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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137201
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】染毛料組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/44 20060101AFI20240927BHJP
   A61K 8/36 20060101ALI20240927BHJP
   A61Q 5/10 20060101ALI20240927BHJP
   A61Q 5/06 20060101ALI20240927BHJP
   A61Q 5/02 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
A61K8/44
A61K8/36
A61Q5/10
A61Q5/06
A61Q5/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023048630
(22)【出願日】2023-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】390011442
【氏名又は名称】株式会社マンダム
(74)【代理人】
【識別番号】110001232
【氏名又は名称】弁理士法人大阪フロント特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】黒川 圭吾
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA112
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC231
4C083AC232
4C083AC302
4C083AC312
4C083AC372
4C083AC402
4C083AC542
4C083AC552
4C083AC642
4C083AC661
4C083AC662
4C083AC712
4C083AC792
4C083AC852
4C083AD131
4C083AD132
4C083BB07
4C083BB21
4C083BB34
4C083CC36
4C083CC38
4C083DD23
4C083DD27
4C083EE07
4C083EE26
(57)【要約】
【課題】起泡性及び泡の弾力性を良好にすることができ、かつ染毛力を高めることができる染毛料組成物を提供する。
【解決手段】本発明の染毛料組成物は、N-アシルアミノ酸系界面活性剤(成分A)と、エーテルカルボン酸系界面活性剤(成分B)と、カチオン化ポリマー(成分C)と、塩基性染料(成分D)と、水(成分E)とを含む。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eとを含む、染毛料組成物。
成分A:N-アシルアミノ酸系界面活性剤
成分B:エーテルカルボン酸系界面活性剤
成分C:カチオン化ポリマー
成分D:塩基性染料
成分E:水
【請求項2】
下記成分Fを含む、請求項1に記載の染毛料組成物。
成分F:脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキレングリコール脂肪酸エステル、及びポリアルキレングリコール脂肪酸エステルからなる群より選ばれる、25℃で液状のノニオン界面活性剤
【請求項3】
前記成分Aが、下記成分A1を含む、請求項1又は2に記載の染毛料組成物。
成分A1:N-アシルアスパラギン酸塩
【請求項4】
前記成分Cが、下記成分C1と、下記成分C2とを含む、請求項1又は2に記載の染毛料組成物。
成分C1:カチオン化セルロース
成分C2:塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体
【請求項5】
下記成分Gを含む、請求項1又は2に記載の染毛料組成物。
成分G:両性界面活性剤
【請求項6】
pHが4.0以上、7.5以下である、請求項1又は2に記載の染毛料組成物。
【請求項7】
ラウレス硫酸塩を含まないか又は0.1質量%以下で含む、請求項1又は2に記載の染毛料組成物。
【請求項8】
カラーシャンプーである、請求項1又は2に記載の染毛料組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、染毛料組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
毛髪を染色するために、塩基性染料を含む染毛料組成物が用いられている(例えば、下記の特許文献1)。染毛料組成物は、洗髪と同時に毛髪を染色できるカラーシャンプー、及び洗髪後の毛髪に染毛料組成物を塗布して毛髪を染色できるカラートリートメント(一般に、カラーリンス又はカラーコンディショナーと称されることもある)等の形態として用いられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-64959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カラーシャンプーでは、使用感を高める観点から、起泡性及び泡の弾力性が良好であることが望ましい。
【0005】
カラーシャンプーとして、従来、アニオン界面活性剤であるラウレス硫酸塩を含む染毛料組成物が広く用いられている。ラウレス硫酸塩を含む染毛料組成物では、起泡性及び泡の弾力性を良好にすることができる。しかしながら、この染毛料組成物では、ラウレス硫酸塩が染料による毛髪の染色を阻害するため、カラーシャンプーの基本性能である染毛力が低下する。
【0006】
ところで、アニオン界面活性剤として、N-アシルアミノ酸系界面活性剤が知られている。N-アシルアミノ酸系界面活性剤は、毛髪及び皮膚への刺激性が低い成分であることから、近年、毛髪に適用される組成物に配合されつつある。
【0007】
N-アシルアミノ酸系界面活性剤は、染料による毛髪の染色を阻害しないため、染毛力を高めることができる。しかしながら、N-アシルアミノ酸系界面活性剤を染毛料組成物に単に配合した場合には、起泡性が十分でなかったり、泡の弾力性が十分でなかったりする。
【0008】
本発明の目的は、起泡性及び泡の弾力性を良好にすることができ、かつ染毛力を高めることができる染毛料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、下記成分(A)と、下記成分(B)と、下記成分(C)と、下記成分(D)と、下記成分(E)とを含む、染毛料組成物を提供する。
【0010】
成分(A):N-アシルアミノ酸系界面活性剤
成分(B):エーテルカルボン酸系界面活性剤
成分(C):カチオン化ポリマー
成分(D):塩基性染料
成分(E):水
【0011】
本発明の染毛料組成物は、下記成分(F)を含むことが好ましい。
【0012】
成分(F):脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキレングリコール脂肪酸エステル、及びポリアルキレングリコール脂肪酸エステルからなる群より選ばれる、25℃で液状のノニオン界面活性剤
【0013】
本発明の染毛料組成物では、前記成分(A)が、下記成分(A1)を含むことが好ましい。
【0014】
成分(A1):N-アシルアスパラギン酸塩
【0015】
本発明の染毛料組成物では、前記成分(C)が、下記成分(C1)と、下記成分(C2)とを含むことが好ましい。
【0016】
成分(C1):カチオン化セルロース
成分(C2):塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体
【0017】
本発明の染毛料組成物は、下記成分(G)を含むことが好ましい。
【0018】
成分(G):両性界面活性剤
【0019】
本発明の染毛料組成物では、pHが4.0以上、7.5以下であることが好ましい。
【0020】
本発明の染毛料組成物は、ラウレス硫酸塩を含まないか又は0.1質量%以下で含むことが好ましい。
【0021】
本発明の染毛料組成物は、カラーシャンプーであることが好ましい。
【発明の効果】
【0022】
本発明の染毛料組成物は、特定の成分(A)と、特定の成分(B)と、特定の成分(C)と、特定の成分(D)と、特定の成分(E)とを含むので、起泡性及び泡の弾力性を良好にすることができ、かつ染毛力を高めることができる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0024】
本発明の染毛料組成物は、N-アシルアミノ酸系界面活性剤と、エーテルカルボン酸系界面活性剤と、カチオン化ポリマーと、塩基性染料と、水とを含む。
【0025】
本明細書においては、上記「N-アシルアミノ酸系界面活性剤」を「成分(A)」と称する場合がある。
【0026】
本明細書においては、上記「エーテルカルボン酸系界面活性剤」を「成分(B)」と称する場合がある。
【0027】
本明細書においては、上記「カチオン化ポリマー」を「成分(C)」と称する場合がある。
【0028】
本明細書においては、上記「塩基性染料」を「成分(D)」と称する場合がある。
【0029】
本明細書においては、上記「水」を「成分(E)」と称する場合がある。
【0030】
したがって、本発明の染毛料組成物は、成分(A)と、成分(B)と、成分(C)と、成分(D)と、成分(E)とを含む。
【0031】
本発明の染毛料組成物では、上記の構成が備えられているので、起泡性及び泡の弾力性を良好にすることができ、かつ染毛力を高めることができる。
【0032】
本発明の染毛料組成物は、起泡性が良好であるので、染毛料組成物を良好に泡立てることができる。また、形成された泡は弾力のある泡質を有するので、洗髪時の使用感を高めることができる。
【0033】
また、本発明の染毛料組成物では、水洗時における毛髪のきしみを抑えることもできる。
【0034】
したがって、本発明の染毛料組成物では、泡立て時から水洗時までを通して、使用感を高めることができる。
【0035】
本発明の染毛料組成物は、脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキレングリコール脂肪酸エステル、及びポリアルキレングリコール脂肪酸エステルからなる群より選ばれる、25℃で液状のノニオン界面活性剤を含んでいてもよい。
【0036】
本明細書においては、上記「脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキレングリコール脂肪酸エステル、及びポリアルキレングリコール脂肪酸エステルからなる群より選ばれる、25℃で液状のノニオン界面活性剤」を「成分(F)」と称する場合がある。
【0037】
本発明の染毛料組成物は、両性界面活性剤を含んでいてもよい。
【0038】
本明細書においては、上記「両性界面活性剤」を「成分(G)」と称する場合がある。
【0039】
本発明の染毛料組成物は、成分(A)~(G)以外の他の成分を含んでいてもよい。
【0040】
上記の成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(F)、成分(G)や他の成分は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
【0041】
なお、本明細書において、各成分の含有量とは、染毛料組成物中に含まれる全ての該成分の含有量の合計を意味する。例えば、成分(A)の含有量とは、染毛料組成物中の全ての成分(A)の含有量の合計を意味する。
【0042】
以下、本発明の染毛料組成物に用いられる各成分の詳細を説明する。
【0043】
(成分(A))
成分(A)は、N-アシルアミノ酸系界面活性剤である。成分(A)は、アニオン界面活性剤である。本発明の染毛料組成物は、毛髪及び皮膚への刺激性の少ない界面活性剤であるN-アシルアミノ酸系界面活性剤を、主たる洗浄成分とするものである。成分(A)は染料による毛髪の染色を阻害しない成分のため、成分(A)を用いることにより、染毛力を高めることができる。また、成分(A)を用いることにより、水洗時における毛髪のきしみを抑えることができる。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0044】
成分(A)としては、N-アシルアミノ酸及びその塩等が挙げられ、より具体的には、N-アシルアラニン及びその塩、N-アシルグルタミン酸及びその塩、N-アシルサルコシン及びその塩、N-アシルタウリン及びその塩、N-アシルグリシン及びその塩、N-アシルアスパラギン酸及びその塩、N-アシルセリン及びその塩、並びに、N-アシルトレオニン及びその塩等が挙げられる。
【0045】
成分(A)を構成する塩としては、ナトリウム塩及びカリウム塩等のアルカリ金属塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩及びトリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
【0046】
起泡性をより一層高める観点、並びに、水洗時における毛髪のきしみ及びぬるつきをより一層抑える観点からは、成分(A)は、N-アシルアスパラギン酸塩を含むことが好ましく、N-アシルアスパラギン酸塩であることがより好ましい。
【0047】
本明細書においては、上記「N-アシルアスパラギン酸塩」を「成分(A1)」と称する場合がある。
【0048】
したがって、成分(A)は、成分(A1)を含むことが好ましく、成分(A1)であることがより好ましい。
【0049】
成分(A1)としては、ヤシ油脂肪酸アスパラギン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸アスパラギン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アスパラギン酸トリエタノールアミン、アシル(C12,14)アスパラギン酸トリエタノールアミン、アシル(C12,14)アスパラギン酸ナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、及びラウロイルアスパラギン酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
【0050】
起泡性をより一層良好にする観点及び水洗時における毛髪のぬるつきを更に一層抑える観点からは、成分(A1)は、炭素数が12~14のアシル基を有するN-アシルアスパラギン酸塩であることが好ましく、ラウロイルアスパラギン酸塩、アシル(C12,14)アスパラギン酸塩、及びココイルアスパラギン酸塩からなる群より選ばれるN-アシルアスパラギン酸塩であることがより好ましく、ラウロイルアスパラギン酸塩であることが更に好ましい。また、成分(A1)を構成する塩は、ナトリウム塩であることが好ましい。
【0051】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(A1)の含有量は、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは3.0質量%以上、好ましくは15.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下、更に好ましくは6.0質量%以下である。成分(A1)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛力をより一層高めることができ、また、起泡性をより一層良好にすることができる。また、水洗時における毛髪のきしみをより一層抑えることができる。
【0052】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(A)の含有量は、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは3.0質量%以上、好ましくは15.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下、更に好ましくは6.0質量%以下である。成分(A)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛力をより一層高めることができ、また、起泡性をより一層良好にすることができる。また、水洗時における毛髪のきしみをより一層抑えることができる。
【0053】
(成分(B))
成分(B)は、エーテルカルボン酸系界面活性剤である。成分(B)は、アニオン界面活性剤である。成分(B)は、分子内にエーテル結合を有するカルボン酸又はその塩であり、炭化水素鎖とカルボン酸(又はカルボン酸塩)との間にエーテル結合を有する構造を含む界面活性剤である。上記炭化水素鎖は、水酸基等の官能基を有していてもよい。また、上記エーテル結合は、ポリエチレングリコール鎖が有するエーテル結合であってもよく、ポリグリセリン鎖が有するエーテル結合であってもよい。成分(B)を用いることにより、起泡性をより一層良好にすることができる。また、相溶性を良好にすることができる。また、成分(B)は染料による毛髪の染色を阻害しない成分のため、成分(B)を用いることにより、染毛力を高めることができる。さらに、成分(B)を用いることにより、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0054】
成分(B)としては、アルキルグリコールカルボン酸及びその塩、並びに、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸及びその塩等が挙げられる。
【0055】
成分(B)を構成する塩としては、ナトリウム塩及びカリウム塩等のアルカリ金属塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩及びトリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
【0056】
上記アルキルグリコールカルボン酸及びその塩としては、炭素数が12~14のアルキル基を有するアルキルグリコールカルボン酸及びその塩等が挙げられる。
【0057】
上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸及びその塩としては、ラウレス-11カルボン酸ナトリウム、及びラウレス-4カルボン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0058】
染毛力をより一層高める観点及び起泡性をより一層良好にする観点からは、成分(B)は、アルキルグリコールカルボン酸及び/又はその塩を含むことが好ましく、アルキルグリコールカルボン酸及び/又はその塩であることがより好ましい。
【0059】
本明細書においては、上記「アルキルグリコールカルボン酸及び/又はその塩」を「成分(B1)」と称する場合がある。
【0060】
したがって、成分(B)は、成分(B1)を含むことが好ましく、成分(B1)であることがより好ましい。
【0061】
成分(B1)としては、より具体的には、ラウリルグリコールカルボン酸及びその塩等が挙げられる。
【0062】
染毛力を更に一層高める観点及び起泡性を更に一層良好にする観点からは、成分(B1)は、ラウリルグリコールカルボン酸塩を含むことが好ましく、ラウリルグリコールカルボン酸塩であることがより好ましい。
【0063】
本明細書においては、上記「ラウリルグリコールカルボン酸塩」を「成分(B11)」と称する場合がある。
【0064】
したがって、成分(B1)は、成分(B11)を含むことが好ましく、成分(B11)であることがより好ましい。成分(B)は、成分(B11)を含むことが好ましく、成分(B11)であることがより好ましい。
【0065】
染毛力を特に一層高める観点及び起泡性を特に一層良好にする観点からは、成分(B11)は、ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウムであることが好ましい。
【0066】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(B1)の含有量は、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは2.5質量%以上、好ましくは20.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下、更に好ましくは6.0質量%以下である。成分(B1)の含有量が上記下限以上であると、染毛力をより一層高めることができ、また、起泡性及び相溶性をより一層良好にすることができる。成分(B1)の含有量が上記上限以下であると、水洗時における毛髪のきしみをより一層抑えることができる。成分(B1)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0067】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(B)の含有量は、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは2.5質量%以上、好ましくは20.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下、更に好ましくは6.0質量%以下である。成分(B)の含有量が上記下限以上であると、染毛力をより一層高めることができ、また、起泡性及び相溶性をより一層良好にすることができる。成分(B)の含有量が上記上限以下であると、水洗時における毛髪のきしみをより一層抑えることができる。成分(B)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0068】
(成分(C))
成分(C)は、カチオン化ポリマーである。成分(C)を成分(A)及び成分(B)と組み合わせて用いることにより、起泡性及び泡の弾力性を良好にすることができ、水洗時における毛髪のきしみを抑えることができる。さらに、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。成分(C)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0069】
成分(C)としては、カチオン化セルロース;塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体;塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガム等のカチオン化グアーガム;カチオン化澱粉;ジアリル第4級アンモニウム塩重合物;ジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物;第4級化ポリビニルピロリドン誘導体;ポリグリコールポリアミン縮合物;アジピン酸・ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合物;及びカチオン化デキストラン等が挙げられる。
【0070】
成分(C)は、カチオン化セルロース及び/又は塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体を含むことが好ましく、カチオン化セルロースと塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体とを含むことがより好ましい。成分(C)がカチオン化セルロースを含む場合には、水洗時における毛髪のきしみを特に抑えることができ、泡の弾力性を特に良好にすることができる。成分(C)が塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体を含む場合には、起泡性を特に良好にすることができる。
【0071】
本明細書においては、上記「カチオン化セルロース」を「成分(C1)」と称する場合があり、上記「塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体」を「成分(C2)」と称する場合がある。
【0072】
したがって、成分(C)は、成分(C1)及び/又は成分(C2)を含むことが好ましく、成分(C1)と成分(C2)とを含むことがより好ましい。
【0073】
成分(C1)としては、ポリクオタニウム-10、及びポリクオタニウム-67等が挙げられる。上記ポリクオタニウム-10は、INCI名で、「POLYQUATERNIUM(ポリクオタニウム)-10」と表記される化合物であり、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースである。上記ポリクオタニウム-67は、INCI名で、「POLYQUATERNIUM(ポリクオタニウム)-67」と表記される化合物であり、ヒドロキシエチルセルロースにトリメチルアンモニウム置換エポキシド及びラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドを付加反応させて得られる4級アンモニウム塩の重合体であり、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース誘導体である。
【0074】
本発明の効果をより一層効果的に発揮する観点から、成分(C1)は、ポリクオタニウム-10を含むことが好ましい。
【0075】
成分(C2)としては、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-22、及びポリクオタニウム-39等が挙げられる。上記ポリクオタニウム-7は、INCI名で、「POLYQUATERNIUM(ポリクオタニウム)-7」と表記される化合物である。上記ポリクオタニウム-39は、INCI名で、「POLYQUATERNIUM(ポリクオタニウム)-39」と表記される化合物である。
【0076】
本発明の効果をより一層効果的に発揮する観点から、成分(C2)は、ポリクオタニウム-7を含むことが好ましい。
【0077】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(C1)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.4質量%以上、好ましくは2.0質量%以下、より好ましくは1.5質量%以下、更に好ましくは1.0質量%以下である。成分(C1)の含有量が上記下限以上であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。成分(C1)の含有量が上記上限以下であると、水洗時における毛髪のぬるつきをより一層抑えることができ、また、染毛料組成物の性状の安定性をより一層良好にすることができる。
【0078】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(C2)の含有量は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.15質量%以上、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.4質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以下である。成分(C2)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、起泡性をより一層良好にすることができる。
【0079】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(C)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは3.0質量%以下、更に好ましくは2.0質量%以下である。成分(C)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。成分(C)の含有量が上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0080】
(成分(D))
成分(D)は、塩基性染料である。成分(D)は、塩基性染料であるHC染料であってもよい。成分(D)を用いることにより、毛髪を染色することができる。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0081】
成分(D)としては、塩基性青75、塩基性青77、塩基性青99、塩基性青124、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤51、塩基性赤76、塩基性黄57、塩基性黄87、塩基性紫2、塩基性橙31、塩基性紫16、及びHC青16等が挙げられる。
【0082】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(D)の含有量は、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.3質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である。成分(D)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛力をより一層高めることができる。また、皮膚や頭皮への染色をより一層抑えることができる。
【0083】
(成分(E))
成分(E)は、水である。成分(E)は、基剤としての役割を果たす。成分(E)は、精製水であることが好ましい。
【0084】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(E)の含有量は、好ましくは30.0質量%以上、より好ましくは40.0質量%以上、好ましくは90.0質量%以下、より好ましくは85.0質量%以下である。
【0085】
(成分(F))
成分(F)は、脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド、オキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキレングリコール脂肪酸エステル、及びポリアルキレングリコール脂肪酸エステルからなる群より選ばれる、25℃で液状のノニオン界面活性剤(少なくとも1のノニオン界面活性剤)である。上記染毛料組成物は、成分(F)を含むことが好ましい。成分(F)を用いることにより、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。成分(F)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0086】
なお、上記「25℃で液状」とは、25℃で流動性がある性状を意味する。
【0087】
本明細書においては、成分(F)のうち、上記「脂肪酸モノエタノールアミド」を「成分(F1)」と称する場合があり、上記「オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド及び/又はポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド」を「成分(F2)」と称する場合があり、上記「オキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルキルエーテル」を「成分(F3)」と称する場合があり、上記「グリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステル」を「成分(F4)」と称する場合があり、上記「アルキレングリコール脂肪酸エステル及び/又はポリアルキレングリコール脂肪酸エステル」を「成分(F5)」と称する場合がある。したがって、成分(F)は、成分(F1)、成分(F2)、成分(F3)、成分(F4)及び成分(F5)からなる群より選ばれる25℃で液状のノニオン界面活性剤である。
【0088】
成分(F1)は、脂肪酸モノエタノールアミドである。成分(F1)は、25℃で液状のノニオン界面活性剤である。成分(F)は、成分(F1)を含むことが好ましい。成分(F1)を用いることにより、増粘作用に加えて、起泡性をより一層向上させることができる。成分(F1)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0089】
成分(F1)としては、ヤシ油脂肪酸N-メチルモノエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等が挙げられる。
【0090】
成分(F1)は、脂肪酸に由来して、アルキル基を有する。成分(F1)は、炭素数8以上18以下のアルキル基を有することが好ましい。この場合には、増粘作用及び製剤安定性をより一層高めることができる。
【0091】
成分(F2)は、オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミド及び/又はポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミドである。成分(F2)は、25℃で液状のノニオン界面活性剤である。成分(F2)は、オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミドであってもよく、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミドであってもよく、オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミドとポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミドとの双方であってもよい。オキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミドにおいて、オキシアルキレン基の平均付加モル数は1である。ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエタノールアミドにおいて、オキシアルキレン基の平均付加モル数は2以上である。成分(F)は、成分(F2)を含むことが好ましい。成分(F2)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0092】
成分(F2)としては、PEG-3コカミド、PEG-6コカミド、PEG-11コカミド、PEG-3ラウラミド、及びPPG-2コカミド等が挙げられる。
【0093】
成分(F2)において、オキシアルキレン基の平均付加モル数は、1以上、20以下が好ましく、2以上、12以下がより好ましい。
【0094】
増粘作用及び製剤安定性をより一層高める観点からは、成分(F2)は、オキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミド及び/又はポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミドであることが好ましい。上記ポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミドにおいて、オキシエチレン基の平均付加モル数は、2以上、20以下が好ましく、2以上、12以下がより好ましい。
【0095】
成分(F3)は、オキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルキルエーテルである。成分(F3)は、25℃で液状のノニオン界面活性剤である。成分(F3)は、オキシアルキレンアルキルエーテルであってもよく、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルであってもよく、オキシアルキレンアルキルエーテルとポリオキシアルキレンアルキルエーテルとの双方であってもよい。オキシアルキレンアルキルエーテルにおいて、オキシアルキレン基の平均付加モル数は1である。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルにおいて、オキシアルキレン基の平均付加モル数は2以上である。成分(F)は、成分(F3)を含むことが好ましい。成分(F3)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0096】
成分(F3)としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル(12~14)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシプロピレンイソセチルエーテル、及びポリオキシプロピレンオレイルエーテル等が挙げられる。
【0097】
増粘作用及び製剤安定性をより一層高める観点からは、成分(F3)は、オキシエチレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシエチレンアルキルエーテルであることが好ましい。上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルにおいて、オキシエチレン基の平均付加モル数は、2以上、15以下が好ましく、2以上、10以下がより好ましい。
【0098】
増粘作用及び製剤安定性を更に一層高める観点からは、成分(F3)は、(C12~14)パレス-3、ラウレス-2、ラウレス-3、ラウレス-4、オレス-2、及びPPG-4セテス-1からなる群より選ばれる成分(少なくとも1の成分)であることが好ましい。
【0099】
成分(F4)は、グリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルである。成分(F4)は、25℃で液状のノニオン界面活性剤である。成分(F4)は、グリセリン脂肪酸エステルであってもよく、ポリグリセリン脂肪酸エステルであってもよく、グリセリン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステルとの双方であってもよい。グリセリン脂肪酸エステルにおいて、グリセリン基の平均付加モル数は1である。ポリグリセリン脂肪酸エステルにおいて、グリセリン基の平均付加モル数は2以上である。成分(F)は、成分(F4)を含むことが好ましい。成分(F4)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0100】
成分(F4)としては、モノカプリル酸ジグリセリル、モノカプリン酸ヘキサグリセリル、モノカプリン酸ペンタグリセリル、モノラウリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ペンタグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸ポリ(4~10)グリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、及びセスキオレイン酸ジグリセリル等が挙げられる。
【0101】
成分(F4)において、グリセリン基の平均付加モル数は1以上、7以下が好ましく、1以上、5以下がより好ましい。
【0102】
成分(F5)は、アルキレングリコール脂肪酸エステル(オキシアルキレン脂肪酸エステル)及び/又はポリアルキレングリコール脂肪酸エステル(ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル)である。成分(F5)は、25℃で液状のノニオン界面活性剤である。成分(F5)は、アルキレングリコール脂肪酸エステルであってもよく、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステルであってもよく、アルキレングリコール脂肪酸エステルとポリアルキレングリコール脂肪酸エステルとの双方であってもよい。アルキレングリコール脂肪酸エステルにおいて、アルキレングリコール基(オキシアルキレン基)の平均付加モル数は1である。ポリアルキレングリコール脂肪酸エステルにおいて、アルキレングリコール基(オキシアルキレン基)の平均付加モル数は2以上である。成分(F)は、成分(F5)を含むことが好ましい。成分(F5)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0103】
成分(F5)としては、ラウリン酸PEG-2、ラウリン酸PEG-3、ラウリン酸PEG-6、ラウリン酸PEG-10、オレイン酸PEG-6、オレイン酸PEG-10、及びジイソステアリン酸PEG-8等が挙げられる。
【0104】
成分(F5)において、アルキレングリコール基(オキシアルキレン基)の平均付加モル数は1以上、15以下が好ましく、1以上、10以下がより好ましい。
【0105】
増粘作用及び製剤安定性をより一層高める観点からは、成分(F5)は、ラウリン酸ポリエチレングリコール及び/又はオレイン酸ポリエチレングリコールであることが好ましい。
【0106】
増粘作用及び製剤安定性を更に一層高める観点からは、成分(F5)は、ラウリン酸PEG-2、ラウリン酸PEG-3、及びラウリン酸PEG-6からなる群より選ばれる成分(少なくとも1の成分)であることが好ましい。
【0107】
起泡性の低下を抑える観点から、成分(F)は、成分(F1)を必須成分として含むことが好ましい。成分(F)は、成分(F1)と、成分(F2)、成分(F3)、成分(F4)及び成分(F5)からなる群より選ばれる少なくとも1の成分とを含むことがより好ましい。
【0108】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(F1)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上、好ましくは15.0質量%以下、より好ましくは12.0質量%以下、更に好ましくは10.0質量%以下である。成分(F1)の含有量が上記下限以上であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。成分(F1)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0109】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(F2)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上、好ましくは15.0質量%以下、より好ましくは12.0質量%以下、更に好ましくは10.0質量%以下である。成分(F2)の含有量が上記下限以上であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。成分(F2)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0110】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(F3)の含有量は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは7.0質量%以下、更に好ましくは5.0質量%以下である。成分(F3)の含有量が上記下限以上であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。成分(F3)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0111】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(F4)の含有量は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは7.0質量%以下、更に好ましくは5.0質量%以下である。成分(F4)の含有量が上記下限以上であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。成分(F4)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0112】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(F5)の含有量は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは7.0質量%以下、更に好ましくは5.0質量%以下である。成分(F5)の含有量が上記下限以上であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。成分(F5)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0113】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(F)の含有量は、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上、好ましくは15.0質量%以下、より好ましくは12.0質量%以下、更に好ましくは10.0質量%以下である。成分(F)の含有量が上記下限以上であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。成分(F)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛料組成物を適度に増粘させることができる。
【0114】
(成分(G))
成分(G)は、両性界面活性剤である。上記染毛料組成物は、成分(G)を含むことが好ましい。成分(G)を用いることにより、起泡性及び泡の弾力性をより一層良好にすることができる。成分(G)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0115】
成分(G)としては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等のアルキルアミドベタイン型両性界面活性剤;アルキルアミノプロピオン酸塩、及びアルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、及びアルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤;アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリニウム型両性界面活性剤;N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-プロピルスルホン酸塩;N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-(2-ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩;N-脂肪酸アミドプロピル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-(2-ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩等が挙げられる。
【0116】
上記染毛料組成物100質量%中、成分(G)の含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.5質量%以上、更に好ましくは3.0質量%以上、好ましくは20.0質量%以下、より好ましくは15.0質量%以下、更に好ましくは10.0質量%以下である。成分(G)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、本発明の効果をより一層効果的に発揮することができる。
【0117】
(他の成分)
上記染毛料組成物は、上述した成分(A)~(G)以外の他の成分を含んでいてもよい。上記他の成分としては、特に限定されないが、例えば、成分(A)、成分(B)及びラウレス硫酸塩のこれら3種とは異なるアニオン界面活性剤、成分(F)とは異なるノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、成分(D)とは異なる染料、エタノール等の低級アルコール(例えば、炭素数1~4の脂肪族アルコール)、多価アルコール、清涼剤、pH調整剤、防腐剤、抗酸化剤、金属封鎖剤(EDTA等)、ビタミン類、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、及び香料等が挙げられる。上記他の成分は、それぞれ1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0118】
<成分(A)、成分(B)及びラウレス硫酸塩のこれら3種とは異なるアニオン界面活性剤>
上記染毛料組成物は、成分(A)、成分(B)及びラウレス硫酸塩のこれら3種とは異なるアニオン界面活性剤(以下、アニオン界面活性剤(X)と記載することがある)を含んでいてもよい。上記アニオン界面活性剤(X)は、N-アシルアミノ酸系界面活性剤とは異なり、エーテルカルボン酸系界面活性剤とは異なり、ラウレス硫酸塩とは異なる。
【0119】
上記アニオン界面活性剤(X)としては、スルホコハク酸塩、及びα-オレフィンスルホン酸塩等が挙げられる。
【0120】
上記染毛料組成物が上記アニオン界面活性剤(X)を含む場合に、上記染毛料組成物100質量%中、上記アニオン界面活性剤(X)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、好ましくは6.0質量%以下、より好ましくは4.0質量%以下である。
【0121】
<成分(D)とは異なる染料>
上記染毛料組成物は、成分(D)とは異なる染料(以下、染料(X)と記載することがある)を含んでいてもよい。上記染料(X)は、塩基性染料とは異なる染料である。
【0122】
上記染料(X)としては、ノニオン性染料等が挙げられる。上記ノニオン性染料としては、HC青2、HC青11、HC青13、HC青14、HC黄2、HC黄4、HC黄7、HC黄9、HC黄10、HC黄13、HC橙1、HC橙2、HC紫1、HC紫2、HC赤1、HC赤3、HC赤7、HC赤10、HC赤11、HC赤13、2,6-ジアミノ-3-((ピリジン-3-イル)アゾ)ピリジン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、2-クロロ-6-エチルアミノ-4-ニトロフェノール、2-ヒドロキシエチルアミノ-5-ニトロアニソール、2-ニトロ-5-グリセリルメチルアニリン、3-メチルアミノ-4-ニトロフェノキシエタノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、4-ニトロフェノールアミノエチルウレア、及びN,N’-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン等が挙げられる。
【0123】
<多価アルコール>
上記多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,2-デカンオール、及び1,2-オクタンジオール等が挙げられる。
【0124】
粘度を調整しやすくする観点及び防腐力を付与する観点から、上記染毛料組成物100質量%中、上記多価アルコールの含有量は、好ましくは1.0質量%以上、より好ましくは2.0質量%以上、好ましくは20.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下である。
【0125】
<清涼剤>
上記清涼剤としては、l-メントール、1,8-シネオール、及びカンファ等が挙げられる。
【0126】
<防腐剤>
上記防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソプロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン、安息香酸、安息香酸塩、及びフェノキシエタノール等が挙げられる。
【0127】
<ラウレス硫酸塩>
上記染毛料組成物は、ラウレス硫酸塩を含まないか又は0.1質量%以下で含むことが好ましい。上記染毛料組成物がラウレス硫酸塩を含む場合に、上記染毛料組成物100質量%中、上記ラウレス硫酸塩の含有量は、好ましくは0.1質量%以下である。この場合には、染毛力をより一層高めることができる。また、水洗時における毛髪のきしみをより一層抑えることができる。
【0128】
(染毛料組成物の他の詳細)
上記染毛料組成物のpHは、好ましくは4.0以上、より好ましくは4.5以上、好ましくは7.5以下、より好ましくは6.0以下である。上記pHが上記下限以上及び上記上限以下であると、染毛力をより一層高めることができ、また、染毛料組成物の安定性に優れる。
【0129】
上記染毛料組成物の性状は特に限定されない。上記染毛料組成物の性状としては、ゲル状及び液状等が挙げられる。上記染毛料組成物の性状は、25℃で液状であることが好ましい。
【0130】
本発明の効果が効果的に発揮されるので、上記染毛料組成物は、カラーシャンプーであることが好ましい。カラーシャンプーは、洗髪時に毛髪に塗布して用いられる。該カラーシャンプーを毛髪に塗布し、洗髪し、該カラーシャンプーを洗い流すことにより、洗髪と同時に毛髪を染色することができる。
【0131】
上記染毛料組成物の製造方法は、特に限定されず、公知の染毛料組成物の製造方法を採用することができる。上記染毛料組成物の製造方法としては、例えば、各成分を混合する方法等が挙げられる。各成分を混合する方法としては、ディスパーミキサー及びパドルミキサー等の撹拌装置を用いる方法等が挙げられる。
【0132】
上記染毛料組成物は、例えば、容器に充填された形態で用いることができる。上記容器としては、ディスペンサー容器(ポンプ容器)、チューブ容器、及びヒンジキャップボトル容器等が挙げられる。
【実施例0133】
以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
【0134】
実施例及び比較例では、下記の成分を用いた。
【0135】
(成分(A))
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム
ラウロイルメチルアラニンナトリウム
【0136】
(成分(B))
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム(三洋化成工業社製「ビューライト SHAA」)
ラウレス-11カルボン酸ナトリウム(花王社製「カオーアキポ RLM-100NV」)
ラウレス-4カルボン酸ナトリウム(三洋化成工業社製「ビューライト LCA」)
【0137】
(成分(A)及び成分(B)の双方に相当しないアニオン界面活性剤)
スルホコハク酸ラウレス2Na
ラウレス硫酸ナトリウム
【0138】
(成分(C))
成分(C1):
ポリクオタニウム-10(1)(東邦化学工業社製「カチナールHC-100」、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース)
ポリクオタニウム-10(2)(東邦化学工業社製「カチナールHC-200」、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース)
成分(C2):
ポリクオタニウム-7(LUBRIZOL社製「マーコート550PR」)
【0139】
(成分(D))
塩基性青75
塩基性青124
塩基性紫2
【0140】
(成分(E))
精製水
【0141】
(成分(F))
コカミドメチルMEA(花王社製「アミノーン C-11S」)
【0142】
(成分(G))
ラウラミドプロピルベタイン(新日本理化社製「リカビオン B-300」)
【0143】
(その他)
クエン酸(pH調整剤)
クエン酸ナトリウム(pH調整剤)
グリセリン(多価アルコール)
安息香酸ナトリウム(防腐剤)
フェノキシエタノール(防腐剤)
【0144】
(実施例1~10及び比較例1~6)
下記の表1~3に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、染毛料組成物を調製した。表中の配合量(染毛料組成物100質量%中の配合量)は、純分量(単位:質量%)で示した。なお、表中、pH調整剤であるクエン酸及びクエン酸ナトリウムの配合量は、染毛料組成物のpHが表に記載の数値となる量とした。
【0145】
(評価)
得られた染毛料組成物について、以下の評価を行った。なお、試験例1~4の評価は専門パネル5名で行い、協議して評価結果を決定した。
【0146】
(試験例1:起泡性)
ウィッグ(ロングヘア、ビューラックス社製)を、市販のブリーチ剤を用いてブリーチ処理を施した。ブリーチ処理を施したウィッグを、コカミドプロピルベタインを主たる洗浄成分とするシャンプーを用いて洗浄した後、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムを主たるコンディショニング成分とするリンス剤を塗布し洗い流した。次いで、ドライヤーで乾燥して、評価用ウィッグを作製した。作製した評価用ウィッグをぬるま湯で濡らした後に、実施例及び比較例で得られた各染毛料組成物2gを、評価用ウィッグの毛髪全体に均等に塗布し、評価用ウィッグを揉み込み泡立てた。起泡性を以下の基準で評価した。
【0147】
<起泡性の評価基準>
○(良好):揉み込みの初期から(5回程度の揉み込みで)泡立ちはじめ、毛髪全体を覆う程度に十分泡立つ。
△(使用可能):毛髪全体を覆う程度に十分泡立つ。
×(不良):泡が毛髪全体を覆っておらず、毛髪が見える状態である。
【0148】
(試験例2:泡の弾力性)
上記試験例1で泡立てた泡を手で押さえるように触り、泡の弾力性を以下の基準で評価した。
【0149】
<泡の弾力性の評価基準>
○〇(優れる):強い弾力感(抵抗感)を感じる。
○(良好):弾力感(抵抗感)を感じる。
×(不良):弾力感(抵抗感)を感じない。
【0150】
(試験例3:水洗時における毛髪のきしみ)
上記試験例2の評価後、ぬるま湯を用い、評価用ウィッグに指を通しながら、評価用ウィッグから染毛料組成物を十分に洗い流した。洗い流し時の感触より、水洗時における毛髪のきしみを以下の基準で評価した。
【0151】
<水洗時における毛髪のきしみの評価基準>
〇(良好):引っ掛かりなく指を通すことができる。
×(不良):指を通す際に、指に強い引っ掛かりを感じる。
【0152】
(試験例4:染毛力)
試験用毛束として、未処理のヤク毛(スタッフス社製、長さ10cm、重さ1g)を用いた。試験用毛束を38℃のぬるま湯により十分に洗浄した後、実施例及び比較例で得られた各染毛料組成物0.2gを試験用毛束に塗布し、1分間手で泡立たせて馴染ませた。その状態で5分間放置した後、38℃のぬるま湯を用いて、試験用毛束から染毛料組成物を十分に洗い流した。タオルドライを行った後、ドライヤーを用いて十分に乾燥した。染毛料組成物の塗布からドライヤーによる乾燥までの工程を5回繰り返した後、評価用毛束を目視にて観察した。染毛力を以下の基準で評価した。
【0153】
<染毛力の評価基準>
○(良好):十分に濃く染色されている。
×(不良):明らかに染色が薄い。
【0154】
組成及び結果を下記の表1~3に示す。
【0155】
【表1】
【0156】
【表2】
【0157】
【表3】
【0158】
以下に、本発明の染毛料組成物の処方例を示す。
【0159】
(処方例1)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
HC青2 0.5質量%
HC黄2 0.02質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0160】
(処方例2)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
HC青2 0.50質量%
HC黄4 0.02質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0161】
(処方例3)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青124 0.03質量%
塩基性赤76 0.10質量%
塩基性黄87 0.03質量%
HC青2 0.50質量%
HC黄2 0.02質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0162】
(処方例4)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青124 0.04質量%
塩基性赤76 0.15質量%
塩基性黄87 0.03質量%
HC青2 0.50質量%
HC黄4 0.02質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0163】
(処方例5)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.04質量%
塩基性茶16 0.20質量%
HC青2 0.50質量%
HC黄4 0.02質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0164】
(処方例6)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.05質量%
塩基性茶16 0.16質量%
塩基性紫2 0.02質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0165】
(処方例7)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.04質量%
塩基性茶16 0.04質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0166】
(処方例8)
アシル(C12,14)アスパラギン酸TEA 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.04質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0167】
(処方例9)
ココイルグルタミン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.04質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0168】
(処方例10)
ココイルグルタミン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウレス-11カルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.04質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0169】
(処方例11)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 4.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 3.0質量%
スルホコハク酸ラウレス2Na 3.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.04質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液 0.005質量%
海藻エキス(1) 0.005質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0170】
(処方例12)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
POE(3)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 3.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0171】
(処方例13)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
ラウリン酸ジエチレングリコール 3.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0172】
(処方例14)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 4.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 3.0質量%
スルホコハク酸ラウレス2Na 2.5質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
ラウリン酸ジエチレングリコール 3.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0173】
(処方例15)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 5.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.0質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
ラウラミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 8.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0174】
(処方例16)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 4.5質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.5質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
コカミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 8.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0175】
(処方例17)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 4.5質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.5質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
コカミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
リンゴ酸ジイソステアリル 0.5質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0176】
(処方例18)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 4.5質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 4.5質量%
ポリクオタニウム-10 0.5質量%
ポリクオタニウム-67 0.1質量%
ポリクオタニウム-7 0.15質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
コカミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0177】
(処方例19)
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 4.0質量%
ラウリルグリコールカルボン酸ナトリウム 3.0質量%
スルホコハク酸ラウレス2Na 2.5質量%
ポリクオタニウム-10 0.6質量%
ポリクオタニウム-39 0.1質量%
塩基性青75 0.03質量%
塩基性紫2 0.01質量%
コカミドメチルMEA 2.0質量%
コカミドプロピルベタイン 5.0質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
クエン酸ナトリウム 適量(pH5に調整)
グリセリン 3.0質量%
安息香酸ナトリウム 0.3質量%
フェノキシエタノール 0.3質量%
精製水 残量
合計 100質量%