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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024136071
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】ルアーホルダ
(51)【国際特許分類】
   A01K 97/06 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
A01K97/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023047038
(22)【出願日】2023-03-23
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 釣りフェスティバル2023、2023年1月20日~22日 大阪フィッシングショー2023、2023年2月4日~5日 (有)府中屋主催 釣具店向け販売受注会、2023年2月7日~8日 2023年アイビック札幌総合展示会、2023年3月15日
(71)【出願人】
【識別番号】521557263
【氏名又は名称】早川 泰一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100109689
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 結
(72)【発明者】
【氏名】早川 泰一朗
【テーマコード(参考)】
2B109
【Fターム(参考)】
2B109BA01
(57)【要約】
【課題】ルアーの出し入れが容易でメタルジグの食み出しも防ぐことができるルアーホルダを提供する。
【解決手段】ルアーホルダは、長尺な板形状を有し、弾性材料からなる第1の板部と、長尺な板形状を有し、弾性材料からなる第2の板部と、を備え、上記第1の板部と上記第2の板部とは、長尺方向に延びた両縁が互いに繋がって、断面が紡錘形の筒を成し、上記筒の両端が開いており、上記第1の板部および上記第2の板部の一方は、上記筒の一端側から当該筒の内部へと延びた複数の舌部を備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺な板形状を有し、弾性材料からなる第1の板部と、
長尺な板形状を有し、弾性材料からなる第2の板部と、
を備え、
前記第1の板部と前記第2の板部とは、長尺方向に延びた両縁が互いに繋がって、断面が紡錘形の筒を成し、
前記筒の両端が開いており、
前記第1の板部および前記第2の板部の一方は、前記筒の一端側から当該筒の内部へと延びた複数の舌部を備えていることを特徴とするルアーホルダ。
【請求項2】
前記舌部が2つ備えられていることを特徴とする請求項1に記載のルアーホルダ。
【請求項3】
前記第1の板部と前記第2の板部との少なくとも一方が透明な樹脂材料からなることを特徴とする請求項1に記載のルアーホルダ。
【請求項4】
前記筒における、前記一端側に対する他端側は、前記長尺方向に対して傾いていることを特徴とする請求項1に記載のルアーホルダ。
【請求項5】
前記他端側における開口の縁は、前記他端側に凸の曲線となっていることを特徴とする請求項4に記載のルアーホルダ。
【請求項6】
前記舌部が前記筒に繋がる箇所に切れ目が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のルアーホルダ。
【請求項7】
前記舌部は、前記筒の外側へと前記長尺方向に突き出した第1部分と、当該第1部分に繋がり、前記筒の内側へと折り返した第2部分とを有することを特徴とする請求項1に記載のルアーホルダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ルアーホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ルアーをケース内で保持するためのルアーホルダが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のルアーホルダは、断面が紡錘形の筒形状を有し、ルアーホルダ内に挿入されたルアーを筒の弾性力で保持するものである。特許文献1に記載のルアーホルダによれば、片手で筒を広げてルアーを筒の端部から容易に収容することができ、ルアーを筒に入れた後に手を離すと筒が狭まってルアーが筒内に保持されるので、ルアーの出し入れが容易で安全性も高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実登3235448公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ルアーには、鉛やタングステンなどの素材で作られ、飛距離拡大と急速潜行を目的とした、メタルジグと称されるタイプがある。また、大物などを狙うための大型で重いタイプもある。メタルジグなどの重いルアーの場合、特許文献1に記載のルアーホルダでは、保持力が不足してルアーホルダからルアーが食み出す場合がある。
【0005】
重いルアーにおける食み出しを防ぐため、特許文献1のルアーホルダについて筒の一端を閉じることが考えられる。しかし、筒の一端を閉じるとルアーホルダの開閉を妨げ、ルアーの出し入れを邪魔してしまう。このため、ルアーの出し入れを妨げずに食み出しも防ぐことができる構造が望まれる。
【0006】
本発明は、ルアーの出し入れが容易で重いルアーの食み出しも防ぐことができるルアーホルダの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明のルアーホルダは、長尺な板形状を有し、弾性材料からなる第1の板部と、長尺な板形状を有し、弾性材料からなる第2の板部と、を備え、上記第1の板部と上記第2の板部とは、長尺方向に延びた両縁が互いに繋がって、断面が紡錘形の筒を成し、上記筒の両端が開いており、上記第1の板部および上記第2の板部の一方は、上記筒の一端側から当該筒の内部へと延びた複数の舌部を備えている。
【0008】
上記ルアーホルダによれば、筒の両端が開いているとともに複数の舌部が備えられているの、メタルジグなどの重いルアーであっても舌部によってルアーホルダ内に保持される。また、複数の舌部は筒の開閉を妨げないため、上記ルアーホルダに対するルアーの出し入れも容易である。
【0009】
上記ルアーホルダにおいて、上記舌部は3つ以上備えられてもよいが、上記舌部が2つ備えられていることが好適である。2つの舌部の間では筒が曲がりやすく、筒が開いた際に2つの舌部が互いに交差するように重なり合うため、メタルジグなどの重いルアーがルアーホルダに挿入された場合でも容易にルアーを保持することが出来る。
【0010】
上記ルアーホルダにおいて、上記第1の板部と上記第2の板部との少なくとも一方が透明な樹脂材料からなることが好適である。透明な樹脂材料が用いられることで、ルアーホルダ内のルアーが容易に確認できるとともに、針が刺さりにくく、ルアーを保持したままでの水洗いも可能となる。
【0011】
上記ルアーホルダにおいて、上記筒における、上記一端側に対する他端側は、上記長尺方向に対して傾いていることが好適である。他端側が傾いていると開口が大きいので、ルアーの挿入が容易である。
上記他端側が傾いている上記ルアーホルダにおいて、上記他端側における開口の縁は、上記他端側に凸の曲線となっていることが更に好適である。縁が他端側に凸となった開口は、ルアーの挿入時に広い受け面となるのでルアーの挿入が一層容易である。
【0012】
上記ルアーホルダにおいて、上記舌部が上記筒に繋がる箇所に切れ目が設けられていることが好適である。切れ目によって舌部の折り曲げが容易となるとともに、舌部が不要なルアーについては舌部の切除が可能となる。
上記ルアーホルダにおいて、上記舌部は、上記筒の外側へと上記長尺方向に突き出した第1部分と、当該第1部分に繋がり、上記筒の内側へと折り返した第2部分とを有することが好適である。第1部分と第2部分が繋がった形状により、舌部の根元には、筒の外に繋がる穴が形成されるので水抜きが容易となり、ルアーの水洗いが容易である。
【0013】
上記ルアーホルダにおいて、上記長尺方向における上記筒の長さは幅の5倍以上であることが好適である。幅の5倍以上の長尺形状であることにより、筒の先側が底側に較べて自然と狭まるため、メタルジグなどの重いルアーであっても上記他端側へ滑り出ることが抑制される。
【発明の効果】
【0014】
本発明のルアーホルダによれば、ルアーの出し入れが容易で重いルアーの食み出しも防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明のルアーホルダの第1実施形態を示す正面図である。
図2】本発明のルアーホルダの第1実施形態を示す底面図である。
図3】ルアーが収容された状態を示す図である。
図4】舌部付近の模式的断面図である。
図5】ルアーの出し入れ方法を示す図である。
図6】開口時における舌部の状態を示す図である。
図7】舌部が折り込まれる前の状態を示す図である。
図8】舌部が切除された状態を示す図である。
図9】本発明のルアーホルダの第2実施形態を示す部分拡大図である。
図10】第2実施形態における舌部付近の模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態について以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明のルアーホルダの第1実施形態を示す正面図であり、図2は、本発明のルアーホルダの第1実施形態を示す底面図であり、図3は、ルアーが収容された状態を示す図である。
【0017】
本実施形態のルアーホルダ100は、例えば図1の上下方向に長尺な形状を有し、第1の透明板110と第2の透明板120を有する。以下の説明において、便宜上、ルアーホルダ100における方向を表すため、図1の上下方向を「長尺方向」と称し、図1の左右方向を「幅方向」と称し、図1の上方側を「先側」と称し、図1の下方側を「底側」と称する場合がある。
【0018】
第1の透明板110および第2の透明板120は、本発明に言う第1の板部および第2の板部の各一例に相当し、例えば図1の上下方向に長尺な板形状を有する。第1の透明板110および第2の透明板120は、長尺方向に延びた縁111,121と、長尺方向に対して交わる方向に延びた縁112,122とを有する。ルアーホルダ100は、第1の透明板110および第2の透明板120が、長尺方向に延びた縁111,121で互いに繋がった筒状の構造を有する。
【0019】
第1の透明板110および第2の透明板120は縁112,122同士が繋がっておらず、ルアーホルダ100は、先側の開口130と底側の開口140とを有する。つまり、ルアーホルダ100の筒は両端が開放されている。
透明板110,120の縁112,122のうち先側の縁112,122は長尺方向に対して傾いている。また、先側の縁112,122は先側に凸の曲線状となっている。
【0020】
図2に示すように、ルアーホルダ100の筒の断面は紡錘形となっていて、第1の透明板110と第2の透明板120とが繋がった縁111,121の箇所で外側に尖っている。開口130,140の形状も、長尺方向に見ると紡錘形となっているが、先側の開口130は長尺方向に対し傾いているため、先側の開口130は底側の開口140よりも大きく開いている。
【0021】
第1の透明板110と第2の透明板120は例えば透明なプラスチックからなり弾性変形する。ルアーホルダ100内には、図3に示すようにルアー200が収容され、第1の透明板110と第2の透明板120の弾性力により、ルアー200が第1の透明板110と第2の透明板120によって挟まれる。軽いルアー200であれば、ルアー200は、開口130,140から抜け落ちない程度の強さで透明板110,120に挟まれてルアーホルダ100内に保持される。
【0022】
ルアー200は針210を有するが、ルアー200がルアーホルダ100の筒内に保持されることでルアー200同士の針210の絡み合いが防がれ、針210がユーザの指などに当たることも防がれる。従って、箱などに複数のルアー200が収容される場合であっても、各ルアー200がルアーホルダ100に個別に保持されることで、容易に整理されると共に安全な取り扱いが可能となる。また、個別にルアー200を保持した複数のルアーホルダ100は、相互に固定することなく箱などに収容することができるので、位置が固定されたホルダを有するケースに較べて省スペースで多数のルアー200を収容することができる。
【0023】
本実施形態では、ルアーホルダ100が透明であるため、ルアーホルダ100に保持されたルアー200の確認が容易である。また、第1の透明板110と第2の透明板120がプラスチックなどの樹脂からなると針210が刺さりにくく、ルアーホルダ100ごとルアー200を水洗いすることもできる。ルアーホルダ100の両端が開放されている構造もルアー200の水洗いを容易にしている。
【0024】
ルアーホルダ100の透明板110,120の一方(例えば第1の透明板110)には、底側の縁112に繋がった複数(例えば2つ)の舌部150が設けられている。舌部150は3つ以上設けられてもよい。舌部150の形状としては、図1などに示されるように根元側より先端側がやや狭まった形状が好ましいが、この形状には限定されない。例えば、先端が半円状に丸まった形状でもよいし、半楕円状でもよいし、三角形状でもよいし、角張った台形状でもよいし、根元側から先端側まで幅が一定の長方形状でもよい。
【0025】
底側の開口140については、透明板110,120同士が繋がる箇所にR部141が設けられている。R部141に替えて直線状に角が落とされてもよいし、R部141が無くて開口140の端部が角になっていてもよい。R部141などによって開口140の端部で角が落とされていると開口140の面積が増す。この結果、ルアーホルダ100の筒内から水が抜けやすくなり、ルアー200の水洗いなどが容易になるとともに、ルアーホルダ100内が乾きやすくなる。
【0026】
図4は、舌部付近の模式的断面図である。
舌部150は底側の開口140からルアーホルダ100の筒内(即ち2つの透明板110,120の間)へと延びている。舌部150の長さはルアーホルダ100の筒の幅よりも長いため、舌部150がルアー200の支えとなる。このため、メタルジグなど重いルアー200であっても、振動などによって開口140からルアー200が食み出すことが防がれる。一方で、舌部150は開口140を塞がず、例えばルアー200の水洗いなどの際には開口140からの水の排出が可能であるので、舌部150はルアーホルダ100の利便性を妨げない。
【0027】
図5は、ルアーの出し入れ方法を示す図である。
ルアーホルダ100に対してルアー200を挿入する場合、ユーザがルアーホルダ100を紡錘形の尖った方向から押す(即ち第1の透明板110と第2の透明板120とが繋がった縁111,121の部分を押す)ことでルアーホルダ100の筒が広がる。ユーザはこの操作を片手で行うことができる。
【0028】
舌部150が複数設けられているため、舌部150は第1の透明板110の曲がりを妨げず、ルアーホルダ100の筒はユーザが押す力によって容易に広がる。特に、舌部150が2つ設けられている場合、2つの舌部150の間に力が集中するので舌部150の間で第1の透明板110が曲がり、ルアーホルダ100の筒が大きく広がる。
【0029】
ユーザは、ルアーホルダ100を押している方の手に対するもう一方の手でルアー200を先側の開口130からルアーホルダ100内に挿入することができる。先側の開口130は、上述したように長尺方向に対して傾いているため、傾いていない場合に較べて大きく開き、ルアーホルダ100の挿入が容易である。また、先側の縁112,122が先側に凸の曲線状であるため、先側の開口130が開いた際に広い受け面が生じてルアー200を受けることができるので、ルアー200の挿入が一層容易である。
【0030】
ルアー200がルアーホルダ100内に入ったら、ルアーホルダ100を押している力を弱めることでルアーホルダ100が第1の透明板110と第2の透明板120の弾性力で狭まる。この結果、ルアー200がルアーホルダ100内に保持される。また、重いルアー200であっても舌部150によって確実にルアーホルダ100内に留められる。
【0031】
長尺方向におけるルアーホルダ100の筒の長さは幅の5倍以上であることが好ましい。幅の5倍以上の長尺形状であることにより、筒の先側が底側に較べて自然と狭まるため重いルアー200であっても先側へ滑り出ることが抑制される。
【0032】
図6に示すように、複数の舌部150は、ルアーホルダ100の筒が広げられる際に、第1の透明板110の湾曲に伴って各々が回転するので、先端側が互いに重なり合って舌部150全体の剛性が増す。このため、ルアー200の挿入時にルアー200が勢いよく底側に滑った場合でも、舌部150はルアー200をルアーホルダ100内に確実に留めることができる。
【0033】
このようにユーザはルアー200を簡単な操作によってルアーホルダ100内に収容することができる。
図5に戻って説明を続ける。
ルアーホルダ100からルアー200が取り出される際にも、ユーザはルアーホルダ100を紡錘形の尖った方向から押してルアーホルダ100の筒を広げる。この結果、ルアーホルダ100によるルアー200の保持力が緩む。
【0034】
そしてユーザが、例えば先側の開口130を下に向けることで容易にルアー200を取り出すことが出来る。このように、ユーザはルアー200に触れずにルアー200を容易に取り出すことができ、安全性も高い。
【0035】
図7は、舌部が折り込まれる前の状態を示す図である。
ルアーホルダ100の舌部150は、例えば販売時などには筒内に折り込まれておらず、図7に示すように、第1の透明板110の底側に延びている。そして、底側の縁112となる箇所には、点線状の切れ目155が設けられている。切れ目155が設けられることで舌部150の折り曲げが容易となると共に、舌部150が不要な場合には切除可能となっている。
【0036】
図8は、舌部が切除された状態を示す図である。
例えば軽いルアー200のみが用いられるような場合には舌部150が不要となるので、図7に示す切れ目155の箇所で第1の透明板110が切断されることにより、舌部150が第1の透明板110から切除される。この結果、ユーザは、ルアーホルダ100の長尺方向を重力の上下方向に向け、ルアーホルダ100を紡錘形の尖った方向から押すことにより、何れの開口130,140からでもルアー200を取り出せるようになる。
【0037】
次に、第2実施形態のルアーホルダについて説明する。第2実施形態のルアーホルダは、第1実施形態のルアーホルダとは、舌部付近の構造が相違する点を除いてほぼ同様の形態である。以下では、第1実施形態と第2実施形態との相違点に着目して説明し、同様の要素については同一の符号を伏して重複説明を省略する。
【0038】
図9は、本発明のルアーホルダの第2実施形態を示す部分拡大図であり、図10は、第2実施形態における舌部付近の模式的断面図である。
第2実施形態のルアーホルダ300でも、第1の透明板110は複数の舌部310を有し、第2実施形態における舌部310は、第1部分311と第2部分312を有している。
【0039】
舌部310の第1部分311は、第1の透明板110における底側の縁112から開口140の外側に向けて突き出している。そして、第2部分312は、第1部分311に繋がって開口140の内側へと折り返し、ルアーホルダ300の筒の内側(即ち透明板110,120の間)へと延びている。
【0040】
この結果、舌部310の根元がルアーホルダ300の筒の外側に突き出た状態となり、ルアーホルダ300の外へと繋がる穴313が形成される。この穴313によって、舌部310の内側から水がルアーホルダ300の外に容易に排出されるので、ルアー200の水洗いなどが容易である。また、ルアーホルダ300内が乾きやすい。
第2実施形態においても、底側の開口140の端部にR部141が設けられており、R部141に替えて直線状に角が落とされてもよい。第2実施形態においても、R部141が無くて開口140の端部が角になっていてもよい。
【0041】
第2実施形態の場合、R部141などによって開口140の端部で角が落とされていると、舌部310の第1部分311と第2部分312で形成される穴313との相乗効果により、ルアーホルダ300外への水の排出が促進される。従って、ルアー200の水洗いなどが一層容易になるとともに、ルアーホルダ100内が一層乾きやすくなる。
【0042】
なお、上記説明では、第1の透明板110と第2の透明板120の好ましい材料として透明材料が例示されているが、本発明に言う第1の板部および第2の板部は、一方あるいは両方が不透明な材料からなるものであってもよい。
また、上記説明では、第1の透明板110と第2の透明板120の好ましい材料として、プラスチックに代表される樹脂が例示されているが、本発明に言う第1の板部および第2の板部は、一方あるいは両方が例えば金属薄板などの他の弾性材料からなるものであってもよい。
【符号の説明】
【0043】
100,300 ルアーホルダ
110 第1の透明板
120 第2の透明板
130,140 開口
150,310 舌部
155 切れ目
200 ルアー
311 舌部の第1部分
312 舌部の第2部分
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10