(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024135758
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】モータ
(51)【国際特許分類】
H02K 3/44 20060101AFI20240927BHJP
H02K 3/50 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
H02K3/44 B
H02K3/50 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023046610
(22)【出願日】2023-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】000114215
【氏名又は名称】ミネベアミツミ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001771
【氏名又は名称】弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】文字山 竜
(72)【発明者】
【氏名】田村 葉子
(72)【発明者】
【氏名】山田 卓司
【テーマコード(参考)】
5H604
【Fターム(参考)】
5H604AA08
5H604BB01
5H604BB08
5H604BB14
5H604CC01
5H604CC05
5H604CC16
5H604QB04
(57)【要約】
【課題】樹脂が結線基板表面に漏れ出すことを抑制する。
【解決手段】モータは、ステータと、前記ステータに設けられた、配線を有する基板と、前記ステータを覆う樹脂部材と、を備え、径方向において、前記基板は、内周部と、外周部と、当該内周部および当該外周部の間にある中間部と、を備え、回転軸の方向において、前記基板は、前記ステータに対向する第1面と、当該第1面の反対側にある第2面とを備え、前記樹脂部材は、径方向において、回転軸方向において前記基板を覆う部分と、径方向において前記ステータの内周面を覆う部分とを備え、前記樹脂部材の部分の回転軸方向における厚さは、前記ステータの内周面を覆う前記樹脂部材の部分の径方向における厚さより大きい。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステータと、
前記ステータに設けられた、配線を有する基板と、
前記ステータを覆う樹脂部材と、
を備え、
径方向において、前記基板は、内周部と、外周部と、当該内周部および当該外周部の間にある中間部と、を備え、
回転軸の方向において、前記基板は、前記ステータに対向する第1面と、当該第1面の反対側にある第2面とを備え、
前記樹脂部材は、径方向において、回転軸方向において前記基板を覆う部分と、径方向において前記ステータの内周面を覆う部分とを備え、
前記樹脂部材の部分の回転軸方向における厚さは、前記ステータの内周面を覆う前記樹脂部材の部分の径方向における厚さより大きい、
モータ。
【請求項2】
前記樹脂部材は、回転軸方向において前記基板の外周部を覆う部分を備え、
前記樹脂部材の部分の回転軸方向における厚さは、前記基板の外周部を覆う部分の回転軸方向における厚さより小さい、
請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記中間部は、前記樹脂部材に対して露出している、請求項1又は2に記載のモータ。
【請求項4】
前記基板の第2面側において、当該基板の内周部には、環状の部材が設けられ、
径方向において、前記樹脂部材は前記環状の部材に隣接している、
請求項1から3のいずれか1つに記載のモータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
【背景技術】
【0002】
モータにおいて、ステータに結線基板を半田で固定した後に、ステータを樹脂で覆う技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ステータを樹脂で覆う際に、樹脂漏れが生じて、樹脂が結線基板の表面を覆う場合がある。特に、結線基板の内径側から外径側に向かって漏れた樹脂が、結線基板を覆うことが多い。
【0005】
一つの側面では、樹脂が結線基板表面に漏れ出すことを抑制できるモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様において、モータは、ステータと、前記ステータに設けられた、配線を有する基板と、前記ステータを覆う樹脂部材と、を備え、径方向において、前記基板は、内周部と、外周部と、当該内周部および当該外周部の間にある中間部と、を備え、回転軸の方向において、前記基板は、前記ステータに対向する第1面と、当該第1面の反対側にある第2面とを備え、前記樹脂部材は、径方向において、回転軸方向において前記基板を覆う部分と、径方向において前記ステータの内周面を覆う部分とを備え、前記樹脂部材の部分の回転軸方向における厚さは、前記ステータの内周面を覆う前記樹脂部材の部分の径方向における厚さより大きい。
【0007】
一つの態様によれば、樹脂が結線基板表面に漏れ出すことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態におけるモータの一例を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、実施形態における、樹脂で覆われる前のステータの一例を示す斜視図である。
【
図3】
図3は、実施形態における、樹脂で覆われる前のステータの一例を示す分解斜視図である。
【
図4】
図4は、実施形態におけるモールドステータの一例を示す側断面図である。
【
図5】
図5は、実施形態におけるモールドステータの一例を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示するモータの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。各図面において、説明を分かりやすくするために、後に説明するシャフト99が延在する方向を軸方向とする座標系を図示する場合がある。
【0010】
[実施形態]
まず、本実施形態におけるモータについて、
図1乃至
図3を用いて説明する。
図1は、実施形態におけるモータの一例を示す斜視図である。
図2は、実施形態における、樹脂で覆われる前のステータの一例を示す斜視図である。
図3は、実施形態における、樹脂で覆われる前のステータの一例を示す分解斜視図である。
図1に示すように、実施形態におけるモータ1は、モールドステータ4と、ロータ80と、シャフト99とを備える。実施形態において、モータ1は、例えば、フレームレスモータである。なお、以下において、後に説明する樹脂部材60で覆われる前のステータをステータ2と表記し、樹脂部材60で覆われたステータを、モールドステータ4と表記する場合がある。
【0011】
図1に示すモールドステータ4は、
図2に示すように、
図3に示す配線を有する基板50が固定されたステータ2を、樹脂部材60で覆うことにより形成される。すなわち、モールドステータ4は、ステータ2と、ステータ2に設けられた、配線を有する基板50と、ステータ2を覆う樹脂部材60とを備える。
【0012】
基板50は、
図3に示すように、軸方向における第1方向側から、ステータ2に固定される。その際、後に説明するコイル30の第1端部31及び第2端部32が、後に説明するランド54に、半田Sにより固定されることで、コイル30と基板50とが電気的に接続される。
【0013】
ロータ80は、径方向において、モールドステータ4の内側に配置される。ロータ80は、
図1に示すように、マグネット81と、ロータコア82とを備える。マグネット81は、例えば、ロータコア82の外周面に固定された、筒状の磁石である。マグネット81は、例えば、ネオジム磁石のような希土類磁石により形成される。また、マグネット81には、ボンド磁石や焼結磁石を用いてもよい。なお、マグネット81は、筒状の磁石に限定されることはなく、円筒形状の磁石や多角形状の磁石を用いてもよい。また、マグネット81は、外周面に固定されるだけではなく、ロータコア82に埋め込まれてもよい。
【0014】
シャフト99は、例えば、
図1に示すようにロータ80の内周面に固定され、駆動力を外部装置に伝達する。なお、
図2以降の図面において、ロータ80及びシャフト99の図示を省略する場合がある。
【0015】
図3に示すように、ステータ2は、ステータコア10と、インシュレータ20と、コイル30とを備える。実施形態において、ステータ2は、
図1に示すロータ80を取り囲むように配置される。ステータ2を構成するステータコア10は、例えば、周方向に沿って円環状に配置される。ステータコア10は、例えばケイ素鋼板、電磁鋼板等の軟磁性鋼板等の板状の金属部材を軸方向に複数積層することによって形成される。
図3に示すように、ステータコア10は、ロータ80と対向する内周部11と、外周部12とを備える。
【0016】
インシュレータ20は、例えば樹脂等の絶縁体により形成される。インシュレータ20は、ステータコア10を、軸方向の第1方向側及び第2方向側から覆う。
【0017】
図2及び
図3に示すように、インシュレータ20は、内周部21と、外周部22とを備える。
図3に示すように、外周部22は、軸方向の第2方向に切り欠かれた2つの凹部24及び25を備える。なお、インシュレータ20の内周部21は、ステータの内周面の一例である。
【0018】
図3に示すように、コイル30は、導線を、インシュレータ20を介してステータ2に巻き回すことにより形成される。コイル30からは、
図3に示すように、引出線として、導線の第1端部31、第2端部32が同一方向(第1方向)に引き出されている。
【0019】
実施形態において、ステータ2は、インシュレータ20を介してコイル30が巻き回されたステータコア10を円環状に配置することにより形成される。
【0020】
実施形態において、基板50は、例えばエポキシ等の絶縁性を有する樹脂材料で形成された絶縁層と、金属等の導体層とが、軸方向に交互に複数積層されることにより形成された、配線を有する結線基板である。
【0021】
基板50は、
図3に示すように、軸方向の第2方向側の表面5a及び軸方向の第1方向側の表面5bを備える。基板50は、例えば、
図3に示すように、軸方向において、表面5aがステータ2と対向するように、ステータ2に直接支持されて配置される。より具体的には、基板50は、インシュレータ20の内周部21と外周部22とにより、径方向において両持ち支持される。なお、表面5aは、ステータに対向する第1面の一例であり、表面5bは、第1面の反対側にある第2面の一例である。
【0022】
実施形態において、表面5a及び5bは、絶縁体により形成される。また、表面5bには、絶縁体とは別の部材としての樹脂部材(例:レジスト)が形成される。軸方向において、表面5aと表面5bとの間には、複数の導体と、複数の絶縁体とが積み重なって配置される。すなわち、基板50は、複数の導体と複数の絶縁体とが軸方向に積み重ねられることにより形成される。
【0023】
図3に示すように、基板50には、ランド54が形成される。ランド54は、導電性を有する部材で形成され、コイル30から引き出された導線の第1端部31及び第2端部32に接続される接続部である。
【0024】
図3に示すように、基板50の表面5bには、内周部53と、外周部52とが形成される。また、径方向において、内周部53と外周部52との間には中間部55が形成される。すなわち、径方向において、基板50は、内周部53と、外周部52と、内周部53および外周部52の間にある中間部55とを備える。
【0025】
また、表面5bの中間部55には、外部装置と接続される、外部接続部となるパッド59が配置される。実施形態におけるパッド59は、3相それぞれに対応する3つのパッド59A、59B及び59Cを含む。パッド59A乃至59Cには、図示しない電子部品等が接続される。
【0026】
また、基板50の表面5b側において、基板50の内周部53には、膜70が設けられる。膜70は、例えば非導電性のインクを用いたスクリーン印刷により基板上の一定の範囲に形成されたシルクであり、ロゴ、文字、記号等(不図示)が形成される。なお、膜70は、環状の部材の一例である。
【0027】
樹脂部材60は、例えば、基板50が装着されたステータ2を金型に入れた状態で液状の樹脂を充填し、樹脂が硬化することで形成される。なお、樹脂部材60は、熱硬化性樹脂であってもよく、熱可塑性樹脂を用いてもよい。実施形態において、樹脂部材60を形成する樹脂は、例えば、アルミニウム又はケイ素を含む。この場合において、インシュレータ20を形成する樹脂の剛性は、例えば、樹脂部材60を形成する樹脂の剛性よりも大きい。
【0028】
また、実施形態における金型には、径方向における内側であり、かつ軸方向における第1方向側にガスベントが形成される。ガスベントは、例えば金型に形成される、外部と接続される孔部である。
【0029】
この場合において、
図2に示すインシュレータ20の内周部21は、
図1に示すように、例えば径方向における内側から、樹脂部材60の内周面61により覆われており、視認されない。また、インシュレータ20の外周部22は、例えば径方向における外側から、樹脂部材60の外周面64により覆われる。なお、樹脂部材60の内周面61は、径方向においてステータの内周面を覆う部分の一例である。径方向において、外周面64を有する樹脂部材60の部分(外周部)の厚さは、内周面61を有する樹脂部材60の他の部分(内周部)の厚さより小さくなっている。樹脂部材60の他の部分(内周部)を樹脂部材の部分より薄くすることで、周方向において、ロータ80とステータ2との空隙を確保でき、さらに周方向に均一な空隙を形成することができる。
【0030】
また、例えば径方向および軸方向において、外周部52の一部が、樹脂部材60の外周側の一部62により覆われる。なお、内周側の一部63は、環状の部材に隣接する樹脂部材の部分の一例であり、外周側の一部62は、基板の外周部を覆う部分の一例である。この場合において、樹脂部材60は、径方向において環状の部材70に隣接し、かつ回転軸方向において基板50を覆う部分63と、径方向においてステータ2の内周面21を覆う部分61とを備える。また、樹脂部材60は、回転軸方向において、基板50の外周部52を覆う部分62を備える。
【0031】
図4は、実施形態におけるモールドステータの一例を示す側断面図である。
図4は、
図1の平面P1で切断した断面を示す。
図4に示すように、モールドステータ4において、ステータコア10は、内周部11及び外周部12を除いて、樹脂部材60により覆われる。ステータコア10の内周部11及び外周部12は樹脂部材60に対して露出している。
また、インシュレータ20の全体が樹脂部材60により覆われる。
【0032】
また、基板50の表面5aは、軸方向において、ステータ2と対向するとともに、樹脂部材60の中間部(支持部)65と接触する。支持部65は、樹脂部材60の外周側の一部62と内周面61との間にあり、ステータ2のコイル30に対向し、コイル30と基板50との間の空隙内にある。実施形態において、基板50の表面5aは、例えば、インシュレータ20の内周部21と、外周部22とにより、径方向両側において、軸方向の第2方向側から支持される。
【0033】
図4に示すモールドステータ4において、上で述べたように、基板50の表面5bのうち、内周部53の一部は、樹脂部材60の内周側の一部63に覆われ、外周部52の一部は、樹脂部材60の外周側の一部62により覆われる。
【0034】
図5は、実施形態におけるモールドステータの一例を示す拡大断面図である。
図5は、
図4の枠F1に示す部分を拡大した図である。
【0035】
モールドステータ4を形成するために金型に樹脂を充填する際、金型とステータ2との隙間から、充填される液状の樹脂が漏れ出す場合がある。例えば、基板50の上にシルク等の膜70を設ける場合においても、金型と基板50との隙間を完全に塞ぐことは難しい場合がある。
【0036】
これに対し、実施形態のように、金型のガスベントが、基板50の内周部53に対して、回転軸方向における第1方向側に位置する場合、基板50の内周部53を覆う部分に充填される樹脂は、軸方向における第1方向側に漏れ出す。この結果、樹脂部材60にバリとしての内周側の一部63が形成され、この樹脂部材60の内周側の一部63は軸方向における第1方向側に延在している。
【0037】
かかる構成によれば、基板50の内周部53を覆う部分に充填される樹脂が、径方向における外側に漏れ出すことが抑制される。また、中間部55は、膜70にも覆われていない。かかる構成において、中間部55は、樹脂部材60に対して露出している。
【0038】
この場合において、
図4に示すように、内周側の一部63の回転軸方向における厚さT3は、インシュレータ20の内周部21を覆う部分61の径方向における厚さT1より大きい。
【0039】
一方、樹脂部材60の外周側の一部62は、
図4に示すように、基板50とコイル30とを接続する半田Sを軸方向における第1方向側から覆う。半田Sは、基板50よりも回転軸方向における第1方向側に突出するため、樹脂部材60の外周側の一部62は、軸方向における厚さT2が大きくなる。この場合において、内周側の一部63の回転軸方向における厚さT3は、基板50の外周部52を覆う外周側の一部62の回転軸方向における厚さT2より小さい。
【0040】
以上説明したように、本実施形態におけるモータ1は、ステータ2と、ステータ2に設けられた、配線を有する基板50と、ステータ2を覆う樹脂部材60と、を備える。径方向において、基板50は、内周部53と、外周部52と、内周部53および外周部52の間にある中間部55と、を備える。回転軸の方向において、基板50は、ステータ2に対向する第1面5aと、第1面5aの反対側にある第2面5bとを備える。樹脂部材60は、径方向において、回転軸方向において基板50を覆う部分63と、径方向においてステータ2の内周面21を覆う部分61とを備える。樹脂部材60の部分63の回転軸方向における厚さT3は、ステータ2の内周面21を覆う樹脂部材60の部分61の径方向における厚さT1より大きい。かかる構成によれば、基板50の形状を変更することなく、樹脂が結線基板表面に漏れ出すことを抑制できる。
【0041】
[変形例]
以上、本実施形態における構成について説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、基板50の内周部53に設けられる環状の部材の構成は、シルク印刷に限らず、樹脂製の環状の部材を配置する等、その他の構造を用いてもよい。また、モータ1が、環状の部材である膜70等を備えない構成であってもよい。
【0042】
また、樹脂部材60のうち、
図5に示すように、径方向において基板50と対向する部分66の径方向における厚さは、インシュレータ20の内周部21を覆う内周面61の厚さT1より厚く形成されるが、実施の形態はこれに限られない。例えば、部分66の径方向における厚さが、厚さT1と略同一であってもよい。
【0043】
また、ガスベントが形成される位置は、回転軸方向における第1方向側以外にも、径方向における外側に樹脂が漏れることを抑制できる位置であればよく、径方向における内周側等、その他の方向に形成されていてもよい。なお、ガスベントは、例えば金型に形成される貫通孔であるが、これに限られず、金型のピンと中子との間に形成される空隙であってもよい。
【0044】
以上、本発明を実施形態及び各変形例に基づき説明したが、本発明は実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更が可能であることも言うまでもない。そのような要旨を逸脱しない範囲での種々の変更を行ったものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0045】
1 モータ、2 ステータ、4 モールドステータ、5a,5b 表面、10 ステータコア、11 内周部、12 外周部、20 インシュレータ、21 内周部、22 外周部、30 コイル、31 第1端部、32 第2端部、50 基板、52 外周部、53 内周部、54 ランド、55 中間部、59 パッド、60 樹脂部材、61 内周面、62 外周側の一部、63 内周側の一部、64 外周面、65 支持部、70 膜、80 ロータ、81 マグネット、82 ロータコア、99 シャフト