(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024138946
(43)【公開日】2024-10-09
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 23/60 20230101AFI20241002BHJP
H04N 5/04 20060101ALI20241002BHJP
G03B 15/02 20210101ALI20241002BHJP
【FI】
H04N23/60
H04N5/04
G03B15/02 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023049679
(22)【出願日】2023-03-27
(71)【出願人】
【識別番号】596119179
【氏名又は名称】株式会社コア
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】弁理士法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】八尋 崇泰
【テーマコード(参考)】
5C122
【Fターム(参考)】
5C122EA01
5C122FG06
5C122FH10
5C122GA34
5C122GG18
5C122HA86
5C122HA88
5C122HB01
(57)【要約】
【課題】撮影時刻の確からしさを向上させることが可能な情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、複数の発光部を備え、複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す計時部と、被写体と、複数の発光部を含む計時部とを撮像し、画像情報を生成するカメラ部と、カメラ部で生成された画像情報を取得し、画像情報から計時部の画像を抽出して計時部の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する制御部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の発光部を備え、前記複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す計時部と、
被写体と、前記複数の発光部を含む前記計時部とを撮像し、画像情報を生成するカメラ部と、
前記カメラ部で生成された画像情報を取得し、画像情報から前記計時部の画像を抽出して前記計時部の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する制御部と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記計時部は、前記複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより、年月日時分秒、及び、マイクロ秒以下の時刻を表示することが可能であり、年月日時分秒及びマイクロ秒以下のうちの少なくとも2つの計時内容をそれぞれ異なる色の態様で表示する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記計時部の画像について、前記計時部が発光する色それぞれに応じて単色で抽出して、年月日時分秒及びマイクロ秒以下のうち少なくとも2つが表される色それぞれの発光を抽出し、時刻を取得する
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記計時部は、年月日時分秒と、マイクロ秒以下とをそれぞれ異なる色の態様で表示することが可能であり、
前記制御部は、年月日時分秒を表す色の態様を用いて画像を単色で抽出することにより年月日時分秒の発光を抽出して時刻を取得し、マイクロ秒以下を表す色の態様を用いて画像を単色で抽出することによりマイクロ秒以下の発光を抽出して時刻を取得する
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記計時部は複数あり、複数の前記計時部それぞれは計時する時刻が同期し、
前記カメラ部は複数あり、複数の前記カメラ部それぞれは時刻同期した少なくとも1つの前記計時部を撮像し、
前記制御部は、前記複数のカメラ部それぞれで生成される画像情報に基づいて各画像情報の時刻を取得し、取得した時刻に基づいて複数の画像情報に基づく画像を同期する
請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記計時部は、前記複数の発光部それぞれをセルとし、各セルの発光及び非発光で時刻を表すセル時計である
請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
複数の発光部を備え、前記複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す計時部と、
被写体と、前記複数の発光部を含む前記計時部とを撮像し、画像情報を生成するカメラ部と、
を備えるコンピュータが、
前記カメラ部で生成された画像情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した画像情報から前記計時部の画像を抽出して前記計時部の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する制御ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項8】
複数の発光部を備え、前記複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す計時部と、
被写体と、前記複数の発光部を含む前記計時部とを撮像し、画像情報を生成するカメラ部と、を備えるコンピュータに、
前記カメラ部で生成された画像情報を取得し、画像情報から前記計時部の画像を抽出して前記計時部の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する制御機能を実現させる
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、カメラ部は、撮影時刻を画像情報に記録することが可能である。
また、カメラ部には、外部にある制御部から提供された時刻(タイムコード)に基づいて撮像を行い、撮像画像を示す情報に、撮像画像が撮像された時刻に対応するタイムコード(制御部からカメラ部に提供されたタイムコード)を加えるタイプがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、カメラ部によって撮像を行った時刻をより正確に把握したいという要望がある。
しかしながら、カメラ部で計時される時刻に基づいて撮像時刻を画像情報に記録する場合、カメラ部での計時時刻にズレがある恐れがある。また、計時時刻を読み出して撮影時刻として画像情報に記録するまでのカメラ部での内部処理の遅延等により、画像に映る被写体の動きと、画像に記録される時刻とのズレが生じる恐れがある。これは、カメラ部の外部にある制御部から提供されたタイムコードに基づいて撮影を行う場合でも、同様に、処理の遅延等が発生する恐れがある。
【0005】
本開示は、撮影時刻の確からしさを向上させることが可能な情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様の情報処理システムは、複数の発光部を備え、複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す計時部と、被写体と、複数の発光部を含む計時部とを撮像し、画像情報を生成するカメラ部と、カメラ部で生成された画像情報を取得し、画像情報から計時部の画像を抽出して計時部の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
一態様によれば、撮影時刻の確からしさを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係る情報処理装置について説明するための図である。
【
図2】一実施形態に係る情報処理システムについて説明するためのブロック図である。
【
図3】計時部の一例について説明するための図である。
【
図4】計時部が計時する時刻の一例について説明するための図である。(A)は年月日時分秒マイクロ秒を示し、(B)はUNIX時刻(UNIXTIME)を示し、(C)は年月日時分秒を2進数で表した時刻を示し、(D)マイクロ秒を2進数で表した時刻を示し、(E)は計時部(複数の発光部)の発光及び非発光を表した時刻を示す。
【
図5】一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について説明する。
【0010】
[情報処理システム1の概要]
まず、一実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1について説明するための図である。
【0011】
情報処理システム1は、例えば、計時部100(セル時計)によって計時される時刻をカメラ部200によって撮像することが可能な撮像システム等として構成されてもよい。情報処理システム1は、例えば、カメラ部200によって撮像された画像201から時刻を取得することが可能な時刻取得システム等として構成されてもよい。情報処理システム1は、例えば、複数のカメラ部200によって撮像された画像201の間での同期を取ることが可能な同期システム等として構成されてもよい。情報処理システム1は、上述した一例の装置に限らず、種々の装置等を構成してもよい。
【0012】
情報処理システム1は、例えば、計時部100、カメラ部200及び情報処理装置300(制御部301(
図2参照))等を備える。
【0013】
計時部100は、複数の発光部101を備える。計時部100は、複数の発光部101それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す。発光部101は、計時する内容に応じた数を備える。
一例として、計時部100は、年月日時分秒及びマイクロ秒を計時する場合、その計時する時刻をUNIX(登録商標)時刻(UNIXTIME)に変換する。UNIX時刻は、協定世界時(UTC)における1970年1月1日午前0時0分0秒を基準に、経過秒数等を計時したものである。計時部100は、種々の演算により、現在の時刻(年月日時分秒マイクロ秒)をUNIX時刻に変換することが可能である。
また一例として、計時部100は、UNIX時刻を2進数で表す。この場合、計時部100は、年月日時分秒については32Bitで表し、マイクロ秒については20Bitで表す。計時部100は、種々の演算により、UNIX時刻を2進数で表す時刻に変換することが可能である。
上述した場合では、計時部100は、8個×8個の合計64個(又は、少なくとも52個)の発光部101(セル)を備えることにより、年月日時分秒マイクロ秒を2進数の時刻(発光部101の発光又は非発光)で表すことが可能である。
【0014】
カメラ部200は、動画を撮像することが可能であり、又は、相対的に短い時間の間隔毎に静止画を撮像することが可能である。
カメラ部200は、種々の場所に設置され、被写体400を撮像することにより、画像情報を生成することが可能である。一例として、カメラ部200は、道路及び交差点等の屋外、並びに、室内及び廊下等の屋内等を始めとする種々の場所に設置されてもよい。被写体400は、例えば、自動車、二輪車、自転車、歩行者及び動物等であってもよい。
また、カメラ部200は、被写体400と共に、計時部100(セル時計)を撮像可能なようになっていてもよい。すなわち、計時部100は、複数の発光部101をカメラ部200の撮像系に向けて、カメラ部200の撮像範囲内に収まるように配されてもよい。これにより、カメラ部200は、被写体400と共に、その被写体400の撮像の際の時刻を計時する計時部100(複数の発光部101)を撮像することが可能になる。
すなわち、カメラ部200によって生成される画像情報(画像201)には、被写体400と計時部100とが記録される。換言すると、画像201には、被写体400と同時に、その被写体400を撮像した際の時刻(複数の発光部101としてのセルで表示した時刻)が記録される。
【0015】
情報処理装置300(制御部301)は、例えば、サーバ、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等のコンピュータであってもよい。情報処理装置300(制御部301)は、カメラ部200で生成された画像情報を取得する。情報処理装置300(制御部301)は、画像情報(画像201)から計時部100の画像を抽出して計時部100の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する。これにより、情報処理装置300(制御部301)は、被写体400と計時部100とを同時に撮像するため、被写体400が画像201内のその位置にいる際の時刻をより正確に得ることが可能になる。
【0016】
[情報処理システム1の詳細]
次に、一実施形態に係る情報処理システム1について詳細に説明する。
図2は、一実施形態に係る情報処理システム1について説明するためのブロック図である。
図3は、計時部100の一例について説明するための図である。
【0017】
計時部100は、時計機能を有する。計時部100は、複数の発光部101を備える(
図3参照)。計時部100は、複数の発光部101それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す。発光部101は、光を発光する種々のものであってよく、具体的な一例として発光ダイオード及び有機EL素子等の発光素子であってもよい。
【0018】
発光部101は、計時する内容(時刻)に応じた数を備える。
一例として、計時部100は、年月日時分秒及びマイクロ秒を計時する場合、その計時する時刻をUNIX時刻(UNIXTIME)に変換する。UNIX時刻は、協定世界時(UTC)における1970年1月1日午前0時0分0秒を基準に、経過秒数を計時したものである。計時部100は、種々の演算により、現在の時刻(年月日時分秒マイクロ秒)をUNIX時刻に変換することが可能である。また一例として、計時部100は、UNIX時刻を2進数で表す。この場合、計時部100は、年月日時分秒については32Bitで表し、マイクロ秒については20Bitで表す。計時部100は、種々の演算により、UNIX時刻を2進数で表す時刻に変換することが可能である。上述した場合では、計時部100は、8個×8個の合計64個(又は、少なくとも52個)の発光部101を備えることにより、年月日時分秒マイクロ秒を2進数の時刻(発光部101の発光又は非発光)で表すことが可能である。
上述したように、発光部101は、時刻に応じた数を備えるので、計時する時刻のビット数に応じて数を変更してもよい。
【0019】
計時部100は、複数の発光部101(複数のセル)を利用した、年月日時分秒(日時)を示すセル領域111と、マイクロ秒を示すセル領域112と、画像201から計時部100を切り出す際の切り出しシンボル領域113とを備える(
図3参照)。なお、計時部100は、複数の発光部101(複数のセル)で時刻を表すことから、セル時計と言うことができる。すなわち、計時部100は、複数の発光部101それぞれをセルとし、各セルの発光及び非発光で時刻を表すセル時計であってもよい。
計時部100は、複数の発光部101それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより、年月日時分秒、及び、マイクロ秒以下の時刻を表示することが可能であり、年月日時分秒とマイクロ秒以下をそれぞれ同じ色の態様で表示してもよい。又は、計時部100は、年月日時分秒及びマイクロ秒以下のうちの少なくとも2つの計時内容をそれぞれ異なる色の態様で表示してもよい。この場合、計時部100は、例えば、年月日時分秒(日時を示すセル領域111)と、マイクロ秒以下(マイクロ秒を示すセル領域112)とをそれぞれ異なる色の態様で表示することが可能であってもよい(
図3参照)。計時部100は、年月日時分秒とマイクロ秒とを赤色で表示してもよい。又は、一例として、計時部100は、年月日時分秒と、マイクロ秒以下とをそれぞれ表す色の態様として、三原色(赤色、緑色、青色)のうち例えば赤色と青色との態様等で表してもよい。
【0020】
また、計時部100は、後述するように画像201から計時部100(複数の発光部101)を切り出す(抽出する)際に利用するシンボル(発光部101)(切り出しシンボル領域113)を、年月日時分秒(日時を示すセル領域111)及びマイクロ秒以下(マイクロ秒を示すセル領域112)とは異なる色の態様で表示してもよい(
図3参照)。シンボルは、例えば、複数の発光部101のうち4つの角部の位置にある発光部101aの発光により示してもよい。この場合、計時部100は、年月日時分秒とマイクロ秒以下を赤色で表示する際には、シンボル(発光部101a)を緑色の発光で示してもよい。なお、切り出しシンボル113は、例えば、8×8の64セル(発光部101)が有る計時部100では、時刻を表す52セル(発光部101)を除いた残りの12セル(発光部101)により、計時部100(複数の発光部101)を認識しやすいように形(切り出しシンボル113の12セルの配置等)を変えてもよい。
【0021】
図4は、計時部100が計時する時刻の一例について説明するための図である。
図4(A)は年月日時分秒マイクロ秒を示し、
図4(B)はUNIX時刻(UNIXTIME)を示し、
図4(C)は年月日時分秒を2進数で表した時刻を示し、
図4(D)マイクロ秒を2進数で表した時刻を示し、
図4(E)は計時部100(複数の発光部101)の発光及び非発光を表した時刻を示す。
【0022】
計時部100が計時する時刻は、例えば、以下のようになる。
すなわち、一例として、計時部100が、2022年12月31日23時59分59.999999秒を計時する場合について説明する(
図4(A)参照)。
この場合、計時部100は、種々の演算により、
図4(A)に示す時刻をUNIX時刻に変換し、UNIX時刻として1671407999.999999を得る(
図4(B)参照)。
計時部100は、種々の演算により、UNIX時刻のうち、年月日時分秒を示す時刻1671407999を2進数に変換して、時刻(2進数の年月日時分秒)01100011100111111010100101111111(32Bit)を得る(
図4(C)参照)。
同様に、計時部100は、種々の演算により、UNIX時刻のうち、マイクロ秒を示す時刻999999を2進数に変換して、時刻(2進数のマイクロ秒)11110100001000111111(20Bit)を得る(
図4(D)参照)。
計時部100は、
図4(C)の2進数の年月日時分秒のうち「1」を発光とし、「0」を非発光として、複数の発光部101の年月日時分秒を表す領域の左上側から並べる(発光及び非発光で上位ビットから順に表す)(
図4(E)参照)。同様に、計時部100は、
図4(D)の2進数のマイクロ秒のうち「1」を発光とし、「0」を非発光として、複数の発光部101のマイクロ秒を表す領域の左上側から並べる(発光及び非発光で上位ビットから順に表す)(
図4(E)参照)。
計時部100は、計時する時刻に応じて複数の発光部101における発光及び非発光を切り替えて、時刻を表す。
【0023】
上述した計時部100は、複数あってもよい。複数の計時部100それぞれは、計時する時刻が同期してもよい。一例として、複数の計時部100それぞれは、PTP(Precision Time Protocol)等の相対的に高精度の時刻同期システムを利用して、計時する時刻が同期されてもよい。なお、
図1,2に示す場合では、計時部100は2つ有るが、その数に限定されることはなく、カメラ部200の数に応じて3つ以上であってもよい(例えば、カメラ部200と計時部100を1対1に配置して、カメラ部200の数に応じた数の計時部100を配地してもよい)。
【0024】
カメラ部200は、被写体400と、複数の発光部101を含む計時部100とを撮像し、画像情報を生成する。
【0025】
カメラ部200は、動画を撮像することが可能であり、又は、相対的に短い時間の間隔毎に静止画を撮像することが可能である。一例として、カメラ部200は、道路及び交差点等の屋外、並びに、室内及び廊下等の屋内等を始めとする種々の場所に設置されてもよい。被写体400は、例えば、自動車、二輪車、自転車、歩行者及び動物等であってもよい。
またカメラ部200は、被写体400と共に、計時部100を撮像可能なようになっていてもよい。すなわち、計時部100は、複数の発光部101をカメラ部200の撮像系に向けて、カメラ部200の撮像範囲内に収まるように配されてもよい。これにより、カメラ部200は、被写体400と同時に、その被写体400の撮像の際の時刻を計時する計時部100(複数の発光部101)を撮像することが可能になる。
【0026】
上述したカメラ部200は、複数あってもよい。この場合、複数のカメラ部200それぞれは、時刻同期した少なくとも1つの計時部100を撮像してもよい。一例として、複数のカメラ部200それぞれは、被写体400と同時に、1つの計時部100(他のカメラ部200で撮像される他の計時部100と計時する時刻が同期した1つの計時部100)を撮像することが可能である。なお、
図1,2に示す場合では、カメラ部200は2つ有るが、その数に限定されることはなく、3つ以上であってもよい。
【0027】
情報処理装置300は、例えば、通信部302、記憶部303、表示部304及び制御部301等を備える。通信部302、記憶部303及び表示部304は、出力部の一実施形態であってもよい。
【0028】
通信部302は、例えば、情報処理装置300の外部にある装置(外部装置)等との間で種々の情報の送受信が可能な通信インターフェースである。外部装置は、例えば、カメラ部200、サーバ(図示せず)及びユーザ端末(図示せず)等であってもよい。ユーザ端末は、例えば、情報処理システム1のユーザが使用する端末であり、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等であってもよい。
【0029】
記憶部303は、例えば、種々の情報及びプログラムを記憶してもよい。記憶部303の一例は、メモリ、ソリッドステートドライブ及びハードディスクドライブ等であってもよい。なお、記憶部303は、例えば、クラウド上にある記憶領域及びサーバ等であってもよい。
【0030】
表示部304は、例えば、種々の文字、記号及び画像等を表示することが可能なディスプレイである。
【0031】
制御部301は、例えば、情報処理装置300の演算処理装置等によって構成されてもよい。制御部301(例えば、演算処理装置等)は、例えば、記憶部303等に記憶される各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、後述する各機能を実現してもよい。
【0032】
制御部301は、カメラ部200で生成された画像情報を取得する。
制御部301は、例えば、通信部302を介して、複数のカメラ部200それぞれで生成された画像情報を取得してもよい。
又は、制御部301は、例えば、複数のカメラ部200それぞれで生成された画像情報が記録される外部メモリ(図示せず)が情報処理装置300のインターフェース(図示せず)に接続された場合、その外部メモリから画像情報を取得してもよい。
【0033】
制御部301は、画像情報(画像201)から計時部100の画像を抽出する。
この場合まず、制御部301は、例えば、計時部100を切り出しやすくする等のため、画像情報に基づく画像のコントラストを調整してもよい。
【0034】
次に、制御部301は、計時部100の画像について、計時部100が発光する色を三原色(赤色、緑色、青色)で分離し、切り出しシンボルが表される色の発光を抽出してもよい。上述した一例のように、制御部301は、複数の発光部101の4つの角部において切り出しシンボルが緑色の発光で示される場合、緑色で表示される4つの角部を囲うように矩形の画像を抽出する。一例として、制御部301は、例えば、画像を三原色(赤色、緑色、青色)で分離し、緑色だけを抽出することで切り出しシンボルを認識しやすくしてもよい。すなわち、制御部301は、画像を三原色で分離することにより、その画像中の緑色を強調し、他の色の影響を弱くして、計時部100を切り出しやすくする。制御部301は、緑色の発光を基準に計時部100の画像を切り出す(抽出する)。この場合の一例として、緑色とは異なる単色の色は、年月日時分秒とマイクロ秒を抽出する際には、三原色(赤色、緑色、青色)の緑色以外(例えば、赤色)等であってもよい。
【0035】
なお、制御部301は、例えば、計時部100及びカメラ部200を固定する場合、画像201中の計時部100の位置は一定になると考えられる。このため、制御部301は、画像201中に表示される計時部100の位置(画像201中の特定位置)を予めクロップするような処理を行ってもよい。この処理は、上述した切り出しシンボルに応じた単色表示後の切り出し処理に比べて、処理負担を軽減でき、処理を高速化することができる。
【0036】
制御部301は、例えば、計時部100の画像(上述したように切り出した計時部100の画像)について、計時部100が発光する色それぞれに応じて単色で抽出し、年月日時分秒及びマイクロ秒以下(例えば、マイクロ秒)のうち少なくとも2つが表される色それぞれの発光(及び、非発光)を抽出してもよい。具体的な一例として、制御部301は、年月日時分秒を表す色の態様を用いて画像を単色で抽出することにより、年月日時分秒の発光(及び、非発光)を抽出して時刻を取得してもよい、同様に一例として、制御部301は、マイクロ秒以下(例えば、マイクロ秒等)を表す色の態様を用いて画像を単色で抽出することにより、マイクロ秒以下(例えば、マイクロ秒等)の発光(及び、非発光)を抽出してもよい。上述した一例のように、制御部301は、計時部100の計時において、年月日時分秒を赤色で表示し、マイクロ秒を青色で表示する際には、計時部100の画像を青色の単色で抽出して、青色で表されるマイクロ秒以下を抽出してもよい。同様に一例として、制御部301は、計時部100の画像を赤色の単色で抽出して、赤色で示される年月日時分秒を抽出してもよい。
【0037】
制御部301は、抽出した計時部100の発光及び非発光(一例として、年月日時分秒及びマイクロ秒以下それぞれの発光及び非発光)の組み合わせから時刻を取得する。すなわち、制御部301は、複数の発光部101それぞれの発光及び非発光の組み合わせで示される2進数の時刻に基づいて、画像に記録された計時部100の時刻を取得する。具体的な一例として、制御部301は、8個×8個の合計64個(又は、少なくとも52個)の発光部101に対応した、切り出しシンボルおよび年月日時分秒とマイクロ秒以下それぞれの位置関係を予め定義することで、年月日時分秒とマイクロ秒以下の2進数を抽出し、2進数の時刻をUNIX時刻に変換してもよい。また具体的な一例として、制御部301は、UNIX時刻を、年月日時分秒及びマイクロ秒以下の時刻に変換してもよい。
【0038】
具体的な一例として、
図4(E)のような発光及び非発光で時刻が表される場合、制御部301は、切り出した計時部100の画像を認識することにより、その画像から
図4(C)のような年月日時分秒を示す時刻01100011100111111010100101111111の2進数を取得する。同様に、制御部301は、画像から
図4(D)のようなマイクロ秒を示す時刻11110100001000111111の2進数を取得する。制御部301は、
図4(C)及び
図4(D)それぞれの2進数をUNIX時刻に変換し、
図4(B)のようなUNIX時刻1671407999.999999を取得する。制御部301は、そのUNIX時刻を年月日時分秒マイクロ秒に変換し、
図4(A)に示すような時刻2022年12月31日23時59分59.999999秒を取得する。
【0039】
制御部301は、複数のカメラ部200それぞれで生成される画像情報に基づいて、上述したように各画像情報の時刻を取得し、取得した時刻に基づいて複数の画像情報に基づく画像201を同期してもよい。すなわち、制御部301は、上述したように画像201から撮影時刻を取得することが可能である。制御部301は、複数のカメラ部200によって撮像を行う場合でも、複数の画像情報それぞれから撮影時刻を取得することが可能である。この場合、制御部301は、各画像情報から取得した時刻について同一時刻に基づいて同期を取ることにより、複数の画像情報それぞれに基づく画像201の間の同期を取ることが可能である。
換言すると、制御部301は、複数のカメラ部200で撮像した画像201に映る計時部100から時刻を特定し、バッファリングしたフレームから時刻(画像時刻)の最も近いものを処理することで、画像201に映る被写体400(認識物体)の位置ずれを抑えることができる。
【0040】
制御部301は、画像201及びその画像201から抽出した時刻、並びに、同期した同一時刻とその時刻に対応する複数の画像201等(時刻及び画像)を出力するよう出力部を制御してもよい。出力部は、例えば、通信部302、記憶部303、表示部304等であってもよい。
すなわち、制御部301は、上述した時刻及び画像の情報を外部装置に送信するよう通信部302を制御してもよい。外部装置は、例えば、サーバ及びユーザ端末等であってもよい。
また、制御部301は、上述した時刻及び画像の情報を記憶するよう記憶部303を制御してもよい。
また、制御部301は、上述した時刻及び画像を表示するよう表示部304を制御してもよい。
【0041】
[情報処理方法]
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
図5は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【0042】
ステップST101において、制御部301は、カメラ部200で生成された画像情報を取得する。
なお、カメラ部200は、被写体400と、複数の発光部101を含む計時部100とを撮像し、画像情報を生成する。カメラ部200は、複数あってもよい。この場合、複数のカメラ部200それぞれは、時刻を同期した少なくとも1つの計時部100を撮像してもよい。
また、計時部100は、複数の発光部101を備える。計時部100は、複数の発光部101それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す。計時部100は、複数の発光部101それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより、年月日時分秒、及び、マイクロ秒以下の時刻を表示することが可能である。計時部100は、年月日時分秒及びマイクロ秒以下のうちの少なくとも2つの計時内容をそれぞれ異なる色の態様で表示してもよい。この場合、計時部100は、例えば、年月日時分秒と、マイクロ秒以下とをそれぞれ異なる色の態様で表示することが可能であってもよい。計時部100は、年月日時分秒及びマイクロ秒以下の2つの計時内容をそれぞれ同じ色の態様で表示してもよい。計時部100は、複数あってもよい。複数の計時部100それぞれは、計時する時刻が同期してもよい。
【0043】
ステップST102において、制御部301は、ステップST101で取得した画像情報(画像201)から計時部100の画像を抽出する。
制御部301は、計時部100の画像について、計時部100が発光する色を三原色(赤色、緑色、青色)で分離し、単色だけを抽出することで切り出しシンボルが表される色の発光を抽出してもよい。
【0044】
ステップST103において、制御部301は、ステップST102で抽出した計時部100の画像について、計時部100が発光する色を三原色(赤色、緑色、青色)で分離し、単色だけを抽出することで、年月日時分秒及びマイクロ秒以下のうち少なくとも2つが表される色それぞれの発光(及び、非発光)を抽出してもよい。具体的な一例として、制御部301は、年月日時分秒を表す色の態様を用いて画像を単色で抽出することによりマイクロ秒以下の発光を抽出して時刻を取得し、マイクロ秒以下を表す色の態様を用いて画像を単色で抽出することにより年月日時分秒の発光(及び、非発光)を抽出してもよい。
【0045】
ステップST104において、制御部301は、ステップST103で抽出した計時部100の発光及び非発光(一例として、年月日時分秒及びマイクロ秒以下それぞれの発光及び非発光)の組み合わせから時刻を取得する。
制御部301は、複数のカメラ部200それぞれで生成される画像情報に基づいて(ステップST101~ステップST103の処理を行うことにより)、各画像情報の時刻を取得してもよい。
【0046】
ステップST105において、ステップST104で取得した時刻に基づいて、複数の画像情報に基づく画像201を同期する。
【0047】
[機能及び回路について]
次に、上述した情報処理装置300の機能及び回路について説明する。
情報処理装置300の制御部301は、コンピュータの演算処理装置等の制御機能として実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、例えば、メモリ、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体等に記録されていてもよい。記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体と言い換えてもよい。
また、上述したように、情報処理装置300は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置300の制御部301は、演算処理装置等を構成する制御回路として実現されてもよい。
また、情報処理装置300の通信部302、記憶部303及び表示部304(出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、記憶機能及び表示機能(出力機能)として実現されてもよい。また、情報処理装置300の通信部302、記憶部303及び表示部304(出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、記憶回路及び表示回路(出力回路)として実現されてもよい。また、情報処理装置300の通信部302、記憶部303及び表示部304(出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、記憶装置及び表示装置(出力装置)として構成されてもよい。
【0048】
情報処理システム1は、上述した複数の各部のうち1又は任意の複数を組み合わせることが可能である。
本開示では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
【0049】
[変形例]
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
【0050】
上述した実施形態では、計時部100を被写体400と共にカメラ部200で撮像する例について説明した。しかしながら、上述した実施形態に限定されず、カメラ部200で被写体400を撮像した画像に、計時部100の画像を埋め込んでもよい。具体的な一例として、スーパーインポーズを利用して、カメラ部200で被写体400を撮像した画像に、計時部100の画像を重ねて表示させてもよい。
【0051】
また、上述した実施形態では、計時部100によってマイクロ秒を計時可能な例について説明した。しかしながら、上述した実施形態に限定されず、計時部100は、年月日時分秒と共に、ナノ秒及びピコ秒等を始めとした精度がより高い時刻を計時してもよい。
【0052】
[本実施形態の態様及び効果]
次に、本実施形態の一態様及び各態様が奏する効果について説明する。なお、以下に記載する各態様は出願時の一例であり、本実施形態は以下に記載する態様に限定されることはない。すなわち、本実施形態は以下に記載する各態様に限定されることはなく、上述した各部を適宜組み合わせて実現されてもよい。また、下位の態様は、それよりも上位の態様のいずれでも引用できる場合がある。
また、以下に記載する効果は一例であり、各態様が奏する効果は以下に記載するものに限定されることはない。また、各態様は、例えば、以下に記載する少なくとも1つの効果を奏してもよい。
【0053】
(態様1)
一態様の情報処理システムは、複数の発光部を備え、複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す計時部と、被写体と、複数の発光部を含む計時部とを撮像し、画像情報を生成するカメラ部と、カメラ部で生成された画像情報を取得し、画像情報から計時部の画像を抽出して計時部の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する制御部と、を備える。
これにより、情報処理システムは、被写体と計時部とを同時に撮像して、画像に計時部を映し込むので、撮影時刻の確からしさを向上させることができる。
また、従来のようにカメラ部の内部で計時する時刻を画像情報に記録する場合に比べて、本実施形態ではカメラ部の内部処理等に起因する時刻の遅延が生じるのを抑制することができる。すなわち、情報処理システムは、画像に記録される被写体の位置での時刻(画像に記録される時刻)の正確性を高めることができる。
また、従来のカメラ部は撮像時刻としてのミリ秒以下を計時していないことが多く、ミリ秒以下の時刻を画像情報に記録できない。この点、本実施形態では計時部をカメラ部から独立して配し、2進数のビット数を増やすことにより、マイクロ秒であっても計時することができる。また、本実施形態の情報処理システムは、その計時部を撮像するので、マイクロ秒以下の時刻であっても画像情報に記録することができる。
【0054】
(態様2)
一態様の情報処理システムでは、計時部は、複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより、年月日時分秒、及び、マイクロ秒以下の時刻を表示することが可能であり、年月日時分秒及びマイクロ秒以下のうちの少なくとも2つの計時内容をそれぞれ異なる色の態様で表示することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、計時する時刻を2進数で表す場合に、相対的に大きなビット数になる場合でも、計時する時刻の色を変えることにより、時刻を区別することができる。すなわち、情報処理システムは、画像から時刻を抽出する場合、色の違いにより時刻を抽出しやすくすることができる。
【0055】
(態様3)
一態様の情報処理システムでは、制御部は、計時部の画像について、計時部が発光する色それぞれに応じて単色で抽出して、年月日時分秒及びマイクロ秒以下のうち少なくとも2つが表される色それぞれの発光を抽出し、時刻を取得することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、発光部が発光する色の違いに応じて、画像から時刻を抽出しやすくすることができる。
【0056】
(態様4)
一態様の情報処理システムでは、計時部は、年月日時分秒と、マイクロ秒以下とをそれぞれ異なる色の態様で表示することが可能であり、制御部は、年月日時分秒を表す色の態様を用いて画像を単色で抽出することにより年月日時分秒の発光を抽出して時刻を取得し、マイクロ秒以下を表す色の態様を用いて画像を単色で抽出することによりマイクロ秒以下の発光を抽出して時刻を取得することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、年月日時分秒とマイクロ秒とを分けて画像から抽出しやすくすることができる。
【0057】
(態様5)
一態様の情報処理システムでは、計時部は複数あり、複数の計時部それぞれは計時する時刻が同期し、カメラ部は複数あり、複数のカメラ部それぞれは時刻同期した少なくとも1つの計時部を撮像し、制御部は、複数のカメラ部それぞれで生成される画像情報に基づいて各画像情報の時刻を取得し、取得した時刻に基づいて複数の画像情報に基づく画像を同期することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、複数の画像のそれぞれに記録される被写体の位置と、その際の時刻と対応関係をより正確に取得することができる。すなわち、情報処理システムは、例えば、同一の被写体を複数のカメラ部により異なる方向から撮像する場合でも、各画像での被写体の位置とその被写体の位置での時刻とが複数の画像の間でより一致しやすくすることができる。
なお、従来では、複数のカメラ部により同一の被写体を撮像する場合、各カメラ部で計時する時刻にズレがあるため、複数のカメラ部で生成された画像について撮像時刻を基準に同期を取る場合、各画像の間で被写体の位置にズレが生じることがあった。
この点、本実施形態では、同期が取られた計時部を各カメラ部が撮像して画像に映し込むので、各画像での被写体の位置とその被写体の位置での時刻とが複数の画像間で共通することになり、同期と取った際の(同一時刻での)被写体の位置の正確性(共通性)をより高めることができる。
【0058】
(態様6)
一態様の情報処理システムでは、計時部は、前記複数の発光部それぞれをセルとし、各セルの発光及び非発光で時刻を表すセル時計であることとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、2進数で表される時刻に応じて各セルを発光させ又は非発光とすることにより、時刻を表すことができる。
【0059】
(態様7)
一態様の情報処理方法では、複数の発光部を備え、複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す計時部と、被写体と、複数の発光部を含む計時部とを撮像し、画像情報を生成するカメラ部と、を備えるコンピュータが、カメラ部で生成された画像情報を取得する取得ステップと、取得ステップで取得した画像情報から計時部の画像を抽出して計時部の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する制御ステップと、を実行する。
これにより、情報処理方法は、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【0060】
(態様8)
一態様の情報処理プログラムは、複数の発光部を備え、複数の発光部それぞれの発光及び非発光の組み合わせにより時刻を表す計時部と、被写体と、複数の発光部を含む計時部とを撮像し、画像情報を生成するカメラ部と、を備えるコンピュータに、カメラ部で生成された画像情報を取得し、画像情報から計時部の画像を抽出して計時部の発光及び非発光の組み合わせから時刻を取得する制御機能を実現させる。
これにより、情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0061】
1 情報処理システム
100 計時部(セル時計)
101 発光部(セル)
111 日時を示すセル領域
112 マイクロ秒を示すセル領域
113 切り出しシンボル領域
200 カメラ部
201 画像
300 情報処理装置
301 制御部
302 通信部
303 記憶部
304 表示部