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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024136852
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】情報処理方法及び遠隔操作装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20240927BHJP
   G06F 3/0486 20130101ALI20240927BHJP
   B60H 1/00 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
G06F3/04817
G06F3/0486
B60H1/00 103S
B60H1/00 103A
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023048137
(22)【出願日】2023-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】000003997
【氏名又は名称】日産自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(74)【代理人】
【識別番号】100170575
【弁理士】
【氏名又は名称】森 太士
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 修治
【テーマコード(参考)】
3L211
5E555
【Fターム(参考)】
3L211DA85
5E555AA16
5E555BA23
5E555BB23
5E555CA13
5E555CB08
5E555CB34
5E555CB45
5E555DB18
5E555DB53
5E555DB56
5E555DC05
5E555DC35
5E555DC45
5E555DC85
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ユーザの誤操作及び操作の繰り返しを低減することができる情報処理方法及び遠隔操作装置を提供する。
【解決手段】少なくとも車両10の外装を示す画像601と、空調機器の起動に係る第1のアイコン501とを含む第1の画面51を表示する。第1のアイコン501に対する特定操作を受け付けた場合に、空調機器の起動を指示するデータを、通信回線30を介して車両10に送信する。空調機器が起動処理を実行中であることを示す第1のエフェクトを第1の画面51に所定時間重畳して表示し、所定時間が経過した後に、第1の画面51を、車両10のインストルメントを示す画像602を含む第2の画面52に切り替える。通信回線30を介して空調機器の動作情報を取得し、第2の画面52に、動作情報を示す第2のエフェクトを重畳して表示する。
【選択図】図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信回線を介して車両の空調機器を制御する遠隔操作装置に係る情報処理方法であって、
前記遠隔操作装置は、
少なくとも前記車両の外装を示す画像と、前記空調機器の起動に係る第1のアイコンとを含む第1の画面を表示し、
前記第1のアイコンに対する特定操作を受け付けた場合に、前記空調機器の起動を指示するデータを、前記通信回線を介して前記車両に送信し、
前記空調機器が起動処理を実行中であることを示す第1のエフェクトを前記第1の画面に所定時間重畳して表示し、
前記所定時間が経過した後に、前記第1の画面を、前記車両のインストルメントを示す画像を含む第2の画面に切り替え、
前記通信回線を介して前記空調機器の動作情報を取得し、
前記第2の画面に、前記動作情報を示す第2のエフェクトを重畳して表示する
情報処理方法。
【請求項2】
前記遠隔操作装置は、
前記第1の画面を前記遠隔操作装置が備えるタッチパネルに表示し、
前記タッチパネルを介して、前記第1のアイコンを前記車両の外装を示す画像へドラッグする操作を、前記特定操作として受け付ける
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記遠隔操作装置は、
前記第1の画面を前記遠隔操作装置が備えるタッチパネルに表示し、
前記タッチパネルを介して前記第1のアイコンをタップする操作を受け付けた場合に、前記空調機器を起動することを示す第2のアイコンを表示し、
前記タッチパネルを介して、前記第1のアイコンを前記第2のアイコンへドラッグする操作を、前記特定操作として受け付ける
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記第1のエフェクトは、
前記第1のアイコンが前記車両の外装を示す画像に向かって周期的に移動するエフェクトと、前記第1のアイコン自体又は前記第1のアイコンの周囲に周期的な動きを施すエフェクトのうち少なくとも一方を含む
請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記第2の画面は、前記空調機器の制御を調整するパラメータに係る第3のアイコンを更に含み、
前記遠隔操作装置は、
前記第2の画面を前記遠隔操作装置が備えるタッチパネルに表示し、
前記タッチパネルを介して、前記第3のアイコンに対する操作を受け付けた場合に、前記第3のアイコンに対する操作に基づいて設定される前記パラメータを示すデータを前記通信回線を介して前記車両に送信する
請求項2又は3に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記第2のエフェクトは、
前記車両のインストルメントを示す画像における空調機器の吹き出し口の位置に、空調の風向き、強弱及び温度を示す動的なラインを重畳するエフェクトである
請求項1又は2に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記ラインの向きは、前記空調の風向きに沿った向きに設定される
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記ラインの数、太さ又は長さは、少なくとも前記空調の強弱に応じて設定される
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記ラインの色は、前記空調の設定温度が所定の温度より高い場合と、前記空調の設定温度が低い場合とで異なる色に設定される
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記車両の外装を示す画像及び前記車両のインストルメントを示す画像は、
前記遠隔操作装置を所持するユーザが所有又は貸借している車両の外装及びインストルメントを示す画像である
請求項1又は2に記載の情報処理方法。
【請求項11】
車両の空調機器を制御する操作を受け付ける操作表示部と、
通信回線を介して前記空調機器を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
少なくとも前記車両の外装を示す画像と、前記空調機器の起動に係る第1のアイコンとを含む第1の画面を前記操作表示部に表示し、
前記操作表示部が前記第1のアイコンに対する特定操作を受け付けた場合に、前記空調機器の起動を指示するデータを、前記通信回線を介して前記車両に送信し、
前記空調機器が起動処理を実行中であることを示す第1のエフェクトを前記第1の画面に所定時間重畳して表示し、
前記所定時間が経過した後に、前記第1の画面を、前記車両のインストルメントを示す画像を含む第2の画面を前記操作表示部に表示し、
前記通信回線を介して前記空調機器の動作情報を取得し、
前記第2の画面に、前記動作情報を示す第2のエフェクトを重畳して表示する遠隔操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法及び遠隔操作装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、対象車両の空調を遠隔制御するためのリモート空調システムにおいて、対象車両が有するエアコンのタイプに対応したユーザインタフェースを出力する情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-113000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の情報処理装置は、空調モード、目標室温、動作時間、動作させる装置などの空調パラメータを設定し車両の空調を制御するためのユーザインタフェースを出力する。しかしながら、特許文献1の情報処理装置が出力するユーザインタフェースは、タッチパネルを介して空調パラメータの操作入力を行う画面のみを表示する。このため、操作入力によりユーザの指示通りに空調が制御されているかをユーザが直感的に把握しづらく、ユーザの誤操作及び操作の繰り返しに繋がる可能性がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、ユーザの誤操作及び操作の繰り返しを低減することができる情報処理方法及び遠隔操作装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理方法及び遠隔操作装置は、少なくとも車両の外装を示す画像と、空調機器の起動に係る第1のアイコンとを含む第1の画面を表示し、第1のアイコンに対する特定操作を受け付けた場合に、空調機器の起動を指示する信号を車両に送信し、空調機器が起動処理を実行中であることを示す第1のエフェクトを第1の画面に所定時間重畳して表示し、所定時間が経過した後に、第1の画面を、車両のインストルメントを示す画像を含む第2の画面に切り替え、空調機器から空調機器の動作情報を取得し、第2の画面に、動作情報を示す第2のエフェクトを重畳して表示する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザの誤操作及び操作の繰り返しを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、一実施形態に係る遠隔操作装置を含む空調制御システムの全体構成を概略的に示す図である。
図2図2は、車両の構成を示すブロック図である。
図3図3は、サーバの構成を示すブロック図である。
図4図4は、遠隔操作装置の構成を示すブロック図である。
図5図5は、遠隔操作装置が第1の画面を表示している時の操作入力の第一の例を示す図である。
図6図6は、遠隔操作装置が第1の画面を表示している時の操作入力の第二の例を示す図である。
図7図7は、第1のエフェクトの一例を示す図である。
図8図8は、第2のエフェクトの第一の例を示す図である。
図9図9は、第2のエフェクトの第二の例を示す図である。
図10図10は、第2のエフェクトの第三の例を示す図である。
図11図11は、遠隔操作装置が第2の画面を表示している時の操作入力の一例を示す図である。
図12図12は、一実施形態に係る遠隔操作装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0010】
[空調制御システムの概要]
図1は、一実施形態に係る遠隔操作装置を含む空調制御システム100の全体構成を概略的に示す図である。空調制御システム100は、車両10と、サーバ20と、ユーザが所持するユーザ端末40とを主体に構成されている。車両10と、サーバ20と、ユーザ端末40とは、ネットワーク30を介して相互に通信可能に構成されている。ネットワーク30は、例えばインターネットが挙げられる。ネットワーク30は、4G/LTE、又は5Gなどのモバイル通信機能を利用するものであってもよい。
【0011】
車両10は、車両に備えられた空調機器を管理する車載コンピュータである空調ECU(Electronic Control Unit)11を含んで構成される。空調ECU11は、ネットワーク30を介してサーバ20から受信したデータに基づいて、エアコンなどの車両10内の空調機器を動作させることができる。ここで、ユーザが車両10に乗車する前に、遠隔で空調機器を動作させることをリモート空調と称する。
【0012】
サーバ20は、車両10を管理するサーバ装置である。サーバ20は、ユーザ端末40から送信されたリクエストに基づいて、車両10に対してリモート空調の動作を指示する。なお、サーバ20は、複数の車両10を管理してもよい。
【0013】
ユーザ端末40は、例えばスマートフォンなどの、車両10のユーザが所持する端末装置である。ユーザ端末40は、車両のリモート空調を行うためのアプリケーションプログラムを実行可能に構成される。当該アプリケーションプログラムは、空調パラメータを設定するためのユーザインタフェースを出力し、ユーザが行った入力の内容を取得する。また、ユーザ端末40は、アプリケーションプログラム上でユーザが行った入力の内容に基づいて、車両10の空調を動作させるためのリクエスト(以下、空調リクエストと言う)を生成し、サーバ20に送信する。なお、空調パラメータとは、車両10に備えられた空調機器を動作させる際に指定するパラメータの集合である。すなわち、ユーザ端末40は、サーバ20及びネットワーク30を介して車両10の空調機器を制御する遠隔操作装置として機能する。
【0014】
次に、空調制御システム100を構成する各構成要素の詳細について説明する。
[車両の構成]
まず、車両10の構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、車両10は、空調ECU11、エアコン12、デフロスタ13、デフォッガ14、シートヒータ15を備える。
【0015】
空調ECU11は、制御装置111と、通信装置112とを含んで構成される。空調ECU11は、例えばエアコン12,デフロスタ13、デフォッガ14、シートヒータ15等の、車両10に搭載される各種の空調機器に接続される。なお、空調機器には、図示しないステアリングヒータ
【0016】
通信装置112は、ネットワークアダプタなどのハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、ネットワーク30などを介した無線又は有線の通信を実現できるように構成されている。また、通信装置112はデータを送受信するための入力部及び出力部としての機能を有する。
【0017】
通信装置112は、ネットワーク30を介してサーバ20及びユーザ端末40との間で通信を行う。なお、通信装置112は、例えば、4G/LTEなどのモバイル通信機能を備えたデバイスであってもよいし、Wi-fi(登録商標)通信機能を備えたデバイスであってもよい。
【0018】
制御装置111は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサ、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の主記憶装置、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)及びディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するマイクロコンピュータとして構成することができる。ただし、一部または全部の機能はASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)のようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
【0019】
本実施形態では、制御装置111は、CPU1112及び記憶装置1113を有して構成される。CPU1112は、所定のプログラムを実行することで、空調ECU11の各種機能を実現する演算ユニットである。記憶装置1113は、主記憶装置および補助記憶装置を含むメモリ装置である。補助記憶装置には、オペレーティングシステム、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。
【0020】
制御装置111は、通信装置112を介して、車両10の空調機器を動作させるための空調指令を受信し、当該空調指令に基づいて、エアコン12、デフロスタ13、デフォッガ14、シートヒータ15等複数の空調機器のうちのいずれかを動作させる。また、制御装置111は、通信装置112を介して、空調機器の動作状況を示す情報(以下、動作情報と言う)を送信する。なお、空調機器には、図示しないステアリングヒータが含まれてもよい。
【0021】
[サーバの構成]
次に、サーバ20の構成について図3を参照して説明する。図3に示すように、サーバ20は、制御部21と、通信部22と、記憶部23とを備える。
【0022】
通信部22は、通信装置112と同様の構成を備え、ネットワーク30を介して空調ECU11及びユーザ端末40との間で通信を行う。通信部22は、空調ECU11及びユーザ端末40から所定のデータを受信したり、空調ECU11及びユーザ端末40に所定のデータを送信したりする。
【0023】
制御部21は、例えば、CPU、GPU等の情報処理ユニットによって構成される。制御部21には、所定のコンピュータプログラムがインストールされている。制御部21は、コンピュータプログラムを実行することにより、サーバ20が備える複数の情報処理回路として機能する。なお、ここでは、ソフトウェアによってサーバ20が備える複数の情報処理回路を実現する例を示すが、もちろん、以下に示す各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、情報処理回路を構成することも可能である。また、複数の情報処理回路を個別のハードウェアにより構成してもよい。
【0024】
制御部21は複数の情報処理回路として、車両管理部211と、空調制御部212とを備える。
【0025】
車両管理部211は、通信部22を介して、管理下にある車両10に関するデータを周期的に収集する。車両10に関するデータとして、例えば、車両の位置情報、速度情報、運転操作に関する情報、通信ステータスなどがある。また、車両管理部211は、車両10との通信プロトコルの定義等を有している。
【0026】
空調制御部212は、ユーザ端末40から受信した空調リクエストに基づいて、空調を動作させる車両10を特定し、通信部22を介して、特定した車両10に搭載された空調ECUに空調指令を送信する。また、空調制御部212は、通信部22を介して、空調ECU11から、空調機器の動作情報を取得し、通信部22を介して、空調機器の動作情報をユーザ端末40に送信する。
【0027】
記憶部23は、情報を記憶する手段であり、RAM、磁気ディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体により構成される。記憶部23には、制御部21により実行される各種プログラム、当該プログラムが利用するデータ等が記憶される。また、記憶部23は、車両10に関するデータ(例えば、車両10の識別子など)を記憶する。
[ユーザ端末の構成]
次に、ユーザ端末40の構成について図4を参照して説明する。図4に示すように、ユーザ端末40は、制御部(コントローラ)41、記憶部42、通信部43、及び操作表示部44を備える。
【0028】
通信部43は、通信装置112及び通信部22と同様の構成を備え、ネットワーク30を介してサーバ20との間で通信を行う。通信部43は、サーバ20から所定のデータを受信したり、サーバ20に所定のデータを送信したりする。
【0029】
制御部41は、例えば、CPU、GPU等の情報処理ユニットによって構成される。制御部41には、所定のコンピュータプログラムがインストールされている。制御部41は、コンピュータプログラムを実行することにより、ユーザ端末40が備える複数の情報処理回路として機能する。なお、ここでは、ソフトウェアによってユーザ端末40が備える複数の情報処理回路を実現する例を示すが、もちろん、以下に示す各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、情報処理回路を構成することも可能である。また、複数の情報処理回路を個別のハードウェアにより構成してもよい。
【0030】
制御部41は複数の情報処理回路として、表示制御部411と、空調リクエスト部412とを備える。
【0031】
表示制御部411は、後述する車両データおよびGUIデータを用いて、車両10に適合したユーザインタフェース画面を生成する。表示制御部411は、生成したユーザインタフェース画面を操作表示部44に出力し、操作表示部44に表示させる。また、表示制御部411は、通信部22を介して車両10の空調機器の動作情報を取得し、取得した動作情報に基づいて、ユーザインタフェース画面にエフェクトを重畳する。表示制御部411は、操作表示部44を介して、ユーザが行った操作を受け付け、ユーザが行った操作に対応して、操作表示部44の表示を切り替える。
【0032】
空調リクエスト部412は、操作表示部44を介して、ユーザが行った操作を受け付ける。空調リクエスト部412は、ユーザが行った操作に基づいて、指示された車両10の空調を動作させるためのリクエスト(空調リクエスト)を生成し、通信部43を介してサーバ20に送信する。空調リクエストには、例えば、空調機器の起動を指示するデータと、空調パラメータを示すデータとが含まれる。表示制御部411及び空調リクエスト部412は、前述したアプリケーションプログラムによって実現される。表示制御部411及び空調リクエスト部412が実行する各種の処理と、表示制御部411により表示されるユーザインタフェースの詳細については、図5図11を参照して後述する。
【0033】
記憶部42は、情報を記憶する手段であり、RAM、磁気ディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体により構成される。記憶部42には、制御部41により実行される各種プログラム、当該プログラムが利用するデータ等が記憶される。
【0034】
また、記憶部42は、空調をリクエストする車両に関するデータである車両データ421と、ユーザインタフェース画面を生成するための設計情報であるGUIデータ422を記憶する。
【0035】
車両データ421には、ユーザ端末40を所持するユーザが所有又は貸借している車両10の識別子と、車両10に搭載されている空調機器のタイプとを関連付けたデータである。GUIデータ422は、ユーザインタフェース画面を生成するための設計情報であり、車両10の空調機器のタイプごとに定義された複数のデータから成る。表示制御部411は、記憶された車両データ421を参照し、車両10の空調機器のタイプに適合したGUIデータ422を選択してユーザインタフェース画面を生成する。すなわち、表示制御部411は、ユーザ端末40を所持するユーザが所有又は貸借している車両に対応するユーザインタフェース画面を生成する。
【0036】
操作表示部44は、表示制御部411により生成されたユーザインタフェース画面を出力することにより、ユーザに対して情報を提示し、ユーザが行った入力操作を受け付ける手段である。具体的には、操作表示部44は、タッチパネルとその制御手段、液晶ディスプレイとその制御手段から構成される。タッチパネルおよび液晶ディスプレイは、本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。操作表示部44は、表示制御部411により生成されたユーザインタフェース画面を表示する。
【0037】
[遠隔操作装置が表示するユーザインタフェース]
次に、表示制御部411及び空調リクエスト部412が実行する各種の処理と、表示制御部411により表示されるユーザインタフェース画面の詳細について、図5図11を参照して説明する。なお、以下の説明では、ユーザ端末40によりリモート操作される空調機器は、車両10に搭載されるエアコンであるものとする。
【0038】
まず、表示制御部411は、記憶部23から車両データ421を取得し、取得した車両データ421を参照して、車両10に適合した第1のユーザインタフェース画面(第1の画面)51を生成する。
【0039】
ここで、図5を参照して、第1のユーザインタフェース画面51の一例について説明する。第1のユーザインタフェース画面51は、ユーザから車両10の空調機器の起動を指示する操作を受け付けるための画面である。図5の上図に示すように、第1のユーザインタフェース画面51は、少なくとも車両10の外装を示す画像601と、空調機器の起動に係る第1のアイコン501とを含む。表示制御部411は、生成した第1のユーザインタフェース画面51を、操作表示部44に表示する。なお、車両10の外装を示す画像601は、ユーザ端末40を所持するユーザが所有又は貸借している車両の外装を示す画像である。
【0040】
また、空調リクエスト部412は、操作表示部44を介して、第1のアイコン501に対する特定操作を受け付ける。例えば図5の下図に示すように、空調リクエスト部412は、第1のアイコン501を車両10の外装を示す画像601へドラッグする操作を特定操作として受け付ける。
【0041】
また、表示制御部411は、例えば図6に示すように、操作表示部44を介して第1のアイコン501をタップする操作を受け付けた場合に、空調機器を起動することを示す第2のアイコン502を操作表示部に表示してもよい。この場合、空調リクエスト部412は、第1のアイコン501を第2のアイコン502へドラッグする操作を、特定操作として受け付けてもよい。
【0042】
なお、図6において、表示制御部411は、第1のアイコン501をタップする操作を受け付けた場合に、第1のアイコン501の上側に空調機器を起動することを示す第2のアイコン502、横側にヘルプ情報を表示することを示すアイコン第4のアイコン503、第1のアイコン501の下部に空調機器を停止することを示す第5のアイコン504をそれぞれ表示してもよい。
【0043】
また、空調リクエスト部412は、第1のアイコン501を所定回数タップする操作、第1のアイコン501を所定時間長押しする操作、第1のアイコン501を所定の方向にフリックする操作等を、特定操作として受け付けてもよい。空調リクエスト部412が受け付ける特定操作の種類は、特に限定されるものでは無い。
【0044】
空調リクエスト部412は、第1のアイコン501に対する特定操作を受け付けた場合に、空調機器の起動を指示するデータ含む空調リクエストを、サーバ20を介して空調ECU11に送信する。同時に、表示制御部411は、空調機器が起動処理を実行中であることを示す第1のエフェクトを、第1のユーザインタフェース画面51に所定時間重畳して表示する。
【0045】
ここで、図7を参照して、第1のエフェクトの具体例について説明する。第1のエフェクトは、例えば、第1のアイコン501が車両10の外装を示す画像601に向かって周期的に移動するエフェクトを含む。
【0046】
また、第1のエフェクトは、例えば、第1のアイコン501又は第1のアイコン501の周囲に周期的な動きを施すエフェクトを含んでもよい。第1のエフェクトは、図7に示すような第1のアイコン501に含まれる風車のイラストが回転するようなエフェクト、第1のアイコン501の円周に帯のあるエフェクトを点滅又は回転させるようなエフェクト、第1のアイコン501の色が動的にグラデーションで変化するようなエフェクト、第1のアイコン501の上部に、第1のアイコン501から車両10の外装を示す画像601に向かって移動するような矢印を動的に表示するようなエフェクトなどを含んでもよい。
【0047】
表示制御部411は、車両10のインストルメントを示す画像を含む第2のユーザインタフェース画面52を生成する。表示制御部411は、第1のユーザインタフェース画面51を所定時間表示した後に、第1のユーザインタフェース画面51を、車両10のインストルメントを示す画像を含む第2のユーザインタフェース画面52に切り替える。また、表示制御部411は、サーバ20を介して、空調ECU11から車両10が備える空調機器の動作情報を取得する。空調機器の動作情報には、例えば、空調機器の設定温度、車室内温度、エアコンの風量などの空調の強度、風を出す吹き出し口の位置、風向き、空調機器のタイマー情報などが含まれる。表示制御部411は、第2のユーザインタフェース画面に、空調機器の動作情報を示す第2のエフェクトを重畳して表示する。
【0048】
ここで、図8を参照して、第2のユーザインタフェース画面52及び第2のエフェクトの一例について説明する。第2のユーザインタフェース画面52は、ユーザに車両10の空調機器の動作情報を示すための画面である。図8に示すように、第2のユーザインタフェース画面52は、車両10のインストルメントを示す画像602を含む。なお、車両10のインストルメントを示す画像601は、ユーザ端末40を所持するユーザが所有又は貸借している車両のインストルメントを示す画像である。車両10のインストルメントを示す画像602は、車両10のインストルメントの実物をリアルに再現した画像であってもよく、車両10のインストルメントの実物を模したイラスト画像であってもよい。
【0049】
また、第2のエフェクトは、例えば、車両のインストルメントパネルを示す画像602における空調機器の吹き出し口の位置に、空調の風向き、強弱及び温度を示す動的なライン505を重畳するエフェクトである。例えば、車両10のエアコンの全ての吹き出し口から風が出ている場合には、図8に示すように、車両10のインストルメントを示す画像602におけるエアコンの全ての吹き出し口の位置にライン505が重畳される。
【0050】
また、例えば、車両10のエアコンの運転席側の吹き出し口のみから風が出ている場合には、図9に示すように、車両10のインストルメントを示す画像602における車両側の吹き出し口の位置にライン505が重畳される。
【0051】
また、例えば、車両10のエアコンの全ての吹き出し口から風が出ていて、且つ、車両10のデフロスタからも風が出ている場合には、図10に示すように、車両10のインストルメントを示す画像602におけるエアコンの全ての吹き出し口の位置に加えて、車両10のインストルメントを示す画像602におけるデフロスタの吹き出し口にも、ライン505が重畳される。
【0052】
なお、ライン505の向きは、空調の風向きに沿った向きに設定されてもよく、ライン505の数、太さ又は長さは、少なくとも空調の強弱に応じて設定されてもよい。
【0053】
また、ライン505は、例えば、空調の風向き及び強弱に応じてライン505の向きが変化してもよく、空調の風向き及び強弱に応じてライン505の形状が変化してもよい。例えば、ライン505の形状は、円形であってもよく、螺旋状であってもよい。
【0054】
さらに、ライン505の色は、空調の設定温度が所定の温度より高い場合と、空調の設定温度が低いとで、異なる色に設定されてもよい。例えば、空調の設定温度が所定の温度より高い場合は、図8の上図に示すように、ライン505の色が暖系色に設定され、空調の設定温度が低い場合は、図8の下図に示すように、ライン505の色が寒系色に設定されてもよい。また、表示制御部411は、ライン505に、設定温度または車両内温度などの情報を重畳して表示してもよい。
【0055】
また、第2のユーザインタフェース画面52は、空調機器の制御を調整するパラメータに係る第3のアイコン506を更に含む。表示制御部411は操作表示部44を介して第3のアイコン506を拡大する操作を受け付けた場合に操作表示部44に第3のアイコン506を拡大して表示する。表示制御部411は、例えば、車両10のインストルメントを示す画像602をタップする操作を受け付けた場合に、第3のアイコン506を拡大して表示する。
【0056】
ここで、図11を参照して、第3のアイコン506の具体例について説明する。表示制御部411は、第2のユーザインタフェース画面52における車両10のインストルメントを示す画像602をタップする操作を受け付けた場合に、図11に示すように第3のアイコン506を拡大して表示する。第3のアイコン506には、車両10のインストルメントに実際に備えられている、車両10の空調機器の制御を調整する空調パラメータを入力するための各種のアイコンやボタン等を示すアイコンが含まれる。
【0057】
空調リクエスト部412は、操作表示部44を介して、第3のアイコン506に対する操作を受け付けた場合に、第3のアイコン506に対する操作に基づいて設定される空調パラメータを示すデータ含む空調リクエストを生成し、サーバ20を介して空調ECU11に送信する。空調リクエスト部412は、第3のアイコン506に対する操作による空調機器の制御が、車両10内で、第3のアイコン506で表示された各種のアイコンやボタン等に対する操作による空調機器の制御と対応するように、空調リクエストを生成する。
【0058】
[遠隔操作装置の動作]
次に、図12を参照して、本発明の一実施形態に係るユーザ端末40の動作の一例につて説明する。
【0059】
まず、ステップS101において、ユーザ端末40の表示制御部411は、記憶部23から車両データ421を取得する。
【0060】
処理はステップS102に進み、表示制御部411は、取得した車両データ421を参照し、車両10の空調機器のタイプに適合したGUIデータ422を選択して、車両10に適合した第1のユーザインタフェース画面51を生成する。表示制御部411は、生成した第1のユーザインタフェース画面51を、操作表示部44に表示する。第1のユーザインタフェース画面51は、少なくとも車両10の外装を示す画像601と、空調機器の起動に係る第1のアイコン501とを含む。
【0061】
処理はステップS103に進み、空調リクエスト部412は、操作表示部44を介して、第1のアイコン501に対する特定操作を受け付ける。例えば、空調リクエスト部412は、第1のアイコン501を車両10の外装を示す画像601へドラッグする操作を特定操作として受け付ける。
【0062】
処理はステップS104に進み、空調リクエスト部412は、第1のアイコン501に対する特定操作を受け付けた場合に、空調機器の起動を指示するデータを含む空調リクエストを生成し、サーバ20を介して空調ECU11に送信する。同時に、表示制御部411は、空調機器が起動処理を実行中であることを示す第1のエフェクトを、第1のユーザインタフェース画面51に所定時間重畳して表示する。
【0063】
処理はステップS105に進み、所定時間が経過した場合(ステップS105でYES)には、処理はステップS106に進む。一方、所定時間が経過していない場合(ステップS105でNO)には、処理はステップS105に戻る。
【0064】
ステップS106において、表示制御部411は、車両10のインストルメントを示す画像を含む第2のユーザインタフェース画面52を生成する。第2のユーザインタフェース画面52は、空調機器の制御を調整するパラメータに係る第3のアイコン506を更に含む。表示制御部411は、第1のユーザインタフェース画面51を、車両10のインストルメントを示す画像を含む第2のユーザインタフェース画面52に切り替える。
【0065】
処理はステップS107に進み、表示制御部411は、サーバ20を介して、空調ECU11から車両10が備える空調機器の動作情報を取得する。空調機器の動作情報には、例えば、空調機器の設定温度、車室内温度、エアコンの風量などの空調の強度、風を出す吹き出し口の位置、風向き、空調機器のタイマー情報などが含まれる
【0066】
処理はステップS108に進み、表示制御部411は、第2のユーザインタフェース画面に、空調機器の動作情報を示す第2のエフェクトを重畳して表示する。第2のエフェクトは、例えば、車両のインストルメントパネルを示す画像602における空調機器の吹き出し口の位置に、空調の風向き、強弱及び温度を示す動的なライン505を重畳するエフェクトである。
【0067】
処理はステップS109に進み、空調リクエスト部412が、操作表示部44を介して、第3のアイコン506に対する操作を受け付けた場合(ステップS109でYES)に、処理はステップS110に進み、空調リクエスト部412は、第3のアイコン506に対する操作に基づいて設定される空調パラメータを示すデータを含む空調リクエストを生成し、サーバ20を介して空調ECU11に送信する。その後、処理はステップS111に進む。
【0068】
一方、空調リクエスト部412が、操作表示部44を介して、第3のアイコン506に対する操作を受け付けていない場合(ステップS109でNO)には、処理はステップS111に進む。
【0069】
ステップS111に進み、ユーザ端末40は、車両が停止するまで、ステップS107~S111の処理を繰り返す。ステップS111において、車両が停止した場合(ステップS111でYES)には、ユーザ端末40は、図12の処理を終了する。
【0070】
[作用効果]
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る遠隔操作装置(ユーザ端末)40の情報処理方法において、遠隔操作装置40は、少なくとも車両10の外装を示す画像601と、空調機器の起動に係る第1のアイコン501とを含む第1の画面(第1のユーザインタフェース画面)51を表示する。遠隔操作装置40は、第1のアイコン501に対する特定操作を受け付けた場合に、空調機器の起動を指示するデータを、通信回線30を介して車両10に送信する。遠隔操作装置40は、空調機器が起動処理を実行中であることを示す第1のエフェクトを第1の画面51に所定時間重畳して表示し、所定時間が経過した後に、第1の画面51を、車両10のインストルメントを示す画像602を含む第2の画面(第2のユーザインタフェース画面)52に切り替える。遠隔操作装置40は、通信回線30を介して空調機器の動作情報を取得し、第2の画面52に、動作情報を示す第2のエフェクトを重畳して表示する。
【0071】
まだ、第1のエフェクトは、例えば、第1のアイコン501が車両10の外装を示す画像601に向かって周期的に移動するエフェクトと、第1のアイコン501自体又は第1のアイコン501の周囲に周期的な動きを施すエフェクトのうち少なくとも一方を含む。
【0072】
本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、空調機器を起動する操作を受け付けた場合に、第1の画面51に空調機器が起動処理を実行中であることを示す第1のエフェクトを所定時間表示することにより、ユーザが空調機器を起動する操作が受け付けられたことを直感的に把握できる。本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、第2の画面52に空調機器の動作情報を示す第2のエフェクトを表示することにより、ユーザの指示通りに空調が制御されているかをユーザが直感的に把握できる。これにより、本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、ユーザの誤操作及び操作の繰り返しを低減することができる。
【0073】
また、遠隔操作装置40は、例えば、第1の画面51を遠隔操作装置40が備えるタッチパネル(操作表示部)44に表示し、タッチパネル44を介して、第1のアイコン501を車両10の外装を示す画像601へドラッグする操作を、特定操作として受け付ける。
【0074】
また、遠隔操作装置40は、第1の画面51を遠隔操作装置40が備えるタッチパネル44に表示し、タッチパネル44を介して第1のアイコン501をタップする操作を受け付けた場合に、空調機器を起動することを示す第2のアイコン502を表示し、タッチパネル44を介して、第1のアイコン501を第2のアイコン502へドラッグする操作を、特定操作として受け付けてもよい。
【0075】
これにより、本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、ユーザが直感的な動作を伴う操作によって空調機器を起動する操作を入力でき、ユーザの誤操作及び操作の繰り返しをより低減することができる
【0076】
第2の画面52は、空調機器の制御を調整するパラメータに係る第3のアイコン506を更に含み、遠隔操作装置40は、第2の画面52を遠隔操作装置40が備えるタッチパネル44に表示する。遠隔操作装置40は、タッチパネル44を介して、第3のアイコン506に対する操作を受け付けた場合に、第3のアイコン506に対する操作に基づいて設定されるパラメータを示すデータを、通信回線30を介して車両10に送信する。
【0077】
これにより、本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、ユーザがユーザの指示通りに空調が制御されているかをユーザが直感的に把握したうえで、遠隔操作装置を用いて空調機器のパラメータを調節することができる。これにより、本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、ユーザの誤操作及び操作の繰り返しをより低減することができる。
【0078】
第2のエフェクトは、車両10のインストルメントを示す画像601における空調機器の吹き出し口の位置に、空調の風向き、強弱及び温度を示す動的なライン505を重畳するエフェクトである。この場合、ラインの向き505は、空調の風向きに沿った向きに設定されてもよく、ライン505の数、太さ又は長さは、少なくとも空調の強弱に応じて設定されてもよい。ライン505の色は、空調の設定温度が所定の温度より高い場合と、空調の設定温度が低い場合とで異なる色に設定されてもよい。
【0079】
また、車両10の外装を示す画像601及び車両10のインストルメントを示す画像602は、遠隔操作装置40を所持するユーザが所有又は貸借している車両の外装及びインストルメントを示す画像であってもよい。
【0080】
本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、車両のインストルメントパネルを示す画像における空調機器の吹き出し口の位置に、空調の風向き、強弱及び設定温度を示す第2のエフェクトを表示することにより、ユーザの指示通りの風向き、強弱、温度で空調が制御されているかをユーザが直感的に把握できる。
【0081】
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【符号の説明】
【0082】
10 車両
30 ネットワーク(通信回線)
40 ユーザ端末(遠隔操作装置)
51 第1のユーザインタフェース画面(第1の画面)
52 第2のユーザインタフェース画面(第2の画面)
501 第1のアイコン
601 車両の外装を示す画像
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12