IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカの特許一覧

特開2024-138376送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス
<>
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図1
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図2
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図3
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図4
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図5
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図6
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図7
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図8
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図9
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図10
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図11
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図12
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図13
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図14
  • 特開-送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス 図15
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024138376
(43)【公開日】2024-10-08
(54)【発明の名称】送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0457 20230101AFI20241001BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20241001BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20241001BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20241001BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20241001BHJP
【FI】
H04W72/0457
H04W72/232
H04W72/0446
H04W72/0453 110
H04W16/14
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024109486
(22)【出願日】2024-07-08
(62)【分割の表示】P 2021547283の分割
【原出願日】2020-01-24
(31)【優先権主張番号】19000086.9
(32)【優先日】2019-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】514136668
【氏名又は名称】パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
【氏名又は名称原語表記】Panasonic Intellectual Property Corporation of America
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クゥァン クゥァン
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 秀俊
(72)【発明者】
【氏名】リ ホンチャオ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】特定のデバイスの効率的な動作を容易にする、送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイスならびに送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイスのための通信方法を提供する。
【解決手段】基地局であるスケジューリングデバイスと、ユーザ機器である送受信デバイスと、を有する通信システムにおいて、送受信機デバイスは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、使用可能なサブバンドに含まれるとともに送信のために送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、を受信する送受信機と、リソース割当てインジケータおよびサブバンド占有インジケータに従って割り当てられたリソースを決定する割り当てリソース決定回路と、を有する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送受信機デバイスとスケジューリングデバイスを含む通信システムであって、
前記送受信機デバイスは、
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して、
送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、
前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、
を受信する送受信機と、
前記リソース割当てインジケータおよび前記サブバンド占有インジケータに従って前記割り当てられたリソースを決定する回路と、
を有し、
前記リソース割当てインジケータは、前記サブバンド占有インジケータによって指示された前記使用可能なサブバンドに基づいて、前記送受信機デバイスに割り当てられた前記リソースとしてリソースブロックを指示し、
前記回路は、たとえ1つ以上の連続した使用可能なサブバンドの端部におけるガードバンドリソースブロックが前記リソース割当てインジケータに従って前記送受信機デバイスに割り当てられているとしても、前記ガードバンドリソースブロックとしてのリソースブロックを無視し、
前記スケジューリングデバイスは、
前記スケジューリングデバイスの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記サブバンド占有インジケータおよび前記リソース割当てインジケータを送信する前記スケジューリングデバイスの送受信機と、
を有する、
通信システム。
【請求項2】
前記送受信機は、
グループ共通PDCCHを介して前記サブバンド占有インジケータを、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して前記リソース割当てインジケータを受信し、
または、
前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して前記サブバンド占有インジケータと前記リソース割当てインジケータの両方を受信する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、
前記回路は、使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って、前記リソースブロックグループの各々内のリソースブロックの数を決定する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドからの単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記単一の使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、
前記回路は、
前記単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックの総数に従って前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数を決定し、
他の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てを、前記単一の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てに等しいものとして決定する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
前記リソース割当てインジケータは、連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、前記使用可能なサブバンドの数に応じて前記長さが増加する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項7】
前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドの中の単一の使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、
前記回路は、他の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てを、前記単一の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てに等しいものとして決定する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項8】
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して、
送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、
前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、
を送信することと、
前記物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記サブバンド占有インジケータおよび前記リソース割当てインジケータを受信することと、
前記リソース割当てインジケータおよび前記サブバンド占有インジケータに従って前記割り当てられたリソースを決定することと、
前記リソース割当てインジケータは、前記サブバンド占有インジケータによって指示された前記使用可能なサブバンドに基づいて、前記送受信機デバイスに割り当てられた前記リソースとしてリソースブロックを指示し、
たとえ1つ以上の連続した使用可能なサブバンドの端部におけるガードバンドリソースブロックが前記リソース割当てインジケータに従って前記送受信機デバイスに割り当てられているとしても、前記ガードバンドリソースブロックとして複数のリソースブロックを無視することと、
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システムにおける信号の送受信に関する。特に、本開示は、そのような送受信のための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:the 3rd Generation Partnership Project)は、サブ1GHzからミリ波帯まで及ぶ周波数帯で動作する「新(しい)無線」(NR)無線アクセス技術(RAT)を含む第5世代(5G)とも称される次世代セルラー技術についての技術仕様に取り組んでいる。NRは、Long Term Evolution(LTE)およびLTE Advanced(LTE-A)に代表される技術の後継技術である。
【0003】
LTE、LTE-A、およびNRのようなシステムでは、さらなる変更や選択肢により、通信システムおよび当該システムに関連する特定のデバイスの効率的な動作を容易にすることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】3GPP TR 38.889, Study on NR-based access to unlicensed spectrum, v1.0.0
【非特許文献2】ETSI 301 893
【非特許文献3】3GPP TS 38.214 V15.4.0
【発明の概要】
【0005】
非限定的且つ例示的な一実施形態は、アンライセンスキャリアにおけるリソースのフレキシブルな割当てを容易にする。
【0006】
一実施形態において、本明細書に開示されている技術は、送受信機デバイスであって、動作中、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、を受信する送受信機を有する送受信機デバイスを特徴とする。送受信機デバイスは、動作中、前記リソース割当てインジケータおよび前記サブバンド占有インジケータに従って前記割り当てられたリソースを決定する回路を有する。
【0007】
なお、一般的または具体的な実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはこれらの任意の選択的な組み合わせとして実現可能であることに留意されたい。
【0008】
開示された実施形態のさらなる利益および利点は、本明細書および図面から明らかになるであろう。これらの利益および/または利点は、本明細書および図面のさまざまな実施形態および特徴によって個々に得ることができるが、これらは、そのような利益および/または利点の1つ以上を得るためにすべてが提供される必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】LTE eNB、gNB、およびUEに対する例示的なユーザおよび制御プレーンアーキテクチャを含む、3GPP NRシステムの例示的なアーキテクチャを示す図
図2】アンライセンスワイドバンド(広帯域)キャリアにおける空きチャネル判定を示す概略図
図3】チャネル占有を示す概略図
図4】NR-Uワイドバンド運用に直接適用されるタイプ0リソース割当ての一例を示す説明図
図5】NR-Uワイドバンド運用に直接適用されるタイプ1リソース割当ての一例を示す説明図
図6】アクティブBWPの一部のみが使用可能であると決定される、アンライセンス周波数帯におけるワイドバンド運用状況を示す図
図7】一実施形態に係るスケジューリングデバイスおよび送受信機デバイスの機能コンポーネントを示すブロック図
図8】一実施形態に係るスケジューリングデバイスのための方法のステップを示す図
図9】一実施形態に係る送受信機デバイスのための方法のステップを示す図
図10】ガードバンドを除いた使用可能サブバンドの和集合に対してリソースブロックグループ割当てを行う実施形態に係るタイプ0によるリソース割当てを示す概略図
図11】一実施形態に係る送受信機デバイスのための方法を示す図
図12】一実施形態に係るガードバンドを含めた使用可能サブバンドの和集合に対してリソースブロックグループ割当てを行うタイプ0によるリソース割当てを示す概略図
図13】一実施形態に係る送受信機デバイスのための方法を示す図
図14】一実施形態に係るガードバンドを含めた使用可能サブバンドの和集合に対してリソースブロックグループ割当てを行うタイプ1によるリソース割当てを示す概略図
図15】RAタイプ1が適用される場合の実施形態に係る送受信機デバイスのための方法を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、例示的な実施形態について添付の図面を参照してより詳細に説明する。
【0011】
図1は、基地局と端末とコアネットワークとを含む通信システムの例示的な一例を示す。このような通信システムは、NRおよび/またはLTEおよび/またはUMTSなどの3GPPシステムであってよい。例えば、図1に示すように、基地局(BS)は、gNB(gNodeB(例えば、NR基地局))またはeNB(eNodeB(例えば、LTE基地局))であってよい。しかし、本開示は、これらの3GPPシステムまたは任意の他のシステムに限定されない。たとえ実施形態および例示的な実装が3GPPシステムのある用語を使用して説明されるとしても、本開示は、任意の他の通信システム、特に、任意のセルラーシステム、ワイヤレスシステム、および/またはモバイルシステムにも適用可能である。
【0012】
NRでは、例えば、拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced mobile broadband)や超高信頼低遅延通信(URLLC:ultra-reliable low-latency communications)、大量マシンタイプ通信(mMTC:massive machine type communications)などを含む、いくつかの定義された使用シナリオ、要求事項、および展開シナリオに対処する単一の技術的枠組みの提供を容易にすることが計画されている。例えば、eMBB展開シナリオは、室内ホットスポット、密集した都市、地方、都市マクロ、および高速を含むことができる。URLLC展開シナリオは、産業制御システム、モバイルヘルスケア(リモート監視/診断/処置)、車両のリアルタイム制御、スマートグリッドのための広域監視/制御システムを含むことができる。mMTCは、スマートウェアラブルやセンサネットワークなど、非タイムクリティカルなデータ転送を伴う多数の装置を有するシナリオを含むことができる。eMBBとURLLCのサービスは、両方とも非常に広い帯域幅を要求する点で類似しているが、URLLCサービスが超低遅延を必要とする点で相違している。NRでは、物理レイヤは、時間-周波数リソース(LTEと同様の直交周波数分割多重(OFDM)など)に基づいており、マルチアンテナ動作をサポートすることができる。
【0013】
端末は、LTEおよびNRにおいて、ユーザ機器(UE)と呼ばれる。これは、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、またはユーザ機器の機能を備えたUSB(ユニバーサルシリアルバス)スティックなどのモバイルデバイスであってもよい。しかし、モバイルデバイスという用語はこれに限定されず、一般に、リレーは、そのようなモバイルデバイスの機能を有することもでき、モバイルデバイスは、リレーとして機能することもできる。
【0014】
基地局は、例えば、端末にサービスを提供するためのネットワークの一部を形成するネットワークノードである。基地局は、端末への無線アクセスを提供するネットワークノードである。
【0015】
3GPPでは、アンライセンス周波数帯におけるNRベースの動作(NR-U)が検討されている(例えば、非特許文献1を参照)。NR-Uは、サブ7GHz帯域において5GHzまたは6GHzで動作することができる。しかし、本開示は、特定の帯域に限定されるものではなく、例えば52GHzのミリ波帯にも適用可能である。
【0016】
アンライセンス周波数帯におけるワイドバンド(広帯域)動作は、NR-Uのための欠かせない要素のうちの1つである。例えば、NR-Uは、20MHz(図2参照)よりも大きい帯域幅(アンライセンスワイドバンドキャリア内)をサービングセルに設定する可能性をサポートすることができる。さらに、NR-Uが動作している帯域において、Wi-Fi(登録商標)などの他の無線アクセス技術(RAT)による送信がないことを保証できない場合、NR-U動作帯域幅を、図2に示す80MHzなど、20MHzの倍数として選択することができる。さらに、少なくとも、例えば規制によって、Wi-Fiまたは他の競合システムがないことを保証することができない帯域については、図2に示すように、20MHzの単位または周波数範囲で、空きチャネル判定(例えば、LBT(listen before talk)を実行することができる。
【0017】
LBT手順は、装置がチャネルを使用する前に空きチャネル判定(CCA)チェックを適用するためのメカニズムとして定義されている。CCAは、チャネルが占有されているかまたは空いているかを決定するために、少なくともエネルギー検出を利用して、それぞれ、チャネルに他の信号が存在しているかまたは存在していないかを決定する。
【0018】
検出されたエネルギーレベルが、設定されているCCA閾値(例えば、欧州では-73dBm/MHz、非特許文献2の第4.8.3節を参照)を超える場合、チャネルは占有されているとみなされ、逆に、検出された電力レベルが、設定されているCCA閾値よりも低い場合、チャネルは空いているとみなされる。チャネルが空き状態に分類された場合、デバイスは、すぐに送信することが許可される。最大送信持続時間は、同じ帯域で動作する他のデバイスとの公正なリソース共有を容易にするために制限される。
【0019】
図2に見られるように、それぞれの20MHz周波数範囲ごとのLBT空きチャネル判定の結果として、ワイドバンドキャリアのいくつかの部分が、Wi-Fiまたは他の競合システムによってブロックされることが起こり得る。しかし、それにもかかわらず、NRは、1つ以上の競合RATによって使用されていない空き部分を依然として使用することができる。また、ワイドバンドキャリアの特定の部分のブロックが、例えば、ある周波数リソースを予約するために、(LBTが実行されるかどうかにかかわらず、または、LBTが実行される場合にはLBTの結果にかかわらず)NR gNB自身のスケジューリング決定に由来していることも起こり得る。
【0020】
アンライセンス帯域動作では、チャネルを取得した後、開始デバイス(initiating device)(例えば、NR gNBなどのスケジューリングデバイス)は、最大チャネル占有期間(COT)までチャネルを占有することができる。このことが図3に示されている。
【0021】
開始デバイス(例えば、gNB)は、取得した時間-周波数リソースを、応答デバイス(responding device)(例えば、UEなどの1つ以上の送受信機デバイス)と共有することができる。取得した時間-周波数リソースを共有することは、アップリンク(UL)、ダウンリンク(DL)、またはサイドリンク(SL)の間でフレキシブルなリソース使用を可能にすることを容易にすることができる(図3を参照)。例えば、DLリソース、ULリソース、およびSLリソースは、それぞれの方向におけるトラフィック需要に基づいて再割り当てすることができる。
【0022】
さらに、取得したリソースの共有は、gNBの取得したCOTにおいてLBTを実行することなく、UL送信またはSL送信を可能にすることを容易にすることができる。特に、UL送信とDLまたはSL送信との間の間隔が十分に小さい(例えば、16μs未満である)場合、UEは、DLバースト直後のULまたはSL送信のためにLBTを実行する必要がなく、したがって、LBTオーバーヘッドを低減することができる。
【0023】
その上、取得した時間-周波数リソースを共有することによって、準静的に設定されたもしくは周期的な参照信号、シグナリング、またはデータの送信を可能にすることができる。例えば、上位レイヤによって設定された、準静的に設定されたUL送信が、gNBのCOT内にあるが、ULリソースが、gNBによって共有されない場合、UL送信はドロップされる必要がある。
【0024】
図3では、説明のために、単に2スロットにわたるCOTが示されている。例えば、最大COTは、8msまたは9msであるとすることができる。例えば、15kHzのサブキャリア間隔の場合、8msのCOTは、8スロットに相当し、30kHzのサブキャリア間隔の場合、それは、16スロットに相当する。また、図3に示す例では、スロット(#j-1)の最後に空きチャネル判定が実行され、COTは、空きチャネル判定が実行されるスロットに先行するスロットの先頭シンボルから始まる。しかし、開始デバイスがチャネルを取得することができるさまざまな機会または時間インスタンスを考えることができる。例えば、機会は、1シンボルごとであったり、または1スロット当たり2回であってもよい。
【0025】
NRのリリース15では、2つのタイプの周波数領域リソース割当て方式(タイプ0およびタイプ1)が使用され、両方とも、アクティブ帯域幅部分(BWP:bandwidth part)にわたって割当てをシグナリングする。
【0026】
タイプ0は、ビットマップに基づく割当て方式である。割り当てられたリソースブロックのセットを指示する最もフレキシブルな方法は、BWPのリソースブロックの数と同じサイズのビットマップを含めることである。リソースブロックは、データを送信ための割当て可能な最小単位に対応し、周波数におけるサブキャリアの数によって定義される。(リソースブロックのNRでの定義は、LTEでの定義と異なることに留意されたい。NRのリソースブロックは、単に周波数領域のみにわたる1次元の単位であり、一方、LTEは、周波数における12個のサブキャリアと時間における1つのスロットとからなる2次元のリソースブロックを使用する。)これにより、リソースブロックの任意の組み合わせを送信のためにスケジューリングすることが可能になるが、残念ながら、帯域幅が大きくなるほどビットマップも非常に大きくなる。したがって、タイプ0のリソース割当て方式のビットマップは、個々のリソースブロックではなく、RBGと呼ばれる連続したリソースブロックのグループを指すのに使用される。RBGのサイズは、アクティブBWPのサイズに依存する。例えば、非特許文献3によって定義され且つ表1に要約されるように、BWPの各サイズに対して2つの異なる設定が可能である。
【0027】
【表1】
【0028】
例えば、表1から分かるように、タイプ0に従って割り当てられたRBGであって1から36までのRB数に対応するBWPの帯域幅サイズを有するRBGは、設定1を適用する場合、2つのRBを含む。また、例えば、タイプ0に従って割り当てられたRBGであって73から144までのRB数に対応するBWPサイズを有するRBGは、設定2を適用する場合、16個のRBを含む。すなわち、RBG内のRB数は、アクティブBWPの帯域幅に依存する。
【0029】
タイプ1のリソース割当てスキームは、ビットマップに依存しない。代わりに、それは、リソース指示値(RIV)を使用する。RIVは、リソース割当てを開始位置として符号化し、割当ての長さをリソースブロックの数の観点から符号化したものである。したがって、それは、リソースブロックの任意の割当てをサポートすることなく、単に周波数が連続した割当てのみをサポートしており、これによって、リソースブロック割当てをシグナリングするのに必要なビット数を低減する。
【0030】
どちらのリソースアロケーションタイプも仮想リソースブロックに言及する。タイプ0の場合、仮想リソースブロックから物理リソースブロックへの非インターリーブマッピングが使用される、つまり、仮想リソースブロックが、対応する物理リソースブロックに直接マッピングされる。一方、タイプ1のリソース割当て方式の場合、非インターリーブマッピングは、ULに対してサポートされる。DLの場合、インターリーブマッピングと非インターリーブマッピングの両方が、タイプ1のリソース割当て方式に対してサポートされる。この場合、インターリーブサイズは、アクティブBWPの帯域幅である。VRBからPRBへのマッピングビット(存在すれば、ダウンリンクのみ)は、割当てシグナリングがインターリーブマッピングを使用するかまたは非インターリーブマッピングを使用するかを指示する。
【0031】
図4は、NR-Uワイドバンド運用に直接適用されるタイプ0リソース割当ての一例を示す説明図である。図4に示すように、アクティブBWPは、それぞれ20MHzの周波数範囲を有する4つのサブバンドを含む。図示するサブバンドのうちの3つは、例えば、LBTによる空きチャネル判定の間、送信に使用できないと決定されている。当該使用できないサブバンドは、図4において星形の記号で示されている。
【0032】
RBGのサイズ、つまり、1つのRBG内の仮想RBの数は、アクティブBWPに依存するため、アクティブBWPの一部のみが使用可能であると決定された場合、RBGの粒度は、使用可能なサブバンドの帯域幅に対して粗くなりすぎる可能性がある。同図に示す例では、アクティブBWPは、合計220個の仮想RB(30kHzのサブキャリア間隔を有する)を有することができ、これは、表1によれば、16RBのRBGサイズになる。しかし、単一の20MHzサブバンドのみが使用可能であるため、RBG粒度が粗すぎて、リソース割当ての柔軟性が制限される。
【0033】
図5は、図4に示す場合と同様の場合について、NR-Uワイドバンド運用に直接適用されるタイプ1RAの一例を示す説明図であり、この場合、アクティブBWPの一部のみが使用可能であると決定されている。この場合、タイプ1RAが適用されると、多くのRIVエントリが使用できなくなる。特に、図5に示す例では、任意の長さのRB#55からの開始位置を示すRIVエントリを使用することができない。
【0034】
図6は、NR-Uに対するアンライセンス周波数帯におけるワイドバンド運用の状況を示しており、この場合、アクティブBWPの一部のみが使用可能であると決定されている。使用可能でないと決定されたサブバンドからのRF漏れおよびそのようなサブバンド内へのRF漏れを補償するために、使用可能なサブバンドと非使用可能なサブバンドとの間に位置する、つまり、隣接するサブバンドの端部に位置する、ガードバンドリソースを用いることができる。これは、タイプ0によるRAおよびタイプ1によるRAの両方に適用可能である。ガードバンドを適用する実施形態では、アクセス可能(使用可能)なサブバンドと非アクセス可能(非使用可能)なサブバンドとの間のガードバンドリソースが挿入されるか否かは、サブバンドの使用可能性に依存する。これは、例えば、空きチャネル判定の結果として、例えば、LBTによって決定することができる。
【0035】
好適なRA粒度、および、無駄なRIVエントリの防止は、空きチャネル判定の結果として、例えば、サブバンドの使用可能性に応じてアクティブBWPを変更することによって達成することができる。しかし、アクティブBWPを切り替えることは、遅延を伴い、UEが遷移時間中にスケジューリングされることを許さない。本開示は、アクティブBWPを変更する必要なしに、サブバンドの使用可能性に応じて動的にRA粒度を適合させ且つ無駄なRIVエントリを防止する技術を提供する。
【0036】
また、最先端の移動通信規格、例えば、LTEリリース15およびNRリリース15では、ガードバンドが、キャリアの端部に存在するように準静的に設定される。しかし、例えば、図6に示すようにサブバンドの使用可能性に応じてガードバンドリソースを使用可能にする(enable)ために、柔軟な周波数位置とサイズを有するキャリア内でガードバンドを動的に生成するメカニズムはない。
【0037】
本開示は、使用可能なサブバンドがNR-Uワイドバンド運用において柔軟で効率的な方法で使用されるのを容易にすることができる技術を提供する。特に、本開示は、非使用可能なサブバンドからのRF漏れおよびそのようなサブバンド内へのRF漏れを防止するための技術をさらに提供する。
【0038】
ワイドバンド運用を強化するために、以下で説明する通信方法および通信デバイスの実施形態において、開始デバイス(スケジューリングデバイス)は、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータ(SBOI)と、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータとを、PDCCHを介して送受信機デバイスに指示し、当該送受信機デバイスは、前記リソース割当てインジケータを解釈することによって前記SBOIに従って前記割り当てられたリソースを決定する。
【0039】
本開示は、図7に示す送受信機デバイスおよびスケジューリングデバイスを提供する。送受信機デバイス560は、動作中、PDCCHを介して、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、を受信する送受信機570(1つ以上のアンテナなどのハードウェアコンポーネントと、当該ハードウェアコンポーネントの動作を制御する制御回路と、を有する送信機および/または受信機)を有する。また、受信機デバイス560は、動作中、前記リソース割当てインジケータおよび前記サブバンド占有インジケータ(SBOI)に従って前記割り当てられたリソースを決定する回路580(または処理回路)を有する。
【0040】
例えば、送受信機デバイス560は、NRのUEである。したがって、送受信機570および回路580は、本開示では「UE送受信機」および「UE回路」とも呼ばれる。しかし、これらの用語は、単に、回路580および送受信機570を、基地局などの他のデバイスが有する回路および送受信機と区別するために使用される。送受信機デバイス560は、同様の通信システムの端末デバイス、中継デバイス、または通信デバイスであってもよい。UE回路580は、「割当てリソース決定回路」と見なされるか、または「割当てリソース決定回路」を含んでもよい。
【0041】
また、図7に示すスケジューリングデバイス510(またはスケジューリングノード)が提供される。スケジューリングデバイス510は、動作中、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、を決定する回路530を有する。当該スケジューリングデバイスは、動作中、PDCCHを介して前記サブバンド占有インジケータおよび前記リソース割当てインジケータを送信する送受信機520をさらに有する。
【0042】
例えば、当該スケジューリングデバイスは、NRシステムにおけるネットワークノード(基地局)(gNB)または同様の無線通信システムにおけるネットワークノード(基地局)である。回路530は、「SBOIおよびRA決定回路」とも呼ばれ、または、UE回路580などの他の回路と区別するために、「ネットワークノード回路」とも呼ばれる。
【0043】
また、スケジューリングデバイス(またはスケジューリングノード)のための方法が提供される。図8に示すように、当該方法は、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するSBOIを決定するステップS110と、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータを決定するステップS120と、PDCCHを介して前記SBOIおよび前記リソース割当てインジケータを送信するステップS130、S140とを含む。
【0044】
また、送受信機デバイスのための方法が提供される。図9に示すように、当該方法は、PDCCHを介して、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示する前記SBOIを受信するステップS210と、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示する前記リソース割当てインジケータを受信するステップS220と、前記リソース割当てインジケータおよび前記サブバンド占有インジケータに従って前記割り当てられたリソースを決定するステップS230と、を含む。
【0045】
さらなる説明では、明示的な記述または文脈がそうでないことを示さない限り、詳細および実施形態は、送受信機デバイス560、スケジューリングノード(またはスケジューリングデバイス)510、ならびに送受信機デバイスおよびスケジューリングノードのための各方法の各々に適用される。
【0046】
スケジューリングノード510は、送受信機デバイス560にSBOIおよびリソース割当てインジケータを送信する。SBOIによって指示されるサブバンドは、キャリアに含まれ、且つ、送受信機デバイスとスケジューリングデバイスの間で行われる送信に使用可能である、使用可能周波数範囲である。前記キャリアは、アンライセンスキャリア(またはアンライセンスワイドバンドキャリア)であってもよい。これらの使用可能サブバンドは、アンライセンスキャリア内の周波数範囲((サブ)間隔、サブバンド、またはパーティション)であって、競合するRATシステム(例えば、Wi-Fi)によって、1スロットの持続時間の間または複数のスロットを含むCOTの持続時間の間使用されない周波数範囲である。サブバンドは、それぞれ等しい幅を有することができる。例えば、上記のように、NR-Uが動作しているキャリア内の帯域幅が20MHzの倍数である場合、サブバンドの幅は、20MHzであってもよい。
【0047】
使用可能サブバンドは、送受信機デバイス560とスケジューリングノード510の間で行われる送信に使用可能な周波数範囲である。この送信は、送受信機デバイス560からスケジューリングノード510へのアップリンク送信(送受信機デバイス560が送信し、スケジューリングノード510が受信する)、またはスケジューリングノード510から送受信機デバイス560へのダウンリンク送信(スケジューリングノード510が送信し、送受信機デバイス560が受信する)、または送受信機デバイス560と当該送受信機デバイスと異なる第2の送受信機デバイスとの間のサイドリンク送信(送受信機デバイス560が送信し、第2の送受信機デバイスが受信する、またはその逆)であってもよい。送受信機デバイス560およびスケジューリングノード510は、無線チャネル、特に、アンライセンス周波数帯域/キャリアにおけるチャネルを介して互いに通信する。
【0048】
サブバンド占有インジケータは、例えば、空きチャネル判定(例えば、LBT)の結果に従って、送信に使用可能なサブバンドを指示する。例えば、SBOIに対してグループ共通PDCCHまたはUE固有PDCCHのビットフィールドを定義することができる。
【0049】
送信のためのサブバンドの使用可能性は、空きチャネル判定の結果に従って決定されることに限定されず、例えば、いくつかのリソースを意図的に予約するというスケジューラの決定であってもよい。
【0050】
スケジューリングノード510は、送信のために送受信機デバイスにリソースを割り当てる。特に、スケジューリングノード510は、リソース割当てインジケータを生成し、当該インジケータを送受信機デバイス560に送信する。送受信機デバイス560は、リソース割当てインジケータを受信する。
【0051】
上記のように、サブバンドを含むキャリアは、アンライセンスキャリアであってもよい。例えば、キャリアは、スケジューリングデバイス510および送受信機デバイス560を含むNRまたはNR-Uなどの第1の通信システムと、同じアンライセンスワイドバンドキャリアまたはアンライセンスワイドバンドキャリアの一部を使用するWi-Fiシステムなどの第2の通信システムと、によって共用されてもよい。スケジューリングデバイス510は、さらに、空きチャネル判定を実行して、第2の通信システムによって現在使用されていない使用可能サブバンドを決定し、したがって、COT内での1回以上の送信のための1つ以上の使用可能サブバンドを取得することができる。例えば、複数の周波数範囲は、複数の20MHz範囲である。使用可能サブバンドを取得することによって、スケジューリングデバイス510は、アンライセンスワイドバンドキャリアにおいて通信を開始すると見なすことができ、開始デバイスと見なすことができる。そして、当該スケジューリングデバイスは、ステップS110において、例えば、空きチャネル判定の結果に基づいて、SBOIを決定する。具体的には、当該スケジューリングデバイスは、使用可能なサブバンドの中から1つ以上のサブバンドを使用可能サブバンドとして選択し、PDCCHを介して送信されるSBOIを決定し生成する。
【0052】
例えば、使用可能サブバンドを指示するPDCCHは、スケジューリングデバイス510が送受信機デバイス560を含む送受信機デバイスのグループに送信するグループ共通(GC)PDCCHである。したがって、指示される使用可能サブバンドは、送受信機デバイスのグループによって使用される。グループの中の送受信機デバイスには、GC PDCCHによって運ばれるDCIをスクランブルするためにスケジューリングデバイス510が使用するグループ共通RNTI(無線ネットワーク一時識別子)(つまり、DCIのCRCビット)が、(例えば、RRCによって)設定されてもよい。送受信機デバイスは、グループ共通RNTIを使用して、GC PDCCHによって運ばれるDCIをデスクランブルする。
【0053】
[SBOIおよびリソース割当て送信]
いくつかの実施形態において、SBOIは、グループ共通PDCCHを介して、スケジューリングデバイス510によって送信され、送受信機デバイス560によって受信され、また、リソース割当てインジケータは、送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して、スケジューリングデバイス510によって送信され、送受信機デバイス560によって受信される。
【0054】
いくつかの実施形態では、SBOIおよびリソース割当てインジケータの両方が、送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して、スケジューリングデバイス510によって送信され、送受信機デバイス560によって受信される。
【0055】
いくつかの実施形態において、使用可能サブバンドは、明示的に指示される。例えば、PDCCHは、使用可能サブバンドを指示するビットフィールドを含む。したがって、PDCCHは、通信に現在使用されていない(アンライセンス)ワイドバンドキャリア内の1つの範囲(または複数の範囲)の明示的なインジケータを運ぶ。例えば、ビットフィールドは、次の選択肢のうちの1つであり得る。
・第1の選択肢:使用可能サブバンドは、ビットマップによって明示的に表され、ビットマップ内の1ビットは、適用可能な範囲(例えば、20MHz範囲)を表す。
・第2の選択肢:使用可能サブバンド(連続している場合には、アンライセンスワイドバンドキャリアの適用可能な部分)は、適用可能な部分の開始位置および長さによって表され、長さは、20MHzなどの指定された粒度を有する。
【0056】
一般に、両方の混合または他のシグナリングも適用可能である。第1の選択肢に従うと、いくつかの実施形態において、ビットフィールド(つまり、SBOI)は、キャリアに含まれる複数のサブバンド(20MHz範囲など)にそれぞれ対応する複数のビットを含むビットマップである。ビットマップは、複数の範囲の中の(各)範囲が送信に使用可能であるか否かを指示する。特に、ビットマップ内のビット(またはビットマップ内の各ビット)は、対応するサブバンドが、行われる送信に使用可能であるか否かを指示する。
【0057】
図2に示す例では、幅80MHzのアンライセンスワイドバンドキャリアが、4つの20MHzサブバンドに細分化されている。gNB(または同様のスケジューリングデバイス510)は、空きチャネル判定(LBT)を実行して、20MHz範囲の使用可能性をそれぞれ決定することができる。例えば、スケジューリングデバイス510は、周波数範囲(20MHz(サブ)バンド)#1、#2、および#3にわたって成功する(範囲#1~#3が使用可能であると決定する)が、周波数範囲#4については失敗する(つまり、この周波数が他のシステム/RATによってブロック/使用されており、したがって、使用可能ではないと決定する)。
【0058】
スケジューリングデバイス510は、適用可能な周波数範囲(例えば、「0111」)を指示するビットマップを生成する。ここで、周波数範囲#1は、最下位ビットに対応する。しかし、本開示は、これに限定されるものではなく、ビットマップは、例えば、「1110」であってもよい。
【0059】
そして、スケジューリングデバイス510は、使用可能サブバンドのビットマップインジケータ(SBOI)を含むPDCCHを、スケジューリングデバイスと通信を行う送受信機デバイスまたは送受信機デバイスのグループ(GC PDCCHを介して送信される場合)に送信することができる。
【0060】
SBOIがGC PDCCHを介して送信される場合、UE(または他の送受信機デバイス560UE)は、RRCによって提供されたサーチスペース設定に従ってGC PDCCHをモニタする。GC PDCCHをモニタするためのサーチスペースの設定は、時間領域設定および周波数領域設定の両方を含む。時間領域では、スロットごとに1回またはスロットごとに複数回などのモニタ周期と、どの1つ以上のシンボルをUEがモニタすべきかを指示するモニタオフセットと、を設定する。周波数領域では、上記の設定は、(GC )PDCCHをモニタするための周波数領域リソースをUEに指示する。このような周波数領域リソースは、1つの20MHzサブバンドまたは複数の20MHzサブバンド内に配置することができる。これは、それぞれのサブバンドのブロックに関する統計に基づいて、スケジューリングデバイス510によって決定され得る。したがって、サーチスペースは、UEによるGC PDCCHの確実な受信を容易にするために、他のシステムによるブロックが発生しにくいまたは最も発生しにくいサブバンドにおいて設定することができる。そのような統計情報が利用可能でない場合、および/または、スケジューリングデバイス510がSBOIを含む(GC )PDCCHを配信する成功率を最大化するために、送受信機デバイス560(UE)は、20MHzのサブバンドすべてにわたって(GC )PDCCHをモニタするように構成されることができる。
【0061】
SBOIが送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して送信される場合、送受信機デバイスは、例えば、送受信機デバイスに固有のPDCCH内のスケジューリングDCIから、SBOIを取得する。
【0062】
上記の例では、使用可能サブバンドが、上記の選択肢1に従った、サブバンドに対応するビットを含むビットマップであるSBOIによって指示される。しかし、サブバンドの使用可能性または適用可能性は、(gNBによって)シグナリングされ、上記の選択肢2に従った、アンライセンスキャリアの適用可能な部分の開始位置および長さのインジケータによって決定されてもよい。
【0063】
したがって、いくつかの実施形態において、使用可能サブバンドは、連続した使用可能なサブバンドのセットに含まれ、ビットフィールドは、その連続したサブバンドのセットの開始位置と、連続した適用可能な周波数範囲のセットの長さと、を指示する。例えば、20MHzの周波数範囲に細分化された80MHzのワイドバンドキャリアの場合、2ビットは、適用可能な周波数範囲のセットの開始位置(または開始周波数範囲)を指示することができ、さらなる2ビットは、使用可能な(20MHz)サブバンドの単位での長さを指示することができる。図2に示す例では、開始位置は、周波数範囲1(2ビットで表され、例えば「00」として表される)であり、適用可能な範囲のセットの長さは、3(「10」で表される)である。このような連続した適用可能な周波数範囲のセットは、ビットフィールド「0010」によってシグナリングされ得る。使用可能なサブバンドがない(キャリア全体がブロックされている)場合は、「1111」などの「不可能な」組み合わせ(長さが4である適用可能な周波数範囲のセットが周波数範囲位置#4から開始すること)によって指示され得る。他の例では、開始位置および長さは、2つの別々のビットフィールドを有する代わりに、合同で符号化することができる。80MHzのワイドバンドキャリアが4つの20MHzサブバンドに細分化される上記の場合、以下の符号化テーブルを使用することができる。
【0064】
【表2】
【0065】
2つの別々のビットフィールドを有することと比較して、表2に例示する合同符号化方法は、サブバンドの数が増加する場合にシグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0066】
上記のように、アンライセンスキャリアに含まれる特定の(20MHz)サブバンドが(第1の選択肢または第2の選択肢に従ってSBOIによって)使用可能であると指示された場合、UEは、さらなるチャネルからの(例えば、送信が動的にスケジューリングされる場合、スケジューリングDCIにおける)リソース割当てインジケータから取得されたUEに割り当てられたリソースを決定するリソース割当て決定ルールに従う。特定のサブバンドが非使用可能であると指示された場合、UEは、たとえリソース割当てインジケータがUEに割り当てられているサブバンド内のリソースを指示する場合であっても、この非使用可能なサブバンドを介しては受信も送信もしない。
【0067】
いくつかの実施形態において、リソース割当てインジケータは、SBOIによって指示された使用可能サブバンドに基づいて送受信機デバイス560に割り当てられたリソースとして仮想RBを指示する。それから、この仮想RBは、インターリービングの有無にかかわらず、物理RBにマッピングされる。
【0068】
[タイプ0RA]
いくつかの実施形態において、リソース割当てインジケータは、1つ以上の連続した使用可能サブバンドの端部におけるガードバンドを除いた使用可能サブバンド内の、送受信機デバイス560に割り当てられたRBを指示する。
【0069】
いくつかの実施形態では、RAがタイプ0に従ってスケジューリングデバイスによって実行される場合、ガード量は、送受信機デバイスに合わせて準静的に設定され得るが、ガードバンドの位置は、(動的に、例えば、LBT結果に従って)決定されるべきである。ガード量は、非使用可能なサブバンドからのRF漏れおよびそのようなサブバンド内へのRF漏れを防止するための最低限のガード条件に対応し得る。スケジューリングデバイス(例えば、NR-UにおけるgNB)は、図10に示すように、例えばLBTの結果として、使用可能サブバンドを指示するSBOIを決定し、使用可能なサブバンドと非使用可能なサブバンドの間に位置するガードバンドを除いた使用可能サブバンドの帯域幅のみを考慮して、単一のRBG内のRBの数の観点からRBGのサイズを導出する(ここで、ガードバンドの帯域幅は、ガードバンド内のRBの観点から定義され得る)。RBG当たりのRB数は、例えば、表1に従って決定され得る。ここで、帯域幅部分のサイズは、ガードバンドを除いた使用可能サブバンドの和集合の帯域幅に置き換えられる。RBGは、ガードバンドを除いた後の使用可能RBにわたって形成される。その後、スケジューリングデバイスは、PDCCHを介して、使用可能サブバンドを送受信機デバイスUEに指示する。
【0070】
図11に示すように、送受信機デバイスは、ガードバンド条件を、例えば、RRCによって、例えば、2つのガードバンドRBとして、受信する(S310)。そして、送受信機デバイス(UE)は、SBOIを、例えば、GC PDCCHを介して、また、リソース割当てインジケータを、例えば、送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して、受信し(S320)、そして、ガードバンドRBを除いた後のRBGサイズを、例えば、表1に従って、導出する(S330)。ここで、帯域幅部分のサイズは、ガードバンドを除いた使用可能サブバンドの和集合の帯域幅に置き換えられる。これに基づいて、受信機は、リソース割当てインジケータに対するビット数を導出する(S340)。その後、送受信機デバイスは、リソース割当てインジケータを復号してRGB割当てを得る(S350)。
【0071】
RBGのサイズは、SBOIによって指示され且つガードバンドRBを除いた使用可能サブバンドの和集合に基づいて決定されるため、アクティブBWPの一部のみが使用可能である場合において、RAの粒度が改善される。
【0072】
SBOIがGC PDCCHを介して送信される場合、送受信機デバイス(UE)は、使用可能サブバンドに関する情報を使用してリソース割当てインジケータのビットマップサイズを決定することができ、または単に固定サイズを仮定する。SBOIがUEに固有のPDCCHを介して送信される場合、固定のビットマップサイズ(例えば、18ビット)を使用することができる。
【0073】
上記のようにRBGサイズが使用可能サブバンドの和集合に基づいて決定されることに代わる方法として、RBGサイズは、RAがタイプ0に従ってスケジューリングデバイスによって実行され且つガード量が送受信機デバイスに合わせて準静的に設定される場合において、設定されたガードバンドサイズ(RB数の観点から)に等しくなるように設定することができる。ガードバンドリソースを1つのRBGによって生成することができることは、このアプローチの特別な利点である。
【0074】
上記いずれの場合においても、追加のガードバンドリソースを、リソース割当インジケータにおいて(例えば、スケジューリングDCIにおいて)RBGをUEに割り当てることを回避することによって生成することができる。
【0075】
いくつかの実施形態では、RAがタイプ0に従ってスケジューリングデバイスによって実行される場合、ガード量は、送受信機デバイスに合わせて準静的に設定され得るが、このガード量は、非使用可能なサブバンドからのRF漏れおよびそのようなサブバンド内へのRF漏れを防止するための最悪の場合のガード条件に対応し得る。しかし、ガードバンドの位置は、(動的に、例えば、LBT結果に従って)決定されるべきである。スケジューリングデバイス(例えば、NR-UにおけるgNB)は、図12に示すように、例えばLBTの結果として、使用可能サブバンドを指示するSBOIを決定し、使用可能なサブバンドと非使用可能なサブバンドの間に位置するガードバンドを含めた使用可能サブバンドの帯域幅のみを考慮して、単一のRBG内のRBの数の観点からRBGのサイズを導出する。RBG当たりのRB数は、例えば、表1に従って決定され得る。ここで、帯域幅部分のサイズは、ガードバンドを除外していない使用可能サブバンドの和集合の帯域幅に置き換えられる。そして、RBGは、ガードバンドを除外していない使用可能RBにわたって形成される。その後、スケジューリングデバイスは、SBOIを介して、使用可能なサブバンドを送受信機デバイスUEに指示する。また、連続した使用可能サブバンドの各ブロックの端部にあるガードバンドは、準静的に設定された値に等しいサイズで使用可能にされる、つまり、ガードバンド内のRBは、非使用可能なサブバンド内へのRF漏れまたはそのようなサブバンドからのRF漏れを防止するために、送信に使用されない。
【0076】
図13に示すように、送受信機デバイスは、ガードバンド条件を、例えば、RRCによって、例えば、3つのガードバンドRBとして、受信する(S410)。そして、送受信機デバイス(UE)は、SBOIを、例えば、GC PDCCHを介して、また、リソース割当てインジケータを、例えば、送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して、受信し(S420)、そして、ガードバンドRBを除外していないRBGサイズを、例えば、表1に従って、導出する(S430)。ここで、帯域幅部分のサイズは、ガードバンドの存在を考慮しない使用可能サブバンドの和集合の帯域幅に置き換えられる。これに基づいて、受信機は、リソース割当てインジケータに対するビット数を導出する(S440)。その後、送受信機デバイスは、リソース割当てインジケータを復号してRGB割当てを得る(S450)。また、データ送信中に、UEは、SBOIにより、連続した使用可能サブバンドの端部にガードバンドリソースが必要であることを認識することができ、したがって、連続した使用可能サブバンドの端部にあるガードバンド内のリソースブロックは、たとえ前記ガードバンドRBが、リソース割当てインジケータに従って割り当てられたリソースに従って送受信機デバイスに割り当てられているとしても、無視される(S460)。その結果、ガードバンドリソースがUEによって仮定されるべきかどうかの曖昧さはない。
【0077】
図12および図13を用いて上述した設計の重要な特徴は、先に説明した実施形態(図10および図11参照)と比較して、RBGサイズの決定がガードバンドの仕様から切り離されていることを含む。したがって、ガードバンドを考慮に入れることなく、リソース割当てインジケータの設計を行うことができる。図10および図11に記載されたことと同様に、RBGサイズは、SBOIによって指示された使用可能サブバンドの和集合に基づいて決定されるため、アクティブBWPの一部のみが使用可能である場合において、RAの粒度が改善される。
【0078】
SBOIがGC PDCCHを介して送信される場合、送受信機デバイス(UE)は、使用可能サブバンドに関する情報を使用してリソース割当てインジケータのビットマップサイズを決定することができ、または単に固定のビットマップサイズを仮定する。SBOIがUEに固有のPDCCHを介して送信される場合、固定のビットマップサイズ(例えば、18ビット)を使用することができる。
【0079】
いくつかの実施形態では、RAがタイプ0に従ってスケジューリングデバイスによって実行される場合、ガード量は、送受信機デバイスに合わせて準静的に設定され得るが、このガード量は、最悪の場合のガード条件に対応し得る。しかし、ガードバンドの位置は、(動的に、例えば、LBT結果に従って)決定されるべきである。スケジューリングデバイス(例えば、NR-UにおけるgNB)は、例えばLBTの結果として、使用可能サブバンドを指示するSBOIを決定する。しかし、単一のRBG内のRBの数の観点からのRBGサイズは、たとえ2つ以上のサブバンドが使用可能であるとしても、単一の使用可能サブバンドの帯域幅のみを考慮して決定される。その結果、RGB割当ては、送受信機デバイスに送信されるリソース割当てインジケータ内の単一サブバンドに関して指示される。
【0080】
2つ以上のサブバンドが使用可能である場合、前記単一サブバンド内のRBG割当ては、その後、スケジューリングデバイスおよび送受信機デバイスによって、すべての使用可能サブバンドに適用される。すなわち、RBG割当ては、異なるサブバンド内の同等のRBに対して等しいと決定される。
【0081】
このようなリソース割当て方式の1つの利点は、リソース割当てインジケータのビットマップサイズが、単一サブバンド内のみのRBGの割当てに言及するため、著しく低減され得ることである。このため、使用可能サブバンドの数またはアクティブBWPの帯域幅に関係なく、一定のビットマップサイズを実現することができる。例えば、30KHzのサブキャリア間隔を使用する80MHzワイドバンドキャリア運用を考える。RBGサイズは、ただ1つの20MHzのみ(この例では、55個のRB)を考慮して決定することができる。前記例示の表1によれば、RBGサイズは、4つのRBを含むように決定することができる(設定1参照)。その結果、ビットマップサイズは、ceil(55/4)=14ビットになる。この14ビットのビットマップ指示は、使用可能サブバンドが20MHz、40MHz、60MHz、または80MHzであっても、使用される。
【0082】
ガードバンドの生成については、図12および図13を用いて説明したものと同様のメカニズムを採用することができる。より具体的には、連続した使用可能サブバンドの各ブロックの端部にあるガードバンドは、準静的に設定された量に等しいサイズで使用可能にされる、つまり、ガードバンド内のRBは、非使用可能なサブバンド内へのRF漏れまたはそのようなサブバンドからのRF漏れを防止するために、送信に使用されない。
【0083】
また、送受信機デバイス(例えば、UE)側では、SBOIを受信した後、UEは、使用可能サブバンドおよび非利用可能サブバンドが通知される。この情報により、UEは、連続した使用可能サブバンドの端部にガードバンドリソースが必要であることを認識することができ、したがって、連続した使用可能サブバンドの端部にあるガードバンド内のリソースブロックは、たとえ前記ガードバンドRBが、リソース割当てインジケータに従って割り当てられたリソースに従って送受信機デバイスに割り当てられているとしても、無視される。その結果、ガードバンドリソースがUEによって仮定されるべきかどうかの曖昧さはない。
【0084】
[タイプ1RA]
いくつかの実施形態では、RAがタイプ1に従ってスケジューリングデバイスによって実行される場合、ガード量は、送受信機デバイスに合わせて準静的に設定され得るが、このガード量は、最悪の場合のガード条件に対応し得る。しかし、ガードバンドの位置は、(動的に、例えば、LBT結果に従って)決定されるべきである。スケジューリングデバイス(例えば、NR-UにおけるgNB)は、例えばLBTの結果として、SBOIを決定し、SBOIによって送受信機デバイスに使用可能サブバンドを指示する。RIVは、図14に示すように、1つのRB粒度を有し、ガードバンドを除外していない使用可能サブバンドの和集合に関して指示される。物理RBへのマッピングに対してインターリービングが適用される場合、インターリービングサイズは、ダイバーシティを最大化するために、使用可能サブバンドの和集合全体である。その後、スケジューリングデバイスは、SBOIによって、使用可能サブバンドを送受信機デバイスUEに指示する。また、連続した使用可能サブバンドの各ブロックの端部にあるガードバンドは、準静的に設定された値に等しいサイズで使用可能にされる、つまり、ガードバンド内のRBは、非使用可能なサブバンド内へのRF漏れまたはそのようなサブバンドからのRF漏れを防止するために、送信に使用されない。
【0085】
図15に示すように、送受信機デバイスは、ガードバンド条件を、例えば、RRCによって、例えば、3つのガードバンドRBとして、受信する(S510)。そして、送受信機デバイス(UE)は、SBOIを、例えば、GC PDCCHを介して、また、リソース割当てインジケータを、例えば、送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して、受信し(S520)、そして、ガードバンドRBを考慮しないRIV符号化範囲を導出する(S530)。そして、送受信機デバイスは、RIV割当て指示に対するビット数を導出し(S540)、リソース割当てインジケータを復号してRB割当てを得る(S550)。そして、SBOIにより、送受信機デバイスは、ガードバンドの位置(これは、連続した使用可能サブバンドの各ブロックの端部にある)を認識することができる。したがって、ガードバンド内のRBは、たとえ前記ガードバンドRBがリソース割当てインジケータに従って送受信機デバイスに割り当てられているとしても、非使用可能なサブバンド内へのRF漏れまたはそのようなサブバンドからのRF漏れを防止するために、(これらのRBによって運ばれるデータはないと仮定して)無視される。
【0086】
いくつかの実施形態では、RAがタイプ1に従ってスケジューリングデバイスによって実行される場合、ガード量は、送受信機デバイスに合わせて準静的に設定され得るが、このガード量は、最低限のガード条件に対応し得る。しかし、ガードバンドの位置は、(動的に、例えば、LBT結果に従って)決定されるべきである。スケジューリングデバイス(例えば、NR-UにおけるgNB)は、例えばLBTの結果として、SBOI(および、したがって、ガードバンドの位置)を決定し、使用可能サブバンドを送受信機デバイスに指示する。RIVは、1つのRB粒度を有し、端部にある(最低限の)ガードバンドを除いた使用可能サブバンドの和集合に関して指示される。仮想RBと物理RBの間で非インターリービングマッピングが行われる場合、RIVが1つのRB粒度を有するため、ガードバンドをRA自身によって生成することができる。インターリービングマッピングが適用される場合、インターリービングサイズは、連続した使用可能サブバンドの端部にあるガードバンドを除いた使用可能サブバンドの和集合全体である。いずれの場合も、ガードバンドの量、つまりガードバンドのサイズは、ガードバンド内のRBの数として表すことができるが、準静的に設定された最低限の量よりも多くのガードバンドリソースが必要とされる場合、RIVの1つのRB粒度により、リソースを浪費することなく生成され得る。
【0087】
いくつかの実施形態では、RAがタイプ1に従って実行される場合、ガード量は、送受信機デバイスに合わせて準静的に設定され得るが、このガード量は、最悪の場合の条件に対応し得る。しかし、ガードバンドの位置は、(動的に、例えば、LBT結果に従って)決定されるべきである。SBOI(および、したがって、ガードバンドの位置)は、例えば、LBTの結果として決定され、送受信機デバイスに送信される。RIVの粒度は、LBTの結果から決定され得る使用可能サブバンドの数に依存し得る。例えば、粒度は、使用可能サブバンドが1つの場合には1つのRBであり、使用可能サブバンドが2つの場合には2つのRBであり、使用可能サブバンドが3つの場合には3つのRBであり、以下同様である。以下では、RIV符号化の1-RB粒度および2-RB粒度を、例として、表3および表4に提供する。
【0088】
【表3】
【0089】
【表4】
【0090】
しかし、本実施形態は、使用可能サブバンドの数に対するRIVの粒度のこのような特定の依存性に限定されるものではなく、粒度は、使用可能サブバンドに対する任意の依存性を反映することができる。RIVは、ガードバンドを除外していない使用可能サブバンドの和集合に関して指示され、インターリービングが適用される場合、インターリービングサイズは、使用可能サブバンドの和集合全体である。このアプローチにより、ダイバーシティが最大化される。ガードバンドは、その量は準静的に設定されるものの、その位置は連続したサブバンドの各ブロックの端部で動的に決定されるが、データ送信には使用されず、したがって、送受信機デバイスは、たとえ前記RBがリソース割当てインジケータ内のRAに従って送受信機デバイスに割り当てられている場合であっても、ガードバンド内のRBを無視する。
【0091】
このアプローチの1つの利点は、使用可能サブバンドの数にかかわらず、RIVオーバーヘッドが固定されることである。1つのサブバンドが20MHzの帯域幅を有する、30KHzのサブキャリア間隔での80MHzワイドバンド運用の一例を考える。したがって、1つのサブバンドは、55個のRBを有する。RIVの粒度が使用可能サブバンドの数の増加に比例して増加する場合、RIVに対する符号化ビット数は、ceil(log2(55×56/2))=11ビットとして固定値になる。その結果、使用可能サブバンドの量を知ることなく、スケジューリングDCIを復号することが可能である。
【0092】
SBOIがGC PDCCHを介して送信される場合、送受信機デバイスは、スケジューリングDCIを受信する前にRIVのサイズを決定することができ、または単に11ビットなどの固定サイズを仮定する。しかし、SBOIが送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して送信される場合、送受信機デバイスは、固定サイズを仮定することができる。
【0093】
いくつかの実施形態では、RAがタイプ1に従って実行される場合、ガード量は、送受信機デバイスに合わせて準静的に設定され得るが、このガード量は、最悪の場合の条件に対応し得る。しかし、ガードバンドの位置は、(動的に、例えば、LBT結果に従って)決定されるべきである。使用可能サブバンド(および、したがって、ガードバンドの位置)は、決定され、SBOIによって送受信機デバイスに通知される。RIVの粒度は、1つのRBに設定され、RIVは、たとえ2つ以上のサブバンドが使用可能であっても、単一の使用可能サブバンド、例えば、単一の使用可能な20MHzサブバンドのうちの1つに関して指示される。仮想RBから物理RBへのマッピング時にインターリービングが適用される場合、インターリービングサイズは、使用可能サブバンドの数に関係なく、1つの使用可能サブバンドのサイズ(例えば、20MHz)に設定される。連続した使用可能サブバンドの端部にあるガードバンドは、送信には使用されず、送受信機デバイスは、たとえ前記RBがリソース割当てインジケータのRAに従って送受信機デバイスに割り当てられているとしても、ガードバンド内のRBを無視する。
【0094】
送受信機デバイスに割り当てられたリソースを決定するとき、送受信機デバイスは、リソース割当てインジケータからの単一の使用可能サブバンドに従ってリソース割当てを決定する。2つ以上のサブバンドが使用可能である場合、決定されたRB割当ては、その後、送受信機デバイスによって、すべての使用可能サブバンドに適用される。すなわち、RB割当ては、異なるサブバンド内の同等のRBに対して等しいと決定される。したがって、リソース割当てインジケータのRIV指示に対するビットは、単一サブバンド内のみのRBの割当てに言及するため、著しく低減され得る。
【0095】
特に、SBOIがGC PDCCHを介して送信される場合、送受信機デバイスは、受信したSBOIに従って、使用可能サブバンドに基づいてRIVサイズを決定することができ、または単に固定サイズ(例えば、11ビット)を仮定する。SBOIが送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して送信される場合、送受信機デバイスは、固定サイズを適用することができる。
【0096】
本開示は、ソフトウエア、ハードウエア、またはハードウエアと連携したソフトウエアで実現することができる。上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的または全体的に、集積回路などのLSIによって実現可能であり、また、各実施形態で説明した各処理は、部分的または全体的に、同じLSIまたはLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは、チップとして個別に形成されてもよいし、または、機能ブロックの一部または全部を含むように1つのチップが形成されてもよい。LSIは、データ入力とこれに接続されたデータ出力を含んでもよい。ここで、LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることがある。しかし、集積回路を実現する技術は、LSIに限られるものではなく、専用回路、汎用プロセッサ、または専用プロセッサを用いて実現されてもよい。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、LSI内部に配置された回路セルの接続および設定を再構成可能なリコンフィギャラブル・プロセッサを使用してもよい。本開示は、デジタル処理またはアナログ処理として実現することができる。半導体技術または他の派生技術の進歩の結果として将来の集積回路技術がLSIに取って代わる場合には、その将来の集積回路技術を用いて機能ブロックを集積化することができる。バイオテクノロジーも適用可能である。
【0097】
本開示は、通信装置と呼ばれる、通信機能を有するあらゆる種類の装置、デバイス、またはシステムによって実現することができる。
【0098】
そのような通信装置のいくつかの非限定的な例は、電話機(例えば、携帯電話、スマートフォン)、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)(例えば、ラップトップ、デスクトップ、ノートブック)、カメラ(例えば、デジタル・スチル/ビデオ・カメラ)、デジタルプレーヤー(デジタル・オーディオ/ビデオ・プレーヤー)、着用可能なデバイス(例えば、ウェアラブルカメラ、スマートウォッチ、トラッキングデバイス)、ゲームコンソール、デジタルブックリーダー、テレヘルス/テレメディシン(遠隔ヘルスおよびメディシン)デバイス、通信機能を提供する車両(例えば、自動車、飛行機、船舶)、ならびにそれらのさまざまな組み合わせを含む。
【0099】
通信装置は、持ち運び可能または移動可能なものに限定されず、例えば、スマートホームデバイス(例えば、家電、照明、スマートメーター、コントロールパネル)、自動販売機、その他「IoT(Internet of Things)」のネットワークにおけるあらゆる「物(things)」など、持ち運びできないまたは固定されている、あらゆる種類の装置、デバイス、またはシステムを含むこともできる。
【0100】
通信は、例えば、セルラーシステム、無線LANシステム、通信衛星システムなどによるデータのやりとり、およびそれらのさまざまな組み合せによるデータのやりとりを含むことができる。
【0101】
通信装置は、本開示に記載された通信機能を実行する通信デバイスに接続される、コントローラやセンサなどのデバイスを有することができる。例えば、通信装置は、当該通信装置の通信機能を実行する通信装置によって使用される制御信号またはデータ信号を生成するコントローラまたはセンサを有することができる。
【0102】
また、通信装置は、上記の非限定的な例における装置と通信しまたはこれを制御する、インフラストラクチャ設備、例えば、基地局、アクセスポイント、その他あらゆる装置、デバイス、もしくはシステムを含むこともできる。
【0103】
上記のように、NR-U(または、アンライセンスキャリアで動作する同様の無線通信システム)において効率的で柔軟なリソース割当てを可能にするデバイスおよび方法が提供される。
【0104】
送受信機デバイスであって、動作中、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、を受信する送受信機と、動作中、前記リソース割当てインジケータおよび前記サブバンド占有インジケータに従って前記割り当てられたリソースを決定する回路と、を有する、送受信機デバイスが提供される。
【0105】
いくつかの実施形態において、前記送受信機は、動作中、グループ共通PDCCHを介して前記サブバンド占有インジケータを、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して前記リソース割当てインジケータを受信し、または、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して前記サブバンド占有インジケータと前記リソース割当てインジケータの両方を受信する。
【0106】
いくつかの実施形態において、前記サブバンド占有インジケータは、空きチャネル判定の結果に従って、送信に使用可能であると決定された前記サブバンドを指示する。
【0107】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記サブバンド占有インジケータによって指示された前記使用可能なサブバンドに基づいて、前記送受信機デバイスに割り当てられた前記リソースとしてリソースブロックを指示する。
【0108】
例えば、前記リソース割当てインジケータは、1つ以上の連続した使用可能なサブバンドの端部におけるガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0109】
いくつかの実施形態において、前記回路は、動作中、たとえ1つ以上の連続した使用可能なサブバンドの端部におけるガードバンドリソースブロックが前記リソース割当てインジケータに従って前記送受信機デバイスに割り当てられているとしても、前記ガードバンドリソースブロックとして複数のリソースブロックを無視する。
【0110】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記回路は、動作中、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数を決定する。
【0111】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記回路は、動作中、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数を、前記ガードバンドの各々内のガードバンドリソースブロックの数に等しいものとして決定する。
【0112】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記回路は、動作中、使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って、前記リソースブロックグループの各々内のリソースブロックの数を決定する。
【0113】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドからの単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記単一の使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記回路は、動作中、前記単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックの総数に従って前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数を決定し、他の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てを、前記単一の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てに等しいものとして決定する。
【0114】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0115】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、前記使用可能なサブバンドの数に応じて前記長さが増加する。
【0116】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドの中の単一の使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、前記回路は、動作中、他の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てを、前記単一の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てに等しいものとして決定する。
【0117】
スケジューリングデバイスであって、動作中、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、を決定する回路と、動作中、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記サブバンド占有インジケータおよび前記リソース割当てインジケータを送信する送受信機と、を有する、スケジューリングデバイスがさらに提供される。
【0118】
いくつかの実施形態において、前記サブバンド占有インジケータは、空きチャネル判定の結果に従って、送信に使用可能であると決定された前記サブバンドを指示する。
【0119】
いくつかの実施形態において、前記送受信機は、動作中、グループ共通PDCCHを介して前記サブバンド占有インジケータを、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して前記リソース割当てインジケータを送信し、または、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して前記サブバンド占有インジケータと前記リソース割当てインジケータの両方を送信する。
【0120】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記サブバンド占有インジケータによって指示された前記使用可能なサブバンドに基づいて、前記送受信機デバイスに割り当てられた前記リソースとしてリソースブロックを指示する。
【0121】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、1つ以上の連続した使用可能なサブバンドの端部におけるガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0122】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記回路は、動作中、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数を決定する。
【0123】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記回路は、動作中、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数を、前記ガードバンドの各々内のガードバンドリソースブロックの数に等しいものとして決定する。
【0124】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記回路は、動作中、使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って、前記リソースブロックグループの各々内のリソースブロックの数を決定する。
【0125】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドからの単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記単一の使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記回路は、動作中、前記単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックの総数に従って前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数を決定する。
【0126】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0127】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、前記使用可能なサブバンドの数に応じて前記長さが増加する。
【0128】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドの中の単一の使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0129】
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して、送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータと、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータと、を受信することと、前記リソース割当てインジケータおよび前記サブバンド占有インジケータに従って前記割り当てられたリソースを決定することと、を含む方法がさらに提供される。
【0130】
いくつかの実施形態において、前記サブバンド占有インジケータは、空きチャネル判定の結果に従って、送信に使用可能であると決定された前記サブバンドを指示する。
【0131】
いくつかの実施形態において、前記サブバンド占有インジケータは、グループ共通PDCCHを介して、前記リソース割当てインジケータは、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して、受信され、または、前記サブバンド占有インジケータと前記リソース割当てインジケータの両方が、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して受信される。
【0132】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記サブバンド占有インジケータによって指示された前記使用可能なサブバンドに基づいて、前記送受信機デバイスに割り当てられた前記リソースとしてリソースブロックを指示する。
【0133】
例えば、前記リソース割当てインジケータは、1つ以上の連続した使用可能なサブバンドの端部におけるガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0134】
いくつかの実施形態において、前記方法は、たとえ1つ以上の連続した使用可能なサブバンドの端部におけるガードバンドリソースブロックが前記リソース割当てインジケータに従って前記送受信機デバイスに割り当てられているとしても、前記ガードバンドリソースブロックとして複数のリソースブロックを無視すること、をさらに含む。
【0135】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数は、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って決定される。
【0136】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数は、前記ガードバンドの各々内のガードバンドリソースブロックの数に等しいものとして決定される。
【0137】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記リソースブロックグループの各々内のリソースブロックの数は、使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って決定される。
【0138】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドからの単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記単一の使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数は、前記単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックの総数に従って決定され、他の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当ては、前記単一の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てに等しいものとして決定される。
【0139】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0140】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、前記使用可能なサブバンドの数に応じて前記長さが増加する。
【0141】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドの中の単一の使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、他の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当ては、前記単一の使用可能なサブバンドのリソースブロックグループ割当てに等しいものとして決定される。
【0142】
送信に使用可能であると決定されたサブバンドを指示するサブバンド占有インジケータを決定することと、前記使用可能なサブバンドに含まれるとともに前記送信のために前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースを指示するリソース割当てインジケータを決定することと、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記サブバンド占有インジケータおよび前記リソース割当てインジケータを送信することと、を含む方法がさらに提供される。
【0143】
いくつかの実施形態において、前記サブバンド占有インジケータは、空きチャネル判定の結果に従って、送信に使用可能であると決定された前記サブバンドを指示する。
【0144】
いくつかの実施形態において、前記サブバンド占有インジケータは、グループ共通PDCCHを介して、前記リソース割当てインジケータは、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して、送信され、または、前記サブバンド占有インジケータと前記リソース割当てインジケータの両方が、前記送受信機デバイスに固有のPDCCHを介して送信される。
【0145】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記サブバンド占有インジケータによって指示された前記使用可能なサブバンドに基づいて、前記送受信機デバイスに割り当てられた前記リソースとしてリソースブロックを指示する。
【0146】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、1つ以上の連続した使用可能なサブバンドの端部におけるガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0147】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数は、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って決定される。
【0148】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記ガードバンドを除いた前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数は、前記ガードバンドの各々内のガードバンドリソースブロックの数に等しいものとして決定される。
【0149】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、リソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記リソースブロックグループの各々内のリソースブロックの数は、使用可能なサブバンドの和集合内のリソースブロックの総数に従って決定される。
【0150】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドからの単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックグループを示すビットマップによって前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、各リソースブロックグループは、前記単一の使用可能なサブバンド内の少なくとも1つのリソースブロックを含み、前記リソースブロックグループの1つ内のリソースブロックの数は、前記単一の使用可能なサブバンド内のリソースブロックの総数に従って決定される。
【0151】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
【0152】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示し、前記使用可能なサブバンドの数に応じて前記長さが増加する。
【0153】
いくつかの実施形態において、前記リソース割当てインジケータは、前記使用可能なサブバンドの中の単一の使用可能なサブバンド内で連続的に割り当てられたリソースブロックに関して開始リソースブロックおよび長さを示すリソース指示値によって、前記送受信機デバイスに割り当てられたリソースブロックを指示する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15