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特開2024-135981情報報知制御装置、情報報知システム、情報報知制御方法、及び情報報知制御プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024135981
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】情報報知制御装置、情報報知システム、情報報知制御方法、及び情報報知制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/36 20060101AFI20240927BHJP
   G08G 1/0969 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
G01C21/36
G08G1/0969
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023046921
(22)【出願日】2023-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】株式会社デンソーテン
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】塩津 真一
(72)【発明者】
【氏名】三木 好州
【テーマコード(参考)】
2F129
5H181
【Fターム(参考)】
2F129AA03
2F129BB03
2F129CC15
2F129CC16
2F129DD34
2F129DD63
2F129EE02
2F129EE43
2F129EE50
2F129EE73
2F129EE85
2F129FF02
2F129FF11
2F129HH02
2F129HH12
5H181AA01
5H181BB04
5H181CC12
5H181FF05
5H181FF14
5H181FF22
5H181FF25
5H181FF27
5H181FF32
(57)【要約】
【課題】報知対象者の複数の感覚それぞれの感度に応じた適切な報知を行うことができる技術を提供する。
【解決手段】例示的な情報報知制御装置は、報知対象者の複数の感覚それぞれの感度を取得し、前記感度に基づき、前記複数の感覚それぞれに対応した複数の報知装置に対する重み付けを決定し、前記決定した前記重み付けに基づき、前記複数の各報知装置からの出力を制御する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
報知対象者の複数の感覚それぞれの感度を取得し、
前記感度に基づき、前記複数の感覚それぞれに対応した複数の報知装置に対する重み付けを決定し、
前記決定した前記重み付けに基づき、前記複数の各報知装置からの出力を制御する、情報報知制御装置。
【請求項2】
前記報知対象者の周囲環境に応じて前記前記重み付けを決定する、請求項1に記載の情報報知制御装置。
【請求項3】
前記報知対象者の状態に応じて前記前記重み付けを決定する、請求項1に記載の情報報知制御装置。
【請求項4】
前記情報の種別に応じて前記前記重み付けを決定する、請求項1に記載の情報報知制御装置。
【請求項5】
前記出力の制御は、報知時間の制御を含む、請求項1に記載の情報報知制御装置。
【請求項6】
前記出力の制御は、報知信号の加工及び前記報知装置の動作制御の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の情報報知制御装置。
【請求項7】
前記出力の制御は、前記感度が良い感覚に対応した前記報知装置の出力ほど強く強調する制御を含む、請求項1に記載の情報報知制御装置。
【請求項8】
前記出力の制御は、前記感度が悪い感覚に対応した前記報知装置の出力ほど強く強調する制御を含む、請求項1に記載の情報報知制御装置。
【請求項9】
情報報知制御装置及び複数の報知装置を備える情報報知システムであって、
前記情報報知制御装置は、
車両に設置され、
報知対象者の複数の感覚それぞれの感度を取得し、
前記感度に基づき、前記複数の感覚それぞれに対応した前記複数の報知装置に対する重み付けを決定し、
前記決定した重み付けに基づき、前記複数の各報知装置からの出力を制御する、情報報知システム。
【請求項10】
報知対象者の複数の感覚それぞれの感度を取得し、
前記感度に基づき、前記複数の感覚それぞれに対応した複数の報知装置に対する重み付けを決定し、
前記重み付けに基づき、前記複数の各報知装置からの出力を制御する処理を装置が実行する、情報報知制御方法。
【請求項11】
コンピュータを、
報知対象者の複数の感覚それぞれの感度を取得し、
前記感度に基づき、前記複数の感覚それぞれに対応した複数の報知装置に対する重み付けを決定し、
前記重み付けに基づき、前記複数の各報知装置からの出力を制御する装置として機能させる、情報報知制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、報知対象者に対して情報を報知する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、報知対象者に対して情報を報知する情報報知装置が種々開発されている(例えば特許文献1参照)。情報の報知方法としては、主に、視覚を利用して情報を報知する方法、聴覚を利用して情報を報知する方法、触覚を利用して情報を報知する方法がある。
【0003】
例えば、報知する情報量が多い場合には、視覚を利用して情報を報知する方法が一般的には適している。
【0004】
また例えば、警告などの重要性が高い情報に関しては、聴覚を利用して情報を報知する方法が一般的には適している。
【0005】
また例えば、報知対象者以外に気付かれずに報知対象者のみに情報を報知することが必要な場合には、触覚を利用して情報を報知する方法が一般的には適している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008-40621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、各感覚の感度には個人差がある。この個人差が考慮されずに報知方法が決定されると、情報が適切に報知されないおそれがある。例えば、報知対象者が聴覚の衰えている高齢者である場合、警告などの重要性が高い情報が聴覚を利用して報知されると、報知対象者は警告などの重要性が高い情報に気付きにくくなる。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑み、報知対象者の複数の感覚それぞれの感度に応じた適切な報知を行うことができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
例示的な本発明の情報報知制御装置は、報知対象者の複数の感覚それぞれの感度を取得し、前記感度に基づき、前記複数の感覚それぞれに対応した複数の報知装置に対する重み付けを決定し、前記決定した前記重み付けに基づき、前記複数の各報知装置からの出力を制御する。
【発明の効果】
【0010】
例示的な本発明によれば、報知対象者の複数の感覚それぞれの感度に応じた適切な報知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す図
図2】重み付けテーブルの一例を示す図
図3】ユーザ情報の一例を示す図
図4】ユーザ情報の生成動作例を示すフローチャート
図5】感度に関する問い合わせの表示例を示す図
図6】特定情報の報知動作例を示すフローチャート
図7】警告マークの表示例を示す図
図8】本発明の第2実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す図
図9】補正テーブルの一例を示す図
図10】補正テーブルの他の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
<<第1実施形態>>
<装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す図である。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、コントローラ2と、メモリ3と、を備える。本実施形態では、ナビゲーション装置1は、車両に搭載される。
【0014】
コントローラ2は、演算処理等を行うプロセッサを含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)を含んで構成されてよい。コントローラ2は、1つのプロセッサで構成されてもよいし、複数のプロセッサで構成されてもよい。複数のプロセッサで構成される場合には、それらのプロセッサは互いに通信可能に接続されればよい。また、コントローラ2は、プログラムの実行に必要なメモリ(RAM(Random Access Memory)等、ROM(Read Only Memory)等)等のコンピュータ構成部品を含む。
【0015】
コントローラ2は、その機能として、情報取得部21と、目的地設定部22と、経路探索部23と、計時部24と、経路案内部25と、出力制御部26と、を備える。
【0016】
また、各機能部21~26は、1つのプログラムにしたがった演算処理をプロセッサが実行することによって実現されてもよいが、例えば、機能部ごとに別々のプログラムにしたがった演算処理をプロセッサが実行することによって実現される構成であってもよい。また、各機能部21~26は、上述のように、プロセッサにプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現されてよいが、他の手法により実現されてもよい。各機能部21~23の少なくとも一部は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いて実現されてもよい。すなわち、各機能部21~26は、専用のIC等を用いてハードウェアにより実現されてもよい。また、各機能部21~26は、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現されてもよい。また、各機能部21~26は、概念的な構成要素である。1つの構成要素が実行する機能が、複数の構成要素に分散されてよい。また、複数の構成要素が有する機能が1つの構成要素に統合されてもよい。
【0017】
情報取得部21は、各種情報を取得する。例えば、情報取得部21は、メモリ3から地図情報32を取得する。また例えば、情報取得部21は、操作装置5からユーザが入力、選択した情報を取得する。また例えば、情報取得部21は、位置情報取得装置4からナビゲーション装置1の現在位置を示す位置情報を取得する。
【0018】
目的地設定部22は、経路案内の目的地を設定する。具体的には、例えば目的地設定部22は、ユーザが操作装置5を介して入力した目的地の検索条件に合致する目的地の候補を抽出する。さらに、目的地設定部22は、ユーザが操作装置5を介して選択した目的地を設定する。
【0019】
経路探索部23は、出発地(経路探索時点におけるナビゲーション装置1の現在位置)から目的地までの経路を探索する。具体的には、例えば経路探索部23は、目的地設定部22によって設定された目的地と、位置情報取得装置4によって取得されるナビゲーション装置1の現在位置を示す位置情報と、メモリ3に記憶された地図情報32と、を用いて、出発地から目的地までの経路を探索する。
【0020】
計時部24は、現在時刻を示す時刻情報を計測する。例えば、計時部24は、後述するGPS受信機が受信したGPS情報に含まれる時刻データを用いて計時したり、コンピュータで使用されるクロック信号をカウントするタイマを用いて計時する。さらに、計時部24は、出発地から目的地に到着するまでの所要時間を算出する。具体的には、例えば計時部24は、地図データに基づく出発地から目的地までの経路の距離、経路における各道路リンクの法定制限速度等の情報に基づき出発地から目的地に到着するまでの所要時間を算出する。
【0021】
経路案内部25は、出発地から目的地までの経路を案内する。具体的には、例えば経路案内部25は、出力制御部26を介して、ナビゲーション装置1の現在位置近傍の地図画像に案内経路を重畳した画像を映像出力装置6に表示させ、また右左折の際には右折指示、左折指示等の経路案内に関する音声ガイダンスを音声出力装置7に出力させ、出発地から目的地までの経路をユーザに案内する。
【0022】
出力制御部26は、映像出力装置6からの出力(映像出力)、音声出力装置7からの出力(音声出力)、及び振動出力装置8からの出力(振動出力)を制御する。ナビゲーション装置1は、出力制御部26を備えるので、複数の各報知装置からの出力を制御することができる情報報知制御装置である。そして、ナビゲーション装置1と、映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8とによって情報報知システムが構成される。
【0023】
メモリ3は、例えばフラッシュメモリ、ハードディスクドライブ等の不揮発性の記憶媒体で構成される。メモリ3は、各種のプログラム31と、当該プログラムによって使用される各種情報とを記憶する。本実施形態では、メモリ3に記憶される各種情報に、地図情報32と、重み付けテーブル33と、ユーザ情報34と、が含まれる。メモリ3の一部または全部を、可搬型記録媒体で構成し、ナビゲーション装置1の本体に対して着脱可能にしてもよい。
【0024】
プログラム31は、情報報知制御プログラムを含む。当該情報報知制御プログラムは、コントローラ2を、報知対象者の視覚、聴覚、触覚それぞれの感度を取得し、それらの感度に基づき、映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8に対する重み付けを決定し、決定したそれらの重み付けに基づき、映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8を制御する装置として機能させる。なお、一般的にプログラムはナビゲーション装置1の製造時に工場等でメモリ3に書き込まれることになるが、他にプログラム提供用のサーバからダウンロードしてメモリ3に書き込む方法や、プログラムが書き込まれた光学ディスクやメモリカード等の記憶媒体をナビゲーション装置1に読み込ませてナビゲーション装置1がメモリ3に書き込む方法、あるいはこれら記憶媒体からプログラムを読み取ってナビゲーション装置1のメモリ3に書き込むデータライタを用いる方法を適用することも可能である。
【0025】
地図情報32は、全国又は一定の広域の道路情報を含む情報であり、各道路(各リンク:単位道路)に関する各種情報、例えば道路リンクの距離、法定速度、道路種別等のデータも含む。
【0026】
重み付けテーブル33は、図2に示されるように、報知対象者における各感覚の感度の大小関係に従って報知装置(映像出力装置6、音声出力装置7、振動出力装置8)に対する重み付け係数を定めている。つまり、重み付けテーブル33は、感覚の感度の大小関係の種別に応じてデータレコードが生成され、各データレコードに対応する映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8に対する重みづけ係数が記憶される形式のテーブルとなっている。このテーブル構造により、感覚の感度の大小関係に対応する映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8に対する重みづけ係数の読み出しが可能となる。
【0027】
図2に示す例では、最も感度の良い感覚に対応した報知装置に対して重み付け係数「0.7」が付与されている。また、図2に示す例では、二番目に感度の良い感覚に対応した報知装置に対して重み付け係数「0.2」が付与されている。また、図2に示す例では、最も感度の悪い感覚に対応した報知装置に対して重み付け係数「0.1」が付与されている。つまり、重み付けテーブル33では、感度が良いほど重み付け係数が大きくなっている。
【0028】
ユーザ情報34は、図3に示されるように、ユーザ毎に報知装置(映像出力装置6、音声出力装置7、振動出力装置8)に対する重み付け係数を設定している。なお、ユーザ情報34のテーブルは、ユーザ毎にデータレコードが生成され、各データレコードに対応する映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8に対する重みづけ係数が記憶される形式のテーブルとなっている。このテーブル構造により、各ユーザに対応する映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8に対する重みづけ係数の読み出し、及び書き込みが可能となる。
【0029】
図3に示す例では、ユーザ「Aさん」は、聴覚の感度が最も良く、触覚の感度が二番目に良く、視覚の感度が最も悪いユーザである。また、図3に示す例では、ユーザ「Bさん」は、視覚の感度が最も良く、触覚の感度が二番目に良く、聴覚の感度が最も悪いユーザである。
【0030】
ユーザの登録数は単数、複数のどちらであってもよい。登録されているユーザのうち現在のユーザ(報知対象者)はどのユーザであるかについては、例えば操作装置5への操作によって指定されてもよく、車室内カメラで撮影された映像の顔認識等を利用してナビゲーション装置1が自動的に判定するようにしてもよい。
【0031】
位置情報取得装置4は、ナビゲーション装置1の現在位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得装置4としては、例えばGPS(Global Positioning System)信号を受信して位置情報を生成するGPS受信装置を用いることができる。位置情報は、例えば緯度情報及び経度情報を含む。
【0032】
操作装置5は、ユーザがナビゲーション装置1に対して指令、情報等を入力して操作することが可能な装置である。操作装置5としては、例えばタッチパネル、機械式ボタン等を用いることができる。操作装置5は、映像出力装置6の画面にタッチパネルを配置し、構成してもよい。また、操作装置5は、映像出力装置6の画面の周囲に機械式ボタンを配置し、構成してもよい。
【0033】
映像出力装置6は、出力制御部26から送られてくる映像信号に基づく映像を出力する表示装置であって、その画面が車室内に臨む。映像出力装置6としては、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、画像を車両のフロントガラスに投影するヘッドアップディスプレイ等を用いることができる。ナビゲーション装置1は、例えば地図、道路情報及び車両の位置等を映像出力装置6の画面に表示することができる。なお、映像出力装置6は、車両に据え付けられる装置に限定されない。例えば、ナビゲーション装置1がWi-Fi(登録商標)通信、Bluetooth(登録商標)通信等の無線通信機能を有し、ナビゲーション装置1が車室内に持ち込まれた携帯機器と無線通信を行い、当該携帯機器の表示部が映像出力装置6として利用されてもよい。
【0034】
音声出力装置7は、出力制御部26から送られてくる音声信号に基づく音声を出力する装置であって、車室内に臨む。音声出力装置7としては、例えばスピーカ等を用いることができる。ナビゲーション装置1は、例えば地図、道路情報及び車両の位置等を音声出力装置7から音声で報知することができる。なお、音声出力装置7は、車両に据え付けられる装置に限定されない。例えば、ナビゲーション装置1がWi-Fi通信、Bluetooth通信等の無線通信機能を有し、ナビゲーション装置1が車室内に持ち込まれた携帯機器と無線通信を行い、当該携帯機器の音声出力部が音声出力装置7として利用されてもよい。
【0035】
振動出力装置8は、出力制御部26から送られてくる振動信号に基づく振動を出力する装置であって、ハンドル内、運転席内等に設置される。振動出力装置8としては、例えば振動モータや圧電振動素子を用いたエキサイタ等を用いることができる。ナビゲーション装置1は、例えば一時停止、踏切等の警告を振動出力装置8から振動で報知することができる。例えば、ナビゲーション装置1がWi-Fi通信、Bluetooth通信等の無線通信機能を有し、ナビゲーション装置1が車室内に持ち込まれた携帯機器と無線通信を行い、当該携帯機器の振動部が振動出力装置8として利用されてもよい。
【0036】
<ユーザ情報の生成動作>
図4は、ナビゲーション装置1が行うユーザ情報34の生成動作例を示すフローチャートである。なお、ユーザ情報34の生成は、ユーザ情報34の新規生成であってもよく、ユーザ情報34の更新であってもよい。
【0037】
ナビゲーション装置1が起動し、現在のユーザ(報知対象者)が決定されると、ナビゲーション装置1は図4に示す動作を開始する。
【0038】
まず、ステップS1において、ナビゲーション装置1のコントローラ2(出力制御部26)は、現在のユーザ(報知対象者)に対して感度に関する問い合わせを行う。現在のユーザ(報知対象者)がAさんであってナビゲーション装置1が表示による問合せを行う場合、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、図5に示すように映像出力装置6の画面に「Aさん 映像、音声、振動で報知が分かり易い順番を教えて下さい。」というメッセージ表示D1を含む問い合わせ画像を表示させる。
【0039】
問い合わせ画像には、各感覚の視覚、聴覚、触覚(対応する報知方法は映像、音声、振動となる)の感覚種別表示D2~D4と、各感覚種別に対する感度順位(感度の高い程高位)の操作(選択)ボタンB1~B9が表示されている。そして、ユーザが選択操作した順位で各感覚の順位が設定される。なお、操作ボタンB1~B9のうちユーザが選択した操作ボタンは表示形態が変化して認知できるように(例えば、表示輝度、表示色を変化させる)、出力制御部26が制御を行う。なお、ユーザの選択操作は、映像出力装置6の画面前面に設けられたタッチパネル等により検出することができる。
【0040】
図5の表示例の場合、視覚、聴覚、触覚の感度順位は、視覚が3位、聴覚が1位、触覚が2位(聴覚>触覚>視覚)であり、各感覚種別における対応する感度順位の操作ボタンB3、B4、及びB7の輝度が高くなっている。
【0041】
この問合せの直後に、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、例えばサンプル情報(例えば一般的な警告情報)を映像出力装置6、音声出力装置7、振動出力装置8それぞれに同じタイミング且つ同じ報知時間で報知させる。これにより、報知対象者が自分自身の視覚、聴覚、触覚の各感度を把握することが容易になる。
【0042】
感度に関する問い合わせは、表示による問い合わせに限らず、例えば音声による問合せであってもよい。
【0043】
次に、ステップS2において、ナビゲーション装置1の情報取得部21は、報知対象者からの回答を取得する。
【0044】
次に、ステップS3において、ナビゲーション装置1のコントローラ2は、ステップS2で取得した回答と、メモリ3に記憶されている重み付けテーブル33とを照合してユーザ情報34を生成し、生成したユーザ情報34をメモリ3に保存させる。報知対象者が操作装置5を操作することで生成された回答を表示する映像出力装置6の画面が図5に示すように「視覚、聴覚、触覚の感度順位は、視覚が3位、聴覚が1位、触覚が2位である」という内容である場合、ユーザ「Aさん」の感覚感度は、重み付けテーブル33中の「聴覚>視覚>視覚」に該当する。このため、ユーザ情報34中のユーザ「Aさん」の報知装置に対する重み付け係数は、重み付けテーブル33中の「聴覚>視覚>視覚」に対応する報知装置に対する重み付け係数になる(図2及び図3参照)。
【0045】
ステップS3の処理が終わると、ナビゲーション装置1はユーザ情報34の生成動作を終了する。
【0046】
図4に示すユーザ情報34の生成動作は、一定時間毎に定期的に実施されるようにしてもよい。このようにすると、ユーザ情報34が更新(初期状態に対して補正)され、例えば運転による疲れ等によって報知対象者の状態が変化して報知対象者の感覚感度が変化した場合でも(視覚、聴覚の疲れによる衰え)、あるいは周囲環境が変化した場合でも(騒音状態の変化や、明るさの変化)、報知対象者の感覚感度を初期状態に対して最新の状況に合わせて補正することができる。
【0047】
なお、上述した図4に示す動作例では、報知対象者に対する問い合わせとその回答によって、情報取得部21が報知対象者の視覚、聴覚、及び触覚それぞれの感度を取得した。しかしながら、情報取得部21が報知対象者の視覚、聴覚、及び触覚それぞれの感度を取得する手法は、図4に示す動作例に限定されない。例えば、コントローラ2は、映像出力装置6、音声出力装置7、振動出力装置8それぞれに異なるタイミングで報知を行わせ、報知が行われているときの報知対象者の表情、視線等を車室内カメラで撮影された映像から検出し、その検出結果に基づき視覚、聴覚、触覚の各感度を推定して視覚、聴覚、触覚の各感度を取得してもよい。また、車両の連続走行時間や周囲環境変化に基づき報知対象者の感覚感度(あるいは、感覚感度の変化状況)を推定することも可能である。さらに、報知対象者に対する問い合わせとその回答によって、情報取得部21が報知対象者の視覚、聴覚、及び触覚それぞれの感度を取得する方法に加え、当該取得した各感度を車両の連続走行時間や周囲環境変化に基づき補正する方法も適用可能である。
【0048】
<特定情報の報知動作>
図6は、ナビゲーション装置1が行う特定情報の報知動作例を示すフローチャートである。なお、特定情報は複数の報知方法で報知を行う種類の情報で、ここでは映像、音声、及び振動で報知を行うと予め設定された種類の情報である。
【0049】
特定情報を報知する必要が生じると、ナビゲーション装置1(コントローラ2)は図6に示す動作を開始する。例えば、車両が左折する交差点等の経路案内地点に接近した際に、特定情報(左折案内情報)を報知する必要が生じる。なお、特定情報の内容は特に限定されないが、本実施形態では、特定情報が警告情報である場合を例に挙げて説明する。
【0050】
映像出力装置6が特定情報を報知する場合、例えば図7に示されるように映像出力装置6の画面には警告マークが表示される。音声出力装置7が特定情報を報知する場合、例えば音声出力装置7は、「ピピピ」という警告音を出力する。振動出力装置8が特定情報を報知する場合、例えば振動出力装置8は、一定周期且つ一定強度の振動を出力する。そして、その後に情報の内容、例えば「次の交差点で左折です」と言った内容が、映像出力装置6の画面にテキスト情報として表示され、音声出力装置7から音声で出力される。
【0051】
まず、ステップS11において、ナビゲーション装置1のコントローラ2は、メモリ3からユーザ情報34に含まれる現在のユーザ(報知対象者)の報知装置に対する重み付け係数を読み出す。つまり、図3に示したユーザ情報34(テーブル)から、現在のユーザ(報知対象者)に対する映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8の重み付け係数を読み出す。
【0052】
次に、ステップS12において、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、現在のユーザ(報知対象者)の報知装置に対する重み付け係数に基づき、映像出力装置6、音声出力装置7、及び振動出力装置8からの出力を制御する。
【0053】
ステップS12の処理が終わると、ナビゲーション装置1は特定情報の報知動作を終了する。
【0054】
このような処理により、ナビゲーション装置1は、特定情報を報知する際に、報知対象者の複数の感覚それぞれの感度に応じて複数の報知装置からの出力を制御することができるので、報知対象者の複数の感覚それぞれの感度に応じた適切な報知を行うことができる。
【0055】
ここで、ステップS12の制御例について説明する。
【0056】
第1制御例では、ナビゲーション装置1の出力制御部26(コントローラ2)は、現在のユーザ(報知対象者)の報知装置に対する重み付け係数に基づき報知時間を制御する。報知時間の制御は、タイマ機能のみで制御可能であるため、制御が容易である。
【0057】
具体的には、第1制御例では、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、感度が良い感覚に対応した報知装置の出力ほど強く強調する制御を行う。例えば、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、重み付け係数に10秒を乗算した値を報知時間とする。映像出力装置6の重み付け係数が「0.1」であり、音声出力装置7の重み付け係数が「0.7」であり、振動出力装置8の重み付け係数が「0.2」である場合、映像出力装置6の報知時間は1秒になり、音声出力装置7の報知時間は7秒になり、振動出力装置8の報知時間は2秒になる。
【0058】
第1制御例では、感度が良い感覚を利用した報知を優先することが可能になる。つまり、ユーザが特定情報の発生を確実に気づくことができ、またその内容をもっとも感度の良い感覚で知り得ることができやすくなる。
【0059】
第2制御例では、第1制御例の場合と同様に、ナビゲーション装置1の出力制御部26(コントローラ2)は、現在のユーザ(報知対象者)の報知装置に対する重み付け係数に基づき報知時間を制御する。報知時間の制御は、タイマ機能のみで制御可能であるため、制御が容易である。
【0060】
また、第2制御例では、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、感度が悪い感覚に対応した報知装置の出力ほど強く強調する制御を行う。例えば、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、1から重み付け係数を引いた値と10秒とを乗算して得られる値を報知時間とする。映像出力装置6の重み付け係数が「0.1」であり、音声出力装置7の重み付け係数が「0.7」であり、振動出力装置8の重み付け係数が「0.2」である場合、映像出力装置6の報知時間は9秒になり、音声出力装置7の報知時間は3秒になり、振動出力装置8の報知時間は1秒になる。
【0061】
第2制御例では、感度が悪い感覚を利用した報知の認識し難さを補うことが可能になる。つまり、ユーザは、各感覚のいずれでも同様に特定情報の発生に気づくことができる。
【0062】
第3制御例では、ナビゲーション装置1の出力制御部26(コントローラ2)は、現在のユーザ(報知対象者)の報知装置に対する重み付け係数に基づき報知信号を加工する。例えば、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、映像出力装置6の重み付け係数が大きいほど、警告マークを大きくする、警告マークの色を目立つ色にする等の映像信号に対する加工を行って、映像出力装置6の出力を強調する制御を行う。また、例えば、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、音声出力装置7の重み付け係数が大きいほど、音声の周波数を変化させる(例えば、低くする)、音声の再生速度を遅くする、発声回数を増やす等の音声信号に対する加工を行って、音声出力装置7の出力を強調する制御を行う。
【0063】
第3制御例では、感度が良い感覚を利用した報知を優先することが可能になる。なお、報知信号が加工される場合も、第2制御例と同様に感度が悪い感覚を利用した報知の認識し難さを補う制御にしてもよい。
【0064】
第3制御例では、出力する情報の加工により多様な出力強調が可能になる。
【0065】
第4制御例では、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、現在のユーザ(報知対象者)の報知装置に対する重み付け係数に基づき報知装置の動作制御を行う。例えば、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、映像出力装置6の重み付け係数が大きいほど、画面の明るさを明るくする。また、例えば、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、音声出力装置7の重み付け係数が大きいほど、音声出力装置7の音量を大きくする。また、例えば、ナビゲーション装置1の出力制御部26は、振動出力装置8の重み付け係数が大きいほど、振動出力装置8の振動を大きくする。
【0066】
つまり、第3制御例では、報知信号自体を変形処理することにより情報報知をユーザ等の状況に応じて強調する。これに対して、第4制御例では、報知信号自体の変形処理は行わず、報知信号を出力する出力装置の動作制御(例えば、出量音量調整)を行うことにより、情報報知をユーザ等の状況に応じて強調する。なお、第3制御例と第4制御例を併用すること、つまり重み付け係数に応じて、報知信号自体を変形処理し、さらに報知信号自体を変形処理するようにすることも可能である。
【0067】
第4制御例では、感度が良い感覚を利用した報知を優先することが可能になる。なお、報知装置の動作が制御される場合も、第2制御例と同様に感度が悪い感覚を利用した報知の認識し難さを補う制御にしてもよい。
【0068】
第4制御例では、報知信号を出力する出力装置の動作制御によって、第3制御例と同様に、多様な出力強調が可能になる。
【0069】
<<第2実施形態>>
図8は、本発明の第2実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す図である。図8に示す本発明の第2実施形態に係るナビゲーション装置1は、メモリ3が補正テーブル35を記憶する点で、図1に示す本発明の第1実施形態に係るナビゲーション装置1と異なり、それ以外の点で図1に示す本発明の第1実施形態に係るナビゲーション装置1と基本的に同じである。
【0070】
図9は、補正テーブル35の一例を示す図である。図9に示す補正テーブル35では、報知対象者の周囲環境に応じて重み付け係数に対する補正量(本例では加算値(負値は減算となる))が定められている。図9に示す例では、報知対象者の周囲環境として、音、振動が挙げられている。音に関する情報に関しては、例えば車室内に設けられたマイクからの出力信号を情報取得部21が取得するようにすればよい。振動に関する情報に関しては、例えば車両に設けられた振動センサからの出力信号を情報取得部21が取得するにしてもよく、地図情報32に含まれ得る路面情報から情報取得部21が振動の程度を推定するようにしてもよい。
【0071】
つまり、補正テーブル35は、図2に示した「報知対象者の感覚感度応じた各報知装置に対する重み付け」のデータテーブルにおける各値に対する補正値が、周囲環境状況(ランク)別(音、振動状態ランク別)の環境状態別データテーブルとなっている。そして、検出した周囲環境状況に応じて環境状態別データテーブルが選択され、「報知対象者の感覚感度応じた各報知装置に対する重み付け」のデータの補正に使用されることになる。
【0072】
なお、図2に示した「報知対象者の感覚感度応じた各報知装置に対する重み付け」のデータテーブル(重み付けテーブル33)を環境状態別データテーブルとして構成しても、周囲環境状況に応じた各報知装置の強調報知を行うことが可能である。
【0073】
具体的には、図9に示す補正テーブル35では、報知対象者の周囲環境の振動が大きければ、報知対象者が振動出力装置8の出力に気付き難くなるため、映像出力装置6の出力及び音声出力装置7の出力が優先される補正が行われている。なお、これとは逆に、振動出力装置8の出力が補われる補正が行われてもよい。
【0074】
また、図9に示す補正テーブル35では、報知対象者の周囲環境の音が大きければ、報知対象者が音声出力装置7の出力に気付き難くなるため、映像出力装置6の出力及び振動出力装置8の出力が優先される補正が行われている。なお、これとは逆に、音声出力装置7の出力が補われる補正が行われてもよい。
【0075】
また、報知対象者の周囲環境として感覚感度に影響を及ぼす他の周囲環境(視覚、聴覚、触覚に影響のある環境)、例えば車室内の明るさが採用されてもよい。例えば、昼間で車室内が明るすぎて、映像出力装置6の表示が見難くなることを考慮して、補正テーブル35が作成されてもよい。
【0076】
本実施形態では、メモリ3に記憶されている重み付けテーブル33に加えてメモリ3に記憶されている図9に示す補正テーブル35も考慮されて、ユーザ情報34が生成される。これにより、本実施形態に係るナビゲーション装置1は、報知対象者の周囲環境に応じた適切な報知を行うことができる。
【0077】
図10は、補正テーブルの他の例を示す図である。図10に示す補正テーブル35では、報知する情報の種別に応じて重み付け係数に対する補正量が定められている。図10に示す例では、報知する情報の種別として、重要な情報(例えば一旦停止、踏み切り有りなどの軽微でない警告)、重要でない情報(例えば雨天によるスリップ注意などの軽微な警告)が挙げられている。
【0078】
図10に示す補正テーブル35では、重要でない情報については、映像出力装置6の出力、音声出力装置7の出力、振動出力装置8の出力がほぼ同列に扱われる補正が行われている。
【0079】
本実施形態では、メモリ3に記憶されている重み付けテーブル33に加えてメモリ3に記憶されている図10に示す補正テーブル35も考慮されて、ユーザ情報34が生成される。これにより、本実施形態に係るナビゲーション装置1は、報知する情報の種別に応じた適切な報知を行うことができる。
【0080】
なお、図2に示した「報知対象者の感覚感度応じた各報知装置に対する重み付け」のデータテーブル(重み付けテーブル33)を情報種別別データテーブルとして構成しても、情報種別に応じた各報知装置の強調報知を行うことが可能である。
【0081】
また、図9及び図10のデータテーブルを一体化したテーブル、つまり環境状態別・情報種別データテーブルとすることにより、周囲環境および報知する情報の種別に応じた適切な報知を行うことができる。
【0082】
<<留意事項等>>
本明細書の、発明を実施するための形態に開示される種々の技術的特徴は、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。また、本明細書の、発明を実施するための形態に開示される複数の実施形態および変形例は可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
【0083】
情報報知制御装置は、車載装置に限定されず、スマートフォン、タブレット等の携帯機器であってもよい。例えば、スマートフォン、タブレット等にインストールされるナビゲーションアプリが、情報報知制御プログラムを含めばよい。
【0084】
スマートフォン、タブレット等の携帯機器では、衣類のポケットの中、鞄の中等に収納されている場合には視覚に対応する報知に適さない。このため、例えば、携帯機器が、携帯機器に設けられている照度センサ等で携帯機器の状態(収納場所)を検知し、携帯機器の状態(収納場所)に応じて重み付け係数を決定するようにするとよい。
【0085】
また、スマートフォン、タブレット等の携帯機器では、机の上等に置かれている場合には触覚に対応する報知に適さない。このため、例えば、携帯機器が、携帯機器に設けられている姿勢センサ等で携帯機器の状態(水平面に置かれているか否か)を検知し、携帯機器の状態(水平面に置かれているか否か)に応じて重み付け係数を決定するようにするとよい。
【符号の説明】
【0086】
1・・・ナビゲーション装置
2・・・コントローラ
3・・・メモリ
4・・・位置情報取得装置
5・・・操作装置
6・・・映像出力装置
7・・・音声出力装置
8・・・振動出力装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10