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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137654
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】スプライシング表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/40 20060101AFI20240927BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20240927BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20240927BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20240927BHJP
   G09G 3/32 20160101ALI20240927BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20240927BHJP
   H01L 33/00 20100101ALI20240927BHJP
【FI】
G09F9/40 301
G09F9/00 346A
G09F9/00 348Z
G09F9/33
G09G3/20 680E
G09G3/20 680F
G09G3/20 680G
G09G3/20 621M
G09G3/32 A
F21S2/00 482
H01L33/00 L
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023196968
(22)【出願日】2023-11-20
(31)【優先権主張番号】202310283477.4
(32)【優先日】2023-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523439149
【氏名又は名称】グァンチョウ チャイナスター オプトエレクトロニクス セミコンダクター ディスプレイ テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(72)【発明者】
【氏名】ツイ チェンボー
【テーマコード(参考)】
3K244
5C080
5C094
5C380
5F142
5G435
【Fターム(参考)】
3K244BA50
3K244CA02
3K244DA01
5C080AA07
5C080BB05
5C080CC03
5C080JJ02
5C080JJ06
5C080KK02
5C094AA01
5C094AA14
5C094AA41
5C094BA23
5C094CA19
5C094DA02
5C094DB05
5C094GB01
5C094HA08
5C380AA03
5C380AB04
5C380AB15
5C380AB34
5C380AB40
5C380AB45
5C380AB46
5C380AC08
5C380BB30
5F142EA02
5F142EA32
5F142GA01
5G435AA01
5G435AA19
5G435BB01
5G435BB04
5G435CC09
5G435CC12
5G435EE07
5G435EE12
5G435EE13
5G435EE32
5G435EE49
5G435LL08
(57)【要約】      (修正有)
【解決手段】本願の実施例は、スプライシング表示装置を提供し、該スプライシング表示装置は、少なくとも二つのスプライシングして設置される表示パネルであって、隣接する二つのスプライシング表示パネルの間に一つのスプライシングスリットが設置される表示パネルと、補光モジュールと、駆動チップとを含み、該補光モジュールは、スプライシングスリット内に対応して設置されるとともに、スプライシングスリットを覆う。且つ該補光モジュール内の光線の出光方向は、表示パネルの出光側の光線の向きと同じである。
【効果】本願の実施例では、補光モジュールを設置し、駆動チップを発光ユニット内に集積することで、さらにスプライシング装置の複雑さを簡略化し、且つスプライシング装置のスプライシング及び表示効果を改善する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプライシング表示装置であって、
少なくとも二つのスプライシングして設置される表示パネルであって、隣接する二つの前記表示パネルの間に一つのスプライシングスリットが設置される表示パネルと、
前記スプライシングスリットに対応して設置され、且つ前記スプライシングスリットを覆い、駆動ボードと前記駆動ボード上に設置される複数の発光ユニットとを含む補光モジュールと、
前記発光ユニットと共に前記駆動ボード上に設置される駆動チップとを含み、
ここで、各前記発光ユニットに、一つの前記駆動チップが対応して設置され、前記駆動チップと電気的に接続され、且つ少なくとも一部の前記補光モジュールの出光方向は、前記表示パネルの出光方向と同方向である、ことを特徴とするスプライシング表示装置。
【請求項2】
前記発光ユニットは、前記スプライシングスリットに沿ってアレイ状に設置され、各前記発光ユニットは、青色サブ画素と、赤色サブ画素と、緑色サブ画素とをさらに含み、
ここで、前記青色サブ画素、前記赤色サブ画素及び前記緑色サブ画素は、前記駆動チップと電気的に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。
【請求項3】
前記スプライシング表示装置は、複数本の第1の電圧信号線と、第2の電圧信号線と、第3の電圧信号線とをさらに含み、
ここで、前記第1の電圧信号線は、前記駆動チップと電気的に接続され、前記第2の電圧信号線は、前記赤色サブ画素と電気的に接続され、前記第3の電圧信号線は、前記青色サブ画素及び前記緑色サブ画素と電気的に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載のスプライシング表示装置。
【請求項4】
隣接する二列において、前記発光ユニットに対応する電圧信号線の電圧値は同じである、ことを特徴とする請求項3に記載のスプライシング表示装置。
【請求項5】
前記スプライシング表示装置は、複数本の第1の電圧信号線と、第2の電圧信号線とをさらに含み、
ここで、前記第1の電圧信号線は、前記駆動チップ及び前記赤色サブ画素と電気的に接続され、前記第2の電圧信号線は、前記青色サブ画素及び前記緑色サブ画素と電気的に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載のスプライシング表示装置。
【請求項6】
少なくとも一部の前記駆動チップの制御タイミングは、前記表示パネルの制御タイミングと同じである、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。
【請求項7】
前記表示パネルは、矩形構造にスプライシングして設置される第1のサブパネルと、第2のサブパネルと、第3のサブパネルと、第4のサブパネルとを含み、
前記第1のサブパネル、前記第2のサブパネル、前記第3のサブパネル及び前記第4のサブパネルは、前記表示パネルの幅及び長手方向に第1のスプライシングスリット、第2のスプライシングスリットを形成し、前記第1のスプライシングスリット内に、第1の補光モジュールが対応して設置され、前記第2のスプライシングスリット内に、第2の補光モジュールが対応して設置されており、
ここで、前記第1のスプライシングスリットと前記第2のスプライシングスリットとは幅が同じであり、且つ単位長さ内に、前記第1の補光モジュールにおける発光ユニットの数は、前記第2の補光モジュールにおける発光ユニットの数と同じである、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。
【請求項8】
前記スプライシング表示装置は、コネクタをさらに含み、前記コネクタは、前記表示パネル及び前記補光モジュールと電気的に接続され、前記表示パネル及び前記補光モジュールに制御信号を提供するために用いられる、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のスプライシング表示装置。
【請求項9】
前記表示パネルは、表示領域と、少なくとも前記表示領域の一側に設置される額縁領域とを含み、前記補光モジュールの対向する両側辺は、いずれも前記額縁領域内に対応して貼り付けられ、且つ前記表示領域の境界と面一である、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。
【請求項10】
前記スプライシングスリット内に、間隔をおいて設置される複数の支持ブロックがさらに含まれ、前記支持ブロックの中部に係合凹溝が設置されており、前記補光モジュールは、前記係合凹溝内に対応して固定される、ことを特徴とする請求項9に記載のスプライシング表示装置。
【請求項11】
送信カードと、複数の受信カードとをさらに含み、前記送信カードは、複数の前記受信カードと電気的に接続され、前記受信カードは、前記補光モジュール内の駆動チップと対応して電気的に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示パネルの製造技術分野に関し、特にスプライシング表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示パネル製造技術の発展に伴い、表示パネル及び表示装置の表示効果及び総合的性能に対していずれもより高い要求が提出されていた。
【0003】
従来の液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)が低コストと高解像度の利点を有するため、液晶ディスプレイは、広く用いられており、特に屋外での表示に広く応用されている。使用需要のさらなる向上に伴い、屋外の表示パネルのサイズも、元々の小さい規格サイズから、大型化、平面化及び一体化へ次第に進んでいる。サイズの大きいパネルについて、生産製造の場合、それに対応する製造機器は、サイズの大きいパネルを満たすことができない。そのため、従来技術において、所望の大きい規格の表示パネルを得るために、一般的には複数の大きさが異なるか又は大きさが同じであるパネルをスプライシングすることによって、一つのサイズの大きいパネルを得て表示に使用する。しかし、従来技術では、スプライシングする時、隣接する二つのパネルの間にスプライシング継ぎ目が発生するとともに、各パネルの四周の額縁にも一定の幅が存在して発光表示できず、異なるパネルが表示する場合、該スプライシング継ぎ目及び四周の額縁がいずれも正常に表示できず、更に、ユーザが観察する時、中間の表示されていない領域を直接観察できることになるとともに、スプライシング時に、各パネルが相対的に独立したモジュールであり、機械的にスプライシングされているものだけであるため、スプライシングされたパネルの内部構造の設計が複雑になりやすく、後続のメンテナンスに不利であり、それによってパネルの総合的性能を低減させる。
【0004】
要するに、従来技術では、スプライシングしてサイズの大きい表示パネルを形成する場合、隣接するパネルの間にスプライシング継ぎ目が発生するとともに、スプライシング後に形成されたパネルの構造が複雑であり、表示パネルの総合的性能の更なる向上に不利である。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施例は、スプライシング表示装置を形成する場合、隣接するスプライシングパネルの間にスプライシング継ぎ目及び表示できない領域が発生しやすく、さらにパネルの表示効果及び総合的性能を低減させるという従来技術における問題を効果的に改善するためのスプライシング表示装置を提供する。
【0006】
上記技術課題を解決するために、本発明の実施例は、スプライシング表示装置を提供し、前記スプライシング表示装置は、
少なくとも二つのスプライシングして設置される表示パネルであって、隣接する二つの前記表示パネルの間に一つのスプライシングスリットが設置される表示パネルと、
前記スプライシングスリットに対応して設置され、且つ前記スプライシングスリットを覆い、駆動ボードと前記駆動ボード上に設置される複数の発光ユニットとを含む補光モジュールと、
前記発光ユニットと共に前記駆動ボード上に設置される駆動チップとを含み、
ここで、各前記発光ユニットに、一つの前記駆動チップが対応して設置され、前記駆動チップと電気的に接続され、且つ少なくとも一部の前記補光モジュールの出光方向は、前記表示パネルの出光方向と同方向である。
【0007】
本発明の一実施例によれば、前記発光ユニットは、前記スプライシングスリットに沿ってアレイ状に設置され、各前記発光ユニットは、青色サブ画素と、赤色サブ画素と、緑色サブ画素とを含み、
ここで、前記青色サブ画素、前記赤色サブ画素及び前記緑色サブ画素は、前記駆動チップと電気的に接続される。
【0008】
本発明の一実施例によれば、前記スプライシング表示装置は、複数本の第1の電圧信号線と、第2の電圧信号線と、第3の電圧信号線とをさらに含み、
ここで、前記第1の電圧信号線は、前記駆動チップと電気的に接続され、前記第2の電圧信号線は、前記赤色サブ画素と電気的に接続され、前記第3の電圧信号線は、前記青色サブ画素及び前記緑色サブ画素と電気的に接続される。
【0009】
本発明の一実施例によれば、隣接する二列において、前記発光ユニットに対応する電圧信号線の電圧値は同じである。
【0010】
本発明の一実施例によれば、前記スプライシング表示装置は、複数本の第1の電圧信号線と、第2の電圧信号線とをさらに含み、
ここで、前記第1の電圧信号線は、前記駆動チップ及び前記赤色サブ画素と電気的に接続され、前記第2の電圧信号線は、前記青色サブ画素及び前記緑色サブ画素と電気的に接続される。
【0011】
本発明の一実施例によれば、少なくとも一部の前記駆動チップの制御タイミングは、前記表示パネルの制御タイミングと同じである。
【0012】
本発明の一実施例によれば、前記表示パネルは、矩形構造にスプライシングして設置される第1のサブパネルと、第2のサブパネルと、第3のサブパネルと、第4のサブパネルとを含み、
前記第1のサブパネル、前記第2のサブパネル、前記第3のサブパネル及び前記第4のサブパネルは、前記表示パネルの幅及び長手方向に第1のスプライシングスリット、第2のスプライシングスリットを形成し、前記第1のスプライシングスリット内に、第1の補光モジュールが対応して設置され、前記第2のスプライシングスリット内に、第2の補光モジュール及び第3の補光モジュールが対応して設置されており、
ここで、前記第1のスプライシングスリットと前記第2のスプライシングスリットとは幅が同じであり、且つ単位長さ内に、前記第1の補光モジュールにおける発光ユニットの数は、前記第2の補光モジュール及び前記第3の補光モジュールにおける発光ユニットの数と同じである。
【0013】
本発明の一実施例によれば、前記スプライシング表示装置は、コネクタをさらに含み、前記コネクタは、前記表示パネル及び前記補光モジュールと電気的に接続され、前記表示パネル及び前記補光モジュールに制御信号を提供するために用いられる。
【0014】
本発明の一実施例によれば、前記表示パネルは、表示領域と、前記表示領域の一側に設置される額縁領域とを含み、各前記スプライシングスリットに対応する前記補光モジュールの両側辺は、前記額縁領域内に貼り付けられる。
【0015】
本発明の一実施例によれば、前記スプライシングスリット内に、間隔をおいて設置される複数の支持ブロックがさらに含まれ、前記支持ブロックの中部に係合凹溝が設置されており、前記補光モジュールは、前記係合凹溝内に対応して固定される。
【0016】
本発明の一実施例によれば、送信カードと、複数の受信カードとをさらに含み、前記送信カードは、複数の前記受信カードと電気的に接続され、前記受信カードは、前記補光モジュール内の駆動チップと対応して電気的に接続される。
【0017】
本発明の実施例の有益な効果は以下のとおりである。従来技術に比べて、本願の実施例は、スプライシング表示装置を提供し、該スプライシング表示装置は、少なくとも二つのスプライシングして設置される表示パネルであって、隣接する二つのスプライシング表示パネルの間に一つのスプライシングスリットが設置される表示パネルと、補光モジュールと、駆動チップとを含み、該補光モジュールは、スプライシングスリット内に対応して設置されるとともに、スプライシングスリットを覆う。且つ該補光モジュール内の光線の出光方向は、表示パネルの出光側の光線の向きと同じである。本願の実施例では、該スプライシングスリット内に補光モジュールを設置し、駆動チップを発光ユニット内に集積することで、さらにスプライシング装置の複雑さを簡略化し、且つ該スプライシングスリット内からも一部の光線が出射されるようにし、スプライシング装置のスプライシング効果を効果的に改善した。
【図面の簡単な説明】
【0018】
実施例又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の記載に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下の記載における図面は、出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1】本願の実施例による該スプライシング表示装置の平面構造概略図である。
図2】本願の実施例による別の表示装置のスプライシング効果概略図である。
図3】本願の実施例による該発光ユニット内の回路構造概略図である。
図4】本願の実施例による別の発光ユニットの内部回路の配置概略図である。
図5】本願の実施例によるスプライシング構造概略図である。
図6】本願の実施例による第2の補光モジュールの構造概略図である。
図7】本願の実施例による該補光モジュールのまた別の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施例における図面を参照し、以下の開示では、異なる実施形態又は例を提供して本発明の異なる構造を実現する。本発明を簡略化するために、以下、特定の例の部品と設置を説明する。なお、本発明が提供した様々な特定のプロセスと材料の例は、当業者が他のプロセスを意識できる応用である。当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0020】
本発明の説明において、理解すべきこととして、用語である「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」などにより指示される方位又は位置関係は図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、本発明の記載及び記載の簡略化をしやすくするものに過ぎず、これらにより示される装置又は部品が特定の方位を有することや、特定の方位での構成及び操作を必須とすることを指示又は暗示するものではないため、本発明への制限として理解することはできない。更に、「第1」、「第2」という用語は説明するためのものに過ぎず、相対的な重要性を指示又は暗示するものや、これらにより示される技術的特徴の数を示唆するものではない。
【0021】
表示パネル製造技術の絶え間ない発展に伴い、表示パネル及び表示装置の性能及び表示効果に対していずれもより高い要求が提出されていた。
【0022】
従来技術では、複数のサイズの小さい表示パネルを互いにスプライシングしてサイズ又は規格の大きい表示パネルを形成するプロセスでは、スプライシング中、隣接する二つの表示パネルの間に隙間が発生することが多く、パネルが正常に表示する場合、該隙間が発光表示できず、さらに大型スプライシング表示パネルの表示効果及び品質を低減させるとともに、スプライシング中、パネル内部の構造をさらに複雑にし、表示装置の総合的性能の更なる向上に不利である。
【0023】
本願の実施例は、スプライシング表示装置を提供して、該スプライシング表示装置のスプライシング効果を効果的に向上させ、該スプライシング表示装置の内部構造を効果的に簡略化することによって、装置の総合的性能を向上させる。
【0024】
図1に示すように、図1は、本願の実施例による該スプライシング表示装置の平面構造概略図である。具体的には、該スプライシング表示装置は、複数の異なるパネルを含む。各パネルのサイズが小さく、上記複数の異なる表示パネルが互いにスプライシングされた後に、規格サイズの大きい大型表示パネルをさらに形成する。ここで、スプライシング時に、必要な大きさに応じて、異なる数のパネルを選択してスプライシングすることができ、以下の実施例では、四つの異なる表示パネルをスプライシングすることを例にして説明する。他のスプライシング数のパネルについて、ここでこれ以上説明しない。
【0025】
具体的には、該表示パネルのスプライシング数は、四つであり、任意選択的に、表示パネルは、第1のサブパネル1011と、第2のサブパネル1012と、第3のサブパネル1013と、第4のサブパネル1014とを含む。上記異なるサブパネルをスプライシングする場合、サブパネルの側辺と側辺が対向し、さらにスプライシングを行う。本願の実施例では、上記各異なるサブパネルの規格は、同じ規格に設定されてもよく、同時に、各サブパネルは、独立して発光することができ、各サブパネルが独立して発光する場合、使用中、各サブパネルの発光効果に対してそれぞれ調節を行うことができ、それによって異なる表示効果を実現する。又は複数のサブパネルが同じ発光効果を有し、即ち調節を行う場合、各サブパネルの変化が同じであり、この時、上記四つのサブパネルを一体として見なしてもよく、それによってその制御プロセスを簡略化し、パネルの発光効果の一致性を保証し、ここでこれ以上説明しない。
【0026】
本願の実施例では、スプライシングする時、第1のサブパネル1011と第2のサブパネル1012は、一列目に並列設置され、第3のサブパネル1013と第4のサブパネル1014は、二列目に並列設置される。この時、第1のサブパネル1011、第2のサブパネル1012、第3のサブパネル1013と第4のサブパネル1014は、スプライシングされ、矩形構造を形成する。同時に、隣接する二つのサブパネルの間にスプライシングスリット20がある。
【0027】
以下の実施例では、該スプライシングスリット20は、第1のスプライシングスリット201と、第2のスプライシングスリット202とを含む。ここで、該第1のスプライシングスリット201が該表示パネルの幅方向に対応して設置され、第2のスプライシングスリット202が該表示パネルの長手方向に対応して設置されるため、該第1のスプライシングスリット201の長さは、第2のスプライシングスリット202の長さよりも小さい。且つ該第1のスプライシングスリット201の幅は、第2のスプライシングスリット202の幅と同じであるように設定されてもよい。
【0028】
本願の実施例では、上記異なる四つのサブパネルをスプライシングする場合、パネルの外側エッジの対応する箇所に固定ブラケットを設置し、サブパネルを対応する固定ブラケット上に放置することによって、スプライシングを実現することができ、図面において、該支持ブラケットは、パネルの裏面に対応して設置され、具体的に示されていない。
【0029】
さらに、図2に示すように、図2は、本願の実施例による別の表示装置のスプライシング効果概略図である。図1における図面を参照すると、本願の実施例では、各サブパネルにとって、表示領域401と、該表示領域401の少なくとも一側に設置される額縁領域402とを含む。具体的には、該額縁領域402は、該表示領域を囲んで設置されてもよく、且つ該額縁領域402は、各サブパネルの四周のエッジに対応して設置される。各サブパネルにとって、その額縁領域が正常に表示できず、スプライシングされた後に、異なるサブパネルの額縁領域と二つの額縁領域間のスプライシングスリットをさらに合わせることにより、パネル全体の非表示領域をさらに拡大し、さらにパネルの表示効果を低減させる。
【0030】
同時に、該スプライシング表示装置は、補光モジュール222をさらに含む。具体的には、該補光モジュール222は、スプライシングスリット内に対応して設置され、例えば補光モジュール222は、第1の補光モジュール2221と、第2の補光モジュール2222とを含み、ここで、該第1の補光モジュール2221は、第1のスプライシングスリット201内に対応して設置され、第2の補光モジュール2222は、第2のスプライシングスリット202内に対応して設置される。ここで、上記補光モジュールを設置する場合、該補光モジュールは、対応するスプライシングスリットを完全に覆い、且つ該補光モジュール内の光線の出光方向は、各サブパネルの出光側から発する光線の向きと同じである。このように、該補光モジュール222及び各サブパネルが正常に作動する時、スプライシングスリット内からも光線が出射されることによって、該スプライシングスリットの対応する領域内の光線強度が表示パネルの表示領域内の光線強度と同じであることを保証する。且つパネルの表示効果を保証する。
【0031】
さらに、上記補光モジュール222を設置する場合、該補光モジュールは、複数の発光ユニット403をさらに含む。該発光ユニット403は外部へ光線を発することができ、それによって補光モジュール222の補光作用を実現し、且つ該スプライシングスリット領域内の表示問題を低減させる。
【0032】
具体的には、該補光モジュール222は、発光ランプボードとして設置されてもよく、例えば、該発光ランプボードは、LEDランプボード又はMicro-LEDランプボードであり、該ランプボード上に複数の発光ユニット403が設置され、各発光ユニットは、一つのLEDランプビーズに対応する。本願の実施例では、該発光ユニット403は、該補光モジュールの駆動ボード上に設置されてもよい。以下の実施例では、該補光モジュール222についてLEDランプボードを例にして説明し、LEDランプボード上に複数のLEDランプビーズが設置されていることによって、ランプボードの補光効果を実現する。
【0033】
本願の実施例では、複数の発光ユニット403は、対応するランプボード上で一列又は複数列に設置されてもよく、それによって異なる補光状況に応じて該スプライシングスリット内の光線を調節する。
【0034】
詳しくは図2を参照し、該補光モジュールを設置する場合、該補光モジュール222の対向する両側辺は、対応するサブパネルの額縁領域内に貼り付けられる。例えば、該第1の補光モジュール2221の左側辺は、同時に第1のサブパネル1011と第3のサブパネル1013の額縁領域402内に貼り付けられ、且つ表示領域と重ならず、例えば該第1の補光モジュール2221の左側辺は、第1のサブパネルの表示領域の境界と面一であるとともに、第1の補光モジュール2221の右側辺は、同時に第2のサブパネル1012及び第4のサブパネル1014の左側の額縁領域402内に貼り付けられ、且つ表示領域と重ならず、例えば該第1の補光モジュール2221の右側辺は、第2のサブパネルの表示領域の境界と面一である。それによって該第1の補光モジュール2221の取り付け及び固定を実現し、同様に、上記方式に応じて第2の補光モジュール2222を貼り合わせて固定する。本願の実施例では、上記補光モジュールが作動する時、それは、同時に各サブパネルの額縁領域及び隣接するサブパネル間のスプライシングスリット領域に対して補光することができ、それによって表示パネルの表示領域と一致する発光効果に達する。
【0035】
本願の実施例では、上記方式に応じて補光モジュールを固定する場合、該補光モジュールの高さを限定し、具体的には、該補光モジュールの高さは、10mm以下であり、任意選択的に、該補光モジュール222の高さが1mm又は3mmに設定されることによって、補光モジュールとサブパネルの表面との高さの差を効果的に低減させ、且つその表示効果を保証する。
【0036】
図6に示すように、図6は、本願の実施例による第2の補光モジュールの構造概略図であり、本願の実施例では、各発光ユニット403を設置する場合、該発光ユニット403内に複数の色の異なるサブ画素が含まれる。以下の実施例では、発光ユニット403は、第2の補光モジュール2222上に等間隔をおいて設置されてもよい。同時に、発光ユニット403内に駆動チップ601が含まれ、本願の実施例では、該駆動チップ601は、発光ユニットと共に該駆動ボード上に設置されてもよい。該駆動ボードは主に積載ボードであり、且つ該駆動ボード上に一定の配線が設置されてもよく、それによって駆動チップと発光ユニットの端子と対応して電気的に接続されることを容易にする。同時に、該発光ユニット403内に青色サブ画素602、緑色サブ画素603及び赤色サブ画素604がさらに設置される。
【0037】
具体的には、上記構造を設置する場合、駆動チップ601、青色サブ画素602、緑色サブ画素603及び赤色サブ画素604は、発光ユニット403内に並列設置されてもよく、例えば、縦一列又は横一列に設置され、又は該発光ユニット403の大きさに応じて、上記発光ユニットと駆動チップを複数行又は複数列の構造に設置し、設置時に、異なる製品の需要に応じて上記各色の異なるサブ画素を合理的に配置してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0038】
本願の実施例では、該駆動チップ601は、青色サブ画素602、緑色サブ画素603及び赤色サブ画素604と対応して電気的に接続され、且つ該青色サブ画素602、緑色サブ画素603及び赤色サブ画素604と共に同一の発光ユニット403内にパッケージングされる。各サブパネルが正常に表示して作動する場合、該第2の補光モジュールにおける各発光ユニット403が発光し、且つ該駆動チップ601により各発光ユニット403の発光状況に対して調節することができ、それによって表示領域とスプライシングスリットにおける表示効果を効果的に改善し、発光効果の一致性を保証する。
【0039】
図3に示すように、図3は、本願の実施例による該発光ユニット内の回路構造概略図である。図1図3における構造を参照すると、本願の実施例では、各発光ユニット内に、対応する駆動チップが集積されてパッケージングされているため、該補光モジュール内の回路数及び接続部材の数をさらに減少し、さらにデバイス構造を簡略化する目的を達成することができる。
【0040】
具体的には、該第2の補光モジュールにとって、該補光モジュール上に複数の発光ユニットが設置されてもよく、例えばm*nの矩形アレイが設置されている。任意選択的に、該mは、対応する行数であり、mは、1~50の間にあってもよく、同時に、nは、対応する列数であり、nは、50~512の間にあってもよい。以下の実施例では、m=6であり、n=360であることを例にして説明し、他の数の行又は列は、本願における方式を参照して行ってもよい。
【0041】
本願の実施例では、隣接する二行における発光ユニットの間の間隔距離は、同じに設定してもよく、同時に、隣接する二列における発光ユニットの間の間隔距離は、同じに設定してもよい。各発光ユニットにいずれも対応する信号線が設置されることによって、該発光ユニットに対する制御を実現する。
【0042】
具体的には、該スプライシング表示装置は、電源電圧線Vccと、第1の電圧信号線333と、第2の電圧信号線334と、第3の電圧信号線335と、GND信号線336とを含む。ここで、各行に一本の電源電圧線Vccが対応して設置され、例えば電源電圧線Vccは、隣接する二行の間の箇所に設置され、補光モジュールの一側のエッジまで延びるとともに、該電源電圧線Vccは、該行における発光ユニットと電気的に接続される。該電源電圧線Vccにより発光ユニットに給電する。
【0043】
同時に、該第1の電圧信号線333は、補光モジュールの一側の頂部のエッジに設置され、例えば第2の補光モジュール2222の上部のエッジに近い箇所に設置される。設置が完了した後に、各列に対応する箇所に、該第1の電圧信号線333から複数本のリード線を引き出し、各リード線は、該列の発光ユニットに対応して設置され、且つ電気的に接続される。
【0044】
さらに、該第2の補光モジュール2222の下部のエッジに近い箇所に、第2の電圧信号線334、第3の電圧信号線335及びGND信号線336が順に設置される。具体的には、該第2の電圧信号線334と第3の電圧信号線335は、GND信号線336の上方に設置されてもよく、それによって該GND信号線336が良好に接地機能を実現することを保証し、且つ該補光モジュールの正常な作動を保証する。
【0045】
本願の実施例では、該第2の電圧信号線334における各列に対応する箇所に第2のリード線42が設置され、該第3の電圧信号線335における各列に対応する箇所に第3のリード線43が設置される。ここで、該第2のリード線42と第3のリード線43はいずれも各列の発光ユニットと対応して電気的に接続される。
【0046】
具体的には、各発光ユニット403内に駆動チップ601、青色サブ画素602、緑色サブ画素603及び赤色サブ画素604が設置される。そのため、本願の実施例では、異なる電圧信号線を設置することで、異なる制御機能を実現する。第1の実施例では、詳しくは図4における接続方式を参照し、該第2の電圧信号線334がリード線を介して発光ユニット内の赤色サブ画素604と電気的に接続されるとともに、第3の電圧信号線335がリード線を介して各列の発光ユニット内の青色サブ画素602及び緑色サブ画素603と電気的に接続されることによって、該第3の電圧信号線335により、青色と緑色サブ画素に制御信号を同時に提供する。
【0047】
本願の実施例では、該第2の電圧信号線と第3の電圧信号線を設置することで、異なる発光ユニットを直列接続又は並列接続することによって、異なる発光ユニット内のサブ画素に対する制御を実現するとともに、各発光ユニットが駆動チップと電気的に接続されることによって、独立した制御を実現し、同一の電圧信号線により、複数の色の異なるサブ画素に対する制御を実現し、さらに該補光モジュール及び表示装置内の配線の数を効果的に減少し、その制御効率を効果的に向上させた。
【0048】
各サブパネルに対応する表示パネルが正常に発光して表示する場合、電源電圧線Vcc、第1の電圧信号線333、第2の電圧信号線334、第3の電圧信号線335及びGND信号線336に異なる制御信号を提供することによって、該サブパネルが発光するとともに、補光モジュールの正常な発光を保証し、スプライシングスリット領域の表示効果を向上させることを実現する。
【0049】
本願の実施例では、上記対応する電圧信号線を設置する場合、隣接する二列における電圧値が同じであってもよく、例えば該一列目と三列目において、その発光ユニットに対応する第1の電圧信号線333、第2の電圧信号線334又は第3の電圧信号線335上で提供される電圧値は対応的に同じである。それによって、該一列目と三列目において同じ発光効果を有することを保証する。同時に、二列目、四列目において、対応する電圧値は、一列目又は三列目における電圧値と同じであっても異なってもよく、それによって異なる発光ユニットに対する調節を実現し、隣接する列を異なる制御方式に設置し、さらに、補光モジュールの多様な制御効果を実現し、該スプライシングスリット領域の表示効果を保証し、ユーザの使用感と体験感を向上させる。
【0050】
表示パネルが正常に発光して表示する場合、該スプライシングされた後に形成された表示パネルは、第1の制御タイミングを有し、該第1の制御タイミングでパネル内の液晶に対して走査を行い、且つ正常な発光表示を行い、本願の実施例では、各発光ユニットにおいて駆動チップ601が設置されており、第1の電圧信号線333により、該駆動チップ601に第2の制御タイミングを提供し、該第2の制御タイミングで各サブ画素の発光を実現することができる。本願の実施例では、該第1の制御タイミングと第2の制御タイミングが同じであってもよく、それによって各サブパネルの表示領域の表示効果がスプライシングスリット領域内の補光モジュールの発光効果と同じであることを保証し、パネルの総合的性能を向上させる。
【0051】
図4に示すように、図4は、本願の実施例による別の発光ユニットの内部回路の配置概略図である。図3における配置構造を参照すると、本願の実施例では、該第1の電圧信号線333及び第3の電圧信号線335は、対応するリード線を介して同時に各列における発光ユニットと電気的に接続され、具体的には、該第1の電圧信号線333は、同時に駆動チップ601及び赤色サブ画素604と電気的に接続され、且つ第2の電圧信号線334は、青色サブ画素602と緑色サブ画素603と電気的に接続され、この時、該赤色サブ画素と駆動チップ401は、同じ制御信号を有し、青色サブ画素602と緑色サブ画素603は、同じ制御信号を有し、該補光モジュールが正常に発光する場合、色の異なるサブ画素に対する異なる制御を実現し、異なる発光効果を得ることができる。
【0052】
本願の実施例では、各発光ユニット内に駆動チップ601が設置され、且つ該駆動チップ601が、色の異なるサブ画素と対応して接続されることによって、異なる制御効果を実現する。同時に、上記構造により、パネルにおける線路の配線数をさらに低減させ、配線を補光モジュールの裏側に集積して設置することによって、パネルの構造を簡略化することができる。さらに、該補光モジュールと表示領域との表示効果の一致性を向上させるために、少なくとも一部の駆動チップ601の制御タイミングが表示パネルの制御タイミングと同じであり、それによって表示パネル全体の表示効果を向上させる。
【0053】
図5に示すように、図5は、本願の実施例によるスプライシング構造概略図である。図1図3における構造を参照すると、本願の実施例では、異なる補光モジュールを対応するスプライシングスリット内に設置する場合、例えば、第2の補光モジュール2222を第2のスプライシングスリット202内に設置し、該第2のスプライシングスリット202内に支持ブロック504がさらに設置されており、複数の支持ブロック504は、間隔をおいてスプライシングスリット内に設置される。例えば、等間隔をおいて設置し、間隔をおいて設置することによって、該支持ブロック504の総重量を低減させ、スプライシングパネルの軽量薄型化設置を実現する。
【0054】
さらに、スプライシング効果を保証するために、本願の実施例では、複数の支持ブロック504を設置する場合、該支持ブロック504の出光側に向かう表面上に、係合凹溝505がさらに設置される。支持ブロック504がスプライシングスリット内に係合された後に、さらに対応する補光モジュールを各係合凹溝505内に係合することによって、該補光モジュールの固定を実現し、スプライシング装置全体のスプライシングを完了する。
【0055】
本願の実施例では、該第1のスプライシングスリット201と第2のスプライシングスリット202内の支持ブロック504の配置密度は同じであってもよく、それによってスプライシング装置の異なる領域の一致性を保証する。さらに、異なる補光モジュール、例えば第1の補光モジュールと第2の補光モジュールを設置する場合、単位長さ内に、第1の補光モジュールにおける発光ユニットの数は、第2の補光モジュールにおける発光ユニットの数と同じであり、このように、異なる補光モジュールが同時に作動する場合、両者は、一致した表示効果を有し、さらに該スプライシング表示装置全体の表示効果の一致性を保証する。
【0056】
図7に示すように、図7は、本願の実施例による該補光モジュールのまた別の構造概略図である。図1図4における構造を参照すると、本願の実施例では、該スプライシング表示装置は、コネクタ621と、受信カード622と、送信カード623とをさらに含む。
【0057】
具体的には、上記コネクタ621は、対応する補光モジュールの裏面に設置されてもよく、同時に受信カード622及び送信カード623は、該補光モジュールの裏面に設置されてもよく、又は該表示パネルの他の箇所に設置される。設置時、該コネクタ621は、補光モジュールと電気的に接続され、具体的には、コネクタ621は、発光ユニットの電源電圧線Vccと対応して電気的に接続されることによって、発光ユニットに制御信号を提供する。本願の実施例では、該コネクタ621の接続ポートは、集積ポートとして設置されてもよく、電気的に接続する場合、該コネクタ621の接続ポートを補光モジュール内の発光ユニットのリード線端子と対応させて接続する。それによって表示パネルの線路配置数を効果的に減少し、スプライシング表示パネルの構造の複雑さを簡略化した。
【0058】
同時に、該受信カード622は、コネクタ621と電気的に接続され、送信カード623は、受信カード622と電気的に接続される。ここで、該送信カード623は、受信カード622に制御信号を提供し、各送信カードは、同時に複数の受信カード622と電気的に接続されてもよく、同一の受信カード622は、複数のコネクタ621と電気的に接続されてもよく、且つ発光ユニット内の駆動チップに対して制御を行うことによって、該補光モジュールの正常な発光を実現し、発光中、その発光効果に対して調整制御を行い、該スプライシング表示装置が良好な一致性を有することを保証する。且つスプライシング表示装置のスプライシング構造を効果的に簡略化し、その総合的性能を向上させる。
【0059】
さらに、本願の実施例では、該スプライシング表示装置は、コンピュータ、電子ペーパー、ディスプレイ、ノートパソコン、デジタルフォトフレームなど、表示可能又はスプライシング折り畳み機能を有するあらゆる製品又は部品に応用でき、その具体的なタイプは具体的に制限されない。
【0060】
要するに、以上は、本発明の実施例によるスプライシング表示装置について詳細に紹介した。本明細書で具体的な例を用いて本発明の原理及び実施形態を説明したが、以上の実施例の説明は、本発明の技術案及びそのコアとなる思想に対する理解を助けるためのものに過ぎず、好ましい実施例により本発明を以上のように開示したが、上記好ましい実施例は本発明を制限するためのものではなく、当業者は、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、いずれも様々な変更と修飾を行うことができるため、本発明の保護範囲は請求項に定められる範囲を基準とする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-08-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプライシング表示装置であって、
少なくとも二つのスプライシングして設置される表示パネルであって、隣接する二つの前記表示パネルの間に一つのスプライシングスリットが設置される表示パネルと、
前記スプライシングスリットに対応して設置され、且つ前記スプライシングスリットを覆い、駆動ボードと前記駆動ボード上に設置される複数の発光ユニットとを含む補光モジュールと、
前記発光ユニットと共に前記駆動ボード上に設置される駆動チップとを含み、
ここで、各前記発光ユニットに、一つの前記駆動チップが対応して設置され、前記駆動チップと電気的に接続され、且つ少なくとも一部の前記補光モジュールの出光方向は、前記表示パネルの出光方向と同方向であ
前記発光ユニットは、前記スプライシングスリットに沿ってアレイ状に設置され、各前記発光ユニットは、青色サブ画素と、赤色サブ画素と、緑色サブ画素とをさらに含み、
ここで、前記青色サブ画素、前記赤色サブ画素及び前記緑色サブ画素は、前記駆動チップと電気的に接続され、
前記スプライシング表示装置は、複数本の第1の電圧信号線と、第2の電圧信号線と、第3の電圧信号線とをさらに含み、
ここで、前記第1の電圧信号線は、前記駆動チップと電気的に接続され、前記第2の電圧信号線は、前記赤色サブ画素と電気的に接続され、前記第3の電圧信号線は、前記青色サブ画素及び前記緑色サブ画素と電気的に接続される、ことを特徴とするスプライシング表示装置。
【請求項2】
隣接する二列において、前記発光ユニットに対応する電圧信号線の電圧値は同じである、ことを特徴とする請求項に記載のスプライシング表示装置。
【請求項3】
前記スプライシング表示装置は、複数本の第1の電圧信号線と、第2の電圧信号線とをさらに含み、
ここで、前記第1の電圧信号線は、前記駆動チップ及び前記赤色サブ画素と電気的に接続され、前記第2の電圧信号線は、前記青色サブ画素及び前記緑色サブ画素と電気的に接続される、ことを特徴とする請求項に記載のスプライシング表示装置。
【請求項4】
少なくとも一部の前記駆動チップの制御タイミングは、前記表示パネルの制御タイミングと同じである、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。
【請求項5】
前記表示パネルは、矩形構造にスプライシングして設置される第1のサブパネルと、第2のサブパネルと、第3のサブパネルと、第4のサブパネルとを含み、
前記第1のサブパネル、前記第2のサブパネル、前記第3のサブパネル及び前記第4のサブパネルは、前記表示パネルの幅及び長手方向に第1のスプライシングスリット、第2のスプライシングスリットを形成し、前記第1のスプライシングスリット内に、第1の補光モジュールが対応して設置され、前記第2のスプライシングスリット内に、第2の補光モジュールが対応して設置されており、
ここで、前記第1のスプライシングスリットと前記第2のスプライシングスリットとは幅が同じであり、且つ単位長さ内に、前記第1の補光モジュールにおける発光ユニットの数は、前記第2の補光モジュールにおける発光ユニットの数と同じである、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。
【請求項6】
前記スプライシング表示装置は、コネクタをさらに含み、前記コネクタは、前記表示パネル及び前記補光モジュールと電気的に接続され、前記表示パネル及び前記補光モジュールに制御信号を提供するために用いられる、ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のスプライシング表示装置。
【請求項7】
前記表示パネルは、表示領域と、少なくとも前記表示領域の一側に設置される額縁領域とを含み、前記補光モジュールの対向する両側辺は、いずれも前記額縁領域内に対応して貼り付けられ、且つ前記表示領域の境界と面一である、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。
【請求項8】
前記スプライシングスリット内に、間隔をおいて設置される複数の支持ブロックがさらに含まれ、前記支持ブロックの中部に係合凹溝が設置されており、前記補光モジュールは、前記係合凹溝内に対応して固定される、ことを特徴とする請求項に記載のスプライシング表示装置。
【請求項9】
送信カードと、複数の受信カードとをさらに含み、前記送信カードは、複数の前記受信カードと電気的に接続され、前記受信カードは、前記補光モジュール内の駆動チップと対応して電気的に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載のスプライシング表示装置。