(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024013597
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】管理装置、提供方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0484 20220101AFI20240125BHJP
【FI】
G06F3/0484
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022115802
(22)【出願日】2022-07-20
(71)【出願人】
【識別番号】518135412
【氏名又は名称】株式会社リクルート
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】伯耆 典子
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA25
5E555BA02
5E555BA04
5E555BB02
5E555BB04
5E555BC04
5E555BC19
5E555CA12
5E555CB33
5E555CB43
5E555CB44
5E555CB76
5E555DB20
5E555DB25
5E555DB50
5E555DC14
5E555DC26
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】UI画面を実際に操作するクライアント自身が、UI画面をより簡易に評価する管理装置、提供方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】入稿システムにおいて、管理サーバは、複数のUI画面の中から開発UI画面P1が選択されると、選択された開発UI画面P1に紐づけられたデフォルトのポップアップウィンドウPW1をクライアント端末に表示する。開発UI画面P1には、評価入力用のポップアップウィンドウPW1が表示される。ポップアップウィンドウPW1には、タイトルIF1、概要メッセージIF2、詳細資料リンクIF3、評価依頼メッセージIF4、評価ボタン(評価選択肢)B1、自由コメント欄IF5、送信ボタンB2などが含まれる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のUI画面を用いてクライアント端末に所定の機能を提供する管理装置であって、
設定された前記UI画面を前記クライアント端末に表示する際、クライアントが入力可能な評価入力要素を前記UI画面に表示する、管理装置。
【請求項2】
設定された前記UI画面は、複数の前記UI画面のうち、前記評価入力要素の表示対象として指定された前記UI画面である、請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記所定の機能は、複数の前記UI画面を用いて前記クライアント端末に提供され、
設定された前記UI画面は、複数の前記UI画面のうち、少なくとも一部が変更された前記UI画面である、請求項1に記載の管理装置。
【請求項4】
前記評価入力要素は、前記UI画面にポップアップ表示される、請求項3に記載の管理装置。
【請求項5】
前記評価入力要素には、前記クライアントが選択可能な評価選択肢が含まれる、請求項3に記載の管理装置。
【請求項6】
前記評価選択肢が前記クライアントによって選択された場合に、当該管理装置に対する、前記評価入力要素に入力された評価情報の送信が可能となる、請求項5に記載の管理装置。
【請求項7】
前記評価入力要素には、前記UI画面の変更内容をあらわすメッセージが含まれる、請求項3に記載の管理装置。
【請求項8】
前記ポップアップ表示される前記評価入力要素は、前記クライアントの入力操作に応じて遷移される、請求項4に記載の管理装置。
【請求項9】
1以上のUI画面を用いてクライアント端末に所定の機能を提供する方法であって、
設定された前記UI画面を前記クライアント端末に表示する際、クライアントが入力可能な評価入力要素を前記UI画面に表示するステップを含む、提供方法。
【請求項10】
1以上のUI画面を用いてクライアント端末に所定の機能を提供するコンピュータに、
設定された前記UI画面を前記クライアント端末に表示する際、クライアントが入力可能な評価入力要素を前記UI画面に表示するステップを実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理装置、提供方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ユーザが情報処理装置を操作する際に使用する画面はユーザインタフェース画面(以下、UI画面)と呼ばれている。情報処理装置の多機能化に伴い、UI画面における操作項目数などは増大しているため、より使いやすいUI画面を提供することが必要となる。
【0003】
このような実情に鑑み、下記特許文献1には、UI画面に関するユーザの操作履歴などを解析装置が解析し、解析結果に基づいてUI画面の改善パラメータを決定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の開示技術は、実際に操作するユーザ(以下、クライアント)が自らUI画面の操作性などを評価しているわけでない。このため、提供されるUI画面が必ずしもクライアントに適しているとは限らず、より簡易にクライアントの評価を取得することができる仕組みづくりが切望されている。
【0006】
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、UI画面を実際に操作するクライアント自身が、UI画面をより簡易に評価することができる仕組みを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る管理装置は、1以上のUI画面を用いてクライアント端末に所定の機能を提供する管理装置であって、設定されたUI画面をクライアント端末に表示する際、クライアントが入力可能な評価入力要素をUI画面に表示することを要旨とする。
【0008】
また、本発明の他の態様に係る提供方法は、1以上のUI画面を用いてクライアント端末に所定の機能を提供する方法であって、設定されたUI画面をクライアント端末に表示する際、クライアントが入力可能な評価入力要素をUI画面に表示するステップを含むことを要旨とする。
【0009】
さらにまた、本発明の他の態様に係るプログラムは、1以上のUI画面を用いてクライアント端末に所定の機能を提供するコンピュータに、設定されたUI画面をクライアント端末に表示する際、クライアントが入力可能な評価入力要素をUI画面に表示することを要旨とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、UI画面を実際に操作するクライアント自身が、UI画面をより簡易に評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本実施形態に係る入稿システムの構成を示す図である。
【
図2】管理サーバの機能モジュールを示すブロック図である。
【
図3】評価入力機能付きのUI画面を例示した図である。
【
図4】開発UI画面に関する開発案件リストを例示した図である。
【
図5】クライアントによる入力操作に応じて遷移されるポップアップウィンドウを例示した図である。
【
図6】管理サーバの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態に係る、クライアントによる評価入力が可能な入稿システムについて説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】
A.本実施形態
図1は、本実施形態に係る入稿システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、入稿システム1は、クライアント端末10と、開発者端末20と、管理サーバ30とを備えて構成される。クライアント端末10や開発者端末20の数は、システム設計などに応じて任意に設定することが可能である。
【0014】
クライアント端末10、開発者端末20、管理サーバ30は、それぞれ通信ネットワークNを介して相互接続されている。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
【0015】
クライアント端末10は、クライアント(事業者など)が、UI画面を通じて商品やサービスの原稿データを入稿するために用いるコンピュータ端末であり、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォン等によって構成されている。本実施形態では、一例として、ホテルやペンションなどの宿泊施設を提供するクライアントが、提供サービス(例えば、部屋タイプ、宿泊プランなど)に関する原稿データを入稿する場合を想定するが、これに限定する趣旨でないのはもちろんである。
【0016】
開発者端末20は、開発者が、UI画面を開発するために用いるコンピュータ端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、タブレット端末、スマートフォン等によって構成されている。なお、「UI画面の開発」には、UI画面のレイアウトやUI画面に係る動作プログラムの改修など、UI画面の少なくとも一部が変更されることを含む。
【0017】
クライアント端末10及び開発者端末20は、プロセッサや記憶装置のほか、タッチパネルやキーボード等の入力装置、ディスプレイなどの表示装置、通信インタフェースなどのハードウェアを備える。記憶装置には、入稿システム1を利用するために必要な各種ソフトウェアやデータなどが格納されている。
【0018】
管理サーバ30は、各クライアントの要求に応じて、原稿データの入稿機能を提供する。具体的には、管理サーバ30は、各クライアント端末10に対して原稿データの入稿に必要な様々なUI画面を提供・管理するとともに、各クライアント端末10から送信される原稿データを保持・管理する。
【0019】
管理サーバ30は、汎用的なコンピュータであり、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、通信ネットワークNに分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。管理サーバ30は、制御装置31と記憶装置32を備えている。制御装置31は、ハードウェアとして、CPU、ROMやRAM等のメモリ、入力インタフェース、出力インタフェース、通信インタフェース及びこれらを結ぶバス等を備えている。制御装置31は、CPUがROM等に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。記憶装置32は、ハードディスクドライブ等である。
【0020】
図2は、制御装置31のCPUがROM等に格納されたプログラムを実行することによって実現される機能モジュールを示すブロック図である。
図2に示すように、機能モジュールには、アカウント管理部311、UI画面管理部312、表示制御部313、評価分析部314が含まれる。
【0021】
アカウント管理部311は、入稿システム1を利用するクライアントや、開発者のアカウント(例えば、クライアントID、開発者ID、パスワードなど)を管理するとともに、各アカウントでのログインを受け付ける。
【0022】
UI画面管理部312は、クライアント端末10に表示する様々なUI画面を記憶装置32に登録・管理する。なお、UI画面の中には、開発者が開発する評価入力機能付きのUI画面が含まれる。詳細は後述するが、評価入力機能付きのUI画面とは、クライアントによる評価入力が可能なUI画面を意味する。
【0023】
表示制御部313は、クライアント端末10や開発者端末20に対する各種データや画面(UI画面など)の表示を制御する。
【0024】
評価分析部314は、評価入力機能付きのUI画面について、クライアントが評価入力(すなわち、フィードバック)した内容を分析し、分析結果を出力する。
【0025】
<評価入力機能付きのUI画面>
図3は、クライアント端末10に表示される評価入力機能付きのUI画面P1を例示した図である。なお、説明の便宜上、以下では評価入力機能付きのUI画面を「開発UI画面」と呼ぶ。
【0026】
図3に示すように、開発UI画面P1には、評価入力用のポップアップウィンドウ(評価入力要素)PW1が表示される。
開発者は、開発者端末20を操作することで、ポップアップウィンドウPW1を表示すべきUI画面(すなわち、ポップアップウィンドウPW1の表示対象として指定したUI画面)を設定したり、表示期間などを設定したりすることができる。
【0027】
図4は、開発UI画面P1に関する開発案件リストL1を例示した図である。
開発案件リストL1は、開発案件の詳細をリスト表示したものであり、記憶装置32に格納されている。
【0028】
開発案件リストL1には、案件ID、案件名、開発者、開発のステータス、リリース予定日などの基本情報のほか、クライアントから評価入力を得るために必要なポップアップウィンドウPW1に関する様々な情報(例えば、評価対象か否かをあらわす対象フラグ、対象画面(開発UI画面)、表示開始日及び表示終了日、概要メッセージ、詳細資料リンク先など)が登録可能となっている。開発者は、開発者端末20を利用して開発案件の詳細を決定し、開発案件リストL1に登録していく。
【0029】
図3に戻り、ポップアップウィンドウPW1には、タイトルIF1、概要メッセージIF2、詳細資料リンクIF3、評価依頼メッセージIF4、評価ボタン(評価選択肢)B1、自由コメント欄IF5、送信ボタンB2、閉じるボタンB3などが含まれる。
【0030】
タイトルIFには、開発UI画面P1の表題(例えば、「機能が改善されました」)が表示され、概要メッセージIF2には、開発UI画面P1の変更内容の概要をあらわすメッセージ(例えば、「・・・文字数上限が全角2,000文字に増えました。」)が表示され、詳細資料リンクIF3のリンク先には、開発UI画面P1の詳細をあらわすメッセージやファイルなどが格納される。
【0031】
概要メッセージIF2や詳細資料リンクIF3などは、開発UI画面P1の案件ごとに、開発者が任意に設定可能となっている。評価依頼メッセージIF4には、開発UI画面P1を利用する各クライアントに評価入力を依頼するメッセージ(例えば、「この改善に対する評価を教えてください。」)が表示され、その下には、クライアントが開発UI画面P1の評価を選択するための評価ボタン(例えば、「Good」または「Bad」)B1が表示される。
【0032】
評価ボタンB1の下には、評価理由などを自由に記入するための自由コメント欄IF5が設けられている。ポップアップウィンドウPW1の最下部には、評価入力した内容を、評価情報として管理サーバ300に送信するための送信ボタンB2が設けられている。本実施形態では、評価入力として、評価ボタン(評価選択肢)B1のいずれかが選択されると、送信ボタンB2の押下操作が可能となり、ポップアップウィンドウPW1に入力された評価情報(具体的には、評価ボタンB1の操作内容や自由コメント欄IF5の入力内容など)の送信が可能となる。
【0033】
別言すると、評価ボタンB1が選択されない場合には、送信ボタンは非活性のままで押下操作できず、評価情報を送信することはできない。なお、送信ボタンB2の押下操作の条件や自由コメント欄IF5に記入可能な文字数などは、開発UI画面P1の設計などに応じて任意に設定・変更可能である。
【0034】
<ポップアップウィンドウの遷移>
図5は、クライアントの入力操作に応じて遷移されるポップアップウィンドウPW1を例示した図である。
クライアントによって、複数のUI画面の中から開発UI画面P1が選択されると、選択された開発UI画面P1に紐づけられたデフォルトのポップアップウィンドウPW1がクライアント端末10に表示される(
図5のA参照)。
【0035】
その後、クライアントによって自由コメント欄IF5が選択されると、自由コメント欄IF5が拡大表示される(
図5のB参照)。クライアントは、自由コメント欄IF5に評価理由などを入力した後、評価ボタンB1のいずれかを選択し、送信ボタンB2を押下する(
図5のC参照)。
【0036】
送信ボタンB2が押下されると、クライアントによって評価入力された内容が、評価情報として管理サーバ30に送信されるとともに、評価入力に協力してくれたクライアントに感謝の意をあらわすサンクス・メッセージTM1がポップアップウィンドウPW1に表示される(
図5のD参照)。なお、クライアントの操作内容によっては、その他のメッセージ(例えば、送信エラーなど)がポップアップウィンドウPW1に表示され得るが、これ以上の説明は割愛する。以下、クライアントによって評価入力が行われる場合の管理サーバ30の動作について、図面を参照しながら説明する。
【0037】
図6は、管理サーバ30の動作を示すフローチャートである。
管理サーバ30は、クライアントによって開発UI画面P1の選択操作が行われたことを検知すると(ステップS1)、この開発UI画面P1に紐づけられたデフォルトのポップアップウィンドウPW1を記憶装置32から読み出し、開発UI画面P1上にポップアップウィンドウPW1を表示する(ステップS2)。なお、ポップアップウィンドウPW1は、例えば開発UI画面P1がクライアント端末10に表示されてから所定時間後(例えば3秒後)に表示するように設定してもよい。
【0038】
クライアントは、開発UI画面P1に表示されるポップアップウィンドウPW1を参照し、開発UI画面P1の開発内容について評価入力を行う。
図3に示す開発UI画面P1であれば、クライアントは、入力項目の1つである「部屋タイプ説明」の文字数上限が2,000文字に増えたことについて、その改善がよかったか(「Good」)、よくなかったか(「Bad」)、いずれかの評価ボタンB1を選択する。
【0039】
なお、クライアントは、評価理由や追加の要望、改善点などがあれば、自由コメント欄IF5に記入した後、送信ボタンB2を押下する。送信ボタンB2が押下されると、クライアント端末10は、クライアントによる評価内容をあらわす評価情報に、クライアントを識別するためのクライアントIDを付与して管理サーバ30に送信する。
【0040】
一方、管理サーバ30は、クライアントIDが付与された評価情報の受信の有無を判断する(ステップS3)。管理サーバ30は、クライアント端末10から評価情報を受信しない場合には(ステップS3;NO)、ステップS3の処理を繰り返し実行する。その後、管理サーバ30は、クライアント端末10から評価情報を受信すると(ステップS3;YES)、受信した評価情報を記憶装置32に格納する(ステップS4)。そして、管理サーバ30は、クライアント端末10の開発UI画面P1上に、サンクス・メッセージTM1を含むポップアップウィンドウPW1を表示する(ステップS5)。
【0041】
その後、管理サーバ30は、各クライアント端末10から順次送信される評価情報に基づいて、開発案件ごと(開発UI画面P1ごと)に評価分析を行う(ステップS6)。例えば、開発案件ごとに、評価入力数(回答数)や「Good」の数、「Bad」の数、自由コメント欄IF5への記入データなどを抽出・分析する。そして、管理サーバ30は、開発者などからの要求に応じて分析結果を出力し(ステップS7)、処理を終了する。
【0042】
開発者は、開発者端末20に表示される分析結果を確認することで、クライアントによる開発案件の評価を、正確かつリアルタイムに把握することができ、より満足度の高いUI画面を開発することが可能となる。
【0043】
なお、管理サーバ30は、ある開発案件について、クライアント端末10から評価情報を受信すると、ポップアップウィンドウPW1を消し、当該案件については二度と表示されないように制御する。かかる制御により、同一案件について、同一クライアントが重複して評価を行う、といった問題を未然に防ぐことができる。
【0044】
また、管理サーバ30は、ある開発案件について、ポップアップウィンドウPW1内の[×]ボタン([閉じる]ボタン;
図3参照)の押下を検知すると、ポップアップウィンドウPW1を消し、当該案件については二度と表示されないように制御する。かかる制御により、クライアントは、煩雑な手続きなしに、開発案件の評価入力をスキップすることができる。
【0045】
一方、管理サーバ30は、ある開発案件において、開発UI画面P1で評価が行われることなく別のUI画面に遷移すべき指示があると、ポップアップウィンドウPW1を消した後、別のUI画面を表示する。その後、再び開発UI画面P1を表示すべき指示があると、管理サーバ30は、開発UI画面P1とともに評価入力用のポップアップウィンドウPW1を表示するように制御する。かかる制御により、適切なタイミングで、クライアントに開発案件の評価入力を求めることができる。
【0046】
B.その他
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。また、上述した実施形態では、クライアントによる評価入力機能を、入稿システムに適用した場合について説明したが、ECサイトなどに適用してもよい。
【符号の説明】
【0047】
1…入稿システム、10…クライアント端末、20…開発者端末、30…管理サーバ、31…制御装置、32…記憶装置、311…アカウント管理部、312…UI画面管理部、313…表示制御部、314…評価分析部、P1…開発UI画面、PW1…ポップアップウィンドウ、L1…開発案件リスト、IF1…タイトル、IF2…概要メッセージ、IF3…詳細資料リンク、IF4…評価依頼メッセージ、IF5…自由コメント欄、B1…評価ボタン、B2…送信ボタン、B3…閉じるボタン