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特開2024-138278V2Xアプリケーションサーバにおいて遠隔操作運転をトリガおよび更新するためのプロシージャ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024138278
(43)【公開日】2024-10-08
(54)【発明の名称】V2Xアプリケーションサーバにおいて遠隔操作運転をトリガおよび更新するためのプロシージャ
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/141 20220101AFI20241001BHJP
   H04W 4/40 20180101ALI20241001BHJP
   H04W 4/50 20180101ALI20241001BHJP
【FI】
H04L67/141
H04W4/40
H04W4/50
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024097104
(22)【出願日】2024-06-17
(62)【分割の表示】P 2022567360の分割
【原出願日】2021-04-30
(31)【優先権主張番号】63/022,027
(32)【優先日】2020-05-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.BLUETOOTH
3.ZIGBEE
4.WCDMA
5.Blu-ray
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【弁理士】
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100199705
【弁理士】
【氏名又は名称】仙波 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】エル エッサイリ, アリ
(72)【発明者】
【氏名】コンドルチ, マッシモ
(72)【発明者】
【氏名】ツァン, ユンポン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】車両のための、遠隔操作運転(ToD:tele-operated driving)をサポートする通信方法、V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント及びプログラムを提供する。
【解決手段】車両のためのセッション指向サービスをサポートするためにV2Xアプリケーション固有サーバによって実施される方法であって、クライアントデバイスのためのセッション指向サービスを始動するために、VAEサーバにセッション指向サービストリガ要求を送信すること1と、VAEサーバから、VAEサーバがVAEクライアントとのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること2と、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のためのセッション指向サービスをサポートするための、第1のサーバ(112)によって実施される方法であって、前記方法は、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
前記第2のサーバ(114)から、前記第2のサーバ(114)が前記クライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、前記第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記セッション指向サービストリガ要求を送信することが、前記セッション指向サービスに関連付けられた情報とともに前記セッション指向サービストリガ要求を送信することを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記情報が、前記クライアントデバイス(104)の識別情報と、前記第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、前記セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のサーバ(114)から、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を受信すること(1305)
をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)であって、前記セッション指向サービス変更トリガ要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)と、
前記第2のサーバ(114)から、前記第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータで前記セッション指向サービスを続けることができるか否かを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を受信すること(1403)と
をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のサーバ(114)からセッション指向サービス変更通知を受信すること(1405)
をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のサーバ(114)に、前記セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を送信すること(1501)と、
前記第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了トリガ応答を受信すること(1503)と
をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了通知を受信すること(1505)
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
第1のサーバ(112)であって、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
前記第2のサーバ(114)から、前記第2のサーバ(114)が前記クライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動することになるか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む動作を実施するように適応された、第1のサーバ(112)。
【請求項11】
前記第1のサーバ(112)が、請求項2から9のいずれか一項に記載の動作を実施するように適応された、請求項10に記載の第1のサーバ(112)。
【請求項12】
第1のサーバ(112)の処理回路(1203)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、前記プログラムコードの実行が、前記第1のサーバ(112)に、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
前記第2のサーバ(114)から、前記第2のサーバ(114)が前記クライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動することになるか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む動作を実施させる、コンピュータプログラム。
【請求項13】
前記第1のサーバ(112)の前記処理回路(1203)によって実行されるべきさらなるプログラムコードを備え、それにより、前記プログラムコードの実行が、前記第1のサーバ(112)に、請求項2から9のいずれか一項に記載の動作を実施させる、請求項12に記載のコンピュータプログラム。
【請求項14】
車両のためのセッション指向サービスをサポートするための、ネットワーク(108)に通信可能に接続された第2のサーバ(114)によって実施される方法であって、前記方法は、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
前記第1のサーバ(112)に、前記第2のサーバ(114)が前記クライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む、方法。
【請求項15】
前記第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、前記第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記セッション指向サービストリガ要求を受信することが、前記セッション指向サービスに関連付けられた情報とともに前記セッション指向サービストリガ要求を受信することを含む、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記情報が、前記クライアントデバイス(104)の識別情報と、前記第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、前記セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のサーバ(112)に、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を送信すること(1605)
をさらに含む、請求項14から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)にセッション指向サービス要求を送信すること(1701)であって、前記セッション指向サービス要求が、前記VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を送信すること(1701)と、
前記セッション指向サービスを確立するために、前記VAEクライアント(104)を有する前記クライアントデバイス(100)から、前記セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信すること(1703)と、
受付けを指示する前記セッション指向サービス応答を受信したことに応答して、前記第1のサーバ(112)にセッション指向サービス確立通知を送信すること(1705)と
をさらに含む、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のサーバ(112)から、前記セッション指向サービスの識別情報と更新されたセッションパラメータとを含むセッション指向サービス変更トリガ要求を受信すること(1801)と、
前記更新されたセッションパラメータとともに前記セッション指向サービスが提供され得ると決定したことに応答して、前記第1のサーバ(112)に、前記更新されたセッションパラメータで前記セッション指向サービスを続ける能力を指示するセッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1803)と、
前記更新されたセッションパラメータとともに前記セッション指向サービスが提供され得ないと決定したことに応答して、前記第1のサーバ(112)に、前記第2のサーバ(114)が前記更新されたセッションパラメータで前記セッション指向サービスを続けることができないことを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1805)と
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記VAEクライアント(104)を有する前記クライアントデバイス(100)に、サーバ情報の更新要件または変更を含むセッション指向変更要求を送信すること(1901)と、
前記VAEクライアント(104)を有する前記クライアントデバイス(100)から、前記変更要求の受付けを指示するセッション指向変更応答を受信すること(1903)と、
前記第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信すること(1905)と
をさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のサーバ(112)からの前記セッション指向サービスを終了するために、前記第1のサーバ(112)からセッション指向サービス終了トリガ要求を受信すること(2101)と、
前記第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了トリガ応答を送信すること(2103)と
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記VAEクライアント(104)を有する前記クライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス終了要求を送信すること(2201)と、
前記VAEクライアント(104)を有する前記クライアントデバイス(100)から、前記セッション終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2203)と、
前記第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2205)と
をさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
第2のサーバ(114)であって、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
前記第1のサーバ(112)に、前記第2のサーバ(114)が前記クライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスに対する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む動作を実施するように適応された、第2のサーバ(114)。
【請求項25】
前記第1のサーバ(112)が、請求項15から23のいずれか一項に記載の動作を実施するように適応された、請求項24に記載の第2のサーバ(114)。
【請求項26】
第2のサーバ(114)の処理回路(1103)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、前記プログラムコードの実行が、前記第2のサーバ(114)に、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
前記第1のサーバ(112)に、前記第2のサーバ(114)が前記クライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスに対する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む動作を実施させる、コンピュータプログラム。
【請求項27】
前記第2のサーバ(114)の処理回路(1103)によって実行されるべきさらなるプログラムコードを備え、それにより、前記プログラムコードの実行が、前記第2のサーバ(114)に、請求項15から23のいずれか一項に記載の動作を実施させる、請求項26に記載のコンピュータプログラム。
【請求項28】
コンピュータデバイス(100)のV2X(Vehicle to Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)によって実施される方法であって、前記方法は、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、前記セッション指向サービス要求が、前記VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
前記第2のサーバ(114)に、前記セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む、方法。
【請求項29】
前記第2のサーバ(114)からセッション指向サービス変更要求を受信すること(2501)と、
前記第2のサーバ(114)に、前記セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を送信すること(2503)と、
前記V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス変更通知を提供すること(2505)と
をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)であって、前記セッション指向サービス変更要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)と、
前記第2のサーバ(114)から、前記セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を受信すること(2603)と
をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了要求を受信すること(2701)と、
前記第2のサーバ(114)に、前記セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2703)と、
前記V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス終了通知を提供すること(2705)と
をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記第2のサーバ(114)にセッション指向サービス終了要求を送信すること(2801)と、
前記第2のサーバ(114)から、前記セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2803)と
をさらに含む、請求項28から30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)であって、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、前記セッション指向サービス要求が、前記VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
前記第2のサーバ(114)に、前記セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む動作を実施するように適応された、V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)。
【請求項34】
前記VAEクライアント(104)が、請求項29から32のいずれか一項に記載の動作を実施するように適応された、請求項33に記載のVAEクライアント(104)。
【請求項35】
V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)の処理回路(1003)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、前記プログラムコードの実行が、前記VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、前記セッション指向サービス要求が、前記VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
前記第2のサーバ(114)に、前記セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む動作を実施させる、コンピュータプログラム。
【請求項36】
前記VAEクライアント(104)の処理回路(1003)によって実行されるべきさらなるプログラムコードを備え、それにより、前記さらなるプログラムコードの実行が、前記VAEクライアント(104)に、請求項29から32のいずれか一項に記載の動作を実施させる、請求項35に記載のコンピュータプログラム。
【請求項37】
車両であって、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、前記セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
前記第2のサーバ(114)に、前記セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む動作を実施するように適応された、車両。
【請求項38】
前記車両が、請求項29から32のいずれか一項に記載の動作を実施するように適応された、請求項37に記載の車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に通信に関し、より詳細には、遠隔操作運転(ToD:tele-operated driving)をサポートする通信方法ならびに関係するデバイスおよびノードに関する。
【背景技術】
【0002】
次に、関係する規格化作業が説明される。
【0003】
遠隔操作サポート(TeSo:Tele-operated support)が、3GPP TR22.886(節5.21)において規定されており、対応する要件が、リモート運転のための節7.2.5にある。規範的要件が、3GPP SA1 TS22.186、拡張されたV2X(Vehicle to Everything)シナリオのためのサービス要件、V16.2.0、2019年6月(節5.5)にある。
【0004】
また、5Gオートモーティブアソシエーション(5GAA)が、5GAA T-190028、5Gオートモーティブアソシエーション;ワーキンググループ使用事例および技術要件;5G使用事例および要件-ウェーブ2.1;V1.0(2019年1月30日)において、遠隔操作運転、遠隔操作運転サポート、および自動駐車のための遠隔操作運転の使用事例および対応するサービスレベル要件を指定した。進行中の相互ワーキンググループワークアイテムにおいて、5GAAは、遠隔操作運転サービスのための通信ソリューションおよび動作アーキテクチャを研究している。
【0005】
3GPP TS23.286、V2Xサービスのアプリケーションレイヤサポート;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019は、PC5およびUu上でのV2X通信のためのV2Xアプリケーションレイヤモデルを規定する。このモデルは図1に示されている。図1を参照すると、V2Xアプリケーションイネーブラ(VAE:V2X application enabler)レイヤが、V2Xアプリケーションにサポート情報を提供する。
【0006】
V2Xユーザ機器1(V2X UE1 100a)が、V1参照ポイント上でV2Xアプリケーションサーバ110と通信する。V2X UE1 100aとV2Xユーザ機器2(V2X UE2 100b)とが、V5参照ポイント上で通信する。V2X UE1 100aはまた、V2X UE2 100bがV1参照ポイント上でV2Xアプリケーションサーバ110にアクセスすることを可能にするために、UEネットワーク間リレーとして働くことができる。
【0007】
V2X UE100a、100bおよびV2Xアプリケーションサーバ110のためのV2Xアプリケーションレイヤ機能エンティティが、V2Xアプリケーション固有レイヤおよびVAEレイヤにグループ化される。VAEレイヤは、V2Xアプリケーション固有レイヤにVAE能力を与える。V2Xアプリケーションレイヤ機能モデルが、3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されているように、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ(SEAL:service enabler architecture layer for verticals)サービスを利用する。
【0008】
VAEサーバ114が、VAEレイヤ中にある。VAEレイヤによって利用されるSEALサービスは、ロケーション管理、グループ管理、設定管理、識別情報管理、鍵管理およびネットワークリソース管理である。V2Xアプリケーション固有レイヤが、V2Xアプリケーション固有機能からなる。
【0009】
3GPP TSは、V2Xアプリケーション固有レイヤの機能がTSの範囲外にあることについて説明していることに留意されたい。
【0010】
V2Xアプリケーションサーバ112が、VAEサーバ114と、SEALサーバと、V2Xアプリケーション固有サーバ112とを含む。VAEサーバ114は、Vs参照ポイント上でV2Xアプリケーションレイヤサポート機能をV2Xアプリケーション固有サーバ112に提供する。
【0011】
V2X UE100a、100bは、VAEクライアント104a、104bと、SEALクライアント106a、106bと、V2Xアプリケーション固有クライアント102a、102bとを含む。VAEクライアント104a、104bは、Vc参照ポイント上でV2Xアプリケーションレイヤサポート機能をV2Xアプリケーション固有クライアント102a、102bに提供する。
【0012】
いくつかの展開では、SEALのクライアント106a、106bおよびサーバ116エンティティは、それぞれ、VAEクライアント104a、104bおよびVAEサーバ114の一部であり得ることに留意されたい。
【0013】
VAEクライアント104a、104bは、3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されているように、SEALクライアント106a、106bとのその対話のためのVAL(バーティカルアプリケーションレイヤ)クライアントとして働く。VAEサーバ114は、3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されているように、SEALサーバ116とのその対話のためのVALサーバとして働く。
【0014】
VAEレイヤでは、VAEクライアント104a、104bは、V1-AE参照ポイント上でVAEサーバ114と通信する。V2Xアプリケーション固有レイヤでは、V2Xアプリケーション固有クライアント102a、102bは、V1-APP参照ポイント上でV2Xアプリケーション固有サーバと通信する。
【0015】
3GPP TSは、V1-APP参照ポイントがTSの範囲外にあることについて説明していることに留意されたい。
【0016】
VAEレイヤでは、V2X UE2 100bのVAEクライアント104bは、V5-AE参照ポイント上でV2X UE1 100aのVAEクライアント104aと通信する。V2Xアプリケーション固有レイヤでは、V2X UE2 100bのV2Xアプリケーション固有クライアント102bは、V5-APP参照ポイント上でV2X UE1 100aのVAEクライアント104aと通信する。
【0017】
3GPP TSは、V5-APP参照ポイントがTSの範囲外にあることについて説明していることに留意されたい。
【0018】
V2Xアプリケーションのための以下のSEALサービスがサポートされる。
・ 3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されている、ロケーション管理、
・ 3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されている、グループ管理、
・ 3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されている、設定管理、
・ 3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されている、識別情報管理、
・ 3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されている、鍵管理、および、
・ 3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されている、ネットワークリソース管理。
【0019】
VAEクライアント104a、104bは、各SEALサービスについて指定されたSEAL-C参照ポイント上で、SEALクライアント106a、106bと対話する。VAEサーバ114は、各SEALサービスについて指定されたSEAL-S参照ポイント上で、SEALサーバ116と対話する。SEALクライアント106a、106bの間の対話は、各SEALサービスについて指定されたSEAL-PC5参照ポイントによってサポートされる。SEALクライアント106a、106bと、対応するSEALサーバ116との間の対話は、各SEALサービスについて指定されたSEAL-UU参照ポイントによってサポートされる。
【0020】
各SEALについてのSEAL-C、SEAL-S、SEAL-PC5、SEAL-Uu参照ポイントが、3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019において指定されていることに留意されたい。
【0021】
分散VAEサーバ展開をサポートするために、VAEサーバ114は、VAE-E参照ポイント上で別のVAEサーバと対話する。
【0022】
V2X UE1 100aはまた、
・ V2X UE2 100b上のVAEクライアント104bが、V1-AE参照ポイント上でVAEサーバ114にアクセスすることを可能にするために、および、
・ V2X UE2 100b上のV2Xアプリケーション固有クライアント102bが、V1-APP参照ポイント上でV2Xアプリケーション固有サーバ112にアクセスすることを可能にするために、
UEネットワーク間リレーとして働くことができる。
【0023】
V1-AEメッセージが、ユニキャストで、xMBを介して透過マルチキャストで、MB2を介して透過マルチキャストで、送られ得る。xMBを介した非透過マルチキャストは、V1-AEメッセージによってトリガされる。マルチキャスト分散は、透過マルチキャストモードと非透過マルチキャストモードの両方によってサポートされ得る。
【0024】
VAEサーバ114は、V2、MB2、xMB、RxおよびT8参照ポイント上で3GPPネットワークシステム108と対話する。EPSおよび5GS、3GPP TR23.764、V2Xサービスのアプリケーションレイヤサポートの拡張に関する研究、V0.2.0、2019年7月は、3GPPネットワークシステムと見なされる。
【発明の概要】
【0025】
遠隔操作運転などのサービスのためのセッション指向通信を確立することが、3GPP TR23.764において説明されている。しかしながら、3GPP TR23.764は、遠隔操作運転サポートのための、すなわちToDが必要とされるときの、トリガについて説明することができていない。これは、ToDセッションが確立される前に起こるべきである。また、ToDサポートを始動するためのデバイスおよびサーバAPIが説明されていない。3GPP TR23.764はまた、V2Xアプリケーション固有サーバが、VAEサーバに、遠隔操作運転セッションのためのセッション指向通信を確立するように要求することを可能にしない。
【0026】
発明概念のいくつかの実施形態によれば、車両のためのセッション指向サービスをサポートするための、第1のサーバによって実施される方法が提供される。本方法は、クライアントデバイスのためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバにセッション指向サービストリガ要求を送信することを含む。本方法は、第2のサーバから、第2のサーバがクライアントデバイスとのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信することをさらに含む。
【0027】
発明概念の類似する第1のサーバおよびコンピュータプログラムの実施形態が提供される。
【0028】
本明細書で説明される発明概念とともに実現され得る1つの利点は、V2Xサービスプロバイダ(たとえば、道路当局)が、たとえば、ToDサポートなど、車両のためのセッション指向サービスを確立するためにモバイルネットワークオペレータと通信するためのAPIおよびプロシージャを使用することができることである。
【0029】
発明概念の他の実施形態によれば、車両のためのセッション指向サービスをサポートするための、第2のサーバによって実施される方法が提供される。本方法は、クライアントデバイスのためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバからセッション指向サービストリガ要求を受信することを含む。本方法は、第1のサーバに、第2のサーバがクライアントデバイスとのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信することをさらに含む。
【0030】
発明概念の類似する第2のサーバおよびコンピュータプログラムの実施形態が提供される。
【0031】
発明概念のさらなる実施形態によれば、コンピュータデバイスのV2X(Vehicle to Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアントによって実施される方法が提供される。本方法は、第2のサーバからセッション指向サービス要求を受信することであって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアントの識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信することを含む。本方法は、第2のサーバに、セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を送信することを含む。本方法は、V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供することを含む。
【0032】
類似するVAEクライアントおよびコンピュータプログラムが提供される。
【0033】
本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本出願に組み込まれ、本出願の一部をなす、添付の図面は、発明概念のいくつかの非限定的な実施形態を示す。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】いくつかの実施形態による、V2Xアプリケーションレイヤモデルを示すブロック図である。
図2】発明概念のいくつかの実施形態による、VAEサーバを、VAEクライアントとのセッション指向サービスを確立するようにトリガするためのプロシージャを示すシグナリング図である。
図3】発明概念のいくつかの実施形態による、VAEサーバとVAEクライアントとの間のセッション指向サービスを確立するためのプロシージャを示すシグナリング図である。
図4】発明概念のいくつかの実施形態による、V2Xアプリケーション固有サーバからVAEサーバにセッション指向サービス更新を提供するためのプロシージャを示すシグナリング図である。
図5】発明概念のいくつかの実施形態による、VAEサーバとVAEクライアントとの間のセッション指向サービスを更新するためのプロシージャを示すシグナリング図である。
図6】発明概念のいくつかの実施形態による、VAEクライアントによってトリガされるセッション指向サービスを更新するためのプロシージャを示すシグナリング図である。
図7】発明概念のいくつかの実施形態による、V2Xアプリケーション固有サーバからVAEサーバにセッション指向サービス終了要求を提供するためのプロシージャを示すシグナリング図である。
図8】発明概念のいくつかの実施形態による、VAEサーバとVAEクライアントとの間のセッション指向サービスを終了するためのプロシージャを示すシグナリング図である。
図9】発明概念のいくつかの実施形態による、VAEクライアントによってトリガされるセッション指向サービスを終了するためのプロシージャを示すシグナリング図である。
図10】発明概念のいくつかの実施形態による、V2X UEを示すブロック図である。
図11】発明概念のいくつかの実施形態による、VAEサーバを示すブロック図である。
図12】発明概念のいくつかの実施形態による、V2Xアプリケーション固有サーバを示すブロック図である。
図13】発明概念の様々な実施形態による、第1のサーバの動作を示すフローチャートである。
図14】発明概念の様々な実施形態による、第1のサーバの動作を示すフローチャートである。
図15】発明概念の様々な実施形態による、第1のサーバの動作を示すフローチャートである。
図16】発明概念の様々な実施形態による、第2のサーバの動作を示すフローチャートである。
図17】発明概念の様々な実施形態による、第2のサーバの動作を示すフローチャートである。
図18】発明概念の様々な実施形態による、第2のサーバの動作を示すフローチャートである。
図19】発明概念の様々な実施形態による、第2のサーバの動作を示すフローチャートである。
図20】発明概念の様々な実施形態による、第2のサーバの動作を示すフローチャートである。
図21】発明概念の様々な実施形態による、第2のサーバの動作を示すフローチャートである。
図22】発明概念の様々な実施形態による、第2のサーバの動作を示すフローチャートである。
図23】発明概念の様々な実施形態による、第2のサーバの動作を示すフローチャートである。
図24】発明概念のいくつかの様々な実施形態による、VAEクライアントの動作を示すフローチャートである。
図25】発明概念のいくつかの様々な実施形態による、VAEクライアントの動作を示すフローチャートである。
図26】発明概念のいくつかの様々な実施形態による、VAEクライアントの動作を示すフローチャートである。
図27】発明概念のいくつかの様々な実施形態による、VAEクライアントの動作を示すフローチャートである。
図28】発明概念のいくつかの様々な実施形態による、VAEクライアントの動作を示すフローチャートである。
図29】いくつかの実施形態による、無線ネットワークのブロック図である。
図30】いくつかの実施形態による、ユーザ機器のブロック図である。
図31】いくつかの実施形態による、仮想化環境のブロック図である。
図32】いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークのブロック図である。
図33】いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータのブロック図である。
図34】いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。
図35】いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。
図36】いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。
図37】いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
次に、発明概念の実施形態の例が示されている添付の図面を参照しながら、発明概念が以下でより十分に説明される。しかしながら、発明概念は、多くの異なる形態で具現され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本発明概念の範囲を当業者に十分に伝達するように提供される。これらの実施形態は相互排他的でないことにも留意されたい。一実施形態からの構成要素が、別の実施形態において存在する/使用されると暗に仮定され得る。
【0036】
以下の説明は、開示される主題の様々な実施形態を提示する。これらの実施形態は、教示例として提示され、開示される主題の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。たとえば、説明される実施形態のいくらかの詳細は、説明される主題の範囲から逸脱することなく、修正、省略、または拡大され得る。
【0037】
以下の説明では、「承認」および「受付け」という用語は、互換的に使用され得る。
【0038】
図12は、発明概念の実施形態による、無線通信を提供するように設定された、V2Xアプリケーション固有クライアント102および/またはVAEクライアント104を実装するV2X UE800のエレメントを示すブロック図である(V2X UEは、モバイル端末、モバイル通信端末、無線デバイス、無線通信デバイス、無線端末、モバイルデバイス、無線通信端末、ユーザ機器(UE)、ユーザ機器ノード/端末/デバイスなどと呼ばれることもある)。(V2X UE800は、たとえば、図29の無線デバイス4110、図30のUE4200、図31の仮想化ハードウェア4430および仮想マシン4340、図32のUE4491、4492、および図33のUE4530に関して以下で説明されるように提供され得、それらのすべてが、別段に記載されていない限り、本明細書で説明される例および実施形態において交換可能であると見なされ、本開示の意図された範囲内にあるべきである。)示されているように、V2X UE800は、(たとえば、図29のアンテナ4111および/または図31のアンテナ43225に対応する)アンテナ1007と、通信ネットワークの(たとえば、RANノードとも呼ばれる、図29のネットワークノード4160に対応する)(1つまたは複数の)基地局とのアップリンク無線通信およびダウンリンク無線通信を提供するように設定された送信機および受信機を含む(たとえば、図29のインターフェース4114、図30のインターフェース4205、4209、4211、送信機4233および受信機4235、図31の送信機43210および受信機43220、ならびに図33の無線インターフェース4537に対応する、トランシーバとも呼ばれる)トランシーバ回路1001とを含み得る。V2X UE800は、トランシーバ回路に結合された(たとえば、図29の処理回路4120、図30のプロセッサ4201、図31の処理回路4360、および図33の処理回路4538に対応する、プロセッサとも呼ばれる)処理回路1003と、処理回路に結合された(たとえば、図29のデバイス可読媒体4130およびまたは図31のメモリ4390に対応する、メモリとも呼ばれる)メモリ回路1005とをも含み得る。メモリ回路1005は、処理回路1003によって実行されたとき、処理回路に、本明細書で開示される実施形態による動作を実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含み得る。他の実施形態によれば、処理回路1003は、別個のメモリ回路が必要とされないようなメモリを含むように規定され得る。V2X UE800は、処理回路1003に結合された(ユーザインターフェースなどの)インターフェースをも含み得、および/またはV2X UE800は車両に組み込まれ得る。
【0039】
本明細書で説明されるように、V2X UE800の動作は、処理回路1003および/またはトランシーバ回路1001によって実施され得る。たとえば、処理回路1003は、(基地局とも呼ばれる)無線アクセスネットワークノードに無線インターフェース上でトランシーバ回路1001を通して通信を送信し、および/またはネットワークノードから無線インターフェース上でトランシーバ回路1001を通して通信を受信するように、トランシーバ回路1001を制御し得る。その上、モジュールがメモリ回路1005に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令が処理回路1003によって実行されたとき、処理回路1003がそれぞれの動作(たとえば、VAEクライアントに関係する例示的な実施形態に関して以下で説明される動作)を実施するような命令を提供し得る。
【0040】
図11は、発明概念の実施形態による、無線通信を提供するように設定されたV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバ114のエレメントを示すブロック図である(VAEサーバ114は、第2のサーバ、ネットワークノード、基地局、eノードB/eNB、gノードB/gNBなどと呼ばれることもある)。(VAEサーバ114は、たとえば、図29のネットワークノード4160、図31の仮想ハードウェア4330または仮想マシン4340、図32の基地局4412a、4412b、および4412c、ならびに/あるいは図33の基地局4520に関して以下で説明されるように提供され得、それらのすべてが、別段に記載されていない限り、本明細書で説明される例および実施形態において交換可能であると見なされ、本開示の意図された範囲内にあるべきである。)示されているように、VAEサーバ114は、通信ネットワークの他のサーバおよびノードとのアップリンク無線通信およびダウンリンク無線通信を提供するように設定された送信機および受信機を含む(たとえば、図29のインターフェース4190の部分および/または図33の無線インターフェース4527の部分に対応する、トランシーバとも呼ばれる)トランシーバ回路1101を含み得る。VAEサーバ114は、RANおよび/またはコアネットワークCNの他のノードとの(たとえば、他の基地局との)通信を提供するように設定された(たとえば、図29のインターフェース4190の部分、図31のネットワークインターフェース4370、4380、および/または図33の通信インターフェース4526の部分に対応する、ネットワークインターフェースとも呼ばれる)ネットワークインターフェース回路1107を含み得る。VAEサーバ114は、トランシーバ回路に結合された(たとえば、図29の処理回路4170、図31の処理回路4360、および/または図33の処理回路4528に対応する、プロセッサとも呼ばれる)処理回路1103と、処理回路に結合された(たとえば、図29のデバイス可読媒体4180および/または図31のメモリ4390に対応する、メモリとも呼ばれる)メモリ回路1105とをも含み得る。メモリ回路1105は、処理回路1103によって実行されたとき、処理回路に、本明細書で開示される実施形態による動作を実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含み得る。他の実施形態によれば、処理回路1103は、別個のメモリ回路が必要とされないようなメモリを含むように規定され得る。VAEサーバ114は、処理回路1103に結合された(ユーザインターフェースなどの)インターフェースをも含み得、および/またはVAEサーバ114は車両に組み込まれ得る。
【0041】
本明細書で説明されるように、VAEサーバ114の動作は、処理回路1103および/またはトランシーバ回路1101によって実施され得る。たとえば、処理回路1103は、ネットワークノードに無線インターフェース上でトランシーバ回路1101を通して通信を送信し、および/またはノードから無線インターフェース上でトランシーバ回路1101を通して通信を受信するように、トランシーバ回路1101を制御し得る。その上、モジュールがメモリ回路1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令が処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がそれぞれの動作(たとえば、第1のサーバに関係する例示的な実施形態に関して以下で説明される動作)を実施するような命令を提供し得る。
【0042】
図12は、発明概念の実施形態による、無線通信を提供するように設定されたV2Xアプリケーション固有サーバ112のエレメントを示すブロック図である(V2Xアプリケーション固有サーバ112は、第1のサーバなどと呼ばれることもある)。(V2Xアプリケーション固有サーバ112は、たとえば、図29のネットワークノード4160、図31の仮想ハードウェア4330または仮想マシン4340、図32の基地局4412a、4412b、および4412c、ならびに/あるいは図33の基地局4520に関して以下で説明されるように提供され得、それらのすべてが、別段に記載されていない限り、本明細書で説明される例および実施形態において交換可能であると見なされ、本開示の意図された範囲内にあるべきである。)示されているように、V2Xアプリケーション固有サーバ112は、通信ネットワークの他のサーバおよびノードとのアップリンク無線通信およびダウンリンク無線通信を提供するように設定された送信機および受信機を含む(たとえば、図29のインターフェース4190の部分および/または図33の無線インターフェース4527の部分に対応する、トランシーバとも呼ばれる)トランシーバ回路(図示せず)を含み得る。V2Xアプリケーション固有サーバ112は、(たとえば、図29のインターフェース4190の部分、図31のネットワークインターフェース4370、4380、および/または図33の通信インターフェース4526の部分に対応する、ネットワークインターフェースとも呼ばれる)ネットワークインターフェース回路407を含み得る。V2Xアプリケーション固有サーバ112は、トランシーバ回路に結合された(たとえば、図29の処理回路4170、図31の処理回路4360、および/または図33の処理回路4528に対応する、プロセッサとも呼ばれる)処理回路1203と、処理回路に結合された(たとえば、図29のデバイス可読媒体4180および/または図31のメモリ4390に対応する、メモリとも呼ばれる)メモリ回路1205とをも含み得る。メモリ回路1205は、処理回路1203によって実行されたとき、処理回路に、本明細書で開示される実施形態による動作を実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含み得る。他の実施形態によれば、処理回路1203は、別個のメモリ回路が必要とされないようなメモリを含むように規定され得る。V2Xアプリケーション固有サーバ112は、処理回路1203に結合された(ユーザインターフェースなどの)インターフェースをも含み得る。
【0043】
本明細書で説明されるように、V2Xアプリケーション固有サーバ112の動作は、処理回路1203および/またはトランシーバ回路1201によって実施され得る。たとえば、処理回路1203は、ネットワークノードに無線インターフェース上でトランシーバ回路1201を通して通信を送信し、および/またはノードから無線インターフェース上でトランシーバ回路1201を通して通信を受信するように、トランシーバ回路1201を制御し得る。その上、モジュールがメモリ回路1205に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令が処理回路1203によって実行されたとき、処理回路1203がそれぞれの動作(たとえば、第1のサーバに関係する例示的な実施形態に関して以下で説明される動作)を実施するような命令を提供し得る。
【0044】
本出願は、(V2N(Vehicle-to-Network)通信を介して実装されるとき)通過操縦(pass maneuver)のためのシースルー、(V2N通信を介して実装されるとき)高精細度センサー共有、リモートドライバとして働くV2Xアプリケーションサーバ112と、動作させられる車両として働くV2X UE100との間の遠隔操作運転などの、セッション指向サービスを扱う。本明細書における開示は、V2Xアプリケーション固有サーバ112におけるセッション指向サービスのためのトリガに焦点を当てる。セッション指向サービスは、特にセッションのために提供されるサービスであり、そのセッションが終了されたときに終了される。
【0045】
ToDサポートが必要とされるいくつかの例示的な使用事例がある。
・ 車両のドライバまたは自動運転システムが、目的地までの期間の間、車両を制御する(take control of)ことをリモートドライバに依拠する。
・ 建設区域または事故の現場に入る車両のドライバまたは自動運転システムが、リモートドライバに、限られた時間およびエリアについて車両を制御するための遠隔操作運転要求を送る。
・ 自動駐車:車両のドライバまたは自動運転システムが、公共または民間の駐車エリアに入り、自動駐車のためのリモート運転サポートを要求する。
・ インフラストラクチャベースの遠隔操作運転:これは、車両のオンボードセンサーおよびカメラからのみではなく、インフラストラクチャセンサーおよびカメラからリモートドライバへのデータおよび入力を使用してToDを実装するやり方である。
【0046】
したがって、制御の2つのレベルがある。
・ リモートドライバが、車両に、または、車両の動作制御、たとえば、ステアリングホイールの角度、制動、および加速を依然として担当する自動運転システムに、軌道情報(たとえば、中間地点)として支援情報を送る。
・ リモートドライバが、車の運転を完全に制御し、リモートで車を動作させること、たとえば、加速、ステアリングホイールの角度を制御することが可能である。
【0047】
遠隔操作運転(ToD)などのセッション指向サービスでは、人間または機械のいずれかのリモートエンティティが、リモートで運転される車両に関連情報を提供する。たとえば、いくつかの実装形態では、リモート運転センタが、利用可能な/あらかじめ規定された駐車場まで自律様式で運転するために、車両に軌道を提供する。他の実装形態では、リモート運転センタ(人間または機械)が、リモートで運転される車両から送られたリアルタイムビデオストリーミングとセンサー情報とによってサポートされる、車両を運転すること(すなわち、ステアリング/コマンド命令を送ること)を引き受ける。全体的に言えば、遠隔操作運転セッションは、センサーデータ(解釈されたオブジェクト)の車両から運転センタへの送信、人間のリモートドライバの場合、プログレッシブ高精細度ビデオ/カメラ(車両の各コーナーについて1つ、最高4つのカメラが必要とされる)を伴う。リモートセンタから車両に送られる情報は、運転軌道の形態(たとえば、関連するタイムスタンプをもつ中間地点の形態)のもの、ならびに、ブレーキ/加速度およびステアリングのためのトルク値などのステアリングコマンドである。実装形態に応じて、遠隔操作運転は、複数の品質からHD品質でのビデオの送信を考慮して、20msまでのレイテンシ(これはコマンドと車両ステータスとが同期されることを保証するためである)および最高64Mbpsのデータレートを必要とし得る。そのような要件が満たされないとき、遠隔操作運転は起こることができない(すなわち、車両は、リモートで運転されることを中止され、車両は、完全な自律運転に切り替わるか、または車両中の人間のドライバに切り替わる必要がある)ことを考慮すると、遠隔操作運転がいつ/どこでサポートされ得るかを知っていることが重要である。
【0048】
本明細書で説明される発明概念は、少なくとも以下を可能にする。
・ V2Xアプリケーション固有サーバからVAEサーバに、ToDセッションなど、セッション指向サービスをトリガし、セッションを更新し、終了すること。
・ 確立されたセッションに関する、セッション確立、更新(たとえば、パラメータ変更)、および終了についての、VAEサーバからV2Xアプリケーション固有サーバへの通知。
・ 確立されたセッションに関する、セッション確立、更新、および終了についての、VAEクライアントからV2Xアプリケーション固有クライアントへの通知
【0049】
発明概念の様々な実施形態では、VAEレイヤは、セッションを確立、更新、および終了することによって、遠隔操作運転などのセッション指向サービスのための、アプリケーションレイヤにおけるサポートを提供する。VAEサーバに向けてV2Xアプリケーション固有サーバにおいて遠隔操作運転などのセッション指向サービスをトリガ、維持、変更、および終了するためのプロシージャと、V2Xアプリケーション固有サーバおよびクライアントに向けての通知とが説明される。したがって、V2Xアプリケーションサーバが、V2X UEとの遠隔操作運転としてのセッション指向サービスを確立、維持、および終了するための実行可能な機構が、本明細書で説明される発明概念を使用して達成され得る。
【0050】
セッション指向サービス確立をトリガする(たとえば、開始する)ためのプロセスが、次に説明される。いくつかの実施形態では、V2Xアプリケーション固有サーバ112は、セッション指向サービスを実施するために必要とされる情報とともに、V2Xアプリケーション固有クライアント102から、セッション指向サービスをトリガするための要求を受信している。V2Xアプリケーション固有サーバ112は、V2Xアプリケーション固有クライアント102からの要求を評価し、セッション指向サービスをトリガすることを判断した。
【0051】
図2を参照すると、動作1において、V2Xアプリケーション固有サーバ112は、VAEクライアント104に対するセッション指向サービスを始動するようにVAEサーバ114をトリガする。この要求は、VAEクライアントの識別情報、V2Xアプリケーション固有サーバの識別情報、サービスセッションの識別情報、およびセッションの「タイプ」または「QoS要件」などの情報を含むことができる。
【0052】
サービスタイプまたはQoS要求に関係する情報に関しては、そのような情報の例は、いくつのフローがセッション指向サービスのセッションに関連付けられるかの情報(たとえば、セッションは、複数のフロー、たとえば、アップリンクビデオのために1つ、および制御情報のために1つを有することができる)を含み得、このフローの各々について、サーバは、以下を指定することができる。
- 優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件(最小ビットレートなど)および代替サービス要件。
- QoSの不履行(un-fulfillment)/再履行(re-fulfilment)の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示。
- TS23.288、節6.9において規定されているように、QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示。必要とされる場合、サーバはまた、要求中に以下を含め得る。
・ QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきKPI(キーパフォーマンスインジケータ)。
・ QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値。
・ QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間。
・ アプリケーションレイヤにおいて収集され得るセッション指向サービスに関係するUE測定値に関する情報(KPI、測定の頻度、報告しきい値など)。これは、そのような測定値が、クライアント側において収集され得るのかサーバ側において収集され得るのかを指示する
【0053】
動作2において、VAEサーバ114は、VAEクライアントとのセッション指向サービスを始動するために、VAEサーバ112の能力を指示するセッション指向サービストリガ応答をV2Xアプリケーション固有サーバ112に提供する。その応答は、ネットワーク情報と他のVAEサーバ固有情報(たとえば、負荷)とに基づく。VAEサーバが、V2Xアプリケーション固有サーバによって要求されたセッション指向サービスをサポートすることが可能でない場合、VAEサーバ114がセッション指向サービスをサポートすることが可能でないという指示が、応答中で提供される。
【0054】
図13は、第1のサーバ112として指定される、V2Xアプリケーション固有サーバの観点から図2の動作を示す。図13を参照すると、次に、図13のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図12のブロック図の構造を使用して実装される)第1のサーバ112の動作が説明される。たとえば、モジュールが図12のメモリ1205に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1203によって実行されたとき、処理回路1203がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0055】
ブロック1301において、処理回路1203は、クライアントデバイス104のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ114にセッション指向サービストリガ要求を送信する。セッション指向サービストリガ要求を送信することは、いくつかの実施形態では、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を送信することを含む。情報は、クライアントデバイス104の識別情報と、第1のサーバ112の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0056】
タイプまたはQoS要求に関係する情報が、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、ユーザ機器(UE)測定値に関する情報とのうちの1つまたは複数を含む。QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報は、QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間とのうちの1つまたは複数をさらに含む。
【0057】
ブロック1303において、処理回路1303は、第2のサーバ114から、第2のサーバ114がクライアントデバイスとのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信する。上記で指示されたように、第2のサーバがセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かは、ネットワーク情報および他のサーバ固有情報(たとえば、負荷)に基づく。第2のサーバ114が、第1のサーバ112によって要求されるセッション指向サービスをサポートすることが可能でない場合、それは応答中で指示される。
【0058】
図3の説明において説明されたように、処理回路1203は、ブロック1305において、第2のサーバ114から、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を受信する。
【0059】
図16は、第2のサーバ114として指定される、VAEサーバの観点から図2の動作を示す。図16を参照すると、次に、図16のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図11のブロック図の構造を使用して実装される)第2のサーバ114の動作が説明される。たとえば、モジュールが図11のメモリ1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0060】
ブロック1601において、処理回路1103は、クライアントデバイス104のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ112からセッション指向サービストリガ要求を受信する。セッション指向サービストリガ要求を受信することは、いくつかの実施形態では、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を受信することを含む。情報は、クライアントデバイス104の識別情報と、第1のサーバ112の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0061】
タイプまたはQoS要求に関係する情報が、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、ユーザ機器(UE)測定値に関する情報とのうちの1つまたは複数を含む。QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報は、QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間とのうちの1つまたは複数をさらに含む。
【0062】
ブロック1603において、処理回路1103は、第1のサーバ112に、第2のサーバ114がクライアントデバイス104とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信する。上記で指示されたように、第2のサーバがセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かは、ネットワーク情報および他のサーバ固有情報(たとえば、負荷)に基づく。第2のサーバ114が、第1のサーバ112によって要求されるセッション指向サービスをサポートすることが可能でない場合、それは応答中で指示される。
【0063】
図3の説明において説明されたように、処理回路1103は、ブロック1605において、第1のサーバ112に、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を送信する。
【0064】
次に図3を参照すると、セッション指向サービス確立が説明される。V2X UE(たとえば、VAEクライアント104および/またはV2Xアプリケーション固有クライアント102を有するクライアントデバイス100)は、セッション指向サービスを使用するために認証され、V2Xアプリケーションサーバ112に接続した。VAEサーバ114は、上記で説明されたように、V2Xアプリケーション固有サーバ112からの要求時に、セッションを確立することに同意した。
【0065】
動作1において、VAEサーバ114は、1つまたは複数のVAEクライアントに、VAEクライアントの識別情報と、セッションの識別情報と報告設定とを含むセッション指向サービスを確立するための要求を送る。報告設定は、どんなパラメータが報告されるべきであるかと、パラメータがどのくらい頻繁に報告されるべきであるかとを指示する。
【0066】
動作2において、VAEクライアント104は、VAEサーバ114に、VAEサーバ114によるセッション確立要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送る。
【0067】
動作3において、VAEサーバ114は、V2Xアプリケーション固有サーバ112に、セッション指向サービス確立通知を送る(図13のブロック1305および図16のブロック1605)。
【0068】
動作4において、VAEクライアント104は、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向サービス確立通知を送る(図24のブロック2405)。
【0069】
図17は、第2のサーバ114として指定される、VAEサーバ114の観点から図3の動作を示す。図17を参照すると、次に、図17のフローチャートを参照しながら、車両のためのセッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図11のブロック図の構造を使用して実装される)第2のサーバ114の動作が説明される。たとえば、モジュールが図11のメモリ1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0070】
ブロック1701において、処理回路1103は、セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100にセッション指向サービス要求を送信し、セッション指向サービス要求は、VAEクライアント104の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む。
【0071】
ブロック1703において、処理回路1103は、セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100から、セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信する。ブロック1705において、処理回路1103は、受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信したことに応答して、第1のサーバ112にセッション指向サービス確立通知を送信する。ブロック1705は、図13のブロック1305に類似する。
【0072】
図24は、VAEクライアント104の観点から図3の動作を示す。図24を参照すると、次に、図24のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図10のブロック図の構造を使用して実装される)VAEクライアント104の動作が説明される。たとえば、モジュールが図10のメモリ1005に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1003によって実行されたとき、処理回路1003がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0073】
ブロック2401において、処理回路1003は、第2のサーバ114からセッション指向サービス要求を受信し、セッション指向サービス要求は、VAEクライアント104の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む。
【0074】
ブロック2403において、処理回路1003は、第2のサーバ114に、セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信する。ブロック2405において、処理回路1003は、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向サービス確立通知を提供する。
【0075】
上記で説明されたように、VAEクライアント104とのセッション指向サービスが確立されると、V2Xアプリケーション固有サーバ112は、たとえば、V2Xアプリケーション固有クライアント102からリモート運転セッションパラメータに関する更新を受信することによって、セッションのパラメータを更新する必要があり得る。
【0076】
図4を参照すると、V2Xアプリケーション固有サーバ112からVAEサーバ114にセッション指向サービス変更をトリガするためのプロシージャが示されている。動作1において、V2Xアプリケーション固有サーバ112は、VAEサーバ114に、セッションの識別情報およびセッションパラメータの更新、たとえば、セッションのQoS要件の変更を含む、セッション指向変更トリガイベントを提供する。
【0077】
動作2において、VAEサーバ114は、更新された条件でVAEクライアント104とのセッション指向サービスを続ける能力を含む、セッション指向サービス変更トリガ応答を提供する。VAEサーバ114が、更新された条件でセッション指向サービスを続けることが可能でない場合、VAEサーバ114がセッション指向サービスを続けることが可能でないという指示が、応答中で提供される。
【0078】
図14は、第1のサーバ112として指定される、V2Xアプリケーション固有サーバ112の観点から図4の動作を示す。図14を参照すると、次に、図14のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図12のブロック図の構造を使用して実装される)第1のサーバ112の動作が説明される。たとえば、モジュールが図12のメモリ1205に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1203によって実行されたとき、処理回路1203がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0079】
ブロック1401において、処理回路1203は、第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更要求を送信し、セッション指向サービス変更要求は、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む。
【0080】
ブロック1403において、処理回路1203は、第2のサーバ114から、第2のサーバ114が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができるか否かを指示する、セッション指向サービス変更応答を受信する。
【0081】
セッション指向サービス変更が完了されると、処理回路1203は、ブロック1405において、第2のサーバ114からセッション指向サービス変更通知を受信する。
【0082】
図18は、第2のサーバ114として指定される、VAEサーバ114の観点から図4の動作を示す。図18を参照すると、次に、図18のフローチャートを参照しながら、セッション指向をサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図11のブロック図の構造を使用して実装される)第2のサーバ114の動作が説明される。たとえば、モジュールが図11のメモリ1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0083】
ブロック1801において、処理回路1103は、第1のサーバ(112)から、セッション指向サービスの識別情報と、更新されたセッションパラメータセッション指向サービス変更要求を含む、セッション指向サービス変更トリガ要求を受信する。
【0084】
ブロック1803において、処理回路1103は、更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ると決定したことに応答して、第1のサーバ112に、更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続ける能力を指示するセッション指向サービス変更トリガ応答を送信する。
【0085】
ブロック1805において、処理回路1103は、更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ないと決定したことに応答して、第1のサーバ112に、第2のサーバ114が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができないことを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を送信する。
【0086】
次に図5を参照すると、VAEサーバ114とVAEクライアント104との間のセッション指向サービスを更新するためのプロシージャが、次に説明される。VAEサーバ114は、VAEクライアントとのセッション指向サービスを確立し、上記で説明されたようにV2Xアプリケーション固有サーバ112からのセッション指向サービス更新を受信したか、または3GPPネットワークシステム108からのQoSおよびネットワーク条件の変更を受信した。
【0087】
動作1において、VAEサーバ114は、1つまたは複数のVAEクライアント104に、更新要件(たとえば、ネットワーク/QoS要件の変更)、またはサーバ情報の変更(たとえば、VAEサーバの変更)を含む、セッション指向変更要求を送る。
【0088】
動作2において、VAEクライアント104は、VAEサーバ114に、VAEサーバ114によるセッション指向変更要求の受付けを指示するセッション指向変更応答を送る。
【0089】
動作3において、VAEサーバ114は、V2Xアプリケーション固有サーバ112にセッション指向サービス変更通知を送る。
【0090】
動作4において、VAEクライアント104は、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向サービス変更通知を送る。
【0091】
図19は、第2のサーバ114として指定される、VAEサーバ114の観点から図5の動作を示す。図19を参照すると、次に、図18のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図11のブロック図の構造を使用して実装される)第2のサーバ114の動作が説明される。たとえば、モジュールが図11のメモリ1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0092】
ブロック1901において、処理回路1103は、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100に、サーバ情報の更新要件または変更を含むセッション指向変更要求を送信する。ブロック1903において、処理回路1103は、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、変更要求の受付けを指示するセッション指向変更応答を受信する。
【0093】
ブロック1905において、処理回路1103は、第1のサーバ112にセッション指向サービス変更通知を送信する。
【0094】
図25は、VAEクライアント104の観点から図5の動作を示す。図25を参照すると、次に、図25のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図10のブロック図の構造を使用して実装される)VAEクライアント104の動作が説明される。たとえば、モジュールが図10のメモリ1005に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1003によって実行されたとき、処理回路1003がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0095】
ブロック2501において、処理回路1003は、第2のサーバ114からセッション指向サービス変更要求を受信する。ブロック2503において、処理回路1003は、第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更通知を送信する。ブロック2505において、処理回路1003は、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向サービス変更通知を提供する。
【0096】
図6を参照すると、発明概念のいくつかの実施形態では、セッション指向サービス更新は、VAEクライアント104からトリガされる。たとえば、これは、V2Xアプリケーション固有クライアント102がサービス適応を実施することを担当する場合であり得る。一例は、V2Xアプリケーション固有クライアント102が、(VAEサーバ114からの受信時に)V2Xアプリケーション固有サーバ112から、またはVAEクライアント104を通してVAEサーバ114から直接のいずれかで提供されていることがある、QoS通知またはネットワーク情報の受信に対する反応として、サービス適応をトリガするときである。
【0097】
VAEクライアントによってトリガされるセッション指向サービスを更新するためのプロシージャは、VAEクライアント104が、V2Xアプリケーション固有クライアント102からセッション指向変更トリガ要求を受信することである。
【0098】
動作1において、VAEクライアント104は、1つまたは複数のVAEサーバ114に、サービス情報の更新(たとえば、アクティブ化されたサービス、車両軌道の更新など)、要件(たとえば、ネットワーク/QoS要件の変更)、またはサーバ情報(たとえば、VAEサーバの変更)を含む、セッション指向変更要求を送る。VAEサーバ114は、受信されたセッション指向変更要求を検査し、動作2において、VAEクライアント104に、VAEクライアント104から受信されたセッション指向変更要求の受付けを指示するセッション指向変更応答を送信する。VAEサーバ114は、動作3において、V2Xアプリケーション固有サーバ112にセッション指向サービス変更通知を送る。VAEクライアント104は、動作4において、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向サービス変更通知を送る。
【0099】
図20は、VAEサーバ114の観点からVAEクライアントによってトリガされるセッション指向サービスを更新する動作を示す。図20を参照すると、次に、図20のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図11のブロック図の構造を使用して実装される)第2のサーバ114の動作が説明される。たとえば、モジュールが図11のメモリ1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0100】
ブロック2001において、処理回路1103は、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100からセッション指向サービス変更要求を受信し、セッション指向サービス変更要求は、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む。
【0101】
ブロック2003において、処理回路1103は、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100に、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を送信する。ブロック2005において、処理回路1103は、第1のサーバ112にセッション指向サービス変更通知を送信する。
【0102】
図26は、VAEクライアント104の観点からVAEクライアント104によってトリガされるセッション指向サービスを更新する動作を示す。図26を参照すると、次に、図26のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図10のブロック図の構造を使用して実装される)VAEクライアント104の動作が説明される。たとえば、モジュールが図10のメモリ1005に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1003によって実行されたとき、処理回路1003がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0103】
ブロック2601において、処理回路1003は、第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更要求を送信し、セッション指向サービス変更要求は、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む。ブロック2603において、処理回路1103は、第2のサーバ114から、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を受信する。
【0104】
V2Xアプリケーション固有サーバ112からVAEサーバ114にセッション指向サービス終了要求をトリガするためのプロシージャが、次に説明される。VAEサーバ114は、上記で説明されたようにVAEクライアント1014とのセッション指向サービスを確立し、V2Xアプリケーション固有サーバ114は、セッション指向サービスを終了することを判断した。セッション指向サービスを終了するという判断は、V2Xアプリケーション固有クライアント102からの要求またはV2Xアプリケーション固有サーバ112によるローカル判断に基づき得る。
【0105】
図7を参照すると、動作1において、V2Xアプリケーション固有サーバ1121は、VAEサーバ114に、VAEクライアント104とのセッション指向サービスを終了するためのセッション指向終了トリガ要求を提供する。
【0106】
動作2において、VAEサーバ114は、V2Xアプリケーション固有サーバ112に、セッションが終了され得るというセッション指向サービス終了トリガ応答を送る。
【0107】
図15は、第1のサーバ112として指定される、V2Xアプリケーション固有サーバ112の観点から図6の動作を示す。図15を参照すると、次に、図15のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図12のブロック図の構造を使用して実装される)第1のサーバ112の動作が説明される。たとえば、モジュールが図12のメモリ1205に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1203によって実行されたとき、処理回路1203がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0108】
ブロック1501において、処理回路1203は、第2のサーバ114に、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を送信する。ブロック1503において、処理回路1203は、第2のサーバ114からセッション指向サービス終了トリガ応答を受信する。ブロック1505において、処理回路1203は、第2のサーバ114からセッション指向サービス終了通知を受信する。この通知は、セッション指向サービスが終了された後に受信される。
【0109】
図21は、VAEサーバ114の観点から図7の動作を示す。図21を参照すると、次に、図21のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図11のブロック図の構造を使用して実装される)第2のサーバ114の動作が説明される。たとえば、モジュールが図11のメモリ1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0110】
ブロック2101において、処理回路1103は、第1のサーバ112から、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を受信する。動作2103において、処理回路1103は、第1のサーバ112にセッション指向サービス終了トリガ応答を送信する。動作2105において、処理回路1103は、第1のサーバ112にセッション指向サービス終了通知を送信する。その通知は、セッション指向サービスが終了された後に送られる。
【0111】
図8を参照すると、VAEサーバ114とVAEクライアント104との間のセッション指向サービスを終了するためのプロシージャが、次に説明される。動作1において、VAEサーバ114は、VAEクライアント104に、セッションを終了するためのセッション指向終了要求を送る(たとえば、VAEサーバとのセッションの終わり、または満たされないセッション指向サービスのための要件)。
【0112】
動作2において、VAEクライアント104は、VAEサーバ114に、VAEサーバ114によって送信されたセッション指向終了要求の受付けを指示するセッション指向終了応答を送る。
【0113】
動作3において、VAEサーバ114は、V2Xアプリケーション固有サーバ114にセッション指向サービス終了通知を送る。
【0114】
動作4において、VAEクライアント104は、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向サービス終了通知を送る。
【0115】
図22は、VAEサーバ114の観点から図8の動作を示す。図22を参照すると、次に、図22のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図11のブロック図の構造を使用して実装される)第2のサーバ114の動作が説明される。たとえば、モジュールが図11のメモリ1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0116】
ブロック2201において、処理回路1103は、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100に、セッション指向サービス終了要求を送信する。
【0117】
ブロック2203において、処理回路1103は、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100から、セッション終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を受信する。ブロック2205において、処理回路1103は、第1のサーバ112にセッション指向サービス終了通知を送信する。
【0118】
図27は、VAEクライアント104の観点から図8の動作を示す。図27を参照すると、次に、図27のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図10のブロック図の構造を使用して実装される)VAEクライアント104の動作が説明される。たとえば、モジュールが図19のメモリ1005に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1003によって実行されたとき、処理回路1003がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0119】
ブロック2701において、処理回路1003は、第2のサーバ114からセッション指向サービス終了要求を受信する。ブロック2703において、処理回路1003は、第2のサーバ114に、セッション指向サービス終了要求の承認を指示するセッション指向サービス終了応答を送信する。ブロック2705において、処理回路1003は、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向サービス終了通知を提供する。
【0120】
図9を参照すると、発明概念の様々な他の実施形態では、セッション指向サービスを終了するためのプロシージャは、VAEクライアント104からトリガされる。たとえば、これは、V2Xアプリケーション固有クライアント102がサービス適応を実施することを担当する場合であり得る。これの一例は、V2Xアプリケーション固有クライアント102が、サービスを終える(たとえば、車両が最終目的地に到着した)ときである。別の例は、たとえば、QoS通知またはネットワーク情報が、ネットワークがサービスに関連付けられたサービス要件のいずれをももはや満たすことができないことを指示する場合、V2Xアプリケーション固有クライアント102が、QoS通知またはネットワーク情報の受信に対する反応としてセッション指向サービスの終了をトリガするときである。QoS通知またはネットワーク情報は、(VAEサーバ114からの受信時に)V2Xアプリケーション固有サーバ112から、またはVAEクライアント104を通してVAEサーバ114から直接のいずれかで提供されていることがある。
【0121】
VAEクライアント104によってトリガされるセッション指向サービスを終了するためのプロシージャは、たとえば、VAEサーバ114とのセッションの終わり、V2Xサービスの終わり、セッション指向サービスのための要件が満たされていないことを指示するQoS通知の受信などにより、VAEクライアント104が、V2Xアプリケーション固有クライアント102からセッション指向終了トリガ要求を受信したことに応答する。
【0122】
VAEクライアント102は、動作1において、VAEサーバ114に、セッションを終了するためのセッション指向終了要求を送る(たとえば、VAEサーバとのセッションの終わり、または満たされないセッション指向サービスのための要件)。
【0123】
動作2において、VAEサーバ114は、VAEクライアント104に、VAEクライアントによって送られたセッション指向終了要求の受付けを指示するセッション指向終了応答を送る。
【0124】
動作3において、VAEサーバ114は、V2Xアプリケーション固有サーバ112にセッション指向終了通知を送る。
【0125】
動作4において、VAEクライアント104は、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向終了通知を送る。
【0126】
図23は、VAEサーバ114の観点からVAEクライアント104によってトリガされるセッション指向サービスを終了する動作を示す。図23を参照すると、次に、図23のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図11のブロック図の構造を使用して実装される)第2のサーバ114の動作が説明される。たとえば、モジュールが図11のメモリ1105に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1103によって実行されたとき、処理回路1103がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0127】
ブロック2301において、処理回路1103は、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100から、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了要求を受信する。ブロック2303において、処理回路1103は、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100に、セッション終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信する。ブロック2305において、処理回路1103は、第1のサーバ112にセッション指向サービス終了通知を送信する。
【0128】
図28は、VAEクライアント104の観点から図7の動作を示す。図28を参照すると、次に、図28のフローチャートを参照しながら、セッション指向サービスをサポートすることにおける、発明概念のいくつかの実施形態による、(図10のブロック図の構造を使用して実装される)VAEクライアント104の動作が説明される。たとえば、モジュールが図10のメモリ1005に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がそれぞれの通信デバイス処理回路1003によって実行されたとき、処理回路1003がフローチャートのそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0129】
ブロック2801において、処理回路1003は、第2のサーバ114にセッション指向サービス終了要求を送信する。ブロック2803において、処理回路1003は、第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス終了要求の承認を指示するセッション指向サービス終了応答を受信する。いくつかの実施形態では、セッション指向サービス終了要求は、V2Xアプリケーション固有クライアント102から終了要求を受信したことに応答して送信される。
【0130】
例示的な実施形態が以下で説明される。
実施形態
実施形態1. 車両のためのセッション指向サービスをサポートするための、第1のサーバ(112)によって実施される方法であって、方法は、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む、方法。
実施形態2. 第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、実施形態1に記載の方法。
実施形態3. セッション指向サービストリガ要求を送信することが、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を送信することを含む、実施形態1または2に記載の方法。
実施形態4. 情報が、クライアントデバイス(104)の識別情報と、第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、実施形態3に記載の方法。
実施形態5. タイプまたはQoS要求に関係する情報は、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、
優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、
QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、
QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、
ユーザ機器(UE)測定値に関する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、実施形態4に記載の方法。
実施形態6. QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報が、
QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、実施形態5に記載の方法。
実施形態7.
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を受信すること(1305)
をさらに含む、実施形態1から6のいずれか1つに記載の方法。
実施形態8.
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)であって、セッション指向サービス変更要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができるか否かを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を受信すること(1403)と
をさらに含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の方法。
実施形態9.
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス変更通知を受信すること(1405)
をさらに含む、実施形態8に記載の方法。
実施形態10.
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を送信すること(1501)と、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了トリガ応答を受信すること(1503)と
をさらに含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の方法。
実施形態11.
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了通知を受信すること(1505)
をさらに含む、実施形態10に記載の方法。
実施形態12. 第1のサーバ(112)であって、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動することになるか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む動作を実施するように適応された、第1のサーバ(112)。
実施形態13. 第1のサーバ(112)が、実施形態2から11のいずれか1つに記載の動作を実施するように適応された、実施形態12に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態14. 第1のサーバ(112)であって、
処理回路(1203)と、
処理回路に結合されたメモリ(1205)とを備え、メモリが、処理回路によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む動作を実施させる命令を含む、第1のサーバ(112)。
実施形態15. 第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、実施形態14に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態16. セッション指向サービストリガ要求を送信することにおいて、メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を送信することを含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態14または15に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態17. 情報が、クライアントデバイス(104)の識別情報と、第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、実施形態16に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態18. タイプまたはQoS要求に関係する情報は、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、
優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、
QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、
QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、
ユーザ機器(UE)測定値に関する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、実施形態17に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態19. QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報が、
QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、実施形態17に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態20. メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を受信すること(1305)
をさらに含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態14から19のいずれか1つに記載の第1のサーバ(112)。
実施形態21.
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)であって、セッション指向サービス変更要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができるか否かを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を受信すること(1403)と
をさらに含む、実施形態14から20のいずれか1つに記載の第1のサーバ(112)。
実施形態22. メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス変更通知を受信すること(1405)
をさらに含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態21に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態23. メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を送信すること(1501)と、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了トリガ応答を受信すること(1503)と
をさらに含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態14から20のいずれか1つに記載の第1のサーバ(112)。
実施形態24. メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了通知を受信すること(1505)
をさらに含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態23に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態25. 第1のサーバ(112)の処理回路(1203)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、プログラムコードの実行が、第1のサーバ(112)に、実施形態1から11のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム。
実施形態26. 第1のサーバ(112)の処理回路(1203)によって実行されるべきプログラムコードを含む非一時的記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、それにより、プログラムコードの実行が、第1のサーバ(112)に、実施形態1から11のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム製品。
実施形態27. 車両のためのセッション指向サービスをサポートするための、ネットワーク(108)に通信可能に接続された第2のサーバ(114)によって実施される方法であって、方法は、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む、方法。
実施形態28. 第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、実施形態27に記載の方法。
実施形態29. セッション指向サービストリガ要求を受信することが、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を受信することを含む、実施形態27または28に記載の方法。
実施形態30. 情報が、クライアントデバイス(104)の識別情報と、第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、実施形態29に記載の方法。
実施形態 タイプまたはQoS要求に関係する情報は、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、
優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、
QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、
QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、
ユーザ機器(UE)測定値に関する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、実施形態30に記載の方法。
実施形態32. QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報が、
QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、実施形態31に記載の方法。
実施形態33.
第1のサーバ(112)に、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を送信すること(1605)
をさらに含む、実施形態27から32のいずれか1つに記載の方法。
実施形態34.
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)にセッション指向サービス要求を送信すること(1701)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を送信すること(1701)と、
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信すること(1703)と、
受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信したことに応答して、第1のサーバ(112)にセッション指向サービス確立通知を送信すること(1705)と
をさらに含む、実施形態27から33のいずれか1つに記載の方法。
実施形態35.
第1のサーバ(112)から、セッション指向サービスの識別情報と更新されたセッションパラメータとを含むセッション指向サービス変更トリガ要求を受信すること(1801)と、
更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ると決定したことに応答して、第1のサーバ(112)に、更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続ける能力を指示するセッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1803)と、
更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ないと決定したことに応答して、第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができないことを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1805)と
をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
実施形態36.
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、サーバ情報の更新要件または変更を含むセッション指向変更要求を送信すること(1901)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、変更要求の受付けを指示するセッション指向変更応答を受信すること(1903)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信すること(1905)と
をさらに含む、実施形態35に記載の方法。
実施形態37.
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)からセッション指向サービス変更要求を受信すること(2001)であって、セッション指向サービス変更要求は、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を受信すること(2001)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を送信すること(2003)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信すること(2005)と
をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
実施形態38.
第1のサーバ(112)からのセッション指向サービスを終了するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービス終了トリガ要求を受信すること(2101)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了トリガ応答を送信すること(2103)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2105)と
をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
実施形態39.
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス終了要求を送信すること(2201)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2203)と
をさらに含む、実施形態38に記載の方法。
実施形態40.
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了要求を受信すること(2301)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2303)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2305)と
をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
実施形態41. 第2のサーバ(114)であって、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスに対する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む動作を実施するように適応された、第2のサーバ(114)。
実施形態42. 第1のサーバ(112)が、実施形態28から40のいずれか1つに記載の動作を実施するように適応された、実施形態41に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態43. 第2のサーバ(114)であって、
処理回路(1103)と、
処理回路に結合されたメモリ(1105)とを備え、メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む動作を実施させる命令を含む、第2のサーバ(114)。
実施形態44. 第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、実施形態43に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態45. セッション指向サービストリガ要求を受信することにおいて、メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を受信することを含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態43または44に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態46. 情報が、クライアントデバイス(104)の識別情報と、第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、実施形態45に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態47. タイプまたはQoS要求に関係する情報は、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、
優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、
QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、
QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、
ユーザ機器(UE)測定値に関する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、実施形態46に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態48. QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報が、
QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、実施形態47に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態49. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
第1のサーバ(112)に、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を送信すること(1605)
を含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態43から48のいずれか1つに記載の第2のサーバ(114)。
実施形態50. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)にセッション指向サービス要求を送信すること(1701)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を送信すること(1701)と、
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信すること(1703)と、
受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信したことに応答して、第1のサーバ(112)にセッション指向サービス確立通知を送信すること(1705)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態43から47のいずれか1つに記載の第2のサーバ(114)。
実施形態51. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
第1のサーバ(112)から、セッション指向サービスの識別情報と更新されたセッションパラメータとを含むセッション指向サービス変更トリガ要求を受信すること(1801)と、
更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ると決定したことに応答して、第1のサーバ(112)に、更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続ける能力を指示するセッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1901)と、
更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ないと決定したことに応答して、第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができないことを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1903)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態50に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態52. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、サーバ情報の更新要件または変更を含む変更要求を送信すること(1901)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、変更要求の受付けを指示する変更応答を受信すること(1903)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信することと
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態51に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態53. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)からセッション指向サービス変更要求を受信すること(2001)であって、セッション指向サービス更新要求は、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を受信すること(2001)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示する変更応答を送信すること(2003)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信すること(2005)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態50に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態54. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
第1のサーバ(112)から、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を受信すること(2101)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了トリガ応答を送信すること(2103)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態50に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態55. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション終了要求を送信すること(2201)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション終了要求の受付けを指示するセッション終了応答を受信すること(2203)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2205)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態54に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態55. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了要求を受信すること(2301)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2303)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2305)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態50から53のいずれか1つに記載の第2のサーバ(114)。
実施形態56. 第2のサーバ(114)の処理回路(1103)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、プログラムコードの実行が、第2のサーバ(114)に、実施形態27から40のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム。
実施形態57. 第2のサーバ(114)の処理回路(1103)によって実行されるべきプログラムコードを含む非一時的記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、それにより、プログラムコードの実行が、第2のサーバ(114)に、実施形態27から40のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム製品。
実施形態58. コンピュータデバイス(100)のV2X(Vehicle to Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)によって実施される方法であって、方法は、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む、方法。
実施形態59.
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス変更要求を受信すること(2501)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更通知を送信すること(2503)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス変更通知を提供すること(2505)と
をさらに含む、実施形態58に記載の方法。
実施形態60.
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)であって、セッション指向サービス変更要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)と、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を受信すること(2603)と
をさらに含む、実施形態58に記載の方法。
実施形態61.
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了要求を受信すること(2701)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2703)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス終了通知を提供すること(2705)と
をさらに含む、実施形態58に記載の方法。
実施形態62.
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス終了要求を送信すること(2801)と、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2803)と
をさらに含む、実施形態58から60のいずれか1つに記載の方法。
実施形態63. セッション指向サービス終了要求を送信することが、V2Xアプリケーション固有クライアントからセッション指向サービス終了トリガ要求を受信したことに応答して、セッション指向サービス終了要求を送信することを含む、実施形態62に記載の方法。
実施形態64. V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)であって、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む動作を実施するように適応された、V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)。
実施形態65. VAEクライアント(104)が、実施形態59から63のいずれか1つに記載の動作を実施するように適応された、実施形態64に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態66. V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)であって、
処理回路(1003)と、
処理回路に結合されたメモリ(1005)とを備え、メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む動作を実施させる命令を含む、V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)。
実施形態67. メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向変更要求を受信すること(2501)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向変更要求の受付けを指示するセッション指向変更通知を送信すること(2503)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス変更通知を提供すること(2505)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態66に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態68. メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)であって、セッション指向サービス更新要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)と、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示する変更応答を受信すること(2603)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態66に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態69. メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了要求を受信すること(2701)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス終了要求の承認を指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2703)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス終了通知を提供すること(2705)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態66に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態70. メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス終了要求を送信すること(2801)と、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス終了要求の承認を指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2803)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態66に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態71. セッション指向サービス終了要求を送信することが、V2Xアプリケーション固有クライアント(102)からセッション指向終了トリガ要求を受信したことに応答して、セッション指向サービス終了要求を送信することを含む、実施形態70に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態72. V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)の処理回路(1003)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、プログラムコードの実行が、VAEクライアント(104)に、実施形態58から63のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム。
実施形態73. V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)の処理回路(1003)によって実行されるべきプログラムコードを含む非一時的記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、それにより、プログラムコードの実行が、VAEクライアント(104)に、実施形態58から63のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム製品。
本開示で使用される様々な略語/頭字語についての説明が、以下で提供される。
略語 説明
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
gNB NRにおける基地局
ITS 高度道路交通システム
ITS-S ITS基地
KPI キーパフォーマンスインジケータ
NR 新無線
QoS サービス品質
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RD リモート運転
SEAL サービスイネーブルアーキテクチャレイヤ
TeSo 遠隔操作サポート
ToD 遠隔操作運転
VAE V2Xアプリケーションイネーブラ
VAL バーティカルアプリケーションレイヤ
V2N Vehicle to Network
V2X Vehicle to Everything
V2X AS V2Xアプリケーションサーバ
V2X UE V2Xユーザ機器
UE ユーザ機器
【0131】
参考文献が以下で識別される。
1. 3GPP TS23.286、V2Xサービスのアプリケーションレイヤサポート;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019。
2. 3GPP TS23.434、バーティカルのためのサービスイネーブラアーキテクチャレイヤ;機能アーキテクチャおよび情報フロー、V16.1.0、06-2019。
3. 3GPP TR23.795、V2Xサービスのアプリケーションレイヤサポートに関する研究、V16.0.0、2018年9月。
4. 3GPP TR23.764、V2Xサービスのアプリケーションレイヤサポートの拡張に関する研究、V0.5.0、2020年2月。
5. 3GPP TR22.886、5G V2Xサービスの3GPPサポートの拡張に関する研究、V16.2.0、2018年12月。
6. 3GPP TS22.186、拡張されたV2Xシナリオのためのサービス要件、V16.2.0、2019年6月。
7. 5GAA T-190028、5Gオートモーティブアソシエーション;ワーキンググループ使用事例および技術要件;5G使用事例および要件-ウェーブ2.1;V1.0(2019年1月30日)
8. 5GAA XWG5-190009ワークアイテム説明、遠隔操作運転のための要件およびアーキテクチャ
【0132】
追加の説明が以下で提供される。
【0133】
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同様に、実施形態のうちのいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになる。
【0134】
次に、添付の図面を参照しながら、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
【0135】
図29は、いくつかの実施形態による無線ネットワークを示す。
【0136】
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図29に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図29の無線ネットワークは、ネットワーク4106、(本明細書でV2Xサーバとも呼ばれる)ネットワークノード4160および4160b、ならびに(本明細書でモバイル端末、ユーザ機器、V2Xユーザ機器などとも呼ばれる)WD4110、4110b、および4110cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード4160および無線デバイス(WD)4110は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
【0137】
無線ネットワークは、任意のタイプの通信(communication)、通信(telecommunication)、データ、セルラ、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを備え、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、V2X(Vehicle to Everything)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
【0138】
ネットワーク4106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
【0139】
ネットワークノード4160およびWD4110は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、リレー局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
【0140】
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、V2Xサーバ(たとえば、V2Xアプリケーション固有サーバ、V2Xアプリケーションイネーブラサーバ)、およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、V2Xサーバノード、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
【0141】
図29では、ネットワークノード4160は、処理回路4170と、デバイス可読媒体4180と、インターフェース4190と、補助機器4184と、電源4186と、電力回路4187と、アンテナ4162とを含む。図29の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード4160は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード4160の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体4180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
【0142】
同様に、ネットワークノード4160は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード4160が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード4160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体4180)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ4162がRATによって共有され得る)。ネットワークノード4160は、ネットワークノード4160に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード4160内の他の構成要素に統合され得る。
【0143】
処理回路4170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路4170によって実施されるこれらの動作は、処理回路4170によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
【0144】
処理回路4170は、単体で、またはデバイス可読媒体4180などの他のネットワークノード4160構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード4160機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路4170は、デバイス可読媒体4180に記憶された命令、または処理回路4170内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路4170は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
【0145】
いくつかの実施形態では、処理回路4170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路4172とベースバンド処理回路4174とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路4172とベースバンド処理回路4174とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路4172とベースバンド処理回路4174との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
【0146】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体4180、または処理回路4170内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路4170によって実施され得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路4170によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路4170は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路4170単独に、またはネットワークノード4160の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード4160によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
【0147】
デバイス可読媒体4180は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路4170によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体4180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路4170によって実行されることが可能であり、ネットワークノード4160によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体4180は、処理回路4170によって行われた計算および/またはインターフェース4190を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路4170およびデバイス可読媒体4180は、統合されていると見なされ得る。
【0148】
インターフェース4190は、ネットワークノード4160、ネットワーク4106、および/またはWD4110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース4190は、たとえば有線接続上でネットワーク4106との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末4194を備える。インターフェース4190は、アンテナ4162に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ4162の一部であり得る、無線フロントエンド回路4192をも含む。無線フロントエンド回路4192は、フィルタ4198と増幅器4196とを備える。無線フロントエンド回路4192は、アンテナ4162および処理回路4170に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ4162と処理回路4170との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路4192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送られるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路4192は、デジタルデータを、フィルタ4198および/または増幅器4196の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナ4162を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ4162は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路4192によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路4170に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
【0149】
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード4160は別個の無線フロントエンド回路4192を含まないことがあり、代わりに、処理回路4170は、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路4192なしでアンテナ4162に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路4172の全部または一部が、インターフェース4190の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース4190は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末4194と、無線フロントエンド回路4192と、RFトランシーバ回路4172とを含み得、インターフェース4190は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路4174と通信し得る。
【0150】
アンテナ4162は、無線信号を送るおよび/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ4162は、無線フロントエンド回路4192に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ4162は、たとえば2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ4162は、ネットワークノード4160とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード4160に接続可能であり得る。
【0151】
アンテナ4162、インターフェース4190、および/または処理回路4170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/あるいはいくつかの取得または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ4162、インターフェース4190、および/または処理回路4170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
【0152】
電力回路4187は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合され得、本明細書で説明される機能を実施するための電力を、ネットワークノード4160の構成要素に供給するように設定される。電力回路4187は、電源4186から電力を受信し得る。電源4186および/または電力回路4187は、それぞれの構成要素に好適な形態で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード4160の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源4186は、電力回路4187および/またはネットワークノード4160中に含まれるか、あるいは電力回路4187および/またはネットワークノード4160の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード4160は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路4187に電力を供給する。さらなる例として、電源4186は、電力回路4187に接続された、または電力回路4187中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
【0153】
ネットワークノード4160の代替実施形態は、本明細書で説明される機能、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図29に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード4160は、ネットワークノード4160への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード4160からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード4160のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
【0154】
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)、車載無線端末デバイス、V2Xアプリケーションイネーブラクライアントなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連付けられた他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
【0155】
示されているように、無線デバイス4110は、アンテナ4111と、インターフェース4114と、処理回路4120と、デバイス可読媒体4130と、ユーザインターフェース機器4132と、補助機器4134と、電源4136と、電力回路4137とを含む。WD4110は、WD4110によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD4110内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
【0156】
アンテナ4111は、無線信号を送るおよび/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース4114に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ4111は、WD4110とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD4110に接続可能であり得る。アンテナ4111、インターフェース4114、および/または処理回路4120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ4111は、インターフェースと見なされ得る。
【0157】
示されているように、インターフェース4114は、無線フロントエンド回路4112とアンテナ4111とを備える。無線フロントエンド回路4112は、1つまたは複数のフィルタ4118と増幅器4116とを備える。無線フロントエンド回路4112は、アンテナ4111および処理回路4120に接続され、アンテナ4111と処理回路4120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路4112は、アンテナ4111に結合されるか、またはアンテナ4111の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD4110は別個の無線フロントエンド回路4112を含まないことがあり、むしろ、処理回路4120は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ4111に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路4122の一部または全部が、インターフェース4114の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路4112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送られるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路4112は、デジタルデータを、フィルタ4118および/または増幅器4116の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナ4111を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ4111は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路4112によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路4120に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
【0158】
処理回路4120は、単体で、またはデバイス可読媒体4130などの他のWD4110構成要素と併せてのいずれかで、WD4110機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路4120は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体4130に記憶された命令、または処理回路4120内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
【0159】
示されているように、処理回路4120は、RFトランシーバ回路4122、ベースバンド処理回路4124、およびアプリケーション処理回路4126のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD4110の処理回路4120は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路4122、ベースバンド処理回路4124、およびアプリケーション処理回路4126は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路4124およびアプリケーション処理回路4126の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路4122は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路4122およびベースバンド処理回路4124の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路4126は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路4122、ベースバンド処理回路4124、およびアプリケーション処理回路4126の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路4122は、インターフェース4114の一部であり得る。RFトランシーバ回路4122は、処理回路4120のためのRF信号を調整し得る。
【0160】
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体4130に記憶された命令を実行する処理回路4120によって提供され得、デバイス可読媒体4130は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路4120によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路4120は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路4120単独に、またはWD4110の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD4110によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
【0161】
処理回路4120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路4120によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路4120によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をWD4110によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
【0162】
デバイス可読媒体4130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路4120によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体4130は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路4120によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路4120およびデバイス可読媒体4130は、統合されていると見なされ得る。
【0163】
ユーザインターフェース機器4132は、人間のユーザがWD4110と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであり得る。ユーザインターフェース機器4132は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD4110への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD4110にインストールされるユーザインターフェース機器4132のタイプに応じて変動し得る。たとえば、WD4110がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD4110がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器4132は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器4132は、WD4110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路4120が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路4120に接続される。ユーザインターフェース機器4132は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器4132はまた、WD4110からの情報の出力を可能にするように、および処理回路4120がWD4110からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器4132は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器4132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD4110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
【0164】
補助機器4134は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊なセンサー、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器4134の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変動し得る。
【0165】
電源4136は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD4110は、電源4136から、本明細書で説明または指示される任意の機能を行うために電源4136からの電力を必要とする、WD4110の様々な部分に電力を配信するための、電力回路4137をさらに備え得る。電力回路4137は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備え得る。電力回路4137は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD4110は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路4137はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源4136に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源4136の充電のためのものであり得る。電力回路4137は、電源4136からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD4110のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、コンバーティング、または他の修正を実施し得る。
【0166】
図30は、いくつかの実施形態によるユーザ機器を示す。
【0167】
図30は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連付けられないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連付けられないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連付けられるか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE42200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図30に示されているUE4200は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図30はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
【0168】
図30では、UE4200は、入出力インターフェース4205、無線周波数(RF)インターフェース4209、ネットワーク接続インターフェース4211、ランダムアクセスメモリ(RAM)4217と読取り専用メモリ(ROM)4219と記憶媒体4221などとを含むメモリ4215、通信サブシステム4231、電源4213、および/または他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路4201を含む。記憶媒体4221は、オペレーティングシステム4223と、アプリケーションプログラム4225と、データ4227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体4221は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図30に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変動し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
【0169】
図30では、処理回路4201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路4201は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態マシンなど、マシン可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶されたマシン命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態マシン、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路4201は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形態での情報であり得る。
【0170】
図示された実施形態では、入出力インターフェース4205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE4200は、入出力インターフェース4205を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE4200への入力およびUE4200からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE4200は、ユーザがUE4200に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース4205を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
【0171】
図30では、RFインターフェース4209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース4211は、ネットワーク4243aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク4243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク4243aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース4211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース4211は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
【0172】
RAM4217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス4202を介して処理回路4201にインターフェースするように設定され得る。ROM4219は、処理回路4201にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM4219は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体4221は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体4221は、オペレーティングシステム4223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム4225と、データファイル4227とを含むように設定され得る。記憶媒体4221は、UE4200による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
【0173】
記憶媒体4221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体4221は、UE4200が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、あるいはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体4221中に有形に具現され得、記憶媒体4221はデバイス可読媒体を備え得る。
【0174】
図30では、処理回路4201は、通信サブシステム4231を使用してネットワーク4243bと通信するように設定され得る。ネットワーク4243aとネットワーク4243bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム4231は、ネットワーク4243bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム4231は、IEEE802.11、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するための、送信機4233および/または受信機4235を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機4233および受信機4235は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
【0175】
示されている実施形態では、通信サブシステム4231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム4231は、セルラ通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク4243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク4243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源4213は、UE4200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
【0176】
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE4200の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE4200の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム4231は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路4201は、バス4202上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路4201によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路4201と通信サブシステム4231との間で区分され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
【0177】
図31は、いくつかの実施形態による仮想化環境を示す。
【0178】
図31は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境4300を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
【0179】
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード4330のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境4300において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
【0180】
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション4320によって実装され得る。アプリケーション4320は、処理回路4360とメモリ4390とを備えるハードウェア4330を提供する、仮想化環境4300において稼働される。メモリ4390は、処理回路4360によって実行可能な命令4395を含んでおり、それにより、アプリケーション4320は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
【0181】
仮想化環境4300は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路4360を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス4330を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路4360は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ4390-1を備え得、メモリ4390-1は、処理回路4360によって実行される命令4395またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)4370を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)4370は物理ネットワークインターフェース4380を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路4360によって実行可能なソフトウェア4395および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、マシン可読記憶媒体4390-2をも含み得る。ソフトウェア4395は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ4350をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン4340を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
【0182】
仮想マシン4340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶域を備え、対応する仮想化レイヤ4350またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス4320の事例の異なる実施形態が、仮想マシン4340のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
【0183】
動作中に、処理回路4360は、ソフトウェア4395を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ4350をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ4350は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ4350は、仮想マシン4340に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
【0184】
図31に示されているように、ハードウェア4330は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア4330は、アンテナ43225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア4330は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション4320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)43100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
【0185】
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域上にコンソリデートするために使用され得る。
【0186】
NFVのコンテキストでは、仮想マシン4340は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン4340の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン4340のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア4330のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
【0187】
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ4330の上の1つまたは複数の仮想マシン4340において稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図31中のアプリケーション4320に対応する。
【0188】
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機43220と1つまたは複数の受信機43210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット43200は、1つまたは複数のアンテナ43225に結合され得る。無線ユニット43200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード4330と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
【0189】
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノード4330と無線ユニット43200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム43230を使用して、実現され得る。
【0190】
図32は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示す。
【0191】
図32を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク4411とコアネットワーク4414とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク4410を含む。アクセスネットワーク4411は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局4412a、4412b、4412cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア4413a、4413b、4413cを規定する。各基地局4412a、4412b、4412cは、有線接続または無線接続4415上でコアネットワーク4414に接続可能である。カバレッジエリア4413c中に位置する第1のUE4491が、対応する基地局4412cに無線で接続するか、または対応する基地局4412cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア4413a中の第2のUE4492が、対応する基地局4412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE4491、4492が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが、対応する基地局4412に接続している状況に等しく適用可能である。
【0192】
通信ネットワーク4410は、それ自体、ホストコンピュータ4430に接続され、ホストコンピュータ4430は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ4430は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。通信ネットワーク4410とホストコンピュータ4430との間の接続4421および4422は、コアネットワーク4414からホストコンピュータ4430に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク4420を介して進み得る。中間ネットワーク4420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク4420は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク4420は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
【0193】
図32の通信システムは全体として、接続されたUE4491、4492とホストコンピュータ4430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続4450として説明され得る。ホストコンピュータ4430および接続されたUE4491、4492は、アクセスネットワーク4411、コアネットワーク4414、任意の中間ネットワーク4420、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続4450を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続4450は、OTT接続4450が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局4412は、接続されたUE4491にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ4430から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、知らされないことがあるかまたは知らされる必要がない。同様に、基地局4412は、UE4491から発生してホストコンピュータ4430に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
【0194】
図33は、いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す。
【0195】
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図33を参照しながら説明される。通信システム4500では、ホストコンピュータ4510が、通信システム4500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース4516を含む、ハードウェア4515を備える。ホストコンピュータ4510は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路4518をさらに備える。特に、処理回路4518は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ4510は、ホストコンピュータ4510に記憶されるかまたはホストコンピュータ4510によってアクセス可能であり、処理回路4518によって実行可能である、ソフトウェア4511をさらに備える。ソフトウェア4511はホストアプリケーション4512を含む。ホストアプリケーション4512は、UE4530およびホストコンピュータ4510において終端するOTT接続4550を介して接続するUE4530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション4512は、OTT接続4550を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
【0196】
通信システム4500は、通信システム中に提供される基地局4520をさらに含み、基地局4520は、基地局4520がホストコンピュータ4510およびUE4530と通信することを可能にするハードウェア4525を備える。ハードウェア4525は、通信システム4500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース4526、ならびに基地局4520によってサーブされるカバレッジエリア(図33に図示せず)中に位置するUE4530との少なくとも無線接続4570をセットアップおよび維持するための無線インターフェース4527を含み得る。通信インターフェース4526は、ホストコンピュータ4510への接続4560を容易にするように設定され得る。接続4560は直接であり得るか、あるいは、接続4560は、通信システムのコアネットワーク(図33に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局4520のハードウェア4525は、処理回路4528をさらに含み、処理回路4528は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局4520は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア4521をさらに有する。
【0197】
通信システム4500は、すでに言及されたUE4530をさらに含む。UE4530のハードウェア4535は、UE4530が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続4570をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース4537を含み得る。UE4530のハードウェア4535は、処理回路4538をさらに含み、処理回路4538は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE4530は、UE4530に記憶されるかまたはUE4530によってアクセス可能であり、処理回路4538によって実行可能である、ソフトウェア4531をさらに備える。ソフトウェア4531はクライアントアプリケーション4532を含む。クライアントアプリケーション4532は、ホストコンピュータ4510のサポートのもとに、UE4530を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ4510では、実行しているホストアプリケーション4512は、UE4530およびホストコンピュータ4510において終端するOTT接続4550を介して、実行しているクライアントアプリケーション4532と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション4532は、ホストアプリケーション4512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続4550は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション4532は、クライアントアプリケーション4532が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
【0198】
図33に示されているホストコンピュータ4510、基地局4520およびUE4530は、それぞれ、図32のホストコンピュータ4430、基地局4412a、4412b、4412cのうちの1つ、およびUE4491、4492のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図33に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図32のものであり得る。
【0199】
図33では、OTT接続4550は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局4520を介したホストコンピュータ4510とUE4530との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE4530からまたはホストコンピュータ4510を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続4550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
【0200】
UE4530と基地局4520との間の無線接続4570は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続4570が最後のセグメントを形成するOTT接続4550を使用して、UE4530に提供されるOTTサービスの性能を改善し得る。より正確には、これらの実施形態の教示は、ランダムアクセス速度を改善し、および/またはランダムアクセス障害レートを低減し、それにより、より速いおよび/またはより信頼できるランダムアクセスなどの利益を提供し得る。
【0201】
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ4510とUE4530との間のOTT接続4550を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続4550を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ4510のソフトウェア4511およびハードウェア4515でまたはUE4530のソフトウェア4531およびハードウェア4535で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続4550が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア4511、4531が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続4550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局4520に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局4520に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ4510の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア4511および4531が、ソフトウェア4511および4531が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続4550を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
【0202】
図34は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示す。
【0203】
図34は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図32および図33を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図34への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ4610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ4610の(随意であり得る)サブステップ4611において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ4620において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ4630において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ4640において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0204】
図35は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示す。
【0205】
図35は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図32および図33を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図35への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ4710において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ4720において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して通り得る。(随意であり得る)ステップ4730において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0206】
図36は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示す。
【0207】
図36は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図32および図33を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図36への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ4810において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ4820において、UEはユーザデータを提供する。ステップ4820の(随意であり得る)サブステップ4821において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ4810の(随意であり得る)サブステップ4811において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ4830において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ4840において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0208】
図37は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示す。
【0209】
図37は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図32および図33を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図37への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ4910において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ4920において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ4930において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0210】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
【0211】
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有し得、たとえば、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、算出、出力、および/または表示機能を行うための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含み得る。
【0212】
さらなる規定および実施形態が以下で説明される。
【0213】
本発明概念の様々な実施形態の上記の説明では、本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、本発明概念を限定するものではないことを理解されたい。別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本発明概念が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。通常使用される辞書において規定される用語など、用語は、本明細書および関連技術のコンテキストにおけるそれらの用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、明確にそのように本明細書で規定されない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことをさらに理解されよう。
【0214】
エレメントが、別のエレメントに「接続された」、「結合された」、「応答する」、またはそれらの変形態であると呼ばれるとき、そのエレメントは、別のエレメントに直接、接続され、結合され、または応答し得、あるいは介在するエレメントが存在し得る。対照的に、エレメントが、別のエレメントに「直接接続された」、「直接結合された」、「直接応答する」、またはそれらの変形態であると呼ばれるとき、介在するエレメントが存在しない。同様の番号は、全体にわたって同様のエレメントを指す。さらに、本明細書で使用される、「結合された」、「接続された」、「応答する」、またはそれらの変形態は、無線で結合された、無線で接続された、または無線で応答する、を含み得る。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、コンテキストが別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。簡潔および/または明快のために、よく知られている機能または構築が詳細に説明されないことがある。「および/または」(「/」と略される)という用語は、関連するリストされた項目のうちの1つまたは複数の任意のおよび全部の組合せを含む。
【0215】
様々なエレメント/動作を説明するために、第1の、第2の、第3の、などの用語が本明細書で使用され得るが、これらのエレメント/動作は、これらの用語によって限定されるべきでないことを理解されよう。これらの用語は、あるエレメント/動作を別のエレメント/動作と区別するために使用されるにすぎない。したがって、本発明概念の教示から逸脱することなしに、いくつかの実施形態における第1のエレメント/動作が、他の実施形態において第2のエレメント/動作と呼ばれることがある。同じ参照番号または同じ参照符号は、本明細書全体にわたって同じまたは同様のエレメントを示す。
【0216】
本明細書で使用される、「備える、含む(comprise)」、「備える、含む(comprising)」、「備える、含む(comprises)」、「含む(include)」、「含む(including)」、「含む(includes)」、「有する(have)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、またはそれらの変形態は、オープンエンドであり、1つまたは複数の述べられた特徴、完全体、エレメント、ステップ、構成要素または機能を含むが、1つまたは複数の他の特徴、完全体、エレメント、ステップ、構成要素、機能またはそれらのグループの存在または追加を排除しない。さらに、本明細書で使用される、「たとえば(exempli gratia)」というラテン語句に由来する「たとえば(e.g.)」という通例の略語は、前述の項目の一般的な1つまたは複数の例を紹介するかまたは具体的に挙げるために使用され得、そのような項目を限定するものではない。「すなわち(id est)」というラテン語句に由来する「すなわち(i.e.)」という通例の略語は、より一般的な具陳から特定の項目を具体的に挙げるために使用され得る。
【0217】
例示的な実施形態が、コンピュータ実装方法、装置(システムおよび/またはデバイス)および/またはコンピュータプログラム製品のブロック図および/またはフローチャート例示を参照しながら本明細書で説明される。ブロック図および/またはフローチャート例示のブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート例示中のブロックの組合せが、1つまたは複数のコンピュータ回路によって実施されるコンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ回路、専用コンピュータ回路、および/またはマシンを作り出すための他のプログラマブルデータ処理回路のプロセッサ回路に提供され得、したがって、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行する命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するために、およびそれにより、ブロック図および/またはフローチャートの(1つまたは複数の)ブロックにおいて指定された機能/行為を実装するための手段(機能)および/または構造を作成するために、トランジスタ、メモリロケーションに記憶された値、およびそのような回路内の他のハードウェア構成要素を変換および制御する。
【0218】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の様式で機能するように指示することができる、有形コンピュータ可読媒体に記憶され得、したがって、コンピュータ可読媒体に記憶された命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装する命令を含む製造品を作り出す。したがって、本発明概念の実施形態は、ハードウェアで、および/または「回路」、「モジュール」またはそれらの変形態と総称して呼ばれることがある、デジタル信号プロセッサなどのプロセッサ上で稼働する(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)ソフトウェアで具現され得る。
【0219】
また、いくつかの代替実装形態では、ブロック中で言及される機能/行為は、フローチャート中で言及される順序から外れて行われ得ることに留意されたい。たとえば、関与する機能/行為に応じて、連続して示されている2つのブロックが、事実上、実質的にコンカレントに実行され得るか、またはブロックが、時々、逆の順序で実行され得る。その上、フローチャートおよび/またはブロック図の所与のブロックの機能が、複数のブロックに分離され得、ならびに/あるいはフローチャートおよび/またはブロック図の2つまたはそれ以上のブロックの機能が、少なくとも部分的に統合され得る。最後に、他のブロックが、示されているブロック間に追加/挿入され得、および/または発明概念の範囲から逸脱することなく、ブロック/動作が省略され得る。その上、図のうちのいくつかが、通信の主要な方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、通信が、図示された矢印と反対方向に行われ得ることを理解されたい。
【0220】
本発明概念の原理から実質的に逸脱することなしに、実施形態に対して多くの変形および修正が行われ得る。すべてのそのような変形および修正は、本発明概念の範囲内で本明細書に含まれるものとする。したがって、上記で開示された主題は、例示であり、限定するものではないと見なされるべきであり、実施形態の例は、本発明概念の趣旨および範囲内に入る、すべてのそのような修正、拡張、および他の実施形態をカバーするものとする。したがって、法によって最大限に許容される限りにおいて、本発明概念の範囲は、実施形態およびそれらの等価物の例を含む、本開示の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、上記の詳細な説明によって制限または限定されるべきでない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
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図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
【手続補正書】
【提出日】2024-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントデバイス(100)のV2X(Vehicle to Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)によって行われる方法であって、前記方法は、
V2X(Vehicle to Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)サーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、前記セッション指向サービス要求が、前記VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
前記VAEサーバ(114)に、前記セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む、方法。
【請求項2】
前記VAEサーバ(114)からセッション指向サービス変更要求を受信すること(2501)と、
前記VAEサーバ(114)に、前記セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を送信すること(2503)と、
前記V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス変更通知を提供すること(2505)と
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記セッション指向サービス変更要求が、更新要件またはサーバ情報の変更を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記更新要件が、ネットワーク要件の変更またはQoS(Quolity of service)要件の変更を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記VAEサーバ(114)にセッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)であって、前記セッション指向サービス変更要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)と、
前記VAEサーバ(114)から、前記セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を受信すること(2603)と
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記セッション指向サービス変更要求が、サービス情報に対する更新、要件に対する更新またはサーバ情報に対する更新を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記サービス情報に対する更新が、アクティブ化されたサービスに対する更新または車両軌道に対する更新を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記VAEサーバ(114)からセッション指向サービス終了要求を受信すること(2701)と、
前記VAEサーバ(114)に、前記セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2703)と、
前記V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス終了通知を提供すること(2705)と
をさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記セッション指向サービス終了通知が、前記VAEサーバとの前記セッションの終わりを指示する、または前記セッション指向サービスについての要求が満たされないことを指示する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記VAEサーバ(114)にセッション指向サービス終了要求を送信すること(2801)と、
前記VAEサーバ(114)から、前記セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2803)と
をさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記セッション指向サービス終了要求を送信することが、前記V2Xアプリケーション固有クライアントからのセッション指向サービス終了トリガ要求を受信したことに応答して前記セッション指向サービス終了要求を送信することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記クライアントデバイスが、Vehicle to Everythingユーザ機器(V2X UE)または車両である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)であって、前記VAEクライアント(104)は、
V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)サーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、前記セッション指向サービス要求が、前記VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
前記VAEサーバ(114)に、前記セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む動作を行うするように適応された、VAEクライアント(104)。
【請求項14】
前記VAEクライアント(104)が、請求項2から12のいずれか一項に記載の動作を行うように適応された、請求項13に記載のVAEクライアント(104)。
【請求項15】
V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)の処理回路(1003)によって実行されるプログラムコードを備えたコンピュータプログラムであって、前記プログラムコードの実行により、前記VAEクライアント(104)に、請求項1から12のいずれか一項に記載の動作を行わせる、コンピュータプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
ブロック1901において、処理回路1103は、VAEクライアント104を有するクライアントデバイス100に、更新要件またはサーバ情報の変更を含むセッション指向変更要求を送信する。ブロック1903において、処理回路1103は、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、変更要求の受付けを指示するセッション指向変更応答を受信する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0098】
動作1において、VAEクライアント104は、1つまたは複数のVAEサーバ114に、サービス情報の更新(たとえば、アクティブ化されたサービス、車両軌道の更新など)、要件の更新(たとえば、ネットワーク/QoS要件の変更)、またはサーバ情報の更新(たとえば、VAEサーバの変更)を含む、セッション指向変更要求を送る。VAEサーバ114は、受信されたセッション指向変更要求を検査し、動作2において、VAEクライアント104に、VAEクライアント104から受信されたセッション指向変更要求の受付けを指示するセッション指向変更応答を送信する。VAEサーバ114は、動作3において、V2Xアプリケーション固有サーバ112にセッション指向サービス変更通知を送る。VAEクライアント104は、動作4において、V2Xアプリケーション固有クライアント102にセッション指向サービス変更通知を送る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0130】
例示的な実施形態が以下で説明される。
実施形態
実施形態1. 車両のためのセッション指向サービスをサポートするための、第1のサーバ(112)によって実施される方法であって、方法は、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む、方法。
実施形態2. 第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、実施形態1に記載の方法。
実施形態3. セッション指向サービストリガ要求を送信することが、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を送信することを含む、実施形態1または2に記載の方法。
実施形態4. 情報が、クライアントデバイス(104)の識別情報と、第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、実施形態3に記載の方法。
実施形態5. タイプまたはQoS要求に関係する情報は、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、
優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、
QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、
QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、
ユーザ機器(UE)測定値に関する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、実施形態4に記載の方法。
実施形態6. QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報が、
QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、実施形態5に記載の方法。
実施形態7.
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を受信すること(1305)
をさらに含む、実施形態1から6のいずれか1つに記載の方法。
実施形態8.
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)であって、セッション指向サービス変更要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができるか否かを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を受信すること(1403)と
をさらに含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の方法。
実施形態9.
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス変更通知を受信すること(1405)
をさらに含む、実施形態8に記載の方法。
実施形態10.
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を送信すること(1501)と、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了トリガ応答を受信すること(1503)と
をさらに含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の方法。
実施形態11.
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了通知を受信すること(1505)
をさらに含む、実施形態10に記載の方法。
実施形態12. 第1のサーバ(112)であって、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動することになるか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む動作を実施するように適応された、第1のサーバ(112)。
実施形態13. 第1のサーバ(112)が、実施形態2から11のいずれか1つに記載の動作を実施するように適応された、実施形態12に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態14. 第1のサーバ(112)であって、
処理回路(1203)と、
処理回路に結合されたメモリ(1205)とを備え、メモリが、処理回路によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第2のサーバ(114)にセッション指向サービストリガ要求を送信すること(1301)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を受信すること(1303)と
を含む動作を実施させる命令を含む、第1のサーバ(112)。
実施形態15. 第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、実施形態14に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態16. セッション指向サービストリガ要求を送信することにおいて、メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を送信することを含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態14または15に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態17. 情報が、クライアントデバイス(104)の識別情報と、第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、実施形態16に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態18. タイプまたはQoS要求に関係する情報は、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、
優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、
QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、
QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、
ユーザ機器(UE)測定値に関する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、実施形態17に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態19. QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報が、
QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、実施形態17に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態20. メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を受信すること(1305)
をさらに含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態14から19のいずれか1つに記載の第1のサーバ(112)。
実施形態21.
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)であって、セッション指向サービス変更要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更トリガ要求を送信すること(1401)と、
第2のサーバ(114)から、第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができるか否かを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を受信すること(1403)と
をさらに含む、実施形態14から20のいずれか1つに記載の第1のサーバ(112)。
実施形態22. メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス変更通知を受信すること(1405)
をさらに含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態21に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態23. メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を送信すること(1501)と、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了トリガ応答を受信すること(1503)と
をさらに含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態14から20のいずれか1つに記載の第1のサーバ(112)。
実施形態24. メモリが、処理回路(1203)によって実行されたとき、第1のサーバ(112)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了通知を受信すること(1505)
をさらに含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態23に記載の第1のサーバ(112)。
実施形態25. 第1のサーバ(112)の処理回路(1203)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、プログラムコードの実行が、第1のサーバ(112)に、実施形態1から11のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム。
実施形態26. 第1のサーバ(112)の処理回路(1203)によって実行されるべきプログラムコードを含む非一時的記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、それにより、プログラムコードの実行が、第1のサーバ(112)に、実施形態1から11のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム製品。
実施形態27. 車両のためのセッション指向サービスをサポートするための、ネットワーク(108)に通信可能に接続された第2のサーバ(114)によって実施される方法であって、方法は、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む、方法。
実施形態28. 第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、実施形態27に記載の方法。
実施形態29. セッション指向サービストリガ要求を受信することが、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を受信することを含む、実施形態27または28に記載の方法。
実施形態30. 情報が、クライアントデバイス(104)の識別情報と、第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、実施形態29に記載の方法。
実施形態 タイプまたはQoS要求に関係する情報は、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、
優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、
QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、
QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、
ユーザ機器(UE)測定値に関する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、実施形態30に記載の方法。
実施形態32. QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報が、
QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、実施形態31に記載の方法。
実施形態33.
第1のサーバ(112)に、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を送信すること(1605)
をさらに含む、実施形態27から32のいずれか1つに記載の方法。
実施形態34.
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)にセッション指向サービス要求を送信すること(1701)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を送信すること(1701)と、
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信すること(1703)と、
受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信したことに応答して、第1のサーバ(112)にセッション指向サービス確立通知を送信すること(1705)と
をさらに含む、実施形態27から33のいずれか1つに記載の方法。
実施形態35.
第1のサーバ(112)から、セッション指向サービスの識別情報と更新されたセッションパラメータとを含むセッション指向サービス変更トリガ要求を受信すること(1801)と、
更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ると決定したことに応答して、第1のサーバ(112)に、更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続ける能力を指示するセッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1803)と、
更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ないと決定したことに応答して、第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができないことを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1805)と
をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
実施形態36.
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、サーバ情報の更新要件または変更を含むセッション指向変更要求を送信すること(1901)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、変更要求の受付けを指示するセッション指向変更応答を受信すること(1903)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信すること(1905)と
をさらに含む、実施形態35に記載の方法。
実施形態37.
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)からセッション指向サービス変更要求を受信すること(2001)であって、セッション指向サービス変更要求は、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を受信すること(2001)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を送信すること(2003)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信すること(2005)と
をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
実施形態38.
第1のサーバ(112)からのセッション指向サービスを終了するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービス終了トリガ要求を受信すること(2101)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了トリガ応答を送信すること(2103)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2105)と
をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
実施形態39.
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス終了要求を送信すること(2201)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2203)と
をさらに含む、実施形態38に記載の方法。
実施形態40.
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了要求を受信すること(2301)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2303)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2305)と
をさらに含む、実施形態34に記載の方法。
実施形態41. 第2のサーバ(114)であって、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスに対する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む動作を実施するように適応された、第2のサーバ(114)。
実施形態42. 第1のサーバ(112)が、実施形態28から40のいずれか1つに記載の動作を実施するように適応された、実施形態41に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態43. 第2のサーバ(114)であって、
処理回路(1103)と、
処理回路に結合されたメモリ(1105)とを備え、メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
クライアントデバイス(104)のためのセッション指向サービスを始動するために、第1のサーバ(112)からセッション指向サービストリガ要求を受信すること(1601)と、
第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)がクライアントデバイス(104)とのセッション指向サービスを始動する能力を有するか否かを指示する、セッション指向サービストリガ応答を送信すること(1603)と
を含む動作を実施させる命令を含む、第2のサーバ(114)。
実施形態44. 第1のサーバがV2X(Vehicle to Everything)アプリケーション固有サーバであり、第2のサーバがV2Xアプリケーションイネーブラ(VAE)サーバである、実施形態43に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態45. セッション指向サービストリガ要求を受信することにおいて、メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、セッション指向サービスに関連付けられた情報とともにセッション指向サービストリガ要求を受信することを含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態43または44に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態46. 情報が、クライアントデバイス(104)の識別情報と、第1のサーバ(112)の識別情報と、サービスセッションの識別情報と、セッション指向サービスのタイプまたはサービス品質(QoS)要件とのうちの1つまたは複数を含む、実施形態45に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態47. タイプまたはQoS要求に関係する情報は、いくつのフローがセッション指向サービスに関連付けられるかに関する情報を含み、各フローについて、情報は、
優先されるやり方で順序付けられた、1次サービス要件および代替サービス要件と、
QoSの不履行/再履行の場合、通知制御が必要とされるかどうかの指示と、
QoS持続可能性分析情報が必要とされるかどうかの指示と、
ユーザ機器(UE)測定値に関する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、実施形態46に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態48. QoS持続可能性分析情報が必要とされるとき、情報が、
QoS持続可能性分析を生成するために考慮されるべきキーパフォーマンスインジケータ(KPI)と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするためのしきい値と、
QoS持続可能性分析に関する通知をトリガするための事前の時間と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、実施形態47に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態49. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
第1のサーバ(112)に、セッション指向サービスが確立されたことを指示するセッション指向サービス確立通知を送信すること(1605)
を含む動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態43から48のいずれか1つに記載の第2のサーバ(114)。
実施形態50. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)にセッション指向サービス要求を送信すること(1701)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を送信すること(1701)と、
セッション指向サービスを確立するために、VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信すること(1703)と、
受付けを指示するセッション指向サービス応答を受信したことに応答して、第1のサーバ(112)にセッション指向サービス確立通知を送信すること(1705)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態43から47のいずれか1つに記載の第2のサーバ(114)。
実施形態51. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
第1のサーバ(112)から、セッション指向サービスの識別情報と更新されたセッションパラメータとを含むセッション指向サービス変更トリガ要求を受信すること(1801)と、
更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ると決定したことに応答して、第1のサーバ(112)に、更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続ける能力を指示するセッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1901)と、
更新されたセッションパラメータとともにセッション指向サービスが提供され得ないと決定したことに応答して、第1のサーバ(112)に、第2のサーバ(114)が更新されたセッションパラメータでセッション指向サービスを続けることができないことを指示する、セッション指向サービス変更トリガ応答を送信すること(1903)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態50に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態52. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、更新要件またはサーバ情報の変更を含む変更要求を送信すること(1901)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、変更要求の受付けを指示する変更応答を受信すること(1903)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信することと
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態51に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態53. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)からセッション指向サービス変更要求を受信すること(2001)であって、セッション指向サービス更新要求は、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を受信すること(2001)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示する変更応答を送信すること(2003)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス変更通知を送信すること(2005)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態50に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態54. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
第1のサーバ(112)から、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了トリガ要求を受信すること(2101)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了トリガ応答を送信すること(2103)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態50に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態55. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション終了要求を送信すること(2201)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション終了要求の受付けを指示するセッション終了応答を受信すること(2203)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2205)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態54に記載の第2のサーバ(114)。
実施形態55. メモリが、処理回路によって実行されたとき、第2のサーバ(114)に、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)から、セッション指向サービスを終了するためのセッション指向サービス終了要求を受信すること(2301)と、
VAEクライアント(104)を有するクライアントデバイス(100)に、セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2303)と、
第1のサーバ(112)にセッション指向サービス終了通知を送信すること(2305)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態50から53のいずれか1つに記載の第2のサーバ(114)。
実施形態56. 第2のサーバ(114)の処理回路(1103)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、プログラムコードの実行が、第2のサーバ(114)に、実施形態27から40のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム。
実施形態57. 第2のサーバ(114)の処理回路(1103)によって実行されるべきプログラムコードを含む非一時的記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、それにより、プログラムコードの実行が、第2のサーバ(114)に、実施形態27から40のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム製品。
実施形態58. コンピュータデバイス(100)のV2X(Vehicle to Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)によって実施される方法であって、方法は、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス要求の受付けを指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む、方法。
実施形態59.
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス変更要求を受信すること(2501)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更通知を送信すること(2503)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス変更通知を提供すること(2505)と
をさらに含む、実施形態58に記載の方法。
実施形態60.
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)であって、セッション指向サービス変更要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)と、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示するセッション指向サービス変更応答を受信すること(2603)と
をさらに含む、実施形態58に記載の方法。
実施形態61.
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了要求を受信すること(2701)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2703)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス終了通知を提供すること(2705)と
をさらに含む、実施形態58に記載の方法。
実施形態62.
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス終了要求を送信すること(2801)と、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス終了要求の受付けを指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2803)と
をさらに含む、実施形態58から60のいずれか1つに記載の方法。
実施形態63. セッション指向サービス終了要求を送信することが、V2Xアプリケーション固有クライアントからセッション指向サービス終了トリガ要求を受信したことに応答して、セッション指向サービス終了要求を送信することを含む、実施形態62に記載の方法。
実施形態64. V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)であって、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む動作を実施するように適応された、V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)。
実施形態65. VAEクライアント(104)が、実施形態59から63のいずれか1つに記載の動作を実施するように適応された、実施形態64に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態66. V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)であって、
処理回路(1003)と、
処理回路に結合されたメモリ(1005)とを備え、メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス要求を受信すること(2401)であって、セッション指向サービス要求が、VAEクライアント(104)の識別情報と、セッションの識別情報と、報告設定とを含む、セッション指向サービス要求を受信すること(2401)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス要求の承認を指示するセッション指向サービス応答を送信すること(2403)と、
V2Xアプリケーション固有クライアントにセッション指向サービス確立通知を提供すること(2405)と
を含む動作を実施させる命令を含む、V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)。
実施形態67. メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向変更要求を受信すること(2501)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向変更要求の受付けを指示するセッション指向変更通知を送信すること(2503)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス変更通知を提供すること(2505)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態66に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態68. メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)であって、セッション指向サービス更新要求が、サービス情報の1つまたは複数の更新またはサーバ情報における変更を含む、セッション指向サービス変更要求を送信すること(2601)と、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス変更要求の受付けを指示する変更応答を受信すること(2603)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態66に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態69. メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)からセッション指向サービス終了要求を受信すること(2701)と、
第2のサーバ(114)に、セッション指向サービス終了要求の承認を指示するセッション指向サービス終了応答を送信すること(2703)と、
V2Xアプリケーション固有クライアント(102)にセッション指向サービス終了通知を提供すること(2705)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態66に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態70. メモリが、処理回路によって実行されたとき、VAEクライアント(104)に、
第2のサーバ(114)にセッション指向サービス終了要求を送信すること(2801)と、
第2のサーバ(114)から、セッション指向サービス終了要求の承認を指示するセッション指向サービス終了応答を受信すること(2803)と
を含むさらなる動作を実施させるさらなる命令を含む、実施形態66に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態71. セッション指向サービス終了要求を送信することが、V2Xアプリケーション固有クライアント(102)からセッション指向終了トリガ要求を受信したことに応答して、セッション指向サービス終了要求を送信することを含む、実施形態70に記載のVAEクライアント(104)。
実施形態72. V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)の処理回路(1003)によって実行されるべきプログラムコードを備えるコンピュータプログラムであって、それにより、プログラムコードの実行が、VAEクライアント(104)に、実施形態58から63のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム。
実施形態73. V2X(Vehicle-to-Everything)アプリケーションイネーブラ(VAE)クライアント(104)の処理回路(1003)によって実行されるべきプログラムコードを含む非一時的記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、それにより、プログラムコードの実行が、VAEクライアント(104)に、実施形態58から63のいずれか1つに記載の動作を実施させる、コンピュータプログラム製品。
本開示で使用される様々な略語/頭字語についての説明が、以下で提供される。
略語 説明
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
gNB NRにおける基地局
ITS 高度道路交通システム
ITS-S ITS基地
KPI キーパフォーマンスインジケータ
NR 新無線
QoS サービス品質
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RD リモート運転
SEAL サービスイネーブルアーキテクチャレイヤ
TeSo 遠隔操作サポート
ToD 遠隔操作運転
VAE V2Xアプリケーションイネーブラ
VAL バーティカルアプリケーションレイヤ
V2N Vehicle to Network
V2X Vehicle to Everything
V2X AS V2Xアプリケーションサーバ
V2X UE V2Xユーザ機器
UE ユーザ機器
【外国語明細書】