(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024139190
(43)【公開日】2024-10-09
(54)【発明の名称】鉄道車両構体の製造方法及び鉄道車両構体の接合構造
(51)【国際特許分類】
B23K 11/14 20060101AFI20241002BHJP
【FI】
B23K11/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023050021
(22)【出願日】2023-03-27
(71)【出願人】
【識別番号】712004783
【氏名又は名称】株式会社総合車両製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001999
【氏名又は名称】弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】市川 龍
(72)【発明者】
【氏名】本馬 淳
(72)【発明者】
【氏名】宮田 博典
(72)【発明者】
【氏名】大塚 陽介
(72)【発明者】
【氏名】渥美 健太郎
(57)【要約】
【課題】ステンレス製鉄道車両構体の接合強度及び外観品質を確保することが可能な鉄道車両構体の製造方法及び鉄道車両構体の接合構造を提供する。
【解決手段】継手部材15(内板部材)の溶接位置に凸部23を半切加工(塑性加工)により形成し、部材合せ部20の溶接位置をプロジェクション溶接により接合した。これにより、板厚(体積)が小さい凸部23の連結部28が通電初期の抵抗発熱により溶融し、潰れた凸部23が半切加工により形成された凹部27内に入り込む(押し戻される)ので、溶接位置の溶融が促進され、接合強度が確保される。また、吹寄せ部材3(外板部材)と電極との間に電極プレートを介在させたので、外観面(外側面6)に平坦な溶接痕を形成することが可能となり、高い外観品質を確保することができる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外板部材と内板部材とを重ね合わせ、前記外板部材に押し当てられた電極と前記内板部材に押し当てられた電極との間に通電して板部材界面に溶融部を形成することにより前記外板部材と前記内板部材とを接合する鉄道車両構体の製造方法であって、
前記内板部材の溶接位置に、隣接する板部材に向かって突出する凸部を形成する工程を含み、
前記凸部は、前記内板部材を塑性加工することにより形成することを特徴とする鉄道車両構体の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の鉄道車両構体の製造方法であって、
前記凸部は、前記内板部材を半切加工することにより円柱形に形成することを特徴とする鉄道車両構体の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の鉄道車両構体の製造方法であって、
前記凸部は、前記内板部材を絞り加工することにより円錐台形に形成することを特徴とする鉄道車両構体の製造方法。
【請求項4】
外板部材と内板部材とを重ね合わせ、前記外板部材に押し当てられた電極と前記内板部材に押し当てられた電極との間に通電することで板部材界面に溶融部が形成される鉄道車両構体の接合構造であって、
前記内板部材の溶接位置には、塑性加工により形成された凸部が形成されていることを特徴とする鉄道車両構体の接合構造。
【請求項5】
請求項4に記載の鉄道車両構体の接合構造であって、
前記凸部は、前記内板部材を半切加工することにより円柱形に形成されていることを特徴とする鉄道車両構体の接合構造。
【請求項6】
請求項4に記載の鉄道車両構体の接合構造であって、
前記凸部は、前記内板部材を絞り加工することにより円錐台形に形成されていることを特徴とする鉄道車両構体の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道車両構体の製造方法及び鉄道車両構体の接合構造に関し、特にプロジェクション溶接を用いた鉄道車両構体の製造方法、及び該製造方法により製造される鉄道車両構体の接合構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄道車両における鉄道車両構体の外板21の、腰板部分21A、吹き寄せ・窓周り部分21B、及び幕板部分21Cの内側に、断面ハット形状の内板パネル25~29を部分溶け込みレーザ溶接(以下「レーザ溶接」と称する)により接合することが記載されている。レーザ溶接の適用は、ステンレス製鉄道車両構体の外観品質を高めるうえで有利である。
【0003】
ところで、レーザ溶接は、応力が集中する側窓周縁部の四隅の接合強度を確保するのが難しいため、レーザ溶接を適用している場合であっても、当該側窓周縁部の四隅の接合にはスポット溶接が適用されていた。しかし、側窓周縁部の四隅は、鉄道利用者の目に触れやすい部位であるため、特に、塗装をしないステンレス製鉄道車両構体を有する鉄道車両においては、スポット溶接による圧痕が外観品質を損なわせる原因になっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ステンレス製鉄道車両構体の接合強度及び外観品質を確保することが可能な鉄道車両構体の製造方法及び鉄道車両構体の接合構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の鉄道車両構体の製造方法は、外板部材と内板部材とを重ね合わせ、前記外板部材に押し当てられた電極と前記内板部材に押し当てられた電極との間に通電して板部材界面に溶融部を形成することにより前記外板部材と前記内板部材とを接合する鉄道車両構体の製造方法であって、前記内板部材の溶接位置に、隣接する板部材に向かって突出する凸部を形成する工程を含み、前記凸部は、前記内板部材を塑性加工することにより形成することを特徴とする。
また、本発明の鉄道車両構体の接合構造は、外板部材と内板部材とを重ね合わせ、前記外板部材に押し当てられた電極と前記内板部材に押し当てられた電極との間に通電することで板部材界面に溶融部が形成される鉄道車両構体の接合構造であって、前記内板部材の溶接位置には、塑性加工により形成された凸部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ステンレス製鉄道車両構体の接合強度及び外観品質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】吹寄せ部材の側窓周縁部の四隅(図中一側のみ表示)に羽目板部材及び継手部材が接合された状態を示す図である。
【
図3】第1実施形態の説明図であって、部材合せ部が抵抗スポット溶接装置の一対の電極により挟圧された状態を示す概念図である。
【
図5】第1実施形態の説明図であって、部材合せ部が加圧された状態を示す概念図である。
【
図6】第1実施形態の説明図であって、連結部が溶融して凸部が潰れた状態を示す概念図である。
【
図7】第1実施形態の説明図であって、部材合せ部の溶接位置の部材界面にナゲットが形成された状態を示す概念図である。
【
図8】第1実施形態の他の形態の説明図であって、部材合せ部が加圧された状態を示す概念図である。
【
図9】第2実施形態の説明図であって、部材合せ部をインダイレクトプロジェクション溶接する工程の概念図である。
【
図10】第3実施形態における凸部の概念図である。
【
図11】第3実施形態の説明図であって、部材合せ部が加圧された状態を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。
第1実施形態では、
図3に示されるように、鉄道車両構体1(
図1参照)の側構えを構成する吹寄せ部材3と、該吹寄せ部材3の内側に設けられる羽目板部材10と、吹寄せ部材3の側窓4の周縁部5(以下「側窓周縁部5」と称する)の四隅に配置される継手部材15とを順次重ね合わせ、溶接位置P(
図2参照)をプロジェクション溶接により接合する方法及び接合構造を説明する。便宜上、吹寄せ部材3(外板部材)と羽目板部材10及び継手部材15(内板部材)とを重ね合わせた部分(被接合部)を部材合せ部20と称する。
【0010】
ここで、吹寄せ部材3、羽目板部材10、及び継手部材15の各部材は、従来の車両構体の各部材と同一である。よって、明細書の記載を簡潔にすることを目的に、吹寄せ部材3、羽目板部材10、及び継手部材15の形状等の詳細な説明を省略する。なお、第1実施形態では、吹寄せ部材3に板厚2.0mmのステンレス鋼板、羽目板部材10に板厚1.5mmのステンレス鋼板、及び継手部材15に板厚1.5mmのステンレス鋼板が使用される。
【0011】
図4に示されるように、継手部材15の設計上の各溶接位置Pには、外側面16側に突出する凸部23、換言すれば、隣接する羽目板部材10の内側面12に向かって突出する凸部23が設けられる。該凸部23は、プレス装置(図示省略)に装着された半切金型により継手部材15を半切加工(塑性加工)することで円柱形に成形される。凸部23の外側面16からの突出高さH1は、例えば0.5~1.0mmであり、継手部材15の板厚T1よりも小さい。また、凸部23の外径D1は、例えば3mmであり、当該継手部材15の板厚T1よりも大きく、かつ抵抗スポット溶接装置(図示省略)の電極35の外径D2(
図3参照)よりも小さい。
【0012】
なお、凸部23の外径D1と、半切金型により凸部23と同時に成形される凹部27の内径d1との差の1/2は、使用する半切金型のクリアランスによるが、例えば0.2mmである。また、凸部23の環状の連結部28の板厚T2は、例えば0.5mmであり、凸部23の突出高さH1によるが、当該継手部材15の板厚T1の1/3程度である。
【0013】
溶接装置には、抵抗スポット溶接装置(図示省略)を使用する。一方の電極31(
図3参照)には、先端部32が平坦もしくは平坦に近い曲率半径の大きい電極を使用する。他方の電極35、即ち継手部材15の内側面17(部材合せ部20の内側面)に接触させる電極35には、電極31よりも先端部の曲率半径が小さいストレート形電極を使用する。なお、電極31と吹寄せ部材3の外側面6(外観面)との間には、電極プレート33を介在させる。
【0014】
そして、プロジェクション溶接工程では、
図5に示されるように、まず、部材合せ部20の溶接位置P(
図2参照)を一対の電極31,35(
図3参照)により挟圧する。この状態で、一対の電極31,35間に通電すると、溶接電流は、電極31から、電極プレート33、吹寄せ部材3、及び羽目板部材10を経由し、継手部材15の凸部23の端面24に入電される。凸部23に入電された溶接電流は、凸部23の環状の連結部28、及び凹部27の外周を通って電極35へ流れる。
【0015】
このとき、相対的に板厚(体積)が小さい凸部23の連結部28が通電初期の抵抗発熱により溶融し、
図6に示されるように、円柱形の凸部23が潰れて凹部27内に入り込むことにより、押し戻された凸部23の周囲の溶融が促進される。この状態で、一対の電極31,35(
図3参照)による加圧を維持し、通電を一定時間(サイクル)継続することにより、
図7に示されるように、部材合せ部20の溶接位置Pの部材界面にナゲット21(溶融部)が形成される。
【0016】
第1実施形態では、加圧力(8.5kN)、通電時間(20サイクル)、電流値(7.0kA)程度の溶接条件で、外径5.6mmから6.4mmのナゲット21が形成され、部材合せ部20の必要な接合強度を確保することができた。また、外観面(吹寄せ部材3の外側面6)には、凸部23の外周に沿った円形の焼けが僅かに見られるものの、凹凸(圧痕)がない平坦な溶接痕が形成された。
【0017】
ここで、鉄道車両構体がレーザ溶接により接合されるステンレス製の鉄道車両構体では、接合強度を確保するため、側窓周縁部の四隅の接合にスポット溶接を用いていたが、側窓周縁部の四隅は、鉄道利用者の目に触れやすく、外観品質を確保するため、スポット溶接による圧痕の修正を要していた。
【0018】
これに対し、第1実施形態では、継手部材15(内板部材)の溶接位置Pに、羽目板部材10側へ(隣接する板部材に向かって)突出する凸部23を半切加工(塑性加工)により形成し、吹寄せ部材3(外板部材)と羽目板部材10及び継手部材15(内板部材)とを重ね合わせて形成した部材合せ部20の溶接位置Pを、一対の電極31,35により挟圧してプロジェクション溶接により接合した。
【0019】
第1実施形態によれば、板厚(体積)が小さい凸部23の連結部28が、通電初期の抵抗発熱により溶融し、潰れた凸部23が半切加工により形成された凹部27内に入り込む(押し戻される)ので、溶接位置Pの溶融が促進され、部材合せ部20の溶接位置Pの部材界面に良好なナゲット径及び溶け込み率のナゲット21(溶融部)を形成することができる。また、第1実施形態では、吹寄せ部材3と電極31との間に電極プレート33を介在させたことで、外観面(外側面6)に凹凸がない平坦な溶接痕を形成することが可能となり、圧痕の修正にかかる工数を削減することができる。このように、第1実施形態では、プロジェクション溶接による高い接合強度と高い外観品質とを両立することができる。
【0020】
ここで、
図8に示されるように、継手部材15の内側面17に長方形の補強部材37(
図2参照)をさらに重ねて部材合せ部20を形成し、補強部材37の設計上の各溶接位置Pに、外側面42側に突出する凸部23、換言すれば、隣接する継手部材15の内側面17に向かって突出する凸部23を半切加工により形成し、前述した溶接条件と同一条件で、当該部材合せ部20の溶接位置Pをプロジェクション溶接により接合してもよい。なお、補強部材37には、継手部材15と同じ板厚1.5mmのステンレス鋼板を使用した。
【0021】
この場合、部材合せ部20の、補強部材37が重ねられた部分の各溶接位置Pには、外径7.5mmから8.5mmのナゲットが形成され、必要とする接合強度を確保することができた。また、外観面(吹寄せ部材3の外側面6)には、前述した第1実施形態と同等の溶接痕を得ることができた。なお、溶接条件は、ステンレス鋼板の板厚や重ね合わせる板の枚数に応じて適宜設定する。
【0022】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を
図9を参照して説明する。便宜上、第1実施形態の構成と同一又は相当する第2実施形態の構成については、同一の名称及び符号を付与する。
第1実施形態では、鉄道車両構体1(
図1参照)の側構えを構成する吹寄せ部材3と、該吹寄せ部材3の内側に設けられる羽目板部材10と、側窓周縁部5の四隅に配置される継手部材15とを順次重ね合わせ、溶接位置Pをプロジェクション溶接により接合した。
【0023】
これに対し、第2実施形態では、側構体を構成する腰板41(外板部材)と、長土台45及び台枠を構成する側梁47(内板部材)とを順次重ね合わせ、溶接位置(図示省略)をインダイレクトプロジェクション溶接により接合する。便宜上、腰板41、長土台45、及び側梁47を重ね合わせた部分(被接合部)を部材合せ部50と称する。
【0024】
ここで、腰板41、長土台45、及び側梁47の各部材は、従来の車両構体の各部材と同一である。よって、明細書の記載を簡潔にすることを目的に、腰板41、長土台45、及び側梁47の形状等の詳細な説明を省略する。なお、第2実施形態では、腰板41に板厚1.5mmのステンレス鋼板、長土台45に板厚1.5mmのステンレス鋼板、側梁47に板厚3.0mmのステンレス鋼板が使用される。
【0025】
第2実施形態では、長土台45(内板部材)の溶接位置に、側梁47側へ(隣接する板部材に向かって)突出する凸部23を半切加工(塑性加工)により形成する。そして、第2実施形態におけるインダイレクトプロジェクション溶接工程では、抵抗スポット溶接装置(図示省略)の電極31が部材合せ部50の溶接位置に位置決めされる。このとき、電極31と側梁47との間には、電極31側から順に、電極プレート33、腰板41、及び長土台45が配置される。また、他方の電極35(バック電極)は、側梁47の下面48に押し当てられる。
【0026】
この状態で、電極プレート33を介して電極31を部材合せ部50の溶接位置に加圧接触させ、一対の電極31,35間に通電すると、溶接電流は、電極31から、電極プレート33、腰板41、長土台45に形成された凹部27の外周、長土台45に形成された凸部23の環状の連結部28、凸部23、及び側梁47を通って電極35へ流れる。
【0027】
このとき、相対的に板厚(体積)が小さい凸部23の連結部28が通電初期の抵抗発熱により溶融し、円柱形の凸部23が潰れて凹部27内に入り込むことにより、押し戻された凸部23の周囲の溶融が促進される。この状態で、電極31による加圧を維持し、通電を一定時間(サイクル)継続することにより、部材合せ部50の溶接位置の部材界面にナゲット21(
図7参照)が形成される。
第2実施形態では、前述した第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
【0028】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を
図10、
図11を参照して説明する。便宜上、第1実施形態の構成と同一又は相当する第3実施形態の構成については、同一の名称及び符号を付与する。
第1実施形態では、継手部材15の溶接位置Pに、半切加工により成形した円柱形の凸部23を形成した。
【0029】
これに対し、第3実施形態では、継手部材15(内板部材)の溶接位置P(
図2参照)に、絞り加工により成形した円錐台形の凸部53を形成した。ここで、凸部53の外側面16からの突出高さH2は、継手部材15の板厚T1よりも小さい。また、凸部53の板厚T3は、継手部材15の板厚T1よりも小さく、凸部53の突出高さH2よりも僅かに大きい。さらに、凸部53の円形の端面54の外径D3は、継手部材15の板厚T1よりも大きい。
【0030】
そして、プロジェクション溶接工程では、部材合せ部20の溶接位置Pを一対の電極31,35(
図3参照)により挟圧する。この状態で、一対の電極31,35間に通電すると、溶接電流は、電極31から、電極プレート33、吹寄せ部材3(外板部材)、及び羽目板部材10(内板部材)を経由し、継手部材15の凸部53の端面54に入電される。凸部53に入電された溶接電流は、凸部53と同時に成形された凹部57の外周を通って電極35へ流れる。
【0031】
このとき、相対的に板厚(体積)が小さい凸部53が通電初期の抵抗発熱により溶融し、円錐台形の凸部53が潰れて凹部57内に入り込むことにより、押し戻された凸部53の周囲の溶融が促進される。この状態で、一対の電極31,35(
図3参照)による加圧を維持し、通電を一定時間(サイクル)継続することにより、部材合せ部20の溶接位置Pの部材界面にナゲット21(
図7参照)が形成される。
【0032】
第3実施形態では、前述した第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
なお、第3実施形態は、側構体を構成する腰板41(外板部材)と、長土台45及び台枠を構成する側梁47(内板部材)とを重ね合わせた部材合せ部50の溶接位置Pをインダイレクトプロジェクション溶接により接合する第2実施形態にも適用することができる。この場合も、第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0033】
1 鉄道車両構体、3 吹寄せ部材(外板部材)、15 継手部材(内板部材)、23 凸部、31,35 電極