(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137924
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】ベンダブルディテクタ
(51)【国際特許分類】
G01T 7/00 20060101AFI20240927BHJP
G01N 23/18 20180101ALN20240927BHJP
【FI】
G01T7/00
G01N23/18
【審査請求】有
【請求項の数】36
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024047194
(22)【出願日】2024-03-22
(31)【優先権主張番号】10-2023-0038119
(32)【優先日】2023-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】513303186
【氏名又は名称】ビューワークス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ジョンミン
【テーマコード(参考)】
2G001
2G188
【Fターム(参考)】
2G001AA01
2G001BA11
2G001CA01
2G001DA01
2G001DA09
2G001HA13
2G001MA06
2G188CC22
2G188DD05
2G188DD11
2G188DD35
(57)【要約】
【課題】本発明は、従来のベンダブルディテクタを改善して防水および/または防塵性能を強化し、放射線を検出する検出パネルの取り替え使用を容易にするベンダブルディテクタを提供する。
【解決手段】本発明のベンダブルディテクタは、内部にコントロール部を含み、非弾性材質または第2ハウジングに比べて剛性の大きい材質からなる第1ハウジング;内部に検出パネルを含み、弾性材質からなるか、または弾性材質および非弾性材質を含む複合材質からなる第2ハウジング;および前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを取り外し可能に結合する連結構造を有する連結機構;を含むことを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にコントロール部を含み、非弾性材質または第2ハウジングに比べて剛性の大きい材質からなる第1ハウジング;
内部に検出パネルを含み、弾性材質からなるか、または弾性材質および非弾性材質を含む複合材質からなる第2ハウジング;および
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを取り外し可能に結合する連結構造を有する連結機構;
を含む、ベンダブルディテクタ。
【請求項2】
前記第1ハウジングの第1相対面に設けられる第1コネクタ;および
前記第1コネクタに連結されるように、前記第2ハウジングの第2相対面に設けられる第2コネクタ;
を含む、請求項1に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項3】
前記第1コネクタと前記第2コネクタのいずれか一つは、ポゴピンを有するコネクタであり、他の一つはポゴピンが連結されるコネクタであることを特徴とする、請求項2に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項4】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する挿入部材;および
前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの第2相対面部位に設けられるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入孔;
を含む第1連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項5】
前記連結機構は、
前記第2ハウジングの第2相対面の一側または両側で前記第1ハウジングの第1相対面に向かって突出する挿入部材;および
前記挿入部材に対応する前記第1ハウジングの第1相対面部位に設けられるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入孔;
を含む第1連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項6】
前記第1連結機構は、第1ハウジングと第2ハウジングの連結が解除されないようにするロック部材を含み、前記第2ハウジング内部で前記挿入孔の交差方向に案内孔が形成され、前記ロック部材の一側端部が前記案内孔に設けられる弾性部材により弾性支持され、前記挿入部材に設けられた挿入溝に前記ロック部材の他側端部が挿入されて前記挿入部材の移動を制限し、前記ロック部材と連結されるロック調節装置は、前記第2ハウジングに設けられる作動空間に沿って移動しながら前記ロック部材を移動させることを特徴とする、請求項4に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項7】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する挿入部材;および
前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの側面の長手方向に沿って形成されるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入溝;
を含む第2連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項8】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する挿入部材;および
前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの第2相対面部位に形成されるものであり、前記挿入部材が摺動挿入される挿入溝;
を含む第3連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項9】
前記挿入部材および前記挿入溝は、「」のような形態または「」のような形態で構成されることを特徴とする、請求項8に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項10】
前記連結機構は、第1ハウジングと第2ハウジングの連結が解除されないようにする挿入部材を含み、前記挿入部材は、前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する延長部と、前記延長部の端部に設けられるロック部材を含み、前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの第2相対面部位に挿入溝が設けられ、前記挿入溝に前記挿入部材が挿入され、前記延長部と連結されるロック調節装置を設け、前記ロック調節装置は、前記第1ハウジングの収容部に収容されることで、少なくとも一部分が前記収容部の外側に露出し、前記挿入部材が前記挿入溝に挿入された状態で、回転駆動によって前記ロック部材を前記挿入溝と交差するようにロック方向に回転させることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項11】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングの一側面または両側面に形成されるものであり、一側端部がヒンジ軸により前記第1ハウジングに連結され、前記ヒンジ軸を中心に回転可能であり、前記ヒンジ軸に結合される弾性部材によって弾性支持される延長部と前記延長部の他側端部に係止爪が設けられるロック部材;および
前記ロック部材に対応する前記第2ハウジングの側面の長手方向に沿って形成されるものであり、前記延長部が挿入される挿入溝;
を含む第5連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項12】
前記係止爪は、
前記挿入溝に設けられる係止溝に挿入されることを特徴とする、請求項11に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項13】
前記第5連結機構は、
両側ロック部材の間に設けられるものであり、前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する挿入部材;および
前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの第2相対面部位に設けられるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入孔;
をさらに含む、請求項11に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項14】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが長手方向に並んで水平配置された状態で、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間を貫通するように連結部材が結合される第6連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項15】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの垂直配置状態で、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間を貫通するように連結部材が結合される第7連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項16】
前記第7連結機構は、
前記第1ハウジングの下部に設けられる摺動溝;および
前記摺動溝に符合するように前記第2ハウジングの上部に形成されるものであり、前記摺動溝に摺動挿入される摺動レール;
をさらに含む、請求項15に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項17】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが長手方向に並んで水平配置された状態または垂直配置状態で、両側面で前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間を連結する連結板を重ね、前記連結板を貫通して前記第1ハウジングに結合されるように第1連結部材を結合し、前記連結板を貫通して前記第2ハウジングに結合されるように第2連結部材を結合する第8連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項18】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングの下部で長手方向に形成される摺動溝;および
前記第2ハウジングの上部で長手方向に形成されるものであり、前記摺動溝に摺動挿入自在に前記摺動溝に符合する摺動レール;
を含む第9連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項19】
前記第9連結機構は、
前記第1ハウジングの内部で前記摺動溝の交差方向に形成される案内孔;
一側端部は前記案内孔に挿入された弾性部材によって弾性支持され、他側端部は前記摺動レールに設けられる挿入溝に挿入されるロック部材;および
前記ロック部材と連結され、前記第1ハウジングに設けられる作動空間に沿って移動しながら前記ロック部材を移動させるロック調節装置;
をさらに含む、請求項18に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項20】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングの長手方向の一面で前記第1ハウジングの長手方向と交差方向に形成される摺動レール;および
前記第2ハウジングの長手方向の一面で前記摺動レールが挿入自在に前記第2ハウジングの長手方向と交差方向に形成される摺動溝;
を含む第10連結機構であることを特徴とする、請求項1に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項21】
前記摺動レールの前記摺動溝に向かって進入する面に第1コネクタを設ける第1相対面が設けられ、前記第1相対面に対応する前記摺動溝の内側端面に第2コネクタを設ける第2相対面が設けられることを特徴とする、請求項20に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項22】
前記第1相対面は、前記第1ハウジングの長手方向と交差方向に設けられ、前記第2相対面は、前記第2ハウジングの長手方向と交差方向に設けられることを特徴とする、請求項21に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項23】
前記第1コネクタは、前記第1ハウジングの長手方向と交差方向に形成され、前記第2コネクタは、前記第2ハウジングの長手方向と交差方向に形成されることを特徴とする、請求項22に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項24】
前記摺動レールの一面の長手方向に沿って設けられる収容溝に第1コネクタを設ける第1相対面が設けられ、前記第1相対面に対応して前記摺動溝に第2コネクタを設ける第2相対面が設けられることを特徴とする、請求項20に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項25】
前記第1相対面は、前記第1ハウジングの長手方向と同一方向に設けられ、前記第2相対面は、前記第2ハウジングの長手方向と同一方向に設けられることを特徴とする、請求項24に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項26】
前記第1コネクタは、前記第1ハウジングの長手方向と同一方向に形成され、前記第2コネクタは、前記第2ハウジングの長手方向と同一方向に形成されることを特徴とする、請求項25に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項27】
前記第1コネクタと前記第2コネクタは、水平型コネクタまたは傾斜型コネクタで構成されることを特徴とする、請求項21または24に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項28】
前記第10連結機構は、
前記第2ハウジングの内部で前記摺動溝と連通する案内孔;
一側端部は前記案内孔に設けられる弾性部材によって弾性支持され、他側端部は前記第1ハウジングの挿入溝に挿入されるロック部材;および
前記ロック部材と連結され、前記第2ハウジングに設けられる作動空間に沿って移動しながら前記ロック部材を移動させるロック調節装置;
をさらに含む、請求項20に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項29】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングの第1相対面の上部に設けられる組立溝;
前記第1ハウジングの内側に位置する一側端部がヒンジ軸によって回転自在に、前記第1ハウジングに連結されることで弾性部材によって弾性支持され、他側端部は前記第2ハウジングに向かうように露出する延長部と前記延長部の他側端部に係止爪を設けるロック部材;
前記組立溝に挿入されるものであり、前記組立溝に対応して前記第2ハウジングの第2相対面部位に少なくとも1つ以上設けられるフック;
前記第2ハウジングの底面に形成され、前記延長部の他側端部が挿入される挿入溝;および
前記挿入溝に設けられるものであり、前記係止爪が挿入される係止溝;
を含む第11連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項30】
前記連結機構は、
前記第1ハウジングの第1相対面の一側に設けられる挿入孔;
前記第1ハウジングの第1相対面の他側に設けられるものであり、前記第1ハウジングの底面から上面方向に凹んだ溝で構成される係止溝;
前記第2ハウジングの第2相対面の一側で前記第1ハウジング方向に突出するものであり、前記挿入孔に挿入される挿入部材;および
前記第2ハウジングの第2相対面の他側で前記第1ハウジング方向に突出するものであり、前記挿入孔に挿入された前記挿入部材を軸として前記第1ハウジングの底面から上面方向に回転して前記係止溝に挿入される係止部材;
を含む第12連結機構であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項31】
前記挿入孔は、
長孔で構成される第1挿入孔;および
前記第1挿入孔と連通しながら、前記第1挿入孔よりも前記第1ハウジングの内側に構成されるものであり、前記第1挿入孔と中心が同じ孔で構成される第2挿入孔;
を含む、請求項30に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項32】
前記挿入部材は、
前記挿入部材を前記挿入孔に挿入するときに前記第1挿入孔に位置する第1挿入部材;および
前記第1挿入部材の端部に設けられて前記第1挿入孔に符合する形態で構成されるものであり、前記第1挿入孔を介して前記第2挿入孔に挿入された状態で、前記第1挿入孔と交差するように回転する第2挿入部材;
を含む、請求項31に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項33】
前記係止溝は、
第1係止溝;および
前記第1係止溝と連通しながら前記第1係止溝よりも前記第2ハウジングの内側に構成されるものであり、第1係止溝よりも大きい溝で構成される第2係止溝;
を含む、請求項30に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項34】
前記第1係止溝は、
少なくとも一側面が傾斜面で構成され、前記傾斜面は、前記第1ハウジングの底面から上面方向に向かうほど幅が狭くなる傾斜構造で構成されることを特徴とする、請求項33に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項35】
前記係止部材は、
前記係止部材を前記係止溝に挿入するときに前記第1係止溝に位置する第1係止部材;および
前記第1係止部材の端部に設けられるものであり、前記第2係止溝に挿入された状態で、前記第1ハウジングの底面に向かう部位が平面部で構成される第2係止部材;
を含む、請求項33に記載のベンダブルディテクタ。
【請求項36】
前記第2係止溝と連通するように前記第1ハウジングの内部で前記第2係止溝の交差方向に形成される案内孔;
一側端部は前記案内孔に挿入されて弾性部材によって弾性支持され、他側端部は前記第2係止溝に挿入された前記第2係止部材の前記平面部を支えてロック状態になるようにするロック部材;および
前記ロック部材と連結されるものであり、前記第1ハウジングに設けられる作動空間に沿って移動しながら前記ロック部材をロック方向に移動させるロック調節装置;
をさらに含む、請求項35に記載のベンダブルディテクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査対象を破壊することなく、材質、性能、状態、欠陥の有無などの検査を行う際に用いるベンダブルディテクタに関する。
【背景技術】
【0002】
非破壊検査(Non-Destructive Testing)方法は、検査対象を破壊することなく、材質、性能、状態、欠陥の有無などの検査を行う方法を意味する。
【0003】
前記非破壊検査方法を用いて検査対象を破壊することなく内部構造や欠陥を確認することができ、例示的に産業現場で各種工業製品の品質検査、建築物などの欠陥の有無確認および摩耗/腐食状態を確認することができる。
【0004】
前記非破壊検査方法のうちX-rayを用いて非破壊検査を行う場合、中空型の円筒状物体、例えばパイプ(Pipe)を検査対象とすることができる。
【0005】
一例として、韓国登録特許第10-2373241号は、可撓性の放射線検出パネルと、前記放射線検出パネルを支持するベンディングサポーター部とを含む放射線ディテクタを開示する。しかし、このような従来のベンダブルディテクタは防水、防塵に脆弱な構造であり、ディテクタを支持する機構装置が複雑であり、放射線検出パネルの故障時に全体のディテクタが使用できないという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来のベンダブルディテクタを改善して防水および/または防塵性能を強化し、放射線を検出する検出パネルの取り替え使用を容易にするベンダブルディテクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、内部にコントロール部を含み、非弾性材質または第2ハウジングに比べて剛性の高い材質からなる第1ハウジング;内部に検出パネルを含み、弾性材質からなるか、または弾性材質および非弾性材質を含む複合材質からなる第2ハウジング;および前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを取り外し自在に結合する連結構造を有する連結機構;を含む、ベンダブルディテクタを提供する。
【0008】
また、前記第1ハウジングの第1相対面に設けられる第1コネクタ;および前記第1コネクタに連絡されるように前記第2ハウジングの第2相対面に設けられる第2コネクタ;を含んでもよい。
【0009】
なお、前記第1コネクタと前記第2コネクタのいずれか一つはポゴピンを設けるコネクタであり、他の一つはポゴピンが連結されるコネクタであってもよい。
【0010】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する挿入部材;および前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの第2相対面部位に設けられるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入孔;を含む第1連結機構であってもよい。
【0011】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第2ハウジングの第2相対面の一側または両側で前記第1ハウジングの第1相対面に向かって突出する挿入部材;および前記挿入部材に対応する前記第1ハウジングの第1相対面部位に設けられるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入孔;を含む第1連結機構であってもよい。
【0012】
また、前記第1連結機構は、第1ハウジングと第2ハウジングの連結が解除されないようにするロック部材を含み、前記第2ハウジング内部で前記挿入孔の交差方向に案内孔が形成され、前記ロック部材は、一側端部が前記案内孔に設けられる弾性部材により弾性支持され、前記挿入部材に設けられた挿入溝に前記ロック部材の他側端部が挿入されて前記挿入部材の移動を制限し、前記ロック部材と連結されるロック調節装置は、前記第2ハウジングに設けられる作動空間に沿って移動しながら前記ロック部材を移動させることができる。
【0013】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する挿入部材;および前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの側面の長手方向に沿って形成されるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入溝;を含む第2連結機構であってもよい。
【0014】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する挿入部材;および前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの第2相対面部位に形成されるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入溝;を含む第3連結機構であってもよい。
【0015】
また、前記挿入部材および前記挿入溝は、「」のような形態または「」のような形態で構成されてもよい。
【0016】
一実施形態において、前記連結機構は、第1ハウジングと第2ハウジングの連結が解除されないようにする挿入部材を含み、前記挿入部材は、前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する延長部と、前記延長部の端部に設けられるロック部材を含み、前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの第2相対面部位に挿入溝が設けられ、前記挿入溝に前記挿入部材が挿入され、前記延長部と連結されるロック調節装置を設け、前記ロック調節装置は、前記第1ハウジングの収容部に収容されながら、少なくとも一部分が前記収容部の外側に露出し、前記挿入部材が前記挿入溝に挿入された状態で、回転作動により前記ロック部材を前記挿入溝と交差するようにロック方向に回転させることができる。
【0017】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングの一側面または両側面に形成されるものであり、一側端部がヒンジ軸によって前記第1ハウジングに連結されて前記ヒンジ軸を中心に回転可能であり、前記ヒンジ軸に結合される弾性部材によって弾性支持される延長部と、前記延長部の他側端部に係止爪が設けられるロック部材;および前記ロック部材に対応する前記第2ハウジングの側面の長手方向に沿って形成されるものであり、前記延長部が挿入される挿入溝;を含む第5連結機構であってもよい。
【0018】
また、前記係止爪は、前記挿入溝に設けられる係止溝に挿入されてもよい。
【0019】
なお、前記第5連結機構は、両側ロック部材の間に設けられるものであり、前記第1ハウジングの第1相対面の一側または両側で前記第2ハウジングの第2相対面に向かって突出する挿入部材;および前記挿入部材に対応する前記第2ハウジングの第2相対面部位に設けられるものであり、前記挿入部材が挿入される挿入孔;をさらに含んでもよい。
【0020】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが長手方向に並んで水平配置された状態で、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間を貫通するように連結部材が結合される第6連結機構であってもよい。
【0021】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの垂直配置状態で、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間を貫通するように連結部材が結合される第7連結機構であってもよい。
【0022】
また、前記第7連結機構は、前記第1ハウジングの下部に設けられる摺動溝;および前記摺動溝に符合するように前記第2ハウジングの上部に形成されるものであり、前記摺動溝に摺動挿入される摺動レール;をさらに含んでもよい。
【0023】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが長手方向に並んで水平配置状態または垂直配置状態で、両側面で前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間を連結する連結板を重ね合わせ、前記連結板を貫通して前記第1ハウジングに結合されるように第1連結部材を結合し、前記連結板を貫通して前記第2ハウジングに結合されるように第2連結部材を結合する第8連結機構であってもよい。
【0024】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングの下部で長手方向に形成される摺動溝;および前記第2ハウジングの上部で長手方向に形成されるものであり、前記摺動溝に摺動挿入自在に前記摺動溝に符合する摺動レール;を含む第9連結機構であってもよい。
【0025】
また、前記第9連結機構は、前記第1ハウジングの内部で前記摺動溝の交差方向に形成される案内孔;一側端部は前記案内孔に挿入された弾性部材によって弾性支持され、他側端部は前記摺動レールに設けられる挿入溝に挿入されるロック部材;および前記ロック部材と連結され、前記第1ハウジングに設けられる作動空間に沿って移動しながら前記ロック部材を移動させるロック調節装置;をさらに含んでもよい。
【0026】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングの長手方向の一面で前記第1ハウジングの長手方向と交差方向に形成される摺動レール;および前記第2ハウジングの長手方向の一面で前記摺動レールが挿入自在に前記第2ハウジングの長手方向と交差方向に形成される摺動溝;を含む第10連結機構であってもよい。
【0027】
また、前記摺動レールの前記摺動溝に向かって進入する面に第1コネクタを設ける第1相対面が設けられ、前記第1相対面に対応する前記摺動溝の内側の端面に第2コネクタを設ける第2相対面が設けられてもよい。
【0028】
また、前記第1相対面は、前記第1ハウジングの長手方向と交差方向に設けられ、前記第2相対面は、前記第2ハウジングの長手方向と交差方向に設けられてもよい。
【0029】
また、前記第1コネクタは、前記第1ハウジングの長手方向と交差方向に形成され、前記第2コネクタは、前記第2ハウジングの長手方向と交差方向に形成されてもよい。
【0030】
また、前記摺動レールの一面の長手方向に沿って設けられる収容溝に第1コネクタを設ける第1相対面が設けられ、前記第1相対面に対応して前記摺動溝に第2コネクタを設ける第2相対面が設けられてもよい。
【0031】
また、前記第1相対面は、前記第1ハウジングの長手方向と同じ方向に設けられ、前記第2相対面は、前記第2ハウジングの長手方向と同じ方向に設けられてもよい。
【0032】
また、前記第1コネクタは、前記第1ハウジングの長手方向と同じ方向に形成され、前記第2コネクタは、前記第2ハウジングの長手方向と同じ方向に形成されてもよい。
【0033】
また、前記第1コネクタと前記第2コネクタは、水平型コネクタまたは傾斜型コネクタで構成されてもよい。
【0034】
また、前記第10連結機構は、前記第2ハウジングの内部で前記摺動溝と連通する案内孔;一側端部は前記案内孔に設けられる弾性部材によって弾性支持され、他側端部は前記第1ハウジングの挿入溝に挿入されるロック部材;および前記ロック部材と連結され、前記第2ハウジングに設けられる作動空間に沿って移動しながら前記ロック部材を移動させるロック調節装置;をさらに含んでもよい。
【0035】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングの第1相対面の上部に設けられる組立溝;前記第1ハウジングの内側に位置する一側端部がヒンジ軸によって回転自在に前記第1ハウジングに連結されて弾性部材によって弾性支持され、他側端部は前記第2ハウジングに向かって露出する延長部と前記延長部の他側端部に係止爪を設けるロック部材;前記組立溝に挿入されるものであり、前記組立溝に対応して前記第2ハウジングの第2相対面部位に少なくとも1つ以上設けられるフック;前記第2ハウジングの底面に形成され、前記延長部の他側端部が挿入される挿入溝;および前記挿入溝に設けられるものであり、前記係止爪が挿入される係止溝;を含む第11連結機構であってもよい。
【0036】
一実施形態において、前記連結機構は、前記第1ハウジングの第1相対面の一側に設けられる挿入孔;前記第1ハウジングの第1相対面の他側に設けられるものであり、前記第1ハウジングの底面から上面方向に凹んだ溝から構成される係止溝;前記第2ハウジングの第2相対面の一側から前記第1ハウジング方向に突出するものであり、前記挿入孔に挿入される挿入部材;および前記第2ハウジングの第2相対面の他側から前記第1ハウジング方向に突出するものであり、前記挿入孔に挿入された前記挿入部材を軸として前記第1ハウジングの底面から上面方向に回転して前記係止溝に挿入される係止部材;を含む第12連結機構であってもよい。
【0037】
また、前記挿入孔は、長孔で構成される第1挿入孔;前記第1挿入孔と連通しながら前記第1挿入孔よりも前記第1ハウジングの内側に構成されるものであり、前記第1挿入孔と中心が同じ孔で構成される第2挿入孔;を含んでもよい。
【0038】
また、前記挿入部材は、前記挿入部材を前記挿入孔に挿入するとき、前記第1挿入孔に位置する第1挿入部材;および前記第1挿入部材の端部に設けられ、前記第1挿入孔に符合する形態で構成されるものであり、前記第1挿入孔を介して前記第2挿入孔に挿入された状態で、前記第1挿入孔と交差するように回転する第2挿入部材;を含んでもよい。
【0039】
また、前記係止溝は、第1係止溝;および前記第1係止溝と連通しながら、前記第1係止溝よりも前記第2ハウジングの内側に構成されるものであり、第1係止溝より大きい溝で構成される第2係止溝;を含んでもよい。
【0040】
また、前記第1係止溝は、少なくとも一側面が傾斜面で構成され、前記傾斜面は、前記第1ハウジングの底面から上面方向に行くほど幅が狭くなる傾斜構造で構成されてもよい。
【0041】
また、前記係止部材は、前記係止部材を前記係止溝に挿入するとき、前記第1係止溝に位置する第1係止部材;および前記第1係止部材の端部に設けられるものであり、前記第2係止溝に挿入された状態で、前記第1ハウジングの底面に向かう部位が平面部で構成される第2係止部材;を含んでもよい。
【0042】
また、前記第12連結機構は、前記第2係止溝と連通するように前記第1ハウジングの内部で前記第2係止溝の交差方向に形成される案内孔;一側端部は前記案内孔に挿入されて弾性部材によって弾性支持され、他側端部は前記第2係止溝に挿入された前記第2係止部材の前記平面部を支えてロック状態になるようにするロック部材;および前記ロック部材と連結されるものであり、前記第1ハウジングに設けられる作動空間に沿って移動しながら前記ロック部材をロック方向に移動させるロック調節装置;をさらに含んでもよい。
【発明の効果】
【0043】
本発明によれば、コントロール部を含む第1ハウジングと放射線検出パネルを含む第2ハウジングとを取り外し可能に結合させることにより、必要に応じて放射線検出パネルを含む第2ハウジングを取り替えて使用できるという利点がある。
【0044】
また、本発明によれば、放射線検出パネルを含む第2ハウジングを柔軟な材質で構成し、放射線検出パネルを包み込む形態で構成することができ、防水および/または防塵特性を向上させることができる。
【0045】
また、本発明によれば、本発明は、第1ハウジングと第2ハウジングに少なくとも1つ以上の連結構造を有する連結機構を設け、第1ハウジングの第1コネクタと第2ハウジングの第2コネクタの連結および第1ハウジングと第2ハウジングの堅固な連結状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【
図1】本発明の第1実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施形態による第2ハウジングの斜視図である。
【
図3】
図1の他の実施形態による第2ハウジングの平面図であって、ロック部材を示す部分断面図である。
【
図4】
図1の他の実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結状態を示す平面図である。
【
図5】
図1の他の実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの平面図であって、ロック部材が挿入部材の挿入溝に挿入された状態を示す部分断面図である。
【
図6】本発明の第2実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図である。
【
図7】本発明の第3実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図である。
【
図8】本発明の第4実施形態による第1ハウジングの平面図である。
【
図9】本発明の第4実施形態による挿入部材の拡大図である。
【
図10】本発明の第4実施形態による第2ハウジングの正面図である。
【
図11】本発明の第5実施形態による第1ハウジングの平面図である。
【
図12】本発明の第5実施形態によるヒンジ軸に結合された弾性部材を示す図である。
【
図13】本発明の第5実施形態による第2ハウジングの正面図である。
【
図14】本発明の第6実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの水平連結状態を示す側面図である。
【
図15】本発明の第7実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの垂直連結状態を示す側面図である。
【
図16】本発明の第7実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの垂直連結状態を示す正面図である。
【
図17】本発明の第8実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの垂直連結状態を示す側面図である。
【
図18】本発明の第8実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの垂直連結状態を示す正面図である。
【
図19】
図18の他の実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの水平連結状態を示す側面図である。
【
図20】本発明の第8実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの水平連結状態を示す正面図である。
【
図21】本発明の第9実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結過程を示す図である。
【
図22】本発明の第9実施形態による第2ハウジングの正面図である。
【
図23】本発明の第9実施形態による第1ハウジングの正面図である。
【
図24】本発明の第10実施形態による第2ハウジングから見た第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図である。
【
図25】本発明の第10実施形態による第1ハウジングから見た第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図である。
【
図26】本発明の第10実施形態による第2ハウジングの第2相対面を示す斜視図である。
【
図27】本発明の第10実施形態による第1ハウジングの第1相対面を示す図である。
【
図28】本発明の第10実施形態による傾斜型第2コネクタを示す図である。
【
図29】本発明の第10実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結状態を示す平面図である。
【
図31】本発明の第11実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結過程を示す側面図である。
【
図32】本発明の第12実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離状態を示す斜視図である。
【
図33】本発明の第12実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離状態を示す側面図である。
【
図34】本発明の第12実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結状態を示す平面図である。
【
図36】本発明の第12実施形態による第1ハウジングの正面図である。
【
図37】本発明の第12実施形態による第2ハウジングの正面図である。
【
図38】本発明の第12実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結過程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。まず、各図面の構成要素に参照符号を付すにあたって、同一の構成要素については、異なる図面上に表示されても、できるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意されたい。なお、本発明の説明において、関連する公知の構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。さらに、以下に本発明の好ましい実施形態を説明するが、本発明の技術的思想は、これに限定または制限されず、当業者によって変更されて様々に実施され得ることは言うまでもない。
【0048】
本発明は、第1ハウジングと第2ハウジングとは、少なくとも1つ以上の連結構造からなる第1連結機構~第12連結機構のうちいずれかの連結機構によって連結されてもよい。
【0049】
本発明は、第1ハウジングおよび第2ハウジングを含んでもよい。第1ハウジングは、PBA(Printed Board Assembly)、バッテリなどの構成を含むコントロール部(図示せず)が内部に組み込まれてもよい。第1ハウジングは、非弾性材質または第2ハウジングに比べて剛性の大きい材質で形成されることができる。一例として、第1ハウジングは、アルミニウム、ステンレススチール、マグネシウムなどの金属材質または非弾性の炭素複合素材などから構成されてもよい。
【0050】
第2ハウジングは弾性材質からなるか、または大部分が弾性材質であり、一部の非弾性材質を含んでもよい。
【0051】
例えば、第2ハウジングの少なくとも一部分は、放射線透過が可能で形状が可変可能なゴム、ウレタン、シリコン、炭素複合素材、プラスチックなどの弾性材質で構成されてもよい。第2ハウジングの内部には、フレキシブル(flexible)な材質で形成された検出パネル(図示せず)が設けられてもよい。
【0052】
例えば、検出パネルは可変型TFT(flexible thin film transistor)であってもよく、検査対象を透過した放射線に反応して蛍光物質が発散させた光を電気(電荷)信号に変換して映像情報を取得することができる。また、検出パネルは、COF(chip on film)形態のROIC(read out IC)センサおよびゲートセンサを含んでもよく、ROICセンサおよびゲートセンサは、可変可能な材質または可変可能な構造で構成されてもよい。第2ハウジングは、曲面を有する検査対象の外周面に取り付けられ、検査対象に対する非破壊検査を行うことができる。
【0053】
第2ハウジングは、検出パネルなどを内部に収容した状態で外部には第2コネクタを露出させるように構成することにより、検出パネルの完全な封止を可能にして防水および/または防塵性能を向上させることができる。
【0054】
第1ハウジングと第2ハウジングの連結が可能であるように、第1ハウジングの第1相対面と第2ハウジングの第2相対面は、互いに対向して配置されてもよい。第1ハウジングと第2ハウジングの連結時に、第1相対面に設けられる第1コネクタと第2相対面に設けられる第2コネクタとは互いに連結されてもよい。
【0055】
第1ハウジングと第2ハウジングは、連結時に第1相対面と第2相対面とが互いに密着するか、またはコネクタの突出間隔だけ間隔を置いて互いに対向するように近接して位置してもよい。
【0056】
例えば、第1コネクタと第2コネクタのいずれかはメイルコネクタ(Male Connector)であり、他の1つはフィーメイルコネクタ(Female Connector)であってもよい。例えば、第1コネクタと第2コネクタのうち一つはピンを設けるコネクタであり、他の一つはピンが連結されるコネクタであってもよい。例えば、第1コネクタはポゴピン(POGO PIN、PP)を設けるコネクタであり、第2コネクタはポゴピン(POGO PIN、PP)の連結が可能なマグネットコネクタであってもよい。
【0057】
本発明によれば、第1ハウジングと第2ハウジングとを結合および取り外し自在に設けることで、必要に応じて第1ハウジングまたは第2ハウジングのいずれかを容易に取り替えて使用できるという利点がある。
【0058】
例えば、検出パネルは、検査対象の外側面に曲げられた状態で配置されて使用されるため、繰り返し使用時にコントロール部が内蔵される第1ハウジングに比べて検出パネルが配置される第2ハウジングの方が先に破損することがある。あるいは、検査対象のサイズが異なる場合、異なるサイズの検出パネルを有する第2ハウジングが必要となる場合がある。この場合、本発明は、第1ハウジングに他の第2ハウジングを結合して使用することを可能にする。
【0059】
図1は、本発明の第1実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図であり、
図2は、本発明の第1実施形態による第2ハウジングの斜視図である。
【0060】
図1、
図2に示すように、本発明の第1実施形態において、第1ハウジング110と第2ハウジング120とが第1連結機構によって連結されてもよい。また、図示されていないが、第1ハウジング110と第2ハウジング120には、第1ハウジング110と第2ハウジング120とを含むベンダブルディテクタを検査対象に固定するための固定手段(例えば、固定バンド)が設けられてもよい。
【0061】
ここまでが
図1、
図2に対するものであり、
図3に示すロック部材124なしでも第1ハウジング110と第2ハウジング120との連結が可能である。
図1、
図2に示すように、挿入部材111、挿入孔121に挿入されることにより、第1ハウジング110と第2ハウジング120との連結が行われることができる。
【0062】
第1ハウジング110と第2ハウジング120のロックについては、
図3~
図5で説明する。
【0063】
図3~
図5を参照すると、第1連結機構は、挿入部材111、挿入部材111が挿入される挿入孔121、案内孔122、案内孔122の内部に設けられるロック部材124、および挿入部材111をロック方向に移動させるロック調節装置126を含んでもよい。
【0064】
第1ハウジング110と第2ハウジング120は、長手方向(x軸方向)に並んで水平配置された状態で連結されてもよい。
【0065】
互いに対向する第1ハウジング110の第1相対面F1と第2ハウジング120の第2相対面F2に第1コネクタC1および第2コネクタC2が設けられてもよい。
【0066】
第1実施形態によれば、第1ハウジング110と第2ハウジング120の連結時に第1コネクタC1と第2コネクタC2とが互いに連結されてもよい。第1コネクタC1と第2コネクタC2は、互いに対向するように第1ハウジング110と第2ハウジング120の長手方向の一面に設けられてもよい。第1コネクタC1と第2コネクタC2はx軸方向に位置してもよい。
【0067】
第1ハウジング110の第1相対面F1または第2ハウジング120の第2相対面F2にシール部材Oが設けられてもよい。シール部材Oは、第1相対面F1と第2相対面F2との間のシール構造を提供することができる。
【0068】
シール部材Oにより、第1ハウジング110と第2ハウジング120の連結時に第1ハウジング110と第2ハウジング120の内部に水分や粉塵が浸透することを防止することができる。
【0069】
例えば、シール部材Oは、第1コネクタC1の周りを包む形態で構成されてもよい。例えば、シール部材Oは、防水が可能なOリング(O-ring)またはガスケット(Gasket)などであってもよい。
【0070】
第1実施形態によれば、挿入部材111は第1相対面F1に設けられてもよい。挿入部材111は、第1コネクタC1を挟んで第1相対面F1の両側に設けられてもよい。挿入部材111は、第1コネクタC1の左右のいずれか一側にのみ設けてもよいが、第1ハウジング110と第2ハウジング120とを堅固に連結するために、第1コネクタC1の両側に設けることが好ましい。
【0071】
挿入部材111が第1相対面F1に設けられる場合、挿入部材111は、第2ハウジング120の第2相対面F2に向かって突出することができる。
【0072】
挿入部材111は、挿入孔121に符合する円形、多角形など様々な形態で構成されてもよい。
【0073】
第1実施形態において、第2ハウジング120に設けられる挿入孔121は、挿入部材111に対応する数で構成されてもよい。
【0074】
挿入孔121は、第2コネクタC2を挟んで第2ハウジング120の第2相対面F2の両側に設けられてもよい。挿入孔121は、挿入部材111が挿入可能なホールで構成されてもよい。挿入孔121は、挿入部材111に符合する円形、多角形など様々な形態で構成されてもよい。
【0075】
図1,2には、第1ハウジング110に挿入部材111が設けられ、第2ハウジング120に挿入孔121が設けられると図示されたが、これに限定されるものではなく、逆に第1ハウジング110に挿入孔121が設けられ、第2ハウジング120に挿入部材111が設けられてもよい。
【0076】
図3は、
図1の他の実施形態による第2ハウジングの平面図であってロック部材を示す部分断面図であり、
図4は、
図1の他の実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングとの連結状態を示す平面図であり、
図5は、
図1の他の実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングとの平面図であって、ロック部材が挿入部材の挿入溝に挿入された状態を示す部分断面図である。
【0077】
図3~
図5に示すように、第2ハウジング120に挿入孔121が形成される場合、第2ハウジング120の内部にロック部材124が挿入されてもよい。ロック部材124は、第2ハウジング120の内部に設けられた案内孔122に挿入される。案内孔122は、第2ハウジング120の内部で挿入孔121と連通するように挿入孔121の交差方向(例えば、y軸方向)に形成されてもよい。
【0078】
ロック部材124の案内孔122に挿入される一側端部は、図示のように、弾性部材123によって弾性支持されてもよい。あるいは、ロック部材124の案内孔122に挿入される一側端部には、図示されてはいないが、固定式スイッチボタンやレバーによって支持されることもできる。例えば、弾性部材123はコイルバネ(coiled spring)であってもよい。
【0079】
挿入部材111が挿入孔121に挿入された状態で、弾性部材123の弾性力により、ロック部材124の他側端部は挿入部材111に設けられた挿入溝111aに挿入されることができる。ロック部材111の他側端部が挿入部材111の挿入溝111aに挿入されることにより、挿入部材111の移動を制限することができる。
図5は、ロック部材111の他側端部が挿入溝111aに挿入された状態を示す。
【0080】
挿入部材111の挿入溝111aは、ロック部材124の他側端部に符合する溝で形成されてもよい(
図5参照)。
【0081】
図3のように、ロック部材124の他側端部が挿入孔121に位置した状態で、挿入部材111を挿入孔121に挿入すると、ロック部材124が挿入部材111により案内孔122方向に押されて、
図5に示すように、ロック部材124の他側端部が挿入部材111に設けられた挿入溝111aに挿入されることができる。例えば、ロック部材124の挿入部材111に向かう他側端部の一面を
図5のように傾斜面で構成し、挿入部材111によって容易に押されるようにすることが好ましい。
【0082】
他の実施形態として、
図3~5のように、ロック調節装置126を作動してロック部材124を案内孔122に完全に挿入させた状態で、挿入部材111を挿入孔121に挿入することもできる。例えば、ロック調節装置126は、レバー、スイッチ、ボタンなどであり得る。
【0083】
ロック調節装置126は、ロック部材124と連結されてもよい。ロック調節装置126は、第2ハウジング120に設けられる作動空間125に沿って移動することができる。
【0084】
一例として、
図5のように、弾性部材123の弾性力によりロック部材124の他側端部が挿入部材111の挿入溝111aに挿入されたロック状態で、ロック調節装置126をロック解除方向に移動させてロック状態を解除することができる。
【0085】
他の実施形態として、弾性部材123を削除し、ロック調節装置126の作動によってロック部材124を強制移動させてロックまたはロック解除の動作を進めてもよい。具体的には、ロック調節装置126の作動によりロック調節装置126と連結されたロック部材124を案内孔122に完全に挿入させ状態で、挿入部材111を挿入孔121に挿入し、ロック調節装置126の作動によりロック調節装置126と連結されたロック部材124をロック方向に移動させ、
図5の拡大部分のように、挿入部材111に設けられる挿入溝111aにはめ込まれるようにすることができる。
【0086】
このように、挿入部材111が挿入孔121に挿入されることにより、第1ハウジング110と第2ハウジング120との堅固な連結が行われることができる。これに加えて、ロック部材124によって挿入部材111が固定されることにより、第1ハウジング110と第2ハウジング120の堅固な連結が行われることができる。
【0087】
例えば、ロック調節装置126に外力を加えてロック解除方向に引くと、ロック調節装置126と連結されたロック部材124が弾性部材123を圧縮して案内孔122の内部に挿入されることができる。
【0088】
ロック部材124が案内孔122の内部に完全に挿入された状態で、挿入部材111を挿入孔121に挿入する。挿入部材111が挿入孔121に挿入された状態でロック調節装置126に加えられた外力を除去すると、圧縮されていた弾性部材123が伸びながらロック部材124を挿入部材111の方向に押すことができる。
【0089】
弾性部材123によってロック部材124が挿入部材111方向に押されることで、ロック部材124の他側端部が挿入溝111aに挿入される。これにより、挿入部材111の移動が制限されることができる。
【0090】
この際、ロック調節装置126を介してロック部材124を案内孔122から除去した後、挿入部材111を挿入したが、別途にロック調節装置126を介してロック部材124を案内孔122から取り外さなくても、挿入部材111がロック部材124を案内孔へと押して挿入されることも可能である。
【0091】
例えば、図のように、ロック部材124の一面は傾斜するように形成されてもよく、この場合、形成された傾斜路により挿入部材111の挿入によってロック部材124を案内孔122の内側に押し込むことができる。
【0092】
逆に、ロック調節装置126に外力を加えてロック解除方向に移動すると、ロック調節装置126と連結されたロック部材124が弾性部材123を押圧して案内孔122に挿入されることができる。
【0093】
ロック部材124が案内孔122に挿入されることで、挿入部材111の挿入溝111aに挿入されていたロック部材124の他側端部のロック状態が解除されることができる。これにより、挿入部材111の移動が可能な状態となることができる。
【0094】
第1ハウジング110を連結解除方向に引くと、挿入孔121に挿入されていた挿入部材111が分離されて、第1ハウジング110と第2ハウジング120の分離が行われることができる。
【0095】
第1実施形態において、第1ハウジング110に挿入部材111が設けられ、第2ハウジング120に挿入孔121が設けられるものと説明したが、これに限定されるものではなく、第1ハウジング110と第2ハウジング120のいずれか一つのハウジングに挿入部材111が設けられる場合、他方のハウジングに挿入部材111が挿入される挿入孔121が設けられてもよい。
【0096】
このように、本発明の第1実施形態は、挿入部材111が挿入孔121に挿入され、ロック部材124によって挿入部材111を固定する連結構造により、第1ハウジング110と第2ハウジング120との堅固な連結がなされてもよい。
【0097】
前記実施形態では、案内孔122がy軸方向に形成される実施形態について説明したが、案内孔122は、挿入孔121からZ軸方向に上または下方向に形成されることも可能である。この場合、ロック調節装置126は、第2ハウジング120の側面に形成されてもよい。
【0098】
図6は、本発明の第2実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図である。
【0099】
図6に示すように、本発明の第2実施形態は、第1ハウジング210と第2ハウジング220が第2連結機構によって連結されてもよい。
【0100】
第2連結機構は、挿入部材211および挿入部材211が挿入される挿入溝221を含んでもよい。
【0101】
第1ハウジング210と第2ハウジング220は、長手方向(例えば、x軸方向)に並んで水平配置された状態で連結されてもよい。
【0102】
挿入部材211は、挿入溝221に対応する位置に構成されてもよい。挿入部材211は、第1コネクタC1を挟んで第1ハウジング210の第1相対面F1の両側に構成されてもよい。
【0103】
第2実施形態において、両側で構成される挿入部材211のうち、一側の挿入部材211は、第1コネクタC1と第1相対面F1の一側の角との間に位置してもよい。両側で構成される挿入部材211のうち、他側挿入部材211は、第1コネクタC1と第1相対面F1の他側の角との間に位置することができる。
【0104】
挿入部材211は、挿入溝221に適合する「」または「」のような様々な形態で構成されてもよい。
【0105】
挿入溝221は、挿入部材211に符合するように第2ハウジング220の両側面に長手方向(例えば、x軸方向)に沿って形成されてもよい。
【0106】
挿入溝221は、挿入部材211に適合する「」または「」などの様々な形態で構成されてもよい。
【0107】
第2実施形態において、第1ハウジング210に挿入部材211が設けられ、第2ハウジング220に挿入溝221が設けられるものと説明したが、これに限定されるものではなく、第1ハウジング210と第2ハウジング220のいずれかのハウジングに挿入部材211が設けられる場合、他方のハウジングに挿入部材211が挿入される挿入溝221が設けられてもよい。
【0108】
このように、本発明の第2実施形態は、挿入部材211が挿入溝221に挿入される連結構造によって、第1ハウジング210と第2ハウジング220の堅固な連結が行われることができる。
【0109】
図7は、本発明の第3実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図である。
【0110】
図7に示すように、本発明の第3実施形態は、第1ハウジング310と第2ハウジング320が第3連結機構によって連結されてもよい。
【0111】
第3連結機構は、挿入部材311および挿入部材311が挿入される挿入溝321を含んでもよい。
【0112】
第1ハウジング310と第2ハウジング320は、長手方向(例えば、x軸方向)に並んで水平配置された状態で連結されてもよい。
【0113】
挿入部材311は、挿入溝321に対応する位置に形成される。挿入部材311は、第1コネクタC1を挟んで第1ハウジング310の第1相対面F1の両側に形成される。挿入部材311は、x軸方向に形成されてもよい。
【0114】
挿入部材311は、第2ハウジング320の第2相対面F2に向かって突出形成される。挿入部材311は、挿入溝321に符合する「」または「」などの様々な形態で構成されてもよい。
【0115】
挿入溝321は、第2コネクタC2を挟んで第2ハウジング320の第2相対面F2の両側に形成される。挿入溝321に挿入部材311が挿入される。挿入溝321は、挿入部材311に符合する「」または「」などの様々な形態で構成されてもよい。
【0116】
第3実施形態において、第1ハウジング310に挿入部材311が設けられ、第2ハウジング320に挿入溝321が設けられるものと説明したが、これに限定されるものではなく、第1ハウジング310と第2ハウジング320のいずれかのハウジングに挿入部材311が設けられる場合、他方のハウジングに挿入部材311が挿入される挿入溝321が設けられてもよい。
【0117】
このように、本発明の第3実施形態は、挿入部材311が挿入溝321に挿入される連結構造によって、第1ハウジング310と第2ハウジング320の堅固な連結が行われることができる。
【0118】
図8は、本発明の第4実施形態による第1ハウジングの平面図であり、
図9は、本発明の第4実施形態による挿入部材の拡大図あり、
図10は、本発明の第4実施形態による第2ハウジングの正面図である。
【0119】
図8~
図10に示すように、本発明の第4実施形態は、第1ハウジング410と第2ハウジング420が第4連結機構によって連結されてもよい。
【0120】
第4連結機構は、挿入部材411、挿入部材411が挿入される挿入溝421、および挿入部材411を回転させるロック調節装置422を含んでもよい。
【0121】
第1ハウジング410と第2ハウジング420は、長手方向(例えば、x軸方向)に並んで水平配置された状態で連結されてもよい。
【0122】
挿入部材411は、「T」のような形態で形成されてもよい。挿入部材411は、延長部411aおよびロック部材411bを含んでもよい。
【0123】
延長部411aは、第1コネクタC1を挟んで第1ハウジング410の第1相対面F1の両側に形成されてもよい。
【0124】
ロック部材411bは、延長部411aの端部に設けられてもよい。ロック部材411bは、延長部411aと連結されて延長部411aと交差方向に形成されてもよい。例えば、延長部411aは、x軸方向に形成されてもよい。ロック部材411bは、延長部411aの端部でy軸方向に整列した状態で挿入溝421に挿入されてZ軸方向に回転することができる。
【0125】
挿入溝421は、第2ハウジング420の第2相対面F2の両側に設けられる。挿入溝421に挿入部材411が挿入される。
【0126】
ロック調節装置422は延長部411aと連結される。第1ハウジング410の収容部412に挿入されて、少なくとも一部が収容部412の外側に露出することができる。
【0127】
挿入部材411が挿入溝421に挿入された状態で、ロック調節装置422をロック方向に回転すると、ロック部材411bが挿入溝421と交差方向に回転して引っ掛かることができる。
【0128】
具体的に、挿入部材411は、Y軸に整列した状態で、挿入溝421に挿入が可能であり、挿入後にZ軸に回転するとロックになることができる。
【0129】
第4実施形態において、第1ハウジング410に挿入部材411が設けられ、第2ハウジング420に挿入溝421が設けられるものと説明したが、これに限定されるものではなく、第1ハウジング410と第2ハウジング420のいずれか一つのハウジングに挿入部材411が設けられる場合、他方のハウジングに挿入部材411が挿入される挿入溝421が設けられてもよい。
【0130】
このように、本発明の第4実施形態は、挿入部材411が挿入溝421に挿入された状態で、ロック調節装置422の回転作動により、ロック部材411bが第2ハウジング420の挿入溝421と交差状態で引っ掛かるロック状態になる連結構造により、第1ハウジング410と第2ハウジング420の堅固な連結が行われることができる。
【0131】
逆に、ロック調節装置422をロック解除方向に回転させると、挿入溝421と交差状態にあったロック部材411bが挿入溝421と一致状態になることで、ロック部材411bが挿入溝421を介して離脱することができる。
【0132】
図11は、本発明の第5実施形態による第1ハウジングの平面図であり、
図12は、本発明の第5実施形態によるヒンジ軸に結合された弾性部材を示す図であり、
図13は、本発明の第5実施形態による第2ハウジングの正面図である。
【0133】
図11~
図13に示すように、本発明の第5実施形態は、第1ハウジング510と第2ハウジング520が第5連結機構によって連結されてもよい。
【0134】
第5連結機構は、ロック部材511、ロック部材511が挿入される挿入溝521、挿入部材514、および挿入部材514が挿入される挿入孔522を含んでもよい。
【0135】
第1ハウジング510と第2ハウジング520は、長手方向に並んで水平配置された状態で連結されてもよい。
【0136】
ロック部材511は、第1ハウジング510の第1相対面F1の両側に設けられてもよい。ロック部材511は、一側端部がヒンジ軸512によって第1ハウジング510に連結される。ロック部材511はヒンジ軸512を中心に回転することができる。
【0137】
ロック部材511は、延長部511aおよび係止爪511bを含んでもよい。延長部511aは、一側端部がヒンジ軸512によって第1ハウジング510に連結されてもよい。延長部511aは、ヒンジ軸512に結合された弾性部材513によって弾性支持される。ロック部材511は、弾性部材513の弾性力によって挿入溝521に堅固に挿入されることができる。
【0138】
例えば、弾性部材513はトーションバネ(torsion spring)であってもよい。係止爪511bは、延長部511aの他側端部に設けられてもよい。
【0139】
挿入溝521は、第2ハウジング520の両側面の長手方向に形成される。挿入溝521に延長部511aが挿入される。係止爪511bは、挿入溝521に設けられた係止溝521aに挿入されることができる。
【0140】
挿入部材514は、x軸方向に形成されてもよい。挿入部材514は、第1ハウジング510の第1相対面F1の両側に形成されてもよい。挿入部材514は、両側ロック部材511の間に設けられてもよい。挿入部材514は、第1ハウジング510の第1相対面F1の両側から第2ハウジング520の第2相対面F2に向かって突出してもよい。
【0141】
挿入孔522は、第2コネクタC2を挟んで第2ハウジング520の第2相対面F2の両側に設けられる。挿入孔522は、両側挿入溝521の間に設けられてもよい。挿入孔522に挿入部材514が挿入されることができる。
【0142】
第5実施形態において、第1ハウジング510に挿入部材514が設けられ、第2ハウジング520に挿入孔522が設けられるものと説明したが、これに限定されるものではなく、第1ハウジング510と第2ハウジング520のいずれか一つのハウジングに挿入部材514が設けられる場合、他方のハウジングに挿入部材514が挿入される挿入孔522が設けられてもよい。
【0143】
このように、本発明の第5実施形態は、ロック部材511が挿入溝521に挿入され、挿入部材514が挿入孔522に挿入される連結構造により、第1ハウジング510と第2ハウジング520の堅固な連結が行われることができる。
【0144】
図14は、本発明の第6実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの水平連結状態を示す側面図である。
【0145】
図14に示すように、本発明の第6実施形態は、第1ハウジング610と第2ハウジング620が第6連結機構によって連結されてもよい。第6連結機構は連結部材630を含んでもよい。
【0146】
第1ハウジング610と第2ハウジング620は、x軸方向に並んで配置された状態で連結部材630によって連結されてもよい。
【0147】
第1ハウジング610と第2ハウジング620の水平配置状態で、第1ハウジング610と第2ハウジング620との間を貫通するように連結部材630を水平に結合する。連結部材630は、x軸方向に結合されてもよい。
【0148】
例えば、連結部材630は、第1ハウジング610と第2ハウジング620との間を貫通して螺合されるボルトであってもよい。
【0149】
このように、本発明の第6実施形態は、第1ハウジング610と第2ハウジング620との間を貫通して螺合される連結部材630などのような連結構造により、第1ハウジング610と第2ハウジング620の堅固な連結が行われることができる。
【0150】
図15は、本発明の第7実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの垂直連結状態を示す側面図であり、
図16は、本発明の第7実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの垂直連結状態を示す正面図である。
【0151】
図15、16に示すように、本発明の第7実施形態は、第1ハウジング710と第2ハウジング720が第7連結機構によって連結されてもよい。
【0152】
図15、16のように、第7連結機構は、第1ハウジング710と第2ハウジング720を連結する連結部材730を含んでもよい。
【0153】
第7実施形態において、連結部材730のみで第1ハウジング710と第2ハウジング720を固定することが可能であるが、さらに第1ハウジング710に設けられる摺動溝711および摺動溝711に挿入される第2ハウジング720の摺動レール721のような摺動構造をさらに含んでもよい。
【0154】
摺動溝711は、第1ハウジング710の下部に設けられる。摺動レール721は、第2ハウジング720の上部に形成される。摺動レール721は、摺動溝711に摺動挿入自在に摺動溝711に符合するように形成されてもよい。
【0155】
第1ハウジング710と第2ハウジング720が、摺動レール721が摺動溝711に挿入されたz軸方向に、垂直連結状態で、第1ハウジング710と第2ハウジング720との間を貫通するように連結部材730を連結する。例えば、連結部材730は、z軸方向に垂直結合されてもよい。
【0156】
例えば、連結部材730は、第1ハウジング710と第2ハウジング720との間を貫通して螺合されるボルトであってもよい。
【0157】
このように、本発明の第7実施形態は、第1ハウジング710の摺動溝711に第2ハウジング720の摺動レール721が摺動挿入された状態で、第1ハウジング710と第2ハウジング720との間を垂直貫通するように連結部材730を螺合する連結構造によって、第1ハウジング710と第2ハウジング720との堅固な連結が行われることができる。
【0158】
図17は、本発明の第8実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの垂直連結状態を示す側面図であり、
図18は、本発明の第8実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの垂直連結状態を示す正面図である。
【0159】
図17、18に示すように、本発明の第8実施形態は、第1ハウジング810と第2ハウジング820が第8連結機構によって連結されてもよい。
【0160】
第8連結機構は、連結板840、連結板840を貫通して結合される第1連結部材831、および連結板840を貫通して結合される第2連結部材832を含んでもよい。
【0161】
第1ハウジング810と第2ハウジング820は、z軸方向に配置されてもよい。第1ハウジング810と第2ハウジング820の垂直配置状態で、第1ハウジング810と第2ハウジング820との間を連結する連結板840を、第1ハウジング810と第2ハウジング820の両側面に重ねる。
【0162】
例えば、第1連結部材831と第2連結部材832は、連結板840を貫通して第1ハウジング810と第2ハウジング820に螺合するボルトであってもよい。第1連結部材831と第2連結部材832は、y軸方向に結合されてもよい。
【0163】
このように、本発明の第8実施形態は、第1ハウジング810と第2ハウジング820を垂直に配置し、第1ハウジング810と第2ハウジング820の両側面に連結板840を重ねた状態で、第1連結部材831と第2連結部材832を連結板840を貫通して第1ハウジング810と第2ハウジング820に螺合する連結構造により、第1ハウジング810と第2ハウジング820の堅固な連結が行われることができる。
【0164】
図19は、
図18の他の実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの水平連結状態を示す側面図であり、
図20は、本発明の第8実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの水平連結状態を示す正面図である。
【0165】
図19、20のように、第1ハウジング810と第2ハウジング820は、x軸方向に並んで配置される。第1ハウジング810と第2ハウジング820の水平配置状態で、第1ハウジング810と第2ハウジング820との間を連結する連結板840を、第1ハウジング810と第2ハウジング820の両側面に重ねる。
【0166】
第1連結部材831は、連結板840を貫通して第1ハウジング810に結合され、第2連結部材832は、連結板840を貫通して第2ハウジング820に結合されてもよい。
【0167】
第1連結部材831と第2連結部材832はy軸方向に結合されてもよい。
【0168】
例えば、第1連結部材831と第2連結部材832は、連結板840を貫通して第1ハウジング810と第2ハウジング820に螺合するボルトであってもよい。
【0169】
このように、本発明の第8実施形態は、第1ハウジング810と第2ハウジング820を水平配置し、第1ハウジング810と第2ハウジング820の両側面に連結板840を重ねた状態で、第1連結部材831と第2連結部材832を、連結板840を貫通して、第1ハウジング810と第2ハウジング820に螺合する連結構造により、第1ハウジング810と第2ハウジング820の堅固な連結が行われることができる。
【0170】
図21は、本発明の第9実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結過程を示す図であり、
図22は、本発明の第9実施形態による第2ハウジングの正面図であり、
図23は、本発明の第9実施形態による第1ハウジングの正面図である。
【0171】
図21~
図23に示すように、本発明の第9実施形態は、第1ハウジング910と第2ハウジング920が第9連結機構によって連結されてもよい。
【0172】
第9連結機構は、摺動溝911、摺動溝911に摺動結合される摺動レール921、第1ハウジング910の内部に設けられる案内孔912、案内孔912に結合されるロック部材914、およびロック部材914を移動させるロック調節装置915を含んでもよい。
【0173】
第1ハウジング910の下部に形成される摺動溝911に、第2ハウジング920の上部に形成された摺動レール921がx軸方向に摺動結合されてもよい。第2ハウジング920の摺動レール921の上面に挿入溝921aが設けられてもよい。
【0174】
第1ハウジング910の摺動溝911の内側の面に第1相対面F1が設けられる。第1相対面F1に向かう第2ハウジング920の一面に第1相対面F2が設けられる。第1相対面F1と第2相対面F2はx軸方向に形成される。第1相対面F1に第1コネクタC1が構成され、第2相対面F2に第2コネクタC2が構成されてもよい。
【0175】
案内孔912はz軸方向に形成される。案内孔912は、摺動溝911と連通するように、第1ハウジング910の内部で摺動溝911の交差方向に形成されてもよい。
【0176】
ロック部材914は、案内孔912に挿入される一側端部が弾性部材913によって弾性支持され、第2ハウジング920に向かう他側端部が挿入溝921aに挿入されてもよい。
【0177】
例えば、弾性部材913はコイルバネ(coiled spring)であってもよい。
【0178】
ロック調節装置915は、ロック部材914をロック方向に移動させることができるように、ロック部材914と連結される。ロック調節装置915は、第1ハウジング910に設けられる作動空間916に沿って移動することができる。例えば、ロック調節装置915は、レバー、スイッチ、ボタンなどであってもよい。
【0179】
第1ハウジング910の摺動溝911に第2ハウジング920の摺動レール921を挿入すると、第1ハウジング910の第1コネクタC1と第2ハウジング920の第2コネクタC2が連結されることができる。
【0180】
ロック調節装置915に外力を加えてロック解除方向に押すと、ロック調節装置915と連結されたロック部材914が弾性部材913を圧縮しながら案内孔912に挿入されることができる。ロック部材914が案内孔912に完全に挿入された状態で、摺動溝911に摺動レール921をx軸方向に摺動挿入する。
【0181】
摺動溝911に摺動レール921が挿入された状態で、ロック調節装置915に作用していた外力が無くなると、ロック調節装置915と連結されたロック部材914がロック方向に移動してロック部材914の他側端部が挿入溝921aに挿入されることができる。
【0182】
このように、本発明の第9実施形態は、摺動溝911に摺動レール921が摺動挿入され、ロック部材914が挿入溝921aに挿入される連結構造によって第1ハウジング910と第2ハウジング920の堅固な連結が行われることができる。
【0183】
図24は、本発明の第10実施形態による第2ハウジングから見た第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図であり、
図25は、本発明の第10実施形態による第1ハウジングから見た第1ハウジングと第2ハウジングの分離斜視図である。
【0184】
図24~
図25に示すように、本発明の第10実施形態は、第1ハウジング1010と第2ハウジング1020が第10連結機構によって連結されてもよい。
【0185】
第10連結機構は、第1ハウジング1010に設けられる摺動レール1011、第2ハウジング1020に設けられる摺動溝1021を含んでもよい。
【0186】
摺動レール1011は、第1ハウジング1010の長手方向(例えば、x軸方向)の一面で第1ハウジング1010の長手方向と交差方向(例えば、y軸方向)に形成される。摺動レール1011の摺動溝1021に向かって進入する面に第1相対面F1が設けられてもよい。
【0187】
第1相対面F1に第1コネクタC1が設けられる。第1コネクタC1は、第1ハウジング1010の長手方向(例えば、x軸方向)と交差方向(例えば、y軸方向)に形成される。例えば、第1コネクタC1は、ポゴピン(POGO PIN、PP)を設けるコネクタであってもよい。
【0188】
摺動溝1021は、第2ハウジング1020の長手方向(例えば、x軸方向)の一面で第2ハウジング1020の長手方向と交差方向(例えば、y軸方向)に形成される。摺動溝1021の内側端面に、第1相対面F1に対応する第2相対面F2が設けられてもよい。
【0189】
第2相対面F2に第1コネクタC1と連結される第2コネクタC2が設けられてもよい。第2コネクタC2は、第2ハウジング1020の長手方向(例えば、x軸方向)と交差方向(例えば、y軸方向)に形成される。例えば、第2コネクタC2は、第1コネクタC1のポゴピン(POGO PIN、PP)が連結可能なマグネットMを設けるマグネットコネクタであってもよい。
【0190】
このように、第1ハウジング1010の摺動レール1011を第2ハウジング1020の摺動溝1021に一致させた状態で、摺動レール1011を摺動溝1021に挿入すると、第1ハウジング1010の長手方向(例えば、x軸方向)と交差方向(例えばy軸方向)に形成される第1コネクタC1と第2ハウジング1020の長手方向(例えば、x軸方向)と交差方向(例えば、y軸方向)に形成される第2コネクタC2が連結されることができる。このような連結構造により、第1ハウジング1010と第2ハウジング1020の堅固な連結が行われることができる。
【0191】
図26は、本発明の第10実施形態による第2ハウジングの第2相対面を示す斜視図であり、
図27は、本発明の第10実施形態による第1ハウジングの第1相対面を示す図である。
【0192】
図26、27のように、第1ハウジング1010の長手方向(例えば、x軸方向)の一面で交差方向(例えば、y軸方向)に摺動レール1011が形成され、摺動レール1011の長手方向(例えば、y軸方向)に沿って収容溝1011aが設けられる。収容溝1011aに第1相対面F1が設けられてもよい。
【0193】
第1相対面F1に第1コネクタC1が設けられる。第1コネクタC1は、第2コネクタC2に対応するように収容溝1011aの内側端に位置してもよい。
【0194】
第1コネクタC1は、第1ハウジング1010の長手方向(例えば、x軸方向)と同一方向(例えば、x軸方向)に形成される。例えば、第1コネクタC1は、ポゴピン(POGO PIN、PP)を設けるコネクタであってもよい。
【0195】
第2ハウジング1020の長手方向(例えば、x軸方向)の一面で交差方向(例えば、y軸方向)に摺動溝1021が形成される。摺動溝1021の第1相対面F1に対応する位置に第2相対面F2が設けられてもよい。
【0196】
第2相対面F2に、第1コネクタC1と連結される第2コネクタC2が設けられる。
【0197】
第2コネクタC2は、第2ハウジング1020の長手方向(例えば、x軸方向)と同一方向(例えば、x軸方向)に形成される。例えば、第2コネクタC2は、第1コネクタC1のポゴピン(POGO PIN、PP)が連結可能なマグネットMを設けるマグネットコネクタであってもよい。
【0198】
図24~
図27のように、第1コネクタC1と第2コネクタC2は、水平型コネクタで構成されてもよく、
図28のように傾斜型コネクタで構成されてもよい。
【0199】
このように、第1ハウジング1010の摺動レール1011を第2ハウジング1020の摺動溝1021に一致させた状態で、摺動レール1011を摺動溝1021に挿入すると、第1ハウジング1010の長手方向(例えば、x軸方向)と同一方向(例えば、x軸方向)に形成される第1コネクタC1と第2ハウジング1020の長手方向(例えば、x軸方向)と同一方向(例えば、x軸方向)に形成される第2コネクタC2が連結されることができる。このような連結構造により、第1ハウジング1010と第2ハウジング1020の堅固な連結が行われることができる。
【0200】
図29は、本発明の第10実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結状態を示す平面図であり、
図30は、
図29のA-A線の断面図である。
【0201】
図29、30に示すように、第10連結機構は、第2ハウジング1020の内部に設けられる案内孔1022、案内孔1022に挿入されるロック部材1024、およびロック部材1024と連結されるロック調節装置1025を含んでもよい。
【0202】
案内孔1022は、第2ハウジング1020の内部で摺動溝1021と交差方向(例えば、x軸方向)に形成される。案内孔1022は、摺動溝1021と連通するように構成されてもよい。
【0203】
ロック部材1024は、案内孔1022に挿入される一側端部が案内孔1022に設けられる弾性部材1023によって弾性支持される。例えば、弾性部材1023はコイルバネ(coiled spring)であってもよい。ロック部材1024は、他側端部が第1ハウジング1010の挿入溝1012に挿入されてもよい。
【0204】
ロック調節装置1025は、ロック部材1024と連結される。ロック調節装置1025は、第2ハウジング1020に設けられる作動空間1026に沿って移動しながらロック部材1024をロック方向に移動させることができる。
【0205】
図24~
図30に示すように、ロック調節装置1025に外力を加えてロック解除方向に移動すると、ロック調節装置1025と連結されるロック部材1024が弾性部材1023を圧縮しながら案内孔1022の内部に挿入されることができる。
【0206】
ロック部材1024が案内孔1022の内部に完全に挿入された状態で、第1ハウジング1010の摺動レール1011を第2ハウジング1020の摺動溝1021に摺動挿入すると、第1コネクタC1と第2コネクタC2が連結されることができる。
【0207】
摺動レール1011が摺動溝1021に挿入された状態で、ロック調節装置1025に作用していた外力を除去すると、圧縮されていた弾性部材1023が伸びることができる。
【0208】
弾性部材1023によってロック部材1024が第1ハウジング1010の方向に押されることで、ロック部材1024の他側端部が第1ハウジング1010の挿入溝1012に挿入されることができる。
【0209】
このように、本発明の第10実施形態は、摺動溝1021に挿入される摺動レール1011と挿入溝1012に挿入されるロック部材1024などのような連結構造により、第1ハウジング1010と第2ハウジング1020の堅固な連結が行われることができる。
【0210】
図31は、本発明の第11実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結過程を示す側面図である。
【0211】
図31に示すように、本発明の第11実施形態は、第1ハウジング1110と第2ハウジング1120が第11連結機構によって連結されてもよい。
【0212】
第11連結機構は、フック1121、フック1121が挿入される組立溝1111、ロック部材1114、およびロック部材1114が挿入される挿入溝1122を含んでもよい。
【0213】
第1ハウジング1110と第2ハウジング1120は、長手方向(x軸方向)に並んで水平配置された状態で連結されてもよい。
【0214】
組立溝1111は、第1ハウジング1110の第1相対面F1の上部に設けられる。ロック部材1114は、一側端部がヒンジ軸1112によって第1ハウジング1110の下部の内部に連結されてもよい。
【0215】
ロック部材1114は、ヒンジ軸1112を中心に回転することができる。ロック部材1114は、延長部1114aおよび係止爪1114bを含んでもよい。
【0216】
延長部1114aは、第1ハウジング1110の内部で一側端部が弾性部材1113によって弾性支持される。例えば、弾性部材1113は、コイルバネ(coiled spring)であってもよい。
【0217】
係止爪1114bは、延長部1114aの他側端部に設けられる。延長部1114aの他側端部と係止爪1114bは、ロック部材1114の回転作動によって第2ハウジング1120の底面に位置することができる。
【0218】
フック1121は、第2ハウジング1120の第2相対面F2の上部に少なくとも1つ以上設けられてもよい。例えば、フック1121は、第2ハウジング1120の左右両側に設けられてもよい。
【0219】
挿入溝1122は、第2ハウジング1120の底面に形成される。挿入溝1122は、係止溝1122aを設けてもよい。
【0220】
図31の(a)のように、ロック部材1114に外力を加えると、ロック部材1114が弾性部材1113を圧縮しながらヒンジ軸1112を中心に回転することができる。
【0221】
ロック部材1114がヒンジ軸1112を中心に回転して第1ハウジング1110の底面に位置した状態で、第2ハウジング1120のフック1121を第1ハウジング1110の組立溝1111に挿入することができる。
【0222】
ロック部材1114が第1ハウジング1110の底面に位置しない状態でフック1121を組立溝1111に挿入する場合、第2ハウジング1120がロック部材1114に掛かってフック1121を組立溝1111に挿入することができないため、ロック部材1114を第1ハウジング1110の底面に位置させた状態で、フック1121を組立溝1111に挿入することができる。
【0223】
図31の(b)のように、フック1121が組立溝1111に挿入された状態で、第1ハウジング1110の第1相対面F1に第2ハウジング1120の第2相対面F2が密着されることができる。
【0224】
ロック部材1114に作用していた外力を除去すると、圧縮されていた弾性部材1113が伸びることで、弾性部材1113の弾性力がロック部材1114に作用することができる。
【0225】
ロック部材1114は、弾性部材1113によって押されてヒンジ軸1112を中心に円状に回転することができる。
【0226】
ロック部材1114が円状に回転することにより、延長部1114aの他側端部は第2ハウジング1120の挿入溝1122に挿入され、係止爪1114bは挿入溝1122の係止溝1122aに挿入されることができる。
【0227】
このように、本発明の第11実施形態は、組立溝1111にフック1121が挿入され、ロック部材1114に設けられる延長部1114aの他側端部と係止爪1114bが挿入溝1122と係止溝1122aに挿入される連結構造により、第1ハウジング1110と第2ハウジング1120の堅固な連結が行われることができる。
【0228】
図32は、本発明の第12実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離状態を示す斜視図であり、
図33は、本発明の第12実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの分離状態を示す側面図であり、
図34は、本発明の第12実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結状態を示す平面図であり、
図35は、
図34のB-B線断面図であり、
図36は、本発明の第12実施形態による第1ハウジングの正面図であり、
図37は、本発明の第12実施形態による第2ハウジングの正面図である。
【0229】
図32~
図37に示すように、本発明の第12実施形態は、第1ハウジング1210と第2ハウジング1220が第12連結機構によって連結されてもよい。
【0230】
第12連結機構は、挿入孔1211、係止溝1212、挿入部材1221、係止部材1222、およびロック部材1215を含んでもよい。
【0231】
挿入孔1211と係止溝1212は、第1ハウジング1210の第1相対面F1に設けられる第1コネクタC1を挟んで両側に設けられてもよい。
【0232】
挿入孔1211は、第1挿入孔1211aおよび第2挿入孔1211bを含んでもよい。第1挿入孔1211aと第2挿入孔1211bは、第1相対面F1において第1ハウジング1210の内側方向に順次形成される。第1挿入孔1211aと第2挿入孔1211bは互いに連結される。第1挿入孔1211aと第2挿入孔1211bは同芯で構成されてもよい。
【0233】
例えば、第1挿入孔1211aは、第1相対面F1の下部から上部方向(z軸方向)に長い長孔で構成されてもよい。第2挿入孔1211bは円形で構成されてもよい。
【0234】
係止溝1212は、第1ハウジング1210の底面から上面方向に凹んだ溝の形態で構成されてもよい。係止溝1212は、第1係止溝1212aおよび第2係止溝1212bを含んでもよい。
【0235】
第1係止溝1212aは、左右の少なくとも一側面が傾斜面SLで構成されてもよい。傾斜面SLは、第1ハウジング1210の底面から上面方向(z軸方向)に向かって幅が狭くなる傾斜構造で構成されてもよい。
【0236】
第1係止溝1212aに挿入される係止部材1222の第1係止部材1222aは、傾斜面SLに沿って第1係止溝1212aに正確に挿入されることができる。
【0237】
第2係止溝1212bは、第1係止溝1212aよりも大きい溝で構成されてもよい。第2係止溝1212bに係止部材1222の第2係止部材1222bが挿入されることができる。
【0238】
挿入部材1221と係止部材1222は、第2ハウジング1220の第2相対面F2に設けられる第2コネクタC2を挟んで両側に設けられてもよい。
【0239】
挿入部材1221は、第1挿入部材1221aおよび第2挿入部材1221bを含んでもよい。
【0240】
第1挿入部材1221aは、挿入部材1221を挿入孔1211に挿入するとき、第1挿入孔1211aに位置することができる。
【0241】
第2挿入部材1221bは、第1挿入部材1221aの端部に設けられる。第2挿入部材1221bは、第1挿入孔1211aに挿入自在に第1挿入孔1211aに符合する形態で構成されてもよい。
【0242】
第2挿入部材1221bは、第1挿入孔1211aを介して第2挿入孔1211bに挿入されてもよい。第2挿入部材1221bは、第2挿入孔1211bの内部で第1挿入孔1211aと交差するように回転される。第2挿入部材1221bが第1挿入孔1211aと交差状態になることで、第2挿入部材1221bが第1挿入孔1211aを介して離脱することができなくなる。
【0243】
第2挿入部材1221bが第1挿入孔1211aと交差状態で第2ハウジング1220を引くと、第2挿入部材1221bが第1挿入孔1211aに引っ掛かるため、第1ハウジング1210と第2ハウジング1220の分離が不可能である。
【0244】
係止部材1222は、第1係止部材1222aおよび第2係止部材1222bを含んでもよい。
【0245】
挿入孔1211に挿入された挿入部材1221を軸に第1ハウジング1210の底面から上面方向に係止部材1222を回転すると、第1係止部材1222aは第1係止溝1212aに挿入され、第2係止部材1222bは第2係止溝1212bに挿入されることができる。
【0246】
第1係止部材1222aの端部に第2係止部材1222bが設けられる。例えば、第2係止部材1222bは、第2係止溝1212bに挿入可能な円形状で構成されてもよい。
【0247】
第2係止部材1222bは平面部FSを設ける。平面部FSは、第2係止部材1222bが第2係止溝1212bに挿入された状態で、第1ハウジング1210の底面に向かう。第2係止部材1222bは、平面部FSがロック部材1215によって支えられた状態でロックされることができる。
【0248】
ロック部材1215は案内孔1213に挿入される。案内孔1213は、第2係止溝1212bと連通するように、第1ハウジング1210の内部で第2係止溝1212bの交差方向に形成されることができる。
【0249】
ロック部材1215の一側端部は案内孔1213に挿入され、弾性部材1214によって弾性支持される。ロック部材1215の他側端部は、第2係止溝1212bに挿入された第2係止部材1222bの平面部FSを支えてロック状態になるようにする。
【0250】
ロック部材1215によって、第2係止溝1212bに挿入された第2係止部材1222bが第2係止溝1212bから離脱することを防止することができる。
【0251】
ロック部材1215はロック調節装置1217と連結される。ロック調節装置1217は、第1ハウジング1210に設けられる作動空間1216に沿って移動しながらロック部材1215をロック方向に移動させることができる。例えば、ロック調節装置1217は、レバー、スイッチ、ボタンなどであってもよい。
【0252】
図38は、本発明の第12実施形態による第1ハウジングと第2ハウジングの連結過程を示す図である。
【0253】
図38の(a)のように、第2ハウジング1220の挿入部材1221を第1ハウジング1210の挿入孔1211に挿入するために、挿入部材1221の第2挿入部材1221bを第1ハウジング1210の第1挿入孔1211aに一致させる。
【0254】
図38の(b)のように、第2ハウジング1220の第2挿入部材1221bを第1ハウジング1210の第1挿入孔1211aに一致させた状態で、第2挿入部材1221bを、第1挿入孔1211aを介して第2挿入孔1211bに挿入することができる。
【0255】
図38の(c)、
図38の(d)のように、第2ハウジング1220の挿入部材1221を第1ハウジング1210の挿入孔1211に挿入した状態で、挿入部材1221を軸として第2ハウジング1220を回転させて、係止部材1222が第1ハウジング1210の底面から上面方向に回転しながら係止溝1212に挿入されるようにする。
【0256】
係止部材1222を係止溝1212に挿入すると、第1係止部材1222aは、傾斜面SLによって案内されながら第1係止溝1212aに挿入され、第2係止部材1222bは第2係止溝1212bに挿入されることができる(
図34参照)。
【0257】
挿入部材1221を軸として第2ハウジング1220を回転させる過程で、第2挿入部材1221bは、第1挿入孔1211aと交差状態になることができる(
図35参照)。
【0258】
ロック部材1215の他側端部が第2係止溝1212bに位置した状態で、第2係止部材1222bを第2係止溝1212bに挿入すると、第2係止部材1222bがロック部材1215の他側端部に引っ掛かるため、第2係止部材1222bを第2係止溝1212bに挿入することができない。第2係止部材1222bを第2係止溝1212bに挿入する際に、ロック調節装置1217を引いて、ロック調節装置1217と連結されたロック部材1215が弾性部材1214を圧縮しながら案内孔1213に完全に挿入された状態で、第2係止部材1222bを第2係止溝1212bに挿入することができる(
図35参照)。
【0259】
図35のように、第2係止部材1222bが第2係止溝1212bに挿入された状態で、ロック調節装置1217を引く力を除去すると、圧縮されていた弾性部材1214が伸びることで弾性部材1214によってロック部材1215が第2係止溝1212b方向に押されることができる。
【0260】
ロック部材1215が第2係止溝1212b方向に押されることにより、ロック部材1215の他側端部が第2係止溝1212bに挿入された第2係止部材1222bの平面部FSを支えることによって、係止部材1222がロック状態になることができる。
【0261】
このように、本発明の第12実施形態は、第1ハウジング1210の挿入孔1211と係止溝1212に挿入される第2ハウジング1220の挿入部材1221と係止部材1222、および係止部材1222をロックするロック部材1215などのような連結構造によって、第1ハウジング1210と第2ハウジング1220の堅固な連結が行われることができる。
【0262】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲内で種々の修正、変更および置換が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態および添付の図面は、本発明の技術思想を限定するものではなく、説明するためのものであり、そのような実施形態および添付の図面によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、以下の特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0263】
110 ・・・第1ハウジング
111 ・・・挿入部材
111a ・・・挿入溝
120 ・・・第2ハウジング
121 ・・・挿入孔
122 ・・・案内孔
123 ・・・弾性部材
124 ・・・ロック部材
125 ・・・作動空間
126 ・・・ロック調節装置
C1 ・・・第1コネクタ
C2 ・・・第2コネクタ
F1 ・・・第1相対面
F2 ・・・第2相対面