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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024136390
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】キャップ清掃装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 2/165 20060101AFI20240927BHJP
   B41J 2/01 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
B41J2/165 101
B41J2/01 123
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023047496
(22)【出願日】2023-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】000250502
【氏名又は名称】理想科学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】鎌田 直人
【テーマコード(参考)】
2C056
【Fターム(参考)】
2C056EC22
2C056EC35
2C056HA42
2C056JA06
2C056JA27
(57)【要約】
【課題】キャップ清掃装置において、互いに異なる種類の液体の混合を防止する。
【解決手段】キャップ清掃装置50は、第1種類の液体(インク)を吐出する第1吐出部(第1~第4ヘッド11~14)の吐出面を覆う第1キャップ(インク用キャップ51a~51d)と、第1種類とは異なる第2種類の液体(前処理液)を吐出する第2吐出部(第5ヘッド15)の吐出面を覆う第2キャップ(前処理液用キャップ51e)とを含む複数のキャップと、この複数のキャップを清掃する清掃部52とを備える。この清掃部52は、第1キャップを清掃する第1清掃部材52aと、第2キャップを清掃する第2清掃部材52bと、第1キャップと第2キャップとを仕切る仕切り部分(仕切り壁52c)とを有する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1種類の液体を吐出する第1吐出部の吐出面を覆う第1キャップと、前記第1種類とは異なる第2種類の液体を吐出する第2吐出部の吐出面を覆う第2キャップとを含む複数のキャップと、
前記複数のキャップを清掃する清掃部とを備え、
前記清掃部は、
前記第1キャップを清掃する第1清掃部材と、
前記第2キャップを清掃する第2清掃部材と、
前記第1キャップと前記第2キャップとを仕切る仕切り部分とを有する
ことを特徴とするキャップ清掃装置。
【請求項2】
前記複数のキャップの配列方向と前記液体の吐出方向とに交差する方向に、前記清掃部と前記複数のキャップとを相対的に移動させるためのガイド機構を更に備えることを特徴とする請求項1記載のキャップ清掃装置。
【請求項3】
前記清掃部は、前記ガイド機構に着脱可能に配置され、
前記ガイド機構は、前記清掃部の装着状態における前記複数のキャップに対する向きを規制する規制部分を有する
ことを特徴とする請求項2記載のキャップ清掃装置。
【請求項4】
前記第1種類の液体は、インクであり、
前記第2種類の液体は、前処理液である
ことを特徴とする請求項1記載のキャップ清掃装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する吐出部の吐出面を覆うキャップを清掃するキャップ清掃装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、液体を吐出するヘッドを閉塞する複数のキャップをキャップ清掃部材によって清掃する清掃装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-146556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インクジェット印刷装置において、インクを吐出するヘッドの吐出面を覆うキャップは、装置待機中のヘッドの吐出面の乾燥防止、クリーニング時のインク吸引など、ヘッドの状態を保つために重要な部位である。
【0005】
固化したインクや埃等がキャップに付着すると、キャップの性能が低下するため、ユーザは、キャップを定期的に清掃し、キャップの性能を維持することが望ましい。
【0006】
インクを吐出するヘッドと、前処理液を吐出するヘッドとを備える印刷装置において、インクを吐出するヘッドを覆うインク用キャップと、前処理液を吐出するヘッドを覆う前処理液用キャップとを、清掃時に同一の清掃用消耗品で清掃してしまう場合がある。この場合、インクと前処理液とは、混合すると固まりやすい性質であるため、インクと前処理液とが混合、凝固してキャップ上で固体化し、キャップ性能に支障を来す。
【0007】
なお、インクと前処理液とに限らず、例えば、互いに色が異なるインク同士であっても、清掃時に混合するのが望ましくない場合がある。
【0008】
本発明の目的は、互いに異なる種類の液体の混合を防止することができるキャップ清掃装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様では、キャップ清掃装置は、第1種類の液体を吐出する第1吐出部の吐出面を覆う第1キャップと、前記第1種類とは異なる第2種類の液体を吐出する第2吐出部の吐出面を覆う第2キャップとを含む複数のキャップと、前記複数のキャップを清掃する清掃部とを備え、前記清掃部は、前記第1キャップを清掃する第1清掃部材と、前記第2キャップを清掃する第2清掃部材と、前記第1キャップと前記第2キャップとを仕切る仕切り部分とを有する。
【発明の効果】
【0010】
前記態様によれば、互いに異なる種類の液体の混合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一実施の形態における印刷装置を示す斜視図である。
図2】一実施の形態における印刷装置の制御構成を示す図である。
図3】一実施の形態における印刷部を示す平面図である。
図4】一実施の形態におけるキャップユニットを示す平面図である。
図5】一実施の形態におけるインク用キャップを示す平面図である。
図6】一実施の形態に係るキャップ清掃装置を示す正面図である。
図7A】一実施の形態に係るキャップ清掃装置(清掃部が退避位置)を示す平面図である。
図7B】一実施の形態に係るキャップ清掃装置(清掃部が清掃位置)を示す平面図である。
図8】一実施の形態における清掃部を示す斜視図である。
図9】一実施の形態における清掃部を示す底面図である。
図10】一実施の形態の第1変形例における清掃部を示す底面図である。
図11】一実施の形態の第2変形例における清掃部を示す底面図である。
図12】一実施の形態の第2変形例における固定ピンを示す正面図(断面図)である。
図13】一実施の形態の第3変形例における清掃部水平駆動部等のキャップ清掃装置の一部を示す平面図である。
図14】一実施の形態の第4変形例におけるキャップ清掃装置を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施の形態に係るキャップ清掃装置について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1及び図2は、一実施の形態における印刷装置1を示す斜視図、及び制御構成を示す図である。
【0014】
なお、図1並びに後述する図3図14における前後、左右、及び上下の各方向は、印刷装置1に対してユーザ側を前方とした場合の一例であり、例えば、前後方向及び左右方向が水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。
【0015】
図1に示すように、液体吐出装置の一例である印刷装置1は、印刷部10と、ガイドレール20と、プラテン31と、湾曲ガイド32と、メンテナンス部40と、キャップ清掃装置50と、ベース部60とを備える。また、図2に示すように、印刷装置1は、ヘッド水平駆動部71と、操作パネル72と、制御部81と、記憶部82と、インターフェース部83とを更に備える。
【0016】
図3に示すように、印刷部10は、第1ヘッド11と、第2ヘッド12と、第3ヘッド13と、第4ヘッド14と、第5ヘッド15とを有する。
【0017】
第1ヘッド11は、下地インクの一例である白色インクを吐出する。第2ヘッド12、第3ヘッド13、及び第4ヘッド14は、画像形成インク(カラーインク)の一例であるシアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)のインクを吐出する。第5ヘッド15は、前処理液を吐出する。この前処理液は、インクの吐出前に媒体に吐出されるものであれば特に制限されないが、例えば、多価金属塩、カチオンポリマー、カチオン性界面活性剤などの凝集剤を含有する液体で、インクに含まれる顔料と結合することにより凝集するものが挙げられる。なお、前処理液を凝集させるために、媒体がヒータによって加熱されてもよい。また、布帛に下地印刷(下地インクである白インクの印刷)が行われてからフルカラー印刷が行われる場合、下地印刷が行われる前に、前処理液が媒体に吐出されるとよい。
【0018】
第1~第4ヘッド11~14が吐出するインクは、第1種類の液体の一例である。また、第5ヘッド15が吐出する前処理液は、第1種類とは異なる第2種類の液体の一例である。なお、互いに種類が異なる第1種類の液体及び第2種類の液体は、色違いのインク、例えば、上述の白、シアン、マゼンタ、及びイエローなどのそれぞれであったり、インク以外の液体同士であったりしてもよい。
【0019】
第1~第5ヘッド11~15は、印刷部10の移動方向である左右方向(主走査方向)に配列され、第1ヘッド11及び第5ヘッド15は、第2~第4ヘッド12~14よりも後方に配置されている。なお、第1ヘッド11と第5ヘッド15とは、前後方向の位置が同一で、第2~第4ヘッド12~14は、前後方向の位置が同一である。但し、第1~第5ヘッド11~15の配置位置は、任意であり、図3に示す配置例は一例にすぎない。また、インク(第1種類の液体の一例)を吐出するヘッドの個数、及び前処理液(第2種類の液体の一例)を吐出するヘッドの個数も任意である。
【0020】
図1に示すように、ガイドレール20は、左右方向に延び、前面において、印刷部10の左右方向への移動をガイドする。なお、図1には図示しないが、ガイドレール20には、印刷部10を左右方向に移動させる後述するヘッド水平駆動部71が配置されている。
【0021】
プラテン31は、印刷中に左右方向に移動する印刷部10の位置によらず印刷部10の下方に位置するように、少なくとも印刷部10の印刷中の移動範囲で左右方向に延び、図示しない媒体を支持する。なお、プラテン31は、図示しないファンなどの吸引機構を有し、プラテン31の上面に設けられた吸引孔から、湾曲ガイド32に設けられた貫通孔を介してエアを吸引することで媒体を吸着してもよい。
【0022】
湾曲ガイド32は、前方及び後方に向かって下方に湾曲する湾曲板状を呈する。湾曲ガイド32は、下方後側に位置する巻き出し軸C2(2点鎖線で図示)から巻き出され、下方前側に位置する巻き取り軸C1(2点鎖線で図示)に巻き取られる図示しない媒体を、印刷部10とプラテン31との間でガイドする。この媒体は、例えば、図示しない搬送ローラ対によって挟持されながら搬送される。巻き取り軸C1には、媒体を巻き取る巻き取り駆動部が配置されているとよい。なお、媒体は、例えば、ロール紙等の用紙であるが、フィルム、布帛などの他の媒体であってもよい。また、媒体は、ロール状に巻かれるものに限らず、枚葉紙などであってもよい。
【0023】
メンテナンス部40は、プラテン31よりも左側に配置されている。メンテナンス部40は、例えば、ユーザによる手動の清掃などのメンテナンスが行われる場所であり、メンテナンス時に移動してくる印刷部10を収容する。
【0024】
図1に示すキャップ清掃装置50は、プラテン31よりも右側に配置されている。キャップ清掃装置50は、印刷が行われない待機時に印刷部10を収容する。
【0025】
図6及び図7Aに示すように、キャップ清掃装置50は、キャップユニット51と、清掃部52と、右スライダ53と、左スライダ54と、右ガイド55と、左ガイド56と、清掃部水平駆動部57とを備える。
【0026】
図4に示すように、キャップユニット51は、図3に示す第1~第4ヘッド11~14を覆うインク用キャップ51a~51d(第1キャップの一例)と、第5ヘッド15を覆う前処理液用キャップ51e(第2キャップの一例)とを有する。
【0027】
インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eは、第1~第5ヘッド11~15の配置位置と同じになるように配列されている。具体的には、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eは、印刷部10の移動方向である左右方向(主走査方向)に配列され、インク用キャップ51a及び前処理液用キャップ51eは、インク用キャップ51b~51dよりも後方に配置されている。なお、インク用キャップ51aと前処理液用キャップ51eとは、前後方向の位置が同一で、インク用キャップ51b~51dは、前後方向の位置が同一である。但し、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eの配置位置は、第1~第5ヘッド11~15の配置位置に合わせた任意のものでよく、図4に示す配置例は一例にすぎない。また、インク(第1種類の液体の一例)を吐出する第1吐出部の吐出面を覆う第1キャップの個数、及び前処理液(第2種類の液体の一例)を吐出する第2吐出部の吐出面を覆う第2キャップの個数も任意である。
【0028】
図5に示すように、インク用キャップ51aは、土台51a-1と、周壁51a-2と、底部51a-3と、2つの排出孔51a-4とを有する。なお、他のインク用キャップ51b~51d及び前処理液用キャップ51eの構造も、インク用キャップ51aの構造と同じにすることができる。
【0029】
周壁51a-2は、土台51a-1から上方に立ち上がるように形成されており、左右方向よりも前後方向に長い角丸四角筒形状を呈する。周壁51a-2の前後方向の長さは、第1ヘッド11の前後方向の長さと同一である。周壁51a-2は、例えばゴムなどの材料からなり、第1ヘッド11に当接して密着することで、第1ヘッド11の吐出面(例えば、第1ヘッド11の底面のノズル吐出口)を覆って密閉する。
【0030】
第1ヘッド11のパージが行われた場合、第1ヘッド11から吐出された液体は、周壁51a-2内の底部51a-3に収容され、底部51a-3に設けられた2つの排出孔51a-4から排出される。この2つの排出孔51a-4から排出される液体は、図示しない廃液収容タンクに収容される。
【0031】
図8及び図9に示す清掃部52は、第1清掃部材52aと、第2清掃部材52bと、仕切り壁52cと、幅広脚部52dと、幅狭脚部52eとを有する。
【0032】
第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bは、清掃部52の底面に配置された例えば清掃パッドである。第1清掃部材52aは、インク用キャップ51a~51dを例えば拭き取りによって清掃し、第2清掃部材52bは、前処理液用キャップ51eを例えば拭き取りによって清掃する。なお、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bは、清掃を行い得るものであれば、清掃パッドに限られず、ブラシなどの他の形状のものであってもよい。
【0033】
仕切り壁52cは、キャップユニット51の底面において、第1清掃部材52aと第2清掃部材52bとの間に配置されている。仕切り壁52cは、清掃部52の前後方向の端部まで延びる。仕切り壁52cは、インク用キャップ51a~51dと、前処理液用キャップ51eとを仕切る仕切り部分の一例である。なお、仕切り部分(仕切り壁52c)が、インク用キャップ51a~51dと、前処理液用キャップ51eとを仕切っているといえるためには、インク用キャップ51a~51dの上面と前処理液用キャップ51eの上面との間に位置すればよい。また、本実施の形態では、仕切り壁52cは、インク用キャップ51a~51dを一例とする第1キャップと、前処理液用キャップ51eを一例とする第2キャップとを仕切るが、2つ以上の仕切り部分によって、複数のキャップを3つ以上に分けて仕切ってもよい。
【0034】
幅広脚部52dは、清掃部52の右端から下方に延びる脚であり、幅狭脚部52eは、清掃部52の左端から下方に延びる脚である。図6に示すように、幅広脚部52dの左右方向の幅W1は、幅狭脚部52eの左右方向の幅W2よりも大きい(W1>W2)。
【0035】
幅広脚部52dは、右スライダ53の幅広脚保持部53aに嵌め込まれて保持され、幅狭脚部52eは、左スライダ54の幅狭脚保持部54aに嵌め込まれて保持される。そのため、清掃部52が、鉛直方向を回転中心として180度回転した場合、幅広脚部52dを左スライダ54の幅狭脚保持部54aに嵌め込むことができず、幅狭脚部52eを右スライダ53の幅広脚保持部53aに嵌め込むことができない。なお、幅広脚保持部53aが幅狭脚保持部54aよりも幅広であるため、右スライダ53自体も前後方向の全体に亘って左スライダ54よりも幅広である。これに伴い、右スライダ53をガイドする右ガイド55は、左スライダ54をガイドする左ガイド56よりも幅広である。
【0036】
清掃部52は、例えば、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの交換時に幅広脚保持部53a及び幅狭脚保持部54aから取り外し可能である。つまり、清掃部52は、幅広脚保持部53a及び幅狭脚保持部54a(後述するガイド機構)に着脱可能に配置されている。また、幅広脚保持部53a及び幅狭脚保持部54aは、上述のように、清掃部52が180度回転した場合に、清掃部52が嵌め込まれず、装着されない。そのため、幅広脚保持部53a及び幅狭脚保持部54aは、清掃部52の装着状態におけるインク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eに対する向きを規制する規制部分として機能する。この規制部分の構成は、任意であり、清掃部52の装着状態において、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eに対する清掃部52の向きを規制するものであればよい。
【0037】
なお、右スライダ53、左スライダ54、右ガイド55、及び左ガイド56は、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eの配列方向(左右方向)と液体(インク又は前処理液)の吐出方向(下方向)とに交差する方向(前後方向)に、清掃部52とインク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eとを相対的に移動させるためのガイド機構の一例である。本実施の形態では、清掃部52が前後方向に移動するが、キャップユニット51(インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51e)が前後方向に移動してもよい。
【0038】
右スライダ53及び左スライダ54は、図7A及び図7Bに示すように右ガイド55及び左ガイド56に沿って前後方向に移動する。右スライダ53は、上述の幅広脚保持部53aを有し、左スライダ54は、上述の幅狭脚保持部54aと、ラックギア54bとを有する。
【0039】
上述の幅広脚保持部53a及び幅狭脚保持部54aのそれぞれは、例えば、平面視U字形状の部材が前後方向に向き合うように配置され、この2つの部材の間に幅広脚部52d又は幅狭脚部52eが嵌め込まれる。
【0040】
ラックギア54bは、左スライダ54の後部上面に設けられ、清掃部水平駆動部57の駆動ギア57aに噛み合う。そのため、左スライダ54は、清掃部水平駆動部57の駆動によって前後に移動する。また、左スライダ54には、上述のように清掃部52が嵌め込まれ、この清掃部52は、右スライダ53(幅広脚保持部53a)にも嵌め込まれる。そのため、清掃部52、右スライダ53、及び左スライダ54は、一体に前後方向に移動する。これにより、清掃部52は、図7Aに示す退避位置P1から、キャップユニット51の清掃時に図7Bに示す清掃位置P2に前方に移動することが可能となっている。そして、清掃部52が退避位置P1から清掃位置P2に前方に移動し、清掃位置P2から退避位置P1に後方に戻る過程で、第1清掃部材52aがインク用キャップ51a~51dを清掃し、第2清掃部材52bが前処理液用キャップ51eを清掃する。なお、この清掃部52の前後方向の往復動作は、清掃時に複数回行われてもよい。
【0041】
図6に示すように、右ガイド55は、キャップユニット51の右側面に固定され、左ガイド56は、キャップユニット51の左側面に固定されている。右ガイド55及び左ガイド56は、図6の正面視においてU字形状を呈する。右ガイド55は、右スライダ53の前後方向の移動をガイドし、左ガイド56は、左スライダ54の前後方向の移動をガイドする。
【0042】
清掃部水平駆動部57は、例えば、モータ等のアクチュエータである。なお、清掃部水平駆動部57の駆動によって、清掃部52の前後方向の移動、すなわち、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eの清掃を自動で行うことができるが、清掃部水平駆動部57が省略され、ユーザが手動で清掃部52を前後方向に移動させてもよい。
【0043】
図1に示すベース部60は、2つの側面板61と、2つの側部基台62と、中央基台63と、2つの巻き取り支持部64と、2つの巻き出し支持部65とを有する。
【0044】
2つの側面板61は、前後方向及び上下方向に拡がる平板状を呈し、互いに対向するように配置されている。2つの側面板61は、プラテン31の下方に配置され、プラテン31を支持する。
【0045】
2つの側部基台62は、それぞれ側面板61の下部に配置され、前後方向に延びる。
【0046】
中央基台63は、左右方向に延びる平板状を呈し、2つの側部基台62を連結する。なお、中央基台63及び2つの側部基台62は、平面視において全体としてH字形状をなすように配置されている。
【0047】
2つの側部基台62のそれぞれには、側面板61よりも前部において、上方に突出するように巻き取り支持部64が設けられている。2つの巻き取り支持部64は、ロール状に巻き取られる媒体の中心軸である巻き取り軸C1を支持する。
【0048】
2つの側部基台62のそれぞれには、側面板61よりも後部において、上方に突出するように巻き出し支持部65が設けられている。2つの巻き出し支持部65は、ロール状に巻かれた媒体の中心軸である巻き出し軸C2を支持する。
【0049】
図2に示すヘッド水平駆動部71は、例えば、モータ等のアクチュエータであり、上述のように印刷部10をガイドレール20に沿って左右方向に移動させる。
【0050】
操作パネル72は、各種情報を表示するディスプレイである表示部72aと、各種情報の入力を受け付ける入力部72bとを有する。表示部72aがタッチパネルを有する場合には、表示部72aが入力部72bを兼ねる。
【0051】
制御部81は、例えば、印刷装置1の各部の動作を制御する演算処理装置として機能する1つ以上のプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit)を有する。このプロセッサは、例えば、記憶部82から、或いは、印刷装置1に対して着脱可能な記憶媒体(非一過性のコンピュータ読取り可能記録媒体)から、所定のプログラムを読出して実行することにより、印刷装置1の各部の動作を制御する。このように、制御部81、又は印刷装置1(制御部81及び記憶部82)は、プログラムを実行するコンピュータとして機能する。なお、キャップ清掃装置50に、プロセッサを有し、キャップ清掃装置50の各部の動作を制御する制御部が配置されていてもよい。
【0052】
記憶部82は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)などのメモリや、ハードディスク装置などを有する。
【0053】
インターフェース部83は、ネットワークを介して無線で又は有線で接続される印刷制御装置、ユーザ端末などの各種機器との間での各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部83は、印刷制御装置やユーザ端末からプリントジョブを受信したり、スキャナからスキャンジョブを受信したりする。
【0054】
次に、本実施の形態におけるキャップ清掃装置50の清掃動作について、上述の説明と重複する事項について適宜省略しながら説明する。
【0055】
キャップ清掃装置50の清掃動作は、例えば、操作パネル72の入力部72bにおいてユーザの清掃指示を受けたときや、規定の周期(規定量の印刷が行われた場合や、規定時間が経過したときなど)で、制御部81の制御によって行われる。
【0056】
まず、制御部81は、印刷部10がキャップ清掃装置50の内部の待機位置にあるときには、印刷部10を例えばメンテナンス部40に移動させるようにヘッド水平駆動部71を制御する。
【0057】
そして、制御部81は、清掃部水平駆動部57を制御し、左スライダ54及び右スライダ53を左ガイド56及び右ガイド55に沿って前方に移動させる。これにより、左スライダ54及び右スライダ53によって保持されている清掃部52も図7Bに示す清掃位置P2に前方に移動する。この清掃部52の退避位置P1から清掃位置P2への移動時に図6に示すように第1清掃部材52aがインク用キャップ51a~51dを例えば拭き取りにより清掃し、第2清掃部材52bが前処理液用キャップ51eを例えば拭き取りにより清掃する。また、清掃部52が図7Bに示す清掃位置P2から図7Aに示す退避位置P1に戻るときにも、第1清掃部材52aがインク用キャップ51a~51dを例えば拭き取りにより清掃し、第2清掃部材52bが前処理液用キャップ51eを例えば拭き取りにより清掃する。
【0058】
第1清掃部材52aと第2清掃部材52bとの間には、仕切り壁52cが位置する。そのため、仕切り壁52cは、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bによるインク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eの清掃中に、インク用キャップ51a~51dと前処理液用キャップ51eとの間に位置する。そして、仕切り壁52cの下端は、インク用キャップ51a~51dの上面及び前処理液用キャップ51eの上面よりも下方に位置する。そのため、インク用キャップ51a~51dに付着しているインクと、前処理液用キャップ51eに付着している前処理液とは混合しない。
【0059】
図10は、本実施の形態の第1変形例における清掃部52-1を示す底面図である。
【0060】
本第1変形例の清掃部52-1は、前挟持部52g及び後挟持部52hを更に有することを除いて、図9に示す清掃部52と同一にすることができる。
【0061】
ところで、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bは、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eの清掃によって汚れが蓄積するため、交換が必要になる。第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bを交換する場合、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bが接着などで清掃部52の底面に固定されていると、ユーザには第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの取り外し及び取り付けが困難になる。
【0062】
そこで、前挟持部52gは、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの前端を挟持し、後挟持部52hは、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの後端を挟持する。これらの前挟持部52g及び後挟持部52hが清掃部52に対して嵌め込み等により着脱可能であれば、ユーザが簡単に第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの交換を行うことができる。
【0063】
図11は、本実施の形態の第2変形例における清掃部52-2を示す底面図である。
【0064】
図12は、清掃部52-2の固定ピン52jを示す正面図(断面図)である。
【0065】
本第2変形例の清掃部52-2は、複数の固定ピン52jを有することを除いて、図9に示す清掃部52と同一にすることができる。
【0066】
上述のようにユーザが簡単に第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの交換を行うことができるようにするため、固定ピン52jは、清掃部52の底面の複数の位置において、下方に突出するように設けられている。例えば、固定ピン52jは、第1清掃部材52aを固定するための6個と、第2清掃部材52bを固定するための3個とで、合計9個設けられている。
【0067】
図12に示すように、固定ピン52jは、下端において大径となっており、固定ピン52jに対応する位置に貫通孔が設けられた第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bを固定ピン52jに嵌め込むことで、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの抜け落ちを防ぐことができる。なお、固定ピン52jは、清掃部52が図7Aに示す退避位置P1と図7Bに示す清掃位置P2との間で移動する際にインク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eと接触するのを防止するために、左右方向の位置がインク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eとは異なる位置に設けられているとよい。
【0068】
図13は、本実施の形態の第3変形例における、清掃部水平駆動部58等のキャップ清掃装置50-3の一部を示す平面図である。
【0069】
本第3変形例のキャップ清掃装置50-3は、モータ等の清掃部水平駆動部57に代えて、電磁クラッチ58bを有する清掃部水平駆動部58が配置されることを除いて、図7Aに示すキャップ清掃装置50と同様にすることができる。
【0070】
清掃部水平駆動部58は、ラックギア54bに噛み合う駆動ギア58aと、搬送ローラRの動力を駆動ギア58aに伝達する状態と伝達しない状態とに切り替える電磁クラッチ58bとを有する。
【0071】
搬送ローラRは、例えば、図1に示す巻き出し軸C2から巻き出されて巻き取り軸C1に巻き取られる媒体を搬送する図示しない搬送ローラ対の駆動ローラである。なお、駆動ギア58aに伝達される動力は、搬送ローラRの動力に限らず、印刷装置1のその他の部材の動力であってもよい。
【0072】
本第3変形例では、清掃部52を前後方向に移動させるための動力源を専用に設けない簡素な構成によって、自動で清掃部52を前後方向に移動させることができる。
【0073】
図14は、本実施の形態の第4変形例におけるキャップ清掃装置50-4を示す平面図である。
【0074】
本第4変形例のキャップ清掃装置50-4は、モータ等の清掃部水平駆動部57に代えて、例えば、Tシャツ等の媒体が装着されて移動可能なテーブルTに連結された連結部材59を備える。また、清掃部水平駆動部57が省略されることに伴って、左スライダ54は、駆動ギア57aに噛み合うラックギア54bを有さない。なお、テーブルTが印刷装置1に配置される場合、図1に示す巻き取り軸C1及び巻き出し軸C2は省略されることになる。
【0075】
連結部材59は、媒体の印刷中などに移動するテーブルTと、清掃部52とを連結する例えば平板状の部材である。これにより、上述の第3変形例と同様に、清掃部52を前後方向に移動させるための動力源を専用に設けない簡素な構成によって、自動で清掃部52を前後方向に移動させることができる。また、第3変形例とは異なり、電磁クラッチ58bの制御が不要となり、簡単に清掃部52を前後方向に移動させることができる。
【0076】
以上説明した本実施の形態では、キャップ清掃装置50は、インク(第1種類の液体の一例)を吐出する第1~第4ヘッド11~14(第1吐出部の一例)の吐出面を覆うインク用キャップ51a~51d(第1キャップの一例)と、前処理液(第1種類とは異なる第2種類の液体の一例)を吐出する第5ヘッド15(第2吐出部の一例)の吐出面を覆う前処理液用キャップ51e(第2キャップの一例)とを含む複数のキャップと、この複数のキャップを清掃する清掃部52とを備える。この清掃部52は、インク用キャップ51a~51dを清掃する第1清掃部材52aと、前処理液用キャップ51eを清掃する第2清掃部材52bと、仕切り壁52c(仕切り部分の一例)とを有する。この仕切り壁52cは、インク用キャップ51a~51dと前処理液用キャップ51eとを仕切る。
【0077】
これにより、仕切り壁52cによってインク用キャップ51a~51dと前処理液用キャップ51eとを仕切ることができるため、インク用キャップ51a~51dに付着したインクと、前処理液用キャップ51eに付着した前処理液とが混合するのを防止することができる。よって、本実施の形態によれば、互いに異なる種類の液体の混合を防止することができる。なお、本実施の形態では、第1清掃部材52aが4つのインク用キャップ51a~51dを清掃し、第2清掃部材52bが1つの前処理液用キャップ51eを清掃するため、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの大きさが異なる。そのため、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bを交換時などに逆に装着するのを防止することができる。
【0078】
また、本実施の形態では、キャップ清掃装置50は、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51e(複数のキャップの一例)の配列方向(左右方向)とインク及び前処理液(液体の一例)の吐出方向(下方向)とに交差する方向(前後方向)に、清掃部52とインク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eとを相対的に移動させるためのガイド機構(例えば、右スライダ53、左スライダ54、右ガイド55、及び左ガイド56)を更に備える。
【0079】
そのため、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bを前後方向に移動させることによって、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eの両方を同時に清掃することができる。したがって、清掃にかかる時間を短縮することができる。また、清掃部水平駆動部57が省略され、自動ではなく手動で清掃が行われる場合であっても、ガイド機構が配置されることによって、ユーザが安定して清掃部52を移動させることができる。したがって、より確実に清掃を行うこともできる。
【0080】
また、本実施の形態では、清掃部52は、右スライダ53及び左スライダ54(ガイド機構)に着脱可能に配置され、右スライダ53及び左スライダ54は、清掃部52の装着状態におけるインク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eに対する向きを規制する幅広脚保持部53a及び幅狭脚保持部54a(規制部分の一例)を有する。
【0081】
これにより、第1清掃部材52a及び第2清掃部材52bの交換時などに清掃部52を誤った向きで装着するのを防止することができる。したがって、互いに異なる種類の液体の混合をより確実に防止することができる。
【0082】
また、本実施の形態では、第1~第4ヘッド11~14(第1吐出部の一例)が吐出する第1種類の液体は、インクであり、第5ヘッド15(第2吐出部の一例)が吐出する第2種類の液体は、前処理液である。
【0083】
これにより、インクと前処理液とが混ざって凝集することでインク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51e上で固体化するのを防止することができる。したがって、インク用キャップ51a~51d及び前処理液用キャップ51eの性能を維持することができる。
【0084】
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の明細書に記載の一部の発明を付記する。
【0085】
[付記1]
第1種類の液体を吐出する第1吐出部の吐出面を覆う第1キャップと、前記第1種類とは異なる第2種類の液体を吐出する第2吐出部の吐出面を覆う第2キャップとを含む複数のキャップと、
前記複数のキャップを清掃する清掃部とを備え、
前記清掃部は、
前記第1キャップを清掃する第1清掃部材と、
前記第2キャップを清掃する第2清掃部材と、
前記第1キャップと前記第2キャップとを仕切る仕切り部分とを有する
ことを特徴とするキャップ清掃装置。
【0086】
[付記2]
前記複数のキャップの配列方向と前記液体の吐出方向とに交差する方向に、前記清掃部と前記複数のキャップとを相対的に移動させるためのガイド機構を更に備えることを特徴とする付記1記載のキャップ清掃装置。
【0087】
[付記3]
前記清掃部は、前記ガイド機構に着脱可能に配置され、
前記ガイド機構は、前記清掃部の装着状態における前記複数のキャップに対する向きを規制する規制部分を有する
ことを特徴とする付記2記載のキャップ清掃装置。
【0088】
[付記4]
前記第1種類の液体は、インクであり、
前記第2種類の液体は、前処理液である
ことを特徴とする付記1から3のいずれか記載のキャップ清掃装置。
【符号の説明】
【0089】
1 印刷装置
10 印刷部
11 第1ヘッド
12 第2ヘッド
13 第3ヘッド
14 第4ヘッド
15 第5ヘッド
20 ガイドレール
31 プラテン
32 湾曲ガイド
40 メンテナンス部
50 キャップ清掃装置
51 キャップユニット
51a~51d インク用キャップ
51e 前処理液用キャップ
51a-1 土台
51a-2 周壁
51a-3 底部
51a-4 排出孔
52 清掃部
52a 第1清掃部材
52b 第2清掃部材
52c 仕切り壁
52d 幅広脚部
52e 幅狭脚部
52g 前挟持部
52h 後挟持部
52j 固定ピン
53 右スライダ
53a 幅広脚保持部
54 左スライダ
54a 幅狭脚保持部
54b ラックギア
55 右ガイド
56 左ガイド
57 清掃部水平駆動部
57a 駆動ギア
58 清掃部水平駆動部
58a 駆動ギア
58b 電磁クラッチ
59 連結部材
60 ベース部
81 制御部
C1 巻き取り軸
C2 巻き出し軸
P1 退避位置
P2 清掃位置
R 搬送ローラ
T テーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14