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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024013919
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】加熱装置
(51)【国際特許分類】
   D06F 58/02 20060101AFI20240125BHJP
   D06F 58/20 20060101ALI20240125BHJP
【FI】
D06F58/02 J
D06F58/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022116353
(22)【出願日】2022-07-21
(71)【出願人】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001117
【氏名又は名称】弁理士法人ぱてな
(72)【発明者】
【氏名】田中 駿
【テーマコード(参考)】
3B166
【Fターム(参考)】
3B166AA02
3B166AA24
3B166AB29
3B166AC21
3B166AD06
3B166AE01
3B166AE02
3B166BA50
3B166BA86
3B166BA88
3B166CA01
3B166CB11
3B166EA03
3B166EA15
3B166EE06
3B166EE07
3B166GA02
3B166GA07
3B166GA12
3B166GA45
(57)【要約】
【課題】排気アダプタによって装置本体と排気筒を接続しつつ、高い美観を発揮し、かつ、装置本体に対して排気アダプタを容易に取り付け可能な加熱装置を提供する。
【解決手段】本発明の加熱装置は、装置本体1と、排気アダプタ5と、落下防止手段9を備えている。装置本体1は、屋内に設置されており、作動によって排気を生じさせる。排気アダプタ5は、排気筒7と装置本体1とを接続させている。装置本体1は、筐体11と、筐体11の内部に位置する固定部31とを有している。排気アダプタ5は、固定部材33によって筐体11の内部で固定部31に固定される被固定部53を有している。また、筐体11は、固定部31及び被固定部53よりも下方に位置する底壁114を有している。落下防止手段9は、筐体11の内部に配置されており、固定部材33が底壁114まで落下することを防止する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋内に設置され、作動によって排気を生じさせる装置本体と、
前記排気を屋外に導く排気筒と前記装置本体とを接続させる排気アダプタと、を備えた加熱装置であって、
前記装置本体は、筐体と、前記筐体の内部に位置する固定部と、を有し、
前記排気アダプタは、固定部材によって前記筐体の内部で前記固定部に固定される被固定部を有し、
前記筐体は、前記固定部及び前記被固定部よりも下方に位置する底壁を有し、
前記筐体の内部に配置され、前記固定部材が前記底壁まで落下することを防止する落下防止手段をさらに備えていることを特徴とする加熱装置。
【請求項2】
前記被固定部は、前記排気アダプタに設けられ、前記排気アダプタから突出しつつ前記筐体の幅方向に延びる板状に形成され、
前記落下防止手段は、前記被固定部と接続し、前記被固定部を挟んで前記筐体の前後方向で前記排気アダプタと対向しつつ前記被固定部から前記筐体の上方に向かって延びる立壁である請求項1記載の加熱装置。
【請求項3】
前記落下防止手段は、前記筐体の内部で前記装置本体に固定されて前記固定部の下方かつ前記底壁の上方に位置し、前記固定部材を収容可能な収容部材である請求項1記載の加熱装置。
【請求項4】
前記固定部材は磁性体からなり、
前記固定部は、前記被固定部と対向する第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有し、
前記落下防止手段は、前記第2面に設けられた磁石である請求項1記載の加熱装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は加熱装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の加熱装置が開示されている。この加熱装置は、装置本体と、排気筒と、カバーとを備えている。加熱装置は屋内に設置されている。同文献において加熱装置は、具体的には全自動洗濯乾燥機であり、衣類の洗濯と乾燥とを行う。
【0003】
加熱装置は、筐体と洗濯槽とカバーとを有している。筐体は略矩形の箱状に形成されている。洗濯槽は筐体の部に配置されている。カバーは筐体に着脱可能に取り付けられている。カバーには排気筒を挿通する引き出し穴が形成されている。
【0004】
排気筒は加熱装置に直接接続されており、筐体の内部から外部に向かって延びている。具体的には、排気筒は、一方が筐体の内部で洗濯槽に連通している。そして、排気筒は筐体の内部からカバーの引き出し穴を経由しつつ筐体の外部に延びており、他方が屋外に連通している。
【0005】
この加熱装置では、洗濯槽に温風が供給されることにより、洗濯槽において衣類の乾燥が行われる。そして、衣類の乾燥に用いた温風は排気として排気筒内を流通する。これにより、排気筒によって排気が屋外に排出される。こうして、この加熱装置では、作動によって生じた排気が屋内に排出されることを防止している。また、この加熱装置では、カバーを筐体に取り付ける際のカバーの方向を変更することにより、排気筒が筐体から外部に延びる際の方向を変更可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002-336591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、加熱装置では、装置本体に対して排気筒を直接接続する構成ではなく、排気アダプタを介して装置本体と排気筒とを接続する構成もあり得る。この構成では、装置本体に排気アダプタを固定する固定部を設けるとともに、排気アダプタに対して固定部と固定される被固定部を設け、固定部と被固定部とを固定部材で固定することが考えられる。
【0008】
ここで、固定部を筐体の外部に設け、筐体の外部で固定部と被固定部とを固定部材によって固定する場合には、固定部、被固定部及び固定部材が筐体の外部に露出する。このため、加熱装置の美観が低下してしまう。
【0009】
一方、筐体の内部に固定部を設け、筐体の内部で固定部と被固定部とを固定部材によって固定する場合には、作業時に工具や作業者の手から落ちた固定部材が、固定部及び被固定部を越えて筐体の内部に落下してしまうおそれがある。ここで、筐体の内部に落下した固定部材を放置すると、加熱装置の作動時に異音等が生じる要因となり得ることから、筐体の内部に落下した固定部材を回収する必要がある。しかし、筐体の内部に落下した固定部材が筐体の内部の深い位置まで至った場合、その固定部材を回収することは難しい。この結果、筐体の内部に固定部を設けた場合には、排気アダプタの取付作業が困難となる。
【0010】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、排気アダプタによって装置本体と排気筒を接続しつつ、高い美観を発揮し、かつ、装置本体に対して排気アダプタを容易に取り付け可能な加熱装置を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の加熱装置は、屋内に設置され、作動によって排気を生じさせる装置本体と、
前記排気を屋外に導く排気筒と前記装置本体とを接続させる排気アダプタと、を備えた加熱装置であって、
前記装置本体は、筐体と、前記筐体の内部に位置する固定部と、を有し、
前記排気アダプタは、固定部材によって前記筐体の内部で前記固定部に固定される被固定部を有し、
前記筐体は、前記固定部及び前記被固定部よりも下方に位置する底壁を有し、
前記筐体の内部に配置され、前記固定部材が前記底壁まで落下することを防止する落下防止手段をさらに備えていることを特徴とする。
【0012】
本発明の加熱装置では、排気アダプタを介して装置本体と排気筒とが接続されることにより、加熱装置の作動によって生じた排気を排気筒によって屋外に排出することができる。ここで、この加熱装置では、装置本体の固定部が筐体の内部に位置しており、筐体の内部において、固定部と、排気アダプタの被固定部とが固定部材によって固定されることにより、装置本体に排気アダプタが固定される。この結果、この加熱装置では、固定部、被固定部及び固定部材が筐体の外部に露出することがない。
【0013】
また、この加熱装置は落下防止手段を備えているため、たとえ作業時に工具や作業者の手から落ちた固定部材が筐体の内部に落下しても、その固定部材が筐体の底壁まで、すなわち筐体の内部の深い位置まで至ることが防止される。このため、固定部材が筐体の内部に落下した場合であっても、その固定部材を回収し易い。
【0014】
したがって、本発明の加熱装置は、排気アダプタによって装置本体と排気筒を接続しつつ、高い美観を発揮し、かつ、装置本体に対して排気アダプタを容易に取り付け可能である。
【0015】
本発明の加熱装置において、被固定部は、排気アダプタに設けられ、排気アダプタから突出しつつ筐体の幅方向に延びる板状に形成され得る。そして、落下防止手段は、被固定部と接続し、被固定部を挟んで筐体の前後方向で排気アダプタと対向しつつ被固定部から筐体の上方に向かって延びる立壁であることが好ましい。
【0016】
この場合には、立壁によって固定部材が被固定部から落下し難くなるため、固定部材が筐体の底壁まで落下することを好適に防止できる。
【0017】
また、本発明の加熱装置において、落下防止手段は、筐体の内部で装置本体に固定されて固定部の下方かつ底壁の上方に位置し、固定部材を収容可能な収容部材であることも好ましい。
【0018】
この場合には、たとえ固定部材が筐体の内部に落下した場合であっても、その固定部材を収容部材が収容することにより、固定部材が筐体の内部の深い位置まで至ることを好適に防止できる。また、筐体の内部に落下した固定部材が収容部材に収容されることにより、この加熱装置では、筐体の内部に落下した固定部材を容易に回収できる。
【0019】
また、本発明の加熱装置において、固定部材は磁性体からなり得る。そして、固定部は、被固定部と対向する第1面と、第1面の反対側に位置する第2面とを有し得る。そして、落下防止手段は、第2面に設けられた磁石であることも好ましい。
【0020】
この場合には、磁石に固定部材を磁着させることにより、固定部材が筐体の底壁まで落下すること好適に防止できる。
【発明の効果】
【0021】
発明の加熱装置は、排気アダプタによって装置本体と排気筒を接続しつつ、高い美観を発揮し、かつ、装置本体に対して排気アダプタを容易に取り付け可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、実施例1の加熱装置の側面図である。
図2図2は、実施例1の加熱装置の斜視図である。
図3図3は、実施例1の加熱装置に係り、排気アダプタ等を図1のD1方向から見た平面図である。
図4図4は、実施例1の加熱装置に係り、図3のA-A断面を示す要部拡大断面図である。
図5図5は、実施例1の加熱装置に係り、排気アダプタの斜視図である。
図6図6は、実施例2の加熱装置に係り、図4と同様の要部拡大断面図である。
図7図7は、実施例3の加熱装置に係り、図4と同様の要部拡大断面図である。
図8図8は、実施例3の加熱装置に係り、固定部及び落下防止手段等を図7のD2方向から見た背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を具体化した実施例1~3を図面を参照しつつ説明する。
【0024】
(実施例1)
図1及び図2に示すように、実施例1の乾燥機は、乾燥機本体1と、排気アダプタ5と、排気筒7と、立壁9とを備えている。乾燥機は、本発明における「加熱装置」の一例である。また、乾燥機本体1は、本発明における「装置本体」の一例である。そして、立壁9は、本発明における「落下防止手段」の一例である。
【0025】
本実施例では、図1に示す実線矢印によって乾燥機の上下方向及び前後方向を規定している。また、図2では、上下方向及び前後方向の他、乾燥機に対して前方から対向した場合を基準にして、乾燥機の左右方向、すなわち幅方向を規定している。上下方向と前後方向と左右方向とは互いに直交している。そして、図3以降では、図1及び図2に対応して乾燥機の上下方向、前後方向及び左右方向を規定している。
【0026】
図1に示すように、乾燥機は、建物Hの屋内100に設置されている。ここで、建物Hは、壁部材20を有している他、床面100aを有している。壁部材20は上下方向に略垂直に延びており、建物Hの屋内100と、建物Hの屋外101とを隔てている。また、壁部材20には、取付孔20aが形成されている。取付孔20aは壁部材20を前後方向に貫通している。なお、壁部材20は他の構成であっても良い。
【0027】
床面100aは屋内100に敷設されている。そして、乾燥機は、床面100a上に載置されることにより、屋内100において、壁部材20の前方に位置している。なお、建物Hとしては、例えば住宅の他、複数の乾燥機が設置されたコインランドリー等の店舗等が挙げられる。
【0028】
図1及び図2に示すように、乾燥機本体1は、筐体11を有している他、ドラム13、加熱空気供給部15、ファンケース17、ファン19及び電動モータ21を有している。筐体11は、図1に示す前壁111、後壁112、上壁113、底壁114及び左側壁115を有している他、図2に示す右側壁116を有している。なお、図2では、説明を容易にするため、後壁112を取り外した状態としている。
【0029】
図1に示すように、前壁111は、上下方向及び左右方向に延びており、筐体11の前部を構成している。前壁111には、開閉扉10が設けられている。後壁112は、上下方向及び左右方向に延びている。後壁112は、前壁111から後方に離隔して配置されており、筐体11の後部を構成している。上壁113は、前後方向及び左右方向に延びており、筐体11の上部を構成している。底壁114は、前後方向及び左右方向に延びている。底壁114は、上壁113から下方に離隔して配置されており、筐体11の底部を構成している。図示を省略するものの、底壁114には、筐体11の内部に空気を流通させるための給気孔が設けられている。
【0030】
左側壁115は、上下方向及び前後方向に延びており、筐体11の左側部を構成している。図2に示すように、右側壁116は、上下方向及び前後方向に延びている。右側壁116は、左側壁115から右方に離隔して配置されており、筐体11の右側部を構成している。
【0031】
これらの前壁111、後壁112、上壁113、底壁114、左側壁115及び右側壁116により、筐体11は上下方向、前後方向及び左右方向に延びる略矩形の箱状に形成されている。また、図3に示すように、上壁113の後部左側には、取付開口23が形成されている。取付開口23は、上壁113を上下に貫通しており、筐体11の内部に連通している。なお、図3では説明を容易にするため、取付開口23を含め、筐体11を仮想線で示している。また、図3では、後述するアダプタカバー35の図示を省略している。
【0032】
図1に示すように、ドラム13は、筐体11の内部に設けられており、ドラム支持軸25の軸心周りで回転可能となっている。ドラム13は前方が開口する有底の筒状に形成されており、使用者(図示略)が開閉扉10から投入した洗濯物C1を収容可能となっている。なお、洗濯物C1としては、例えば衣類の他、毛布やカーペット等が挙げられる。
【0033】
加熱空気供給部15は、筐体11の内部に設けられており、ドラム13の下方に配置されている。詳細な図示を省略するものの、加熱空気供給部15は、ガス供給弁装置、ガス噴射ノズル、ガスバーナ及び給気ダクトによって構成されている。加熱空気供給部15は、給気孔から筐体11内に流通した空気をガスバーナで加熱するとともに、ガスバーナで加熱された高温の空気をドラム13内に供給する。より具体的には、加熱空気供給部15では、ガス供給弁装置が図示しないガス供給源からガス噴射ノズルに燃料ガスを供給する。そして、噴射ノズルがガスバーナに向けて燃料ガスを噴射することにより、燃料ガスがガスバーナの周辺の空気と共にガスバーナで燃焼される。こうして、ガスバーナで加熱された高温の空気が給気ダクトによってドラム13内に供給される(図1の二点鎖線矢印参照。)。
【0034】
ファンケース17は、筐体11の内部に設けられており、ドラム13の後方に位置している。詳細な図示を省略するものの、ファンケース17は、筐体11の内部において筐体11に固定されている。ファンケース17は、ケース本体17aとケースカバー17bとで構成されている。ケース本体17a及びケースカバー17bは、金属板にプレス加工を施すことによって形成されている。なお、ケース本体17a及びケースカバー17bを樹脂製としても良い。
【0035】
ケース本体17aは、ドラム支持軸25を挿通させつつ、内部にファン19を収容可能となっている。また、図3及び図4に示すように、ケース本体17aの上部には接続口171が形成されている。また、ケース本体17aにおいて、接続口171よりも上方には係合孔173が形成されている。さらに、ケース本体17aには、筐体11の内部と連通する連通孔(図示略)が形成されている。なお、図3及び図4では、説明を容易にするため、ドラム13の図示を省略している。後述する図6及び図7についても同様である。
【0036】
図1及び図2に示すように、ケースカバー17bは、ドラム支持軸25を挿通させつつ、複数のボルトによってケース本体17aの後部に固定されている。これにより、ケースカバー17bは、ケース本体17aの内部にファン19を収容した状態でファン19を後方から覆っている。また、図4に示すように、ケースカバー17bの上端には、固定部31が形成されている。固定部31についての詳細は後述する。
【0037】
図1に示すように、ファン19は、ドラム支持軸25に固定されつつファンケース17内に収容されている。これにより、ファン19は、ファンケース17内においてドラム支持軸25の軸心周りで回転可能となっている。
【0038】
図1及び図2に示すように、電動モータ21は、筐体11の内部に設けられており、ドラム13及びファンケース17の下方に配置されている。図2に示すように、電動モータ21は、プーリ機構27によって、ファンケース17の外部でドラム支持軸25と動力伝達可能に接続されている。また、図示を省略するものの、電動モータ21は、ドラム13に対しても動力伝達可能に接続されている。
【0039】
乾燥機では、電動モータ21が作動することにより、ドラム13がドラム支持軸25の軸心周りで回転する。また、電動モータ21が作動することにより、ドラム支持軸25が軸心周りで回転する。これにより、ファンケース17内でファンがドラム支持軸25の軸心周りで回転する。また、乾燥機では、加熱空気供給部15によってドラム13に供給された高温の空気によって、ドラム13内に収容された洗濯物C1の乾燥が行われる。また、ファン19は、洗濯物C1の乾燥に用いた空気をドラム13内から排出しつつ、ファンケース17内を流通させる。なお、図示を省略するものの、筐体11の内部には、加熱空気供給部15及び電動モータの作動制御を行う制御部が設けられている。
【0040】
また、図1に示すように、乾燥機では、筐体11の内部にドラム13及びファンケース17等がそれぞれ設けられた状態において、筐体11の後壁112とファンケース17とは、前後方向に離隔している。これにより、乾燥機では、後壁112とファンケース17との間、より具体的には、後壁112とケースカバー17bとの間には、底壁114まで達する隙間S1が存在している。
【0041】
図4に示すように、固定部31は、ケースカバー17bに一体に形成されており、ケースカバー17bの上部左側に位置している。これにより、固定部31は、筐体11の内部に位置している。また、固定部31は、取付開口23の下方に位置している。
【0042】
図3及び図4に示すように、固定部31は、ケースカバー17bから後方に略水平に延びているとともに、左右方向に略水平に延びている。これにより、固定部31は、ケースカバー17bから後壁112に向かって延びる矩形の板状をなしている。ここで、固定部31の後端は、後壁112までは達しておらず、後壁112には当接していない。このため、固定部31の後端と後壁112との間にも、上述の隙間S1が存在している。また、図3に示すように、固定部31の左右方向の長さは、固定部31の前後方向の長さに比べて長く形成されている。なお、固定部31における左右方向の長さは適宜設計可能である。また、固定部31は、ケースカバー17bに複数形成されても良い。
【0043】
図4に示すように、固定部31は、第1面31aと、第2面31bとを有している。第1面31aは上方に面している。第2面31bは第1面31aの反対側に位置しており、下方に面している。また、固定部31には2つのネジ固定部位310が形成されている。ネジ固定部位310同士は左右方向に離隔して配置されている。また、各ネジ固定部位310は、固定部31を上下方向に貫通している。各ネジ固定部位310の内部にはネジ溝が形成されている。なお、固定部31に形成されるネジ固定部位310の個数は適宜設計可能である。また、図4では、2つのネジ固定部位310のうちの一方のみを図示している。後述する図6及び図7についても同様である。
【0044】
図5に示すように、排気アダプタ5は、アダプタ本体51と、被固定部53とを有している。排気アダプタ5は樹脂製である。なお、排気アダプタ5を金属製としても良い。
【0045】
アダプタ本体51は筒状に形成されており、内部を排気が流通可能となっている。アダプタ本体は、第1延在部51aと湾曲部51bと第2延在部51cと接続部51dとからなる。第1延在部51aは、アダプタ本体51の下端から上方に向かって延びている。図3及び図4に示すように、第1延在部51aには、前方に向かって突出する係合爪510が形成されている。なお、排気については後述する。
【0046】
図5に示すように、湾曲部51bは第1延在部51aの上端と接続しており、第1延在部51a側から後方に向かって湾曲している。第2延在部51cは、第1延在部51aとは反対側で湾曲部51bと接続しており、湾曲部51b側から後方に向かって略水平に延びている。接続部51dは、第2延在部51cの後端と接続している。これらの第1延在部51a、湾曲部51b、第2延在部51c及び接続部51dにより、アダプタ本体51は、下端から上方に向かって直線状に延びた後、後方に向かって湾曲し、さらに後方に向かって直線状に延びる形状をなしている。
【0047】
被固定部53は、アダプタ本体51、より具体的は第1延在部51aに一体に形成されている。被固定部53は、排気アダプタ5において最下部に位置している。被固定部53は、第1延在部51aから後方に向かって略水平に突出しているとともに、左右方向に略水平に延びている。これにより、被固定部53は、アダプタ本体51から後方に向かって延びる矩形の板状をなしている。図4に示すように、被固定部53が後方に突出する長さ、すなわち、被固定部53における前後方向の長さは、固定部31における前後方向の長さに比べて僅かに長く形成されている。また、図3に示すように、被固定部53における左右方向の長さは、固定部31における左右方向の長さに比べて僅かに短く形成されている。なお、被固定部53における前後方向及び左右方向の各長さは適宜設計可能である。また、被固定部53は、アダプタ本体51に複数形成されても良い。
【0048】
また、被固定部53には2つのネジ孔530が形成されている。各ネジ孔530同士は、固定部31のネジ固定部位310の位置に対応して、左右方向に離隔して配置されている。また、各ネジ孔530は、被固定部53を上下方向に貫通している。なお、図4及び図5では、2つのネジ孔530のうちの一方のみを図示している。後述する図6及び図7についても同様である。また、被固定部53に形成されるネジ孔530の個数は、ネジ固定部位310の個数に応じて適宜設計可能である。
【0049】
立壁9は、被固定部53の後端に一体に形成されている。つまり、立壁9は排気アダプタ5に一体に形成されている。このため、立壁9は、排気アダプタ5と同様に樹脂製とされている。
【0050】
立壁9は、被固定部53から略直角で上方に延びているとともに、被固定部53に沿って左右方向に延びている。これにより、立壁9は、被固定部53から上方に向かって立設された板状をなしており、第1延在部51aの前方に位置しつつ、被固定部53を挟んで第1延在部51aと前後方向で対向している。なお、立壁9は、被固定部53とは別体に形成され、被固定部53の前端に接続されることで被固定部53から上方に延びる構成であっても良い。また、立壁9を金属製としても良い。
【0051】
図3及び図4に示すように、排気アダプタ5は、上壁113の取付開口23から、アダプタ本体51の第1延在部51a、被固定部53及び立壁9を筐体11の内部に進入させている。そして、排気アダプタ5は、第1延在部51aの下端をファンケース17の接続口171内に位置させつつ、係合爪510を係合孔173に進入させて、係合爪510を係合孔173に係合させている。これにより、ファンケース17に対して排気アダプタ5が位置決めされている。
【0052】
さらに、排気アダプタ5は、固定部31に対して被固定部53を上下方向で対向させつつ、固定部31の第1面31aに被固定部53を当接させる。この際、各ネジ孔530と各ネジ固定部位310とを上下方向で整合させる。そして、この状態で各ネジ孔530に対してそれぞれ固定ネジ33を挿通する。固定ネジ33は本発明における「固定部材」の一例である。各固定ネジ33は鉄製である。また、各固定ネジ33は、フェライト系又はマルテンサイト系のステンレス製であっても良い。これにより、各固定ネジ33は磁性体である。
【0053】
そして、各固定ネジ33を各ネジ固定部位310に螺合させる。こうして、各固定ネジ33が各ネジ固定部位310に締結されることにより、筐体11の内部で固定部31と被固定部53とが各固定ネジ33によって固定されている。この結果、乾燥機では、筐体11の内部で排気アダプタ5がファンケース17、ひいては乾燥機本体1に固定されている。また、固定部31の第1面31aは被固定部53と上下方向で対向しつつ被固定部53と当接している。また、固定部31と被固定部53とが固定されることにより、立壁9は筐体11の内部に配置されている。
【0054】
そして、排気アダプタ5は、ファンケース17の上部と接続しつつ、接続口171を通じて、ファンケース17の内部に連通している。また、排気アダプタ5では、アダプタ本体51の湾曲部51b及び第2延在部51cが筐体11の外部に突出している。つまり、排気アダプタ5は、乾燥機本体1に固定された状態で、筐体11の後方に向かって突出した状態となっている。
【0055】
また、排気アダプタ5とファンケース17とが固定された後、上壁113に対してアダプタカバー35が取り付けられている。これにより、アダプタカバー35は、排気アダプタ5を上方から覆いつつ、取付開口23を閉鎖している。こうして、固定部31、被固定部53、各固定ネジ33及び立壁9は、筐体11の内部に位置しつつ、取付開口23に上方から覆われることで筐体11の外部に露出することがない。ここで、排気アダプタ5では、第2延在部51cの一部及び接続部51dをアダプタカバー35から後方に露出させている。なお、アダプタカバー35の形状は適宜設計可能である。また、上壁113に対するアダプタカバー35の取り付けを省略しても良い。
【0056】
図1に示すように、排気筒7は円筒状に形成されており、前後方向に直線状に延びている。これにより、排気筒7は、内部を排気が流通可能となっている。排気筒7は、内部に排気アダプタ5の接続部51dを進入させつつ、接続部51dと接続している。こうして、乾燥機では、排気アダプタ5によって、排気筒7とファンケース17、ひいては、排気筒7と乾燥機本体1とが接続されている。そして、排気筒7は、壁部材20に向かって、乾燥機本体1から後方に向かって延びている。なお、排気筒7の形状は適宜設計可能である。
【0057】
また、排気筒7は、壁部材20に形成された取付孔20aに挿通されている。そして、取付孔20aに挿通された排気筒7は、壁部材20内を屋外101に向かって延びている。こうして、排気筒7は、ファンケース17の内部を屋外101に連通させている。また、排気筒7には、屋外101側から排気カバー3が取り付けられている。
【0058】
以上のように構成された乾燥機では、作動することにより、図1の二点鎖線矢印で示すように、加熱空気供給部15からドラム13に高温の空気が給気され、この高温の空気によって、ドラム13の内部で洗濯物C1の乾燥が行われる。このように洗濯物C1の乾燥に用いられた高温の空気は、排気として、回転するファン19によってファンケース17の内部を流通し、接続口171を経て排気アダプタ5の内部を流通する。さらに、排気アダプタ5の内部を流通した排気は、排気筒7の内部を流通する。また、この乾燥機では、加熱空気供給部15において空気を加熱する際に生じた燃料ガスについても排気として、排気アダプタ5の内部から排気筒7の内部を流通する。そして、排気筒7の内部を流通する排気は、排気カバー3を経て屋外101に排出される。こうして、この乾燥機では、作動によって生じた排気が排気筒7によって屋外101に導かれることにより、排気が屋内100に漏れることが防止されている。
【0059】
ここで、この乾燥機では、固定部31がファンケース17のケースカバー17bに一体に形成されている。そして、乾燥機本体1において、ファンケース17が筐体11の内部に配置されることにより、固定部31は筐体11の内部に位置している。また、排気アダプタ5は、筐体11の内部において、固定ネジ33によって被固定部53を固定部31に固定することにより、ファンケース17に接続してファンケース17の内部と連通している。こうして、この乾燥機では、筐体11の内部で排気アダプタ5がファンケース17、ひいては乾燥機本体1に固定されている。
【0060】
このように、この乾燥機では、固定部31、被固定部53及び固定ネジ33がいずれも筐体11の内部に位置している。また、この乾燥機では、立壁9が被固定部53と一体をなしているため、立壁9についても、筐体11の内部に配置されている。さらに、排気アダプタ5とファンケース17とが固定された後、上壁113にアダプタカバー35が取り付けられることにより、取付開口23を含め、固定部31、被固定部53、固定ネジ33及び立壁9は、アダプタカバー35によって上方から覆われる。これらのため、この乾燥機では、取付開口23、固定部31、被固定部53、固定ネジ33及び立壁9が筐体11の外部に露出することがない。
【0061】
ところで、この乾燥機では、固定部31が筐体11の内部に位置しているため、作業者は、取付開口23を通じつつ、筐体11の内部において被固定部53を固定部31に固定する作業を行う必要がある。また、この乾燥機では、図1に示すように、筐体11の後壁112とファンケース17との間には、底壁114まで達する隙間S1が存在している。これらのため、作業時に工具や作業者の手から固定ネジ33が落ちてしまった場合、その固定ネジ33は、固定部31及び被固定部53を越えて底壁114まで、すなわち、筐体11の内部の深い位置まで落下してしまうことが懸念される。
【0062】
この点、この乾燥機では、立壁9を備えており、立壁9は、被固定部53に一体に形成されている。そして、立壁9は、被固定部53から筐体11の上方に略直角に延びているとともに、被固定部53に沿って左右方向に延びている。このため、立壁9は、固定ネジ33に対する落下防止柵として機能する。このため、この乾燥機では、たとえ作業時に工具や作業者の手から固定ネジ33が落ちてしまった場合であっても、立壁9によって、固定ネジ33は被固定部53から落下し難くなっている。この結果、この乾燥機では、固定ネジ33が隙間S1を経て底壁114まで落下することが好適に防止されている。
【0063】
このため、この乾燥機では、作業時に工具や作業者の手から固定ネジ33が筐体11の内部に落下してしまった場合であっても、その固定ネジ33は筐体11の内部において、被固定部53上に止まり易くなっている。このため、作業者は固定ネジ33を回収し易くなっている。
【0064】
したがって、実施例1の乾燥機は、排気アダプタ5によって乾燥機本体1と排気筒7を接続しつつ、高い美観を発揮し、かつ、乾燥機本体1に対して排気アダプタ5を容易に取り付け可能である。
【0065】
特に、この乾燥機では、立壁9が被固定部53に一体に形成されることにより、立壁9が排気アダプタ5に一体に設けられている。これにより、この乾燥機では、部品点数を削減することが可能となっているとともに、立壁9と被固定部53との位置決め作業が不要となっている。これにより、この乾燥機では、製造を容易化しつつ、固定ネジ33が被固定部53から落下することを立壁9によって好適に防止可能となっている。
【0066】
(実施例2)
実施例2の乾燥機は、立壁9に換えて、図6に示す収容部材41を備えている。収容部材41も、本発明における「落下防止手段」の一例である。
【0067】
収容部材41は樹脂製であり、上部に開口部41aが形成されている。これにより、収容部材41は開口部41aによって、上部が開口する略矩形の箱状をなしている。また、収容部材41は、底面41bを有している。底面41bは開口部41aと上下方向で対向している。底面41bは、前方から後方に向かうにつれて下方に下り傾斜する形状に形成されている。
【0068】
また、収容部材41の前後方向の長さは、固定部31及び被固定部53の各前後方向の長さに比べて長く形成されている。また、詳細な図示を省略するものの、収容部材41の左右方向の長さについても、固定部31及び被固定部53の各左右方向の長さに比べて長く形成されている。なお、収容部材41は金属製であっても良い。
【0069】
収容部材41は、固定部31よりも下方となる位置において、固定ネジ43によってファンケース17のケースカバー17bに固定されている。これにより、収容部材41は、筐体11の内部に配置されて、隙間S1内に位置している。また、筐体11の内部において、収容部材41は、ケースカバー17bから後方に向かって突出する状態となっている。
【0070】
また、収容部材41は、開口部41aを固定部31に向けた状態でケースカバー17bに取り付けられている。これにより、収容部材41では、開口部41aが固定部31に臨んでおり、開口部41aを通じて固定部31と底面41bとが上下方向に対向している。さらに、収容部材41は、ケースカバー17bに固定されることにより、筐体11の上下方向において、底壁114(図1参照)よりも固定部31に近い位置に配置されている。つまり、収容部材41は、固定部31の下方かつ固定部31の近傍に位置している。実施例2の乾燥機における他の構成は実施例1の乾燥機と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
【0071】
この乾燥機では、収容部材41が開口部41aを固定部31に向けた状態でケースカバー17bに固定されているため、たとえ作業時に固定ネジ33が筐体11の内部に落下してしまった場合であっても、その固定ネジ33が隙間S1を経て底壁114まで落下するまでの間に収容部材41の内部に収容させることができる。これにより、この乾燥機でも、筐体11の内部に落下した固定ネジ33が筐体11の内部の深い位置まで至ることを好適に防止できる。
【0072】
また、この乾燥機では、収容部材41内に固定ネジ33が収容されるため、作業者は固定ネジ33を回収し易くなっている。また、収容部材41では、底面41bが前方から後方に向かうにつれて下方に下り傾斜する形状に形成されているため、収容部材41に収容された固定ネジ33は、収容部材41の内部を後方に向かって移動し易くなる。この結果、収容部材41内に収容された固定ネジ33は、上下方向で固定部31及び被固定部53とは重ならない位置まで移動することが可能となっている。このため、作業者は、収容部材41から固定ネジ33を取り出し易くなっている。この乾燥機における他の作用は、実施例1の乾燥機と同様である。
【0073】
(実施例3)
実施例3の乾燥機は、立壁9に換えて、図7及び図8に示す磁石45を備えている。磁石45も、本発明における「落下防止手段」の一例である。
【0074】
図8に示すように、磁石45は、円環状に形成されている。磁石45は、固定部31の第2面31bに固定されており、ネジ固定部位310を囲っている。なお、図示を省略するものの、磁石45は、ネジ固定部位310に対応して2つ設けられており、それぞれ第2面31bに固定されてネジ固定部位310を囲っている。なお、磁石45を固定部31の第1面31aに固定することにより、磁石45はネジ固定部位310を囲っても良い。また、磁石45を被固定部53に固定することにより、磁石45はネジ孔530を囲っても良い。この乾燥機における他の構成は、実施例1の乾燥機と同様である。
【0075】
この乾燥機では、第2面31bに固定された磁石45に対して、磁性体の固定ネジ33が引き寄せられる。このため、この乾燥機では、たとえ作業時に固定ネジ33が筐体11の内部に落下してしまった場合であっても、磁石45に固定ネジ33を磁着させることにより、固定ネジ33が隙間S1を経て底壁114まで落下することを好適に防止できる。また、固定ネジ33が磁石45に磁着することにより、作業者は固定ネジ33を回収し易くなっている。
【0076】
さらに、この乾燥機では、第2面31bに固定された磁石45がネジ固定部位310を囲っているため、磁石45の磁力によって固定ネジ33をネジ固定部位310及びネジ孔530に案内することが可能となっている。これにより、この乾燥機では、固定ネジ33によって固定部31と被固定部53とを固定するに当たり、固定ネジ33をネジ固定部位310及びネジ孔530好適に挿通させることが可能となっている。この点においても、この乾燥機では、乾燥機本体1に対して排気アダプタ5を容易に取り付け可能となっている。この乾燥機における他の作用は、実施例1の乾燥機と同様である。
【0077】
以上において、本発明を実施例1~3に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
【0078】
例えば、実施例1~3の乾燥機において、排気アダプタ5は、乾燥機本体1に固定された状態で、筐体11の後方に向かって突出する形状とされている。しかし、これに限らず、排気アダプタ5は、乾燥機本体1に固定された状態で、筐体11の右方や左方に向かって突出する形状であっても良い。また、乾燥機が屋内100設置された際の壁部材20との位置関係等に応じて、異なる形状の排気アダプタ5を選択して乾燥機本体1に固定しても良い。
【0079】
また、実施例1、2の乾燥機において、樹脂製の固定ピン等を本発明における「固定部材」とし、固定ピン等によって固定部31と被固定部53とを固定しても良い。
【0080】
また、実施例3の乾燥機では、円環状に形成された磁石45がネジ固定部位310を囲っているが、これに限らず、磁石45は板状等に形成されていても良い。また、磁石45は、固定部31の第2面31bに固定された状態でネジ固定部位310を囲んでいなくても良い。
【0081】
また、実施例1~3の乾燥機において、加熱空気供給部15は、電気式のヒータによって空気を加熱しても良い。
【0082】
また、実施例1~3の各構成を適宜組み合わせることによって、乾燥機を構成しても良い。
【0083】
また、実施例では、乾燥機を本発明における「加熱装置」としている。しかし、これに限らず、洗濯物C1の洗濯と乾燥とを行う洗濯乾燥機を本発明における「加熱装置」としても良い。また、燃焼ガスによって水の加熱を行う給湯器を本発明における「加熱装置」としても良い。
【産業上の利用可能性】
【0084】
本発明は、乾燥機、洗濯乾燥機及び給湯器等に利用可能である。
【符号の説明】
【0085】
1…乾燥機本体(装置本体)
5…排気アダプタ
7…排気筒
9…立壁(落下防止手段)
11…筐体
31…固定部
31a…第1面
31b…第2面
33…固定ネジ(固定部材)
41…収容部材(落下防止手段)
45…磁石(落下防止手段)
53…被固定部
100…屋内
101…屋外
114…底壁
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8