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  • 特開-架装車両の貸し出しシステム 図1
  • 特開-架装車両の貸し出しシステム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024139241
(43)【公開日】2024-10-09
(54)【発明の名称】架装車両の貸し出しシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0645 20230101AFI20241002BHJP
【FI】
G06Q30/0645
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023050098
(22)【出願日】2023-03-27
(71)【出願人】
【識別番号】000110321
【氏名又は名称】トヨタ車体株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】重水 隆太
(72)【発明者】
【氏名】高平 正光
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB53
5L049BB53
(57)【要約】
【課題】架装車両を利用するにあたっての費用負担を小さく抑えることができる架装車両の貸し出しシステムを提供する。
【解決手段】架装車両の貸し出しシステムは、ネットワーク15を介して互いに接続された第1管理装置16と第2管理装置17と第3管理装置18とを備える。第1管理装置16は、顧客が要望する架装車両の仕様及び貸し出し期間に関する情報が記憶され、その情報に基づき製造された架装車両の顧客に対する貸し出しの管理を行う。第2管理装置17は、第1管理装置16に記憶された上記情報に基づき、ソーラーパネルを利用するに当たっての発注、納品、保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理を行う。第3管理装置18は、第1管理装置16に記憶された上記情報に基づき、架装車両に架装品を架装するに当たっての発注及び納品の管理を行う。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーラーパネル付きの架装車両を顧客の要望する仕様で発注し、その発注に基づき製造された前記架装車両を前記顧客に貸し出す架装車両の貸し出しシステムに適用され、
ネットワークを介して互いに接続された第1管理装置と第2管理装置と第3管理装置とを備え、
前記第1管理装置は、前記顧客が要望する前記架装車両の仕様及び貸し出し期間に関する情報が記憶され、その情報に基づき製造された架装車両の前記顧客に対する貸し出しの管理を行うものであり、
前記第2管理装置は、前記第1管理装置に記憶された前記情報に基づき、ソーラーパネルを利用するに当たっての少なくとも発注及び納品の管理を行うものであり、
前記第3管理装置は、前記第1管理装置に記憶された前記情報に基づき、前記架装車両に架装品を架装するに当たっての少なくとも発注及び納品の管理を行うものである架装車両の貸し出しシステム。
【請求項2】
前記第1管理装置、前記第2管理装置、及び前記第3管理装置に対して前記ネットワークを介して接続された第4管理装置を備え、
前記第4管理装置は、前記第1管理装置に記憶された前記情報に基づき、広告事業者による宣伝広告の管理を行うものである請求項1に記載の架装車両の貸し出しシステム。
【請求項3】
前記第2管理装置は、前記第1管理装置に記憶された前記情報に基づき、ソーラーパネルを利用するに当たっての保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理のうちの少なくとも一つの管理を、前記ソーラーパネルを利用するに当たっての発注及び納品の管理と併せて行うものである請求項1又は2に記載の架装車両の貸し出しシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、架装車両の貸し出しシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
移動販売車等の架装車両として、特許文献1に示されるソーラーパネル付きの車両を用いることが考えられる。上記架装車両を製造する際には、ベース車両に対し、各種の架装品が架装される。こうした架装品としては、ソーラーパネル及びバッテリといった電力設備、並びに、販売設備及び調理設備等の店舗什器といったものがあげられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2009-506742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、移動販売車等の架装車両を製造する際には、ベースとなる車両に対する架装品の架装にかかる費用が大きくなる。そして、こうした車両の架装費用の増大が、移動販売車等の架装車両を利用するにあたっての障害となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する架装車両の貸し出しシステムは、ソーラーパネル付きの架装車両を顧客の要望する仕様で発注し、その発注に基づき製造された架装車両を顧客に貸し出すものである。同システムは、ネットワークを介して互いに接続された第1管理装置と第2管理装置と第3管理装置とを備える。第1管理装置は、顧客が要望する架装車両の仕様及び貸し出し期間に関する情報が記憶され、その情報に基づき製造された架装車両の顧客に対する貸し出しの管理を行う。第2管理装置は、第1管理装置に記憶された上記情報に基づき、ソーラーパネルを利用するに当たっての少なくとも発注及び納品の管理を行う。第3管理装置は、第1管理装置に記憶された上記情報に基づき、架装車両に架装品を架装するに当たっての少なくとも発注及び納品の管理を行う。
【0006】
上記架装車両の貸し出しシステムは、架装車両を用いたサブスプリクション方式のビジネスをする貸し出し事業者によって用いられる。同システムの構成によれば、顧客がソーラーパネル付きの架装車両を利用する際、その架装車両における顧客が要望する仕様及び貸し出し期間に関する情報が上記システムにおける第1管理装置に記憶される。
【0007】
上記システムの第2管理装置は、第1管理装置に記憶された上記情報に基づき、ソーラーパネルを利用するに当たっての発注及び納品の管理を行う。詳しくは、第2管理装置は、パートナー事業者であるソーラーパネル事業者に対し、ソーラーパネル及びメインバッテリを発注するとともに、発注したソーラーパネル及びメインバッテリをパートナー事業者である架装事業者に納品するよう指示する。
【0008】
上記システムの第3管理装置は、第1管理装置に記憶された上記情報に基づき、架装車両に架装品を架装するに当たっての発注及び納品の管理を行う。詳しくは、第3管理装置は、架装車両のベースとなる車両の納品、すなわちパートナー事業者である架装事業者に対する納品を指示する。第3管理装置は、パートナー事業者である什器メーカーに対し販売設備等の架装品を発注するとともに、パートナー事業者であるバッテリ事業者に対し交換用バッテリ等の架装品を発注する。第3管理装置は、什器メーカー及びバッテリ事業者に対し、発注した架装品の架装事業者に対する納品を指示する。第3管理装置は、架装事業者に対し、ベースとなる車両への上記架装品の架装、及び、その架装がなされた架装車両の納品を指示する。
【0009】
架装事業者によって製造された架装車両は、貸し出し事業者に納品された後、その貸し出し事業者から顧客に貸し出される。顧客は、貸し出し事業者に対し利用料を支払うことにより、貸し出し期間の間は架装車両を利用することが可能になる。このため、架装車両を利用するために顧客自らが架装車両を製造するよりも、架装車両を利用する際における顧客の費用負担を小さく抑えることができる。
【0010】
架装車両にソーラーパネルを架装することにより、そのソーラーパネルの利用に関する補助金を受け取ることができる。そうした補助金を顧客に請求する架装車両の利用料に反映させれば、その利用料を低く抑えることが可能になる。また、貸し出し期間後に顧客から返却された架装車両及びその架装品は、他の顧客に貸し出す架装車両を製造する際に再利用される。これにより、顧客が支払う架装車両の利用料を低く抑えることが可能になる。更に、顧客に貸し出す架装車両の製造に関して、貸し出し事業者がパートナー事業者から仲介料を受け取ることにより、顧客に請求する架装車両の利用料に上記仲介料を反映させれば、その利用料を抑えることが可能になる。これらのことにより、顧客が架装車両を利用するにあたっての費用負担をより一層小さく抑えることができる。
【0011】
上記架装車両の貸し出しシステムは、第1管理装置、第2管理装置、及び第3管理装置に対してネットワークを介して接続された第4管理装置を備えるものとすることが考えられる。上記第4管理装置は、第1管理装置に記憶された上記情報に基づき、広告事業者による宣伝広告の管理を行うものとされる。
【0012】
この構成によれば、第4管理装置は、第1管理装置に記憶された上記情報に基づき、パートナー事業者である広告事業者による宣伝広告の管理を行う。詳しくは、第4管理装置は、広告事業者に対し、宣伝用ホームページの作成を依頼したり、架装車両で行うデジタルサイネージの手配を依頼したりする。貸し出し事業者が広告事業者から仲介料を受け取ることにより、顧客に請求する架装車両の利用料に上記仲介料を反映させれば、その利用料をより一層低く抑えることが可能になる。
【0013】
上記架装車両の貸し出しシステムにおいて、第2管理装置は、次のようなものとすることが考えられる。すなわち、第2管理装置は、第1管理装置に記憶された情報に基づき、ソーラーパネルを利用するに当たっての保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理のうちの少なくとも一つの管理を、ソーラーパネルを利用するに当たっての発注及び納品の管理と併せて行うものとされる。
【0014】
上記構成によれば、第2管理装置は、第1管理装置に記憶された上記情報に基づき、ソーラーパネルを利用するに当たっての発注及び納品の管理と併せて、ソーラーパネルを利用するに当たっての保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理を行う。詳しくは、第2管理装置は、予め定められたタイミングでソーラーパネル事業者に対し上記ソーラーパネルの保守を指示する。第2管理装置は、上記ソーラーパネル事業者に対し、上記ソーラーパネルの利用に関する補助金申請を指示するとともに、上記ソーラーパネルの利用に伴う売電費用の請求も指示する。これにより、ソーラーパネルを利用するに当たっての保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理についての顧客の負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】ソーラーパネル付き架装車両を示す正面図である。
図2】架装車両の貸し出しシステムを示す略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、架装車両の貸し出しシステムの一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、ソーラーパネル付きの架装車両の一例である移動販売車を示している。こうした架装車両は、ベース車両11に対し、各種の架装品を架装することによって製造される。上記架装品としては、例えばソーラーパネル、メインバッテリ、及び交換用バッテリ等の電力設備、販売設備及び調理設備等の店舗什器、並びに、液晶パネル等の広告設備といったものがあげられる。図1には、ベース車両11に架装された上記架装品として、ソーラーパネル12、販売設備13、及び液晶パネル14等が示されている。
【0017】
上記架装車両を利用するにあたっては、架装車両を製造する際のベース車両11に対する各種の架装品の架装費用が多く必要になることが障害となるため、上記架装車両を利用する際の費用負担を低く抑えることが望まれている。こうした要望に対応することを目的として、架装車両を利用したい顧客に利用料を課すことによって顧客が要望する架装車両を貸し出すサブスプリクション方式のビジネスが考えられている。こうしたビジネスをする貸し出し事業者は、顧客に貸し出す架装車両の管理をするため、例えば図2に示す架装車両の貸し出しシステムを用いる。
【0018】
架装車両の貸し出しシステムは、ネットワーク15を介して互いに接続された第1管理装置16と第2管理装置17と第3管理装置18と第4管理装置19とを備えている。第1管理装置16、第2管理装置17、第3管理装置18、及び第4管理装置19はそれぞれ、サーバーコンピュータによって実現されている。以下、第1管理装置16、第2管理装置17、第3管理装置18、及び第4管理装置19について個別に詳しく説明する。
【0019】
<第1管理装置16>
第1管理装置16は、顧客が要望する架装車両の仕様及び貸し出し期間に関する情報が記憶され、その情報に基づき製造された架装車両の顧客に対する貸し出しの管理を行うものである。第1管理装置16は、架装車両を利用しようとする顧客が所有するクライアント端末20と通信することが可能となっている。クライアント端末20としては、例えばパーソナルコンピュータが用いられる。顧客は、ソーラーパネル付きの架装車両を利用しようとするとき、顧客が要望する架装車両の仕様及び貸し出し期間に関する情報をクライアント端末20から第1管理装置16に送信する。クライアント端末20から第1管理装置16に有力された上記情報は、第1管理装置16の記憶装置に記憶される。このように記憶された情報は、ネットワーク15を介して第2管理装置17、第3管理装置18、及び第4管理装置19と共有される。
【0020】
<第2管理装置17>
第2管理装置17は、第1管理装置16の記憶装置に記憶された上記情報に基づき、架装車両に架装されるソーラーパネル12を利用するに当たっての少なくとも発注及び納品の管理を行うものである。第2管理装置17は、パートナー事業者であるソーラーパネル事業者に対し、ソーラーパネル12及びメインバッテリを発注するとともに、発注したソーラーパネル12及びメインバッテリをパートナー事業者である架装事業者に納品するよう指示する。
【0021】
第2管理装置17は、第1管理装置16の記憶装置に記憶された上記情報に基づき、ソーラーパネルを利用するに当たっての保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理を、上記発注及び上記納品の管理と併せて行うものとされる。第2管理装置17は、予め定められたタイミングで上記ソーラーパネル事業者に対し上記ソーラーパネル12の保守を指示する。第2管理装置17は、上記ソーラーパネル事業者に対し、上記ソーラーパネル12の利用に関する補助金申請を指示するとともに、上記ソーラーパネル12の利用に伴う売電費用の請求も指示する。
【0022】
<第3管理装置18>
第3管理装置18は、第1管理装置16の記憶装置に記憶された上記情報に基づき、架装車両に架装品を架装するに当たっての少なくとも発注及び納品の管理を行うものである。第3管理装置18は、架装車両のベース車両11の納品、すなわちパートナー事業者である架装事業者に対する納品を指示する。第3管理装置18は、パートナー事業者である什器メーカーに対し販売設備13等の架装品を発注するとともに、パートナー事業者であるバッテリ事業者に対し交換用バッテリ等の架装品を発注する。第3管理装置18は、什器メーカー及びバッテリ事業者に対し、発注した架装品の架装事業者に対する納品を指示する。第3管理装置18は、架装事業者に対し、ベース車両11への上記架装品の架装、及び、その架装がなされた架装車両の納品を指示する。
【0023】
<第4管理装置19>
第4管理装置19は、第1管理装置16の記憶装置に記憶された上記情報に基づき、広告事業者による宣伝広告の管理を行うものである。第4管理装置19は、広告事業者に対し、宣伝用ホームページの作成を依頼したり、架装車両の液晶パネル14で行うデジタルサイネージの手配を依頼したりする。
【0024】
ソーラーパネル付き架装車両は、架装事業者がベース車両11に対し各種の架装品を架装することによって製造される。架装事業者によって製造されたソーラーパネル付き架装車両は、貸し出し事業者に納品された後、その貸し出し事業者から顧客に貸し出される。顧客は、貸し出し事業者に対し利用料を支払うことにより、貸し出し期間の間は架装車両を利用することが可能になる。顧客は、貸し出し期間が終了した後、貸し出されていた架装車両を貸し出し事業者に返却する。顧客から返却された架装車両及びその架装品は、他の顧客に貸し出す架装車両を製造する際に再利用される。
【0025】
次に、本実施形態の架装車両の貸し出しシステムの作用効果について説明する。
(1)顧客は、貸し出し事業者に利用料を支払うことにより、貸し出し事業者から、自分の要望する貸し出し期間及び仕様のソーラーパネル付き架装車両の貸し出しを受けることができる。顧客は、架装車両の貸し出しを受けるための利用料を貸し出し事業者に支払うだけで、架装車を利用することができる。このため、架装車両を利用するために顧客自らが架装車両を製造するよりも、架装車両を利用する際の費用負担を小さく抑えることができる。
【0026】
(2)第2管理装置17は、予め定められたタイミングでソーラーパネル事業者に対し上記ソーラーパネルの保守を指示する。第2管理装置17は、上記ソーラーパネル事業者に対し、上記ソーラーパネルの利用に関する補助金申請を指示するとともに、上記ソーラーパネルの利用に伴う売電費用の請求も指示する。これにより、ソーラーパネルを利用するに当たっての保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理についての顧客の負担を低減することができる。
【0027】
(3)架装車両にソーラーパネル12を架装することにより、そのソーラーパネル12の利用に関する補助金を受け取ることができる。そうした補助金を顧客に請求する架装車両の利用料に反映させれば、その利用料を低く抑えることが可能になる。また、貸し出し期間後に顧客から返却された架装車両及びその架装品は、他の顧客に貸し出す架装車両を製造する際に再利用される。これにより、顧客が支払う架装車両の利用料を低く抑えることが可能になる。更に、顧客に貸し出す架装車両の製造に関して、貸し出し事業者がパートナー事業者から仲介料を受け取ることにより、顧客に請求する架装車両の利用料に上記仲介料を反映させれば、その利用料を低く抑えることが可能になる。これらのことにより、顧客が架装車両を利用するにあたっての費用負担をより一層小さく抑えることができる。
【0028】
(4)架装車両で用いる電力をソーラーパネル12による発電を通じて賄うことができるため、架装車両による移動販売等で必要とされる電力にかかるコストを低く抑えることができる。
【0029】
(5)架装車両に関係する宣伝用ホームページ、及び、架装車両を用いたデジタルサイネージに関して、貸し出し事業者が広告事業者から仲介料を受け取ることにより、顧客に請求する架装車両の利用料に上記仲介料を反映させれば、その利用料をより一層低く抑えることが可能になる。これにより、顧客が架装車両を利用するにあたっての費用負担をより一層小さく抑えることができる。
【0030】
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第2管理装置17は、必ずしもソーラーパネルを利用するに当たっての保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理を行うものである必要はない。
【0031】
・第2管理装置17は、必ずしもソーラーパネルを利用するに当たっての保守、補助金申請、及び売電費用請求の管理のうちの全部を行うものである必要はなく、少なくとも一つの管理を行うものであってもよい。
【0032】
・第2管理装置17は、架装車両の利用場所の申請を行うものであってもよい。この場合、顧客は、貸し出された架装車両を利用する際の利用場所の申請を行う必要がなくなるため、その申請の手間を省くことができる。
【0033】
・架装車両の貸し出しシステムにおいて、広告事業者による宣伝広告に関する管理をしない場合には、第4管理装置19を省略してもよい。
・ソーラーパネル付き架装車両として、移動販売車以外のもの、例えばキャンピングカー等を貸し出してもよい。
【符号の説明】
【0034】
11…ベース車両
12…ソーラーパネル
13…販売設備
14…液晶パネル
15…ネットワーク
16…第1管理装置
17…第2管理装置
18…第3管理装置
19…第4管理装置
20…クライアント端末
図1
図2