(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024138275
(43)【公開日】2024-10-08
(54)【発明の名称】マルチキャスト情報受信方法、インジケーション情報送信/受信方法、および関連する装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0453 20230101AFI20241001BHJP
H04W 4/06 20090101ALI20241001BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20241001BHJP
【FI】
H04W72/0453
H04W4/06
H04W72/23
【審査請求】有
【請求項の数】30
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024096422
(22)【出願日】2024-06-14
(62)【分割の表示】P 2022573378の分割
【原出願日】2021-03-30
(31)【優先権主張番号】202010469434.1
(32)【優先日】2020-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】辛 ▲ティン▼玉
(72)【発明者】
【氏名】李 秉肇
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 磊
(72)【発明者】
【氏名】于 ▲海▼▲鳳▼
(57)【要約】
【課題】マルチキャスト情報受信方法、インジケーション情報送信/受信方法、および関連する装置を提供する。
【解決手段】方法は、以下を含む。第1の端末装置が、ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信することと、第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定することであって、第1のBWPが、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅が、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である、決定することと、第1の帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信することとを行う。方法は、第1の端末装置が非接続状態であるシナリオに適用可能である。方法によれば、マルチキャストサービスの送信の要件を満たすために、マルチキャスト情報の受信のために非接続状態の第1の端末装置に関して、帯域幅パラメータが柔軟に構成され得る。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末装置によって、ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信するステップと、
前記第1の端末装置によって、前記第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定するステップであって、前記第1のBWPが、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、前記第1の帯域幅が、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である、ステップと、
前記第1の端末装置によって、前記第1の帯域幅で前記第1のマルチキャスト情報を受信するステップとを含む、マルチキャスト情報受信方法。
【請求項2】
前記第1の端末装置によって、前記第1のインジケーション情報に基づいて第1のBWPの第1の帯域幅を決定する前記ステップが、
前記第1のインジケーション情報が、第1の制御リソースセットCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きいことを示す場合、前記第1の端末装置によって、前記第1の帯域幅が前記SIB1に構成された帯域幅であると決定すること、または
前記第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、前記第1の端末装置によって、前記第1の帯域幅が前記MIBに構成された前記帯域幅であると決定することを含み、
前記第1のCORESETが、システム情報に構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の端末装置によって、前記第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定する前記ステップが、
前記第1のインジケーション情報に基づいて前記第1の端末装置によって、前記第1の帯域幅が前記MIBまたは前記SIB1に構成された帯域幅であると決定することであって、前記第1のインジケーション情報が、前記第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む、決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ネットワークデバイスによって第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信するステップであって、前記第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を決定するためのものであり、前記第1のBWPが、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、前記第1の帯域幅が、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である、ステップを含む、マルチキャスト情報受信方法。
【請求項5】
前記第1のインジケーション情報が、第1の制御リソースセットCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きいことを示す場合、前記第1の帯域幅が、前記SIB1に構成された前記帯域幅であり、または
前記第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、前記第1の帯域幅が、前記MIBに構成された前記帯域幅であり、
前記第1のCORESETが、システム情報に構成される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のインジケーション情報が、前記第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
第1の端末装置によってネットワークデバイスから第2のインジケーション情報を受信するステップであって、前記第2のインジケーション情報が、前記第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように前記第1の端末装置に示し、前記第1の帯域幅が、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、前記第2の帯域幅が、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、前記SIB1に構成される、ステップと、
前記第2のインジケーション情報に基づいて前記第1の端末装置によって、前記初期BWPの前記帯域幅が前記第1の帯域幅または前記第2の帯域幅であると決定するステップとを含む、インジケーション情報受信方法。
【請求項8】
前記第2のインジケーション情報を受信する前に、前記第1の端末装置によって前記ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信するステップであって、前記第3のインジケーション情報が、前記第1の端末装置が前記マルチキャスト情報を受信するかどうかを示す、ステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ネットワークデバイスによって第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信するステップであって、前記第2のインジケーション情報が、前記第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように前記第1の端末装置に示し、前記第1の帯域幅が、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、前記第2の帯域幅が、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、前記SIB1に構成される、ステップを含む、インジケーション情報送信方法。
【請求項10】
前記第2のインジケーション情報を送信する前に、前記ネットワークデバイスによって前記第1の端末装置から第3のインジケーション情報を受信するステップであって、前記第3のインジケーション情報が、前記第1の端末装置が前記マルチキャスト情報を受信するかどうかを示す、ステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信し、前記第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定するように構成されたトランシーバユニットであって、前記第1のBWPが、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、前記第1の帯域幅が、MIBまたはSIB1に構成された帯域幅である、トランシーバユニットと、
前記第1の帯域幅で前記第1のマルチキャスト情報を受信するように構成された処理ユニットとを含む、通信装置。
【請求項12】
前記第1のインジケーション情報に基づいて前記第1のBWPの前記第1の帯域幅を決定するとき、前記トランシーバユニットが、
前記第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きいことを示す場合、前記第1の帯域幅が前記SIB1に構成された前記帯域幅であると決定し、または
前記第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、前記第1の帯域幅が前記MIBに構成された前記帯域幅であると決定するように特に構成され、
前記第1のCORESETが、システム情報に構成される、請求項11に記載の通信装置。
【請求項13】
前記第1のインジケーション情報に基づいて前記第1のBWPの前記第1の帯域幅を決定するとき、前記トランシーバユニットが、
前記第1のインジケーション情報に基づいて、前記第1の帯域幅が前記MIBまたは前記SIB1に構成された帯域幅であると決定することであって、前記第1のインジケーション情報が、前記第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む、決定することを行うように特に構成される、請求項11に記載の通信装置。
【請求項14】
第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信するように構成されたトランシーバユニットであって、前記第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を決定するためのものであり、前記第1のBWPが、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、前記第1の帯域幅が、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である、トランシーバユニットを含む、通信装置。
【請求項15】
前記第1のインジケーション情報が、第1の制御リソースセットCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きいことを示す場合、前記第1の帯域幅が、前記SIB1に構成された前記帯域幅であり、または
前記第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、前記第1の帯域幅が、前記MIBに構成された前記帯域幅であり、
前記第1のCORESETが、システム情報に構成される、請求項14に記載の通信装置。
【請求項16】
前記第1のインジケーション情報が、前記第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む、請求項14に記載の通信装置。
【請求項17】
ネットワークデバイスから第2のインジケーション情報を受信するように構成されたトランシーバユニットであって、前記第2のインジケーション情報が、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように前記第1の端末装置に示し、前記第1の帯域幅が、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、前記第2の帯域幅が、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、前記SIB1に構成される、トランシーバユニットと、
前記第2のインジケーション情報に基づいて、前記初期BWPの前記帯域幅が前記第1の帯域幅または前記第2の帯域幅であると決定するように構成された処理ユニットとを含む、通信装置。
【請求項18】
前記トランシーバユニットが、
前記第2のインジケーション情報を受信する前に、前記ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信することであって、前記第3のインジケーション情報が、前記第1の端末装置が前記マルチキャスト情報を受信するかどうかを示す、送信することを行うようにさらに構成される、請求項17に記載の通信装置。
【請求項19】
第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信するように構成されたトランシーバユニットであって、前記第2のインジケーション情報が、前記第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように前記第1の端末装置に示し、前記第1の帯域幅が、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、前記第2の帯域幅が、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、前記SIB1に構成される、トランシーバユニットを含む、通信装置。
【請求項20】
前記トランシーバユニットが、
前記第2のインジケーション情報を送信する前に、前記第1の端末装置から第3のインジケーション情報を受信することであって、前記第3のインジケーション情報が、前記第1の端末装置が前記マルチキャスト情報を受信するかどうかを示す、受信することを行うようにさらに構成される、請求項19に記載の通信装置。
【請求項21】
プロセッサを含み、前記プロセッサがメモリに接続され、前記メモリが、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサが、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行して、通信装置が請求項1から3のいずれか一項に記載の方法または請求項7もしくは8に記載の方法を実行することを可能にするように構成される、通信装置。
【請求項22】
プロセッサを含み、前記プロセッサがメモリに接続され、前記メモリが、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサが、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行して、通信装置が請求項4から6のいずれか一項に記載の方法または請求項9もしくは10に記載の方法を実行することを可能にするように構成される、通信装置。
【請求項23】
コンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムが実行されるときに、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法または請求項7もしくは8に記載の方法が実施される、コンピュータ可読ストレージ媒体。
【請求項24】
コンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムが実行されるときに、請求項4から6のいずれか一項に記載の方法または請求項9もしくは10に記載の方法が実施される、コンピュータ可読ストレージ媒体。
【請求項25】
プロセッサと、インターフェースとを含むチップであって、
前記プロセッサが、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法または請求項7もしくは8に記載の方法を実行するための命令を読み込むように構成される、チップ。
【請求項26】
プロセッサと、インターフェースとを含むチップであって、
前記プロセッサが、請求項4から6のいずれか一項に記載の方法または請求項9もしくは10に記載の方法を実行するための命令を読み込むように構成される、チップ。
【請求項27】
請求項11から13のいずれか一項に記載の通信装置と、請求項14から16のいずれか一項に記載の通信装置とを含む通信システム。
【請求項28】
請求項17または18に記載の通信装置と、請求項19または20に記載の通信装置とを含む通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2020年5月28日に中国国家知識産権局に出願した、「MULTICAST INFORMATION RECEIVING METHOD, INDICATION INFORMATION SENDING/RECEIVING METHOD, AND RELATED APPARATUS」と題した中国特許出願第202010469434.1号の優先権を主張するものである。
【0002】
本出願は、通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、マルチキャスト情報受信方法、インジケーション情報送信/受信方法、および関連する装置に関する。
【背景技術】
【0003】
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service、MBMS)またはマルチキャストブロードキャストサービス(multicast broadcast service、MBS)は、複数の端末装置(user equipment、UE)に向けられたサービス、たとえば、ライブブロードキャストおよびスケジューリングされた番組再生である。マルチキャスト送信テクノロジーは、ネットワークデバイス(たとえば、基地局)が複数の端末装置にサービスを同時に送信するテクノロジーである。MBMSは、データサーバからのものである。たとえば、最初に、データサーバが、MBMSデータをコアネットワークデバイスに送信し、次に、コアネットワークデバイスが、MBMSデータを基地局に送信し、最後に、基地局が、MBMSを受信するUEにMBMSデータを送信する。
【0004】
帯域幅部分(bandwidth part、BWP)は、新無線(new radio、NR)プロトコルで提案された新しい概念であり、システム帯域幅の一部である。BWPは、UEのためにネットワーク側(たとえば、gNodeB)によって構成される連続的な帯域幅リソースのセグメントであり、したがって、ネットワーク側およびUE側の帯域幅が、柔軟に構成され得る。たとえば、NRシステムにおいてサポートされる帯域幅は、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムにおいてサポートされる最大帯域幅20MHzと比較して大きいので、NRシステムの最大帯域は、100MHz(FR1)および400MHz(FR2)に達する場合がある。UEに関して、より大きなサポートされる帯域幅は、UEの性能のより高い要件を示し、UEのコストは、それに応じて増加する。したがって、NRシステムにおいてBWPを使用して、UEのコストおよび電力消費を抑制することが提案されている。
【0005】
ネットワークデバイスは、マスタ情報ブロック(master information block、MIB)を使用することによって、システム情報ブロック(system information block、SIB)を使用することによって、または別の方法で、UEのためのBWPを構成する場合がある。現在、一部の状態(たとえばアイドル状態)であるUEに関して、ネットワークデバイスによって構成された帯域幅は、UEによるMBMSの受信の要件を満たすことができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施形態は、一部の状態のUEのためにネットワークデバイスによって構成されるBWPの帯域幅が小さく、UEによるマルチキャストサービスの受信の要件を満たすことができないという問題を解決するために、マルチキャスト情報受信方法、インジケーション情報送信/受信方法、および関連する装置を提供する。
【0007】
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、マルチキャスト情報受信方法を提供する。方法は、以下を含む。第1の端末装置が、ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信することと、第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定することであって、第1のBWPが、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅が、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である、決定することと、第1の帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信することとを行う。
【0008】
上述の設計に基づいて、第1のインジケーション情報を受信した後、第1の端末装置は、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよく、したがって、第1の端末装置は、ネットワークデバイスによってSIB1に構成された帯域幅またはネットワークデバイスによってMIBに構成された帯域幅を使用することによって第1のマルチキャスト情報を受信してよい。この解決策は、第1の端末装置が非接続状態(たとえば、アイドル状態または非アクティブ状態)であるシナリオに適用可能である。第1の端末装置の非接続状態の特定の状態は、本出願において限定されない。この解決策に基づいて、マルチキャスト情報の受信のために非接続状態の第1の端末装置に関して、帯域幅パラメータが柔軟に構成され得る。第1のインジケーション情報が、第1の帯域幅がSIB1に構成された帯域幅であることを示すとき、第1の端末装置は、マルチキャストサービスの送信の要件を満たすために、比較的高い帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信してよい。
【0009】
可能な設計において、第1の端末装置が、第1のインジケーション情報に基づいて第1のBWPの第1の帯域幅を決定することは、以下を含む。第1のインジケーション情報は、第1の制御リソースセット(control resource set)CORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きい場合、第1の端末装置が、第1の帯域幅がSIB1に構成された帯域幅であると決定するか、または第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、第1の端末装置が、第1の帯域幅がMIBに構成された帯域幅であると決定することを示し、第1のCORESETは、システム情報に構成される。
【0010】
上述の設計に基づいて、第1の端末装置は、第1のCORESETの帯域幅に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよく、したがって、第1のマルチキャスト情報は、SIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅で受信され得る。これは、第1の端末装置によるマルチキャスト情報の受信のための帯域幅を増やし、マルチキャストサービスの送信の要件をさらに満たすことができる。
【0011】
可能な設計において、第1の端末装置が、第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定することは、以下を含む。第1のインジケーション情報が、第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含み、第1の端末装置が、第1のインジケーション情報に基づいて、第1の帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された帯域幅であると決定する。
【0012】
上述の設計に基づいて、第1の端末装置は、セル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係と、第1の端末装置が関心があるかまたは受信している第1のマルチキャスト情報とに基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよく、したがって、第1の端末装置は、SIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信するかまたは受信し続けることができる。これは、第1の端末装置によるマルチキャスト情報の受信のための帯域幅を増やし、マルチキャストサービスの送信の要件をさらに満たすことができる。
【0013】
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、マルチキャスト情報受信方法を提供する。方法は、以下を含む。ネットワークデバイスが、第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信し、第1のインジケーション情報は、第1のBWPの第1の帯域幅を決定するためのものであり、第1のBWPは、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅は、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である。
【0014】
上述の設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第1の端末装置によって第1のマルチキャスト情報を受信するために使用される第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であってよいことを示すために、第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信してよく、したがって、第1の端末装置は、受信された第1のインジケーション情報に基づいて、SIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信することを決定してよい。この解決策は、第1の端末装置が非接続状態であるシナリオに適用可能である。第1の端末装置の非接続状態の特定の状態は、本出願において限定されない。解決策に基づいて、マルチキャストサービスの送信の要件をさらに満たすために、マルチキャスト情報の受信のために非接続状態の第1の端末装置に関して、帯域幅パラメータが柔軟に構成され得る。
【0015】
可能な設計において、第1のインジケーション情報は、第1の制御リソースセットCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きい場合、第1の帯域幅がSIB1に構成された帯域幅であり、または第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、第1の帯域幅がMIBに構成された帯域幅であることを示し、第1のCORESETは、システム情報に構成される。
【0016】
上述の設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第1のCORESETの帯域幅に基づいて、第1の端末装置によって第1のマルチキャスト情報を受信するために使用される第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であることを示してよく、したがって、第1の端末装置は、第1のCORESETの受信された帯域幅に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定し、SIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信してよい。これは、第1の端末装置によるマルチキャスト情報の受信のための帯域幅を増やし、マルチキャストサービスの送信の要件をさらに満たすことができる。
【0017】
可能な設計において、第1のインジケーション情報は、第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む。
【0018】
上述の設計に基づいて、ネットワークデバイスは、セル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であることを第1の端末装置に示してよく、したがって、第1の端末装置は、セル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係と、第1の端末装置が関心があるかまたは受信している第1のマルチキャスト情報とに基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定し、SIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信してよい。これは、第1の端末装置によるマルチキャスト情報の受信のための帯域幅を増やし、マルチキャストサービスの送信の要件をさらに満たすことができる。
【0019】
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、インジケーション情報受信方法を提供する。方法は、以下を含む。第1の端末装置が、ネットワークデバイスから第2のインジケーション情報を受信することであって、第2のインジケーション情報が、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように第1の端末装置に示し、第1の帯域幅が、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅が、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、SIB1に構成される、受信することと、第2のインジケーション情報に基づいて、初期BWPの帯域幅が第1の帯域幅または第2の帯域幅であると決定することとを行う。
【0020】
上述の設計に基づいて、第2のインジケーション情報を受信した後、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて初期BWPの帯域幅を決定してよく、したがって、接続状態になった後、マルチキャスト情報を受信するとき、第1の端末装置は、マルチキャスト情報を受信するように構成された第2の帯域幅でマルチキャスト情報を受信してよい。第2の帯域幅は、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルに構成される場合がある。第2の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のための帯域幅、または第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅である。したがって、接続状態になった後、第1の端末装置は、対応する帯域幅を適切に使用することによってサービス情報を受信してよい。これは、リソースの利用を改善し、第1の端末装置によるマルチキャストサービスの受信の要件をより十分に満たし、マルチキャスト情報を受信しない第1の端末装置により、マルチキャスト情報を受信するように構成された第2の帯域幅を使用することによって引き起こされるリソースの浪費を回避することができる。
【0021】
可能な設計において、方法は、以下をさらに含む。第2のインジケーション情報を受信する前に、第1の端末装置が、ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信し、第3のインジケーション情報は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示す。
【0022】
上述の設計に基づいて、第1の端末装置は、ネットワークデバイスが第3のインジケーション情報に基づいて第1の端末装置に第2のインジケーション情報を適切に送信することができるように、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示すために、ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信してよい。
【0023】
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、インジケーション情報送信方法を提供する。方法は、以下を含む。ネットワークデバイスが、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信し、第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように第1の端末装置に示し、第1の帯域幅は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、SIB1に構成される。
【0024】
上述の設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように第1の端末装置に示すために、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信してよく、したがって、第1の端末装置は、第1の端末装置が接続状態になった後にマルチキャスト情報を受信するとき、第2のインジケーション情報に基づいて、第2の帯域幅を使用することを決定してよい。第2の帯域幅は、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルに構成される場合がある。第2の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のための帯域幅、または第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅、または第1の端末装置が接続状態になった後にユニキャスト情報を受信する、すなわち、マルチキャスト情報を受信しないと第1の端末装置が決定するときに使用される第1の帯域幅である。これは、リソースの利用を改善し、第1の端末装置によるマルチキャストサービスの受信の要件をより十分に満たし、マルチキャスト情報を受信しない第1の端末装置により、マルチキャスト情報を受信するように構成された第2の帯域幅を使用することによって引き起こされるリソースの浪費を回避することができる。
【0025】
可能な設計において、方法は、以下をさらに含む。第2のインジケーション情報を送信する前に、ネットワークデバイスは、第1の端末装置から第3のインジケーション情報を受信し、第3のインジケーション情報は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示す。
【0026】
上述の設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を適切に送信するために、第3のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを判定してよい。
【0027】
第5の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、
ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信し、第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定するように構成されたトランシーバユニットであって、第1のBWPが、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅が、MIBまたはSIB1に構成された帯域幅である、トランシーバユニットと、
第1の帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信するように構成された処理ユニットとを含む。
【0028】
可能な設計において、第1のインジケーション情報に基づいて第1のBWPの第1の帯域幅を決定するとき、トランシーバユニットは、第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きいことを示す場合、第1の帯域幅がSIB1に構成された帯域幅であると決定し、または第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、第1の帯域幅がMIBに構成された帯域幅であると決定するように特に構成され、第1のCORESETは、システム情報に構成される。
【0029】
可能な設計において、第1のインジケーション情報に基づいて第1のBWPの第1の帯域幅を決定するとき、トランシーバユニットは、第1のインジケーション情報に基づいて、第1の帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された帯域幅であると決定するように特に構成され、第1のインジケーション情報は、第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む。
【0030】
第5の態様および第5の態様の可能な設計の有益な効果に関しては、第1の態様および第1の態様の可能な設計のいずれか1つに係る方法の有益な効果の説明を参照されたい。
【0031】
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、
第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信するように構成されたトランシーバユニットであって、第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を決定するためのものであり、第1のBWPが、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅が、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である、トランシーバユニットを含む。
【0032】
可能な設計において、第1のインジケーション情報は、第1の制御リソースセットCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きい場合、第1の帯域幅がSIB1に構成された帯域幅であり、または第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、第1の帯域幅がMIBに構成された帯域幅であることを示し、第1のCORESETは、システム情報に構成される。
【0033】
可能な設計において、第1のインジケーション情報は、第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む。
【0034】
第6の態様および第6の態様の可能な設計の有益な効果に関しては、第2の態様および第2の態様の可能な設計のいずれか1つに係る方法の有益な効果の説明を参照されたい。
【0035】
第7の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、
ネットワークデバイスから第2のインジケーション情報を受信するように構成されたトランシーバユニットであって、第2のインジケーション情報が、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように第1の端末装置に示し、第1の帯域幅が、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅が、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、SIB1に構成される、トランシーバユニットと、
第2のインジケーション情報に基づいて、初期BWPの帯域幅が第1の帯域幅または第2の帯域幅であると決定するように構成された処理ユニットとを含む。
【0036】
可能な設計において、トランシーバユニットは、第2のインジケーション情報を受信する前に、ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信するようにさらに構成され、第3のインジケーション情報は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示す。
【0037】
第7の態様および第7の態様の可能な設計の有益な効果に関しては、第3の態様および第3の態様の可能な設計のいずれか1つに係る方法の有益な効果の説明を参照されたい。
【0038】
第8の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、
第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信するように構成されたトランシーバユニットであって、第2のインジケーション情報が、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように第1の端末装置に示し、第1の帯域幅が、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅が、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、SIB1に構成される、トランシーバユニットを含む。
【0039】
可能な設計において、トランシーバユニットは、第2のインジケーション情報を送信する前に、第1の端末装置から第3のインジケーション情報を受信するようにさらに構成され、第3のインジケーション情報は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示す。
【0040】
第8の態様および第8の態様の可能な設計の有益な効果に関しては、第4の態様および第4の態様の可能な設計のいずれか1つに係る方法の有益な効果の説明を参照されたい。
【0041】
第9の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ可読ストレージ媒体または不揮発性ストレージ媒体を提供し、コンピュータ可読ストレージ媒体または不揮発性ストレージ媒体は、コンピュータ命令またはコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータ命令もしくはコンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様から第4の態様のいずれか1つに係る方法を実行することを可能にされ、またはコンピュータ命令もしくはコンピュータプログラムが1つもしくは複数のプロセッサ上で実行されるとき、1つもしくは複数のプロセッサを含む通信機器は、第1の態様から第4の態様のいずれか1つに係る方法を実行することを可能にされる。
【0042】
第10の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様から第4の態様のいずれか1つに係る方法を実行することを可能にされる。
【0043】
第11の態様によれば、本出願の実施形態は、少なくとも1つのプロセッサを含むチップまたはインジケーション情報送信装置を提供する。少なくとも1つのプロセッサは、メモリに結合される。メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ命令を実行して、チップまたはインジケーション情報送信装置が第1の態様から第4の態様のいずれか1つに係る方法を実行することを可能にする。
【0044】
第12の態様によれば、本出願の実施形態は、少なくとも1つのプロセッサおよびインターフェースを含むチップを提供する。インターフェースは、コード/データ読み取り/書き込みインターフェースであってよく、インターフェースは、少なくとも1つのプロセッサのためのコンピュータ命令を提供するように構成され(コンピュータ命令は、メモリに記憶され、メモリから直接読まれる場合があり、または別の構成要素を通過する場合がある)、少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ命令を実行して、第1の態様から第4の態様のいずれか1つに係る方法を実施するように構成される。
【0045】
第13の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供し、通信装置は、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のメモリまたは不揮発性ストレージ媒体とを含む。1つまたは複数のプロセッサは、1つまたは複数のメモリまたは不揮発性ストレージ媒体に接続され、1つまたは複数のメモリまたは不揮発性ストレージ媒体は、コンピュータ命令またはコンピュータプログラムを記憶する。1つまたは複数のプロセッサがコンピュータ命令またはコンピュータプログラムを実行するとき、通信装置は、第1の態様から第4の態様に係る方法を実行することが可能にされる。
【0046】
第14の態様によれば、本出願の実施形態は、第1の態様もしくは第3の態様に係る方法、または本出願の実施形態で提供される解決策において第1の端末装置もしくは通信装置によって実行されるステップを実行するように構成された第1の端末装置または通信装置を提供する。
【0047】
第15の態様によれば、本出願の実施形態は、第2の態様もしくは第4の態様に係る方法、または本出願の実施形態で提供される解決策においてネットワークデバイスもしくは通信装置によって実行されるステップを実行するように構成されたネットワークデバイスまたは通信装置を提供する。
【0048】
第16の態様によれば、本出願の実施形態は、通信システムを提供する。通信システムは、第5の態様の通信装置と、第6の態様の通信装置とを含み、および/または第7の態様の通信装置と、第8の態様の通信装置とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】本出願の実施形態に係る通信システムの概略図である。
【
図2】本出願の実施形態に係るマルチキャスト情報受信方法の概略的な流れ図である。
【
図3】本出願の実施形態に係るマルチキャスト情報受信方法の概略的な流れ図である。
【
図4】本出願の実施形態に係るインジケーション情報送信/受信方法の概略的な流れ図である。
【
図5】本出願の実施形態に係るインジケーション情報送信/受信方法の概略的な流れ図である。
【
図6】本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
【
図7】本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
【
図8】本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
【
図9】本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
【
図10】本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
【
図11】本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
本出願の目的、技術的な解決策、および利点をより明瞭にするために、以下で、本出願の実施形態の技術的な解決策を、本出願の実施形態の添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0051】
図1は、本出願の実施形態が適用されてよい通信システムの概略図である。通信システム100は、ネットワークデバイス101および第1の端末装置102を含んでよい。
【0052】
本出願のこの実施形態において提供される通信システム100は、低周波数のシナリオ(6Gを下回る)と高周波数のシナリオ(6Gを上回る)との両方に適用可能であることを理解されたい。本出願のこの実施形態において提供される通信システム100の応用のシナリオは、移動体通信用グローバルシステム(global system for mobile communications、GSM)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割復信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunications system、UMTS)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th generation、5G)システム、新無線(new radio、NR)通信システムなどを含むがこれらに限定されない。
【0053】
本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイス101は、アクセスネットワーク(access network、AN)デバイス、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、NodeB(NodeB、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、ベーストランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(たとえば、home evolved NodeB、home NodeB、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、送受信点(transmission reception point、TRP)、送信点(transmission point、TP)、移動通信交換局(mobile switching center)などを含むがこれらに限定されず、アクセスネットワークにおいて1つまたは複数のセルを使用して無線インターフェース上で第1の端末装置102と通信するデバイスであってよいことを理解されたい。ネットワークデバイス101は、受信された無線フレームおよびインターネットプロトコル(IP)パケットを相互に変換し、第1の端末装置102とアクセスネットワークの残り部分との間のルータとして働くように構成されてよく、アクセスネットワークの残りの部分は、IPネットワークを含む場合がある。ネットワークデバイス101は、さらに、無線インターフェースの属性管理を調整する場合がある。たとえば、ネットワークデバイス101は、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムまたはLTEアドバンスト(LTE-Advanced、LTE-A)システムの進化型NodeB(NodeB、eNB、もしくはe-NodeB、evolved NodeB)を含んでよく、5G NRシステムの次世代NodeB(next generation NodeB、gNB)を含んでよく、またはクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CloudRAN)システムの中央ユニット(central unit、CU)および分散ユニット(distributed unit、DU)を含んでよい。これは、本出願の実施形態において限定されない。
【0054】
本出願のこの実施形態において、第1の端末装置102は、ワイヤレストランシーバ機能を有する装置であってよく、屋内装置、屋外装置、ハンドヘルド装置、もしくは車載装置を含む陸上に配置されてよく、または水上に(たとえば、船上に)配置されてよく、または空中に(たとえば、飛行機、気球、もしくは衛星に)配置されてよいことを理解されたい。第1の端末装置102は、1つまたは複数の通信システムの1つまたは複数のネットワークデバイスと通信し、ネットワークデバイス101によって提供されるネットワークサービスを受信することができる。たとえば、本出願のこの実施形態における第1の端末装置102は、モバイル電話(または「セルラ」電話と呼ばれる)、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、モバイル端末付きコンピュータなどであってよい。第1の端末装置102は、さらに、ユーザ機器(user equipment、UE)、端末(terminal)、移動局(mobile station、MS)、モバイル電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(pad)、ワイヤレストランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末、拡張現実(augmented reality、AR)端末、産業用制御(industrial control)のワイヤレス端末、自動運転(self-driving)のワイヤレス端末、遠隔医療(remote medical)のワイヤレス端末、スマートグリッド(smart grid)のワイヤレス端末、運輸の安全(transportation safety)のワイヤレス端末、スマートシティ(smart city)のワイヤレス端末、スマートホーム(smart home)のワイヤレス端末などであってよい。代替的に、第1の端末装置102は、通信モジュールを有する通信チップであってよい。
【0055】
図1に示された通信システムにおいては、ネットワークデバイス101が単一の第1の端末装置102と通信する例が用いられることを理解されたい。特定の実施プロセスにおいて、ネットワークデバイス101は、複数の第1の端末装置102と通信してよい。複数の第1の端末装置102は、同じセル内にあってよく、または異なるセル内にあってよい。これは、本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0056】
本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイス101および第1の端末装置102は、互いに直接通信してよく、または別のデバイスによる転送を通じて互いに通信してよいことを理解されたい。これは、本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0057】
本出願の実施形態が説明される前に、当業者がより深く理解することを助けるために、まず、本出願におけるいくつかの用語が説明される。
【0058】
(1)制御リソースセット(control resource set、CORESET): 1つのCORESETは、周波数領域の複数のリソースブロック(resource block、RB)と、時間領域の直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルとを含み、1つのRBは、12個のリソース要素(resource element、RE)に対応する。物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)送信用である可能性がある探索空間(search space)内の複数の候補位置が存在する。ネットワークデバイスは、端末装置のために1つまたは複数のCORESETを構成してよい。各CORESETは、1つの制御チャネル要素(control channel element、CCE)-リソース要素グループ(resource element group、REG)間マッピングに関連付けられる。現在サポートされているCORESETは、時間領域において1、2、または3個の連続したOFDMシンボルにまたがる。
【0059】
(2)探索空間(search space): PDCCHを含む可能性があるダウンリンクリソースグリッド内のエリア、および端末装置がPDCCHをブラインド検出する必要がある候補位置セット。たとえば、端末装置が、PDCCH上で運ばれるダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を受信するために、ネットワークデバイスによって送信されたPDCCHを所与のCCEアグリゲーションレベルに基づいてブラインド検出する場合、探索空間は、所与のアグリゲーションレベルに基づいて定義されたCCEセット内のPDCCH候補位置を含むセットである。
【0060】
(3)キャリア帯域幅部分(carrier bandwidth part、CBW): キャリア帯域幅部分は、周波数領域の連続したリソースのセグメントであり、帯域幅部分(bandwidth part、BWPもしくはBP)、サブバンド(subband)帯域幅、ナローバンド(narrowband)、またはナローバンド帯域幅とも呼ばれる場合があり、あるいは別の名称を有する場合がある。帯域幅部分の名称は、本出願の実施形態において限定されない。本出願の実施形態においては、名称「BWP」が、例として使用される。
【0061】
さらに、本出願の実施形態における用語「システム」および「ネットワーク」は、交換可能なように使用される場合があることを理解されたい。「少なくとも1つの」は、1つまたは複数を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味する。用語「および/または(and/or)」は、関連する対象の間の関連付け関係を示し、3つの関係を示す可能性がある。たとえば、Aおよび/またはBは、次の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を示す可能性があり、AおよびBは、単数または複数である可能性がある。文字「/」は、概して、関連する対象の間の「または(or)」の関係を示す。単数形の表現「1つの(one)」、「a」、「the」、「上述の(the foregoing)」、「この(this)」、および「1つの(the one)」は、文脈で明確に特段指定されない限り、「1つまたは複数の(one or more)」などの表現を含むようにも意図されている。さらに、特段の断りのない限り、本出願の実施形態における「第1の」および「第2の」などの序数は、複数の対象を区別するためのものであり、複数の対象の順序、時系列、優先順位、または重要度を限定するように意図されていない。たとえば、第1の帯域幅および第2の帯域幅は、単に異なる閾値を区別するために使用され、2つの帯域幅の異なる優先順位、異なる重要度などを示さない。
【0062】
本出願の実施形態に記載される「実施形態」、「一部の実施形態」などへの言及は、本出願の1つまたは複数の実施形態が、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性を含むことを意味する。したがって、本明細書の異なる箇所に現れる「実施形態において」、「一部の実施形態において」、「一部のその他の実施形態において」、および「その他の実施形態において」などの記述は、必ずしも同じ実施形態への言及を意味しない。その代わりに、記述は、別の形で特段に強調されていない限り、「実施形態の1つまたは複数、ただし、すべてではない」を意味する。用語「含む(include)」、「有する(have)」、およびそれらの変化形は、別の形で特段に強調されていない限り、すべて、「~を含むがこれ(ら)に限定されない」を意味する。
【0063】
本出願の実施形態において提供される技術的な解決策が、添付の図面を参照して以下で詳細に説明される。
【0064】
一部の実施形態においては、
図1に基づいて、ネットワークデバイス101が、第1の端末装置102に第1のインジケーション情報を送信するように構成されてよい。第1の端末装置102は、ネットワークデバイス101から第1のインジケーション情報を受信するように構成される。第1の端末装置102は、第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定するようにさらに構成され、第1のBWPは、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅は、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である。第1の端末装置102は、第1の帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信するようにさらに構成される。第1のBWPは、マルチキャスト情報の受信用である。任意選択で、第1のBWPは、SIB1に構成されたinitial downlink BWPであってよく、またはMIBに構成されたinitial BWPであってよく、または第1の端末装置のためにネットワーク側によって構成され、マルチキャスト情報の受信用であるBWPであってよい。
【0065】
本出願の実施形態で提供される通信システムにおいては、第1のインジケーション情報を受信した後、第1の端末装置102が、第1のインジケーション情報に基づいて第1のBWPの第1の帯域幅を決定してよい。本出願の実施形態において提供される通信システムに基づき、第1の端末装置102が第1のインジケーション情報に基づいて第1のBWPの第1の帯域幅を決定してよいので、第1の端末装置は、ネットワークデバイスによってSIB1に構成される帯域幅またはネットワークデバイスによってMIBに構成される帯域幅を使用することによって第1のマルチキャスト情報を受信してよい。この解決策は、第1の端末装置が非接続状態(たとえば、アイドル状態または非アクティブ状態)であるシナリオに適用可能である。第1の端子装置の非接続状態の特定の状態は、本出願において限定されない。この解決策に基づき、マルチキャストサービスの送信の要件を満たすために、マルチキャスト情報の受信のために非接続状態の第1の端末装置102に関して、帯域幅パラメータが柔軟に構成され得る。
【0066】
一部のその他の実施形態においては、ネットワークデバイス101が、第1の端末装置102に第2のインジケーション情報を送信するように構成されてよい。第2のインジケーション情報は、第1の端末装置102が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように第1の端末装置102に示し、第1の帯域幅は、SIB1に構成された初期BWP(initial BWP)の帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、SIB1に構成されてよい。第1の端末装置102は、ネットワークデバイス101から第2のインジケーション情報を受信するように構成される。第1の端末装置102は、第2のインジケーション情報に基づいて、初期BWPの帯域幅が第1の帯域幅または第2の帯域幅であると決定するようにさらに構成される。
【0067】
本出願の実施形態で提供される通信システムにおいては、第2のインジケーション情報を受信した後、第1の端末装置102が、第2のインジケーション情報に基づいて初期BWPの帯域幅を決定してよい。本出願の実施形態において提供される通信システムに基づいて、第1の端末装置102は、第2のインジケーション情報に基づいて初期BWPの帯域幅を決定してよく、したがって、接続状態になった後、マルチキャスト情報を受信するとき、第1の端末装置102は、マルチキャスト情報を受信するように構成された第2の帯域幅でマルチキャスト情報を受信してよい。第2の帯域幅は、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルに構成される場合がある。第2の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のための帯域幅、または第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅である。したがって、接続状態になった後、第1の端末装置102は、対応する帯域幅を適切に使用することによってマルチキャスト情報を受信してよい。これは、第1の端末装置102によるマルチキャストサービスの受信の要件を満たし、マルチキャスト情報を受信しない第1の端末装置により、マルチキャスト情報を受信するように構成された第2の帯域幅を使用することによって引き起こされるリソースの浪費を回避することができる。
【0068】
以下で、特に、
図1を参照して、本出願の実施形態において提供されるマルチキャスト情報受信方法を説明する。
【0069】
本出願のこの実施形態に示される方法は、
図1に示された通信システムだけでなく、別の将来の通信システム、たとえば、6G通信システムにも適用されてよいことを理解されたい。将来の通信システムにおいて、第1の端末装置およびネットワークデバイスは、同じ機能を維持する可能性があるが、それらの名称は、変わる可能性がある。さらに、方法は、2つの通信装置によって実行されてよい。2つの通信装置は、たとえば、第1の通信装置および第2の通信装置である。第1の通信装置は、ネットワークデバイス、またはネットワークデバイスが方法で必要とされる機能を実施することを支援することができる別の通信装置であってよい。代替的に、第1の通信装置は、第1の端末装置、または第1の端末装置が方法で必要とされる機能を実施することを支援することができる別の通信装置であってよい。確かに、第1の通信装置は、代替的に、別の通信装置、たとえば、チップシステムであってよい。同様に、第2の通信装置は、ネットワークデバイス、またはネットワークデバイスが方法で必要とされる機能を実施することを支援することができる別の通信装置であってよい。代替的に、第2の通信装置は、第1の端末装置、または第1の端末装置が方法で必要とされる機能を実施することを支援することができる通信装置であってよい。確かに、第2の通信装置は、代替的に、別の通信装置、たとえば、チップシステムであってよい。第1の通信装置および第2の通信装置の実装は、限定されない。たとえば、第1の通信装置が、ネットワークデバイスであってよく、第2の通信装置が、第1の端末装置であってよく、または第1の通信装置が、第1の端末装置であってよく、第2の通信装置が、ネットワークデバイスであってよい。
【0070】
説明を容易にするために、以下で、第1の端末装置とネットワークデバイスとの間のインタラクションを通じて方法が実行される例を使用することによって、すなわち、第1の通信装置が第1の端末装置であり、第2の通信装置がネットワークデバイスである例を使用することによって、本出願の実施形態において提供される第1の端末装置によってマルチキャスト情報を受信するいくつかの実施形態を説明する。
【0071】
図1に示された通信システムが、例として使用される。
図2は、本出願の実施形態に係るマルチキャスト情報受信方法の概略的な流れ図である。方法のプロセスは、以下のステップを含む。
【0072】
S201: ネットワークデバイスが、第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は、ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信する。第1のインジケーション情報は、第1のBWPの第1の帯域幅を決定するためのものであり、第1のBWPは、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅は、システム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅であってよい。
【0073】
たとえば、第1の端末装置がマルチキャスト情報(本出願のこの実施形態においてはマルチキャストサービスとも呼ばれる場合がある)を受信する前に、ネットワークデバイスは、システム情報(system information、SI)、たとえば、SIB1、またはマルチキャスト論理チャネル(マルチキャストデータおよび/もしくはシグナリングの送信のための論理チャネル)を使用することによって第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信してよい。具体的には、システム情報は、MIBおよび一連のSIB、たとえば、SIB1を含んでよい。MIBおよびSIB1は、初期アクセスのためおよびその他のシステム情報を取得するための基本情報を含む。MIBは、CORESET0およびsearch space zeroに関連する構成情報などのシステム情報を取得するための必要な情報を含む。SIB1は、別のシステム情報ブロックのスケジューリング情報、端末装置が接続状態になった後に端末装置によって使用され得る初期BWPの帯域幅、および初期アクセスのために必要とされる構成などの情報を含む。
【0074】
具体的には、初期BWPは、MIBに構成され、サービス情報の受信のために非接続状態の端末装置によって使用され、たとえば、SIB1およびページング(paging)情報などの情報を受信するために使用されてよい。初期BWPの帯域幅は、CORESET0の帯域幅に等しい。初期BWPの帯域幅は、SIB1においてさらに拡張される場合がある。具体的に言えば、SIB1に構成される初期ダウンリンクBWP(initial Downlink BWP)の帯域幅が、CORESET0の帯域幅以上である場合があり、初期ダウンリンクBWPが、周波数領域においてCORESET0を包含する。SIB1に構成された初期ダウンリンクBWP(本出願においては初期BWPとも呼ばれる場合がある)の帯域幅は、端末装置が接続状態になった後のサービス情報の受信のために非接続状態の端末装置によって使用されてよい。
【0075】
現在のテクノロジーにおいて、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅は、接続状態の端末装置によってのみ使用されることが可能であり、非接続状態の端末装置は、SIB1に構成された帯域幅を使用することによってサービス情報を受信することができない。サービス情報は、マルチキャスト情報を含む。しかし、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))Rel 15プロトコルによれば、MIBに構成される初期BWPの最大帯域幅は、20MHzであり、すなわち、MIBの初期BWPの帯域幅は、マルチキャスト情報の受信に制限を有する。この問題を解決するために、本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1の端末装置が第1のBWPの第1の帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信することができることを示すため、たとえば、第1の端末装置によるマルチキャスト情報の受信のための帯域幅が増やされ得るように、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅でマルチキャスト情報を受信するように第1の端末装置に示すために、SIB1またはその他のシステム情報またはマルチキャスト論理チャネルに第1のインジケーション情報を含める。たとえば、非接続状態の第1の端末装置によるマルチキャスト情報の受信のための帯域幅が増やされてよい。これは、マルチキャストサービスの送信の要件をさらに満たすことができる。
【0076】
S202: 第1の端末装置が、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定する。
【0077】
例において、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅は、CORESET0の帯域幅に基づいて拡張された帯域幅である。第1の端末装置は、受信された第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。
【0078】
本出願のこの実施形態において、第1の端末装置は、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。言い換えると、第1の端末装置は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信してよく、したがって、第1の端末装置によるマルチキャスト情報の受信のための帯域幅が、増やされ得る。したがって、第1のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態にならないときに第1の端末装置がSIB1に構成された高帯域幅を使用してマルチキャストサービスの送信の要件を満たしてよいように、SIB1に構成された帯域幅をBWPの帯域幅パラメータとして使用することによってマルチキャスト情報を受信するように、非接続状態(たとえば、アイドル状態または非アクティブ状態)の第1の端末装置に示す場合がある。
【0079】
特定の実施プロセスにおいて、ネットワークデバイスは、セル内でブロードキャストされているマルチキャスト情報、セルの属性パラメータ、構成パラメータ、容量パラメータ、端末装置の能力などに基づいて、マルチキャスト情報の受信のための第1のBWPの第1の帯域幅を構成してよいが、これは限定されない。たとえば、ネットワークデバイスは、セル内でブロードキャストされる場合があるまたはブロードキャストされているマルチキャスト情報によって必要とされる帯域幅リソースに基づいて、セルのための第1のBWPの適切な第1の帯域幅を構成してよい。第1のBWPの第1の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のために、セル内のマルチキャスト情報を受信しているかまたはセル内のマルチキャスト情報に関心がある端末装置によって使用される。具体的には、ネットワークデバイスによってブロードキャストされてよいマルチキャスト情報は、ネットワークデバイスによってセルにブロードキャストされていないが、将来的に存在するかまたはブロードキャストされる必要があるマルチキャスト情報である場合がある。たとえば、セル内の端末装置がマルチキャスト情報を受信しないので、ネットワークデバイスがセルにマルチキャスト情報を現在ブロードキャストしていなかった後で、セル内の端末装置がブロードキャスト情報を受信しようと意図するとネットワークデバイスが判定し、ネットワークデバイスがセルにマルチキャスト情報をブロードキャストする場合、マルチキャスト情報は、代替的に、ネットワークデバイスによってセルにブロードキャストされているマルチキャスト情報であってよい。
【0080】
例において、マルチキャスト情報の受信のための第1のBWPの第1の帯域幅は、BWPの位置および帯域幅IE(たとえば、location and bandwidth IE)またはSIB1に構成されたフィールドなどの情報に基づいてネットワークデバイスによって決定されてよい。
【0081】
本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、リソースを節約するために、異なるセルに関して、マルチキャスト情報の受信のための第1のBWPの第1の帯域幅を構成してよい。
【0082】
特定の実施プロセスにおいて、第1のインジケーション情報は、第1のBWPの第1の帯域幅を異なる方法で示してよい。たとえば、指示の方法は、以下のいくつかの方法を含んでよいがこれらに限定されない。
【0083】
方法1: 第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を明示的な方法で示してよい。言い換えると、第1のインジケーション情報は、明示的なインジケーション情報であり、SIB1またはその他のシステム情報またはマルチキャスト論理チャネルに存在してよいがこれらに限定されない。例において、第1のインジケーション情報は、第1の端末装置がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することができるかどうかを示す。たとえば、第1のインジケーション情報は、新しいIEまたはフィールドであってよい。言い換えると、第1の端末装置は、SIB1がIEまたはフィールドを含むかどうかによって、第1の端末装置がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信することができるかどうかを判定してよい。たとえば、第1の端末装置が、SIB1が新しいIEまたは新しいフィールドを含むと判定し、したがって、第1の端末装置は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅がマルチキャスト情報の受信用であり得ると決定する。たとえば、新しいIEまたはフィールドの属性は、列挙型(enumerated type)である場合があり、たとえば、{true/false}が列挙されるか、または{supported/not supported}が列挙されるか、または列挙が使用されない場合がある。
【0084】
方法2: 第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を明示的な方法で示してよい。言い換えると、第1のインジケーション情報は、明示的なインジケーション情報である。例において、第1のインジケーション情報は、マルチキャスト情報を示すための任意のマルチキャスト情報の識別子であってよい。識別子を受信した後、第1の端末装置は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信すると決定してよく、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信する。代替的に、第1のインジケーション情報は、マルチキャスト情報に対応する無線ベアラ情報であってよい。無線ベアラ情報を受信した後、第1の端末装置は、第1の端末装置が関心があるかまたは受信しているサービス情報がマルチキャスト情報であると判定し、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってサービス情報を受信してよい。第1のインジケーション情報の特定の形態は、本明細書において限定されない。
【0085】
方法3: 第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を暗黙的な方法で示してよい。言い換えると、第1のインジケーション情報は、暗黙的なインジケーション情報である。例において、第1のインジケーション情報は、SIB1内の第1のCORESETまたは第1のCORESETに対応するsearch spaceであってよい。たとえば、第1のインジケーション情報は、SIB1内の第1のCORESETである。第1の端末装置は、SIB1内の第1のCORESETを受信し、第1のCORESETは、初期BWPに対応する。第1のCORESETの帯域幅がMIBに構成されたCORESET0の帯域幅以上である場合、そのことは、マルチキャスト情報を受信するために第1の端末装置によって使用されるBWPリソースがSIB1に構成されていることを示す。第1の端末装置は、マルチキャスト情報の受信のための第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。例において、第1のインジケーション情報は、第1のCORESETの構成情報内の文字、フィールド、または情報要素の1つまたは任意の組合せであってよい。これは、本出願のこの実施形態において特に限定されない。たとえば、第1のインジケーション情報は、第1のCORESETの帯域幅である。第1のCORESETの帯域幅に基づいて、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以上であると判定するとき、第1の端末装置は、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。代替的に、SIB1が第1のCORESETを含むと判定するとき、第1の端末装置は、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。
【0086】
特定の実施プロセスにおいて、ネットワークデバイスは、複数の方法で第1のCORESETを構成してよい。たとえば、ネットワークデバイスは、MIBに構成されたCORESET0に基づいて、その帯域幅がCORESET0の帯域幅と同じであり、その周波数領域がCORESET0の周波数領域と同じである第1のCORESETを構成してよい。これは、第1のCORESETがCORESET0と重なることと理解されてよい。代替的に、ネットワークデバイスは、MIBに構成されたCORESET0に基づく拡張によって、その帯域幅がCORESET0の帯域幅より大きい第1のCORESETを構成する。ネットワークデバイスは、第1のCORESETに対応するsearch spaceをさらに構成してよい。
【0087】
ネットワークデバイスは、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルにおいて、第1のBWPの第1の帯域幅に対応するCORESETを構成してよいことに留意されたい。具体的には、第1のBWPの第1の帯域幅に対応するCORESETは、以下のいくつかの方法でネットワークデバイスによって構成されてよい。たとえば、構成の方法は、以下のいくつかの方法を含んでよいがこれらに限定されない。
【0088】
例1: ネットワークデバイスが、第1のBWPの第1の帯域幅に対応するCORESETとして、MIBに構成されたCORESET0を引き続き使用する。言い換えると、第1のBWPの第1の帯域幅に対応するCORESETが、CORESET0である。例1において、第1の端末装置は、CORESET0の帯域幅でマルチキャスト制御情報をリスニングし、第1のBWPの第1の帯域幅でマルチキャストサービス情報を受信してよい。任意選択で、マルチキャストサービス情報は、マルチキャストデータパケットまたはマルチキャストデータ情報であってよい。
【0089】
例2: ネットワークデバイスが、第1のBWPの第1の帯域幅のために、新しいCORESET、すなわち、第1のCORESETを構成する。第1のCORESETは、CORESET0に基づいて拡張される。具体的に言えば、第1のCORESETは、CORESET0を包含し、第1のCORESETの帯域幅は、CORESET0の帯域幅より大きく、第1のBWPの第1の帯域幅以下である。ネットワークデバイスは、第1のCORESETに関する対応するsearch spaceをさらに構成してよい。例2において、第1の端末装置は、第1のCORESETの帯域幅でマルチキャスト制御情報をリスニングし、第1のBWPの第1の帯域幅でマルチキャストサービス情報を受信してよい。
【0090】
例3: ネットワークデバイスが、第1のBWPの第1の帯域幅のために、新しいCORESET、すなわち、第1のCORESETを構成する。第1のCORESETの帯域幅は、CORESET0の帯域幅に等しく、ネットワークデバイスは、第1のCORESETに関する対応するsearch spaceをさらに構成してよい。例3において、第1の端末装置は、第1のCORESETの帯域幅でマルチキャスト制御情報をリスニングし、第1のBWPの第1の帯域幅でマルチキャストサービス情報を受信してよい。
【0091】
例2および3においては、第1のCORESETがCORESET0を包含するので、第1の端末装置によるページング情報の受信、システム情報の受信などは、影響を受けない。
【0092】
S203: 第1の端末装置が、第1のBWPの第1の帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信する。
【0093】
例においては、第1の端末装置が、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定する場合、第1の端末装置は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信してよい。
【0094】
本出願のこの実施形態の実施のシナリオにおいて、マルチキャスト情報受信方法は、以下のステップS204をさらに含んでよい。
【0095】
S204: 第1のマルチキャスト情報のブロードキャストもしくはマルチキャストが終了するか、または第1の端末装置が第1のマルチキャスト情報をもはや受信しない場合、第1の端末装置は、リソースを節約するために、MIBに構成されたCORESET0の帯域幅でページングメッセージまたはシステム情報などの情報を受信し続けてよい。
【0096】
本出願のこの実施形態においては、第1のインジケーション情報を受信した後、第1の端末装置は、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定する場合があり、その結果、第1の端末装置は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信してよい。この解決策は、第1の端末装置が非接続状態であるシナリオに適用可能である。第1の端末装置の非接続状態の特定の状態は、本出願において限定されない。上述の解決策に基づいて、非接続状態の第1の端末装置によって第1のマルチキャスト情報を受信するために使用される帯域幅が、増やされることが可能であり、第1のマルチキャスト情報の送信の要件が、さらに満たされることが可能である。
【0097】
図1に示された通信システムが、例として使用される。
図3は、本出願の実施形態に係るマルチキャスト情報受信方法の概略的な流れ図である。方法のプロセスは、以下のステップを含む。
【0098】
S301: ネットワークデバイスが、第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は、ネットワークデバイスによって送信された第1のインジケーション情報を受信する。第1のインジケーション情報は、第1のBWPの第1の帯域幅を決定するためのものであり、第1のBWPは、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅は、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅であってよい。
【0099】
MIBに構成された初期BWPの帯域幅は制限されるので、非接続状態の端末装置は、低帯域幅を必要とする一部のマルチキャスト情報を受信する場合がある。しかし、マルチキャスト情報の受信のために高帯域幅が必要とされる一部のシナリオには制限がある。この問題を解決するために、本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、SIB1に含まれる第1のインジケーション情報、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルを使用することによって、リソースの利用を改善するために、第1の端末装置がMIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信してよいことを示す。
【0100】
たとえば、第1のマルチキャスト情報を受信する前に、第1の端末装置は、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を取得する場合がある。例において、第1のインジケーション情報は、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係であってよい。ネットワークデバイスは、第1の端末装置に対応関係を送信する。それに対応して、第1の端末装置は、受信された対応関係に基づいて、SIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用することによって第1のマルチキャスト情報を受信することを決定してよい。
【0101】
別の例において、第1のインジケーション情報は、マルチキャスト情報を受信するためにSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を第1の端末装置が使用することができる(または第1の端末装置が使用することを許可される)ことを示すインジケーション情報である場合がある。第1の端末装置は、マルチキャスト情報を受信する前に第1のインジケーション情報を受信してよく、またはマルチキャスト情報を受信した後に第1のインジケーション情報を受信してよく、またはマルチキャスト情報を受信する過程で第1のインジケーション情報を受信してよい。第1の端末装置によるマルチキャスト情報の受信および第1のインジケーション情報の受信の順序は、この実施形態において限定されない。ネットワークデバイスは、第1の端末装置がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信することができるまたは受信することを許可されることを示すために、第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は、受信された第1のインジケーション情報と、第1の端末装置が関心があるかまたは受信している第1のマルチキャスト情報とに基づいて、ならびにマルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係に基づいて、SIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用することによって第1のマルチキャスト情報を受信するまたは受信し続けることを決定してよい。この例において、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係は、予め構成されてよく、またはネットワークデバイスによって第1の端末装置に送信されてよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0102】
S302: 第1の端末装置が、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定する。
【0103】
例において、ネットワークデバイスは、マルチキャスト情報によって必要とされる受信帯域幅に基づいて、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を形成するために、対応する帯域幅でマルチキャスト情報を送信すること、たとえば、SIB1、もしくはその他のシステム情報、もしくはマルチキャスト論理チャネルの帯域幅、またはMIBに構成された帯域幅でマルチキャスト情報を送信することを決定してよい。たとえば、ネットワークデバイスは、SIB1またはMIBに構成された帯域幅でマルチキャスト情報を送信する。ネットワークデバイスが、マルチキャスト情報によって必要とされる受信帯域幅に基づいて、SIB1に構成された帯域幅でマルチキャスト情報を送信することを決定する場合、マルチキャスト情報とSIB1に構成された帯域幅との間の対応関係が形成されてよい。代替的に、ネットワークデバイスが、マルチキャスト情報によって必要とされる受信帯域幅に基づいて、MIBに構成された帯域幅でマルチキャスト情報を送信することを決定する場合、マルチキャスト情報とMIBに構成された帯域幅との間の対応関係が形成されてよい。具体的には、対応関係は、セル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係であってよく、または複数のセル(すなわち、セルグループ)内のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係であってよく、またはエリア内のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係であってよい。対応関係が適用可能な範囲は、本出願において限定されない。特定の実施プロセスにおいて、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係は、代替的に、マルチキャスト情報の種類と受信帯域幅との間の対応関係であってよい。たとえば、ネットワークデバイスが、いくつかの種類のマルチキャスト情報によって必要とされる受信帯域幅に基づいて、SIB1に構成された帯域幅でマルチキャスト情報を送信することを決定する場合、これらの種類のマルチキャスト情報とSIB1に構成された帯域幅との間の対応関係が形成されてよい。代替的に、ネットワークデバイスが、いくつかの種類のマルチキャスト情報によって必要とされる受信帯域幅に基づいて、MIBに構成された帯域幅でマルチキャスト情報を送信することを決定する場合、これらの種類のマルチキャスト情報とMIBに構成された帯域幅との間の対応関係が形成されてよい。
【0104】
例において、ネットワークデバイスは、第1の端末装置がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信することができるまたは受信することを許可されることを示すために、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を第1の端末装置に第1のインジケーション情報として送信してよい。それに対応して、第1の端末装置は、対応関係と、第1の端末装置が関心があるかまたは受信している第1のマルチキャスト情報とに基づいて、第1のマルチキャスト情報を受信するために使用される第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。代替的に、ネットワークデバイスは、第1の端末装置に第1のインジケーション情報および対応関係を別々に送信する場合があり、第1のインジケーション情報は、第1の端末装置がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信することができるまたは受信することを許可されることを示す。それに対応して、第1の端末装置は、受信された対応関係および第1のインジケーション情報のインジケーションの内容に基づいて、第1のマルチキャスト情報を受信するために使用される第1の帯域幅がSIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。
【0105】
たとえば、表1は、本出願のこの実施形態に係るマルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を示す。
【表1】
【0106】
たとえば、表1に示されるように、第1のインジケーション情報を受信した後、第1の端末装置は、第1の端末装置が関心があるかまたは受信している第1のマルチキャスト情報と、対応関係とに基づいて、第1の帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。たとえば、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するとき、第1の端末装置が関心があるかまたは受信している第1のマルチキャスト情報がマルチキャスト情報aまたはマルチキャスト情報dである場合、第1の端末装置は、受信された第1のインジケーション情報および表1に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。代替的に、第1の端末装置が関心があるかまたは受信している第1のマルチキャスト情報がマルチキャスト情報bまたはマルチキャスト情報cである場合、第1の端末装置は、受信された第1のインジケーション情報および表1に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。第1の端末装置が複数のマルチキャスト情報を受信するとき、第1の端末装置は、上述の対応関係に基づいて、MIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによって複数のマルチキャスト情報を受信することを決定してよい。たとえば、複数のマルチキャスト情報がマルチキャスト情報aおよびマルチキャスト情報dを含む場合、第1の端末装置は、表1に基づいて、MIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報aおよびマルチキャスト情報dを受信することを決定してよい。代替的に、ネットワークデバイスは、マルチキャスト情報グループと受信帯域幅との間の対応関係を第1の端末装置に送信する場合があり、その結果、第1の端末装置は、MIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってサービス情報を受信する場合がある。第1の端末装置は、マルチキャスト情報グループと受信帯域幅との間の受信された対応関係に基づいて、MIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによって複数のマルチキャスト情報を受信することを決定してよい。
【0107】
例において、第1のインジケーション情報は、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係である。第1の端末装置は、対応関係のマルチキャスト情報の識別子および受信帯域幅の識別子に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。たとえば、対応関係において、マルチキャスト情報は、マルチキャスト情報のID、またはマルチキャストサービス制御情報をスクランブルするための無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier、RNTI)、たとえば、グループ無線ネットワーク一時識別子(group radio network temporary identifier、G-RNTI)、一時モバイルグループアイデンティティ(temporary mobile group identity、TMGI)、または別の識別子によって示されてよい。マルチキャスト情報の受信のための初期BWPの帯域幅は、1bitまたは2bitのビットマップ(bitmap)、列挙法(enumeration method)などによって示されてよい。たとえば、マルチキャスト情報の受信のための初期BWPの帯域幅が1ビットのbitmapによって示される場合、0が、MIBに構成された初期BWPの帯域幅を表す場合があり、1が、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅を表す場合がある。代替的に、マルチキャスト情報の受信のための初期BWPの帯域幅が2bitのbitmapによって示される場合、第1のビットが、MIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用するべきかどうかを示し、第2のビットが、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用するべきかどうかを示すなどの場合がある。代替的に、マルチキャスト情報の受信のための初期BWPの帯域幅が、{true/false}を列挙するまたは{supported/not supported}を列挙するなど、列挙法を使用することによって示される場合、マルチキャスト情報の受信のための初期BWPの帯域幅の属性がtrueもしくはsupportedであるとき、マルチキャスト情報の受信のための初期BWPの帯域幅は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅として表される場合があり、またはマルチキャスト情報の受信のための初期BWPの帯域幅の属性がfalseもしくはnot supportedであるとき、マルチキャスト情報の受信のための初期BWPの帯域幅は、MIBに構成された初期BWPの帯域幅として表される場合がある。第1の端末装置は、マルチキャスト情報の識別子に基づいて、第1の端末装置が関心がある第1のマルチキャスト情報を決定し、受信帯域幅の識別子に基づいて、第1のマルチキャスト情報の受信のための帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。
【0108】
別の例において、第1のインジケーション情報は、SIB1またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用するように第1の端末装置に示すインジケーション情報である。第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信する前に、ネットワークデバイスは、SIB1またはその他のシステム情報またはマルチキャスト論理チャネルを使用することによってマルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を第1の端末装置に予め送信してよい。代替的に、第1の端末装置は、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の予め構成された対応関係を取得してよい。第1の端末装置は、受信された第1のインジケーション情報と、第1の端末装置が関心があるかまたは受信している第1のマルチキャスト情報とに基づいて、および対応関係に基づいて、第1のマルチキャスト情報を受信するために使用される第1の帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。この例において、第1のインジケーション情報は、第1のBWPの第1の帯域幅を異なる方法で示してよい。たとえば、方法は、以下のいくつかの方法を含んでよいがこれらに限定されない。
【0109】
方法1: 第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を明示的な方法で示してよい。言い換えると、第1のインジケーション情報は、明示的なインジケーション情報であり、SIB1またはその他のシステム情報またはマルチキャスト論理チャネルに存在してよいがこれらに限定されない。任意選択で、第1のインジケーション情報は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用するか、またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用するように第1の端末装置に示す。たとえば、第1のインジケーション情報は、新しいIEまたはフィールドであってよい。言い換えると、第1の端末装置は、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルがIEまたはフィールドを含むことに基づいて、第1の端末装置がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用してマルチキャスト情報を受信する、またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用してマルチキャスト情報を受信すると決定してよい。たとえば、新しいIEまたはフィールドの属性は、列挙型である場合があり、たとえば、{true/false}が列挙されるか、または{supported/not supported}が列挙されるか、または列挙が使用されない場合がある。第1の端末装置が、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルの新しいIEまたはフィールドに基づいて、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅がマルチキャスト情報の受信用であることが可能であると決定するとき、第1の端末装置は、マルチキャスト情報の受信のための第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定する。代替的に、第1の端末装置が、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルの新しいIEまたはフィールドに基づいて、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅がマルチキャスト情報の受信用であることが不可能であると決定するとき、第1の端末装置は、マルチキャスト情報の受信のための第1のBWPの第1の帯域幅がMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定する。
【0110】
方法2: 第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を明示的な方法で示してよい。言い換えると、第1のインジケーション情報は、明示的なインジケーション情報である。任意選択で、第1のインジケーション情報は、マルチキャスト情報を示すための任意のマルチキャスト情報の識別子である。識別子を受信した後、第1の端末装置は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信すると決定し、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによって、またはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信してよい。代替的に、第1のインジケーション情報は、マルチキャスト情報に対応する無線ベアラ情報であってよい。無線ベアラ情報を受信した後、第1の端末装置は、第1の端末装置が関心があるかまたは受信しているサービス情報がマルチキャスト情報であると判定し、MIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによってサービス情報を受信してよい。第1のインジケーション情報の特定の形態は、本明細書において限定されない。
【0111】
方法3: 第1のインジケーション情報が、第1のBWPの第1の帯域幅を暗黙的な方法で示してよい。言い換えると、第1のインジケーション情報は、暗黙的なインジケーション情報である。任意選択で、第1のインジケーション情報は、SIB1に構成された第1のCORESETまたは第1のCORESETに対応するsearch spaceであってよい。たとえば、第1のインジケーション情報は、SIB1に構成された第1のCORESETである。第1の端末装置は、SIB1内の第1のCORESETを受信する。第1のCORESETの帯域幅がMIBに構成されたCORESET0の帯域幅よりも大きい場合、そのことは、マルチキャスト情報を受信するために第1の端末装置によって使用されるBWPリソースがSIB1に構成されていることを示す。第1の端末装置は、マルチキャスト情報の受信のための第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。代替的に、第1のCORESETの帯域幅がMIBに構成されたCORESET0の帯域幅以下である場合、そのことは、マルチキャスト情報を受信するために第1の端末装置によって使用されるBWPリソースがSIB1に構成されていないことを示す。第1の端末装置は、マルチキャスト情報の受信のための第1のBWPの第1の帯域幅がMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。第1のインジケーション情報は、第1のCORESETの構成情報内の文字、フィールド、または情報要素の1つまたは任意の組合せであってよい。これは、本出願のこの実施形態において特に限定されない。たとえば、第1のインジケーション情報は、第1のCORESETの帯域幅である。第1のCORESETの帯域幅に基づいて、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きいと判定するとき、第1の端末装置は、第1のBWPの第1の帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。代替的に、第1のCORESETの帯域幅に基づいて、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であると判定するとき、第1の端末装置は、第1のBWPの第1の帯域幅がMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。任意選択で、CORESET0の帯域幅は、20MHzである。
【0112】
第1のCORESETは、ネットワークデバイスによって構成され、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネル内にあるCORESETであることに留意されたい。ネットワークデバイスによる第1のCORESETの構成の特定の方法に関しては、
図2のS202におけるネットワークデバイスによる第1のCORESETの構成の関連する説明を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0113】
ネットワークデバイスによって第1のBWPの第1の帯域幅に対応するCORESETを構成する方法は、すべての上述の例に適用可能であることに留意されたい。具体的に言えば、第1のインジケーション情報がマルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係である例と、第1のインジケーション情報がMIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用するように第1の端末装置に示すインジケーション情報である例において、ネットワークデバイスが第1のBWPの第1の帯域幅に対応するCORESETを構成する方法は、同じまたは同様である。具体的には、ネットワークデバイスによる第1のBWPの第1の帯域幅に対応するCORESETの構成の方法に関しては、
図2のS202におけるネットワークデバイスによる第1のBWPの第1の帯域幅に対応するCORESETの構成の関連する説明を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0114】
本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、異なるマルチキャスト情報に基づいて、第1の端末装置のための第1のBWPの第1の帯域幅を構成する。第1のBWPの第1の帯域幅は、1つまたは複数のマルチキャスト情報を受信するために第1の端末装置によって使用される。これは、リソースの利用を改善し、リソースの浪費を回避することができる。それに対応して、第1の端末装置は、第1の端末装置が関心があるかまたは受信しているマルチキャスト情報と、第1のインジケーション情報とに基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅を決定してよい。第1のBWPの第1の帯域幅は、1つまたは複数のマルチキャスト情報を受信するために第1の端末装置によって使用される。これは、リソースの利用を改善し、マルチキャストサービスの送信の要件を満たすことができる。
【0115】
S303: 第1の端末装置が、第1のBWPの第1の帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信する。
【0116】
例においては、第1の端末装置が、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がMIBに構成された初期BWPの帯域幅であると決定する場合、第1の端末装置は、MIBに構成された初期BWPの帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信してよい。代替的に、第1の端末装置が、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの帯域幅がSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定する場合、第1の端末装置は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信してよい。
【0117】
本出願のこの実施形態の実施のシナリオにおいて、マルチキャスト情報受信方法は、次のステップS304をさらに含む。
【0118】
S304: 第1のマルチキャスト情報のブロードキャストもしくはマルチキャストが終了するか、または第1の端末装置が第1のマルチキャスト情報をもはや受信しない場合、第1の端末装置は、リソースを節約するために、MIBに構成されたCORESET0の帯域幅でページングメッセージまたはシステム情報などの情報を受信し続けてよい。
【0119】
本出願のこの実施形態において、第1の端末装置は、異なるマルチキャスト情報および第1のインジケーション情報に基づいて、第1のBWPの第1の帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅であると決定してよい。言い換えると、第1の端末装置は、第1のマルチキャスト情報に基づいて、MIBまたはSIB1に構成された初期BWPの帯域幅を使用することによって第1のマルチキャスト情報を受信することを決定してよい。任意選択で、第1のインジケーション情報は、マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係であってもよく、またはSIB1もしくはMIBに構成された初期BWPの帯域幅を使用するように第1の端末装置に示すインジケーション情報であってよい。第1のインジケーション情報の特定の内容は、本出願において限定されない。この解決策は、第1の端末装置が非接続状態であるシナリオに適用可能である。第1の端子装置の非接続状態の特定の状態は、本出願において限定されない。上述の解決策に基づいて、第1のマルチキャスト情報の送信の要件が満たされながら、リソースの利用が改善されることが可能であり、リソースの浪費がさらに回避されることが可能である。
【0120】
図1に示された通信システムが、例として使用される。
図4は、本出願の実施形態に係るインジケーション情報送信/受信方法の概略的な流れ図である。方法のプロセスは、以下のステップを含む。
【0121】
S401: ネットワークデバイスが、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は、ネットワークデバイスから第2のインジケーション情報を受信する。第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後、第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することによってサービス情報を受信するように第1の端末装置を示し、第1の帯域幅と第2の帯域幅との両方が、SIB1に構成される。第1の帯域幅は、初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のための帯域幅、または第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅である。
【0122】
本出願のこの実施形態において、第1の端末装置が接続状態になることは、無線リソース制御(radio resource control、RRC)の確立、再確立、または再開を含んでよいがこれらに限定されない。これは、本出願において特に限定されない。
【0123】
たとえば、第1の端末装置が接続状態になる前に、ネットワークデバイスは、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルを使用することによって第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信してよい。具体的に言えば、第1の端末装置は、第1の端末装置が非接続状態であるときに第2のインジケーション情報を受信し、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するべきかどうかを判定する。
【0124】
本出願のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、SIB1に2つの帯域幅、すなわち、第1の帯域幅および第2の帯域幅を構成してよい。サービス情報の受信のための2つの帯域幅が両方とも、非接続状態から接続状態になる第1の端末装置によって使用される場合がある。具体的には、2つの帯域幅のうちの第1の帯域幅は、初期BWPの帯域幅であり、第1の端末装置がユニキャスト情報を受信するときに使用される。第2の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のための帯域幅、または第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅である。任意選択で、第1の帯域幅と第2の帯域幅との両方が、初期BWPに対応する帯域幅であるか、または第1の帯域幅および第2の帯域幅が、2つのBWPに対応する。具体的に言えば、第1の帯域幅は、初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のためのBWP(本出願のこの実施形態においてはマルチキャストBWPとも呼ばれる場合がある)、またはマルチキャスト情報の受信のための初期BWP(本出願のこの実施形態においてはマルチキャスト初期BWPとも呼ばれる場合がある)の帯域幅である。
【0125】
例において、ネットワークデバイスは、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することを決定するように第1の端末装置に示すために、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信してよい。たとえば、第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することによってサービス情報を受信するように第1の端末装置に示してよい。第1の端末装置は、ネットワークデバイスによって送信された第1のインジケーション情報に基づいて、接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することを決定してよい。代替的に、第2のインジケーション情報は、2つの帯域幅を示してよい。2つの帯域幅のうちの第1の帯域幅は、第1の端末装置がユニキャスト情報を受信する、すなわち、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しないときに使用される初期BWPの帯域幅である。第2の帯域幅は、第1の端末装置が接続状態になった後の、第1の端末装置などの端末装置によるマルチキャスト情報の受信のための帯域幅である。接続状態になった後、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、マルチキャスト情報を受信するべきかどうかに応じて、対応する帯域幅を使用することを選択してよい。結論として、第1の端末装置は、ネットワークデバイスによって送信された第2のインジケーション情報に基づいて、または第2のインジケーション情報に基づいておよびマルチキャスト情報を受信するべきかどうかに応じて、接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することを決定してよい。
【0126】
S402: 第1の端末装置が、第2のインジケーション情報に基づいて、接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することを決定する。
【0127】
例においては、接続状態になった後、第1の端末装置は、ネットワークデバイスによって送信された第2のインジケーション情報に基づいて、第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することによってサービス情報を受信することを決定する。代替的に、接続状態になった後、ネットワークデバイスによって送信された第2のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置は、マルチキャスト情報を受信するために第2の帯域幅を使用し、ユニキャスト情報を受信するために第1の帯域幅を使用する。任意選択で、第1の帯域幅および第2の帯域幅は、初期BWPの帯域幅であってよく、または第1の帯域幅は、初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャストBWPの帯域幅もしくはマルチキャスト初期BWPの帯域幅である。
【0128】
特定の実施プロセスにおいて、第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後に使用される帯域幅を異なる方法で示してよい。たとえば、指示の方法は、以下のいくつかの方法を含んでよいがこれらに限定されない。
【0129】
例1: 第2のインジケーション情報が、初期BWPの帯域幅を暗黙的な方法で示してよい。言い換えると、第2のインジケーション情報は、暗黙的なインジケーション情報である。例においては、SIB1を復号した後、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の端末装置によって使用され得る第1の帯域幅および第2の帯域幅などの2つの帯域幅がSIB1に構成されていることを特定するとき、第1の端末装置は、接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が第1の帯域幅または第2の帯域幅であると決定してよい。第1の帯域幅は、第1の端末装置がユニキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のための帯域幅、または第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅である。たとえば、第1の端末装置が接続状態になった後にマルチキャスト情報を受信しない場合、第1の端末装置は、第1の帯域幅を使用することを決定する。第1の端末装置が接続状態になった後にマルチキャスト情報を受信する場合、第1の端末装置は、第2の帯域幅を使用することを決定する。代替的に、SIB1を復号した後、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の端末装置によって使用され得る初期BWPおよびマルチキャストBWPなどの2つのBWPがSIB1に構成されていることを特定するとき、第1の端末装置は、接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が初期BWPの帯域幅またはマルチキャストBWPの帯域幅であると決定してよい。初期BWPの帯域幅は、第1の端末装置がユニキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅、すなわち、第1の帯域幅であり、マルチキャストBWPの帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のための帯域幅、または第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅、すなわち、第2の帯域幅である。たとえば、第1の端末装置が接続状態になった後にマルチキャスト情報を受信する場合、第1の端末装置は、マルチキャストBWPの帯域幅を使用することを決定する。第1の端末装置がユニキャスト情報を受信する場合、第1の端末装置は、初期BWPの帯域幅を使用することを決定する。
【0130】
例2: 第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後に使用される帯域幅を明示的な方法で示してよい。言い換えると、第2のインジケーション情報は、明示的なインジケーション情報である。たとえば、第2のインジケーション情報は、msg4シグナリング、無線リソース制御再確立(RRC reestablishment)シグナリング、無線リソース制御設定(RRC Setup)シグナリング、無線リソース制御再開(RRC Resume)シグナリング、その他のシグナリングにおける文字もしくはフィールド、G-RNTIなどのRNTI、またはその他のインジケーション情報を含んでよいがこれらに限定されない。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。接続状態になる前に第2のインジケーション情報を受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置が接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が第1の帯域幅または第2の帯域幅であると決定してよく、第1の帯域幅は、初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト初期BWPの帯域幅またはマルチキャストBWPの帯域幅である。たとえば、第2のインジケーション情報は、上述のシグナリングにおける新しい文字またはフィールドである。特定のプロセスにおいて、第1の端末装置が、SIB1、その他のシステム情報、マルチキャスト論理チャネルなどにおける上述のシグナリングが新しい文字またはフィールドを含むと判定する場合、第1の端末装置は、接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が第1の帯域幅または第2の帯域幅であると決定してよい。たとえば、新しい文字またはフィールドの属性は、列挙型である場合があり、たとえば、{true/false}が列挙されるか、または{supported/not supported}が列挙されるか、または列挙が使用されない場合がある。たとえば、新しい文字またはフィールドの属性は、{true/false}が列挙されることである。第1の端末装置が、新しい文字またはフィールドの属性がtrueであると判定する場合、第1の端末装置は、接続状態になった後、第2の帯域幅を使用することによってサービス情報を受信することを決定してよく、または第1の端末装置が、新しい文字またはフィールドの属性がfalseであると判定する場合、第1の端末装置は、接続状態になった後、第1の帯域幅を使用することによってサービス情報を受信することを決定してよい。
【0131】
例において、ネットワークデバイスは、第2の帯域幅のための対応するCORESET、すなわち、第2のCORESETを構成してよい。具体的には、第2のCORESETは、SIB1、その他のシステム情報、またはマルチキャスト論理チャネルに構成される場合がある。特定の実施プロセスにおいて、ネットワークデバイスは、複数の方法で第2のCORESETを構成してよい。たとえば、方法は、以下の方法を含んでよいがこれらに限定されない。
【0132】
例1: ネットワークデバイスが、MIBに構成されたCORESET0を第2のCORESETとして引き続き使用してよい。言い換えると、第2のCORESETは、CORESET0である。ネットワークデバイスは、第2のCORESETに関する対応するsearch spaceをさらに構成してよい。例1において、第1の端末装置は、CORESET0の帯域幅でマルチキャスト制御情報をリスニングし、第2の帯域幅でマルチキャストサービス情報を受信してよい。
【0133】
例2: ネットワークデバイスが、新しい第2のCORESETを構成してよい。たとえば、ネットワークデバイスは、MIBに構成されたCORESET0に基づいて、その帯域幅がCORESET0の帯域幅と同じであり、その周波数領域がCORESET0の周波数領域と同じである第2のCORESETを構成してよい。これは、第2のCORESETがCORESET0と重なることと理解されてよい。ネットワークデバイスは、第2のCORESETに関する対応するsearch spaceをさらに構成してよい。例2において、第1の端末装置は、第2のCORESETの帯域幅でマルチキャスト制御情報をリスニングし、第2の帯域幅でマルチキャストサービス情報を受信してよい。
【0134】
例3: ネットワークデバイスが、MIBに構成されたCORESET0に基づく拡張によって、その帯域幅がCORESET0の帯域幅より大きい第2のCORESETを構成する。具体的に言えば、第2のCORESETは、CORESET0を包含し、第2のCORESETの帯域幅は、CORESET0の帯域幅より大きく、第2の帯域幅以下である。ネットワークデバイスは、第2のCORESETに関する対応するsearch spaceをさらに構成してよい。例3において、第1の端末装置は、第2のCORESETの帯域幅でマルチキャスト制御情報をリスニングし、第2の帯域幅でマルチキャストサービス情報を受信してよい。
【0135】
例2および3においては、第2のCORESETがCORESET0を包含するので、接続状態の第1の端末装置によるページング情報、システム情報などの受信は、影響を受けない。
【0136】
本出願のこの実施形態において、接続状態になった後にマルチキャスト情報を受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第2の帯域幅を使用することを決定してよく、または第1の端末装置が接続状態になった後にユニキャスト情報のみを受信する、すなわち、マルチキャスト情報を受信しないとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の帯域幅を使用することを決定してよい。これは、リソースの利用を改善し、マルチキャスト情報の送信の要件をより十分に満たすことができる。
【0137】
S403: 第1の端末装置が接続状態になった後、第1の端末装置がマルチキャストサービスを受信する場合、第1の端末装置は、第2の帯域幅を使用してよく、または第1の端末装置がユニキャスト情報のみを受信する、すなわち、マルチキャスト情報を受信しない場合、第1の端末装置は、第1の帯域幅を使用してよい。
【0138】
例においては、第1の端末装置が関心があるマルチキャスト情報が、第1の端末装置が接続状態になる前に受信され、第1の端末装置が接続状態になるときに引き続き受信されているサービス情報であるとき、第1の端末装置は、第2の帯域幅を使用することを決定してよい。代替的に、第1の端末装置が関心があるマルチキャスト情報が、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の端末装置によって受信されるサービス情報であるとき、第1の端末装置は、第2の帯域幅を使用することを決定してよい。
【0139】
それに対応して、第1の端末装置が接続状態になった後、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しない場合、第1の帯域幅が使用されてよい。具体的に言えば、接続状態になった後、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の帯域幅もしくは第2の帯域幅を使用することを決定してよく、または第1の端末装置は、第1のインジケーション情報に基づいておよび受信されたサービス情報に基づいて、接続状態に入った後、第1の帯域幅もしくは第2の帯域幅を使用することを決定してよい。
【0140】
本出願のこの実施形態において、接続状態になった後にマルチキャスト情報を受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第2の帯域幅を使用することを決定してよく、または第1の端末装置が接続状態になった後にユニキャスト情報のみを受信する、すなわち、マルチキャスト情報を受信しないとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の帯域幅を使用することを決定してよい。これは、リソースの利用を改善し、マルチキャスト情報の送信の要件をより十分に満たし、マルチキャスト情報を受信しない第1の端末装置により、マルチキャスト情報を受信するように構成された第2の帯域幅を使用することによって引き起こされるリソースの浪費を回避することができる。
【0141】
一部のその他の実施形態においては、
図1に示された通信システムが、
図4に示された実施形態を
図5を参照して詳細に説明するための例として使用される。
図5は、本出願の実施形態に係るインジケーション情報送信/受信方法の概略的な流れ図である。方法は、以下のステップを含む。
【0142】
S501: ネットワークデバイスが、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は、ネットワークデバイスから第2のインジケーション情報を受信する。第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後、第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することによってサービス情報を受信するように第1の端末装置に示し、第1の帯域幅と第2の帯域幅との両方が、SIB1に構成される。第1の帯域幅は、初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト情報の受信のための帯域幅、または第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するときに使用される帯域幅である。
【0143】
S502: 第1の端末装置が、第2のインジケーション情報に基づいて、接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用することを決定する。
【0144】
ステップS501およびS502は、
図4に示された実施形態のステップS401およびS402と同じである。関連する説明に関しては、
図4に示された実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0145】
第1の帯域幅および第2の帯域幅がSIB1に構成されるので、ネットワークデバイスは、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかに応じて、第1の端末装置に第2のインジケーション情報をさらに適切に送信する可能性がある。具体的に言えば、ステップS501の前に、方法は、以下のステップをさらに含んでよい。
【0146】
S501a: ネットワークデバイスが、第1の端末装置に第3のインジケーション情報を送信する。それに対応して、ネットワークデバイスは、第1の端末装置から第3のインジケーション情報を受信する。第3のインジケーション情報は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示す。任意選択で、第3のインジケーション情報は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しているかまたは1つもしくは複数のマルチキャスト情報に関心があることを示す場合があり、あるいは第3のインジケーション情報は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しないかまたは1つもしくは複数のマルチキャスト情報に関心がないことを示す場合がある。
【0147】
例においては、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しない、および/またはマルチキャスト情報に関心がないとき、第1の端末装置は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しない、および/またはマルチキャスト情報に関心がないことをネットワークデバイスに示すために、ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信してよい。それに対応して、第3のインジケーション情報を受信した後、ネットワークデバイスは、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信してよく、第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後の第1の端末装置によるサービス情報の受信のための帯域幅が第1の帯域幅であることを示すか、または第1の端末装置が接続状態になった後のユニキャスト情報の受信のために第1の帯域幅を使用することを示す。それに対応して、第2のインジケーション情報を受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置が接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が第1の帯域幅であると決定してよく、または接続状態になった後に第1の帯域幅を使用することによってユニキャスト情報を受信することを決定してよい。代替的に、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信する、および/またはマルチキャスト情報に関心があるとき、第1の端末装置は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信する、および/またはマルチキャスト情報に関心があることをネットワークデバイスに示すために、ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信してよい。それに対応して、第3のインジケーション情報を受信した後、ネットワークデバイスは、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信してよく、第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後の第1の端末装置によるサービス情報の受信のための帯域幅が第2の帯域幅であることを示すか、または第1の端末装置が接続状態になった後のマルチキャスト情報の受信のために第2の帯域幅を使用することを示す。それに対応して、第2のインジケーション情報を受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置が接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が第2の帯域幅であると決定してよく、または接続状態になった後に第2の帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信することを決定してよい。
【0148】
別の例においては、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しない、および/またはマルチキャスト情報に関心がないとき、第1の端末装置は、ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信する必要がない。それに対応して、ネットワークデバイスが第3のインジケーション情報を受信しない場合、ネットワークデバイスは、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信してよく、第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後の第1の端末装置によるサービス情報の受信のための帯域幅が第1の帯域幅であることを示すか、または第1の端末装置が接続状態になった後のユニキャスト情報の受信のために第1の帯域幅を使用することを示す。それに対応して、第2のインジケーション情報を受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置が接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が第1の帯域幅であると決定してよく、または接続状態になった後に第1の帯域幅を使用することによってユニキャスト情報を受信することを決定してよい。代替的に、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信する、および/またはマルチキャスト情報に関心があるとき、第1の端末装置は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信する、および/またはマルチキャスト情報に関心があることをネットワークデバイスに示すために、ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信してよい。それに対応して、第3のインジケーション情報を受信した後、ネットワークデバイスは、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信してよく、第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後の第1の端末装置によるサービス情報の受信のための帯域幅が第2の帯域幅であることを示すか、または第1の端末装置が接続状態になった後のマルチキャスト情報の受信のために第2の帯域幅を使用することを示す。それに対応して、第2のインジケーション情報を受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置が接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が第2の帯域幅であると決定してよく、または接続状態になった後に第2の帯域幅を使用することによってマルチキャスト情報を受信することを決定してよい。
【0149】
特定の実施プロセスにおいて、第3のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後にマルチキャスト情報を受信するかどうかを異なる方法で示してよい。たとえば、指示の方法は、以下のいくつかの方法を含んでよいがこれらに限定されない。
【0150】
方法1: 第3のインジケーション情報が、新しいIEまたはフィールドであってよい。たとえば、ネットワークデバイスは、SIB1、その他のシステム情報、マルチキャスト論理チャネルなどがIEまたはフィールドを含むことに基づいて、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信すると決定してよい。たとえば、新しいIEまたはフィールドの属性は、列挙型である場合があり、たとえば、{true/false}が列挙されるか、または{supported/not supported}が列挙されるか、または列挙が使用されない場合がある。たとえば、新しいIEまたはフィールドの属性は、{true/false}が列挙されることである。ネットワークデバイスが、新しいIEもしくはフィールドの属性がtrueであると判定する場合、ネットワークデバイスは、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信すると決定してよく、またはネットワークデバイスが、新しいIEもしくはフィールドの属性がfalseであると判定する場合、ネットワークデバイスは、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しないと決定してよい。
【0151】
方法2: 第3のインジケーション情報が、1bitまたは2bitのbitmapであってよい。たとえば、第3のインジケーション情報が1bitのbitmapである場合、0が、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信しないことを示す場合があり、1が、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信することを示す場合がある。代替的に、第3のインジケーション情報が2bitのbitmapである場合、第1のビットが、第1の端末装置がユニキャスト情報を受信するかどうかを示す場合があり、第2のビットが、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示す場合がある。
【0152】
方法3: 第3のインジケーション情報が、文字、フィールド、RNTI、TMGIなどであってよい。具体的には、第3のインジケーション情報が文字またはフィールドであるとき、文字またはフィールドは、msg4シグナリング、RRCシグナリング、RRC setupシグナリング、RRC resumeシグナリング、またはその他のシグナリングにおける文字またはフィールドであってよいがこれらに限定されない。第3のインジケーション情報がRNTIであるとき、RNTIは、G-RNTIなどであってよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。第3のインジケーション情報を受信するとき、ネットワークデバイスは、第3のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを判定してよい。
【0153】
この場合、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の端末装置が接続状態になった後、サービス情報の受信のための帯域幅が第1の帯域幅または第2の帯域幅であると決定する。
【0154】
任意選択で、本出願のこの実施形態の実施のシナリオにおいては、ステップS502の後、
図5に示された方法は、ステップS503をさらに含み、すなわち、第1の端末装置が接続状態になった後、第1の端末装置がマルチキャストサービスを受信する場合、第1の端末装置は、第2の帯域幅を使用してよく、または第1の端末装置がユニキャスト情報のみを受信する、すなわち、マルチキャスト情報を受信しない場合、第1の端末装置は、第1の帯域幅を使用してよい。
【0155】
ステップS503は、
図4に示された実施形態のステップS403と同じである。関連する説明に関しては、
図4に示された実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0156】
本出願のこの実施形態において、接続状態になった後にマルチキャスト情報を受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第2の帯域幅を使用することを決定してよく、または第1の端末装置が接続状態になった後にユニキャスト情報のみを受信するとき、第1の端末装置は、第2のインジケーション情報に基づいて、第1の帯域幅を使用することを決定してよい。これは、リソースの利用を改善し、マルチキャスト情報の送信の要件をより十分に満たし、マルチキャスト情報を受信しない第1の端末装置により、マルチキャスト情報を受信するように構成された第2の帯域幅を使用することによって引き起こされるリソースの浪費を回避することができる。
【0157】
本出願の実施形態において、第1の端末装置およびネットワークデバイスは、本出願の実施形態のステップの一部またはすべてを実行する場合があることを理解されたい。これらのステップは、例であるに過ぎない。本出願の実施形態においては、その他のステップまたは様々なステップの変形がさらに実行されてよい。加えて、ステップは本出願の実施形態において提示された順序とは異なる順序で実行されてよく、本出願の実施形態のすべてのステップが実行される必要があるとは限らない。
【0158】
本出願の実施形態においては、特段の断りがないかまたは論理が矛盾しない限り、異なる実施形態における用語および/または説明は、一貫しており、相互に参照されてよく、異なる実施形態の技術的特徴が、新しい実施形態を形成するためにそれらの内部の論理的な関係に基づいて組み合わされてよい。
【0159】
上では、主に、2つの通信装置がそれぞれ第1の端末装置およびネットワークデバイスである例を使用することによって、第1の端末装置とネットワークデバイスとの間のインタラクションの観点から、本出願の実施形態において提供される解決策を説明している。上述の機能を実装するために、2つの通信装置は対応する機能を実行するためのハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことを理解されたい。当業者は、本明細書で開示される実施形態において説明される例のユニットおよびアルゴリズムのステップと組み合わせて、本出願がハードウェアまたはハードウェアおよびコンピュータソフトウェアの組合せによって実装される場合があることに容易に気付くはずである。機能がハードウェアによって実行されるのかまたはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるのかは、具体的な適用例、および技術的な解決策の設計の制約に応じて決まる。当業者は、異なる方法を使用してそれぞれの具体的な適用例のために説明される機能を実装してよいが、実装は、本出願の範囲を逸脱すると考えられるべきでない。
【0160】
本出願の実施形態において、通信装置は、上述の方法の例に基づいて機能モジュールに分割されてよい。たとえば、各機能モジュールが、各機能に基づく分割によって得られる場合があり、または2つ以上の機能が、1つの処理モジュールに統合される場合がある。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装される場合があり、またはソフトウェアの機能モジュールの形態で実装される場合がある。本出願の実施形態において、モジュールへの分割は例であり、論理的な機能の分割であるに過ぎず、実際の実装においてはその他の分割であってよいことに留意されたい。
【0161】
統合されたユニット(モジュール)が使用されるとき、
図6は、本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
図6に示されるように、通信装置600は、トランシーバユニット601および処理ユニット602を含んでよい。
【0162】
トランシーバユニット601は、通信装置600が別の装置と通信すること、たとえば、ネットワークデバイスと通信することを支援するように構成される。処理ユニット602は、通信装置600のアクションを制御し、管理するように構成される。たとえば、処理ユニット602は、通信装置600が
図2のプロセスS202からS204、および
図3のプロセスS302からS304、ならびに/または本明細書において説明されるテクノロジーの別のプロセスを実行することを支援するように構成される。任意選択で、トランシーバユニット601は、情報を送信するときは送信ユニットであってよく、トランシーバユニット601は、情報を受信するときは受信ユニットであってよい。具体的には、以下の説明を参照されたい。
【0163】
トランシーバユニット601は、ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信し、第1のインジケーション情報に基づいて第1の帯域幅部分BWPの第1の帯域幅を決定するように構成され、第1のBWPは、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅は、MIBまたはSIB1に構成された帯域幅である。
【0164】
処理ユニット602は、第1の帯域幅で第1のマルチキャスト情報を受信するように構成される。
【0165】
可能な設計において、第1のインジケーション情報に基づいて第1のBWPの第1の帯域幅を決定するとき、トランシーバユニット601は、第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きいことを示す場合、第1の帯域幅がSIB1に構成された帯域幅であると決定し、または第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、第1の帯域幅がMIBに構成された帯域幅であると決定するように特に構成されてよく、第1のCORESETは、システム情報に構成される。
【0166】
可能な設計において、第1のインジケーション情報に基づいて第1のBWPの第1の帯域幅を決定するとき、トランシーバユニット601は、第1のインジケーション情報に基づいて、第1の帯域幅がMIBまたはSIB1に構成された帯域幅であると決定するように特に構成されてよく、第1のインジケーション情報は、第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む。
【0167】
通信装置600のモジュールの動作および/または機能は、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の対応する手順を実施するために別々に使用されることを理解されたい。簡潔にするために、詳細は本明細書において再度説明されない。
【0168】
統合されたユニット(モジュール)が使用されるとき、
図7は、本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
図7に示されるように、通信装置700は、トランシーバユニット701を含んでよい。
【0169】
トランシーバユニット701は、通信装置700が別の装置と通信すること、たとえば、第1の端末装置と通信することを支援するように構成される。任意選択で、トランシーバユニット701は、情報を送信するときは送信ユニットであってよく、トランシーバユニット701は、情報を受信するときは受信ユニットであってよい。任意選択で、通信装置700は、通信装置700のアクションを制御し、管理するように構成された処理ユニット702をさらに含んでよい。たとえば、処理ユニット702は、通信装置700が本出願の実施形態で提供される解決策において通信装置700によって実行されるステップを実行することを支援するように構成される。具体的には、以下の説明を参照されたい。
【0170】
トランシーバユニット701は、第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信するように構成され、第1のインジケーション情報は、第1のBWPの第1の帯域幅を決定するためのものであり、第1のBWPは、第1のマルチキャスト情報を受信するためのものであり、第1の帯域幅は、マスタ情報ブロックMIBまたはシステム情報ブロックSIB1に構成された帯域幅である。
【0171】
可能な設計において、第1のインジケーション情報は、第1の制御リソースセットCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅よりも大きい場合、第1の帯域幅がSIB1に構成された帯域幅であり、または第1のインジケーション情報が、第1のCORESETの帯域幅がCORESET0の帯域幅以下であることを示す場合、第1の帯域幅がMIBに構成された帯域幅であることを示し、第1のCORESETは、システム情報に構成される。
【0172】
可能な設計において、第1のインジケーション情報は、第1のマルチキャスト情報と受信帯域幅との間、またはセル内マルチキャスト情報と受信帯域幅との間の対応関係を含む。
【0173】
通信装置700のモジュールの動作および/または機能は、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の対応する手順を実施するために別々に使用されることを理解されたい。簡潔にするために、詳細は本明細書において再度説明されない。
【0174】
統合されたユニット(モジュール)が使用されるとき、
図8は、本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
図8に示されるように、通信装置800は、トランシーバユニット801および処理ユニット802を含んでよい。
【0175】
トランシーバユニット801は、通信装置800が別の装置と通信すること、たとえば、ネットワークデバイスと通信することを支援するように構成される。処理ユニット802は、通信装置800のアクションを制御し、管理するように構成される。たとえば、処理ユニット802は、通信装置800が
図4のプロセスS402およびS403、ならびに
図5のプロセスS502およびS503、ならびに/または本明細書において説明されるテクノロジーの別のプロセスを実行することを支援するように構成される。任意選択で、トランシーバユニット801は、情報を送信するときは送信ユニットであってよく、トランシーバユニット801は、情報を受信するときは受信ユニットであってよい。具体的には、以下の説明を参照されたい。
【0176】
トランシーバユニット801は、ネットワークデバイスから第2のインジケーション情報を受信するように構成され、第2のインジケーション情報は、通信装置800が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように通信装置800に示し、第1の帯域幅は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、SIB1に構成される。
【0177】
処理ユニット802は、第2のインジケーション情報に基づいて、初期BWPの帯域幅が第1の帯域幅または第2の帯域幅であると決定するように構成される。
【0178】
可能な設計において、トランシーバユニット801は、第2のインジケーション情報を受信する前に、ネットワークデバイスに第3のインジケーション情報を送信するようにさらに構成され、第3のインジケーション情報は、通信装置800がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示す。
【0179】
通信装置800のモジュールの動作および/または機能は、
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の対応する手順を実施するために別々に使用されることを理解されたい。簡潔にするために、詳細は本明細書において再度説明されない。
【0180】
統合されたユニット(モジュール)が使用されるとき、
図9は、本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
図9に示されるように、通信装置900は、トランシーバユニット901を含んでよい。
【0181】
トランシーバユニット901は、通信装置900が別の装置と通信すること、たとえば、第1の端末装置と通信することを支援するように構成される。任意選択で、トランシーバユニット901は、情報を送信するときは送信ユニットであってよく、トランシーバユニット901は、情報を受信するときは受信ユニットであってよい。任意選択で、通信装置900は、通信装置900のアクションを制御し、管理するように構成された処理ユニット902をさらに含んでよい。たとえば、処理装置902は、通信装置900が本出願の実施形態で提供される解決策において通信装置900によって実行されるステップを実行することを支援するように構成される。具体的には、以下の説明を参照されたい。
【0182】
トランシーバユニット901は、第1の端末装置に第2のインジケーション情報を送信するように構成され、第2のインジケーション情報は、第1の端末装置が接続状態になった後に第1の帯域幅または第2の帯域幅を使用するように第1の端末装置に示し、第1の帯域幅は、SIB1に構成された初期BWPの帯域幅であり、第2の帯域幅は、マルチキャスト情報を受信するように構成された帯域幅であり、SIB1に構成される。
【0183】
可能な設計において、トランシーバユニット901は、第2のインジケーション情報を送信する前に、第1の端末装置から第3のインジケーション情報を受信するようにさらに構成され、第3のインジケーション情報は、第1の端末装置がマルチキャスト情報を受信するかどうかを示す。
【0184】
通信装置900のモジュールの動作および/または機能は、
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の対応する手順を実施するために別々に使用されることを理解されたい。簡潔にするために、詳細は本明細書において再度説明されない。
【0185】
図6および
図8に示された通信装置が端末装置またはユーザ機器であり、
図7および
図9に示された通信装置がネットワーク装置またはネットワークデバイスであるとき、トランシーバユニット601、トランシーバユニット701、トランシーバユニット801、およびトランシーバユニット901は、トランシーバなどであってよいことを理解されたい。トランシーバユニット601、トランシーバユニット701、トランシーバユニット801、およびトランシーバユニット901は、情報を送信するときは送信機であってよい。トランシーバユニット601、トランシーバユニット701、トランシーバユニット801、およびトランシーバユニット901は、情報を受信するときは受信機であってよい。トランシーバ、送信機、または受信機は、無線周波数回路であってよい。
図6から
図9に示された通信装置がチップであるとき、トランシーバユニット601、トランシーバユニット701、トランシーバユニット801、およびトランシーバユニット901は、入力および/または出力インターフェース、ピン、回路等であってよい。
【0186】
統合されたユニット(モジュール)が使用されるとき、
図10は、本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。通信装置1000は、上述の実施形態の第1の端末装置またはネットワークデバイスであってよい。通信装置1000は、プロセッサ1001、メモリ1002、および通信インターフェース1003を含む。プロセッサ1001は、1つまたは複数のプロセッサであってよい。通信インターフェース1003は、トランシーバなどの任意の装置を使用し、別のデバイス、またはイーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)、もしくは有線アクセスネットワークなどの通信ネットワークと通信するように構成される。メモリ1002は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータが実行可能な命令を記憶するように構成され、プロセッサ1001は、実行を制御する。プロセッサ1001は、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の可能な実施形態のいずれか1つ、ならびに
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の可能な実施形態のいずれか1つが実施され得るようにメモリ1002に記憶されたコンピュータが実行可能な命令を実行するように構成される、および/または本明細書に記載の別の実施形態を実施するように構成される。
【0187】
統合されたユニット(モジュール)が使用されるとき、
図11は、本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
図11に示されるように、通信装置1100は、少なくとも1つのプロセッサ1101およびメモリ1102を含んでよい。メモリ1102は、1つまたは複数のコンピュータプログラムを記憶し、たとえば、通信装置1100のために必要な1つまたは複数のコンピュータプログラムを記憶するように構成される。加えて、通信装置1100は、通信インターフェース1103をさらに含んでよい。通信インターフェース1103は、トランシーバなどの任意の装置を使用してよく、別のデバイスまたは通信ネットワーク、たとえば、イーサネット、RAN、WLAN、もしくは有線アクセスネットワークと通信するように構成される。少なくとも1つのプロセッサ1101は、通信装置1100がマルチキャスト情報受信方法およびインジケーション情報送信/受信方法を実施することを支援するように構成される。たとえば、メモリ1102に記憶された1つまたは複数のコンピュータプログラムが少なくとも1つのプロセッサ1101によって実行されるとき、通信装置1100は、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の可能な実施形態のいずれか1つを実施し、
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の可能な実施形態のいずれか1つを実施してよく、ならびに/または本明細書に記載の別の実施形態を実施するように構成される。
【0188】
上述の方法の実施形態と同じの概念に基づいて、本出願の実施形態は、通信装置をさらに提供する。受信装置は、少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、メモリに結合され(メモリは通信装置の内部または外部メモリであってよい)、メモリ内のコンピュータプログラム命令を読み込んだ後、コンピュータプログラム命令を実行して、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の可能な実施形態のいずれか1つを実施し、
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の可能な実施形態のいずれか1つを実施するように構成され、ならびに/または本明細書に記載の別の実施形態を実施するように構成される。
【0189】
上述の方法の実施形態と同じ概念に基づいて、本出願の実施形態は、通信装置をさらに提供する。通信装置は、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のメモリまたは不揮発性ストレージ媒体とを含む。1つまたは複数のプロセッサは、1つまたは複数のメモリまたは不揮発性ストレージ媒体に接続される。1つまたは複数のメモリまたは不揮発性ストレージ媒体は、コンピュータ命令またはコンピュータプログラムを記憶する。1つまたは複数のプロセッサがコンピュータ命令またはコンピュータプログラムを実行するとき、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の可能な実施形態のいずれか1つ、ならびに
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の可能な実施形態のいずれか1つが実施されてよく、および/または本明細書に記載の別の実施形態が実施されてよい。
【0190】
上述の方法の実施形態と同じ概念に基づいて、本出願の実施形態は、コンピュータ可読ストレージ媒体または不揮発性ストレージ媒体をさらに提供する。コンピュータ可読ストレージ媒体または不揮発性ストレージ媒体は、コンピュータ命令またはコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータ命令またはコンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、マルチキャスト情報受信方法の実施形態または方法の実施形態の可能な実装のうちのいずれか1つを実行することを可能にされる。コンピュータ命令またはコンピュータプログラムが1つまたは複数のプロセッサ上で実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサを含む通信装置は、マルチキャスト情報受信方法の実施形態、インジケーション情報送信/受信方法の実施形態、または方法の可能な実装のうちのいずれか1つを実行すること、たとえば、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の実施形態の任意のステップを実行すること、
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の実施形態の任意のステップを実行すること、ならびに/または本明細書に記載のテクノロジーの別のプロセスを実行することを可能にされる。
【0191】
上述の方法の実施形態と同じ概念に基づいて、本出願の実施形態は、プログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータプログラム製品。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、マルチキャスト情報受信方法の実施形態、インジケーション情報送信/受信方法の実施形態、または方法の実施形態の可能な実装のうちのいずれか1つを実行すること、たとえば、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の実施形態の任意のステップを実行すること、
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の実施形態の任意のステップを実行すること、ならびに/または本明細書に記載のテクノロジーの別のプロセスを実行することを可能にされる。
【0192】
上述の方法の実施形態と同じ概念に基づいて、本出願の実施形態は、少なくとも1つのプロセッサを含むチップまたはインジケーション情報送信装置をさらに提供する。少なくとも1つのプロセッサは、メモリに結合され、メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ命令を実行して、チップまたはインジケーション情報送信装置がマルチキャスト情報受信方法の実施形態、インジケーション情報送信/受信方法の実施形態、または方法の実施形態の可能な実装のうちのいずれか1つを実行すること、たとえば、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の実施形態の任意のステップを実行すること、
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の実施形態の任意のステップを実行すること、ならびに/または本明細書に記載のテクノロジーの別のプロセスを実行することを可能にする。
【0193】
上述の方法の実施形態と同じ概念に基づいて、本出願の実施形態は、チップをさらに提供する。チップは、少なくとも1つのプロセッサおよびインターフェースを含んでよい。インターフェースは、コード/データ読み取り/書き込みインターフェースであってよい。インターフェースは、少なくとも1つのプロセッサのためのコンピュータが実行可能な命令を提供するように構成される(コンピュータが実行可能な命令は、メモリに記憶され、メモリから直接読まれる場合があり、または別の構成要素を通過する場合がある)。少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータが実行可能な命令を実行して、マルチキャスト情報受信方法の実施形態、インジケーション情報送信/受信方法の実施形態、または方法の実施形態の可能な実装のうちのいずれか1つを実行する、たとえば、
図2および
図3に示されたマルチキャスト情報受信方法の実施形態の任意のステップを実行する、
図4および
図5に示されたインジケーション情報送信/受信方法の実施形態の任意のステップを実行する、ならびに/または本明細書に記載のテクノロジーの別のプロセスを実行するように構成される。
【0194】
本出願の実施形態のプロセッサ(
図10および
図11に示されたプロセッサ)は、集積回路チップであってよく、信号処理能力を有することを理解されたい。実施プロセスにおいて、マルチキャスト情報受信方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用して、またはソフトウェアの形態の命令を使用して完了される場合がある。プロセッサは、汎用中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはこれらの任意の組合せであってよく、あるいはコンピューティング機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せまたはDSPおよびマイクロプロセッサの組合せであってよい。汎用プロセッサがマイクロプロセッサである可能性、またはプロセッサが任意の通常のプロセッサである可能性などがある。
【0195】
本出願の実施形態のメモリ(
図10および
図11に示されたメモリ)は、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであってよく、または揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含んでよいことを理解されたい。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよい。限定ではなく例として、多くの形態のRAM、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスト同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンク・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、およびDirect Rambusダイナミックランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)が、使用される場合がある。本出願において説明されたシステムおよび方法のメモリは、これらのメモリおよび別の適切な種類の任意のメモリを含むがこれらに限定されないことに留意されたい。
【0196】
本出願の実施形態において説明された様々な例示的論理ユニットおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、または別のプログラミング可能な論理装置、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、またはこれらの任意の組合せを使用することによって説明された機能を実装するまたは動作させる場合がある。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサである場合がある。任意選択で、汎用プロセッサは、任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンである場合もある。プロセッサは、デジタル信号プロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアを有する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意のその他の同様の構成などのコンピューティング装置の組合せによって実装されてもよい。
【0197】
本出願の実施形態において説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアユニット、またはこれらの組合せに直接組み込まれる場合がある。ソフトウェアユニットは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野の任意のその他のストレージ媒体に記憶される場合がある。たとえば、ストレージ媒体は、プロセッサに接続されてよく、したがって、プロセッサは、ストレージ媒体から情報を読み、ストレージ媒体に情報を書き込んでよい。任意選択で、ストレージ媒体は、プロセッサに統合される場合がある。プロセッサおよびストレージ媒体は、ASICに配置される場合がある。ASICは、たとえば、通信装置内に配置されてよく、たとえば、通信装置内の異なる構成要素に配置されてよい。
【0198】
上述の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せを使用して実装されてよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータプログラムまたは命令を含む。コンピュータプログラムまたは命令がコンピュータにロードされ、実行されるとき、本出願の実施形態に係る手順または機能が、すべてまたは一部実施される。コンピュータは、多目的コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラミング可能な装置であってよい。コンピュータプログラムまたは命令は、コンピュータ可読ストレージ媒体に記憶される場合があり、またはコンピュータ可読ストレージ媒体を通じて送信される場合がある。コンピュータ可読ストレージ媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を組み込むサーバなどのデータストレージデバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気式媒体、たとえば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、もしくは磁気テープであってよく、または光学式媒体、たとえば、DVDであってよく、または半導体媒体、たとえば、ソリッドステートディスク(solid-state disk、SSD)であってよい。
【0199】
本出願の実施形態は、実施形態に係る方法、装置、およびコンピュータプログラム製品の流れ図および/またはブロック図を参照して説明されている。流れ図および/またはブロック図の各プロセスおよび/または各ブロックと、流れ図および/またはブロック図のプロセスおよび/またはブロックの組合せとを実装するためにコンピュータプログラム命令が使用される場合があることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラミング可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が流れ図の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つもしくは複数のブロックの特定の機能を実装するための装置を生成するようにマシンを生成するために多目的コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または別のプログラミング可能なデータ処理デバイスのプロセッサのために提供されてよい。
【0200】
これらのコンピュータプログラム命令は、代替的に、コンピュータ可読メモリに記憶された命令が指示装置を含む製品を生成するように、特定の方法で働くようにコンピュータまたは別のプログラミング可能なデータ処理デバイスに示し得るコンピュータ可読メモリに記憶される場合がある。指示装置は、流れ図の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つもしくは複数のブロックの特定の機能を実装する。
【0201】
これらのコンピュータプログラム命令は、代替的に、一連の動作およびステップがコンピュータによって実施される処理を生成するためにコンピュータまたは別のプログラミング可能なデバイス上で実行されるように、コンピュータまたは別のプログラミング可能なデータ処理デバイスにロードされる場合がある。したがって、コンピュータまたは別のプログラミング可能なデバイス上で実行される命令が、流れ図の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つもしくは複数のブロックの規定された機能を実施するためのステップを提供する。
【0202】
本出願の実施形態が特定の特徴に関連して説明されているが、様々な修正および組合せが、本出願の実施形態の精神および範囲を逸脱することなくそれらに対してなされる場合があることは明らかである。それに対応して、本明細書および添付の図面は、添付の請求項によって定義される本出願の実施形態の例示的な説明であるに過ぎず、本出願の実施形態の範囲内の修正、変更、組合せ、または均等物のいずれかまたはすべてを包含すると考えられる。
【符号の説明】
【0203】
100 通信システム
101 ネットワークデバイス
102 第1の端末装置
600 通信装置
601 トランシーバユニット
602 処理ユニット
700 通信装置
701 トランシーバユニット
702 処理ユニット
800 通信装置
801 トランシーバユニット
802 処理ユニット
900 通信装置
901 トランシーバユニット
902 処理ユニット
1000 通信装置
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 通信インターフェース
1100 通信装置
1101 プロセッサ
1102 メモリ
1103 通信インターフェース
【手続補正書】
【提出日】2024-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチキャスト情報の受信方法であって、
ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信するステップであって、前記第1のインジケーション情報は、第1のマルチキャスト情報の受信するための第1の帯域幅部分の第1の帯域幅を示す、ステップと、
前記第1のインジケーション情報に基づいて、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅が、マスタ情報ブロック(MIB)に構成された初期帯域幅部分の帯域幅、システム情報ブロック(SIB1)に構成された初期ダウンリンク帯域幅部分の帯域幅、および端末装置の前記ネットワークデバイスにより構成される、マルチキャスト情報の受信用の帯域幅部分の帯域幅、のいずれかであることを決定するステップと、
前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅上で、前記第1のマルチキャスト情報を受信するステップ、
を具備するマルチキャスト情報受信方法。
【請求項2】
前記第1のインジケーション情報が、前記SIB1以外のシステム情報内で運ばれる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のマルチキャスト情報を受信するステップが、非接続状態で前記第1のマルチキャスト情報を受信することを含み、前記非接続状態が、アイドル状態および非アクティブ状態を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の帯域幅部分が、連続した周波数リソースである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
第1のインジケーション情報受信するステップの前に、
前記MIBに構成された前記初期帯域幅部分の前記帯域幅が、制御リソースセット0(CORESET0)の帯域幅と同じであることを構成する前記MIBを受信するステップと、
前記初期帯域幅部分の前記帯域幅で前記SIB1を受信するステップであって、前記SIB1により構成される前記初期ダウンリンク帯域幅部分の前記帯域幅は、前記CORESET0の前記帯域幅以上であり、前記SIB1により構成される前記初期帯域幅部分の前記帯域幅は、非接続状態から接続状態に移行した後にサービス情報を受信するためのものである、ステップと、
をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のマルチキャスト情報をもはや受信しないとき、前記MIBによって構成されたCORESET0の帯域幅でページングメッセージまたはシステム情報を受信するステップをさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
第1の情報を取得するステップであって、前記第1の情報は、前記SIB1において搬送されるか、または前記第1の情報は、前記SIB1以外のシステム情報において搬送される、ステップ
をさらに含み、
前記第1の情報は、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応するCORESETが前記CORESET0であることを示し、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応する前記CORESETは、制御情報をリスニングするためのものである、
請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
第1の情報を取得するステップであって、前記第1の情報は、前記SIB1において搬送されるか、または前記第1の情報は、前記SIB1以外のシステム情報において搬送される、ステップ
をさらに含み、
前記第1の情報は、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応するCORESETが第1のCORESETであることを示し、前記第1のCORESETは、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅以下であり、前記第1のCORESETは、前記CORESET0の前記帯域幅より大きく、前記第1のCORESETは、制御情報をリスニングするためのものである、
請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
マルチキャスト情報を送信する方法であって、
第1のインジケーション情報を第1の端末装置に送信するステップであって、前記第1のインジケーション情報は、第1のマルチキャスト情報を受信するための第1の帯域幅部分の第1の帯域幅が、マスタ情報ブロック(MIB)に構成された初期帯域幅部分の帯域幅、システム情報ブロック(SIB1)に構成された初期ダウンリンク帯域幅部分の帯域幅、および端末装置のネットワークデバイスにより構成される、マルチキャスト情報の受信用の帯域幅部分の帯域幅、の1つであることを示す、ステップと、
前記第1のマルチキャスト情報を、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅上で、前記第1の端末装置に、送信するステップと、
を具備する、マルチキャスト情報送信方法。
【請求項10】
前記第1のインジケーション情報が、前記SIB1以外のシステム情報内で運ばれる、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の帯域幅部分が、連続した周波数リソースである、請求項9または10に記載の方法。
【請求項12】
第1のインジケーション情報を送信するステップの前に、
前記初期帯域幅部分の前記帯域幅を構成する前記MIBを送信するステップであって、前記MIBに構成された前記初期帯域幅部分の前記帯域幅は、制御リソースセット0(CORESET0)の帯域幅と同じである、ステップと、
前記初期ダウンリンク帯域幅部分の前記帯域幅で前記SIB1を送信するステップであって、前記SIB1に構成された前記初期ダウンリンク帯域幅部分の前記帯域幅は、前記CORESET0の前記帯域幅以上である、ステップと、
をさらに含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
第1の情報を送信するステップであって、前記第1の情報は、前記SIB1において搬送されるか、または前記第1の情報は、前記SIB1以外のシステム情報において搬送される、ステップ
をさらに含み、
前記第1の情報は、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応するCORESETが前記CORESET0であることを示し、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応する前記CORESETは、制御情報をリスニングするためのものである、
請求項9から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
第1の情報を送信するステップであって、前記第1の情報は、前記SIB1において搬送されるか、または前記第1の情報は、前記SIB1以外のシステム情報において搬送される、ステップ
をさらに含み、
前記第1の情報は、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応するCORESETが第1のCORESETであることを示し、前記第1のCORESETは、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅以下であり、前記第1のCORESETは、前記CORESET0の前記帯域幅より大きく、前記第1のCORESETは、制御情報をリスニングするためのものである、
請求項9から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
通信装置であって、
ネットワークデバイスから第1のインジケーション情報を受信するように構成されたトランシーバユニットであって、前記第1のインジケーション情報は、第1のマルチキャスト情報を受信するための第1の帯域幅部分の第1の帯域幅を示す、トランシーバユニットと、
前記第1のインジケーション情報に基づいて、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅が、マスタ情報ブロック(MIB)に構成された初期帯域幅部分の帯域幅、システム情報ブロック(SIB1)に構成された初期ダウンリンク帯域幅部分の帯域幅、および端末装置の前記ネットワークデバイスにより構成される、マルチキャスト情報の受信用の帯域幅部分の帯域幅、のいずれかであることを決定するように構成された処理ユニットと、
を具備し、
前記トランシーバユニットは、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅で前記第1のマルチキャスト情報を受信するようにさらに構成されている、通信装置。
【請求項16】
前記第1のインジケーション情報が、前記SIB1以外のシステム情報内で運ばれる、請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
前記第1のマルチキャスト情報を受信することが、非接続状態で前記第1のマルチキャスト情報を受信することを含み、前記非接続状態が、アイドル状態および非アクティブ状態を含む、請求項15または16に記載の通信装置。
【請求項18】
前記第1の帯域幅部分が、連続した周波数リソースである、請求項15から17のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項19】
前記トランシーバユニットは、前記MIBに構成された前記初期帯域幅部分の前記帯域幅が、制御リソースセット0(CORESET0)の帯域幅と同じであることを構成する前記MIBを受信するようにさらに構成され、
前記トランシーバユニットは、前記初期帯域幅部分の前記帯域幅で前記SIB1を受信するようにさらに構成され、前記SIB1により構成される前記初期ダウンリンク帯域幅部分の前記帯域幅は、前記CORESET0の前記帯域幅以上であり、前記SIB1により構成される前記初期帯域幅部分の前記帯域幅は、非接続状態から接続状態に移行した後にサービス情報を受信するためのものである、
請求項15から18のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項20】
前記トランシーバユニットが、前記第1のマルチキャスト情報をもはや受信しないとき、前記MIBによって構成されたCORESET0の帯域幅でページングメッセージまたはシステム情報を受信するようにさらに構成される、請求項15から19のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項21】
前記トランシーバユニットは、第1の情報を取得するようにさらに構成され、前記第1の情報は、前記SIB1において搬送されるか、または前記第1の情報は、前記SIB1以外のシステム情報において搬送され、
前記第1の情報は、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応するCORESETが前記CORESET0であることを示し、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応する前記CORESETは、制御情報をリスニングするためのものである、
請求項15から20のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項22】
前記トランシーバユニットは、第1の情報を取得するようにさらに構成され、前記第1の情報は、前記SIB1において搬送されるか、または前記第1の情報は、前記SIB1以外のシステム情報において搬送され、
前記第1の情報は、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応するCORESETが第1のCORESETであることを示し、前記第1のCORESETは、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅以下であり、前記第1のCORESETは、前記CORESET0の前記帯域幅より大きく、前記第1のCORESETは、制御情報をリスニングするためのものである、
請求項15から20のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項23】
通信装置であって、
第1の端末装置に第1のインジケーション情報を送信するように構成されたトランシーバユニットであって、前記第1のインジケーション情報が、第1のマルチキャスト情報を受信するための第1の帯域幅部分の第1の帯域幅がマスタ情報ブロック(MIB)に構成された初期帯域幅部分の帯域幅、システム情報ブロック(SIB1)に構成された初期ダウンリンク帯域幅部分の帯域幅、および端末装置のネットワークデバイスにより構成される、マルチキャスト情報の受信用の帯域幅部分の帯域幅、のいずれかであることを示す、トランシーバユニット
を含み、
前記トランシーバユニットが、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅で前記第1のマルチキャスト情報を受信するようにさらに構成される、通信装置。
【請求項24】
前記第1のインジケーション情報が、前記SIB1以外のシステム情報内で運ばれる、請求項23に記載の通信装置。
【請求項25】
前記第1の帯域幅部分が、連続した周波数リソースである、請求項23または24に記載の通信装置。
【請求項26】
前記トランシーバユニットは、前記初期帯域幅部分の前記帯域幅を構成する前記MIBを送信するようにさらに構成され、前記MIBに構成された前記初期帯域幅部分の前記帯域幅は、制御リソースセット0(CORESET0)の帯域幅と同じであり、
前記トランシーバユニットは、前記初期ダウンリンク帯域幅部分の前記帯域幅で前記SIB1を送信するようにさらに構成され、前記SIB1に構成された前記初期ダウンリンク帯域幅部分の前記帯域幅は、前記CORESET0の前記帯域幅以上である、
請求項23から25のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項27】
前記トランシーバユニットは、第1の情報を送信するようにさらに構成され、前記第1の情報は、前記SIB1において搬送されるか、または前記第1の情報は、前記SIB1以外のシステム情報において搬送され、
前記第1の情報は、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応するCORESETが前記CORESET0であることを示し、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応する前記CORESETは、制御情報をリスニングするためのものである、
請求項23から26のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項28】
前記トランシーバユニットは、第1の情報を送信するようにさらに構成され、前記第1の情報は、前記SIB1において搬送されるか、または前記第1の情報は、前記SIB1以外のシステム情報において搬送され、
前記第1の情報は、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅に対応するCORESETが第1のCORESETであることを示し、前記第1のCORESETは、前記第1の帯域幅部分の前記第1の帯域幅以下であり、前記第1のCORESETは、前記CORESET0の前記帯域幅より大きく、前記第1のCORESETは、制御情報をリスニングするためのものである、
請求項23から26のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項29】
プロセッサを備えた通信装置であって、前記プロセッサはメモリに接続され、前記メモリはコンピュータプログラムを格納するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記コンピュータプログラムを実行して、前記通信装置が請求項1から8のいずれか一項に記載の方法、または請求項9から14のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にするように構成される、通信装置。
【請求項30】
コンピュータによって実行されると、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法、または請求項9または14に記載の方法を前記コンピュータに実行させる命令を含む、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【外国語明細書】