(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024135803
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】トラック荷台の雨除け装置
(51)【国際特許分類】
B60J 7/00 20060101AFI20240927BHJP
B62D 33/04 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
B60J7/00 A
B62D33/04 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023046674
(22)【出願日】2023-03-23
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年2月16日に都心運送株式会社にトラック荷台の雨除け装置を備えた車両を公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】000155573
【氏名又は名称】株式会社矢野特殊自動車
(74)【代理人】
【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100149205
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 泰央
(72)【発明者】
【氏名】三丸 和也
(72)【発明者】
【氏名】前原 庸一
(57)【要約】
【課題】荷下ろし作業中の積荷に雨水がかかることを防止しつつ、荷下ろし作業終了後にも荷台内部が濡れる虞がなく、また、荷下ろし作業の作業性を損なうことのないトラック開閉扉用の雨除け装置を提供する。
【解決手段】トラックの荷台2から荷下ろしする際に積荷が濡れることを防止するためのトラック荷台の雨除け装置Mであって、荷台2に設けた開閉扉3の内側面に吊設した雨除け具4と、開閉扉3の内側面上部に設けられて雨除け具4を回動自在に支持する回動支持部31と、開閉扉3の開閉軸側と反対に位置する荷台2の外壁面21に設けた係合支持部5と、を有し、雨除け具4は、上端部に設けた雨除け具側回動支持部40aと、係合支持部5と係合して雨除け具4を上端部から下端部にかけて下方傾斜状に支持する係合体403と、を有することを特徴とするトラック荷台の雨除け装置Mを提供する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラックの荷台から荷下ろしする際に積荷が濡れることを防止するためのトラック荷台の雨除け装置であって、
前記荷台に設けた開閉扉の内側面に吊設した雨除け具と、
前記開閉扉の内側面上部に設けられて前記雨除け具を回動自在に支持する回動支持部と、
前記開閉扉の開閉軸側と反対に位置する荷台の外壁面に設けた係合支持部と、
を有し、
前記雨除け具は、上端部に設けた雨除け具側回動支持部と、前記係合支持部と係合して前記雨除け具を上端部から下端部にかけて下方傾斜状に支持する係合体と、
を有することを特徴とするトラック荷台の雨除け装置。
【請求項2】
前記雨除け具は、前記開閉扉の内側面に回動自在に支持される支持遮蔽体と、前記支持遮蔽体の後方側長側辺に開閉ヒンジを介して回動自在に連結される拡張遮蔽体と、を有し、前記雨除け具側回動支持部及び前記係合体を前記支持遮蔽体に備えたことを特徴とする請求項1に記載のトラック荷台の雨除け装置。
【請求項3】
前記雨除け具を前記開閉扉の内側面に着脱可能に吊設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトラック荷台の雨除け装置。
【請求項4】
前記雨除け具の下端部に荷台外部に雨水を誘導するためのガイド板を設けたことを特徴とする請求項3に記載のトラック荷台の雨除け装置。
【請求項5】
前記雨除け具の下端部に荷台外部に雨水を誘導するためのガイド板を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトラック荷台の雨除け装置。
【請求項6】
前記雨除け具の下端部に載置部を設けたことを特徴とする請求項4に記載のトラック荷台の雨除け装置。
【請求項7】
前記開閉扉の内側面に雨除け具固定部を設け、前記雨除け具に前記雨除け具固定部と係合する係合突起部を設けたことを特徴とする請求項5に記載のトラック荷台の雨除け装置。
【請求項8】
前記雨除け具の下端部に載置部を設けたことを特徴とする請求項5に記載のトラック荷台の雨除け装置。
【請求項9】
前記開閉扉の内側面に雨除け具固定部を設け、前記雨除け具に前記雨除け具固定部と係合する係合突起部を設けたことを特徴とする請求項8に記載のトラック荷台の雨除け装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、商品搬送用トラックの荷台の開閉扉に取り付けるトラック荷台の雨除け装置に関するものである。
【0002】
従来、車両の荷台に開閉扉を有する商品搬送用トラックからの荷下ろし作業は、開閉扉を開放した状態で固定し、開閉扉の近傍に搬送台車を接近させて実施される。この荷下ろし作業時に雨が降っていると、荷台から搬送台車に降ろした積荷や積荷の梱包が濡れてしまい、商品価値が損なわれることがある。
【0003】
特許文献1には、降雨中でも商品を濡らすことなく、荷下ろしが可能なトラックの雨除け装置が開示されている。この雨除け装置は、トラック荷台の出入口の上部に一対の折畳みアームを設け、モータの駆動により折畳みアームを伸張して、折畳みアーム間にテント生地を張設する構造としている。これにより、降雨中に商品の荷下ろし作業を行っても、折り畳みアーム間に張設したテント生地が傘として機能し、商品が濡れる虞を低減している。
【0004】
また、特許文献2には、4つの角部を有する略四角形の雨除け部材と、雨除け部材の対角を結ぶように取り付けられ、雨除け部材を開閉扉と収納開口部との間に架け渡す紐体とを有し、雨除け部材が開閉扉の開閉態様に応じて張設状態と収納状態に変位する雨除け装置について開示されている。これにより、降雨中に商品の荷下ろし作業を行う際、開閉扉に連動して雨除け部材が張設状態に変位することで傘として機能し、降雨時の荷下ろし作業時に商品が濡れる虞を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平4-11723号公報
【特許文献2】特開2018-150037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の雨除け装置のように、テント生地を張り出す構造にすると、折り畳みアーム部等を商品搬送用トラックの荷台に新たに取り付けるとともに、その駆動設備も必要となるため設備費用が高額となる。
【0007】
また、荷下ろし作業ごとにモータの駆動・停止を行わねばならず、テント生地の出し入れに時間がかかることで荷下ろし作業の作業性を損なう虞がある。また、このテント生地を使用した後、開閉扉を閉じて荷台開口部を閉塞すると、テント生地に残留した雨水が庫内に滴下され、積荷を濡らす虞があった。
【0008】
また、従来の雨除け装置のように、荷台の開閉扉の開閉動作に連動して、荷台の出入口の上部に雨除け装置が自動で設置されるように構成すると、雨除け部材が紐体で持ち上げられる構成であることから雨除け部材の設置場所が荷台の天井面近傍となり、地面に載置した台車と雨除け部材との距離が遠くなることで雨除け部材の傘としての機能が低く、台車に載置した荷物が濡れる虞があった。
【0009】
また、荷下ろし作業後に荷台の開閉扉を閉めて荷台内部に雨除け装置を収納すると、雨除け装置の表面に残留した水滴が荷台に滴下されて荷台内の積荷を濡らす虞があった。
【0010】
本発明は、かかる従来の課題を解決すべく、荷下ろし作業中の積荷に雨水がかかることを防止しつつ、荷下ろし作業終了後にも荷台内部が濡れる虞がなく、また、荷下ろし作業の作業性を損なうことのないトラック開閉扉用の雨除け装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の態様は、トラックの荷台から荷下ろしする際に積荷が濡れることを防止するためのトラック荷台の雨除け装置であって、前記荷台に設けた開閉扉の内側面に吊設した雨除け具と、前記開閉扉の内側面上部に設けられて前記雨除け具を回動自在に支持する回動支持部と、前記開閉扉の開閉軸側と反対に位置する荷台の外壁面に設けた係合支持部と、を有し、前記雨除け具は、上端部に設けた雨除け具側回動支持部と、前記係合支持部と係合して前記雨除け具を上端部から下端部にかけて下方傾斜状に支持する係合体と、を有することを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【0012】
本発明の第2の態様は、前記雨除け具は、前記開閉扉の内側面に回動自在に支持される支持遮蔽体と、前記支持遮蔽体の後方側長側辺に開閉ヒンジを介して回動自在に連結される拡張遮蔽体と、を有し、前記雨除け具側回動支持部及び前記係合体を前記支持遮蔽体に備えたことを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【0013】
本発明の第3の態様は、前記雨除け具を前記開閉扉の内側面に着脱可能に吊設したことを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【0014】
本発明の第4の態様は、前記雨除け具の下端部に荷台外部に雨水を誘導するためのガイド板を設けたことを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【0015】
本発明の第5の態様は、前記雨除け具の下端部に荷台外部に雨水を誘導するためのガイド板を設けたことを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【0016】
本発明の第6の態様は、前記雨除け具の下端部に載置部を設けたことを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【0017】
本発明の第7の態様は、前記開閉扉の内側面に雨除け具固定部を設け、前記雨除け具に前記雨除け具固定部と係合する係合突起部を設けたことを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【0018】
本発明の第8の態様は、前記雨除け具の下端部に載置部を設けたことを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【0019】
本発明の第9の態様は、前記開閉扉の内側面に雨除け具固定部を設け、前記雨除け具に前記雨除け具固定部と係合する係合突起部を設けたことを特徴とするトラック荷台の雨除け装置である。
【発明の効果】
【0020】
本発明の第1の態様によれば、トラックの荷台から荷下ろしする際に積荷が濡れることを防止するためのトラック荷台の雨除け装置であって、前記荷台に設けた開閉扉の内側面に吊設した雨除け具と、前記開閉扉の内側面上部に設けられて前記雨除け具を回動自在に支持する回動支持部と、前記開閉扉の開閉軸側と反対に位置する荷台の外壁面に設けた係合支持部と、を有し、前記雨除け具は、上端部に設けた雨除け具側回動支持部と、前記係合支持部と係合して前記雨除け具を上端部から下端部にかけて下方傾斜状に支持する係合体と、を有することにより、荷下ろし作業の作業性を維持しつつも積荷が濡れることを防止できる。
また、トラック荷台に設けた開閉扉の内側面に雨除け具を吊設した構成により、使用後の雨除け具の表面に雨水が残留していたとしても荷台が濡れる虞を低減できる。これにより、雨除け具の表面に残留した雨水で荷台が濡れる虞を気にすることなく荷下ろし作業を完了できる。すなわち、荷下ろし作業の作業性を維持しつつも荷台が濡れる虞を可及的に低減できる。
【0021】
本発明の第2の態様によれば、前記雨除け具は、前記開閉扉の内側面に回動自在に支持される支持遮蔽体と、前記支持遮蔽体の後方側長側辺に開閉ヒンジを介して回動自在に連結される拡張遮蔽体と、を有し、前記雨除け具側回動支持部及び前記係合体を前記支持遮蔽体に備えたことにより、荷下ろし作業の作業性を維持しつつも広範囲で荷が濡れることを防止できる。
【0022】
本発明の第3の態様によれば、前記雨除け具を前記開閉扉の内側面に着脱可能に吊設したことにより、未使用時に雨除け具を荷台の開閉扉から取り外して保管することができる。また、雨除け具が必要な際には、容易に取り付けることができる。
【0023】
本発明の第4の態様および第5の態様によれば、前記雨除け具の下端部に荷台外部に雨水を誘導するためのガイド板を設けたことにより、使用後に支持遮蔽体と拡張遮蔽体の表面に雨水が残留していたとしてもガイド板に沿って開閉扉側に雨水を誘導できる。これにより、荷台が雨水で濡れる可能性を気にすることなく開閉扉の開閉動作を実施でき、作業性を維持しつつも積荷が濡れることを防止できる。
【0024】
本発明の第6の態様および第8の態様によれば、前記雨除け具の下端部に載置部を設けたことにより、荷台の開閉扉から取り外して地面に載置した状態で雨除け具を保管することができる。すなわち、雨除け具の下端部に設けたガイド板が地面と接触することがない。これにより、雨水を誘導するためのガイド板が傷つくことを気にすることなく地面に載置して保管できる。
【0025】
本発明の第7の態様によれば、前記開閉扉の内側面に雨除け具固定部を設け、前記雨除け具に前記雨除け具固定部と係合する係合突起部を設けたことにより、開閉扉を閉塞した状態において、開閉扉の内側面に設けた雨除け具を鉛直状態に固定でき、雨除け具の表面に残留した雨水により荷台内部が濡れる虞を可及的に低減できる。
【0026】
本発明の第9の態様によれば、前記開閉扉の内側面に雨除け具固定部を設け、前記雨除け具に前記雨除け具固定部と係合する係合突起部を設けたことにより、開閉扉を閉塞した状態において、開閉扉の内側面に設けた雨除け具を鉛直状態に固定でき、雨除け具の表面に残留した雨水により荷台内部が濡れる虞を可及的に低減できる。また、雨除け具が支持遮蔽体と拡張遮蔽体の2つの遮蔽体で形成されている場合は、各遮蔽体の濡れた面同士を対向させた状態に維持でき、濡れた面が荷台内部に露出しないことから、荷台内が濡れる虞を可及的に低減できる。すなわち、荷下ろし作業終了後に荷台に雨水が滴下される虞がなく、荷台に雨水が滴下されることを気にすることなく荷下ろし作業を終了でき、荷下ろし作業の作業性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の実施形態に係る雨除け具を取付けた状態の搬送用トラックを示す後方斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る雨除け具を取付けた状態で開閉扉を開放した状態を示す斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る雨除け具を取付ける開閉扉の内側面を示す斜視図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る雨除け具の取付部を示す拡大斜視図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る雨除け具を示す斜視図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る雨除け具を設置した状態を搬送用トラックの背面側から見た図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る雨除け具の設置手順を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係る雨除け具の設置手順を示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る雨除け具を設置した状態を示す斜視図である。
【
図11】本発明の実施形態に係る雨除け具の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態に係る搬送用トラックの構成、搬送用トラック荷台の開閉扉に設置した雨除け具の構成、および雨除け具を支持するための係合支持部の構成について、
図1~
図7を参照しながら具体的に説明する。なお、本実施形態において、雨除け具を支持遮蔽体と拡張遮蔽体の2つの遮蔽体で形成された構成を例示して説明する。
図1は、本発明の搬送用トラックの開閉扉を示す後方外観図であり、
図2は、本発明の搬送用トラックの開閉扉を設置した状態を示す後方外観図である。
【0029】
[搬送用トラックTの開閉扉3の構成]
図1に示すように、搬送用トラックTは、前部の運転席1と後部の荷台2とで構成され、荷台2の後部に荷下ろし用の開閉扉3が設けられている。そして、この荷下ろし用の開閉扉3の内側面に荷下ろし時の積荷が濡れることを防止するように雨傘として機能する雨除け具4が設置されている。また、荷台2の後部外壁面21には、雨除け具4を傾斜状に支持する係合支持部5が設けられている。なお、本実施例では、荷台2の後部中央に積荷を出し入れするための開閉扉3を有する搬送用トラックTを例にして説明するが、本発明は、この搬送用トラックTに限定されることなく、荷台2の開閉扉を観音式扉とした搬送用トラックや、荷台2の側部に開閉扉を有する搬送用トラックにも適用することができる。荷台2の開閉扉を観音式扉とした場合、左右の開閉扉3の内側面にそれぞれ雨除け具4,4が吊設され、左右の開閉扉3の外側面にそれぞれ係合支持部5,5が設けられる。これにより、左右の開閉扉3のいずれを荷下ろしする際の開口部20としても積荷を濡らすことなく荷下ろし作業を実施できる。
【0030】
開閉扉3は、
図1~
図3に示すように、荷台2後部の開口部20を開閉制御するための扉であり、荷台2後部の外壁面21に設けた回動軸30に軸支されている。開閉扉3の内側面には、回動支持部31と、雨除け具固定部32を有する。
【0031】
回動支持部31は、開閉扉3の上部に固定された支持ブラケット310と、支持ブラケット310の左右に設けた飛び出し規制体311,311と、飛び出し規制体311の近傍に設けた回動規制体312とで構成している。
【0032】
支持ブラケット310は、
図3に示すように、開閉扉3の内側面上部の左右方向に水平状に延伸した略方形平板状の固定部310aと、固定部310aの下端部から開閉扉3から離隔する方向に水平に屈曲してその先端部を上方に略直角に屈曲することで形成された略“L”字状の受け部310bとを有する。支持ブラケット310は、固定部310aと受け部310bとにより、側面視において、略‘J’字状に形成しており、開閉扉3の内側面上部の左右方向に水平状に延伸して設けられている。支持ブラケット310は、ネジ等の締結部材を介して開閉扉3の裏面に固定部310aを介して固定されている。なお、本実施形態において、支持ブラケット310を開閉扉3の裏面上部の左右方向に水平状に延伸して設けた構成を例示しているが、本発明における支持ブラケット310の設置態様はこれに限定されることはなく、
図10に示すように開閉扉3の裏面上部の同一水平面上であって少なくとも2か所以上の位置に点在するように支持ブラケット310´´,310´´が設けられていてもよい。
【0033】
飛び出し規制体311は、
図4に示すように、支持ブラケット310の受け部310bに支持された雨除け具4と受け部310bとの係合状態が解除されることを規制するための解除規制部材である。飛び出し規制体311は、固定部310aに枢支される回動部311aと、回動部311aの下端部であって回動部311aから離隔する方向に直角に屈曲伸延した押え部311bとを有する。飛び出し規制体311は、回動部311aと押え部311bとで側面視において略‘L’字状に形成している。
【0034】
回動部311aは、正面視において、略方形状に形成されており、飛び出し規制体311が回動する際の回動中心である回動軸部311cと、回動前後において飛び出し規制体311を固定するプランジャを挿通するための固定孔部311dを有する。回動軸部311cと固定孔部311dとは、対角上に位置している。飛び出し規制体311は、固定部310aに設けた固定孔部と回動部311aに設けた固定孔部311dの孔の位置を合わせてプランジャを挿通することで固定される。すなわち、飛び出し規制体311は、押え部311bが下方に位置する際、受け部310bと雨除け具4の係合状態が保持され、押え部311bが上方に位置する際、受け部310bと雨除け具4との係合状態が解除される。
【0035】
また、飛び出し規制体311の回動軸部311cの近傍には、回動規制体312が設けられている。回動規制体312は、回動軸部311cを中心とした飛び出し規制体311の回動動作を規制するための部材であり、本実施例においては、開閉扉3の内面側を正面としてみた場合の右上に設けている。
【0036】
このように回動支持部31は構成されており、固定部310aの下端部に延設した受け部310bに雨除け具4が支持されている。
【0037】
[雨除け具4の構成]
雨除け具4は、
図5に示すように、正面視略方形状の支持遮蔽体40と、支持遮蔽体40の長側辺に開閉ヒンジ42を介して回動自在に連結される正面視略方形状の拡張遮蔽体41とにより構成している。
【0038】
支持遮蔽体40は、内部中空状の断面形状が略円形の円筒体からなる4本のパイプ400(パイプ400a,400b,400c,400d)を連結することで正面視において略方形状に形成しており、このパイプ400で囲われた中空部を閉塞するように雨遮蔽体401が設けられている。なお、パイプについて符号400と表現した場合は、方形状に接続した全体構造のことを指し、符号400の後にアルファベットを付した場合は、個別のパイプのことを指す。
【0039】
雨遮蔽体401は、支持遮蔽体40を構成する下側のパイプ400cおよび左右のパイプ400b,400dと隙間なく接触するように設けられており、雨遮蔽体401の上端部と上側のパイプ400aとの間に開口部402を有する。支持遮蔽体40は、上側のパイプ400aと開口部402とにより雨除け具側回動支持部40aを形成している。支持遮蔽体40は、開口部402を介して支持ブラケット310の受け部310bに支持遮蔽体40の上側のパイプ400aを支持させることで開閉扉3の内側面に吊設している。なお、雨遮蔽体401は、防水性を備えた素材で構成されていればよく、例えば、アクリル、ポリカーボネート、発泡合成樹脂、ポリプロピレン等からなる板状態で構成されている。
【0040】
また、支持遮蔽体40を構成する荷台2の開口部20側に位置するパイプ400dの下端部近傍には、支持遮蔽体40を係合支持部5に支持固定するための係合体403を有する。係合体403は、金属製の棒状部材であり、パイプ400dの下端部近傍に傾斜状に設けられている。支持遮蔽体40は、係合支持部5に係合固定することで支持ブラケット310の受け部310bと係合支持部5とで傾斜状に支持される。
【0041】
また、開閉扉3の開放時において、荷台2後部の開口部20から離隔する側の右側のパイプ400bには、上下端部近傍に内側ヒンジ420,420を設け、外側の上下端部近傍に外側ヒンジ421,421を設けている。各ヒンジは、一端部を支持遮蔽体40に連結し、他端部を拡張遮蔽体41に連結している。このように支持遮蔽体40と拡張遮蔽体41の内外側面に内側ヒンジ420と外側ヒンジ421を設ける構成により、支持遮蔽体40に対して拡張遮蔽体41を略180度回動することができる。換言すると、拡張遮蔽体41は、支持遮蔽体40に対し、180度を超える回動が規制され、開放時には支持遮蔽体40と拡張遮蔽体41とで略同一平面を形成するように変態できる。
【0042】
拡張遮蔽体41は、
図5に示すように、内部中空状であって断面が略円形状の円筒体からなる4本のパイプ410(パイプ410a,410b,410c,410d)と、パイプ410の下端部近傍であって左右のパイプ410b,410d間に着脱可能に架設した連結パイプ416とを有する。拡張遮蔽体41は、4本のパイプ410a,410b,410c,410dを連結することで正面視において略方形状に形成されている。拡張遮蔽体41は、パイプ410a,410b,410dと連結パイプ416とで囲われた中空部を隙間なく閉塞するように雨遮蔽体411が設けられている。拡張遮蔽体41は、パイプ410b,410c,410dと連結パイプ416とで載置部412を形成している。
【0043】
雨遮蔽体411は、雨遮蔽体401と同様に防水性を備えた素材で構成されており、例えば、アクリル、ポリカーボネート、発泡合成樹脂、ポリプロピレン等からなる板状体で構成されている。
【0044】
載置部412は、パイプ410b,410c,410dと連結パイプ416とで閉塞された開口部413を有する(
図6参照)。この開口部413には、拡張遮蔽体41を構成する連結パイプ416の長手方向に沿って雨水を誘導するガイド板としてのゴム板414を傾斜状に垂設している。
【0045】
ゴム板414は、
図6に示すように、拡張遮蔽体41の連結パイプ416の底部に沿って設けたL字状のアングルに一端部が固定されている。ゴム板414は、他端部を拡張遮蔽体41から離隔するにつれて下方変位するように設けられている。すなわち、ゴム板414は、一端部から他端部にかけて下方傾斜状に設けられており、その全長を支持遮蔽体40と拡張遮蔽体41とを合わせた厚み以上の長さに形成している(
図6参照)。
【0046】
また、拡張遮蔽体41のパイプ410bには、係合突起部415を有する。係合突起部415は、開閉扉3の内面側を正面として観察した場合の左下に設けた弾性状の雨除け具固定部32で固定することにより、支持遮蔽体40の内側面401aと、拡張遮蔽体41の内側面411aを接触した状態で固定することができる。
【0047】
このように係合突起部415を拡張遮蔽体41のパイプ410bに突設した構成により、荷台2後方の開口部20を開閉扉3で閉塞した際、拡張遮蔽体41の内側面411aを支持遮蔽体40の内側面401aに対向した状態を維持して固定できる。
【0048】
係合支持部5は、
図7に示すように、雨除け具4を傾斜状態に支持するための支持部材であって、荷台2の外壁面21の上下方向略中央部に設けられている。係合支持部5は、支持遮蔽体40の係合体403と係合して雨除け具4を傾斜状に支持固定する。この際、雨除け具4は一端部が開閉扉3の上端部近傍に支持され、他端部が係合支持部5に支持されている。これにより、開閉扉3を荷台2と直交する向きに固定できる。すなわち、係合支持部5は、開閉扉3を荷台2と直交する向きに固定するための扉ストッパーとしても機能する。詳細に説明すると、開閉扉3の内側面に設けた支持ブラケット310は、開閉扉3の内側面上部の左右方向に開閉扉3の回動軸30側の側辺近傍を基点として開閉扉3の内側面に沿って水平状に延伸して設けられている。この支持ブラケット310に支持遮蔽体40を構成する一定長を有する上側パイプ400aを係止している。これにより、支持遮蔽体40は、上側パイプ400aの軸方向を中心とする円弧軌跡に沿って下端部が開閉扉3の内側面から離反する方向に回動変位できる。この態様において、支持遮蔽体40の下端部近傍に設けた係合体403を係合支持部5に係合固定すると、開閉扉3が荷台2に直交した向きで固定される。
【0049】
このように、係合支持部5で開閉扉3を荷台2に対して直角に固定することで、
図7に示すように、開閉扉3と雨除け具4とが傘として機能し、荷台2に積載した荷物の荷下ろし作業において、搬送台車に下ろした荷物が濡れる虞を可及的に低減できる。また、雨除け具4を傾斜状に支持することで、支持遮蔽体40の内側面401aと拡張遮蔽体41の内側面411aに受けた雨水が各内側面401a,411aの表面で留まることなく各遮蔽体の下端部から雨水を滴下させることができる。また、雨除け具4を下方傾斜状に設けることで搬送台車に下ろした荷物との距離が近くなり、支持遮蔽体40と拡張遮蔽体41による雨水の遮蔽効果を向上することができる。なお、係合支持部5の設置位置は、支持遮蔽体40の下端部近傍を支持できれば、荷台2後部の外壁面21だけでなく、荷台2の側部から後方に向けて出没自在に構成されていてもよい。
【0050】
また、雨除け装置Mは、雨除け具4の上側パイプ400aを支持ブラケット310の受け部310bで支持しつつ、その係合状態を回動自在に設けた規制体311で規制した構成により、規制体311を回動させるだけの単純な動作で雨除け具4を回動支持部31から取り外すことができ、メンテナンス作業を容易にできる。なお、本実施形態において、開閉扉3の内側面に雨除け具4を着脱自在に設けた構成を記載したが、本発明は、これに限定されることなく、開閉扉3の内側面の上端部近傍において蝶番などで回動自在に固定されていてもよい。
【0051】
また、雨除け装置Mは、
図11に示すように、雨除け具4´を構成する支持遮蔽体40´および拡張遮蔽体41´を4枚の遮蔽シート体からなるように分割形成されていてもよい。この雨除け具4´の構成を以下に具体的に説明する。この雨除け具4´は、支持遮蔽体40´と、拡張遮蔽体41´とよりなる。
【0052】
支持遮蔽体40´は、断面形状が略円形の円筒体からなるパイプ400´と、パイプ400´に張設した遮蔽シート401´とを有する。
【0053】
パイプ400´は、正面視において、略U字状であって、U字の開口側を上下に対向するように設けたU字パイプ400a´,400a´と、上下のU字パイプ400a´の連結部に横架した連結パイプ405´とで構成している。上下のU字パイプ400a´の連結部と連結パイプ405´は、T字状のジョイント具404により連結されている。これにより、支持遮蔽体40´は、U字パイプ400a´と連結パイプ405´とで周囲を閉塞された上下2つの開口部を有する。この開口部のうち、下側の開口部は、遮蔽シート401´で隙間なく閉塞されている。また、上側の開口部は、遮蔽シート401´でU字パイプ400a´の上側パイプの近傍に形成した開口部402´を除き隙間なく閉塞されている。これにより、U字パイプ400a´の上部のパイプ400b´と遮蔽シート401´上方に設けた開口部402´とで雨除け具側回動支持部40a´を形成している。
【0054】
このように、支持遮蔽体40´が、上下のU字パイプ400a´、400a´と連結パイプ405´とにより2つの開口部を形成し、また、その開口部を閉塞するように遮蔽シート401´を配設した構成により、支持遮蔽体40と比較して継ぎ目部分が少なくパイプ400´の強度を向上することができる。また、上下の開口部を閉塞するように遮蔽シート401´を雨遮蔽体401よりも小さなシート体で形成したことにより、雨除け具4´の使用時において、1枚の遮蔽シート401´にかかる荷重を小さくできる。これにより、遮蔽シート401´を薄く形成することができ、支持遮蔽体40´全体の重量を軽くして作業者の作業性を向上することができる。
【0055】
このように構成した支持遮蔽体40´の側面には、開閉ヒンジ42(420)を介して拡張遮蔽体41´を連結している。拡張遮蔽体41´は、支持遮蔽体40´と同様に、断面形状が略円形の円筒体からなるパイプ410´と、パイプ410´に張設した遮蔽シート411´とを有する。
【0056】
パイプ410´は、正面視において、略U字状であって、U字の開口側を上下に対向するように設けたU字パイプ410a´,410a´と、上下のU字パイプ410a´,410a´の連結部および下側のU字パイプ410a´の下端部近傍に横架した連結パイプ416´,418´とで構成している。上下のU字パイプ410a´,410a´の連結部と連結パイプ416´とは、T字状のジョイント具417により連結されている。また、連結パイプ418´は、下側のU字パイプ410a´にジョイント具を介して着脱可能に連結している。これにより、拡張遮蔽体41´は、上側のU字パイプ410a´と連結パイプ416´、および下側のU字パイプ410a´と連結パイプ416´,418´とで周囲を閉塞された上下2つの開口部を有する。この開口部は、遮蔽シート411´により隙間なく閉塞されている。
【0057】
このように、拡張遮蔽体41´が、上下のU字パイプ410a´、410a´と連結パイプ416´とにより上下2つの開口部を形成し、また、その開口部を隙間なく閉塞するように遮蔽シート411´を各パイプに張設した構成により、拡張遮蔽体41と比較して継ぎ目部分が少なくパイプ410´の強度を向上することができる。また、上下の開口部を閉塞するように遮蔽シート411´を雨遮蔽体411よりも小さなシート体に形成したことにより、1枚の遮蔽シート411´にかかる荷重を小さくできる。これにより、遮蔽シート411´を薄く形成することができ、拡張遮蔽体41´全体の重量を軽くして作業者の作業性を向上することができる。
【0058】
上述したように、雨除け具4´を構成する支持遮蔽体40´と拡張遮蔽体41´を連結パイプ405´,416´で開口部を上下に2分割する構成により、雨除け具4´を軽量化することができるとともに、パイプ400´,410´の継ぎ目部分を減少して各パイプ400´,410´の強度を向上することができる。これにより、作業者による雨除け具4´の設置および収納作業の作業性を向上することができる。なお、雨除け具4´に設けた係合体403、載置部412、ゴム板414、係合突起部415、開閉ヒンジ42は雨除け具4と同一の構成であるためその説明を省略する。
【0059】
[雨除け装置Mの設置手順]
このように構成した雨除け装置Mについて、以下にその設置手順および収納手順を
図2、
図8、
図9を参照して説明する。
【0060】
図2に示すように、作業者は、搬送用トラックTの荷台2後方に設けた開閉扉3を、回動軸30を中心として搬送用トラックTの後方側に略90度回動して荷台2の開口部20を開放する。
【0061】
次に、作業者は、
図8に示すように、回動支持部31に支持された雨除け具4の係合突起部415と開閉扉3の雨除け具固定部32との係合状態を解除して、拡張遮蔽体41を開閉ヒンジ42,42を中心として搬送用トラックTの後方側に向けて略180度回動する。
【0062】
次に、作業者は、支持遮蔽体40の下側パイプ400cを掴み、回動支持部31の受け部310bに支持された支持遮蔽体40の上側パイプ400aを中心に雨除け具4を搬送用トラックTの車幅方向に回動させる。
【0063】
次に、作業者は、
図9に示すように、支持遮蔽体40のパイプ400dに設けた係合体403を荷台2後部の係合支持部5に係合固定する。この際、雨除け具4が開閉扉3の回動支持部31と係合支持部5とで支持されることにより、雨除け具4は、拡張遮蔽体41におけるパイプ410bとパイプ410cの接合部側が雨除け具4の重量により下方傾斜状態で係止されるとともに、開閉扉3を荷台2に対して直交するように固定する。
【0064】
作業者は、荷台2の開口部20の近傍に搬送台車を接近させる。作業者は、荷台2に積載された積荷を搬送台車に荷下ろしする。
【0065】
作業者は、荷下ろし作業が終了すると、雨除け具4と係合支持部5の係合状態を解除して、支持遮蔽体40を下方傾斜状態から鉛直状態に変位させ、支持遮蔽体40の外側面を開閉扉3に接触させる。
【0066】
その後、作業者は、拡張遮蔽体41を開閉ヒンジ42を中心に搬送用トラックTの前方側に向けて180度回動して拡張遮蔽体41の内側面411aと支持遮蔽体40の内側面401aを接触させる。すなわち、作業者は、荷下ろし作業時に濡れた面同士を内側とし、濡れていない面が表面となるように拡張遮蔽体41を変位させる。
【0067】
その後、作業者は、拡張遮蔽体41の係合突起部415と開閉扉3の雨除け具固定部32を係合して支持遮蔽体40と拡張遮蔽体41の内側面を対向した状態で固定する。作業者は、その後、荷台2の開閉扉3を閉めて開口部20を閉塞することで荷台2からの荷下ろし作業が完了する。
【0068】
開閉扉3の閉塞後は、支持遮蔽体40と拡張遮蔽体41の内側面に残留した雨水が、
図6に示すように、各遮蔽体の内側面401a,411aに沿って下方に移動し、各遮蔽体の下側パイプ400cおよび連結パイプ416から下方に滴下し、滴下した雨水がゴム板414の傾斜面に沿って移動することで荷台2の後方側に変位してゴム板414の端部から荷台2の開閉扉3の内側面に沿って下方に変位して、その後、荷台2の開口部20の下端部から荷台2の外部に排出される。
【0069】
なお、上述した本実施形態においては、雨除け具4を支持遮蔽体40と拡張遮蔽体41の2つの遮蔽体で形成された構成を例示して説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、雨除け具4´´を支持遮蔽体40´´のみで構成されていてもよい。雨除け具4´´を支持遮蔽体40´´のみで構成した場合、
図10に示すように、支持遮蔽体40´´に雨除け具側回動支持部40a´´、係合体403、ゴム板414´´、載置部412´´、および係合突起部415が設けられる。また、雨除け固定部32´´が、開口部20を開放した状態において、開口部20から離隔した長側辺の下端部近傍に設けられる。このように構成することで、開閉扉3の回動支持部31´´に雨除け具4´´の雨除け具側回動支持部40a´´が回動自在に係合し、使用時において、係合支持部5に係合体403を係止することで荷台2からの荷下ろし時に支持遮蔽体40´´を傘として機能させることができる。また、雨除け具4´´の使用後には、係合支持部5と係合体403の係合状態を解除して、支持遮蔽体40´´の雨除け具側回動支持部40a´´を回動支持部31´´に吊設しつつ、係合突起部415を雨除け固定部32´´に係止して、雨除け具4´´を開閉扉3の内側面と平行な鉛直状に変位固定することで支持遮蔽体40´´の表面に残留した雨水を荷台2の外部に排出することができる。この際、雨水は、ゴム板414´´を介して荷台2の外部に排出される。
【0070】
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成、公知発明並びに上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成、等も含まれる。また、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
【符号の説明】
【0071】
1 運転席
2 荷台
20 開口部
21 外壁面
3 開閉扉
30 回動軸
31 回動支持部
310 支持ブラケット
310a係合固定部
310b受け部
311 飛び出し規制体
311a回動部
311b押え部
311c回動軸部
311d固定孔部
312 回動規制体
32,32´ 雨除け固定部
4 雨除け具
40 支持遮蔽体
40a 雨除け具側回動支持部
400,400a,400b,400c,400d パイプ
401 雨遮蔽体
401a,411a 内側面
402 開口部
403,403´ 係合体
41 拡張遮蔽体
410,410a,410b,410c,410d パイプ
411 雨遮蔽体
411a 内側面
412,412´ 載置部
413 開口部
414,414´ ゴム板
415,415´ 係合突起部
42 開閉ヒンジ
420 内側ヒンジ
421 外側ヒンジ
5 係合支持部
T 搬送用トラック