(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024138474
(43)【公開日】2024-10-08
(54)【発明の名称】情報処理装置、学習装置、情報処理方法、学習情報の生産方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20241001BHJP
【FI】
G06Q30/0241
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024112165
(22)【出願日】2024-07-12
(62)【分割の表示】P 2023020489の分割
【原出願日】2018-09-11
(31)【優先権主張番号】P 2017199110
(32)【優先日】2017-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】503051888
【氏名又は名称】株式会社プロフィールド
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】植野 博
(57)【要約】
【課題】従来、複数の商品情報が掲載される電子カタログやウェブページ等の商品群コンテンツの提案を行うことが困難であった。
【解決手段】商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する1または2以上の商品属性情報と、1以上の商品の販売に関する販売情報とを有する学習対象情報を学習した学習情報が格納される学習情報格納部と、1以上の属性値を有する1または2以上の対象商品情報を受け付ける受付部と、1以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値を学習情報に適用し、販売情報を取得する販売情報取得部と、販売情報を出力する出力部とを具備する情報処理装置により、複数の商品情報が掲載される商品群コンテンツの提案を行える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子カタログまたはウェブページにおける2以上の各商品情報の1以上の属性値を有する2以上の商品属性情報と、当該2以上の商品全体の販売に関する販売情報とを有する2以上の学習対象情報を学習した学習情報が格納される学習情報格納部と、
1以上の属性値を有する2以上の対象商品情報を受け付ける受付部と、
前記2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値を前記学習情報に適用し、販売情報を取得する販売情報取得部と、
前記販売情報を出力する出力部とを具備する情報処理装置。
【請求項2】
前記学習情報は、前記2以上の学習対象情報を機械学習のアルゴリズムにより学習された結果、取得された情報であり、
前記販売情報取得部は、
機械学習のアルゴリズムを用いて、前記2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値を学習情報に適用し、販売情報を取得する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の情報処理装置が使用する学習情報を構成する学習装置であって、
電子カタログまたはウェブページにおける2以上の各商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する2以上の商品属性情報と、当該2以上の商品全体の販売に関する販売情報とを有する2以上の学習対象情報を受け付ける受付部と、
前記2以上の学習対象情報を機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得し、当該学習情報を蓄積する学習部とを具備する学習装置。
【請求項4】
電子カタログまたはウェブページにおける2以上の各商品情報の1以上の属性値を有する2以上の商品属性情報と、2以上の商品全体の販売に関する販売情報とを有する学習対象情報を学習した学習情報が格納される学習情報格納部、受付部、販売情報取得部、および出力部により実現される情報処理方法であって、
前記受付部が、1以上の属性値を有する2以上の対象商品情報を受け付ける受付ステップと、
前記販売情報取得部が、前記2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値を前記学習情報に適用し、販売情報を取得する販売情報取得ステップ、
前記出力部が、前記販売情報を出力する出力ステップとを具備する情報処理方法。
【請求項5】
請求項1または請求項2記載の情報処理装置が使用する学習情報を生産する学習情報の生産方法であって、受付部、および学習部により実現される学習情報の生産方法であって、
前記受付部が、商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する1または2以上の商品属性情報と、1以上の商品の販売に関する販売情報とを有する学習対象情報を受け付ける受付ステップと、
前記学習部が、前記学習対象情報を機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得し、当該学習情報を記録媒体に蓄積する学習ステップとを具備する学習情報の生産方法。
【請求項6】
電子カタログまたはウェブページにおける2以上の各商品情報の1以上の属性値を有する2以上の商品属性情報と、当該2以上の商品全体の販売に関する販売情報とを有する2以上の学習対象情報を学習した学習情報が格納される学習情報格納部を具備する記録媒体にアクセス可能なコンピュータを、
1以上の属性値を有する2以上の対象商品情報を受け付ける受付部と、
前記2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値を前記学習情報に適用し、販売情報を取得する販売情報取得部と、
前記販売情報を出力する出力部として機能させるためのプログラム。
【請求項7】
請求項1または請求項2記載の情報処理装置が使用する学習情報を生産するプログラムであって、
コンピュータを、
電子カタログまたはウェブページにおける2以上の各商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する2以上の商品属性情報と、当該2以上の商品全体の販売に関する販売情報とを有する2以上の学習対象情報を受け付ける受付部と、
前記2以上の学習対象情報を機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得し、当該学習情報を記録媒体に蓄積する学習部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子カタログやウェブページ等の商品群コンテンツに関する情報処理を行う情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、商品販売システムと連動している電子カタログに基づいて、自由にレイアウト可能であって、商品販売システムとの連動が維持されたプレゼンシートを作成することが可能な電子カタログ編集装置があった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、販売状況が良い、または販売状況が良くなると推定される商品群コンテンツの提案を行うことが困難であった。なお、商品群コンテンツとは、例えば、複数の商品情報が掲載される電子カタログやウェブページ等である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の情報処理装置は、商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する1または2以上の商品属性情報と、1以上の商品の販売に関する販売情報とを有する学習対象情報を学習した学習情報が格納される学習情報格納部と、1以上の属性値を有する1または2以上の対象商品情報を受け付ける受付部と、1以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値を学習情報に適用し、販売情報を取得する販売情報取得部と、販売情報を出力する出力部とを具備する情報処理装置である。
【0006】
かかる構成により、1以上の商品の商品情報である商品群コンテンツの効果である商品の販売情報を予測できる。
【0007】
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、対象商品情報が有する1以上の属性値は、商品自体の属性値である商品自体属性値、商品情報が有する商品画像の属性値である画像属性値、商品情報が有する商品に関する文字列である商品文字列の属性値である文字列属性値、商品情報の配置の属性値である配置属性値、商品情報の周辺に配置されている商品情報の属性値のうち、1種類以上の属性値を含む情報処理装置である。
【0008】
かかる構成により、商品群コンテンツの効果である商品の販売情報を予測できる。
【0009】
また、本第三の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、受付部は、商品自体属性値、画像属性値、のうちの1種類以上の属性値を有する1または2以上の対象商品情報を受け付け、1以上の各対象商品情報の1以上の配置属性値を有する配置パターンの情報である2以上の配置パターン情報を取得する配置パターン情報取得部をさらに具備し、販売情報取得部は、受付部が受け付けた1種類以上の属性値と、配置パターン情報取得部が取得した配置パターン情報とを学習情報に適用し、販売情報を取得することを、2以上の各配置パターン情報ごとに行い、販売情報取得部が取得した2以上の各配置パターン情報ごとの販売情報に対して、予め決められた条件を満たすほど、販売状況が良好であるか否かを判断する判断部と、判断部が販売状況が良好であると判断した場合の配置パターン情報に従って、2以上の対象商品情報を配置し、商品群コンテンツを構成する構成部とをさらに具備し、出力部は、構成部が構成した商品群コンテンツ、または構成部が構成した商品群コンテンツと販売情報とを出力する情報処理装置である。
【0010】
かかる構成により、販売状況が良いと推定される商品情報の配置を提案できる。
【0011】
また、本第四の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、受付部は、1以上の属性値を有する1または2以上の対象商品情報を受け付け、受付部が受け付けた1以上の属性値のうちの一部の属性値を変更する属性値変更部をさらに具備し、販売情報取得部は、属性値変更部が変更した属性値と、受付部が受け付けた1以上の属性値の中で属性値変更部が変更していない属性値とを学習情報に適用し、販売情報を取得し、販売情報取得部が取得した販売情報が、予め決められた条件を満たすほど、販売状況が良好であるか否かを判断する判断部と、判断部が販売状況が良好であると判断した場合の属性値を用いて、1以上の対象商品情報を配置し、商品群コンテンツを構成する構成部とをさらに具備し、出力部は、構成部が構成した商品群コンテンツ、または構成部が構成した商品群コンテンツと販売情報とを出力する情報処理装置である。
【0012】
かかる構成により、販売状況が良いと推定される商品情報の属性値の変更を提案できる。
【0013】
また、本第五の発明の情報処理装置は、第四の発明に対して、属性値変更部は、受付部が受け付けた1以上の属性値のうちの、商品自体属性値、画像属性値、文字列属性値のいずれかを変更する情報処理装置である。
【0014】
かかる構成により、販売状況が良いと推定される商品情報の属性値の変更を提案できる。
【0015】
また、本第六の発明の情報処理装置は、第四の発明に対して、属性値変更部は、受付部が受け付けた1以上の属性値のうちの配置属性値を変更する情報処理装置である。
【0016】
かかる構成により、販売状況が良いと推定される商品情報の配置の変更を提案できる。
【0017】
また、本第七の発明の情報処理装置は、第一から第六の発明における情報処理装置が使用する学習情報を構成する学習装置であって、商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する1または2以上の商品属性情報と、1以上の商品の販売に関する販売情報とを有する学習対象情報を学習した学習情報が格納される学習情報格納部と、学習対象情報を受け付ける受付部と、学習対象情報を機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得し、当該学習情報を学習情報格納部に蓄積する学習部とを具備する学習装置である。
【0018】
かかる構成により、学習情報が容易に取得できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明による情報処理装置によれば、1以上の商品の商品情報が掲載される商品群コンテンツの提案を行える。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図を示す図
【
図3】同情報処理装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図4】同商品群コンテンツ取得処理の例について説明するフローチャート
【
図5】同パターン情報取得処理の例について説明するフローチャート
【
図6】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
【
図11】同自動車カタログのウェブページの例を示す図
【
図14】同自動車カタログのウェブページの例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0022】
(実施の形態1)
【0023】
本実施の形態において、電子カタログやウェブページ等の1以上の商品情報である商品群コンテンツに掲載されている商品の販売状況が予測できる情報処理装置を含む情報システムについて説明する。さらに具体的には、本実施の形態において、1または2以上の商品属性情報と販売情報とを有する学習対象情報を学習した学習情報が格納され、1以上の属性値を有する1または2以上の対象商品情報を受け付け、販売情報を出力する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。なお、商品は、ここでは、販売対象という意味であり、サービスも含み、広く解釈する。
【0024】
また、本実施の形態において、販売状況が良い、または販売状況が良くなると推定できる商品情報の配置の変更や商品情報の属性値の変更等を提案できる情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0025】
また、本実施の形態において、販売状況が良い、または販売状況が良くなると推定できる商品群コンテンツを提案できる情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0026】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。情報処理装置1は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置2は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。
【0027】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。
【0028】
情報処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、学習情報格納部111、および属性値条件格納部112を備える。処理部13は、学習部131、配置パターン情報取得部132、属性値変更部133、販売情報取得部134、判断部135、および構成部136を備える。販売情報取得部134は、属性値集合取得手段1341、および販売情報取得手段1342を備える。
【0029】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0030】
情報処理装置1を構成する格納部11は、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する学習情報、後述する属性値条件、1または2以上のレイアウト情報、1または2以上の対象商品情報、または1または2以上の対象商品情報を有する商品群コンテンツ等である。対象商品情報は、情報処理装置1の処理対象の商品情報である。
【0031】
レイアウト情報とは、1または2以上の商品情報の配置を決定するための情報である。レイアウト情報は、例えば、商品情報の配置位置を示す配置属性値(例えば、領域の左上の座標値)、および配置属性値により決定される領域に配置され得る商品情報の1以上の属性値の集合である。商品情報は、商品に関する情報であり、電子カタログやウェブページ等の商品群コンテンツに配置されるコンテンツである。商品群コンテンツは、一つの商品情報を含む情報でも良い。商品群コンテンツは、ページの概念を有するコンテンツでも良いし、ページの概念を有さないコンテンツでも良い。
商品情報は、例えば、商品画像、商品文字列商品動画、商品音声等を有する。商品画像は、商品の画像である。商品文字列は、商品を説明する文字列である。商品動画は商品を説明する動画である。商品音声は商品を説明する音声である。なお、商品情報に対応付けて、当該商品情報の1以上の属性値が格納されていても良い。
【0032】
商品情報の属性値は、例えば、商品自体属性値、画像属性値、文字列属性値、動画属性値、音声属性値、配置属性値などである。商品自体属性値は、商品自体の属性値であり、例えば、商品の色、商品の形状、商品の重量、商品のタイプ、商品の種類等である。画像属性値は、商品情報が有する商品画像の属性値であり、例えば、商品画像の大きさ、商品画像の色、商品画像の解像度、商品画像の輝度、商品画像の形状である。商品画像の色とは、例えば、商品画像を構成する画素値の色成分の平均値である。商品画像の輝度とは、例えば、商品画像を構成する画素の輝度の平均値である。文字列属性値は、商品を説明する文字列の属性値であり、例えば、フォント、文字サイズ、長さである。動画属性値は商品情報が有する商品動画の属性値であり、例えば、商品動画の1以上の特徴量を含む。特徴量は、例えば、商品動画の長さ、商品動画の解像度、商品動画に字幕が有るか無いかを示す情報、商品動画にCMが有るか無いかを示す情報、商品動画の視聴された回数を示す情報、商品動画にコメントが有るか無いかを示す情報、商品動画が分割されているか否かを示す情報、その他の商品動画の各種の特徴量、商品動画を構成する静止画の特徴量である。なお、動画の特徴量、静止画の特徴量には、種々あり得、特徴量を取得する技術は公知技術である。音声属性値は商品情報が有する音声情報の属性値であり、例えば、商品音声の1以上の特徴量を含む。特徴量は、例えば、商品音声の長さ、商品音声の音量、商品音声の音質、商品音声のキー、商品音声の発声者の性別、商品音声にBGMがあるか否かを示す情報、BGMの挿入位置、商品音声に効果音があるか否かを示す情報、効果音の挿入位置、その他の音声の特徴量である。なお、音声の特徴量には、種々あり得、特徴量を取得する技術は公知技術である。配置属性値は、商品情報の配置の属性値であり、絶対配置属性値または商品情報の周辺の商品情報の属性値等がある。絶対配置属性値は、商品情報自体の配置に関する属性値であり、例えば、ページ内の位置[例えば、上,中、下、左、中央、右])、座標値、ページ番号等がある。また、商品情報の周辺の商品情報は、例えば、商品情報に隣接する商品情報、商品情報と同一ページに配置されている商品情報である。また、販売情報は、商品の販売に関する情報である。また、販売情報は、例えば、販売数、販売総額などである。販売情報は、2以上の商品の販売総額や総販売数が好適であるが、2以上の各商品の販売額や販売数でも良い。
【0033】
学習情報格納部111は、学習情報が格納される。
【0034】
学習情報は、例えば、学習部131が学習を行い、取得した情報である。なお、学習部131の詳細については後述する。学習情報は、例えば、学習対象情報を学習した情報である。また、学習対象情報は、1または2以上の商品属性情報と販売情報とを有する。商品属性情報は、商品情報に対応する1以上の属性値を有する。商品情報に対応する1以上の属性値とは、商品情報が有する1以上の属性値でも良いし、商品情報にリンク付いている1以上の属性値でも良いし、商品情報から取得され得る1以上の属性値でも良い。学習対象情報は、商品群コンテンツと販売情報とを有する情報でも良い。学習対象情報は、商品群コンテンツから取得された2以上の商品属性情報と販売情報とを有する情報でも良い。
【0035】
学習情報は、1または2以上の各商品情報の1以上の属性値と販売情報との組を複数組有する情報でも良い。
【0036】
属性値条件格納部112には、属性値が採り得る条件に関する1以上の属性値条件が格納される。属性値条件は、属性値を識別する属性識別子、属性値変更条件を有する。
【0037】
属性識別子は、例えば、属性名、IDである。属性名は、例えば、商品の色を示す「色」、商品の形状を示す「形状」、商品の重量を示す「重量」、商品のタイプを示す「タイプ」、商品画像の大きさを示す「画像サイズ」、商品画像の色を示す「画像色」、商品画像の解像度を示す「解像度」、商品画像の輝度を示す「輝度」、商品画像の形状を示す「画像形状」、商品を説明する文字列のフォントを示す「フォント」、「文字サイズ」、商品を説明する文字列の長さを示す「文字列長」、商品を説明する動画の再生時間を示す「動画時間」、商品を説明する音声の種類を示す「音声タイプ」、ページ内の位置を示す「ページ内位置」、ページ内の座標値を示す「座標値」、商品情報が配置されるページ番号を示す「ページ番号」、周辺の商品情報の商品画像の大きさを示す「周辺画像サイズ」、周辺の商品情報の商品画像の解像度を示す「周辺画像解像度」、周辺の商品情報の文字サイズを示す「周辺商品文字サイズ」、周辺の商品情報の文字列の長さを示す「周辺商品文字列長」等である。「周辺画像サイズ」は、例えば、隣接する上側の商品画像のサイズである「上商品画像サイズ」、隣接する横の商品画像のサイズである「横商品画像サイズ」、隣接する下側の商品画像のサイズである「下商品画像サイズ」等である。「周辺画像解像度」は、例えば、隣接する上側の商品画像の解像度である「上商品画像解像度」、隣接する横の商品画像の解像度である「横商品画像解像度」、隣接する下側の商品画像の解像度である「下商品画像解像度」等である。「周辺商品文字サイズ」は、例えば、隣接する上側の商品文字列の文字サイズである「上商品文字サイズ」、隣接する横の商品文字列の文字サイズである「横商品文字サイズ」、隣接する下側の商品文字列の文字サイズである「下商品文字サイズ」等である。「周辺商品文字列長」は、例えば、隣接する上側の商品文字列の長さである「上商品文字列長」、隣接する横の商品文字列の長さである「横商品文字列長」、隣接する下側の商品文字列の長さである「下商品文字列長」等である。
【0038】
属性値変更条件は、例えば、属性値が採り得る候補の情報の集合、属性値が採り得る値の範囲の情報である。属性値が採り得る候補の情報の集合は、例えば、「フォント=ゴシック体,明朝体,・・・」、「文字サイズ=10pt,12pt,14pt,・・・」、「ページ内位置=(1番目,左),(1番目,右),(2番目,左),(3番目,右),(3番目,左),(3番目,右),・・・」である。属性値が採り得る値の範囲の情報は、例えば、「(x1,y1)<=画像サイズ<=(x2,y2)(x1,x2は幅、y1,y2は高さである)」「1<=ページ番号<=10」「10pt<=周辺商品文字サイズ<=16pt」である。
【0039】
受付部12は、1以上の属性値を有する1または2以上の対象商品情報を受け付ける。対象商品情報は、通常、出力される商品群コンテンツを構成する商品情報である。対象商品情報は、例えば、出力される商品群コンテンツを構成する商品情報が有する1以上の属性値でも良い。
【0040】
ここで、1以上の属性値は、商品自体属性値、画像属性値のうちの1種類以上の属性値であることは好適である。
【0041】
受付部12は、例えば、学習指示、提案指示、販売予測指示を受け付けても良い。
【0042】
学習指示は、学習対象情報を有する。学習対象情報は、学習させる情報である。学習対象情報は、販売情報取得部134が販売情報を取得するために使用される情報である。学習対象情報は、1または2以上の各商品の商品属性情報と、販売情報とを有する。商品属性情報は、商品情報の1以上の属性値を有する。
【0043】
提案指示は、商品群コンテンツの提案を行う指示である。提案指示は、良好な販売状況となると推定される商品群コンテンツを出力する指示でも良いし、販売状況が改善されると推定される商品群コンテンツを出力する指示でも良い。提案指示は、例えば、1または2以上の対象商品情報を有する。提案指示は、例えば、商品群コンテンツを有する。提案指示が商品群コンテンツを有する場合、例えば、受付部12は、当該商品群コンテンツが有する1または2以上の各商品情報の1以上の属性値を取得する。かかる1以上の属性値は、対象商品情報である。
【0044】
販売予測指示は、販売予測を出力させる指示である。販売予測指示は、例えば、1または2以上の対象商品情報を有する。販売予測指示は、例えば、商品群コンテンツを有する。販売予測指示が商品群コンテンツを有する場合、例えば、受付部12は、当該商品群コンテンツが有する1または2以上の各商品情報の1以上の属性値を取得する。かかる1以上の属性値は、対象商品情報である。
【0045】
ここで、受け付けとは、通常、端末装置2からの受信であるが、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。受け付けとは、対象となる情報や指示を取得できる処理であれば良い。
【0046】
受け付けが入力デバイスから入力された情報の受け付けである場合、その入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。かかる場合、受付部12は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0047】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、学習部131、配置パターン情報取得部132、属性値変更部133、販売情報取得部134、判断部135、構成部136が行う処理である。
【0048】
学習部131は、学習対象情報を機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得する。ここで、機械学習とは、例えば、SVR、深層学習、決定木、ランダムフォレスト、SVM等である。ただし、機械学習のアルゴリズムは問わない。
【0049】
学習対象情報は、1または2以上の商品属性情報と販売情報とを有する。商品属性情報は、商品情報の1以上の属性値を有する。販売情報は、通常、1または2以上の商品属性情報に対応する1または2以上の商品の販売に関する情報である。学習対象情報が有する販売情報は、当該学習対象情報が有する1以上の各商品属性情報に対応する1以上の商品情報を含む商品群コンテンツを用いて、販売された情報であることは好適である。
【0050】
学習対象情報は、商品群コンテンツと販売情報でも良い。かかる場合、学習部131は、当該商品群コンテンツから、1または2以上の商品属性情報を取得する。そして、学習部131は、取得した1以上の商品属性情報と、学習対象情報が有する販売情報を、機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得する。
【0051】
学習情報は、商品の1以上の属性値を適用した場合に、販売情報が得られるための情報であれば良い。
【0052】
なお、学習部131の処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。また、学習情報は、例えば、1または2以上の商品属性情報と販売情報との組を複数有する情報でも良い。また、学習情報は、例えば、1または2以上の商品属性情報と販売情報とを対応付ける複数の対応情報でも良い。
【0053】
配置パターン情報取得部132は、2以上の配置パターン情報を取得する。配置パターン情報は、1または2以上の各対象商品情報の1以上の配置属性値を有する情報であり、配置パターンの情報である。
【0054】
配置パターン情報取得部132は、例えば、受付部12が受け付けた2以上の各対象商品情報の配置順序を、各対象商品情報に対して付加する。なお、かかる場合、配置パターン情報取得部132は、例えば、ランダムに、1から順に、配置順序を、任意に選択した対象商品情報に対して、付加しても良い。また、配置パターン情報取得部132は、例えば、予め決められた条件(1以上の属性値を用いた条件)に基づいて、各対象商品情報の配置順序を決定し(商品情報をソートし)、当該配置順序を各対象商品情報に対して付加する。また、配置パターン情報取得部132は、例えば、予め決められた2以上の各レイアウト情報に従って、1または2以上の対象商品情報を配置し、1または2以上の各対象商品情報の配置属性値を取得する。なお、配置パターン情報は、1または2以上の商品情報を商品群コンテンツの中に配置するための情報である。配置パターン情報が決定されれば、通常、1または2以上の商品情報の配置が決定される。
【0055】
属性値変更部133は、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値のうちの一部の属性値を変更する。属性値変更部133がどのように属性値を変更するかは問わない。ただし、属性値変更部133は、属性値条件に合致するように、属性値を変更することは好適である。属性値条件が、例えば、属性値が採り得る候補の情報の集合である場合、属性値変更部133は、例えば、属性値が採り得る候補の中から一の候補を選択し、当該一の候補を変更後の属性値に決定する。また、属性値条件が、例えば、属性値が採り得る値の範囲の情報である場合、属性値変更部133は、例えば、当該範囲からランダムに一の値を取得し、当該値を変更後の属性値に決定する。
【0056】
属性値変更部133は、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値のうちの、商品自体属性値、画像属性値、文字列属性値のいずれかを変更しても良い。
【0057】
属性値変更部133は、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値のうちの配置属性値を変更しても良い。
【0058】
販売情報取得部134は、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値を学習情報に適用し、販売情報を取得する。なお、ここでの販売情報は、販売予測の情報である、と言える。
【0059】
1以上の属性値を学習情報に適用する処理は、例えば、機械学習のアルゴリズムを用いる処理である。また、1以上の属性値を学習情報に適用する処理は、例えば、1以上の属性値に最も近い1以上の属性値を学習情報から選択し、当該選択した学習情報が有する販売情報を取得する処理である。
【0060】
1以上の属性値を学習情報に適用する処理は、例えば、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値に最も近い1以上の属性値を学習情報から選択し、当該選択した1以上の属性値と対になる販売情報を学習情報から取得する処理である。
【0061】
販売情報取得部134は、例えば、機械学習のアルゴリズムを用いて、対象商品情報を学習情報に適用し、販売情報を取得する。なお、機械学習は、例えば、SVR、深層学習、決定木、ランダムフォレスト、SVM等である。また、ここで受付部12が受け付けた2以上の対象商品情報は、販売情報を含まないことは好適である。
【0062】
販売情報取得部134は、受付部12が受け付けた1種類以上の属性値と、配置パターン情報取得部132が取得した配置パターン情報とを学習情報に適用し、販売情報を取得することを、2以上の各配置パターン情報ごとに行うことは好適である。2以上の配置パターン情報とは、配置パターン情報取得部132が取得した配置パターン情報である。
【0063】
販売情報取得部134は、属性値変更部133が変更した属性値と、受付部12が受け付けた1以上の属性値の中で属性値変更部133が変更していない属性値とを学習情報に適用し、販売情報を取得することは好適である。
【0064】
販売情報取得部134は、属性値変更部133により属性値の変更の組み合わせごとに、属性値変更部133が変更した属性値と、受付部12が受け付けた1以上の属性値の中で属性値変更部133が変更していない属性値とを学習情報に適用し、販売情報を取得することは好適である。
【0065】
属性値集合取得手段1341は、1または2以上の属性値集合を取得する。属性値集合は、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値のみから取得される属性値の集合でも良い。また、属性値集合は、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値に加えて、配置パターン情報取得部132が取得した1以上の配置属性値から、取得される属性値の集合でも良い。また、属性値集合は、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値のうち、属性値変更部133により変更されていない属性値、および属性値変更部133により変更された属性値から、取得される属性値の集合でも良い。また、属性値集合は、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値のうち、属性値変更部133により変更されていない属性値、属性値変更部133により変更された属性値、および配置パターン情報取得部132が取得した1以上の配置属性値から、取得される属性値の集合でも良い。属性値集合取得手段1341が取得する属性値集合と、受付部12が受け付けた1または2以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値等との構造は同じでも良いし、異なっていても良い。
【0066】
属性値集合取得手段1341は、1または2以上の各属性に対して、各属性に対応する属性値変更条件を満たすように、属性値の採り得る値を取得し、当該属性値の採り得る値の集合から、採り得る属性値の組み合わせを取得することは好適である。属性値の組み合わせは、属性値集合と言っても良い。
【0067】
販売情報取得手段1342は、属性値集合取得手段1341が取得した属性値集合を、学習情報に適用し、販売情報を取得する。販売情報取得手段1342は、例えば、属性値集合取得手段1341が取得した属性値集合を、学習情報に適用し、機械学習のアルゴリズムにより販売情報を取得する。また、販売情報取得手段1342は、例えば、属性値集合取得手段1341が取得した属性値集合に類似度が予め決められた条件を満たすほど大きい1以上の属性値を学習情報から検索し、当該1以上の属性値と対になる1または2以上の販売情報を学習情報から取得する。なお、販売情報取得手段1342は、例えば、属性値集合取得手段1341が取得した属性値集合に類似度が最も大きい1以上の属性値を学習情報から検索し、当該1以上の属性値と対になる販売情報を学習情報から取得する。
【0068】
判断部135は、販売情報取得部134が取得した2以上の各配置パターン情報ごとの販売情報に対して、予め決められた条件を満たすほど、販売状況が良好であるか否かを判断する。予め決められた条件とは、例えば、販売総額である販売情報が閾値以上または閾値より大きいことである。また、予め決められた条件とは、例えば、総販売数である販売情報が閾値以上または閾値より大きいことである。また、予め決められた条件とは、例えば、受け付けられた販売情報と比較して、販売状況が改善されていることである。かかることは、例えば、受け付けられた販売総額より取得された販売総額が大きいこと、受け付けられた販売総数より取得された販売総数が多いことである。なお、受け付けられた販売総額や受け付けられた販売総数は、通常、改善する商品群コンテンツの販売実績の情報である。
【0069】
判断部135は、販売情報取得部134が取得した販売情報が、予め決められた条件を満たすほど、販売状況が良好であるか否かを判断する。
【0070】
構成部136は、例えば、判断部135が販売状況が良好であると判断した場合の配置パターン情報に従って、1または2以上の対象商品情報を配置し、商品群コンテンツを構成する。
【0071】
構成部136は、例えば、判断部135が販売状況が良好であると判断した場合の属性値を用いて、1または2以上の対象商品情報を配置し、商品群コンテンツを構成する。
【0072】
2以上の販売情報が取得された場合、構成部136は、予め決められた条件を満たす販売情報を選択しても良い。そして、構成部136は、選択した販売情報に対応する属性値を用いて、1または2以上の対象商品情報を配置し、商品群コンテンツを構成する。
【0073】
出力部14は、例えば、販売情報取得部134が取得した販売情報を出力する。出力部14は、例えば、構成部136が構成した商品群コンテンツを出力する。また、出力部14は、例えば、構成部136が構成した商品群コンテンツと販売情報取得部134が取得した販売情報とを出力する。なお、出力部14が出力する商品群コンテンツは、一つの商品の情報でも良い。
【0074】
ここで、出力とは、通常、外部の装置(通常、端末装置2)への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。
【0075】
なお、出力が販売情報の引渡しである場合、例えば、判断部135への販売情報の引渡しである。
【0076】
端末装置2を構成する端末格納部21は、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザを識別するユーザ識別子である。各種の情報は、例えば、端末受信部25が受信した情報である。なお、ユーザ識別子は、端末装置2を識別する情報でも良い。
【0077】
端末受付部22は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、学習指示、提案指示、販売予測指示、学習対象情報、1または2以上の対象商品情報等である。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0078】
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0079】
端末処理部23は、各種の処理とは、例えば、端末受信部25が受信した情報を表示されるデータに構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する処理である。
【0080】
端末送信部24は、各種の指示や情報等を情報処理装置1に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、端末処理部23が構成した指示、端末受付部22が受け付けた指示や情報等である。
【0081】
端末受信部25は、各種の情報を情報処理装置1から受信する。各種の情報とは、例えば、販売情報、商品群コンテンツである。
【0082】
端末出力部26は、各種の情報を取得する。各種の情報とは、例えば、端末受付部22が受け付けた情報、端末受信部25が受信した情報、端末処理部23が構成した情報である。各種の情報とは、例えば、販売情報、商品群コンテンツである。
【0083】
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0084】
格納部11、学習情報格納部111、属性値条件格納部112、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0085】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0086】
処理部13、学習部131、配置パターン情報取得部132、属性値変更部133、販売情報取得部134、判断部135、構成部136、および端末処理部23は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0087】
出力部14、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0088】
なお、出力部14は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現されても良い。
【0089】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0090】
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、情報処理装置1の動作例について、
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0091】
(ステップS301)受付部12は、学習指示を受け付けたか否かを判断する。学習指示を受け付けた場合はステップS302に行き、学習指示を受け付けない場合はステップS304に行く。
【0092】
(ステップS302)学習部131は、ステップS301で受け付けた学習指示が有する学習対象情報を取得する。そして、学習部131は、学習対象情報が有する2以上の各商品情報が有する1以上の属性値を取得する。また、学習部131は、学習対象情報が有する販売情報を取得する。そして、学習部131は、取得した2以上の属性値と販売情報とを対にして機械学習の処理を行い、学習情報を取得する。なお、かかる学習情報に2以上の属性値を適用すると、販売情報が取得される。
【0093】
なお、学習部131は、ステップS301で受け付けた学習指示が有する商品群コンテンツと販売情報とを取得しても良い。かかる場合、学習部131は、商品群コンテンツが有する1または2以上の各商品情報の1または2以上の属性値を取得する。そして、学習部131は、1または2以上の各商品情報の1または2以上の属性値と販売情報とを対にして機械学習の処理を行い、学習情報を取得する。なお、かかる学習情報に1または2以上の属性値を適用すると、販売情報が取得される。
【0094】
(ステップS303)学習部131は、ステップS302で取得した学習情報を学習情報格納部111に蓄積する。ステップS301に戻る。
【0095】
(ステップS304)受付部12は、端末装置2から提案指示を受信したか否かを判断する。提案指示を受信した場合はステップS305に行き、提案指示を受信しなかった場合はステップS307に行く。
【0096】
(ステップS305)処理部13は、提案指示が有する1または2以上の対象商品情報を用いて、商品群コンテンツを取得する。かかる商品群コンテンツ取得処理について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0097】
(ステップS306)出力部14は、ステップS305で取得された商品群コンテンツを端末装置2に送信する。ステップS301に戻る。
【0098】
(ステップS307)受付部12は、端末装置2から販売予測指示を受信したか否かを判断する。販売予測指示を受信した場合はステップS308に行き、販売予測指示を受信しなかった場合はステップS301に戻る。
【0099】
(ステップS308)販売情報取得部134は、ステップS307で受信された販売予測指示が有する1または2以上の対象商品情報を取得する。なお、販売予測指示が商品群コンテンツを有する場合、販売情報取得部134は、当該商品群コンテンツから、1または2以上の各商品情報に対応する対象商品情報を取得する。
【0100】
(ステップS309)販売情報取得部134は、ステップS308で取得した1または2以上の対象商品情報を学習情報に適用し、販売情報を取得する。なお、1または2以上の対象商品情報を学習情報に適用することは、例えば、1以上の各対象商品情報が有する1または2以上の属性値を学習情報に適用することである。
【0101】
(ステップS310)出力部14は、ステップS309で取得された販売情報を端末装置2に送信する。ステップS301に戻る。
【0102】
なお、
図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0103】
次に、ステップS305の商品群コンテンツ取得処理の例について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0104】
(ステップS401)配置パターン情報取得部132等は、パターン情報を取得する。かかるパターン情報取得処理について、
図5のフローチャートを用いて説明する。なお、パターン情報は、通常、2以上の属性値の組み合わせである。パターン情報とは、2以上の属性値の集合である、と言っても良い。また、パターン情報取得処理は、2以上の属性値の集合を取得する。なお、2以上の各属性値の集合は、それぞれ、少なくとも一部の属性値は異なる。また、パターン情報は、一つの属性値でも良い場合がある、と考えても良い。
【0105】
(ステップS402)販売情報取得部134は、カウンタiに1を代入する。
【0106】
(ステップS403)販売情報取得部134は、ステップS401で取得された属性値の集合から、i番目の属性値の組み合わせを取得しようとする。なお、i番目の属性値の組み合わせとは、i番目の属性値の集合である。また、属性値の組み合わせは、一つの属性値でも良い場合がある、と考えても良い。
【0107】
(ステップS404)販売情報取得部134は、i番目の属性値の組み合わせが取得できた場合はステップS405に行き、取得できなかった場合はステップS407に行く。
【0108】
(ステップS405)販売情報取得部134は、i番目の属性値の組み合わせを、学習情報格納部111の学習情報に適用し、販売情報を取得する。そして、販売情報取得部134は、取得した販売情報を、i番目の属性値の組み合わせに対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。
【0109】
(ステップS406)販売情報取得部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS403に戻る。
【0110】
(ステップS407)判断部135は、ステップS405で取得した1以上の販売情報の中から、予め決められた条件を満たす販売情報を決定する。そして、判断部135は、決定した1以上の各販売情報に対応する属性値の組み合わせを図示しないバッファから取得する。なお、予め決められた条件を満たす販売情報は、通常、予め決められた条件を満たすほど販売状況が良い販売情報、または予め決められた条件を満たすほど販売状況が改善される販売情報である。
【0111】
(ステップS408)構成部136は、カウンタjに1を代入する。
【0112】
(ステップS409)構成部136は、ステップS407で取得された属性値の組み合わせのうち、j番目の属性値の組み合わせが存在するか否かを判断する。j番目の属性値の組み合わせが存在する場合はステップS410に行き、j番目の属性値の組み合わせが存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0113】
(ステップS410)構成部136は、j番目の属性値の組み合わせに従って、2以上の対象商品情報を配置し、商品群コンテンツを構成する。なお、2以上の対象商品情報は、通常、受付部12が受け付けた情報であるが、格納部11に格納されている情報でも良い。
【0114】
(ステップS411)出力部14は、ステップS410で構成された商品群コンテンツを端末装置2に送信する。
【0115】
(ステップS412)構成部136は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS409に戻る。
【0116】
次に、ステップS401のパターン情報取得処理の例について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0117】
(ステップS501)属性値変更部133は、カウンタiに1を代入する。
【0118】
(ステップS502)属性値変更部133は、i番目の種類の属性値が存在するか否かを判断する。i番目の種類の属性値が存在する場合はステップS503に行き、i番目の種類の属性値が存在しない場合はステップS505に行く。なお、属性値変更部133は、例えば、属性値条件格納部112にi番目の属性値条件、またはi番目の属性識別子が存在するか否かにより、i番目の種類の属性値が存在するか否かを判断する。
【0119】
(ステップS503)属性値変更部133は、i番目の種類の属性値の採り得る値をすべて取得する。属性値変更部133は、i番目の種類の属性値に対応する属性値変更条件が属性値が採り得る候補の情報の集合である場合、属性値条件格納部112から、当該属性値が採り得る候補の情報をすべて取得する。また、属性値変更部133は、i番目の種類の属性値に対応する属性値変更条件が属性値が採り得る値の範囲の情報である場合、例えば、属性値条件格納部112から、当該範囲の情報を取得し、当該範囲を満たす2以上の候補の情報の集合を取得する。なお、属性値変更部133は、当該範囲を満たす2以上の候補の情報の集合をいかに取得しても良い。例えば、属性値変更部133は、当該範囲の中の最小値から最大値になるまで、固定値ずらしながら、2以上の候補の情報の集合を、取得しても良いし、当該範囲の中から、ランダムにN個(Nは、例えば、固定数)の値を取得する等しても良い。
【0120】
(ステップS504)属性値変更部133は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
【0121】
(ステップS505)属性値変更部133は、カウンタjに1を代入する。
【0122】
(ステップS506)属性値変更部133は、j番目の属性値パターンが存在するか否かを判断する。j番目の属性値パターンが存在する場合はステップS507に行き、j番目の属性値パターンが存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0123】
なお、属性値変更部133は、例えば、ステップS503で取得された2以上の種類の各属性値の候補の情報の集合から、すべての属性値集合(属性値パターン)を取得する。そして、属性値変更部133は、2以上の属性値パターンからj番目の属性値パターンが存在するか否かを判断する。また、例えば、対象商品情報が2つ(商品情報A,商品情報B)であり、各対象商品情報が3つの属性(属性1,属性2,属性3)の属性値を有し、属性1は属性値11,属性値12のいずれかを取り得、属性2は属性値21,属性値22,属性23のいずれかを取り得、属性3は属性値31,属性値32のいずれかを取り得る、とする。かかる場合、属性値変更部133は、24通りの属性値パターンを取得する。また、対象商品情報が1つ(商品情報A)であり、対象商品情報が2つの属性(属性1,属性2)の属性値を有し、属性1は属性値11,属性値12のいずれかを取り得、属性2は属性値21,属性値22,属性23のいずれかを取り得る、とする。かかる場合、属性値変更部133は、6通りの属性値パターンを取得する。
【0124】
(ステップS507)配置パターン情報取得部132は、カウンタkに1を代入する。
【0125】
(ステップS508)配置パターン情報取得部132は、j番目の属性値パターンの元、k番目の配置順序の組み合わせが存在するか否かを判断する。k番目の配置順序の組み合わせが存在する場合はステップS509に行き、k番目の配置順序の組み合わせが存在しない場合はステップS512に行く。
【0126】
(ステップS509)配置パターン情報取得部132は、j番目の属性値パターンの元の、k番目の配置順序の組み合わせを取得する。そして、配置パターン情報取得部132は、k番目の配置順序の組み合わせを用いて、1または2以上の各商品情報の配置属性値を取得する。なお、1または2以上の各対象商品情報の配置属性値は、配置パターン情報である。また、配置順序の組み合わせとは、1または2以上の各対象商品情報の配置順序を示す情報(例えば、商品群コンテンツの中の左上から1番目に配置する対象商品情報、2番目に配置する対象商品情報、・・・、N番目に配置する対象商品情報が分かる情報)、または左上の座標値である。また、属性値変更部133は、例えば、j番目の属性値パターンの元、k番目の配置順序を示す情報に従って、2以上の対象商品情報を順に配置し、2以上の各対象商品情報の配置属性値を取得する。また、属性値変更部133は、例えば、j番目の属性値パターンの元、k番目の配置パターン情報に従って、1つの対象商品情報を配置する。
【0127】
(ステップS510)属性値変更部133は、j番目の属性値パターン、およびステップS509で取得された配置パターン情報から、属性値の組み合わせを取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。
【0128】
(ステップS511)配置パターン情報取得部132は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS508に戻る。
【0129】
(ステップS512)属性値変更部133は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS506に戻る。
【0130】
次に、端末装置2の動作例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0131】
(ステップS601)端末受付部22は、学習指示を受け付けたか否かを判断する。学習指示を受け付けた場合はステップS602に行き、学習指示を受け付けない場合はステップS604に行く。
【0132】
(ステップS602)端末処理部23は、送信する学習指示を構成する。なお、送信する学習指示は、通常、2以上の学習対象情報を含む。
【0133】
(ステップS603)端末送信部24は、ステップS602で構成した学習指示を情報処理装置1に送信する。ステップS601に戻る。
【0134】
(ステップS604)端末受付部22は、提案指示を受け付けたか否かを判断する。提案指示を受け付けた場合はステップS605に行き、提案指示を受け付けない場合はステップS610に行く。
【0135】
(ステップS605)端末処理部23は、送信する提案指示を構成する。なお、送信する提案指示は、2以上の対象商品情報、または商品群コンテンツを含む。
【0136】
(ステップS606)端末送信部24は、ステップS605で構成した提案指示を情報処理装置1に送信する。
【0137】
(ステップS607)端末受信部25は、情報処理装置1から1以上の商品群コンテンツを受信したか否かを判断する。商品群コンテンツを受信した場合はステップS608に行き、商品群コンテンツを受信しなかった場合はステップS607に行く。
【0138】
(ステップS608)端末処理部23は、出力する商品群コンテンツを構成する。
【0139】
(ステップS609)端末出力部26は、ステップS608で構成された商品群コンテンツを出力する。ステップS601に戻る。
【0140】
(ステップS610)端末受付部22は、販売予測指示を受け付けたか否かを判断する。販売予測指示を受け付けた場合はステップS611に行き、販売予測指示を受け付けない場合はステップS601に戻る。
【0141】
(ステップS611)端末処理部23は、送信する販売予測指示を構成する。なお、送信する販売予測指示は、2以上の対象商品情報、または商品群コンテンツを含む。
【0142】
(ステップS612)端末送信部24は、ステップS611で構成した販売予測指示を情報処理装置1に送信する。
【0143】
(ステップS613)端末受信部25は、情報処理装置1から販売情報を受信したか否かを判断する。販売情報を受信した場合はステップS614に行き、販売情報を受信しなかった場合はステップS613に行く。
【0144】
(ステップS614)端末処理部23は、出力する販売情報を構成する。
【0145】
(ステップS615)端末出力部26は、ステップS614で構成された販売情報を出力する。ステップS601に戻る。
【0146】
なお、
図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0147】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は
図1である。
【0148】
今、属性値条件格納部112には、
図7に示す属性値条件管理表が格納されている。属性値条件管理表は、各属性の属性値変更条件を管理する表である。属性値変更条件は、採り得る属性値を示す情報である。属性値条件管理表は、「ID」「属性識別子」「属性種類」「属性値変更条件」を有するレコードを変更可能な属性の数だけ有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「属性識別子」はここでは属性名である。「属性種類」は属性の種類を示す。
【0149】
また、格納部11には、
図8に示すレイアウト情報管理表が格納されている。レイアウト情報管理表は「ID」「レイアウト識別子」「レイアウト情報」を有するレコードを複数有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「レイアウト識別子」はレイアウト情報を識別する情報であり、ここではレイアウト情報名である。「レイアウト情報」は、ここでは、商品情報を構成する要素を配置するためのレイアウトの図が表現されているが、商品情報を構成する要素を配置する相対的な座標情報を有する。なお、「ID」をレイアウト識別子と考えても良い。
【0150】
また、格納部11には、
図9に示す商品情報管理表が格納されている。また、格納部11には、
図10に示す商品情報管理表も格納されている。商品情報管理表は、2以上の商品情報を管理する。商品情報管理表は、「ID」「商品画像」「商品自体属性値」「商品名」「商品説明」を有する。「ID」は商品情報のIDである。「商品自体属性値」は、ここでは「価格」「色」等を有する。「商品名」は商品の名称である。「商品説明」は商品を説明する文字列である。
【0151】
かかる状況において、以下の4つの具体例について、説明する。具体例1は、学習部131による学習処理である。具体例2は、学習情報を用いた販売予測処理である。具体例3は、販売状況が改善されるように、商品群コンテンツを変更する処理である。具体例4は、良好な販売結果が得られるように商品群コンテンツを作成する処理である。
(具体例1)
【0152】
具体例1において、学習部131による学習処理について説明する。
【0153】
まず、端末装置2のユーザは、
図11に示す自動車カタログのウェブページの電子データ、および当該ウェブページを用いたことによる自動車の販売実績(
図12参照)を含む学習指示を端末装置2に入力した、とする。なお、自動車の販売実績は、販売情報の例であり、各自動車の販売台数と、各自動車の販売総額と、全自動車の販売総台数と、全自動車の販売総額とを有する。また、
図12の「ID」は商品識別子である。
【0154】
次に、端末受付部22は、学習指示を受け付ける。端末処理部23は、受け付けた学習指示に対応して、送信する学習指示を構成する。そして、端末送信部24は、当該学習指示を情報処理装置1に送信する。
【0155】
次に、情報処理装置1の受付部12は、端末装置2から学習指示を受信する。なお、かかる学習指示は、
図11のウェブページの電子データ(当該ウェブページのURLでも良い)、および
図12に示す販売情報を有する。また、ウェブページの電子データは、2以上の対象商品情報を有する。ここで、対象商品情報は、各自動車の商品情報である。
【0156】
次に、受付部12は、
図11のウェブページの電子データから各対象商品情報の属性値を取得する。具体的には、受付部12は、例えば、「ID=C1」の自動車の商品自体属性値「価格=250万円」「色=黒」等を取得する。また、受付部12は、例えば、
図11のウェブページの電子データが有する「ID=C1」の商品画像を解析し、画像属性値「画像サイズ=(W
1,H
1)」「画像形状=矩形」等を取得する。また、受付部12は、例えば、
図11のウェブページの電子データが有する「ID=C1」の文字列から「フォント=明朝体」「文字サイズ=11pt」等を取得する。また、受付部12は、例えば、
図11のウェブページを解析し、ウェブページ上の各オブジェクトの配置に関する情報を取得し、例えば、「ID=C1」の商品情報から「レイアウト情報=2」「配置順序=1」等を取得する。受付部12は、かかる属性値から
図13に示す属性値管理表を得る。なお、かかる属性値の取得は、属性値の受け付けである、と言っても良い。
【0157】
次に、学習部131は、受付部12が取得した1以上の属性値(
図13の属性値管理表)を取得する。また、学習部131は、受付部12が受信した
図12の自動車の販売実績から、全自動車の販売総台数と、全自動車の販売総額とを取得する。ここで、学習部131は、販売総台数と販売総額との、2種類の販売情報を取得する、とする。そして、学習部131は、1以上の属性値(
図13の属性値管理表)と2種類の販売情報とを対応付けて、格納部11または図示しないバッファに蓄積する。なお、1以上の属性値(
図13の属性値管理表)と販売情報との組は、学習対象情報である。また、学習対象情報は、2以上の各商品情報に対応するベクトルおよび販売情報を連結したベクトルである。つまり、学習対象情報は、例えば、((250万円,1,0,0,・・・,1,0,1,0,・・・,0,1,・・・,2,1,・・・)(300万円,0,0,1,・・・,1,0,1,0,・・・,0,1,・・・,2,2,・・・)(210万円,0,1,0,・・・,1,0,1,0,・・・,0,1,・・・,2,3,・・・)・・・5483台,1,425,580万円)である。なお、かかる学習対象情報の商品情報の間の()は無くても良い。なお、学習部131は、
図12の自動車の販売実績の中の各自動車の販売台数、販売額を学習しても良いことは言うまでもない。
【0158】
以上の処理を、多数の他のウェブページの電子データおよび販売情報に対して行い、多数の学習対象情報が蓄積された、とする。
【0159】
次に、学習部131は、蓄積された多数の学習対象情報を、機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得し、当該学習情報格納部111に蓄積する。
【0160】
以上により、2以上の対象商品情報を適用した場合に、販売情報が取得される学習情報が得られた。
(具体例2)
【0161】
具体例2において、具体例1で蓄積された学習情報を用いて、販売予測処理を行う処理について説明する。
【0162】
まず、端末装置2のユーザは、
図14に示す自動車カタログによる売り上げの予測を行いたいと思い、
図14に示す自動車カタログのウェブページのURLを有する販売予測指示を端末装置2に入力した、とする。
【0163】
次に、端末受付部22は、販売予測指示を受け付ける。端末処理部23は、受け付けた販売予測指示に対応して、送信する販売予測指示を構成する。そして、端末送信部24は、当該販売予測指示を情報処理装置1に送信する。なお、販売予測指示は、
図14に示す自動車カタログのウェブページのURLを有する。
【0164】
次に、情報処理装置1の受付部12は、端末装置2から販売予測指示を受信する。
【0165】
次に、受付部12は、受信された販売予測指示が有するURLを取得する。次に、受付部12は、当該URLに対応する自動車カタログのウェブページを取得する、次に、受付部12は、当該ウェブページから2以上の対象商品情報を取得する。
【0166】
次に、販売情報取得部134は、当該2以上の各対象商品情報から属性値の集合を取得する。なお、取得した属性値の集合は、例えば、
図13に示す構造を有する。また、取得した属性値の集合は、例えば、ベクトル((230万円,0,1,0,・・・,1,0,1,0,・・・,1,0,・・・,1,1,・・・)(280万円,0,0,1,・・・,1,0,1,0,・・・,1,0,・・・,1,2,・・・)(210万円,0,1,0,・・・,1,0,1,0,・・・,1,0,・・・,1,3,・・・))である。
【0167】
次に、販売情報取得部134は、上記のベクトルを、格納部11の学習情報に適応し、機械学習のアルゴリムズムにより、販売情報を取得する。なお、かかるベクトルは、2以上の各対象商品情報に対応するベクトルを連結したベクトルである。ここで、販売情報取得部134は、販売総台数「8210」、販売総額「2,102,492」を得た、とする。
【0168】
次に、出力部14は、取得された販売情報(販売総台数「8210」、販売総額「2,102,492」)を端末装置2に送信する。
【0169】
次に、端末受信部25は、情報処理装置1から当該販売情報を受信する。次に、端末処理部23は、出力する販売情報を構成する。端末出力部26は、構成された販売情報を出力する。かかる出力例は、
図15である。
(具体例3)
【0170】
具体例3において、具体例1で蓄積された学習情報を用いて、販売状況が改善されるように、商品群コンテンツを変更する処理について説明する。
【0171】
今、
図14に示すウェブページの電子データによる自動車の販売状況が優れないため、ユーザは、端末装置2に対して、
図14に示すウェブページのURLを含む提案指示を入力した、とする。
【0172】
次に、端末受付部22は、当該提案指示を受け付ける。端末処理部23は、受け付けた提案指示に対応して、送信する提案指示を構成する。そして、端末送信部24は、当該提案指示を情報処理装置1に送信する。なお、提案指示は、
図14に示す自動車カタログのウェブページのURLを有する。
【0173】
次に、情報処理装置1の受付部12は、端末装置2から当該提案指示を受信する。
【0174】
次に、受付部12は、当該提案指示が有するURLを取得する。次に、受付部12は、当該URLに対応する自動車カタログのウェブページを取得する。次に、受付部12は、当該ウェブページから2以上の対象商品情報を取得する。
【0175】
次に、属性値変更部133は、2以上の各対象商品情報から1以上の属性値を取得する。かかる属性値の取得方法は、上述した処理により可能である。
【0176】
次に、属性値変更部133は、
図7の属性値条件管理表の属性値変更情報を満たすように、各属性値について、採り得る値を取得する。そして、属性値変更部133は、2以上の属性値パターンを取得する。
【0177】
次に、配置パターン情報取得部132は、属性値変更部133が取得した各属性値パターンごとに、2以上の配置パターン情報を取得する。
【0178】
以上により、複数の属性値集合(属性値の組み合わせ)が取得できた。なお、かかる属性値集合の取得処理は、
図5のフローチャートを用いて説明したので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0179】
次に、販売情報取得部134は、複数の各属性値集合を、学習情報格納部111の学習情報に適用し、属性値集合に対応付けて販売情報を取得する。
【0180】
次に、判断部135は、属性値集合に対応付けられた各販売情報の中から、予め決められた条件を満たす販売情報を決定する。なお、ここで、例えば、判断部135は、販売総額が最大の販売情報を選択した、とする。そして、判断部135は、当該選択した販売総額が最大の販売情報に対応する属性値集合を取得する。
【0181】
次に、構成部136は、取得した属性値集合に従って、
図9の商品情報の属性値を決定し、かつ商品情報を構成する各要素の配置を決定し、商品群コンテンツを構成する。なお、商品情報の属性値、および商品情報を構成する各要素の配置が決定している状況において、商品情報を構成する要素を用いて、商品群コンテンツを構成する技術は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
【0182】
次に、出力部14は、構成された商品群コンテンツ、および販売総額(販売情報の一例)を端末装置2に送信する。
【0183】
次に、端末装置2の端末受信部25は、情報処理装置1から商品群コンテンツと販売情報とを受信する。次に、端末処理部23は、出力する商品群コンテンツと販売情報とを構成する。端末出力部26は、構成された商品群コンテンツと販売情報とを出力する。かかる出力例は、
図16である。
(具体例4)
【0184】
具体例4おいて、具体例1で蓄積された学習情報を用いて、良好な販売結果が得られるように商品群コンテンツを生成する処理について説明する。
【0185】
今、ユーザは、
図10に示す商品情報DBを用いて、新しい自動車販売の電子カタログを作成しようと、
図10の商品情報DBを指定した提案指示を入力した、とする。
【0186】
次に、端末受付部22は、当該提案指示を受け付ける。端末処理部23は、受け付けた提案指示に対応して、送信する提案指示を構成する。そして、端末送信部24は、当該提案指示を情報処理装置1に送信する。なお、提案指示は、
図0に示す商品情報DBの情報を有する。
【0187】
次に、情報処理装置1の受付部12は、端末装置2から当該案指示を受信する。そして、受付部12は、当該提案指示が有する2以上の対象商品情報を取得する。
【0188】
次に、属性値変更部133は、
図7の属性値条件管理表の属性値変更情報を満たすように、各属性値について、採り得る値を取得する。そして、属性値変更部133は、2以上の属性値パターンを取得する。
【0189】
次に、配置パターン情報取得部132は、属性値変更部133が取得した各属性値パターンごとに、2以上の配置パターン情報を取得する。
【0190】
以上により、複数の属性値集合(属性値の組み合わせ)が取得できた。
【0191】
次に、販売情報取得部134は、複数の各属性値集合を、学習情報格納部111の学習情報に適用し、属性値集合に対応付けて販売情報を取得する。
【0192】
次に、判断部135は、属性値集合に対応付けられた各販売情報の中から、予め決められた条件を満たす販売情報を決定する。なお、ここで、例えば、判断部135は、販売総数が上位3位までの販売情報を選択した、とする。そして、判断部135は、当該選択した3つの各販売情報に対応する属性値集合を取得する。
【0193】
次に、構成部136は、取得した3つの各属性値集合に従って、3つの商品群コンテンツを構成する。
【0194】
次に、出力部14は、構成された商品群コンテンツと販売総数(販売情報の一例)の組、3組を端末装置2に送信する。
【0195】
次に、端末装置2の端末受信部25は、情報処理装置1から3組の商品群コンテンツと販売情報とを受信する。次に、端末処理部23は、出力する商品群コンテンツと販売情報の3組を構成する。端末出力部26は、3組の商品群コンテンツと販売情報とを出力する。
【0196】
次に、ユーザは、3組の商品群コンテンツと販売情報とをチェックし、例えば、一つの商品群コンテンツを選択する。かかる選択された商品群コンテンツが採用された商品群コンテンツである。
【0197】
以上、本実施の形態によれば、商品群コンテンツの効果である商品の販売情報を予測できる。
【0198】
また、本実施の形態によれば、販売状況が良いと推定される商品群コンテンツを提案できる。なお、商品群コンテンツは、上述したように一つの商品の情報でも良い。
【0199】
また、本実施の形態によれば、販売状況が良いと推定される商品情報の属性値の変更を提案できる。なお、商品情報の属性値の変更は、一つの商品の商品情報の属性値の変更でも良い。
【0200】
さらに、本実施の形態によれば、販売状況が改善されると推定される商品情報の属性値の変更を提案できる。なお、商品情報の属性値の変更は、一つの商品の商品情報の属性値の変更でも良い。
【0201】
なお、上述した学習処理は、情報処理装置とは独立した装置でも良い。かかる場合、学習装置3は、格納部11、受付部12、および学習部131を具備する。かかる学習装置3のブロック図の例は、
図17である。かかる学習装置3は、商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する2以上の商品属性情報と、1以上の商品の販売に関する販売情報とを有する学習対象情報を学習した学習情報が格納される学習情報格納部111と、学習対象情報を受け付ける受付部12と、当該学習対象情報を機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得し、当該学習情報を学習情報格納部111に蓄積する学習部131とを具備する学習装置である。
【0202】
また、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、例えば、商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する1または2以上の商品属性情報と、1以上の商品の販売に関する販売情報とを有する学習対象情報を学習した学習情報が格納される学習情報格納部を具備する記録媒体にアクセス可能なコンピュータを、1以上の属性値を有する1または2以上の対象商品情報を受け付ける受付部と、前記1以上の各対象商品情報が有する1以上の属性値を前記学習情報に適用し、販売情報を取得する販売情報取得部と、前記販売情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
【0203】
また、学習装置3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、例えば、情報処理装置1が使用する学習情報を生産するプログラムであって、コンピュータを、商品に関する商品情報の1以上の属性値を有する1または2以上の商品属性情報と、1以上の商品の販売に関する販売情報とを有する学習対象情報を受け付ける受付部と、前記学習対象情報を機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を取得し、当該学習情報を記録媒体に蓄積する学習部として機能させるためのプログラムである。
【0204】
また、
図18は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図18は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図19は、システム300のブロック図である。
【0205】
図18において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0206】
図19において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0207】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0208】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0209】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0210】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0211】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0212】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。例えば、情報処理装置1はスタンドアロンで動作しても良いことは言うまでもない。かかる場合、受付部12は、例えば、ユーザからの指示等を受け付ける。また、出力部14は、例えば、ディスプレイ等に情報を表示する。
【0213】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0214】
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、複数の商品情報が掲載される商品群コンテンツの提案を行えるという効果を有し、情報処理装置等として有用である。
【符号の説明】
【0215】
1 情報処理装置
2 端末装置
3 学習装置
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 学習情報格納部
112 属性値条件格納部
131 学習部
132 配置パターン情報取得部
133 属性値変更部
134 販売情報取得部
135 判断部
136 構成部
1341 属性値集合取得手段
1342 販売情報取得手段