(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024136077
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】両吸込渦巻ポンプ
(51)【国際特許分類】
F04D 29/64 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
F04D29/64 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023047046
(22)【出願日】2023-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】000000284
【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】西尾 良二
(72)【発明者】
【氏名】黒田 風雅
【テーマコード(参考)】
3H130
【Fターム(参考)】
3H130AA03
3H130AB22
3H130AB42
3H130AB58
3H130AC30
3H130BA01A
3H130CA21
3H130DA02Z
3H130EA01A
3H130EB01A
(57)【要約】
【課題】本来構成を有効利用した簡素な構成で、羽根車の吸込部にキャビテーションが発生することを抑制する両吸込渦巻ポンプを提供する。
【解決手段】回転軸1に固定された両吸込遠心型の羽根車Hと、当該羽根車Hを収納するケーシングKとを備え、ケーシングKの内部のポンプ吐出流路3とポンプ吸込流路2との間に、羽根車Hの吸込部Dを形成する吸込部形成部分5AとケーシングKのマウスリングMとが対向する状態で配置され、ケーシングKの内部のポンプ吐出流路3からマウスリングMと吸込部形成部分5Aとの間を通してポンプ吸込流路3に流出する液体を吸込部Dに案内する案内部Maが、マウスリングMに設けられている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸に固定された両吸込遠心型の羽根車と、当該羽根車を収納するケーシングとを備え、
前記ケーシングの内部のポンプ吐出流路とポンプ吸込流路との間に、前記羽根車の吸込部を形成する吸込部形成部分と前記ケーシングのマウスリングとが対向する状態で配置された両吸込渦巻ポンプであって、
前記ケーシングの内部の前記ポンプ吐出流路から前記マウスリングと前記吸込部形成部分との間を通して前記ポンプ吸込流路に流出する液体を前記吸込部に案内する案内部が、前記マウスリングに設けられている両吸込渦巻ポンプ。
【請求項2】
前記案内部が、前記マウスリングと一体形成されている請求項1に記載の両吸込渦巻ポンプ。
【請求項3】
前記案内部が、液体案内面を前記回転軸の軸心と直交する姿勢で備えている請求項1又は2に記載の両吸込渦巻ポンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転軸に固定された両吸込遠心型の羽根車と、当該羽根車を収納するケーシングとを備え、前記ケーシングの内部のポンプ吐出流路とポンプ吸込流路との間に、前記羽根車の吸込部を形成する吸込部形成部分と前記ケーシングのマウスリングとが対向する状態で配置された両吸込渦巻ポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
かかる両吸込渦巻ポンプは、回転軸の軸心方向視にて、ケーシングの左右方向の一方側に吸込口が形成された吸込用管部が突出され、ケーシングの左右方向の他方側に吐出口が形成された吐出用管部が突出されている。ケーシングの内部における羽根車の回転軸の軸心方向の両側に位置するポンプ吸込流路に、吸込用管部の吸込口から流入した液体が流動され、ケーシングの羽根車を収納する部分における羽根車の外方側箇所には、吐出用管部に連通するポンプ吐出流路(渦巻き状の流路)が形成されている。
【0003】
そして、羽根車の両側に位置する吸込部の夫々がポンプ吸込流路に連通する状態で位置しており、羽根車の回転に伴って、ポンプ吸込流路の液体が吸込部を通して羽根車の内部に流動した後、羽根車の外周よりポンプ吐出流路に吐出され、吐出用筒部を通して流動されることになる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1においては詳細な説明は省略されているが、ポンプ吐出流路とポンプ吸込流路との間に、羽根車の吸込部を形成する吸込部形成部分(円筒状部分)とケーシングのマウスリングとが、対向する状態で配置されて、ポンプ吐出流路を流動する液体がポンプ吸込流路に逆流することを抑制するように構成されている。
【0005】
尚、吸込部形成部分とマウスリングとは、ポンプ吐出流路に吐出された液体がポンプ吸込流路に逆流することを抑制すべく、近接させた状態に設けられることになるが、ケーシングに固定されるマウスリングに対して、吸込部形成部分が羽根車の回転に伴って回転するため、吸込部形成部分とマウスリングとは密着させることができない。換言すると、吸込部形成部分とマウスリングとの間には隙間が存在し、その隙間を通して、ポンプ吐出流路を流動する液体がわずかではあるがポンプ吸込流路に逆流することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図4に示す如く、両吸込渦巻ポンプPを、液体が流動する本管30の端部近くから屈曲させた分岐管31に接続する形態で設置する場合がある。尚、
図4においては、両吸込渦巻ポンプPと分岐管31との間にストレーナ32が配置されている。
【0008】
両吸込渦巻ポンプPを分岐管31に接続して使用する際に、分岐管31の長さが短い場合には、羽根車の吸込部に近接する箇所にキャビテーションが発生して、羽根車にクラックやエロージョンが発生する不都合がある。
つまり、例えば、両吸込渦巻ポンプPを、蒸気タービンの冷却水を、当該蒸気タービンと冷却塔との間で循環流動させるために使用すると、羽根車の吸込部に相当する箇所にキャビテーションが発生する虞があった。
【0009】
図5は、本管30からの液体が、分岐管31を経由して両吸込渦巻ポンプPの両側に位置するA側のポンプ吸込流路及びB側のポンプ吸込流路に流れる状態をシミュレーションした図である。B側のポンプ吸込流路は、本管30の端部側に位置し、A側のポンプ吸込流路は、B側のポンプ吸込流路よりも本管30の上流側に位置する。
【0010】
本管30からの液体は、分岐管31を流動する際に、B側のポンプ吸込流路の方に偏った状態で流動することになり、その結果、A側のポンプ吸込流路を流れる液体量とB側のポンプ吸込流路を流れる液体量とが異なる。例えば、B側のポンプ吸込流路を流れる液体量が、A側のポンプ吸込流路を流れる液体量よりも、数%(例えば、6%)多くなる。
【0011】
このように、A側のポンプ吸込流路を流れる液体量とB側のポンプ吸込流路を流れる液体量とが異なることにより、羽根車の吸込部に近接する箇所に負圧域が形成されて、羽根車の吸込部に近接する箇所にキャビテーションが発生すると考えられ、その結果、羽根車にクラックやエロージョンが発生すると考えられる。
【0012】
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、本来構成を有効利用した簡素な構成で、羽根車の吸込部に近接する箇所にキャビテーションが発生することを抑制する両吸込渦巻ポンプを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の両吸込渦巻ポンプは、回転軸に固定された両吸込遠心型の羽根車と、当該羽根車を収納するケーシングとを備え、
前記ケーシングの内部のポンプ吐出流路とポンプ吸込流路との間に、前記羽根車の吸込部を形成する吸込部形成部分と前記ケーシングのマウスリングとが対向する状態で配置されたものであって、その特徴構成は、
前記ケーシングの内部の前記ポンプ吐出流路から前記マウスリングと前記吸込部形成部分との間を通して前記ポンプ吸込流路に流出する液体を前記吸込部に案内する案内部が、前記マウスリングに設けられている点にある。
【0014】
すなわち、本発明者の鋭意研究により、マウスリングに設けた案内部にて、ポンプ吐出流路からマウスリングと吸込部形成部分との間を通してポンプ吸込流路に流出する液体を吸込部に案内することにより、一対のポンプ吸込流路の一方を流れる液体量と他方を流れる液体量とが異なる場合においても、羽根車の吸込部に近接する箇所に負圧域が形成されることを抑制して、羽根車の吸込部に相当する箇所にキャビテーションが発生することを抑制できることを見出した。
【0015】
つまり、ポンプ吐出流路からマウスリングと吸込部形成部分との間を通して液体がポンプ吸込流路に流出することになる本来構成を有効利用して、当該液体を吸込部に案内する案内部をマウスリングに設けるという簡素な構成にて、羽根車の吸込部に近接する箇所にキャビテーションが発生することを抑制できるようになった。
【0016】
要するに、本発明の両吸込渦巻ポンプの特徴構成によれば、本来構成を有効利用した簡素な構成で、羽根車の吸込部に近接する箇所にキャビテーションが発生することを抑制できる。
【0017】
本発明の両吸込渦巻ポンプの更なる特徴構成は、前記案内部が、前記マウスリングと一体形成されている点にある。
【0018】
すなわち、案内部がマウスリングと一体形成されているから、案内部を組み付ける作業が不要となる。
【0019】
本発明の両吸込渦巻ポンプの更なる特徴構成は、前記案内部が、液体案内面を前記回転軸の軸心と直交する姿勢で備えている点にある。
【0020】
すなわち、案内部が、液体案内面を回転軸の軸心と直交する姿勢で備えているから、羽根車の内部からマウスリングと吸込部形成部分との間を通して流出する液体を効率良く羽根車の吸込部に案内することができる。
【0021】
つまり、羽根車の内部からマウスリングと吸込部形成部分との間を通して流出する液体は、回転軸の軸心方向に沿って流出することになる。そして、案内部の液体案内面が回転軸の軸心と直交する姿勢であるから、回転軸の軸心方向に沿って流出する液体を、回転軸の軸心方向に反射させる形態で、効率良く羽根車の吸込部に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図3】案内部による液体案内形態の模式状態を示す図である。
【
図4】両吸込渦巻ポンプの設置形態の一例を示す平面図である。
【
図5】液体の流れ状態をシミュレーションした図である。
【0023】
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(両吸込渦巻ポンプの全体構成)
図1に示すように、両吸込渦巻ポンプPは、回転軸1に固定された両吸込遠心型の羽根車Hと、当該羽根車Hを収納するケーシングKとを備えている。ケーシングKにおける回転軸1の貫通部には、水封部Qが備えられている。回転軸1は、電動モータ等の駆動装置にて回転駆動されることになる。
尚、図示は省略するが、本実施形態の両吸込渦巻ポンプPは、蒸気タービンの冷却水を、当該蒸気タービンと冷却塔との間で循環流動させる。
【0024】
ケーシングKは、回転軸1の軸心方向の中央部に位置する羽根車収納部分Kaと、回転軸1の軸心方向の両横側部に位置する部分を有する流路形成部分Kbとを備える形態に形成されている。そして、図示は省略するが、ケーシングKは、回転軸1の軸心方向視にて、ケーシングKの左右方向の一方側に、吸込口が形成された吸込用管部が突出され、ケーシングの左右方向の他方側に、吐出口が形成された吐出用管部が突出されている。
【0025】
ケーシングKの内部における羽根車Hの回転軸1の軸心方向の両側部、つまり、ケーシングKにおける流路形成部分Kbの内部に、吸込用管部の吸込口から流入した液体が流動するポンプ吸込流路2が形成されている。
ケーシングKの内部における羽根車Hの外方側箇所に、つまり、羽根車Hの径方向外方側箇所に、吐出用管部に連通する渦巻き状のポンプ吐出流路3が形成されている。
【0026】
羽根車Hは、
図2に示すように、回転軸1に固定される主板4、左右の側板5、及び、回転軸1の周方向に並ぶ状態で左右の側板5の間に位置する複数の翼6を備えている。尚、羽根車Hの側板5の外方側箇所はポンプ吐出流路3の一部を形成する。
左右の側板5は、回転軸1の軸心方向に延びる筒状部分(円筒状部分)と、当該筒状部分の回転軸1の軸心方向の内方側部から径方向外方に向けて湾曲状に延びる円板状部分とを備えている。
【0027】
そして、側板5の回転軸1の軸心方向に延びる筒状部分が、羽根車Hにおける吸込部Dを形成する吸込部形成部分5Aとして機能することになる。換言すれば、吸込部形成部分5Aの内部にて、羽根車Hにおける吸込部Dが形成され、当該吸込部Dが、ポンプ吸込流路2に連通する状態で位置している。
【0028】
従って、
図2において実線で示す如く、羽根車Hの回転に伴って、ポンプ吸込流路2の液体(例えば、水)が吸込部Dを通して羽根車Hの内部に流動した後、羽根車Hの外周よりポンプ吐出流路3に吐出され、その後、吐出用筒部を通して流動されることになる。
【0029】
(逆流防止構造について)
羽根車Hにおける吸込部Dを形成する吸込部形成部分5Aに対向する状態で、ケーシングKにはマウスリングMが組付けられている。つまり、吸込部形成部分5AとマウスリングMとが対向する状態で配置されている。本実施形態では、吸込部形成部分5AとマウスリングMとが、回転軸1の径方向に対向する状態で配置されている。
したがって、ケーシングKの内部のポンプ吐出流路3とポンプ吸込流路2との間に、吸込部形成部分5AとマウスリングMとが対向する状態で配置されることにより、ポンプ吐出流路3に吐出された液体がポンプ吸込流路2に逆流することを抑制するように構成されている。
【0030】
吸込部形成部分5AとマウスリングMとは、ポンプ吐出流路3に吐出された液体がポンプ吸込流路2に逆流することを抑制すべく、近接させた状態に設けられている。ただし、ケーシングKに固定されるマウスリングMに対して、吸込部形成部分5Aが羽根車Hの回転に伴って回転するため、吸込部形成部分5AとマウスリングMとは密着させることができない。換言すると、
図2に示す如く、吸込部形成部分5AとマウスリングMとの間には隙間が存在し、当該隙間を通して、ポンプ吐出流路3を流動する液体がわずかではあるがポンプ吸込流路2に逆流することになる。尚、
図2においては、上述した隙間を誇張して記載する。
【0031】
(羽根車の損傷抑制構造)
図2に示すように、ケーシングKの内部のポンプ吐出流路3からマウスリングMと吸込部形成部分5Aとの間を通してポンプ吸込流路2に流出する液体を吸込部Dに案内する案内部Maが、マウスリングMに設けられている。
【0032】
本実施形態においては、案内部Maが、マウスリングMと一体形成されている。また、案内部Maが、液体案内面nを回転軸1の軸心と直交する姿勢で備えている。
つまり、マウスリングMが、断面視においてL字状に形成されて、回転軸1の軸心と直交する姿勢の液体案内面nを有する案内部Maを備えている。
【0033】
図3は案内部Maによる液体案内形態を模式状態で示す図である。ちなみに、
図3では、案内部Maの液体案内面nを、回転軸1の軸心とは傾斜する姿勢で例示する。
図3に示すように、案内部Maを設けることにより、ポンプ吐出流路3からマウスリングMと吸込部形成部分5Aとの間を通してポンプ吸込流路2に流出する流出液体Bを吸込部Dに案内して、圧力低下が生じる局所的圧力低下域Uに供給することにより、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所に負圧域が形成されることを抑制できる。
【0034】
すなわち、本発明者の鋭意研究により、案内部Maを設けることによって、例えば、一対のポンプ吸込流路2の一方を流れる液体量と他方を流れる液体量とが異なる場合において、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所に負圧域が形成されて、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所にキャビテーションが発生することを抑制できることを見出したのである。
【0035】
つまり、本書の発明が解決しようとする課題にて記載の如く、一対のポンプ吸込流路2の一方を流れる液体量と他方を流れる液体量とが異なる場合には、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所に負圧域が形成されて、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所にキャビテーションが発生する虞がある。そして、キャビテーションが発生すると、翼6にクラックやエロージョンが生じる等、羽根車Hが損傷する虞がある。
【0036】
そこで、案内部Maを設けて、ポンプ吐出流路3からマウスリングMと吸込部形成部分5Aとの間を通してポンプ吸込流路2に流出する流出液体Bを吸込部Dに案内することにより、一対のポンプ吸込流路2の一方を流れる液体量と他方を流れる液体量とが異なる場合においても、羽根車の吸込部Dに近接する箇所に負圧域が形成されることを回避して、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所にキャビテーションが発生することを抑制できることを見出した。
【0037】
つまり、ポンプ吐出流路3からマウスリングMと吸込部形成部分5Aとの間を通して液体が吐出することになる本来構成を有効利用して、当該液体を吸込部Dに案内する案内部MaをマウスリングMに設けるという簡素な構成にて、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所にキャビテーションが発生することを抑制できるようになった。
尚、本実施形態では、一対のポンプ吸込流路2の一方を流れる液体量と他方を流れる液体量とが異なることにより、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所に負圧域が形成される場合について説明したが、その他の原因により、羽根車Hの吸込部Dに近接する箇所に負圧域が形成される場合にも、その負圧域の形成を抑制できる。
【0038】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(1)上記実施形態では、案内部Maが、マウスリングMと一体形成されている場合を例示したが、案内部MaをマウスリングMとは別体に形成して、案内部MaをマウスリングMに組付ける形態で実施してもよい。
【0039】
(2)上記実施形態では、案内部Maが液体案内面nを回転軸1の軸心と直交する姿勢で備える場合を例示したが、案内部Maが液体案内面nを回転軸1の軸心と傾斜する姿勢で備える形態で実施してもよい。
【0040】
尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 回転軸
2 ポンプ吸込流路
3 ポンプ吐出流路
5A 吸込部形成部分
D 吸込部
H 羽根車
M マウスリング
Ma 案内部
n 案内面