(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137812
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバ
(51)【国際特許分類】
H01L 25/07 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
H01L25/04 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024040923
(22)【出願日】2024-03-15
(31)【優先権主張番号】18/187,300
(32)【優先日】2023-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】518364964
【氏名又は名称】ルネサス エレクトロニクス アメリカ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】RENESAS ELECTRONICS AMERICA INC.
【住所又は居所原語表記】1001 Murphy Ranch Road, Milpitas, California 95035, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 哲夫
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・ハン・ディン
(72)【発明者】
【氏名】ヨン・グー・イーエン
(57)【要約】
【課題】 モータドライバのための回路および装置が提供される。
【解決手段】
ハイブリッドIC(集積回路)は、ドライバICと、第1のICと、複数の第2のICと、を含むことができる。第1のICは、複数のハイサイドMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)を含むことができる。さらに、第1のICは、複数のハイサイドMOSFETのドレインに接続された共通ドレイン端子を含むことができる。複数の第2のICは、ローサイドMOSFETをそれぞれ含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、ドライバICと第1のICとを接続する第1のボンディングワイヤセットを含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、ドライバICと複数の第2のICとを接続する第2のボンディングワイヤセットを含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、第1のICと複数の第2のICとを接続する第3のボンディングワイヤセットを含むことができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッドIC(集積回路)であって、
ドライバICと、
平面視において、前記ドライバICの1つの側部に沿って配置された第1のICであって、
複数のハイサイドMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)、および
前記複数のハイサイドMOSFETのドレインに接続された共通ドレイン端子
を含む第1のICと、
ローサイドMOSFETをそれぞれ含む複数の第2のICと、
前記ドライバICと前記第1のICとを接続する第1のボンディングワイヤセットと、
前記ドライバICと前記複数の第2のICとを接続する第2のボンディングワイヤセットと、
を備え、
前記複数のハイサイドMOSFETおよび前記複数の第2のICのうちの前記ローサイドMOSFETの各々は、それぞれの角部に位置するゲートパッドを含み、
前記複数のハイサイドMOSFETのうちの外側ハイサイドMOSFETは、前記外側ハイサイドMOSFETのゲートパッドの位置が前記ドライバICのチップに近接するように配置される、
ハイブリッドIC。
【請求項2】
前記複数のハイサイドMOSFETは、2つの外側ハイサイドMOSFETと、中間ハイサイドMOSFETと、を含み、前記2つの外側ハイサイドMOSFETは、それぞれの前記ゲートパッドが前記ドライバICのチップに近接するように配置される、請求項1に記載のハイブリッドIC。
【請求項3】
前記第1のICと前記複数の第2のICとを接続する第3のボンディングワイヤセットをさらに備える、請求項1に記載のハイブリッドIC。
【請求項4】
前記第1のICは、第1のハイサイドMOSFETと、第2のハイサイドMOSFETと、第3のハイサイドMOSFETと、を含み、
前記複数の第2のICは、第1のMOSFET ICと、第2のMOSFET ICと、第3のMOSFET ICと、を含み、
前記第1のMOSFET IC、前記第2のMOSFET IC、および前記第3のMOSFET ICは、第1のローサイドMOSFET、第2のローサイドMOSFET、および第3のローサイドMOSFETをそれぞれ含み、
前記第3のボンディングワイヤセットは、前記第1のハイサイドMOSFET、前記第2のハイサイドMOSFET、および前記第3のハイサイドMOSFETと、前記第1のローサイドMOSFET、前記第2のローサイドMOSFET、および前記第3のローサイドMOSFETとをそれぞれ接続する、
請求項3に記載のハイブリッドIC。
【請求項5】
前記複数のハイサイドMOSFETおよび前記複数の第2のICのうちの前記ローサイドMOSFETは、正方形の形状を有し、
前記第1のボンディングワイヤセットは、前記ドライバICと前記複数のハイサイドMOSFETのゲートパッドとを接続し、
前記第2のボンディングワイヤセットは、前記ドライバICと前記複数の第2のICのうちの前記ローサイドMOSFETのゲートパッドとを接続する、
請求項1に記載のハイブリッドIC。
【請求項6】
前記第1のICは、前記ドライバICと前記複数の第2のICとの間に位置する、請求項1に記載のハイブリッドIC。
【請求項7】
コントローラと、モータと、ハイブリッドIC(集積回路)と、を備える装置であって、
前記ハイブリッドICは、
前記ハイブリッドICの入力ピンを介して前記コントローラに接続されたドライバICと、
平面視において、前記ドライバICの1つの側部に沿って配置された第1のICであって、
複数のハイサイドMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)、および
前記複数のハイサイドMOSFETのドレインに接続された共通ドレイン端子
を含む第1のICと、
ローサイドMOSFETをそれぞれ含む複数の第2のICと、
前記ドライバICと前記第1のICとを接続する第1のボンディングワイヤセットと、
前記ドライバICと前記複数の第2のICとを接続する第2のボンディングワイヤセットと、
を備え、
前記複数のハイサイドMOSFETおよび前記複数の第2のICのうちの前記ローサイドMOSFETの各々は、それぞれの角部に位置するゲートパッドを含み、
前記複数のハイサイドMOSFETのうちの外側ハイサイドMOSFETは、前記外側ハイサイドMOSFETのゲートパッドの位置が前記ドライバICのチップに近接するように配置される、
装置。
【請求項8】
前記複数のハイサイドMOSFETは、2つの外側ハイサイドMOSFETと、中間ハイサイドMOSFETと、を含み、前記2つの外側ハイサイドMOSFETは、それぞれの前記ゲートパッドが前記ドライバICのチップに近接するように配置される、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記第1のICと前記複数の第2のICとを接続する第3のボンディングワイヤセットと、
前記ハイブリッドICの出力ピンを介して前記複数の第2のICと前記モータとを接続する第4のボンディングワイヤセットと、
をさらに備える、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記第1のICは、第1のハイサイドMOSFETと、第2のハイサイドMOSFETと、第3のハイサイドMOSFETと、を含み、
前記複数の第2のICは、第1のMOSFET ICと、第2のMOSFET ICと、第3のMOSFET ICと、を含み、
前記第1のMOSFET IC、前記第2のMOSFET IC、および前記第3のMOSFET ICは、第1のローサイドMOSFET、第2のローサイドMOSFET、および第3のローサイドMOSFETをそれぞれ含み、
前記第3のボンディングワイヤセットは、前記第1のハイサイドMOSFET、前記第2のハイサイドMOSFET、および前記第3のハイサイドMOSFETと前記第1のローサイドMOSFET、前記第2のローサイドMOSFET、および前記第3のローサイドMOSFETとをそれぞれ接続する、
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記モータは、第1のコイルと、第2のコイルと、第3のコイルと、を含み、
前記第4のボンディングワイヤセットは、前記第1のローサイドMOSFET、前記第2のローサイドMOSFET、および前記第3のローサイドMOSFETと前記第1のコイル、前記第2のコイル、および前記第3のコイルとをそれぞれ接続する、
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記複数のハイサイドMOSFETおよび前記複数の第2のICのうちの前記ローサイドMOSFETは、正方形の形状を有し、
前記第1のボンディングワイヤセットは、前記ドライバICと前記複数のハイサイドMOSFETの前記ゲートパッドとを接続し、
前記第2のボンディングワイヤセットは、前記ドライバICと前記複数の第2のICのうちの前記ローサイドMOSFETの前記ゲートパッドとを接続する、
請求項7に記載の装置。
【請求項13】
前記第1のICは、前記ドライバICと前記複数の第2のICとの間に位置する、請求項7に記載の装置。
【請求項14】
前記ハイブリッドICは、前記共通ドレイン端子において入力電圧を受け取る、請求項7に記載の装置。
【請求項15】
ハイブリッドIC(集積回路)であって、
ドライバICと、
前記ドライバICから分離された第1のICに集積された複数のハイサイドMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)であって、前記第1のICは、平面視において、前記ドライバICの1つの側部に沿って配置される、複数のハイサイドMOSFETと、
を備え、
前記複数のハイサイドMOSFETのドレインは、前記第1のICの共通ドレイン端子で接続され、
前記複数のハイサイドMOSFETの各々は、対応する前記ハイサイドMOSFETのそれぞれの角部に位置するゲートパッドを含み、
前記ハイブリッドICは、複数のローサイドMOSFETをさらに備え、
前記複数のローサイドMOSFETの各々は、前記ドライバICおよび前記第1のICから分離された個別の第2のICに集積され、
前記複数のローサイドMOSFETの各々は、対応する前記ローサイドMOSFETのそれぞれの角部に位置するゲートパッドを含み、
前記ハイブリッドICは、
前記ドライバICと前記複数のハイサイドMOSFETの前記ゲートパッドとを接続する第1のボンディングワイヤセットと、
前記ドライバICと前記複数のローサイドMOSFETの前記ゲートパッドとを接続する第2のボンディングワイヤセットと、
をさらに備え、
前記複数のハイサイドMOSFETおよび前記複数の第2のICのうちの前記ローサイドMOSFETの各々は、それぞれの角部に位置するゲートパッドを含み、
前記複数のハイサイドMOSFETのうちの外側ハイサイドMOSFETは、前記外側ハイサイドMOSFETのゲートパッドの位置が前記ドライバICのチップに近接するように配置される、
ハイブリッドIC。
【請求項16】
前記複数のハイサイドMOSFETは、2つの外側ハイサイドMOSFETと、中間ハイサイドMOSFETと、を含み、前記2つの外側ハイサイドMOSFETは、それぞれの前記ゲートパッドが前記ドライバICのチップに近接するように配置される、請求項15に記載のハイブリッドIC。
【請求項17】
前記複数のハイサイドMOSFETのそれぞれの横方向のアスペクト比は、1.2未満であり、
前記複数のローサイドMOSFETのそれぞれの横方向のアスペクト比は、1.2未満である、
請求項15に記載のハイブリッドIC。
【請求項18】
前記複数のハイサイドMOSFETの各々は、正方形の形状を有し、
前記複数のローサイドMOSFETの各々は、正方形の形状を有する、
請求項15に記載のハイブリッドIC。
【請求項19】
前記複数のハイサイドMOSFETおよび前記複数のローサイドMOSFETのうちの少なくとも1つが90度および-90度のうちの一方で回転されることに対応して、前記ハイブリッドIC上の前記複数のハイサイドMOSFETおよび前記複数のローサイドMOSFETのそれぞれの位置は変化しない、請求項15に記載のハイブリッドIC。
【請求項20】
前記複数のハイサイドMOSFETは、第1のハイサイドMOSFETと、第2のハイサイドMOSFETと、第3のハイサイドMOSFETと、を含み、
前記複数のローサイドMOSFETは、第1のMOSFET ICと、第2のMOSFET ICと、第3のMOSFET ICと、を含む、
請求項15に記載のハイブリッドIC。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、半導体装置に関する。より詳細には、本開示は、ディスクリートMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)を内蔵した3相モータドライバに関する。
【背景技術】
【0002】
ドライバIC(集積回路)は、複数のトランジスタを駆動することができる。ドライバICとトランジスタとの接続にはワイヤが使用され得る。ワイヤは、トランジスタのドレイン・ソース間抵抗(RDSON)に寄与することがある。ドライバICとトランジスタとの間の距離が長くなると、より長いワイヤが必要になる場合がある。この長いワイヤのインピーダンスは、トランジスタのRDSONの増加に寄与する可能性がある。
【発明の概要】
【0003】
一実施形態において、一般に、モータドライバを実装するハイブリッドIC(集積回路)が提供される。ハイブリッドICは、ドライバICと、第1のICと、複数の第2のICと、を含むことができる。第1のICは、平面視において、ドライバICの1つの側部に沿って配置され得る。第1のICは、複数のハイサイドMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)を含むことができる。さらに、第1のICは、複数のハイサイドMOSFETのドレインに接続された共通ドレイン端子を含むことができる。複数の第2のICは、ローサイドMOSFETをそれぞれ含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、ドライバICと第1のICとを接続する第1のボンディングワイヤセットを含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、ドライバICと複数の第2のICとを接続する第2のボンディングワイヤセットを含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、第1のICと複数の第2のICとを接続する第3のボンディングワイヤセットを含むことができる。複数のハイサイドMOSFETおよび複数の第2のICのうちのローサイドMOSFETの各々は、それぞれの角部に位置するゲートパッドを含むことができる。複数のハイサイドMOSFETのうちの外側ハイサイドMOSFETは、外側ハイサイドMOSFETのゲートパッドの位置がドライバICのチップに近接するように配置され得る。
【0004】
一実施形態において、一般に、モータを駆動するための半導体装置が提供される。半導体装置は、コントローラと、モータと、ハイブリッドIC(集積回路)と、を含むことができる。ハイブリッドICは、ハイブリッドICの入力ピンを介してコントローラに接続されたドライバICを含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、第1のICと、複数の第2のICと、を含むことができる。第1のICは、平面視において、ドライバICの1つの側部に沿って配置され得る。第1のICは、複数のハイサイドMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)を含むことができる。さらに、第1のICは、複数のハイサイドMOSFETのドレインに接続された共通ドレイン端子を含むことができる。複数の第2のICは、ローサイドMOSFETをそれぞれ含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、ドライバICと第1のICとを接続する第1のボンディングワイヤセットを含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、ドライバICと複数の第2のICとを接続する第2のボンディングワイヤセットを含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、第1のICと複数の第2のICとを接続する第3のボンディングワイヤセットを含むことができる。さらに、ハイブリッドICは、ハイブリッドICの出力ピンを介して複数の第2のICとモータとを接続する第4のボンディングワイヤセットを含むことができる。複数のハイサイドMOSFETおよび複数の第2のICのうちのローサイドMOSFETの各々は、それぞれの角部に位置するゲートパッドを含むことができる。複数のハイサイドMOSFETのうちの外側ハイサイドMOSFETは、外側ハイサイドMOSFETのゲートパッドの位置がドライバICのチップに近接するように配置され得る。
【0005】
一実施形態において、一般に、モータドライバを実装するハイブリッドIC(集積回路)が提供される。ハイブリッドICは、ドライバICと、ドライバICから分離された第1のICに集積された複数のハイサイドMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)と、複数のローサイドMOSFETと、を含むことができる。第1のICは、平面視において、ドライバICの1つの側部に沿って配置され得る。複数のハイサイドMOSFETのドレインは、第1のICの共通ドレイン端子で接続され得る。ハイサイドMOSFETの各々は、対応するハイサイドMOSFETの角部に位置するゲートパッドを含むことができる。ローサイドMOSFETの各々は、ドライバICおよび第1のICから分離された個別の第2のICに集積される。ローサイドMOSFETの各々は、対応するローサイドMOSFETの角部に位置するゲートパッドを含むことができる。第1のボンディングワイヤセットは、ドライバICと複数のハイサイドMOSFETのゲートパッドとを接続することができる。第2のボンディングワイヤセットは、ドライバICと複数のローサイドMOSFETのゲートパッドとを接続することができる。第3のボンディングワイヤセットは、複数のハイサイドMOSFETと複数のローサイドMOSFETとを接続することができる。複数のハイサイドMOSFETおよび複数の第2のICのうちのローサイドMOSFETの各々は、それぞれの角部に位置するゲートパッドを含むことができる。複数のハイサイドMOSFETのうちの外側ハイサイドMOSFETは、外側ハイサイドMOSFETのゲートパッドの位置がドライバICのチップに近接するように配置され得る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
上記の要約は例示であり、いかなる意味においても限定することを意図していない。上述した態様、実施形態、および特徴に加えて、さらなる態様、実施形態、および特徴が、添付の図を参照して、且つ以下の詳細な説明から明らかになるであろう。図において、同様の参照符号は、同一または機能的に同様の要素を示す。
【
図1A】従来型の3相モータドライバを含むシステムを示す図である。
【
図1B】別の従来型の3相モータドライバを含む別のシステムを示す図である。
【
図2】一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバを示す図である。
【
図3】一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバを利用するシステムを示す図である。
【
図4】一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバを形成するための回路基板を示す図である。
【
図5】一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバにおけるMOSFETの平面図である。
【
図6】一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバのボンディングを示す図である。
【
図7】一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の説明では、本願の様々な実施形態の理解を促すために、特定の構造、構成要素、材料、寸法、処理ステップ、および技術などを含む多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、当業者であれば、本願の様々な実施形態が、これらの具体的な詳細なしに実現され得ることを理解するであろう。場合によっては、本願を不明瞭にしないために、既知の構造または処理ステップの詳細に関する説明を省略する。
【0008】
図1Aは、従来型の3相モータドライバを含むシステムを示す図である。
図1Aに示すシステムは、コントローラと、ドライバIC(集積回路)と、複数のハイサイドMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)と、複数のローサイドMOSFETと、モータと、を含む。ドライバICは、複数のドライバを含むことができる。ドライバの各々は、コントローラから制御信号(例えば、パルス幅変調(PWM))を受信し、ハイサイドMOSFETおよびローサイドMOSFETのうちの1つのMOSFETを駆動することができる。ハイサイドMOSFETの各々は、ローサイドMOSFETに接続されて、1対のパワートランジスタを形成することができる。したがって、
図1Aに示すシステムは、3対のパワートランジスタを有する。モータは、3つのコイルを含む。モータのコイルの各々は、1対のパワートランジスタに接続される。
【0009】
ドライバICは、ブラシレス直流(BLDC)モデルドライバのような従来型の3相モータドライバとすることができる。ドライバIC内のドライバが3対のパワートランジスタをスイッチングするので、3対のパワートランジスタは、モータのコイルに異なる相電流を供給することができる。コイルに供給される相電流は、モータを移動させる磁界を生じさせることができる。3つのコイルに供給される相電流の合計は、ゼロになる。3つのコイルに供給される相電流が異なれば、異なる磁界を生じさせることができる。異なる磁界によって、モータの方向および速度を制御することができる。
【0010】
図1Aに示すBLDCモデルドライバを利用することができる用途として、比較的小さな構成要素を必要とするものが挙げられる。このような用途の例として、ドローン、掃除ロボット、電子園芸用具、倉庫用ロボット、医療支援ロボット、玩具、カメラレンズ、および様々な工業製品や消費者向け製品などが挙げられる。
【0011】
カメラレンズのような低電圧装置を駆動する場合、低電圧装置は大電流を必要とするため、ドレイン・ソース間抵抗(RDSON)を最小限に抑える必要がある。RDSONを低減するために、アルミニウムボンディングなどの低インピーダンス配線を使用することができる。その一方で、ドローンや掃除ロボットのような高電圧装置を駆動する場合、高電圧装置は低電流で動作できるため、ワイヤによるRDSONの増加は許容され得る。
【0012】
図1Aに示すシステムにおいて、ハイサイドMOSFETおよびローサイドMOSFETは、従来型の3相モータドライバ(例えば、ドライバIC)の外にある。ハイサイドMOSFETおよびローサイドMOSFETの位置がドライバICの外にあることで、回路基板のスペースがより多く必要になり、また、ドライバICとMOSFETとを接続するためのワイヤがより多く必要になる。ワイヤは、ハイサイドMOSFETおよびローサイドMOSFETのRDSONを増加させる要因となり得る。
【0013】
図1Bは、別の従来型の3相モータドライバを含む別のシステムを示す図である。
図1Bに示すシステムにおいて、ドライバICのドライバや他の回路部品、ハイサイドMOSFET、およびローサイドMOSFETは、同一のウェハ(例えば、シリコンウェハ)上に作製されている。したがって、
図1Bに示すドライバICは、ハイサイドMOSFETとローサイドMOSFETとを含むモノリシックICである。このモノリシックICの構成は、配線の削減や回路基盤のスペースの確保を可能にする。しかしながら、モノリシックICは、1つのダイで電力を消費するために高電圧に対応することができない。そのため、駆動能力に限界がある。
図1Bに示すドライバICのようなモノリシックICは、携帯電話のカメラや小型モータのような低電圧用途や高電圧を必要としない用途には適しているが、ドローンや掃除ロボットのような高電圧用途には不十分な場合がある。
【0014】
図2は、一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバを示す図である。
図2に示す実施形態において、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバは、ハイブリッドIC200によって実装され得る。ハイブリッドIC200は、複数のIC(またはダイ)、半導体装置(例えば、トランジスタ、ダイオード、またはモノリシックIC)などの個別の装置、および/または受動部品(例えば、抵抗器、インダクタ、トランス、およびキャパシタ)を含む電子パッケージとすることができる。これは、基板またはプリント回路基板(PCB)にボンディングされ、単一の装置に組み込まれる。ハイブリッドIC200は、単一の構成要素として機能することができ、基板上に実装され得る。ここで、基板のベアダイは、ワイヤボンディング、テープボンディング、あるいはフリップチップボンディングを介して表面に接続され得る。ハイブリッドIC200は、例えばプラスチック成形によって封入され、プリント回路基板上に実装され得る。
【0015】
ハイブリッドIC200は、ドライバICまたはダイ202と、複数のICまたはダイ204,210,212,214と、を含むことができる。IC204,210,212,214は、個別のICまたはディスクリートICとすることができる。IC204は、複数のハイサイドMOSFETを含むハイサイドICとすることができる。IC210,212,214の各々は、1つのローサイドMOSFETを含むことができる。
図2に示す実施形態において、IC204は、3つのハイサイドMOSFET M1,M3,M5を含むことができる。さらに、IC204は、ハイサイドMOSFET M1,M3,M5のドレインに接続された共通ドレイン端子206を含むことができる。共通ドレイン端子206は、入力電圧が共通ドレイン端子206を介してIC204内のハイサイドMOSFETに供給されるように、例えば、ドライバIC202内の入力電圧源に接続され得る。
【0016】
IC210はローサイドMOSFET M2を含むことができ、IC212はローサイドMOSFET M4を含むことができ、IC214はローサイドMOSFET M6を含むことができる。ドライバIC202は、第1のボンディングワイヤセットを用いてIC204内のハイサイドMOSFET M1,M3,M5のゲートパッドに接続され得る。また、ドライバIC212は、第2のボンディングワイヤセットを用いてIC210,212,214のそれぞれのローサイドMOSFET M2,M4,M6のゲートパッドに接続され得る。IC204は、第3のボンディングワイヤセットを用いてIC210,212,214に接続され得る。第1、第2、および第3のボンディングワイヤセットは、例えば、金パラジウム銅(AuPdCu)製のボンディングワイヤとすることができる。
【0017】
ハイブリッドIC200は、別の構成要素に接続するための複数の入力ピンおよび複数の出力ピンを含むことができる。
図2に示す実施形態において、ハイブリッドIC200は、例えばコントローラに接続され得る入力ピンPWMを含むことができる。これにより、接続されたコントローラは、PWMピンを介してPWM制御信号をドライバIC202に供給することができる。また、ハイブリッドIC200は、例えばモータの様々なコイルに接続され得るVOUT1,VOUT2,VOUT3などの出力ピンを含むことができる。これにより、ドライバIC202によって駆動されるIC204,210,212,214内のMOSFETは、モータを駆動するために、接続されたコイルに電流を供給することができる。
【0018】
ハイサイドMOSFETを1つの内蔵ディスクリートICとし、ローサイドMOSFETを3つの内蔵ディスクリートICとし、ドライバIC202を設けることで、ハイブリッドIC200は、MOSFETをドライバICの外部に設けた従来型のシステム(例えば、
図1A)と比較して、配線を少なくすることができる一方で、モノリシックな解決策(例えば、
図1B)と比較して、より高電圧の用途に対応することができる。
【0019】
図3は、一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバを利用するシステムを示す図である。
図3に示すシステムは、コントローラ302と、ハイブリッドIC200と、モータ304と、を含むことができる。ハイブリッドIC200は、コントローラ302から制御信号(例えば、パルス幅変調(PWM)信号)を受信して、IC204,210,212,214内のMOSFET M1,M2,M3,M4,M5,M6を駆動することができる。MOSFET M1およびM2は、第1のパワートランジスタペアを形成することができ、MOSFET M3およびM4は、第2のパワートランジスタペアを形成することができ、MOSFET M5およびM6は、第3のパワートランジスタペアを形成することができる。第1、第2、および第3のパワートランジスタペアは、コントローラ302から供給されるPWM信号を使用して、ドライバIC202によってスイッチングされて、出力電圧V1,V2,V3をそれぞれ生成することができる。
図2を参照すると、電圧V1,V2,V3は、ハイブリッドIC200のピンVOUT1,VOUT2,VOUT3からそれぞれ出力され得る。
【0020】
モータ304は、MOSFET M1,M2,M3,M4,M5,M6によって形成された3つのパワートランジスタペアに接続された3つのコイルを含むことができる。ハイブリッドIC200は、ブラシレス直流(BLDC)モデルドライバなどの3相モータドライバとして機能することができる。ハイブリッドIC200内の3つのパワートランジスタペアがドライバIC202によってスイッチングされると、電圧V1,V2,V3の相電流がモータ304の3つのコイルに供給され得る。コイルに供給される相電流は、モータ304を作動または移動させる磁界を生じさせることができる。3つのコイルに供給される相電流の合計は、ゼロになり得る。3つのコイルに供給される相電流が異なれば、異なる磁界を生じさせることができる。異なる磁界によって、モータの方向および速度を制御することができる。
【0021】
図4は、一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバを形成するための回路基板を示す図である。回路基板400を使用して、
図2および
図3に示すハイブリッドIC200を形成することができる。回路基板400は、セクション402,404,406,408,410と、複数のピン420と、を含むことができる。複数のピン420は、
図2に示すピンPWM,VOUT1,VOUT2,VOUT3などの入力ピンおよび出力ピンを含むことができる。セクション402はドライバIC202のために確保され、セクション404はIC204のために確保され、セクション406,408,410はIC210,212,214のためにそれぞれ確保され得る。
【0022】
ハイブリッドIC200を形成するために、ドライバIC202を回路基板400のセクション402に実装することができる。また、IC204,210,212,214を回路基板400のセクション404,406,408,410にそれぞれ実装することができる。ドライバIC202およびIC204,210,212,214の実装に対応して、ドライバIC202およびIC204,210,212,214の相互接続に使用されるボンディングワイヤを追加することができる。また、他の配線を追加して、ドライバIC202およびIC204,210,212,214とピン420とを接続することができる。配線の完了に対応して、得られたパッケージは、例えばプラスチック成形によって封入され、単一の電子パッケージが形成され得る。
【0023】
図5は、一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバにおけるMOSFETの平面図である。
図5には、MOSFET500の平面図が示されている。MOSFET500は、
図2および
図3に示すMOSFET M1,M2,M3,M4,M5,M6として使用され得る。MOSFET500は、
図5の平面図が示すように、上面から見たときに正方形の形状またはそれに近い形状を有することができる。一実施形態において、横方向のアスペクト比(例えば、MOSFET500の長さLと幅Wの比)は、1.2未満であり得る。なお、横方向のアスペクト比が1.0である場合、MOSFET500ではW=Lとなり、MOSFET500は正方形の形状を有することに留意されたい。ゲートパッドGPが、MOSFET500の4つの角部のうちの1つに配置され得る。また、ゲートパッドGPも正方形の形状を有することができる。ゲートパッドGPの側部の長さがSで示されている。一実施形態において、WおよびLは約1,400μmであり得、Sは約200μmであり得る。
【0024】
一実施形態において、MOSFET500が正方形の形状を有するので、MOSFET500の回転により、MOSFET500の全体的な形状および向きに影響を与えることなく、ゲートパッドGPを別の角部に移動させることができる。
図5に示す実施例において、MOSFET500が中心点Cを中心に時計回りに90度、あるいは反時計回りに-90度回転した場合、ゲートパッドGPを別の角部に移動させることができ、MOSFET500は正方形の形状を維持することができ、MOSFET500の位置も変更することなく維持することができる。
図4を参照すると、MOSFET500が90度回転した後であっても、セクション内の回転したMOSFET500が占める面積が変わらないので、MOSFET500は、セクション406,408,410に実装され得る。さらに、回転後も、ゲートパッドGPとIC204および/またはドライバIC202との間の距離はほぼ同じである。したがって、MOSFET500のような正方形のMOSFETを使用することで、ハイブリッドIC200内のICの相互接続に使用されるボンディングワイヤの位置に柔軟性を提供することができ、ボンディングワイヤ間の衝突を低減することができる。
【0025】
図6は、一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバのボンディングを示す図である。
図6には、ハイブリッドIC200の平面視におけるボンディングが示されている。
図6に示すように、ドライバIC202およびIC204,210,212,214は、
図4に示す回路基板400の対応するセクションにそれぞれ実装される。IC204は、ハイサイドMOSFET M1,M3,M5と、共通ドレイン端子206と、を含むことができる。IC204は、ドライバIC202の1つの側部に沿って配置され得、例えば、ドライバIC202の側部601と平行に配置され得る。IC210,212,214は、MOSFET M2,M4,M6をそれぞれ含む。IC204に注目すると、ハイサイドMOSFET M1およびM5は、外側ハイサイドMOSFETと考えることができ、ハイサイドMOSFETは、中間ハイサイドMOSFETと考えることができる。ドライバIC202は、ドライバIC202の周囲に近接する複数のドライバピンを含むことができる。第1のドライバピン602の特定のセットは、ハイブリッドIC200内のIC204,210,212,214に対向するドライバIC202の側部に位置するように設計される。第1のドライバピン602は、MOSFET M1,M2,M3,M4,M5,M6のゲートパッドに接続される出力ピンを含むことができる。これにより、ドライバIC202は、MOSFET M1,M2,M3,M4,M5,M6を駆動することができる。一実施形態において、第1のドライバピン602は、入力ピンおよび出力ピンを含むことができる。これにより、ドライバIC202は、MOSFET M1,M2,M3,M4,M5,M6と通信して信号を交換することができる。第2のドライバピン603の特定のセットは、ドライバIC202の角部の近傍に位置するように設計される。これにより、第2のドライバピン603は、ドレイン端子206およびハイブリッドIC200の周囲のピンなどに接続され得る。ワイヤを使用して、第2のドライバピン603とハイブリッドIC200の周囲のピンとを接続することができ、MOSFET M1~M6のゲートパッドと第1のドライバピン602とを接続することができる。MOSFET M1~M6の回転を可能にする柔軟性と、ゲートパッドをドライバIC202の近傍に配置させる少なくとも1つの外側ハイサイドMOSFETの配置により、第1のドライバピン602および第2のドライバピン603に接続されたワイヤ間の衝突の可能性を回避することができる。
【0026】
MOSFET M1,M2,M3,M4,M5,M6の各々は、正方形の形状を有する(
図5のMOSFET500参照)。
図6に示す実施例において、MOSFET M1,M2,M4,M6のゲートパッドは右上角部に位置し、MOSFET M3,M5のゲートパッドは左上角部に位置している。MOSFET M1,M2,M3,M4,M5,M6は、ボンディングワイヤの間隔に合わせて回転され得る。一実施形態において、ハイサイドMOSFET M3およびM5のゲートパッドが左上角部に位置するのは、ハイサイドMOSFET M3およびM5を元の配置または向き(例えば、ゲートパッドが右上角部に位置する)から回転させた結果であり得る。この回転により、ハイサイドMOSFET M3およびM5のゲートパッドは、回転前の配置と比較して、ドライバIC202に近接するか、比較的近傍に配置することができる。別の実施形態において、外側ハイサイドMOSFET M1およびM5のそれぞれのゲートパッドがドライバIC202に近接するか比較的近傍に位置し、且つハイブリッドIC200のエッジから離れた角部に位置するように、外側ハイサイドMOSFET M1およびM5が回転されるか方向付けされる。別の実施形態において、MOSFET M1およびM3のゲートパッドに接続されたボンディングワイヤが互いに近すぎるか、衝突する危険性があると考えられる場合、MOSFET M3を時計回りに回転させて、そのゲートパッドを左上角部から右上角部に移動させて、衝突の可能性を回避することができる。
【0027】
図7は、一実施形態における、ディスクリートMOSFETを内蔵した3相モータドライバの断面図である。ハイブリッドIC200の断面図には、ドライバIC202およびIC204,210,212,214の相互接続に使用され得るボンディングワイヤが示されている。ボンディングワイヤセット702は、ドライバIC202と、回路基板400および/または回路基板400のピン420とを接続することができる(
図4参照)。ボンディングワイヤセット704は、ドライバIC202とIC204とを接続することができる。一実施形態において、ボンディングワイヤ704は、
図6に示す第1のドライバピン602の一部と、IC204のMOSFET M1,M3,M5のゲートパッドとを接続することができる。ボンディングワイヤセット706は、ドライバIC202とIC210,212,214とを接続することができる。一実施形態において、ボンディングワイヤ706は、第1のドライバピン602の一部と、IC210,212,214のMOSFET M2,M6,M6のゲートパッドとをそれぞれ接続することができる。ボンディングワイヤセット708は、IC204とIC210,212,214とを接続することができる。ボンディングワイヤセット710は、IC210,212,214のMOSFET M2,M4,M6と回路基板400のピン420とを接続することができる。
【0028】
一実施形態において、ボンディングワイヤ704,706,708は、BSOB(Ball stitch on ball)技術を用いたダイ間ボンディングを使用して、ドライバIC202およびIC204,210,212,214を相互接続することができる。
図7に示す実施例において、2つのダイIC-AおよびIC-Bを相互接続するために、IC-B上のボンドパッド上にスタッドボールバンプを形成し、IC-Aに取り付けられたワイヤを、IC-B上のスタッドボールバンプとワイヤ上部に溶接された別のボールボンドとの間で溶接して、IC-AおよびIC-Bを相互接続することができる。
【0029】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためにのみ使用されており、本発明を限定することを意図していない。本明細書で使用される単数を表す用語は、特に明示されない限り、その複数を含むことも意図している。また、本明細書で使用される「備える」という用語は、記載されている特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を画定するが、1つまたは複数の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在または追加を排除しないことに留意されたい。
【0030】
添付の特許請求の範囲に記載のすべての手段またはステップと機能要素の対応する構造、材料、操作、およびそれらの等価物は、具体的に記載されている他の要素と組み合わせて機能を実現するための任意の構造、材料、または操作を包含することを意図している。本発明の開示されている実施形態の説明は、例示および説明のために提供されているが、網羅的であること、あるいは開示された形態に限定されることを意図していない。当業者には、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、多くの修正および変形を適用することができることが明らかであろう。上述した実施形態は、本発明の原理および実用化を最適に説明するために、また、検討される特定の用途に適するように種々の修正を伴う様々な実施形態について本発明を当業者が理解できるように、選択および説明されたものである。
【外国語明細書】