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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137638
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】温熱治療器用マッサージ具昇降装置
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20240927BHJP
   A61H 15/00 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
A61H7/00 323K
A61H15/00 340C
A61H7/00 323T
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023183532
(22)【出願日】2023-10-25
(31)【優先権主張番号】10-2023-0037935
(32)【優先日】2023-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523405007
【氏名又は名称】ソンウ メディテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】パク、チュン ファ
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AA10
4C100AD15
4C100AD16
4C100AD23
4C100AD25
4C100AE02
4C100AE15
4C100AF06
4C100AF12
4C100BA02
4C100BB04
4C100CA06
4C100CA15
4C100DA05
4C100EA06
(57)【要約】      (修正有)
【課題】荷重分散による故障の発生を防止し、また、マッサージ効率が向上するマッサージ具昇降装置構造を提供する。
【解決手段】マットに沿って移動が行われる移動フレームに温熱マッサージボールを含むボール支持具が昇降可能に構成される温熱治療器用マッサージ具昇降装置において、前記移動フレームにはボール支持具を昇降駆動させるための駆動ギア(40)が構成され、前記ボール支持具には駆動ギアと噛合するラックギア部(31)が一体に構成され、前記ラックギア部には移動ホイールが構成され、前記移動フレームには移動ホイールを案内するためのホイール案内溝(51)が湾曲された曲率を有して形成された昇降案内具(50)が固設され、前記昇降案内具一側にはラックギア部の昇降をガイドするためのガイドホイールが構成されることを特徴とする。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マットに沿って移動が行われる移動フレーム(10)に温熱マッサージボール(20)を含むボール支持具(30)が昇降可能に構成される温熱治療器用マッサージ具昇降装置において、
前記移動フレーム(10)にはボール支持具を昇降駆動させるための駆動ギア(40)が構成され、
前記ボール支持具(30)には駆動ギア(40)と噛合するラックギア部(31)が一体に構成され、
前記ラックギア部(31)には移動ホイール(32)が構成され、
前記移動フレーム(10)には移動ホイール(32)を案内するためのホイール案内溝(51)が湾曲された曲率を有して形成された昇降案内具(50)が固設され、
前記昇降案内具(50)の一側にはラックギア部(31)の昇降をガイドするためのガイドホイール(52)が構成される、ことを特徴とする温熱治療器用マッサージ具昇降装置。
【請求項2】
前記ラックギア部(31)にはガイドホイール(52)による支持が行われることができるガイド突出部(33)が所定曲率で突出して備えられる、ことを特徴とする請求項1に記載の温熱治療器用マッサージ具昇降装置。
【請求項3】
前記移動ホイール(32)は、ラックギア部(31)の下端部に備えられる、ことを特徴とする請求項1に記載の温熱治療器用マッサージ具昇降装置。
【請求項4】
前記ガイド突出部(33)は移動ホイール(32)と所定距離(h)離隔された構造を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の温熱治療器用マッサージ具昇降装置。
【請求項5】
前記ガイド突出部(33)にはガイドホイール(52)との摩擦による破損を防止するための保護コーティング層(33a)がコーティングされる、ことを特徴とする請求項2に記載の温熱治療器用マッサージ具昇降装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温熱治療器用マッサージ具昇降装置に関し、より詳しくは、マッサージ具を利用した温熱治療過程でマッサージ具の昇降がより安定的に行われることができるようにするためのマッサージ具昇降装置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、マッサージ椅子またはマッサージマットレスには案内レールに沿って移動する際に体部位に対するマッサージ動作を実行するようにローラが備えられたマッサージモジュールが装着される。
【0003】
このようなマッサージモジュールは、四角形の移動フレームに2つが一対を成すマッサージローラが支持フレームに支持され、昇降移動によって身体部位別温熱マッサージ動作が行われる。
【0004】
しかしながら、従来技術におけるマッサージモジュールは、マッサージ具の昇降駆動がヒンジ軸を中心に行われるため、昇降動作の過程でヒンジ軸に荷重が集中されて、破損および変形が発生するという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】大韓民国特許登録第1181918号(2012.09.05.登録)
【特許文献2】大韓民国特許登録第1363892号(2014.02.11.登録)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記した従来技術における問題点を改善するために提案されたもので、マッサージ具の昇降駆動方式を改善して温熱治療器のマッサージ効率を向上させ、また、従来のヒンジ軸駆動方式による部品破損を防止するようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達するための本発明は、マットに沿って移動が行われる移動フレームに温熱マッサージボールを含むボール支持具が昇降可能に構成される温熱治療器用マッサージ具昇降装置において、前記移動フレームにはボール支持具を昇降駆動させるための駆動ギアが構成され、前記ボール支持具には駆動ギアと噛合するラックギア部が一体に構成され、前記ラックギア部には移動ホイールが構成され、前記移動フレームには移動ホイールを案内するためのホイール案内溝が湾曲された曲率を有して形成された昇降案内具が固設され、前記昇降案内具の一側にはラックギア部の昇降をガイドするためのガイドホイールが構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このような本発明のマッサージ具昇降装置は、マッサージ具の昇降駆動がガイドホイールおよび移動ホイールによって案内されることができることによって、荷重分散による故障の発生を防止し、また、マッサージ効率が向上されるという効果を奏する。
【0009】
特に、従来のヒンジ軸を中心に回動が行われる昇降駆動方式に比べて荷重分散効果を極大化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明に係る温熱治療用マッサージ装置の見掛け構造図である。
図2】本発明に係るマッサージ装置の平面構造図である。
図3】本発明に係るマッサージ装置の正面構造図である。
図4】本発明に係るマッサージ装置の側面構造図である。
図5】本発明で昇降ギア部の側面詳細図である。
図6】本発明で昇降ギア部の斜視図である。
図7】本発明で昇降案内具部分詳細図である。
図8】本発明で昇降案内具部分詳細図である。
図9】本発明でラックギア部の主要部詳細図である。
図10】本発明でマッサージ具上昇駆動状態図である。
図11】本発明でマッサージ具上昇駆動状態図である。
図12】本発明でマッサージ具上昇駆動状態部分切開側面図である。
図13】本発明でマッサージ具上昇駆動状態部分切開斜視図である。
図14】本発明でマッサージ具上昇駆動状態でラックギア部の背面側詳細図である。
図15】本発明のマッサージ具上昇駆動状態見掛け側面図である。
図16】本発明のマッサージ具上昇駆動状態見掛け斜視図である。
図17】本発明の他の実施形態によるラックギア部の主要部詳細断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の具体的な実施形態を添付図面を参照して詳しく説明する。
【0012】
本発明の実施形態は多様な形態に変形されてもよく、本発明の範囲が以下で詳しく説明される実施形態に限定されることに解釈されてはならない。本実施形態は、当業界で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
【0013】
したがって、図面で表現した構成要素の形状などはより明確な説明を強調するために誇張されて表現されてもよい。各図面で同じ構成は同じ参照符号で示した場合があることに留意すべきである。また、本発明の要旨を不必要に曖昧にする虞があると判断される公知技術の機能および構成に関する詳細な説明は省略されてもよい。
【0014】
まず、本発明の一実施形態による温熱治療器用マッサージ具昇降装置の構成を図1図9を用いて説明すれば、次の通りである。
【0015】
本実施形態におけるマッサージ具昇降装置は、マットに沿って移動が行われる移動フレーム10に温熱マッサージボール20を含むボール支持具30が昇降可能に構成される。この時、温熱マッサージボール20には温熱作用のためのヒータ線またはPTC素子などが備えられ、このような温熱構造および移動フレーム10がマットに沿って移動する構成は公知の技術であるため、具体的な構成に対する説明は省略する。
【0016】
一方、本発明における移動フレーム10にはボール支持具を昇降駆動させるための駆動ギア40が構成され、前記ボール支持具30には駆動ギア40と噛合するラックギア部31が一体に構成され、前記ラックギア部31の下端部には移動ホイール32が構成され、前記移動フレーム10には移動ホイール32を案内するためのホイール案内溝51が湾曲された曲率を有して形成された昇降案内具50が固設され、前記昇降案内具50の一側にはラックギア部31の昇降をガイドするためのガイドホイール52が構成される。
【0017】
この時、前記ラックギア部31には、ガイドホイール52による支持が行われることができるガイド突出部33が湾曲された所定曲率を有して突出して備えられ、前記ガイド突出部33は、下端部に備えられた移動ホイール32と所定距離h離隔された構造を有することを確認することができる。
【0018】
図面において、未説明符号30aは、ボール支持具台座であり、41は駆動ギア40に正、逆回転動力を伝達する駆動モーター、45は移動フレーム10を移動させるための動力を伝達する移動モーターをそれぞれ示す。
【0019】
このような構成を有する本発明の昇降装置の動作による作用効果を図10図16を用いて説明する。
【0020】
本発明の昇降装置は、移動フレーム10がマットに備えられたレールに沿って移動する過程で、体部位に沿って温熱マッサージボール20を昇降駆動させながら温熱マッサージ治療が行われるようにする。
【0021】
すなわち、駆動ギア40の一方向回転によってギア嵌合されているラックギア部31の上昇動作が行われると、ラックギア部31の下端部に構成されている移動ホイール32は、昇降案内具50に形成されたホイール案内溝51に沿って案内される。
【0022】
この時、昇降案内具50の上端部にはガイドホイール52が備えられているので、ラックギア部31の昇降過程でガイド突出部33が支持され、それによって、振動の発生を防止するとともに、安定的な昇降動作が行われることができることが分かる。
【0023】
したがって、本発明に係るマッサージ具昇降装置は、マッサージ具の昇降駆動がガイドホイールおよび移動ホイールによって案内されることができることによって、荷重分散による故障の発生を防止し、また、マッサージ効率が向上されるという効果を奏する。
【0024】
特に、従来のヒンジ軸を中心に回動が行われた昇降駆動方式に比べて荷重分散効果を極大化することができる。
【0025】
一方、図17は、本発明の他の実施例を示すもので、前記ガイド突出部33にはガイドホイール52との摩擦による破損を防止するための保護コーティング層33aがコーティングされている。
【0026】
以上、本発明の特定実施例が説明および図示されたが、本発明のマッサージモジュール構造が当業者によって多様に変形されて実施され得ることは自明である。
【0027】
したがって、このような変形された実施形態は、本発明の技術的思想や範囲から個別的に理解されてはならなく、このような変形された実施形態は本発明の特許請求範囲内に含まれるとすべきである。
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