１に接続される通信部等の各部を制御するインターフェース部１１ｅが設けられている。
【0015】
不揮発性メモリ１１ｄは、例えば、電池によりバックアップされたＳＲＡＭやフラッシュメモリ等で構成される。２次記憶部１２には、ファイル等が記憶される他、演算処理部１１により実行されるプログラムが記憶される。
本実施形態では、演算処理部１１が、ＲＯＭ１１ｃや２次記憶部１２に記憶されたプログラムを読み込むことによって、各処理が実行される。
本実施形態では、演算処理部１１が、ＲＯＭ１１ｃや２次記憶部１２に記憶されたプログラムを読み込むことによって、各処理が実行される。
【0016】
ＣＰＵ１１ａによって実行されるプログラムは、磁気記録媒体（磁気テープ、磁気ディスクなど）、光記録媒体（光ディスクなど）、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で、情報処理部１００Ａ、２００Ａへ提供しうる。また、ＣＰＵ１１ａによって実行されるプログラムは、インターネットなどの通信手段を用いて、情報処理部１００Ａ、２００Ａへ提供してもよい。
【0017】
本明細書において、プロセッサとは、広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ（例えばCPU：Central Processing Unit、等）や、専用のプロセッサ（例えばGPU：Graphics Processing Unit、ASIC：Application Specific Integrated Circuit、FPGA：Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等）を含むものである。
また、プロセッサの動作は、１つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は、本実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
また、プロセッサの動作は、１つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は、本実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
【0018】
以下で説明する処理のうち、画像形成装置１００が行う処理は、画像形成装置１００に設けられたプロセッサの一例としてのＣＰＵ１１ａが行う。
また、以下で説明する処理のうち、サーバ装置２００が行う処理は、サーバ装置２００に設けられたプロセッサの一例としてのＣＰＵ１１ａが行う。
画像形成装置１００により行う情報処理システムは、１台の画像形成装置１００などの一台の装置により実現してもよいし、複数台の装置により実現してもよい。
また、以下で説明する処理のうち、サーバ装置２００が行う処理は、サーバ装置２００に設けられたプロセッサの一例としてのＣＰＵ１１ａが行う。
画像形成装置１００により行う情報処理システムは、１台の画像形成装置１００などの一台の装置により実現してもよいし、複数台の装置により実現してもよい。
【0019】
図３は、画像形成装置１００及びサーバ装置２００の機能構成を説明するブロック図である。
図３に示すように、画像形成装置１００の情報処理部１００Ａは、情報取得部１０１、送信制御部１０２及び表示制御部１０３を有する。
図３に示すように、画像形成装置１００の情報処理部１００Ａは、情報取得部１０１、送信制御部１０２及び表示制御部１０３を有する。
【0020】
情報取得部１０１は、受信画像データや受信日時の情報等の各種の情報を取得する。また、情報取得部１０１は、取得した情報を用いて受信画像データに関する各種の処理を行う。
なお、情報取得部１０１は、サーバ装置２００及びユーザ端末３００からの情報を取得する。
なお、情報取得部１０１は、サーバ装置２００及びユーザ端末３００からの情報を取得する。
【0021】
送信制御部１０２は、情報取得部１０１により取得された各種の情報や上述した処理の結果をサーバ装置２００に送信する制御を行う。
【0022】
表示制御部１０３は、サーバ装置２００に対し、ユーザ端末３００の表示装置３１０における表示制御を行う。表示制御の内容は、送信制御部１０２によりサーバ装置２００に送信される。
【0023】
また、図３に示すように、画像形成装置１００の格納装置１００Ｂは、上述した親展ボックス等を含むボックス１００Ｃを備えている。ボックス１００Ｃには、例えば、受信画像データが格納される。
【0024】
サーバ装置２００の格納装置２００Ｂは、複数のフォルダを有する。かかる複数のフォルダは、画像形成装置１００からの要求に応じ、情報処理部２００Ａにより作成される。例えば、複数のフォルダを、例えば日付ごとのフォルダとしたり、ユーザ端末３００のユーザである担当者ごとのフォルダとしたりすることができる。
【0025】
格納装置２００Ｂには、情報処理部２００Ａにより作成される複数のフォルダを有する。かかる複数のフォルダは、担当者ごとに作成される担当者別のフォルダである担当者フォルダや、日付ごとに作成される日付別のフォルダである日付フォルダが含まれてもよい。
例えば、受信画像データ（図１参照）を、予め定められている条件に従って割り振られた担当者の担当者フォルダに格納する。かかる場合に、担当者フォルダ内に日付フォルダを作成し、ファクス受信した日付である受信日付ごとの日付フォルダとして用いるようにしてもよい。日付フォルダのフォルダ名として、受信日付を含ませることが考えられる。
例えば、受信画像データ（図１参照）を、予め定められている条件に従って割り振られた担当者の担当者フォルダに格納する。かかる場合に、担当者フォルダ内に日付フォルダを作成し、ファクス受信した日付である受信日付ごとの日付フォルダとして用いるようにしてもよい。日付フォルダのフォルダ名として、受信日付を含ませることが考えられる。
【0026】
本実施の形態では、格納装置２００Ｂは、図３に示すように、担当者フォルダとして第１フォルダ２及び第２フォルダ３を有し、また、日付フォルダとして当日フォルダ４及び翌日フォルダ５を有する。
【0027】
ここにいう第１フォルダ２は、複数の担当者のうち担当者Ｔ０１が使用するフォルダであり、担当者Ｔ０１に割り振られた受信画像データが格納される。また、ここにいう第２フォルダ３は、担当者Ｔ０１とは異なる担当者Ｔ０２が使用するフォルダであり、担当者Ｔ０２に割り振られた受信画像データが格納される。
【0028】
また、当日フォルダ４は、上述した日付フォルダのうち、ある日を基準とする場合の当日の受信日付をフォルダ名に含むフォルダである当日の日付フォルダである。
翌日フォルダ５は、翌日の受信日付をフォルダ名に含むフォルダである翌日の日付フォルダである。
なお、本実施の形態では、第１フォルダ２と第２フォルダ３の各々が当日フォルダ４及び翌日フォルダ５を備える構成であるが、これに限られず、第１フォルダ２と第２フォルダ３の各々が当日フォルダ４のみを備える場合や、翌日フォルダ５を備えない場合、翌日フォルダ５の代わりに他の用途を示すためのフォルダを備える場合でもよい。
翌日フォルダ５は、翌日の受信日付をフォルダ名に含むフォルダである翌日の日付フォルダである。
なお、本実施の形態では、第１フォルダ２と第２フォルダ３の各々が当日フォルダ４及び翌日フォルダ５を備える構成であるが、これに限られず、第１フォルダ２と第２フォルダ３の各々が当日フォルダ４のみを備える場合や、翌日フォルダ５を備えない場合、翌日フォルダ５の代わりに他の用途を示すためのフォルダを備える場合でもよい。
【0029】
本実施の形態では、図３に示すように、第１フォルダ２内に当日フォルダ４及び翌日フォルダ５が設けられ、第２フォルダ３内に当日フォルダ４及び翌日フォルダ５が設けられている。
なお、図示を省略するが、当日フォルダ４内に第１フォルダ２及び第２フォルダ３を設け、翌日フォルダ５内に第１フォルダ２及び第２フォルダ３を設ける態様を採用してもよい。
なお、図示を省略するが、当日フォルダ４内に第１フォルダ２及び第２フォルダ３を設け、翌日フォルダ５内に第１フォルダ２及び第２フォルダ３を設ける態様を採用してもよい。
【0030】
図４及び図５は、本実施の形態に係る画像形成装置１００における情報処理部１００ＡのＣＰＵ１１ａ（図２参照）での処理例を説明するフローチャートである。より詳細には、図４は、ファクス受信した受信画像データの格納場所として担当者フォルダ及び日付フォルダを示す情報をサーバ装置２００に送信する場合を示し、図５は、既に当日フォルダ４に格納された受信画像データのうち、当日に処理できなかった受信画像データである未処理の受信画像データを翌日フォルダ５に移動する場合を示す。なお、ファクス受信した当日に処理が行われた受信画像データである処理済みの受信画像データは、移動対象とはならない。
【0031】
かかる処理例において、ユーザ端末３００を使う複数の担当者は、自身の担当者フォルダに格納されている受信画像データ（図１参照）について、予め定められている処理を行う業務をそれぞれ担うものとする。また、自身に割り振られた受信画像データは、自身の担当者フォルダ内の日付フォルダに格納されるものとする。さらに、担当者は、当日の日付フォルダに格納されている受信画像データの処理を、原則として当日の業務時間内に行うというものとする。
また、新たに受信した画像データを割り振る担当者の担当者フォルダである仕分け先は、例えば、その画像データの発信元や画像データから抽出される情報等を基に定められるものであってもよく、また、順番に割り振る場合であってもよい。
また、新たに受信した画像データを割り振る担当者の担当者フォルダである仕分け先は、例えば、その画像データの発信元や画像データから抽出される情報等を基に定められるものであってもよく、また、順番に割り振る場合であってもよい。
【0032】
図４に示す処理例では、画像形成装置１００がファクス装置４００（図１参照）からファクス受信した場合（ステップ１０１）、ＣＰＵ１１ａの情報取得部１０１（図３参照）は、取得した受信画像データを格納装置１００Ｂに格納する。そして、情報取得部１０１は、例えば、その画像データの発信元や画像データから抽出される情報等を基に、新たな受信画像データの処理を担当する担当者を特定する（ステップ１０２）。
また、情報取得部１０１は、ファクス受信した日付及び時刻を示す情報である当日の日時情報すなわちファクス受信日時の情報を取得し（ステップ１０３）、また、締め時刻の情報を取得する（ステップ１０４）。
また、情報取得部１０１は、ファクス受信した日付及び時刻を示す情報である当日の日時情報すなわちファクス受信日時の情報を取得し（ステップ１０３）、また、締め時刻の情報を取得する（ステップ１０４）。
【0033】
ここにいう締め時刻の情報は、画像形成装置１００に対して行われた入力の情報であり、受信画像データの格納場所として当日フォルダ４か翌日フォルダ５かの仕分けを行うための情報であり、情報処理部１００ＡのＲＡＭ１１ｂ（図２参照）に予め格納されているものである。
【0034】
情報取得部１０１は、取得したファクス受信日時及び締め時刻の情報を用い、ファクス受信日時による受信時刻は、締め時刻以前であるかどうかを判別する（ステップ１０５）。
受信時刻が締め時刻以前である場合（ステップ１０５でＹｅｓ）、送信制御部１０２（図３参照）は、転送する受信画像データの格納場所を、特定した担当者の当日フォルダ４（図３参照）とするために、担当者情報及び当日の日時情報を含む情報をサーバ装置２００に送信する（ステップ１０６）。
受信時刻が締め時刻以前である場合（ステップ１０５でＹｅｓ）、送信制御部１０２（図３参照）は、転送する受信画像データの格納場所を、特定した担当者の当日フォルダ４（図３参照）とするために、担当者情報及び当日の日時情報を含む情報をサーバ装置２００に送信する（ステップ１０６）。
【0035】
その一方で、受信時刻が締め時刻より後である場合（ステップ１０５でＮｏ）、送信制御部１０２は、受信画像データの格納場所を、特定した担当者の翌日フォルダ５（図３参照）とするために、担当者情報及び翌日の日時情報を含む情報をサーバ装置２００に送信する（ステップ１０７）。
なお、上述したステップ１０６、１０７で送信される情報には、表示制御部１０３（図３参照）による表示制御の内容を含ませることができる。
なお、上述したステップ１０６、１０７で送信される情報には、表示制御部１０３（図３参照）による表示制御の内容を含ませることができる。
【0036】
ここで、ある担当者が当日に自身に割り振られた受信画像データの処理を行っている場合において、その担当者一人に割り振られる画像データを画像形成装置１００（図３参照）が受信した場合、受信画像データが大量であったとしても、その担当者の担当者フォルダ内の当日フォルダ４（図３参照）に追加格納される。
追加格納された担当者は、当日フォルダ４に追加格納された受信画像データを業務時間内で行うように順次処理を進めるものの、予め定められている業務終了時刻までには間に合わないという事態が想定される。当日の業務終了までに処理が間に合わない未処理の受信画像データは、翌日処理を行うことから、自身の担当者フォルダにおける当日フォルダ４から翌日フォルダ５に移動する等の手動操作が必要になる。かかる操作は、操作誤りが生じないように注意する必要があり、操作手間や操作負担がかかる。その一方で、操作手間等を避けるために、当日に残業を行って残りの受信画像データの処理を行うようにすると、担当者の業務負担が増大するという懸念があり、好ましくない。
追加格納された担当者は、当日フォルダ４に追加格納された受信画像データを業務時間内で行うように順次処理を進めるものの、予め定められている業務終了時刻までには間に合わないという事態が想定される。当日の業務終了までに処理が間に合わない未処理の受信画像データは、翌日処理を行うことから、自身の担当者フォルダにおける当日フォルダ４から翌日フォルダ５に移動する等の手動操作が必要になる。かかる操作は、操作誤りが生じないように注意する必要があり、操作手間や操作負担がかかる。その一方で、操作手間等を避けるために、当日に残業を行って残りの受信画像データの処理を行うようにすると、担当者の業務負担が増大するという懸念があり、好ましくない。
【0037】
そこで、本実施の形態では、画像形成装置１００（図３参照）に受信され仕分けが行われた受信画像データの担当者が、当日処理可能な件数を超えた未処理の受信画像データを翌営業日の処理にまわす場面において、翌日の業務において、未処理の受信画像データのアクセスを容易にするための操作を容易にし、担当者の業務負担の軽減を容易にしている。
なお、サーバ装置２００は格納先の一例であり、また、サーバ装置２００の格納装置２００Ｂにおける第１フォルダ２、第２フォルダ３、当日フォルダ４及び翌日フォルダ５は、格納場所の一例であり、そのファイル名は、格納場所を示す情報の一例である。
付言すると、本実施の形態では、サーバ装置２００に転送する例を示すが、これに限られず、画像形成装置１００の格納装置２００Ｂを格納先としてもよい。
なお、サーバ装置２００は格納先の一例であり、また、サーバ装置２００の格納装置２００Ｂにおける第１フォルダ２、第２フォルダ３、当日フォルダ４及び翌日フォルダ５は、格納場所の一例であり、そのファイル名は、格納場所を示す情報の一例である。
付言すると、本実施の形態では、サーバ装置２００に転送する例を示すが、これに限られず、画像形成装置１００の格納装置２００Ｂを格納先としてもよい。
【0038】
図５に示す処理例に、当日フォルダ４に格納された未処理の受信画像データを翌日フォルダ５に移動する制御を行う画像形成装置１００の情報取得部１０１（図３参照）の処理手順を示す。
情報取得部１０１（図３参照）は、予め定められているタイミングで、夜間バッチ処理を起動する（ステップ２０１）。かかる夜間バッチ処理の起動により、当日未処理の受信画像データを当日フォルダ４から翌日フォルダ５に移動する処理が行われる。
情報取得部１０１（図３参照）は、予め定められているタイミングで、夜間バッチ処理を起動する（ステップ２０１）。かかる夜間バッチ処理の起動により、当日未処理の受信画像データを当日フォルダ４から翌日フォルダ５に移動する処理が行われる。
【0039】
なお、上述した予め定められているタイミングとして、図５に示す処理例では、夜間の指定時刻である例を挙げることができる。かかる夜間は、担当者Ｔ０１の業務終了から次の業務開始までの間のいずれかの時期を指す。
また、予め定められているタイミングとして、一定の時間ごと例えば１時間間隔で定期的に行う例や、新たな画像データを受信した時期すなわちファクス受信した際に行う例を挙げることができる。上述した予め定められているタイミングは、予め定められている時期の一例である。ここにいう予め定められている時期は、時間的条件を満たす時期やイベントが発生した時期をいう。
予め定められているタイミングとして、一定の時間ごとである場合には、例えば各担当者が始業時間と終業時間を自ら選択可能なフレックスタイム制を採用している職場においても適用することができる。
また、予め定められているタイミングとして、一定の時間ごと例えば１時間間隔で定期的に行う例や、新たな画像データを受信した時期すなわちファクス受信した際に行う例を挙げることができる。上述した予め定められているタイミングは、予め定められている時期の一例である。ここにいう予め定められている時期は、時間的条件を満たす時期やイベントが発生した時期をいう。
予め定められているタイミングとして、一定の時間ごとである場合には、例えば各担当者が始業時間と終業時間を自ら選択可能なフレックスタイム制を採用している職場においても適用することができる。
【0040】
夜間バッチ処理では、まず、当日の格納先フォルダを特定する（ステップ２０２）。より具体的には、担当者フォルダの当日フォルダ４（図３参照）を特定する。そして、当日フォルダ４内に特定ファイルの存在を確認する（ステップ２０３）。ここにいう特定ファイルは、未処理の受信画像データを特定するための情報が含まれるファイルであり、かかる受信画像データを担当する担当者が作成するものである。
本実施の形態では、特定ファイルに含まれる情報として、処理済みの受信画像データを示す情報が含まれる例で説明する。すなわち、当日フォルダ４にある受信画像データのうち特定ファイルに含まれないものは、未処理の受信画像データであるとして、処理を進める。
本実施の形態では、特定ファイルに含まれる情報として、処理済みの受信画像データを示す情報が含まれる例で説明する。すなわち、当日フォルダ４にある受信画像データのうち特定ファイルに含まれないものは、未処理の受信画像データであるとして、処理を進める。
【0041】
なお、特定ファイルに、処理済みの受信画像データを示す情報が含まれる場合の他、未処理の受信画像データを示す情報が含まれる場合であってもよく、また、両者を区別可能に示す情報が含まれる場合であってもよい。このように、事前設定で決めておく場合の他、ファイル名に予め定められている文字を含ませた受信画像データとする場合も考えられる。
【0042】
特定ファイルは、格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報の一例である。
特定ファイルに代えて、チェックマーク付与による処理済みの受信画像データの指定又は未処理の受信画像データの指定を行っても良い。
特定ファイルに代えて、チェックマーク付与による処理済みの受信画像データの指定又は未処理の受信画像データの指定を行っても良い。
【0043】
情報取得部１０１（図３参照）は、特定ファイルの存在を確認できたかどうかを判別し（ステップ２０４）、特定ファイルが存在する場合（ステップ２０４でＹｅｓ）、まず、サーバ装置２００に対し、翌日フォルダ５に未処理フォルダを作成する指示を行う（ステップ２０５）。そして、当日の格納先フォルダである当日フォルダ４にある受信画像データのうち未処理の受信画像データすなわち特定ファイルに記載のないファイルを、未処理フォルダに移動する指示を行う（ステップ２０６）。
このように、担当者は、特定ファイルを作成することで、未処理の受信画像データを実際に移動操作する手間を省略でき、操作誤りの発生が抑制される。
このように、担当者は、特定ファイルを作成することで、未処理の受信画像データを実際に移動操作する手間を省略でき、操作誤りの発生が抑制される。
【0044】
ステップ２０６の指示は、未処理画像データを他の格納場所に移動する指示の一例である。なお、本実施の形態では、未処理の受信画像データを移動する指示を行うが、ステップ２０６の指示は、これに限られず、処理済みの受信画像データを移動する指示としてもよく、また、未処理の受信画像データと処理済みの受信画像データとをそれぞれ別のフォルダに移動する指示としてもよい。
ステップ２０６の指示は、未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示の一例である。
ステップ２０６の指示は、未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示の一例である。
【0045】
次に、本実施の形態に係る具体例について図６、図７及び図８を用いて説明する。
図６～図８は、本実施の形態に係る具体例を説明する図であり、図６及び図７は、上述した図４に示すフローチャートにより処理される場合、図８は、上述した図５に示すフローチャートにより処理される場合を示す。
より詳細には、図６は、業務時間内にファクス受信した受信画像データが担当者Ｔ０１に割り振られる場合、図７は、業務時間外にファクス受信した受信画像データが担当者Ｔ０１に割り振られる場合を示す。図８は、夜間バッチ処理が行われた場合を示す。
図６～図８に示すように、業務時間は、２４時間表示で８時３０分から１７時１０分までである。
図６～図８は、本実施の形態に係る具体例を説明する図であり、図６及び図７は、上述した図４に示すフローチャートにより処理される場合、図８は、上述した図５に示すフローチャートにより処理される場合を示す。
より詳細には、図６は、業務時間内にファクス受信した受信画像データが担当者Ｔ０１に割り振られる場合、図７は、業務時間外にファクス受信した受信画像データが担当者Ｔ０１に割り振られる場合を示す。図８は、夜間バッチ処理が行われた場合を示す。
図６～図８に示すように、業務時間は、２４時間表示で８時３０分から１７時１０分までである。
【0046】
なお、図６～図８は、画像形成装置１００及びサーバ装置２００を説明する図であるが、別の見方をすると、サーバ装置２００の格納装置２００Ｂ内のファイル構成を示す部分は、ユーザ端末３００の表示装置３１０（図１参照）に表示する画面表示の態様を示す図であるとも言える。
【0047】
図６に示す場合は、画像形成装置１００におけるファクス受信の日時が、ＸＸＸＸ年７月１９日１２時００分であり、情報処理部１００Ａは、この受信画像データを担当者Ｔ０１の第１フォルダ２が仕分け先であるとした。また、受信時刻は、締め時刻以前であり（図４のステップ１０５でＹｅｓを参照）、当日フォルダ４が格納場所になる。
そのため、情報取得部１０１（図３参照）は、受信画像データを転送する際に、仕分け先が担当者Ｔ０１であることを示す情報とともに当日の日時情報を含む情報をサーバ装置２００に送信する（図４のステップ１０６参照）。
仕分け先が担当者Ｔ０１であることを示す情報は、格納場所を示す情報の一例である。
そのため、情報取得部１０１（図３参照）は、受信画像データを転送する際に、仕分け先が担当者Ｔ０１であることを示す情報とともに当日の日時情報を含む情報をサーバ装置２００に送信する（図４のステップ１０６参照）。
仕分け先が担当者Ｔ０１であることを示す情報は、格納場所を示す情報の一例である。
【0048】
サーバ装置２００が上述の情報を受信すると、情報処理部２００Ａは、格納装置２００Ｂにおける第１フォルダ２内の当日フォルダ４としての「ＸＸＸＸ＿０７＿１９」フォルダに、転送された受信画像データをファイル名「ＸＸＸＸ＿０７＿１９＿１２＿００．ｐｄｆ」として格納する。
【0049】
図７に示す場合は、ファクス受信の日時が、ＸＸＸＸ年７月１９日２０時００分であり、情報処理部１００Ａは、この受信画像データを担当者Ｔ０１の第１フォルダ２が仕分け先であるとした。また、受信時刻は締め時刻以前ではなく（図４のステップ１０５でＮｏを参照）、翌日フォルダ５が格納場所になる。
そのため、情報取得部１０１（図３参照）は、受信画像データを転送する際に、仕分け先が担当者Ｔ０１であることを示す情報とともに翌日の日時情報を含む情報をサーバ装置２００に送信する（図４のステップ１０７参照）。
そのため、情報取得部１０１（図３参照）は、受信画像データを転送する際に、仕分け先が担当者Ｔ０１であることを示す情報とともに翌日の日時情報を含む情報をサーバ装置２００に送信する（図４のステップ１０７参照）。
【0050】
サーバ装置２００が上述の情報を受信すると、情報処理部２００Ａは、格納装置２００Ｂにおける第１フォルダ２内の翌日フォルダ５としての「ＸＸＸＸ＿０７＿２０」フォルダに、転送された受信画像データをファイル名「ＸＸＸＸ＿０７＿１９＿２０＿００．ｐｄｆ」として格納する。
【0051】
ここで、図８に示す場合は、ＸＸＸＸ年７月１９日１６時００分にファクス受信した場面であり、業務時間終了まで残すところ１時間１０分の時点である。新規にファクス受信した受信画像データは、図８に示すように、２０ファイルであり、２０個である。２０ファイルが当日フォルダ４としての「ＸＸＸＸ＿０７＿１９」フォルダに、転送された受信画像データをファイル名「ＸＸＸＸ＿０７＿１９＿１６＿００．ｐｄｆ」等として２０ファイルが格納される。
【0052】
その後、担当者Ｔ０１は、２０ファイルのうち９ファイルの処理を業務終了時間までに行った場合、残りの１１ファイルを未処理の受信画像データとして、当日フォルダ４から、翌日フォルダ５に移動することになる。ここにいう翌日フォルダ５は、別の格納場所の一例である。
【0053】
そのため、担当者Ｔ０１は、特定ファイル４１（図５のステップ２０３参照）としての「本日はここまで．ｔｘｔ」を作成する。この特定ファイル４１には、処理済みの受信画像データ１１ファイルが記載されている。特定ファイル４１の作成は、ユーザ端末３００の表示装置３１０にて処理済みの受信画像データを入力して行う態様のほか、画像形成装置１００の操作受付部１３２（図１参照）にて、指定したフォルダに格納されている受信画像データを示す一覧表示から指定する態様でもよい。
なお、本実施の形態では、特定ファイル４１は、移動処理の対象が格納されている当日フォルダ４に存在するが、これに限られず、予め定められている格納場所に設けるようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、特定ファイル４１は、移動処理の対象が格納されている当日フォルダ４に存在するが、これに限られず、予め定められている格納場所に設けるようにしてもよい。
【0054】
さらに説明すると、かかる特定ファイル４１は、予め定められている名称とし、特定ファイル４１に格納されている受信画像データが移動対象であるように、事前に決めておいてもよい。
【0055】
上述した図５に示す夜間バッチ処理が起動され、「本日はここまで．ｔｘｔ」の存在が確認されると、翌日フォルダ５に未処理フォルダとしてフォルダ名が「未処理」であるフォルダ５１が作成される。そして、フォルダ５１に、未処理の受信画像データとして特定された１１ファイルが移動される（図５のステップ２０４でＹｅｓ、ステップ２０５、ステップ２０６参照）。
【0056】
図８に示すように、フォルダ５１の１１ファイルのファイル名は、太字フォントで示されている。かかる太字フォントを用いる画面表示の態様は、そのファイルが、当日処理が行われず翌日に処理すべきものであることすなわち翌日持ち越しのものであることを示す。
【0057】
翌日フォルダ５における１１ファイルの格納場所は、通常とは異なるフォルダ名が付されており、また、ファイル名を太字フォントで示している。
翌日フォルダ５のフォルダ５１に格納される１１ファイルについては、当初から担当者Ｔ０１の翌日フォルダ５に格納された受信画像データの表示態様とは異なる態様で表示してもよい。
ここにいう異なる態様は、上述の通常とは異なるフォルダ名と太字フォントで示すファイル名の両方のほかに、いずれか一方とすることができ、また、これらの代わりに又はこれらと共に、赤色等の目立つ色でフォルダ名ないしファイル名を表示するようにしてもよい。これにより、翌日において担当者Ｔ０１に対する注意喚起を促すことができる。
翌日フォルダ５のフォルダ５１に格納される１１ファイルについては、当初から担当者Ｔ０１の翌日フォルダ５に格納された受信画像データの表示態様とは異なる態様で表示してもよい。
ここにいう異なる態様は、上述の通常とは異なるフォルダ名と太字フォントで示すファイル名の両方のほかに、いずれか一方とすることができ、また、これらの代わりに又はこれらと共に、赤色等の目立つ色でフォルダ名ないしファイル名を表示するようにしてもよい。これにより、翌日において担当者Ｔ０１に対する注意喚起を促すことができる。
【0058】
＜付記＞
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信し、
前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する、
情報処理装置。
(((2)))
前記区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、
前記予め定められている格納場所における前記区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる、
ことを特徴とする(((1)))に記載の情報処理装置。
(((3)))
前記予め定められている時期は、前記担当者の業務終了から次の業務開始までの間のいずれかの時期である、
ことを特徴とする(((2)))に記載の情報処理装置。
(((4)))
前記予め定められている時期は、一定の時間ごとである、
ことを特徴とする(((2)))に記載の情報処理装置。
(((5)))
前記予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である、
ことを特徴とする(((2)))に記載の情報処理装置。
(((6)))
前記区別が可能な情報により、前記未処理画像データと前記処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される、
ことを特徴とする(((1)))に記載の情報処理装置。
(((7)))
前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって前記未処理画像データと前記処理済み画像データのいずれか一方を示す情報である、
ことを特徴とする(((6)))に記載の情報処理装置。
(((8)))
前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが前記未処理画像データであることである、
ことを特徴とする(((6)))に記載の情報処理装置。
(((9)))
前記区別が可能な情報は、前記格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものである、
ことを特徴とする(((6)))に記載の情報処理装置。
(((10)))
前記格納場所は、前記画像データを受信した日付に対応する格納場所であり、
前記他の格納場所は、前記担当者に対応する格納場所であって前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所である、
ことを特徴とする(((1)))乃至(((9)))のいずれか１項に記載の情報処理装置。
(((11)))
前記他の格納場所に格納される前記画像データは、前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される、
ことを特徴とする(((1)))乃至(((10)))のいずれか１項に記載の情報処理装置。
(((12)))
情報処理装置に、
受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信する機能と、
前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する機能と、
を実現させるプログラム。
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信し、
前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する、
情報処理装置。
(((2)))
前記区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、
前記予め定められている格納場所における前記区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる、
ことを特徴とする(((1)))に記載の情報処理装置。
(((3)))
前記予め定められている時期は、前記担当者の業務終了から次の業務開始までの間のいずれかの時期である、
ことを特徴とする(((2)))に記載の情報処理装置。
(((4)))
前記予め定められている時期は、一定の時間ごとである、
ことを特徴とする(((2)))に記載の情報処理装置。
(((5)))
前記予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である、
ことを特徴とする(((2)))に記載の情報処理装置。
(((6)))
前記区別が可能な情報により、前記未処理画像データと前記処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される、
ことを特徴とする(((1)))に記載の情報処理装置。
(((7)))
前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって前記未処理画像データと前記処理済み画像データのいずれか一方を示す情報である、
ことを特徴とする(((6)))に記載の情報処理装置。
(((8)))
前記区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが前記未処理画像データであることである、
ことを特徴とする(((6)))に記載の情報処理装置。
(((9)))
前記区別が可能な情報は、前記格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものである、
ことを特徴とする(((6)))に記載の情報処理装置。
(((10)))
前記格納場所は、前記画像データを受信した日付に対応する格納場所であり、
前記他の格納場所は、前記担当者に対応する格納場所であって前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所である、
ことを特徴とする(((1)))乃至(((9)))のいずれか１項に記載の情報処理装置。
(((11)))
前記他の格納場所に格納される前記画像データは、前記画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される、
ことを特徴とする(((1)))乃至(((10)))のいずれか１項に記載の情報処理装置。
(((12)))
情報処理装置に、
受信した画像データを当該画像データを格納する格納先に転送する場合、当該画像データの処理を担当する担当者に対応する格納場所を示す情報を当該格納先に送信する機能と、
前記格納場所に転送された画像データのうち、処理されていない画像データである未処理画像データと処理された画像データである処理済み画像データとの区別が可能な情報を取得した場合、当該未処理画像データと当該処理済み画像データの少なくともいずれか一方を他の格納場所に移動する指示を当該格納先に送信する機能と、
を実現させるプログラム。
【0059】
(((1)))の発明によれば、未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
(((2)))の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、予め定められている格納場所における区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる構成を採用しない場合に比べて、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
(((3)))の発明によれば、担当者が業務を行っていない時間に画像データの移動を行うことができる。
(((4)))の発明によれば、担当者ごとに終業時間が異なる場合であっても、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
(((5)))の発明によれば、予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である構成を採用しない場合に比べて、処理の制御負担の軽減を図ることができる。
(((6)))の発明によれば、区別が可能な情報により、未処理画像データと処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
(((7)))の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって未処理画像データと処理済み画像データのいずれか一方を示す情報であるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
(((8)))の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが未処理画像データであるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
(((9)))の発明によれば、区別が可能な情報は、格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものであるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の負担軽減を図ることができる。
(((10)))の発明によれば、別の格納場所は、担当者に対応する格納場所であって画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所であるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
(((11)))の発明によれば、別の格納場所に格納される画像データは、いずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される構成を採用しない場合に比べて、担当者に対する注意喚起を促すことができる。
(((12)))の発明によれば、未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
(((2)))の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている格納場所に存在し、予め定められている格納場所における区別可能な情報の存在を確認する処理は、予め定められている時期に行われる構成を採用しない場合に比べて、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
(((3)))の発明によれば、担当者が業務を行っていない時間に画像データの移動を行うことができる。
(((4)))の発明によれば、担当者ごとに終業時間が異なる場合であっても、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
(((5)))の発明によれば、予め定められている時期は、新たな画像データを受信した時期である構成を採用しない場合に比べて、処理の制御負担の軽減を図ることができる。
(((6)))の発明によれば、区別が可能な情報により、未処理画像データと処理済み画像データのうち予め定められたいずれか一方が特定される構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
(((7)))の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルに含まれる情報であって未処理画像データと処理済み画像データのいずれか一方を示す情報であるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
(((8)))の発明によれば、区別が可能な情報は、予め定められている名称のファイルが存在する格納場所に格納されている画像データが未処理画像データであるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
(((9)))の発明によれば、区別が可能な情報は、格納場所に格納されている画像データを示す一覧表示での指定により作成されたものであるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の負担軽減を図ることができる。
(((10)))の発明によれば、別の格納場所は、担当者に対応する格納場所であって画像データを受信した日付の翌日以降のいずれかの日付に対応する格納場所であるという構成を採用しない場合に比べて、担当者の使い勝手を向上させることができる。
(((11)))の発明によれば、別の格納場所に格納される画像データは、いずれかの日付に受信した画像データとは異なる態様で表示される構成を採用しない場合に比べて、担当者に対する注意喚起を促すことができる。
(((12)))の発明によれば、未処理の画像データを翌日処理の対象とするために手動操作を行う場合に比べ、画像データの処理を行う担当者の業務負担の軽減を容易にすることができる。
【符号の説明】
【0060】
２…第１フォルダ、４…当日フォルダ、５…翌日フォルダ、１１ａ…ＣＰＵ、４１…特定ファイル、５１…フォルダ、１００…画像形成装置、１００Ａ…情報処理部、１０１…情報取得部、１０２…送信制御部、１０３…表示制御部、２００…サーバ装置
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
