(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024138857
(43)【公開日】2024-10-09
(54)【発明の名称】配電盤設置方法
(51)【国際特許分類】
H02B 3/00 20060101AFI20241002BHJP
B66C 19/00 20060101ALI20241002BHJP
【FI】
H02B3/00 D
B66C19/00 E
B66C19/00 G
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023049568
(22)【出願日】2023-03-27
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-27
(71)【出願人】
【識別番号】591263455
【氏名又は名称】棚野 直行
(74)【代理人】
【識別番号】100098545
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100189717
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 貴章
(72)【発明者】
【氏名】棚野 直行
(57)【要約】
【課題】配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無くても、限られた人数で容易に配電盤を設置できる配電盤設置方法を提供する。
【解決手段】配電盤Aの一方側底面をターンテーブル4に載置し、他方側底面を搬送台車5に載置して配電盤Aを移動する第1ステップ、ターンテーブル4をレール20の下方に移動し、配電盤Aの一方側上面を吊具30Aに吊下げる第2ステップ、ターンテーブル4とハンドフォーク3をレール20から離間させ、配電盤Aの一方側底面を浮かせる第3ステップ、吊具30Aをレール20に摺動させ、搬送台車5をレール20の下方に移動する第4ステップ、配電盤Aの他方側上面を吊具30Bに吊下げる第5ステップ、吊具30A、30Bをレール20に摺動させ、搬送台車5をレール20から離間させ、配電盤Aを設置位置に合わせる第6ステップ、油圧ジャッキ15でレール20を降下させ、配電盤Aを設置する第7ステップを有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
門型リフターと盤搬送台とを用いた配電盤設置方法であって、
前記門型リフターは、
左右に配置される一対の台車と、
一対の前記台車のそれぞれの上部を繋ぐレールと、
前記レールに吊下げられる2つの吊具と
を有し、
それぞれの前記台車は、
軸方向を鉛直方向とする固定パイプと、
前記固定パイプ内に摺動可能に配置される可動パイプと、
前記固定パイプ内の下部に配置されて前記可動パイプを昇降させる油圧ジャッキと
を有し、
それぞれの前記吊具は、
前記レールに対して摺動するとともに回転し、
それぞれの前記可動パイプは、
それぞれの前記油圧ジャッキによって独立に昇降動作を行い、
前記盤搬送台として、
ハンドフォークに載置して用いるターンテーブルと、
平面上でいずれの方向にも移動できる搬送台車と
を用い、
配電盤の一方側底面を前記ターンテーブルに載置し、前記配電盤の他方側底面を前記搬送台車に載置して前記配電盤を移動する第1ステップと、
前記配電盤を載置した状態で、前記ターンテーブルを前記レールの下方に移動し、前記配電盤の一方側上面を一方の前記吊具に吊下げる第2ステップと、
前記第2ステップの後に、前記ターンテーブルを前記ハンドフォークとともに前記レールから離間させ、前記配電盤の前記一方側底面を浮かせた状態とする第3ステップと、
前記第3ステップの後に、一方の前記吊具を前記レールに対して摺動させることで、前記搬送台車を前記レールの下方に移動する第4ステップと、
前記第4ステップの後に、前記配電盤の他方側上面を他方の前記吊具に吊下げる第5ステップと、
前記第5ステップの後に、2つの前記吊具を前記レールに対して摺動させるとともに前記搬送台車を前記レールから離間させることで、前記配電盤を設置位置に合わせる第6ステップと、
前記第6ステップの後に、前記油圧ジャッキによって前記レールを降下させることで、前記配電盤を設置する第7ステップと
を有する
ことを特徴とする配電盤設置方法。
【請求項2】
前記第2ステップの前に、
前記配電盤を載置するベースを位置決めし、
前記ベースの両側方に前記台車を配置し、
前記ベースと一方の前記台車との間には、前記ターンテーブル及び前記搬送台車が通過できるスペースを設け、
一対の前記台車に前記レールを取り付けることで前記門型リフターを組み立てる
ことを特徴とする請求項1に記載の配電盤設置方法。
【請求項3】
前記第4ステップ又は前記第6ステップにおける前記吊具を前記レールに対して摺動させる際には、前記吊具の摺動先が摺動元より低くなるように前記油圧ジャッキを操作する
ことを特徴とする請求項1に記載の配電盤設置方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、門型リフターを用いて配電盤を設置する配電盤設置方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1から特許文献4に示すように、配電盤を設置することができる門型リフターが既に提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-113444号公報
【特許文献2】特開2008-214056号公報
【特許文献3】特開2004-307136号公報
【特許文献4】特開2000-327262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、配電盤を設置する場所に既に他の設備や機材が持ち込まれており、配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無い場合には、これらの門型リフターを用いても配電盤の設置を容易に行うことはできない。
【0005】
本発明は、配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無くても、限られた人数で容易に配電盤を設置することができる配電盤設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の配電盤設置方法は、門型リフター1と盤搬送台2とを用いた配電盤設置方法であって、前記門型リフター1は、左右に配置される一対の台車10A、10Bと、一対の前記台車10A、10Bのそれぞれの上部を繋ぐレール20と、前記レール20に吊下げられる2つの吊具30A、30Bとを有し、それぞれの前記台車10A、10Bは、軸方向を鉛直方向とする固定パイプ12A、12Bと、前記固定パイプ12A、12B内に摺動可能に配置される可動パイプ14と、前記固定パイプ12内の下部に配置されて前記可動パイプ14を昇降させる油圧ジャッキ15とを有し、それぞれの前記吊具30A、30Bは、前記レール20に対して摺動するとともに回転し、それぞれの前記可動パイプ14は、それぞれの前記油圧ジャッキ15によって独立に昇降動作を行い、前記盤搬送台2として、ハンドフォーク3に載置して用いるターンテーブル4と、平面上でいずれの方向にも移動できる搬送台車5とを用い、配電盤Aの一方側底面を前記ターンテーブル4に載置し、前記配電盤Aの他方側底面を前記搬送台車5に載置して前記配電盤Aを移動する第1ステップと、前記配電盤Aを載置した状態で、前記ターンテーブル4を前記レール20の下方に移動し、前記配電盤Aの一方側上面を一方の前記吊具30Aに吊下げる第2ステップと、前記第2ステップの後に、前記ターンテーブル4を前記ハンドフォーク3とともに前記レール20から離間させ、前記配電盤Aの前記一方側底面を浮かせた状態とする第3ステップと、前記第3ステップの後に、一方の前記吊具30Aを前記レール20に対して摺動させることで、前記搬送台車5を前記レール20の下方に移動する第4ステップと、前記第4ステップの後に、前記配電盤Aの他方側上面を他方の前記吊具30Bに吊下げる第5ステップと、前記第5ステップの後に、2つの前記吊具30A、30Bを前記レール20に対して摺動させるとともに前記搬送台車5を前記レール20から離間させることで、前記配電盤Aを設置位置に合わせる第6ステップと、前記第6ステップの後に、前記油圧ジャッキ15によって前記レール20を降下させることで、前記配電盤Aを設置する第7ステップとを有することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の配電盤設置方法において、前記第2ステップの前に、前記配電盤Aを載置するベースCを位置決めし、前記ベースCの両側方に前記台車10A、10Bを配置し、前記ベースCと一方の前記台車10Aとの間には、前記ターンテーブル4及び前記搬送台車5が通過できるスペースを設け、一対の前記台車10A、10Bに前記レール20を取り付けることで前記門型リフター1を組み立てることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の配電盤設置方法において、前記第4ステップ又は前記第6ステップにおける前記吊具30A、30Bを前記レール20に対して摺動させる際には、前記吊具30A、30Bの摺動先が摺動元より低くなるように前記油圧ジャッキ15を操作することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の配電盤設置方法によれば、配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無い場合であっても、限られた人数で配電盤を容易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施例による配電盤設置方法に用いる門型リフターと盤搬送台とを示す写真
【
図5】第2ステップの前に行う工程を説明する配置図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による配電盤設置方法は、門型リフターが、左右に配置される一対の台車と、一対の台車のそれぞれの上部を繋ぐレールと、レールに吊下げられる2つの吊具とを有し、それぞれの台車が、軸方向を鉛直方向とする固定パイプと、固定パイプ内に摺動可能に配置される可動パイプと、固定パイプ内の下部に配置されて可動パイプを昇降させる油圧ジャッキとを有し、それぞれの吊具は、レールに対して摺動するとともに回転し、それぞれの可動パイプは、それぞれの油圧ジャッキによって独立に昇降動作を行い、盤搬送台として、ハンドフォークに載置して用いるターンテーブルと、平面上でいずれの方向にも移動できる搬送台車とを用い、配電盤の一方側底面をターンテーブルに載置し、配電盤の他方側底面を搬送台車に載置して配電盤を移動する第1ステップと、配電盤を載置した状態で、ターンテーブルをレールの下方に移動し、配電盤の一方側上面を一方の吊具に吊下げる第2ステップと、第2ステップの後に、ターンテーブルをハンドフォークとともにレールから離間させ、配電盤の一方側底面を浮かせた状態とする第3ステップと、第3ステップの後に、一方の吊具をレールに対して摺動させることで、搬送台車をレールの下方に移動する第4ステップと、第4ステップの後に、配電盤の他方側上面を他方の吊具に吊下げる第5ステップと、第5ステップの後に、2つの吊具をレールに対して摺動させるとともに搬送台車をレールから離間させることで、配電盤を設置位置に合わせる第6ステップと、第6ステップの後に、油圧ジャッキによってレールを降下させることで、配電盤を設置する第7ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無い場合であっても、限られた人数で配電盤を容易に設置することができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による配電盤設置方法において、第2ステップの前に、配電盤を載置するベースを位置決めし、ベースの両側方に台車を配置し、ベースと一方の台車との間には、ターンテーブル及び搬送台車が通過できるスペースを設け、一対の台車にレールを取り付けることで門型リフターを組み立てるものである。本実施の形態によれば、配電盤を載置するベースをあらかじめ位置決めし、位置決めしたベースに対して門型リフターを組み立てることができるため、十分な空間が無くても、門型リフターを設置することができる。
【0011】
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態による配電盤設置方法において、第4ステップ又は第6ステップにおける吊具をレールに対して摺動させる際には、吊具の摺動先が摺動元より低くなるように油圧ジャッキを操作するものである。本実施の形態によれば、油圧ジャッキを個別に操作することでレールを傾斜でき、レールの傾斜を利用することで、吊下げた後の配電盤の移動を容易に行える。
【実施例0012】
以下、本発明の一実施例による配電盤設置方法について図面を用いて説明する。
図1は本実施例による配電盤設置方法に用いる門型リフターと盤搬送台とを示す写真である。
門型リフター1は、左右に配置される一対の台車10A、10Bと、一対の台車10A、10Bのそれぞれの上部を繋ぐレール20と、レール20に吊下げられる2つの吊具30A、30Bとを有している。
台車10A、10Bは、台車基部11A、11Bと、軸方向を鉛直方向とする固定パイプ12A、12Bとを有している。固定パイプ12A、12Bは、台車基部11A、11Bの中央に立設されている。
それぞれの台車基部11A、11Bの下部にはキャスター13を備えている。
レール20の両端には接続パイプ21A、21Bを設けている。
盤搬送台2には、ハンドフォーク3に載置して用いるターンテーブル4と、平面上でいずれの方向にも移動できる搬送台車5とを用いる。
【0013】
図2は台車の要部を示す写真である。
図2(a)は固定パイプの上端と接続パイプを示している。
固定パイプ12A、12B内には、可動パイプ14が摺動可能に配置されている。可動パイプ14の上端は固定パイプ12A、12Bの上端より突出させている。可動パイプ14の上端に形成しているフランジと、接続パイプ21の下端に形成しているフランジとをボルト固定することで、可動パイプ14の上端に接続パイプ21の下端を連結する。
図2(b)は固定パイプの下部を示している。
固定パイプ12内の下部には油圧ジャッキ15が配置されている。
固定パイプ12内の下部の一部は開口しており、この開口によって、油圧ジャッキ15のレバーハンドル15xを操作することができる。
油圧ジャッキ15は、レバーハンドル15xを操作することで、可動パイプ14を昇降させることができる。
油圧ジャッキ15は、固定パイプ12A及び固定パイプ12Bにそれぞれ設けており、可動パイプ14は、それぞれの油圧ジャッキ15によって独立に昇降動作を行う。
【0014】
台車基部11には、レバーハンドル保持棒11xを設けている。レバーハンドル保持棒11xは、レバーハンドル15xを保持することができる(
図2(d)参照)。
図2(c)及び
図2(d)に示すように、固定パイプ12には、所定間隔を空けて複数のステップ16を設けている。ステップ16は、作業者が手で握り又は足を掛けることができる。作業者は、ステップ16を利用して吊具30を操作することができる。
固定パイプ12及び可動パイプ14には孔が形成され、これらの孔に回転止め棒17を挿入することができる。回転止め棒17をこれらの孔に挿入することで、固定パイプ12に対して可動パイプ14が回転することを防止する。台車10にレール20を取り付けた状態を維持して門型リフター1を移動させる際には、回転止め棒17をこれらの孔に挿入する。
回転止め棒17には割ピン17xを取り付けることができ、割ピン17xによって回転止め棒17の脱落を防止する。
回転止め棒17及び割ピン17xは、それぞれ紐17yを取り付けることができ、固定パイプ12には、これらの紐17yを結べる係止部18を設けている。
【0015】
図3は吊具を示す写真である。
吊具30は、レール20に対して摺動する摺動部31と、摺動部31から垂下させた垂下部32と、垂下部32に対して回転可能な回転部33とを有している。回転部33には、一対の保持孔34を形成している。
摺動部31はレール20に取り付けられる。一対の保持孔34は、吊下げ用棒材(図示せず)を保持する。
【0016】
図4は盤搬送台を示す写真である。
図4(a)はターンテーブル4であり、テーブル上面材41をテーブル基台42から取り外した状態を示している。
テーブル上面材41は、テーブル基台42に対して回転することができる。
図4(b)は搬送台車5であり、搬送台車5の裏面を示している。搬送台車5の裏面には複数のキャスター51を取り付けている。
【0017】
図5から
図13を用いて本実施例による配電盤設置方法について説明する。
図5は、第2ステップの前に行う工程を説明する配置図である。
図5は、配電盤A(
図6参照)を設置する場所に既に他の設備や機材などの障害物Bが設置されている状態を上面図で現わしている。
まず
図5(a)に示すように、配電盤Aを載置するベースCを位置決めする。
そして
図5(b)に示すように、ベースCの両側方に台車10A、10Bを配置する。
この時、ベースCと一方の台車10Aとの間には、ターンテーブル4及び搬送台車5が通過できるスペースLを設ける。
台車10A、10Bを配置した後に、
図5(c)に示すように、一対の台車10A、10Bにレール20を取り付けることで門型リフター1を組み立てる。
このように、配電盤Aを載置するベースCをあらかじめ位置決めし、位置決めしたベースCに対して門型リフター1を組み立てることができるため、障害物Bによって十分な空間が無くても、門型リフター1を設置することができる。
【0018】
図6は、第1ステップを説明する図である。
第1ステップでは、配電盤Aの一方側底面をターンテーブル4に載置し、配電盤Aの他方側底面を搬送台車5に載置して配電盤Aを移動する。
【0019】
図7は、第2ステップを説明する図である。
第2ステップでは、配電盤Aを、ターンテーブル4及び搬送台車5に載置した状態で、ターンテーブル4をレール20の下方に移動し、配電盤Aの一方側上面を一方の吊具30Aに吊下げる。
【0020】
図8は、第3ステップを説明する図である。
第3ステップでは、第2ステップの後に、ターンテーブル4をハンドフォーク3とともにレール20から離間させ、配電盤Aの一方側底面を浮かせた状態とする。
【0021】
図9及び
図10は、第4ステップを説明する図である。
第4ステップでは、第3ステップの後に、一方の吊具30Aをレール20に対して摺動させることで、搬送台車5をレール20の下方に移動する。なお、第4ステップにおける吊具30Aをレール20に対して摺動させる際には、吊具30Aの摺動先が摺動元より低くなるように油圧ジャッキ15を操作しておくことでレール20を傾斜でき、レール20の傾斜を利用することで、吊下げた後の配電盤Aの移動を容易に行うことができる。
【0022】
図11は、第5ステップを説明する図である。
第5ステップでは、第4ステップの後に、配電盤Aの他方側上面を他方の吊具30Bに吊下げる。
【0023】
図12及び
図13は、第6ステップを説明する図である。
第6ステップでは、第5ステップの後に、2つの吊具30A、30Bをレール20に対して摺動させるとともに搬送台車5をレール20から離間させることで、配電盤Aを設置位置に合わせる。なお、第6ステップにおける吊具30Aをレール20に対して摺動させる際には、吊具30A、30Bの摺動先が摺動元より低くなるように油圧ジャッキ15を操作しておくことでレール20を傾斜でき、レール20の傾斜を利用することで、吊下げた後の配電盤Aの移動を容易に行うことができる。
【0024】
そして、第7ステップでは、第6ステップの後に、油圧ジャッキ15によってレール20を降下させることで、配電盤Aを設置する。
なお、第7ステップにおいても、油圧ジャッキ15を個別に操作することで、配電盤AをベースCに正確に載置することができる。
【0025】
以上のように、本実施例による配電盤設置方法によれば、配電盤Aの設置予定場所の周辺に十分な空間が無い場合であっても、限られた人数で配電盤Aを容易に設置することができる。