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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137972
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】玩具
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/22 20060101AFI20240927BHJP
   A63H 33/26 20060101ALI20240927BHJP
   A63H 3/16 20060101ALI20240927BHJP
   A63H 3/36 20060101ALI20240927BHJP
   A63H 3/48 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
A63H33/22 A
A63H33/26 A
A63H3/16
A63H3/36 B
A63H3/48
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024113395
(22)【出願日】2024-07-16
(62)【分割の表示】P 2023049773の分割
【原出願日】2016-11-29
(71)【出願人】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】平 良幸
(72)【発明者】
【氏名】望月 卓
(72)【発明者】
【氏名】菊地 和浩
(57)【要約】
【課題】興趣性が高い玩具を提供する
【解決手段】変形可能な主玩具体2と、変形可能な複数の副玩具体3と、主玩具体と副玩具体とを分離可能に連結する複数の連結玩具体4とを有し、連結玩具体4は、単体で小型形象物を構成し、主玩具体2と主玩具体2に接続された連結玩具体4、及び副玩具体3と副玩具体3に接続された連結玩具体4は、中型形象物20,30の外観をそれぞれ構成し、変形された主玩具体2及び変形された複数の副玩具体3並びに主玩具体2と複数の副玩具体3とを連結した複数の連結玩具体4は、大型形象物の外観をそれぞれ構成する玩具1。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
変形可能な主玩具体と、
変形可能な複数の副玩具体と、
前記主玩具体と前記副玩具体とを連結可能な複数の連結玩具体と、
を備え、
前記連結玩具体は、単体で小型形象物を構成し、
前記主玩具体と当該主玩具体に接続された前記連結玩具体、及び前記副玩具体と当該副玩具体に接続された前記連結玩具体は、中型形象物の外観をそれぞれ構成し、
変形された前記主玩具体及び変形された複数の前記副玩具体並びに当該主玩具体と複数の当該副玩具体とを連結した複数の前記連結玩具体は、大型形象物の外観をそれぞれ構成する玩具。
【請求項2】
請求項1記載の玩具であって、
前記連結玩具体は、複数の前記連結玩具体の間で共通の第1連結部を有し、
前記主玩具体は、前記第1連結部と連結可能な複数の主連結部を有する玩具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の玩具であって、
前記連結玩具体は、複数の前記連結玩具体の間で共通の第2連結部を有し、
前記副玩具体は、前記第2連結部と連結可能な副連結部を有する玩具。
【請求項4】
請求項3に記載の玩具であって、
前記第2連結部と前記副連結部とは、回動可能に連結される玩具。
【請求項5】
請求項3に記載の玩具であって、
前記副連結部は前記副玩具体に対して回動可能である玩具。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項記載の玩具であって、
前記主玩具体または前記副玩具体は、演出部を有し、
前記連結玩具体は、複数の前記連結玩具体の間で互いに異なる連結玩具演出部を有し、
前記主玩具体または前記副玩具体に前記連結玩具体を連結した状態で、
前記連結玩具演出部は、前記演出部が出力する演出を利用して新たな利用演出を出力する玩具。
【請求項7】
請求項6記載の玩具であって、
前記連結玩具体は、識別情報を有し、
前記主玩具体または前記副玩具体は、前記識別情報を読み取る識別情報読取部を有し、前記演出部は、前記識別情報読取部にて読み取られた前記識別情報に応じた演出を出力する玩具。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか一項記載の玩具であって、
前記連結玩具体は、識別情報を有し、
前記主玩具体または前記副玩具体は、演出部と、前記識別情報を読み取る識別情報読取部を有し、前記演出部は、前記識別情報読取部にて読み取られた前記識別情報に応じた演出を出力する玩具。
【請求項9】
請求項6から8のいずれか一項記載の玩具であって、
前記主玩具体または前記副玩具体は、前記連結玩具体が装着されたことを検出する検出部を有し、
前記演出部は、前記検出部によって前記連結玩具体が検出されたときに、装着検出演出を出力する玩具。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項記載の前記副玩具体と前記連結玩具体とが接続されてなる玩具。
【請求項11】
請求項1から9のいずれか一項記載の前記連結玩具体からなる玩具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続可能な複数の玩具体からなる玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された玩具は、ロボット型の第1の玩具と、ロボットの腕部分を構成し、第1の玩具に対して着脱可能に接続される第2の玩具と、第2の玩具に着脱可能に装着され、第2の玩具に識別情報を付与する識別情報保持部材とを備える。そして、第1の玩具は、接続された第2の玩具の識別情報を取得し、取得した識別情報に応じて音声による演出を出力するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5444537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された玩具では、識別情報保持部材が第2の玩具に装着され、また、第2の玩具が第1の玩具と接続された状態では、識別情報保持部材は第1の玩具と第2の玩具とに収容され、玩具の外観には現れなかった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、従来に増してより興趣性が高い玩具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る玩具は、変形可能な主玩具体と、変形可能な複数の副玩具体と、前記主玩具体と前記副玩具体とを連結可能な複数の連結玩具体と、を備え、前記連結玩具体は、単体で小型形象物を構成し、前記主玩具体と当該主玩具体に接続された前記連結玩具体、及び前記副玩具体と当該副玩具体に接続された前記連結玩具体は、中型形象物の外観をそれぞれ構成し、変形された前記主玩具体及び変形された複数の前記副玩具体並びに当該主玩具体と複数の当該副玩具体とを連結した複数の前記連結玩具体は、大型形象物の外観をそれぞれ構成することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る玩具においては、前記連結玩具体は、複数の前記連結玩具体の間で共通の第1連結部を有し、前記主玩具体は、前記第1連結部と連結可能な複数の主連結部を有してもよい。
【0008】
また、本発明に係る玩具においては、前記連結玩具体は、複数の前記連結玩具体の間で共通の第2連結部を有し、前記副玩具体は、前記第2連結部と連結可能な副連結部を有してもよい。
【0009】
また、本発明に係る玩具においては、前記第2連結部と前記副連結部とは、回動可能に連結されてもよい。
【0010】
また、本発明に係る玩具においては、前記副連結部は前記副玩具体に対して回動可能であってもよい。
【0011】
また、本発明に係る玩具においては、前記主玩具体または前記副玩具体は、演出部を有し、前記連結玩具体は、複数の前記連結玩具体の間で互いに異なる連結玩具演出部を有し、前記主玩具体または前記副玩具体に前記連結玩具体を連結した状態で、前記連結玩具演出部は、前記演出部が出力する演出を利用して新たな利用演出を出力してもよい。
【0012】
また、本発明に係る玩具においては、前記連結玩具体は、識別情報を有し、前記主玩具体または前記副玩具体は、前記識別情報を読み取る識別情報読取部を有し、前記演出部は、前記識別情報読取部にて読み取られた前記識別情報に応じた演出を出力してもよい。
【0013】
また、本発明に係る玩具においては、前記連結玩具体は、識別情報を有し、前記主玩具体または前記副玩具体は、演出部と、前記識別情報を読み取る識別情報読取部を有し、前記演出部は、前記識別情報読取部にて読み取られた前記識別情報に応じた演出を出力してもよい。
【0014】
また、本発明に係る玩具においては、前記主玩具体または前記副玩具体は、前記連結玩具体が装着されたことを検出する検出部を有し、前記演出部は、前記検出部によって前記連結玩具体が検出されたときに、装着検出演出を出力してもよい。
【0015】
また、本発明に係る玩具においては、前記副玩具体と前記連結玩具体とが接続されてなるものであってもよい。
【0016】
また、本発明に係る玩具においては、前記連結玩具体からなるものであってもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、多数の玩具体を接続が自在にでき、興趣性が高い玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施形態を説明するための、玩具の一例の正面図である。
図2図1の玩具の主玩具体の正面図である。
図3】(a)は、図2の主玩具体の一部に連結玩具体が取り付けられた状態の平面図、(b)は、側面図である。
図4図2の主玩具体の一部の拡大斜視図である。
図5図1の玩具の連結玩具体の斜視図である。
図6図5の連結玩具体の裏面及び副玩具体の接続部分の斜視図である。
図7図1の玩具に用いられる副玩具体の一例を示し、(a)は、図1の玩具の脚部を構成する場合の形態の側面図、(b)は、腕部を構成する場合の形態の側面図、(c)は、独立した形態の側面図である。
図8図1の玩具に用いられる副玩具体の他の例を示し、(a)は、図1の玩具の腕部を構成する場合の形態又は独立した形態の側面図、(b)は、図1の玩具の脚部を構成する場合の形態の側面図である。
図9図1の玩具に用いられる副玩具体の他の例を示し、(a)は、図1の玩具の脚部を構成する場合の形態の側面図、(b)は、図1の玩具の腕部を構成する場合の形態の側面図、(c)は、独立した形態の側面図である。
図10図1の玩具に用いられる副玩具体の他の例を示し、(a)は、図1の玩具の脚部を構成する場合の形態の側面図、(b)は、図1の玩具の腕部を構成する場合の形態の側面図、(c)は、独立した形態の側面図である。である。
図11図1に示す玩具の機能的構成を示すブロック図である。
図12図5に示す連結玩具体の演出効果を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本発明の実施形態を説明するための、玩具の全体構成の一例を示し、図2図4は、主玩具体の一例を示し、図5は、連結玩具体の一例を示し、図7図10は、副玩具体の一例を示す。図11は、玩具の機能を説明するためのブロック図であり、図12は、連結玩具体の演出効果の一例を示すための概略図である。
【0020】
図1に示すように、玩具1は、大型形象物として人体型ロボットの形状を成している。玩具1は、ロボット胴体と両腕及び両脚の付け根を構成する主玩具体2と、この主玩具体2の両腕及び両脚に着脱可能に連結される複数の副玩具体3と、この副玩具体3と主玩具体2とを連結すると共に、主玩具体2の胸部にも取付けられる複数の連結玩具体4とを有して構成されている。この玩具1における連結玩具体4は、主玩具体2と副玩具体3とを連結するだけでなく、連結玩具体4が外観に露呈した状態で玩具1の外観の一部として大型形象物を構成する。すなわち、連結玩具体4は大型形象物の外観の一部を構成する。また、主玩具体2と当該主玩具体2に接続された連結玩具体4によって、後述する第1の中型形象物20の外観が構成され、更に、副玩具体3と当該副玩具体3に接続された連結玩具体4によって後述する第2の中型形象物30の外観が構成される。
【0021】
図2に示すように、主玩具体2は、ロボット胴体の胸部、両腕及び両脚に略球面形で同じ凹部構造を有する主連結部21が設けられており、この主連結部21に球状の連結玩具演出部4eを有する連結玩具体4が取り付けられる。回動可能なこの主連結部21の形状は、球形窪み部21qの上下に略四角の窪み形状の引っ掛け保持部21u、21dを有している。そして、この主連結部21の引っ掛け保持部21u、21dに、連結玩具体4の後述する第1連結部41が嵌合され、連結玩具体4の着脱を可能にする。なお、ロボット顔部20fの上部は、動物の顔を模した回動可能(矢印A方向)な頭部20h(図3参照)を有している。
【0022】
主玩具体2は、頭部20hを回動することで、図3に示すように、先端部分が動物(本実施形態ではライオン)の頭を模した飛行体の形状に変形することができる。すなわち、主玩具体2に対して、図2に示す状態で、胸部に連結玩具体4を装着し、ロボットの顔部20fを隠すように頭部20hを回転(矢印A方向)する。更に、両腕を180度回転(矢印B方向)する。この結果、胴体部20bから左右両側に延出した両腕が翼20wを模し、連結玩具体4の連結玩具演出部4eがコックピットを模した飛行体となる。
【0023】
主連結部21の引っ掛け保持部21d,21uには、連結玩具体4を主連結部21内に係止する弾性移動可能な可動フック21df,21df,21ufが設けられている。詳細には、例えば、図4に示すように、大きい方の引っ掛け保持部21dには、後述する連結玩具体4の第1係合部41dfに係合する一対の第1可動フック21df,21dfが設けられ、小さい方の引っ掛け部には21uには、連結玩具体4の第2係合部41ufに係合する第2可動フック21ufが設けられている。したがって、連結玩具体4は、主連結部21に向けて押し込み及び該主連結部21から引き抜く着脱操作(矢印Y方向の操作)によって、主玩具体2に対して着脱することができる。
【0024】
主連結部21の球形窪み部21qの中央には、主演出部2e(本発明でいうところの、主玩具体が有する演出部)が設けられている。この主演出部2eは、例えば発光ダイオードなどにて構成された光源を備えており、後述する適宜操作によって発光することができる。
【0025】
主連結部21には、連結玩具体4の識別情報の一つである第1識別情報4i(図5参照)を読み取る第1識別情報読取部2ir(本発明でいうところの、主玩具体が有する識別情報読取部)が設けられている。この第1識別情報読取部2irは、例えば、引っ掛け保持部21dの底面に設けられている。連結玩具体4の第1識別情報4i及び第1識別情報読取部2irとしては、特に限定するものではないが、例えばバーコード等の光学的手段、或いは凹凸構造及びスイッチ等の機械的手段を適宜採用することができる。
【0026】
主玩具体2は、連結玩具体4が装着されたことを検出する第1検出部2s(本発明でいうところの、主玩具体が有する検出部)を有している。この第1検出部2sは、その構造については特に限定するものではないが、例えば、第2可動フック21ufを用いることができる。すなわち、連結玩具体4を装着したときの第2可動フック21ufの動きを検出に利用して第1検出部2sとすることができる。この第1検出部2sによって連結玩具体4が検出されたときには、主演出部2eが装着検出演出を出力することができる。
【0027】
連結玩具体4は、図5に示すように、全体形状が地球儀を模しており、色や絵柄を表示可能な連結玩具演出部4eが球形状で回転可能に設けられている。詳細には、連結玩具演出部4eは、台部を構成する略円盤状の支持基部6bと該支持基部6bの側面から湾曲して延出されたアーム部6aの上端の支持頂部6tとを有する支持部6によって回転軸CLを中心に回転可能(矢印C方向)に支持されている。
【0028】
ここで、連結玩具演出部4eは、例えば合成樹脂にて形成された光透過性の第1表示部4aと該第1表示部4aの外側を覆う光透過性の第2表示部4bとを有している。そして、第1表示部4aは、固定されている一方で、第2表示部4bは、回転可能に支持されている。また、第1表示部4aと第2表示部4bには、後述する合成可能な絵柄或いは光によって表示可能な絵柄(図12参照)が設けられている。
【0029】
連結玩具体4には、主玩具体2の主連結部21と連結する第1連結部41が設けられている。この第1連結部41は、主連結部21の引っ掛け保持部21uに係合する係合部41uと、主連結部21の引っ掛け保持部21dに係合する係合部41dとを有している。そして、係合部41dに設けられた左右一対(片側のみ図示)の第1係合部41dfが、第1可動フック21df(図4参照)に係合し、係合部41uに設けられた第2係合部41ufが、第2可動フック21uf(図4参照)に係合する。
【0030】
連結玩具体4は、多数種類用意されていて、その個々の第1識別情報4iは、係合部41dの一端面に設けられている。したがって、連結玩具体4が装着されたときに、前述した主連結部21の第1識別情報読取部2irによって、該連結玩具体4の第1識別情報4iが読み取られる。
【0031】
連結玩具体4には、副玩具体3と連結する第2連結部42が支持基部6bの底面側に設けられている。この第2連結部42は、図6に示すように、略円形の窪み部42gが形成され、この窪み部42gに副玩具体3の副連結部32が装着される。詳細には、第2連結部42は窪み部42gの内側壁面に対面するように配置された一対の係止凹部42f,42fを有し、この係止凹部42f,42fに嵌入する一対の可動フック32f,32fが副連結部32に設けられている。したがって、副連結部32を窪み部42gに押し込んだり、或いは引っ張ったりすることで、可動フック32f,32fが適宜弾性移動して、連結玩具体4と副玩具体3との着脱を行うことができる。また、副連結部32が設けられている連結基部3bbは、副玩具体3本体に対して回転可能に設けられている。このため、連結玩具体4と副玩具体3とは回転自在(矢印M方向)となっている。
【0032】
また、窪み部42gの底面42bには、連結玩具体4の第2識別情報4jが、例えば、複数の突起構造にて設けられている。図示においては、6個の凸部が設けられた構造であるが、凹凸構造の組合せ数は、2の6乗種類、すなわち、64種類の識別情報を提供することができる。そして、この第2識別情報4jに対面して第2識別情報読取部3irが配置されていることで、連結玩具体4が副玩具体3に装着されたときに、第2識別情報4jが、副玩具体3の第2識別情報読取部3ir(本発明にいうところの、副玩具体が有する識別情報読取部)によって読み取られる。なお、第2識別情報4j及び第2識別情報読取部3irについては、凹凸構造以外にも、例えば、底面42bに設けたバーコード4bj等の画像と、これを読み取るバーコードリーダー3br等の画像読み取り手段を用いることで、更に多くの識別情報のやり取りを行うことができる。
【0033】
このように、連結玩具体4は、接続部分が他の玩具体に対して識別情報を付与する機能を備えているが、他の玩具体と接続しない場合でも、連結玩具演出部4eの色や第1表示部4a及び第2表示部4bの絵柄で単体の小型形象物として、楽しむこともできる。
【0034】
副玩具体3は、図7図10に示すようにそれぞれ異なった動物形態を模した構造となっており、また、それぞれが独自の変形をする。
【0035】
副玩具体3A(3)が、主玩具体2の脚部(図1における右足側)に装着されている場合の形態では、図7(a)に示すように、連結玩具体4を介して、牛の頭を模した頭部3hが玩具1の前方に向いた状態で装着されている。また、牛の脚部を模した後輪部3arは、側面視で前輪部3afの内側に一部が入り込むように収納されている。
【0036】
また、副玩具体3Aが主玩具体2の腕部に装着される場合の形態は、図7(b)に示す状態となっている。すなわち、頭部3hは、図7(a)に示す形態から、頭部3hの回転支軸3fgを支点に90度回転(図7(a)の矢印E方向)させて連結玩具体4の回転軸CLと同じ方向に向けられ、更に、回転軸CL回りに90度回転(図7(b)の矢印F方向)されることで図示のような状態となっている。また、副玩具体3Aは、連結玩具体4との連結基部3bbが回転(矢印M方向)するので、主玩具体2に対する向きを自在に変更できる。
【0037】
また、副玩具体3Aは、図7(c)に示すように、主玩具体2から切り離されて連結玩具体4が接続された状態で牛の形状を模した第2の中型形象物30A(30)として構成される。詳細には、頭部3hが、尻部分を構成する連結玩具体4の回転軸CLに沿って前方(図中左側)を向き、無軌道車輪の前輪部3afと後輪部3arとが前後に並ぶように、該後輪部3arが回転支軸3rgを支点に回転(矢印G方向)することで第2の中型形象物30A(30)が形成される。
【0038】
このように、副玩具体3Aは、主玩具体2の脚部に装着されているときの形態、腕部に装着されているときの形態、更に、主玩具体2とは離れているときの形態、というように異なった形態となる。これにより、副玩具体3Aは主玩具体2の有する複数の主連結部21のうち、いずれの主連結部21に装着しても大型形象物全体としての外観が不自然にならない形態にすることができる。また、副玩具体3Aと連結玩具体4とは回転自在(矢印M方向)となっているので、副玩具体3Aの主玩具体2に対する向きを自在に変更して、大型形象物全体としての外観が不自然にならない向きとすることができる。
【0039】
副玩具体3B(3)は、図8(a)に示すように、カジキマグロを模した形象物として構成されている。すなわち、先端がとがった頭部3hと背鰭を模した垂直翼3ws、胸鰭を模した左右一対の水平翼3wとして構成されている。そして、主玩具体2から切り離されて連結玩具体4が接続された状態で、飛行体の胴体部分及び後部を形成して第2の中型形象物30B(30)として構成される。また、この第2の中型形象物30B(30)の構成の状態で、カジキマグロの尾ひれ部分を構成する連結玩具体4を介して主玩具体2の腕部(図1参照)に接続される。
【0040】
副玩具体3Bが主玩具体2の脚部に装着される場合は、図8(b)に示すように、カジキマグロの頭部3hを変形した状態で連結玩具体4を介して装着される。
詳細には、カジキマグロの頭を模した頭部3hは、回転支軸3fgを支点にして90度回転(図8(a)の矢印N方向)させて連結玩具体4の回転軸CLと直交する方向に向けられている。この状態で、頭部3hの先端部分がロボットの脚部のつま先部分を構成し、頭部3hの後端部分がロボットの脚部のかかと部分を構成する形状となっている。
【0041】
このように、副玩具体3Bは、主玩具体2の脚部に装着されているときの形態、腕部に装着されているときの形態、更に、主玩具体2とは離れているときの形態、というように異なった形態となる。これにより、副玩具体3Bは主玩具体2の有する複数の主連結部21のうち、いずれの主連結部21に装着しても大型形象物全体としての外観が不自然にならない形態にすることができる。また、副玩具体3Bと連結玩具体4とは回転自在(矢印M方向)となっているので、副玩具体3Bの主玩具体2に対する向きを自在に変更して、大型形象物全体としての外観が不自然にならない向きとすることができる。
【0042】
副玩具体3C(3)は、図9に示すように、カメレオンを模した形象物として構成されている。副玩具体3C(3)が主玩具体2の脚部に装着される場合の形態は、図9(a)に示すように、カメレオンの後足部3rfを頭部3h側に接近させるように折りたたみ、頭部3hは、前方に向くように曲げられた状態で連結玩具体4を介して主玩具体2に装着される。詳細には、カメレオンの頭を模した頭部3hは、回転支軸3fgを支点に前方を向いた状態(矢印K方向に回動された状態)でロボットの脚部のつま先部分を構成し、カメレオンの後足部3rfは、ロボットの脚部のかかと部分を構成するべく回転支軸3rgを支点に頭部3h側に回転(矢印R方向に回転)された状態となっている。
【0043】
副玩具体3Cが主玩具体2の腕部(図1における左腕側)に装着される場合の形態は、図9(b)に示すように、頭部3hが玩具1の下方に向くように回転支軸3fgを支点にして90度回転(図9(a)の矢印T方向)させて連結玩具体4の回転軸CLと同じ方向に向けられている(図1参照)。
【0044】
また、副玩具体3Cは、図9(c)に示すように、主玩具体2から切り離されて連結玩具体4が接続された状態でカメレオンの形状を模した第2の中型形象物30C(30)として構成される。詳細には、頭部3hが連結玩具体4の回転軸CLに沿って前方且つ下方に(図中左下方側)を向き、前足部3ffと後足部3rfとが前後に並ぶように、該後足部3rfが回転支軸3rgを支点に回転(矢印L方向)することで、カメレオンの前足部3ffが表れ、更に、連結玩具体4を90度回転(矢印M方向)させて装着し、カメレオンの尾を構成させることで、第2の中型形象物30C(30)が形成される。
【0045】
このように、副玩具体3Cは、主玩具体2の脚部に装着されているときの形態、腕部に装着されているときの形態、更に、主玩具体2とは離れているときの形態、というように異なった形態となる。これにより、副玩具体3Cは主玩具体2の有する複数の主連結部21のうち、いずれの主連結部21に装着しても大型形象物全体としての外観が不自然にならない形態にすることができる。また、副玩具体3Cと連結玩具体4とは回転自在(矢印M方向)となっているので、副玩具体3Cの主玩具体2に対する向きを自在に変更して、大型形象物全体としての外観が不自然にならない向きとすることができる。
【0046】
副玩具体3D(3)が主玩具体2の脚部(図1における左足側)に装着されている場合の形態は、図10(a)に示すように、オオカミのお尻部分を構成する連結玩具体4を介して、オオカミの頭を模した頭部3hが玩具1の前方に向いた状態で装着されている。また、オオカミの後ろ足を模した後足部3rfは、側面視で前足部3ffの内側に一部が入り込むように収納されている。
【0047】
また、副玩具体3Dが主玩具体2の腕部に装着される場合の形態は、図10(b)に示す状態となっている。すなわち、頭部3hは、図10(a)に示す形態から、頭部3hの回転支軸3fgを支点に90度回転(図10(a)の矢印H方向)させて連結玩具体4の回転軸CLと同じ方向に向けられ、更に、回転軸CL回りに90度回転(図10(b)の矢印I方向)されることで図示のような状態となる。また、副玩具体3Dと連結玩具体4とは回転自在(矢印M方向)となっているので、副玩具体3Dの主玩具体2に対する向きを自在に変更して、大型形象物全体としての外観が不自然にならない向きとすることができる。
【0048】
また、副玩具体3Dは、図10(c)に示すように、主玩具体2から切り離されて連結玩具体4が接続された状態でオオカミの形状を模した第2の中型形象物30D(30)として構成される。詳細には、頭部3hが連結玩具体4の回転軸CLに沿って前方(図中左側)を向き、前足部3ffと後足部3rfとが前後に並ぶように、該後足部3rfが回転支軸3rgを支点に回転(矢印J方向)することで第2の中型形象物30D(30)が形成される。
【0049】
このように、副玩具体3Dは、主玩具体2の脚部に装着されているときの形態、腕部に装着されているときの形態、更に、主玩具体2とは離れているときの形態、というように異なった形態となる。これにより、副玩具体3Dは主玩具体2の有する複数の主連結部21のうち、いずれの主連結部21に装着しても大型形象物全体としての外観が不自然にならない形態にすることができる。また、副玩具体3Dと連結玩具体4とは回転自在(矢印M方向)となっているので、副玩具体3Dの主玩具体2に対する向きを自在に変更して、大型形象物全体としての外観が不自然にならない向きとすることができる。
【0050】
主玩具体2の機能構成は、主玩具体2が所望の演出を行えるように、図11に示すように、主演出制御部2c、主演出部2e、主演出情報記憶部2em、主識別情報記憶部2im(図示せず)、第1識別情報読取部2ir、第1検出部2s等を備えている。また、電源スイッチSは、主玩具体2の表面に露出したレバーやボタン等(不図示)により構成される。
【0051】
主演出部2eは、例えばスピーカ等の発音体やLED(Light Emitting Diode)等の発光体を含み、音声や光を用いた演出を出力することができる。ここで、光を用いた主演出部2eは、前掲したように、主連結部21の球形窪み部21qの中央から光を出力できるように設けられている。また、音声や光を用いた演出は、連結玩具体4の種類毎に異なる多数の演出が可能となる。
【0052】
主演出情報記憶部2emは、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体を含んで構成され、主演出制御部2cによって実行されるプログラムや、主演出部2eの演出情報を記憶している。この演出情報は、連結玩具体4の例えば種類情報である第1識別情報4iに関連付けられて主演出情報記憶部2emに記憶されている。
【0053】
主演出制御部2cは、例えばマイクロプロセッサなどの処理装置を含み、主演出情報記憶部2emに記憶されたプログラムに従って動作する。そして、主演出制御部2cは、第1識別情報読取部2irによって取得された連結玩具体4の第1識別情報4iを認識し、認識した第1識別情報4iに応じた演出情報を主演出情報記憶部2emから読み出し、読み出した演出情報に基づいて主演出部2eを動作させる。
【0054】
主演出制御部2cは、例えば、主玩具体2の電源スイッチSを入れた時に音声や光によって所定の演出を行う。そして、第1検出部2sでは連結玩具体4が接続されたことを検出し、主演出制御部2cは、この検出信号によって連結玩具体4の装着演出を行うことができ、連結玩具体4の第1識別情報4iに基づいて、連結玩具体4の種類別の特有の演出を行うことができる。さらに、玩具1では、主連結部21が同じ凹構造を有しているので、副玩具体3の接続された連結玩具体4の連結場所を変えて楽しむことができる。
【0055】
そして、主玩具体2に連結玩具体4が接続された状態で、連結玩具演出部4eの演出例として、主演出部2eの光の出力を利用して、後述するように、連結玩具演出部4eで光の色を変えたり、画像を映し出したりといった新たな利用演出を出力でき、大型形象物及び第1の中型形象物20にて多彩な演出が可能となる。
【0056】
副玩具体3の機能構成は、図11に示すように、副玩具体3が独自で所望の演出を行えるように、副演出制御部3c、副演出部3e(本発明にいう副玩具体が有する演出部)、副演出情報記憶部3em、第2識別情報記憶部3im(図示せず)、第2識別情報読取部3ir(本発明にいう副玩具体が有する識別情報読取部)、第2検出部3s(本発明にいう副玩具体が有する検出部)等を備えている。また、副玩具体3は、電源スイッチを備えていてもよいが、第2検出部3sを電源スイッチとして利用することができる。すなわち、連結玩具体4が装着されたときに、電源が入るようにすることができる。
【0057】
副演出部3eは、例えばスピーカ等の発音体やLED等の発光体を含み、音声や光を用いた演出を出力することができる。また、演出は、副玩具体3と連結玩具体4とが接続された第2の中型形象物30として、連結玩具体4の種類毎に異なる多数の演出が可能となる。
【0058】
副演出情報記憶部3emは、主演出情報記憶部2emと同様に、ROMやRAMなどの記憶媒体を含んで構成され、副演出制御部3cによって実行されるプログラムや、副演出部3eの演出情報を記憶している。この演出情報は、連結玩具体4の第2識別情報4jに関連付けられて副演出情報記憶部3emに記憶されている。
【0059】
副演出制御部3cは、主演出制御部2cと同様に副演出情報記憶部3emに記憶されたプログラムに従って動作する。そして、副演出制御部3cは、第2識別情報読取部3irによって取得された連結玩具体4の第2識別情報4jを認識し、認識した第2識別情報4jに応じた演出情報を副演出情報記憶部3emから読み出し、読み出した演出情報に基づいて副演出部3eを動作させる。また、第2検出部3sによって連結玩具体4が接続されたことを検出して、連結玩具体4の装着演出を行うことができる。
【0060】
連結玩具体4は、前掲したように、主玩具体2に接続される部分に第1識別情報4iを有し、副玩具体3に接続される部分に第2識別情報4jを有している。また、主玩具体2に接続されたときに利用される連結玩具演出部4eを備えている。なお、本実施形態においては、連結玩具体4が、主玩具体2で読み取られる第1識別情報4iと副玩具体3で読み取られる第2識別情報4jと2種類の別々の識別情報を有するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、連結玩具体4が有する識別情報を1種類のみとして主玩具体2でも副玩具体3でも読み取られるようにしても良い。
【0061】
連結玩具演出部4eの第1表示部4aには、図12に示すように、略半球面状の球状外壁面4swに第1絵柄4afが描かれており、回転軸CLに沿って平行な平坦壁面4awに第3絵柄4pfが描かれている。一方、第2表示部4bには、第2絵柄4bfが球壁面内側の略半分の領域に描かれている。したがって、第1絵柄4afと第2絵柄4bfとが重なった状態で両絵柄が組み合わされた重合絵柄を表すことができる。また、連結玩具体4が主玩具体2に装着された状態においては、主演出部2eによる例えば白色の一次演出光Leが出力されると、連結玩具演出部4eを通過して有色の二次演出光Lhが出力される。この時、連結玩具演出部4eの内部に描かれている第3絵柄4pfが一次演出光Leによって照らされ、影として視認可能となる。すなわち、連結玩具演出部4eは、主演出部2eが出力する演出(一次演出光Le)を利用して、新たな利用演出を出力する(二次演出光Lhを出力し、第3絵柄を影として視認可能とする)。連結玩具演出部4eは、連結玩具体4毎に異なった色や絵柄を有しており、多彩な演出ができる。なお、本実施形態においては、連結玩具演出部4eは主玩具体2に接続されたときに利用されるものとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、連結玩具演出部4eを、副玩具体3に接続されたときに利用されるものとしても良い。その場合、副玩具体2の副演出部3eの出力を利用して、上述同様、連結玩具演出部4eで光の色を変えたり、画像を映し出したりといった新たな利用演出が出力され、大型形象物及び第2の中型形象物30にて多彩な演出が可能となる。
【0062】
連結玩具体4は、それ単体の形態でも独立した玩具として使用することができる。すなわち、第1絵柄4afと第2絵柄4bfとが重なった状態(図12参照)においては、両絵柄の重合絵柄として、例えば特定の動物や星座を模しした絵柄を表示し、第2表示部4bを180度回転した状態では、第1絵柄4af及び第2絵柄4bfが分解され、重合絵柄と関連する架空の星の大陸を表示することができる。
【0063】
以上説明した玩具1によれば、連結玩具体4は、単体で小型形象物を構成する玩具として用いることができる。そして、連結玩具体4は、主玩具体2又は副玩具体3と共に、中型形象物を構成し、且つ中型形象物の外観の一部を構成する玩具として用いることができる。更に、連結玩具体4は、主玩具体2及び副玩具体3と共に、大型形象物としての玩具1を構成し、且つ大型形象物の外観の一部を構成する玩具として用いることができる。このように玩具1の構成要素を単独或いは組み合わせにより多種類の形象物を自在に作ることができ、興趣性が高い玩具を提供することができる。
【0064】
また、連結玩具体4と主玩具体2との接続は、同じ構造の主連結部21にて行われるので、主玩具体2に対して複数の連結玩具体4の配置を自在にできる。また、連結玩具体4と副玩具体3との接続は、同じ構造の副連結部32にて行われるので、副玩具体3と連結玩具体4との組み合わせを自在に変更できる。これにより、主玩具体2に対して、連結玩具体4及び副玩具体3の連結の多様性を格段に多くすることができ、興趣性が高い玩具を提供することができる。
【0065】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前掲の実施形態に何ら制限されるものではない。
【符号の説明】
【0066】
1 玩具(大型形象物)
2e 主演出部(演出部)
2s 第1検出部(検出部)
2ir 第1識別情報読取部(識別情報読取部)
3 副玩具体
3e 副演出部(演出部)
3s 第2検出部(検出部)
3ir 第2識別情報読取部(識別情報読取部)
4 連結玩具体
4e 連結玩具演出部
4i 第1識別情報(識別情報)
4j 第2識別情報(識別情報)
21 主連結部
20 第1の中型形象物
30(30A,30B,30C,30D) 副玩具体(第2の中型形象物)
32 副連結部
41 第1連結部
42 第2連結部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-08-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
玩具体と、
識別情報を有する連結玩具体と、
を備え、
前記主玩具体は、
前記連結玩具体を連結可能な主連結部と、
光を用いる演出部と、
前記連結玩具体の識別情報を読み取る識別情報読取部と、
を有し、
前記演出部は、前記識別情報読取部にて読み取られた前記識別情報に応じた光を用いた演出を出力可能であり、
前記連結玩具体は、前記主連結部に連結されているとき、前記演出部から出力される光を透過する部分を有する、
ことを特徴とする玩具。
【請求項2】
請求項1記載の玩具であって、
複数の前記連結玩具体を有し
当該複数の前記連結玩具体の間で共通の第1連結部を有し、
前記主連結部は、前記第1連結部と連結可能である玩具。
【請求項3】
請求項1または2記載の玩具であって、
前記主玩具体は、前記連結玩具体が装着されたことを検出する検出部を有し、
前記演出部は、前記検出部によって前記連結玩具体が検出されたときに、装着検出演出を出力する玩具。
【請求項4】
請求項1からのいずれか一項記載の前記連結玩具体からなる玩具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明に係る玩具は、変形可能な主玩具体と、変形可能な複数の副玩具体と、前記主玩具体と前記副玩具体とを連結可能な複数の連結玩具体と、を備え、前記連結玩具体は、単体で小型形象物を構成し、前記主玩具体と当該主玩具体に接続された前記連結玩具体、及び前記副玩具体と当該副玩具体に接続された前記連結玩具体は、中型形象物の外観をそれぞれ構成し、変形された前記主玩具体及び変形された複数の前記副玩具体並びに当該主玩具体と複数の当該副玩具体とを連結した複数の前記連結玩具体は、大型形象物の外観をそれぞれ構成することを特徴とする。また、本発明に係る玩具は、主玩具体と、識別情報を有する連結玩具体と、を備え、前記主玩具体は、前記連結玩具体を連結可能な主連結部と、光を用いる演出部と、前記連結玩具体の識別情報を読み取る識別情報読取部と、を有し、前記演出部は、前記識別情報読取部にて読み取られた前記識別情報に応じた光を用いた演出を出力可能であり、前記連結玩具体は、前記主連結部に連結されているとき、前記演出部から出力される光を透過する部分を有する、ことを特徴とする。また、本発明に係る玩具は、複数の前記連結玩具体を有し、当該複数の前記連結玩具体の間で共通の第1連結部を有し、前記主連結部は、前記第1連結部と連結可能であってもよい。また、本発明に係る玩具は、前記主玩具体は、前記連結玩具体が装着されたことを検出する検出部を有し、前記演出部は、前記検出部によって前記連結玩具体が検出されたときに、装着検出演出を出力してもよい。