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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024139022
(43)【公開日】2024-10-09
(54)【発明の名称】インパクトレンチ
(51)【国際特許分類】
   B25B 21/02 20060101AFI20241002BHJP
   B25B 21/00 20060101ALI20241002BHJP
【FI】
B25B21/02 G
B25B21/00 520A
【審査請求】未請求
【請求項の数】27
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023049792
(22)【出願日】2023-03-27
(71)【出願人】
【識別番号】000137292
【氏名又は名称】株式会社マキタ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木下 和典
(72)【発明者】
【氏名】神谷 剛
(72)【発明者】
【氏名】野田 裕美子
(57)【要約】
【課題】インパクトレンチのアンビルを高トルク化すること。
【解決手段】インパクトレンチは、ステータと、ステータに対して回転するロータと、を有するブラシレスモータと、ロータにより回転される打撃機構と、打撃機構により打撃されるアンビルと、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、を備える。アンビルの最大締付トルクは、3200Nm以上である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステータと、前記ステータに対して回転するロータと、を有するブラシレスモータと、
前記ロータにより回転される打撃機構と、
前記打撃機構により打撃されるアンビルと、
バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、を備え、
前記アンビルの最大締付トルクは、3200Nm以上である、
インパクトレンチ。
【請求項2】
前記バッテリパックの定格電圧の総和は、36V以上であり、
前記ステータの外径は、50mm以上である、
請求項1に記載のインパクトレンチ。
【請求項3】
前記ブラシレスモータの最大出力は、1250W以上である、
請求項2に記載のインパクトレンチ。
【請求項4】
前記ロータの回転を減速して前記打撃機構に伝達する減速機構を備え、
前記アンビルの回転数は、600rpm以上2400rpm以下である、
請求項2に記載のインパクトレンチ。
【請求項5】
前記打撃機構の打撃数は、900rpm以上3200rpm以下である、
請求項2に記載のインパクトレンチ。
【請求項6】
前記打撃機構のハンマの重量は、0.55kg以上2.2kg以下である、
請求項2に記載のインパクトレンチ。
【請求項7】
前記ロータの回転数を減速して前記打撃機構に伝達する減速機構を備え、
前記減速機構の減速比は、1/60以上1/15以下である、
請求項2に記載のインパクトレンチ。
【請求項8】
ソケットが装着される前記アンビルの先端部は、四角柱状であり、
相互に対向する前記アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離は、1インチ以上2.5インチ以下である、
請求項2に記載のインパクトレンチ。
【請求項9】
ステータと、前記ステータに対して回転するロータと、を有するブラシレスモータと、
前記ロータにより回転される打撃機構と、
前記打撃機構により打撃されるアンビルと、
バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、を備え、
前記アンビルの最大締付トルクは、6000Nm以上である、
インパクトレンチ。
【請求項10】
前記バッテリパックの定格電圧の総和は、72V以上であり、
前記ステータの外径は、60mm以上である、
請求項9に記載のインパクトレンチ。
【請求項11】
前記ブラシレスモータの最大出力は、2500W以上である、
請求項10に記載のインパクトレンチ。
【請求項12】
前記ロータの回転を減速して前記打撃機構に伝達する減速機構を備え、
前記アンビルの回転数は、600rpm以上2400rpm以下である、
請求項10に記載のインパクトレンチ。
【請求項13】
前記打撃機構の打撃数は、900rpm以上3200rpm以下である、
請求項10に記載のインパクトレンチ。
【請求項14】
前記打撃機構のハンマの重量は、1.1kg以上4.4kg以下である、
請求項10に記載のインパクトレンチ。
【請求項15】
前記ロータの回転数を減速して前記打撃機構に伝達する減速機構を備え、
前記減速機構の減速比は、1/60以上1/15以下である、
請求項10に記載のインパクトレンチ。
【請求項16】
ソケットが装着される前記アンビルの先端部は、四角柱状であり、
相互に対向する前記アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離は、1インチ以上2.5インチ以下である、
請求項10に記載のインパクトレンチ。
【請求項17】
ステータと、前記ステータに対して回転するロータと、を有するブラシレスモータと、
前記ロータにより回転される打撃機構と、
前記打撃機構により打撃されるアンビルと、
バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、を備え、
前記アンビルの最大締付トルクは、10000Nm以上である、
インパクトレンチ。
【請求項18】
前記バッテリパックの定格電圧の総和は、144V以上であり、
前記ステータの外径は、60mm以上である、
請求項17に記載のインパクトレンチ。
【請求項19】
前記ブラシレスモータの最大出力は、5000W以上である、
請求項18に記載のインパクトレンチ。
【請求項20】
前記ロータの回転を減速して前記打撃機構に伝達する減速機構を備え、
前記アンビルの回転数は、600rpm以上2400rpm以下である、
請求項18に記載のインパクトレンチ。
【請求項21】
前記打撃機構の打撃数は、900rpm以上3200rpm以下である、
請求項18に記載のインパクトレンチ。
【請求項22】
前記打撃機構のハンマの重量は、2.2kg以上3.8kg以下である、
請求項18に記載のインパクトレンチ。
【請求項23】
前記ロータの回転数を減速して前記打撃機構に伝達する減速機構を備え、
前記減速機構の減速比は、1/60以上1/15以下である、
請求項18に記載のインパクトレンチ。
【請求項24】
ソケットが装着される前記アンビルの先端部は、四角柱状であり、
相互に対向する前記アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離は、1インチ以上2.5インチ以下である、
請求項18に記載のインパクトレンチ。
【請求項25】
前記バッテリパックのバッテリ容量は、5Ah以上である、
請求項1、請求項9、請求項17のいずれか一項に記載のインパクトレンチ。
【請求項26】
前記ブラシレスモータに供給される電流は、80A以下である、
請求項1、請求項9、請求項17のいずれか一項に記載のインパクトレンチ。
【請求項27】
前記打撃機構による一回当たりの打撃エネルギーは、95J以上である、
請求項1、請求項9、請求項17のいずれか一項に記載のインパクトレンチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、インパクトレンチに関する。
【背景技術】
【0002】
インパクトレンチに係る技術分野において、特許文献1に開示されているような、バッテリパックから供給される電力により駆動するインパクトレンチが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2019-509182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書で開示する技術は、インパクトレンチのアンビルを高トルク化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、インパクトレンチを開示する。インパクトレンチは、ステータと、ステータに対して回転するロータと、を有するブラシレスモータと、ロータにより回転される打撃機構と、打撃機構により打撃されるアンビルと、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、を備えてもよい。アンビルの最大締付トルクは、3200Nm以上でもよい。
【発明の効果】
【0006】
本明細書で開示する技術によれば、インパクトレンチのアンビルが高トルク化される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、第1実施形態に係るインパクトレンチを示す正面図である。
図2図2は、第1実施形態に係るインパクトレンチを示す上面図である。
図3図3は、第1実施形態に係るインパクトレンチの一部を示す断面図である。
図4図4は、第1実施形態に係るステータを模式的に示す図である。
図5図5は、第1実施形態に係るアンビルを模式的に示す図である。
図6図6は、第2実施形態に係るインパクトレンチを示す正面図である。
図7図7は、第3実施形態に係るインパクトレンチを示す上面図である。
図8図8は、第4実施形態に係るインパクトレンチを示す上面図である。
図9図9は、第5実施形態に係るインパクトレンチを示す側面図である。
図10図10は、第6実施形態に係るインパクトレンチを示す上面図である。
図11図11は、第7実施形態に係るインパクトレンチを示す側面図である。
図12図12は、第8実施形態に係るインパクトレンチを示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1つ又はそれ以上の実施形態において、インパクトレンチは、ステータと、ステータに対して回転するロータと、を有するブラシレスモータと、ロータにより回転される打撃機構と、打撃機構により打撃されるアンビルと、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、を備えてもよい。アンビルの最大締付トルクは、3200Nm以上でもよい。
【0009】
上記の構成では、インパクトレンチのアンビルが高トルク化される。
【0010】
1つ又はそれ以上の実施形態において、バッテリパックの定格電圧の総和は、36V以上でもよい。ステータの外径は、50mm以上でもよい。ブラシレスモータの最大出力は、1250W以上でもよい。アンビルの回転数は、600rpm以上2400rpm以下でもよい。打撃機構の打撃数は、900rpm以上3200rpm以下でもよい。打撃機構のハンマの重量は、0.55kg以上2.2kg以下でもよい。減速機構の減速比は、1/60以上1/15以下でもよい。相互に対向するアンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離は、1インチ以上2.5インチ以下でもよい。
【0011】
上記の構成では、アンビルの最大締付トルクを3200Nm以上にすることができる。なお、最大締め付けトルクとは、被締結材を締め付けたときのトルクであり、一般的に締結後の被締結材に対して、増し締めトルクレンチ等で測定されるトルクのことをいう。なお、ナットやボルトを緩めて測定する方法ではない。一般的にこの最大締め付けトルクはそれぞれの製造メーカのカタログに記載される。
【0012】
1つ又はそれ以上の実施形態において、インパクトレンチは、ステータと、ステータに対して回転するロータと、を有するブラシレスモータと、ロータにより回転される打撃機構と、打撃機構により打撃されるアンビルと、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、を備えてもよい。アンビルの最大締付トルクは、6000Nm以上でもよい。
【0013】
上記の構成では、インパクトレンチのアンビルが高トルク化される。
【0014】
1つ又はそれ以上の実施形態において、バッテリパックの定格電圧の総和は、72V以上でもよい。ステータの外径は、60mm以上でもよい。ブラシレスモータの最大出力は、2500W以上でもよい。アンビルの回転数は、600rpm以上2400rpm以下でもよい。打撃機構の打撃数は、900rpm以上3200rpm以下でもよい。打撃機構のハンマの重量は、1.1kg以上4.4kg以下でもよい。減速機構の減速比は、1/60以上1/15以下でもよい。相互に対向するアンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離は、1インチ以上2.5インチ以下でもよい。
【0015】
上記の構成では、アンビルの最大締付トルクを6000Nm以上にすることができる。
【0016】
1つ又はそれ以上の実施形態において、インパクトレンチは、ステータと、ステータに対して回転するロータと、を有するブラシレスモータと、ロータにより回転される打撃機構と、打撃機構により打撃されるアンビルと、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、を備えてもよい。アンビルの最大締付トルクは、10000Nm以上でもよい。
【0017】
上記の構成では、インパクトレンチのアンビルが高トルク化される。
【0018】
1つ又はそれ以上の実施形態において、バッテリパックの定格電圧の総和は、144V以上でもよい。ステータの外径は、60mm以上でもよい。ブラシレスモータの最大出力は、5000W以上でもよい。アンビルの回転数は、600rpm以上2400rpm以下でもよい。打撃機構の打撃数は、900rpm以上3200rpm以下でもよい。打撃機構のハンマの重量は、2.2kg以上3.8kg以下でもよい。減速機構の減速比は、1/60以上1/15以下でもよい。相互に対向するアンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離は、1インチ以上2.5インチ以下でもよい。
【0019】
上記の構成では、アンビルの最大締付トルクを10000Nm以上にすることができる。
【0020】
1つ又はそれ以上の実施形態において、バッテリパックのバッテリ容量は、5Ah以上でもよい。
【0021】
1つ又はそれ以上の実施形態において、ブラシレスモータに供給される電流は、80A以下でもよい。ブラシレスモータに供給される電流は、40A以上60A以下でもよい。
【0022】
1つ又はそれ以上の実施形態において、打撃機構による一回当たりの打撃エネルギーは、95J以上でもよい。
【0023】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0024】
実施形態においては、「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、及び「下」の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、インパクトレンチの中心を基準とした相対位置又は方向を示す。左右方向と前後方向と上下方向とは直交する。
【0025】
なお、実施形態において、トルクの単位である1Nmは、0.7376ft・lbに換算可能であり、1[ft・lb]は、1.36[Nm]に換算可能である。
【0026】
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
【0027】
<インパクトレンチ>
図1は、第1実施形態に係るインパクトレンチ1Aを示す正面図である。図2は、第1実施形態に係るインパクトレンチ1Aを示す上面図である。図3は、第1実施形態に係るインパクトレンチ1Aの一部を示す断面図である。
【0028】
インパクトレンチ1Aは、本体ハウジング2Aと、ハンドル7と、バッテリ装着部31Aと、モータ10Aと、コントローラ11Aと、ファン12と、減速機構13Aと、スピンドル14と、打撃機構15Aと、アンビル16Aと、トリガスイッチ17Aとを備える。
【0029】
本体ハウジング2Aは、少なくともモータ10Aを収容する。本実施形態において、コントローラ11A、ファン12、減速機構13A、スピンドル14、及び打撃機構15Aも、本体ハウジング2Aに収容される。また、アンビル16Aの一部も、本体ハウジング2Aに収容される。
【0030】
本体ハウジング2Aの上部にグリップ部23Aが設けられる。グリップ部23Aは、本体ハウジング2Aから左方側に突出する第1グリップ部231Aと、本体ハウジング2Aから右方側に突出する第2グリップ部232Aとを含む。グリップ部23Aは、作業者に握られる。トリガスイッチ17Aは、グリップ部23Aに配置される。本実施形態において、トリガスイッチ17Aは、第1グリップ部231Aに配置される。
【0031】
ハンドル7は、作業者に握られる。ハンドル7は、本体ハウジング2Aの上部に設けられる。
【0032】
バッテリ装着部31Aは、本体ハウジング2Aの外周面の上部に設けられる。本実施形態において、バッテリ装着部31Aは、3つ設けられる。3つのバッテリ装着部31Aは、上下方向に延びる本体ハウジング2Aの中心軸の周囲に間隔をあけて配置される。本実施形態において、3つのバッテリ装着部31Aは、本体ハウジング2Aの中心軸の周囲に等間隔に配置される。
【0033】
バッテリ装着部31Aに、バッテリパック33Aが装着される。1つのバッテリ装着部31Aに、1つのバッテリパック33Aが装着される。バッテリパック33Aは、バッテリ装着部31Aに着脱される。
【0034】
バッテリ装着部31Aは、ターミナル端子を有する。バッテリパック33Aがバッテリ装着部31Aに装着されることにより、バッテリパック33Aの接続端子であるバッテリ端子とバッテリ装着部31Aのターミナル端子とが接続される。
【0035】
バッテリパック33Aは、インパクトレンチ1Aの電源として機能する。バッテリパック33Aは、二次電池を含む。本実施形態において、バッテリパック33Aは、充電式のリチウムイオン電池を含む。バッテリ装着部31Aに装着されることにより、バッテリパック33Aは、インパクトレンチ1Aに電力を供給可能である。モータ10Aは、バッテリパック33Aから供給される電力に基づいて駆動する。コントローラ11Aは、バッテリパック33Aから供給される電力に基づいて作動する。
【0036】
3つのバッテリパック33Aの定格電圧は、相互に等しい。バッテリパック33Aの定格電圧は、18Vでもよいし、36Vでもよい。3つのバッテリパック33Aの外形及び寸法は、相互に等しい。すなわち、3つのバッテリパック33Aは、相互に同じ種類である。
【0037】
3つのバッテリ装着部31Aのターミナルの構造及び大きさは、相互に等しい。
【0038】
モータ10Aは、インパクトレンチ1Aの動力源として機能する。モータ10Aは、インナロータ型のDCブラシレスモータである。モータ10Aは、本体ハウジング2Aに収容される。
【0039】
モータ10Aは、ステータ47と、ロータ48と、ロータシャフト49とを有する。ロータ48の少なくとも一部は、ステータ47の内側に配置される。ステータ47は、ロータ48の周囲に配置される。ロータシャフト49は、ロータ48に固定される。ロータ48は、上下方向(Z軸方向)に延びるモータ回転軸MXを中心にステータ47に対して回転可能である。
【0040】
図4は、第1実施形態に係るステータ47を模式的に示す図である。ステータ47は、複数のティースを有するステータコア47Aと、インシュレータを介してステータコア47Aの複数のティースのそれぞれに巻かれる複数のコイル47Bとを有する。複数のコイル47Bは、バスバーユニットを介して接続される。
【0041】
ステータコア47Aの外形は、実質的に円形状である。ステータコア47Aの外径Daが規定値になるように、ステータコア47Aが形成される。
【0042】
図3に示すように、ロータ48は、回転軸AXを中心に回転する。回転軸AXは、上下方向に延びる。ロータ48は、ロータコアと、ロータコアに固定されるロータ磁石とを有する。
【0043】
センサ基板50がステータ47のインシュレータに固定される。センサ基板50は、ロータ48の回転方向の位置を検出する。センサ基板50は、環状の回路基板に支持される回転検出素子を有する。回転検出素子は、ロータ48のロータ磁石の位置を検出することにより、ロータ48の回転方向の位置を検出する。
【0044】
ロータシャフト49は、ロータ48のロータコアに固定される。ロータ48とロータシャフト49とは、回転軸AXを中心に一緒に回転する。
【0045】
ロータシャフト49は、ロータ軸受51及びロータ軸受52のそれぞれに回転可能に支持される。ロータ軸受51は、ロータ48の下端面よりも下方に突出するロータシャフト49の下部を回転可能に支持する。ロータ軸受52は、ロータ48の上端面よりも上方に突出するロータシャフト49の上部を回転可能に支持する。ロータ軸受51は、ギヤケース5に保持される。
【0046】
ロータシャフト49の下端部にサンギヤ55Sが固定される。サンギヤ55Sは、減速機構13Aの少なくとも一部に連結される。ロータシャフト49は、サンギヤ55Sを介して減速機構13Aに連結される。
【0047】
コントローラ11Aは、モータ10Aを制御する制御信号を出力する。コントローラ11Aは、複数の電子部品が実装された回路基板を含む。回路基板に実装される電子部品として、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ、ROM(Read Only Memory)又はストレージのような不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリ、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)、及び抵抗器が例示される。
【0048】
コントローラ11Aは、モータ10Aよりも上方側に配置される。
【0049】
ファン12は、モータ10A及びコントローラ11Aを冷却するための気流を生成する。ファン12は、ステータ47の上方側に配置される。ファン12は、ロータシャフト49の上部に固定される。ファン12は、ロータ軸受51とステータ47との間に配置される。ファン12とロータシャフト49とは、一緒に回転する。
【0050】
減速機構13Aは、スピンドル14を介してモータ10Aの回転力を打撃機構15Aに伝達する。減速機構13Aは、ロータ48の回転数を減速して打撃機構15Aに伝達する。減速機構13Aは、ロータシャフト49とスピンドル14とを連結する。減速機構13Aは、ロータシャフト49の回転速度よりも低い回転速度でスピンドル14を回転させる。減速機構13Aは、モータ10Aの回転力に基づいて駆動する遊星歯車機構55を含む。
【0051】
遊星歯車機構55は、サンギヤ55Sと、プラネタリギヤ55Pと、インターナルギヤ55Iとを有する。プラネタリギヤ55Pは、複数設けられる。複数のプラネタリギヤ55Pは、サンギヤ55Sの周囲に配置される。インターナルギヤ55Iは、複数のプラネタリギヤ55Pの周囲に配置される。遊星歯車機構55は、ギヤケース5に収容される。
【0052】
サンギヤ55Sは、上下方向に延びる回転軸AXを中心に回転可能である。ロータシャフト49が回転することにより、サンギヤ55Sが回転する。
【0053】
複数のプラネタリギヤ55Pのそれぞれは、サンギヤ55Sに噛み合う。プラネタリギヤ55Pは、ピン55Aを介してスピンドル14に回転可能に支持される。スピンドル14は、プラネタリギヤ55Pにより回転される。インターナルギヤ55Iは、プラネタリギヤ55Pに噛み合う内歯を有する。インターナルギヤ55Iは、ギヤケース5に固定される。インターナルギヤ55Iの外周面に複数の凸部が設けられる。インターナルギヤ55Iの凸部は、ギヤケース5の内周面に設けられた凹部に嵌まる。インターナルギヤ55Iは、ギヤケース5に対して常に回転不可能である。
【0054】
モータ10Aの駆動によりロータシャフト49及びサンギヤ55Sが回転すると、プラネタリギヤ55Pがサンギヤ55Sの周囲を公転する。プラネタリギヤ55Pは、インターナルギヤ55Iの内歯に噛み合いながら公転する。プラネタリギヤ55Pの公転により、ピン55Aを介してプラネタリギヤ55Pに接続されているスピンドル14は、ロータシャフト49の回転速度よりも低い回転速度で回転する。
【0055】
スピンドル14は、減速機構13Aにより伝達されたモータ10Aの回転力により回転する。スピンドル14は、減速機構13Aを介して伝達されたモータ10Aの回転力を打撃機構15Aに伝達する。スピンドル14は、出力回転軸AXを中心に回転可能である。スピンドル14の少なくとも一部は、減速機構13Aの下方側に配置される。スピンドル14は、アンビル16Aの上方側に配置される。
【0056】
スピンドル14は、フランジ部14Aと、スピンドルシャフト部14Bと、突出部14Cとを有する。スピンドルシャフト部14Bは、フランジ部14Aから下方側に突出する。突出部14Cは、フランジ部14Aから上方側に突出する。
【0057】
プラネタリギヤ55Pは、ピン55Aを介してフランジ部14A及び突出部14Cのそれぞれに回転可能に支持される。スピンドル14は、スピンドル軸受58に回転可能に支持される。スピンドル軸受58は、突出部14Cを回転可能に支持する。スピンドル軸受58は、ギヤケース5に保持される。
【0058】
打撃機構15Aは、回転軸AXを中心とする回転方向にアンビル16Aを打撃する。打撃機構15Aは、モータ10Aの下方側に配置される。打撃機構15Aは、モータ10Aのロータ48により回転される。打撃機構15Aは、回転軸AXを中心に回転可能である。モータ10Aの回転力は、減速機構13A及びスピンドル14を介して打撃機構15Aに伝達される。打撃機構15Aは、モータ10Aにより回転するスピンドル14の回転力に基づいて、アンビル16Aを回転方向に打撃する。
【0059】
打撃機構15Aは、ハンマ71と、ボール72と、第1コイルスプリング73と、第2コイルスプリング74と、ワッシャ76とを有する。
【0060】
ハンマ71は、減速機構13Aの下方側に配置される。ハンマ71は、スピンドルシャフト部14Bの周囲に配置される。ハンマ71は、スピンドルシャフト部14Bに保持される。ハンマ71は、モータ10Aにより回転される。ボール72は、スピンドルシャフト部14Bとハンマ71との間に配置される。ハンマ71は、筒状のハンマボディ71Aと、ハンマボディ71Aの前部に設けられるハンマ突起部とを有する。ハンマボディ71Aの後面に環状の凹部71Cが設けられる。凹部71Cは、ハンマボディ71Aの上面から下方側に窪む。
【0061】
ハンマ71は、モータ10Aにより回転される。モータ10Aの回転力は、減速機構13A及びスピンドル14を介してハンマ71に伝達される。ハンマ71は、モータ10Aにより回転するスピンドル14の回転力に基づいて、スピンドル14と一緒に回転可能である。ハンマ71及びスピンドル14のそれぞれは、回転軸AXを中心に回転する。
【0062】
ワッシャ76は、凹部71Cの内側に配置される。ワッシャ76は、複数のボール78を介してハンマ71に支持される。ボール78は、ワッシャ76の下方側に配置される。
【0063】
第1コイルスプリング73は、スピンドルシャフト部14Bの周囲に配置される。第1コイルスプリング73の上端部は、フランジ部14Aに支持される。第1コイルスプリング73の下端部は、凹部71Cの内側に配置され、ワッシャ76に支持される。第1コイルスプリング73は、ハンマ71を下方側に移動させる弾性力を常時発生する。
【0064】
第2コイルスプリング74は、スピンドルシャフト部14Bの周囲に配置される。第2コイルスプリング74は、第1コイルスプリング73の径方向内側に配置される。第2コイルスプリング74の上端部は、フランジ部14Aに支持される。第2コイルスプリング74の下端部は、凹部71Cの内側に配置され、ハンマ71に支持される。第2コイルスプリング74は、ハンマ71が上方側に移動したときにハンマ71を下方側に移動させる弾性力を発生する。
【0065】
ボール72は、鉄鋼のような金属製である。ボール72は、スピンドルシャフト部14Bとハンマ71との間に配置される。スピンドル14は、ボール72の少なくとも一部が配置されるスピンドル溝を有する。スピンドル溝は、スピンドルシャフト部14Bの外面の一部に設けられる。ハンマ71は、ボール72の少なくとも一部が配置されるハンマ溝を有する。ハンマ溝は、ハンマ71の内面の一部に設けられる。ボール72は、スピンドル溝とハンマ溝との間に配置される。ボール72は、スピンドル溝の内側及びハンマ溝の内側のそれぞれを転がることができる。ハンマ71は、ボール72に伴って移動可能である。スピンドル14とハンマ71とは、スピンドル溝及びハンマ溝により規定される可動範囲において、回転軸AXに平行な方向及び回転軸AXを中心とする回転方向のそれぞれに相対移動することができる。
【0066】
アンビル16Aは、上下方向に延びる回転軸AXを中心に回転する。アンビル16Aは、モータ10Aの回転力に基づいて回転するインパクトレンチ1Aの出力部である。アンビル16Aの少なくとも一部は、ハンマ71の下方側に配置される。アンビル16Aは、打撃機構15Aのハンマ71により回転方向に打撃される。スピンドルシャフト部14Bの下端部は、アンビル16Aの上端部に設けられたアンビル凹部に配置される。
【0067】
アンビル16Aは、アンビルシャフト部161と、アンビル突起部162とを有する。アンビルシャフト部161は、打撃機構15Aの下方側に配置される。アンビル突起部162は、アンビルシャフト部161の上端部からアンビルシャフト部161の径方向外側に突出する。アンビル突起部162は、打撃機構15Aにより回転軸AXを中心とする回転方向に打撃される。
【0068】
アンビルシャフト部161の下端部は、本体ハウジング2Aの下部の開口を介して本体ハウジング2Aの下方側に配置される。アンビルシャフト部161の下端部に先端工具としてソケットが装着される。
【0069】
図5は、第1実施形態に係るアンビル16Aを模式的に示す図である。アンビル16Aのアンビルシャフト部161の下端部(先端部)にソケットが装着される。ソケットが装着されるアンビルシャフト部161の先端部は、実質的に四角柱状である。回転軸AXを挟んで相互に対向するアンビルシャフト部161の先端部の第1辺と第2辺との距離Dbが規定値になるように、アンビル16Aが形成される。距離Dbは、回転軸AXに直交する面内における第1辺と第2辺との距離である。距離Dbは、回転軸AXに直交する面内におけるアンビルシャフト部161の1辺の長さとみなされてもよい。
【0070】
図3に示すように、アンビル16Aは、アンビル軸受79に回転可能に支持される。アンビル軸受79は、アンビルシャフト部161の周囲に配置される。アンビル16Aは、回転軸AXを中心に回転可能である。本実施形態において、アンビル軸受79は、滑り軸受である。アンビル軸受79は、筒状である。本実施形態において、アンビル軸受79としてスリーブが使用される。なお、例えば粉末冶金法により製造された筒状の多孔質金属体に潤滑油を含浸させることにより滑り軸受が形成されてもよい。
【0071】
回転軸AXに直交する断面において、アンビルシャフト部161のうち、アンビル軸受79に支持される部分の外周面の形状は、円形状である。回転軸AXに直交する断面において、アンビル軸受79の内周面の形状は、円形状である。
【0072】
アンビルシャフト部161の下端部は、本体ハウジング2Aの下端部の開口を介して本体ハウジング2Aよりも下方側に配置される。アンビルシャフト部161の少なくとも一部は、本体ハウジング2Aの下端部の開口の内側に配置される。
【0073】
トリガスイッチ17Aは、モータ10Aを駆動するために作業者に操作される。モータ10Aの駆動とは、ステータ47のコイル47Bが通電されてロータ48が回転することをいう。トリガスイッチ17Aは、第1グリップ部231Aに設けられる。トリガスイッチ17Aが第1グリップ部231Aに近付くように操作されることにより、モータ10Aが駆動する。トリガスイッチ17Aの操作が解除されることにより、モータ10Aの駆動が停止する。
【0074】
図2に示すように、本体ハウジング2Aの上面にスイッチパネル103が配置される。スイッチパネル103に設けられたスイッチ104が操作されることにより、モータ10Aの回転速度が変更されてもよい。
【0075】
<インパクトレンチの動作>
次に、インパクトレンチ1Aの動作について説明する。例えば、作業対象の締結作業を実施するとき、締結作業に使用されるソケットが、アンビル16Aの下端部に装着される。ソケットがアンビル16Aに装着された後、作業者は、グリップ部23Aを両手で握って、トリガスイッチ17Aが第1グリップ部231Aに近付くように、トリガスイッチ17Aを操作する。トリガスイッチ17Aが操作されると、バッテリパック33Aからモータ10Aに電力が供給され、モータ10Aが駆動する。モータ10Aの駆動により、ロータ48及びロータシャフト49が回転する。ロータシャフト49が回転すると、ロータシャフト49の回転力がサンギヤ55Sを介してプラネタリギヤ55Pに伝達される。プラネタリギヤ55Pは、インターナルギヤ55Iの内歯に噛み合った状態で、自転しながらサンギヤ55Sの周囲を公転する。プラネタリギヤ55Pは、ピン55Aを介してスピンドル14に回転可能に支持される。プラネタリギヤ55Pの公転により、スピンドル14は、ロータシャフト49の回転速度よりも低い回転速度で回転する。
【0076】
ハンマ突起部とアンビル突起部162とが接触している状態で、スピンドル14が回転すると、アンビル16Aは、ハンマ71及びスピンドル14と一緒に回転する。アンビル16Aが回転することにより、締結作業が進行する。
【0077】
締結作業の進行により、アンビル16Aに所定値以上の負荷が作用した場合、アンビル16A及びハンマ71の回転が停止する。ハンマ71の回転が停止している状態で、スピンドル14が回転すると、ハンマ71は、後方に移動する。ハンマ71が後方に移動することにより、ハンマ突起部とアンビル突起部162との接触が解除される。後方に移動したハンマ71は、第1コイルスプリング73及び第2コイルスプリング74の弾性力により、回転しながら前方に移動する。ハンマ71が回転しながら前方に移動することにより、アンビル16Aは、ハンマ71により回転方向に打撃される。これにより、アンビル16Aは、高いトルクで出力回転軸AXを中心に回転する。そのため、ボルト又はナットは高いトルクで締め付けられる。
【0078】
本実施形態において、アンビル16Aの最大締付トルクは、3200Nm以上である。アンビル16Aの最大締付トルクは、3200Nm以上6000Nm未満でもよい。
【0079】
本実施形態に係るインパクトレンチ1Aの諸元は、以下の通りである。
【0080】
<諸元>
・アンビルの最大締付トルク:3200Nm
・バッテリパックの定格電圧の総和:36V
・ステータコアの外径Da:50mm
・モータの最大出力:1250W
・アンビルの回転数(無負荷時):1200rpm
・打撃機構の打撃数:1800rpm
・減速機構の減速比:1/30
・ハンマの重量:1.1kg
・アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Db:1インチ
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの外形寸法:前後方向680mm×左右方向680mm×上下方向240mm
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの重量:10kg
【0081】
バッテリパックの定格電圧の総和が36V以上になるように、定格電圧36V(最大40V)のバッテリパックが1つ以上インパクトレンチ1Aに装着されればよい。なお、定格電圧18Vのバッテリパックが2つ以上インパクトレンチ1Aに装着されてもよい。
【0082】
<効果>
以上説明したように、実施形態において、インパクトレンチ1Aは、ロータ48及びロータ48の周囲に配置されるステータ47を有するブラシレスモータであるモータ10Aと、ロータ48により回転される打撃機構15Aと、打撃機構15Aにより打撃されるアンビル16Aと、バッテリパック33Aが装着されるバッテリ装着部31Aと、を備える。アンビル16Aの最大締付トルクは、3200Nm以上である。
【0083】
上記の構成では、インパクトレンチ1Aのアンビル16Aが高トルク化される。
【0084】
実施形態において、バッテリパック33Aの定格電圧の総和は、36V以上である。ステータコア47Aの外径Daは、50mm以上である。モータ10Aの最大出力は、1250W以上である。減速機構13Aにより減速された後のアンビル16Aの回転数は、1200rpmである。打撃機構15Aの打撃数は、1800rpmである。打撃機構15Aのハンマ71の重量は、1.1kgである。減速機構13Aの減速比は、1/30である。相互に対向するアンビル16Aの先端部の第1辺と第2辺との距離Dbは、1インチである。
【0085】
上記の構成では、アンビル16Aの最大締付トルクを3200Nm以上にすることができる。
【0086】
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0087】
<インパクトレンチ>
図6は、第2実施形態に係るインパクトレンチ1Bを示す正面図である。本実施形態に係るインパクトレンチ1Bは、上述の第1実施形態に係るインパクトレンチ1Aの変形例である。
【0088】
インパクトレンチ1Bは、本体ハウジング2Bと、バッテリ装着部31Bと、モータ10Bと、コントローラ11Bと、減速機構13Aと、打撃機構15Aと、アンビル16Bと、第1グリップ部231B及び第2グリップ部232Bを含むグリップ部23Bと、トリガスイッチ17Bとを備える。
【0089】
バッテリ装着部31Bは、本体ハウジング2Aの外周面の上部に設けられる。本実施形態において、バッテリ装着部31Bは、1つ設けられる。
【0090】
バッテリ装着部31Bに、バッテリパック33Bが装着される。バッテリパック33Bは、バッテリ装着部31Bに着脱される。
【0091】
バッテリパック33Bの定格電圧は、18Vでもよいし、36Vでもよいし、72Vででもよい。
【0092】
本実施形態において、アンビル16Bの最大締付トルクは、6000Nm以上である。アンビル16Bの最大締付トルクは、6000Nm以上10000Nm未満でもよい。
【0093】
本実施形態に係るインパクトレンチ1Bの諸元は、以下の通りである。
【0094】
<諸元>
・アンビルの最大締付トルク:6000Nm
・バッテリパックの定格電圧の総和:72V
・ステータコアの外径Da:60mm
・モータの最大出力:2500W
・アンビルの回転数(無負荷時):1200rpm
・打撃機構の打撃数:1800rpm
・減速機構の減速比:1/30
・ハンマの重量:2.2kg
・アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Db:1/2インチ
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの外形寸法:前後方向680mm×左右方向680mm×上下方向240mm
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの重量:20kg
【0095】
バッテリパックの定格電圧の総和が72V以上になるように、定格電圧72V(最大80V)のバッテリパックが1つ以上インパクトレンチ1Bに装着されればよい。なお、定格電圧36Vのバッテリパックが2つ以上インパクトレンチ1Bに装着されてもよいし、定格電圧18Vのバッテリパックが4つ以上インパクトレンチ1Bに装着されてもよい。
【0096】
<効果>
以上説明したように、実施形態において、インパクトレンチ1Bのアンビル16Bの最大締付トルクは、6000Nm以上である。
【0097】
上記の構成では、インパクトレンチ1Bのアンビル16Bが高トルク化される。
【0098】
実施形態において、バッテリパック33Bの定格電圧の総和は、72V以上である。ステータコア47Aの外径Dbは、60mm以上である。モータ10Bの最大出力は、2500W以上である。減速機構13Bにより減速された後のアンビル16Bの回転数は、1200rpmである。打撃機構15Bの打撃数は、1800rpmである。打撃機構15Bのハンマの重量は、2.2kgである。減速機構13Bの減速比は、1/30である。相互に対向するアンビル16Bの先端部の第1辺と第2辺との距離Dbは、1/2インチ以上1インチ以下である。
【0099】
上記の構成では、アンビルの最大締付トルクを6000Nm以上にすることができる。
【0100】
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0101】
<インパクトレンチ>
図7は、第3実施形態に係るインパクトレンチ1Cを示す上面図である。本実施形態に係るインパクトレンチ1Cは、上述の第1実施形態に係るインパクトレンチ1Aの変形例である。
【0102】
インパクトレンチ1Cは、本体ハウジング2Cと、本体ハウジング2Cの外周面に設けられるバッテリ装着部31Cとを有する。本体ハウジング2Cの上面にスイッチパネル103が配置される。
【0103】
本実施形態において、バッテリ装着部31Cは、5つ設けられる。5つのバッテリ装着部31Cは、上下方向に延びる本体ハウジング2Cの中心軸の周囲に間隔をあけて配置される。本実施形態において、5つのバッテリ装着部31Cは、本体ハウジング2Cの中心軸の周囲に等間隔に配置される。
【0104】
バッテリ装着部31Cに、バッテリパック33Cが装着される。1つのバッテリ装着部31Cに、1つのバッテリパック33Cが装着される。バッテリパック33Cは、バッテリ装着部31Cに着脱される。
【0105】
5つのバッテリパック33Cの定格電圧は、相互に等しい。バッテリパック33Cの定格電圧は、18Vでもよいし、36Vでもよいし、72Vでもよい。5つのバッテリパック33Cの外形及び寸法は、相互に等しい。すなわち、5つのバッテリパック33Cは、相互に同じ種類である。
【0106】
5つのバッテリ装着部31Cのターミナルの構造及び大きさは、相互に等しい。
【0107】
本実施形態において、インパクトレンチ1Cのアンビルの最大締付トルクは、10000Nm以上である。
【0108】
本実施形態に係るインパクトレンチ1Cの諸元は、以下の通りである。
【0109】
<諸元>
・アンビルの最大締付トルク:10000Nm
・バッテリパックの定格電圧の総和:144V
・ステータコアの外径Da:60mm
・モータの最大出力:5000W
・アンビルの回転数(無負荷時):1200rpm
・打撃機構の打撃数:1800rpm
・減速機構の減速比:1/30
・ハンマの重量:4.4kg
・アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Db:1/2インチ
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの外形寸法:前後方向680mm×左右方向680mm×上下方向240mm
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの重量:40kg
【0110】
バッテリパックの定格電圧の総和が144V以上になるように、定格電圧72V(最大80V)のバッテリパックが2つ以上インパクトレンチ1Cに装着されればよい。なお、定格電圧36Vのバッテリパックが4つ以上インパクトレンチ1Cに装着されてもよいし、定格電圧18Vのバッテリパックが8つ以上インパクトレンチ1Cに装着されてもよい。
【0111】
<効果>
以上説明したように、実施形態において、インパクトレンチ1Cのアンビルの最大締付トルクは、10000Nm以上である。
【0112】
上記の構成では、インパクトレンチ1Cのアンビルが高トルク化される。
【0113】
実施形態において、バッテリパック33Cの定格電圧の総和は、144V以上である。ステータコア47Aの外径は、60mm以上である。モータ10Aの最大出力は、5000W以上である。減速機構により減速された後のアンビルの回転数は、1200rpmである。打撃機構の打撃数は、1800rpmである。打撃機構のハンマの重量は、4.4kgである。減速機構の減速比は、1/30である。相互に対向するアンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Dbは、1/2インチ以上2インチ以下である。
【0114】
上記の構成では、アンビルの最大締付トルクを10000Nm以上にすることができる。
【0115】
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0116】
<インパクトレンチ>
図8は、第4実施形態に係るインパクトレンチ1Dを示す上面図である。本実施形態に係るインパクトレンチ1Dは、上述の第1実施形態に係るインパクトレンチ1Aの変形例である。
【0117】
インパクトレンチ1Dは、本体ハウジング2Dと、本体ハウジング2Dに設けられるバッテリ装着部31Dとを有する。本体ハウジング2Dの上面にスイッチパネル103が配置される。
【0118】
本実施形態において、バッテリ装着部31Dは、4つ設けられる。2つのバッテリ装着部31Dは、本体ハウジング2Dの前部に設けられ、2つのバッテリ装着部31Dは、本体ハウジング2Dの後部に設けられる。
【0119】
バッテリ装着部31Dに、バッテリパック33Dが装着される。1つのバッテリ装着部31Dに、1つのバッテリパック33Dが装着される。バッテリパック33Dは、バッテリ装着部31Dに着脱される。
【0120】
4つのバッテリパック33Dの定格電圧は、相互に等しい。4つのバッテリパック33Dの外形及び寸法は、相互に等しい。すなわち、4つのバッテリパック33Dは、相互に同じ種類である。
【0121】
4つのバッテリ装着部31Dのターミナルの構造及び大きさは、相互に等しい。
【0122】
本実施形態に係るインパクトレンチ1Dの諸元は、以下の通りである。
【0123】
<諸元>
・アンビルの最大締付トルク:32000Nm
・バッテリパックの定格電圧の総和:320V
・ステータコアの外径Da:80mm
・モータの最大出力:5000W
・アンビルの回転数(無負荷時):570rpm
・打撃機構の打撃数:750rpm
・減速機構の減速比:1/52.6
・ハンマの重量:34kg
・アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Db:2.5インチ
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの外形寸法:前後方向680mm×左右方向680mm×上下方向240mm
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの重量:100kg
【0124】
バッテリパックの定格電圧の総和が320V以上になるように、定格電圧が最大80Vのバッテリパックが4つ以上インパクトレンチ1Dに装着されればよい。
【0125】
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0126】
<インパクトレンチ>
図9は、第5実施形態に係るインパクトレンチ1Eを示す側面図である。
【0127】
インパクトレンチ1Eは、本体ハウジング2Eと、モータ10Eと、コントローラ11Eと、減速機構13Eと、打撃機構15Eと、アンビル16Eと、トリガスイッチ17Eとを有する。
【0128】
本体ハウジング2Eは、モータ10Eを収容する本体部21Eと、本体部21Eの下部から下方に延びるグリップ部231Eとを有する。トリガスイッチ17Eは、グリップ部231Eの前部に配置される。また、本体部21Eの後部に第1ハンドル232Eが設けられ、本体部21Eの上部に第2ハンドル233Eが設けられる。
【0129】
コントローラ11Eは、グリップ部231Eの上部に配置される。減速機構13Eは、本体部21Eにおいてモータ10Eの前方側に配置される。打撃機構15Eは、減速機構13Eの前方側に配置される。本実施形態において、回転軸AXは、前後方向に延びる。モータ10Eのロータは、回転軸AXを中心に回転する。打撃機構15Eは、回転軸AXを中心とする回転方向にアンビル16Eを打撃する。アンビル16Eは、回転軸AXを中心に回転する。
【0130】
本実施形態において、バッテリパック33Eは、1つである。本体部21Eにバッテリ装着部31Eが設けられる。本実施形態において、バッテリ装着部31Eは、本体部21Eの右部に設けられる。なお、バッテリ装着部31Eは、本体部21Eの左部に設けられてもよい。
【0131】
本実施形態に係るインパクトレンチ1Eの諸元は、以下の通りである。
【0132】
<諸元>
・アンビルの最大締付トルク:7500Nm
・バッテリパックの定格電圧の総和:72V
・ステータコアの外径Da:80mm
・モータの最大出力:7500W
・アンビルの回転数(無負荷時):761rpm
・打撃機構の打撃数:1000rpm
・減速機構の減速比:1/39.4
・ハンマの重量:4.5kg
・アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Db:1.5インチ
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの外形寸法:前後方向340mm×左右方向160mm×上下方向401mm
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの重量:30kg
【0133】
バッテリパックの定格電圧の総和が72V以上になるように、定格電圧が72Vのバッテリパックが1つ以上インパクトレンチ1Eに装着されればよい。
【0134】
[第6実施形態]
第6実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0135】
<インパクトレンチ>
図10は、第6実施形態に係るインパクトレンチ1Fを示す上面図である。本実施形態に係るインパクトレンチ1Fは、上述の第5実施形態に係るインパクトレンチ1Eの変形例である。
【0136】
インパクトレンチ1Fは、本体ハウジング2Fと、打撃機構15Fと、アンビル16Fと、第1ハンドル部232Fと、第2ハンドル部233Fとを備える。本体ハウジング2Fの上面にスイッチパネル103が配置される。
【0137】
本実施形態において、バッテリ装着部31Fは、2つである。一方のバッテリ装着部31Fは、本体ハウジング2Fの左部に設けられ、他方のバッテリ装着部31Fは、本体ハウジング2Fの右部に設けられる。1つのバッテリ装着部31Fに1つのバッテリパック33Fが装着される。
【0138】
例えば、バッテリパックの定格電圧の総和が72V以上になるように、定格電圧が36Vのバッテリパック33Fが2つのバッテリ装着部31Fのそれぞれに1つずつ装着されることにより、上述の第5実施形態で説明したインパクトレンチ1Eと同様の諸元を達成することができる。
【0139】
また、バッテリパックの定格電圧の総和が36V以上になるように、定格電圧が18Vのバッテリパック33Fが2つのバッテリ装着部31Fのそれぞれに1つずつ装着されてもよい。また、インパクトレンチ1Fの諸元は、以下の通りでもよい。
【0140】
<諸元>
・アンビルの最大締付トルク:4000Nm
・バッテリパックの定格電圧の総和:36V
・ステータコアの外径Da:80mm
・モータの最大出力:4000W
・アンビルの回転数(無負荷時):685rpm
・打撃機構の打撃数:900rpm
・減速機構の減速比:1/52.6
・ハンマの重量:2.3kg
・アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Db:1インチ
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの外形寸法:前後方向340mm×左右方向160mm×上下方向401mm
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの重量:15kg
【0141】
[第7実施形態]
第7実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0142】
<インパクトレンチ>
図11は、第7実施形態に係るインパクトレンチ1Gを示す側面図である。
【0143】
インパクトレンチ1Gは、本体ハウジング2Gと、モータ10Gと、コントローラ11Gと、減速機構13Gと、打撃機構15Gと、アンビル16Gと、トリガスイッチ17Gとを有する。本体ハウジング2Gの上面にスイッチパネル103が配置されてもよい。
【0144】
本体ハウジング2Gは、モータ10Gを収容する本体部21Gと、本体部21Gの後部に設けられるグリップ部23Gとを有する。トリガスイッチ17Gは、グリップ部23Gに配置される。
【0145】
コントローラ11Gは、本体部21Gの後部に配置される。減速機構13Gは、本体部21Gにおいてモータ10Gの前方側に配置される。打撃機構15Gは、減速機構13Gの前方側に配置される。本実施形態において、回転軸AXは、前後方向に延びる。モータ10Gのロータは、回転軸AXを中心に回転する。打撃機構15Gは、回転軸AXを中心とする回転方向にアンビル1GEを打撃する。アンビル16Gは、回転軸AXを中心に回転する。
【0146】
本実施形態において、バッテリパック33Gは、1つである。本体部21Gの下部にバッテリ装着部31Gが設けられる。
【0147】
本実施形態に係るインパクトレンチ1Eの諸元は、以下の通りである。
【0148】
<諸元>
・アンビルの最大締付トルク:7500Nm
・バッテリパックの定格電圧の総和:72V
・ステータコアの外径Da:80mm
・モータの最大出力:7500W
・アンビルの回転数(無負荷時):761rpm
・打撃機構の打撃数:1000rpm
・減速機構の減速比:1/39.4
・ハンマの重量:4.5kg
・アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Db:1.5インチ
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの外形寸法:前後方向542mm×左右方向122mm×上下方向236mm
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの重量:30kg
【0149】
バッテリパックの定格電圧の総和が72V以上になるように、定格電圧が72Vのバッテリパックが1つ以上インパクトレンチ1Gに装着されればよい。
【0150】
[第8実施形態]
第8実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0151】
<インパクトレンチ>
図12は、第8実施形態に係るインパクトレンチ1Hを示す正面図である。
【0152】
インパクトレンチ1Hは、本体ハウジング2Hと、第1グリップ部231Hと、第2グリップ部232Hと、モータ10Hと、コントローラ11Hと、減速機構13Hと、打撃機構15Hと、アンビル16Hと、トリガスイッチ17Hとを有する。
【0153】
モータ10Hは、本体ハウジング2Hに収容される。第1グリップ部231Hは、本体ハウジング2Hから左方側に突出する。第2グリップ部232Hは、本体ハウジング2Hから右方側に突出する。トリガスイッチ17Hは、第2グリップ部232Hに配置される。
【0154】
コントローラ11Hは、本体ハウジング2Hの右部に収容される。減速機構13Gは、モータ10Hの下方側に配置される。打撃機構15Hは、減速機構13Hの下方側に配置される。アンビル16Hの先端部は、本体ハウジング2Hの下端部から下方側に突出する。本実施形態において、回転軸AXは、上下方向に延びる。モータ10Hのロータは、回転軸AXを中心に回転する。打撃機構15Hは、回転軸AXを中心とする回転方向にアンビル16Hを打撃する。アンビル16Hは、回転軸AXを中心に回転する。
【0155】
本実施形態において、バッテリパック33Hは、1つである。本体ハウジング2Hの上部にバッテリ装着部31Hが設けられる。
【0156】
本実施形態に係るインパクトレンチ1Hの諸元は、以下の通りである。
【0157】
<諸元>
・アンビルの最大締付トルク:7500Nm
・バッテリパックの定格電圧の総和:72V
・ステータコアの外径Da:80mm
・モータの最大出力:7500W
・アンビルの回転数(無負荷時):761rpm
・打撃機構の打撃数:1000rpm
・減速機構の減速比:1/39.4
・ハンマの重量:4.5kg
・アンビルの先端部の第1辺と第2辺との距離Db:1.5インチ
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの外形寸法:前後方向219mm×左右方向540mm×上下方向854mm
・バッテリパック非装着時のインパクトレンチの重量:30kg
【0158】
バッテリパックの定格電圧の総和が72V以上になるように、定格電圧が72Vのバッテリパックが1つ以上インパクトレンチ1Hに装着されればよい。
【符号の説明】
【0159】
1A…インパクトレンチ、1B…インパクトレンチ、1C…インパクトレンチ、1D…インパクトレンチ、1E…インパクトレンチ、1F…インパクトレンチ、1G…インパクトレンチ、1H…インパクトレンチ、2A…本体ハウジング、2B…本体ハウジング、2C…本体ハウジング、2D…本体ハウジング、2E…本体ハウジング、2F…本体ハウジング、2G…本体ハウジング、2H…本体ハウジング、5…ギヤケース、7…ハンドル、10A…モータ、10B…モータ、10E…モータ、10G…モータ、10H…モータ、11A…コントローラ、11B…コントローラ、11E…コントローラ、11G…コントローラ、11H…コントローラ、12…ファン、13A…減速機構、13B…減速機構、13E…減速機構、13G…減速機構、13H…減速機構、14…スピンドル、14A…フランジ部、14B…スピンドルシャフト部、14C…突出部、15A…打撃機構、15B…打撃機構、15E…打撃機構、15F…打撃機構、15G…打撃機構、15H…打撃機構、16A…アンビル、16B…アンビル、16E…アンビル、16F…アンビル、16G…アンビル、16H…アンビル、17A…トリガスイッチ、17B…トリガスイッチ、17E…トリガスイッチ、17G…トリガスイッチ、17H…トリガスイッチ、21E…本体部、21G…本体部、23A…グリップ部、23B…グリップ部、23G…グリップ部、31A…バッテリ装着部、31B…バッテリ装着部、31C…バッテリ装着部、31D…バッテリ装着部、31E…バッテリ装着部、31F…バッテリ装着部、31G…バッテリ装着部、31H…バッテリ装着部、33A…バッテリパック、33B…バッテリパック、33C…バッテリパック、33D…バッテリパック、33E…バッテリパック、33F…バッテリパック、33G…バッテリパック、33H…バッテリパック、47…ステータ、47A…ステータコア、47B…コイル、48…ロータ、49…ロータシャフト、50…センサ基板、51…ロータ軸受、52…ロータ軸受、55…遊星歯車機構、55A…ピン、55I…インターナルギヤ、55P…プラネタリギヤ、55S…サンギヤ、58…スピンドル軸受、71…ハンマ、71A…ハンマボディ、71C…凹部、72…ボール、73…第1コイルスプリング、74…第2コイルスプリング、76…ワッシャ、78…ボール、79…アンビル軸受、161…アンビルシャフト部、162…アンビル突起部、231A…第1グリップ部、232A…第2グリップ部、231B…第1グリップ部、232B…第2グリップ部、231E…グリップ部、232E…第1ハンドル、233E…第2ハンドル、232F…第1ハンドル部、233F…第2ハンドル部、231H…第1グリップ部、232H…第2グリップ部、Da…外径、Db…距離、AX…回転軸。
図1
図2
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図12