(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137891
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングするための方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20240927BHJP
【FI】
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024045956
(22)【出願日】2024-03-22
(31)【優先権主張番号】202321021080
(32)【優先日】2023-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.PYTHON
2.TENSORFLOW
3.PYCHARM
(71)【出願人】
【識別番号】510337621
【氏名又は名称】タタ コンサルタンシー サービシズ リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TATA Consultancy Services Limited
【住所又は居所原語表記】Nirmal Building,9th Floor,Nariman Point,Mumbai 400021,Maharashtra,India.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】ヴィラル プラカシュ シャー
(72)【発明者】
【氏名】モヒット シュクラ
(72)【発明者】
【氏名】アビシェク ゴータム プリ
(72)【発明者】
【氏名】スリジャン サクセナ
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC34
(57)【要約】
【課題】従来のアプローチは、仮想ラボ上で作業するための、いくつかの基礎的なセットアップを有する学生システムを必要とする。少数の使用可能な技法はまた、プライベートクラウドが作成されるクラウドベースの仮想ラボを提供するが、作成のためにオープンソースのツールを使用する。さらに、使用可能な仮想ラボの技法は、LMSとのシームレスな統合を提供しない。
【解決手段】本開示は、学習管理システムを備える、仮想ラボをプロビジョニングするための方法及びシステムを提供する。システムは、infrastructure-as-a-serviceプラットフォーム上に作成される仮想デスクトップを提供する。学習者デスクトップは、各々の現存するコンピュータシステムから、LMSアカウントを介して、ユーザ/学習者によってアクセスされる。仮想デスクトップは、1又は複数の課題を解決するために、又はLMSにおいて学習者が登録された課程に関する1又は複数の実験を実施するために、ハードウェア構成及びソフトウェアパッケージを含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサ実装方法(400)であって、
1又は複数のハードウェアプロセッサを介する仮想ラボプロビジョニングシステム(VLPS)によって、学習管理システム(LMS)から課程の詳細を受け取るステップ(402)であって、課程の詳細は、前記LMSによって提供される複数の課程のリストを含むステップ(402)と、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、インテリジェント仮想マシン構成リポジトリを使用して、前記複数の課程のうちの各課程に対する仮想ラボ構成を決定するステップ(404)であって、前記仮想ラボ構成は、仮想マシン要件、オペレーティングシステム要件、ストレージ要件、及び必要とされるソフトウェア及びツールのリストのうちの1又は複数を含み、
前記インテリジェント仮想マシン構成リポジトリは、LMS特有構成リポジトリを作成するために、前記LMSにおいて実施される活動に基づいて継続して学習するように構成される人工知能ベースの構成リポジトリであり、
前記LMS特有構成リポジトリは、各課程に対するLMS特有仮想ラボ構成の推奨を与えるステップ(404)と、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、各々の課程に対する推奨される仮想ラボ構成として、各課程に対して決定された前記仮想ラボ構成を、前記LMSへ送るステップ(406)であって、各課程に対する前記推奨される仮想ラボ構成は、各々の課程に対する最終的なラボ構成を立案するために、管理者によってレビューされるステップ(406)と、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記複数の課程のうちの各課程に対する前記最終的なラボ構成、及び前記LMSからの1又は複数の追加の入力を受け取るステップ(408)であって、前記1又は複数の追加の入力は、infrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、各課程に対する学習者リスト、前記各課程の学習者リストにおける各学習者に対するラボの有用性の詳細、各課程に対するクールオフ期間の詳細、各課程に対する教職員仮想マシンの詳細、前記複数の課程のうちの1又は複数の課程に対する自動化スクリプト、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び前記複数の課程のうちの各課程に対する試行の詳細のうちの1又は複数を含むステップ(408)と、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記各課程の学習者リストにおける各学習者に対する学習デスクトップ、及び各課程に対する1又は複数のレビュアーデスクトップを、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンを使用して、前記各々の課程に対して受け取られた、前記最終的なラボ構成及び前記追加の入力に少なくとも部分的に基づいて作成するステップ(410)であって、学習者に対して作成された前記学習者デスクトップは、各々の学習者によって、前記学習者が登録された課程に関する実践的な実験を実施するために、仮想ラボとして使用され、課程に対して作成された各レビュアーデスクトップは、前記各々の課程に対して作成された前記学習者デスクトップ上で各学習者によって行われた作業をレビューするために、レビュアーによって使用されるステップ(410)とを含む、プロセッサ実施方法(400)。
【請求項2】
各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対する前記学習者デスクトップと、各課程に対する前記1又は複数のレビュアーデスクトップとを、前記仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンを使用して、前記各々の課程に対して受け取られた前記最終的なラボ構成及び前記追加の入力に少なくとも部分的に基づいて作成する前記ステップは、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記各々の課程の前記オペレーティングシステム要件に基づいて、各課程に対するカスタマイズされたテンプレートを作成するステップと、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記各々の課程に対して受け取られた前記学習者リストに基づいて、予め定められたデスクトップ作成式を使用して、各課程に対して作成するために必要とされる数の学習者デスクトップを計算するステップと、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記 各々の課程に対する前記受け取られた教職員仮想マシンの詳細に基づいて、各課程に対して必要とされるレビュアーデスクトップの数を決定するステップと、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、各々の課程に対して作成された前記カスタマイズされたテンプレートを使用して、前記計算された学習者デスクトップの数に基づいて、各課程に対する複数の学習者アカウントを、及び前記レビュアーデスクトップの前記決定された数に基づいて、1又は複数のレビュアーアカウントを作成するステップと、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記カスタマイズされたテンプレートを使用して、前記各々の課程の必要とされるソフトウェアの前記リストに基づいて各課程に対して作成された、前記複数の学習者アカウント上に及び前記1又は複数のレビュアーアカウント上に、1又は複数の課程特有のソフトウェアアプリケーションをインストールするステップと、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記複数の学習者アカウントの各々及び前記1又は複数のレビュアーアカウントの各々において、1又は複数のファイル及びフォルダ構造を作成するステップと、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記各々の学習者の前記学習者アカウントに基づいて、IaaSプラットフォームの詳細において与えられるinfrastructure-as-a-serviceプラットフォームによって提供される1又は複数のアプリケーションプログラミングインターフェイス(APIs)、及び前記各々の課程の前記カスタマイズされたテンプレート及び前記最終的なラボ構成を使用して、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対する前記学習者デスクトップを、及び前記各々のレビュアーの前記レビュアーアカウントに基づいて、各課程の各レビュアーに対するレビュアーデスクトップを作成するステップであって、前記学習者デスクトップの各々及び前記レビュアーデスクトップは、一意のデスクトップ識別子(ID)を含むステップとを含む、請求項1に記載のプロセッサ実施方法。
【請求項3】
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記一意のデスクトップ識別子を使用して、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対して作成された前記学習者デスクトップを、前記各々の学習者に対応付けることをさらに含む、請求項2に記載のプロセッサ実施方法。
【請求項4】
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、各課程の前記学習者リストにおける前記学各学習者に対応付けられた習者デスクトップを、前記LMSにおける前記各々の学習者のLMSアカウントに関連付けるステップであって、前記各々の学習者の前記LMSアカウントと、前記学習者の前記学習者デスクトップとの前記関連付けは、前記学習者アカウントに、前記LMSの通常のフローの一部となることを可能にするステップと、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、各課程の前記学習者リストにおける各学習者によって、前記学習者デスクトップ上で実施される1又は複数の学習活動を追跡するステップとをさらに含む、請求項3に記載のプロセッサ実施方法。
【請求項5】
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、各課程の前記学習者リストにおける各学習者によって前記学習者デスクトップ上で実施される、前記1又は複数の学習活動を追跡する前記ステップは、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記各々の学習者の前記追跡される1又は複数の学習活動、及び前記各々の学習者が登録された課程に対して受け取られた前記1又は複数の追加の入力に基づいて、各課程の前記学習者リストにおける各学習者の前記学習者デスクトップ上の1又は複数のアクションを実施することであって、
前記1又は複数のアクションは、許可された期間を超える学習者デスクトップのアクセスを止めること、前記学習者デスクトップ上のインターネットアクセスを制御すること、前記学習者デスクトップ上の学習者アカウントの権限を制御すること、及び前記学習者デスクトップ上で前記学習者によって作成されたファイルを監視することのうちの1又は複数を含む、実施することによって成功する、請求項4に記載のプロセッサ実施方法。
【請求項6】
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記受け取られた追加の情報から、自動化スクリプト情報にアクセスするステップであって、前記自動化スクリプト情報は、自動化スクリプトが受け取られる自動化スクリプト課程のリストを含むステップと、
自動化スクリプト課程の前記リストにおける各課程に対して、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記同様の課程に対して受け取られた前記自動化スクリプトに基づいて、各学習者に対する評価レポートを生成するために、前記各々の課程の各学習者の学習者データを自動評価するステップであって、前記学習者データは、前記学習者デスクトップ上で前記学習者によって行われた作業を含むステップ、及び
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記学習者データ、及び各学習者に対して生成された前記評価レポートを、前記LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細に含まれるLMSアプリケーションプログラミングインターフェイスを使用して、前記LMSの前記各々の学習者の前記LMSアカウントへ送るステップを実施するステップとをさらに含む、請求項1に記載のプロセッサ実施方法。
【請求項7】
自動化スクリプト課程の前記リストに含まれない前記1又は複数の課程のうちの各課程に対して、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記学習者デスクトップ上で実践的な実習を試みる、各々の課程の学習者のリストにアクセスするステップの実施と、
学習者の前記リストにおける各学習者に対して、
前記1又は複数のハードウェアプロセッサを介する前記VLPSによって、前記各々の課程に対して作成された前記1又は複数のレビュアーデスクトップのうちの少なくとも1つのレビュアーデスクトップに、前記各々の学習者によって作成された前記学習者データをコピーするステップであって、各学習者に関連付けられた前記学習者データは、前記少なくとも1つのレビュアーデスクトップに作成された定められたフォルダにコピーされるステップの実施とをさらに含む、請求項5に記載のプロセッサ実施方法。
【請求項8】
仮想ラボプロビジョニングシステム(200)であって、
命令を記憶するメモリ(200)と、
1又は複数の通信インターフェイス(206)と、
前記1又は複数の通信インターフェイス(206)を介して、前記メモリ(202)へ通信可能に接続される1又は複数のハードウェアプロセッサ(204)とを含み、前記1又は複数のハードウェアプロセッサ(204)は、
学習管理システム(LMS)から、課程の詳細を受け取るステップであって、前記LMSから提供される前記課程の詳細は、複数の課程のリストを含むステップと、
インテリジェント仮想マシン構成リポジトリを使用して、前記複数の課程のうちの各課程に対する仮想ラボ構成を決定するステップであって、前記仮想ラボ構成は、仮想マシン要件、オペレーティングシステム要件、ストレージ要件及び必要とするソフトウェア及びツールのリストのうちの1又は複数を含み、
前記インテリジェント仮想マシン構成リポジトリは、LMS特有構成リポジトリを作成するために、前記LMSにおいて実施される活動に基づいて、継続的に学習するように構成される、人工知能ベースの構成リポジトリであり、
前記LMS特有構成リポジトリは、各課程に対するLMS特有仮想ラボ構成の推奨を与えるステップと、
各々の課程に対する推奨される仮想ラボ構成として、各課程に対する前記想ラボ構成を、前記LMSへ送るステップであって、各課程に対する前記推奨される仮想ラボ構成は、各々の課程に対する最終的なラボ構成を立案するために、管理者によってレビューされるステップと、
前記LMSから、前記複数の課程のうちの各課程に対する前記最終的なラボ構成、及び1又は複数の追加の入力を受け取るステップであって、前記1又は複数の追加の入力は、infrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、各課程に対する学習者リスト、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対するラボの有用性の詳細、各課程に対するクールオフ期間の詳細、各課程に対する教職員仮想マシンの詳細、前記複数の課程のうちの1又は複数の課程に対する自動化スクリプト、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び前記複数の課程のうちの各課程に対する試行の詳細のうちの1又は複数を含むステップと、
前記各々の課程に対して受け取られた前記最終的なラボ構成及び前記追加の入力に少なくとも部分的に基づいて、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンを使用して、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対する学習者デスクトップ、及び各課程に対する1又は複数のレビュアーデスクトップを作成するステップであって、学習者に対する前記学習者デスクトップは、前記学習者が登録された課程に関する実践的な実験を実施するために、各々の学習者によって仮想ラボとして使用され、課程に対して作成された各レビュアーデスクトップは、各々の課程に対して作成された前記レビュアーデスクトップ上で各学習者によって行われた作業をレビューするために、レビュアーによって使用されるステップとを実行する命令によって構成される、
仮想ラボプロビジョニングシステム(200)。
【請求項9】
前記各々の課程に対して受け取られた前記最終的なラボ構成及び前記追加の入力に少なくとも部分的に基づいて、前記仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンを使用して、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対する前記学習者デスクトップ、及び各課程に対する1又は複数のレビュアーデスクトップを作成するために、前記1又は複数のハードウェアプロセッサ(204)は、
前記各々の課程の前記オペレーティングシステム要件に基づいて、各課程に対するカスタマイズされたテンプレートを作成するステップ、
前記各々の課程に対して受け取られた前記学習者リストに基づいて、予め定められたデスクトップ作成式を使用して、各課程に対して作成するための、学習者デスクトップの必要とする数を計算するステップ、
前記各々の課程に対する前記受け取られた教職員仮想マシンの詳細に基づいて、各課程に対して必要とするレビュアーデスクトップの数を決定するステップ、
前記学習者デスクトップの前記計算された数に基づいて、各課程に対する複数の学習アカウントを、及び前記レビュアーデスクトップの前記決定された数に基づいて、1又は複数のレビュアーアカウントを、前記各々の課程に対して作成される前記カスタマイズされたテンプレートを使用して、作成するステップ、
前記各々の課程の必要とされるソフトウェアの前記リストに基づいて、前記カスタマイズされたテンプレートを使用して各課程に対して作成される、前記複数の学習者アカウント上に及び前記1又は複数のレビュアーアカウント上に、1又は複数の課程特有のソフトウェアアプリケーションをインストールするステップ、
前記複数の学習者アカウントの各々、及び前記1又は複数のレビュアーアカウントの各々において、1又は複数のファイル及びフォルダ構造を作成するステップ、及び
前記各々の学習者の前記学習者アカウントに基づいて、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対する前記学習者デスクトップを、及び前記各々のレビュアーの前記レビュアーアカウントに基づいて、各課程の各レビュアーに対するレビュアーデスクトップを、前記IaaSプラットフォームの詳細において与えられるinfrastructure-as-a-serviceプラットフォームによって提供される、1又は複数のアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)、並びに前記各々の課程の前記カスタマイズされたテンプレート及び前記最終的なラボ構成を使用して、作成するステップであって、前記学習者デスクトップの各々及び前記レビュアーデスクトップは、一意のデスクトップ識別子(ID)を含むステップを実行する前記命令によってさらに構成される、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記1又は複数のハードウェアプロセッサ(204)は、
前記一意のデスクトップ識別子を使用して、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対して作成された前記学習者デスクトップを、前記各々の学習者へ対応付ける前記命令によってさらに構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記1又は複数のハードウェアプロセッサ(204)は、
各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対応付けられた前記学習者デスクトップを、前記LMSにおける前記各々の学習者のLMSアカウントに関連付けるステップであって、前記学習者の前記学習者デスクトップと、前記各々の学習者の前記LMSとの前記関連付けは、前記学習者アカウントに、前記LMSの通常のフローの一部となることを可能にするステップと、
各課程の前記学習者リストにおける各学習者によって、前記学習者デスクトップ上で実施される1又は複数の学習活動を追跡するステップとを実行する前記命令によってさらに構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
各課程の前記学習者リストにおける各学習者によって、各課程の前記学習者リストにおける各前記学習者デスクトップ上で実施される、前記1又は複数の学習活動を追跡するために、前記1又は複数のハードウェアプロセッサ(204)は、
課程に対して受け取られた、前記各々の学習者の前記追跡された1又は複数の学習行動、及び前記各々の学習者が登録された課程に対して受け取られた前記1又は複数の追加の入力に基づいて、各課程の前記学習者リストにおける各学習者の前記学習者デスクトップ上で、1又は複数のアクションを実施するステップであって、前記1又は複数のアクションは、許可された期間を超える学習者デスクトップのアクセスを止めること、前記学習者デスクトップ上のインターネットアクセスを制御すること、前記学習者デスクトップ上の学習者アカウントの権限を制御すること、及び前記学習者デスクトップ上の前記学習者によって作成されたファイルを監視することのうちの1又は複数を含むステップを実行する前記命令によってさらに構成される、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記1又は複数のハードウェアプロセッサ(204)は、
前記受け取られた追加の入力から、自動化スクリプト情報へアクセスするステップであって、前記自動化スクリプト情報は、前記自動化スクリプトが受け取られる自動化スクリプト課程のリストを含むステップと、
自動化スクリプト課程の前記リストにおける各課程に対して、
各学習者に対する評価レポートを生成するために、前記同様の課程に対して受け取られた前記自動化スクリプトに基づいて、前記各々の課程の各学習者の学習者データを自動評価するステップであって、前記学習者データは、前記学習者デスクトップ上で前記学習者によって行われた作業を含むステップと、
前記LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細含まれるLMSアプリケーションプログラミングインターフェイスを使用して、前記LMSにおける前記各々の学習者前記LMSアカウントに、各学習者に対して生成された前記学習データ及び前記評価レポートを送るステップとを実施するステップとを実行する前記命令によってさらに構成される、請求項8に記載のシステム。
【請求項14】
前記1又は複数のハードウェアプロセッサ(204)は、
自動化スクリプト課程の前記リストに含まれない前記1又は複数の課程のうちの各課程に対して、
前記学習者デスクトップ上で実践的な実習を試みた、前記各々の課程の学習者のリストにアクセスするステップと、
学習者の前記リストにおける各学習者に対して、
前記各々の学習者によって作成された前記学習者データを、前記各々の課程に対して作成された前記1又は複数のレビュアーデスクトップのうちの少なくとも1つのレビュアーデスクトップにコピーするステップであって、各学習者に関連付けられる前記学習者データは、前記少なくとも1つのレビュアーデスクトップにおいて作成される定められたフォルダにコピーされるステップを実施するステップを実行する前記命令によってさらに構成される、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
1又は複数の命令を含む、1又は複数の非一時的の、マシン可読の情報ストレージ媒体であって、前記命令は、1又は複数のハードウェアプロセッサによって実行されるときに、
仮想ラボプロビジョニングシステム(VLPS)によって、学習管理システムから、課程の詳細を受け取るステップであって、前記課程の詳細は、前記LMSによって提供される複数の課程のリストを含む、ステップと、
前記VLPSによって、インテリジェント仮想マシン構成リポジトリを使用して、前記複数の課程の各課程に対する仮想ラボ構成を決定するステップであって、前記仮想ラボ構成は、仮想マシン要件、オペレーティングシステム要件、ストレージ要件、及び必要とされるソフトウェア及びツールのリストのうちの1又は複数を含み、
前記インテリジェント仮想マシン構成リポジトリは、LMS特有構成リポジトリを作成するために、前記LMSにおいて実施される活動に基づいて継続的に学習するように構成される、人工知能ベースの構成リポジトリであり、
前記LMS特有構成リポジトリは、各課程に対するLMS特有仮想ラボ構成の推奨を与えるステップと、
前記VLPSによって、それぞれの課程に対する推奨される仮想ラボ構成として、前記LMSに、各課程に対して決定された前記仮想ラボ構成を送信するステップであって、各課程に対する前記推奨される仮想ラボ構成は、各々の課程に対する最終的なラボ構成を立案するために、管理者によってレビューされるステップと、
前記VLPSによって、前記LMSから、前記複数の課程のうちの各コースに対する前記最終的なラボ構成、及び1又は複数の追加の入力を受け取るステップであって、前記1又は複数の追加の入力は、infrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、各課程に対する学習者リスト、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対するラボの有用性の詳細、各課程に対するクールオフ期間の詳細、各課程に対する教職員仮想マシンの詳細、前記複数の課程のうちの1又は複数の課程に対する自動化スクリプト、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び前記複数の課程のうちの各課程に対する試行の詳細のうちの1又は複数含むステップと、
前記VLPSによって、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンを使用して、前記各々の課程に対して受け取られた、前記最終的なラボ構成及び前記追加の入力に少なくとも部分的に基づいて、各課程の前記学習者リストにおける各学習者に対する学習者デスクトップ、及び各課程に対する1又は複数のレビュアーデスクトップを作成するステップであって、学習者に対して作成された前記学習者デスクトップは、前記学習者が登録された課程に関する実践的な実験を実施するために、それぞれの学習者によって仮想ラボとして使用され、課程に対して作成された各レビュアーデスクトップは、前記各々の課程に対して作成された前記学習者デスクトップ上で、各学習者によって行われた作業をレビューするために、レビュアーによって使用されるステップを実行する、情報ストレージ媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連する出願の相互参照)
本出願は、2023年3月24日に出願されたインド出願第202321021080号に対する優先権を主張する。
【0002】
本書の開示は、仮想学習に一般的に関連し、より具体的には、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングすることに関連する。
【背景技術】
【0003】
現在、人々は、クラスへ物理的に出席する必要を除くような仮想学習へより傾倒している。この仮想学習への傾向はパンデミックの間に、物流の課題によって始まったが、これが提供する非常に多くの利益によって、現在は全てでない場合でもほとんどの人々に欠かせない部分となった。
【0004】
しかしながら、仮想学習セットアップで実用的な知識を得ることは、多くの人が必要な素材又は技術へのアクセスを持たないので、未だ大きな課題である。よって、ハイエンドのコンピュータを必要とする技術、又はラボのようなセットアップを必要とする課程の実用的な知識を得ることは、任意の学習管理システム(LMS)を介して仮想的にコンテンツを消費し、教師へ接続する全ての学生/学習者にとって不可能である。
【0005】
さらに、Microsoft Office(登録商標)又はAdobe Photoshop(登録商標)などのカスタマイズされたソフトウェアを学習することを必要とする学習者、又はSAP(登録商標)、AutoCADTM又は任意の適するソフトウェアのようなソフトウェアをインストール及び実行するためにハイエンドサーバ又はハイエンドパーソナルコンピュータなどのハイエンドマシンを仕事のために必要とする学習者は、彼らがAutoCADTMなどの複雑かつ容量の大きなパッケージを彼らの家庭のコンピュータ上に単にインストールすることができないために、さらにより影響を与えられ、それを実世界にどのようにして応用するかを知ること無しに彼らに異論的な知識のみを残す。
(簡単な説明)
【0006】
本開示の実施形態は、従来のシステムの発明者によって認識される上記の技術的な問題に対する解決策としての技術上の向上を公開する。例えば、ある様態において、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングする方法の実装されたプロセッサが与えられる。方法は、1又は複数のハードウェアプロセッサを介する仮想ラボプロビジョニングシステム(VLPS)によって、学習管理システム(LMS)から課程の詳細を受け取ることであって、課程の詳細は、LMSによって提供される複数の課程のリストを含むことと、1又は複数のハードウェアプロセッサを介するVLPSによって、スマート仮想マシン構成リポジトリを使用して、複数の課程のうちの各課程に対して仮想ラボの構成を決定することであって、仮想ラボ構成は1又は複数の仮想マシン要件、オペレーティングシステム要件、ストレージ要件及び必要とするソフトウェア及びツールのリストを含むことと、1又は複数のハードウェアプロセッサを介するVLPSによって、各々の課程に対しての推奨される仮想ラボとして各課程に対して決定された仮想ラボ構成をLMSへ送ることであって、各々の課程に対する最終的なラボ構成を立案するために、各課程に対して推奨される仮想ラボ構成が管理者によってレビューされることと、1又は複数のハードウェアプロセッサを介するVLPSによって、複数の課程のうちの各課程及びLMSからの1又は複数の追加の入力に対する最終的なラボ構成を受け取ることであって、1又は複数の追加の入力は、infrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、各課程に対する学習者のリスト、各課程の学習者のリストにおける各学習者に対するラボのユーティリティの詳細、各課程に対するクールオフ期間の詳細、各課程に対する教職員仮想マシンの詳細、複数の課程のうちの1又は複数の課程のための自動化スクリプト、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び複数の課程のうちの各課程に対する試行の詳細のうちの1又は複数を含むことと、1又は複数のハードウェアプロセッサを介して、各課程の学習者のリストにおける各学習者に対する学習者デスクトップ、及び仮想マシンプロビジョニングエンジンを使用して各々の課程のために受け取られた最終的なラボ構成及び追加の入力に少なくとも部分的に基づいて、各課程に対して1又は複数のレビュアーデスクトップを作成することであって、学習者のために作成された学習者デスクトップは、ユーザが登録された課程に関する実践的な実験を実施するために、各々の学習者によって仮想ラボとして使用され、課程のために作成された各レビュアーデスクトップは、各々の課程に対して作成された学習者デスクトップ上で各学習者によって行われた作業をレビューするために、レビュアーによって使用されることとを含む。
【0007】
別の様態において、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングするシステムをプロビジョニングする仮想ラボが与えられる。システムは、命令を保存するメモリ、1又は複数のコミュニケーションインターフェイス、及び1又は複数の通信インターフェイスを介してメモリに結合された1又は複数のハードウェアプロセッサを含み、1又は複数のハードウェアプロセッサは、学習管理システム(LMS)から課程の詳細を受け取ることであって、課程の詳細は、LMSによって提供される複数の課程のリストを含むことと、スマート仮想マシン構成リポジトリを使用して複数の課程のうちの各課程に対する仮想ラボ構成を決定することであって、仮想ラボ構成は、仮想マシン要件、オペレーティングシステム要件、ストレージ要件及び必要とするソフトウェア及びツールのリストを含むことと、各々の課程に対する推奨される仮想ラボ構成として各課程に対して決定された仮想ラボ構成を、LMSへ送ることであって、各課程に対する推奨される仮想ラボ構成は、各々の課程への最終的なラボ構成を立案するために、管理者によって受け取られることと、複数の課程のうちの各課程に対する最終的なラボ構成、及び1又は複数の追加の入力をLMSから受け取ることであって、1又は複数の追加の入力は、1又は複数のinfrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、各課程に対する学習者のリスト、各課程の学習者のリストにおける各学習者に対するラボのユーティリティの詳細、各課程のクールオフ期間の詳細、殻課程に対する教員仮想マシンの詳細、複数の課程のうちの1又は複数の課程に対する自動化スクリプト、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び複数の課程のうちの各課程に対する試行の詳細のうちの1又は複数を含むことと、仮想マシンプロビジョニングエンジンを使用して各々の課程のための受け取られた最終的なラボ構成、及び追加の入力に少なくとも部分的に基づいて、各課程の学習者のリストにおける各学習者、及び各課程に対する1又は複数のレビュアーデスクトップのための学習者デスクトップを作成することであって、学習者のために作成された学習者デスクトップは、学習者が登録された課程に関する実践的な実験を実施するために、各々の学習者によって仮想ラボとして使用され、課程に対して作成される各レビュアーデスクトップは、各々の課程に対して作成された学習者デスクトップ上で各学習者によって行われた作業を受け取るために、レビュアーによって使用されることとを行う命令によって構成される。
【0008】
さらに別の様態において、1又は複数のハードウェアプロセッサによって実行されるとき、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングさせる方法を1又は複数の命令を含む1又は複数の、非一時的な、マシン可読の情報ストレージ媒体が与えられる。方法は、仮想ラボプロビジョニングシステム(VLPS)によって、学習管理システム(LMS)から、LMSによって提供される複数の課程のリストを含む、課程の詳細を受け取ることと、VLPSによって、スマート仮想マシン構成リポジトリを使用する複数の課程のうちの各課程に対する仮想ラボ構成を決定することであって、仮想ラボ構成は、仮想マシン要件、オペレーションシステム要件、ストレージ要件、及び必要とするソフトウェア及びツールのリストのうちの1又は複数を含む、仮想ラボ構成を決定することと、VLPSによって、各々の課程に対する最終的なラボ構成を立案するために、管理者によって受け取られる、各々の課程に対する推奨される仮想ラボ構成として、各課程に対して決定された仮想ラボ構成をLMSへ送ることと、VLPSによって、複数の課程のうちの各課程に対する最終的なラボ構成、及びLMSからの1又は複数の追加の入力を受け取ることであって、1又は複数の追加の入力は、infrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、各課程に対する学習者リスト、各課程の学習者リストにおける各学習者に対するラボのユーティリティの詳細、各課程に対するクールオフ期間の詳細、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び複数の課程のうちの各課程に対する試行の詳細のうちの1又は複数を含む、受け取ることと、VLPSによって、仮想マシンプロビジョニングエンジンを使用して、各々の課程に対して受け取られた最終的なラボ構成及び追加の入力に少なくとも部分的に基づいて、各課程の学習者リストにおける各学習者に対する学習者デスクトップ、及び各課程に対する1又は複数のレビュアーデスクトップを作成することであって、各学習者に対して作成される学習者デスクトップは、各々の課程に対して作成された学習者デスクトップ上で実践的な実験を実施するために、各々のユーザによって仮想ラボとして使用される、作成することとを含む。
【0009】
先述の一般的な説明及び次の詳細な説明の両方は、例示的かつ説明的であるのみで、発明を制限しないことが理解されるべきである。
【0010】
本開示の一部に組み込まれ、構成要素となる添付の図面は、例示的な実施形態を図示し、説明とともに、開示する原理の説明をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の少なくともいくつかの例の実施形態関する環境を表す例である。
【
図2】本開示の実施形態による、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングするシステムの例示的なブロック図である。
【
図3】本開示の実施形態による、仮想ラボプロビジョニングシステムを表す概要的なブロック図である。
【
図4A】本開示の実施形態による、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングする方法の例示的なフロー図である。
【
図4B】本開示の実施形態による、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングする方法の例示的なフロー図である。
【
図5】本開示の実施形態による、仮想デスクトップ作成プロセスの略図である
【
図6】本開示の実施形態による、レビュアーデスクトップへ学習者のデータをコピーするコピープロセスの略図である。
【
図7】本開示の実施形態による、
図2のシステム又は
図1のVLPSによって作成される仮想デスクトップのアクセスフローの略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
例示的な実施形態は、添付の図面を参照しながら説明する。図において、参照番号の左端の数字は、参照番号の最初に現れる図を識別する。いつでも都合よく、同じ参照番号は、同じ又は類似の部分を参照するように、図面を通して使用される。開示される原則の例及び特徴が本書で説明されるが、開示する実施形態の範囲から離れることなく修正、適合及び他の実装が可能である。
【0013】
進行中のパンデミックによって、及びさらに通常の状態において、人々が物理的なコンピュータラボへ行き、必要とされる学習活動を行うことができないこと、又はプロジェクトを完了するために、サーバをセットアップするためにハイエンドのコンピュータシステムを得ることができないことは、実用的で実践的な学習を禁じ、さらに、どのようにそれを適用するかを知ること無く、論理的な知識のみを彼らに残す。
【0014】
先述のように、学習管理システム(LMS)を介して仮想的にコンテンツを消費する及び教師へ接続する学生/学習者は、彼らが、彼らのパーソナルコンピュータ上で体験の実践的な学習を得るために必要とされる複雑かつ容量の大きなパッケージを、彼らのパーソナルコンピュータのハードウェア及びソフトウェア構成が、このような複雑かつ容量の大きなパッケージをサポートするように設計されていないためにインストールすることができない際に、より影響を与えられる。
【0015】
いくつかの使用可能な技法は、学生/学習者に対してウェブベースのシミュレートされたラボ形式のセットアップを作成し、ラボの環境は、学生の課程に従って作成される。しかしながら、仮想ラボ上で作業するためにのくつかの基礎的なセットアップを持つために、これらの技法は学生システムを必要とする。少数の利用可能な技法はまた、仮想トレーニングの間に使用することができる複数のソフトウェアラボへのアクセスを有するプライベートクラウドが作成される、クラウドベースの仮想ラボを与える。しかし、ここで作成されるプライベートクラウドは、オープンソースツールであるOpenStack(登録商標)とともに使用される。さらに、使用可能な仮想ラボ技法は、LMSとのシームレスな統合を与えない。さらに、仮想ラボでユーザによって行われた作業を追跡することができる追跡機能、及び仮想ラボ上でユーザによって行われた作業を評価することができる自動評価機能はまた、任意の使用可能な仮想ラボのセットアップにおいて使用可能でない。
【0016】
したがって、技法は、学生のための学校のラボ体験をシミュレートすること、又は学習者が実用的で実践的な種々の技術を実施可能にすることが、種々のソフトウェアとともに、彼ら自身の専用システムの異なるマシン構成上で可能であるが、LMSとのシームレスな統合を与えることは、依然として調査されるべきである。
【0017】
本開示の実施形態は、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングする方法及びシステムを与えることによって、上述の不利な点を克服する。本開示のシステムは、infrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォーム上で作成される仮想デスクトップ(学習者デスクトップとも呼ばれる)を与える。学習者デスクトップは、ユーザ/学習者によって、彼らの実在のコンピュータシステムから、LMSアカウントを介してアクセスされ得る。仮想デスクトップは、LMSにおいて彼らが登録した課程に関する1又は複数の問題を解決すること又は1又は複数の実験を実施することを必要とされる、ハードウェア構成及びソフトウェアパッケージを有することがある。
【0018】
学習者のための学習者デスクトップを作成するために、システムは第一に、LMSから課程の詳細を受け取る。システムは次に、スマート仮想マシン構成リポジトリを使用して、各課程に対して受け取られた課程の詳細に基づいて、各課程に対する仮想ラボ構成を決定する。その後、システムは、各課程に対して決定された仮想ラボ構成を、LMSの管理者へ推奨する。管理者は、各課程の推奨される仮想ラボ構成を受け入れる又は変更して、各課程に対して最終的なラボ構成を与えることができる。かく課程に対する最終的なラボ構成と併せて、LMSはまた、学習者デスクトップの作成のために必要とされる追加の入力を共有する。
【0019】
各課程に対する最終的なラボ構成が使用可能となると、システムは、各課程の学習者リストの各学習者に対して学習者デスクトップを作成する。学習者デスクトップを作成する、及びLMSを備える学習者デスクトップをプロビジョニングする完全なプロセスは、
図4を参照しながら詳細に説明する。学習者デスクトップはそれから、学習者が登録された課程に関する実践的な実験を実施するために、各々の学習者によって仮想ラボとして使用される。
【0020】
本開示において、システム及び方法は、各課程に対する機械構成をコンピュータで管理して提案して、それによって、各課程に対するラボ構成を手動で探して提案する必要を除く。システム及び方法はまた、任意の使用可能なIaaSプラットフォーム上で作成し、任意の使用可能なLMSと統合することができるプラグアンドプレイの種類のデスクトップを与え、それによって、シームレスな統合を確実にし、そして学習者の容易なアクセス可能性をさらに確実にする既に存在するLMSの機能の使用を容易にする。さらに、システムは、学習者に、ブラウザを介してプロビジョニングされるコンピュータシステムにアクセスさせ、彼らが、彼らが学習する対象に関するリアルタイムの体験を得ること及び実用的な課題解決スキルを学習することを助力するハイエンドのマシン及び複雑なパッケージへのアクセスを得る。そのうえ、システムは、学習者デスクトップ上で学習者によって行われた作業に対する自動評価機能を与え、それによって、手動のチェックを実施する必要を除き、作業をレビューするレビュアーによる時間の消費をさらに減らす。
【0021】
図面、より具体的には
図1~7を参照すると、図面全体にわたって、同様の参照文字は、一貫して対応する特徴を示し、好ましい実施形態が示され、これらの実施形態は、以下の例示的なシステム及び/又は方法の文脈において説明される。
【0022】
図1は、本開示の少なくともいくつかの例の実施形態に関する環境100の例示的な表現を図示する。環境100が1つの配置で表示されるが、他の実施形態は、例えば、仮想ラボ構成を決定すること、学習者デスクトップを作成することなどによって別様に配置された環境100の一部(又は他の部分)を含むことがある。環境100は、学習管理システム(下記で「LMS」と呼ばれる)102、仮想ラボプロビジョニングシステム(下記で「VLPS」と呼ばれる)106、infrastructure-as-a-service(下記で「IaaS」と呼ばれる)クラウドサーバ108、及び電子デバイス110(下記では学習者デバイス110としても呼ばれる)、電子デバイス112(下記では電子デバイス112としても呼ばれる)などの1又は複数の電子デバイスを一般的に含み、各々がネットワーク104へ結合される及び通信する(及び/又はアクセスを備える)。1つの学習者デバイス及び1つのレビュアーデバイスが説明のために示され、より多くの学習者及びレビュアーデバイスデバイスとすることができることに留意されたい。
【0023】
ネットワーク104は、ライファイ(Li-Fi)ネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク、衛星ネットワーク、インターネット、光ファイバーネットワーク、同軸ケーブルネットワーク、赤外線(IR)ネットワーク、無線周波数(RF)ネットワーク、バーチャルネットワーク、及び/又は
図1に図示される2又はそれ以上の部分又はユーザにわたる通信をサポートする能力のある別の適するパブリック及び/又はプライベートネットワーク、又は任意のそれらの組み合わせを含むことがあるが、制限しない。
【0024】
環境100における種々の構成要素は、Transmission Control Protocol and Internet Protocol(TCP/IP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、第二世代(2G)、第三世代(3G)、第四世代(4G)、第五世代(5G)通信プロトコル、ロング・ターム・エボリューション(LTE)通信プロトコル、又は任意のそれらの組み合わせなどの種々の有線及び無線通信プロトコルによってネットワーク104に接続することがある。
【0025】
学習者デバイス110は、LMS102の少なくとも1つの課程の学習に登録された学習者(例えば、LMSのユーザ)に関連付けられる。レビュアーデバイス112は、LMS102の少なくとも1つの課程の学習者によって行われた作業をレビューすることを必要とする(又はすることがある)レビュアー(例えば、LMSで作業する教員)に関連付けられる。学習者デバイス110及びレビュアーデバイス112の例は、パーソナルコンピュータ(PC)、モバイルフォン、タブレットデバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、サーバ、音声起動アシスタント、スマートフォン、及びラップトップを含むが、これらに限られない。
【0026】
ある実施形態において、LMS102は、教育コンテンツを具体的に作成し、分配し、配信を管理し、学生の進度を追跡するように設計されるソフトウェアを指す。LMS102は、LMS102の管理を担う会社のサーバ上で、スタンドアロン製品としてホストされることがある、又はLMS102の管理を担う会社によって、クラウドベースのプラットフォームとすることがある。LMS102の例は、Moodle(登録商標)、CanvasTM、Blackboard learnTM、Schoology(登録商標)、SakaiTMを含むが、これに限られない。
【0027】
ある実施形態において、Iaasは、インターネット上で計算、ストレージ、ネットワーキング、及び仮想化などのオンデマンドのインフラストラクチャリソースを、IaaSクラウドサーバ108などのクラウドサーバを介してビジネス又は個人へプロビジョニングするクラウドサービスモデルを指す。特に、これは企業に対して、インフラストラクチャを彼ら自身が入手し、構築し、管理する必要を除き、そして彼らは彼らが使用することにのみ支払いをする。IaaSクラウドサーバ108の例は、Amazon elastic compute cloud(EC2)、Microsoft AzureTM、IBM’sTM blue cloud、sun cloud、GoogleTM cloudを含むが、これらに限られない。
【0028】
システム(下記で「VLPS」と呼ばれる)をプロビジョニングする仮想ラボ106は、1又は複数のハードウェアプロセッサ及びメモリを含む。VLPS106は第一に、ネットワーク104を介して、LMS102から課程の課程の詳細を受け取るように構成される。VLPS106は次に、課程に対する仮想ラボ構成をコンピュータで管理して決定する。仮想ラボ構成は次に、LMS102の管理者に推奨として共有される。LMS102の管理者は、課程に対する最終的なラボ構成をVLPSへ与えるために、推奨を受け入れる又は編集する。LMS102はまた、最終的なラボ構成と併せて、追加の入力をVLPS106と共有する。追加の入力は、IaaSクラウドサーバ108などのinfrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、課程に対する学習者リストにおける各学習者に対するラボの可用性の詳細、課程のクールオフ期間の詳細、課程に対する教職員仮想マシンの詳細、存在すれば課程に対する自動化スクリプト、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び課程に対する試行の詳細のうちの1つ又は複数を含む。
【0029】
VLPS106は次に、IaaSクラウドサーバ108などの所望のIaaSサーバ上に、ハードウェア構成、領域、ソフトウェアパッケージ、及びLMS102によって追加入力の形式で与えられる多くの他のカスタマイズ化及び自動化オプションなどの最終的なラボ構成を備えた、学習者デスクトップ/仮想ラボを作成する及びプロビジョニングするように構成される。学習者は、ネットワーク104を使用するブラウザを介して、仮想ラボへアクセスするための学習者デバイス110を使用して、彼/彼女が、LMS102において彼が登録された少なくとも1つの課程に関する実用的な課題解決を体験し、学ぶことを助けるハイエンドのマシン、複雑なパッケージへのアクセスを得ることがある。
【0030】
同様に、VLPS106は、最終的なラボ構成、及び各々の課程に対して受け取られた追加入力の少なくとも一部に基づいて、課程に対するレビュアーデスクトップをする及びプロビジョニングする。レビュアーは、レビュアーデバイス112を使用して、作成された学習者デスクトップ/仮想ラボ上で学習者によって行われた作業をレビューするために、ネットワーク104を使用するブラウザを介して、レビュアーデスクトップへアクセスすることがある。学習者デスクトップ及びレビュアーデスクトップを作成する及びプロビジョニングするプロセスは、
図4を参照して詳細に説明される。
【0031】
図1に示すシステム、デバイス及び/又はネットワークの数及び配置は、例として与えられる。
図1に示すそれらに比べて、追加のシステム、デバイス及び/又はネットワーク、より少ないシステム、デバイス及び/又はネットワーク、異なるシステム、デバイス及び/又はネットワーク、並びに/若しくは異なって配置されたシステム、デバイス及び/又はネットワークがあることがある。そのうえ、
図1に示す2又はそれ以上のデバイスは、単体のシステム又はデバイスの中に実装されることがある、又は
図1に示す単体のシステム又はデバイスは、複数の、分散されたシステム又はデバイスとして実装されることがある。加えて又は代わりに、環境100のシステムのセット(例えば、1又は複数のシステム)又はデバイスのセット(例えば、1又は複数のデバイス)は、環境100の別のシステムのセット又は別のデバイスのセットによって実施されるとして説明される1又は複数の機能を実施することがある(例えば、以下で説明するシナリオを指す)。
【0032】
図2は、本開示の実施形態による、LMS102などの学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングする仮想ラボプロビジョニングシステム200の例示的なブロック図を図示する。ある実施形態において、仮想ラボプロビジョニングシステム200は、システム200と呼ばれることもあり、本明細書においては互換できるように使用され得る。仮想ラボプロビジョニングシステム200は、
図1を参照しながら説明するVLPS106に類似する。いくつかの実施形態において、システム200は、クラウドベース及び/又はSaaSベース(サービスとしてのソフトウェア)のアーキテクチャとして具体化される。いくつかの実施形態において、システム200は、サーバシステムに実装されることがある。いくつかの実施形態において、システム200は、ラップトップコンピュータ、ノートブック、手持ちデバイス、ワークステーション、メインフレームコンピュータなどの多様な計算システムに実装されることがある。
【0033】
いくつかの実施形態において、システム200は、1又は複数のプロセッサ204、通信インターフェイスデバイス又は入力/出力(I/O)インターフェイス206、及び1又は複数のプロセッサ204に動作可能に接続された1又は複数のストレージデバイス又はメモリ202を含む。1又は複数のプロセッサ204は、1又は複数のソフトウェア処理モジュール及び/又はハードウェアプロセッサとすることがある。ある実施形態において、ハードウェアプロセッサは、1又は複数のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央処理装置、ステートマシン、論理回路、及び/又は動作命令に基づいて信号を処理する任意のデバイスとして実装することができる。能力の中で、プロセッサは、メモリに記憶されるコンピュータ可読命令を取り出して、実行するように構成される。ある実施形態において、システム200は、ラップトップコンピュータ、ノートブック、手持ちデバイス、ワークステーション、メインフレームコンピュータ、サーバ、ネットワーククラウド、などの多様な計算システムに実装することができる。
【0034】
I/Oインターフェイスデバイス206は、例えば、ウェブインターフェイス、グラフィカルユーザインターフェイスなどの多様なソフトウェア及びハードウェアインターフェイスを含むことがあり、LAN、ケーブルなどの有線ネットワーク、並びにWLAN、セルラー又は衛星などの無線ネットワークを含む広く多様なネットワークN/W及びプロトロコル形式との複数の通信を容易にすることができる。ある実施形態において、I/Oインターフェイスデバイスは、いくつかのデバイスを互いに、又は別のサーバへ接続するための1又は複数のポートを含むことがある。
【0035】
メモリ202は、例えば、static random access memory(SRAM)及びdynamic random access memory(DRAM)などの揮発性メモリ、及び/又はリードオンリーメモリ(ROM)、erasable programmable ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、光学ディスク及び磁気テープなどの不揮発性メモリを含む技術において知られた任意のコンピュータ可読媒体を含むことがある。ある実施形態において、データベース208は、メモリ202に記憶されることがあり、データベース208は、スマート仮想マシン構成リポジトリ、複数の課程のリスト、各課程に対する最終的なラボ構成などを含むことがあるが、これらに限定されない。メモリ202は、本開示のシステム及び方法によって実施される各ステップの入力/出力に関連する情報をさらに含む(又はさらに含むことがある)。言い換えると、各ステップで供給される入力、及び各ステップにおいて生成される出力は、メモリ202に含まれ、更なる処理及び分析に利用することができる。
【0036】
図示される及び後述で説明されるシステム200は、本開示の実施形態から利益を得ることのある機器の単なる図解であり、よって、本開示の範囲を制限するように理解されるべきでないことに留意されたい。システム200は、
図2において描かれるよりもより少ない又はより多い構成要素を含むことがあると留意されたい。
【0037】
図1-2を参照して、
図3は、本開示の実施形態による、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングするための、
図2又は
図1のVLPS106の仮想ラボプロビジョニングシステム200(「仮想ラボプロビジョニングフレームワーク」として互換可能に呼ばれる)の概要ブロック図描写300を図示する。
【0038】
ある実施形態において、仮想ラボプロビジョニングフレームワークは、クラウドホスト型のサービスベースのフレームワークであり、統合されるときに、LMS102などの任意のLMSに、少なくとも1つのIaaSプロバイダを使用して、複雑な技術/対象に対する彼らの仮想ラボ要求を管理することを可能にする。
【0039】
図3に見られるように、LMSは、仮想ラボが必要とされるコースの種類又は技術を、IaaSプロバイダと共有する。仮想ラボプロビジョニングフレームワークに存在するサービスマネージャーコンポーネントは、フレームワーク及びLMSと相互作用するための全体的なインターフェイスとして動作するように、コースの種類又は技術を受け取る。
【0040】
その後、仮想ラボプロビジョニングフレームワークに存在するインテリジェント仮想マシン構成リポジトリコンポーネントは、受け取られた課程の種類及び技術に対する仮想ラボ構成を決定する。決定された仮想ラボ構成は、次にLMSで共有され、LMSの管理者は、推奨されるラボ構成を受け入れる又は編集するためにレビューし、次に、1又は複数の追加の入力と併せて、最終的なラボ構成を、フレームワークへ押し戻すことがある。特に、サービスマネージャーコンポーネントは、「VM構成を押し進める」アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)及び「学習者リストを推し進める」APIを介して、入力を受け取る。1又は複数の追加の入力は、infrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、課程に対する学習者リスト、課程の学習者リストの各学習者に対するラボのユーティリティの詳細、課程に対するクールオフ期間の詳細、課程に対する教職員仮想マシンの詳細、任意の課程に対する自動化スクリプト、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び課程に対する試行の詳細などのうちの1又は複数を含む。
【0041】
仮想ラボプロビジョニングフレームワークに存在するIaaSライセンスマネージャーコンポーネントは次に、IaaSプラットフォームの詳細の形式で受け取られるIaaSプロバイダの詳細及び彼らのAPIキーを記憶する。特に、AWS若しくはAzure又はGoogle Cloudの詳細を記憶する。
【0042】
さらに、仮想ラボプロビジョニングフレームワークに存在する仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、最終的なラボ構成、IaaSライセンスマネージャーコンポーネントに記憶されたIaaSプロバイダの詳細、及び受け取られた他の追加の入力に基づいて、仮想デスクトップ(例えば、学習者デスクトップ/マシン、及びレビュアーデスクトップ/マシン)を作成及び管理する。
【0043】
仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンはまた、学習者及びレビュアーが、彼らの対応するフォルダに彼らの応答を記録できるようにするために、全ての作成された仮想デスクトップ上で標準ファイル及びフォルダ構造を作成するように構成される。加えて、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、インスタンスid、コンフィグ、ステータス、学習者仮想デスクトップ割当て、仮想デスクトップのオン/オフ/破棄の構成の詳細などの仮想デスクトップの詳細を記憶し、仮想デスクトップのオン/オフ/デストロイを切り替えるために、スレッドを実行する。
【0044】
少なくとも1つの例示的な実施形態において、作成されたレビュアーデスクトップは、Microsoft excel spreadsheetTMとして、レビュアーのための現在の実習の学習者リストをフェッチするのに役立つ教職員ユーティリティを含み、また、サービスマネージャーコンポーネントを介して、アーティファクト及びマークをLMSへプッシュする。同様に、作成された学習者デスクトップは、学習者の時間及びインターネットアクセスを追跡する、仮想マシン追跡及びマーキングユーティリティを含む。仮想マシン追跡及びマーキングユーティリティはまた、課程に対して自動化スクリプトが受け取られる場合において、学習者の作業を自動で評価することにおいて役立つ。
【0045】
仮想マシンが作成されると、仮想ラボプロビジョニングフレームワークの仮想マシンシングルサインオン(SSO)モジュールは、作成された仮想デスクトップのアクセスを、リモートデスクトッププロトコルを使用する課程の学習者に与える。
【0046】
ある実施形態において、レビュアーが学習者が実習をどのように実施したかを見るために得るために、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンはまた、学習者のデータ、すなわち学習者によって彼らの学習者デスクトップ上で行われた作業を、学習者デスクトップからレビュアーデスクトップへコピーするために、スレッドを実行するように構成される。
【0047】
図1から3を参照しながら、
図4A及び4Bは、本開示の実施形態による、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングするための方法400の例示的なフロー図を集合的に表す。方法400は、実行のために
図2のシステム200、及び
図1のVLPS106を使用することがある。ある実施形態において、システム200は、1又は複数のハードウェアプロセッサ204へ動作可能に接続された1又は複数のデータストレージデバイス又はメモリ202を含み、1又は複数のハードウェアプロセッサ204によって方法400のステップの実行の命令を記憶するように構成される。フローダイアグラムのステップの手順は、示されているような同様の順番で必ずしも実行されないことがある。さらに、1又は複数のステップは、単一のステップの形態においてグループ分けをされる及び実施されることがあり、又は1つのステップが、平行する又は順次適な手順において複数のサブステップを有することがある。
図2及び
図1のVLPSに描かれる本開示の方法のステップは、システム200の構成要素を参照してこれから説明する。
【0048】
本開示の方法のステップ402において、システム200の1又は複数のハードウェアプロセッサ204は、LMS102などのLMSから課程の詳細を受け取る。課程の詳細は、LMSによって提供される複数の課程のリストを含む。複数の課程は、技術的な課程又は科学的な課程とすることができる。
【0049】
本開示の方法のステップ404において、システム200の1又は複数のハードウェアプロセッサは、インテリジェント仮想マシン構成リポジトリを使用して、複数の課程のうちの各課程に対する仮想ラボ構成を決定する。少なくとも1つの例示的な実施形態において、インテリジェント仮想マシン構成リポジトリは、対象/技術のリストに対して推奨される仮想マシン構成を記憶するように構成される、人工知能ベースの構成リポジトリである。例えば、通過した課程が、「Pythonを介するビギナーAI-ML」である場合、そのとき、インテリジェント仮想マシン構成リポジトリは、学習者のデスクトップに対して、以下のマシン推奨をコンピュータで管理して提案する。
○インスタンスタイプ:t3a.medium、4core CPU、4GB RAM
○OS:Ubuntu 18.04
○デスクトップにログインする同時の学習者:4
○学習者に使用可能なパッケージ:{python3、setuptools、pyopenssl、pip3、tzdata、numpy、scipy、nose、h5py、matplotlib、pandas、sympy、ipython、Cython、ipykernel、grpcio、tensorflow、scikit-build、opencv-python、keras、gensim、scikit-learn、scikit-image、spacy、tesseract-ocr-all、pytesseract、nvidia-cuda-toolkit、python3-seaborn、PyQtWebEngine、spyder3、pycharm-community、jupyter-notebook}
【0050】
特に、各課程に対して、インテリジェント仮想マシン構成リポジトリは、学習者にとって、彼らのタスクを実施するためにどのような種類の仮想ラボが必要とされるか、すなわち、各々の課程の実用的なアプリケーションの学習に必要とされ得るソフトウェアツール/アプリケーションの情報と併せて、中央処理装置(CPU)、メモリ及びオペレーティングシステムに関しての理想的なマシン要件となることがあることを提案する。
【0051】
本開示の方法のステップ406において、システム200の1又は複数のハードウェアプロセッサ204は、各々の課程に対する推奨される仮想ラボ構成として各課程に対して決定した仮想ラボ構成を、LMSへ送る。各課程の決定した仮想ラボ構成は、LMSへ送り戻され、次に、各々の課程に対する最終的な構成を立案するために、LMSの管理者/ユーザによって受け取られる。
【0052】
例えば、LMSの管理者/ユーザが、任意の課程に対して推奨された仮想ラボ構成が、同じ課程に対して好ましい構成でないと感じる場合、管理者/ユーザは、推奨される仮想ラボ構成を編集又は修正して、各々の課程に対する最終的なラボ構成を与えることがある。ある実施形態において、課程に対する最終的なラボ構成は、その課程の学習者に対する仮想デスクトップの作成に使用される仮想マシン構成である。
【0053】
ある実施形態において、インテリジェント仮想マシン構成リポジトリはまた、LMS特有構成リポジトリを作成するために、LMSにおいて実施される活動に基づき継続的に学習するように構成される。LMS特有構成リポジトリは、各課程に対して推奨されるLMS特有仮想ラボ構成を与える。
【0054】
以前の例において説明したように、管理者/ユーザは、推奨される仮想ラボ構成を編集する又は修正することがあり、インテリジェント仮想マシン構成リポジトリはまた、ユーザによって作成された全てのこれらの変化から学習し、LMSの要件ごとに設計されたラボ構成を思いつくように構成され、すなわち、LMSに新しく追加された課程に対して未来においてより良い推奨が与えられるように、各課程に対して推奨されるLMS特有仮想ラボ構成を作成する。
【0055】
本開示の方法のステップ408において、システム200のハードウェアプロセッサ204は、複数の課程のうちの各課程に対する最終的なラボ構成、及び1又は複数の追加の入力を、LMSから受け取る。1又は複数の追加の入力は、infrastructure-as-a-service(IaaS)プラットフォームの詳細、各課程に対する学習者リスト、各課程の学習者リストにおける各学習者に対するラボのユーティリティの詳細、各課程に対するクールオフ期間の詳細、各課程に対する教職員仮想マシンの詳細、複数の課程の1又は複数の課程に対する自動化スクリプト、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細、及び複数の課程のうちの各課程に対する試行の詳細のうちの1又は複数を含む。ある実施形態において、試行の詳細は、必要とされる最小の通過評価、及び実習をクリアするために許可される試行の回数を含む。
【0056】
本開示の方法のステップ410において、システム200のハードウェアプロセッサ204は、各課程の学習者リストの各学習者に対する学習者デスクトップ、及び各々の課程に対して受け取られた最終的な構成及び追加の入力に少なくとも部分的に基づいて、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンを使用して各課程に対する1又は複数のレビュアーデスクトップを作成する。学習者に対して作成された学習者デスクトップは、学習者が登録された課程に関する実践的な実験を実施するために、各々の学習者によって仮想ラボとして使用される。同様に、課程に対して作成された各レビュアーデスクトップは、各々の課程に対して作成された学習者デスクトップ上で各学習者によって行われた作業をレビューするために、その課程のレビュアーによって使用される。仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンを使用する各課程の学習者リストの各学習者に対する学習者デスクトップを作成するプロセス、及び各課程に対する1又は複数のレビュアーデスクトップを、以下で詳述する。
【0057】
仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、各々の課程のオペレーティングシステム要件に基づいて、各課程に対してカスタマイズされたテンプレートを作成する。ある実施形態において、クラウドイニットテンプレートは、各課程に対してカスタマイズされたテンプレートの作成のために使用される。次に、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、各々の課程に対して受け取られる学習者リストに基づいて各課程に対して作成するために、以下に述べる予め定められたデスクトップ作成式を使用して、学習者デスクトップの必要とされる数を計算する。
プロビジョニングするデスクトップの数 = (学習者の総数)/(ユーザ同時並行数)
【0058】
複数の学習者が同じマシンを共有し、彼らのタスクを同時に実施することができるので、デスクトップの数を計算する間に、ユーザ同時性も考慮され、それによって、学習者デスクトップ要求を低減し、最終的にコストの低減につながることに留意されたい。
【0059】
その後、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、追加の入力と併せて受け取られる各々の課程に対する教職員仮想マシンの詳細に基づいて、各課程に対して必要とされるレビュアーデスクトップの数を決定する。次に、各々の課程に対して作成されたカスタマイズされたテンプレートを使用して、計算された学習者デスクトップの数に基づいて、複数の学習者アカウントが各課程に対して作成され、決定されたレビュアーデスクトップの数に基づいて、1又は複数のレビュアーアカウントが作成される。ランダムなパスワードが、また、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンによって、レビュアーアカウントと同様に作成された学習者の各々に対して設定される。
【0060】
学習者アカウント及びレビュアーアカウントが作成されると、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、各々の課程の必要とされるソフトウェアのリストに基づいて、カスタマイズされたテンプレートを使用して、各課程に対して作成された複数の学習者アカウント及び1又は複数のレビュアーアカウントに、1又は複数の課程特有のソフトウェアアプリケーションをインストールする。特に、最終的なラボ構成の間に選択された1又は複数のソフトウェアパッケージが、クラウドイニットテンプレートの助力を用いてインストールされる。仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、複数の学習者アカウント及び1又は複数のレビュアーアカウントのうちの各々において、1又は複数のファイル及びフォルダ構造を作成する。ある実施形態において、ファイル及びフォルダ構造と併せて、命令ファイル及びいくつかの他のファイルがまた、学習者及びレビュアーが彼らの仮想デスクトップを使うことを助けるために作成される。
【0061】
最終的に、仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、各々の学習者の学習者アカウントに基づいて、各課程の学習者リストの各学習者に対する学習者デスクトップを、及び各々のレビュアーのレビュアーアカウントに基づいて、各課程の各レビュアーに対するレビュアーデスクトップを、IaaSプラットフォームの詳細において与えられるinfrastructure-as-a-serviceプラットフォームによって提供される1又は複数のアプリケーションプログラミングインターフェイス(APIs)、及び各々の課程のカスタマイズされたテンプレート及び最終的なラボ構成を使用して、作成する。学習者デスクトップ及びレビュアーデスクトップの各々は、一意のデスクトップ識別子(ID)を含む。
【0062】
特に、LMSから受け取られた全てのデータが処理され、クラウドイニットテンプレートが作成されると、仮想デスクトップ、すなわち学習者デスクトップ及びレビュアーデスクトップが、用意されたクラウドイニットテンプレート、及び必要とされるハードウェア構成、必要とされるストレージの大きさなどの構成の間に定められた他のパラメータの助力で作成される。仮想マシンプロビジョニング及び管理エンジンは、IaaSプラットフォームによって提供されるAPIを使用し、仮想デスクトップを作成することができるように、全てのデータをIaaSプラットフォームへ渡すことに留意されたい。
【0063】
各課程の学習者リストの各学習者に対して学習者デスクトップが作成されると、作成されたデスクトップは、一意のデスクトップ識別子を使用して、各々の学習者に対応付けられる。特定の学習者が学習者デスクトップへのアクセスを試みるときに、彼らは、より速く作業した同じ学習者デスクトップへのアクセスを得て、全ての彼らの保存した作業をデスクトップ上で見つけることができるように、対応付けが行われる。
【0064】
対応付けが行われた後に、学習者デスクトップは、学取捨に対するLMSの通常のフローの一部となるために、各課程の学習者リストの各学習者に対応付けられた学習者デスクトップは、LMSにおける各々の学習者のLMSアカウントに関連付けられる。特に、LMSサーコンフィギュレータコンポーネントにおいて構成されるLMS API、及びサービスマネージャーコンポーネントによって公開されるフレームワークAPIは、LMSが、開始時間、終了時間などのいくつかの質問テキスト又はいくつかの調査パラメータを連係することによって学習又は評価ラボ活動のいずれかを可能にし、同様のものを構成するためのシステムAPIを呼び出すように、LMSへ与えられる。また、LMSが仮想マシンのシングルサインオンモジュールに統合されるために、学習者がシステム200へ進み、学習者デスクトップを立ち上げ、必要とする活動を行い、マシン上の作業を、評価されるために、必要とするフォルダに残すことができる。システム200はまた、必要とされる場合に、学習者デスクトップ上にタイマーを与え、規定の時間の後に活動を終わらせることができる。
【0065】
ある実施形態において、システム200は、各課程の学習者リストの各学習者によって学習者デスクトップ上で実施される、1又は複数の学習活動を追跡するように構成される。システムはまた、各課程の学習者リストの各学習者の学習者デスクトップ上で、各々の学習者の追跡された1又は複数の学習活動、及び各々の学習者が登録された課程に対して受け取られた1又は複数の追加の入力に基づいて、1又は複数のアクションを実施するように構成される。1又は複数のアクションは、許可された期間を超える学習者デスクトップのアクセスを止めること、学習者デスクトップ上のインターネットアクセスを制御すること、学習者デスクトップ上の学習者アカウントの権限を制御すること、及び学習者デスクトップ上で学習者によって作成されるファイルを監視することのうちの1又は複数を含む。
【0066】
少なくとも1例の実施形態において、システム200は、受け取られた追加の入力から自動化スクリプト情報にアクセスするように構成される。自動化スクリプト情報は、自動化スクリプトが受け入れられる自動化スクリプト課程のリストを含む。その後、自動化スクリプト課程における各課程に対して、システム200は、各学習者に対する評価レポートを生成するために、同じ課程に対して受け取られた自動化スクリプトに基づいて、各々の課程の各学習者の学習者データ(すなわち、学習者デスクトップ上で学習者によって行われた作業)の自動評価を実行する。学習者データ、及び各学習者に対して生成された評価レポートは、次に、LMSアプリケーションプログラミングインターフェイスの詳細に含まれるLMSのAPIを使用して、LMSの各々の学習者のLMSアカウントへ送られる。
【0067】
そのうえ、自動化スクリプト課程に含まれない1又は複数の課程のうちの各課程に対して、システム200は、学習者デスクトップ上で実践的な実習を試みる各々の課程の学習者のリストへアクセスする。学習者のリストが使用可能となると、システム200は、学習者のリストの各学習者によって作成された学習者データを、各々の課程に対して作成された1又は複数のレビュアーデスクトップのうちの少なくとも1つのレビュアーデスクトップへコピーする。各学習者に関連付けられる学習者データは、少なくとも1つのレビュアーデスクトップにおいて作成された定められたフォルダにコピーされることに留意されたい。特に、自動化スクリプトが任意の課程に対する入力としてLMSによって与えられない場合、次に、評価は、その特定の課程の学習者に対して作成された学習者デスクトップのものと同じ構成を備えるレビュアーデスクトップへのアクセスを得る割り当てられた教職員(又はレビュアー)によって、手動で行われる。学習者データのレビュアーデスクトップへのコピーのフローは、
図6の補助で描かれる。
【0068】
図1から6を参照しつつ、
図7は、本開示の実施形態による、
図2又は
図1のVLPS106のシステム200によって作成される仮想デスクトップのアクセスフローを描く概要図を図示する。
【0069】
記載された説明は、任意の当業者が実施形態を作成し、使用できるようにするために、本明細書の内容を説明する。本内容の実施形態の範囲は、特許請求の範囲によって定められ、当業者が思いつく他の変更を含むことがある。彼らが、特許請求の範囲の記述の言葉と異ならない同等の要素を有する場合、又は彼らが、特許請求の範囲の記述の言葉とわずかな差のある同様の要素を含む場合、このような他の変更は、特許請求の範囲に属すると意図する。
【0070】
前に論じたように、プロジェクトを完了するために家庭のコンピュータにおいてサーバをセットアップすること、又はラボの実験を実施するために、家庭のコンピュータにおいてラボのソフトウェアをインストールすることは、コスト、ハードウェア及びソフトウェア構成などの、学習者のための実用的で実践的な学習を妨げる家庭のコンピュータの種々の制限のために、可能でない。使用可能な技法は、学生システムに、仮想ラボ上で作業するためのいくつかの基礎的なセットアップを有することを必要とし、そのため、不利な点を克服するために、本開示の実施形態は、学習管理システムを備える仮想ラボをプロビジョニングする方法及びシステムを与える。より具体的には、システム及び方法が、各課程に対するマシン構成を、コンピュータで管理して提案し、それによって、各課程に対するラボ構成を手動で探して提案する必要を排除する。システム及び方法はまた、任意の使用可能なIaaSプラットフォーム上で作成され得る、及び任意の使用可能なLMSに当同され得るプラグアンドプレイの種類のデスクトップを与え、それによって、学習者の簡単なアクセス可能性をさらに確実にするLMSの既存の機能の使用を容易にしながら、シームレスな統合を確実にする。さらに、システムは、リアルタイムの体験を得ること、及び彼らが学習している対象に関する実用的な課題解決スキルを学習することを助力するハイエンドのマシン及び複雑なパッケージへのアクセスを得るために、学習者が、ブラウザを介してプロビジョニングされるコンピュータシステムへアクセスできるようにする。そのうえ、システムは、学習者デスクトップ上で学習者によって行われた作業に対する自動評価機能を与え、それによって、手動のチェックを実施する必要を排除し、作業をレビューするレビュアーによる時間の消費をさらに減らす。
【0071】
保護の範囲は、このようなプログラムへ広がり、その中にメッセージを有するコンピュータ可読媒の手段に加えて、このようなコンピュータ可読ストレージ手段は、プログラムがサーバ又はモバイルデバイス、若しくは任意の適するプログラム可能デバイス上で実行するとき、方法の1又は複数のステップの実装のためのプログラムコード手段を包含する。ハードウェアデバイスは、例えば、サーバ又はパーソナルコンピュータなど、若しくは任意のそれらの組み合わせなどの任意の種類のコンピュータを含む、プログラムすることができる任意の種類のデバイスとすることができる。デバイスは、また、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、field-programmable gate array(FPGA)、若しくはASICとFPGA、又は自身に配置されるソフトウェア処理コンポーネントを備える少なくとも1つのマイクロプロセッサと少なくとも1つのメモリなどの、ハードウェア及びソフトウェア手段の組み合わせなどのハードウェア手段などとすることがある手段を含むことがある。よって、手段は、ハードウェア手段及びソフトウェア手段の両方を含むことがある。本書で説明する方法の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェアに実装されることがある。デバイスはまた、ソフトウェア手段を含むことがある。代わりに、実施形態は、例えば、複数のCPUを使用するなどの異なるハードウェアデバイス上に実装されることがある。
【0072】
本書の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェア要素を含むことがある。ソフトウェアに実装される実施形態は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含むが、これらに限られない。本書で説明する種々の構成要素によって実施される機能は、他の構成要素又は他の構成要素の組み合わせに実装されることがある。この説明を目的として、コンピュータ使用可能又はコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、機器又はデバイスによる使用又は通信のためのプログラムを含む、記憶する、通信する、伝搬する、移送することができる任意の機器とすることがある。
【0073】
図示されるステップは、示される例示的な実施形態を説明するために提示され、進行中の技術上の発展は、特定の機能を実施する手法を変化させるだろうということが予期されるべきである。これらの例は、図解を目的に本書で示し、制限するものではない。さらに、機能的な構成要素の境界は、説明の便利を目的に、本明細書で任意に定めた。代わりの境界は、指定の機能及びそれについての関係が適切に実施される限りで定めることができる。代替形態(本明細書で説明する等価物、拡張、変形、偏差などを含む)は、本明細書に含まれる教示に基づいて、当業者によって明らかとなるだろう。このような代替形態は、開示された実施形態の範囲に属する。また、「包含している」、「有している」、「含んでいる」の語及び他の類似の語は、意味において同等であること、及び任意の1つのこれらの語に続く項目が、このような項目の網羅的な列挙となることを意味しない、又は列挙された項目のみに限定することを意味しないことにおいてオープンエンドであることを意図する。本書及び添付の特許請求の範囲で使用する際は、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈が別様に明らかに示さない限りは、複数の参照を含むこともまた留意されたい。
【0074】
そのうえ、1又は複数のコンピュータ可読ストレージメディアは、本開示の一貫性のある実装の実施形態において、利用されることがある。コンピュータ可読ストレージ媒体は、プロセッサによって可読の情報及びデータを記憶することができる任意の型の物理的なメモリを指す。よって、コンピュータ可読ストレージ媒体は、本書で説明する実施形態に一貫するステップ又はステージをプロセッサに実施させる命令を含む、1又は複数のプロセッサによる実行のための命令を記憶することができる。「コンピュータ可読媒体」の語は、有形の項目を含み、搬送波及び瞬間的な信号を除く、すなわち、非一時的であることが理解されるべきである。例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハードディスク、CD ROM、DVD、光学ドライブ、ディスク及び任意の他の知られる物理的なストレージメディアを含む。
【0075】
本開示及び例は、以降の特許請求の範囲によって示される開示された実施形態の真の範囲について、単なる例示として考慮されることを意図する。
【外国語明細書】