(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024139274
(43)【公開日】2024-10-09
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
H05K 5/02 20060101AFI20241002BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20241002BHJP
【FI】
H05K5/02 L
H04M1/02 C
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023050143
(22)【出願日】2023-03-27
(71)【出願人】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100132045
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 伸
(74)【代理人】
【識別番号】100195534
【弁理士】
【氏名又は名称】内海 一成
(72)【発明者】
【氏名】石橋 賢二
【テーマコード(参考)】
4E360
5K023
【Fターム(参考)】
4E360AB05
4E360AB13
4E360AB33
4E360BC05
4E360BD01
4E360CA02
4E360EA14
4E360EB04
4E360GA29
4E360GB26
5K023AA07
5K023BB25
(57)【要約】
【課題】カバーを取り外さずに水を抜きやすい電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器1は、外部の空間と内部の空間とを連通させるメッシュ部36を有する筐体10と、メッシュ部36の平面視においてメッシュ部36の一部に重なって位置する保護部30とを備える。保護部30は、メッシュ部36に接触せずにメッシュ部36に沿って延在する第1部分と、保護部30からメッシュ部36に向かって突出し、先端でメッシュ部36に接触する第2部分34とを有する。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部の空間と内部の空間とを連通させるメッシュ部を有する筐体と、
前記メッシュ部の平面視において前記メッシュ部の一部に重なって位置する保護部と
を備え、
前記保護部は、前記メッシュ部に接触せずに前記メッシュ部に沿って延在する第1部分と、前記保護部から前記メッシュ部に向かって突出し、先端で前記メッシュ部に接触する第2部分とを有する、
電子機器。
【請求項2】
前記筐体は、前記メッシュ部から見て前記保護部の反対側に位置する水溜部を区画する壁部を有し、
前記保護部の第1部分は、前記メッシュ部の平面視において、前記メッシュ部のうち前記水溜部に面する部分の半分より小さい範囲において前記メッシュ部に重なって位置し、
前記保護部の第2部分の少なくとも一部は、前記メッシュ部のうち前記水溜部に面する部分において前記メッシュ部に接触する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記筐体は、内部にスピーカを有し、
前記水溜部は、前記スピーカと前記メッシュ部とを連通させる部分と、底部を有する部分とを含み、
前記保護部の第2部分の少なくとも一部は、前記メッシュ部のうち前記底部に面する部分において前記メッシュ部に接触する、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記メッシュ部のメッシュ間隔は、水のメニスカスを生じさせる間隔以下である、請求項1から3までのいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記保護部の第2部分は、ボス又はリブである、請求項1から3までのいずれか一項に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、筐体から着脱可能に構成されるフロントパネルを備える電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子機器の中に水が入った場合、フロントパネルを取り外して水を抜くことができる。しかし、フロントパネルのようなカバーを取り外すことができるようにするために電子機器の設計に制約が生じる。
【0005】
本開示は、カバーを取り外さなくても水を抜きやすい電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る電子機器は、外部の空間と内部の空間とを連通させるメッシュ部を有する筐体と、前記メッシュ部の平面視において前記メッシュ部の一部に重なって位置する保護部とを備える。前記保護部は、前記メッシュ部に接触せずに前記メッシュ部に沿って延在する第1部分と、前記保護部から前記メッシュ部に向かって突出し、先端で前記メッシュ部に接触する第2部分とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、カバーを取り外さずに水を抜きやすい電子機器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係る電子機器の一例を示す斜視図である。
【
図6A】メッシュ部に接触した水にメニスカスが生じることによって水がメッシュ部を通過できない状態を示す図である。
【
図6B】メッシュ部にボスが接触することによってメニスカスが破壊されることによって水がメッシュを通過する状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態に係る電子機器は、携帯電話、又はスマートフォン等の携帯電子機器であってよい。本実施形態に係る電子機器は、携帯電子機器に限定されるものではない。電子機器は、デスクトップPC(Personal Computer)、ノートPC、タブレット型PC、家電製品、産業用機器若しくはFA(Factory Automation)機器、又は専用端末等の種々の電子機器であってよい。
【0010】
図1に示されるように、一実施形態に係る電子機器1は、筐体10とディスプレイ12とを備える。筐体10はディスプレイ12を保持する。ディスプレイ12は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、無機ELディスプレイ等の表示デバイスであってよいが、これらに限られない。ディスプレイ12は、タッチセンサを備えるタッチパネルとして構成されてもよい。電子機器1は、スピーカ14(
図4又は
図5参照)を更に備える。
【0011】
本実施形態において筐体10の形状は略直方体であるとする。筐体10は、ディスプレイ12が位置する第1面と、表面の反対側に位置する第2面とを備える。第1面はZ軸正方向に向くとする。第1面は前面とも称される。第2面はZ軸負方向に向くとする。第2面は背面とも称される。筐体10の各面は、平面に限られず、湾曲形状等を含む曲面であってよい。筐体10の各面は、互いに交差するように接続してよい。筐体10の各面は、互いになめらかに接続してよい。筐体10の形状は略直方体に限られず他の種々の形状であってよい。
【0012】
電子機器1は、Y軸正方向側の端部に位置する上端部カバー20と、Y軸負方向側の端部に位置する下端部カバー30とを備える。上端部カバー20及び下端部カバー30は、端部カバーとも総称される。電子機器1は、Y軸正方向の端部に位置する衝撃吸収部材40と、Y軸負方向の端部に位置する衝撃吸収部材50とを備える。
【0013】
図2に示されるように、電子機器1は、Y軸正方向側の端部にメッシュ部24を備える。筐体10の内部にスピーカ14が配置されている場合、メッシュ部24、35及び36は、スピーカ14から発生する音声が筐体10の外部に伝わるように、スピーカ14が配置されている筐体10の内部の空間と、筐体10の外部の空間とを連通させる。メッシュ部24は、例えば網目状に構成されてよいし複数の孔を有してもよい。
【0014】
メッシュ部24の一部は、筐体10の第1面の平面視において、上端部カバー20によって覆われている。言い換えれば、上端部カバー20は、メッシュ部24の平面視においてメッシュ部24の一部に重なって位置する。
【0015】
図3に示されるように、電子機器1は、Y軸負方向側の端部にメッシュ部35及び36を備える。メッシュ部35の一部、及び、メッシュ部36の一部は、筐体10の第1面の平面視において、下端部カバー30によって覆われている。言い換えれば、下端部カバー30は、メッシュ部35及び36の平面視においてメッシュ部35の一部及びメッシュ部36の一部に重なって位置する。
【0016】
上端部カバー20は、メッシュ部24に接触せずにメッシュ部24に沿って延在する部分と、メッシュ部24に接触する突起部23とを有する。下端部カバー30は、メッシュ部35及び36に接触せずにメッシュ部35及び36に沿って延在する部分と、メッシュ部35に接触する突起部33と、メッシュ部36に接触する突起部34とを有する。上端部カバー20のうちメッシュ部24に接触せずにメッシュ部24に沿って延在する部分、並びに、下端部カバー30のうちメッシュ部35及び36に接触せずにメッシュ部35及び36に沿って延在する部分は、第1部分とも称される。上端部カバー20のうちメッシュ部24に接触する部分、並びに、下端部カバー30のうちメッシュ部35に接触する部分及びメッシュ部36に接触する部分は、第2部分とも称される。
【0017】
上端部カバー20及び下端部カバー30は、メッシュ部24、35及び36の保護部とも称される。保護部は、第1部分と第2部分とを有する。第1部分は、メッシュ部に接触せずにメッシュ部に沿って延在する。第2部分は、保護部からメッシュ部に向かって突出し、先端でメッシュ部に接触する。
【0018】
図4及び
図5に示されるように、筐体10は、メッシュ部36よりも内側で空間を区画する壁部16A及び16Bと底部16Cとを有する。壁部16A及び16Bと底部16Cとによって区画される空間は、後述するように筐体10の内部に侵入した水を集めるために用いられ、水溜部16とも称される。メッシュ部36は、水溜部16を覆う位置に配置される。また、壁部16A及び16Bと底部16Cとによって区画される水溜部16は、メッシュ部36から見て下端部カバー30の反対側に位置する。
【0019】
水溜部16は、筐体10の内部に配置されているスピーカ14と、メッシュ部36の外側に広がる空間との間に位置する。下端部カバー30は、メッシュ部36から見て筐体10の外側に位置する。下端部カバー30は、メッシュ部36に向かって突出する突起部34を有する。突起部34は、先端でメッシュ部36に接触する。突起部34は、メッシュ部36を押圧するように配置されてもよい。
【0020】
ここで、電子機器1において、メッシュ部36が筐体10の外側に広がる空間と筐体10の内側に広がる空間とを区画することによって、筐体10の内部に水が侵入しにくくなる。しかしながら、メッシュ部36に高い水圧がかかることによって水がメッシュ部36を通過することがある。メッシュ部36を通過した水は、筐体10の内側に侵入する。筐体10の内側に侵入した水は、メッシュ部36によって外に排出されにくい。
【0021】
具体的に、
図6Aに例示されるように、メッシュ部36に侵入水5が接触した場合に、メッシュ部36の隙間にメニスカス湾曲面5Aが形成されることによって侵入水5がメッシュ部36を通過できないことがある。この場合、メッシュ部36のメッシュ間隔は、侵入水5のメニスカスを生じさせる間隔以下である。
【0022】
本実施形態に係る電子機器1において、
図6Bに例示されるように、メッシュ部36に突起部34が接触している。メッシュ部36に突起部34が接触することによって、メッシュ部36と突起部34との間にメニスカスが生じる。メッシュ部36と突起部34との間にメニスカスが生じることによって、メッシュ部36の隙間に形成されているメニスカス湾曲面5Aが破壊される。その結果、侵入水5は、メッシュ部36を通過しやすくなる。例えば、電子機器1を軽く振るだけで侵入水5が筐体10の外部に排出される。
【0023】
突起部34が筐体10の外側からメッシュ部36に接触することによって、筐体10の外側の水は突起部34の側にとどまりやすい。したがって、メッシュ部36に対して外側から突起部34が接触している部分において、水は、メッシュ部36を内側から外側に向けて通過しやすく、外側から内側に向けて通過しにくい。
【0024】
メッシュ部36に対して、フッ素系樹脂又はシリコン系樹脂等の防水材料を用いた撥水加工が施されてもよい。メッシュ部36は、フッ素系樹脂又はシリコン系樹脂等の防水性の合成繊維によって構成されていてもよい。メッシュ部36に撥水加工が施されていること、又は、メッシュ部36が防水性の合成繊維によって構成されていることによって、筐体10の外側の水は突起部34の側によりとどまりやすくなる。一方で、メッシュ部36に対して外側から突起部34が接触している部分において、水は、メッシュ部36を内側から外側に向けて通過しやすい。
【0025】
筐体10の内部に水が侵入した場合、水をメッシュ部36から効率的に排出するために、メッシュ部36が面している水溜部16に水が集められる。水溜部16に集められた水を効率的に筐体10の外側に排出できるように、突起部34は、メッシュ部36のうち水溜部16に面する部分においてメッシュ部36に接触するように配置されてよい。
【0026】
メッシュ部36に近い位置に集まった水は、効率的に排出される。例えば、底部16Cで区画されている部分に集められた水は、底部16Cが存在せずスピーカ14の空間と連通する部分に集められた水よりもメッシュ部36に近い。突起部34は、メッシュ部36のうち底部16Cに面する部分においてメッシュ部36に接触するように配置されてよい。このようにすることで、水が筐体10の外側に効率的に排出される。
【0027】
突起部34は、ボス又はリブであってよい。突起部34は、複数のボスとして構成されてもよい。突起部34は、メッシュ部36に接触する面の輪郭が長くなるように配置されてよい。突起部34は、少なくとも一部でメッシュ部36に接触すればよい。言い換えれば、保護部の第2部分の少なくとも一部がメッシュ部に接触すればよい。
【0028】
下端部カバー30のうちメッシュ部36に沿って延在する部分は、メッシュ部36のうち水溜部16に面する部分の半分より小さい範囲においてメッシュ部36に重なって位置してよい。つまり、保護部の第1部分は、メッシュ部36の平面視において、メッシュ部36のうち水溜部16に面する部分の半分より小さい範囲においてメッシュ部36に重なって位置してよい。保護部の第1部分がメッシュ部36に重なる範囲が小さいことによって、スピーカ14から発生する音声が保護部によって遮られにくくなる。
【0029】
(まとめ)
以上述べてきたように、本開示の一実施形態に係る電子機器1は、メッシュ部のうち水溜部に面している部分に対して筐体10の外側から突起部を接触させる。このようにすることで、メッシュ部の内側に侵入した水が筐体10の外側に排出されやすい。
【0030】
比較例に係る機器において、メッシュ部のうち内部の空間に面している部分に何も接触していない。比較例に係る機器において、メッシュ部におけるメニスカスの発生によって、機器を振っただけでは水が外側に抜けにくい。そこで、内部に侵入した水を拭き取れるようにカバーを取り外す必要が生じる。
【0031】
一方で、本開示によれば、電子機器1を軽く振る程度でメッシュ部から水が排出される。つまり、カバーを取り外さなくても水を抜きやすい電子機器1が提供される。
【0032】
また、本開示の一実施形態に係る電子機器1において、保護部の第2部分は、メッシュ部に対して広い面積で接触せずに一部で接触する。このようにすることで、水の排出が保護部によって妨げられにくい。その結果、水が効率的に排出される。
【0033】
本開示に係る実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は改変を行うことが可能であることに注意されたい。従って、これらの変形又は改変は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部などに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部などを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【0034】
本開示において「第1」及び「第2」等の記載は、当該構成を区別するための識別子である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1面は、第2面と識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。
【0035】
一実施形態において、(1)電子機器は、外部の空間と内部の空間とを連通させるメッシュ部を有する筐体と、前記メッシュ部の平面視において前記メッシュ部の一部に重なって位置する保護部とを備える。前記保護部は、前記メッシュ部に接触せずに前記メッシュ部に沿って延在する第1部分と、前記保護部から前記メッシュ部に向かって突出し、先端で前記メッシュ部に接触する第2部分とを有する。
【0036】
(2)上記(1)に記載の電子機器において、前記筐体は、前記メッシュ部から見て前記保護部の反対側に位置する水溜部を区画する壁部を有してよい。前記保護部の第1部分は、前記メッシュ部の平面視において、前記メッシュ部のうち前記水溜部に面する部分の半分より小さい範囲において前記メッシュ部に重なって位置してよい。前記保護部の第2部分の少なくとも一部は、前記メッシュ部のうち前記水溜部に面する部分において前記メッシュ部に接触してよい。
【0037】
(3)上記(2)に記載の電子機器において、前記筐体は、内部にスピーカを有してよい。前記水溜部は、前記スピーカと前記メッシュ部とを連通させる部分と、底部を有する部分とを含んでよい。前記保護部の第2部分の少なくとも一部は、前記メッシュ部のうち前記底部に面する部分において前記メッシュ部に接触してよい。
【0038】
(4)上記(1)から(3)までのいずれか1つに記載の電子機器において、前記メッシュ部のメッシュ間隔は、水のメニスカスを生じさせる間隔以下であってよい。
【0039】
(5)上記(1)から(4)までのいずれか1つに記載の電子機器において、前記保護部の第2部分は、ボス又はリブであってよい。
【符号の説明】
【0040】
1 電子機器
5 侵入水(5A:メニスカス湾曲面)
10 筐体
12 ディスプレイ
14 スピーカ
16 水溜部(16A、16B:壁部、16C:底部)
20 上端部カバー(23:突出部)
24 メッシュ部
30 下端部カバー(33、34:突出部)
35、36 メッシュ部
40 衝撃吸収部材
50 衝撃吸収部材
【手続補正書】
【提出日】2024-03-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部の空間と内部の空間とを連通させるメッシュ部を有する筐体と、
前記メッシュ部の平面視において前記メッシュ部の一部に重なって位置する保護部と
を備え、
前記保護部は、前記メッシュ部に接触せずに前記メッシュ部に沿って延在する第1部分と、前記メッシュ部に向かって突出し、先端で前記メッシュ部に接触する第2部分とを有する、
電子機器。
【請求項2】
前記筐体は、前記メッシュ部から見て前記保護部の反対側に位置する水溜部を有し、
前記保護部の第1部分は、前記メッシュ部の平面視において、前記メッシュ部のうち前記水溜部に面する部分の半分より小さい範囲において前記メッシュ部に重なって位置し、
前記保護部の第2部分の少なくとも一部は、前記メッシュ部のうち前記水溜部に面する部分において前記メッシュ部に接触する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記筐体は、内部にスピーカを有し、
前記水溜部は、底部を有し、
前記保護部の第2部分の少なくとも一部は、前記メッシュ部のうち前記底部に面する部分において前記メッシュ部に接触する、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記メッシュ部のメッシュ間隔は、水のメニスカスを生じさせる間隔以下である、請求項1から3までのいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記保護部の第2部分は、ボス又はリブである、請求項1から3までのいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記水溜部は、前記水溜部を区画する壁部を有する、請求項2に記載の電子機器。
【請求項7】
前記水溜部は、前記スピーカと前記メッシュ部とを連通させる部分を含む、請求項3に記載の電子機器。
【請求項8】
前記メッシュ部は、網目状に構成される、請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記メッシュ部は、複数の孔を有する、請求項1に記載の電子機器。