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特開2024-138245同期信号送信方法、同期信号受信方法、および関連デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024138245
(43)【公開日】2024-10-08
(54)【発明の名称】同期信号送信方法、同期信号受信方法、および関連デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04J 13/10 20110101AFI20241001BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20241001BHJP
   H04J 13/16 20110101ALI20241001BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20241001BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20241001BHJP
【FI】
H04J13/10
H04L27/26 114
H04J13/16
H04L27/26 420
H04W72/0453 110
H04W56/00 130
【審査請求】有
【請求項の数】31
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024092133
(22)【出願日】2024-06-06
(62)【分割の表示】P 2023010314の分割
【原出願日】2018-05-04
(31)【優先権主張番号】201710309975.6
(32)【優先日】2017-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】曲 秉玉
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 建琴
(57)【要約】      (修正有)
【課題】二次同期信号と一次同期信号との間の相関を低減し、一次同期信号への干渉を低減するワイヤレス通信方法を提供する。
【解決手段】方法は、ネットワークデバイスが、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するステップを含む。第1の同期信号シーケンスが第1のmシーケンスに基づいたシーケンスであり、第2の同期信号シーケンスが第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいたGoldシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスの生成多項式が同じである。方法はまた、第1の時間単位において第1の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングし、第2の時間単位において第2の同期信号シーケンスを、1よりも大きい正の整数であるMのサブキャリアにマッピングするステップと、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するステップと、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークデバイスから一次同期信号と二次同期信号とを受信するステップであって、
前記一次同期信号が第1の同期シーケンスs(n)に基づいており、
前記二次同期信号が、
y(n)=[1-2・f1((n+k1)mod127)]・[1-2・f2((n+k)mod127)]
を満たす第2の同期シーケンスy(n)に基づいており、
nが整数であり、n=0,1,...126であり、kが整数でk<127であり、k1が整数でk1<253である、ステップと、
前記一次同期信号と前記第2の同期信号とに基づいてセル識別情報を取得するステップと
を備える、ワイヤレス通信のための方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信分野に関し、具体的には、同期信号送信方法、同期信号受信方法、および関連デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
次世代無線アクセスネットワーク(new radio、NR)では、ダウンリンク基地局は、同期信号を使用することによって、粗いダウンリンク時間および周波数同期を完了する。同期信号は、一次同期信号(primary synchronization signal、PSS)と二次同期信号(secondary synchronization signal、SSS)とを含む。ユーザ機器(user equipment、UE)は、同期を実施して、セル識別情報を取得するために、一次同期信号と二次同期信号とを受信し得る。ユーザ機器は、最初に、中心周波数と、基本時間および周波数同期情報、またはセル識別情報の一部とを決定するために、一次同期信号を検出し、次いで、二次同期信号を使用することによってセル識別情報を取得する。通常、少量のあり得る異なる一次同期信号、例えば、3つの一次同期信号または1つの一次同期信号が存在する。第3世代パートナーシッププロジェクト(the 3rd generation partnership project、3GPP)は、最長線形フィードバックシフトレジスタシーケンスを使用することによる一次同期信号の生成を論じている。加えて、二次同期信号はまた、スクランブルされたmシーケンスまたはGoldシーケンスに基づいて生成され得る。mシーケンスは、最長線形シフトレジスタシーケンスの略である。通常、一次同期信号と二次同期信号とを区別するために、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスは、異なる。
【0003】
第5世代モバイル通信技術(5th-Generation、5G)では、新しい同期信号シーケンスの長さが、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)における同期信号シーケンスの長さ以上であり得る。同期信号を送信するために、直交周波数分割多重化技術(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)が使用される。すなわち、一次同期信号シーケンスが、一次同期信号に割り当てられたOFDMシステムにおけるサブキャリアにマッピングされ、二次同期信号シーケンスが、二次同期信号に割り当てられたOFDMシステムにおけるサブキャリアにマッピングされる。
【0004】
既存の解決策では、一次同期信号および二次同期信号は、1つのOFDMシンボルを占有し、占有される帯域のサイズは、同じでNであり、ここで、Nは、整数であり、例えば、127である。ネットワークデバイスが一次同期信号を検出するとき、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号が、一次同期信号の検出に干渉する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願の実施形態は、二次同期信号と一次同期信号との間の相関を低減し、一次同期信号への干渉を低減するために、同期信号送信方法と同期信号受信方法とを提供する。
【0006】
本出願の実施形態の第1の態様は、同期信号送信方法を提供する。方法は、ネットワークデバイスによって、第1のmシーケンスに基づいて取得される第1の同期信号シーケンスと第1のGoldシーケンス基づいて取得される第2の同期信号シーケンスとを生成するステップであって、第1のGoldシーケンスが、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスに基づいて生成され、第1のmシーケンスの生成多項式が第2のmシーケンスの生成多項式と同じであり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスが各々Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号を取得するために第1の時間単位において第1の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために第2の時間単位において第2の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングするステップであって、Mが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するステップとを含む。本出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減するために、小さい相関値を有する第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスを生成し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0007】
本出願のこの実施形態における第1の態様の第1の実装形態では、第1の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式は、
【0008】
【数1】
【0009】
であり、0≦i≦K、aK=1、a0=1、およびKが1以上の正の整数であり、第1の同期信号シーケンスおよび第1のmシーケンスが
【0010】
【数2】
【0011】
を満たし、n=0,1,2,...,N-K-1であり、s(n)が第1の同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスである。第1の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0012】
本出願のこの実施形態における第1の態様の第2の実装形態では、第2の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、{f1(n)|n=0,1,2,...,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて生成され、第2のmシーケンスの生成多項式は、
【0013】
【数3】
【0014】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式は、
【0015】
【数4】
【0016】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1、0≦i≦K、およびKが1以上の正の整数であり、第1のGoldシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスが、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、mが第2のシーケンスf1(n)と第3のシーケンスf2(n)との間の相対シフト値であり、kが循環シフト値である。第2の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において定義され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0017】
本出願のこの実施形態における第1の態様の第3の実装形態では、第2の同期信号シーケンスは、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、f1(n)が第2のmシーケンスであり、f2(n)が第3のmシーケンスである。第2の同期信号シーケンスym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、第2の同期信号シーケンスym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、およびk1=0,1,2,...,2(N-1)である。すなわちnは、N-1以下の整数であり、kは、N-1以下の整数であり、k1は、2(N-1)以下の整数である。第2の同期信号によって満たされ得る別の条件は、本出願のこの実施形態において提供され、それによって、本出願のこの実施形態の実装形態を向上させる。
【0018】
本出願の実施形態の第2の態様は、同期信号受信方法を提供する。方法は、ユーザ機器によって、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するステップと、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスを生成するステップであって、ローカル同期信号シーケンスが、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含み、第1のローカル同期信号シーケンスが第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のローカル同期信号シーケンスが第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスが第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成され、第1のmシーケンスの生成多項式が第2のmシーケンスの生成多項式と同じであり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスが、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するステップとを含む。本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、小さい相関値を有するローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0019】
本出願のこの実施形態における第2の態様の第1の実装形態では、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するステップは、ユーザ機器によって、第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号に対して相関処理を実行するステップと、ユーザ機器によって、第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第2の受信信号に対して相関処理を実行するステップとを含む。第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するプロセスは、本出願のこの実施形態において改良され、それによって、本出願のこの実施形態におけるステップを完成させる。
【0020】
本出願のこの実施形態における第2の態様の第2の実装形態では、ユーザ機器によって、第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号に対して相関処理を実行するステップは、ユーザ機器によって、第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号に対して相関処理を実行するステップであって、第1のローカル同期信号シーケンスが、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式が
【0021】
【数5】
【0022】
であり、aK=1、a0=1、Kが1以上の正の整数、および0≦i≦Kである、ステップを含み、第1のローカル同期信号シーケンスおよび第1のmシーケンスは、
【0023】
【数6】
【0024】
を満たし、n=0,1,2,...,N-K-1であり、s(n)が第1のローカル同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスである。第1のローカル同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0025】
本出願のこの実施形態における第2の態様の第3の実装形態では、ユーザ機器によって、第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第2の受信信号に対して相関処理を実行するステップは、ユーザ機器によって、第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第2の受信信号に対して相関処理を実行するステップであって、第2のローカル同期信号シーケンスが、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスが、第2のmシーケンス{f1(n)|n=0,1,2,...,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて生成され、第2のmシーケンスの生成多項式が
【0026】
【数7】
【0027】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式が、
【0028】
【数8】
【0029】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1、Kが1以上の正の整数、および0≦i≦Kである、ステップを含み、第1のGoldシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+(f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値であり、kが循環シフト値である。第1のローカル同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0030】
本出願のこの実施形態における第2の態様の第4の実装形態では、第2のローカル同期信号シーケンスは、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2のローカル同期信号シーケンスであり、f1(n)が第2のmシーケンスであり、f2(n)が第3のmシーケンスである。ym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、ym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、kがN-1以下の整数、およびk1が2(N-1)以下の整数である。第2のローカル同期信号によって満たされ得る別の条件は、本出願のこの実施形態において提供され、それによって、本出願のこの実施形態の実装形態を向上させる。
【0031】
本出願の実施形態の第3の態様は、同期信号送信方法を提供する。方法は、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するステップであって、第1の同期信号シーケンスが、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスが、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第2の同期信号シーケンスが、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスが、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式が同じであり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式が同じであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1であり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、m1≠m2(modN)であり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスが、各々、Nの長さを有する、ステップと、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号を取得するために第1の時間単位において第1の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために第2の時間単位において第2の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングするステップであって、MおよびNが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するステップとを含む。本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減するために、小さい相関値を有する第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスを生成し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0032】
本出願のこの実施形態における第3の態様の第1の実装形態では、第1の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、第2の同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスf3(n)と第4のmシーケンスf4(n)とに基づいて生成され、第1のGoldシーケンス、第1のmシーケンス、および第2のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1である。第2のGoldシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f3((n+m+k)modN)+f4((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第2のGoldシーケンスであり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1、kが循環シフト値である。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0033】
【数9】
【0034】
であり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0035】
【数10】
【0036】
であり、m1≠m2(modN)が満たされる。第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0037】
本出願のこの実施形態における第3の態様の第2の実装形態では、第1の同期信号シーケンスは、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、f1(n)が第1のmシーケンスであり、f2(n)が第2のmシーケンスである。第1の同期信号シーケンスym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、第1の同期信号シーケンスym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、およびk1=0,1,2,...,2(N-1)である。すなわちnは、N-1以下の整数であり、kは、N-1以下の整数であり、k1は、2(N-1)以下の整数である。第1の同期信号によって満たされ得る別の条件は、本出願のこの実施形態において提供され、それによって、本出願のこの実施形態の実装形態を向上させる。
【0038】
本出願の実施形態の第4の態様は、同期信号受信方法を提供する。方法は、ユーザ機器によって、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するステップと、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスを生成するステップであって、ローカル同期信号シーケンスが、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含み、第1のローカル同期信号シーケンスが第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスが第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第2のローカル同期信号シーケンスが第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスが第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式が同じであり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式が同じであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1であり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、m1≠m2(modN)であり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスが、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するステップとを含む。本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、ローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0039】
本出願のこの実施形態における第4の態様の第1の実装形態では、第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、第2のローカル同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスf3(n)と第4のmシーケンスf4(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンス、第1のmシーケンス、および第2のmシーケンスが、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1である。第2のGoldシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスが、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f3((n+m+k)modN)+f4((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第2のGoldシーケンスであり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1、およびkが循環シフト値である。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式が同じであり、
【0040】
【数11】
【0041】
であり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式が同じであり、
【0042】
【数12】
【0043】
であり、m1≠m2(modN)が満たされる。第1のローカル同期信号シーケンスおよび第2のローカル同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0044】
本出願のこの実施形態における第4の態様の第2の実装形態では、第1のローカル同期信号は、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第1のローカル同期信号シーケンスであり、f1(n)が第1のmシーケンスであり、f2(n)が第2のmシーケンスである。第1の同期信号シーケンスym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、第1の同期信号シーケンスym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,...,N-1、およびk1=0,1,...,2(N-1)である。すなわち、nがN-1以下の整数であり、kがN-1以下の整数であり、k1が2(N-1)以下の整数である。第1のローカル同期信号によって満たされ得る別の条件は、本出願のこの実施形態において提供され、それによって、本出願のこの実施形態の実装形態を向上させる。
【0045】
本出願の実施形態の第5の態様は、同期信号送信方法を提供する。方法は、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するステップであって、第2の同期信号シーケンスが、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がmであり、循環シフト値がpであり、pの値範囲が、第1の同期信号シーケンスに強く相関する循環シフト値kを含まず、第1のmシーケンスおよび第2のmシーケンスが、各々、Nの長さを有する、ステップと、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号を取得するために第1の時間単位において第1の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングし。第2の同期信号を取得するために第2の時間単位において第2の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングするステップであって、MおよびNが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するステップとを含む。本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減するために、小さい相関値を有する第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスを生成し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0046】
本出願のこの実施形態における第5の態様の第1の実装形態では、第2の同期信号シーケンスは、Goldシーケンスであり、Goldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)がGoldシーケンスであり、f1(n)およびf2(n)がmシーケンスである。第2の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0047】
本出願の実施形態の第6の態様は、同期信号受信方法を提供する。方法は、ユーザ機器によって、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するステップと、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスを生成するステップであって、ローカル同期信号シーケンスが、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含み、第2のローカル同期信号シーケンスが、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がmであり、循環シフト値がpであり、pの値範囲が、第1の同期信号シーケンスに強く相関する循環シフト値kを含まず、第1のmシーケンスおよび第2のmシーケンスが、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するステップとを含む。本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、ローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0048】
本出願のこの実施形態における第6の態様の第1の実装形態では、第1のローカル同期信号シーケンスは、Goldシーケンスであり、Goldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2のローカル同期信号シーケンスであり、gm,k(n)がGoldシーケンスであり、f1(n)およびf2(n)がmシーケンスである。第2の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0049】
本出願の実施形態の第7の態様は、ネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスは、生成ユニットと、マッピングユニットと、送信ユニットとを含む。生成ユニットは、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するように構成される。第1の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第2の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成される。第1のmシーケンスの生成多項式は、第2のmシーケンスの生成多項式と同じである。第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、各々、Nの長さを有する。マッピングユニットは、第1の同期信号を取得するために、第1の時間単位において第1の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために、第2の時間単位において第2の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングするように構成され、MおよびNは、1よりも大きい正の整数である。送信ユニットは、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するように構成される。本出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減するために、小さい相関値を有する第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスを生成し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0050】
本出願のこの実施形態における第7の態様の第1の実装形態では、第1の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式は、
【0051】
【数13】
【0052】
であり、aK=1、a0=1、Kが1以上の正の整数、および0≦i≦Kである。第1の同期信号シーケンスおよび第1のmシーケンスは、
【0053】
【数14】
【0054】
を満たし、n=0,1,2,...,N-K-1であり、s(n)が第1の同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスである。第1の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0055】
本出願のこの実施形態における第7の態様の第2の実装形態では、第2の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、{f1(n)|n=0,1,2,...,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて生成される。第2のmシーケンスの生成多項式は、
【0056】
【数15】
【0057】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式は、
【0058】
【数16】
【0059】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1、Kが1以上の正の整数、および0≦i≦Kである。第1のGoldシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値であり、kが循環シフト値である。第2の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0060】
本出願のこの実施形態における第7の態様の第3の実装形態では、第2の同期信号シーケンスは、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、f1(n)が第2のmシーケンスであり、f2(n)が第3のmシーケンスである。第2の同期信号シーケンスym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、第2の同期信号シーケンスym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、およびk1=0,1,2,...,2(N-1)である。すなわちnは、N-1以下の整数であり、kは、N-1以下の整数であり、k1は、2(N-1)以下の整数である。第2の同期信号によって満たされ得る別の条件は、本出願のこの実施形態において提供され、それによって、本出願のこの実施形態の実装形態を向上させる。
【0061】
本出願の実施形態の第8の態様は、ユーザ機器を提供する。ユーザ機器は、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するように構成される。生成ユニットが、ローカル同期信号シーケンスを生成するように構成され、ローカル同期信号シーケンスが、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含む。第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成される。第1のmシーケンスの生成多項式は、第2のmシーケンスの生成多項式と同じであり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数であり、処理ユニットが、ローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するように構成される。本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、ローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0062】
本出願のこの実施形態における第8の態様の第1の実装形態では、処理ユニットは、第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号に対して相関処理を実行するように構成された第1の処理サブユニットと、第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第2の受信信号に対して相関処理を実行するように構成された第2の処理サブユニットとを含む。第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するプロセスは、本出願のこの実施形態において改良され、それによって、本出願のこの実施形態におけるステップを完成させる。
【0063】
本出願のこの実施形態における第8の態様の第2の実装形態では、第1の処理サブユニットは、具体的には、第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号に対して相関処理を実行するように構成される。第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式は、
【0064】
【数17】
【0065】
であり、aK=1、a0=1、Kが1以上の正の整数、および0≦i≦Kである。第1のローカル同期信号シーケンスおよび第1のmシーケンスは、
【0066】
【数18】
【0067】
を満たし、n=0,1,2,...,N-K-1であり、s(n)が第1のローカル同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスである。第1のローカル同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0068】
本出願のこの実施形態における第8の態様の第3の実装形態では、第2の処理サブユニットは、具体的には、第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて、第2の受信信号に対して相関処理を実行するように構成される。第2のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンス{f1(n)|n=0,1,2,...,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて生成され、第2のmシーケンスの生成多項式は
【0069】
【数19】
【0070】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式は
【0071】
【数20】
【0072】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1、Kが1以上の正の整数、および0≦i≦Kである。第1のGoldシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+(f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値であり、kが循環シフト値である。第1のローカル同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0073】
本出願のこの実施形態における第8の態様の第4の実装形態では、第2のローカル同期信号シーケンスは、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2のローカル同期信号シーケンスであり、f1(n)が第2のmシーケンスであり、f2(n)が第3のmシーケンスである。第2のローカル同期信号シーケンスym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、第2のローカル同期信号シーケンスym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,...,N-1、およびk1=0,1,...,2(N-1)である。すなわち、nがN-1以下の整数、kがN-1以下の整数、およびk1が2(N-1)以下の整数である。第2のローカル同期信号によって満たされ得る別の条件は、本出願のこの実施形態において提供され、それによって、本出願のこの実施形態の実装形態を向上させる。
【0074】
本出願の実施形態の第9の態様は、ネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスは、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するように構成された生成ユニットであって、第1の同期信号シーケンスが、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスが、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第2の同期信号シーケンスが、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスが、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式が同じであり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式が同じであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1であり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、m1≠m2(modN)であり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスが、各々、Nの長さを有する、生成ユニットと、第1の同期信号を取得するために第1の時間単位において第1の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために第2の時間単位において第2の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングするように構成されたマッピングユニットであって、MおよびNが1よりも大きい正の整数である、マッピングユニットと、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するように構成された送信ユニットとを含む。本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減するために、小さい相関値を有する第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスを生成し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0075】
本出願のこの実施形態における第9の態様の第1の実装形態では、第1の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成され、第2の同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスf3(n)と第4のmシーケンスf4(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンス、第1のmシーケンス、および第2のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1である。第2のGoldシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f3((n+m+k)modN)+f4((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第2のGoldシーケンスであり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1、kが循環シフト値である。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0076】
【数21】
【0077】
であり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0078】
【数22】
【0079】
であり、m1≠m2(modN)が満たされる。第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0080】
本出願のこの実施形態における第9の態様の第2の実装形態では、第1の同期信号シーケンスは、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、f1(n)が第1のmシーケンスであり、f2(n)が第2のmシーケンスである。第1の同期信号シーケンスym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、第1の同期信号シーケンスym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、およびk1=0,1,2,...,2(N-1)である。すなわちnは、N-1以下の整数であり、kは、N-1以下の整数であり、k1は、2(N-1)以下の整数である。第1の同期信号によって満たされ得る別の条件は、本出願のこの実施形態において提供され、それによって、本出願のこの実施形態の実装形態を向上させる。
【0081】
本出願の実施形態の第10の態様は、ユーザ機器を提供する。ユーザ機器は、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するように構成された受信ユニットと、ローカル同期信号シーケンスを生成するように構成された生成ユニットであって、ローカル同期信号シーケンスが、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含み、第1のローカル同期信号シーケンスが第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスが第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第2のローカル同期信号シーケンスが第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスが第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式が同じであり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式が同じであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1であり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、m1≠m2(modN)であり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスが、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である、生成ユニットと、ローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するように構成された処理ユニットとを含む。本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、ローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0082】
本出願のこの実施形態における第10の態様の第1の実装形態では、第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成され、第2のローカル同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスf3(n)と第4のmシーケンスf4(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンス、第1のmシーケンス、および第2のmシーケンスが、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1である。第2のGoldシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスが、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f3((n+m+k)modN)+f4((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第2のGoldシーケンスであり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1、およびkが循環シフト値である。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式が同じであり、
【0083】
【数23】
【0084】
であり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式が同じであり、
【0085】
【数24】
【0086】
であり、m1≠m2(modN)が満たされる。第1のローカル同期信号シーケンスおよび第2のローカル同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0087】
本出願のこの実施形態における第10の態様の第2の実装形態では、第1のローカル同期信号は、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第1のローカル同期信号シーケンスであり、f1(n)が第1のmシーケンスであり、f2(n)が第2のmシーケンスである。第1の同期信号シーケンスym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、第1の同期信号シーケンスym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,...,N-1、およびk1=0,1,...,2(N-1)である。すなわち、nがN-1以下の整数であり、kがN-1以下の整数であり、k1が2(N-1)以下の整数である。第1のローカル同期信号によって満たされ得る別の条件は、本出願のこの実施形態において提供され、それによって、本出願のこの実施形態の実装形態を向上させる。
【0088】
本出願の実施形態の第11の態様は、同期信号送信方法を提供する。方法は、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するステップであって、第2の同期信号シーケンスが、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がmであり、循環シフト値がpであり、pの値範囲が、第1の同期信号シーケンスに強く相関する循環シフト値kを含まず、第1のmシーケンスおよび第2のmシーケンスが、各々、Nの長さを有する、ステップと、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号を取得するために第1の時間単位において第1の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングし。第2の同期信号を取得するために第2の時間単位において第2の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングするステップであって、MおよびNが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ネットワークデバイスによって、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するステップとを含む。本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減するために、小さい相関値を有する第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスを生成し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0089】
本出願のこの実施形態における第11の態様の第1の実装形態では、第2の同期信号シーケンスは、Goldシーケンスであり、Goldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)がGoldシーケンスであり、f1(n)およびf2(n)がmシーケンスである。第2の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0090】
本出願の実施形態の第12の態様は、同期信号受信方法を提供する。方法は、ユーザ機器によって、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するステップと、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスを生成するステップであって、ローカル同期信号シーケンスが、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含み、第2のローカル同期信号シーケンスが、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がmであり、循環シフト値がpであり、pの値範囲が、第1の同期信号シーケンスに強く相関する循環シフト値kを含まず、第1のmシーケンスおよび第2のmシーケンスが、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である、ステップと、ユーザ機器によって、ローカル同期信号シーケンスに基づいて、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するステップとを含む。本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、ローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0091】
本出願のこの実施形態における第12の態様の第1の実装形態では、第1のローカル同期信号シーケンスは、Goldシーケンスであり、Goldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2のローカル同期信号シーケンスであり、gm,k(n)がGoldシーケンスであり、f1(n)およびf2(n)がmシーケンスである。第2の同期信号シーケンスは、本出願のこの実施形態において制限され、それによって、本出願のこの実施形態の実現可能性および実施可能性を改善する。
【0092】
本出願の実施形態の第13の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、命令は、コンピュータによって実行されると、コンピュータに以下のステップ、すなわち、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するステップであって、第1の同期信号シーケンスが、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2の同期信号シーケンスが、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスが、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成され、第1のmシーケンスの生成多項式が、第2のmシーケンスの生成多項式と同じであり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスが、各々、Nの長さを有する、ステップと、第1の同期信号を取得するために、第1の時間単位において第1の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために、第2の時間単位において第2の同期信号シーケンスをMのサブキャリアにマッピングするステップであって、MおよびNが、1よりも大きい正の整数である、ステップとを実行させる。
【0093】
オプションで、第1の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式は、
【0094】
【数25】
【0095】
であり、aK=1、a0=1、およびKが1以上の正の整数、および0≦i≦Kである。第1の同期信号シーケンスおよび第1のmシーケンスは、
【0096】
【数26】
【0097】
を満たし、n=0,1,2,...,N-K-1であり、s(n)が第1の同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスである。
【0098】
オプションで、第2の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンス{f1(n)|n=0,1,2,…,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,…,N-1}とに基づいて生成され、第2のmシーケンスの生成多項式は、
【0099】
【数27】
【0100】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式は、
【0101】
【数28】
【0102】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1、Kが1以上の正の整数、および0≦i≦Kである。第1のGoldシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+(f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値であり、kが循環シフト値である。
【0103】
オプションで、第2の同期信号シーケンスは、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、f1(n)が第2のmシーケンスであり、f2(n)が第3のmシーケンスである。第2の同期信号シーケンスym,k(n)がym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得ることを知るために、x1(n)=1-2・f1(n)およびx2(n)=1-2・f2(n)がym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)に代入されることが理解され得る。簡単にするために、m+kは、k1として表され得、すなわち、k1=m+kである。この場合、第2の同期信号シーケンスym,k(n)はまた、ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]として表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、およびk1=0,1,2,...,2(N-1)である。すなわちnは、N-1以下の整数であり、kは、N-1以下の整数であり、k1は、2(N-1)以下の整数である。
【0104】
オプションで、ローカル同期信号シーケンスが生成される。ローカル同期信号シーケンスは、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含む。第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成され、第1のmシーケンスの生成多項式は、第2のmシーケンスの生成多項式と同じであり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である。第1の受信信号および第2の受信信号は、ローカル同期信号シーケンスに基づいて処理される。
【0105】
前述の技術的解決策から、本出願の実施形態が以下の利点を有することがわかり得る。
【0106】
本出願の実施形態において提供される技術的解決策では、ネットワークデバイスは、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成する。第1の同期信号シーケンスは、mシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2の同期信号シーケンスは、Goldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、Goldシーケンスは、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて生成され、mシーケンスの生成多項式は、Goldシーケンスの第1のmシーケンスの生成多項式と同じである。ネットワークデバイスは、第1の同期信号と第2の同期信号とを取得するために、第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンスを、それぞれ、第1の時間単位におけるNのサブキャリアおよび第2の時間単位におけるNのサブキャリアにマッピングし、Nが1以上の正の整数である。ネットワークデバイスは、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信する。本出願の実施形態において、小さい相関値を有し、ネットワークデバイスによって生成される一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおいて二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【図面の簡単な説明】
【0107】
図1A】本出願の実施形態によるネットワークアーキテクチャの概略図である。
図1B】本出願の実施形態によるシナリオの概略図である。
図2】本出願の実施形態による同期信号送信方法の概略図である。
図3】本出願の実施形態による八進数値と原始多項式との間の対応の概略図である。
図4】本出願の実施形態による、同期信号が異なる中心周波数を有するシナリオの概略図である。
図5】本出願の別の実施形態による同期信号送信方法の概略図である。
図6】本出願の実施形態によるネットワークデバイスの概略図である。
図7】本出願の実施形態によるユーザ機器の概略図である。
図8】本出願の別の実施形態によるネットワークデバイスの概略図である。
図9】本出願の別の実施形態によるユーザ機器の概略図である。
図10】本出願の別の実施形態によるネットワークデバイスの概略図である。
図11】本出願の別の実施形態によるユーザ機器の概略図である。
図12A】本出願の別の実施形態によるユーザ機器の概略図である。
図12B】本出願の別の実施形態によるユーザ機器の概略図である。
図13】本出願の別の実施形態によるネットワークデバイスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0108】
本出願の実施形態は、二次同期信号と一次同期信号との間の相関を低減し、一次同期信号への干渉を低減するために、同期信号送信方法を提供する。
【0109】
本出願における技術的解決策を当業者によりよく理解させるために、以下は、本出願の実施形態における添付図面を参照して本出願の実施形態を説明する。
【0110】
本出願の明細書、特許請求の範囲、および添付図面において、「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」、など(存在する場合)の用語は、同様の対象間を区別することを意図しているが、特定の順序または連続を必ずしも示すとは限らない。そのような方法で命名されたデータは、本明細書に記載の実施形態が本明細書で例示されたまたは説明された順序以外の順序で実施され得るように、適切な状況において交換可能であることが理解されるべきである。さらに、「含む」、「有する」という用語、および任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意味し、例えば、ステップまたはユニットのリストを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、それらのステップまたはユニットに必ずしも限定されず、明示的にリストされていないか、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品、もしくはデバイスに固有の他のステップまたはユニットを含み得る。
【0111】
本出願の実施形態は、図1aに示すネットワークアーキテクチャに適用され得る。ネットワークアーキテクチャにおいて、ネットワークデバイス(例えば、基地局)とユーザ機器(例えば、モバイル電話)との間で同期信号が送信される。本出願において同期信号を送信するデバイスは、ネットワークデバイスと呼ばれる。本出願の実施形態について、ネットワークデバイスが同期信号をユーザ機器に送信する例を使用することによって説明する。図1bに示すように、セル1におけるユーザ端末が一次同期信号を検出すると、セル1およびセル2における二次同期信号が、セル1における一次同期信号への干渉を引き起こす。セル2およびセル1は、時間的に同期しない可能性があるので、セル2における二次同期信号およびセル1における一次同期信号は、時間的に互いに重複する可能性がある。この場合、セル2における二次同期信号は、セル1における一次同期信号への干渉を引き起こす。セル1における二次同期信号は、セル1における一次同期信号の検出への干渉を引き起こす可能性もある。これは、ユーザ端末がセル1における一次同期信号を検出すると、ユーザ端末は、ローカル一次同期信号シーケンスを使用することによって、受信信号に対して相関演算を実行するからである。受信信号が二次同期信号である場合、ローカル一次同期信号シーケンスを使用することによって、受信された二次同期信号に対する相関演算が実行される。その結果、一次同期信号の検出は、二次同期信号によって干渉される。
【0112】
ネットワークデバイス間またはユーザ機器間でも同期信号が送受信される場合があることも理解され得る。これは、本明細書では特に限定されない。
【0113】
本出願におけるネットワークデバイスは、ワイヤレス送信および受信機能を有する任意のデバイスであり得、限定はしないが、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(Global System for Mobile、GSM(登録商標))またはCDMAにおける基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、WCDMA(登録商標)におけるNodeB(NodeB)、LTEにおける進化型NodeB (NodeBまたはeNBまたはe-NodeB、evolved NodeB)、NRにおけるgNodeB(gNodeBまたはgNB)または送信/受信ポイント(transmission reception point、TRP)、3GPPにおける将来の進化の基地局、WiFiシステムにおけるアクセスノード、ワイヤレスリレーノード、ワイヤレスバックホールノードなどを含む。基地局は、マクロ基地局、マイクロ基地局、ピクセル基地局、スモールセル、リレー局などであり得る。複数の基地局は、上記の同じ技術を使用するネットワークをサポートすることができ、または、上記の異なる技術を使用するネットワークをサポートし得る。基地局は、1つまたは複数の同一の場所または非同一の場所にある送信/受信ポイント(Transmission receiving point、TRP)を含み得る。ネットワークデバイスは、代替的には、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラ、集中型ユニット(centralized unit、CU)、および/または分散型ユニット(distributed unit、DU)であり得る。ネットワークデバイスは、代替的には、サーバ、ウェアラブルデバイス、車載デバイスなどであり得る。ネットワークデバイスが基地局であることが、以下で説明のための例として使用される。複数のネットワークデバイスは、同じタイプの基地局または異なるタイプの基地局であり得る。基地局は、端末デバイスと通信し得、または、リレー局を使用することによって端末デバイスと通信し得る。端末デバイスは、異なる技術を使用する複数の基地局と通信し得る。例えば、端末デバイスは、LTEネットワークをサポートする基地局と通信し得、5Gネットワークをサポートする基地局と通信し得、または、LTEネットワークにおける基地局と5Gネットワークにおける基地局との二重接続をサポートし得る。
【0114】
本出願において、端末デバイスは、ワイヤレス送信および受信機能を有するデバイスであり、ハンドヘルド、ウェアラブル、もしくは車載方式で屋内もしくは屋外環境を含む土地において展開され得、水面(例えば、船内)において展開され得、または、空中(例えば、飛行機上、気球内、もしくは衛星上)に展開され得る。端末デバイスは、モバイル電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、ワイヤレス送信および受信機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)端末デバイス、産業用制御(industrial control)に関連するワイヤレス端末、自動運転(self driving)に関連するワイヤレス端末、遠隔医療(remote medical)に関連するワイヤレス端末、スマートグリッド(smart grid)に関連するワイヤレス端末、輸送安全(transportation safety)に関連するワイヤレス端末、スマートシティ(smart city)に関連するワイヤレス端末、スマートホーム(smart home)に関連するワイヤレス端末などであり得る。本出願の実施形態は、アプリケーションシナリオに制限を課さない。ユーザ機器は、ときには、端末、端末デバイス、ユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末デバイス、UEユニット、UE局、モバイル局、モバイル、リモート局、リモート端末デバイス、モバイルデバイス、UE端末デバイス、端末デバイス、ワイヤレス通信デバイス、UEエージェント、UE装置などと呼ばれる場合もある。さらに、端末は、固定式または可動式であり得る。
【0115】
シーケンス規則によれば、mシーケンスの生成多項式は、
【0116】
【数29】
【0117】
であり、aK=1、a0=1であり、生成多項式がg(x)である場合、生成されるシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}は、以下の再帰的関係、
【0118】
【数30】
【0119】
を満たす。初期状態は、c(K-1),c(K-2),c(K-3),...,c(1),c(0)であり、シーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}は、初期状態値と再帰式とに基づいて取得され得る。生成多項式がK次の原始多項式であるとき、取得されるシーケンスは、N=2K-1の長さを有するmシーケンスである。
【0120】
Goldシーケンスは、1対の好ましいmシーケンスに対してモジュロ2加算を実行することによって生成されるシーケンスである。1対の好ましいmシーケンスは、異なるGoldシーケンス間の比較的小さい相互相関をもたらす。f1(n)およびf2(n)は、各々がNの長さを有する2つのmシーケンスであり、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2は、Nの長さを有するGoldシーケンスであり、m=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1である。mおよびkにおける変動は、同じグループ内の複数の異なるGoldシーケンスの生成をもたらす。Goldシーケンス内の1対のmシーケンスは、同じグループ内の異なるGoldシーケンス間の比較的小さい相互相関をもたらす。
【0121】
一次同期信号シーケンスの生成多項式がg(x)=x7+x4+1、すなわち、c(n+7)=(c(n+4)+c(n))mod2であり、c(n)がmシーケンスであることが仮定される。初期状態は、1 1 1 0 1 1 0、すなわち、c(6)=1、c(5)=1、c(4)=1、c(3)=0、c(2)=1、c(1)=1、c(0)=0である。mシーケンスは、{c(6),c(5),c(4),c(3),c(2),c(1),c(0)}={1 1 1 0 1 1 0}とも表され得る。BPSK変調がmシーケンスに対して実行された後、mシーケンスは、Nのサブキャリアにマッピングされる。例えば、N=127である。変調された一次同期信号シーケンスは、s(n)=1-2・c(n)、n=0,1,...,N-1である。本明細書では、mシーケンスc(n)および一次同期信号シーケンスs(n)が、各々、Nの長さを有することがわかり得る。例えば、3つの循環シフト(0、43、86)に基づいて、3つの一次同期信号シーケンスが生成され得る。シーケンス{c(n)|n=0,1,2,...N-1}の循環シフトシーケンスは、{c((n+p)modN)|n=0,1,2,...,N-1}として表され、pが循環シフト値であり、p=0,1,2,...,N-1である。
【0122】
二次同期信号シーケンスは、2つのmシーケンスに基づいて生成されるシーケンスgm,k(n)に基づいて取得され、例えば、生成多項式g1(x)=x7+x3+1とg2(x)=x3+x2+x+1とを使用することによって生成されるシーケンスf1(n)およびf2(n)に基づいて取得され得、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2であり、初期値が1 1 1 0 1 1 0である。ここで、mは、2つのmシーケンス間の相対シフト値である。例えば、m=0,1,2,...,126、n=0,1,2,...,126である。さらに、BPSK変調がGoldシーケンスに対して実行された後、Goldシーケンスは、Nのサブキャリアにマッピングされ、N=127である。
【0123】
ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、n=0,1,...,N-1は、二次同期信号シーケンスであり、Nのサブキャリアにマッピングされる。ここで、一次同期信号および二次同期信号は、異なるOFDMシンボル上に配置される。例えば、N=127である。
【0124】
隣接セルにおける二次同期信号がローカルセルにおける一次同期信号と時間領域において重なるとき、一次同期信号への干渉が引き起こされる。UEがローカルセルの一次同期信号を検出したとき、二次同期信号および一次同期信号は、比較的大きい相関値を有する。これは、一次同期信号の検出への干渉も引き起こす。具体的には、二次同期信号の前述の生成されたGoldシーケンスについて、0の循環シフトを有する一次同期信号のシーケンスと、循環シフト値がGoldシーケンスの127の相対シフト値に対応するkmである(m=0,1,...,126)シーケンスとの間の最大相関値は、以下の通り、すなわち、{33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33,29,25,31,41,29,33,33}である。
【0125】
kmの値は、以下、すなわち、{20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20}のうちの1つとしてである。
【0126】
通常、Goldシーケンスのグループ内の異なるシーケンス間の最大相関値は、17である。明らかに、前述の相関値は、17よりもはるかに大きく、二次同期信号によって一次同期信号に対して引き起こされる比較的大きい干渉をもたらす。
【0127】
理解の便宜上、本出願の実施形態の特定の手順について以下に説明する。図2を参照して、本出願の実施形態による同期信号送信方法の実施形態は、以下のステップを含む。
【0128】
201.ネットワークデバイスが第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成する。
【0129】
ネットワークデバイスは、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成する。第1の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成され、第1のmシーケンスの生成多項式は、第2のmシーケンスの生成多項式と同じであり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である。
【0130】
第1の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであることに留意すべきである。ネットワークデバイスは、
【0131】
【数31】
【0132】
に基づいてmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}を取得し、多項式の係数の値が0または1であり得、aK=1、a0=1であり、Kが1よりも大きい正の整数であり、0≦i≦Kである。次いで、ネットワークデバイスは、第1のmシーケンスの初期状態値と再帰式とに基づいて、第1の同期信号シーケンス
【0133】
【数32】
【0134】
を取得し、s(n)が第1の同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスである。第1のmシーケンスの異なる初期状態値は、異なる取得されたシーケンスをもたらす。第1のmシーケンスの初期状態値は、本明細書では限定されない。第2の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンス{f1(n)|n=0,1,2,...,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて生成され、第2のmシーケンスの生成多項式は、
【0135】
【数33】
【0136】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式は、
【0137】
【数34】
【0138】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1であり、Kが1よりも大きい正の整数であり、0≦i≦Kである。第1のGoldシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=((f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値であり、kが循環シフト値である。
【0139】
生成多項式がK次の原始多項式であるとき、取得された第1の同期信号シーケンスは、mシーケンスであることが理解され得る。第1の同期信号シーケンスは、Nの長さを有し、N=2K-1である。例えば、K=7のとき、N=127である。Kは、1よりも大きい整数である。これは、本明細書では特に限定されない。同じ特性を有する他のシーケンスを取得するために、第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンスに対して循環シフトが実行され得る。例えば、第1の同期信号シーケンスに対して循環シフトが実行された後に取得されるシーケンスは、第1の同期信号シーケンスの特性と同じ特性を有し、依然としてm信号シーケンスである。第2の同期信号シーケンスに対して循環シフトが実行された後、同じグループ内の別のGoldシーケンスが取得される。循環シフトシーケンスは、{c((n+p)modN)|n=0,1,2,...,N-1}を満たし、pが、限定はしないがp=0,1,2,...,N-1を含む循環シフト値である。
【0140】
例えば、K=7のとき、Nは、127である。第1の同期信号に対応する第1の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第1のmシーケンスの生成多項式は、g(x)=x7+x4+1である。再帰式は、c(n+7)=(c(n+4)+c(n))mod2である。第1のmシーケンスの初期状態値は、{1 1 1 0 1 1 0}である。すなわち、c(6)=1、c(5)=1、c(4)=1、c(3)=0、c(2)=1、c(1)=1、c(0)=0である。言い換えれば、{c(6),c(5),c(4),c(3),c(2),c(1),c(0)}={1 1 1 0 1 1 0}である。第1のmシーケンスの初期値に基づいて、第1の同期信号のものであり、127の長さを有するシーケンスが取得され、{1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 0 1 1 1 1 0 0 1 0 1 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1 1 0 0 0 1 0 1 1 1 0 1 0 1 1 0 1 1 0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 0 1 0 1 0 0 1 1 1 0 0 1 1 1 0 0 1 1 1 1 0 1 1 0 1 0 0 0 0 1 0 1 0 1 0 1 1 1 1 1 0 1 0 0 1 0 1 0 0 1 1 1 0 0 1 1 1 1 0 1 1 0}となる。
【0141】
図3に示すように、第2の同期信号に対応する第2の同期信号シーケンスは、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスである。第2のmシーケンスの生成多項式は、第1の同期信号の第1のmシーケンスの生成多項式と同じである。例えば、第2のmシーケンスは、g(x)=x7+x4+1として表され得る。第2のmシーケンスに対応する原始多項式は、{1 0 0 1 0 0 0 1}であり、八進数値221に対応する。例えば、第3のmシーケンスの生成多項式は、図3における八進数値361、375、313、301、325、345、367、271、253、および203のうちの任意の1つに対応する生成多項式であり得、係数a7、a6、...、a1、a0は、図3における各原始多項式(言い換えれば、前述の生成多項式)に対応する値であり、a7が最上位ビットである。例えば、値361は、二進数形式で1 1 1 1 0 0 0 1として表され、値に対応する生成多項式は、g2(x)=x7+x6+x5+x4+1である。別の例では、八進数値203は、二進数形式で1 0 0 0 0 0 1 1として表され、対応する再帰式は、c1(i+7)=(c1(i+1)+c1(i))mod2を満たす。
【0142】
オプションで、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスの両方は、Goldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。例えば、第1の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスである。第2の同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて生成されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスである。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じである。例えば、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値は、mであり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、m1≠m2(modN)が満たされる。第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスは、各々、Nの長さを有し、N=2K-1である。
【0143】
実装形態において、第1の同期信号シーケンスym,k(n)は、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)を満たす。シーケンスgm,k(n)は、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて取得されたGoldシーケンスであり得、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、mが、シーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値である。第2の同期信号シーケンスym,k(n)は、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)を満たす。シーケンスgm,k(n)は、gm,k(n)第3のmシーケンスf3(n)と第4のmシーケンスf4(n)とに基づいて取得されたGoldシーケンスであり得、gm,k(n)=(f3((n+m+k)modN)+f4((n+k)modN))mod2である。シーケンスf3(n)とシーケンスf4(n)との間の相対シフト値は、m2であり、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、kが循環シフト値である。
【0144】
第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、両方ともg1(x)であり、
【0145】
【数35】
【0146】
である。第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、両方ともg2(x)であり、
【0147】
【数36】
【0148】
であり、m1≠m2(modN)が満たされる。
【0149】
202.ネットワークデバイスは、第1の同期信号と第2の同期信号とを取得する。
【0150】
ネットワークデバイスは、第1の同期信号を取得するために第1の同期信号シーケンスを第1の時間単位内のMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために第2の同期信号シーケンスを第2の時間単位内のMのサブキャリアにマッピングし、Mが1よりも大きい正の整数である。
【0151】
ネットワークデバイスによって取得される第1の同期信号および第2の同期信号は、mシーケンスに対して変調および変換が実行された後に取得され得、または式に従って生成され得ることに留意すべきである。第1の同期信号は、s(n)=1-2・c(n)、n=0,1,...,N-1を満たし、Nが1よりも大きい正の整数、s(n)が第1の同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスである。
【0152】
M=NまたはM=N-1である。M=Nのとき、同期信号シーケンス内のNの要素がNのサブキャリアにマッピングされる。M=N-1のとき、同期信号シーケンス内の中心要素以外の要素がN-1のサブキャリアにマッピングされる。同期信号のシーケンス内の中心要素は、周波数領域において同期信号の中心サブキャリアにマッピングされる場合があり、または送信されない場合がある。これは、本発明において限定されない。
【0153】
ネットワークデバイスは、変調および変換された同期信号シーケンスを取得するために、バイナリ位相シフトキーイング(binary phase shift keying、BPSK)を介してmシーケンスを変調し得ることが理解され得る。ネットワークデバイスは、代替的には、限定はしないが、別の変調方式を使用することによって同期信号シーケンスを変調することを含み得る。
【0154】
例えば、前述のステップにおいて第1のmシーケンスがシーケンス{1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 0 1 1 1 1 0 0 1 0 1 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1 1 0 0 0 1 0 1 1 1 0 1 0 1 1 0 1 1 0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 0 1 0 1 0 0 1 1 1 0 0 1 1 1 0 0 1 1 1 1 0 1 1 0 1 0 0 0 0 1 0 1 0 1 0 1 1 1 1 1 0 1 0 0 1 0 1 0 0 1 1 1 0 0 1 1 1 1 0 1 1 0}であるとき、変調および変換されたシーケンスは、{-1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 -1 1 -1 -1 1 1 -1 1 1 -1 1 1 1 -1 1 1 -1 -1 1 1 1 -1 1 -1 -1 -1 1 -1 1 -1 -1 1 -1 -1 1 1 1 1 1 -1 -1 1 1 -1 -1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1 -1 1 1 1 1 -1 1 -1 1 -1 1 -1 -1 -1 -1 -1 1 -1 1 1 -1 1 -1 1 1 -1 -1 -1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 -1 -1 1}である。第1のGoldシーケンスの変調プロセスは、第1のmシーケンスの変調プロセスと同様であり、詳細について本明細書では再び説明しない。
【0155】
203.ネットワークデバイスは、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信する。
【0156】
ネットワークデバイスは、第1の同期信号シーケンスを搬送するサブキャリア上で第1の同期信号を送信し、第2の同期信号シーケンスを搬送するサブキャリア上で第2の同期信号を送信する。
【0157】
204.ユーザ機器は、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信する。
【0158】
ユーザ機器は、ネットワークデバイスによって送信された信号を受信し、信号品質要件を満たす第1の受信信号および第2の受信信号を受信することを選択する。
【0159】
ユーザ機器は、感知された信号を受信し、信号品質が要件を満たす信号から必要な第1の受信信号および第2の受信信号を受信し得ることに留意すべきである。信号品質は、限定はしないが、信号強度、チャネル品質指示情報などを含み得る。
【0160】
205.ユーザ機器は、ローカル同期信号シーケンスを生成する。
【0161】
ユーザ機器は、ローカル同期信号シーケンスを生成する。ローカル同期信号シーケンスは、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含む。第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成され、第1のmシーケンスの生成多項式は、第1のGoldシーケンス内の第2のmシーケンスの生成多項式と同じである。
【0162】
第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであることに留意すべきである。ユーザ機器は、生成多項式
【0163】
【数37】
【0164】
に基づいて第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}を取得し、多項式の係数の値が0または1であり得、aK=1、a0=1であり、Kが1以上の正の整数であり、0≦i≦Kである。次いで、ユーザ機器は、第1のmシーケンスの初期状態値と再帰式とに基づいて第1のローカル同期信号シーケンス
【0165】
【数38】
【0166】
を取得し、s(n)が第1のローカル同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスである。第1のmシーケンスの異なる初期状態値は、異なる取得されたシーケンスをもたらす。第1のmシーケンスの初期状態値は、本明細書では限定されない。第2の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、Goldシーケンスは、第2のmシーケンス{f1(n)|n=0,1,2,...,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて生成される。第2のmシーケンスの生成多項式は、
【0167】
【数39】
【0168】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式は、
【0169】
【数40】
【0170】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1であり、Kが1よりも大きい正の整数であり、0≦i≦Kである。第1のGoldシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=((f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値である。
【0171】
生成多項式がK次の原始多項式であるとき、取得された第1のローカル同期信号シーケンスは、mシーケンスであり、第1の同期信号シーケンスは、Nの長さを有し、N=2K-1であることが理解され得る。例えば、K=7のとき、N=127である。Kは、1よりも大きい整数である。これは、本明細書では特に限定されない。同じ特性を有する他のシーケンスを取得するために、第1のローカル同期信号シーケンスおよび第2のローカル同期信号シーケンスに対して循環シフトが実行され得る。例えば、第1のローカル同期信号シーケンスに対して循環シフトが実行された後に取得されるシーケンスは、第1のローカル同期信号シーケンスの特性と同じ特性を有し、依然としてmシーケンスである。第2のローカル同期信号シーケンスに対して循環シフトが実行された後に取得されるシーケンスは、依然としてGoldシーケンスである。シーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の循環シフトシーケンスは、{c((n+p)modN)|n=0,1,2,...,N-1}、p=0,1,2,...,N-1を満たし、pが循環シフト値である。代替的には、シーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の循環シフトシーケンスは、{c((n-p)modN)|n=0,1,2,...,N-1}を満たし、pが、限定はしないが、p=0,1,2,...,N-1を含む循環シフト値である。
【0172】
実装形態において、ユーザ機器は、ローカル同期信号シーケンスを生成する。ローカル同期信号シーケンスは、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含み、第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスである。第2のローカル同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスf3(n)と第4のmシーケンスf4(n)とに基づいて生成されたシーケンスである。第1のGoldシーケンス、第1のmシーケンス、および第2のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=((f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1である。第2のGoldシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=((f3((n+m+k)modN)+f4((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第2のGoldシーケンスであり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、kが循環シフト値である。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0173】
【数41】
【0174】
であり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0175】
【数42】
【0176】
であり、m1≠m2(modN)が満たされる。本発明のすべての実施形態において、m1≠m2(modN)の場合、システムが複数の二次同期信号シーケンスを含むとき、各二次同期信号シーケンスの相対シフト値は、m1≠m2(modN)を満たす。
【0177】
206.ユーザ機器は、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理する。
【0178】
ユーザ機器は、ローカル同期信号シーケンスに基づいて第1の受信信号と第2の受信信号とを処理する。ローカル同期信号は、第1のローカル同期信号と第2のローカル同期信号とを含む。
【0179】
受信信号は、第1の受信信号と第2の受信信号とを含み、ユーザ機器は、受信信号に対する相関演算を実行することに留意すべきである。第1の受信信号および第2の受信信号は、同じであり得、例えば、ある時間期間において受信された信号であり得、または、異なる時間期間内に受信された信号であり得る。
【0180】
本出願のこの実施形態において、小さい相関値を有し、ネットワークデバイスによって生成される第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減する。ユーザ機器がローカルセルにおける一次同期信号を検出するとき、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉は、低減され得、それによって、異なる中心周波数において一次同期信号を探索するとき、一次同期信号が異なる周波数のために別の同期信号と強く相関しないことを確実にする。
【0181】
本発明の実施形態における数学的記号および文字は、本発明に制限を課さないことに留意すべきである。例えば、本発明のこの実施形態では、第1のmシーケンスは、f1(n)によって表され得るか、または、a(n)、a1(n)、もしくはx(n)などの別の関数記号もしくはシーケンス記号を使用することによって表され得る。特定の実装形態プロセスでは、前述のシーケンスは、特定の順序で記憶されるか、または、特定の関係を満たし、それに対して数学的計算または処理が実行されるデータであり得る。
【0182】
図4に示すように、一次同期検出が実行されるとき、周波数中心が中心1であり、実際に送信される同期信号の中心位置が中心2であると想定される。一次同期信号によって使用されるGoldシーケンスの相対シフト値および二次同期信号によって使用されるGoldシーケンスの相対シフト値がm1≠m2(modN)を満たす場合、区別するために異なるシフト値kが使用される。検出中、想定される中心が実際に二次同期信号を送信するための中心と異なるとき、周波数領域において重複する部分は、完全に同じである可能性があり、比較的大きい相関値をもたらす。本発明におけるこの解決策によれば、m1≠m2(modN)である。したがって、相関値は、比較的小さく、干渉は、比較的小さい。
【0183】
ユーザ機器によって異なる受信信号を処理するプロセスは、異なることが理解され得る。例えば、一次同期信号の検出は、二次同期信号の検出とは異なる。一次同期信号の検出中、受信側デバイスは、生成されたローカル一次同期信号シーケンスおよび受信信号に対して相関演算を実行するために、一次同期信号の中心周波数を想定し、一次同期信号の想定された中心周波数に基づいて受信信号を取得する必要がある。二次同期信号の検出は、一次同期信号が検出されたときに実行される。受信側デバイスは、検出された一次同期信号の中心に基づいて二次同期信号の中心を取得し得る(一次同期信号の中心は通常、二次同期信号の中心と同じである)。一次同期信号の中心の可能な周波数は、f0+n×fRであり、nが整数であり、f0が初期周波数であり、fRがチャネル間隔であり、事前に定義され得る。例えば、チャネル間隔fRは、100kHz、180kHz、300kHzなどであり得る。加えて、fRの値は、周波数帯域(Frequency Band)によって異なり得る。例えば、高周波数の場合、周波数は、3GHz未満の周波数、3GHzから6GHzの周波数、および6GHzから52.6GHzの周波数が異なるチャネル間隔値に対応し得る。
【0184】
複数、例えば、3つの一次同期信号シーケンスが存在し得る。ネットワークデバイスは、セル識別子に基づいて一次同期信号シーケンスのうちの1つを使用することを決定する。実装形態において、3つの一次同期信号シーケンスが存在し、一次同期信号シーケンスのうちの2つが2つのmシーケンスに基づいて取得され得、他の一次同期信号シーケンスがGoldシーケンスに基づいて取得され得ることが想定される。2つのmシーケンスの生成多項式は、二次同期信号を生成するためのGoldシーケンスに関する2つのmシーケンスの生成多項式と同じである。一次同期信号に関するGoldシーケンスに関する2つのmシーケンスの生成多項式は、二次同期信号を生成するためのGoldシーケンスに関する2つのmシーケンスの多項式と同じである。すなわち、mシーケンスは、Goldシーケンスと同じグループに属する。複数の二次同期信号も存在し得る。異なるGoldシーケンスは、相対シフト値および循環シフト値の変動によって生成され、異なるGoldシーケンスは、セル識別情報を搬送し得る。
【0185】
一次同期信号シーケンスは、Nの長さを有し、一次同期信号シーケンスを生成するためのmシーケンスの3つの循環シフト値は、{0,a0,a1}であり、N>a1>a0>0である。b0=a0、b1=a1-a0、およびb2=N-a1であると想定される。一次同期信号は、Δfのサブキャリア間隔を有し、a0、a1、fRは、i=0,1,2のすべての値が(bi×Δf)mod fR>ΔfおよびfR-(bi×Δf)mod fR>Δfを満たすように選択される。異なる周波数帯域について、Δfは、異なり得る。しかしながら、各周波数帯域は、一意であり得る。すなわち、各周波数帯域は、1つの値のみを有する。異なる周波数帯域における同期信号のシーケンスは、同じ長さを有し得る。
【0186】
例えば、N=127、Δf=15KHz、a0=43、a1=86、およびfR=100KHzが想定される。この場合、b0=43、b1=43、b2=41である。したがって、b2×Δf mod fR=15KHzは、(b2×Δf)mod fR>Δfを満たさない。このようにして、受信側デバイスの周波数と送信側デバイスの周波数との間の偏差が1サブキャリアよりも大きい場合、受信側デバイスが、一次同期信号の中心周波数を想定し、想定された中心周波数に基づいて一次同期信号を探索するとき、中心周波数によって引き起こされる周波数オフセットのために、想定される同期信号、およびb0の循環シフトを有する一次同期信号は、約127-b0=127-42=85の重複するサブキャリアを有する可能性がある。中心周波数が正しくない場合でも、比較的大きい相関値が存在し、受信側デバイスの劣化した受信性能をもたらす。a0=42、a1=84、およびfR=100KHzが選択された場合、b0=42、b1=42、およびb2=43である。(bi×Δf)mod fR=30KHz、30KHz、45KHzは、それぞれ、i=0,1,2に対応する。
【0187】
fR-(bi×Δf)mod fR=70KHz、70KHz、25KHzは、それぞれ、i=0,1,2に対応する。Δfよりも大きいという特性が満たされる。
【0188】
別の例では、fR=180KHz、a0=43、a1=86、およびΔf=30KHzの場合、Δf=30KHz、b0=43、b1=43、およびb2=41である。
【0189】
(bi×Δf)mod fR=30KHz、30KHz、50KHzは、それぞれ、i=0,1,2に対応する。
【0190】
fR-(bi×Δf)mod fR=150KHz、150KHz、30KHzは、それぞれ、i=0,1,2に対応する。Δfよりも大きいという特性が満たされる。
【0191】
fR=300KHz、a0=42、およびa1=84の場合、b0=42、b1=42、b2=43、およびΔf=30KHzである。
【0192】
(bi×Δf)mod fR=60KHz、60KHz、90KHzは、それぞれ、i=0,1,2に対応する。
【0193】
fR-(bi×Δf)mod fR=240KHz、240KHz、210KHzは、それぞれ、i=0,1,2に対応する。Δfよりも大きいという特性が満たされる。
【0194】
さらに、各周波数帯域について、選択されたa0、a1、およびfRのすべては、(bi×Δf)mod fR>ΔfおよびfR-(bi×Δf)mod fR>Δfを満たし、Δfが周波数帯域における一次同期信号のサブキャリア間隔である。一次同期信号の検出中、特徴を満たし、その循環シフト値が0、a0、およびa1であるmシーケンスに基づいて生成された一次同期信号シーケンスを送信または受信するための方法またはデバイスは、同期チャネルの中心周波数の検出によって引き起こされる干渉を低減し得る。
【0195】
図5を参照して、本出願の実施形態において提供される同期信号送信方法の別の実施形態について説明する。
【0196】
501.ネットワークデバイスが第1の同期信号と第2の同期信号とを生成する。
【0197】
ネットワークデバイスは、第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成する。第2の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスである。第2の同期信号シーケンスの第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値が取得され、mであり、循環シフト値がpであり、pの値範囲が、第1の同期信号シーケンスに強く相関する循環シフト値kを含まない。第1のmシーケンスおよび第2のmシーケンスは、各々、Nの長さを有する。
【0198】
第2の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスおよび第2のmシーケンスに対してモジュロ2加算演算を実行することによって取得されたシーケンスであることに留意すべきである。すなわち、第2の同期信号シーケンスは、モジュロ2加算演算によって第1のmシーケンス{f1(n)|n=0,1,2,...,N-1}と第2のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて生成される。第1のmシーケンスの生成多項式は、
【0199】
【数43】
【0200】
であり、第2のmシーケンスの生成多項式は、
【0201】
【数44】
【0202】
であり、aK=1、a0=1、bK=1、b0=1、Kが1以上の正の整数、0≦i≦Kである。第2の同期信号シーケンスは、Goldシーケンスに基づいて取得され得、または、Goldシーケンスに基づいて取得されなくてもよい。第2の同期信号シーケンス、第1のmシーケンス、および第2のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)がGoldシーケンスであり、f1(n)およびf2(n)がmシーケンスであり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値である。f1(n)およびf2(n)が好ましいmシーケンス対であるとき、gm,k(n)は、Goldシーケンスである。
【0203】
2つの同期信号間の強い相関を回避するために、第2の同期信号シーケンスにおけるmシーケンスのために使用される循環シフト値pは、第1の同期信号との最大相関値を有するシーケンスに対応する循環シフト値kを含まないことが理解され得る。同じ長さを有する2つのシーケンス間の相関値は、同じ位置における要素の共役の積の合計の絶対値として定義される。例えば、K=7およびN=127のとき、127の相対シフト値のうちの任意の1つについて、m=0,1,2,...,126である。第2の同期信号シーケンスが回避する必要がある循環シフト値kは、{20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20,16,30,91,95,25,78,20}である。
【0204】
502.ネットワークデバイスは、第1の同期信号と第2の同期信号とを取得する。
【0205】
ネットワークデバイスは、第1の同期信号を取得するために第1の同期信号シーケンスを第1の時間単位内のNのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために第2の同期信号シーケンスを第2の時間単位内のNのサブキャリアにマッピングし、Nは、1以上の正の整数である。
【0206】
ネットワークデバイスによって取得される第1の同期信号および第2の同期信号は、mシーケンスに対して変調および変換が実行された後に取得されるシーケンスであり得、または、式に従って直接生成され得る。第1の同期信号は、s(n)=1-2・c(n)、n=0,1,...,N-1を満たし、Nが1よりも大きい正の整数であり、s(n)が第1の同期信号シーケンスであり、c(n)が第1のmシーケンスであり、第2の同期信号は、第1の同期信号と同様であり、詳細について本明細書では再び説明しない。
【0207】
M=NまたはM=N-1である。M=Nのとき、同期信号シーケンス内のNの要素がNのサブキャリアにマッピングされる。M=N-1のとき、同期信号シーケンス内の中心要素以外の要素がN-1のサブキャリアにマッピングされる。同期信号のシーケンス内の中心要素は、周波数領域において同期信号の中心サブキャリアにマッピングされる場合があり、または送信されない場合がある。これは、本発明において限定されない。
【0208】
ネットワークデバイスは、変調および変換された同期信号シーケンスを取得するために、バイナリ位相シフトキーイング(binary phase shift keying、BPSK)を介してmシーケンスを変調し得ることが理解され得る。ネットワークデバイスは、代替的には、別の変調方式を使用することによって同期信号シーケンスを変調し得る。これは、本発明において特に限定されない。
【0209】
503.ネットワークデバイスは、第1の同期信号と第2の同期信号とを送信する。
【0210】
ネットワークデバイスは、第1の同期信号シーケンスを搬送するサブキャリア上で第1の同期信号を送信し、第2の同期信号シーケンスを搬送するサブキャリア上で第2の同期信号を送信する。
【0211】
504.ユーザ機器は、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信する。
【0212】
ユーザ機器は、受信された信号に対してスクリーニングを実行し、信号品質要件を満たす第1の受信信号および第2の受信信号を受信することを選択する。
【0213】
本出願のこの実施形態において、ユーザ機器が同期信号を送信するステップ503およびステップ504は、図2におけるステップ203およびステップ204と同様であり、詳細について本明細書では再び説明しない。
【0214】
505.ユーザ機器は、ローカル同期信号シーケンスを生成する。
【0215】
ユーザ機器は、ローカル同期信号シーケンスを生成する。ローカル同期信号シーケンスは、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含む。第2のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスである。第2のローカル同期信号シーケンスの第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値は、取得され、mである。循環シフト値は、pであり、pの値範囲は、第1の同期信号シーケンスに強く相関する循環シフト値kを含まない。
【0216】
第2のローカル同期信号シーケンスは、Goldシーケンスに基づいて取得され得ることが理解され得る。Goldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスである。第2のローカル同期信号シーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たす。
【0217】
506.ユーザ機器は、第1の受信信号と第2の受信信号とを処理する。
【0218】
ユーザ機器は、ローカル同期信号シーケンスに基づいて第1の受信信号と第2の受信信号とを処理する。ローカル同期信号は、第1のローカル同期信号と第2のローカル同期信号とを含む。
【0219】
受信信号は、第1の受信信号と第2の受信信号とを含み、ユーザ機器は、受信信号に対する相関演算を実行することに留意すべきである。
【0220】
本出願のこの実施形態において、小さい相関値を有し、ネットワークデバイスによって生成される第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減する。このようにして、ユーザ機器がローカルセルにおける一次同期信号を検出するとき、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉は、低減され得る。
【0221】
図6を参照すると、本出願の実施形態におけるネットワークデバイスの実施形態は、
第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するように構成された生成ユニット601であって、第1の同期信号シーケンスが第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2の同期信号シーケンスが第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成され、第1のmの生成多項式が第2のmシーケンスの生成多項式と同じであり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスが、各々、Nの長さを有する、生成ユニット601と、
第1の同期信号を取得するために第1の同期信号シーケンスを第1の時間単位内のMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために第2の同期信号シーケンスを第2の時間単位内のMのサブキャリアにマッピングするように構成されたマッピングユニット602であって、MおよびNが1よりも大きい正の整数である、マッピングユニット602と、
第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するように構成された送信ユニット603
とを含む。
【0222】
本発明のこの実施形態は、同期信号を生成するための方法を提供する。同期信号は、第1の同期信号と第2の同期信号とを含み得る。第1の同期信号および第2の同期信号は、本出願の実施形態において言及した第1の同期信号および第2の同期信号であり得る。例えば、第1の同期信号は、一次同期信号であり得、第2の同期信号は、二次同期信号であり得る。第1の同期信号は、第1の同期信号シーケンスに基づいて生成される。第2の同期信号は、第2の同期信号シーケンスに基づいて生成される。
【0223】
可能な実装形態では、第1の同期信号シーケンスs(n)は、s(n)=1-2・c(n)、n=0,1,2,...,N-1を満たし、c(n)が第1のmシーケンスである。第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式は、
【0224】
【数45】
【0225】
であり、aK=1、a0=1、Kが1以上の正の整数であり、0≦i≦Kである。
【0226】
【数46】
【0227】
である。第1のmシーケンスc(n)の生成多項式は、g(x)=x7+x4+1である。再帰式は、c(n+7)=(c(n+4)+c(n))mod2である。
【0228】
可能な実装形態では、第2の同期信号シーケンスym,k(n)は、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、n=0,1,2,...,N-1を満たし、gm,k(n)が、第2のmシーケンス{f1(n)|n=0,1,2,..,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて取得されたシーケンスである。例えば、gm,k(n)は、Goldシーケンスであり得る。第2のmシーケンスの生成多項式は、
【0229】
【数47】
【0230】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式は、
【0231】
【数48】
【0232】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1であり、Kが1以上の正の整数であり、0≦i≦Kである。gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値であり、kが循環シフト値である。
【0233】
別の可能な実装形態では、第2の同期信号シーケンスym,k(n)は、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN) (式1)を満たし、
x1(n)=1-2・f1(n) (式2)、
x2(n)=1-2・f2(n) (式3)、および
n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、f1(n)が第2のmシーケンスであり、f2(n)が第3のmシーケンスである。
【0234】
ym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)] (式4)
を取得するために、式2および式3は、式1に代入され得ることが理解され得る。
【0235】
簡単にするために、m+kは、K1と見なされ得、すなわち、K1=m+kと見なされ得る。この場合、式4は、
ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)] (式5)
としても表され得、
n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、およびk1=0,1,2,...,2(N-1)であり、すなわち、nがN-1以下の整数であり、kがN-1以下の整数であり、k1が2(N-1)以下の整数である。
【0236】
可能な実装形態では、第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式は、第2のmシーケンスf1(n)の生成多項式と同じである。例えば、第1のmシーケンスの生成多項式は、g(x)=x7+x4+1であり、再帰式は、c(n+7)=(c(n+4)+c(n))mod2であり、第2のmシーケンスの生成多項式は、g(x)=x7+x4+1であり、再帰式は、f1(n+7)=(f1(n+4)+f1(n))mod2である。
【0237】
この実施形態において取得される第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンスは、小さい相関値を有する。すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスは、小さい相関値を有する。したがって、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関は、低減され得、それによって、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0238】
図7を参照すると、本出願の実施形態におけるユーザ機器の別の実施形態は、受信ユニット701と、生成ユニット702と、処理ユニット703とを含む。
第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するように構成された受信ユニット701。
ローカル同期信号シーケンスを生成するように構成された生成ユニット702であって、ローカル同期信号シーケンスが第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含む。第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第2のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第のGoldシーケンスは、第2のmシーケンスと第3のmシーケンスとに基づいて生成され、第1のmシーケンスの生成多項式は、第2のmシーケンスの生成多項式と同じであり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、各々、Nの長さを有し、Nが1よりも大きい正の整数である。
ローカル同期信号シーケンスに基づいて第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するように構成された処理ユニット703。
【0239】
オプションで、処理ユニット703は、
第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて第1の受信信号に対して相関処理を実行するように構成された第1の処理サブユニット7031と、
第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて第2の受信信号に対して相関処理を実行するように構成された第2の処理サブユニット7032と
をさらに含み得る。
【0240】
オプションで、第1の処理サブユニット7031は、具体的には、第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて第1の受信信号に対して相関処理を実行するように構成され得、第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第1のローカル同期信号シーケンスs(n)は、s(n)=1-2・c(n)、n=0,1,2,...,N-1を満たし、c(n)が第1のmシーケンスである。第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式は、
【0241】
【数49】
【0242】
であり、aK=1、a0=1であり、Kが1以上の正の整数であり、0≦i≦Kである。
【0243】
【数50】
【0244】
である。第1のmシーケンスc(n)の生成多項式は、g(x)=x7+x4+1である。再帰式は、c(n+7)=(c(n+4)+c(n))mod2である。
【0245】
オプションで、第1のローカル同期信号シーケンスは、代替的には、前述の実施形態における第1の同期信号シーケンスを生成する方法において生成され得る。詳細については、前述の実施形態における関連する説明を参照されたい。詳細について、ここでは再び説明しない。
【0246】
オプションで、第2の処理サブユニット7032は、具体的には、第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて第2の受信信号に対して相関処理を実行するように構成され得る。
【0247】
実装形態において、第2のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第1のGoldシーケンスは、第2のmシーケンス{f1(n)|n=0,1,2,...,N-1}と第3のmシーケンス{f2(n)|n=0,1,2,...,N-1}とに基づいて生成される。第2のmシーケンスの生成多項式は、
【0248】
【数51】
【0249】
であり、第3のmシーケンスの生成多項式は、
【0250】
【数52】
【0251】
であり、bK=1、b0=1、cK=1、c0=1であり、Kが1以上の正の整数であり、0≦i≦Kである。第1のGoldシーケンス、第2のmシーケンス、および第3のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,..,N-1を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、mがシーケンスf1(n)とシーケンスf2(n)との間の相対シフト値であり、kが循環シフト値である。
【0252】
別の実装形態では、第2のローカル同期信号シーケンスym,k(n)は、
ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modNを満たし、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、f1(n)が第2のmシーケンスであり、f2(n)が第3のmシーケンスである。
【0253】
ym,k(n)は、
ym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得る。
【0254】
簡単にするために、m+kは、K1と見なされ得、すなわち、K1=m+kと見なされ得る。この場合、ym,k(n)は、
ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)] (式5)
としても表され得、
n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、k1=0,1,2,...,2(N-1)であり、すなわち、nがN-1以下の整数であり、kがN-1以下の整数であり、k1が2(N-1)以下の整数である。
【0255】
可能な実装形態では、第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式は、第2のmシーケンスf1(n)の生成多項式と同じである。例えば、第1のmシーケンスの生成多項式は、g(x)=x7+x4+1であり、再帰式は、c(n+7)=(c(n+4)+c(n))mod2であり、第2のmシーケンスの生成多項式は、g(x)=x7+x4+1であり、再帰式は、f1(n+7)=(f1(n+4)+f1(n))mod2である。
【0256】
オプションで、第2のローカル同期信号シーケンスは、代替的には、前述の実施形態における第1の同期信号シーケンスを生成する方法において生成され得る。詳細については、前述の実施形態における関連する説明を参照されたい。詳細について、ここでは再び説明しない。
【0257】
本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、ローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0258】
図8を参照すると、本出願の実施形態におけるネットワークデバイスの別の実施形態は、生成ユニット801と、マッピングユニット802と、送信ユニット803とを含む。
第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するように構成された生成ユニット801であって、第1の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスである。第2の同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じである。第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値は、m1であり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値は、m2であり、m1≠m2(modN)であり、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスは、各々、Nの長さを有する。
第1の同期信号を取得するために第1の同期信号シーケンスを第1の時間単位内のMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために第2の同期信号シーケンスを第2の時間単位内のMのサブキャリアにマッピングし、MおよびNが1よりも大きい正の整数であるように構成されたマッピングユニット802。
第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するように構成された送信ユニット803。
【0259】
オプションで、第1の同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスである。第2の同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスf3(n)と第4のmシーケンスf4(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンス、第1のmシーケンス、および第2のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1である。第2のGoldシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f3((n+m+k)modN)+f4((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第2のGoldシーケンスであり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、kが循環シフト値である。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0260】
【数53】
【0261】
であり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0262】
【数54】
【0263】
であり、m1≠m2(modN)が満たされる。
【0264】
オプションで、第1の同期信号シーケンスは、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、f1(n)が第1のmシーケンスであり、f2(n)が第2のmシーケンスである。
【0265】
この実施形態における第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンスが前述の実施形態を参照して説明したシーケンスであり得ることに留意すべきである。
【0266】
例えば、第1の同期信号シーケンスs(n)は、s(n)=1-2・c(n)、n=0,1,2,...,N-1を満たし、c(n)が第1のmシーケンスである。第1のmシーケンス{c(n)|n=0,1,2,...,N-1}の生成多項式が
【0267】
【数55】
【0268】
であり、aK=1、a0=1であり、Kが1以上の正の整数であり、0≦i≦Kである。
【0269】
【数56】
【0270】
である。
【0271】
別の例では、第2の同期信号シーケンスym,k(n)は、ym,k(n)=x1((n+m+k)modN)・x2((n+k)modN)を満たし、x1(n)=1-2・f1(n)、x2(n)=1-2・f2(n)、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、f1(n)が第2のmシーケンスであり、f2(n)が第3のmシーケンスである。ym,k(n)は、ym,k(n)=[1-2・f1((n+m+k)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]としても表され得る。簡単にするために、m+kは、K1と見なされ得、すなわち、K1=m+kと見なされ得る。この場合、ym,k(n)は、
ym,k(n)=[1-2・f1((n+k1)modN)]・[1-2・f2((n+k)modN)]
としても表され得、n=0,1,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、k1=0,1,2,...,2(N-1)であり、すなわち、nがN-1以下の整数であり、kがN-1以下の整数であり、k1が2(N-1)以下の整数である。
【0272】
本出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減するために、小さい相関値を有する第1の同期信号シーケンスおよび第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスおよび二次同期信号シーケンスを生成し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおける二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0273】
図9を参照すると、本出願の実施形態におけるユーザ機器の別の実施形態は、受信ユニット901と生成ユニット902と、処理ユニット903とを含む。
受信ユニット901は、第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するように構成される。
生成ユニット902は、ローカル同期信号シーケンスを生成するように構成され、ローカル同期信号シーケンスは、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含む。第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスである。第2のローカル同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとに基づいて生成されたシーケンスである。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じである。第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じである。第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値は、m1であり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値は、m2であり、m1≠m2(modN)である。第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスは、各々、Nの長さを有し、Nは、1よりも大きい正の整数である。
処理ユニット903は、ローカル同期信号シーケンスに基づいて第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するように構成される。
【0274】
オプションで、第1のローカル同期信号シーケンスは、第1のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンスは、第1のmシーケンスf1(n)と第2のmシーケンスf2(n)とに基づいて生成されたシーケンスである。第2のローカル同期信号シーケンスは、第2のGoldシーケンスに基づいて取得されたシーケンスである。第2のGoldシーケンスは、第3のmシーケンスf3(n)と第4のmシーケンスf4(n)とに基づいて生成されたシーケンスであり、第1のGoldシーケンス、第1のmシーケンス、および第2のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f1((n+m+k)modN)+f2((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第1の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第1のGoldシーケンスであり、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値がm1である。第2のGoldシーケンス、第3のmシーケンス、および第4のmシーケンスは、ym,k(n)=1-2・gm,k(n)、gm,k(n)=(f3((n+m+k)modN)+f4((n+k)modN))mod2を満たし、ym,k(n)が第2の同期信号シーケンスであり、gm,k(n)が第2のGoldシーケンスであり、第3のmシーケンスと第4のmシーケンスとの間の相対シフト値がm2であり、n=0,1,2,...,N-1、k=0,1,2,...,N-1、m=0,1,2,...,N-1であり、kが循環シフト値である。第1のmシーケンスおよび第3のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0275】
【数57】
【0276】
であり、第2のmシーケンスおよび第4のmシーケンスの生成多項式は、同じであり、
【0277】
【数58】
【0278】
であり、m1≠m2(modN)が満たされる。
【0279】
この実施形態における第1のローカル同期信号シーケンス、第2のローカル同期信号シーケンス、第1のmシーケンス、第2のmシーケンス、第3のmシーケンスなどについて、前述の実施形態における関連する説明を参照することが理解され得る。
【0280】
本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、ローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0281】
図10を参照すると、本出願の実施形態におけるネットワークデバイスの別の実施形態は、
第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンスとを生成するように構成された生成ユニット1001を含み、第2の同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスである。第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値は、mであり、循環シフト値は、pであり、pの値範囲は、第1の同期信号シーケンスに強く相関する循環シフト値kを含まず、第1のmシーケンスおよび第2のmシーケンスは、各々、Nの長さを有する。第1の同期信号を取得するために第1の同期信号シーケンスを第1の時間単位内のMのサブキャリアにマッピングし、第2の同期信号を取得するために第2の同期信号シーケンスを第2の時間単位内のMのサブキャリアにマッピングするように構成されたマッピングユニット1002であって、MおよびNは、1よりも大きい正の整数である。第1の同期信号と第2の同期信号とを送信するように構成された送信ユニット1003。
【0282】
本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、二次同期信号と一次同期信号との間の相互相関を低減するために、小さい相関値を有する第1の同期信号シーケンスと第2の同期信号シーケンス、すなわち、一次同期信号シーケンスと二次同期信号シーケンスとを生成し、それによって、別のセルまたはローカルセルにおいて二次同期信号によって一次同期信号に引き起こされる干渉を低減する。
【0283】
図11を参照すると、本出願の実施形態におけるユーザ機器の別の実施形態は、受信ユニット1101と、生成ユニット1102と、処理ユニット1103とを含む。
第1の受信信号と第2の受信信号とを受信するように構成された受信ユニット1101。ローカル同期信号シーケンスを生成するように構成された生成ユニット1102であって、ローカル同期信号シーケンスは、第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを含む。第2のローカル同期信号シーケンスは、第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとに基づいて取得されたシーケンスである。第1のmシーケンスと第2のmシーケンスとの間の相対シフト値は、mであり、循環シフト値は、pであり、pの値範囲は、第1の同期信号シーケンスに強く相関する循環シフト値kを含まず、第1のmシーケンスおよび第2のmシーケンスは、各々、Nの長さを有し、Nは、1よりも大きい正の整数である。ローカル同期信号シーケンスに基づいて第1の受信信号と第2の受信信号とを処理するように構成された処理ユニット1103。
【0284】
この実施形態における第1のローカル同期信号シーケンス、第2のローカル同期信号シーケンスなどについて、前述の実施形態における関連する説明を参照することが理解され得る。
【0285】
本出願のこの実施形態において、ユーザ機器は、小さい相関値を有する生成された第1のローカル同期信号シーケンスと第2のローカル同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、すなわち、ユーザ機器は、ローカル二次同期信号およびローカル一次同期信号の誤検出の可能性を低減するために、ローカル一次同期信号シーケンスとローカル二次同期信号シーケンスとを使用することによって、第1の受信信号と第2の受信信号とをそれぞれ処理し、それによって、第1の受信信号と第2の受信信号とを検出する性能を改善する。
【0286】
本発明のすべての実施形態において、第1の同期信号は、一次同期信号であり、第2の同期信号は、二次同期信号である。第1のローカル同期信号は、ローカル一次同期信号であり、第2のローカル同期信号は、ローカル二次同期信号である。ユーザ機器は、同期を実施して、セル識別情報を取得するために、一次同期信号と二次同期信号とを受信し得る。例えば、ユーザ機器は、最初に、中心周波数と、基本時間および周波数同期情報、またはセル識別情報の一部とを決定するために、一次同期信号を検出し、次いで、二次同期信号を使用することによってセル識別情報を取得する。一次同期信号は、基本時間および周波数同期、チャネル中心、またはセル識別情報の一部を決定するために使用され得る。二次同期信号は、セル識別情報を決定するために使用され得る。
【0287】
図6から図11は、本出願の実施形態におけるネットワークデバイスおよびユーザ機器について、モジュール式機能エンティティの観点から詳細に説明し、以下は、本出願の実施形態におけるネットワークデバイスおよびユーザ機器について、ハードウェア処理の観点から詳細に説明する。
【0288】
図12aは、本出願の実施形態によるユーザ機器の概略構造図である。図12aを参照すると、統合ユニットが使用されるとき、図12aは、前述の実施形態におけるユーザ機器の可能な概略構造図である。ユーザ機器1200は、処理ユニット1202と通信ユニット1203とを含む。処理ユニット1202は、ユーザ機器のアクションを制御および管理するように構成される。例えば、処理ユニット1202は、図2におけるステップ201とステップ202とを実行する際にユーザ機器をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明する技術における別の処理を実行するように構成される。通信ユニット1203は、別のネットワークエンティティと通信する際にユーザ機器をサポートするように構成される。ユーザ機器は、ユーザ機器のプログラムコードとデータとを記憶するように構成された記憶ユニット1201をさらに含み得る。オプションで、記憶ユニット1201は、前述の実施形態において言及した様々なmシーケンス、同期信号シーケンス、同期信号、生成多項式、または再帰式、同期信号または同期信号シーケンスを生成するために使用されるパラメータなどを記憶し得る。
【0289】
処理ユニット1202は、プロセッサまたはコントローラであり得、例えば、中央処理装置(central processing unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであり得る。処理ユニット1202は、本出願において開示される内容を参照して説明した論理ブロック、モジュール、および回路の様々な例を実装または実行し得る。プロセッサは、例えば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサとの組合せを含む、計算機能を実装する組合せでもあり得る。通信ユニット1203は、通信インターフェース、トランシーバ、トランシーバ回路などであり得る。通信インターフェースは、総称であり、1つまたは複数のインターフェース、例えば、トランシーバインターフェースを含み得る。記憶ユニット1201は、メモリであり得る。
【0290】
処理ユニット1202がプロセッサであり、通信ユニット1203が通信インターフェースであり、記憶ユニット1201がメモリであるとき、本出願のこの実施形態におけるユーザ機器は、図12bに示すユーザ機器であり得る。
【0291】
図12bを参照すると、ユーザ機器1210は、プロセッサ1212と、通信インターフェース1213と、メモリ1211とを含む。オプションで、ユーザ機器1210は、バス1214をさらに含み得る。通信インターフェース1213、プロセッサ1212、およびメモリ1211は、バス1214を使用することによって接続され得る。バス1214は、周辺構成要素相互接続(peripheral component interconnect、PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture、EISA)バスなどであり得る。バス1214は、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現の便宜上、図12bにおける表現のために1本の太線のみが使用されているが、それは、1つのバスまたは1種類のバスのみが存在することを示していない。オプションで、メモリ1211は、前述の実施形態において言及した様々なmシーケンス、同期信号シーケンス、同期信号、生成多項式、または再帰式、同期信号または同期信号シーケンスを生成するために使用されるパラメータなどを記憶し得る。
【0292】
図13は、本出願の実施形態によるネットワークデバイスの概略構造ブロック図である。図13は、本出願の実施形態によるネットワークデバイスの概略構造図である。異なる構成またはパフォーマンスのため、ネットワークデバイス1300には大きな違いが存在する場合がある。ネットワークデバイス1300は、1つまたは複数の中央処理装置(Central processing units、CPU)1301(例えば、1つまたは複数のプロセッサ)と、1つまたは複数のメモリ1309と、アプリケーションプログラム1307またはデータ1306を記憶するための1つまたは複数の記憶媒体1308(例えば、1つまたは複数の大容量記憶デバイス)とを含み得る。メモリ1309および記憶媒体1308は、一時的記憶装置または永続的記憶装置であり得る。記憶媒体1308内に記憶されたプログラムは、1つまたは複数のモジュール(図示せず)を含み得、各モジュールは、サーバ内の一連の命令動作を含み得る。さらに、プロセッサ1301は、記憶媒体1308と通信し、ネットワークデバイス1300において記憶媒体1308内の一連の命令動作を実行するように構成され得る。オプションで、メモリ1309または記憶媒体1308は、前述の実施形態において言及した様々なmシーケンス、同期信号シーケンス、同期信号、生成多項式、または再帰式、同期信号または同期信号シーケンスを生成するために使用されるパラメータなどを記憶し得る。
【0293】
ネットワークデバイス1300は、1つもしくは複数の電源1302、1つもしくは複数の有線もしくはワイヤレスネットワークインターフェース1303と、1つもしくは複数の入力/出力インターフェース1304、ならびに/または、Windows Server(商標)、Mac OS X(商標)、Unix(商標)、Linux(登録商標)、およびFreeBSD(商標)などの1つもしくは複数のオペレーティングシステム1305をさらに含み得る。
【0294】
前述の実施形態のすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを通して実装され得る。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態において完全にまたは部分的に実装され得る。
【0295】
コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ実行されると、本出願の実施形態による手順または機能は、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラム可能な装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され得、または、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(例えば、赤外線、無線、またはマイクロ波)方式で送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ、または、1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合するサーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶デバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(SSD))などであり得る。
【0296】
便利で簡潔な説明の目的のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスについて、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することは、当業者によって明確に理解され得る。前述の実施形態は、互いに参照または補足され得る。理解は影響を受けず、詳細についてここでは再び説明しない。
【0297】
本出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は、他の方法で実装され得ることが理解されるべきである。例えば、説明した装置の実施形態は、単なる例である。例えば、ユニット分割は、単なる論理的機能分割であり、実際の実装形態では他の分割であり得る。例えば、複数のユニットまたは構成要素が別のシステムに結合もしくは統合され得、またはいくつかの特徴が無視されるか、もしくは実行されない場合がある。加えて、表示したまたは論じた相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置またはユニット間の直接結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形式において実装され得る。
【0298】
別個の部分として説明したユニットは、物理的に分離されてもされなくてもよく、ユニットとして表示した部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットのうちのいくつかまたはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に従って選択され得る。
【0299】
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得、または、ユニットの各々は、物理的に単独で存在し得、または、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態において実装され得、または、ソフトウェア機能ユニットの形態において実装され得る。
【0300】
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態において実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または、技術的解決策のすべてもしくは一部は、ソフトウェア製品の形態において実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体内に記憶され、本出願の実施形態において説明した方法のステップのすべてまたは一部を実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶し得る任意の媒体を含む。
【0301】
前述の実施形態は、単に本出願の技術的解決策説明することを意図しており、本出願を限定することを意図していない。本出願について、前述の実施形態を参照して詳細に説明したが、当業者は、本出願の実施形態の技術的解決策の要旨および範囲から逸脱することなく、前述の実施形態において説明した技術的解決策に依然として修正を行い得るか、または、そのうちのいくつかの技術的特徴に同等の置換を行い得ることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0302】
601 生成ユニット
602 マッピングユニット
603 送信ユニット
701 受信ユニット
702 生成ユニット
703 処理ユニット
801 生成ユニット
802 マッピングユニット
803 送信ユニット
901 受信ユニット
902 生成ユニット
903 処理ユニット
1001 生成ユニット
1002 マッピングユニット
1003 送信ユニット
1101 受信ユニット
1102 生成ユニット
1103 処理ユニット
1200 ユーザ機器
1201 記憶ユニット
1202 処理ユニット
1203 通信ユニット
1210 ユーザ機器
1212 プロセッサ、メモリ
1213 通信インターフェース
1214 バス
1300 ネットワークデバイス
1301 中央処理装置(Central processing units、CPU)、プロセッサ
1302 電源
1303 有線もしくはワイヤレスネットワークインターフェース
1304 入力/出力インターフェース
1305 オペレーティングシステム
1306 データ
1308 記憶媒体
1309 メモリ
7031 第1の処理サブユニット
7032 第2の処理サブユニット
13013 アプリケーションプログラム
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-07-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信のための方法であって、
一次同期信号シーケンスs(n)および二次同期信号シーケンスを生成するステップであって、
前記一次同期信号シーケンスs(n)は、シーケンスc(n)に基づき、前記シーケンスc(n)は、m-シーケンスであり、
前記二次同期信号シーケンスは、シーケンスf 1 (n)およびシーケンス f 2 (n)に基づき、前記シーケンス f 1 (n) および前記シーケンス f 2 (n)は、m-シーケンスであり、前記シーケンスf 1 (n)は、前記シーケンス c(n)と同じ再帰式を有する、ステップと、
前記一次同期信号シーケンスを第1の時間単位のサブキャリアにマッピングし、前記二次同期信号シーケンスを第2の時間単位のサブキャリアにマッピングするステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記シーケンス c(n)の前記再帰式は、c(n+7)=(c(n+4)+c(n))mod2を満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記シーケンス f 2 (n)の再帰式は、c(n+7)=(c(n+1)+c(n))mod2を満たす、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記シーケンス c(n)は、{c(6),c(5),c(4),c(3),c(2),c(1),c(0)}={1,1,1,0,1,1,0}を満たす、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記一次同期信号シーケンス s(n)は、
s(n)=1-2・c((n)mod 127)、
s(n)=1-2・c((n+43)mod 127)、または
s(n)=1-2・c((n+86)mod 127)、
のうちの1つを満たす、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記シーケンス f 1 (n)の生成多項式は、g(x)=x 7 +x 4 +1であり、前記シーケンス f 2 (n)の生成多項式は、g(x)=x 7 +x+1である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記シーケンス c(n)、f 1 (n)およびf 2 (n)は、同じ長さを有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記二次同期信号シーケンス y(n)は、
y(n)=x 1 ((n+m+k)modN)・x 2 ((n+k)modN)
を満たし、x 1 (n)=1-2・f 1 (n),x 2 (n)=1-2・f 2 (n)であり、、
N=127, n=0,1,2,…,N-1, k=0,1,2,…,N-1, m=0,1,2,…,N-1である、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記二次同期信号シーケンスは、前記シーケンス f 1 (n)および前記シーケンス f 2 (n)に基づくgold シーケンスである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の時間単位は、第1のOFDMシンボルであり、前記第2の時間単位は、第2のOFDMシンボルであり、前記第1のOFDMシンボルおよび前記第2のOFDMシンボルは、異なるOFDMシンボルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
ワイヤレス通信のための方法であって、
ネットワークデバイスから第1の時間単位のサブキャリア上で搬送された一次同期信号および第2の時間単位のサブキャリア上で搬送された二次同期信号を受信するステップであって、
前記一次同期信号は、一次同期信号シーケンスs(n)に基づき、前記一次同期信号シーケンスs(n)は、シーケンスc(n)に基づき、前記シーケンスc(n)は、m-シーケンスであり、
前記二次同期信号は、二次同期信号シーケンスに基づき、前記二次同期信号シーケンスは、シーケンス f 1 (n)およびシーケンス f 2 (n)に基づき、前記シーケンス f 1 (n) および前記シーケンス f 2 (n)は、m-シーケンスであり、前記シーケンスf 1 (n)は、前記シーケンス c(n)と同じ再帰式を有する、ステップと、
前記一次同期信号および前記二次同期信号に基づいてセル識別情報を取得するステップと
を含む、方法。
【請求項12】
前記シーケンス c(n)の再帰式は、c(n+7)=(c(n+4)+c(n))mod2を満たす、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記シーケンス f 2 (n)の再帰式は、c(n+7)=(c(n+1)+c(n))mod2を満たす、請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
前記シーケンス c(n)は、{c(6),c(5),c(4),c(3),c(2),c(1),c(0)}={1,1,1,0,1,1,0}を満たす、請求項11から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記一次同期信号シーケンス s(n)は、
s(n)=1-2・c((n)mod 127)、
s(n)=1-2・c((n+43)mod 127)、または
s(n)=1-2・c((n+86)mod 127)、
のうちの1つを満たす、請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記シーケンス f 1 (n)の生成多項式は、g(x)=x 7 +x 4 +1であり、前記シーケンス f 2 (n)の生成多項式は、g(x)=x 7 +x+1である、請求項11から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記シーケンス c(n)、f 1 (n)およびf 2 (n)は、同じ長さを有する、請求項11から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記二次同期信号シーケンス y(n)は、
y(n)=x 1 ((n+m+k)modN)・x 2 ((n+k)modN)
を満たし、x 1 (n)=1-2・f 1 (n),x 2 (n)=1-2・f 2 (n)であり、
N=127, n=0,1,2,…,N-1, k=0,1,2,…,N-1 , m=0,1,2,…,N-1である、請求項11から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の同期信号および前記二次同期信号を受信する前記ステップは、
第1のローカル同期信号シーケンスおよび第2のローカル同期信号シーケンスを生成するステップと、
第1の信号および第2の信号を受信するステップと、
前記第1のローカル同期信号を検出するために前記第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて前記受信された第1の信号を処理するステップと、前記二次同期信号を検出するために前記第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて前記受信された第2の信号を処理するステップと
を含む、請求項11から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記シーケンスc(n)に基づいて、第1のローカル同期信号シーケンスを取得するステップと、
前記第1のローカル同期信号シーケンスに基づいて、前記一次同期信号を検出するステップと
をさらに含む、請求項11から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記シーケンスf 1 (n)および前記シーケンスf 2 (n)に基づいて、第2のローカル同期信号シーケンスを取得するステップと、
前記第2のローカル同期信号シーケンスに基づいて、前記二次同期信号を検出するステップと
をさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第2の同期信号シーケンスは、前記シーケンス f 1 (n)および前記シーケンス f 2 (n)に基づくgold シーケンスである、請求項11から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の時間単位は、第1のOFDMシンボルであり、前記第2の時間単位は、第2のOFDMシンボルであり、前記第1のOFDMシンボルおよび前記第2のOFDMシンボルは、異なるOFDMシンボルである、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された装置。
【請求項25】
前記装置は、基地局である、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
請求項13から25のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された装置。
【請求項27】
前記装置は、ユーザ機器である、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
コンピュータによって実行されると、請求項1から10のいずれか一項または11から23のいずれか一項に記載の方法を前記コンピュータに実行させる1つまたは複数の命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項29】
1つまたは複数の命令を含む、コンピュータプログラム製品であって、前記プログラムは、コンピュータによって実行されると、請求項1から10のいずれか一項または11から23のいずれか一項に記載の方法を前記コンピュータに実行させる、数の命令を含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項30】
ネットワークデバイスとユーザ機器とを備える通信システムであって、前記ネットワークデバイスが、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成され、前記ユーザ機器が、前記ネットワークデバイスから前記一次同期信号および前記二次同期信号を受信するように構成された、通信システム。
【請求項31】
前記ユーザ機器は、請求項11から23のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された、請求項30に記載の通信システム。
【外国語明細書】