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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024136955
(43)【公開日】2024-10-04
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
   G11B 19/00 20060101AFI20240927BHJP
   G11B 17/04 20060101ALI20240927BHJP
   G11B 19/04 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
G11B19/00 100H
G11B17/04
G11B19/04 100Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023048269
(22)【出願日】2023-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】518133201
【氏名又は名称】富士通クライアントコンピューティング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西尾 晴樹
(72)【発明者】
【氏名】山崎 博人
(57)【要約】
【課題】ホスト側の状態に依らず光学ドライブの電動イジェクト機能を有効化すること。
【解決手段】本実施形態に係る電子機器は、光学ディスクドライブ(ODD)及びODDが接続されるホストを備える。ODDは、イジェクトボタンの押下に伴い発生するイジェクト信号に応じて光学ディスクを排出する電動イジェクトを実行可能に構成されている。ホストは、電源ライン、第1スイッチ及びコントローラを有する。電源ラインは、非稼働状態及び稼働状態において電力が供給される第1電源ラインと、稼働状態において電力が供給される第2電源ラインと、を含み、ホストに接続されたODDに電力を供給する。第1スイッチは、第1電源ラインの疎通及び分断を切り替える。コントローラは、ホストに接続されたODDのイジェクトボタン及び第1スイッチに接続され、非稼働状態においてイジェクト信号を検知した場合に、第1スイッチをオンするように構成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イジェクトボタンの押下に伴い発生するイジェクト信号に応じて光学ディスクを排出する電動イジェクトを実行可能に構成された光学ディスクドライブと、
前記光学ディスクドライブが接続されるホストと、を備え、
前記ホストは、
非稼働状態及び稼働状態において電力が供給される第1電源ラインと、前記稼働状態において電力が供給される第2電源ラインと、を含み、前記ホストに接続された前記光学ディスクドライブに電力を供給する電源ラインと、
前記第1電源ラインの疎通及び分断を切り替える第1スイッチと、
前記ホストに接続された前記光学ディスクドライブの前記イジェクトボタン及び前記第1スイッチに接続され、前記非稼働状態において前記イジェクト信号を検知した場合に、前記第1スイッチをオンするように構成されたコントローラと、を有する、
電子機器。
【請求項2】
前記コントローラは、前記第1スイッチをオンした後に前記イジェクト信号に応じた電位の信号を前記イジェクトボタンに接続された信号線に出力するように構成される、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
一端が前記第1スイッチの制御端に接続された第1信号線と、
前記光学ディスクドライブが前記ホストに接続された場合に一端が前記イジェクトボタンに接続される第2信号線と、をさらに備え、
前記コントローラは、
前記第1信号線の他の一端に接続された第1出力端と、
前記第2信号線の他の一端に接続された第1入力端と、を有し、
前記非稼働状態において前記第1入力端に前記イジェクト信号が入力された場合に、前記第1スイッチをオンするための第1出力信号を前記第1出力端から出力するように構成される、
請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記ホストにおいて前記第2信号線から分岐する第3信号線をさらに備え、
前記コントローラは、前記第3信号線の前記第2信号線とは反対側の一端に接続された第2出力端をさらに有し、前記第1出力信号を前記第1出力端から出力した後に前記イジェクト信号に応じた電位の第2出力信号を前記第2出力端から出力するように構成される、
請求項3に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)などの光ディスクに対するデータアクセスを行うための光学式のドライブ装置(ODD:Optical Disc Drive)を搭載する、クラムシェルPC(Personal Computer)やコンバーチブルPC、デスクトップPCなどの電子機器がある。
【0003】
これらの電子機器においては、多くの場合、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)の電力状態(ステート)に応じた電力制御が行われている。例えばシステム(ホスト)側が休止状態(S4)やシャットダウン状態(HS、S5、G3)の場合には、ODDに電力を供給する電力ラインが遮断され、ODDの電源はオフされている。また、省電力化を図るために、ODDが使用されない状況では電源をオフする技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010-272162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ODDの電源がオフされている状態では、イジェクトボタンが押下されても光ディスクを格納するトレイ又は光ディスクの掃き出し/収納を行う電動イジェクト機能が利用できないという問題があった。
【0006】
本発明の課題の一つは、上記に鑑みてなされたものであって、ホスト側の状態に依らず光学ドライブの電動イジェクト機能を有効化することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る電子機器は、光学ディスクドライブと、ホストと、を備える。前記光学ディスクドライブは、イジェクトボタンの押下に伴い発生するイジェクト信号に応じて光学ディスクを排出する電動イジェクトを実行可能に構成されている。前記ホストは、前記光学ディスクドライブが接続される。前記ホストは、電源ラインと、第1スイッチと、コントローラと、を有する。前記電源ラインは、非稼働状態及び稼働状態において電力が供給される第1電源ラインと、前記稼働状態において電力が供給される第2電源ラインと、を含み、前記ホストに接続された前記光学ディスクドライブに電力を供給する。前記第1スイッチは、前記第1電源ラインの疎通及び分断を切り替える。前記コントローラは、前記ホストに接続された前記光学ディスクドライブの前記イジェクトボタン及び前記第1スイッチに接続され、前記非稼働状態において前記イジェクト信号を検知した場合に、前記第1スイッチをオンするように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の上記態様によれば、ホスト側の状態に依らず光学ドライブの電動イジェクト機能を有効化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る電子機器のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2図2は、図1の電子機器において実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図3図3は、図2の処理における電子機器の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図4図4は、実施形態に係る電子機器のハードウェア構成の別の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本開示に係る電子機器、制御方法、プログラム及び記憶媒体の実施形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は、実施形態に係る電子機器1のハードウェア構成の一例を示す図である。実施形態に係る電子機器1は、図1に示すように、ホスト3及び光学ディスクドライブ(ODD:Optical Disc Drive)5を有する。図1は、ホスト3の一例としてのホスト3aを例示する。
【0012】
ホスト3aは、ホスト側コネクタ31を介してデバイスとしてのODD5を接続可能な情報処理装置である。ホスト3aは、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)の電力状態(ステート)に応じた電力制御を実行可能に構成されている。ホスト3aとしては、クラムシェルPC(Personal Computer)やコンバーチブルPC、デスクトップPCなどの種々のモバイル端末、情報処理端末が適宜利用可能である。
【0013】
ODD5は、デバイス側コネクタ51を介してホスト3aに接続されるデバイスである。ODD5は、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)、光磁気ディスク(MO)などの光ディスクに対するデータアクセスを行うための光学式のドライブ装置である。
【0014】
電子機器1は、図1に示すように、ホスト側コネクタ31、電源回路33、第1スイッチ341、第2スイッチ342、CPU35、組み込みコントローラ(EC)37、第1抵抗381及び第2抵抗382を有する。
【0015】
ホスト側コネクタ31は、ODD5との間でデータ転送を行うためのSATAインタフェース(ATA I/F)などの通信インタフェースを有する。また、ホスト側コネクタ31は、DA(Device Attention)端子311及びDP(Device Presence)端子312などの信号端子を含む接続インタフェースを有する。また、ホスト側コネクタ31は、ODD5へ電力を供給するための電源端子を含む電源インタフェースを有する。
【0016】
電源回路33は、AC/DCアダプタ(図示しない)又はバッテリ(図示しない)から供給される直流電圧を用いて、電子機器1の各部が要する複数の動作電圧を発生する回路構成である。
【0017】
ホスト3aは、ホスト3aに接続されたODD5に電力を供給する電源ラインを有する。
【0018】
電源回路33の出力端には、第1電源ライン611が接続される。第1電源ライン611は、ホスト3a(システム)側が休止状態(S4)やシャットダウン状態(HS、S5、G3)などのS4以下の場合(以下、非稼働状態と記載する。)であっても電力が供給される電源ラインである。換言すれば、第1電源ライン611は、非稼働状態及び稼働状態において電力が供給される電源ラインである。図1は、シャットダウン状態(S5)において5Vの電力が供給される第1電源ライン611を例示する。
【0019】
第1電源ライン611には、第2スイッチ342を介して第2電源ライン612が接続される。換言すれば、第2電源ライン612は、第2スイッチ342により第1電源ライン611から分岐する電源ラインである。
【0020】
第2電源ライン612は、ホスト3a側が非稼働状態の場合には電力が供給されない一方、スタンバイ状態(S3)以上(例えばS0~S3)の場合(以下、稼働状態と記載する。)では電力が供給される電源ラインである。換言すれば、第2電源ライン612は、稼働状態において電力が供給される電源ラインである。図1は、スタンバイ状態(S3)において5Vの電力が供給される第1電源ライン611を例示する。第1電源ライン611及び第2電源ライン612は、ホスト側コネクタ31の電源端子に接続される。
【0021】
第1スイッチ341は、第1電源ライン611に接続される。第1スイッチ341は、そのオン/オフに伴い、第1電源ライン611の疎通/分断を切り替えるスイッチング素子である。
【0022】
第2スイッチ342は、第2電源ライン612に接続される。第2スイッチ342は、そのオン/オフに伴い、第2電源ライン612の疎通/分断を切り替えるスイッチング素子である。
【0023】
第2スイッチ342の制御端は、第1ライン621を介してパワーコントローラ(図示しない)の出力端に接続される。第2スイッチ342は、ACPIの電力状態(ステート)に応じたパワーコントローラからの制御信号に応じて動作する。なお、当該パワーコントローラは、例えばEC37により実現されるが、EC37とは独立したIC(Integrated Circuit)として設けられていてもよい。例えば、第2スイッチ342は、ホスト3a側が稼働状態の場合、オンされて第2電源ライン612を疎通する。例えば、第2スイッチ342は、ホスト3a側が非稼働状態の場合、オフされて第2電源ライン612を分断する。なお、第2スイッチ342は、その制御端が第1ライン621を介してCPU35の出力端に接続されてもよく、ACPIのステートに応じたCPU35からの制御信号に応じて動作してもよい。
【0024】
第1スイッチ341及び第2スイッチ342のそれぞれとしては、例えばMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などのFETが適宜利用可能である。
【0025】
CPU35は、電子機器1の全体を制御するプロセッサである。CPU35は、SATAインタフェースを有し、第2ライン622を介してODD5のDSP55に接続される。CPU35は、ホスト3aの不揮発性メモリ(図示しない)から読み出してホスト3aの揮発性メモリ(図示しない)にロードした各種プログラムを実行することにより、電子機器1の有する各機能を実現する。ホスト3aの不揮発性メモリとしては、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)やFlash ROMなどの記憶媒体が適宜利用可能である。ホスト3aの揮発性メモリとしては、RAM(Random Access Memory)などの記憶媒体が適宜利用可能である。CPU35により実行されるプログラムとしては、例えばオペレーティングシステム(OS)、BIOSなどのファームウェア、デバイスドライバ、アプリケーションプログラムなどがあり得る。
【0026】
EC37は、ホスト3a側が非稼働状態の場合における電動イジェクト機能を実現するように構成されたプロセッサである。例えば、EC37は、ホスト3aの不揮発性メモリ(図示しない)又は内部メモリ(図示しない)から読み出したファームウェアを実行することにより、ホスト3a側が非稼働状態の場合における電動イジェクト機能を実現する。
【0027】
EC37の第1汎用出力端GPO1は、第3ライン623を介して第1スイッチ341の制御端に接続される。ここで、第3ライン623は、第1信号線の一例である。また、第1汎用出力端GPO1は、第1出力端の一例である。EC37の第1汎用入力端GPI1は、第4ライン624を介してDA端子311に接続される。ここで、第4ライン624は、第2信号線の一例である。また、第1汎用入力端GPI1は、第1入力端の一例である。EC37の第2汎用入力端GPI2は、第5ライン625を介してDP端子312に接続される。EC37の第2汎用出力端GPO2は、第7ライン627を介してDA端子311に接続される。換言すれば、第7ライン627は、ホスト3aにおいて第4ライン624から分岐する信号線である。ここで、第2汎用出力端GPO2は、第2出力端の一例である。また、第7ライン627は、第3信号線の一例である。DA端子311は、ODD5のデバイス側コネクタ51のDA端子を介して、イジェクトボタン53のGND電位のノードとは反対側のノードに接続される。このように、EC37は、ホスト3aに接続されたODD5のイジェクトボタン53及び第1スイッチ341に接続される。
【0028】
一例として、EC37は、ホスト3a側のステートに応じた電源管理を実現する。例えばEC37は、稼働状態において、第2スイッチ342をオンするように構成されている。例えばEC37は、非稼働状態において、第2スイッチ342をオフするように構成されている。なお、EC37は、信号線(図示しない)を介してCPU35に接続されており、CPU35から入力されるオン信号(SLP_Sx)によりホスト3a側のステートを認識可能である。
【0029】
一例として、EC37は、非稼働状態においてイジェクト信号を検知した場合に、第1スイッチ341をオンするように構成されている。具体的には、EC37は、イジェクトボタン53の押下に伴い第1汎用入力端GPI1にLowが入力されたことに応じて、第1スイッチ341をオンするための制御信号を第1汎用出力端GPO1から出力する。換言すれば、EC37は、非稼働状態において第1汎用入力端GPI1にイジェクト信号が入力された場合に、第1スイッチ341をオンするための制御信号を第1汎用出力端GPO1から出力するように構成される、ここで、第1スイッチ341をオンするための制御信号は、第1出力信号の一例である。
【0030】
一例として、EC37は、第1スイッチ341をオンした後にイジェクト信号に応じた電位のLow信号をイジェクトボタン53に接続された第4ライン624に出力するように構成されている。具体的には、第1スイッチ341をオンするための制御信号を第1汎用出力端GPO1から出力した後にイジェクト信号に応じたLowの信号を第2汎用出力端GPO2から出力する。ここで、Lowの信号は、第2出力信号の一例である。より詳細には、EC37は、第1汎用出力端GPO1から第1スイッチ341をオンするための制御信号を出力してから第1所定時間が経過した後、第2汎用出力端GPO2からLowを出力する。第1所定時間としては、例えば、第1スイッチ341がオンされたことに伴い第1電源ライン611及び第3電源ライン613を介して供給された電力によってODD5が起動するまでの時間以上である。第1所定時間は、例えば予め定められてホスト3aの不揮発性メモリ又はEC37の内部メモリに記憶されているとする。
【0031】
なお、本実施形態に係るEC37において、第2汎用出力端GPO2は、DSP55のイジェクト端子EJだけでなく、第1汎用入力端GPI1にも接続されている。このため、EC37は、イジェクト信号に応じたLowの信号を第2汎用出力端GPO2から出力する際、第1汎用入力端GPI1への入力をマスクするなど、イジェクト信号に応じたLowの信号の入力を無視するように構成される。
【0032】
一例として、EC37は、第2汎用出力端GPO2からLowを出力してから第2所定時間が経過した後、第1スイッチ341をオフするための制御信号を第1汎用出力端GPO1から出力する。第2所定時間としては、例えば、第2汎用出力端GPO2からのLowの出力に伴いDSP55のイジェクト端子EJにLowが入力されたことに伴いODD5のトレイ(図示しない)が排出されるまでの時間以上である。第2所定時間は、例えば予め定められてホスト3aの不揮発性メモリ又はEC37の内部メモリに記憶されているとする。
【0033】
一例として、EC37は、第2汎用入力端GPI2にLowが入力されている場合、ODD5がホスト3aへ接続されていると認識する。つまり、EC37は、第2汎用入力端GPI2にLowが入力されている場合に、ホスト3a側が非稼働状態の場合における電動イジェクト機能を実行する。具体的には、ODD5がホスト3aへ接続された場合、DP端子312は、ODD5の第6抵抗571を介してGND電位に接続される。これにより、第2汎用入力端GPI2への入力は、第2抵抗382によりプルアップされたHighの状態から、Lowの状態へ遷移する。
【0034】
第1抵抗381の一端は、EC37の第1汎用入力端GPI1とDA端子311との間において第4ライン624に接続される。第2抵抗382の一端は、EC37の第2汎用入力端GPI2とDP端子312との間において第5ライン625に接続される。
【0035】
第1抵抗381及び第2抵抗382のそれぞれの他端は、図示しない他の電源ラインに接続される。この電源ラインは、ホスト3a側が稼働状態であるか非稼働状態であるかによらず有効化されている。図1は、シャットダウン状態(S5)において3.3Vの電力が供給される電源ラインに接続される場合を例示する。
【0036】
なお、本実施形態では、イジェクトボタン53の押下によりDSP55のイジェクト端子EJにLowが入力されることによりODD5側でイジェクトボタン53の押下が検出される構成に応じて、第1抵抗381がプルアップ抵抗として構成される場合を例示する。したがって、イジェクトボタン53の押下によりDSP55のイジェクト端子EJにHigh入力される構成であれば、第1抵抗381がプルダウン抵抗として構成され得る。また、本実施形態では、DP端子312がODD5において第6抵抗571によりプルダウンされる構成に応じて、第2抵抗382がプルアップ抵抗として構成される場合を例示する。したがって、DP端子312がODD5においてプルアップされる構成であれば、第2抵抗382がプルダウン抵抗として構成され得る。
【0037】
ODD5は、例えばPCのデバイスベイに組み込まれる内蔵ドライブ装置である。ODD5は、例えばトレイ・ローディング方式の光学ドライブであるが、光ディスクを直接収容するスロット・ローディング方式のドライブであってもよい。
【0038】
ODD5は、イジェクトボタン53の押下に伴い発生するイジェクト信号に応じて光学ディスクを排出する電動イジェクトを実行可能に構成されている。例えば、トレイ・ローディング方式の光学ドライブとして構成されたODD5においては、ユーザのイジェクトボタン53の押下に伴い発生したイジェクト信号に応じてトレイがODD5のハウジングの中からモータなどの駆動機構により排出される。また、ユーザのトレイの押し込みやイジェクトボタン53の押下に応じてトレイをハウジング内に収容する。
【0039】
ODD5は、図1に示すように、デバイス側コネクタ51、イジェクトボタン53、ダイオード541、第3抵抗542、第4抵抗543、DSP(Digital Signal Processor)55、第5抵抗561及び第6抵抗571を有する。
【0040】
なお、本開示においては、光ディスクを装着するトレイ又は光ディスクの収容/排出機構と、光ディスクに対する情報の書き込み/読み出し機構と、ホスト3aからの電力を用いてODD内で要する電源電圧を発生する電源回路と、については図示及びその説明を省略する。
【0041】
デバイス側コネクタ51は、ホスト3aとの間でデータ転送を行うためのSATAインタフェースなどの通信インタフェースを有する。また、デバイス側コネクタ51は、DA端子及びDP端子などの信号端子を含む接続インタフェースを有する。また、デバイス側コネクタ51は、ホスト3aから電力の供給を受けるための電源端子を含む電源インタフェースを有する。
【0042】
イジェクトボタン53は、例えばODD5のハウジングの表面に設けられる。イジェクトボタン53は、第6ライン626とGND電位のノードとの間の疎通/分断を切り替えるスイッチング素子である。イジェクトボタン53は、モーメンタリ動作可能に構成され、押下された状態で回路が閉じる一方、押下されていない状態では回路が開く。つまり、第6ライン626の電位は、プルアップ抵抗としての第3抵抗542によりプルアップされてHighの状態にあるが、イジェクトボタン53が押下されている間においてはGND(Low)に落ちる。
【0043】
ダイオード541は、第6ライン626に設けられる。ダイオード541のアノードは、第4抵抗543を介してDSP55のイジェクト端子EJに接続される。ダイオード541のカソードは、イジェクトボタン53のGND電位のノードとは反対側のノードに接続される。
【0044】
第3抵抗542は、第6ライン626の電位をプルアップするプルアップ抵抗である。第3抵抗542の一端は、ダイオード541のアノードとDSP55のイジェクト端子EJとの間において第6ライン626に接続される。第3抵抗542の他の一端は、図示しない他の電源ラインに接続される。この電源ラインは、ODD5の電源がオンされた場合に有効化される。図1は、3.3Vの電力が供給される電源ラインに接続される場合を例示する。
【0045】
DSP55は、ODD5の全体を制御するプロセッサである。DSP55は、SATAインタフェースを有し、第2ライン622を介してホスト3aのCPU35との間でデータ転送を行う。DSP55のイジェクト端子EJは、第6ライン626を介してイジェクトボタン53に接続される。
【0046】
一例として、DSP55は、プルアップ抵抗としての第3抵抗542によりプルアップされてHighの状態にあるイジェクト端子EJの電位がLowになった場合、光ディスク又はトレイを排出する電動イジェクトを実行する。
【0047】
後述するように、イジェクト端子EJの電位は、ODD5のイジェクトボタン53が押下された場合、あるいはホスト3aのEC37の第2汎用出力端GPO2からLowが出力された場合にLowの状態に遷移する。DSP55は、このようにしてイジェクト端子EJの電位がLowに遷移したことをイジェクト信号として認識するように構成される。
【0048】
第5抵抗561は、ODD5側の第4ライン624に設けられる。具体的には、第5抵抗561は、一端がイジェクトボタン53のGND電位のノードとは反対側のノードに接続され、他端がデバイス側コネクタ51のDA端子に接続される。第6抵抗571は、ODD5側の第5ライン625に設けられる。具体的には、第6抵抗571は、一端がGND電位のノードに接続され、他端がデバイス側コネクタ51のDP端子に接続される。
【0049】
なお、電子機器1のプロセッサとしては、図1の例に限らず、CPU、MPU(Micro Processing Unit)、DSP、ASIC、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの各種のプロセッサが適宜利用されればよい。
【0050】
なお、電子機器1は、外部I/Oインタフェースとして、キーボードやタッチパネル、マウスなどの各種の入力装置やディスプレイなどの各種の表示装置に接続するためのコネクタなどをさらに有していてもよい。
【0051】
図2は、図1の電子機器1において実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、図2の流れは、ODD5の電源がオフの状態であって、かつ、ホスト3aが非稼働状態において実行される。
【0052】
EC37は、DA端子311にイジェクトボタン53からのLowが入力された場合、すなわち第1汎用入力端GPI1にLowが入力された場合にイジェクトボタン53の押下を検知する(S101)。イジェクトボタン53の押下が検知されない場合(S101:No)、図2の流れは待機する。
【0053】
EC37は、イジェクトボタン53の押下がEC37により検知された場合(S101:Yes)、第1スイッチ341をオンしてODD5への電源供給を開始する(S102)。
【0054】
第1スイッチ341をオンするための制御信号がEC37の第1汎用出力端GPO1から出力されてから第1所定時間が経過していない場合(S103:No)、図2の流れは待機する。一方、EC37は、第1汎用出力端GPO1からの当該制御信号の出力から第1所定時間が経過した場合(S103:Yes)、ODD5のDA端子にLowを出力する(S104)。
【0055】
これにより、電源供給を受けて起動したODD5において、DSP55のイジェクト端子EJにLowが入力される。ODD5では、イジェクト端子へのLowの入力に応じて、トレイ又は光ディスクを排出する電動イジェクトが実行される。
【0056】
第2汎用出力端GPO2からのLowの出力から第2所定時間が経過していない場合(S105:No)、図2の流れは待機する。一方、EC37は、第2汎用出力端GPO2からのLowの出力から第2所定時間が経過した場合(S105:Yes)、第1スイッチ341をオフしてODD5への電源供給を停止する(S106)。
【0057】
図3は、図2の処理における電子機器1の動作の一例を示すタイミングチャートである。図3は、ODD5の電源がオフの状態であって、かつ、ホスト3aが非稼働状態においてイジェクトボタン53が押下された場合の電子機器1の動作を例示する。つまり、図3は、第2スイッチ342がオフの状態、すなわち第2電源ライン612に電力が供給されていない状態においてイジェクトボタン53が押下された場合の電子機器1の動作を例示する。
【0058】
イジェクトボタン53が押下されたとき(時刻t1)、ODD5の電源がオンの場合と同様にして第6ライン626がLowになるとともに、当該第6ライン626から分岐する第4ライン624及びDA端子311を介して、EC37の第1汎用入力端GPI1にLowが入力される。このとき、第6ライン626のLowがイジェクト端子EJに入力されるが、ODD5は電源オフのためこれを検知できない。
【0059】
その後、EC37の第1汎用出力端GPO1からの制御信号に応じて第1スイッチ341がオン(時刻t2)され、第2スイッチ342がオフの状態のままホスト3aからODD5へ第1電源ライン611及び第3電源ライン613を介して電力が供給されてODD5の電源がオン(時刻t3)される。
【0060】
また、第1汎用出力端GPO1から第1スイッチ341をオンするための制御信号を出力(時刻t2)してから第1所定時間が経過した後(時刻t4)、EC37は、第2汎用出力端GPO2からLowを出力する。このとき、第2汎用出力端GPO2からのLow出力によって、イジェクトボタン53が押下されたとき(時刻t1)と同様に、第6ライン626がLowになり、イジェクト端子EJにLowが入力される。ここでは、ODD5の電源がオンであるから、ODD5は、イジェクト端子EJへのLowの入力をイジェクト信号として検知する。これにより、ODD5は、第2スイッチ342がオフの状態のまま、電源オフの間のイジェクトボタン53の押下に応じた電動イジェクトを実行することができる。
【0061】
また、第2汎用出力端GPO2からLowを出力(時刻t4)してから第2所定時間が経過した後、EC37からの制御信号に応じて第1スイッチ341がオフ(時刻t5)され、第1電源ライン611及び第3電源ライン613を介したホスト3aからODD5への電力供給が停止されてODD5の電源がオフ(時刻t6)される。
【0062】
このように、実施形態に係る電子機器1は、ホスト3aが非稼働状態のままで、イジェクトボタン53の押下に応じてODD5の電源をオンするとともに、電源がオンされる前のイジェクトボタン53の押下をODD5に通知することができる。
【0063】
図4は、実施形態に係る電子機器1のハードウェア構成の別の一例を示す図である。実施形態に係る電子機器1においてホスト3は、図4に示すように、第7ライン627が設けられていなくてもよい。この構成であっても、電子機器1は、ホスト3aが非稼働状態のままで、イジェクトボタン53の押下に応じてODD5の電源をオンすることができる。例えばユーザは、イジェクトボタン53を押下した後、再度押下することにより、電動イジェクト機能を利用することができる。
【0064】
以上説明したように、実施形態に係る電子機器1は、ホスト3aが稼働状態であるか、非稼働状態であるかに依らず、イジェクトボタン53の押下に伴い発生するイジェクト信号に応じて光学ディスクを排出する電動イジェクトを実行可能にするための構成を有する。実施形態に係る電子機器1は、ODD5と、ODD5が接続されるホスト3と、を備える。ODD5は、イジェクト信号を認識したことを契機として光学ディスクを排出する電動イジェクトを実行可能に構成されている。ホスト3は、電源ラインと、第1スイッチ341と、EC37と、を有する。ホスト3の電源ラインは、第1電源ライン611と、第2電源ライン612と、を含む。第1電源ライン611は、非稼働状態及び稼働状態において電力が供給される。第2電源ライン612は、稼働状態において電力が供給される。ホスト3の電源ラインは、ホスト3に接続されたODD5に電力を供給する。第1スイッチ341は、第1電源ライン611の疎通及び分断を切り替える。EC37は、ホスト3に接続されたODD5のイジェクトボタン53及び第1スイッチ341に接続される。EC37は、非稼働状態においてイジェクト信号を検知した場合に、第1スイッチ341をオンするように構成されている。
【0065】
従来、ODD5の電源がオフされている状態では、イジェクトボタン53が押下されても光ディスクを格納するトレイ又は光ディスクの掃き出し/収納を行う電動イジェクト機能が利用できないという問題があった。
【0066】
このような中、実施形態に係る電子機器1は、パソコンが休止又はシャットダウン状態、すなわちホスト3aが非稼働状態においてイジェクトボタン53が押された場合に、非稼働状態で電力が供給されている第1電源ライン611とODD5との間を疎通することができる。つまり、実施形態に係る電子機器1によれば、例えばCPU35などに電力を供給したり、OSを介したりすることなく、すなわちホスト3aを非稼働状態としたままで、イジェクトボタン53の押下に応じてODD5の電源をオンすることができる。したがって、ホスト3側の状態に依らずODD5の電源をオンして電動イジェクト機能を有効化することができる。また、例えばCPU35などに電力を供給したり、OSを介したりすることなく電動イジェクト機能を有効化することができるため、電力消費を抑制することもできる。
【0067】
また、実施形態に係る電子機器1において、EC37は、第1スイッチ341をオンした後にイジェクト信号に応じたLowの信号をイジェクトボタン53に接続された第4ライン624に出力するように構成されている。
【0068】
従来、イジェクトボタン53の押下に応じてODD5の電源をオンした場合であっても、イジェクトボタン53が押下された段階ではODD5の電源がオフであるため、ODD5がイジェクトボタン53の押下を認識できないという問題があった。
【0069】
このような中、実施形態に係る電子機器1は、イジェクトボタン53が押下されたことをホスト3に通知するDA端子311(第4ライン624)に、ODD5に電源が供給される前のイジェクトボタン53の押下に応じてEC37からLow信号を出力する。この構成によれば、イジェクトボタン53を押された時点では、ODD5には電源が入っていなかった場合であっても、電源が入った後に、ODD5にイジェクトボタン53が押されたことを知らせて電動イジェクト機能に係る処理を実行させることができる。
【0070】
また、実施形態に係る電子機器1は、一端が第1スイッチ341の制御端に接続された第3ライン623と、ODD5がホスト3に接続された場合に一端がイジェクトボタン53に接続される第4ライン624と、をさらに備える。EC37は、第3ライン623の他の一端に接続された第1汎用出力端GPO1と、第4ライン624の他の一端に接続された第1汎用入力端GPI1と、を有する。EC37は、非稼働状態において第1汎用入力端GPI1にイジェクト信号の発生に伴うLowが入力された場合に、第1スイッチ341をオンするための制御信号を第1汎用出力端GPO1から出力するように構成されている。
【0071】
この構成によれば、ODD5のイジェクトボタン53が押されたことをEC37により検知可能とするとともに、第1電源ライン611の電力をODD5に供給可能とすることができる。したがって、この構成によれば、ホスト3aを非稼働状態としたままで、イジェクトボタン53の押下に応じてODD5の電源をオンして電動イジェクト機能を有効化することができる。
【0072】
また、実施形態に係る電子機器1は、ホスト3において第4ライン624から分岐する第7ライン627をさらに備える。EC37は、第7ライン627の第4ライン624とは反対側の一端に接続された第2汎用出力端GPO2をさらに有し、第1スイッチ341をオンする制御信号を第1汎用出力端GPO1から出力した後にイジェクト信号に応じたLowの信号を第2汎用出力端GPO2から出力するように構成されている。
【0073】
この構成によれば、EC37からDA端子311にLowが出力されるため、ODD5のイジェクト端子EJを、イジェクトボタン53が押された場合と同じ状況にすることができる。したがって、この構成によれば、イジェクトボタン53を押された時点では、ODD5には電源が入っていなかった場合であっても、電源が入った後に、ODD5にイジェクトボタン53が押されたことを知らせて電動イジェクト機能に係る処理を実行させることができる。
【0074】
なお、本実施形態の電子機器1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0075】
さらに、本実施形態の電子機器1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の電子機器1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
【0076】
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、ホスト側の状態に依らず光学ドライブの電動イジェクト機能を有効化することができる。
【0077】
本発明の実施形態及び変形例を説明したが、この実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0078】
(付記)
(1)
イジェクトボタンの押下に伴い発生するイジェクト信号に応じて光学ディスクを排出する電動イジェクトを実行可能に構成された光学ディスクドライブと、
前記光学ディスクドライブが接続されるホストと、を備え、
前記ホストは、
非稼働状態及び稼働状態において電力が供給される第1電源ラインと、前記稼働状態において電力が供給される第2電源ラインと、を含み、前記ホストに接続された前記光学ディスクドライブに電力を供給する電源ラインと、
前記第1電源ラインの疎通及び分断を切り替える第1スイッチと、
前記ホストに接続された前記光学ディスクドライブの前記イジェクトボタン及び前記第1スイッチに接続され、前記非稼働状態において前記イジェクト信号を検知した場合に、前記第1スイッチをオンするように構成されたコントローラと、を有する、
電子機器。
(2)
前記コントローラは、前記第1スイッチをオンした後に前記イジェクト信号に応じた電位の信号を前記イジェクトボタンに接続された信号線に出力するように構成される、
上記(1)に記載の電子機器。
(3)
一端が前記第1スイッチの制御端に接続された第1信号線と、
前記光学ディスクドライブが前記ホストに接続された場合に一端が前記イジェクトボタンに接続される第2信号線と、をさらに備え、
前記コントローラは、
前記第1信号線の他の一端に接続された第1出力端と、
前記第2信号線の他の一端に接続された第1入力端と、を有し、
前記非稼働状態において前記第1入力端に前記イジェクト信号が入力された場合に、前記第1スイッチをオンするための第1出力信号を前記第1出力端から出力するように構成される、
上記(1)又は上記(2)に記載の電子機器。
(4)
前記ホストにおいて前記第2信号線から分岐する第3信号線をさらに備え、
前記コントローラは、前記第3信号線の前記第2信号線とは反対側の一端に接続された第2出力端をさらに有し、前記第1出力信号を前記第1出力端から出力した後に前記イジェクト信号に応じた電位の第2出力信号を前記第2出力端から出力するように構成される、
上記(3)に記載の電子機器。
(5)
イジェクトボタンの押下に伴い発生するイジェクト信号に応じて光学ディスクを排出する電動イジェクトを実行可能に構成された光学ディスクドライブと、
前記光学ディスクドライブが接続されるホストと、を備え、
前記ホストは、
非稼働状態及び稼働状態において電力が供給される第1電源ラインと、前記稼働状態において電力が供給される第2電源ラインと、を含み、前記ホストに接続された前記光学ディスクドライブに電力を供給する電源ラインと、
前記第1電源ラインの疎通及び分断を切り替える第1スイッチと、
前記ホストに接続された前記光学ディスクドライブの前記イジェクトボタン及び前記第1スイッチに接続されたコントローラと、を有する電子機器において、
前記コントローラが、前記非稼働状態において前記イジェクト信号を検知した場合に、前記第1スイッチをオンする、
制御方法。
(6)
前記制御方法を前記コントローラに実行させるためのプログラム。
(7)
コンピュータにより実行可能なプログラムであって、前記プログラムが記録された記録媒体(Computer Program Product)。
【符号の説明】
【0079】
1 電子機器
3 ホスト
31 ホスト側コネクタ
311 DA端子
312 DP端子
33 電源回路
341 第1スイッチ
342 第2スイッチ
35 CPU
37 組み込みコントローラ(EC)
381 第1抵抗
382 第2抵抗
5 光学ディスクドライブ
51 デバイス側コネクタ
53 イジェクトボタン
541 ダイオード
542 第3抵抗
543 第4抵抗
55 DSP
561 第5抵抗
571 第6抵抗
611 第1電源ライン
612 第2電源ライン
621 第1ライン
622 第2ライン
623 第3ライン
624 第4ライン
625 第5ライン
626 第6ライン
627 第7ライン
図1
図2
図3
図4