(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137566
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】テント補強構造
(51)【国際特許分類】
E04H 15/26 20060101AFI20240927BHJP
E04H 15/50 20060101ALI20240927BHJP
E04H 15/58 20060101ALI20240927BHJP
E04H 15/34 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
E04H15/26
E04H15/50
E04H15/58 Z
E04H15/34 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023063740
(22)【出願日】2023-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】723003052
【氏名又は名称】金 哲
(72)【発明者】
【氏名】金 哲
【テーマコード(参考)】
2E141
【Fターム(参考)】
2E141AA08
2E141BB03
2E141CC03
2E141DD14
2E141DD22
2E141FF05
(57)【要約】
【課題】既存のワンタッチテントは組み立てが簡単で便利ではあるが、蛇腹式フレームの強度が雨や風に影響を受けやすく、蛇腹式フレームと補強用資材を一体化する補強方法では蛇腹式フレームに負担が大きいため横桁になる蛇腹式パイプにかかわらない補強手段を提供する。
【解決手段】蛇腹式フレームとは絶対干渉しない横桁パイプを隣接した支柱間に取り付け、なお横桁パイプより支柱の揺れ防止と同時に横桁を支えるよう筋交いを設ける。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蛇腹式フレームで複数本の支柱を隣接したもの同士取り付け、対角線上でも同様に取り付けし、対角線上中央にセンターポールを有し、各支柱頂上へ蛇腹式フレームと干渉しない真上から横桁パイプを固定し、横桁パイプは支柱を筋交いで固定し、横桁パイプと支柱相互で補強するテント構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛇腹式フレームを使ったワンタッチテントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のワンタッチ式テントは少なくとも4本の支柱と、各支柱を直線でつなぐ蛇腹式フレームと対角線上でつなぐ蛇腹式フレームと対角線上で交差する中央の伸縮フレームが屋根の頂上を支える構造である。
【0003】
ワンタッチ式テントは少人数で持ち運び、簡単に設置が出来るものの、蛇腹式フレーム構造上テントの設置が終わった後、天幕の張りを出す際に
図2天幕固定参考
図I―1のように天幕を骨に固定する場所が図に示している14aと14b以外には定位置で固定できないため、
図1の14クロスフレーム中央にあたるすべての部分は幕を支えなくなるため雨が溜まり易くなる。
【0004】
蛇腹式フレームは
図1の17固定式ジョイントと18スライド式ジョイントによって柱の動きに合わせ伸縮可能になっており、18スライド式ジョイントが動きやすくするために設けた支柱と18スライド式ジョイントの隙間によって18スライド式ジョイントが決まった位置にピンで止まった状態でもしっかり支柱を支える構造になっていないため、風によって蛇腹式フレームが縦、または横に大きく歪むことによって柱がまっすぐ踏ん張ることが出来なくなり、テント全体の強度を保つことが出来ない。
【0005】
この改善策として、横桁パイプを使用し、雨が溜まりにくい幕体の構造と、柱と柱間の蛇腹式フレームの変形をなくし、テント全体の強度を強化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、特許文献1に示されている内容のように
図1、15のジョイントと特許文献1に示している桁レールと蛇腹式フレームを固定して、柱と柱の間をつなぐと前記桁レールは蛇腹式フレームと一体になって同時に風や雨の影響を受けるため柱の負荷は変わらない。
【0008】
雨水が溜まらないようにするためには
図2、天幕固定参考
図II―2のように天幕から横桁フレームに向かって一定の力で引っ張りながら張力を出す必要があるものの、特許文献1の構造は
図2、天幕固定参考
図II―2のように2cを桁レールに回して引っ張れば引っ張るほど蛇腹式フレームと桁レールが一緒に引っ張る力にそって内側に曲がっていくことでテント全体の歪みから強度が落ちてくる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明にかかわるテントの構造は蛇腹式フレームの真上に蛇腹式フレームに干渉しない補強フレーム横桁パイプを用いて支柱と支柱の間を固定し、テント全体の強度を強化するための横桁パイプから柱に固定する筋交いを設け、支柱が曲がらないようにする。
【0010】
天幕のパイプ固定形状は
図2の4bのように天幕へ横桁パイプと並行したシートを別途取り付け、天幕より横桁パイプへ向かって均等な力でまっすぐ引っ張れるものを設け、横桁パイプのみを使って張りを出すことで蛇腹式フレームに影響が及ばないようにする上、天幕に雨水が溜まりにくい構造にする。
【発明の効果】
【0011】
本発明はワンタッチ式テント本来の強度を落とさず、風と雨に関する欠点を補い、蛇腹式フレームが故障しても独自で支柱を支えることが可能で、横桁パイプを用いて
図1、5のように補助支柱を設けることが出来、使用環境に合わせてより頑丈な補強をするなど使用範囲が広がることになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は本発明を実施したテントの骨組み構造を示した図である。
【
図2】
図2は天幕と骨組みの関係性を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本発明の実施例で示したように構成したことで実現した図である。
【実施例0014】
本発明の実施例を示した図面1を通して説明する。支柱は17、18、19、のジョイントと上下に伸縮できるよう上部支柱11と前記11の中に入る下部支柱12によって形成する。前記支柱11の17ジョイントの真上から横桁パイプ2を横からインローで取り付けられる6を別途制作して上から差し込んで固定し、前記2は分割されたパイプを横スライドで繋げ、その際支柱間の距離が同一のパイプはインローで固定が出来ないため伸縮可能に制作し、前記6は11と同じ位置に横桁パイプ2からつなぐ筋交い3を受ける穴3bの位置を合わせながら筋交いの動きに耐えられる十分な補強をもたらすため内側から板を取り付け補強する。
【0015】
蛇腹式フレームはクロスされたフレームを15と16のジョイントでつなぎ支柱の17固定式ジョイントと18のスライド式ジョイントに合わせて隣接する支柱に固定し、対角線上で蛇腹式フレームも前記同様につなぎ、対角線が交差する中央部には天幕を支えるセンターポール13を設ける。
【0016】
天幕は
図2天幕固定参考
図II―2に示している4b帯状のラップへ横桁パイプ2に固定するロープを事前に固定したものを高周波ウェルダーで横桁パイプ2に並行して取り付ける。