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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024136669
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】プロジェクターの制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/74 20060101AFI20240927BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240927BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20240927BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20240927BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20240927BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20240927BHJP
【FI】
H04N5/74 Z
G09G5/00 X
G09G5/00 510H
G09G5/00 510B
G09G5/00 550C
G09G5/00 530M
G09G5/14 A
G09G5/377
G09G5/00 510X
G09G5/00 530T
G09G5/00 550B
G09G5/00 550D
G09G5/02 B
G06F3/0481
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023047855
(22)【出願日】2023-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】中村 康浩
(72)【発明者】
【氏名】奈良 浩
【テーマコード(参考)】
5C058
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5C058AA18
5C058BA35
5C058EA54
5C182AA04
5C182AB03
5C182AC02
5C182AC03
5C182AC13
5C182BA01
5C182BA03
5C182BA75
5C182BC22
5C182CA01
5C182CA02
5C182CA22
5C182CA32
5C182CB03
5C182CB16
5C182CB34
5C182CB52
5C182CC02
5C182CC21
5C182CC26
5C182DA33
5C182DA34
5C182DA62
5C182DA63
5C182DA65
5C182DA70
5E555AA10
5E555BA29
5E555BB29
5E555BC02
5E555CA21
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】操作手段に応じて設定画面を表示させることが可能な、プロジェクターの制御方法を提供する。
【解決手段】プロジェクターに配置された操作パネル、又は、プロジェクターを遠隔操作するリモコン、のうち一方の操作を受け付けることと、操作パネル又はリモコンの一方に対する操作を受け付けた場合、投射画像を、一方が有するボタンの数に応じた投射態様で投射する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
設定画面を有する画像を投射するプロジェクターの制御方法であって、
前記プロジェクターに配置された操作パネル、又は、前記プロジェクターを遠隔で操作する操作デバイス、のうち一方の操作を受け付けることと、
前記操作パネル又は前記操作デバイスの前記一方に対する操作を受け付けた場合、前記設定画面を、前記操作パネル又は前記操作デバイスの前記一方が有する操作子の数に応じた投射態様で投射する、プロジェクターの制御方法。
【請求項2】
請求項1に記載のプロジェクターの制御方法であって、
前記操作パネルが有する前記操作子の数は、前記操作デバイスが有する前記操作子の数よりも少なく、
前記操作パネルに対する操作を受け付けた場合に表示される前記設定画面の数は、前記操作デバイスに対する操作を受け付けた場合に表示される前記設定画面の数よりも少ない、プロジェクターの制御方法。
【請求項3】
請求項2に記載のプロジェクターの制御方法であって、
前記操作パネルに対する操作を受け付けた後に、前記操作デバイスによる操作を受け付けた場合、設定が完了していない設定画面を投射するか否かを確認するメッセージを投射する、プロジェクターの制御方法。
【請求項4】
請求項3に記載のプロジェクターの制御方法であって、
前記設定が完了していない設定画面を操作するための前記操作子を強調して表示する、プロジェクターの制御方法。
【請求項5】
請求項1に記載のプロジェクターの制御方法であって、
前記操作パネルは、前記操作子として、前記プロジェクターの起動、又は、停止を切り替える電源ボタンを含み、
前記電源ボタンに対する操作を受け付けた場合、前記電源ボタンの操作態様に応じた前記設定画面を表示する、プロジェクターの制御方法。
【請求項6】
請求項5に記載のプロジェクターの制御方法であって、
前記プロジェクターに信号が入力されているか否かを判定し、
前記プロジェクターに前記信号が入力されていない場合、前記信号の入力ソースを切り替えるためのソース切り替え画面を、前記設定画面として前記電源ボタンへの操作に応じて投射し、
前記プロジェクターに前記信号が入力されている場合、前記ソース切り替え画面とは異なる他の設定画面を、前記電源ボタンに対する操作に応じて投射する、プロジェクターの制御方法。
【請求項7】
請求項6に記載のプロジェクターの制御方法であって、
前記プロジェクターに前記信号が入力されている場合、前記電源ボタンを押している間は、複数のカラーモードそれぞれのプレビュー画面を順次表示し、前記電源ボタンを離したとき、前記プロジェクターから投射される投射画像のカラーモードを、前記電源ボタンを離した時点での前記プレビュー画面に対応する前記カラーモードに設定可能である、プロジェクターの制御方法。
【請求項8】
請求項7に記載のプロジェクターの制御方法であって、
前記プロジェクターに前記信号が入力されている場合、前記電源ボタンを離した時点での前記カラーモードに確定して良いか否か確認するメッセージを投射する、プロジェクターの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リモコン受光部または操作パネルの操作により設定開始が指示された場合に、設定画面を表示させる設定制御部を有するプロジェクターが開示されている。設定制御部は、設定画面の表示中にリモコン受光部または操作パネルにより行われる操作を検出し、この操作に従ってプロジェクターの機能に係る設定を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-19454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、リモコンと操作パネルとにおいて、ボタンの配置など状況が異なる場合がある。この場合、リモコンや操作パネルといった操作手段に応じて設定画面を表示させることが好ましく、上記特許文献1には、このような問題は想定されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
プロジェクターの制御方法は、設定画面を有する画像を投射するプロジェクターの制御方法であって、前記プロジェクターに配置された操作パネル、又は、前記プロジェクターを遠隔で操作する操作デバイス、のうち一方の操作を受け付けることと、前記操作パネル又は前記操作デバイスの前記一方に対する操作を受け付けた場合、前記設定画面を、前記操作パネル又は前記操作デバイスの前記一方が有する操作子の数に応じた投射態様で投射する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】プロジェクターの構成を示す概略図。
図2】電源ボタンの構成を示す平面図。
図3】方向ボタンの構成を示す平面図。
図4】リモコンの構成を示す平面図。
図5】プロジェクターの電気的な構成を示すブロック図。
図6】第1実施形態のプロジェクターの制御方法を示すフローチャート。
図7】プロジェクターの制御方法を示す模式図。
図8】プロジェクターの制御方法を示す模式図。
図9】プロジェクターの制御方法を示すフローチャート。
図10】プロジェクターの制御方法を示す模式図。
図11】プロジェクターの制御方法を示す模式図。
図12】プロジェクターの制御方法を示す模式図。
図13】投射画像の一例を示す模式図。
図14】投射画像の一例を示す模式図。
図15】第2実施形態のプロジェクターの制御方法を示すフローチャート。
図16】投射画像の一例を示す模式図。
図17】プロジェクターの制御方法を示すフローチャート。
図18】プロジェクターの制御方法を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
まず、図1図4を参照しながら、プロジェクター1000の構成を説明する。
【0008】
図1に示すように、プロジェクター1000は、本体100と、本体100に配置された操作パネル200と、プロジェクター1000を遠隔で操作する操作デバイスとしてのリモコン300と、を有する。
【0009】
本体100は、例えば、外部から入力される画像情報などを、投射面110に投射する投射部120を備えている。投射面110には、画像情報に基づいた画像130が表示される。投射面110としては、例えば、スクリーンやホワイトボードなどが挙げられる。図1に示す画像130としては、例えば、電源を入れた後に表示される初期設定や、プロジェクター1000から投射される画像130のカラーモードの設定などに関する設定画面である。画像130は、プロジェクターから投射される投射画像の一例である。
【0010】
操作パネル200は、例えば、電源ボタン210と、方向ボタン220と、を有する。電源ボタン210は、例えば、図2に示すように、1つの操作子で構成されている。方向ボタン220は、例えば、図3に示すように、上方向ボタン221、下方向ボタン222、決定ボタン223、の3つの操作子で構成されている。なお、操作子とは、物理ボタンやタッチパネルなどのボタンである。
【0011】
リモコン300は、図4に示すように、複数の操作子を有して構成されている。複数の操作子としては、電源ボタン、方向ボタン、決定ボタン、などのボタンである。即ち、本実施形態では、操作パネル200が有する操作子の数は、リモコン300が有する操作子の数よりも少ない。
【0012】
次に、図5を参照しながら、プロジェクター1000の電気的な構成を説明する。
【0013】
図5に示すように、プロジェクター1000は、制御部510と、受信部520と、処理部530と、記憶部540と、判定部550と、設定選択部560と、信号監視部570と、投射部120と、を有する。
【0014】
制御部510は、1つ又は複数のプロセッサーを備えて構成され、記憶部540に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクター1000の動作を統括制御する。
【0015】
受信部520は、操作パネル受信部521と、リモコン受信部522と、を有する。操作パネル受信部521は、ユーザーが操作した操作パネル200の操作子に割り当てられた操作信号を受信する。リモコン受信部522は、ユーザーが操作したリモコン300の操作子に割り当てられた操作信号を受信する。
【0016】
処理部530は、キースキャン処理部531と、インクリメント処理部532と、カウンターリセット処理部533と、を有し、制御部510の指示に基づいて各処理が実行される。
【0017】
キースキャン処理部531は、操作パネル200やリモコン300に備えられたボタン、即ち、キーが押されたか否かを周期的に検出する。周期的に検出することにより、例えば、ボタンを単押ししたか、又は、長押ししたかを判定することができる。
【0018】
インクリメント処理部532は、カウンターの数値を1増やす処理を行う。カウンターリセット処理部533は、カウンターの数値を0にする処理を行う。
【0019】
記憶部540は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等のメモリーを備えて構成される。RAMは、各種データ等の一時記憶に用いられ、ROMは、プロジェクター1000の動作を制御するための制御プログラムや制御データ等を記憶する。また、記憶部540は、投射部120から投射するための画像情報を記憶していてもよい。
【0020】
判定部550は、例えば、電源ボタン210を単押ししたか、長押ししたかを判定したり、ソース入力部に信号が入力されているか否かを判定したりする。単押しは、長押しよりも電源ボタン210を押している時間が短い状態である。また、判定部550は、操作パネル受信部521からの信号と、リモコン受信部522からの信号と、に基づいて、ユーザーが、操作パネル200及びリモコン300のどちらの操作手段を用いてプロジェクター1000に関する設定を行っているかを判定してもよい。なお、ユーザーが、操作パネル200及びリモコン300のどちらの操作手段を用いてプロジェクター1000に関する設定を行っているかは、制御部510が判定してもよい。
【0021】
設定選択部560は、例えば、操作パネル200で初期設定を行うか、リモコン300で初期設定を行うか、また、全ての初期設定を行うか、完了していない初期設定を行うか、などを判定する。
【0022】
信号監視部570は、プロジェクター1000に、どのようなケーブルが接続され、どのような入力信号が入力されているかを監視する。例えば、信号監視部570は、HDMI(登録商標)やUSBなどの入力端子、コンピューターや画像再生装置などの画像音声供給装置、からの入力を監視する。
【0023】
投射部120は、図示しないが、光源、光変調装置としての液晶ライトバルブ、投写光学系、ライトバルブ駆動部等を備えて構成されている。投射部120は、光源から射出された光を、液晶ライトバルブで変調して画像光を形成し、レンズ及びミラーの少なくとも一方を含む投写光学系からこの画像光を投写して投射面110に画像130を表示する。
【0024】
次に、図6図8を参照しながら、第1実施形態のプロジェクター1000の制御方法の一例を説明する。
【0025】
なお、図6図8では、プロジェクター1000に関する設定を行うための方法の一例として、リモコン300を用いて行う初期設定の方法、及び、本体100の操作パネル200を用いて行う初期設定の方法、を説明する。
【0026】
図6に示すように、まず、ステップS11では、初期設定ウィザードを開始する。具体的には、例えば、梱包箱からプロジェクター1000を取り出し、プロジェクター1000の電源ボタン210を押す。本実施形態では、電源ボタン210を押すことによって、初期設定ウィザードが開始される。
【0027】
次に、ステップS12では、規定時間内にリモコン300で操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部510は、リモコン受信部522に、リモコン300の操作子に割り当てられた操作信号を受信したか確認する。リモコン300で操作があった場合(ステップS12:YES)には、ステップS13に処理を移行する。リモコン300の操作がなかった場合(ステップS12:NO)には、ステップS14に処理を移行する。なお、規定時間は、例えば、10秒程度である。
【0028】
次に、ステップS13では、リモコン300用の初期設定を実行する。具体的には、制御部510は、記憶部540に記憶された、リモコン用初期設定データを読み出して実行する。
【0029】
リモコン用初期設定データを実行すると、例えば、図7に示すように、設定画面としての投射画像601,602が順に投射され、リモコン300を操作して、プロジェクター1000の設置状態を設定する。設置状態は、例えば、天吊り、リア、フロントのいずれかを示す状態である。その後、投射画像603が投射されて言語設定を行い、投射画像604が投射されて時刻設定を行う。最後に、投射画像605が投射されて幾何学補正を行い、メニュー画面の投射画像606が投射される。つまり、複数の操作子を有するリモコン300の投射態様としての投射画像601~605が投射される。
【0030】
次に、ステップS14では、規定時間内にリモコン300の操作がなかった場合、本体100の操作パネル200用の初期設定を実行する。具体的には、制御部510は、記憶部540に記憶された、操作パネル用初期設定データを読み出して実行する。
【0031】
操作パネル用初期設定データを実行すると、例えば、図8に示すように、投射画像601,602が順に投射され、操作パネル200、具体的には、方向ボタン220を操作して、プロジェクター1000の設置状態を設定する。その後、投射画像603が投射されて言語設定を行い、最後に、メニュー画面の投射画像606が投射されて終了する。つまり、限られた操作子を有する操作パネル200の投射態様としての投射画像601~603が投射される。即ち、リモコン300での操作のときと比較して、投射画像601~603の数が少ない。
【0032】
つまり、操作パネル200用の初期設定は、リモコン300用の初期設定と比較して、投射画像604,605の設定を除いた、相対的に少ない初期設定を行う。言い換えれば、操作パネル200の操作子の数は、リモコン300の操作子の数と比較して少ないので、操作子の数に応じた、最小限の初期設定を行う。
【0033】
このように、投射画像601~606を、操作子の数に応じた専用の投射態様で投射するので、ユーザーにとってプロジェクター1000の設定を行いやすくすることができる。
【0034】
次に、図9及び図10を参照しながら、第1実施形態のプロジェクター1000の制御方法の他の一例を説明する。なお、図9及び図10では、操作パネル用初期設定データのみを実行しており、その後、リモコン300を用いて、未実施分の初期設定を行う場合の方法を説明する。
【0035】
図9に示すように、まず、ステップS21では、リモコン300の操作の検知を受け付ける。具体的には、制御部510は、リモコン受信部522に、リモコン300の操作子に割り当てられた操作信号を受信したか確認する。リモコン300での操作を検知した場合には、ステップS22に処理を移行する。
【0036】
次に、ステップS22では、リモコン300での初期設定が終わっているか否かを判定する。具体的には、制御部510は、判定部550に、リモコン300での初期設定が終わっているか否かを判定させる。リモコン300での初期設定が終わっていないと判定されれば、ステップS23に処理を移行する。リモコン300での初期設定が終わっていれば、ステップS24に処理を移行する。
【0037】
次に、ステップS23では、リモコン300での初期設定が終わっていないため、未実施分の初期設定を実行する。つまり、操作パネル200での初期設定は終了している、即ち、図8に示すように、投射画像601~603での初期設定は終了しているため、設定が完了していない初期設定を実行する。具体的には、制御部510は、記憶部540に記憶された、設定が完了していない初期設定データを読み出し実行する。なお、最初に、設定が完了していない投射画像604,605を投射するか否かを確認するメッセージを投射することが好ましい。
【0038】
設定が完了していない初期設定データを実行すると、例えば、図10に示すように、投射画像604が投射されて時刻設定を行う。次に、投射画像605が投射されて幾何学補正を行い、メニュー画面の投射画像606が投射される。以上により、設定が完了していない未実施分の初期設定が完了する。
【0039】
このように、図6において、ステップS13を実行せずに、ステップS14に処理が進んだ場合においても、確実に全ての初期設定を実行することができる。
【0040】
次に、ステップS24では、リモコン300での初期設定が終了し、全ての初期設定が終了していると判断されているので、初期設定を除いた、リモコン300の操作子に割り当てられた操作信号に基づく動作を実行する。
【0041】
なお、操作パネル200での初期設定、リモコン300での初期設定において、図11及び図12に示すような初期設定を行うようにしてもよい。図11は、操作パネル200を操作した場合の初期設定の手順を示す模式図である。図12は、リモコン300を操作した場合の初期設定の手順を示す模式図である。
【0042】
図11に示すように、操作パネル200を用いた場合、例えば、投射画像604と投射画像605との間に、投射画像611を投射し、プロジェクター1000のズーム設定を行うようにしてもよい。
【0043】
投射画像611には、「ズーム」をアクティブ状態とし、操作パネル200で操作が可能な状態にする。「ズーム」操作は、操作パネル200の上方向ボタン221や下方向ボタン222で操作が可能である。
【0044】
また、投射画像611には、「レンズシフト」を非アクティブ状態とし、操作パネル200で操作は不可能な状態にする。なお、「レンズシフト」の表示は、非アクティブ状態としてもよいし、表示を無くすようにしてもよい。
【0045】
一方、図12に示すように、リモコン300を用いた場合、例えば、投射画像604と投射画像605との間に、投射画像612を投射し、プロジェクター1000のズーム設定と、レンズシフト設定と、の両方を設定できるようにしてもよい。
【0046】
投射画像612には、「ズーム」及び「レンズシフト」をアクティブ状態とし、リモコン300で操作が可能な状態にする。「レンズシフト」操作は、リモコン300の上下左右の方向ボタンで操作が可能である。
【0047】
また、図13及び図14に示すように、未実施の投射画像621,622に、リモコン300の画像や、操作パネル200の方向ボタン220の画像、即ち、強調して表示することが可能なUI画像を表示するようにしてもよい。このように、投射画像621,622の空いている場所にリモコン300や方向ボタン220などのガイドを表示させることにより、ユーザーにとって、どこを操作するかが一目で判断できるようになり、使い勝手を向上させることができる。
【0048】
以上述べたように、第1実施形態のプロジェクター1000の制御方法は、投射画像601~606を投射するプロジェクター1000の制御方法であって、プロジェクター1000に配置された操作パネル200、又は、プロジェクター1000を遠隔操作するリモコン300、のうち一方の操作を受け付けることと、操作パネル200又はリモコン300の一方に対する操作を受け付けた場合、投射画像601~606を、一方が有する操作子の数に応じた投射態様で投射する。
【0049】
この方法によれば、操作パネル200に対する操作又はリモコン300に対する操作に応じて、設定画面の投射態様を変えるので、例えば、操作子であるボタンの数に対応して、投射画像601~606を変える、即ち、専用の投射画像601~606を表示させることができる。よって、ユーザーにとってプロジェクター1000の設定を行いやすくすることができる。
【0050】
また、第1実施形態のプロジェクター1000の制御方法において、操作パネル200が有するボタンの数は、リモコン300が有するボタンの数よりも少なく、操作パネル200に対する操作を受け付けた場合に表示される投射画像601~603の数は、リモコン300に対する操作を受け付けた場合に表示される投射画像601~605の数よりも少ないことが好ましい。この方法によれば、本体100を小型化するために操作パネル200が有するボタンの数をリモコン300が有するボタンの数よりも少なくする場合において、操作パネル200で操作する場合の投射画像601~603の数が少ないので、操作パネル200が有するボタンの数にあった投射画像601~603を表示させることが可能となり、ユーザーにとって、プロジェクター1000の設定を行いやすくすることができる。すなわち、プロジェクター1000の小型化とプロジェクター1000の設定の行いやすさとを同時に実現できる。
【0051】
また、第1実施形態のプロジェクター1000の制御方法は、操作パネル200に対する操作を受け付けた後に、リモコン300による操作を受け付けた場合、投射画像601~606のうち設定が完了していない投射画像604,605を投射するか否かを確認するメッセージを投射することが好ましい。この方法によれば、リモコン300を操作した際、操作パネル200の操作では実施していない投射画像604,605を投射するので、引き続き、より詳細な設定を実施することができる。
【0052】
また、第1実施形態のプロジェクター1000の制御方法は、設定が完了していない投射画像604,605を操作するための操作子、即ち、操作パネル200やリモコン300を強調して表示することが好ましい。この方法によれば、操作子を強調して表示する、例えば、リモコン300や操作パネル200のUI(User Interface)画面を表示することで、操作を容易に行うことができる。
【0053】
次に、図15及び図16を参照しながら、第2実施形態のプロジェクター1000の制御方法の一例を説明する。
【0054】
第2実施形態のプロジェクター1000の制御方法は、プロジェクター1000が有する電源ボタン210に対する操作によってプロジェクター1000に関する設定が行われる点で、第1実施形態の制御方法と異なる。なお、電源ボタン210は、プロジェクター1000の起動、又は、停止を切り替えるボタンである。その他の構成や方法については概ね同様である。このため第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
【0055】
図15に示すように、第2実施形態のプロジェクター1000の制御方法は、まず、ステップS31において、キースキャン処理を実行する。具体的には、制御部510は、キースキャン処理部531に、定周期間隔で、電源ボタン210の押下又は非押下状態を検知する処理を実行させる。
【0056】
次に、ステップS32では、電源ボタン210が押下されたか否かを判定する。具体的には、制御部510は、判定部550に、電源ボタン210が押下されたか否かを判定させる。電源ボタン210が押下された場合には、ステップS33に処理を移行する。押下されていない場合は、ステップS37に処理を移行する。以下、電源ボタン210が押下された場合の処理を最初に説明する。
【0057】
次に、ステップS33では、電源ボタン押下カウンター(図示せず)をインクリメントする。具体的には、制御部510は、インクリメント処理部532に、電源ボタン押下カウンターの値に1を加える処理を実行させる。
【0058】
次に、ステップS34では、電源ボタン押下カウンターがN以上であるか否かを判定する。具体的には、制御部510は、判定部550に、電源ボタン押下カウンターの値がN以上、即ち、2以上であるか否かを判定させる。電源ボタン押下カウンターの値がN以上、即ち、電源ボタン210を長押ししたと判定されれば、ステップS35に処理を移行する。N以上でなければ、ステップS31に処理を移行し、何もしない。
【0059】
次に、ステップS35では、電源ボタン押下カウンターをリセットする。具体的には、制御部510は、カウンターリセット処理部533に、電源ボタン押下カウンターの値を0にする処理を実行させる。
【0060】
次に、ステップS36では、電源ボタン210を長押ししていると判定されたため、ソース切り替えの処理を実行する。具体的には、制御部510は、投射部120に、図16に示すような投射画像631を投射させる。次に、制御部510は、信号監視部570に、各ソースの入力信号の有無を監視させる、即ち、ソースサーチを実行させる。その後、順に各ソースの信号の有無を監視し、あるソースの入力信号が有りと判断された場合には、そのソースで確定する。
【0061】
図16では、例えば、HDMI(登録商標)2と接続されている。つまり、電源ボタン210に対する操作を受け付けた場合、電源ボタン210の操作態様に応じた投射画像631を表示する。
【0062】
次に、ステップS32において、電源ボタン210が押下されていないと判断された場合の処理方法を説明する。ステップS37では、電源ボタン押下カウンターが1以上N未満か否かを判定する。具体的には、制御部510は、判定部550に、電源ボタン押下カウンターの値が1以上N未満、即ち、1であるか否かを判定させる。電源ボタン押下カウンターの値が1であれば、単押下と判定し、ステップS38に処理を移行する。値が0であれば、ステップS31に処理を移行し、何もしない。
【0063】
次に、ステップS38では、電源ボタン押下カウンターをリセットする。具体的には、制御部510は、カウンターリセット処理部533に、電源ボタン押下カウンターの値を0にする処理を実行させる。
【0064】
次に、ステップS39では、ステップS37において、電源ボタン210が単押しであると判定されたため、電源オフ処理を実行する。具体的には、制御部510は、記憶部540から電源オフ処理のプログラムを読み出し、処理部530に、電源オフ処理を実行させる。以上により、処理フローが終了する。
【0065】
次に、図17及び図18を参照しながら、第2実施形態のプロジェクター1000の制御方法の他の一例を説明する。なお、図17及び図18では、プロジェクター1000に電源ボタン210しか配置されておらず、更に、初期設定の種類を選択する方法を説明する。
【0066】
なお、図17に示す、ステップS31~ステップS35、及び、ステップS37~ステップS39は、図15に示す実施形態と同じフローである。
【0067】
図17に示すように、ステップS41では、電源ボタン210が長押しされたと判定された状態で、プロジェクター1000は現在、有信号状態であるか否かが判定される。具体的には、制御部510は、判定部550に、信号監視部570において有信号状態であるか否かを判定させる。言い換えれば、判定部550は、プロジェクター1000に画像情報の信号が入力されているか否かを判定する。プロジェクター1000に信号が入力されている状態すなわち有信号状態であれば、ステップS42に処理を移行する。有信号状態でなければ、ステップS43に処理を移行する。
【0068】
ステップS42では、カラーモード切り替えの処理を実行する。具体的には、制御部510は、設定選択部560に、複数の初期設定の中から、例えば、カラーモード切り替えの処理を選択させ、処理部530に、カラーモード切り替えの処理を実行させる。
【0069】
カラーモード切り替えは、ソース切り替え画面としての投射画像631、とは異なる他の設定画面としての投射画像641~643を投射して行う。カラーモード切り替えは、例えば、図18に示すように、投射画像641であるダイナミック、投射画像642である実行中、投射画像643であるプレゼンテーション、を順に切り替える。各カラーモードの様子は、画像130に各カラーモードを反映した状態を示す画像130のプレビュー画面として投射される。すなわち、投射画像641,643は、各カラーモードにおける画像130のプレビュー画面とも言える。投射画像641,643を投射することにより、ユーザーは、画像130が各カラーモードにおいてどのように変化するか容易に把握しやすい。
【0070】
つまり、ユーザーが電源ボタン210を長押ししている期間中、一定期間ごとにカラーモード切り替え、すなわち各カラーモードにおける画像130のプレビュー画面の投射が順次行われ、例えば、電源ボタン210を離したら、その時点でのプレビュー画面に対応するカラーモードを選択する。なお、現在表示されたプレビュー画面に対応するカラーモードで確定して良いか否か確認するメッセージが投射されることが好ましい。
【0071】
ステップS43では、プロジェクター1000に信号が入力されていない状態すなわち無信号状態であれば投射画像631を投射し、ソース切り替えの処理を実行する。ソース切り替えの処理としては、例えば、図16に示すような、ソースサーチである。以上により、処理フローが終了する。
【0072】
以上述べたように、第2実施形態のプロジェクター1000の制御方法において、操作パネル200は、操作子として、プロジェクター1000の起動、又は、停止を切り替える電源ボタン210を含み、電源ボタン210に対する操作を受け付けた場合、電源ボタン210の操作態様に応じた投射画像631,641~643を表示することが好ましい。この方法によれば、電源ボタン210の操作態様に応じた投射画像631,641~643を表示するので、ユーザーにとってプロジェクター1000の設定を行いやすくすることができる。言い換えれば、仮にプロジェクター1000に電源ボタン210しかない場合でも、プロジェクター1000の設定を行うことができる。
【0073】
また、第2実施形態のプロジェクター1000の制御方法は、プロジェクター1000に信号が入力されているか否かを判定し、プロジェクター1000に信号が入力されていない場合、信号の入力ソースを切り替えるためのソース切り替え画面である投射画像631を、設定画面として電源ボタン210への操作に応じて投射し、プロジェクター1000に信号が入力されている場合、ソース切り替え画面とは異なる他の設定画面である投射画像641~643を、電源ボタン210に対する操作に応じて投射することが好ましい。
【0074】
この方法によれば、電源ボタン210と信号の有無とによって、最適な投射画像631,641~643を表示することが可能となり、電源ボタン210の操作で設定内容を実行することができる。異なる投射画像としては、カラーモード切り替えの他、例えば、明るさ、コントラスト、色の濃さ、色合い、シャープネス、ホワイトバランス、サウンドモードなどを設定する画面である。
【0075】
また、第2実施形態のプロジェクター1000の制御方法は、プロジェクター1000に信号が入力されている場合、電源ボタン210を押している間は、複数のカラーモードそれぞれのプレビュー画面を順次表示し、電源ボタン210を離したとき、プロジェクター1000から投射される投射画像のカラーモードを、電源ボタン210を離した時点でのプレビュー画面に対応するカラーモードに設定可能であることが好ましい。この方法によれば、電源ボタン210の操作によって、カラーモードの中から最適なカラーモードを設定することができる。
【0076】
また、第2実施形態のプロジェクター1000の制御方法は、プロジェクター1000に信号が入力されている場合、電源ボタン210を離した時点でのカラーモードに確定して良いか否か確認するメッセージを投射することが好ましい。この方法によれば、カラーモードを確定して良いか否かのメッセージを投射するので、ユーザーが、最適なカラーモードであるかを確実に決定することができる。
【0077】
以下、上記した実施形態の変形例を説明する。
【0078】
上記した第1実施形態のように、リモコン300が有する操作子の数が、操作パネル200の操作子の数より多いことに限定されず、リモコン300が有する操作子の数が、操作パネル200の操作子の数より少なくてもよい。この場合、操作パネル200を操作して投射された初期設定の投射画像の数が多くなる。
【0079】
上記した第1実施形態において、NFC(Near Field Communication)やUSB(Universal Serial Bus)メモリーなどで初期設定を書き込んだ場合は、初期設定ウィザードが実行されないようにしてもよい。
【0080】
上記した第1実施形態のように、操作パネル200のボタンの数が限られていた場合では、単押しや長押しといったボタンの押され方に応じて、割り当てる動作を複数持たせるようにしてもよい。
【0081】
上記した第2実施形態のように、電源ボタン210を単押しや長押しすることに限定されず、ダブルクリックなどの操作を追加するようにしてもよい。これによれば、電源ボタン210に割り当てられる機能を増やすことができる。
【0082】
上記した第2実施形態のように、プロジェクター1000の状態として、有信号や無信号であることに限定されず、入力されている信号種別に応じて、例えば、アスペクト切り替えを行わせるようにしてもよい。
【0083】
上記した第2実施形態において、電源ボタン210に割り当てる機能については、ユーザーが任意に選択できることが好ましい。
【0084】
以下に、本開示のまとめを付記する。
(付記1)設定画面を有する画像を投射するプロジェクターの制御方法であって、前記プロジェクターに配置された操作パネル、又は、前記プロジェクターを遠隔操作する操作デバイス、のうち一方の操作を受け付けることと、前記操作パネル又は前記操作デバイスの前記一方に対する操作を受け付けた場合、前記設定画面を、前記操作パネル又は前記操作デバイスの前記一方が有する操作子の数に応じた投射態様で投射する、プロジェクターの制御方法。
【0085】
この方法によれば、操作パネル又は操作デバイスの操作に応じて、投射態様を変えるので、例えば、操作子であるボタンの数に対応して、設定画面を変える、即ち、専用の設定画面を表示させることができる。よって、ユーザーにとってプロジェクターの設定を行いやすくすることができる。
【0086】
(付記2)付記1に記載のプロジェクターの制御方法であって、前記操作パネルが有する前記操作子の数は、前記操作デバイスが有する前記操作子の数よりも少なく、前記操作パネルに対する操作を受け付けた場合に表示される前記設定画面の数は、前記操作デバイスに対する操作を受け付けた場合に表示される前記設定画面の数よりも少ない、プロジェクターの制御方法。
【0087】
この方法によれば、操作パネルで操作する場合の設定画面の数が少ないので、操作パネルが有するボタンの数にあった設定画面を表示させることが可能となり、ユーザーにとって、プロジェクターの設定を行いやすくすることができる。
【0088】
(付記3)付記1又は付記2に記載のプロジェクターの制御方法であって、前記操作パネルに対する操作を受け付けた後に、前記操作デバイスによる操作を受け付けた場合、設定が完了していない設定画面を投射するか否かを確認するメッセージを投射する、プロジェクターの制御方法。
【0089】
この方法によれば、操作デバイスを操作した際、操作パネルの操作では実施していない設定画面を投射するので、引き続き、より詳細な設定を実施することができる。
【0090】
(付記4)付記3に記載のプロジェクターの制御方法であって、前記設定が完了していない設定画面を操作するための前記操作子を強調して表示する、プロジェクターの制御方法。この方法によれば、操作子を強調して表示する、例えば、操作デバイスであるリモコンや操作パネルのUI画面を表示することで、操作を容易に行うことができる。
【0091】
(付記5)付記1から付記4のいずれかに記載のプロジェクターの制御方法であって、前記操作パネルは、前記操作子として、前記プロジェクターの起動、又は、停止を切り替える電源ボタンを含み、前記電源ボタンに対する操作を受け付けた場合、前記電源ボタンの操作態様に応じた前記設定画面を表示する、プロジェクターの制御方法。この方法によれば、電源ボタンの操作態様に応じた設定画面を表示するので、ユーザーにとってプロジェクターの設定を行いやすくすることができる。言い換えれば、プロジェクターに電源ボタンしかない場合でも、プロジェクターの設定を行うことができる。
【0092】
(付記6)付記5に記載のプロジェクターの制御方法であって、前記プロジェクターに信号が入力されているか否かを判定し、前記プロジェクターに前記信号が入力されていない場合、前記信号の入力ソースを切り替えるためのソース切り替え画面を、前記設定画面として前記電源ボタンへの操作に応じて投射し、前記プロジェクターに前記信号が入力されている場合、前記ソース切り替え画面とは異なる他の設定画面を、前記電源ボタンに対する操作に応じて投射する、プロジェクターの制御方法。この方法によれば、電源ボタンと信号の有無とによって、最適な設定画面を表示することが可能となり、電源ボタンの操作で設定内容を実行することができる。異なる設定画面としては、例えば、カラーモード切り替え、明るさ、コントラスト、色の濃さ、色合い、シャープネス、ホワイトバランス、サウンドモードなどを設定する画面である。
【0093】
(付記7)付記6に記載のプロジェクターの制御方法であって、前記プロジェクターに前記信号が入力されている場合、前記電源ボタンを押している間は、複数のカラーモードそれぞれのプレビュー画面を順次表示し、前記電源ボタンを離したとき、前記プロジェクターから投射される投射画像のカラーモードを、前記電源ボタンを離した時点での前記プレビュー画面に対応する前記カラーモードに設定可能である、プロジェクターの制御方法。この方法によれば、電源ボタンの操作によって、カラーモードの中から最適なカラーモードを設定することができる。
【0094】
(付記8)付記7に記載のプロジェクターの制御方法であって、前記プロジェクターに前記信号が入力されている場合、前記電源ボタンを離した時点での前記カラーモードに確定して良いか否か確認するメッセージを投射する、プロジェクターの制御方法。この方法によれば、カラーモードを確定して良いか否かのメッセージを投射するので、ユーザーが、最適なカラーモードであるかを判定することができる。
【符号の説明】
【0095】
100…本体、110…投射面、120…投射部、130…画像、200…操作パネル、210…電源ボタン、220…方向ボタン、221…上方向ボタン、222…下方向ボタン、223…決定ボタン、300…操作デバイスとしてのリモコン、510…制御部、520…受信部、521…操作パネル受信部、522…リモコン受信部、530…処理部、531…キースキャン処理部、532…インクリメント処理部、533…カウンターリセット処理部、540…記憶部、550…判定部、560…設定選択部、570…信号監視部、601,602,603,604,605,606,611,612,621,622,631,641,642,643…設定画面を有する画像としての投射画像、1000…プロジェクター。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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