(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137613
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】視力矯正光学レンズ
(51)【国際特許分類】
G02C 7/02 20060101AFI20240927BHJP
G02C 7/04 20060101ALN20240927BHJP
G02C 7/06 20060101ALN20240927BHJP
【FI】
G02C7/02
G02C7/04
G02C7/06
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023143978
(22)【出願日】2023-09-05
(31)【優先権主張番号】112110486
(32)【優先日】2023-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】519398489
【氏名又は名称】セント、シャイン、オプティカル、カンパニー、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ST. SHINE OPTICAL CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100196047
【弁理士】
【氏名又は名称】柳本 陽征
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ミン-シェン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ、ユ-ジャン
(72)【発明者】
【氏名】チャン、チウ-シェン
【テーマコード(参考)】
2H006
【Fターム(参考)】
2H006BC03
2H006BD03
(57)【要約】
【課題】視力矯正光学レンズを提供する。
【解決手段】予定の矯正ディオプターがNであって、矯正対象の目9の視軸Lに合わせるための光学中心20と、光学中心20から張り出ている第1のディオプター矯正部21と、第1のディオプター矯正部21を囲繞する第2のディオプター矯正部22と、を備える視覚矯正領域2を含み、光学中心20のディオプターは、前記N+3.5D~前記N+9Dの間にあり、第1のディオプター矯正部21は、半径が0.25mm~1.25mmの範囲内にあり、ディオプターの分布が光学中心20から第1のディオプター矯正部21の周縁部へ漸減し、且つ、前記周縁部のディオプターが前記Nであり、第2のディオプター矯正部22は、半径が0.5mm~2.25mmの範囲内にあり、ディオプターの分布が連続的に変化し且つディオプターの変化が前記N-1.5D~前記N+1Dの間にある。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予定の矯正ディオプターがNである視力矯正光学レンズであって、
矯正対象の目の視軸に合わせるための光学中心と、
前記光学中心を円心として前記光学中心から張り出すように構成されている第1のディオプター矯正部と、
前記光学中心を円心として前記第1のディオプター矯正部を囲繞するように前記第1のディオプター矯正部に隣接している第2のディオプター矯正部と、を備える視覚矯正領域を含み、
前記光学中心のディオプターは、最大ディオプターであり且つ前記N+3.5D~前記N+9Dの間にあり、
前記第1のディオプター矯正部は、前記光学中心を円心とした半径が0.25mm~1.25mmの範囲内にあり、ディオプターの分布が前記光学中心から前記第1のディオプター矯正部の周縁部へ漸減する傾向で変化し、且つ、前記周縁部のディオプターが前記Nであり、
前記第2のディオプター矯正部は、前記光学中心を円心とした半径が0.5mm~2.25mmの範囲内にあり、ディオプターの分布が連続的に変化し且つディオプターの変化が前記N-1.5D~前記N+1Dの間にあることを特徴とする視力矯正光学レンズ。
【請求項2】
構成材料の屈折率が、1.38~1.42の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の視力矯正光学レンズ。
【請求項3】
前記第1のディオプター矯正部における前方側の弧の曲率半径は、前記第2のディオプター矯正部における前方側の弧の曲率半径より短いことを特徴とする請求項1に記載の視力矯正光学レンズ。
【請求項4】
凹レンズであり、
前記光学中心のディオプターは、最大ディオプターであり且つ前記N+3.5D~前記N+6Dの間にあることを特徴とする請求項1に記載の視力矯正光学レンズ。
【請求項5】
凸レンズであり、
前記光学中心のディオプターは、最大ディオプターであり且つ前記N+5D~前記N+9Dの間にあることを特徴とする請求項1に記載の視力矯正光学レンズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学レンズに関し、特に視力矯正光学レンズに関する。
【背景技術】
【0002】
近視や遠視は光学レンズを介して矯正できる。
【0003】
しかし、単焦点の矯正ディオプター(diopter)を有する視力矯正光学レンズは、使用者が装着した後、焦点移動により眼軸調整の問題が生じて、近視や遠視が一層進行しやすくなる。
【0004】
本願出願者が出願した特許文献1には、融合後のディオプターは、実際に、使用者に視力の矯正を提供することができ、さらに、臨床検査により、近視の更なる制御が達成できるかどうかが確認されるであろうと記載されている。
【0005】
また、市販のコンタクトレンズは、網膜における画像形成に関与するエネルギーの量及び光の量は、目に進入する総光量の一部(<70%)にすぎないので、環境光が不足すると、使用者の視力が影響される。
【0006】
また、光がコンタクトレンズ及び目を経過する時に、光波が目を経過する際に反射、吸収及び透過(transmittance)が生じるので、規則的及び非規則的な光波が生じて、理想の波先(wave front)と実際の波先との間に差異が生じ、それにより収差(aberration)が形成され、従って、遠方を見る時及び近辺を見る時の被写界深度(depth of field)が異なる状況において、状況に合わせて目の毛様体筋で眼軸の長さを調整する必要があり、それにより収差の問題及び環境光の不足を克服して、使用者における最終的な結像が明晰になる。しかしながら、それにより目に一定の負担が掛かる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明は、視力矯正光学レンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成すべく、本発明は、予定の矯正ディオプターがNである視力矯正光学レンズであって、
矯正対象の目の視軸に合わせるための光学中心と、
前記光学中心を円心として前記光学中心から張り出すように構成されている第1のディオプター矯正部と、
前記光学中心を円心として前記第1のディオプター矯正部を囲繞するように前記第1のディオプター矯正部に隣接している第2のディオプター矯正部と、を備える視覚矯正領域を含み、
前記光学中心のディオプターは、最大ディオプターであり且つ前記N+3.5D~前記N+9Dの間にあり、
前記第1のディオプター矯正部は、前記光学中心を円心とした半径が0.25mm~1.25mmの範囲内にあり、ディオプターの分布が前記光学中心から前記第1のディオプター矯正部の周縁部へ漸減する傾向で変化し、且つ、前記周縁部のディオプターが前記Nであり、
前記第2のディオプター矯正部は、前記光学中心を円心とした半径が0.5mm~2.25mmの範囲内にあり、ディオプターの分布が連続的に変化し且つディオプターの変化が前記N-1.5D~前記N+1Dの間にあることを特徴とする視力矯正光学レンズを提供する。
【発明の効果】
【0010】
上記の構成により、本発明の視力矯正光学レンズは、第1のディオプター矯正部21及び第2のディオプター矯正部22のディオプターの分布の設計により、前記視力矯正光学レンズにおける錯乱円(circle of confusion)が小さくなり、前記視力矯正光学レンズの収差も小さくなり、且つ、前記視力矯正光学レンズの焦点深度(depth of focus)がより深くなり視野が広がるので、任意の光条件下で、周縁部も明晰な安定した画像を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、以下の実施形態の詳細に説明することにより明白になる。
【
図1】本発明の視力矯正光学レンズの実施形態を示す側面図である。
【
図2】本発明の視力矯正光学レンズの具体例1における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図3】本発明の視力矯正光学レンズの具体例2における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図4】本発明の視力矯正光学レンズの具体例3における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図5】本発明の視力矯正光学レンズの具体例4における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図6】本発明の視力矯正光学レンズの具体例5における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図7】本発明の視力矯正光学レンズの具体例6における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図8】本発明の視力矯正光学レンズの具体例7における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図9】本発明の視力矯正光学レンズの具体例8における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図10】本発明の視力矯正光学レンズの具体例9における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図11】本発明の視力矯正光学レンズの具体例10における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図12】本発明の視力矯正光学レンズの具体例11における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【
図13】本発明の視力矯正光学レンズの具体例12における第1のディオプター矯正部及び第2のディオプター矯正部のディオプターの分布を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明をより詳細に説明する前に、適切と考えられる場合において、符号又は符号の末尾部分は、同様の特性を有し得る対応の又は類似の要素を示すために各図面間で繰り返し用いられることに留意されたい。
【0013】
本発明の視力矯正光学レンズの実施形態は、予定の矯正ディオプターがNであって、視力の矯正ディオプターがNである矯正対象が装着することに適し、Nは正の値か負の値を取り得る。なお、該Nが正の値であると、遠視の矯正に使用され、Nが負の値であると、近視の矯正に使用されることが、当技術分野の常識である。
【0014】
本発明の視力矯正光学レンズの実施形態は、
図1に示されるように、視覚矯正領域2を含み、且つ、視覚矯正領域2は、矯正対象の目9の視軸Lに合わせるための光学中心20と、光学中心20を円心として光学中心20から張り出すように円形に構成されている第1のディオプター矯正部21と、光学中心20を円心として第1のディオプター矯正部21を囲繞するよう第1のディオプター矯正部21に隣接している第2のディオプター矯正部22とを備え、即ち、第1のディオプター矯正部21及び第2のディオプター矯正部22は共に光学中心20を円心とする同心円に構成されている。
【0015】
光学中心20のディオプターは、最大ディオプターであり且つN+3.5D~N+9Dの間にある。
【0016】
光学中心20を円心として、第1のディオプター矯正部21の半径r1は0.25mm~1.25mmの範囲内にある。第1のディオプター矯正部21は、ディオプターの分布が光学中心20から第1のディオプター矯正部21の周縁部へ漸減する傾向で変化し、且つ、前記周縁部のディオプターがNである。
【0017】
本発明の視力矯正光学レンズの実施形態は、近視の矯正に使用される凹レンズである場合、光学中心20のディオプターは、最大ディオプターであり且つN+3.5D~N+6Dの間にある。
【0018】
本発明の視力矯正光学レンズの実施形態は、遠視の矯正に使用される凸レンズである場合、光学中心20のディオプターは、最大ディオプターであり且つN+5D~N+9Dの間にある。
【0019】
光学中心20を円心として、第2のディオプター矯正部22の半径r2は0.5mm~2.25mmの範囲内にある。また、第2のディオプター矯正部22はディオプターの分布が連続的に変化し且つディオプターの変化がN-1.5D~N+1Dの間にあり、即ち、第2のディオプター矯正部22のディオプターは、固定値ではなく、N-1.5D~N+1Dの範囲内に連続的に変化する値である。
【0020】
例えば、本発明の視力矯正光学レンズの予定の矯正ディオプターが-3Dである場合、光学中心20のディオプターは、最大ディオプターであり且つ0.5D~6Dの間の範囲内にあり、第1のディオプター矯正部21の周縁部のディオプターが-3Dであり、第2のディオプター矯正部22のディオプターの分布は、連続的に変化し且つディオプターの変化が-4.5D~-2Dの間にある。
【0021】
第1のディオプター矯正部21のディオプターの分布及び第2のディオプター矯正部22のディオプターの分布は、前方側の弧(フロントカーブ、front curve)の曲率半径、後方側の弧(ベースカーブ、base curve)の曲率半径、構成材料の屈折率のうちの少なくとも一者を調整することにより制御できる。
【0022】
この実施形態において、第1のディオプター矯正部21の前方側の弧の曲率半径は、第2のディオプター矯正部22における前方側の弧の曲率半径より短い。
【0023】
前方側の弧の曲率半径の調整は、必要とされる予定の矯正ディオプターに応じて変化し、前方側の弧の曲率半径が短いほどディオプターが大きくなり、反対に、前方側の弧の曲率半径が長いほどディオプターが小さくなる。
【0024】
また、本発明の視力矯正光学レンズの構成材料の屈折率は、1.38~1.42の範囲内にある。
【0025】
表1、
図2~
図13に示されるように、本発明の視力矯正光学レンズの具体例1~12では、異なる予定の矯正ディオプターのそれぞれに対応する第1のディオプター矯正部21のディオプターの分布及び第2のディオプター矯正部22のディオプターの分布を例示して説明する。
【0026】
図2~
図10は、近視の矯正に使用される凹レンズの具体例を示し、
図11~
図13は、遠視の矯正に使用される凸レンズの具体例を示す。
図2は、予定の矯正ディオプターが-1.00Dである具体例1を示す。
図3は、予定の矯正ディオプターが-2.00Dである具体例2を示す。
図4は、予定の矯正ディオプターが-3.00Dである具体例3を示す。
図5は、予定の矯正ディオプターが-4.00Dである具体例4を示す。
図6は、予定の矯正ディオプターが-5.00Dである具体例5を示す。
図7は、予定の矯正ディオプターが-6.00Dである具体例6を示す。
図8は、予定の矯正ディオプターが-7.00Dである具体例7を示す。
図9は、予定の矯正ディオプターが-8.00Dである具体例8を示す。
図10は、予定の矯正ディオプターが-9.00Dである具体例9を示す。
図11は、予定の矯正ディオプターが+1.00Dである具体例10を示す。
図12は、予定の矯正ディオプターが+3.00Dである具体例11を示す。
図13は、予定の矯正ディオプターが+6.00Dである具体例12を示す。
【0027】
具体例1~具体例12の視力矯正光学レンズにおける第1のディオプター矯正部21の半径r1は、全部0.7mmであり、第2のディオプター矯正部22の半径r2は、全部2.25mmであり、他のパラメータは表1に示される。
【0028】
【0029】
表1における屈折率、前方側の弧の曲率半径、後方側の弧の曲率半径、最大ディオプター及び最小ディオプターは、光学分析器(メーカー:OPTOCRAFT、型番:SHSOphthalmic cito)により測定した。
【0030】
本発明の視力矯正光学レンズは、第1のディオプター矯正部21のディオプターの分布及び第2のディオプター矯正部22のディオプターの分布の設計により、該視力矯正光学レンズの収差が減少し、該視力矯正光学レンズの錯乱円も減少し、該視力矯正光学レンズの焦点深度がより深くなって視野が広がり、且つ、拡大焦点深度(Extended Depth-of-Focus)作用を達成するので、任意の光条件においても、辺縁部も明晰な安定した画像を提供できる。
【0031】
そうすると、使用者が該視力矯正光学レンズを装着すると、光の輝度及び収差により生じる不良な矯正状態を可能な限り克服でき、装着後の矯正の適応性が向上する。
【0032】
従って、本発明の目的を確実に達成できる。
【0033】
上記実施形態は例示的に本発明の原理及び効果を説明するものであり、本発明を制限するものではない。本技術を熟知する当業者であれば本発明の精神及び範囲から離れないという前提の下、上記の実施形態に対して若干の変更や修飾が可能で有る。従って、当業者が本発明の主旨から離れないという前提の下、行った全ての変更や修飾も本発明の保護範囲に含まれるものとされるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の視力矯正光学レンズは、視力の矯正に適する。
【符号の説明】
【0035】
2 視覚矯正領域
20 光学中心
21 第1のディオプター矯正部
22 第2のディオプター矯正部
9 目
L 視軸
r1、r2 半径
【手続補正書】
【提出日】2024-04-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予定の矯正ディオプターがNである視力矯正光学レンズであって、
前記予定の矯正ディオプターであるNは-9.00D~+6.00Dの範囲内にあり、
矯正対象の目の視軸に合わせるための光学中心と、
前記光学中心を含み、且つ、前記光学中心を円心として前記光学中心から張り出すように円形に構成されている第1のディオプター矯正部と、
前記光学中心を円心として前記第1のディオプター矯正部を囲繞するように前記第1のディオプター矯正部に隣接している第2のディオプター矯正部と、を備える視覚矯正領域を含み、
前記光学中心のディオプターは、最大ディオプターであり且つ前記N+3.5D~前記N+9Dの間にあり、
前記第1のディオプター矯正部は、前記光学中心を円心とした半径が0.25mm~1.25mmの範囲内にあり、ディオプターの分布が前記光学中心から前記第1のディオプター矯正部の前記第2のディオプター矯正部と隣接している周縁部へ漸減する傾向で変化し、且つ、前記周縁部のディオプターが前記Nであり、
前記第2のディオプター矯正部は、前記光学中心を円心とした半径が0.5mm~2.25mmの範囲内にあり、ディオプターの分布が連続的に変化し且つディオプターの変化が前記N-1.5D~前記N+1Dの間にあることを特徴とする視力矯正光学レンズ。
【請求項2】
構成材料の屈折率が、1.38~1.42の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の視力矯正光学レンズ。
【請求項3】
前記第1のディオプター矯正部における前方側の弧の曲率半径は、前記第2のディオプター矯正部における前方側の弧の曲率半径より短いことを特徴とする請求項1に記載の視力矯正光学レンズ。
【請求項4】
凹レンズであり、
前記光学中心のディオプターは、最大ディオプターであり且つ前記N+3.5D~前記N+6Dの間にあることを特徴とする請求項1に記載の視力矯正光学レンズ。
【請求項5】
凸レンズであり、
前記光学中心のディオプターは、最大ディオプターであり且つ前記N+5D~前記N+9Dの間にあることを特徴とする請求項1に記載の視力矯正光学レンズ。