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特開2024-138176情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024138176
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/02 20120101AFI20240927BHJP
【FI】
G06Q10/02
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024123596
(22)【出願日】2024-07-30
(62)【分割の表示】P 2020098212の分割
【原出願日】2020-06-05
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(72)【発明者】
【氏名】太田 雅登
(57)【要約】
【課題】ネットワークを利用したサービス予約をより簡便な操作にて実施する。
【解決手段】 本発明の情報処理装置は、サービス提供源の識別情報に基づいて、サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する設定部と、予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、予約アクセス用情報と対応するサービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させる表示制御部と、予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された予約可能日時におけるサービス提供源によるサービスの予約を受け付ける予約受付部と、を有する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス提供源の識別情報に基づいて、前記サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する設定部と、
前記予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、前記予約アクセス用情報と対応する前記サービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させる表示制御部と、
前記予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された前記予約可能日時における前記サービス提供源によるサービスの予約を受け付ける予約受付部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記設定部は、前記サービス提供源によるサービスの提供場所、サービスの種目、及び前記識別情報に基づいて前記予約アクセス用情報を設定し、
前記予約受付部は、前記予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された前記予約可能日時における前記提供場所での前記サービス提供源によるサービスのうち、前記種目のサービスの予約を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記サービス提供源によるサービスの種目に応じた時間間隔で複数設定された前記予約可能日時を指定可能な状態で前記予約ページに表示させる、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
サービスに関するユーザの過去の予約履歴を記憶する予約履歴記憶部と、
前記予約受付部が過去に予約を受け付けたことがある既存ユーザから新たな予約を受け付けた際に、前記新たな予約の内容と、前記予約履歴が示す前記既存ユーザの過去の予約の内容とが異なる場合に、前記既存ユーザに対して報知処理を実行する報知処理部と、をさらに有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記報知処理部は、前記既存ユーザから受け付けた前記新たな予約と前記過去の予約との間で、前記サービス提供源及び前記サービス提供源によるサービスの種目のうちの少なくとも一方が異なる場合に、前記既存ユーザに対して報知処理を実行する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記サービス提供源による一つのサービスについての前記予約ページに表示される前記予約可能日時のうち、前記予約ページへのアクセス時点で指定可能な前記予約可能日時の数が所定数未満である場合に、前記サービス提供源による他のサービスをユーザに推奨する推奨部をさらに有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記推奨部により推奨される前記他のサービスの所要時間は、前記一つのサービスの所要時間よりも短い、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが、サービス提供源の識別情報に基づいて、前記サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する工程と、
コンピュータが、前記予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、前記予約アクセス用情報と対応する前記サービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させる工程と、
コンピュータが、前記予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された前記予約可能日時における前記サービス提供源によるサービスの予約を受け付ける工程と、
を有する情報処理方法。
【請求項9】
サービス提供源の識別情報に基づいて、前記サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する工程と、
前記予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、前記予約アクセス用情報と対応する前記サービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させる工程と、
前記予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された前記予約可能日時における前記サービス提供源によるサービスの予約を受け付ける工程と、
をコンピュータに実施させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
サービスの利用を希望する者(ユーザ)は、サービスを提供する個人又は店舗のホームページ等のようなサービス予約ページにアクセスする等して、ネットワーク経由でサービスの予約を行うことができる。ネットワークを介したサービス予約に関する技術としては、特許文献1に記載の技術が挙げられる。
【0003】
特許文献1の技術では、予約処理システムへのログインが許可されたモバイル端末のユーザによる操作指示に従って、当該ユーザにより入力された予約に関する情報を受け付ける。予約処理システムへのログインは、モバイル端末のユーザによって入力された電話番号を受け付けることで発行されるURL(Uniform Resource Locator)を通じて行われる。システムへのログイン後には予約の申込み処理を実行し、予約に関する情報をモバイル端末の電話番号に紐づけて記憶させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-157010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の特許文献1に記載の技術をはじめ、ネットワークを利用した従来のサービス予約では、例えば、希望するサービス提供者及びサービス提供日時等の情報を個別に入力する必要があり、サービス予約に手間を要していた。
そこで、本発明は、ネットワークを利用したサービス予約をより簡便な操作にて実施するための情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、サービス提供源の識別情報に基づいて、サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する設定部と、予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、予約アクセス用情報と対応するサービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させる表示制御部と、予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された予約可能日時におけるサービス提供源によるサービスの予約を受け付ける予約受付部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、ユーザは、アクセス用情報を通じて、サービス提供源によるサービスの予約ページにアクセスし、予約ページに表示される予約可能日時の一つを指定することで、指定された日時におけるサービス提供源によるサービスを予約することができる。これにより、サービスをより簡単な操作で予約することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含む通信システムを示す図である 。
図2】サービスの予約ページを表示した画面例を示す図である。
図3】本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である 。
図4】本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能についての説明図である。
図5】サービス登録情報についての説明図である。
図6】予約状況管理情報についての説明図である。
図7】予約履歴情報についての説明図である。
図8】サービス予約を受け付けた際の画面例を示す図である。
図9】代替サービスを推奨する画面例を示す図である。
図10】予約アクセス用情報を設定する流れを示す図である。
図11】ユーザがサービス予約を行う流れを示す図である(その1)。
図12】ユーザがサービス予約を行う流れを示す図である(その2)。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<<本発明を利用したサービス予約について>>
本発明を利用したサービス予約(以下、本発明によるサービス予約)について概説する。本発明によるサービス予約は、サービスの利用を希望する者により、インターネット又はモバイル通信回線等のネットワークを通じて行われる。
【0010】
本発明における「サービス」とは、サービス提供源がユーザのために提供する役務(労務)であり、所定の提供場所にて利用可能である。サービスの提供場所は、店舗又は施設等であり、具体例としては、美容サロン、エステサロン、フィットネスクラブ、カルチャースクール、学習塾、病院、診療所、及びクリニック等が挙げられる。
【0011】
サービス提供源は、サービス提供場所にてサービスを提供する人的資源又は物的資源(所謂リソース)であり、具体例としては、店舗に勤める店員、サービスを提供するためのスペース(座席等)、及び、特殊なサービスを提供するために用いられる専用の機器及びマシン等が挙げられる。
【0012】
サービスの利用期間中、サービス提供源は、時間的に拘束される。そのために、サービス利用を希望する者は、サービス利用に際して自分の端末(厳密には、後述のユーザ端末)を操作してサービス予約を行う。具体的には、希望するサービスの予約ページにアクセスし、サービス予約に必要な情報を入力する。予約に必要な情報としては、例えば、サービスの提供場所、サービス提供源、サービスの種目(メニュー)及び予約日時等が挙げられるが、本発明によれば、これらの事項に関する入力の手間を簡略化することができ、より容易に、希望の日時におけるサービス提供源によるサービスを予約することができる。
【0013】
以下、本発明の好適な実施形態の一例(以下、本実施形態という。)について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた一例にすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれる。
【0014】
また、以下の説明の中で参照される画面例も一例に過ぎず、画面の構成例、表示される情報の内容、及びGUI(Graphical User Interface)等は、システム設計の仕様及びユーザの好み等に応じて自由に設計することができ、また適宜変更し得るものである。
【0015】
また、以降の説明において、「装置」は、単一の装置に限られず、互いに分離した状態で協働する複数の装置によって構成されるものも含むものとする。つまり、本発明の情報処理装置は、一台のコンピュータによって構成されてもよく、あるいは、複数台のコンピュータによって構成されてもよい。
【0016】
また、以下では、サービス提供源の具体例として「美容師」を挙げ、美容師によるサービス(美容サービス)を予約するケースについて説明することとする。ただし、かかるケースは、あくまでも一例に過ぎず、それ以外のケースにも本発明は適用可能である。
なお、以下の説明では、サービスの利用を希望してサービスの予約を行う者を、便宜上、「ユーザ」と呼ぶこととする。
【0017】
<<本実施形態の情報処理装置について>>
本実施形態の情報処理装置の構成について説明する。本実施形態の情報処理装置は、コンピュータ、より厳密にはサーバコンピュータ(以下、予約処理サーバ10という。)によって構成されている。予約処理サーバ10は、図1に示すように、SNS(Social Networking Service)運営用のサーバ(以下、SNSサーバ12という。)と、美容師が利用する業者端末14と、ユーザが利用するユーザ端末16とネットワーク18を介して通信可能に接続されている。
なお、図1では、図示の都合上、業者端末14及びユーザ端末16が1台ずつ描かれているが、それぞれの端末の台数は、特に限定されるものではない。
【0018】
予約処理サーバ10は、美容師が提供するサービス(美容サービス)の予約に関する一連の情報処理を実行する。具体的に説明すると、予約処理サーバ10は、美容サービスに関する情報を登録し、美容サービスの予約ページを生成し、予約ページを通じてユーザの予約を受け付ける。また、予約処理サーバ10は、美容サービスの予約ページを生成するための予約アクセス用情報を設定(発行)する。予約アクセス用情報は、予約ページにアクセスするためのURLを含む情報であり、本実施形態ではURLを示す文字情報である。
【0019】
SNSサーバ12は、公知のSNSサーバからなり、SNSへの投稿記事を投稿者から受信し、受信した投稿記事を閲覧者に向けて配信する。本実施形態では、美容師が投稿者に該当し、ユーザが閲覧者に該当することとする。
【0020】
業者端末14は、美容師の操作に従って、予約処理サーバ10及びSNSサーバ12と通信する。美容師は、業者端末14を通じて、自身が提供する美容サービスに関する情報を予約処理サーバ10に登録することができる。
【0021】
また、予約処理サーバ10が、一人の美容師による美容サービスについての予約アクセス用情報を設定すると、その美容師の業者端末2に向けて予約アクセス用情報が送信される。このときの予約アクセス用情報は、上記の美容師による美容サービスの予約専用の情報である。そのため、ユーザは、予約アクセス用情報を利用すれば、一人の美容師による美容サービスを直接予約することができる。分かり易く説明すると、例えば、ユーザは、ある店舗に勤務する複数の美容師の中から、予約アクセス用情報と対応する一人の美容師によるサービスを予約することができるため、予約に際して、複数の美容師の中から該当の美容師を見つけ出す手間を要さない。
【0022】
さらに、美容師は、自分が提供する美容サービスについての予約アクセス用情報(具体的には、予約ページへのURL)を、SNSを通じてユーザに通知することができる。具体的には、美容師が、業者端末14にてSNS用のアプリケーションプログラムを起動し、予約アクセス用情報が掲載された記事をSNSに投稿すると、SNSサーバ12が、その投稿記事を特定のユーザ端末16に向けて配信する。特定のユーザ端末16は、例えば、記事の送信元である美容師のフレンド(SNS上でのフレンド)として登録されたユーザのユーザ端末が該当する。
【0023】
予約アクセス用情報の通知先については、上記のユーザに限定されず、例えば、SNSにおいて所定のコミュニティ(具体的には、美容に関するコミュニティ等)に属するユーザでもよく、あるいは不特定のユーザでもよい。また、予約アクセス用情報の通知方法については、SNSを通じた通知方法に限定されず、他の通知方法でもよく、例えば、メール又はショートメッセージサービスを通じた通知方法でもよい。
【0024】
ユーザ端末16は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスと、予約ページ及びSNSの投稿記事等を表示する表示デバイスとを備える端末であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、PC、情報入力が可能なテレビ受像機、及びウェアラブル端末等によって構成される。本実施形態のユーザ端末16は、例えばタッチパネル付きのディスプレイ等を有するスマートフォン又はタブレット端末によって構成されることとする。
【0025】
ユーザ端末16は、予約アクセス用情報が掲載された投稿記事をディスプレイに表示している間にユーザが予約アクセス用情報に対して所定の操作、例えば、予約アクセス用情報をタッチする操作を行うと、その操作を受け付け、アクセス用データを予約処理サーバ10に向けて送信する。予約処理サーバ10は、ユーザ端末16からアクセス用データを受信すると、タッチされた予約アクセス用情報に基づいて予約ページを生成し、データ送信元であるユーザ端末16に予約ページを表示させる。これにより、ユーザは、予約アクセス用情報を通じて予約ページにアクセスすることができる。
なお、ユーザは、予約ページにアクセスした後に再度予約ページにアクセスするケースを想定し、ユーザ端末16にて予約ページをブックマーク(お気に入り登録)し、さらに、予約ページへのアクセスを容易にするためのショートカット用のアイコンを作成してユーザ端末16のディスプレイに表示させてもよい。
【0026】
本実施形態の予約ページ(以下、予約ページPr)は、図2に示すような美容師が所定の店舗で提供する所定のメニューのサービスについての予約を受け付けるためのWebページであり、図2に示すケースでは、美容師A氏が勤務先の店舗Taで提供する「カット&カラー」というメニューの美容サービスの予約を受け付ける。換言すると、予約ページPrは、予約アクセス用情報と対応する美容師の識別情報、サービス提供場所である店舗、及びサービスの種目(メニュー)を指定して生成されるページである。
一例を挙げると、予約アクセス用情報は、「http://AAAA.com/reserve?shop=店舗Ta&resource=美容師A&menu=カット&カラー」のように美容師A氏の識別情報、サービス提供場所である店舗Ta、及び、サービスの種目(メニュー)であるカット&カラーを含んでいる。この予約アクセス用情報を用いたアクセス操作があると、Webページ「http://AAAA.com」にアクセスされ、「reserve?shop=店舗Ta&resource=美容師A&menu=カット&カラー」を指定した状態の予約ページPrが生成される。
【0027】
ユーザは、予約ページPrが表示されたディスプレイ上でサービス予約操作を行う。サービス予約操作について図2を参照しながら説明すると、予約ページPrには、美容師による美容サービス、より詳しくは、美容師が勤める店舗での所定の種目(メニュー)のサービスについて、予約可能日時が指定可能な状態で表示される。「指定可能な状態で表示される」とは、ユーザがいずれか一つの日時を指定する操作を受け付ける態様で表示することである。図2に示すケースでは、予約可能日時の欄に「〇」が表示される一方で、既に予約が入っているために予約不可能日時の欄には「×」が表示される。ユーザは、予約可能日時の中から一つを指定し、その日時の欄に表示された〇印をタッチする。かかる日時の指定操作がサービス予約操作に相当する。
【0028】
ユーザ端末16は、サービス予約操作としての日時指定操作が行われると、指定された日時を示すデータ(以下、指定日時データ)を生成して予約処理サーバ10に向けて送信する。予約処理サーバ10は、指定日時データを受信することで、ユーザが行ったサービス予約を受け付ける。このときのサービス予約は、指定された予約可能日時に美容師が所定の店舗で提供する美容サービスのうち、所定のメニューのサービスに対する予約である。予約が受け付けられると、ユーザ端末16のディスプレイに予約受付画面(図8参照)が表示される。
【0029】
以上のように、本実施形態において、ユーザは、予約ページPrに表示された利用可能日時を指定する操作を行うだけで、希望するサービスを予約することができる。つまり、本実施形態では、サービスの提供場所である店舗、美容師、サービスのメニュー及び予約日時をそれぞれ個別に入力する必要がないので、予約操作が簡略化される。これにより、ユーザは、より容易に、所定の美容師による美容サービスを予約することができる。
【0030】
なお、本実施形態において、ユーザは、予約ページPrに表示された利用可能日時のいずれを指定する操作を行うだけで、予約するサービスについて店舗、美容師、メニュー及び日時を決めることができるが、決めるべき事項は、上記の事項に限られない。例えば、1つのメニューのサービスのみを提供する美容師について、その美容師によるサービスを予約する際に決めるべき事項は、店舗、美容師及び日時となり、メニューは省略される。また、上記以外の事項を含めてもよく、例えば、同一のメニューに対して所要時間が異なる複数のコースが設定されている場合に、どのコースにするかを更に決めてもよい。
【0031】
<<情報処理装置の構成例>>
本実施形態の情報処理装置である予約処理サーバ10の構成例について説明する。
先ず、予約処理サーバ10のハードウェア構成について説明すると、図3に示すように、予約処理サーバ10は、プロセッサ21、メモリ22、通信用インタフェース23、ストレージ24、入力装置25及び出力装置26を有し、これらの機器がバス27を介して電気的に接続されている。
【0032】
また、予約処理サーバ10には、ソフトウェアとして、オペレーティングシステム(OS)用のプログラム、及び、サービス予約処理用のアプリケーションプログラムがインストールされている。これらのプログラムは、本発明の「プログラム」に相当する。プロセッサ21が上記のプログラムに従って動作することで、予約処理サーバ10は、本発明の情報処理装置として機能し、サービス予約に関する一連の処理を実行する。
【0033】
プロセッサ21は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、TPU(Tensor Processing Unit)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって構成されるとよい。
メモリ22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成されるとよい。
通信用インタフェース23は、例えばネットワークインターフェースカード、又は通信インタフェースボード等によって構成されるとよい。通信用インタフェース23によるデータ通信の規格については、特に限定されるものではなく、Wi-fi(登録商標)に基づく無線LANによる通信、3G、4G若しくは5Gの移動通信システムによる通信、又はLTE(Long Term Evolution)に基づく通信等が挙げられる。
ストレージ24は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、FD(Flexible Disc)、MOディスク(Magneto-Optical disc)、CD
(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカード(Secure Digital card)、又はUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)等によって構成されるとよい。また、ストレージ24は、予約処理サーバ10の筐体内に内蔵されてもよく、外付け形式でサーバ本体に取り付けてもよい。さらに、ストレージ24は、予約処理サーバ10の本体と通信可能に接続された外部コンピュータ(例えば、データベースサーバ)等によって構成されてもよい。
入力装置25は、例えばキーボード、マウス又はタッチパネル等によって構成されるとよい。出力装置26は、例えばディスプレイ及びスピーカ等によって構成されるとよい。
【0034】
予約処理サーバ10の構成について機能面から改めて説明すると、図4に示すように、予約処理サーバ10は、登録情報受信部31、設定部32、表示制御部33、予約受付部34、報知処理部35及び推奨部36を有する。これらの機能部は、前述した予約処理サーバ10のハードウェア機器と、予約処理サーバ10にインストールされたソフトウェア
(プログラム)とが協働することで実現される。
【0035】
また、予約処理サーバ10は、各種の情報及びデータを記憶した記憶部40を有する。記憶部40は、予約処理サーバ10に内蔵される記憶媒体、又は予約処理サーバ10と通信可能に接続されたデータベースサーバによって構成される。記憶部40には、図4に示すように、サービス予約に関する情報として、サービス登録情報R1、予約状況管理情報R2、及び予約履歴情報R3等が記憶される。
【0036】
サービス登録情報R1は、美容師が提供するサービスに関して登録された情報であり、例えば、図5に示すように、サービスが提供される店舗、美容師の識別情報、サービスのメニュー(項目)、メニューに応じたサービスの所要時間、サービス提供期間、及び価格等を含む。これらの情報は、美容師によって業者端末14を通じて入力され、その後に業者端末14から予約処理サーバ10に送信されることで予約処理サーバ10に登録される。また、複数のメニューのサービスを提供する美容師については、サービス登録情報R1がメニュー毎に登録される。この場合、サービスの所要時間及び提供期間は、メニュー毎に設定される。
なお、本明細書において、「識別情報」には、識別対象である者の氏名(変名又は雅号等を含む)、その者に対して付与された番号等のID情報、その者のログイン情報(アカウント情報)、及び、その者が利用する端末のIP(Internet Protocol)アドレス等が含まれる。
【0037】
予約状況管理情報R2は、予約処理サーバ10(厳密には、予約受付部34)が受け付けたサービス予約に関する情報であり、例えば、図6に示すように、サービス予約を行ったユーザの識別情報、予約されたサービスを提供する美容師の識別情報、予約されたサービスのメニュー及び予約日時等を含む。予約処理サーバ10がサービス予約を受け付ける都度、1レコード分の予約状況管理情報R2が新たに記憶部40に記憶される。また、予約されたサービスのうち、ユーザが既に利用し終えたサービスの予約状況管理情報R2は、記憶部40から消去される。
【0038】
予約履歴情報R3は、サービスに関するユーザの過去の予約履歴に関する情報であり、例えば、図7に示すように、既存ユーザの識別情報、既存ユーザが予約したサービスを提供する美容師及び店舗、既存ユーザが予約したサービスのメニュー及び予約日時等を含む。ここで、既存ユーザとは、予約処理サーバ10(厳密には、予約受付部34)が過去に予約を受け付けたことがあるユーザのことであり、特に、本実施形態では、店舗Taでのサービスを過去に予約したことがあるユーザである。
予約履歴情報R3は、予約処理サーバ10(厳密には、予約受付部34)がサービス予約を受け付ける度に記憶部40に記憶され、記憶部40に蓄積される。このように本実施形態では記憶部40が「予約履歴記憶部」として機能する。
【0039】
次に、予約処理サーバ10の機能部のうち、記憶部40以外の機能部について個々に説明する。なお、以下では、各機能部を分かり易く説明する理由から、店舗Taにおける美容師A氏による「カット&カラー」というメニューのサービスを、ユーザであるU氏が予約するケースを具体例に挙げて説明することとする。
【0040】
(登録情報受信部)
登録情報受信部31は、美容師A氏が提供するサービスについて業者端末14を操作してサービス登録情報R1を入力した際に、入力されたサービス登録情報R1を美容師A氏の業者端末14から受信する。受信されたサービス登録情報R1は、記憶部40に記憶されて蓄積される。
なお、サービス登録情報R1には、前述したように、メニューに応じたサービスの所要時間が含まれている。所要時間については、美容師A氏が入力してもよいが、メニューとサービスの所要時間との対応関係が予め決められている場合には、メニューから所要時間を特定できるため、美容師A氏による所要時間の入力を省略してもよい。
【0041】
(設定部)
設定部32は、登録情報受信部31が美容師A氏からサービス登録情報R1を受信した際に、そのサービス登録情報R1に含まれる各種の情報に基づいて、美容師A氏によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する。具体的には、店舗Taにおける美容師Aによるメニュー「カット&カラー」のサービスについて、当該サービスの予約ページへのURLが設定部32によって設定される。設定されるURLには、美容師A氏の識別情報、サービスの提供場所である店舗Ta、及び、サービスのメニューである「カット&カラー」のそれぞれと対応する文字列が含まれる。
【0042】
以上のように、本実施形態において、設定部32は、サービスの提供場所、サービスの種目、及びサービス提供源の識別情報に基づいて予約アクセス用情報を設定する。そして、設定された予約アクセス用情報は、ネットワーク18を通じて美容師A氏の業者端末14に向けて送信される。その後、美容師A氏側で予約アクセス用情報が受信されると、美容師A氏は、予約アクセス用情報が掲載された記事をSNSに投稿し、SNSサーバ12が美容師A氏の投稿記事をユーザU氏に向けて配信する。これにより、美容師A氏による美容サービスについての予約アクセス用情報(すなわち、予約ページへのURL)がユーザU氏に通知される。
【0043】
なお、本実施形態では、前述したように、美容師A氏の識別情報、店舗Ta、及びサービスのメニュー「カット&カラー」のそれぞれと対応する文字列を含むURLを設定するが、このように特定の文字列を含むURLを設定する方法については、公知の設定方法が利用可能である。また、通知されるURLにはハイパーリンクが設定され、URLをタッチ又はクリックすることで容易に予約ページへアクセスすることができると好適である。
【0044】
(表示制御部)
表示制御部33は、予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、美容師A氏による美容サービスの予約ページPrをユーザU氏のユーザ端末16に表示させる。具体的には、表示制御部33は、予約アクセス用情報を通じたアクセスをトリガーとして予約ページPrを生成し、生成した予約ページPrの表示データをユーザU氏のユーザ端末16に向けて送信する。
【0045】
予約ページPrの表示制御の手順について説明すると、ユーザU氏は、ユーザ端末16のディスプレイにて、上記のURLが掲載された投稿記事を閲覧している間に、URLが記載された箇所をタッチする操作を行う。ユーザ端末16は、当該タッチ操作を受け付けると、アクセス用データを予約処理サーバ10に向けて送信する。表示制御部33は、ユーザ端末16からアクセス用データを受信すると、ユーザU氏によってタッチされたURLを特定し、そのURLから美容師A氏、店舗Ta、及びサービスのメニューである「カット&カラー」を割り出す。
【0046】
また、表示制御部33は、記憶部40に記憶されたサービス登録情報R1を参照し、店舗Taにおける美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」のサービスについて、所要時間及び提供期間を特定する。さらに、表示制御部33は、特定したサービスの所要時間及び提供期間に基づいて、当該提供期間内におけるサービスの予約可能日時を複数設定する。例えば、メニュー「カット&カラー」の所要時間が2時間である場合、サービス提供期間中の各日において予約可能日時が2時間間隔で設定される(図2参照)。ここで、予約ページにて表示される予約可能日時の時間間隔は、サービスのメニュー、より詳しくはメニュー毎の所要時間に応じて変化する。つまり、表示制御部33は、美容師A氏によるサービスの利用可能日時を、そのサービスのメニューに応じた時間間隔で複数設定する。
【0047】
上記の手順を経て、表示制御部33は、URLから特定したサービスに関する事項、及び、設定した複数の利用可能日時に基づき、美容師A氏による美容サービスの予約ページPrを生成する。このとき、表示制御部33は、設定した複数の利用可能日時が指定可能な状態で表示されるように予約ページPrを生成する。なお、設定された複数の利用可能日時のうち、既に予約が入っている日時については、指定不能な状態で予約ページPrに表示されるようにする。この場合、表示制御部33は、記憶部40に記憶された予約状況管理情報R2を参照し、店舗Taにおける美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」のサービスについて、既に予約が入っている日時を確認する。
【0048】
その後、生成された予約ページPrの表示用データが、ネットワーク18を通じてユーザU氏のユーザ端末16に向けて送信され、ユーザ端末16によって展開される。これにより、ユーザ端末16のディスプレイに、図2に示すような予約ページPrが表示される。以上の結果、ユーザU氏は、予約アクセス用情報であるURLを通じて、美容師A氏による美容サービスの予約ページPrにアクセスすることができる。
【0049】
(予約受付部)
予約受付部34は、美容師A氏による美容サービスの予約ページPrに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作(日時指定操作)に応じて、指定された予約可能日時における美容師A氏によるサービスの予約を受け付ける。
【0050】
具体的に説明すると、予約ページPrにアクセスしたユーザU氏は、予約ページPrにて指定可能な状態で表示された予約可能日時(図2のケースでは欄内に〇印が表示された日時)のうち、希望する日時を一つ指定し、その日時の表示欄(〇印)をタッチする。ユーザU氏のユーザ端末16は、タッチされた日時を、ユーザU氏が指定した予約可能日時として認識し、その日時を示す指定日時データを生成して予約処理サーバ10に向けて送信する。予約受付部34は、指定日時データを受信することで、ユーザU氏によるサービス予約、正確には、指定された予約可能日時における店舗Taでの美容師A氏によるサービスのうち、メニュー「カット&カラー」のサービスの予約を受け付ける。
【0051】
なお、予約の受け付けに伴って、ユーザU氏のユーザ端末16には、図8に示すような予約受付画面が表示され、ユーザU氏は、受け付けられた予約の内容(美容師、店舗、メニュー及び予約日時等)を確認することができる。
【0052】
(報知処理部)
報知処理部35は、予約受付部34が既存ユーザから新たな予約を受け付けた際に、新たな予約の内容と、記憶部40に記憶された予約履歴情報R3(すなわち、予約履歴)が示す既存ユーザの過去の予約の内容とが異なる場合に、その旨を既存ユーザに知らせるための報知処理を既存ユーザに対して実行する。より詳しく説明すると、既存ユーザから受け付けた新たな予約と過去の予約との間で、サービスを提供する美容師及びサービスのメニューのうちの少なくとも一方が異なる場合に、報知処理部35は、既存ユーザに対して報知処理を実行する。一例を挙げて説明すると、ユーザU氏がこれまでA氏以外の美容師のサービスを予約していた場合に、ユーザU氏が美容師A氏による美容サービスを新たに予約すると、報知処理部35はユーザU氏に対して報知処理を実行する。
【0053】
以上のように本実施形態では、新たな予約と過去の予約との間で、美容師及びメニューのうちの少なくとも一方が異なる場合に報知処理を実行して既存ユーザに知らせることができる。これにより、既存ユーザは、これまでとは異なるサービス予約について予約内容に誤りがないかを確認し、以て予約ミス等を回避することができる。
なお、報知処理の実行態様については、特に限定されるものではなく、例えば、新たな予約と過去の予約との間で内容が異なっている旨の警告メッセージをユーザ端末16のディスプレイに表示してもよく、あるいは、上記の旨を知らせる音声をユーザ端末16側で発生させてもよい。
【0054】
(推奨部)
推奨部36は、美容師A氏による一つのメニュー(以下、対象メニューともいう。)のサービスについての予約ページPrにユーザU氏がアクセスした時点で所定の条件が成立している場合に、美容師Aによる他のサービスを代替サービスとしてユーザU氏に推奨する。より詳しく説明すると、対象メニューのサービスについての予約ページPrに表示される予約可能日時のうち、当該予約ページPrへのアクセス時点で指定可能な予約可能日時の数(残数)が所定数未満である場合、推奨部36は、対象メニュー以外のメニューのサービスを代替サービス(他のサービス)としてユーザU氏に推奨する。
【0055】
本実施形態において、推奨部36によって推奨される代替サービスは、対象メニューよりも所要時間が短いサービスである。一例を挙げて説明すると、ユーザU氏が美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」のサービスについての予約ページPrにアクセスし、その時点で同サービスの予約可能日時の数が所定数未満(例えば、0個)である場合、推奨部36は、所要時間が2時間である「カット&カラー」よりも所要時間が短いメニューのサービスを代替サービスとして推奨する。ただし、これに限定されるものではなく、対象メニューと所要時間が同一又はそれ以上であるメニューのサービスを代替サービスとして推奨してもよい。
【0056】
以上のように本実施形態では、美容師A氏による対象メニューのサービスの予約ページPrにユーザU氏がアクセスした時点で、そのサービスについて予約が埋まっている場合には、その代替案として、同じ美容師A氏による対象メニューよりも所要時間が短いメニューのサービスを、ユーザU氏に推奨する。この結果、美容師A氏による一つのメニューのサービスを希望するユーザU氏に対して、美容師Aによる他のサービスを利用してもらうことでサービスの利用の促進を図ることができる。
【0057】
なお、代替サービスの推奨態様については、特に限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、対象メニューのサービスの予約ページPrが表示されている間に、代替サービスを推奨するメッセージの表示ウィンドウWをポップアップ形式で上記の予約ページPrに重ねて表示させてもよい。あるいは、対象メニューのサービスの予約ページPrから代替サービスの予約ページPrに切り替えて表示してもよい。
ちなみに、代替サービスの予約については、対象メニューのサービスの予約と同様であり、代替サービスの予約ページPrに表示された利用可能日時の中から一つを指定することで、当該指定日時での代替サービスを予約することができる。
【0058】
<<本実施形態に係る情報処理の流れについて>>
次に、本実施形態に係るサービス予約に関する情報処理(以下、予約処理)の流れについて説明する。予約処理は、本発明の情報処理方法を採用している。換言すると、以下に述べる予約処理の説明は、本発明の情報処理方法の一例に関する内容である。
なお、以下では、上述のケースと同様に、美容師A氏が店舗Taで提供するメニュー「カット&カラー」のサービスをユーザU氏が予約するケースを具体例として挙げて説明することとする。
【0059】
予約処理は、店舗Taにおける美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」のサービスについて、予約アクセス用情報としてのURLを設定する工程(以下、URL設定工程)と、当該サービスの予約ページPrを表示させてから予約を受け付けるまでの工程(以下、主処理工程)とに分かれる。以下、URL設定工程と主処理工程の各々について個々に説明する。
【0060】
(URL設定工程)
URL設定工程は、図10に示す流れに従って進められる。URL設定工程では、先ず、美容師A氏が業者端末14を操作してサービス登録サイトにアクセスする(S001)。これにより、美容師A氏の業者端末14と予約処理サーバ10との間の通信が開始される。美容師A氏は、上記サービス登録サイトにて、自分が店舗Taで提供するメニュー「カット&カラー」のサービスに関するサービス登録情報R1を入力する(S002)。入力されたサービス登録情報R1は、予約処理サーバ10の記憶部40に記憶される(S003)。
【0061】
その後、予約処理サーバ10を構成するコンピュータ(以下、単にコンピュータという。)は、記憶部40に記憶されたサービス登録情報R1を参照し、店舗Taにおける美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」のサービスについて、予約アクセス用情報を設定する(S004)。ステップS004において、コンピュータは、サービス登録情報R1が示す美容師A氏の識別情報に基づき、予約アクセス用情報としてのURLを設定する。より詳しく説明すると、コンピュータは、美容師A氏の識別情報、店舗Ta、及びサービスのメニュー「カット&カラー」のそれぞれに応じた文字列を含むURLを設定する。
【0062】
設定されたURLは、コンピュータから美容師A氏の業者端末14に向けて送信され(S005)、業者端末14のディスプレイに表示される。美容師A氏は、表示されたURLを確認し、そのURLが掲載された記事をSNSに投稿する(S006)。そして、URL付きの投稿記事が、SNSサーバ12によってユーザU氏を含む各ユーザに配信される結果、上記のURL、すなわち予約アクセス用情報がユーザU氏に通知される(S007)。そして、予約アクセス用情報の通知を以てURL設定工程が終了する。
【0063】
(主処理工程)
主処理工程は、図11及び12に示す流れに従って進められる。より詳しく説明すると、ユーザU氏が、SNSを通じて通知された予約アクセス用情報を通じて予約ページPrにアクセスすると(S021)、これをトリガーとして主処理工程が開始される。
【0064】
主処理工程では、先ず、コンピュータが、ユーザU氏のユーザ端末16からアクセス用データを受信する(S022)。アクセス用データは、前述したように、ユーザU氏がユーザ端末16のディスプレイに表示された予約アクセス用情報、すなわちURLをタッチすることでユーザ端末16によって生成され、予約処理サーバ10に向けて送信される。コンピュータは、受信したアクセス用データを解析することで、ユーザU氏によってタッチされたURLを特定し、更に、特定したURLから美容師A氏の識別情報、店舗Ta、及びサービスのメニューを割り出す(S023)。
【0065】
コンピュータは、ステップS023で割り出した情報に基づき、美容師A氏による美容サービスの予約ページPrを生成し、ユーザU氏のユーザ端末16に表示させる(S024)。ステップS024で表示される予約ページPrは、予約アクセス用情報であるURLと対応するサービスの情報、具体的には美容師の識別情報、サービスの提供場所である店舗、及びサービスのメニューを指定したものであり、つまりは、店舗Taにおける美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」の予約を受け付けるものである。
【0066】
また、ステップS024において、コンピュータは、店舗Taにおける美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」のサービスについて、予約可能日時が指定可能な状態で表示されるように予約ページPrを生成する。このとき、コンピュータは、記憶部40に記憶された予約状況管理情報R2を参照し、美容師A氏による上記のサービスについて、その時点での予約の有無を確認し、既に予約が入っている日時を指定不可能とし、未だ予約が入っていない日時が指定可能な状態で表示されるように予約ページPrを生成する。
【0067】
生成された予約ページPrがユーザ端末16のディスプレイに表示されることで、ユーザU氏は、予約アクセス用情報であるURLを通じて、美容師A氏による上記のサービスの予約ページPrにアクセスする。
【0068】
他方、コンピュータは、記憶部40に記憶された予約状況管理情報R2から、上記のサービスについて指定可能な予約可能日時の数(残数)を特定し、その残数が所定数以上であるか否かを判定する(S025)。
【0069】
残数が所定数以上であると判定される場合(S025でYes)、ユーザU氏は、店舗Taにおける美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」のサービスを予約することができる。具体的に説明すると、ユーザU氏は、予約ページPrに指定可能な状態で表示された複数の予約可能日時の中から一つを指定する(S026)。ユーザU氏のユーザ端末16は、指定された日時を示す指定日時データを生成し、コンピュータは、当該指定日時データを受信して、店舗Taにおける美容師A氏によるメニュー「カット&カラー」のサービスに対するユーザU氏の予約を受け付ける(S027)。
【0070】
また、コンピュータは、記憶部40に記憶された予約履歴情報R3を参照し、ユーザU氏のこれまでのサービス予約の履歴を特定し、今回の予約の内容が過去の予約の内容と異なっているか否かを判定する(S028)。詳しくは、今回の予約と過去の予約との間で、予約したサービスを提供する美容師がA氏以外であるか、及び、サービスのメニューが「カット&カラー」以外のメニューであるかを判定する。これら2つの判定項目のうち、少なくとも一方に該当する場合(S028でYesの場合)には、コンピュータは、その旨を知らせるために報知処理をユーザU氏に対して実行する(S029)。これにより、ユーザU氏は、今回の予約内容が過去の予約内容と異なることに気付き、誤操作による予約であった場合には予約を取り消すことができる。
【0071】
他方、ステップS028で、いずれの判定項目にも該当しない場合、すなわち、今回の予約の内容が過去の予約の内容と同じである場合(S028でNoの場合)には、報知処理の実行が省略される。ステップS025において予約可能日時の残数が所定数以上である場合には、以上までのステップが終了した時点で主処理工程が終了する。
【0072】
ステップS025において残数が所定数未満である場合(S025でNo)、コンピュータは、美容師A氏が店舗Taで提供するサービスのうち、メニュー「カット&カラー」よりも所要時間が短いメニューの代替サービスをユーザU氏に推奨する(S030)。これにより、代替サービスを推奨するメッセージが、図9に示すようにユーザU氏のユーザ端末16側で表示され(S031)、ユーザU氏は、代替サービスの利用を希望する場合には、上記と同様の手順にて代替サービスの予約を行うことができる(S032)。つまり、ユーザU氏は、ユーザ端末16に表示された予約アクセス用情報(URL)から代替サービスの予約ページにアクセスし、予約ページに表示された代替サービスの予約可能日時を一つ選んで指定することにより、指定された日時における代替サービスを予約することができる。
【0073】
予約可能日時の残数が所定数未満であるケースでは、ユーザU氏による代替サービスの予約がコンピュータによって受け付けられると(S033)、その時点で主処理工程が終了する。
なお、ユーザU氏は、推奨された代替サービスを必ずしも予約する必要はなく、図10及び11には反映されていないが、代替サービスの利用を望まない場合には当該代替サービスの予約を拒否することができる。
【0074】
<<まとめ>>
本発明の情報処理装置は、設定部32と表示制御部33と予約受付部34を有する。設定部32は、サービス提供源の識別情報に基づいて、サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する。表示制御部33は、予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、予約アクセス用情報と対応するサービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させる。予約受付部34は、予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された予約可能日時におけるサービス提供源によるサービスの予約を受け付ける。
以上の構成により、ユーザは、より簡単な操作で、希望の日時におけるサービス提供源によるサービスを予約することができる。
【0075】
上記の効果について詳しく説明すると、ネットワークを通じて行われる従来型のサービス予約では、サービス提供源及び予約可能日時等の事項をそれぞれ指定する必要があるために手間を要し、また、指定する事項ごとに画面が切り替わる等の煩雑さがあった。
これに対して、本発明では、サービス提供源の識別情報を指定した予約ページ上で予約可能日時を指定するだけで、指定した日時におけるサービス提供源によるサービスを予約することができる。これにより、画面遷移を伴わずに、より簡単な操作でサービスを予約することができる。
【0076】
また、本発明の情報処理装置において、設定部32は、サービス提供源によるサービスの提供場所(店舗)、サービスの種目(メニュー)、及びサービス提供源の識別情報に基づいて予約アクセス用情報を設定してもよい。この場合、予約受付部34は、予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された予約可能日時における上記の提供場所でのサービス提供源によるサービスのうち、上記の種目のサービスの予約を受け付けると好適である。
以上の構成により、ユーザは、予約ページにアクセスして予約可能日時を指定するだけで、希望の日時において所定の場所で利用できるサービス提供源によるサービスのうち、希望の種目のサービスを予約することができる。つまり、ユーザは、サービスの提供場所及び種目、サービス提供源、並びに予約日時を個々に指定する必要がなく、より簡単にサービスを予約することができる。
【0077】
また、本発明の情報処理装置において、表示制御部33は、サービス提供源によるサービスの種目に応じた時間間隔で複数設定された予約可能日時を指定可能な状態で予約ページに表示させてもよい。
以上の構成によれば、予約ページにおいて、サービスの予約可能日時が当該サービスの種目に応じた時間間隔にて表示されるので、ユーザは、サービスの所要時間を把握しつつ、希望の日時を指定してサービス予約を行うことができる。
【0078】
また、本発明の情報処理装置が、予約履歴記憶部(上述の実施形態では記憶部40)及び報知処理部35をさらに備えてもよい。この場合、予約履歴記憶部は、サービスに関するユーザの過去の予約履歴を記憶し、報知処理部35は、予約受付部34が過去に予約を受け付けたことがある既存ユーザから新たな予約を受け付けた際に、新たな予約の内容と予約履歴が示す既存ユーザの過去の予約の内容とが異なる場合に、既存ユーザに対して報知処理を実行すると好適である。
以上の構成によれば、既存ユーザによる新たな予約の内容と過去の予約の内容とが異なる場合に、その旨を既存ユーザに知らせて気付かせることができる。これにより、ユーザの予約ミス等を防ぐことができる。
【0079】
なお、上記の構成において、報知処理部35は、既存ユーザから受け付けた新たな予約と過去の予約との間で、サービス提供源及びサービス提供源によるサービスの種目のうちの少なくとも一方が異なる場合に、既存ユーザに対して報知処理を実行するとよい。この場合には、既存ユーザによる新たな予約の内容と過去の予約の内容との間で、サービス提供源及びサービスの種目のうちのいずれかが異なる場合に、その旨をユーザに知らせて気付かせることができる。
【0080】
また、本発明の情報処理装置が、推奨部36をさらに備えてもよい。推奨部36は、サービス提供源による一つのサービスについての予約ページに表示される予約可能日時のうち、当該予約ページへのアクセス時点で指定可能な予約可能日時の数(残数)が所定数未満である場合に、サービス提供源による他のサービスをユーザに推奨するとよい。
以上の構成によれば、ユーザが予約しようとするサービス提供源によるサービスについて予約可能日時の数(残数)が少ない状況において、同じサービス提供源による他のサービスを代替サービスとして推奨することができる。これにより、ユーザのサービス利用の促進を図ることができる。
【0081】
なお、上記の構成において、推奨部36により推奨される他のサービス(代替サービス)の所要時間は、上記一つのサービス(ユーザが当初予約しようとしていたサービス)の所要時間よりも短いとよい。この場合には、代替サービスとして、所要時間がより短いサービスを推奨することができる。これにより、例えば、ユーザは、空いた時間を使って代替サービスを利用することが期待されるので、サービスの利用促進をより一層図ることができる。
【0082】
また、本発明の情報処理方法は、コンピュータが、サービス提供源の識別情報に基づいて、サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する工程と、コンピュータが、予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、予約アクセス用情報と対応するサービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させる工程と、コンピュータが、予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された予約可能日時におけるサービス提供源によるサービスの予約を受け付ける工程と、を有することを特徴とする。
上記の方法によれば、ネットワークを利用したサービス予約を行う際に、より簡便な操作で、希望の日時におけるサービス提供源によるサービスを予約することができる。
【0083】
なお、本発明の情報処理方法は、情報処理装置単独、及び、情報処理装置と関連機器(例えば、業者端末14及びユーザ端末16等)との組み合わせによって実現される。ここで、本発明の情報処理装置は、ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)又はIaaS(Infrastructure as a Service)用のサーバコンピュータであってもよい。この場合、上述した一連の情報処理(ただし、情報の入力及び表示を除く)が上記サーバコンピュータによって実行されるので、業者端末又はユーザ端末側では、上記サーバコンピュータに渡す情報の入力、及びサーバコンピュータからの配信情報の表示を行えばよいことになる。
【0084】
また、本発明のプログラムは、サービス提供源の識別情報に基づいて、サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を設定する工程と、予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、予約アクセス用情報と対応するサービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させる工程と、予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された予約可能日時におけるサービス提供源によるサービスの予約を受け付ける工程と、をコンピュータに実施させるプログラムである。
上記のプログラムをコンピュータに実行させることにより、ネットワークを利用したサービス予約を行う際に、より簡便な操作で、希望の日時におけるサービス提供源によるサービスを予約することができる。
【0085】
なお、上記のプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(メディア)から読み込むことで取得してもよいし、あるいは、インターネット又はイントラネット等のネットワークを介して受信(ダウンロード)することで取得してもよい。
【0086】
<<その他の実施形態>>
以上までに、本発明の情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関して、具体例を挙げて説明してきたが、上述した実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の実施形態も考えられ得る。
【0087】
上記の実施形態では、予約処理サーバ10が本発明の情報処理装置として機能しているが、予約処理サーバ10が有する機能のうちの一部が、ユーザ端末16に備わっていてもよい。例えば、報知処理部35の機能がユーザ端末16にあってもよく、その場合には、ユーザ端末16が、ユーザの過去の予約履歴を記憶し、新たにサービス予約が行われた場合に過去の予約履歴を参照し、新たな予約内容と過去の予約内容との異同を判定することになる。
【0088】
また、上記の実施形態では、予約処理サーバ10が設定した予約アクセス用情報が、サービス提供源によるSNSへの投稿を通じてユーザに通知されることとした。具体的には、美容師によるSNSへの投稿記事を介して予約アクセス用情報がユーザに通知されることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、予約アクセス用情報が、美容師を経由せずに予約処理サーバ10からSNSサーバ12へ直接送信され、SNSサーバ12からユーザに配信されてもよい。あるいは、予約アクセス用情報がSNSサーバ12を経由しない形でユーザに配信されてもよく、例えば、予約アクセス用情報が先ず美容師に通知され、美容師がメール等によってユーザに予約アクセス用情報を連絡してもよい。
【0089】
また、上記の実施形態では、予約アクセス用情報がURLを含む情報であり、厳密には、URLを示す文字情報であることとした。ただし、これに限定されるものではなく、予約アクセス用情報が、URLを示す記号又は画像の情報、例えば二次元バーコードのような画像情報であってもよい。
【0090】
また、上記の実施形態では、予約アクセス用情報を通じてアクセスされる予約ページPrには、サービスの予約可能時間が指定可能な状態で表示される一方で、それ以外の事項
(例えば、サービスの種目等)は固定されて選択不能な状態で表示される。ただし、これに限定されるものではなく、例えば、サービスの種目がプルダウン形式等の表示形式を利用して選択可能な状態で予約ページPrに表示されてもよい。
【符号の説明】
【0091】
10 予約処理サーバ(情報処理装置)
12 SNSサーバ
14 業者端末
16 ユーザ端末
18 ネットワーク
21 プロセッサ
22 メモリ
23 通信用インタフェース
24 ストレージ
25 入力装置
26 出力装置
27 バス
31 登録情報受信部
32 設定部
33 表示制御部
34 予約受付部
35 報知処理部
36 推奨部
40 記憶部
Pr 予約ページ
R1 サービス登録情報
R2 予約状況管理情報
R3 予約履歴情報
W 表示ウィンドウ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-08-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、前記プロセッサは、
サービス提供源の識別情報に基づいて、前記サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、前記予約アクセス用情報と対応する前記サービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させ、
前記予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された前記予約可能日時における前記サービス提供源によるサービスの予約を受け付け、
前記サービス提供源が、サービス提供場所にてサービスを提供する人的資源又は物的資源である場合、前記予約アクセス用情報と対応する前記人的資源又は前記物的資源によるサービスの前記予約ページとして、前記予約ページの表示時点で決められている前記人的資源又は前記物的資源用の前記予約ページであって、前記指定操作にて前記予約可能日時が指定可能な前記予約ページを表示させる、
情報処理装置。
【請求項2】
プロセッサが、サービス提供源の識別情報に基づいて、前記サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、前記予約アクセス用情報と対応する前記サービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させ、
プロセッサが、前記予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された前記予約可能日時における前記サービス提供源によるサービスの予約を受け付け、
前記サービス提供源が、サービス提供場所にてサービスを提供する人的資源又は物的資源である場合、プロセッサが、前記予約アクセス用情報と対応する前記人的資源又は前記物的資源によるサービスの前記予約ページとして、前記予約ページの表示時点で決められている前記人的資源又は前記物的資源用の前記予約ページであって、前記指定操作にて前記予約可能日時が指定可能な前記予約ページを表示させる、
情報処理方法。
【請求項3】
サービス提供源の識別情報に基づいて、前記サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を通じたアクセスがあった場合に、前記予約アクセス用情報と対応する前記サービス提供源の識別情報を指定した予約ページを表示させ、
前記予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された前記予約可能日時における前記サービス提供源によるサービスの予約を受け付け、
前記サービス提供源が、サービス提供場所にてサービスを提供する人的資源又は物的資源である場合、前記予約アクセス用情報と対応する前記人的資源又は前記物的資源によるサービスの前記予約ページとして、前記予約ページの表示時点で決められている前記人的資源又は前記物的資源用の前記予約ページであって、前記指定操作にて前記予約可能日時が指定可能な前記予約ページを表示させる、
処理をプロセッサに実行させるプログラム。
【請求項4】
サーバと端末とを備え、
前記サーバは、
サービス提供源の識別情報に基づいて、前記サービス提供源によるサービスについての予約アクセス用情報を通じたアクセスが前記端末からあった場合に、前記予約アクセス用情報と対応する前記サービス提供源の識別情報を指定した予約ページを前記端末に表示させ、
前記予約ページに表示される予約可能日時に対するユーザの指定操作に応じて、指定された前記予約可能日時における前記サービス提供源によるサービスの予約を受け付け、
前記サービス提供源が、サービス提供場所にてサービスを提供する人的資源又は物的資源である場合、前記予約アクセス用情報と対応する前記人的資源又は前記物的資源によるサービスの前記予約ページとして、前記予約ページの表示時点で決められている前記人的資源又は前記物的資源用の前記予約ページであって、前記指定操作にて前記予約可能日時が指定可能な前記予約ページを前記端末に表示させる、
システム。